JP2003037984A - 振動波モータ駆動制御装置、駆動電圧制御方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

振動波モータ駆動制御装置、駆動電圧制御方法、プログラム、及び記憶媒体

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JP2003037984A
JP2003037984A JP2001224684A JP2001224684A JP2003037984A JP 2003037984 A JP2003037984 A JP 2003037984A JP 2001224684 A JP2001224684 A JP 2001224684A JP 2001224684 A JP2001224684 A JP 2001224684A JP 2003037984 A JP2003037984 A JP 2003037984A
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signals
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Takashi Sugiura
崇 杉浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動部材と接合する弾性体(振動体)におけ
る摩擦材の偏摩耗を防止して、振動波モータの寿命を延
ばすようにする。 【解決手段】 パルス発生部101から発生される位相
の異なる複数のパルス信号に基づき、昇圧部102,1
03が、位相の異なる複数の交流信号を発生し、振動波
モータ106内の圧電素子に印加する。一方、検出部1
07,108が、前記複数の交流信号の各ピーク電圧を
それぞれ検出し、比較部109が、該検出された各ピー
ク電圧を比較し、その比較結果に基づき、該各ピーク電
圧の差が等しくなるように、可変電源供給部105が昇
圧部103へ供給する電源電圧が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動波モータ駆動
制御装置、駆動電圧制御方法、プログラム、及び記憶媒
体に関し、特に、電気−機械エネルギ変換素子に交流信
号を印加することで振動体を励振させ駆動力を得るよう
にした振動波モータの駆動制御装置、該振動波モータ駆
動制御装置に適用される駆動電圧制御方法、該駆動電圧
制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラ
ム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】上記振動波モータは、例えばプリンタ装
置、複写装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置にお
ける感光体ドラムや転写ベルト等を駆動する駆動手段と
して用いられる。
【0003】
【従来の技術】従来、振動波モータは、金属製の例えば
円環形状に形成された弾性体(振動体)の片面に圧電素
子を接着剤により接着し、該圧電素子に形成された駆動
用の圧電素子群に夫々位相の異なる交流電圧を印加する
ことにより、弾性体上に2つの定在波を励起し、これら
の定在波の合成によって、屈曲振動である進行性振動波
が弾性体上に形成される。一方、弾性体の他面側には、
例えば円環形状の部材がバネ等の加圧手段によって加圧
され、該弾性体に形成された進行性振動波による摩擦駆
動により、該部材あるいは該弾性体が移動されていた。
また、圧電素子を駆動するドライブ回路には、交流波を
生成する駆動信号生成部と、振動波モータに取り付けら
れたエンコーダで検出された振動波モータの回転速度を
基に振動波モータの回転速度をフィードバック制御する
制御部とが設けられていた。
【0004】この振動波モータは、回転精度が良好であ
るとともに、過渡的負荷変動に強いという性質を持って
おり、色ズレ、ピッチムラ、紙送りショックを少なくで
きることから、現在、複写装置等の画像形成装置の感光
体ドラムや転写ベルトの駆動用に用いられつつある。
【0005】振動波モータは、特開昭58−14682
号公報で提案されているように、一般的に可聴域を越え
た周波数を持った交流電圧によって複数の振動を振動体
に励起し、その合成により駆動力を得るようにしたモー
タであり、その駆動に関しては特開昭63−1379号
公報、特開昭60−176470号公報、特開昭59−
204477号公報等で詳細に述べられているように、
定速度で安定した回転を実現している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の振動波モー
タでは、駆動用の圧電素子群に夫々位相の異なる交流電
圧を印加することにより、弾性体上に2つの定在波を励
起し、これらの定在波の合成によって、屈曲振動である
進行性振動波を形成し、弾性体の他面側に接合する部材
あるいは該弾性体を移動させ、これによって回転を行う
ようにしていたが、この位相の異なる交流電圧のピーク
値が一致していないと、進行性振動波にむらができてし
まう。
【0007】この進行波のむらにより、上記部材と接合
する弾性体の他面側の摩擦材が偏摩耗し、その結果振動
波モータの寿命を縮めてしまうという問題があった。
【0008】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、移動部材と接合する弾性体(振動体)
における摩擦材の偏摩耗を防止して、振動波モータの寿
命を延ばすようにした振動波モータ駆動制御装置、駆動
電圧制御方法、プログラム、及び記憶媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明によれば、電気−機械エネルギ
変換素子に交流信号を印加することで振動体を励振させ
