JP2003039355A - ロボットシステム - Google Patents

ロボットシステム

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JP2003039355A
JP2003039355A JP2001230279A JP2001230279A JP2003039355A JP 2003039355 A JP2003039355 A JP 2003039355A JP 2001230279 A JP2001230279 A JP 2001230279A JP 2001230279 A JP2001230279 A JP 2001230279A JP 2003039355 A JP2003039355 A JP 2003039355A
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JP
Japan
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coordinate
external device
teaching
processing device
robot arm
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JP2001230279A
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Nobuyuki Haji
信幸 土師
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工対象物の反りや位置ずれを検出し、ロボ
ットアームの教示座標を補正することにより、加工精度
を向上する。 【解決手段】 2軸以上で構成されるロボットアーム2
と、ロボットアーム2の先端軸に保持され、加工対象物
6を加工するための加工器1と、加工器1に座標位置を
教示する教示手段と、加工対象物6に対する加工器1の
位置を測定可能とした外部装置8と、加工器1の座標を
補正する座標補正手段10と、外部装置8と座標データ
を通信するための複数の通信手順を有し、接続される外
部装置8の種類により通信手順を選択的に切り替え可能
にしたインターフェース手段9とを備え、加工器1の座
標データをインターフェース手段9を介して外部装置8
より入力し、入力値に基づき座標補正手段10が教示手
段で教示された加工器1の教示座標を補正するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリント基板上
への部品の搭載やはんだ付け加工などに使用される産業
用ロボットシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】加工器には部品のハンドリングユニッ
ト、部品吸着ユニットなどの部品搭載器、レーザの集光
ユニットなどの加熱器などがある。また加工対象物には
プリント基板やディスクリート部品などがあるが、以下
の説明においては加工器をレーザ集光ユニット、加工対
象物をプリント基板として説明を行う。
【0003】従来のロボットシステムを図6を用いて説
明する。
【0004】図6において1はレーザ集光ユニット、2
はX軸2a、Y軸2b、Z軸2cの3軸にて構成される
ロボットアーム、3はロボットアーム駆動手段であり各
軸のドライブ回路などより成る。4はシステム制御手段
であり、ロボットアームの駆動、停止、速度制御、位置
制御およびレーザ集光ユニット照射制御などシステム全
体の制御を行う。5は操作部であり、システムの動作プ
ログラムを作成しシステム制御手段に入力するマンマシ
ンインターフェースである。6はプリント基板、7はプ
リント基板6を搬送するベルトコンベアである。
【0005】以下に従来のシステムの動作を説明する。
【0006】ロボットアーム2はその動作ストロークに
よって決定される固有の座標軸を持っており、図6のよ
うな3軸構成の場合、X−Y−Zの3軸座標となる。
X,Y,ZはそれぞれX軸、Y軸、Z軸の動作方向に平
行な座標である。レーザ集光ユニット1はロボットアー
ムの先端可動軸に固定されロボットアーム座標の任意な
位置に教示し移動させることができ、プリント基板6上
の数箇所〜数十箇所をレーザ照射によりはんだ付けす
る。プリント基板6はベルトコンベア7によりロボット
アームの動作範囲内に搬送され、位置決めピンまたは外
