JP2003043862A - 潜像担持体及び画像形成装置ならびに制振部材 - Google Patents

潜像担持体及び画像形成装置ならびに制振部材

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JP2003043862A
JP2003043862A JP2001365058A JP2001365058A JP2003043862A JP 2003043862 A JP2003043862 A JP 2003043862A JP 2001365058 A JP2001365058 A JP 2001365058A JP 2001365058 A JP2001365058 A JP 2001365058A JP 2003043862 A JP2003043862 A JP 2003043862A
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Takatsugu Fujishiro
宇貢 藤城
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄肉の円筒体を潜像担持体として用いた場合
に、騒音の発生を防止する。 【解決手段】 感光体ドラム25の内部に装着される制
振部材33は、片側端部を端面33aにより閉鎖された
円筒形状となっている。制振部材の円筒内に組立治具4
1を挿入して端面33aを押圧し、制振部材33をドラ
ム内に押し込む。制振部材33の感光体ドラム25への
装着が容易にできる。また、弾性体で形成された制振部
材33により制振効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プロセス
を有する画像形成装置に使用される潜像担持体(感光
体)及び画像形成装置ならびに潜像担持体内に配置され
る制振部材に関し、特に潜像担持体における騒音防止技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ、プリンタ、印刷
機等の画像形成装置において実行される画像形成処理の
一つに帯電処理がある。この処理は、潜像担持体である
感光体に対して一様な電荷を帯電させる処理であるが、
その方法として、コロナ放電による帯電あるいは接触帯
電がある。
【0003】コロナ放電方式は、感光体との間に所定間
隔を設けてコロナチャージャを配置し、チャージャワイ
ヤに高電圧を印加することによりコロナ放電を行う方式
である。
【0004】この方式では、放電時にオゾンや窒素酸化
物などの放電生成物が発生し、この生成物が環境悪化を
招くため、近年では、低電圧の印加が可能で上述した不
具合を発生させない接触帯電方式が採用されるようにな
っている。
【0005】接触帯電方式は、導電性のローラやブラシ
あるいはブレードを感光体に接触させ、両者間に電圧を
印加して感光体への電荷注入を行うものである。接触帯
電方式の場合には、低電圧の印加で済ませることがで
き、放電生成物の発生がないものの、感光体と直接接触
するため、感光体上に残留したトナー等の付着物が逆転
移しやすい。
【0006】しかも、長時間放置されたままになると、
感光体に接触している帯電部材の一部が永久歪みを発生
して変形し、再度帯電処理を行う場合には感光体との間
の接触状態が変化することがある。この結果、感光体に
対する一様接触が損なわれることにより帯電ムラを招く
虞があった。
【0007】このようなことから、感光体と接触部材と
の間に微小な所定間隔を維持させて、所謂、感光体と帯
電部材との間に非接触な状態の帯電範囲を形成する技術
が提案されている。すなわち、非接触帯電と接触帯電の
中間的な帯電方法として、感光体と帯電部材(適切な導
電性と弾性を有したブラシ、ローラ状ブラシ、ローラ、
ブレード、ベルト等の部材)との間に微小なギャップを
設け、直流又は交流を重畳した直流電圧を印加して帯電
を行う方法(近接帯電)も近年採用されはじめている。
この近接帯電方式の構成例として、例えば、帯電部材を
ローラとした場合、帯電ローラの軸方向両側周面に所定
厚さのフィルムを捲装し、フィルムの厚さにより微小間
隔の隙間を設ける構成がある。
【0008】上記微小間隔の隙間は所定寸法で維持され
ることが帯電特性を変化させない上で重要となる。つま
り、上記隙間が維持されていることを前提とした場合、
比較的設定が容易なDC電圧を印加することにより一様
帯電できるが、その隙間が所定間隔より大きくなるよう
に変化した場合には、その大きくなる変化に応じて帯電
電位が変化する。
【0009】このため、従来では、DC電圧に対してA
C電圧を重畳して隙間変化が生じた場合でも一様な帯電
特性が得られるようにすることが行われている。感光体
は、比較的軽量材質で導電性を有する芯金、具体的には
アルミニュウムを薄肉構成とした円筒が用いられる。こ
のような構成の感光体では、稼動中に騒音を発生する場
合がある。つまり、感光体には、帯電、書き込み、現
像、転写およびクリーニングの各処理を行う装置が対向
して配置されている。これら装置のうちで、特に、帯電
装置とクリーニング装置は、感光体の騒音発生源となる
ことが多い。
【0010】帯電装置は、上述した帯電条件からも明ら
かなように、DC電圧に重畳させてAC電圧が印加され
るため、AC電圧の印加時に薄肉の円筒部が共振しやす
くなり、この共振が原因して周辺部に騒音を伝搬する。
【0011】クリーニング装置では、感光体に接触する
ブレードが設けられているものがあり、ブレードが感光
体の移動に伴う引きずりと元位置への復帰を繰り返すこ
とにより薄肉の円筒部で振動し、感光体が共鳴して騒音
を発生することになる。
【0012】従来、上記の問題点を解決するために、特
開平7−72641号公報においては、感光体を中実、
即ち円柱状で剛体製の支持体で構成している。また、特
開平11−184308号公報においては、2つ以上の
弾性体と円柱部材を感光体内部に設置している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平7−7
2641号公報に示される技術では、中実の金属性基体
を用いるため、コストアップを招いてしまうとともに、
非常に重量が増してしまい、例えばユーザーが交換時に
落下させてしまったり、感光体表面を傷付けてしまう等
の問題が発生し易くなってしまう。
【0014】また、特開平11−184308号公報に
示される技術では、複雑な制振部材を用いるため、コス
トアップを招いてしまう。本発明の目的は、従来の潜像
担持体及びこれを用いる画像形成装置における問題に鑑
み、薄肉の円筒体を潜像担持体として用いた場合に、騒
音の発生を防止できる潜像担持体及び画像形成装置を提
供することにある。
【0015】また、潜像担持体の共振を防いで騒音の発
生を防止できる制振部材を提供することも本発明の課題
である。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、本発明に
より、薄肉の円筒基体の表面に感光層を有し、感光層が
一様帯電された後に、光書き込みにより画像に対応した
静電潜像を形成可能な潜像担持体であって、前記円筒基
体内部に損失正接tanδが0.5以上の弾性体により
形成された制振部材が配置されていることにより解決さ
れる。
【0017】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記制振部材が円柱形状であることを提案する。ま
た、前記の課題を解決するため、本発明は、前記制振部
材が円筒形状で損失正接tanδが0.6以上の材質に
より形成されていることを提案する。
【0018】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記制振部材が、前記潜像担持体の円筒基体に圧入
されていることを提案する。また、前記の課題を解決す
るため、本発明は、前記制振部材が、前記潜像担持体の
円筒基体に接着されていることを提案する。
【0019】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記制振部材の重量が、前記潜像担持体を帯電させ
る帯電部材の重量の70%以上であることを提案する。
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記制振