駆動力を得るようにした振動波モータの駆動制御装置に
おいて、位相の異なる複数のパルス信号を発生するパル
ス発生手段と、前記パルス発生手段で発生された複数の
パルス信号に基づき、位相の異なる複数の交流信号を発
生し、前記電気−機械エネルギ変換素子に印加する交流
信号発生手段と、前記複数の交流信号の各ピーク電圧を
それぞれ検出する検出手段と、前記検出手段によって検
出された各ピーク電圧が等しくなるように、前記交流信
号発生手段を制御する制御手段とを有することを特徴と
する振動波モータ駆動制御装置が提供される。
【0010】請求項2記載の発明によれば、電気−機械
エネルギ変換素子に交流信号を印加することで振動体を
励振させ駆動力を得るようにした振動波モータの駆動制
御装置において、位相の異なる4つのパルス信号を発生
するパルス発生手段と、前記パルス発生手段で発生され
た第1及び第2のパルス信号に基づき第1の交流信号を
発生し、前記電気−機械エネルギ変換素子に印加する第
1の交流信号発生手段と、前記パルス発生手段で発生さ
れた第3及び第4のパルス信号に基づき第2の交流信号
を発生し、前記電気−機械エネルギ変換素子に印加する
第2の交流信号発生手段と、前記第1及び第2の交流信
号の各ピーク電圧をそれぞれ検出する検出手段と、前記
検出手段によって検出された各ピーク電圧の差がゼロに
なるように、前記第1及び第2の交流信号発生手段のう
ち少なくとも一方の動作を制御する制御手段とを有する
ことを特徴とする振動波モータ駆動制御装置が提供され
る。
【0011】また、請求項8記載の発明によれば、位相
の異なる複数のパルス信号を発生するパルス発生手段
と、該パルス発生手段で発生された複数のパルス信号に
基づき、位相の異なる複数の交流信号を発生し、電気−
機械エネルギ変換素子に印加する交流信号発生手段とを
備えた振動波モータ駆動制御装置に適用される駆動電圧
制御方法において、前記複数の交流信号の各ピーク電圧
をそれぞれ検出する検出ステップと、前記検出ステップ
において検出された各ピーク電圧が等しくなるように、
前記交流信号発生手段を制御する制御ステップとを有す
ることを特徴とする駆動電圧制御方法が提供される。
【0012】請求項9記載の発明によれば、位相の異な
る4つのパルス信号を発生するパルス発生手段と、該パ
ルス発生手段で発生された第1及び第2のパルス信号に
基づき第1の交流信号を発生し、電気−機械エネルギ変
換素子に印加する第1の交流信号発生手段と、前記パル
ス発生手段で発生された第3及び第4のパルス信号に基
づき第2の交流信号を発生し、前記電気−機械エネルギ
変換素子に印加する第2の交流信号発生手段とを備えた
振動波モータ駆動制御装置に適用される駆動電圧制御方
法において、前記第1及び第2の交流信号の各ピーク電
圧をそれぞれ検出する検出ステップと、前記検出ステッ
プにおいて検出された各ピーク電圧の差がゼロになるよ
うに、前記第1及び第2の交流信号発生手段のうち少な
くとも一方の動作を制御する制御ステップとを有するこ
とを特徴とする駆動電圧制御方法が提供される。
【0013】また、請求項12記載の発明によれば、位
相の異なる複数のパルス信号を発生するパルス発生手段
と、該パルス発生手段で発生された複数のパルス信号に
基づき、位相の異なる複数の交流信号を発生し、電気−
機械エネルギ変換素子に印加する交流信号発生手段とを
備えた振動波モータ駆動制御装置に適用される駆動電圧
制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラ
ムにおいて、前記駆動電圧制御方法が、前記複数の交流
信号の各ピーク電圧をそれぞれ検出する検出ステップ
と、前記検出ステップにおいて検出された各ピーク電圧
が等しくなるように、前記交流信号発生手段を制御する
制御ステップとを有することを特徴とするプログラムが
提供される。
【0014】請求項13記載の発明によれば、位相の異
なる4つのパルス信号を発生するパルス発生手段と、該
パルス発生手段で発生された第1及び第2のパルス信号
に基づき第1の交流信号を発生し、電気−機械エネルギ
変換素子に印加する第1の交流信号発生手段と、前記パ
ルス発生手段で発生された第3及び第4のパルス信号に
基づき第2の交流信号を発生し、前記電気−機械エネル
ギ変換素子に印加する第2の交流信号発生手段とを備え
た振動波モータ駆動制御装置に適用される駆動電圧制御
方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムに
おいて、前記駆動電圧制御方法が、前記第1及び第2の
交流信号の各ピーク電圧をそれぞれ検出する検出ステッ
プと、前記検出ステップにおいて検出された各ピーク電
圧の差がゼロになるように、前記第1及び第2の交流信
号発生手段のうち少なくとも一方の動作を制御する制御
ステップとを有することを特徴とするプログラムが提供
される。
【0015】さらに、請求項14記載の発明によれば、
位相の異なる複数のパルス信号を発生するパルス発生手
段と、該パルス発生手段で発生された複数のパルス信号
に基づき、位相の異なる複数の交流信号を発生し、電気
−機械エネルギ変換素子に印加する交流信号発生手段と
を備えた振動波モータ駆動制御装置に適用される駆動電
圧制御方法をプログラムとして記憶した、コンピュータ
により読み出し可能な記憶媒体において、前記駆動電圧
制御方法が、前記複数の交流信号の各ピーク電圧をそれ
ぞれ検出する検出ステップと、前記検出ステップにおい
て検出された各ピーク電圧が等しくなるように、前記交
流信号発生手段を制御する制御ステップとを有すること
を特徴とする記憶媒体が提供される。
【0016】請求項15記載の発明によれば、位相の異
なる4つのパルス信号を発生するパルス発生手段と、該
パルス発生手段で発生された第1及び第2のパルス信号
に基づき第1の交流信号を発生し、電気−機械エネルギ
変換素子に印加する第1の交流信号発生手段と、前記パ
