JP2003031416A - コモンモードノイズフィルタ - Google Patents

コモンモードノイズフィルタ

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JP2003031416A
JP2003031416A JP2001211835A JP2001211835A JP2003031416A JP 2003031416 A JP2003031416 A JP 2003031416A JP 2001211835 A JP2001211835 A JP 2001211835A JP 2001211835 A JP2001211835 A JP 2001211835A JP 2003031416 A JP2003031416 A JP 2003031416A
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conductors
insulator layer
conductor
insulator
common mode
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JP2001211835A
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Hironobu Chiba
博伸 千葉
Kobo Motomitsu
弘法 元▲満▼
Atsushi Shinkai
淳 新海
Kazuo Oishi
一夫 大石
Hidekazu Uryu
英一 瓜生
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率的にコモンモードのノイズが抑制できる
コモンモードノイズフィルタを提供することを目的とす
る。 【解決手段】 第1の導体27乃至第4の導体30を渦
巻き状とし、第1の導体27と第2の導体28および第
3の導体29と第4の導体30はほぼ並行に配置され、
加えて、第2の絶縁体層22が第1の絶縁体層21、第
3の絶縁体層23よりも透磁率を低くしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小型デジタル電子機
器やOA機器、携帯端末等の電機製品に広く用いられて
いるコモンモードノイズフィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コモンモードノイズフィルタは特
開平5−101950号公報に記載したものが知られて
いる。
【0003】図7は従来のコモンモードノイズフィルタ
を示す分解斜視図である。図7において、高透磁率磁性
体シートから構成されるコイル部1とこのコイル部1を
上下に配置した低透磁率磁性体シートから構成される引
き出し部2,3から成り、第1のコイルは導体8aと導
体9aがスルーホール6aを介して電気的に接続するよ
うに形成され、同様に第2のコイルは導体8bと導体9
bがスルーホール6cを介して電気的に接続するように
形成される。このようにして得られたコモンモードノイ
ズフィルタでは引き出し部に発生するノーマル成分のイ
ンピーダンスが小さくなり、信号波形に対してあまり影
響を及ぼさずにコモンモードノイズを除去するコモンモ
ードノイズフィルタを得るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のコモンモードノイズフィルタは大きな問題点を有し
ていた。すなわち、コモンモードノイズを除去するため
にはコイル全体のノーマル成分のインピーダンスを小さ
くすることでもコモンモードノイズを除去することが可
能であるが、前記高透磁率磁性体シートから構成される
コイル部1のコモン成分のインピーダンスを大きくする
ことで、さらにコモンモードノイズを除去することが可
能である。このため、従来のコモンモードノイズフィル
タではコモン成分のインピーダンスを大きくするため
に、1ターン未満のコイルを数十枚積層しなければなら
ずスルーホール形成およびパターン印刷工程が多く、積
層の組み合わせも複雑である。これらのことから最終の
製品となったときにオープン不良あるいはショート不良
等の特性不良の原因となり、製造上の歩留まりを低下さ
せるという問題点を有していた。
【0005】本発明は前記従来の問題点を解決するもの
で、従来のコモンモードノイズフィルタでは実現できな
かったコモンモード成分のインピーダンスを大きくする
ことができ、製造上の歩留まりを低下させることなく安
価にできるという特徴を有したコモンモードノイズフィ
ルタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は以下の構成を有する。
【0007】本発明の請求項1に記載の発明は、第1乃
至第4の導体を渦巻き状とし、第1と第2の導体および
第3と第4の導体がほぼ並行に配置され、さらに、前記
第1の絶縁体層、前記第3の絶縁体層の少なくとも1つ
は他の絶縁体層の透磁率以下とした構成を有しており、
前記各導体間が狭くでき、これにより少ないスルーホー
