JP2003026984A - 多色クレヨンまたはパス及びその製法 - Google Patents

多色クレヨンまたはパス及びその製法

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JP2003026984A
JP2003026984A JP2001270776A JP2001270776A JP2003026984A JP 2003026984 A JP2003026984 A JP 2003026984A JP 2001270776 A JP2001270776 A JP 2001270776A JP 2001270776 A JP2001270776 A JP 2001270776A JP 2003026984 A JP2003026984 A JP 2003026984A
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Koji Seki
幸二 関
Yoshimi Kano
好美 狩野
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BUNCHOU KK
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    • C09D13/00Pencil-leads; Crayon compositions; Chalk compositions

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 描画性、色彩の鮮明さ及び多色画像の密着性
の組合せに優れた多色クレヨンまたはパス及びその製法
を提供すること。 【解決手段】 クレヨンまたはパス材料からなる連続マ
トリックスと該マトリックス中に分散した複数種の着色
粒子相とからなり且つ該着色粒子相が連続マトリックス
とは異なる色相の色素、体質顔料、及び水溶性乃至溶剤
可溶性高分子または水膨潤性粘土度鉱物(例えばベント
ナイト)からなる崩壊性粒状物からなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多色クレヨンまた
はパス及びその製法に関するもので、より詳細には描画
性、色彩の鮮明さ及び多色画像の密着性の組合せに優れ
た多色クレヨンまたはパス及びその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】異なる色調の材料を組み合わせた固体描
画材は既に知られている。例えば、実公昭39−242
8号公報には、基本色芯材に数種の異なる色調の塊状芯
材を散在した芯体を形成し、芯体の各横断面において断
続的に異なる色彩面を形成しこの長さ方向の周囲を芯保
護材にて囲んだ事を特徴とする色鉛筆が記載されている
(従来技術a)。
【0003】また、実開昭51−86141号公報に
は、適宜の異なる色を持った複数の各芯材が連続して斜
めに重層して形成している芯を有する色鉛筆の構造が記
載されている(従来技術b)。
【0004】多色クレヨンについては、特開昭57−2
02361号公報に、二種以上の異なった色彩を有する
クレヨンを模様状に配合してなり、任意の形状を有する
複合クレヨンが記載されている(従来技術c)。
【0005】同様に、特開昭63−57683号公報に
は、互いに色相を異にする数種類の造粒物をブレンド
し、このブレンド物を型内に充填し、加圧成形する事か
らなるクレヨンの製造方法が記載されている(従来技術
d)。
【0006】更に、実開平4−60488号公報には、
赤、黄色、青、白、黒、又はその他の色に着色された各
クレヨンを結合させて任意の形状に成型させてなるマル
チクレヨンが記載されている(従来技術e)。
【0007】更にまた、特開平2000−219840
号公報には、色相の異なる色層を螺旋状に配置形成した
描画材が記載されている(従来技術f)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来技術a及びbは、
色鉛筆であり、細い線を書くのに適するが、太い線や広
い面積を塗るには適さない。また、一般的に色鉛筆は色
が薄く、鮮やかで強い発色を得る事はできない。
【0009】また、従来技術a〜eでは、色調が異なる
が、材質は同一のものを使用してなる。その場合、異な
る色の界面において剥がれやすくなり、スティック形状
にした描画材が折れやすくなるという問題がある。ま
た、界面における異なる色同士の接着を十分に行おうと
する場合には、色同士が混ざり合い、濁った色になって
しまうという問題がある。
【0010】この問題を解決する手段として、従来技術
fは、異なる色相の材料を螺旋状にねじり合わせる事に
よって、描画材の強度向上を図っている。この方法は、
材料を熔融させない半固体状態において成形する鉛筆
芯、シャープペンシル用芯には適用できるが、材料を一
度熔融させた後、冷却固化して成型するクレヨン・パ
ス、固形塗料、口紅等に適用するのは、きわめて困難で
ある。
【0011】従って、本発明の目的は、描画性、色彩の
