JP2003035745A - 電子部品の検査用治具 - Google Patents

電子部品の検査用治具

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JP2003035745A
JP2003035745A JP2001223954A JP2001223954A JP2003035745A JP 2003035745 A JP2003035745 A JP 2003035745A JP 2001223954 A JP2001223954 A JP 2001223954A JP 2001223954 A JP2001223954 A JP 2001223954A JP 2003035745 A JP2003035745 A JP 2003035745A
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岳史 ▲とどろ▼木
Takeshi Todoroki
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Yokowo Co Ltd
Yokowo Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検査電子部品12に弾接されるプローブを
より小型化し、またより小さなインダクタンス成分を有
するように改善した電子部品の検査用治具を提供する。 【解決手段】 検査治具部材16に対して、対向する面
に半田ボール14が配設された被検査電子部品12を相
対的に接近分離するようになし、導電性板バネ10の一
端部側をY字状に折り曲げて弾接部10aを形成し、検
査治具部材16の半田ボール14に臨んだ位置に導電性
板バネ10の他端部側および中間部をその長さ方向が略
接近分離方向となるように配設し、検査治具部材16の
被検査電子部品12と反対側の面に導電性板バネ10の
他端が当接する端子を設けた基板20を配設し、相対的
な接近により、半田ボール14の頂部を除く側面に導電
性板バネ10の弾接部10aのY字状の傾斜面が弾接す
るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検査電子部品に
弾接されるプローブをより小型化し、またより小さなイ
ンダクタンス成分を有するように改善した電子部品の検
査用治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被検査電子部品に設けられた半田ボール
にスプリングコネクタのプランジャーを弾接させる従来
の電子部品の検査用治具が各種提案されされている。か
かる従来の技術で、半田ボールの頂部にプランジャーを
弾接させると、半田ボールの頂部が傷付く虞がある。そ
こで、プランジャーの先端の形状を種々工夫して頂部が
傷付かないような技術も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のいずれの従来技
術も、スプリングコネクタを用いるために電子部品の検
査用治具の小型化には限度がある。また、スプリングコ
ネクタは複雑な構造であり、インダクタンス成分も大き
く、高周波信号を扱う電子部品の検査にあってはこのス
プリングコネクタのインダクタンス成分が無視し得な
い。
【0004】本発明は、上記従来の技術の事情に鑑みて
なされたもので、小型化が容易であり、またインダクタ
ンス成分の小さなプローブを有する電子部品の検査用治
具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の電子部品の検査用治具は、検査治具部材
に対して、対向する面に半田ボールが配設された被検査
電子部品を相対的に接近分離するようになし、導電性板
バネの一端部側を斜め方向に折り曲げて弾接部を形成
し、前記検査治具部材の前記半田ボールに臨んだ位置に
前記導電性板バネの他端部側および中間部をその長さ方
向が略前記接近分離方向となるように配設し、前記検査
治具部材の前記被検査電子部品と反対側の面に前記導電
性板バネの他端が当接する端子を設けた基板を配設し、
前記相対的な接近により、前記半田ボールの頂部を除く
側面に前記導電性板バネの前記弾接部の傾斜面が弾接す
るように構成される。
【0006】また、検査治具部材に対して、対向する面