部材の体積が、前記潜像担持体の体積の30%以上であ
ることを提案する。
【0020】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記制振部材の硬度が、JIS硬度で30〜70度
であることを提案する。また、前記の課題を解決するた
め、本発明は、前記制振部材が、前記潜像担持体の帯電
領域の軸方向長さの60%以上の長さを有していること
を提案する。
【0021】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記円筒基体の内径をD、前記制振部材の外径をd
としたとき、D≦d≦(D+1mm)であることを提案
する。また、前記の課題を解決するため、本発明は、前
記制振部材がゴム製であることを提案する。
【0022】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記制振部材が樹脂製であることを提案する。ま
た、前記の課題を解決するため、本発明は、前記円筒形
状制振部材の円筒内に剛体を挿入配置することを提案す
る。
【0023】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記制振部材の少なくとも一方側端部の外周部が小
径部となっていることを提案する。また、前記の課題を
解決するため、本発明は、前記円筒形状制振部材の片側
端部が閉鎖されていることを提案する。
【0024】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記閉鎖された片側端部の外周部が小径部となって
いることを提案する。また、前記の課題を解決するた
め、本発明は、前記円筒形状の制振部材が、シート状弾
性体を円筒形状にしたものであることを提案する。
【0025】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記シート状弾性体を円筒形状にした際のシート端
部の合わせ目又は重なりが軸に非平行であることを提案
する。また、前記の課題を解決するため、本発明は、前
記円筒形状制振部材の肉厚が4mm以上であることを提
案する。
【0026】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記制振部材が円筒基体内面との接触面に凹部を有
することを提案する。また、前記の課題を解決するた
め、本発明は、前記感光層上に保護層を設けることを提
案する。
【0027】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記保護層にフィラーを含有することを提案する。
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記保護
層に電荷輸送物質を含有することを提案する。
【0028】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、当該潜像担持体が非接触方式により帯電されること
を提案する。また、前記の課題を解決するため、本発明
は、当該潜像担持体が近接帯電方式により帯電されるこ
とを提案する。
【0029】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、当該潜像担持体が接触方式により帯電されることを
提案する。また、前記の課題を解決するため、本発明
は、当該潜像担持体が磁気ブラシによる接触方式により
帯電されることを提案する。
【0030】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、直流成分に交流成分を重畳した帯電バイアスを印加
して前記潜像担持体を帯電させることを提案する。
【0031】また、前記の課題は、本発明により、少な
くとも電子写真感光体を具備する電子写真装置用プロセ
スカートリッジであって、前記電子写真感光体が請求項
1〜27のいずれか1項に記載の潜像担持体であること
を特徴とするプロセスカートリッジにより解決される。
また、前記の課題は、本発明により、請求項1〜28の
いずれか1項に記載の潜像担持体が搭載されていること
を特徴とする画像形成装置により解決される。
【0032】また、前記の課題は、本発明により、画像
形成装置の潜像担持体の内部に配置される制振部材であ
って、損失正接tanδが0.5以上の弾性体により形
成されていることを特徴とする制振部材により解決され
る。また、前記の課題を解決するため、本発明は、当該
制振部材が円柱形状であることを提案する。
【0033】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、当該制振部材が円筒形状で損失正接tanδが0.
6以上であることを提案する。また、前記の課題を解決
するため、本発明は、当該制振部材が配置される潜像担
持体を帯電させる帯電部材の重量の70%以上の重量を
有することを提案する。
【0034】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、当該制振部材が配置される潜像担持体の体積の30
%以上の体積を有することを提案する。また、前記の課
題を解決するため、本発明は、JIS硬度で30〜70
度の硬度であることを提案する。
【0035】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、当該制振部材が配置される潜像担持体の帯電領域の
軸方向長さの60%以上の長さを有していることを提案
する。また、前記の課題を解決するため、本発明は、当
該制振部材が配置される潜像担持体の内径をD、当該制
振部材の外径をdとしたとき、D≦d≦(D+1mm)
であることを提案する。
【0036】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、当該制振部材がゴム製であることを提案する。ま
た、前記の課題を解決するため、本発明は、当該制振部
材が樹脂製であることを提案する。
【0037】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記円筒形状制振部材の円筒内に剛体を挿入配置す
ることを提案する。また、前記の課題を解決するため、
本発明は、当該制振部材の少なくとも一方側端部の外周
部が小径部となっていることを提案する。
【0038】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記円筒形状制振部材の片側端部が閉鎖されている
ことを提案する。また、前記の課題を解決するため、本
発明は、前記閉鎖された片側端部の外周部が小径部とな
っていることを提案する。
【0039】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記円筒形状制振部材が、シート状弾性体を円筒形
状にしたものであることを提案する。また、前記の課題
を解決するため、本発明は、前記シート状弾性体を円筒
形状にした際のシート端部の合わせ目又は重なりが軸に
非平行であることを提案する。
【0040】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記円筒形状制振部材の肉厚が4mm以上であるこ
とを提案する。また、前記の課題を解決するため、本発
明は、画像形成装置の潜像担持体内面と接触する面に凹
部を有することを提案する。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1はフルカラー画像形成装置の構
成図、図2は図1に示す画像形成装置における作像装置
の拡大図、図3は図2に示す作像装置における帯電装置
の側面図である。
【0042】図1において、画像形成装置20は、次に
挙げる各装置を備えている。原稿画像に応じた各色毎の
画像を形成する作像装置21C,21Y,21M,21
BKと、各作像装置21C,21Y,21M,21BK
に対向して配置された転写装置22と、各作像装置21
C,21Y,21M,21BKと転写装置22とが対向
する転写領域に各種シート状媒体を供給するシート状媒
体供給手段としての手差しトレイ23と、給紙カセット
24と、手差しトレイ23あるいは給紙カセット24か
ら搬送されてきたシート状媒体を作像装置21C,21
Y,21M,21BKによる作像のタイミングに合わせ
