JPH11215861A - 振動型モータの駆動装置および振動型モータを駆動源とする装置 - Google Patents

振動型モータの駆動装置および振動型モータを駆動源とする装置

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JPH11215861A
JPH11215861A JP10017132A JP1713298A JPH11215861A JP H11215861 A JPH11215861 A JP H11215861A JP 10017132 A JP10017132 A JP 10017132A JP 1713298 A JP1713298 A JP 1713298A JP H11215861 A JPH11215861 A JP H11215861A
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JP
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driving
vibration
type motor
motor
mechanical energy
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JP10017132A
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English (en)
Inventor
Akio Atsuta
暁生 熱田
Kenichi Kataoka
健一 片岡
Shinji Yamamoto
新治 山本
Tei Hayashi
禎 林
Jun Ito
潤 伊藤
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】振動型モータの起動時における電力の消耗を減
らし、また駆動回路の破損も未然に防止できる振動型モ
ータの駆動装置を提供する。 【解決手段】振動型モータの起動時に、駆動電源の電流
値を検出しながら、駆動用圧電素子に印加する駆動用交
番信号のパルス幅を徐々広くすることで、起動時におい
て駆動用圧電素子に対する電荷の充電を緩やかとなるよ
うにし、駆動電源電流が高くなるのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動型モータの駆
動装置および振動型モータを駆動源とする装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】振動波モータ等の振動型モータは、既に
よく知られているように、振動体の電気−機械エネルギ
ー変換素子としての圧電素子に交番信号を印加すること
により、該素子に高周波振動を発生させ、その振動エネ
ルギーを連続的な機械運動として取り出すように構成さ
れた非電磁駆動式のモータで、この動作原理は、すでに
多くの特許で説明されているので、簡単に説明すると、
振動波モータの振動体の駆動用電気−機械エネルギー変
換素子としての圧電素子に駆動用の交番信号を印加する
ことにより、振動体に所定の振動モード(1波または複
数波の曲げ振動による定在波)を励振させ、かつ該振動
モードと異なる位置に発生させる振動モードに適当な時
間位相差を持たせることにより、振動体の表面粒子に楕
円運動を形成し、該振動体と該振動体に加圧接触する接
触体とを前記楕円運動により相対的に摩擦駆動するよう
にしたものである。
【0003】図10に従来の振動波モータの断面構成図
を示す。図中、1は可撓性を有する例えばステンレスや
リン青銅からなるリング状の金属弾性体で、その一端面
に、複数個に分極された2群の圧電素子をリング状に形
成した圧電素子群2を同心円状に接着し、もう一方の端
面に貼り合わされた樹脂、金属、セラミック等のスライ
ダ材3を振動体とし、弾性体1の表面に進行波を生じさ
せるように圧電素子群2の両端面に電極が配置され、分
極処理が施されている。弾性体1のスライダ材側の面
は、モータ効率を上げるために櫛歯状に複数の溝が周方
向に規則的に形成されている。
【0004】前記圧電素子群2の反対側の面には駆動信
号や、圧電素子に設けられたモータの振動状態を検知す
るセンサ部からの信号を取り出すためのフレキシブル基
板4が固定されている。また、弾性体1の内周部は薄肉
円盤状になっており、その内周側でベース5に接着ある
いはネジにより固定されている。スライダ材3の表面に
は移動体6が防振ゴム7を介して板バネ8によって弾性
体1の同軸上に加圧接触されており、板バネ8の内径部
はシャフト10としまり嵌合されたディスクフランジ9
によって固定されている。またシャフト10はベースに
嵌合された軸受11及び軸受12に嵌合、挿入し、止め
輪13によって加圧力を保持している。なお、スペーサ
14は軸受11に予圧を与え、シャフトの振れ回り量を
低減している。