ルス発生手段で発生された第3及び第4のパルス信号に
基づき第2の交流信号を発生し、前記電気−機械エネル
ギ変換素子に印加する第2の交流信号発生手段とを備え
た振動波モータ駆動制御装置に適用される駆動電圧制御
方法をプログラムとして記憶した、コンピュータにより
読み出し可能な記憶媒体において、前記駆動電圧制御方
法が、前記第1及び第2の交流信号の各ピーク電圧をそ
れぞれ検出する検出ステップと、前記検出ステップにお
いて検出された各ピーク電圧の差がゼロになるように、
前記第1及び第2の交流信号発生手段のうち少なくとも
一方の動作を制御する制御ステップとを有することを特
徴とする記憶媒体が提供される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0018】(第1の実施の形態)図5は、振動波モー
タが搭載されたカラー画像形成装置の全体の概略構成を
示す断面図である。
【0019】まず、カラーリーダ部の構成について説明
する。
【0020】401はCCD(電荷結合素子)、411
はCCD401が実装された基板、412はプリンタ処
理部、400は原稿台硝子(プラテン)、402は原稿
給紙装置(なお、この原稿給紙装置402の代わりに鏡
面圧板もしくは白色圧板を装着する構成も有る)、40
3及び404は原稿を照明するハロゲンランプまたは蛍
光灯からなる光源、405及び406は光源403,4
04の光を原稿に集光するための反射傘、407〜40
9はミラー、410は原稿からの反射光または投影光を
CCD401上に集光するレンズ、414は光源40
3,404と反射傘405,406とミラー407を収
容するキャリッジ、415はミラー408,409を収
容するキャリッジ、413は他のインテリジェント・プ
ロセッシング・ユニット(IPU)等とのインターフェ
イス(I/F)部である。なお、キャリッジ414は速
度Vで、キャリッジ415は速度V/2で、CCD40
1の電気的走査(主走査)方向に対して垂直方向に機械
的に移動することによって、原稿の全面を走査(副走
査)する。
【0021】次に、プリンタ部の構成を説明する。
【0022】417はマゼンタ(M)画像形成部、41
8はシアン(C)画像形成部、419はイエロウ(Y)
画像形成部、420はブラック(K)画像形成部であ
り、それぞれの構成は同一なのでM画像形成部417を
詳細に説明し、他の画像形成部の説明は省略する。
【0023】M画像形成部417において、442は感
光ドラムであり、LED記録ヘッド453からの光によ
って、その表面に潜像が形成される。421は一次帯電
器であり、感光ドラム442の表面を所定の電位に帯電
させ、潜像形成の準備をする。422は現像器で感光ド
ラム442上の潜像を現像して、トナー画像を形成す
る。なお、現像器422には、現像バイアスを印加して
現像するためのスリーブ460が含まれている。
【0024】423は転写帯電器であり、転写材搬送ベ
ルト433の背面から放電を行い、感光ドラム442上
のトナー画像を、転写材搬送ベルト433上の記録紙な
どへ転写する。本実施の形態は転写効率がよいため、ク
リーナ部が配置されていないが、クリーナ部を装着する
ようにしてもよい。
【0025】次に、記録紙等の転写材上へトナー画像を
転写する手順を説明する。
【0026】カセット440,441に格納された記録
紙等の転写材はピックアップローラ439,438によ
り1枚毎、給紙ローラ436,437で転写材搬送ベル
ト433上に供給される。供給された記録紙は、吸着帯
電器446で帯電される。448a〜448dは転写材
搬送ベルトローラであり、そのうち転写材搬送ベルトロ
ーラ448aは、転写材搬送ベルト433を駆動し、か
つ、吸着帯電器446と対になって記録紙等を帯電さ
せ、転写材搬送ベルト433に記録紙等を吸着させる。
なお、転写材搬送ベルトローラ448b〜448dも転
写材搬送ベルト433を駆動するための駆動ローラとし
て動作するようにしてももよい。
【0027】447は紙先端センサであり、転写材搬送
ベルト433上の記録紙等の先端を検知する。なお、紙
先端センサ447の検出信号はプリンタ部からカラーリ
ーダ部へ送られて、カラーリーダ部からプリンタ部にビ
デオ信号を送る際の副走査同期信号として用いられる。
【0028】この後、記録紙等は、転写材搬送ベルト4
33によって搬送され、画像形成部417〜420にお
いてMCYKの順にその表面にトナー画像が形成され
る。K画像形成部420を通過した記録紙等の転写材
は、転写材搬送ベルト433からの分離を容易にするた
め、除電帯電器449で除電された後、転写材搬送ベル
ト433から分離される。450は剥離帯電器であり、
記録紙等が転写材搬送ベルト433から分離する際の剥
離放電による画像乱れを防止するものである。分離され
た記録紙等は、トナーの吸着力を補って画像乱れを防止
するために、定着前帯電器451で帯電された後、定着
器434でトナー画像が熱定着され、排紙トレー435
に排紙される。
【0029】ここで感光ドラム442〜445を回転さ
せるために、本実施の形態では振動波モータが用いら
れ、また、転写材搬送ベルトローラ448aを回転させ
るためにも振動波モータが用いられる。振動波モータ
は、前述のように、弾性体(振動体)に固着されている
圧電素子などの電気−機械エネルギー変換素子に交流信
号を印加することにより弾性体の表面に振動波を発生さ
せ、その弾性体に対して移動体(ロータ)を接触させる
ことにより移動体を駆動するモータである。ここで、感
光ドラム442〜445に振動波モータを接続した場合
を例にとって説明する。
【0030】図6は、感光ドラムと振動波モータとの接
続状態を示す図である。
【0031】図6において、502が感光ドラムであ
り、501が振動波モータである。振動波モータ501
にはロータリエンコーダ500が接続され、ロータリエ
ンコーダ500は、振動波モータ501の出力軸の所定