て供給するレジストローラ30と、転写領域において転
写後のシート状媒体の定着を行う定着装置40である。
【0043】画像形成装置20は、一般にコピー等に用
いられる普通紙(以下単に普通紙という)と、OHPシ
ートや、カード、ハガキといった90K紙、坪量約10
0g/m 相当以上の厚紙や、封筒等の、用紙よりも
熱容量が大きないわゆる特殊シート(以下単に特殊シー
トという)との何れをもシート状媒体として用いること
が可能である。
【0044】各作像装置21C,21Y,21M,21
BKは、それぞれシアン、イエロー、マゼンタ、ブラッ
クの各色の現像を行うものであり、用いるトナーの色が
異なるが、その構成が同様であるから、作像装置21C
の構成を各作像装置21C,21Y,21M,21BK
の代表として説明する。
【0045】作像装置21Cは、静電潜像担持体とし
て、外径30mm、内径28.5mm、周壁の厚さが
0.75mmの薄肉状の円筒基体で構成された感光体ド
ラム25Cの回転方向Aに沿って順に配置されている帯
電装置27C,現像装置26C,クリーニング装置28
Cを有し、帯電装置27Cと現像装置26Cとの間で露
光光29Cを受ける周知の構成が用いられる。図1に示
す他の作像装置21Y,21M,21BKも同様であ
る。図1に示す画像形成装置20は、転写装置22が斜
めに延在させてあるので、水平方向での転写装置22の
占有スペースを小さくすることができる。
【0046】各作像装置21C,21Y,21M,21
BKは、図2に示すユニット構成とされて画像形成装置
20内に装備されている。図2において作像装置には、
感光体ドラム25C(便宜上、作像装置21Cを対象と
して説明するので、符号は作像装置21Cに関連する2
5Cで示す)、帯電装置27C、クリーニング装置28
C等が配置されている。この作像装置は、プロセスカー
トリッジとして脱着可能に構成されている。また、4色
分の作像装置は一体的に装置本体内から手前側に引き出
し可能に構成されている。
【0047】帯電装置27Cは、図3に示すように、ロ
ーラ状芯金が用いられ、その軸方向両端部近傍の周面に
は感光体ドラム25Cとの間で所定の微小間隔を持たせ
るための厚さを有したフィルム27C1が捲装されてい
る。帯電装置27Cは、回転軸27C2に設けられてい
るバネ27C3によって感光体ドラム25Cに向けて押
圧付勢されており、フィルム27C1が感光体ドラム2
5Cの周面に当接することにより感光体ドラム25Cと
の周面との間に隙間Gを設定されて対向している。
【0048】帯電装置27Cは、芯金に対して、例え
ば、DC−700Vを定電圧制御により印加されるとと
もに、AC電圧を定電流制御により印加されることによ
り、感光体ドラム25Cに対して上記隙間Gを介して気
中放電による一様帯電を行うようになっている。
【0049】図2において、クリーニング装置28C
は、感光体ドラム25Cに接触して残留トナーを掻き落
とすクリーニングブレード28C1と、クリーニングブ
レード28C1によって掻き落とされたトナーを回収す
るブラシ28C2と、ブラシ28Cによって回収された
トナーを廃トナー収容部に向けて搬送するためのスクリ
ューオーガからなる廃トナー搬送手段28C3とで構成
されている。
【0050】クリーニング機構に関しては帯電装置27
Cにも設けられており、帯電装置27Cのクリーニング
機構は、芯金の軸方向両端に捲装されているフィルム2
7C1に接触するパッド部材27C4が用いられる。
【0051】帯電装置27Cでのクリーニングは、フィ
ルム27C1が感光体ドラム25Cに常時接触している
関係上、感光体ドラム25Cに付着したトナーなどがフ
ィルムに逆転移してしまうのを防止するために行うもの
であり、逆転移したトナーやゴミなどによりフィルム2
7C1と感光体ドラム25Cとの接触状態が変化するの
を防止して感光体ドラム25Cと帯電装置27Cとの対
向間隔を常時一定に維持するようになっている。
【0052】図4は本発明の第1の実施の形態に係る感
光体ドラムの断面図である。本発明では、感光体ドラム
25(25C,25Y,25M,25BKを総称する)
に騒音発生防止のための対策を講じている。
【0053】図4において感光体ドラム25は、周壁の
厚さが0.75mmという薄肉の円筒基体25−1の上
に感光層を設けて構成されており、その円筒基体25-
1内部の空間部には円柱形状の制振部材31が装填され
ている。
【0054】図5は本発明の第2の実施の形態に係る感
光体ドラムの断面図である。図4に示す第1の実施の形
態の制振部材31は円柱形状であったが、図5に示す第
2の実施の形態の制振部材32は中空の円筒形状となっ
ている。
【0055】上記の制振部材31及び32は、例えば、
ブチルゴム、ニトリルゴム等の材質で形成することがで
きる。ゴム製のほか、各種樹脂、あるいは金属などを使
用することも可能である。ゴム製制振部材では、ゴム材
質の弾性により制振効果が得られる。その他の材質の場
合も、その材質のもっている弾性により制振効果が得ら
れる。また、制振部材を装着することにより感光体ドラ
ム25の重量を増加させ、感光体ドラム自体の共振周波
数を低周波数側に変動させ、耳障りな高周波の騒音を効
果的に低減する効果もある。
【0056】ここで、制振部材31及び32の制振効果
に関わる損失正接tanδについて説明する。ある材料
における応力とひずみの位相角:δ(損失角)の正接を
損失正接(tanδ)と呼ぶ。この損失正接tanδは
材質固有の値で、その材質の減振効果を示している。す
なわち、損失正接tanδの値が大きければ、より大き
な減振効果を示す材料ということができる。
【0057】次に説明する実験において使用する制振部
材材料の損失正接tanδの測定は、JIS K 724
4−4に規定された非共振振動法に準じて行った。試験
片として厚み:2mm、幅:5mm、長さ:30mmの
試料を用い、印加周波数:30Hzにて測定した。
【0058】さて、本願発明者は、図2に示すような構
成において、感光体ドラム25の内部に、損失正接ta
nδを変化させた材料で形成した円柱形状または円筒形
状の制振部材を装着し、帯電ローラ27に帯電バイアス
(直流に交流を重畳したもの)を印加したときの音響パ
ワーを測定する実験を行った。図6は、その実験結果を
示すグラフで、縦軸が音響パワー、横軸が損失正接ta
nδである。
【0059】図6のグラフから判るように、円柱形状の
制振部材ではtanδが0.5以上で、また、円筒形状
の制振部材ではtanδが0.6以上で聴感上問題のな
い(高周波音が耳障りでない)レベルまで振動が抑制さ
れた。tanδが0.8以上であればさらに高い制振効
果が得られる。
【0060】円柱形状の制振部材が円筒形状の制振部材
よりも小さな損失正接tanδで静音化が可能な理由
は、制振部材自体の重量により(円柱形状の方が円筒形
状よりも重量が大きいため)感光体ドラム自体の共振周
波数を低周波数側に変動させ、耳障りな高周波の騒音を
効果的に低減することができるためである。
【0061】上記のように、円柱形状の制振部材で損失
正接tanδを0.5以上、円筒形状の制振部材で損失
正接tanδを0.6以上とすることで、実用上充分な
制振効果を得ることができ、損失正接tanδを0.8
以上とした場合にはさらに高い制振効果が得られる。こ
れにより、帯電装置27あるいはクリーニングブレード
28C1により発生される振動(騒音)を抑制すること
ができる。もちろん、上記説明したシアン色の感光体ド
ラム25Cに限らず、他の感光体ドラムにおいても同様
である。
【0062】なお、円筒形状制振部材32の円筒内に剛
体、例えば金属棒等を挿入配置した構成とすることによ
り、制振部材の重量を増加させ、静音効果を高めること
ができる。この構成は、感光体ドラム25の内部に弾性
体(制振部材32)を介して剛体を配置した構成という
こともできる。
【0063】また、シート状弾性体を丸めて円筒形状制
振部材とすることも可能である。この構成によれば、安
価なシート状弾性体により円筒形状制振部材を得ること
ができるので、制振部材のコストダウンが可能である。
また、制振部材の感光体ドラムへの装着も容易である。
なお、シート状弾性体を円筒形状にした場合の、シート
端部の合わせ目または重なりが円筒の軸に平行とならな
いようにする(非平行にする)ことで、感光体の変形を
防止することができる。シート端部の合わせ目または重
