JP2003040288A - バックインボックス用内袋 - Google Patents

バックインボックス用内袋

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JP2003040288A
JP2003040288A JP2001235190A JP2001235190A JP2003040288A JP 2003040288 A JP2003040288 A JP 2003040288A JP 2001235190 A JP2001235190 A JP 2001235190A JP 2001235190 A JP2001235190 A JP 2001235190A JP 2003040288 A JP2003040288 A JP 2003040288A
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Nihon Matai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特別な治具を必要とせずに、極めて容易に外箱
への出し入れや内袋自体の搬送を行なうことができる把
手付バックインボックス用内袋を提供する。 【解決手段】一組の平面状シートの間に、2枚の折曲状
シートを折曲部が内部となるように挟み込むことにより
形成したフィルム積層体を、所定の輪郭に沿ってヒート
シールすることにより、3面以上のシート面からなる袋
を製造する。この際、平面状シートと折曲状シートのヒ
ートシール部の一部を、袋の外側に向かって所定の形状
に延在させ、その形状の内部に穴を形成した把手部とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラスチックフ
ィルムからなる内袋と、外形を維持する段ボール箱等の
外箱とからなる液体輸送容器、いわゆるバックインボッ
クス用の内袋に関する。
【0002】
【従来の技術】バックインボックスは、軽い、使用しな
い時には折畳むことができる、割れない、錆びない等の
特色により、従来の液体輸送用容器に代えて近年急速に
普及している。
【0003】バックインボックス用の内袋には、その製
造方法の違いによって真空成形タイプ、ブロー成形タイ
プおよびフィルムタイプの3つのタイプがある。このう
ちフィルムタイプは、インフレーション或いはTダイに
よる押出し成形によって製膜されたフィルムをヒートシ
ールにより製袋したもので、素材選択の自由度が高く、
他のタイプに比べ、適用範囲が非常に広いという特長を
有している。
【0004】フィルムタイプの内袋を製造する方法とし
ては、上述したようなヒートシール可能なフィルムを二
枚重ねた後、四方シールするか、チューブ状のものをガ
セット折し両端をシールする方法が一般的である。
【0005】このうち四方シールによって製造された内
袋は、内容物を入れたときの立体形状がバックインボッ
クスの外箱と一致しないため、外箱との摩擦等による損
傷のおそれがあった。これに対し、本発明者らは、ヒー
トシールによって接合された3以上の面からなり、外箱
と立体形状が一致するように形成された内袋を提案して
いる(特開2001-19038号、特願平11-349149号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来の
バックインボックス用内袋は、持ち運びや外箱への出し
入れ等の作業時には、内容物の流動性により、両手で抱
きかかえるか更には身体も使って運ばなければならず、
作業性がよくなかった。また充填時には、内容物の流動
性により袋の形状が不安定であるため、袋を支持するた
めの治具が別途必要であり、また内容物が袋一杯に充填
された状態で搬送したり、外箱に収納する場合には、袋
の底部に沿ってフラップ状の板を差込み、持ち上げるた
めの治具が必要であった。
【0007】そこで本発明は、従来の多面構造の内袋の
製造方法とほぼ同じ製造工程で製造することが可能な、
把手付のバックインボックス用内袋を提供することを目
的とする。また本発明は、特別な治具を必要とせずに、
極めて容易に外箱への出し入れや内容物入りの内袋単独
での搬送を行なうことができるバックインボックス用内