ルで積層でき、コモンモード成分のインピーダンスを大
きくすることができる。加えて、第1と第2の導体およ
び第3と第4の導体の間に低透磁率の層を挟み込むこと
で磁界を平行2線間で強め合うことができ、コモンモー
ド成分のインピーダンスを大きくすることができる。ま
た、少ないスルーホールの構成であるため製造上の歩留
まりを低下させることなく安価にできるという作用効果
が得られる。
【0008】本発明の請求項2に記載の発明は、第1乃
至第4の導体を渦巻き状とし、第1と第2の導体および
第3と第4の導体がほぼ並行に配置され、さらに、少な
くとも前記導体間に配置された絶縁体の透磁率が他の絶
縁体層以下としたことで、前記各導体間を狭くすること
ができ、これにより少ないスルーホールで積層でき、コ
モンモード成分のインピーダンスを大きくすることがで
きる。加えて、並行した2線間に磁界を形成し難くする
ことでコモンモード成分のインピーダンスを大きくする
ことができる。また少ないスルーホールの構成であるの
で製造上の歩留まりを低下させることなく安価にできる
という作用効果が得られる。
【0009】本発明の請求項3に記載の発明は、第1乃
至第4の導体を渦巻き状とし、第1と第2の導体および
第3と第4の導体がほぼ並行に配置され、さらに、少な
くとも一方において、前記スルーホールと接続する前記
2つの導体の端部を除いて、前記2つの導体を覆うよう
に設けられた第4の絶縁体層が他の絶縁体層の透磁率以
下にすることで前記各導体間が狭くでき、これにより少
ないスルーホールで積層でき、コモンモード成分のイン
ピーダンスを大きくすることができる。加えて、第1乃
至第4の導体を透磁率の低い層で挟み込むため磁界を平
行2線間で強め合うことができ、コモンモード成分のイ
ンピーダンスを大きくすることができる。また、少ない
スルーホールの構成であるので製造上の歩留まりを低下
させることなく安価にできるという作用効果が得られ
る。
【0010】本発明の請求項4に記載の発明は、少なく
とも第2と第3の導体を渦巻き状とし、第2と第3の導
体が第1と第4の導体の巻き数より多くし、さらに、前
記第2乃至第4の少なくとも一つの絶縁体層が他の絶縁
体層の透磁率以下とすることで前記各導体間が狭くで
き、これにより少ないスルーホールで積層でき、コモン
モード成分のインピーダンスを大きくすることができ
る。加えて、第2の導体と第3の導体の間に透磁率の低
い層を挟み込むことで磁界を前記2導体間で強め合うこ
とができ、コモンモード成分のインピーダンスを大きく
することができる。また少ないスルーホールで構成でき
るので製造上の歩留まりを低下させることなく安価にで
きるという作用効果が得られる。
【0011】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1〜4に記載の発明における低透磁率の材料にNi−Z
n−Cu−Co系フェライトを用いたものである。
【0012】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1〜4に記載の発明における低透磁率の材料として非磁
性体を用いたものであり、これによりコモンモード成分
のインピーダンスを一層大きくすることができる。
【0013】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
6に記載の発明の非磁性体材料として、フォルステライ
ト系ガラス、アルミナ−ガラス系誘電体、Zn−Cu系
フェライトを用いたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、実施の形
態1を用いて、本発明の特に請求項1に記載の発明につ
いて説明する。
【0015】図1は本発明の実施の形態1におけるコモ
ンモードノイズフィルタを示す分解斜視図である。
【0016】図1において、21は第1の絶縁体層、2
7は第1の絶縁体層21の上面に設けられた渦巻き状の
導体である第1の導体、28は第1の絶縁体層21の上
面に設けられ第1の導体27とほぼ並行な渦巻き状に設
けられた導体である第2の導体であり、第1の導体27
と2条渦巻きの構成となっている。
【0017】22は第1の導体27及び第2の導体28
を挟むようにして第1の絶縁体層21の上部に設けられ
た第2の絶縁体層、31aおよび31bは第2の絶縁体
層22に設けられたスルーホールであり内部には導電材
が充填されている。29は第2の絶縁体層22の上面に
設けられた渦巻き状の導体である第3の導体、30は第
2の絶縁体層22の上面に設けられ第3の導体29とほ
ぼ並行な渦巻き状に設けられた導体である第4の導体で
あり、第3の導体29と2条渦巻きの構成となってい
る。第3の導体29はスルーホール31aを介して第1
の導体27と、第4の導体30はスルーホール31bを
介して第2の導体28とそれぞれ電気的に接続してい
る。尚、第1、第2、第3、第4の導体27〜30は印
刷法によって形成してもよいが、めっき工法によって形
成すればより高い寸法精度で細密な渦巻き形状とするこ
