JP2003025778A - ファイルとファイルの製造方法 - Google Patents

ファイルとファイルの製造方法

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JP2003025778A
JP2003025778A JP2001210684A JP2001210684A JP2003025778A JP 2003025778 A JP2003025778 A JP 2003025778A JP 2001210684 A JP2001210684 A JP 2001210684A JP 2001210684 A JP2001210684 A JP 2001210684A JP 2003025778 A JP2003025778 A JP 2003025778A
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Japan
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file
piece
edge
seal
manufacturing
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Kenji Shibahara
憲司 芝原
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Challenge Five KK
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CHALLANGE FIVE KK
Challenge Five KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般にクリアファイルと称されている書類等
を収納するためのファイル、その他、文具用として使用
される各種のファイルに関し、製造が容易で大量生産に
適し、結果として製造コストを低減させることを課題と
する。 【解決手段】 ファイル本体1が少なくとも表裏別体の
2片1a,1b からなり、該表裏両片1a,1b の少なくとも一
側縁部と下縁部とが所定幅にシールされてなることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にクリアファ
イルと称されている書類等を収納するためのファイル、
その他、文具用として使用される各種のファイルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種クリアファイルと称され
ているファイルは、1枚の合成樹脂製シートを半折する
とともにその半折された部分を左側の側縁とし、下縁を
超音波などでシールすることにより、上縁及び右側縁を
開口させて形成されたものである。
【0003】このようなファイルは、上縁及び右側縁の
2方の縁部が開口しているため、書類の収納等の取り扱
いが便利であり、また合成樹脂製であるので、外部から
収納物を透視することができるという利点を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の従来
のクリアファイルは、ある程度腰のある1枚の合成樹脂
製シートを半折するとともに下縁を超音波等でシールし
て製造されるものであるため、製造が結構煩雑であり、
特殊な製造装置を必要とし、生産性が必ずしも良好なも
のではなかった。この結果、製造されたファイルの製造
コストも高くなるという問題点があった。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、製造が容易で大量生産に適し、結
果として製造コストを低減させることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために、ファイルと、その製造方法として
なされたもので、ファイルとしての特徴は、ファイル本
体1が少なくとも表裏別体の2片1a,1b からなり、該表
裏両片1a,1b の少なくとも一側縁部と下縁部とが所定幅
にシールされてなることである。
【0007】ファイル本体1の一片1aは、たとえば合成
樹脂製シートで構成され、ファイル本体1の他片1bは、
たとえば紙製シートで構成される。ファイル本体1の両
片1a,1b を、ともに紙製シートで構成することも可能で
ある。
【0008】紙製シートからなる他片1b又は一片1aの内
面側には、合成樹脂をコーティング又はラミネートする
ことも可能である。また、所定幅のシールの位置におけ
るファイル本体1の少なくとも一片の内面側に熱接着性
接着剤を設け、その熱接着性接着剤を介してシールする
ことも可能である。
【0009】また、ファイルの製造方法としての特徴
は、2枚の長尺状のシートを重合するとともに、所定位