なりが円筒軸に平行な場合は、シート端部による上下方
向への(開きによる)加圧によって、薄肉の感光体が変
形することがある。
【0064】次に、図3に示す帯電領域L1に対して制
振部材31又は32の軸方向の長さL2を変化させた場
合の音響パワーの測定結果を図7のグラフに示す。この
グラフから判るように、制振部材の軸方向長さL2が帯
電領域L1の60%以上で聴感上問題のないレベルまで
振動が抑制された。
【0065】なお、振動(騒音)の抑制効果は、制振部
材の損失正接tanδ及び重量によって変化するが、本
願発明者が各種の損失正接tanδ及び重量の制振部材
で実験した結果、図7のグラフに示すように、L2/L
1が50%と60%の間で制振効果の変化が大きく(グ
ラフの傾きが大きい)、60%以上で効果の変動が少な
く(グラフの傾きが小さい)良好な値を得られることか
ら、L2をL1の60%以上とすることを提案するもの
である。
【0066】次に、円筒形状の制振部材32の肉厚
(t)を変化させた場合の音響パワーの測定結果を図8
のグラフに示す。このグラフから判るように、制振部材
32の肉厚tが4mm以上で聴感上問題のないレベルま
で振動が抑制された。
【0067】この場合も、振動(騒音)の抑制効果は制
振部材の損失正接tanδ及び重量によって変化する
が、図8のグラフに示すように、肉厚tが3mmと4m
mの間で制振効果の変化が大きく(グラフの傾きが大き
い)、4mm以上で効果の変動が少なく(グラフの傾き
が小さい)良好な値を得られることから、円筒形状の制
振部材の肉厚tを4mm以上とすることを提案するもの
である。
【0068】円筒形状の制振部材の場合、円柱形状に比
して材料の量を少なくすることができ、コストダウンが
可能になる。もちろん、必要な制振効果を得られるよう
に、材質の損失正接tanδや制振部材としての重量あ
るいは軸方向長さ及び肉厚等を適宜選定・設定すること
は言うまでもない。
【0069】円柱・円筒形状の制振部材を感光体ドラム
内に装着する方法としては、制振部材の外径を感光体ド
ラムの内径よりも若干大きく設定して圧入する方法と、
ドラム内径よりも若干小さくして接着剤により接着する
方法が採用できる。どちらの装着方法によっても、充分
な制振効果を得ることは可能である。
【0070】ただし、圧入においては、感光体ドラム内
径をD,制振部材外径をdとしたとき、dがDより小さ
い場合は、感光体内面との密着不良により制振・静音効
果が得られない。また、dがDより大幅に大きい場合
は、感光体内部に制振部材を装着する際に過大な力が必
要となってしまい、組立性が良くないことと、組立時に
感光体を変形させてしまうこともある。そこで、D≦d
≦D+1mmの範囲にあることが好ましい。
【0071】図9は、円筒形状制振部材の異なる実施例
を示すもので、本実施例の制振部材33を感光体ドラム
25に挿入する作業を説明する模式図である。この制振
部材33の外径は感光体ドラム25の内径よりも若干
(1mm以内)大きくなっている。
【0072】図9に示すように、本実施例の制振部材3
3は円筒の片側端部が閉鎖され端面33aを有する形状
となっている。反対側の円筒端部は開放されている。こ
の制振部材33を感光体ドラム25内に装着するには、
まず、図9(a)に示すように、適当な台の上に感光体
ドラム25を立て、その感光体ドラム25の端部上に制
振部材33を置く。そして、制振部材33の筒内に組立
治具40を挿入し、治具40で制振部材33の端面33
aを押し、図9(b)に示すように、制振部材33を感
光体ドラム25内に押し込む。このとき、制振部材33
の外径は感光体ドラム内面との摩擦によって見かけ上の
径が小さくなり、制振部材33を容易に感光体ドラム2
5内に圧入することができる。制振部材33による作用
・効果は、図5により説明した円筒形制振部材32と同
様であり、制振部材33の軸方向長さL2を帯電領域L
1の60%以上とすると好ましいこと、肉厚tを4mm
以上とすると好ましいことも図5の制振部材32と同様
である。
【0073】なお、円筒の片側端部を閉鎖する端面33
aには、円筒形制振部材の感光体ドラム内への挿入作業
に支障のない大きさ・位置に穴が設けられていてもよ
い。すなわち、円筒の片側端部を完全に閉鎖するもので
なくとも良い。この端面33aに穴を開ける理由は、制
振部材の成型時に中空部分の型が傾くことにより肉厚が
不均一になることを防止するためである。
【0074】また、図9に示すように、本実施例の制振
部材33は、端面33aがあるほうの先端部外側に小径
部33bが設けられている。この小径部33bは、図に
示すようなテーパ状(直線状)断面でも良いし、曲線状
断面の小径部でも良い。このような小径部33bを設け
たことにより、制振部材33を感光体ドラム25の端部
上に置く際、円筒形制振部材33の中心を感光体ドラム
25の中心に合わせる位置決めが容易にできる。
【0075】なお、このような制振部材の小径部は、本
実施例の制振部材に限らず、円柱形状の制振部材に対し
ても有効である。すなわち、図4において、円柱形状の
制振部材31の両側端部に小径部31aを設けること
で、制振部材31を感光体ドラム25に挿入する際の制
振部材とドラムの中心を合わせる位置決めが容易とな
る。また、小径部は制振部材の片側だけに設けても両側
に設けてもよい。片側だけに設ける場合、小径部のある
方から感光体内に挿入することはいうまでもない。
【0076】ところで、制振部材は、感光体内面との接
触面が連続面でなくても構わない。図10に、そのよう
な制振部材の一例を示す。図10において、(I)は円
筒形制振部材、(II)は円柱状制振部材であり、
(a),(b)はそれぞれ断面図と側面図である。
【0077】この図に示すように、円筒形制振部材34
及び円柱状制振部材35には、その外周面を1周する凹
部34c,35cが設けられている。この凹部34c又
は35cが設けられていることにより、感光体内面との
接触面が連続面とならず、制振部材34,35を感光体
内部に挿入する際の抵抗が小さく、挿入作業が容易にな
る。また、制振部材を形成する材料の量が少なくてす
み、コストダウンにつながる。なお、制振部材の外周面
に設ける凹部は、らせん状に連続するものでも良いし、
複数本のらせん状凹部を設けてもよい。
【0078】次に、接触方式の帯電装置を備える画像形
成装置に本発明を適用した実施形態について説明する。
図11,12,13に示す各実施例は、接触式帯電装置
としてそれぞれ帯電ローラ37,ブラシローラ47,磁
気ブラシ帯電装置47を備えるものである。帯電装置の
構成が異なること以外は各実施例は同様であり、また、
図1〜9で説明した上記実施形態(非接触式帯電装置を
使用するもの)とも基本的に同じである。
【0079】図11の実施例では、像担持体としての感
光体ドラム25は矢印の如く図中時計回りに所定の速度
(プロセススピード)で回転駆動される。この感光体ド
ラム25に接触して帯電ローラ37が設けられている。
帯電ローラ37は、芯金37aの外周に導電ゴム層37
bが設けられ、芯金37aの両端を図示しない軸受部材
などで回転自由に支持するとともに、図示しない加圧手
段によって感光体ドラム25に所定の加圧力で押圧させ
ている。本例の場合、この帯電ローラ37は感光体ドラ
ム25に従動して回転する。また、本例では、直径9m
mの芯金37a上に、1×10Ω・cm程度の中抵抗
のゴム層を被覆して直径16mmに形成されている。
【0080】芯金37aは電源50に接続され、電源5
0から帯電ローラ37に対して所定のバイアスが印加さ
れる。これにより、感光体ドラム25の周面が所定の極
性・電位に一様に帯電処理される。
【0081】感光体ドラム25には、図4,5,9ある
いは図10に示したような制振部材31,32,33又
は34,35が装着されている。この制振部材の作用に
より、本例の帯電ローラ37のような接触式帯電装置を
使用して、DC電圧に加えてAC電圧を重畳した帯電バ
イアスを印加した場合でも、感光体ドラム25の共振が
防止され、さらにはクリーニングブレードの振動を伝搬
することもなく、騒音の発生が抑制される。
【0082】図12の実施例では、ファーブラシによっ
て構成されるブラシローラ47が、ブラシ部47bの弾
性に抗して所定の押圧力をもって感光体ドラム25に接
触して設けられ、所定幅の帯電ニップを形成している。
【0083】ファーブラシの材質としては、例えば、カ