とが可能である。
【0018】ここで、第2の絶縁体層22は第1の絶縁
体層21および第3の絶縁体層23よりも低い透磁率の
ものを使用している。
【0019】図2は、本発明の実施の形態1におけるコ
モンモードノイズフィルタの斜視図である。33はコモ
ンモードノイズフィルタであり、32は4個の外部電極
であり、第1、第2、第3、第4の導体27〜30のい
ずれか一つとそれぞれ電気的に接続している。
【0020】上記したように本実施の形態によれば、第
1の導体27乃至第4の導体30を渦巻き状とし、第1
の導体27と第2の導体28および第3の導体29と第
4の導体30はほぼ並行に配置されることにより、1つ
の絶縁体層に設けられた渦巻き状の各導体間の距離を短
くでき、さらに一層あたりの磁路を渦巻き状とすること
で長くでき、これにより各導体で発生し互いに影響を及
ぼし合う磁界が強くなり、コモンモード成分のインピー
ダンスを大きくすることができる。加えて、スルーホー
ル31を有する第2の絶縁体層22の透磁率を他の絶縁
体層の透磁率以下とすることにより、第1の導体27と
第2の導体28の導体間および第3の導体29と第4の
導体30の導体間を低透磁率の第2の絶縁体層22で挟
む構造となり、これらの導体で発生する磁界をより強く
でき、これらの結果、効率的にコモンモードのノイズが
抑制できるという効果が得られる。
【0021】また、第1の導体27から第4の導体30
を挟むように配置される第1の絶縁体層21および第3
の絶縁体層23の透磁率を低くすることでより一層の効
果が得られる。
【0022】なお、前記各絶縁体層および低透磁率の絶
縁体層は図2に示すように一体焼結されて得られる。こ
の低透磁率の絶縁体層である第2の絶縁体層22には、
Ni−Zn−Cu−Co系フェライトを用いることがで
きる。又、非磁性体を用いると一層の効果を得ることが
でき、その材料としては、フォルステライト系ガラス、
アルミナ−ガラス系誘電体、Zn−Cu系フェライトが
好適である。
【0023】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2を用いて本発明の特に請求項2に記載の発明につい
て説明する。
【0024】図3は本発明の実施の形態2におけるコモ
ンモードノイズフィルタの分解斜視図、図4は同実施の
形態におけるコモンモードノイズフィルタの第1の絶縁
体層の上面図である。
【0025】図3、図4において、本実施の形態と実施
の形態1と異なる点は、第2の絶縁体層22の透磁率が
第1の絶縁体層21、第3の絶縁体層23の透磁率より
低くしたというものではなく同じであり、例えば蒸着法
によって形成された第1、第2の導体27,28または
前記と同様に形成された第3、第4の導体29,30の
うち少なくとも一方において、各導体間に低透磁率の絶
縁体24を設け、さらにこの絶縁体24の透磁率がこの
導体の上下面の絶縁体層21乃至23のそれより低いも
のとした点であり、なお、実施の形態1で説明したもの
と同じものは同一符号を付し、その説明は省略する。
【0026】このような構成にすることによって、第1
の導体27乃至第4の導体30を渦巻き状とし、第1の
導体27と第2の導体28および第3の導体29と第4
の導体30はほぼ並行に配置されることにより、1つの
絶縁体層に設けられた渦巻き状の各導体間の距離を短く
でき、さらに一層あたりの磁路を渦巻き状とすることで
長くでき、これにより各導体で発生し互いに影響を及ぼ
し合う磁界が強くなり、コモンモード成分のインピーダ
ンスを大きくすることができる。加えて、第1の導体2
7と第2の導体28の導体間および第3の導体29と第
4の導体30の導体間に低透磁率の絶縁体24を挟む構
造となり、これらの導体で発生する磁界をより強くで
き、これらの結果、効率的にコモンモードのノイズが抑
制できるという効果が得られる。
【0027】また、第1の導体27から第4の導体30
を挟むように配置される第1の絶縁体層21および第3
の絶縁体層23の透磁率を低くすることでより一層の効
果が得られる。
【0028】低透磁率の材料からなる絶縁体24の材料
としては、実施の形態1と同様のものを用いることで同
様の効果を奏する。
【0029】(実施の形態3)以下、本発明の実施の形
態3を用いて本発明の特に請求項3に記載の発明につい
て説明する。
【0030】図5は本発明の実施の形態3におけるコモ
ンモードノイズフィルタの分解斜視図である。
【0031】図5において、本実施の形態と実施の形態
1と異なる点は、第2の絶縁体層22の透磁率は第1の
絶縁体層21、第3の絶縁体層23の透磁率より低いと
いうことではなく、同じであり、例えば印刷法によって
形成された第1、第2の導体27,28または前記と同
様に形成された第3、第4の導体29,30のうち少な
くとも一方において、2つの導体の端部を除いて前記2
つの導体を覆うように上部に低透磁率の絶縁体25を設
け、さらにこの絶縁体25の透磁率が他の絶縁体層21
乃至23のそれより低いとした点であり、実施の形態1
で説明したものと同じものは同一符号を付し、その説明