鮮明さ及び多色画像の密着性の組合せに優れた多色クレ
ヨンまたはパス及びその製法を提供するにある。本発明
の他の目的は、幅のある滑らかな基本色の中に基本色と
は色調の異なる色が鮮明に現出されると共に、これらの
変種の色の描画性がスムースであると共にその紙面への
密着性も高くて十分であり、しかもクレヨン乃至パスの
強度も高く維持されている多色クレヨン及びパスを提供
するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、クレヨ
ン或いはパス材料からなる連続マトリックスと該マトリ
ックス中に分散した複数種の着色粒子相とからなる多色
クレヨンまたはパスにおいて、前記着色粒子相は、崩壊
性粒状物から形成されており、該崩壊性粒状物は、
(A)連続マトリックスとは異なる色相の色素、(B)
体質顔料、及び、(C)水溶性乃至溶剤可溶性高分子、
または水膨潤性を有する粘土鉱物、からなることを特徴
とする多色クレヨンまたはパスが提供される。本発明の
多色クレヨンまたはパスにおいては、前記崩壊性粒状物
が多孔質であることが好ましく、また前記崩壊性粒状物
が0.05乃至2mmの粒径を有することが好ましい。
本発明によればまた、(A)クレヨンまたはパス材料と
は異なる色相の色素、(B)体質顔料、及び(C)水溶
性乃至溶剤可溶性高分子もしくは水膨潤性を有する粘土
鉱物の溶液を混合し、乾燥し、必要により粉砕・分級し
て崩壊性粒状物を製造する工程;及びクレヨンまたはパ
ス材料の溶融物中に複数種の崩壊性粒状物を分散させた
後、注型してクレヨンまたはパスに成形する工程;とか
らなることを特徴とする多色クレヨンまたはパスの製法
が提供される。
【0013】
【発明の実施形態】[作用]本発明の多色クレヨンまた
はパスは、クレヨンまたはパス材料からなる連続マトリ
ックスと該マトリックス中に分散した複数種の着色粒子
相とからなること、及び該着色粒子相は、崩壊性粒状物
から形成されており、この崩壊性粒状物は、(A)連続
マトリックスとは異なる色相の色素、(B)体質顔料及
び(C)水溶性乃至溶剤可溶性高分子もしくは水膨潤性
を有する粘土鉱物からなることが特徴である。
【0014】本発明の多色クレヨンまたはパスでは、ク
レヨンまたはパス材料が連続マトリックスを形成してい
るため、この連続マトリックスの部分では、滑らかな描
画性や、紙への密着性乃至定着性、更には画像の鮮明さ
が得られることは当業者には自明であろう。本発明で
は、この連続マトリックス中に、崩壊性粒状物から形成
される複数種の着色粒子相を分散させることにより、連
続マトリックスによる描画像の帯の中に着色粒子相によ
る異なる色相の画像を形成することができる。
【0015】崩壊性粒状物とは、クレヨンまたはパス材
料からなる連続マトリックス中では粒状物の形態を保持
しているが、描画の際の圧力や摺擦力が印加された状態
では粒状物の形態が崩壊して、粉体乃至それに近い状態
になるものをいう。この崩壊性粒状物が連続マトリック
ス中に存在することにより、多色クレヨンまたはパスの
摺擦面(描画面)に分散して存在する粒状物(着色粒子
相)が、粉体にばらけて紙に押し付けられ、連続マトリ
ックスのクレヨンまたはパス材料中に存在するワックス
の作用により紙に密着する。
【0016】本発明においては、着色粒子相が崩壊性粒
子としてマトリックス中に存在することが、画像の鮮明
さや紙への密着性の点で極めて重要であり、着色粒子相
が強固な粒子からなる場合には、紙面への移行が殆ど行
われず、従って描画も行われない(薄い描き跡が残るの
み)か、或いは着色粒子相の連続相からの剥がれ落ちが
生じるかの何れかである。また、着色粒子相が連続マト
リックス中に存在しない場合には、描画に際して紙面へ
の粉化付着は生じるとしても、密着性は到底得られな
い。
【0017】上記着色粒子相(崩壊性粒子)は、(A)
連続マトリックスとは異なる色相の色素、(B)体質顔
料及び(C)水溶性乃至溶剤可溶性高分子もしくは水膨
潤性の粘土鉱物からなることも重要である。即ち、成分
(A)の色素は連続マトリックスとは異なる色相の描画
を行う上で必須の成分であるが、成分(B)の体質顔料
も着色粒子相に崩壊性を与えるために必須の成分である
と共に、着色粒子相の画像濃度の調節にも役立ってい
る。さらに、成分(C)の水溶性乃至溶剤可溶性高分子
や水膨潤性粘土鉱物は、バインダー成分であり、連続マ
トリックス中での粒子構造を維持する上でやはり必須不
可欠の成分である。
【0018】本発明の多色クレヨンまたはパスにおいて
は、前記崩壊性粒状物が多孔質であることが好ましい。
崩壊性粒状物を多孔質とすることにより、多色クレヨン
またはパスの描画面での粉末への崩壊が一層確実に行わ
れると共に、多孔質粒状物の空隙部に、連続マトリック
スのクレヨンまたはパス材料が入り込み、マトリックス
と崩壊性粒状物とが一体化するので、多孔質粒状物の界
面接着強度が増大し、また粒状物の抜け落ちが防止され
るという好ましい作用も得られる。
【0019】また、本発明における崩壊性粒状物は0.