【0005】図11はこのような振動波モータを用いた
ときの駆動回路を示し、A相およびB相信号はフレキシ
ブル基板4を介して印加される。21はモータを駆動制
御するためのコントロール回路(以後制御用マイコンと
称す)、22は4相の交番電圧を発生する4相発振器、
23,24,25,26は、発振器22からの交番電圧
で電源電圧をスイッチングするスイッチング素子、2
7,28はモータとのインピーダンスを整合させるなが
ら電源電圧を昇圧するトランスである。
【0006】40は電源の電圧を平滑化するコンデン
サ、41〜48はスイッチング素子23〜26のドライ
ブ電流をコントロールする抵抗素子である。
【0007】そして、図12に示すように、4相発振器
22から出力される4相の信号で電源電圧をスイッチン
グ素子23〜26でスイッチングすることにより、振動
波モータに高圧な交番電圧が印加され、モータは駆動さ
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような振動波モー
タの駆動回路において、従来例のようにいきなりスイッ
チング電圧をモータに印加して起動すると、電気−機械
エネルギー変換素子は容量素子であるため、まだ電荷が
十分に充電されていない状態にある起動時においては、
急激な電荷の充電が開始されるので、駆動電源には急激
な電流が流れることになり、大きな電力の消耗が行わ
れ、ときには回路部品を破損してしまうこともある。
【0009】本出願に係る第1の発明の目的は、振動型
モータの起動時における電力の消耗を減らし、また駆動
回路の破損も未然に防止できる振動型モータの駆動装置
を提供しようとするものである。
【0010】本出願に係る第2の発明の目的は、1また
は複数の振動型モータを駆動源として被駆動体を駆動す
る装置でも、省電力で、回路破損の虞がない振動型モー
タを駆動源とする装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
の目的を実現する第1の構成は、振動型モータの駆動用
電気−機械エネルギー変換素子に印加する駆動用交番信
号を出力する振動型モータの駆動装置において、前記振
動型モータの起動時に前記駆動用電気−機械エネルギー
変換素子に対する電荷の充電が緩やかとなるように前記
駆動用交番信号の出力を制御する制御手段を有するもの
である。
【0012】本出願に係る第1の発明の目的を実現する
第2の構成は、振動型モータの駆動用電気−機械エネル
ギー変換素子に印加する駆動用交番信号を出力する振動
型モータの駆動装置において、前記振動型モータの起動
時に、駆動電源の電流値に基づいて前記駆動用交番信号
の出力を徐々に増加するように制御する制御手段を有す
るものである。
【0013】本出願に係る第1の発明の目的を実現する
第3の構成は、振動型モータの駆動用電気−機械エネル
ギー変換素子に印加する駆動用交番信号を出力する振動
型モータの駆動装置において、前記振動型モータが不動
作の共振周波数よりも高い第1の周波数と、前記振動型
モータが動作する第2の周波数とが設定され、前記第1
の周波数での起動開始時における前記駆動用交番信号の
出力が所定値以下であると前記第2の周波数で駆動を行
う制御手段を有するものである。
【0014】本出願に係る第1の発明の目的を実現する
第4の構成は、振動型モータの駆動用電気−機械エネル
ギー変換素子に印加する駆動用交番信号を出力する振動
型モータの駆動装置において、起動時に、前記駆動用電
気−機械エネルギー変換素子に位相差を有して印加され
る2相の前記駆動用交番信号のうちの一方を前記電気−
機械エネルギー変換素子に印加後、他方を前記電気−機
械エネルギー変換素子に印加させる制御手段を有するも
のである。
【0015】前記制御手段の構成としては、起動時の交
番信号のパルス幅を徐々に広くすること、起動時の交番
信号の電圧を徐々に増加させるようにしたものである。
【0016】本出願に係る第2の発明の目的を実現する
第1の構成は、上記したいずれかの構成の振動型モータ
の駆動装置を有し、前記振動型モータを駆動源として被
駆動体を駆動するようにしたものである。
【0017】本出願に係る第2の発明の目的を実現する
第2の構成は、複数の振動型モータを駆動源として被駆
動体を駆動する振動型モータを駆動源とする装置におい
て、装置の起動時に、前記複数の振動型モータの起動を
ずらすようにしたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は本発
明の第1の実施の形態を示す振動型モータの駆動装置の
回路図である。
【0019】21は振動型モータとしての振動波モータ
USMを駆動制御するためのコントロール回路(以後制
御用マイコンと称す)、22は4相の交番電圧を発生す
る4相発振器、23,24,25,26は発振器22か
らの交番電圧で電源電圧をスイッチングするスイッチン
グ素子、27,28は振動波モータUSMとのインピー