に半田ボールが配設された被検査電子部品を相対的に接
近分離するようになし、導電性板バネの一端部側をY字
状に折り曲げて弾接部を形成し、前記検査治具部材の前
記半田ボールに臨んだ位置に前記導電性板バネの他端部
側および中間部をその長さ方向が略前記接近分離方向と
なるように配設し、前記検査治具部材の前記被検査電子
部品と反対側の面に前記導電性板バネの他端が当接する
端子を設けた基板を配設し、前記相対的な接近により、
前記半田ボールの頂部を除く側面に前記導電性板バネの
前記弾接部のY字状の傾斜面が弾接するように構成して
も良い。
【0007】そして、検査治具部材に対して、対向する
面に端子が配設された被検査電子部品を相対的に接近分
離するようになし、導電性板バネの一端部側をY字状に
折り曲げて弾接部を形成し、前記Y字状の弾接部に当接
する半球状の一端を有する導電ピンと前記導電性板バネ
とを、前記検査治具部材に略前記接近分離方向となるよ
うに配設し、しかも前記導電性板バネの他端部を前記検
査治具部材から前記被検査用電子部品側に突出させ、ま
た前記検査治具部材の前記被検査用電子部品と反対側の
面に前記導電ピンの他端が当接する端子を設けた基板を
配設し、前記相対的な接近により、前記被検査電子部品
の前記端子に前記導電性板バネの他端が弾接するように
構成することもできる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
ないし図5を参照して説明する。図1は、本発明の電子
部品の検査用治具の第1実地例の構造図であり、(a)
は半田ボールが導電性板バネの弾接部に当接した状態を
示し、(b)は被検査電子部品がより接近されて半田ボ
ールの側面が弾接部に弾接する状態を示す。図2は、導
電性板バネを示す図であり、(a)は2重に折り重ねる
前の正面図であり、(b)は(a)の側面図であり、
(c)は2重に折り重ねて完成された斜視図である。図
3は、導電性板バネが検査治具部材に配設される構造を
示す分解斜視図である。図4は、導電性板バネが検査治
具部材に配設された平面図である。図5は、本発明にお
けるプローブとしての導電性板バネと従来のスプリング
コネクタの各周波数に対するインダクタンス成分を測定
した表である。図6は、半田ボールのピッチに対して導
電性板バネを配列する一例を示す平面図である。
【0009】まず、プローブとして作用する導電性板バ
ネ10は、隣青銅やベリリウム銅などの導電性と弾性に
優れた板材を、図2(a)(b)のごとく、プレス加工
して形成し、さらにこれを図2(a)の破線で山折りし
て2重に折り重ねて、図2(c)のごとき形状とされ
る。すなわち、導電性板バネ10の一端部側は、互いに
先端が離れるように斜め方向に折り曲げてY字状の弾接
部10aが形成される。このY字状の先端の開き寸法W
1は、被検査電子部品12に設けられた半田ボール14
を受け入れ得るように設定される。また、導電性板バネ
10の他端部近くまたは中間部に幅広部10bが形成さ
れる。この幅広部10bの幅W2は、Y字状の弾接部1
0aの幅W3より大きければ良い。なお、一例として導
電性板バネは、板厚tが0.05〜0.1mmの板金で
形成され、長さ寸法Hは1.5〜2.0mmである。そ
して、Y字状の弾接部10aの開き寸法W1は0.5m
m、幅広部W2は0.5mm、弾接部10aの幅W3は
0.3mmであり、極めて小型に形成できる。
【0010】そして、検査治具部材16は、図3に示す
ごとく、絶縁樹脂からなり上治具板16aと下治具板1
6bの2層に分割される。しかも、上治具板16aには
弾接部10aのY字状がより広がる得る方向に長い形状
の第1の角孔18aが穿設される。この第1の角孔18
aの幅は、W3以上であるが幅広部10bの幅W2より
も狭い。また、下治具板16bには、幅広部10bを挿
入し得る第2の角孔18bが穿設される。この第2の角
孔18bは、第1の角孔18aとその長い形状の向き
が、図4に示すごとく、90度ずれている。そこで、下
治具板16bの第2の角孔18bに、導電性板バネ10
の幅広部10bを挿入した状態で、下治具板16bに重
ねて上治具板16aを積層する。上治具板16aの第1
の角孔18aに、導電性板バネ10の弾接部10aが挿
入されることは勿論である。さらに、下治具板16bの