袋を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決する手段】上記目的を達成する本発明のバ
ックインボックス用内袋は、一組の平面状シートの間
に、少なくとも1枚の折曲状シートを折曲部が内側とな
るように挟み込み、前記一組の平面状シート及び折曲状
シートからなる積層体を形成し、前記積層体を所定の輪
郭に沿ってヒートシールすることにより形成した、3面
以上のシート面からなるバックインボックス用内袋にお
いて、前記平面状シートと折曲状シートのヒートシール
部の一部を、袋の外側に向かって所定の形状に延在さ
せ、前記形状の内部に穴を形成した把手部を設けたこと
を特徴とする。
【0009】また本発明のバックインボックス用内袋
は、ヒートシール性の内層と非ヒートシール性の外層と
からなるチューブ状のプラスチックフィルムの、少なく
とも一箇所をチューブの軸方向に沿って内側に折りたた
み、所定の輪郭に沿ってヒートシールすることにより形
成したバックインボックス用内袋において、ヒートシー
ル部の一部を、袋の外側に向かって所定の形状に延在さ
せ、前記形状の内部に穴を形成した把手部を設けたこと
を特徴とする。
【0010】本発明のバックインボックス用内袋によれ
ば、シートの積層体をヒートシールすることによって製
袋するのと同時に、把手部を形成することができる。こ
の把手部を持って内袋を支えることにより特別の治具な
しに容易に流動状の内容物の内袋に充填することができ
る。また内袋の搬送や外箱への出し入れも把手部を持っ
て容易に行なうことができる。
【0011】一般にバックインボックス用内袋に内容物
を入れた場合、数kg〜10数kgの重さになるが、この把手
部は、ヒートシール部の一部として形成されているの
で、シートの二重構造になっており、十分な強度が得ら
れる。把手部を複数設けることにより、荷重を分散でき
るので、荷重による把手部の破損を防止できる。
【0012】また本発明のバックインボックス用内袋に
おいて、把手部は、袋に内容物を充填したときに、上面
となる部分、側面となる部分、底面となる部分のいずれ
にも設けることができる。複数の部分に設けてもよい。
上面に設けた場合には、搬送や外箱への出し入れ時の作
業性を向上することができる。また側面や底面に設けた
場合には、内袋から内容物である流動体を取り出すとき
に、最後まで容易に取り出すことができる。同じ部分に
複数の把手部が設けられる場合には、それぞれ面対称と
なる位置に設けられることが好ましく、これによって、
さらに作業性を向上することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明のバックインボック
ス用内袋を詳細に説明する。図1に、本発明のバックイ
ンボックス用内袋100(以下、単に内袋という)の一実
施形態を示す。図示する内袋は、2枚の平面状フィルム
の間に、2枚の折曲状フィルムを折曲部が内側となるよ
うに挟み込んだ4枚のフィルムからなる積層体或いはチ
ューブ状フィルムをガゼット折りしたものを、略六角形
の輪郭に沿ってヒートシールすることにより形成された
内袋で、内容物を充填したときに、同図(b)に示すよ
うに、ほぼ立方体の形状となるものである。
【0014】この内袋100は、立方体の形状としたとき
に、上面に位置する4箇所のヒートシール部のうち3箇
所に、ヒートシール部から延在する把手部30が形成さ
れ、残りの1箇所に、内袋に内容物を出し入れするため
のスパウト40が取り付けられている。把手部30は、持ち
やすさや荷重を考慮した所定の面積を有し、そのほぼ中
央部に作業者の手を入れるための長円形の穴31が形成さ
れている。
【0015】次に、上記構成の内袋の製造方法について
説明する。上記構成の内袋は、基本的には、特開2001-1
9038号公報に記載されたバックインボックス用内袋とほ
ぼ同様の製造方法で製造することができる。即ち、この
製造方法では、原料として、一方の面がヒートシール可
能な材料(ヒートシール性材料)から成り、他方の面が
ヒートシール時の熱では溶融しない非ヒートシール性の
材料からなる積層フィルムを複数枚組み合わせたもの、
或いは内層がヒートシール性で、外層が非ヒートシール
性であるチューブ状のフィルムをガゼット折したものを
用いる。このような積層フィルム或いはチューブの材料
としては、公知のフィルムタイプの製袋材料を用いるこ