は省略する。
【0032】このような構成にすることによって、第1
の導体27乃至第4の導体30を渦巻き状とし、第1の
導体27と第2の導体28および第3の導体29と第4
の導体30はほぼ並行に配置されることにより、1つの
絶縁体層に設けられた渦巻き状の各導体間の距離を短く
でき、さらに一層あたりの磁路を渦巻き状とすることで
長くでき、これにより各導体で発生し互いに影響を及ぼ
し合う磁界の強さが強くなり、コモンモード成分のイン
ピーダンスを大きくすることができる。加えて、低透磁
率の絶縁体25を他の絶縁体層より透磁率を低くするた
め、第1の導体27と第2の導体28の導体間および第
3の導体29と第4の導体30の導体間に低透磁率の絶
縁体25を挟む構造となり、これらの導体で発生する磁
界の強さをより強くでき、これらの結果、効率的にコモ
ンモードのノイズが抑制できるという効果が得られる。
【0033】また、第1の導体27から第4の導体30
を挟むように配置される第1の絶縁体層21および第3
の絶縁体層23の透磁率を低くすることでより一層の効
果が得られる。
【0034】また低透磁率の絶縁体25の材料も実施の
形態1と同様のものを用いることで同様の効果を奏す
る。
【0035】(実施の形態4)以下、本発明の実施の形
態4を用いて本発明の特に請求項4に記載の発明につい
て説明する。
【0036】図6は本発明の実施の形態4におけるコモ
ンモードノイズフィルタの分解斜視図である。
【0037】図6において、本実施の形態と実施の形態
1と異なる点は、第2の絶縁体層22の透磁率は第1の
絶縁体層21、第3の絶縁体層23の透磁率より低いと
いうのではなく同じであり、例えばめっき工法によって
形成された第2の導体28と前記と同様に形成された第
3の導体29の間に低透磁率の絶縁体26を設け、この
低透磁率の絶縁体26が他の絶縁体層21乃至23より
低いものであり、実施の形態1で説明したものと同じも
のは同一符号を付し、その説明は省略する。
【0038】このような構成にすることによって、少な
くとも第2の導体28と第3の導体29を渦巻き状と
し、一層あたりの磁路を長くでき、これにより第2の導
体28および第3の導体29で発生する磁界を大きくで
き、コモンモード成分のインピーダンスを大きくするこ
とができる。加えて、低透磁率の絶縁体26を他の絶縁
体層より透磁率を低くするため、第2の導体28と第3
の導体29で低透磁率の絶縁体26を挟む構造により、
磁界を強め合う方向に対向させて配置することでさらに
磁界を強め合い、これらの結果、効率的にコモンモード
のノイズが抑制できるという効果が得られる。
【0039】また、第1の導体27から第4の導体30
を挟むように配置される第1の絶縁体層21および第3
の絶縁体層23の透磁率を低くすることでより一層の効
果が得られる。さらに低透磁率の絶縁体26の材料とし
て実施の形態1と同様のものを用いることで同様の効果
を奏する。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1乃至
第4の導体の少なくとも2つを渦巻き状とし、第1の導
体と第2の導体および第3の導体と第4の導体はほぼ並
行に配置され、1つの絶縁層に設けられた渦巻き状の各
導体間の距離を短くでき、さらにこの導体間距離が短い
部分は各導体を渦巻き状としたことで長くでき、これに
より各導体間で発生し互いに影響を及ぼし合う磁界が強
くなり、コモンモード成分のインピーダンスを大きくす
ることができる。加えて、スルーホールを有する第2の
絶縁体層の透磁率を他の絶縁体層の透磁率以下とするこ
とにより、第1の導体と第2の導体および第3の導体と
第4の導体間に低透磁率の絶縁体層を挟む構造となり、
これらの導体で発生する磁界をより強くでき、これらの
結果、効率的にコモンモードのノイズが抑制できるとい
う効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるコモンモードノ
イズフィルタの構造を示す分解斜視図
【図2】本発明の実施の形態1におけるコモンモードノ
イズフィルタの斜視図
【図3】本発明の実施の形態2におけるコモンモードノ
イズフィルタの構造を示す分解斜視図
【図4】本発明の実施の形態2における第1の絶縁体層
の上面図
【図5】本発明の実施の形態3におけるコモンモードノ
イズフィルタの構造を示す分解斜視図
【図6】本発明の実施の形態4におけるコモンモードノ
イズフィルタの構造を示す分解斜視図
【図7】従来のコモンモードノイズフィルタの構造を示
す分解斜視図
【符号の説明】