下面に、導電性板バネ10の他端が当接し得る端子(図
示せず)が設けられた基板20が配設される。この基板
20により端子が図示しない検査測定装置(テスター)
に適宜に電気的接続される。なお、被検査電子部品12
に設けられた半田ボール14に臨んで、検査治具部材1
6に導電性板バネ10が設けられることは勿論である。
【0011】かかる構成において、導電性板バネ10
は、幅広部10bが上治具板16aの第1の角孔18a
を挿通できず、検査治具部材16から抜け出るようなこ
とはない。ここで、検査治具部材16に対して導電性板
バネ10は、被検査電子部品12の接近分離方向にいく
らかずれ得るように各部の寸法が設定される。そして、
被検査電子部品12が相対的に接近されると、まず図1
(a)のごとく、半田ボール14が導電性板バネ10の
弾接部10aのY字状の間に挿入され、半田ボール14
の側面が導電性板バネ10に当接する。さらに、被検査
電子部品12が相対的に接近されると、図1(b)のご
とく、半田ボール14が弾接部10aのY字状をくさび
効果により弾性変形させて押し拡げてより深く挿入され
て接近方向の寸法変動が吸収される。かかる状態では、
弾接部10aの弾力により、導電性板バネ10と半田ボ
ール14が当接して電気的導通が確保される。また、被
検査電子部品12のさらなる相対的な接近により、導電
性板バネ10の他端を基板20に押し付ける力が作用
し、基板20の端子に導電性板バネ10の他端も確実に
電気的接続される。もって、被検査電子部品12の半田
ボール14が、導電性板バネ10を介して基板20の端
子に確実に電気的接続されることとなる。しかも、半田
ボール14が弾接部10aのY字状を弾接して押し拡げ
ながら接近方向に相対移動するので、半田ボール14と
これが弾接する弾接部10aの部分はセルフクリーニン
グ作用を奏し、確実な電気的導通を可能とする。また、
図5の表に示すごとく100〜1000MHzの範囲
で、本発明のプローブとしての導電性板バ10が650
〜690PHであるのに対して、現在実現し得る最も短
い寸法(3.2mm)のスプリンコネクタは870〜9
90PHであり、インダクタンス成分の減少が図られて
いる。
【0012】したがって、本発明でプローブとして用い
られてる導電性板バネ10は、従来のスプリングコネク
タに比較して、その構造が簡単であるので、より小型化
が容易であるとともにインダクタンス成分も低減され
る。そこで、従来よりも密にプローブを配設した検査治
具部材の製造が可能であり、またより高周波信号でも検
査できる電子部品の検査用治具が可能である。
【0013】ここで、プローブとして用いられる導電性
板バネ10をより密に検査治具部材16に配設する構造
として、図6に示すごとく、半田ボール14,14…が
縦横に配列されるピッチPの方向に対して、弾接部10
aのY字状の開く方向を略45度ずらして配列すれば良
い。
【0014】なお、上記第1実施例において、導電性板
バネ10は、幅広部10bに相当する部分を折り曲げて
重ね合わせられているが、これに限られず、導電性板バ
ネ10の他端、すなわち基板20の端子に当接する部分
を折り曲げて重ね合わせるようにしても良い。
【0015】次に、本発明の第2実施例を図7ないし図
9を参照して説明する。図7は、本発明の電子部品の検
査用治具の第2実施例の構造図であり、(a)は半田ボ
ールが導電性板バネの弾接部に当接した状態を示し、
(b)は被検査電子部品がより接近されて半田ボールの
側面が弾接部に弾接する状態を示す。図8は、導電性板
バネが検査治具部材に配設される構造を示す分解斜視図
である。図9は、導電性板バネが検査治具部材に配設さ
れた平面図である。図7ないし図9において、図1ない
し図4と同じまたは均等な部材には同じ符号を付けて重
複する説明を省略する。
【0016】第2実施例の導電性板バネ30は、1枚の
板材からなり、一端部側が斜め方向に折り曲げられて弾
接部30aが形成される。また、導電性板バネ30の他
端部側に幅広部30bが形成される。そして、第1実施
例と同様にして下治具板16bの第2の角孔18bに幅
広部30bが挿入された状態で上治具板16aが積層さ
れて、導電性板バネ30が抜け出ない構造とされる。
【0017】この第2実施例の導電性板バネ30にあっ