05乃至2mm、特に0.1乃至1mmの粒径を有する
ことが画像の鮮明さ及び見栄えの点で好ましい。即ち、
直径が0.05mmよりも小さい粒子が多くなると、色
が混ざって濁った色に見える傾向があり、また2mmよ
り大きい粒子が多い場合には、描画跡の色の変化に乏し
く、面白味に欠けるという欠点がある。
【0020】本発明の多色クレヨンまたはパスは、
(A)クレヨンまたはパス材料とは異なる色相の色素、
(B)体質顔料、及び(C)水溶性乃至溶剤可溶性高分
子もしくは水膨潤性を有する粘土鉱物の溶液を混合し、
乾燥し、必要により粉砕・分級して崩壊性粒状物を製造
する工程;及びクレヨンまたはパス材料の溶融物中に複
数種の崩壊性粒状物を分散させた後、注型してクレヨン
またはパスに成形する工程;とにより製造される。
【0021】上記成分を混合し、乾燥し、必要により粉
砕・分級することにより、内部に水或いは溶剤の揮発跡
である空隙を含み、崩壊性を有する着色粒子が形成され
る。この着色粒子は、例えばパール状干渉色、紫色、青
色、緑色、黄色、橙色、赤色、ピンク、黒色等の各種の
ものを用意することができる。クレヨンまたはパス材料
を溶融し、この溶融物中に複数種の崩壊性着色粒状物を
分散させる。この分散体を所定の型内に鋳型し、冷却す
ることにより、クレヨンまたはパス材料の連続マトリッ
クス中に種々の崩壊性着色粒状物が分散され、この状態
で両者が一体化した多色クレヨンまたはパスが得られ
る。
【0022】[崩壊性着色粒状物] −成分(A)− 崩壊性着色粒状物の製造に用いる色素としては、従来固
形描画材に使用されている色素が全て制限なしに使用さ
れるが、以下にその例を挙げるが、勿論これらの例に制
限されない。
【0023】黒色色素:例えばカーボンブラック、アセ
チレンブラック、ランプブラック、アイボリーブラッ
ク、アニリンブラック、鉄黒等。 黄色色素:例えば黄色酸化鉄、亜鉛黄、カドミウムエロ
ー、ミネラルファストイエロー、ニッケルチタンイエロ
ー、ネーブルスイエロー、ナフトールイエローS、ハン
ザイエローG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエ
ローG、ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレ
ーキ、パーマンネントイエローNCG、タートラジンレ
ーキ等。 橙色色素:例えばモリブテンオレンジ、カドミウムオレ
ンジ、クロームバーミリオン、パーマネントオレンジG
TR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダ
スレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジ
G、インダスレンブリリアントオレンジGK等。 赤色色素:例えばベンガラ、銀朱、マダーレーキ、クリ
ムソンレーキ、パーマネントレッド4R、リソールレッ
ド、ピラゾロンレッド、ウオッチングレッドカルシウム
塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオ
シンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、
ブリリアントカーミン3B、キナクリドンレッド、ジケ
トピロロピロール等。 褐色色素:例えばアンバー、シェンナー、バントアンバ
ー、バントシェンナー等。 紫色色素:例えばマンガン紫、コバルト紫、紫ベンガ
ラ、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレー
キ、キナクリドンバイオレット等。 青色色素:例えば紺青、群青、コバルトブルー、アルカ
リブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシア
ニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシア
ニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、イ
ンダスレンブルーBC等。 緑色色素:例えばクロムグリーン、酸化クロム、ピグメ
ントグリーンB、マラカイトグリーンレーキ、ファナル
