JP2003039136A - カムシャフト鋳造用冷し金構造 - Google Patents

カムシャフト鋳造用冷し金構造

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JP2003039136A
JP2003039136A JP2001229245A JP2001229245A JP2003039136A JP 2003039136 A JP2003039136 A JP 2003039136A JP 2001229245 A JP2001229245 A JP 2001229245A JP 2001229245 A JP2001229245 A JP 2001229245A JP 2003039136 A JP2003039136 A JP 2003039136A
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speed cam
nose
cavity
casting
cam
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JP2001229245A
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Noboru Kinoshita
登 木下
Yasumasa Kasahara
康正 笠原
Yoji Asakura
陽治 朝倉
Michihiro Kanemura
通宏 金村
Taketoshi Yamauchi
武俊 山内
Koji Asaumi
皓二 浅海
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速カムのノーズ部用キャビティ内のガスを
確実に排出可能にすること、高速カムのノーズ部と低速
カムのノーズ部間の間隙溝の部分を精密な形状に鋳造す
ること。 【解決手段】 ノーズ部10a,11aを鋳造するキャ
ビティ33a,34aを形成する冷し金36は、高速カ
ムノーズキャビティ形成部40と、2つの低速カムノー
ズキャビティ形成部41と、高速カムノーズキャビティ
形成部40と2つの低速カムノーズキャビティ形成部4
1とを一体的に連結し且つ間隙溝12の一部の為のキャ
ビティを形成する2つの連結部42とを備え、高速カム
ノーズキャビティ形成部40には、軸心44側と軸心4
4と反対側とを連通する連通路43が形成されたので、
高速カム10のノーズ部用キャビティ33a内のガスを
確実に排出でき、且つ間隙溝12のノーズ部10a,1
1aの間の部分を精密な形状に鋳造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、カムシャフト鋳
造用冷し金構造において、特に、高速カムのノーズ部と
低速カムのノーズ部とこれらの間の間隙溝を精密に鋳造
可能にし、カムシャフト鋳造時に発生するガスを抜くガ
ス抜き性能を高めたものに関する。
【0002】
【従来の技術】 最近の自動車用エンジンでは、低速側
運転状態でのトルクを高め、高速側運転状態での出力を
高めるため、カムシャフトの吸気用カムに、高速側運転
状態と低速側運転状態で夫々吸気弁を開閉する高速カム
と低速カムを設け、カムシャフトの排気用カムに、高速
側運転状態と低速側運転状態で夫々排気弁を開閉する高
速カムと低速カムを設ける技術も実用化されている。
【0003】高速側運転状態では吸気弁と排気弁のリフ
トを大きくして各行程における吸排気量を増やすのが望
ましく、高速カムのノーズ部の高さ(ノーズ高さ)は低
速カムのノーズ高さよりも高く形成されている。高速カ
ムと低速カムの組合わせの構造については種々のものが
あるが、例えば、高速カムの両側にこの高速カムよりも
ノーズ高さの低い2つの低速カムを設け、これら高速カ
ムと低速カムとを切換えるように構成したものも提案さ
れている。
【0004】ところで、エンジン運転中には、カムのノ
ーズ部は弁を駆動するロッカーアームやタペットと回転
摺動しているため、カムのノーズ部には高い耐磨耗性が
要求される。このノーズ部の耐磨耗性を向上させるため
に、例えばダクタイル鋳鉄製のカムシャフトを鋳造する
際に、鋳型内のノーズ部を形成するキャビティにおい
て、溶湯を急速凝固させてノーズ部の表面の金属組織を
チル化する目的で、熱伝導率の高い金属製(例えば鋳鉄