ーボン、硫化銅、金属、および金属酸化物により導電処
理されたファーを用い、これを金属や他の導電処理され
た芯金に巻き付けたり張り付けたりすることで帯電器と
する。
【0084】本例では、電極を兼ねる直径6mmの金属
製の芯金47aに、ブラシ部47bとしてユニチカ
(株)製の導電性レーヨン繊維REC−Bをパイル地に
したテープをスパイラル状に巻き付けて、外径14m
m、軸方向長さ250mmのロールブラシとしたもので
ある。ブラシ部のブラシは300デニール/50フィラ
メント、1平方ミリメートル当たり155本の密度であ
る。このロールブラシを内径が12mmのパイプ内に一
方向に回転させながらさし込み、ブラシと、パイプが同
心となるように設定し、高温多湿雰囲気中に放置してク
セ付けで斜毛させた。
【0085】ファーブラシローラの抵抗値は印加電圧1
00Vにおいて1×10Ωである。この抵抗値は、金
属製の直径φ30mmのドラムにファーブラシローラを
ニップ幅3mmで当接させ、100Vの電圧を印加した
ときに流れる電流から換算した。
【0086】ファーブラシ帯電器の抵抗値は、被帯電体
である感光体上にピンホール等の低耐圧欠陥部が生じた
場合にもこの部分に過大なリーク電流が流れ込んで帯電
ニップ部が帯電不良になる画像不良を防止するために1
Ω以上必要であり、感光体表面に十分に電荷を注入
させるために10Ω以下である必要がある。
【0087】また、ブラシの材質としては、ユニチカ
(株)製のREC−B以外にも、REC−C、REC−
M1、REC−M10、さらに東レ(株)製のSA−
7、日本蚕毛(株)製のサンダーロン、カネボウ製のベ
ルトロン、クラレ(株)のクラカーボ、レーヨンにカー
ボンを分散したもの、三菱レーヨン(株)製のローバル
等が考えられる。ブラシは一本が3〜10デニールで、
10〜100フィラメント/束、80〜600本/mm
の密度が好ましい。毛足は1〜10mmが好ましい。
【0088】本例のファーブラシローラ47は感光体2
5の回転方向と逆方向(カウンター)に所定の周速度
(表面の速度)をもって回転駆動され、感光体面に対し
て速度差を持って接触する。そしてこのファーブラシロ
ーラ47に電源50から所定の帯電電圧が印加されるこ
とで、回転感光体面が所定の極性・電位に一様に接触帯
電処理される。本例では該ファーブラシローラ47によ
る感光体の接触帯電は直接注入帯電が支配的となって行
なわれ、回転感光体表面はファーブラシローラに対する
印加帯電電圧とほぼ等しい電位に帯電される。
【0089】本例における感光体ドラム25にも、図
4,5,9あるいは図10に示したような制振部材3
1,32,33又は34,35が装着されている。この
制振部材の作用により、本例のファーブラシローラ47
のような接触式帯電装置を使用して、DC電圧に加えて
AC電圧を重畳した帯電バイアスを印加した場合でも、
感光体ドラム25の共振が防止され、さらにはクリーニ
ングブレードの振動を伝搬することもなく、騒音の発生
が抑制される。
【0090】図13の実施例では、磁気ブラシ方式によ
る帯電装置57が感光体ドラム25に隣接して設けら
れ、所定のニップ幅で磁気ブラシMBを感光体ドラム周
面に接触させるよう構成されている。本例の帯電装置5
7は、磁気ブラシMBを支持させるための非磁性スリー
ブ57aと、これに内蔵される不図示の磁石ローラ体5
7bによって構成されており、磁気ブラシでは、例えば
Zn−Cuフェライト等、各種フェライト粒子を帯電部
材として用いることができる。
【0091】本例における接触帯電部材としての磁気ブ
ラシMBは、平均粒径:25μmのZn−Cuフェライ
ト粒子と、平均粒径10μmのZn−Cuフェライト粒
子を、重量比1:0.05で混合して、それぞれの平均
粒径の位置にピークを有する、平均粒径25μmのフェ
ライト粒子を、中抵抗樹脂層でコートした磁性粒子を用
いて、その被覆磁性粒子をスリーブ57a上に、厚さ1
mmでコートして、磁気ブラシとしたものである。磁性
粒子は、スリーブ57aに内蔵される磁石ローラ体57
bの磁力によってスリーブ上に担持される。
【0092】このような磁気ブラシMBにより、本例で
は、感光体ドラム25との間に幅約5mm(回転方向の
幅)の帯電ニップを形成した。なお、該磁性粒子を保持
するスリーブ57aと感光体25との間隙は約500μ
mとした。また、非磁性スリーブ57aは、スリーブ表
面が感光体表面の周速に対してその2倍の早さで逆方向
に(磁気ブラシで)摺擦するように、回転され、感光体
と磁気ブラシとが均一に接触するようにした。スリーブ
57aには電源50から所定の帯電バイアスが印加さ
れ、磁気ブラシMBを介して感光体面が所定の極性・電
位に一様に帯電処理される。
【0093】本例における感光体ドラム25にも、図
4,5,9あるいは図10に示したような制振部材3
1,32,33又は34,35が装着されている。この
制振部材の作用により、本例の磁気ブラシ帯電装置57
のような接触式帯電装置を使用して、DC電圧に加えて
AC電圧を重畳した帯電バイアスを印加した場合でも、
感光体ドラム25の共振が防止され、さらにはクリーニ
ングブレードの振動を伝搬することもなく、騒音の発生
が抑制される。
【0094】ところで、制振部材の重量が帯電部材重量
に比べてあまり軽い場合には感光体ドラムの振動を抑制
しきれない。そこで、上記の各制振部材は、帯電部材
(例えば帯電ローラ)の重量の70%以上の重量を有す
ることが好ましい。非接触方式の帯電装置、例えば感光
体ドラムに微小間隔をおいて帯電部材を配置する帯電装
置においても、その帯電部材重量の70%以上の重量を
有することが好ましい。
【0095】また、感光体ドラム内部に占める制振部材
の体積が小さいと制振効果が充分でないため、上記の各
制振部材は、感光体ドラム体積の30%以上の体積を有
することが好ましい。
【0096】また、上記各制振部材の硬度が高いと、制
振部材の感光体ドラムへの装着によって感光体を変形さ
せてしまう恐れがある。そこで、上記の各制振部材は、
JIS硬度で30〜70度の硬度であることが好まし
い。
【0097】最後に、上記各実施例の制振部材が装着さ
れる潜像担持体について説明する。電子写真方式におい
て使用される感光体としてはセレンやアモルファスシリ
コン等の無機系半導体材料を使用したもの、有機系半導
体材料を使用したもの、或いはその両者を組み合わせた
もの等、種々知られているが、近年では、コストの低
さ、感光体設計の自由度の高さ、無公害性等から有機系
感光体が広く利用されるようになってきている。ただ
し、上記説明した各実施例の制振部材はいずれの方式の
感光体にも装着可能である。
【0098】有機系の電子写真感光体には、ポリビニル
カルバゾール(PVK)に代表される光導電性樹脂、P
VK−TNF(2,4,7−トリニトロフルオレノン)
に代表される電荷移動錯体型、フタロシアニン−バイン
ダーに代表される顔料分散型、電荷発生物質と電荷輸送
物質とを組み合わせて用いる機能分離型の感光体などが
知られており、特に機能分離型の感光体が注目されてい
る。
【0099】この機能分離型の感光体における静電潜像
形成のメカニズムは、感光体を帯電した後光照射する
と、光は透明な電荷輸送層を通過し、電荷発生層中の電
荷発生物質により吸収され、光を吸収した電荷発生物質
は電荷担体を発生し、この電荷担体は電荷輸送層に注入
され、帯電によって生じている電界にしたがって電荷輸
送層中を移動し、感光体表面の電荷を中和することによ
り静電潜像を形成するものである。機能分離型感光体に
おいては、主に紫外部に吸収を持つ電荷輸送物質と、主
に可視部に吸収を持つ電荷発生物質とを組み合わせて用
いることが知られており、かつ有用である。
【0100】一方、有機系の電子写真感光体の弱点とし
て、機械的、化学的な耐久性に乏しいという点が知られ
ている。即ち、電荷輸送物質は多くが低分子化合物とし
て開発されているが、低分子化合物は単独で製膜性がな
いため、通常、不活性高分子に分散・混合して用いられ
る。しかるに、低分子電荷輸送物質と不活性高分子から
なる電荷輸送層は一般に柔らかく、機械的耐久性に乏し
く、電子写真プロセスにおいては繰り返し使用による種
々接触部材(現像・転写紙・クリーニングブラシ・クリ
ーニングブレード等)から受ける機械的な負荷により、
膜削れを生じやすい。
【0101】そこで、感光層の保護及び耐久性の向上を
目的にフィラーを含有する保護層を、表層として感光層