とができる。
【0016】複数枚の積層フィルムを用いる場合には、
図2(a)に示すように、2枚の平面状フィルム10をヒ
ートシール性の面が対向するように配置し、その間に、
ヒートシール性の面が外側となるように二つ折りにした
折曲状フィルム20を、折曲部が内側となるように配置し
て、フィルム積層体を作成する。
【0017】このようなフィルム積層体を略六角形の輪
郭を持つシール型で加熱加圧して、平面状フィルム10の
ヒートシール性の面と折曲状フィルム20のヒートシール
性の面とを輪郭に沿って接合する。このとき、折曲状フ
ィルム20の内側の面どうしも加熱加圧されるが、この面
は非シートシール性であるので、接合することなく、こ
れにより、4つのシート面からなる袋が形成される。
【0018】ここで本発明の内袋を製造するためのシー
ル型50は、図3(a)に示すように、内側に六角形の輪
郭を有し、その隣接する二辺の部分において、その外側
に延在して、その二辺を底辺とする略三角形の平坦部51
が形成され、その他の辺は内側の輪郭に沿った外側の輪
郭を有している。この二辺がなす角度は、ほぼ90°で、
この角の頂点52がフィルム積層体の中央、即ち、2枚の
折曲状フィルム20の折曲部がほぼ当接する部分に位置す
るようにシール型50が適用される。頂点52には、六角形
の輪郭の外側に突出する凸部が形成されており、平坦部
51は、この凸部を除く直線状の辺に連続して形成されて
いる。
【0019】また平坦部51の一方には、後述するスパウ
ト40を取り付けるための開口部を内袋に形成するための
凹部53が形成されている。この凹部53は、好ましくは、
辺の頂点52から遠い部分、即ち、他の辺との交点に近い
部分に、辺に沿って設けられる。これにより、スパウト
40の取り付け位置を内袋上面の角部とすることができ、
スパウト40からの内容物の出入を容易にすることができ
る。
【0020】このようなシール型50を用いて前述のフィ
ルム積層体をヒートシールすることにより、この平坦部
51に対応するフィルム積層体の部分では、平面状フィル
ム10のヒートシール性の面と折曲状フィルム20のヒート
シール性の面が平坦部51の形状で接合し、内袋100の把
手部30となる部分が形成される。
【0021】次いで、ヒートシール後の内袋を、シール
型の外側の輪郭に沿って切断し、外側の部分を除去する
とともに、平坦部51によって面接合した部分の中央を長
円形の切断刃で打ち抜き、図1に示すような穴31を有す
る把手部30を形成する。この状態では、把手部30は4箇
所に形成されているが、そのうち、開口部用の凹部53が
形成された平坦部51でヒートシールされた辺(裏表二
辺)の一方については、把手部30を切断して除去すると
ともに、凹部53によって形成された開口部にスパウト40
を取り付ける。これにより、図1に示すような内袋が得
られる。
【0022】なお、スパウト40としては、図4に示すよ
うに、袋側に固定される固定部41の形状が舟形のものが
好ましい。このようなスパウトは、開口部を構成する2
枚のフィルムの間に固定部41を入れ、その両側から固定
部41の形状に沿ってヒートシールすることにより、簡単
にスパウト40を固定することができる。またスパウト40
の取り付け位置を辺の端部(立体としたときの角部)に
近づけることができるので、袋を傾けて内容物を取り出
すときに便利である。
【0023】このように形成した内袋は、図1(b)に
示すように、内容物を入れたときに、4つのシート面に
よって形成される正方形の内袋上面に、3つの把手部30
が形成されるとともに正方形の角にスパウト40が形成さ
れている。ここで把手部30は、4つのシート面が一点で
接合される頂点52に対応する部分を除いて形成されてい
るので、上面に対し垂直に立てた場合にも、互いに干渉
することがない。またシール型の頂点52に形成された凸
部により、頂点52に対応する部分は上面から突出してい
るので、引っ張りの応力がこの部分に集中し、内袋の破
損するのを防止できる。但し、本発明の内袋において、
このような凸部を設けることは、好適であるが必須な構
成ではなく、このような凸部を設けない内袋も本発明に
包含される。
【0024】このように上面に複数の把手部30を設けた
内袋では、作業者が例えば対角線上に位置する(面対称