製)の冷し金が一般的に用いられている。
【0005】この冷し金としては、種々の構造のものが
提案されている。例えば、実開昭63−202454公
報には、夫々微小な間隙溝を隔てて位置する複数のカム
を有するカムシャフトの鋳造に適した冷し金が開示され
ている。このような複数のカムを有するカムシャフトを
鋳造する場合には、鋳型を製作する段階で、複数のカム
の間の間隙溝、特にノーズ部の間の微小幅の間隙溝に対
応する部分に砂が十分に充填されずに型落ちが生じ、鋳
造時に間隙溝が良好に形成されず、複数のカムが繋がっ
て形成されてしまう場合がある。
【0006】この問題を解決するために、前記公報の冷
し金では、3つのカムのノーズ部を鋳造する為の3つの
カムノーズキャビティ形成部が形成され、これら3つの
カムノーズキャビティ形成部は間隙溝のうち、ノーズ部
間の部分のキャビティを形成する連結部により一体的に
連結されており、ノーズ部の間の間隙溝を精度よく鋳造
することができる。
【0007】他方、実開昭63−11145公報に記載
の冷し金においては、カムシャフトに所定距離離隔して
設けられた2つのカムのノーズ部を鋳造する為の2つの
カムノーズキャビティ形成部が一体的に連結され、各カ
ムノーズキャビティ形成部には、カムシャフトの軸心方
向に延びるガス抜き溝が形成されている。鋳造時に、ノ
ーズ部を鋳造するキャビティにガスが滞留して鋳造欠陥
が生じる虞があるので、前記のガス抜き溝を設け、ノー
ズ部用キャビティ内のガスを軸心方向へ排出する構造を
採用している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】 実開昭63−202
454公報の冷し金においては、3つのカムのノーズ部
を鋳造する為の3つのノーズキャビティ形成部が一体形
成されているため、ノーズ部用キャビティの上側部分が
冷し金により閉塞されることになり、ノーズ部用キャビ
ティ内のガスを排出することが困難になり、ノーズ部に
鋳造欠陥が生じる虞がある。
【0009】他方、実開昭63−11145公報の冷し
金においては、同じノーズ高さを有し所定距離離隔した
2つのカムにこの冷し金を適用するのであれば、ノーズ
部用キャビティ内のガスをガス抜き溝を介して軸心方向
へ排出することができるが、高速カムとその両側にノー
ズ高さの低い2つの低速カムのあるカムシャフトを鋳造
する場合には、軸心方向に延びるガス抜き溝によりノー
ズ高さの高い高速カムのノーズ部用キャビティ内のガス
を排出することは到底不可能である。本発明の目的は、
鋳造時に発生する高速カムのノーズ部用キャビティ内の
ガスを抜く性能を高めること、高速カムのノーズ部と低
速カムのノーズ部の間の間隙溝を精密な形状に鋳造する
こと、等である。
【0010】
【課題を解決するための手段】 請求項1のカムシャフ
ト鋳造用冷し金構造は、高速カムと高速カムの両側に所
定の間隙溝を空けて位置し高速カムよりもノーズ高さの
低い2つの低速カムとを有するカムシャフトを鋳造する
鋳型に組み込まれて高速カムと低速カムのノーズ部を鋳
造するキャビティを形成するカムシャフト鋳造用冷し金
の構造であって、前記冷し金は、高速カムのノーズ部用
キャビティを形成する高速カムノーズキャビティ形成部
と、2つの低速カムのノーズ部用キャビティを形成する
2つの低速カムノーズキャビティ形成部と、高速カムノ
ーズキャビティ形成部と2つの低速カムノーズキャビテ
ィ形成部とを一体的に連結し且つ前記間隙溝の一部の為
のキャビティを形成する2つの連結部とを備え、前記高
速カムノーズキャビティ形成部には、カムシャフト用キ
ャビティの軸心側と軸心と反対側とを連通する連通路を
形成したことを特徴とするものである。
【0011】前記のような高速カムと低速カムを有する
カムシャフトを鋳造するに際して、高速カムと低速カム
のノーズ部をチル化する為の冷し金がカムシャフト鋳造
用鋳型に予め組み込まれる。この冷し金の高速カムノー
ズキャビティ形成部と低速カムノーズキャビティ形成部
により、鋳型内部に高速カムのノーズ部用キャビティと
低速カムのノーズ部用キャビティが形成される。冷し金
の高速カムノーズキャビティ形成部とその両側の低速カ
ムノーズキャビティ形成部は2つの連結部により一体的
に連結されており、これら連結部により高速カムのノー