の上に設けることもある。この保護層に使用される材料
としては、ABS樹脂、ACS樹脂、オレフィン−ビニ
ルモノマー共重合体、塩素化ポリエーテル樹脂、アリル
樹脂、フェノール樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリアクリレート樹
脂、ポリアリルスルホン樹脂、ポリブチレン樹脂、ポリ
ブチレンテレフタレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、
ポリエーテルスルホン樹脂、ポリエチン樹脂、ポリエチ
レンテレフタレート樹脂、ポリイミド樹脂、アクリル樹
脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポ
リフェニレンオキシド樹脂、ポリスルホン樹脂、AS樹
脂、AB樹脂、BS樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ塩化
ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、エポキシ樹脂等
の樹脂が挙げられる。
【0102】保護層には、耐摩耗性を更に向上する目的
でフィラーが添加されてもよい。このフィラーとして
は、ポリテトラフルオロエチレンのような弗素樹脂、シ
リコーン樹脂、これら樹脂に酸化チタン、酸化スズ、チ
タン酸カリウム、シリカ、アルミナ等の無機材料を分散
したもの等が挙げられる。保護層に添加されるフィラー
の量は、重量基準で通常は、10〜40%、好ましく
は、20〜30%である。フィラーの量が、10%未満
では、摩耗が大きく耐久性に劣り、40%を越えると、
露光時における明部電位の上昇が著しくなって、感度低
下が無視できなくなるので望ましくない。
【0103】さらに保護層には、フィラーの分散性を向
上させるために分散助剤を添加することができる。添加
される分散助剤は塗料等に使用されるものが適宜利用で
きその量は重量基準で通常は含有するフィラーの量に対
して0.5〜4%、好ましくは、1〜2%である。
【0104】また、保護層には、電荷輸送材料を添加す
ることも有効であり、さらに酸化防止剤も必要に応じて
添加することができる。保護層の形成法としては、スプ
レー法等通常の塗布法が採用される。保護層の厚さは、
0.5〜10μm、好ましくは4〜6μm程度が適当で
ある。
【0105】本発明が適用される感光体においては感光
層と保護層との間に中間層を設けることも可能である。
中間層には、一般にバインダー樹脂を主成分として用い
る。これら樹脂としては、ポリアミド、アルコール可溶
性ナイロン、水溶性ポリビニルブチラール、ポリビニル
ブチラール、ポリビニルアルコールなどが挙げられる。
中間層の形成法としては、前述のごとく通常の塗布法が
採用される。なお、中間層の厚さは0.05〜2μm程
度が適当である。
【0106】次に、感光体の具体的な実施例について説
明する。ただし、本発明が適用される感光体は以下の実
施例に限定されるものではない。なお、以下の説明中に
使用する「部」は、すべて重量部を表わす。
【0107】[実施例評価用感光体1の作製]φ30m
m のアルミニウムドラム上に、下記組成の下引き層用
塗工液、電荷発生層用塗工液、電荷輸送層用塗工液を順
次、塗布乾燥することにより、3.5μmの下引き層、
0.2μmの電荷発生層、25μmの電荷輸送層を形成
して、評価用の電子写真感光体(感光体No.1)を得
た。
【0108】〔下引き層用塗工液〕 アルキッド樹脂6部(ベッコゾール1307−60−E
L、大日本インキ化学工業製) メラミン樹脂4部(スーパーベッカミンG−821−6
0、大日本インキ化学工業製) 酸化チタン40部 メチルエチルケトン200部
【0109】〔電荷発生層用塗工液〕 下記構造のトリスアゾ顔料2.5部
【0110】
【化1】 ポリビニルブチラール(UCC:XYHL)0.25部 シクロヘキサノン200部 メチルエチルケトン80部
【0111】〔電荷輸送層用塗工液〕ビスフェーノルA
型ポリカーボネート10部(帝人:パンライトK130
0)下記構造の低分子電荷輸送物質10部
【0112】
【化2】 塩化メチレン100部
【0113】[実施例評価用感光体3の作製]実施例評
価用感光体1の電荷輸送層上に下記組成の保護層塗工液
を用い、2μmの保護層を積層した以外は、実施例1と
同様に電子写真感光体を作製し、評価用の電子写真感光
体(感光体No.3)を得た。 〔保護層塗工液〕下記構造の電荷輸送物質2部
【0114】
【化3】 A型ポリカーボネート4部 塩化メチレン100部
【0115】[実施例評価用感光体4の作製]実施例評
価用感光体1の電荷輸送層上に下記組成の保護層塗工液
を用い、2μmの保護層を積層した以外は、実施例1と
同様に電子写真感光体を作製し、評価用の電子写真感光
体(感光体No.4)を得た。 〔保護層塗工液〕 化学式2に記載構造の電荷輸送物質4部 A型ポリカーボネート4部 酸化チタン1部 塩化メチレン100部
【0116】[実施例評価用感光体5の作製]実施例評
価用感光体4において保護層に分散するフィラーの酸化
チタンを酸化アルミに変えた以外は同様にして電子写真
感光体を作製し、評価用の電子写真感光体(感光体N
o.5)を得た。
【0117】次の表1は、上記No.1〜5(ただし、
感光体No.2の説明は省略)の評価用感光体を使用し
て、(株)リコー製、デジタル複写機イマジオMF20
0(商品名)により連続通紙試験を行なった結果を示す
ものである。なお、比較例感光体の構成については説明
を省略する。
【0118】表中の「F/C比」は感光体表面のフッ素
と炭素原子の比で、感光体表面に存在するフッ素系材料
付着量の指標となるものである。また、「Δd」は、実
機ランニングによる感光層膜厚の初期値からの減少量で
ある。そして、画像品質を示す「◎」は非常に良好(画
像濃度・解像度等を総合的に評価)、「○」は良好(画
像濃度・解像度等を総合的に評価)、「△1」はわずか
な画像濃度低下発生、「△2」はわずかなスジ状画像・
地汚れ発生、「△3」は画像流れがわずかに発生、「×
1」は明らかな画像濃度低下発生、「×2」はスジ状画
像・地汚れ発生、「×3」は画像流れ発生である。
【0119】
【表1】 この表1から明らかなように、上記No.1〜5の感光
体においては、高精細のハードコピーを長期間安定して
得ることができた。
【0120】そして、上記No.1〜5の感光体に上記
説明した制振部材を装着することによって、非接触式
(近接方式を含む)帯電装置あるいは接触式帯電装置を
使用してDC電圧に加えてAC電圧を重畳した帯電バイ
アスを印加した場合でも、感光体ドラムの共振が抑制さ
れ、また、クリーニングブレードの振動伝搬も防止さ
れ、騒音の発生を防ぐことができた。
【0121】以上、本発明を上記各実施例により説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではない。例え
ば、制振部材を形成する材質は、例示したものに限ら
ず、必要な損失正接tanδを満たすものであれば良
い。
【0122】また、帯電装置の構成も例示したものに限
らず、接触方式・非接触方式(近接方式を含む)を問わ
ない。また、複数の感光体ドラムを並設したカラー画像
形成装置に限らず、1つの感光体によるカラー画像形成
装置、あるいはモノクロ画像形成装置においても本発明
の適用が可能である。もちろん、画像形成装置としては
プリンタに限らず、複写機やファクシミリあるいは印刷
機においても本発明の適用が可能である。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
潜像担持体、請求項29に記載のプロセスカートリッジ
及び請求項30に記載の画像形成装置によれば、潜像担
持体の円筒基体内部に損失正接tanδが0.5以上の
弾性体により形成された制振部材が配置されているの
で、帯電装置においてDC電圧に加えてAC電圧の印加
時も潜像担持体が共振することがなく、さらには、クリ
ーニングブレードの振動を伝搬することもないので、騒
音の発生を抑えることが可能となる。
【0124】また、請求項31に記載の制振部材によれ
ば、これを画像形成装置の潜像担持体内に配置すること
により、潜像担持体の振動を抑制して騒音の発生を抑え
ることが可能となる。
【0125】請求項2又は請求項32の構成により、潜