イエローグリーンG、フタロシアニングリーン、ナフト
ールグリーン等。 白色色素:例えば亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、
硫化亜鉛等。 蛍光色素:例えば無機蛍光顔料、有機蛍光顔料等。 金属光沢フレーク顔料:例えばリーフイング型或いはノ
ンリーフイング型のアルミフレーク顔料、ブロンズフレ
ーク顔料等。 パールエッセンス:酸化チタン被覆雲母パール顔料、ポ
リエステルグリッター、魚鱗箔等。 これらの色素は単独でも或いは2種以上の組合せでも使
用される。
【0024】−成分(B)− 体質顔料としては、塗料やインクなどに用いられる無彩
色顔料が使用され、体質顔料の例としては、次のものを
挙げることができるが、勿論これらの例に限定されな
い。バライト粉、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、カオ
リン、タルク、焼成クレー、シリカ、ホワイトカーボ
ン、タルク、アルミナホワイト等。
【0025】−成分(C)− 前述した色素及び体質顔料のバインダーとなる成分
(C)としては、水溶性高分子、溶剤可溶性高分子或い
は水膨潤性粘土鉱物が使用される。水溶性高分子として
はノニオン系、アニオン系あるいはカチオン系の水溶性
有機高分子が使用される。ノニオン系高分子としては、
澱粉類、マンナン類、ふのり、寒天、トロロアオイ、ト
ラガントゴム、アラビアゴム、デキストラン、レバン、
にかわ、ゼラチンカゼイン、コラーゲン等の天然高分
子:メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、エーテル化デンプン、シアノ化デン
プン、ジアルデヒドデンプン等の半合成高分子:ポリア
クリルアミド、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリ
エチレンオキシド、ポリビニルピロリドン等の合成高分
子があげられる。アニオン系高分子としては、アルギン
酸ナトリウム、キトサン等の天然高分子:アルギン酸ア
ンモニウム、カルボキシメチル澱粉、カルボキシメチル
セルロース等の半合成高分子:ポリアクリル酸ナトリウ
ム、アクリル酸ナトリウムとアクリルアミドとの共重合
体、ポリメタクリル酸ナトリウム、アクリルアミドーア
クリル酸共重合体、無水マレイン酸ービニルエーテル共
重合体、スチレンスルホン酸ナトリウム共重合体、その
他の水溶性アクリル樹脂等の合成高分子が挙げられる。
その他、厳密にいうと水溶性ではないが、水で希釈可能
という意味で、ポリ酢酸ビニルエマルジョン、エチレン
−酢酸ビニル共重合体エマルジョン等の合成高分子の水
性エマルジョンも同様に使用することができる。これら
の水溶性高分子は、単独でもあるいは2種以上の組合せ
でも使用することが出来る。
【0026】溶剤可溶性高分子としては、ポリビニルブ
チラール、シェラック、アクリル樹脂、ナイロン、ポリ
エステル、アルキッド樹脂、ポリウレタン等があるが、
勿論これらの例に限定されない。これら市販の溶剤可溶
性高分子材料は、分子量が比較的大きく、造粒物の強度
を過剰に大きくする傾向があるので、低濃度の溶液にし
て使うのが好ましい。
【0027】本発明でバインダーとして用いる水溶性乃
至溶剤可溶性高分子は、クレヨンまたはパス材料を構成
するワックス類の融点よりも高い融点を有することが好
ましい。ポリエチレングリコールのような比較的低い融
点を有する高分子は、製造工程中で熔融し、色が混ざっ
て濁ってしまうので適当でない。
【0028】また、水膨潤性粘土鉱物としては、SiO
四面体層の間にアルミナ八面体層がサンドイッチされ
た構造の基本結晶単位層を有するスメクタイト族粘土鉱
物が代表的であり、例えば一般的にベントナイトと呼ば
れるモンモリロナイトや、ヘクトライトが好適に使用さ
れる。また、これらは、水膨潤性を有している限り、天
然のものでも合成品でも使用することができる。即ち、
このような粘土鉱物では、基本単位結晶層の層間に色素
や体質顔料、或いはマトリックス成分が侵入し得るた
め、バインダーとして優れた特性を発揮する。このよう
な水膨潤性粘土鉱物は、水に分散させて膨潤させた状態