ズ部と低速カムのノーズ部との間に間隙溝の一部を鋳造
するキャビティが形成されている。
【0012】鋳造時、カムシャフト用キャビティに溶湯
が注入して凝固させると、高速カムと低速カムの両方の
ノーズ部用キャビティ内で溶湯が急速凝固してチル化
し、高速カムと低速カムのノーズ部を含むカムシャフト
が鋳造される。高速カムのノーズ部を低速カムのノーズ
部よりも高く形成するために、高速カムのノーズ部用キ
ャビティは低速カムのノーズ部用キャビティよりも上方
へ突出しているので、鋳造時に発生したガスが高速カム
のノーズ部用キャビティに滞留しやすくなるが、高速カ
ムノーズキャビティ形成部に形成された連通路内の鋳型
部分を通過してこのガスが排出される。そのため、高速
カムのノーズ部用キャビティ内にガスが滞留せず、高速
カムのノーズ部に欠陥が生じることがない。高速カムの
ノーズ部と低速カムのノーズ部が鋳造される際に、冷し
金の連結部によりこれらノーズ部の間に間隙溝の一部が
精密な形状に鋳造される。
【0013】請求項2に記載のカムシャフト鋳造用冷し
金構造は、請求項1の発明において、前記連通路は、高
速カムノーズキャビティ形成部のノーズ外周面に対応す
る部分に開口する連通孔で形成されたことを特徴とする
ものである。従って、最もガスの滞留しやすい高速カム
のノーズ部用キャビティから連通孔を介して容易にガス
が排出される。
【0014】請求項3に記載のカムシャフト鋳造用冷し
金構造は、請求項2の発明において、前記連通孔は、水
平横断面がほぼ矩形形状に形成されていることを特徴と
するものである。従って、高速カムのノーズ部用キャビ
ティ内のガスを排出する為に必要な連通路の断面積を十
分に確保しつつ、ノーズ部外周面を均等にチル化するこ
とができる。
【0015】請求項4に記載のカムシャフト鋳造用冷し
金構造は、請求項1又は2の発明において、前記高速カ
ムノーズキャビティ形成部に前記連通路に臨むガス抜き
溝を形成したことを特徴とするものである。冷し金を鋳
型に組み込んだ状態では、このガス抜き溝により冷し金
と鋳型の間にガス抜き用の通路が形成される。このガス
通路により、高速カムのノーズ部用キャビティ内のガス
の排出がさらに促進される。
【0016】請求項5のカムシャフト鋳造用冷し金構造
は、高速カムと高速カムの両側に所定の間隙溝を空けて
位置し高速カムよりもノーズ高さの低い2つの低速カム
とを有するカムシャフトを鋳造する鋳型に組み込まれて
高速カムと低速カムのノーズ部を鋳造するキャビティを
形成するカムシャフト鋳造用冷し金の構造であって、前
記冷し金は、高速カムのノーズ部用キャビティの両側部
分を夫々を形成する2つの高速カムノーズキャビティ形
成部と、2つの低速カムのノーズ部用キャビティを形成
する2つの低速カムノーズキャビティ形成部と、隣接す
る各組の高速カムノーズキャビティ形成部と低速カムノ
ーズキャビティ形成部を一体的に連結し前記間隙溝の一
部の為のキャビティを形成する連結部とを備えたことを
特徴とするものである。
【0017】この請求項5の発明により得られる作用
は、請求項1の発明により得られる作用と基本的に同様
であるので、異なる作用のみ説明する。高速カムのノー
ズ部用キャビティ内のガスは、2つの高速カムノーズキ
ャビティ形成部に間に形成された隙間内の鋳型の一部を
通過して排出されるため、高速カムのノーズ部用キャビ
ティ内にガスが滞留せず、高速カムのノーズ部に欠陥が
生じることがない。
【0018】
【発明の実施の形態】 本発明の実施の形態について説
明する。本実施形態に係る自動車用エンジンのカムシャ
フトは、直列多気筒(例えば4気筒)の4バルブDOH
Cエンジンに搭載されるものである。図1に示すよう
に、エンジン1のシリンダヘッド2に、吸気用カムシャ
フト3と排気用カムシャフト4が配設され、2本のカム
シャフト3,4の左端には夫々タイミングプーリー5,
6が設けられ、これらのタイミングプーリー5,6はタ
イミングベルト7によりクランクシャフト(図示略)に
連結されている。従って、クランクシャフトの回転がタ
イミングベルト7によりカムシャフト3,4に伝達され
てカムシャフト3,4は回転駆動される。
【0019】2本のカムシャフト3,4は略同様の構造
を有するため、排気用カムシャフト4について以下説明
する。カムシャフト4には、高速側運転状態で排気弁9