周押えなどの機械的な方法で位置決めされる。ロボット
アームの停止位置、移動順序、停止後のレーザ照射の動
作シーケンス制御は操作部5よりプログラム入力され、
シーケンス制御部4により記憶されている。
【0007】システムを起動すると、ベルトコンベア7
によりプリント基板6がロボットアーム2の座標軸内に
搬送される。その後シーケンス制御部に記憶されたプロ
グラムの手順に従い、ロボットアーム2を座標軸上の教
示点に移動させレーザ照射を行い、はんだ付けをする。
この繰り返しによりプリント基板6上の任意の箇所を順
次はんだ付けをしていくものである。
【0008】ロボットアーム先端部の位置決め精度は比
較的高く、被加熱ワークの加工精度が高い場合または加
熱部位が比較的大きく、精度を要求されない場合は、こ
のような構成で安定した加熱加工が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】近年プリント基板など
の被加工対象物に搭載される部品の小型化が急速に進ん
できており、またプリント基板のパッドサイズも微細化
してきている。このような変化により従来の方法ではロ
ボットアームの停止精度が高くとも、プリント基板の加
工精度や位置決め精度のわずかな誤差によって、レーザ
が本来必要とする位置に照射されないという問題が発生
してきた。このような位置決め座標と加工点のずれが発
生する要因には以下のものがある。
【0010】第1の要因はプリント基板の反りである。
プリント基板の場合、前工程においてリフロー工程や予
熱工程を経て供給されることが多く、このためプリント
基板に熱による反りが発生する。このような反りがある
ままプリント基板が供給されると、ロボットアームによ
るレーザ集光ユニットの位置決め座標とプリント基板上
の加工点までの高さに相対的な誤差が生じ、高さずれが
発生する。
【0011】第2の要因はプリント基板の機械加工部と
銅箔部のずれであり、プリント基板の穴あけ、外周切断
などの機械加工工程と銅箔部の生成工程が別工程である
ことに起因する誤差である。従ってプリント基板に設け
られた位置決め穴や、プリント基板の外形を基準にして
プリント基板を位置決めした場合、はんだ付け点となる
銅箔部とは誤差が生ずる。
【0012】第3の要因は前工程においてプリント基板
に搭載される部品の位置ずれである。例えばはんだ付け
の前工程にて搭載された部品に位置ずれがあると、レー
サ照射によるはんだ付けがうまくいかない場合がある。
【0013】このような要因による位置ずれが発生する
と、はんだ付け部のはんだの溶融不良やはんだ付け部周
辺の焼け不良が発生し、生産性を悪化させる。
【0014】したがって、この発明の目的は、被加熱ワ
ークの反りや、位置ずれがあってもレーザ集光ユニット
を正確に加工点に誘導し良好な加工をすることができる
ロボットシステムを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明の請求項1記載のロボットシステムは、2軸
以上で構成されるロボットアームと、前記ロボットアー
ムの先端軸に保持され、加工対象物を加工するための加
工器と、前記加工器に座標位置を教示する教示手段と、
加工対象物に対する前記加工器の位置を測定可能な外部
装置と、前記加工器の座標を補正する座標補正手段と、
前記外部装置と座標データを通信するための通信手順を
有するインターフェース手段とを備え、前記加工器の座
標データを前記インターフェース手段を介して前記外部
装置より入力し、前記入力値に基づき前記座標補正手段
が前記教示手段で教示された前記加工器の教示座標を補
正するようにした。
【0016】このように、2軸以上で構成されるロボッ
トアームと、ロボットアームの先端軸に保持され、加工
対象物を加工するための加工器と、加工器に座標位置を
教示する教示手段と、加工対象物に対する加工器の位置
を測定可能な外部装置と、加工器の座標を補正する座標
補正手段と、外部装置と座標データを通信するための通
信手順を有するインターフェース手段とを備え、加工器
の座標データをインターフェース手段を介して外部装置
より入力し、入力値に基づき座標補正手段が教示手段で
教示された加工器の教示座標を補正するようにしたの
で、ロボットシステムに搬入される加工対象物の高さや
位置ずれがあっても、ロボットアームの座標補正を行う
ことにより、加工器を精度良く加工点に導くことが可能
であり、高い加工精度が保証でき、加工品質の向上が期