で他の成分との混合に使用される。また、水膨潤性粘土
鉱物は、上述した水溶性乃至溶剤可溶性高分子に比して
熱安定性に優れており、加熱状態で所定形状に成形する
際の劣化を防止し得る点で極めて有利である。
【0029】本発明に用いる崩壊性着色粒子の組成は、
バインダーの種類や体質顔料の吸油量によっても相違す
るが、一般的にいって、成分(A)、成分(B)及び成
分(C)の固形分を基準として、成分(A)の色素が3
乃至40重量%、特に5乃至35重量%、成分(C)の
体質顔料が60乃至94重量%、特に70乃至90重量
%、の範囲にあることが好ましい。また、成分(C)の
バインダーとして、水溶性乃至溶剤可溶性高分子は1乃
至10重量%、特に2乃至7重量%の範囲にあることが
好ましく、水膨潤性粘土鉱物は、1乃至15重量%、特
に3乃至9重量%の範囲にあるのがよい。例えばバイン
ダー成分(C)が多すぎると、造粒物が強固になり紙の
上に薄い描画跡しか残せないか又は全く描けなくなる。
一方、バインダー成分(C)の量が少なすぎると、製造
工程中で壊れて粉になり色が混ざって汚くなるので、上
記の量比で用いるのが好ましい。
【0030】崩壊性着色粒子の製造は、色素及び体質顔
料を、混合機或いは粉砕混合機に投入し、よく混合した
後、バインダー成分の溶液或いは分散液を徐々に添加し
てよく混合するとともに、造粒する。混合機或いは粉砕
混合機としては、ヘンシェルミキサー、ホモミキサー等
が好適に使用されるが、勿論これに限定されない。上記
混合機を用いると、混合と同時に造粒が行われるので便
利である。
【0031】なお、溶剤可溶性高分子の溶剤としては、
高分子の種類に応じて、ヘキサン等の脂肪族炭化水素系
溶媒、トルエン、キシレン等の芳香族溶媒、メタノー
ル、エタノール、ブタノール等のアルコール系溶媒、ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶
媒、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン
系溶媒、メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロ
ソルブ系溶媒、酢酸ブチル等のエステル系溶媒の1種或
いは2種以上を用いることができる。これらの内でも易
揮発性の溶剤が好ましい。
【0032】次いで得られた造粒物を乾燥し、水或いは
溶媒を完全に除去した後、粉砕、分級操作に付すること
により、本発明に用いる所定粒径の崩壊性着色粒状物が
得られる。
【0033】[クレヨンまたはパス材料]クレヨンには
ワックスを主体とした通常のクレヨンの他に、界面活性
剤と水溶性樹脂を添加した水溶性クレヨンや、プラスチ
ックを添加して強度を上げたプラスチッククレヨンがあ
る。本発明の「クレヨン材料」は、いずれのタイプであ
ってもよい。また、パスは日本工業規格で定められた独
自の固体描画材の名称であるが、クレヨンの柔らかいタ
イプであり、世界的には、OilPastelと呼ばれ
ている。
【0034】クレヨンまたはパス材料の構成成分である
ワックスとしては、通常のクレヨンやパスに使われるも
のはすべて使用できる。その適当な例として、ケトンワ
ックス、パラフインワックス、マイクロクリスタリンワ
ックス、木ろう、カルナバ蝋、キヤンデラワックス、モ
ンタンワックス、カルナバワックス、ボリエチレンワッ
クス、蜜蝋、ステアリン酸、その他の合成ワックス、酸
化ポリエチレンワックス、酸変性ポリエチレンワックス
等が挙げられる。これらのワックス類は、単独でも或い
は2種以上の組合せでも使用できるが、描画性や強度等
を考慮して複数の組合せで用いることが好ましい。
【0035】これらのワックス類には、描画性を向上さ
せるために、軟化剤乃至油剤を配合することができる。
軟化剤乃至油剤としては、流動パラフィン等の鉱物系の
軟化剤乃至油剤、各種動植物油脂類、硬化油、高級脂肪
酸類、各種可塑剤等を挙げることができる。
【0036】クレヨンまたはパス材料には、色素類を配
合し、所望により体質顔料を配合することができる。色
素類としては、崩壊性着色粒子に関して述べたものを同
様に使用できるが、このクレヨンまたはパス材料は連続
マトリックスを形成するので、可及的に淡い色調のもの