回転位置においてパルス信号を発生出力する。
【0032】図1は、上記振動波モータを駆動するため
の本発明に係る振動波モータ駆動制御装置の第1の実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【0033】目標値指令部120が振動波モータ駆動制
御装置100に速度指令を送る。振動波モータ106の
指令速度(目標速度)として標準速度v[rpm]及び
4v、2v、1/2v、1/4vがある。ここでは速度
指令として例えば速度vが、目標値指令部120から周
波数設定部112と速度差検出部111とに入力され
る。
【0034】周波数設定部112は、振動波モータ10
6の駆動開始時に、所定周波数を持った開始信号をパル
ス発生器101に送り、パルス発生器101は、開始信
号を基に4相のパルス信号A1,A2,B1,B2を発
生する。
【0035】図2は、4相のパルス信号A1,A2,B
1,B2を示すタイミングチャートである。
【0036】パルス発生器101は、周波数設定部11
2から送られた開始信号を基に、その周期の4倍の周期
を持つとともに、所定のパルス幅を持つパルス信号A
1,A2,B1,B2を発生する。そして、パルス信号
A1とパルス信号A2とに、またパルス信号B1とパル
ス信号B2とにそれぞれ180°の位相差を設け、さら
に、パルス信号A1とパルス信号B1とに、またパルス
信号A2とパルス信号B2とにそれぞれ90°の位相差
を設ける。
【0037】パルス発生器101から出力された4相の
パルス信号A1,A2,B1,B2のうちパルス信号A
1,A2は昇圧部102に、パルス信号B1,B2は昇
圧部103に入力される。
【0038】図3は、昇圧部102,103の内部構成
を示す回路図である。
【0039】昇圧部102では、パルス発生器101か
ら送られたパルス信号A1,A2を基に、振動波モータ
106を駆動するためのA相の交流波を生成し、昇圧部
103では、パルス発生器101から送られたパルス信
号B1,B2を基に、振動波モータ106を駆動するた
めのB相の交流波を生成する。A相及びB相の交流波は
同一周波数で、90°の位相差を有する駆動電圧信号で
あり、電圧振幅が300V程度である。
【0040】図3において700a、700b、700
c、700dはスイッチング用のFETである。FET
700aとFET700bはA相駆動信号発生用のFE
Tであり、FET700cとFET700dはB相駆動
信号発生用のFETである。FET700a〜dの各ゲ
ートにはパルス信号A1,A2,B1,B2がそれぞれ
供給され、各ソースは接地される。
【0041】701a、701bはセンタータップ付き
のトランスである。トランス701aの1次側のセンタ
ータップ電極には電源電圧1が印加され、トランス70
1bの1次側のセンタータップ電極には電源電圧2が印
加されている。電源電圧1は、図1に示す固定電源供給
部104から出力されるDC電圧であり、本実施の形態
では24Vである。また、電源電圧2は、図1に示す可
変電源供給部105から出力されるDC電圧であり、電
圧値が変更できる構成になっている。トランス701
a、701bのセンタータップ電極以外の各2つの電極
にはそれぞれFET700a、700b、700c、7
00dのドレインが接続される。
【0042】パルス発生器101から出力されるパルス
信号A1によってFET700aが駆動され、パルス信
号A2によってFET700bが駆動される。結果とし
て、トランス701aの1次側ではセンタータップ電極
から他の2電極へ交互に電流が流れることになる。トラ
ンス701aの2次側にはトランス701aの昇圧率に
応じた交流信号が発生する。これがA相交流波出力とな
る。同様にしてB相交流波出力も生成される。
【0043】図2に示したような4相のパルス信号A
1、A2、B1、B2をFET700a〜700dのゲ
ート信号としてそれぞれ使用することにより、トランス
701a、701bの各2次側には、互いに90°の位
相差を有するA相交流波とB相交流波とが出力される。
こうしたA相交流波出力とB相交流波出力とが図1の振
動波モータ106に入力される。
【0044】図1に戻って、振動波モータ106は、こ
うした90°の位相差を有するA相及びB相交流波信号
によって、前述したような原理により駆動される。
【0045】111は速度差検出部であり、振動波モー
タ106の出力軸に接続されているエンコーダ110か
ら出力されるパルス信号を使用して振動波モータ106
の回転速度を検出する。そして、検出された回転速度
と、目標値指令部120から予め送られている指令速度
との速度差Δvを検出し、周波数設定部112へ出力す
る。
【0046】速度差Δvが入力された周波数設定部11
2は、速度差Δvに応じて周波数増減操作量を作成す
る。すなわち一般に、振動波モータでは、印加される交
流波信号の周波数が共振周波数よりも高い周波領域にお
いて、周波数が高くなるに従い、回転速度がなだらかに
低下する特性を有するので、こうした周波領域を回転速
度制御に利用する。具体的には、検出回転速度が指令速
度より速ければ交流波信号の周波数を高い方へ、遅けれ
ば周波数を低い方へ変更する周波数増減操作量を作成し
て、検出回転速度が指令速度に近づくようにし、この周
波数増減操作量をパルス発生器101へ送る。パルス発
生器101は、振動波モータ106の駆動開始後におい
て、周波数設定部112から送られていた開始信号の所
定周波数を、この周波数増減操作量によって変更し、変
更後の周波数を基に4相のパルス信号A1,A2,B
1,B2を作成する。
【0047】かくして、閉ループ制御が実施され、振動
波モータ106の回転速度が指令速度に、制御パラメー
タに従った速度で収束する。
【0048】なお、本実施の形態では振動波モータ10
6の回転速度を制御するための操作量として駆動周波数
に加え、4相のパルス信号A1、A2、B1、B2のパ