待できる。
【0017】請求項2記載のロボットシステムは、請求
項1記載のロボットシステムにおいて、インターフェー
ス手段は、外部装置と座標データを通信するための複数
の通信手順を有し、接続される外部装置の種類により通
信手順を選択的に切り替え可能にした。
【0018】このように、インターフェース手段は、外
部装置と座標データを通信するための複数の通信手順を
有し、接続される外部装置の種類により通信手順を選択
的に切り替え可能にしたので、センサ機能を持たないロ
ボットシステムに対して、センサ機能を有する外部装置
を後付けする場合でも、使用するセンサの種類によって
通信手順を切り替えることで市販のセンサを使用すると
が可能となる。
【0019】請求項3記載のロボットシステムは、2軸
以上で構成されるロボットアームと、前記ロボットアー
ムの先端軸に保持され、加工対象物を加工するための加
工器と、前記加工器に座標位置を教示する教示手段と、
加工対象物に対する前記加工器の位置を測定可能な外部
装置と、前記加工器の座標を補正する座標補正手段と、
前記外部装置と座標データを通信するための複数の通信
手順を有し、接続される外部装置の種類により通信手順
を選択的に切り替え可能にしたインターフェース手段と
を備え、前記外部装置は加工対象物の2点以上の任意の
箇所の高さをセンシングするセンシング手段であり、セ
ンシングした高さデータを前記インターフェース手段を
介して前記座標補正手段に送ることにより前記教示手段
で教示された前記加工器のZ軸教示座標を補正するよう
にした。
【0020】このように、2軸以上で構成されるロボッ
トアームと、ロボットアームの先端軸に保持され、加工
対象物を加工するための加工器と、加工器に座標位置を
教示する教示手段と、加工対象物に対する加工器の位置
を測定可能な外部装置と、加工器の座標を補正する座標
補正手段と、外部装置と座標データを通信するための複
数の通信手順を有し、接続される外部装置の種類により
通信手順を選択的に切り替え可能にしたインターフェー
ス手段とを備え、外部装置は加工対象物の2点以上の任
意の箇所の高さをセンシングするセンシング手段であ
り、センシングした高さデータをインターフェース手段
を介して座標補正手段に送ることにより教示手段で教示
された加工器のZ軸教示座標を補正するようにしたの
で、ロボットシステムに搬入される加工対象物の高さ方
向の位置ずれを検出し、ロボットアームの教示座標を補
正することにより、加工器を精度良く加工点に導くこと
が可能であり、加工精度が向上する。
【0021】また、センサ機能を持たないロボットシス
テムに対して、センサ機能を有する外部装置を後付けす
る場合でも、使用するセンサの種類によって通信手順を
切り替えることで市販のセンサを使用するとが可能とな
る。
【0022】請求項4記載のロボットシステムは、2軸
以上で構成されるロボットアームと、前記ロボットアー
ムの先端軸に保持され、加工対象物を加工するための加
工器と、前記加工器に座標位置を教示する教示手段と、
加工対象物に対する前記加工器の位置を測定可能な外部
装置と、前記加工器の座標を補正する座標補正手段と、
前記外部装置と座標データを通信するための複数の通信
手順を有し、接続される外部装置の種類により通信手順
を選択的に切り替え可能にしたインターフェース手段と
を備え、前記外部装置は加工対象物の2点以上の任意の
箇所のX−Y方向の位置をセンシングするセンシング手
段であり、センシングしたX−Y座標データを前記イン
ターフェース手段を介して前記座標補正手段に送ること
により前記教示手段で教示された前記加工器のX−Y教
示座標を補正するようにした。
【0023】このように、2軸以上で構成されるロボッ
トアームと、ロボットアームの先端軸に保持され、加工
対象物を加工するための加工器と、加工器に座標位置を
教示する教示手段と、加工対象物に対する加工器の位置
を測定可能な外部装置と、加工器の座標を補正する座標
補正手段と、外部装置と座標データを通信するための複
数の通信手順を有し、接続される外部装置の種類により
通信手順を選択的に切り替え可能にしたインターフェー
ス手段とを備え、外部装置は加工対象物の2点以上の任
意の箇所のX−Y方向の位置をセンシングするセンシン
グ手段であり、センシングしたX−Y座標データをイン
ターフェース手段を介して座標補正手段に送ることによ
り教示手段で教示された加工器のX−Y教示座標を補正
するようにしたので、ロボットシステムに搬入される加