の位置にある)二つの把手部30を上から持つことによ
り、底部を安定させた状態で、内袋100に内容物を充填
することができる。また内容物充填時に内袋を固定する
支持具を使用する場合には、その支持具に把手部30を固
定させて、安定した状態を保つことができる。持ち運び
や外箱への出し入れの場合には、対角線上に位置する二
つの把手部30を持つことにより、形状を安定に維持した
まま、容易に作業を行なうことができる。さらに内容物
が残り少なくなった内袋100から内容物を排出する場合
には、スパウト40に対し、対角線上にある把手部30と底
辺の角部を持つことにより、容易に内容物を排出でき
る。
【0025】尚、以上の説明では、シール型の平坦部51
として、図3(a)に示すような、頂点52の凸部を除く
辺の部分に延在する形状のものを示したが、平坦部51
は、図3(b)に示すように、凸部を含む二辺から延在
するものとしてもよい。その場合には、シール型500で
ヒートシールした後、把手部30外側の不要部分を切断す
る際に、図3(a)のシール型の外側輪郭と同様の輪郭
を有する切断刃を用いることにより、図3(a)のシー
ル型を用いた場合と同様の内袋を製造することが可能で
ある。
【0026】また以上では、内袋製造の原料として、4
枚のフィルムで構成した積層体を用いた場合を説明した
が、図2(b)に示すガゼット折りチューブを用いた場
合にも全く同様にして内袋を製造することが可能であ
る。但し、この場合には、内袋側面を構成するフィルム
は連続した1枚のフィルムであるので、チューブの上端
と下端のみをヒートシールするようにしてもよい。その
場合には、図3に示すシール型の対向する二つの側辺を
取り除いたシール型を用いることができる。
【0027】さらに以上の実施形態では、上面のみに把
手部30を設けた実施形態を説明したが、把手部30の位置
は上面に限らず、内袋の側面となる部分や底面となる部
分に設けることも可能である。そのような実施形態を図
5及び図6に示す。
【0028】図5(a)に示す実施形態の内袋は、図1の
内袋の把手部30に加えて、側面ヒートシール部の下端部
に延在するように1対の把手部30’を設けた例である。
この実施形態の内袋は、図2(a)に示すような2枚の平
面状フィルムとその間に挟み込まれた2枚の折曲状フィ
ルムとからなるフィルム積層体を、同図(b)に示すよう
なシール型50’を用いてヒートシールすることにより形
成することができる。即ち、このシール型50’は、図3
(a)又は(b)に示すような六角形の二辺から延在する平坦
部51、51の他に、内袋の側面どうしをヒートシールする
六角形の一辺に、そこから外側に延在する平坦部51’を
有している。この平坦部51’は、平坦部51、51が設けら
れた二辺のうち、開口部のための凹部53が設けられてい
ない辺に隣接する辺に設けられることが好ましい。
【0029】このようなシール型50’でヒートシールし
た後、把手部30、30’の内部に穴を形成するとともに把
手部30、30’外側の不要部分を切断除去することによ
り、図5(a)に示すように、側面下端部にも一対の把手
部30’が形成された内袋を製造することができる。この
内袋は、スパウト40が設けられる開口に対し、対称な位
置に一対の把手部30’が設けられているので、図1に示
す実施形態の内袋の効果に加えて、液状の内容物を取り
出すときにこれら把手部30’を持つことにより、容易に
最後まで取り出すことができるという効果が得られる。
【0030】図6(a)に示す実施形態の内袋は、図1の
内袋の把手部30に加えて、底面ヒートシール部に延在し
て把手部30”を設けた例である。この実施形態の内袋
は、図2(a)に示すような2枚の平面状フィルムとその
間に挟み込まれた2枚の折曲状フィルムとからなるフィ
ルム積層体或いは同図(b)に示すようなガゼット折した
チューブを、図6(b)に示すようなシール型50”を用い
てヒートシールすることにより形成することができる。
即ち、このシール型50”は、図3(a)又は(b)に示すよう
な六角形の二辺から延在する平坦部51、51の他に、これ
ら二辺と対向する二辺に、平坦部51、51とほぼ同じ形状
の平坦部51”が延在して設けられている。但し、これら
平坦部51”には、平坦部51と異なり、開口部を形成する