ルス幅を使用している。
【0049】ところで前述のように、A相、B相の交流
波信号の印加によって振動波モータ106の弾性体に2
つの定在波が生じ、これらの定在波が合成されることに
より進行波が生成され、振動波モータ106が駆動され
る。2つの定在波は、昇圧部102,103内のトラン
ス701a,701bの昇圧率のずれや、振動波モータ
106内の圧電素子の特性のばらつき等により、2つの
定在波のピーク値が異なってしまい、結果として進行波
にムラが生じる。この進行波のムラにより、振動波モー
タ106内のロータに偏摩耗を発生させ、結果として振
動波モータ106の寿命を短くしてしまうことがある。
【0050】本実施の形態では、振動波モータ106の
寿命を低下させないために以下の制御を加える。
【0051】図1において、昇圧部102、昇圧部10
3からそれぞれ出力されるA相、B相の交流波信号は、
振動波モータ106に入力されると共に、ピーク値を検
出する検出部107と検出部108とにそれぞれ入力さ
れる。これらの交流波信号の振幅は約300V程度なの
で、検出部107と検出部108では、抵抗分圧によ
り、またはトランスによる電圧変換によりピーク値を検
出する。検出部107、検出部108でそれぞれ検出さ
れたA相、B相の交流波信号の各ピーク値は、比較部1
09で比較される。比較部109での比較の結果、昇圧
部102から出力されたA相の交流波信号のピーク値よ
り昇圧部103から出力されたB相の交流波信号のピー
ク値が大きい場合、可変電源供給部105を制御して昇
圧部103に供給される電源電圧2を低下させる。反対
に、昇圧部103から出力されたB相の交流波信号のピ
ーク値より昇圧部102から出力されたA相の交流波信
号のピーク値が大きい場合、可変電源供給部105を制
御して昇圧部103に供給される電源電圧2を上昇させ
る。この閉ループにより、A相の交流波信号のピーク値
とB相の交流波信号のピーク値とが等しくなるように制
御され、この結果、振動波モータ106の寿命の低下を
防ぐことができる。
【0052】可変電源供給部105は、例えばスイッチ
ングレギュレータと該スイッチングレギュレータの出力
部に設けられた可変抵抗器との組み合わせで簡単に構成
することが可能である。
【0053】こうした構成の振動波モータ駆動制御装置
の動作を、図4を参照して以下に説明する。
【0054】図4は、第1の実施の形態における振動波
モータ駆動制御装置の動作手順を示すフローチャートで
ある。
【0055】ステップS201にて本動作を開始する
と、ステップS202以降の振動波モータ106の回転
速度制御動作と、ステップS208以降のA相、B相交
流波信号の各ピーク値制御動作とが並行して行われる。
【0056】ステップS202では、目標値指令部12
0より速度指令を送られた周波数設定部112が、指令
速度(目標速度)に応じた周波数を持った信号をパルス
発生器101に送る。
【0057】ステップS203では、パルス発生器10
1が受信信号を基に4相のパルス信号A1,A2,B
1,B2を発生し、パルス信号A1,A2を昇圧部10
2に、パルス信号B1,B2を昇圧部103に送る。昇
圧部102はA相の交流波信号を生成し、昇圧部103
はB相の交流波信号を生成し、これによって振動波モー
タ106が駆動される。
【0058】ステップ204では、速度差検出部111
が、振動波モータ106に取り付けられたエンコーダ1
10からのパルス信号を使用して、振動波モータ106
の回転速度を検出し、検出された回転速度と、目標値指
令部120から予め送られている指令速度との速度差Δ
vを検出し、周波数設定部112へ出力する。
【0059】ステップS205では、検出された速度差
Δvがプラス、つまり振動波モータ106の回転速度が
目標値指令部120によって指令された速度よりも速い
場合は、ステップS206に進み、周波数設定部112
が、パルス発生器101に送る信号の周波数を高く設定
することで振動波モータ106の回転速度を低下させ
る。反対に、検出された速度差Δvがマイナス、つまり
振動波モータ106の回転速度が目標値指令部120に
よって指令された速度よりも遅い場合は、ステップS2
07に進み、周波数設定部112が、パルス発生器10
1に送る信号の周波数を低く設定することで振動波モー
タ106の回転速度を上昇させる。
【0060】ステップS206,S207の実行後、ス
テップS203に戻る。
【0061】一方、ステップS208では、検出部10
7,108が、昇圧部102,103からそれぞれ出力
されるA相、B相交流波信号の各ピーク値をそれぞれ検
出する。
【0062】ステップS209では、検出されたピーク
値どうしを比較する。
【0063】ステップS210では、比較の結果、ピー
ク値の差がプラスの場合、つまりA相交流波信号のピー
ク値よりB相交流波信号のピーク値が大きい場合、ステ
ップS211に進み、可変電源供給部105から出力さ
れる電源電圧2を低く設定する。反対にピーク値の差が
マイナスの場合、つまりB相交流波信号のピーク値より
A相交流波信号のピーク値が大きい場合、ステップS2
12に進んで、可変電源供給部105から出力される電
源電圧2を高く設定する。
【0064】ステップS211,S212の実行後、ス
テップS208に戻る。
【0065】以上のようにして、第1の実施の形態で
は、A相の交流波信号のピーク値とB相の交流波信号の
ピーク値とが等しくなるように制御され、この結果、振
動波モータ106の寿命の低下を防ぐことができる。
【0066】(第2の実施の形態)図7は、本発明に係
る振動波モータ駆動制御装置の第2の実施の形態の構成
を示すブロック図である。なお、第2の実施の形態の構
成は、基本的に第1の実施の形態の構成と同じであるの
で、同一構成部分には同一の参照番号を付してその説明
を省略する。
【0067】第2の実施の形態における振動波モータ駆