工対象物のX−Y方向の位置ずれを検出し、ロボットア
ームの教示座標を補正することにより、加工器を精度良
く加工点に導くことが可能であり、加工精度が向上す
る。
【0024】また、センサ機能を持たないロボットシス
テムに対して、センサ機能を有する外部装置を後付けす
る場合でも、使用するセンサの種類によって通信手順を
切り替えることで市販のセンサを使用するとが可能とな
る。
【0025】請求項5記載のロボットシステムは、請求
項2,3または4記載のロボットシステムにおいて、イ
ンターフェース手段に接続される外部装置から受信した
認識コマンドによって前記外部装置を自動的に識別し通
信手順を選択できるような認識プログラムを有する。こ
のように、インターフェース手段に接続される外部装置
から受信した認識コマンドによって外部装置を自動的に
識別し通信手順を選択できるような認識プログラムを有
するので、通信手順の切り替え操作は不要となる。
【0026】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図
1および図2に基づいて説明する。図1はこの発明の第
1の実施の形態のロボットシステムのブロック図であ
る。
【0027】図1に示すように、2軸以上で構成される
ロボットアーム2と、ロボットアーム2の先端軸に保持
され、加工対象物6を加工するための加工器1と、加工
器1に座標位置を教示する教示手段と、加工対象物6に
対する加工器1の位置を測定可能な外部装置と、加工器
1の座標を補正する座標補正手段と、外部装置と座標デ
ータを通信するための複数の通信手順を有し、接続され
る外部装置の種類により通信手順を選択的に切り替え可
能にしたインターフェース手段とを備えている。レーザ
集光ユニット1、ロボットアーム2、ロボットアーム駆
動手段3、システム制御手段4、操作部5、加工対象物
であるプリント基板6、搬送手段7は従来例と同じ構成
である。
【0028】8はプリント基板6上の任意の箇所の高さ
をセンシングする外部装置である高さセンサ、9はイン
ターフェース手段、10は高さセンサ8のデータを入力
し、座標補正演算を行う座標補正手段である。
【0029】高さセンサ8はロボットアームZ軸2cに
取り付けられ、プリント基板6上の任意の箇所の高さを
センシングできるようなセンサでありその出力信号はデ
ジタル信号化されインターフェース手段9を介して座標
補正手段10へと出力される。座標補正手段10はセン
シングされた高さデータを基に、先に教示されたロボッ
トアームのZ軸座標を補正し、プリント基板6の反りや
高さずれがあっても、これによってレーザ集光ユニット
1と加熱点の高さ方向の距離を一定にするものである。
【0030】図2はこの発明の第1の実施の形態のアル
ゴリズムの説明図である。
【0031】図2において6はプリント基板、6a,6
b,6cはプリント基板6上の任意の3点、8は高さセ
ンサである。高さセンサ8によって測定されたセンサか
らプリント基板6の距離をそれぞれZa,Zb,Zcと
し、プリント基板からレーザ集光ユニットまでの本来教
示された高さをZ0 とすれば、6a,6b,6cそれぞ
れの箇所でのZ軸補正量ΔZa,ΔZb,ΔZcはΔZ
x=Z0 −Zxで計算できる。Z軸補正量ΔZxにより
レーザ集光ユニット1の教示座標を補正すればプリント
基板にZ軸方向の高さずれがあっても本来の位置に正確
にレーザ照射を行うことができる。また6a,6b,6
cの中間位置での補正量は補間法によって近似計算が可
能である。
【0032】このように、センシング手段8により加工
対象物の2点以上の任意の箇所の高さをセンシングし、
センシングした高さデータをインターフェース手段9を
介して座標補正手段10に送ることにより教示手段で教
示された加工器1のZ軸教示座標を補正するようにし
た。
【0033】この発明の第2の実施の形態を図3および
図4に基づいて説明する。図3はこの発明の第2の実施
の形態のロボットシステムのブロック図である。
【0034】図3に示すように、2軸以上で構成される
ロボットアーム2と、ロボットアーム2の先端軸に保持
され、加工対象物6を加工するための加工器1と、加工
器1に座標位置を教示する教示手段と、加工対象物6に
対する加工器1の位置を測定可能な外部装置と、加工器
の座標を補正する座標補正手段と、外部装置と座標デー
タを通信するための複数の通信手順を有し、接続される
外部装置の種類により通信手順を選択的に切り替え可能