ための凹部は形成しなくてもよい。
【0031】このようなシール型50”でヒートシールし
た後、把手部30、30”の内部に穴を形成するとともに把
手部30、30”外側の不要部分を切断除去することによ
り、図6(a)に示すように、底面にも4つの把手部30”
が形成された内袋を製造することができる。この内袋
は、把手部30”が底面にあることにより、図5(a)の内
袋と同様かそれ以上に、作業性よく、容易に内容物を最
後まで取り出すことができるという効果が得られ、しか
も、原料フィルムの長手方向であって、不要部分として
除去される部分を利用して把手部を形成することができ
るので、フィルムの無駄を最小限にすることができる。
【0032】本発明の内袋は、以上例示したように、少
なくとも上面に把手部を設けることが好ましいが、側面
のみ、底面のみ或いは側面と底面のみに設けたものも本
発明に包含される。
【0033】次に本発明のさらに別の実施形態として、
開口部を上面中央に設けた内袋について説明する。本実
施形態の内袋を図7に示す。
【0034】この実施形態の内袋は、立体形状の上面中
央につる首状の開口部60を有し、この開口部60を取り囲
むように4箇所に把手部30を形成したものである。この
実施形態の内袋を製造するためのシール型70、70’を図
8に示す。図示するように、このシール型70、70’にお
いても、シール型の上側の二辺74、75に延在する平坦部
71を設け、これにより把手部30を形成するようにしたこ
とは、図3に示すシール型50と同じであるが、このシー
ル型70の内側の輪郭は、六角形の上側二辺(内袋の上面
になる二辺)を、交差する手前で屈曲させて所定の距離
を持つ平行な直線部72、73としている。
【0035】図8中、点線はヒートシール後に切断され
る部分の形状を示したものであり、長円76は把手部30の
穴31に対応し、直線部72に隣接するV字状の部分77(7
7’)は、把手部30を内袋上面に対し垂直にしたとき
に、つる首状開口部60と干渉するのを防止するための切
り込みである。V字状の切り込み77(77’)の底部は応
力集中を防止するために曲線状であることが好ましい。
【0036】この実施形態においても、シール型として
図8(a)に示すように、シール型自体がV字状の切り
込み77を有するシール型70を用いてヒートシールしても
よいし、図8(b)に示すシール型70’を用いてヒート
シールした後、点線で示す切り込み77’に沿って不要部
分を切断してもよい。
【0037】この実施形態の内袋も、原料としては図1
の実施形態と同様に、図2に示すフィルム積層体または
ガゼット折りチューブを用い、これを図6に示すシール
型70でヒートシールし、不要部分を切断除去した後、必
要に応じて、開口部の先端にスパウトを取り付けること
により、図7の内袋を得ることができる。この実施形態
の内袋も、図1の内袋と同様に、対角線上にある一対の
把手部を持つことにより、容易に持ち運びや外箱への出
し入れ、内容物の充填を行うことができる。
【0038】尚、図示しないが、開口を上面に設けた内
袋においても、図5に示すように、側面や底面に把手部
を設けることができ、同様の効果を得ることができる。
【0039】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明はこれら実施形態に限定されず種々の変更可能であ
る。例えば、開口部の位置として上面角部にあるものと
中央部にあるものを示したが、外箱との関係で側面など
に設けることも可能である。また上記実施形態では、シ
ート面が4面の内袋を製造する場合を説明したが、図2
(a)に示すフィルム積層体として平面状フィルム10間
に挟み込む折曲状フィルム20の数を異ならせることによ
り、立体形状が三角柱や六角柱など種々の形状の内袋を
形成することが可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、ヒートシールによって
製造されるフィルムタイプのバックインボックス用内袋
において、ヒートシール部に延在して内袋の把手部を設
けたことにより、取り扱い性の優れた内袋を提供するこ
とができる。この内袋の把手部は、製袋工程と同一工程
で容易に製造することができ、フィルムが二重になって