ダンスを整合させるながら電源電圧を昇圧するトランス
である。
【0020】40は電源の電圧を平滑化するコンデン
サ、41〜48はスイッチング素子23〜26のドライ
ブ電流をコントロールする抵抗素子である。
【0021】本実施の形態において、図11に示す従来
の回路に比べて異なる点は、電源からトランス27,2
8に流れ込む電流を検出するための抵抗素子49と差動
増幅器29が設けられている。
【0022】また、駆動回路のマイコン21は、4相発
振器22へ上記検出結果によって決められたパルス信号
のパルス幅に応じた指令値を与える構成になっている。
【0023】図2中、Iは本実施の形態で用いる振動波
モータの起動時のパルス入力信号を示したもので、この
ときに流れる電流の様子を従来(点線)と比較して示し
ている。
【0024】図1よりわかるように、抵抗素子49と差
動増幅器29によって得られた結果を見ながら検出電流
がある値を超えないように、 マイコン21は起動時にお
ける入力パルスのパルス幅を徐々に広げて行くように4
相発振器22に指令を与えている。すると4相発振器2
2からは位相が90゜ずれた信号をそれぞれのスイッチ
ング素子23〜26に与え、そのタイミングでスイッチ
ング素子23〜26はスイッチングされ、片側を電源
(Vcc)につながれているトランスの1次側をスイッ
チングする。そして、2次側ではそのスイッチング幅に
応じて昇圧された電圧で振動波モータUSMを駆動す
る。
【0025】このように、本実施の形態では、入力電流
の様子を見ながら入力パルスのパルス幅を徐々に上げる
ようにすることで、従来大きく流れていた電流を小さく
抑えることが可能となる。
【0026】(第2の実施の形態)図3は第2の実施の
形態で用いる振動波モータの駆動回路図である。
【0027】図3に示す本実施の形態と図11に示す従
来の駆動回路との相違は、本実施の形態において、電源
(Vcc)の電圧をマイコン21からの指令により制御
する電源電圧コントロール回路30からの出力を抵抗素
子49を介してトランス27、28に与えるようにし、
抵抗素子49と差動増幅器29によりトランス27,2
8に流れる電流を検出し、その検出結果をマイコン21
に出力する。
【0028】図4は本実施の形態で用いる振動波モータ
の起動時のパルス信号(パルス幅は変えない)を示した
もので、このときに流れる電流の様子を従来(点線)と
比較して示している。
【0029】図4に示すように、マイコン21は抵抗素
子49と差動増幅器29によって検出された結果を見な
がら検出電流がある値を超えないように、 起動時におけ
る入力パルスのパルス電圧を徐々に上げるように電源電
圧コントロール回路30に指令を与える。するとトラン
ス27、28の1次側は図4に示すようなスイッチング
電圧が印加され、振動波モータにはそれを昇圧した周波
電圧が印加される。
【0030】このように、入力電流の様子を見ながらト
ランス1次側の入力パルスのパルス電圧を徐々に上げる
ようにすることで、従来大きく流れていた電流を小さく
抑えることが可能となる。
【0031】(第3の実施の形態)図5は第3の実施の
形態での振動波モータの駆動方法を示すための周波数と
回転数特性である。図6は第3の実施の形態で用いる振
動波モータの起動時のパルス信号を示したものである。
また、このときに流れる電流の様子も従来(点線)と比
較して示している。なお、回路構成は図1に示す第1の
実施の形態と同様とし、異なる点はマイコン21による
以下に述べる処理にある。
【0032】図5、6に示すように、マイコン21に
は、モータが回転を開始する周波数よりも高い周波数f
1 が起動開始周波数として設定されている。そして、抵
抗素子49と差動増幅器29によって検出された結果を
見ながら、駆動周波数を連続的に下げる一般的なスイー
プ制御を行わず、通常の駆動に使う周波数f0 へとジャ
ンプさせる。
【0033】このような場合、通常の周波数f0 で起動
した場合に比べ、モータを駆動するために消費する電力
がないので、回路(トランス)、ひいては振動波モータ
の圧電素子への突入電流を減らすことができる。また、
周波数f1 で起動が開始されると駆動用圧電素子には電
荷が充電されることになるので、その後駆動周波数をf
0 にしても、駆動用圧電素子には突入電流はほとんどな
い。
【0034】よって、振動波モータUSMが回転する周
波数よりも高い周波数f1 で起動して、突入電流の値が
ある値以下であることを確認したのち、通常の周波数f
0 で起動するので、図11に示す従来例の駆動回路に比
べ突入電流を増やすことなく振動波モータUSMを起動
することができる。
【0035】(第4の実施の形態)図7は第4の実施の
形態で用いる振動波モータの起動時のパルス信号を示し
たものである。また、このときに流れる電流Iの様子も
従来(点線)と比較して示している。なお、回路構成は