を用いることが、崩壊性着色粒子による色調を目立つよ
うにする上で好ましい。クレヨンまたはパス材料に配合
する体質顔料としても、崩壊性着色粒子に関して述べた
ものを同様に使用することができる。
【0037】通常のクレヨン材料の場合、その組成は必
ずしも狭い範囲に限定されないが、一般的にいって、ワ
ックス類50乃至90重量%、軟化剤乃至油剤8乃至2
0重量%、色素3乃至25重量%及び体質顔料0乃至7
重量%の範囲にあることが推奨される。
【0038】一方、パス材料の場合、クレヨンに比して
軟化剤乃至油剤が比較的多い量で使用され、一般的にい
って、ワックス類10乃至40重量%、軟化剤乃至油剤
15乃至35重量%、色素5乃至35重量%及び体質顔
料30乃至45重量%の範囲にあることが推奨される。
【0039】水性クレヨンでは、水溶性高分子及び界面
活性剤が更に配合される。水溶性高分子としては、崩壊
性着色粒子に関して述べたものを同様に使用できるが、
ポリエチレングリコールが好適に使用される。また、界
面活性剤としては、好適にはノニオン界面活性剤、一般
に、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アミドエ
ーテル、多価アルコール脂肪酸エステル。ポリオキシエ
チレン多価アルコール脂肪酸エステル、脂肪酸ショ糖エ
ステル、アルキロールアミド、ポリオキシアルキレンブ
ロックコポリマー等が使用される。
【0040】水性クレヨン材料の場合、その組成は必ず
しも以下のものに限定されないが、一般的にいって、ワ
ックス類40乃至50重量%、軟化剤乃至油剤6乃至8
重量%、水溶性高分子0乃至5重量%、界面活性剤20
乃至30重量%、色素4乃至20重量%及び体質顔料0
乃至4重量%の範囲にあることが推奨される。
【0041】プラスチッククレヨンの場合、プラスチッ
ク及び可塑剤が配合される。プラスチックとしては、各
種ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン・α−オレフィン共重合体、エチレン・不飽和カル
ボン酸共重合体、エチレン・不飽和カルボン酸エステル
共重合体等のエチレン系重合体が適している。可塑剤と
しては、フタル酸エステル系可塑剤、アジピン酸エステ
ル系可塑剤、コハク酸エステル系可塑剤等のエステル系
可塑剤、ポリエステル系可塑剤、燐酸エステル系可塑
剤、塩素系可塑剤、エポキシ系可塑剤などがあげられ
る。
【0042】プラスチックレヨン材料の場合、その組成
は必ずしも以下のものに限定されないが、一般的にいっ
て、ワックス類30乃至50重量%、軟化剤乃至油剤6
乃至9重量%、プラスチック20乃至40重量%、可塑
剤0乃至5重量%、色素4乃至20重量%及び体質顔料
0乃至4重量%の範囲にあることが推奨される。
【0043】[多色クレヨンまたはパス]溶融されたク
レヨンまたはパス材料中に崩壊性着色粒子を分散させ、
これを金型中に注加し、冷却固化し、金型から取り出す
ことにより製造される。クレヨンまたはパス材料と崩壊
性着色粒子との割合は、前者が連続マトリックス、後者
が分散相となるものであるが、一般には、前者が65乃
至85重量%、後者が15乃至35重量%となるような
ものであることが好ましい。
【0044】
【実施例】本発明を次の例で更に説明するが、本発明は
以下の例に制限されるものではない。
【0045】 [実施例1] 1−A 重量部 タルク 3.8 C.I.pigment yellow 1 0.4 C.I.pigment white 6 0.3 25% カルボキシメチルセルロース水溶液 1 タルク、C.I.pigment yellow 1、C.I.pigment white
6をヘンシェルミキサーに入れ、攪拌しながら25%カ
ルボキシメチルセルロース水溶液を少しずつ加え3〜5
mmほどの大きさに造粒し、造粒物を70℃で乾燥し水
分を完全に除去する。これを、粉砕機にかけ、1mm前
後の大きさに粉砕した後、篩いにかけ、直径0.05m
m以下と直径2mm以上の粒子を取り除いて、黄色造粒
物を得た。
【0046】C.I.pigment yellow 1を、C.I.pigment o
range 13,C.I.pigment red 57,C.I.pigment blue