いるので袋の荷重に耐える強度を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバックインボックス用内袋の一実施形
態を示す平面図および斜視図。
【図2】図1のバックインボックス用内袋の製造に用い
るフィルムの形態を示す断面図で、(a)はフィルム積
層体、(b)はガゼット折りチューブを示す図。
【図3】図1のバックインボックス用内袋の製造に用い
るシール型を示す図。
【図4】図1のバックインボックス用内袋のスパウト部
を示す図。
【図5】(a)は本発明のバックインボックス用内袋の
別の実施形態を示す図、(b)はその製造に用いるシー
ル型を示す図。
【図6】(a)は本発明のバックインボックス用内袋の
別の実施形態を示す図、(b)はその製造に用いるシー
ル型を示す図。
【図7】本発明のバックインボックス用内袋の別の実施
形態を示す平面図および斜視図。
【図8】図7のバックインボックス用内袋の製造に用い
るシール型を示す図。
【符号の説明】
10・・・平面状フィルム 20・・・折曲状フィルム 30・・・把手部 31・・・穴 40・・・スパウト 50・・・シール型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E064 AA13 AD18 BA22 BB03 BC18 EA09 EA21 FA04 GA04 HJ02 HM01 HR01 HS04 3E067 AA03 BA05C BA12B BB02C BB14B BB25B BC03B BC06C CA24 EB27 EE12 FA01 FC01 3E075 BA41 CA01 DD11 DD34 DE03 DE06 GA04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一組の平面状シートの間に、少なくとも1
    枚の折曲状シートを折曲部が内側となるように挟み込
    み、前記一組の平面状シート及び折曲状シートからなる
    積層体を形成し、前記積層体を所定の輪郭に沿ってヒー
    トシールすることにより形成した、3面以上のシート面
    からなるバックインボックス用内袋において、 前記平面状シートと折曲状シートのヒートシール部の一
    部を、袋の外側に向かって所定の形状に延在させ、前記
    形状の内部に穴を形成した把手部を設けたことを特徴と
    するバックインボックス用内袋。
  2. 【請求項2】ヒートシール性の内層と非ヒートシール性
    の外層とからなるチューブ状のプラスチックフィルム
    の、少なくとも一箇所をチューブの軸方向に沿って内側
    に折りたたみ、所定の輪郭に沿ってヒートシールするこ
    とにより形成したバックインボックス用内袋において、 ヒートシール部の一部を、袋の外側に向かって所定の形
    状に延在させ、前記形状の内部に穴を形成した把手部を
    設けたことを特徴とするバックインボックス用内袋。
  3. 【請求項3】前記把手部が、複数設けられたことを特徴
    とする請求項1または2に記載のバックインボックス用
    内袋。
  4. 【請求項4】前記内袋は、袋に内容物を充填したとき
    に、上面、側面及び底面となる部分を有し、前記把手部
    は、前記上面となる部分に設けられることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか1項記載のバックインボック
    ス用内袋。
  5. 【請求項5】前記内袋は、袋に内容物を充填したとき
    に、上面、側面及び底面となる部分を有し、前記把手部
    は、前記側面となる部分に設けられることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれか1項記載のバックインボック
    ス用内袋。
  6. 【請求項6】前記内袋は、袋に内容物を充填したとき
    に、上面、側面及び底面となる部分を有し、前記把手部
    は、前記底面となる部分に設けられることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか1項記載のバックインボック
    ス用内袋。
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