にしたインターフェース手段とを備えている。レーザ集
光ユニット1、ロボットアーム2、ロボットアーム駆動
手段3、システム制御手段4、操作部5、加工対象物で
あるプリント基板6、搬送手段7は従来例と同じ構成で
ある。
【0035】8aはプリント基板上の任意の箇所のX−
Y方向の位置をセンシングする外部装置であるセンサ、
8bはセンサの出力を演算し位置データまたは位置ずれ
データに変換する演算手段、9はインターフェース手
段、10は演算手段8bのデータを入力し、座標補正演
算を行う座標補正手段である。
【0036】センサ8aはロボットアームのX軸2aに
取り付けられ、プリント基板6上の任意の箇所のX−Y
方向の位置をセンシングする。センサ8aの出力信号は
演算手段8bによってデジタル信号化され、インターフ
ェース手段9を介して座標補正手段10へと出力され
る。座標補正手段10はセンシングされたX−Y座標デ
ータを基に、先に教示されたロボットアームのX−Y軸
座標を補正し、プリント基板6上のパッドや部品のX−
Y座標上の位置ずれがあっても、これによってレーザ集
光ユニット1を適正な位置に補正するものである。
【0037】図4はこの発明の第2の実施の形態のアル
ゴリズムの説明図である。
【0038】図4において6はプリント基板、6a,6
b,6cはプリント基板6上の任意の3点である。プリ
ント基板のX−Y平面上における位置が6から6’の位
置にずれ、位置センサ8aによって測定されたプリント
基板6’上の3点の位置が6a’,6b’,6c’であ
るとすれば、これらの3点の測定データからX−Y座標
はX’−Y’座標に計算しなおすことができる。変換さ
れたX’−Y’座標によりレーザ集光ユニット1の教示
座標を補正すればプリント基板6にX−Y方向の位置ず
れがあっても本来の位置に正確にレーザ照射を行うこと
ができる。
【0039】なお、図3においてはレーザ集光ユニット
1とセンサ8aはX−Y座標軸上の同一の位置に設けら
れているわけではないので、両者の座標軸は同一として
扱えないが、両者のずれ分をオフセットデータとして座
標補正手段に登録しておくことによって補正計算を行っ
ている。
【0040】このように、センシング手段8aにより加
工対象物の2点以上の任意の箇所のX−Y座標上の位置
をセンシングし、センシングしたX−Y座標データをイ
ンターフェース手段9を介して座標補正手段10に送る
ことにより教示手段で教示された加工器1のX−Y教示
座標を補正するようにした。
【0041】本発明の実施の形態のロボットシステムで
はこのような構成によって、被加熱ワーク6が位置ずれ
を起こしてもティーチングされた座標位置を修正して、
精度の高い加工が実現できる。
【0042】また、前記実施の形態に用いるようなセン
シング手段は通常一般的に市販されている各種のセンサ
を使用することが多い。しかしながらこれらの市販のセ
ンサは製品、製造者毎に規格が不統一であり、データの
送受形態や操作用信号の形態はまちまちである。従って
使用するセンサごとにインターフェースプログラムを開
発する必要がある。
【0043】またセンサ機能を持たないロボットシステ
ムに対して、購入者がセンサを後付けする必要性が生じ
ることも考えられるが、ロボットシステムとセンサのイ
ンターフェースができないことが問題になってくる。
【0044】そこで、この実施の形態においてはインタ
ーフェース手段9の内部に複数の通信手順を内蔵し、使
用するセンサの種類によって通信手順を切替え可能にす
るようにしてこの問題の解決を図っている。
【0045】図5はこの発明の実施の形態のインターフ
ェース手段の概念を示すものであり、センシング手段の
種類によって通信手順を切替え可能にしている。この方
式により全ての市販センサに対応できるものではない
が、外部に接続されると予想されるものに対して通信手
順を準備しておけば実用上は十分である。
【0046】また、通信手順を切り替えるための認識信
号を外部センサ側に持たせ、認識信号によって自動切換
えを行うようにすれば、通信手順の切り替え操作は不要
となる。
【0047】
【発明の効果】この発明の請求項1記載のロボットシス
テムによれば、2軸以上で構成されるロボットアーム
と、ロボットアームの先端軸に保持され、加工対象物を
加工するための加工器と、加工器に座標位置を教示する
教示手段と、加工対象物に対する加工器の位置を測定可
能な外部装置と、加工器の座標を補正する座標補正手段