像担持体の内部に円柱形状の制振部材を設置するので、
制振部材の弾性により制振効果が得られるとともに、潜
像担持体の重量を増加することにより、潜像担持体自体
の共振周波数を低周波数側に変動させ、耳障りな高周波
の騒音を効果的に低減することができる。
【0126】請求項3又は請求項33の構成により、充
分な制振効果が得られるとともに、材料コストを低減す
ることができる。請求項4又は5の構成により、制振部
材を潜像担持体内に圧入もしくは接着することで、十分
な制振効果が得られるよう、潜像担持体内に配置するこ
とができる。
【0127】請求項6又は請求項34の構成により、制
振部材の重量が潜像担持体を帯電させる帯電部材の重量
の70%以上であるので、潜像担持体の共振を効果的に
抑制することができる。
【0128】請求項7又は請求項35の構成により、制
振部材の体積が潜像担持体の体積の30%以上であるの
で、必要な制振効果を得ることができる。請求項8又は
請求項36の構成により、制振部材の硬度がJIS硬度
で30〜70度であるので、制振部材による潜像担持体
の変形を防止することができる。
【0129】請求項9又は請求項37の構成により、制
振部材が潜像担持体の帯電領域の軸方向長さの60%以
上の長さを有しているので、潜像担持体の共振による騒
音の発生を抑制することができる。
【0130】請求項10又は請求項38の構成により、
潜像担持体円筒基体の内径をD、制振部材の外径をdと
したとき、D≦d≦(D+1mm)であるので、制振部
材と潜像担持体内面の密着性を保つとともに、潜像担持
体の変形を防止することができる。
【0131】請求項11又は請求項39の構成により、
制振部材をゴム製とすることにより、必要な損失正接の
値を有する制振部材を安価かつ容易に得ることができ
る。請求項12又は請求項40の構成により、制振部材
を樹脂製とすることにより、必要な損失正接の値を有す
る制振部材を安価かつ容易に得ることができる。
【0132】請求項13又は請求項41の構成により、
円筒形状制振部材の円筒内に剛体を挿入配置したので、
潜像担持体の重量を増加させて耳障りな高周波音を効果
的に抑制することができる。
【0133】請求項14又は請求項42の構成により、
制振部材の少なくとも一方側端部の外周部が小径部とな
っているので、制振部材を潜像担持体に挿入する際の位
置決めが容易にできる。
【0134】請求項15又は請求項43の構成により、
円筒形状制振部材の片側端部が閉鎖されているので、潜
像担持体内に制振部材を装着する組立作業を簡単にする
ことができる。
【0135】請求項16又は請求項44の構成により、
円筒の片側端部が閉鎖された制振部材においても、組立
作業を簡単にすることができる。請求項17又は請求項
45の構成により、シート状弾性体を円筒形状にした制
振部材により、制振部材のコストダウンが可能となる。
また、潜像担持体への制振部材の装着が容易となる。
【0136】請求項18又は請求項46の構成により、
シート状弾性体を円筒形状にした際のシート端部の合わ
せ目又は重なりが軸に非平行であるので、重心の偏りを
抑制することができる。
【0137】請求項19又は請求項47の構成により、
円筒形状制振部材の肉厚が4mm以上であるので、必要
な制振効果を得ることができ、騒音の発生が抑制され
る。請求項20又は請求項48の構成により、制振部材
が円筒基体内面との接触面に凹部を有するので、制振部
材を形成する材料の量を少なくすることができ、コスト
ダウンを図ることができる。
【0138】請求項21〜23の構成により、潜像担持
体の感光層を保護し、耐久性を向上させることができ
る。請求項24の構成により、非接触方式の帯電装置に
よる潜像担持体の共振を抑制することができる。
【0139】請求項25の構成により、近接帯電方式の
帯電装置による潜像担持体の共振を抑制することができ
る。請求項26の構成により、接触方式の帯電装置によ
る潜像担持体の共振を抑制することができる。
【0140】請求項27の構成により、磁気ブラシによ
る接触方式の帯電装置による潜像担持体の共振を抑制す
ることができる。請求項28の構成により、潜像担持体
を一様に帯電させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フルカラー画像形成装置の構成図である。
【図2】図1に示す画像形成装置における作像装置の拡
大図である。
【図3】図2に示す作像装置における帯電装置の正面図
である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る感光体ドラム
の断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る感光体ドラム
の断面図である。
【図6】制振部材の損失正接による制振効果の変化を示
すグラフである。
【図7】制振部材の軸方向長さによる制振効果の変化を
示すグラフである。
【図8】円筒形状制振部材の肉厚による制振効果の変化
を示すグラフである。
【図9】円筒形状制振部材の異なる実施例を示す模式図
である。
【図10】感光体内面との接触面が連続面でない制振部
材の一例を示す断面図及び側面図である。
【図11】接触方式の帯電装置として帯電ローラを備え
る実施例を示す側面図である。
【図12】接触方式の帯電装置としてファーブラシロー
ラを備える実施例を示す側面図である。
【図13】接触方式の帯電装置として磁気ブラシ帯電装
置を備える実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
20 画像形成装置 21C,21Y,21M,21BK 作像装置 25() 潜像担持体である感光体ドラム 25−1 円筒基体 27C,27Y,27M,27BK 帯電装置 31 円柱形状制振部材 32 円筒形状制振部材 33 片側端部が閉鎖された円筒形状制
振部材 37 帯電ローラ 47 ファーブラシローラ 57 磁気ブラシ帯電装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 5/10 G03G 5/147 5/147 503 503 504 504 15/00 554 21/16 F16F 15/12 L Fターム(参考) 2H035 CA07 CB02 CB03 CG03 2H068 AA04 AA06 AA54 BA13 BB31 BB32 CA06 CA29 CA33 CA37 EA07 FA03 FA04 FA27 2H071 BA41 CA02 CA07 CA09 DA15 3J103 AA02 AA42 AA85 BA38 EA08 FA04 GA54 GA57 GA58 GA60 HA04 HA54

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄肉の円筒基体の表面に感光層を有し、
    感光層が一様帯電された後に、光書き込みにより画像に
    対応した静電潜像を形成可能な潜像担持体であって、前
    記円筒基体内部に損失正接tanδが0.5以上の弾性
    体により形成された制振部材が配置されていることを特
    徴とする潜像担持体。
  2. 【請求項2】 前記制振部材が円柱形状であることを特
    徴とする、請求項1に記載の潜像担持体。
  3. 【請求項3】 前記制振部材が円筒形状で損失正接ta
    nδが0.6以上の材質により形成されていることを特
    徴とする、請求項1に記載の潜像担持体。
  4. 【請求項4】 前記制振部材が、前記潜像担持体の円筒
    基体に圧入されていることを特徴とする、請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の潜像担持体。
  5. 【請求項5】 前記制振部材が、前記潜像担持体の円筒
    基体に接着されていることを特徴とする、請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の潜像担持体。
  6. 【請求項6】 前記制振部材の重量が、前記潜像担持体
    を帯電させる帯電部材の重量の70%以上であることを
    特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の潜像
    担持体。
  7. 【請求項7】 前記制振部材の体積が、前記潜像担持体