を開閉駆動する為の高速カム10と、この高速カム10
の両側に所定の間隙溝12を空けて位置し低速側運転状
態で排気弁9を開閉駆動する為の2つの低速カム11
が、各気筒8の2つの排気弁9に対応するように合計8
組設けられている。図2に示すように、高速カム10と
低速カム11には、排気弁9を下方へ押動する為にカム
シャフト4の外周側へ突出状に形成されたノーズ部10
a,11aが設けられ、高速側運転状態での吸気充填量
を大きくする為に高速カム10のノーズ部10aの高さ
(以下、ノーズ高さという)は低速カム11のノーズ高
さに比べ高く形成されている。
【0020】図2、図3に示すように、カムシャフト4
の下側にはタペット13が設けられ、このタペット13
は、エンジン1の運転状態に応じて高速カム10と低速
カム11の何れか一方により排気弁9を開閉駆動するよ
うに切換可能に構成されている。図3に示すように、こ
のタペット13は、タペット本体14を構成する2つの
タペット分割体14a,14bと、2つのタペット分割
体14a,14bを連結可能なロックピン15と、この
ロックピン15を図3において左方へ駆動する油圧シリ
ンダ16と、ロックピン15を右方へ付勢するスプリン
グ17などを備えている。
【0021】タペット分割体14bの内部には、タペッ
ト分割体14aを上方へ付勢するスプリング18が配設
されている。タペット分割体14aの上面には高速カム
10が常に当接し、タペット分割体14bの左右両側部
分の上面には2つの低速カム11が常に当接している。
タペット分割体14aには、タペット分割体14aを左
右に貫通するロックピン摺動孔20が形成され、このロ
ックピン摺動孔20にロックピン15が摺動可能に内嵌
されている。タペット分割体14bの右側部分には、油
圧シリンダ16のシリンダ穴21が形成され、タペット
分割体14bの左側部分には、スプリング17が収容さ
れるスプリング収容穴22と、このスプリング収容穴2
2の奥端に連なりロックピン摺動孔20と連通したとき
にロックピン15が摺動可能な連結孔23が形成されて
いる。
【0022】油圧シリンダ16は、タペット分割体14
bの右側部分に配設され、この油圧シリンダ16は、シ
リンダ穴21と、出力部材としてのプランジャー24
と、このプランジャー24を左方へ駆動する油室25な
どを備えている。プランジャー24はシリンダ穴21に
摺動可能に内嵌されてロックピン15の右端に当接して
いる。プランジャー24の右側には油室25が形成さ
れ、この油室25に油路26を介して油圧が供給され
る。シリンダ穴21の右端部には、プランジャー24の
飛び出し防止用のストッパ部材27が装着されている。
スプリング収容穴22と連結孔23には、ロックピン1
5を受け止めるレシーバー28が装着され、このレシー
バー28を介してスプリング17によりロックピン15
は右方へ弾性付勢されている。
【0023】前記のタペット13により高速カム10と
低速カム11とを切換える場合について説明する。ま
ず、低速側運転状態においては、油室25に油圧が供給
されておらず、ロックピン15は連結孔23に内嵌して
いないため、タペット分割体14a,14bは連結され
ていない。そのため、高速カム10のノーズ部10aに
よりタペット分割体14aは上下動するものの排気弁9
を駆動することはなく、2つの低速カム11のノーズ部
11aにより下方へ押動されるタペット分割体14bが
排気弁9を下方へ駆動する。従って、排気弁9のリフト
及び開閉タイミングは低速カム11のノーズ部11aの
形状により決定される。
【0024】高速側運転状態においては、エンジン1の
制御ユニットからの指令により、油室25に油圧が供給
されるため、プランジャー24とロックピン15が左方
へ駆動され、ロックピン15が連結孔23に、プランジ
ャー24がロックピン摺動孔20に夫々部分的に内嵌
し、タペット分割体14a,14bがロックピン15に
より連結された状態となる。このとき、高速カム10の
ノーズ高さは低速カム11のノーズ高さよりも高いた
め、高速カム10と当接したタペット分割体14aがタ
ペット分割体14bを会して排気弁9を下方へ駆動し、
2つの低速カム11は空転する。
【0025】従って、排気弁9のリフト及び開閉タイミ
ングは高速カム10のノーズ部10aの形状により決定
される。このように、エンジン1の運転状態に応じて、