と、外部装置と座標データを通信するための通信手順を
有するインターフェース手段とを備え、加工器の座標デ
ータをインターフェース手段を介して外部装置より入力
し、入力値に基づき座標補正手段が教示手段で教示され
た加工器の教示座標を補正するようにしたので、ロボッ
トシステムに搬入される加工対象物の高さや位置ずれが
あっても、ロボットアームの座標補正を行うことによ
り、加工器を精度良く加工点に導くことが可能であり、
高い加工精度が保証でき、加工品質の向上が期待でき
る。
【0048】請求項2では、インターフェース手段は、
外部装置と座標データを通信するための複数の通信手順
を有し、接続される外部装置の種類により通信手順を選
択的に切り替え可能にしたので、センサ機能を持たない
ロボットシステムに対して、センサ機能を有する外部装
置を後付けする場合でも、使用するセンサの種類によっ
て通信手順を切り替えることで市販のセンサを使用する
とが可能となる。
【0049】この発明の請求項3記載のロボットシステ
ムによれば、2軸以上で構成されるロボットアームと、
ロボットアームの先端軸に保持され、加工対象物を加工
するための加工器と、加工器に座標位置を教示する教示
手段と、加工対象物に対する加工器の位置を測定可能な
外部装置と、加工器の座標を補正する座標補正手段と、
外部装置と座標データを通信するための複数の通信手順
を有し、接続される外部装置の種類により通信手順を選
択的に切り替え可能にしたインターフェース手段とを備
え、外部装置は加工対象物の2点以上の任意の箇所の高
さをセンシングするセンシング手段であり、センシング
した高さデータをインターフェース手段を介して座標補
正手段に送ることにより教示手段で教示された加工器の
Z軸教示座標を補正するようにしたので、ロボットシス
テムに搬入される加工対象物の高さ方向の位置ずれを検
出し、ロボットアームの教示座標を補正することによ
り、加工器を精度良く加工点に導くことが可能であり、
加工精度が向上する。
【0050】また、センサ機能を持たないロボットシス
テムに対して、センサ機能を有する外部装置を後付けす
る場合でも、使用するセンサの種類によって通信手順を
切り替えることで市販のセンサを使用するとが可能とな
る。
【0051】この発明の請求項4記載のロボットシステ
ムによれば、2軸以上で構成されるロボットアームと、
ロボットアームの先端軸に保持され、加工対象物を加工
するための加工器と、加工器に座標位置を教示する教示
手段と、加工対象物に対する加工器の位置を測定可能な
外部装置と、加工器の座標を補正する座標補正手段と、
外部装置と座標データを通信するための複数の通信手順
を有し、接続される外部装置の種類により通信手順を選
択的に切り替え可能にしたインターフェース手段とを備
え、外部装置は加工対象物の2点以上の任意の箇所のX
−Y座標上の位置をセンシングするセンシング手段であ
り、センシングしたX−Y座標データをインターフェー
ス手段を介して座標補正手段に送ることにより教示手段
で教示された加工器のX−Y教示座標を補正するように
したので、ロボットシステムに搬入される加工対象物の
X−Y方向の位置ずれを検出し、ロボットアームの教示
座標を補正することにより、加工器を精度良く加工点に
導くことが可能であり、加工精度が向上する。
【0052】また、センサ機能を持たないロボットシス
テムに対して、センサ機能を有する外部装置を後付けす
る場合でも、使用するセンサの種類によって通信手順を
切り替えることで市販のセンサを使用するとが可能とな
る。
【0053】請求項5では、インターフェース手段に接
続される外部装置から受信した認識コマンドによって外
部装置を自動的に識別し通信手順を選択できるような認
識プログラムを有するので、通信手順の切り替え操作は
不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態のロボットシステ
ムのブロック図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態のアルゴリズムの
説明図である。
【図3】この発明の第2の実施の形態のロボットシステ
ムのブロック図である。
【図4】この発明の第2の実施の形態のアルゴリズムの
説明図である。
【図5】この発明の実施の形態のインターフェースの概
念図である。