図1と同様で、異なるのはマイコン21の処理である。
【0036】図7に示すように、本実施の形態では、抵
抗素子49と差動増幅器29によって検出された検出電
流の結果を見ながら、振動波モータUSMの駆動用圧電
素子に印加する2相の電圧(A相、B相)のうちの片側
を印加した後に、もう1方の電圧を印加している。例え
ばA, ̄Aにのみ駆動パルスを1周期先に発生させ、そ
の後B, ̄Bに駆動パルスを発生させる。
【0037】この様に、入力電流の様子を見ながら2つ
の駆動相に印加する電圧を片方入れた後にもう片方を入
れるようにすることで、回路への突入電流を分割し、従
来よりも少ない電流でモータを駆動することが可能とな
る。
【0038】本実施の形態により、パルス幅や電源電圧
および起動周波数を変えることなく容易に起動時の突入
電流を減らすことができる。
【0039】(第5の実施の形態)図8は振動波モータ
を使用した紙送り装置の実施の形態を示す概略図であ
る。51は紙を送るためのローラで、振動波モータを結
合したのと反対側の端に適度な予圧をかけた軸受け52
を配置している。また、モータのローラと反対側には、
モータの回転スピードおよび回転角を検出するためのパ
ルス板53,光学検出素子54および検出素子取り付け
用ケース55が設けられている。パルス板53は直接モ
ータ軸に取り付けられているので精度が良い。
【0040】モータとローラの結合には、ローラ51に
設けた穴にモータ軸10を軽圧入し、さらに横から止め
ネジ56で固定している。このような装置構成で本提案
の駆動回路を用いることで回路効率の良い装置を提供で
きる。
【0041】(第6の実施の形態)図9は本発明の第6
の実施の形態を示す複数の振動波モータを使用した画像
形成装置の概略図である。
【0042】以下図9を用いてカラー画像形成装置の構
成を説明する。
【0043】まず、リーダ部の構成について説明する。
【0044】図9において、101はCCD、311は
CCD101の実装された基板、312はプリンタ処理
部、301は原稿台ガラス、302は原稿給紙装置、3
03および304は原稿を照明する光源、305および
306は光源(303、304)の光を原稿に集光する
反射傘、307〜309はミラー、310は原稿からの
反射光または投影光をCCD101上に集光するレン
ズ、314は光源303,304と反射傘305,30
6とミラー307を収容するキャリッジ、315はミラ
ー308,309を収容するキャリッジ、313は他の
IPU等とのインターフェイス部である。
【0045】キャリッジ314は速度Vで、キャリッジ
315は速度V/2でCCD101の電気的走査(主走
査)方向に対して垂直方向に機械的に移動することによ
って、原稿の全面を走査(副走査)する。
【0046】原稿台ガラス上の原稿は光源303,30
4からの光を反射し、その反射光はCCD101に導か
れて電気信号に変換される。そして、その電気信号(ア
ナログ画像信号)は画像処理部312に入力されデジタ
ル信号に変換される。変換されたデジタル信号は処理さ
れた後、後述するプリンタ部に送られ画像形成に用いら
れる。
【0047】次にプリンタ部の構成について説明する。
【0048】図9において、317はマゼンタ色(M)
画像形成部、318はシアン色(C)画像形成部、31
9はイエロー色(Y)画像形成部、320は黒色(K)
画像形成部で、それぞれの構成は同一なのでM画像形成
部317について説明し、他の画像形成部の説明は省略
する。
【0049】M画像形成部317において、342は感
光ドラムで、LEDアレー210からの光によって、そ
の表面に潜像が形成される。321は一次帯電器で、感
光ドラム342の表面を所定の電位に帯電させ、潜像形
成の準備をする。322は現像器で、感光ドラム342
上の潜像を現像して、トナー画像を形成する。なお、現
像器322には現像バイアスを印加して現像するための
スリーブ345が含まれている。323は転写帯電器
で、転写材搬送ベルト333の背面から放電を行い、感
光ドラム342上のトナー画像を転写材搬送ベルト33
3上の記録紙などの転写材へ転写する。本実施の形態は
転写効率がよいため、従来用いられていたクリーナ部が
配置されていないが、クリーナ部を装着しても問題ない
ということはいうまでもない。
【0050】次に、記録紙などの上へ画像を形成する手
順を説明する。カセット(340、341)に格納され
た記録紙等は、ピックアップローラ339,338によ
り1枚毎給紙ローラ336,337で転写材搬送ベルト
333上に供給される。給紙された記録紙は吸着帯電器
346で帯電させられる。348は転写ベルトローラ
で、転写ベルト333を駆動し、かつ、吸着帯電器34
6と対になって記録紙等を帯電させ、転写材搬送ベルト
333に記録紙等を吸着させる。347は紙先端センサ
で、転写材搬送ベルト333上の記録紙の先端を検知す
る。なお、紙先端センサの検出信号はプリンタ部からカ