置をシールしてシール部を形成し、該シール部の側縁部
を切断することにより、一側縁部と下縁部との2方が所
定幅にシールされたファイル5を製造することである。
【0010】さらに、他のファイルの製造方法としての
特徴は、2枚の長尺状のシートを重合するとともに、所
定位置をシールしてシール部を形成し、該シール部の略
中央を切断することにより、両側縁部と下縁部との3方
が所定幅にシールされたファイル5を製造することであ
る。
【0011】さらに、他のファイルの製造方法としての
特徴は、ファイル本体1の長手方向の寸法の2丁分の幅
に形成された2枚の長尺状のシート6,7を重合すると
ともに、重合された両シート6,7の長手方向の中央部
8a及び一方の側縁部8bの位置、並びにこれと直交する短
手方向の等間隔ごとの位置8cをシールしてシール部9a,9
b,9cを形成し、その後、前記短手方向のシール部9cにお
ける左縁の位置10c と、長手方向の中央のシール部9aに
おける下縁の位置10a とを切断することにより、ファイ
ル本体1の両片1a,1b の左側縁部2a及び下縁部2dの2辺
がシールされ上縁部2c及び右側縁部2bに開口部3a,3b が
形成されたファイル5を製造することである。
【0012】さらに、他のファイルの製造方法としての
特徴は、ファイル本体1の長手方向の寸法の2丁分の寸
法に形成された2枚の長尺状のシート6,7を重合する
とともに、重合された両シート6,7の長手方向の中央
部8a及び一方の側縁部8bの位置、並びにこれと直交する
短手方向の等間隔ごとの位置8cをシールしてシール部9
a,9b,9cを形成し、その後、前記短手方向のシール部9c
における略中央の位置10c と、長手方向の中央のシール
部9aにおける下縁の位置10a とを切断することにより、
ファイル本体1の両片1a,1b の左側縁部2a、右側縁部2b
及び下縁部2dの三辺がシールされ上縁部2cに開口部3aが
形成されたファイル5を製造することである。
【0013】2枚の長尺状のシート6,7のうち、少な
くとも一方の長尺状のシートはたとえば紙製のものとさ
れる。この場合、紙製の長尺状のシートの内面側に、合
成樹脂をコーティング又はラミネートすることが可能で
ある。また、2枚の長尺状のシート6,7のうち、少な
くとも一方の長尺状のシートの内面側に熱接着性接着剤
を設けることも可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に従って説明する。 (実施形態1)図1乃至図3において、1は両片1a,1b
の左側縁部2a及び下縁部2dの2辺を熱圧着し、上縁部2c
及び右側縁部2bに開口部3a,3b を形成したファイル本体
1である。
【0015】ファイル本体1の一片1aはポリプロピレン
等の合成樹脂製シートからなり、また他片1bは紙製シー
トからなり、前記一片1aと対面する他片1bの内面側に
は、ポリプロピレン等の合成樹脂がコーティングされて
いる。
【0016】また、他片1bの外面側には、必要に応じて
宣伝広告等用の文字、絵柄等が印刷されている。
【0017】前記ファイル本体1の左側縁部2a及び下縁
部2dの熱圧着は所定幅を有したシール状態に形成され、
その部分がシール部4,4として形成されている。
【0018】次に、上記のような構成からなるファイル
5の製造方法について説明する。
【0019】先ず、図4に示すように、ポリプロピレン
等の合成樹脂製フィルムからなる長尺状のフィルムシー
ト6と、長尺状の紙製の紙シート7とを準備する。
【0020】この長尺状のフィルムシート6と長尺状の
紙シート7の幅は、ともにファイル本体1の長手方向の
寸法の2丁分の寸法に形成されており、紙シート7の一
面側には、ポリプロピレンからなる合成樹脂がコーティ
ングされている。
【0021】このような両シート6,7を別々に移送
し、所定の箇所で重合させる。
【0022】次に、重合された両シート6,7の所定位
置を熱圧着する。この所定位置とは、図5に示す両シー
ト6,7の長手方向の中央部8a及び一方の側縁部8bの位
置、並びにこれと直交する短手方向の等間隔ごとの位置
8cであって、ファイル5が形成された場合に下縁部2d及
び左側縁部2aになる位置である。
【0023】この時、紙シート7の一面側の全面に合成
樹脂がコーティングされているため、どの位置において
も熱圧着することができ、印刷等にあわせて熱圧着する
位置を決めることができる。このような熱圧着された位
置に、図6に示すように、所定幅のシール部9a,9b,9cが
形成されることとなる。
【0024】その後、熱圧着によってフィルムシート6
と紙シート7が熱圧着された位置の近辺、より具体的に
は短手方向のシール部の図7における左縁の位置10c
と、長手方向の中央のシール部の図7における下縁の位
置10a とを切断する。
【0025】これによって、重合されたフィルムシート