動制御装置300では、振動波モータ302の内部にお
いてA相の交流波信号のピーク値とB相の交流波信号の
ピーク値とが検出されるようになっている。
【0068】すなわち、振動波モータでは一般に、圧電
素子に交流電圧を印加して圧電素子を歪ませ、これによ
って弾性体に振動を発生させ、ロータを回転させてい
る。ところで、こうした圧電素子は一般に、機械的な歪
みが加えられると、歪み量に応じた電圧を発生する性質
がある。したがって、振動波モータ302内の圧電素子
にA相、B相の交流波信号が印加されて、印加電圧に応
じた歪みが圧電素子に発生すると、該圧電素子から、A
相、B相の交流波信号の各ピーク値に比例した微弱電圧
をそれぞれ検出することができる。これらの微弱電圧を
比較部109に送るようにすれば、第1の実施の形態と
同様に、A相交流波信号のピーク値とB相交流波信号の
ピーク値とを等しくすることができ、この結果、振動波
モータ302の寿命の低下を防ぐことができる。
【0069】(他の実施の形態)上記第1及び第2の実
施の形態においては、振動波モータ駆動制御装置10
0,300がハードウェアで構成されているが、これに
代わって、振動波モータ駆動制御装置を、プロセッサを
備えた制御装置で構成し、該制御装置によって、第1ま
たは第2の実施の形態における機能を実現するようにし
てもよい。
【0070】また、振動波モータ駆動制御装置の機能を
ソフトウェアによって実現する場合には、前述した各実
施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコ
ードを記憶した記憶媒体を、システムあるいは装置に供
給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(また
はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラム
コードを読み出して実行することによっても、本発明が
達成されることは言うまでもない。
【0071】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が、前述の各実施の形態の機能を実現
することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶
媒体が本発明を構成することになる。
【0072】プログラムコードを供給するための記憶媒
体として、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、
ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−
ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカー
ド、ROMなどを用いることができる。
【0073】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した各実施の形態
の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコード
の指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSな
どが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によ
って前述した各実施の形態の機能が実現される場合も、
本発明に含まれることは言うまでもない。
【0074】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実
現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもな
い。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、位
相の異なる複数のパルス信号に基づき、位相の異なる複
数の交流信号を発生し、電気−機械エネルギ変換素子に
印加する交流信号発生手段を備え、一方、前記複数の交
流信号の各ピーク電圧をそれぞれ検出し、該検出された
各ピーク電圧が等しくなるように、前記交流信号発生手
段を制御する。
【0076】これにより、振動波モータ内のロータにお
ける摩擦材の偏摩耗を防止して、振動波モータの寿命を
延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】振動波モータを駆動するための本発明に係る振
動波モータ駆動制御装置の第1の実施の形態の構成を示
すブロック図である。
【図2】4相のパルス信号A1,A2,B1,B2を示
すタイミングチャートである。
【図3】昇圧部の内部構成を示す回路図である。
【図4】第1の実施の形態における振動波モータ駆動制
御装置の動作手順を示すフローチャートである。
【図5】振動波モータが搭載されたカラー画像形成装置
の全体の概略構成を示す断面図である。
【図6】感光ドラムと振動波モータとの接続状態を示す
図である。
【図7】本発明に係る振動波モータ駆動制御装置の第2
の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 振動波モータ駆動制御装置 101 パルス発生器(パルス発生手段) 102 昇圧部(交流信号発生手段、第1の交流信号発
生手段) 103 昇圧部(交流信号発生手段、第2の交流信号発
生手段) 104 固定電源供給部 105 可変電源供給部(制御手段、可変手段) 106 振動波モータ 107 検出部(検出手段) 108 検出部(検出手段) 109 比較部(制御手段) 110 エンコーダ 111 速度差検出部 112 周波数設定部 120 目標値指令部 700a FET(第1のスイッチング素子) 700b FET(第2のスイッチング素子) 700c FET(第3のスイッチング素子) 700d FET(第4のスイッチング素子) 701a トランス(第1のトランス) 701b トランス(第2のトランス)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気−機械エネルギ変換素子に交流信号