15,C.I.pigment green 7,C.I.pigment violet 2
3に替え、同様にして、それぞれ橙、赤、青、緑、紫の
造粒物を得た。
【0047】 1−B. 重量部 ケトンワックス 12.5 パラフイン 3 マイクロクリスタリンワックス 1 流動パラフイン 2 酸化チタンコート雲母顔料 3 ケトンワックス、パラフィン、及びマイクロクリスタリ
ンワックスを100〜120℃に加熱溶解し、流動パラ
フィンと酸化チタンコート雲母顔料を加え撹拌する。次
いで、先に調製された黄、橙、赤、青、緑、紫の造粒物
を各1.5重量部ずつ加え攪拌する。これを、クレヨン
の金型に入れ、水冷固化し、型から取り出して基材がパ
ール調の多色クレヨンを得た
【0048】[実施例2] 2−A 実施例1での1−Aと同様にして6色の造粒物を得た。
【0049】 2−B 重量部 ケトンワックス 12.5 パラフイン 3 マイクロクリスタリンワックス 1 硬化油 2 流動パラフイン 11 炭酸カルシウム. 22 C.I.pigment yelow3 2 C.I.pigment green7 0.1 C.I.pigment white6 2 3種の顔料と流動パラフィンを3本ロールで良く練り合
わせ、これを加熱溶解したケトンワックス、パラフィ
ン、マイクロクリスタリンワックス及び硬化脂の混合物
中に加え、さらに炭酸カルシウムを加えて攪拌する。こ
れに、上記で調製された各色の造粒物をそれぞれ2重量
部を加え、パス成型機を用いてスティック状に成型し、
黄緑のパスを基材とした多色パスを得た。
【0050】 [実施例3] 3−A 重量部 タルク 16 ベントナイト(日本有機粘土株式会社製) 1.2 C.I.pigment yellow 1 2.4 C.I.pigment white 6 1 水 6 タルク、ベントナイト、C.I.pigment yellow 1及びC.
I.pigment white 6をヘンシェルミキサーに入れ、攪拌
しながら水を少しずつ加え0.5mm〜3mmほどの大
きさに造粒する。得られた造粒物を粉砕機にかけ、1m
m前後の大きさに粉砕した後、篩いにかけ、直径0.0
5mm以下の粒子と直径2mm以上の粒子とを取り除い
て、黄色造粒物を得た。
【0051】C.I.pigment yellow 1を、C.I.pigment o
range 13,C.I.pigment red 57,C.I.pigment blue
15,C.I.pigment green 7,C.I.pigment violet 2
3に替え、同様にして、それぞれ橙、赤、青、緑、紫の
造粒物を得た。
【0052】 3−B 重量部 ケトンワックス 12.5 パラフイン 3 マイクロクリスタリンワックス 1 流動パラフイン 2 酸化チタンコート雲母顔料 3 ケトンワックス、パラフィン、及びマイクロクリスタリ
ンワックスを100〜120℃に加熱溶解し、流動パラ
フィンと酸化チタンコート雲母顔料を加え撹拌する。次
いで、先に調製された黄、橙、赤、青、緑、紫の造粒物
を各1.5重量部ずつ加え攪拌する。これを、クレヨン
の金型に入れ、水冷固化し、型から取り出して基材がパ
ール調の多色クレヨンを得た。
【0053】 [実施例4] 4−A 重量部 炭酸カルシウム 16 合成ヘクトライト(ラポルテ社製) 1 C.I.pigment yellow 1 2.4 水 8 炭酸カルシウム、合成ヘクトライト、及びC.I.pigment
yellow 1をヘンシェルミキサーに入れ、攪拌しながら
水を少しずつ加え0.5mm〜3mmほどの大きさに造
粒する。得られた造粒物を押出機に入れ、直径0.5m
mのダイスから押し出し、線状にする。これを破砕機に
かけ、1mm以下の長さに折り、70℃で乾燥し、水分
を完全に除去し、黄色造粒物を得た。
【0054】C.I.pigment yellow 1を、C.I.pigment o
range 13,C.I.pigment red 57,C.I.pigment blue
15,C.I.pigment green 7,C.I.pigment violet 2
3に替え、同様にして、それぞれ橙、赤、青、緑、紫の
造粒物を得た。