21 第1の絶縁体層 22 スルーホールを有する第2の絶縁体層 23 第3の絶縁体層 24,25,26 低透磁率の絶縁体 27 第1の導体 28 第2の導体 29 第3の導体 30 第4の導体 31 導電材が充填されたスルーホール 32 外部電極 33 コモンモードノイズフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新海 淳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 大石 一夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 瓜生 英一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E070 AA01 AB04 CB02 CB12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の絶縁体層と、前記第1の絶縁体層
    の上面に設けられた渦巻き状の第1および第2の導体
    と、前記第1、第2の導体の上部に設けられたスルーホ
    ールを有する第2の絶縁体シートからなる第2の絶縁体
    層と、前記第2の絶縁体層の上面に設けられ前記スルー
    ホールを介して電気的に接続された渦巻き状の第3およ
    び第4の導体と、前記第3、第4の導体の上部に設けら
    れた第3の絶縁体層と、前記第1乃至第4の導体の端部
    にそれぞれ電気的に接続された外部電極とを備え、前記
    第1と第2の導体および第3と第4の導体がほぼ並行に
    配置され、さらに、前記第2の絶縁体層が他の絶縁体層
    の透磁率以下としたコモンモードノイズフィルタ。
  2. 【請求項2】 第1の絶縁体層と、前記第1の絶縁体層
    の上面に設けられた渦巻き状の第1および第2の導体
    と、前記第1、第2の導体の上部に設けられたスルーホ
    ールを有する第2の絶縁体シートからなる第2の絶縁体
    層と、前記第2の絶縁体層の上面に設けられ前記スルー
    ホールを介して電気的に接続された渦巻き状の第3およ
    び第4の導体と、前記第3、第4の導体の上部に設けら
    れた第3の絶縁体層と、前記第1乃至第4の導体の端部
    にそれぞれ電気的に接続された外部電極とを備え、前記
    第1と第2の導体および第3と第4の導体がほぼ並行に
    配置され、かつ、前記第1と第2の導体および第3と第
    4の導体のうち少なくとも一方の導体間に配置された絶
    縁体の透磁率が前記第1から第3のいずれの絶縁体層の
    透磁率以下としたコモンモードノイズフィルタ。
  3. 【請求項3】 第1の絶縁体層と、前記第1の絶縁体層
    の上面に設けられた渦巻き状の第1および第2の導体
    と、前記第1、第2の導体の上部に設けられたスルーホ
    ールを有する第2の絶縁体シートからなる第2の絶縁体
    層と、前記第2の絶縁体層の上面に設けられ前記スルー
    ホールを介して電気的に接続された渦巻き状の第3およ
    び第4の導体と、前記第3、第4の導体の上部に設けら
    れた第3の絶縁体層と、前記第1乃至第4の導体の端部
    にそれぞれ電気的に接続された外部電極とを備え、前記
    第1と第2の導体および第3と第4の導体がほぼ並行に
    配置され、前記第1、第2の導体または第3、第4の導
    体のうち少なくとも一方において、前記スルーホールと
    接続する前記2つの導体の端部および前記外部電極と接
    続する端部を除いて、前記2つの導体を覆うように設け
    られた第4の絶縁体層が他の絶縁体層の透磁率以下であ
    るコモンモードノイズフィルタ。
  4. 【請求項4】 第1の絶縁体層と、前記第1の絶縁体層
    の上面に設けられた渦巻き状の第1の導体と、第1の導
    体の上部に設けられた第1のスルーホールを有する第2
    の絶縁体シートと、前記第1のスルーホールを介して接
    続する渦巻き状の第2の導体と、前記第2の導体の上部
    に設けられた第3の絶縁体層と、前記第3の絶縁体層の
    上面に設けられた渦巻き状の第3の導体と、前記第3の
    導体の上部に設けられた第2のスルーホールを有する第
    4の絶縁体シートと、前記第2のスルーホールを介して
    接続する渦巻き状の第4の導体と、前記第4の導体の上
    部に設けられた第5の絶縁体層と、前記第1乃至第4の
    導体の端部にそれぞれ電気的に接続された外部電極とを
    備え、前記第2と第3の導体が第1と第4の導体の巻き
    数より多く、さらに前記第2乃至4の少なくとも一つの
    絶縁体層が他の絶縁体層の透磁率以下としたコモンモー
    ドノイズフィルタ。
  5. 【請求項5】 前記透磁率の低い材料がNi−Zn−C
    u−Co系フェライトである請求項1〜4のいずれかに
    記載のコモンモードノイズフィルタ。
  6. 【請求項6】 前記透磁率の低い材料が絶縁体である請
    求項1〜4のいずれかに記載のコモンモードノイズフィ
    ルタ。
  7. 【請求項7】 前記絶縁体がフォルステライト系ガラ
    ス、アルミナ−ガラス系誘電体、Zn−Cu系フェライ
    トである請求項6に記載のコモンモードノイズフィル
    タ。
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