ては半田ボール14の片側の側面に弾接することとな
る。そこで、半田ボール14に側方の力が作用する。こ
れらの側方への力が作用して被検査電子部品12がずれ
ないように相互に打ち消すには、図7に示すごとく、半
田ボール14,14…に弾接する導電性板バネ30,3
0…の略半数で、弾接部30aの斜めの折り曲げ方向を
同じ側とし、残りの略半数で、弾接部30aの斜めの折
り曲げ方向を反対側となるようにすれば良い。
【0018】また、第2実施例の導電性板バネ30は、
第1実施例の導電性板バネ10の片側の形状であり、そ
れだけ構造が簡単であるとともに小型化でき、より密に
検査治具部材16に配列することが可能である。
【0019】さらに、本発明の第3実施例を図10およ
び図11を参照して説明する。図10は、本発明の電子
部品の検査用治具の第3実施例の構造である。図11
は、導電性板バネおよび導電ピンが検査治具部材に配設
される構造を示す分解斜視図である。図10および図1
1において、図1ないし図4と同じまたは均等な部材に
は同じ符号を付けて重複する説明を省略する。
【0020】第3実施例では、検査治具部材16に、導
電性板バネ40と導電ピン42が配設される。導電性板
バネ40は、適宜に折り重ねられた2枚の板状の一端部
側がY字状に折り曲げられて弾接部40aが形成され
る。なお、導電性板バネ40に幅広部は形成されない。
そして、このY字状に折り曲げられた弾接部40aに、
導電ピン42の一端側の半球状の当接部42aが当接さ
れる。そして、検査治具部材44が2分割された一方の
下治具板44bに穿設された第2の孔46bに、導電ピ
ン42の他端側および中間部が挿入され、導電ピン42
の他端が下治具板44bより突出できるように形成され
る。この下治具板44bの下面には、導電ピン42の他
端が当接する端子(図示せず)が設けられた基板20が
配設される。また、検査治具部材44が2分割された他
方の上治具板44aに穿設された第1の孔46aに、導
電性板バネ40の弾接部40aおよび中間部が挿入さ
れ、導電性板バネの他端が上治具板44aより突出する
ように形成される。なお、第1の孔46aは、上側に導
電性板バネ40の他端部を挿通し得るが中間部および弾
接部40aが挿通できない狭小型が形成されて、導電性
板バネ40が上方に抜け出ないように形成される。そし
て、図10に示すごとく、導電性板バネ40の検査治具
部材44から突出した他端が、被検査電子部品48の端
子50に当接する。
【0021】かかる構成の第3実施例にあっては、被検
査電子部品48の相対的な接近により、導電性板バネ4
0の弾接部40aのY字状を導電ピン42の当接部42
aが押し拡げて弾接し、接近方向の寸法変動を吸収する
とともに導電性板バネ40と導電ピン42が確実に電気
的導通される。しかも、被検査電子部品48の相対的な
接近方向への移動により、導電性板バネ40の他端が被
検査電子部品48の端子に弾接して電気的導通が確保さ
れ、また導電ピン42の他端が基板20の端子に弾接し
て電気的導通が確保される。もって、導電性板バネ40
と導電ピン42を介して、被検査電子部品48の端子5
0と基板20の端子が電気的接続される。この第3実施
例では、平面状の端子50に当接して電気的接続するプ
ローブとして好適である。
【0022】なお、第1と第3実施例の導電性板バネ1
0,40は1枚の板材を適宜に折り重ねて形成すると説
明されるが、これに限られず、2枚の板材をY字状とし
ない密接した部分で抵抗溶接などで互いに要着して一体
化させても良い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明は構成されて
いるので、以下のごとき格別な効果を奏する。
【0024】請求項1記載の電子部品の検査用治具にあ
っては、プローブとして作用し半田ボールに弾接する導
電性板バネの形状が極めて簡単であり、小型化が容易で
あるとともに密に配列することが可能である。しかも、
構造が簡単で全長を短く形成できるので、それだけイン
ダクタンス成分も小さく、高周波信号を用いる被検査電
子部品の検査に好適である。
【0025】請求項2記載の電子部品の検査用治具にあ
っては、導電性板バネのY字状の弾接部に、半田ボール
がY字状を押し拡げるように弾接するので、半田ボール
を側方へ移動させる力は相殺され、半田ボールが被検査