    を印加することで振動体を励振させ駆動力を得るように
    した振動波モータの駆動制御装置において、 位相の異なる複数のパルス信号を発生するパルス発生手
    段と、 前記パルス発生手段で発生された複数のパルス信号に基
    づき、位相の異なる複数の交流信号を発生し、前記電気
    −機械エネルギ変換素子に印加する交流信号発生手段
    と、 前記複数の交流信号の各ピーク電圧をそれぞれ検出する
    検出手段と、 前記検出手段によって検出された各ピーク電圧が等しく
    なるように、前記交流信号発生手段を制御する制御手段
    とを有することを特徴とする振動波モータ駆動制御装
    置。
  2. 【請求項2】 電気−機械エネルギ変換素子に交流信号
    を印加することで振動体を励振させ駆動力を得るように
    した振動波モータの駆動制御装置において、 位相の異なる4つのパルス信号を発生するパルス発生手
    段と、 前記パルス発生手段で発生された第1及び第2のパルス
    信号に基づき第1の交流信号を発生し、前記電気−機械
    エネルギ変換素子に印加する第1の交流信号発生手段
    と、 前記パルス発生手段で発生された第3及び第4のパルス
    信号に基づき第2の交流信号を発生し、前記電気−機械
    エネルギ変換素子に印加する第2の交流信号発生手段
    と、 前記第1及び第2の交流信号の各ピーク電圧をそれぞれ
    検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された各ピーク電圧の差がゼ
    ロになるように、前記第1及び第2の交流信号発生手段
    のうち少なくとも一方の動作を制御する制御手段とを有
    することを特徴とする振動波モータ駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のパルス信号と前記第2のパル
    ス信号とが180度の位相差を持ち、前記第3のパルス
    信号と前記第4のパルス信号とが180度の位相差を持
    ち、また前記第1のパルス信号と前記第3のパルス信号
    とが90度の位相差を持つことを特徴とする請求項2記
    載の振動波モータ駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の交流信号発生手段は、 各制御端子に、前記第1のパルス信号と前記第2のパル
    ス信号とがそれぞれ入力され、被制御端子の各一方端が
    接地され、前記第1及び第2のパルス信号によってそれ
    ぞれスイッチングを行う第1及び第2のスイッチング素
    子と、 1次側の両端子に、前記第1及び第2のスイッチング素
    子における被制御端子の各他方端がそれぞれ接続される
    とともに、該1次側のセンタタップ端子に第1の所定電
    圧が供給され、2次側から前記第1の交流信号を出力す
    る第1のトランスとを含むことを特徴とする請求項2ま
    たは請求項3記載の振動波モータ駆動制御装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の交流信号発生手段は、 各制御端子に、前記第3のパルス信号と前記第4のパル
    ス信号とがそれぞれ入力され、被制御端子の各一方端が
    接地され、前記第3及び第4のパルス信号によってそれ
    ぞれスイッチングを行う第3及び第4のスイッチング素
    子と、 1次側の両端子に、前記第3及び第4のスイッチング素
    子における被制御端子の各他方端がそれぞれ接続される
    とともに、該1次側のセンタタップ端子に第2の所定電
    圧が供給され、2次側から前記第2の交流信号を出力す
    る第2のトランスとを含むことを特徴とする請求項2乃
    至請求項4のいずれかに記載の振動波モータ駆動制御装
    置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、 前記第2の所定電圧を、前記検出手段によって検出され
    た各ピーク電圧の差に基づき変化させる可変手段を含む
    ことを特徴とする請求項5記載の振動波モータ駆動制御
    装置。
  7. 【請求項7】 前記検出手段は、前記第1及び第2の交
    流信号が前記電気−機械エネルギ変換素子に対して印加
    されることで該電気−機械エネルギ変換素子にそれぞれ
    生じた歪みに伴ない該電気−機械エネルギ変換素子に発
    生した各電圧を検出し、該各電圧を基に前記第1及び第
    2の交流信号の各ピーク電圧をそれぞれ検出することを
    特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の振
    動波モータ駆動制御装置。
  8. 【請求項8】 位相の異なる複数のパルス信号を発生す
    るパルス発生手段と、該パルス発生手段で発生された複
    数のパルス信号に基づき、位相の異なる複数の交流信号
    を発生し、電気−機械エネルギ変換素子に印加する交流
    信号発生手段とを備えた振動波モータ駆動制御装置に適
    用される駆動電圧制御方法において、 前記複数の交流信号の各ピーク電圧をそれぞれ検出する
    検出ステップと、 前記検出ステップにおいて検出された各ピーク電圧が等
    しくなるように、前記交流信号発生手段を制御する制御
    ステップとを有することを特徴とする駆動電圧制御方
    法。
  9. 【請求項9】 位相の異なる4つのパルス信号を発生す
    るパルス発生手段と、該パルス発生手段で発生された第