高速カム10と低速カム11の何れか一方により排気弁
9を開閉駆動するように切換えることで、低速側運転状
態でのトルクを確保すると共に、高速側運転状態での出
力を向上させることができる。
【0026】次に、カムシャフト4の鋳型について説明
する。カムシャフト4は、例えばダクタイル鋳鉄製のも
ので、このカムシャフト4を鋳造する為の鋳型には、図
4に示すような、コーテッドサンドで形成された鋳型3
0(シェル鋳型)が用いられる。この鋳型30は、上側
鋳型30aと下側鋳型30bとを固定したものである。
鋳型30の内部には、カムシャフト4を鋳造する為のカ
ムシャフト用キャビティ31が形成され、このキャビテ
ィ31には、矢印で示すように、溶湯供給口32を介し
て外部からダクタイル鋳鉄の溶湯が供給される。
【0027】カムシャフト用キャビティ31には、高速
カム10を鋳造する高速カム用キャビティ33と、高速
カム用キャビティ33の両側の2つの低速カムを鋳造す
る2つの低速カム用キャビティ34と、高速カム用キャ
ビティ33と2つの低速カム用キャビティ34とを連結
し且つカム10,11の間の間隙溝を形成する間隙溝用
キャビティ35などが形成されている。
【0028】鋳型30に組み込まれた冷し金36によ
り、高速カム用キャビティ33の上端側部分に高速カム
10のノーズ部10aを鋳造するノーズ部用キャビティ
33aと、低速カム用キャビティ34の上端側部分に低
速カム11のノーズ部11aを鋳造するノーズ部用キャ
ビティ34aと、間隙溝用キャビティ35の上端側部分
に間隙溝上部用キャビティ35aとが形成される。この
冷し金36は、前記キャビティ33a〜35a内の溶湯
を急速凝固させることによりノーズ部10a,11aと
これらの間の間隙溝の表面の金属組織をチル化して、ノ
ーズ部10a,11aの耐磨耗性を確保するためのもの
である。
【0029】ノーズ部用キャビティ33a,34aはノ
ーズ部10a,11aの形状に対応して上方へ突出状に
形成され、高速カム10のノーズ部10aを低速カム1
1のノーズ部11aよりもノーズ高さが高くなるように
鋳造するために、高速カム10のノーズ部キャビティ3
3aは、低速カム11のノーズ部キャビティ34aより
もさらに上方へ突出するように形成されている。
【0030】次に、冷し金36の構造について説明す
る。図4〜図8に示すように、例えば鋳鉄製の冷し金3
6は略鞍状の形状を有し、この冷し金36は、高速カム
10のノーズ部用キャビティ33aを形成する高速カム
ノーズキャビティ形成部40(以下、キャビティ形成部
40という)と、2つの低速カム11のノーズ部用キャ
ビティ34aを形成する2つの低速カムノーズキャビテ
ィ形成部41(以下、キャビティ形成部41という)
と、キャビティ形成部40と2つのキャビティ形成部4
1とを一体的に連結し且つ2つの間隙溝上部用キャビテ
ィ35aを形成する2つの連結部42とを備えている。
【0031】カムシャフト4の鋳造時には鋳型30の内
部にガスが発生し、このガスにより鋳造欠陥が生じ易く
なるので、前記ガスを外部へ抜く必要がある。そこで、
鋳型30において、高速カム用キャビティ33の両側に
低速カム用キャビティ34が形成され、高速カム10の
ノーズ高さは低速カム11よりも高いことから、当然高
速カム10のノーズ部用キャビティ33aにガスが滞留
し易くなる。このガスの滞留を防ぐ為、冷し金36は以
下のように構成されている。
【0032】図4〜図8に示すように、キャビティ形成
部40には、カムシャフト用キャビティの軸心44側と
この軸心44と反対側とを連通する連通路43が開口状
に形成され、この連通路43は、キャビティ形成部40
のノーズ部10a外周面に対応する部分に開口する連通
孔43aからなる。連通孔43aの水平横断面は略矩形
形状に形成され、連通孔43aの軸心44方向の幅は高
速カムキャビティ33の軸心44方向の幅よりも狭く形
成されている。
【0033】図4〜図8に示すように、キャビティ形成
部40には、連通孔43aの両側で連通孔43aに臨む
2本のガス抜き溝46が軸心44側から軸心44と反対
側まで連通して延びるように形成され、各キャビティ形
成部41の外側(キャビティ形成部40と反対側)部分
にも、ガス抜き溝47が軸心側から軸心と反対側まで連
通して延びるように形成され、これらのガス抜き溝4