電子部品から外れるようなことがない。しかも、半田ボ
ールの2側面で導電性板バネに弾接するので弾接点が多
い分だけ電気的導通も確実である。しかも、請求項1と
同様にその構造が簡単で小型化が容易であるとともに、
インダクタンス成分も小さくて高周波信号を用いる被検
査電子部品の検査に好適である。
【0026】請求項3記載の電子部品の検査用治具にあ
っては、1枚の導電性板バネを折り重ねて2重としてそ
の一端部側を斜めに折り曲げてY字状の弾接部を形成す
るので、プレス加工により製造でき量産に好適である。
【0027】請求項4記載の電子部品の検査用治具にあ
っては、導電性板バネの他端部側または中間部に設けた
幅広部によって、検査治具部材から導電性板バネが抜け
出るようなことがない。導電性板バネを検査治具部材に
配設する構造が極めて簡単であり、また組み付けも容易
である。
【0028】請求項5記載の電子部品の検査用治具にあ
っては、導電性板バネが半田ボールの片側の側面に弾接
して半田ボール自体には側方へ力が作用するが、導電性
板バネの略半数で斜めの折り曲げ方向を同じ側とし、残
りの略半数で、斜めの折り曲げ方向を反対側としたの
で、被検査電子部品としては側方への力が相殺され、検
査治具部材に対して被検査電子部品が相対的に側方へず
れるような弊害が防止される。
【0029】請求項6記載の電子部品の検査用治具にあ
っては、半田ボールが配列されるピッチ方向に対して、
弾接部のY字状の折り曲げ方向が略45度となるように
導電性板バネを検査治具部材に配列するので、弾接部の
開き寸法が大きくても、この開き寸法よりも小さなピッ
チで配列することが可能である。
【0030】請求項7記載の電子部品の検査用治具にあ
っては、導電性板バネとその弾接部に弾接する導電ピン
とにより、被検査電子部品の平面状の端子を基板の端子
に電気的接続し得る。そして、その構造が簡単であり小
型化が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子部品の検査用治具の第1実地例の
構造図であり、(a)は半田ボールが導電性板バネの弾
接部に当接した状態を示し、(b)は被検査電子部品が
より接近されて半田ボールの側面が弾接部に弾接する状
態を示す。
【図2】導電性板バネを示す図であり、(a)は2重に
折り重ねる前の正面図であり、(b)は(a)の側面図
であり、(c)は2重に折り重ねて完成された斜視図で
ある。
【図3】導電性板バネが検査治具部材に配設される構造
を示す分解斜視図である。
【図4】導電性板バネが検査治具部材に配設された平面
図である。
【図5】本発明におけるプローブとしての導電性板バネ
と従来のスプリングコネクタの各周波数に対するインダ
クタンス成分を測定した表である。
【図6】半田ボールのピッチに対して導電性板バネを配
列する一例を示す平面図である。
【図7】本発明の電子部品の検査用治具の第2実施例の
構造図であり、(a)は半田ボールが導電性板バネの弾
接部に当接した状態を示し、(b)は被検査電子部品が
より接近されて半田ボールの側面が弾接部に弾接する状
態を示す。
【図8】導電性板バネが検査治具部材に配設される構造
を示す分解斜視図である。
【図9】導電性板バネが検査治具部材に配設された平面
図である。
【図10】本発明の電子部品の検査用治具の第3実施例
の構造である。
【図11】導電性板バネおよび導電ピンが検査治具部材
に配設される構造を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10,30,40 導電性板バネ 10a,30a,40a 弾接部 10b,30b 幅広部 12,48 被検査電子部品 14 半田ボール 16,44 検査治具部材 16a,44a 上治具板 16b,44b 下治具板 18a 第1の角孔 18b 第2の角孔 20 基板 42 導電ピン 42a 当接部 46a 第1の孔 46b 第2の孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査治具部材に対して、対向する面に半
    田ボールが配設された被検査電子部品を相対的に接近分
    離するようになし、導電性板バネの一端部側を斜め方向
    に折り曲げて弾接部を形成し、前記検査治具部材の前記