    1及び第2のパルス信号に基づき第1の交流信号を発生
    し、電気−機械エネルギ変換素子に印加する第1の交流
    信号発生手段と、前記パルス発生手段で発生された第3
    及び第4のパルス信号に基づき第2の交流信号を発生
    し、前記電気−機械エネルギ変換素子に印加する第2の
    交流信号発生手段とを備えた振動波モータ駆動制御装置
    に適用される駆動電圧制御方法において、 前記第1及び第2の交流信号の各ピーク電圧をそれぞれ
    検出する検出ステップと、 前記検出ステップにおいて検出された各ピーク電圧の差
    がゼロになるように、前記第1及び第2の交流信号発生
    手段のうち少なくとも一方の動作を制御する制御ステッ
    プとを有することを特徴とする駆動電圧制御方法。
  10. 【請求項10】 前記第1のパルス信号と前記第2のパ
    ルス信号とが180度の位相差を持ち、前記第3のパル
    ス信号と前記第4のパルス信号とが180度の位相差を
    持ち、また前記第1のパルス信号と前記第3のパルス信
    号とが90度の位相差を持つことを特徴とする請求項9
    記載の駆動電圧制御方法。
  11. 【請求項11】 前記検出ステップは、前記第1及び第
    2の交流信号が前記電気−機械エネルギ変換素子に対し
    て印加されることで該電気−機械エネルギ変換素子にそ
    れぞれ生じた歪みに伴ない該電気−機械エネルギ変換素
    子に発生した各電圧を検出し、該各電圧を基に前記第1
    及び第2の交流信号の各ピーク電圧をそれぞれ検出する
    ことを特徴とする請求項9記載の駆動電圧制御方法。
  12. 【請求項12】 位相の異なる複数のパルス信号を発生
    するパルス発生手段と、該パルス発生手段で発生された
    複数のパルス信号に基づき、位相の異なる複数の交流信
    号を発生し、電気−機械エネルギ変換素子に印加する交
    流信号発生手段とを備えた振動波モータ駆動制御装置に
    適用される駆動電圧制御方法を、コンピュータに実行さ
    せるためのプログラムにおいて、 前記駆動電圧制御方法が、 前記複数の交流信号の各ピーク電圧をそれぞれ検出する
    検出ステップと、 前記検出ステップにおいて検出された各ピーク電圧が等
    しくなるように、前記交流信号発生手段を制御する制御
    ステップとを有することを特徴とするプログラム。
  13. 【請求項13】 位相の異なる4つのパルス信号を発生
    するパルス発生手段と、該パルス発生手段で発生された
    第1及び第2のパルス信号に基づき第1の交流信号を発
    生し、電気−機械エネルギ変換素子に印加する第1の交
    流信号発生手段と、前記パルス発生手段で発生された第
    3及び第4のパルス信号に基づき第2の交流信号を発生
    し、前記電気−機械エネルギ変換素子に印加する第2の
    交流信号発生手段とを備えた振動波モータ駆動制御装置
    に適用される駆動電圧制御方法を、コンピュータに実行
    させるためのプログラムにおいて、 前記駆動電圧制御方法が、 前記第1及び第2の交流信号の各ピーク電圧をそれぞれ
    検出する検出ステップと、 前記検出ステップにおいて検出された各ピーク電圧の差
    がゼロになるように、前記第1及び第2の交流信号発生
    手段のうち少なくとも一方の動作を制御する制御ステッ
    プとを有することを特徴とするプログラム。
  14. 【請求項14】 位相の異なる複数のパルス信号を発生
    するパルス発生手段と、該パルス発生手段で発生された
    複数のパルス信号に基づき、位相の異なる複数の交流信
    号を発生し、電気−機械エネルギ変換素子に印加する交
    流信号発生手段とを備えた振動波モータ駆動制御装置に
    適用される駆動電圧制御方法をプログラムとして記憶し
    た、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体におい
    て、 前記駆動電圧制御方法が、 前記複数の交流信号の各ピーク電圧をそれぞれ検出する
    検出ステップと、 前記検出ステップにおいて検出された各ピーク電圧が等
    しくなるように、前記交流信号発生手段を制御する制御
    ステップとを有することを特徴とする記憶媒体。
  15. 【請求項15】 位相の異なる4つのパルス信号を発生
    するパルス発生手段と、該パルス発生手段で発生された
    第1及び第2のパルス信号に基づき第1の交流信号を発
    生し、電気−機械エネルギ変換素子に印加する第1の交
    流信号発生手段と、前記パルス発生手段で発生された第
    3及び第4のパルス信号に基づき第2の交流信号を発生
    し、前記電気−機械エネルギ変換素子に印加する第2の
    交流信号発生手段とを備えた振動波モータ駆動制御装置
    に適用される駆動電圧制御方法をプログラムとして記憶
    した、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体にお
    いて、 前記駆動電圧制御方法が、 前記第1及び第2の交流信号の各ピーク電圧をそれぞれ
    検出する検出ステップと、 前記検出ステップにおいて検出された各ピーク電圧の差
    がゼロになるように、前記第1及び第2の交流信号発生
    手段のうち少なくとも一方の動作を制御する制御ステッ
    プとを有することを特徴とする記憶媒体。
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KR100705004B1 (ko) * 2005-07-11 2007-04-09 삼성전기주식회사 피에조 액추에이터 구동 회로

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