【0055】 4−B 重量部 ケトンワックス 12.5 パラフイン 3 マイクロクリスタリンワックス 1 硬化油 2 流動パラフイン 11 炭酸カルシウム 22 C.I.pigment yellow 3 2 C.I.pigment green 7 0.1 C.I.pigment white 6 2
【0056】上記の3種の顔料と流動パラフィンとを3
本ロールでよく練り合わせ、これを加熱溶解させたケト
ンワックス、パラフィン、マイクロクリスタリンワック
ス及び硬化油の混合物中に加え、さらに炭酸カルシウム
を加えて撹拌する。次いで、先に調製された黄、橙、
赤、青、緑、紫の造粒物を各2重量部ずつ加え攪拌す
る。これを、パス成形機を用いてスティック状に成型
し、黄緑のパスを基材とした多色パスを得た。
【0057】[実施例5]5−A 実施例4での4−Aのプロセスと同様にして黄、橙、
赤、青、緑、紫の造粒物を調製した。
【0058】12ヒドロキシステアリン酸、ステアリン
酸、ヒマシ硬化油及びキャンデリラワックスを加熱溶解
し、エポカラーFP−117及びチタン酸カリウムを加
え、続いて、上記で調製された各色の造粒物をそれぞれ
0.5重量部を加えて攪拌する。これを、内径4mm、
長さ100mmの金属製パイプに圧入し、水冷固化した
後に金属製パイプから抜き出して、色鉛筆芯タイプの多
色クレヨンを得た。この多色クレヨンは、繰り出し式ホ
ルダーに収納して使用するか、または木軸内に接着し、
色鉛筆のようにして使用するものである。
【0059】上述した実施例1〜5で作製された多色ク
レヨンまたはパスを用いて所定の用紙に描画を行なった
ところ、何れも滑らかに描画することができ、且つ鮮明
な多色画像を得ることができた。また、異なる色同士の
界面での剥がれも認められなかった。
【0060】
【発明の効果】本発明の多色クレヨンまたはパスでは、
幅のある滑らかな基本色の中に基本色とは色調の異なる
色が鮮明に現出されると共に、これらの変種の色の描画
性がスムースであると共にその紙面への密着性も高くて
十分であり、しかもクレヨン乃至パスの強度も高く維持
されているという利点がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J039 AB01 AB02 AB03 AB07 AB09 AB12 AD01 AD03 AD06 AD07 AD08 AD09 AD14 AE04 AE06 AE08 BA04 BA12 BA16 BA21 BA22 BA23 BC02 BC03 BC07 BC12 BC14 BC16 BC18 BC23 BE01 BE12 BE22 EA21 EA43 GA32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレヨン或いはパス材料からなる連続マ
    トリックスと該マトリックス中に分散した複数種の着色
    粒子相とからなる多色クレヨンまたはパスにおいて、 前記着色粒子相は、崩壊性粒状物から形成されており、
    該崩壊性粒状物は、 (A)連続マトリックスとは異なる色相の色素、 (B)体質顔料、 及び、 (C)水溶性乃至溶剤可溶性高分子、または水膨潤性を
    有する粘土鉱物、からなることを特徴とする多色クレヨ
    ンまたはパス。
  2. 【請求項2】 前記崩壊性粒状物が多孔質であることを
    特徴とする請求項1に記載の多色クレヨンまたはパス。
  3. 【請求項3】 前記崩壊性粒状物が0.05乃至2mm
    の粒径を有することを特徴とする請求項1または2に記
    載の多色クレヨンまたはパス。
  4. 【請求項4】 (A)クレヨンまたはパス材料とは異な
    る色相の色素、(B)体質顔料、及び(C)水溶性乃至
    溶剤可溶性高分子もしくは水膨潤性を有する粘土鉱物の
    溶液を混合し、乾燥し、必要により粉砕・分級して崩壊
    性粒状物を製造する工程;及びクレヨンまたはパス材料
    の溶融物中に複数種の崩壊性粒状物を分散させた後、注
    型してクレヨンまたはパスに成形する工程;とからなる
    ことを特徴とする多色クレヨンまたはパスの製法。
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