6,47により、冷し金36と鋳型30との間にガス通
路が形成される。一方、図6に示すように、上側鋳型3
0aの上端側部分と下側部分には複数のガス抜き孔5
0,51が形成され、冷し金36の頂部と上端側部分の
前後両側部分には、冷し金36と上側鋳型30aとの間
をガスが通ってガス抜き孔50,51から外部へ抜け易
くする為の面取り部48,49が形成されている。
【0034】次に、冷し金36の作用について説明す
る。鋳型30に溶湯を注入した後、溶湯を冷却すると、
鋳鉄製の冷し金36は鋳型30よりも熱伝導率が高いた
め、ノーズ部用キャビティ33a,34a内の溶湯が急
速凝固してノーズ部10a,11aが鋳造されると同時
にチル化される。ここで、キャビティ形成部40には、
ガス抜き用の連通孔43aが設けられてガス抜きが促進
されるため、高速カム10のノーズ部10aの外周面の
大部分が均等にチル化されることになる。間隙溝12の
うち、高速カム10のノーズ部10aと2つの低速カム
11のノーズ部11aとの間の部分は、連結部42によ
り高精度に鋳造される。
【0035】ここで、鋳造により発生したガスは、特に
高速カム10のノーズ部用キャビティ33aに滞留し易
いが、図8に示すように、キャビティ形成部40に滞留
したガスは、連通孔43aを介して上側鋳型30aを通
過して上方へ抜ける。上側鋳型30aとガス抜き溝46
との間に形成されたガス通路により、そのガスの排出は
さらに促進される。
【0036】上方へ抜けたガスは、冷し金36頂部の面
取り部48付近のガス通路を介して冷し金36と上側鋳
型30aとの間を通りガス抜き孔50から排出される。
冷し金36と下側鋳型30bとの間からもガスが抜け、
このガスは冷し金36と上側鋳型30aとの間を通って
ガス抜き孔50から排出され、上側鋳型30aと下側鋳
型30bとの間を通りガス抜き孔51からも排出され
る。そして、キャビティ形成部41にもガス抜き溝47
が設けられ、ガス抜き溝47により、冷し金36と上側
鋳型30aとの間にガス通路が形成されるため、このガ
ス通路から低速カム10のノーズ部用キャビティ34a
内のガスは排出され、ノーズ部用キャビティ内34aに
ガスが滞留することがない。
【0037】以上説明した冷し金36によれば次のよう
な効果が得られる。キャビティ形成部40に、カムシャ
フト用キャビティ31の軸心側と軸心側と反対側とを連
通する連通路43を形成したので、高速カム10のノー
ズ部用キャビティ33a内のガスが上方へ抜けやすくな
り、キャビティ形成部40には、連通孔43に臨む2本
のガス抜き溝46も形成されたので、ガス抜き溝46に
より冷し金36と上側鋳型30aとの間にガス通路が形
成され、ノーズ部用キャビティ内33aのガスの排出が
さらに促進される。従って、高速カム10のノーズ部用
キャビティ33aにガスが滞留することがなく、ノーズ
部10aに鋳造欠陥が生じることがない。
【0038】キャビティ形成部41にもガス抜き溝47
が形成されたので、低速カム11のノーズ部用キャビテ
ィ34a内のガスが上方へ抜けやすくなる。従って、低
速カム11ノーズ部用キャビティ内34aにもガスが滞
留することがなく、ノーズ部11aに鋳造欠陥が生じる
ことがない。しかも、間隙溝用キャビティ35の一部を
形成する連結部42をキャビティ形成部40とキャビテ
ィ形成部41と一体に形成したので、間隙溝12のうち
のノーズ部10a,11aの間の部分を精密な形状に高
精度に鋳造することができる。
【0039】連通孔43aの水平横断面がほぼ矩形形状
に大きく形成したので、高速カム10のノーズ部用キャ
ビティ33a内のガスを排出する為に必要な連通路43
の断面積を十分に確保し、ノーズ部10a外周面の大部
分を均等にチル化することができる。
【0040】次に、前記実施形態に変更を加えた変更形
態について説明する。図9に示すように、冷し金36A
を軸心44方向に2分割した構造にしてもよい。即ち、
この冷し金36Aは、高速カム10のノーズ部用キャビ
ティ33aの両側部分を夫々形成する2つの高速カムノ
ーズキャビティ形成部40Aと、2つの低速カム11の
ノーズ部用キャビティ34aを形成する2つの低速カム
ノーズキャビティ形成部41Aと、隣接する各組の高速
カムノーズキャビティ形成部40Aと低速カムノーズキ
ャビティ形成部41Aを一体的に連結し間隙溝用キャビ