    の体積の30%以上であることを特徴とする、請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の潜像担持体。
  8. 【請求項8】 前記制振部材の硬度が、JIS硬度で3
    0〜70度であることを特徴とする、請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の潜像担持体。
  9. 【請求項9】 前記制振部材が、前記潜像担持体の帯電
    領域の軸方向長さの60%以上の長さを有していること
    を特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の潜
    像担持体。
  10. 【請求項10】 前記円筒基体の内径をD、前記制振部
    材の外径をdとしたとき、D≦d≦(D+1mm)であ
    ることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記
    載の潜像担持体。
  11. 【請求項11】 前記制振部材がゴム製であることを特
    徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の潜像
    担持体。
  12. 【請求項12】 前記制振部材が樹脂製であることを特
    徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の潜像
    担持体。
  13. 【請求項13】 前記円筒形状制振部材の円筒内に剛体
    を挿入配置したことを特徴とする、請求項2に記載の潜
    像担持体。
  14. 【請求項14】 前記制振部材の少なくとも一方側端部
    の外周部が小径部となっていることを特徴とする、請求
    項1〜13のいずれか1項に記載の潜像担持体。
  15. 【請求項15】 前記円筒形状制振部材の片側端部が閉
    鎖されていることを特徴とする、請求項3に記載の潜像
    担持体。
  16. 【請求項16】 前記閉鎖された片側端部の外周部が小
    径部となっていることを特徴とする、請求項15に記載
    の潜像担持体。
  17. 【請求項17】 前記円筒形状の制振部材が、シート状
    弾性体を円筒形状にしたものであることを特徴とする、
    請求項3に記載の潜像担持体。
  18. 【請求項18】 前記シート状弾性体を円筒形状にした
    際のシート端部の合わせ目又は重なりが軸に非平行であ
    ることを特徴とする、請求項17に記載の潜像担持体。
  19. 【請求項19】 前記円筒形状制振部材の肉厚が4mm
    以上であることを特徴とする、請求項3,13,15〜
    18のいずれか1項に記載の潜像担持体。
  20. 【請求項20】 前記制振部材が円筒基体内面との接触
    面に凹部を有することを特徴とする、請求項1〜19の
    いずれか1項に記載の潜像担持体。
  21. 【請求項21】 前記感光層上に保護層を設けたことを
    特徴とする、請求項1に記載の潜像担持体。
  22. 【請求項22】 前記保護層にフィラーを含有すること
    を特徴とする、請求項20に記載の潜像担持体。
  23. 【請求項23】 前記保護層に電荷輸送物質を含有する
    ことを特徴とする、請求項21又は22に記載の潜像担
    持体。
  24. 【請求項24】 当該潜像担持体が非接触方式により帯
    電されることを特徴とする、請求項1〜23のいずれか
    1項に記載の潜像担持体。
  25. 【請求項25】 当該潜像担持体が近接帯電方式により
    帯電されることを特徴とする、請求項1〜23のいずれ
    か1項に記載の潜像担持体。
  26. 【請求項26】 当該潜像担持体が接触方式により帯電
    されることを特徴とする、請求項1〜23のいずれか1
    項に記載の潜像担持体。
  27. 【請求項27】 当該潜像担持体が磁気ブラシによる接
    触方式により帯電されることを特徴とする、請求項26
    に記載の潜像担持体。
  28. 【請求項28】 直流成分に交流成分を重畳した帯電バ
    イアスを印加して前記潜像担持体を帯電させることを特
    徴とする、請求項24〜27のいずれか1項に記載の潜
    像担持体。
  29. 【請求項29】 少なくとも電子写真感光体を具備する
    電子写真装置用プロセスカートリッジであって、前記電
    子写真感光体が請求項1〜27のいずれか1項に記載の
    潜像担持体であることを特徴とする電子写真装置用プロ
    セスカートリッジ。
  30. 【請求項30】 請求項1〜28のいずれか1項に記載
    の潜像担持体が搭載されていることを特徴とする画像形
    成装置。
  31. 【請求項31】 画像形成装置の潜像担持体の内部に配
    置される制振部材であって、損失正接tanδが0.5
    以上の弾性体により形成されていることを特徴とする制
    振部材。
  32. 【請求項32】 当該制振部材が円柱形状であることを
    特徴とする、請求項31に記載の制振部材。
  33. 【請求項33】 当該制振部材が円筒形状で損失正接t
    anδが0.6以上であることを特徴とする、請求項3
    1に記載の制振部材。
  34. 【請求項34】 当該制振部材が配置される潜像担持体
    を帯電させる帯電部材の重量の70%以上の重量を有す
    ることを特徴とする、請求項31〜33のいずれか1項
    に記載の制振部材。
  35. 【請求項35】 当該制振部材が配置される潜像担持体
    の体積の30%以上の体積を有することを特徴とする、
    請求項31〜33のいずれか1項に記載の制振部材。
  36. 【請求項36】 JIS硬度で30〜70度の硬度であ
    ることを特徴とする、請求項31〜33のいずれか1項
    に記載の制振部材。
  37. 【請求項37】 当該制振部材が配置される潜像担持体
    の帯電領域の軸方向長さの60%以上の長さを有してい
    ることを特徴とする、請求項31〜36のいずれか1項
    に記載の制振部材。
  38. 【請求項38】 当該制振部材が配置される潜像担持体
    の内径をD、当該制振部材の外径をdとしたとき、D≦
    d≦(D+1mm)であることを特徴とする、請求項3
    1〜37のいずれか1項に記載の制振部材。
  39. 【請求項39】 当該制振部材がゴム製であることを特
    徴とする、請求項31〜38のいずれか1項に記載の制
    振部材。
  40. 【請求項40】 当該制振部材が樹脂製であることを特
    徴とする、請求項31〜38のいずれか1項に記載の制
    振部材。
  41. 【請求項41】 前記円筒形状制振部材の円筒内に剛体
    を挿入配置したことを特徴とする、請求項33に記載の
    制振部材。
  42. 【請求項42】 当該制振部材の少なくとも一方側端部
    の外周部が小径部となっていることを特徴とする、請求
    項31〜41のいずれか1項に記載の制振部材。
  43. 【請求項43】 前記円筒形状制振部材の片側端部が閉
    鎖されていることを特徴とする、請求項33に記載の制
    振部材。
  44. 【請求項44】 前記閉鎖された片側端部の外周部が小
    径部となっていることを特徴とする、請求項43に記載
    の制振部材。
  45. 【請求項45】 前記円筒形状制振部材が、シート状弾
    性体を円筒形状にしたものであることを特徴とする、請
    求項33に記載の制振部材。
  46. 【請求項46】 前記シート状弾性体を円筒形状にした
    際のシート端部の合わせ目又は重なりが軸に非平行であ
    ることを特徴とする、請求項45に記載の制振部材。
  47. 【請求項47】 前記円筒形状制振部材の肉厚が4mm
    以上であることを特徴とする、請求項33,41,43
    〜46のいずれか1項に記載の制振部材。
  48. 【請求項48】 画像形成装置の潜像担持体内面と接触
    する面に凹部を有することを特徴とする、請求項31〜
    47のいずれか1項に記載の制振部材。
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