【図6】従来例のロボットシステムのブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 レーザ集光ユニット 2 ロボットアーム 2a X軸 2b Y軸 2c Z軸 3 ロボットアーム駆動手段 4 システム制御手段 5 操作部 6 加工対象物 7 搬送手段 8 センシング手段 9 インターフェース手段 10 座標補正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B23K 101:42 B23K 101:42 Fターム(参考) 3C007 AS08 BS03 CV07 CW07 JS01 JS02 JS07 JU08 JU15 KS03 KS05 KS16 KS36 KV11 KX07 LS10 LS14 LT11 MT06 NS15 5H269 AB11 AB12 AB21 AB33 BB03 CC02 DD01 EE05 FF05 JJ19 KK03 SA01 SA11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2軸以上で構成されるロボットアーム
    と、前記ロボットアームの先端軸に保持され、加工対象
    物を加工するための加工器と、前記加工器に座標位置を
    教示する教示手段と、加工対象物に対する前記加工器の
    位置を測定可能な外部装置と、前記加工器の座標を補正
    する座標補正手段と、前記外部装置と座標データを通信
    するための通信手順を有するインターフェース手段とを
    備え、前記加工器の座標データを前記インターフェース
    手段を介して前記外部装置より入力し、前記入力値に基
    づき前記座標補正手段が前記教示手段で教示された前記
    加工器の教示座標を補正するようにしたことを特徴とす
    るロボットシステム。
  2. 【請求項2】 インターフェース手段は、外部装置と座
    標データを通信するための複数の通信手順を有し、接続
    される外部装置の種類により通信手順を選択的に切り替
    え可能にした請求項1記載のロボットシステム。
  3. 【請求項3】 2軸以上で構成されるロボットアーム
    と、前記ロボットアームの先端軸に保持され、加工対象
    物を加工するための加工器と、前記加工器に座標位置を
    教示する教示手段と、加工対象物に対する前記加工器の
    位置を測定可能な外部装置と、前記加工器の座標を補正
    する座標補正手段と、前記外部装置と座標データを通信
    するための複数の通信手順を有し、接続される外部装置
    の種類により通信手順を選択的に切り替え可能にしたイ
    ンターフェース手段とを備え、前記外部装置は加工対象
    物の2点以上の任意の箇所の高さをセンシングするセン
    シング手段であり、センシングした高さデータを前記イ
    ンターフェース手段を介して前記座標補正手段に送るこ
    とにより前記教示手段で教示された前記加工器のZ軸教
    示座標を補正するようにしたことを特徴とするロボット
    システム。
  4. 【請求項4】 2軸以上で構成されるロボットアーム
    と、前記ロボットアームの先端軸に保持され、加工対象
    物を加工するための加工器と、前記加工器に座標位置を
    教示する教示手段と、加工対象物に対する前記加工器の
    位置を測定可能な外部装置と、前記加工器の座標を補正
    する座標補正手段と、前記外部装置と座標データを通信
    するための複数の通信手順を有し、接続される外部装置
    の種類により通信手順を選択的に切り替え可能にしたイ
    ンターフェース手段とを備え、前記外部装置は加工対象
    物の2点以上の任意の箇所のX−Y方向の位置をセンシ
    ングするセンシング手段であり、センシングしたX−Y
    座標データを前記インターフェース手段を介して前記座
    標補正手段に送ることにより前記教示手段で教示された
    前記加工器のX−Y教示座標を補正するようにしたこと
    を特徴とするロボットシステム。
  5. 【請求項5】 インターフェース手段に接続される外部
    装置から受信した認識コマンドによって前記外部装置を
    自動的に識別し通信手順を選択できるような認識プログ
    ラムを有する請求項2,3または4記載のロボットシス
    テム。
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