ティ35の一部を形成する連結部42Aとを備えてい
る。
【0041】2つの高速カムノーズキャビティ形成部4
0Aの間には連通路43Aが形成され、2つの高速カム
ノーズキャビティ形成部には、連通路43Aに臨むガス
抜き溝46Aが形成されている。2つの低速カムノーズ
キャビティ形成部41Aの高速カム10と反対側の端面
にもガス抜き溝47Aが形成されている。この冷し金3
6Aにおいては、高速カム10のノーズ部用キャビティ
内33aのガスは、連通路43Aを介して上方へ抜ける
ことになる。その他の作用・効果は前記実施形態と同様
であるため、その説明を省略する。
【0042】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、冷し金に、
高速カムノーズキャビティ形成部と、低速カムノーズキ
ャビティ形成部と、高速カムノーズキャビティ形成部と
低速カムノーズキャビティ形成部とを一体的に連結し且
つ間隙溝の一部の為のキャビティを形成する複数の連結
部とを設けて、高速カムノーズキャビティ形成部に、カ
ムシャフト用キャビティの軸心側と軸心と反対側とを連
通する連通路を形成したので、ガスが滞留しやすい高速
カムのノーズ部用キャビティ内から連通路を介してガス
の排出を促進し、高速カムのノーズ部に欠陥が生じるの
を確実に防止することができる。この間隙溝の一部の為
のキャビティを形成する連結部を高速カムノーズキャビ
ティ形成部と低速カムノーズキャビティ形成部と一体に
形成したので、高速カムのノーズ部と低速カムのノーズ
部との間に間隙溝の一部を鋳造により精密な形状に高精
度に鋳造することができる。
【0043】請求項2の発明によれば、連通路は、高速
カムノーズキャビティ形成部のノーズ外周面に対応する
部分に開口する連通孔で形成され、最もガスが滞留しや
すい高速カムのノーズ部用キャビティから連通路を介し
て容易にガスが排出されるため、高速カムのノーズ部に
鋳造欠陥が生じることがない。その他、請求項1と同様
の効果が得られる。
【0044】請求項3の発明によれば、連通孔は、水平
横断面がほぼ矩形形状に形成されているので、高速カム
のノーズ部用キャビティ内のガスを排出する為に必要な
連通路の断面積を十分に確保することでガス抜きを促進
し、ノーズ部外周面の鋳造品質を高めることができる。
その他、請求項2と同様の効果が得られる。
【0045】請求項4の発明によれば、高速カムノーズ
キャビティ形成部に連通路に臨むガス抜き溝を形成した
ので、冷し金を鋳型に組み込んだ状態でガス抜き溝によ
り冷し金と鋳型の間にガス抜き用のガス通路が形成さ
れ、このガス通路により高速カムのノーズ部用キャビテ
ィ内のガス抜きが促進されるので、高速カムのノーズ部
に欠陥が生じることがない。その他、請求項1又は2と
同様の効果が得られる。
【0046】請求項5の発明によれば、請求項1と略同
様の効果が得られるが、ガスが滞留しやすい高速カムの
ノーズ部用キャビティ内から2つの高速カムノーズキャ
ビティ形成部の間の隙間を介してガスが排出されるた
め、高速カムのノーズ部に欠陥が生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るカムシャフト付近の平
面図である。
【図2】図1のII-II 線断面図である。
【図3】図2のIII-III 線断面図である。
【図4】鋳型の縦断面図である。
【図5】冷し金の斜視図である。
【図6】図4のVI-VI 線断面図である。
【図7】冷し金の平面図である。
【図8】ガスの排出に関する説明図である。
【図9】変更形態の図7相当図である。
【符号の説明】
3,4 カムシャフト 10 高速カム 10a ノーズ部 11 低速カム 11a ノーズ部 12 間隙溝 30 鋳型 31 カムシャフト用キャビティ 33a,34a ノーズ部用キャビティ 40,40A 高速カムノーズキャビティ形成部 41,41A 低速カムノーズキャビティ形成部 42,42A 連結部 43,43A 連通路 43a 連通孔 44 軸心 46,46A ガス抜き溝