ラーリーダ部へ送られて、カラーリーダ部からプリンタ
部にビデオ信号を送る際の副走査同期信号として用いら
れる。
【0051】この後、記録紙等は転写材搬送ベルト33
3によって搬送され、画像形成部317〜320におい
てMCYKの順にその表面にトナー画像が形成される。
K画像形成部320を通過した記録紙等は、転写材搬送
ベルト333からの分離を容易にするため、除電帯電器
349で除電された後、転写材搬送ベルト333から分
離される。350は剥離帯電器で記録紙等が転写材搬送
ベルト333から分離する際の剥離放電によって画像乱
れを防止するものである。分離された記録紙等は、トナ
ーの吸着力を補って画像乱れを防止するために、定着前
帯電器351,352で帯電された後、定着器334で
トナー画像が熱定着された後、335の排紙トレーに排
紙される。
【0052】ここで、感光ドラム342〜345および
転写材搬送ベルトローラ348を回転させるための駆動
モータとして、振動波モータが用いられている。このよ
うな複数の振動波モータを使用した画像形成装置で各々
のモータを同時に起動せず、少しづつ時間をずらして起
動する。このような起動方法にすることで電源から大き
な電流が流れることを防ぐことができる。しかも第1〜
第4の実施の形態の構成を使うとより回路効率の良い装
置を提供できる。
【0053】
【発明の効果】請求項1〜13に係る発明によれば、起
動時において、振動型モータの駆動用電気−機械エネル
ギー変換素子に対して一度に急激な電荷の充電が行われ
なくなり、駆動電源の電流値が大きくならず、省電力化
が図れ、また回路の破損等も未然に防止することができ
る。
【0054】また、請求項14、15に係る発明によれ
ば、装置の省電力化が図れ、また回路の破損等も未然に
防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の振動波モータの駆
動回路図。
【図2】図2の振動波モータの起動時のパルス入力信号
と電流を示す波形図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の振動波モータの駆
動回路図。
【図4】図3の振動波モータの起動時のパルス入力信号
と電流を示す波形図。
【図5】本発明の第3の実施の形態の周波数と回転数特
性を示す図。
【図6】図5の振動波モータの起動時のパルス入力信号
と電流を示す波形図。
【図7】第4の実施の形態の振動波モータの起動時のパ
ルス入力信号と電流を示す波形図。
【図8】本発明の第5の実施の形態の断面図。
【図9】本発明の第6の実施の形態を示す画像形成装置
の概略図。
【図10】振動波モータの断面図。
【図11】従来の振動波モータの駆動回路図。
【図12】図11の振動波モータの起動時のパルス入力
信号と電流を示す波形図。
【符号の説明】
1:弾性体 2:圧電素子群 3:スライダ材 4:フレキシブル基板 5:ベース 6:移動体 7:防振ゴム 8:板バネ 9:ディスクフランジ 10:シャフト 11,12:軸受 13:止め輪 14:スペーサ 21:マイコン 22:4相発振器 23,24,25,26:スイッチング素子 27,28:トランス 29:差動増幅器 30:電源電圧コントロール回路 40:コンデンサ 41〜48:抵抗素子 49:抵抗素子 51:ローラ 52:軸受 53:パルス板 54:光学検出素子 55:検出素子取り付け用ケース 56:止めネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 禎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 伊藤 潤 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動型モータの駆動用電気−機械エネル
    ギー変換素子に印加する駆動用交番信号を出力する振動
    型モータの駆動装置において、 前記振動型モータの起動時に前記駆動用電気−機械エネ
    ルギー変換素子に対する電荷の充電が緩やかとなるよう
    に前記駆動用交番信号の出力を制御する制御手段を有す
    ることを特徴とする振動型モータの駆動装置。
  2. 【請求項2】 振動型モータの駆動用電気−機械エネル
    ギー変換素子に印加する駆動用交番信号を出力する振動
    型モータの駆動装置において、 前記振動型モータの起動時に、駆動電源の電流値に基づ
    いて前記駆動用交番信号の出力を徐々に増加するように
    制御する制御手段を有することを特徴とする振動型モー
    タの駆動装置。
  3. 【請求項3】 振動型モータの駆動用電気−機械エネル
    ギー変換素子に印加する駆動用交番信号を出力する振動
    型モータの駆動装置において、 前記振動型モータが不動作の共振周波数よりも高い第1
    の周波数と、前記振動型モータが動作する第2の周波数