    半田ボールに臨んだ位置に前記導電性板バネの他端部側
    および中間部をその長さ方向が略前記接近分離方向とな
    るように配設し、前記検査治具部材の前記被検査電子部
    品と反対側の面に前記導電性板バネの他端が当接する端
    子を設けた基板を配設し、前記相対的な接近により、前
    記半田ボールの頂部を除く側面に前記導電性板バネの前
    記弾接部の傾斜面が弾接するように構成したことを特徴
    とする電子部品の検査用治具。
  2. 【請求項2】 検査治具部材に対して、対向する面に半
    田ボールが配設された被検査電子部品を相対的に接近分
    離するようになし、導電性板バネの一端部側をY字状に
    折り曲げて弾接部を形成し、前記検査治具部材の前記半
    田ボールに臨んだ位置に前記導電性板バネの他端部側お
    よび中間部をその長さ方向が略前記接近分離方向となる
    ように配設し、前記検査治具部材の前記被検査電子部品
    と反対側の面に前記導電性板バネの他端が当接する端子
    を設けた基板を配設し、前記相対的な接近により、前記
    半田ボールの頂部を除く側面に前記導電性板バネの前記
    弾接部のY字状の傾斜面が弾接するように構成したこと
    を特徴とする電子部品の検査用治具。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電子部品の検査用治具に
    おいて、前記Y字状の弾接部を、1枚の導電性板バネを
    折り重ねて2重にするとともに、その一端部側を互いに
    先端が離れるように斜め方向に折り曲げて構成したこと
    を特徴とする電子部品の検査用治具。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3記載のいずれかの電子
    部品の検査用治具において、前記導電性板バネの中間部
    もしくは他端部に幅広部を形成し、前記検査治具部材を
    上治具板と下治具板の2層に分割し、前記被検査電子部
    品の前記上治具板に前記幅広部が通過し得ない孔を穿設
    し、前記下治具板に前記幅広部を挿入できる孔を穿設
    し、前記上治具板により前記導電性板バネが前記被検査
    電子部品側に抜け出ないように構成したことを特徴とす
    る電子部品の検査用治具。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の電子部品の検査用治具に
    おいて、前記半田ボールに弾接する前記導電性板バネの
    略半数で、前記弾接部の斜めの折り曲げ方向が同じ側で
    あり、残りの略半数で、前記弾接部の斜めの折り曲げ方
    向が反対側となるように構成したことを特徴とする電子
    部品の検査用治具。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の電子部品の検査用治具に
    おいて、前記半田ボールが配列されるピッチ方向に対し
    て、前記導電性板バネの前記弾接部のY字状の折り曲げ
    方向が略45度となるように前記導電性板バネを前記検
    査治具部材に配列して構成したことを特徴とする電子部
    品の検査用治具。
  7. 【請求項7】 検査治具部材に対して、対向する面に端
    子が配設された被検査電子部品を相対的に接近分離する
    ようになし、導電性板バネの一端部側をY字状に折り曲
    げて弾接部を形成し、前記Y字状の弾接部に当接する半
    球状の一端を有する導電ピンと前記導電性板バネとを、
    前記検査治具部材に略前記接近分離方向となるように配
    設し、しかも前記導電性板バネの他端部を前記検査治具
    部材から前記被検査用電子部品側に突出させ、また前記
    検査治具部材の前記被検査用電子部品と反対側の面に前
    記導電ピンの他端が当接する端子を設けた基板を配設
    し、前記相対的な接近により、前記被検査電子部品の前
    記端子に前記導電性板バネの他端が弾接するように構成
    したことを特徴とする電子部品の検査用治具。
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