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B22D 17/22 B22D 17/22 G F01L 1/04 F01L 1/04 B (72)発明者 朝倉 陽治 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 金村 通宏 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 山内 武俊 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 浅海 皓二 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 3G016 AA06 AA08 BA03 BA06 BA25 BA34 BA42 BB04 CA29 DA01 DA22 EA06 FA01 GA00 GA01 GA05 4E093 KA05 KB05 UA09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速カムと高速カムの両側に所定の間隙
    溝を空けて位置し高速カムよりもノーズ高さの低い2つ
    の低速カムとを有するカムシャフトを鋳造する鋳型に組
    み込まれて高速カムと低速カムのノーズ部を鋳造するキ
    ャビティを形成するカムシャフト鋳造用冷し金の構造で
    あって、 前記冷し金は、高速カムのノーズ部用キャビティを形成
    する高速カムノーズキャビティ形成部と、2つの低速カ
    ムのノーズ部用キャビティを形成する2つの低速カムノ
    ーズキャビティ形成部と、高速カムノーズキャビティ形
    成部と2つの低速カムノーズキャビティ形成部とを一体
    的に連結し且つ前記間隙溝の一部の為のキャビティを形
    成する2つの連結部とを備え、 前記高速カムノーズキャビティ形成部には、カムシャフ
    ト用キャビティの軸心側と軸心と反対側とを連通する連
    通路を形成したことを特徴とするカムシャフト鋳造用冷
    し金構造。
  2. 【請求項2】 前記連通路は、高速カムノーズキャビテ
    ィ形成部のノーズ部外周面に対応する部分に開口する連
    通孔で形成されたことを特徴とする請求項1に記載のカ
    ムシャフト鋳造用冷し金構造。
  3. 【請求項3】 前記連通孔は、水平横断面がほぼ矩形形
    状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の
    カムシャフト鋳造用冷し金構造。
  4. 【請求項4】 前記高速カムノーズキャビティ形成部に
    前記連通路に臨むガス抜き溝を形成したことを特徴とす
    る請求項1又は2に記載のカムシャフト鋳造用冷し金構
    造。
  5. 【請求項5】 高速カムと高速カムの両側に所定の間隙
    溝を空けて位置し高速カムよりもノーズ高さの低い2つ
    の低速カムとを有するカムシャフトを鋳造する鋳型に組
    み込まれて高速カムと低速カムのノーズ部を鋳造するキ
    ャビティを形成するカムシャフト鋳造用冷し金の構造で
    あって、 前記冷し金は、高速カムのノーズ部用キャビティの両側
    部分を夫々を形成する2つの高速カムノーズキャビティ
    形成部と、2つの低速カムのノーズ部用キャビティを形
    成する2つの低速カムノーズキャビティ形成部と、隣接
    する各組の高速カムノーズキャビティ形成部と低速カム
    ノーズキャビティ形成部を一体的に連結し前記間隙溝の
    一部の為のキャビティを形成する連結部とを備えたこと
    を特徴とするカムシャフト鋳造用冷し金構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105251946A (zh) * 2015-11-26 2016-01-20 江苏科技大学 一种锚爪的铸造装置及铸造方法
CN110014127A (zh) * 2019-05-16 2019-07-16 芜湖久弘重工股份有限公司 一种数控龙门加工中心方滑枕的铸造工艺

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CN105251946B (zh) * 2015-11-26 2018-04-06 江苏科技大学 一种锚爪的铸造装置及铸造方法
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