    とが設定され、前記第1の周波数での起動開始時におけ
    る前記駆動用交番信号の出力が所定値以下であると前記
    第2の周波数で駆動を行う制御手段を有することを特徴
    とする振動型モータの駆動装置。
  4. 【請求項4】 振動型モータの駆動用電気−機械エネル
    ギー変換素子に印加する駆動用交番信号を出力する振動
    型モータの駆動装置において、 起動時に、前記駆動用電気−機械エネルギー変換素子に
    位相差を有して印加される2相の前記駆動用交番信号の
    うちの一方を前記電気−機械エネルギー変換素子に印加
    後、他方を前記電気−機械エネルギー変換素子に印加さ
    せる制御手段を有することを特徴とする振動型モータの
    駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、起動時の交番信号のパ
    ルス幅を徐々に広くすることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の振動型モータの駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、起動時の交番信号の電
    圧を徐々に増加させることを特徴とする振動型モータの
    駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、駆動電源の電流値が所
    定の値を越えない前記交番信号の出力を徐々に増加させ
    ることを特徴とする請求項2に記載の新小津型モータの
    駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記駆動用電気−機械エネルギー変換素
    子に対してトランスを介して前記交番信号が印加される
    とともに、前記制御手段は該トランスに流れる電流値を
    検出して、該トランスの1次側への入力パルスのパルス
    幅又はパルス電圧を制御することを特徴とする請求項2
    に記載の振動型モータの駆動装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、パルス幅又はパルス電
    圧を徐々に増加することを特徴とする請求項8に記載の
    振動型モータの駆動装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、トランスの1次側に
    流れる電流値が所定の値を越えないように前記パルス幅
    又はパルス電圧を制御することを特徴とする請求項8又
    は9に記載の振動型モータの駆動装置。
  11. 【請求項11】 振動型モータの駆動用電気−機械エネ
    ルギー変換素子に印加する駆動用交番信号を出力する振
    動型モータの駆動装置において、 駆動電源の電流値に基づいて前記電気−機械エネルギー
    変換素子に印加される交番信号の電圧を制御する制御手
    段を設けたことを特徴とする振動型モータの駆動装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、起動時徐々に前記交
    番信号の電圧を増加させることを特徴とする請求項11
    に記載の振動型モータの駆動装置。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は、前記駆動源の電流値
    が所定の値を越えないように前記交番信号の電圧を制御
    することを特徴請求項11または12に記載の振動型モ
    ータの駆動装置。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし13のいずれか一つに
    記載の振動型モータの駆動装置を有し、前記振動型モー
    タを駆動源として被駆動体を駆動するようにしたことを
    特徴とする振動型モータを駆動源とする装置。
  15. 【請求項15】 複数の振動型モータを駆動源として被
    駆動体を駆動する振動型モータを駆動源とする装置にお
    いて、 装置の起動時に、前記複数の振動型モータの起動をずら
    すようにしたことを特徴とする振動型モータを駆動源と
    する装置。
JP10017132A 1998-01-29 1998-01-29 振動型モータの駆動装置および振動型モータを駆動源とする装置 Pending JPH11215861A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012016262A (ja) * 2010-05-31 2012-01-19 Canon Inc 振動型モータの制御方法および振動型モータの駆動装置

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