6と紙シート7とは、図8に示すように所定の切断位置
10a,10c で切断されて、ファイル本体1の両片1a,1b の
左側縁部2a及び下縁部2dの二辺が熱圧着され上縁部2c及
び右側縁部2bに開口部3a,3bが形成されたファイル5が
多数枚連続的に製造されることとなる。
【0026】(実施形態2)本実施形態においては、図
9に示すように、ファイル本体1の一片1aの比較的下側
に、筆記により文字等を記入するための記入欄11が形成
されている。
【0027】この記入欄11は、マットインクが塗布され
ることによって形成されている。
【0028】このような記入欄11が形成されることによ
って、ファイル本体1の紙製の他片1b側のみならず、一
片1a側に文字等を記入することが可能となる。
【0029】その他の構成は.実施形態1と同じである
ため、その詳細な説明は省略する。
【0030】(実施形態3)本実施形態では、図10乃至
図13に示すように、上記実施形態1とは逆にファイル1
の一片1aが紙製シートからなり、他片1bが合成樹脂製シ
ートからなる点で上記実施形態1と相違する。
【0031】従って、本実施形態では、ファイル本体1
の一片1a側に文字等が筆記されることになる。
【0032】本実施形態においても、ファイル本体1の
両片1a,1b の左側縁部2a及び下縁部2dの二辺が熱圧着さ
れて、上縁部2c及び右側縁部2bに開口部3a,3b が形成さ
れているのであるが、合成樹脂製シートからなる他片1b
で構成されるファイル本体1の背面側に表れるシール部
4,4は、右側縁部及び下縁部に形成されることとな
る。
【0033】その他の構成は.実施形態1と同じである
ため、その詳細な説明は省略する。
【0034】(実施形態4)本実施形態では、図14に示
すように、ファイル本体1の一片1a側の上部に、タイト
ル記入欄12が形成され、略中央部に内容記入欄13が形成
され、さらに下部に日付記入欄14が形成されている。
【0035】従って、本実施形態においては、ファイル
本体1内に収納される収納物の種類に応じてタイトルを
タイトル記入欄12に記入し、書類の内容を内容記入欄13
に記入し、さらに日付を日付記入欄14に記入することが
できる。
【0036】その他の構成は、実施形態3と同じである
ため、その詳細な説明は省略する。
【0037】(実施形態5)本実施形態では、図15及び
図16に示すように、ファイル本体1の一片1a側の上縁中
央に、略V字状の切欠15が形成されている。
【0038】このような切欠15が形成されていると、そ
の切欠15の部分に指等を挿入することによって書類等の
被収納物を摘むことができ、従って書類等の被収納物を
容易に引っ張り出すことができ、ファイル本体からの被
収納物の取り出しを容易に行うことができることにな
る。また、フィルムからなる一片1aと、合成樹脂でコー
ティングされた紙からなる他片1b間が重合されている
と、静電気の発生等により、両片1a,1b 間を離間させる
のが困難となる場合もあり、特に一片1aと他片1bとの上
縁が同一線上にあると把持部分が存在しないので、この
傾向がより顕著となるが、本実施形態においては、上述
のような切欠15が形成されているので、その切欠15の部
分では、フィルムからなる一片1aと紙からなる他片1bが
重合しておらず、従ってその部分で他片1bを把持するこ
とによって一片1aと他片1b間を容易に離間させることが
でき、開口部3aを容易に開口させることができるのであ
る。特に、切欠15の部分に指等を挿入して書類等の被収
納物を引っ張り出すことが直ちにできない場合には、上
記のように開口部を開口させることが有効となる。
【0039】その他の構成は、実施形態1と同じである
ため、その詳細な説明は省略する。
【0040】(実施形態6)本実施形態では、図17及び
図18に示すように、ファイル本体1の他片1bの上縁が、
一片1aの上縁より延長されて延長片16が形成されてい
る。
【0041】上述のように、一片1aと他片1b間が重合さ
れており、且つ一片1aと他片1bとの上縁が同一線上にあ
ると、両片1a,1b 間を離間させるのが困難となる場合が
あるが、本実施形態では上記のような延長片16が形成さ
れている結果、一片1aと他片1bとの上縁が同一線上にな
いので、延長片16の部分を把持することによって、一片
1aと他片1b間を容易に離間させることができ、開口部3a
を容易に開口させることができることとなる。
【0042】(実施形態7)本実施形態では、図19及び
図20に示すように、ファイル本体1の左側縁部2a及び下
縁部2dのみならず、右側縁部2bにおいても、一片1aと他
片1bとが熱圧着によりシールされている。
【0043】従って、本実施形態においては、ファイル
本体1の上縁部2cのみに開口部3aが形成されており、そ
の開口部3aから書類等の収納物が出し入れされることと
なる。
【0044】本実施形態のように、3方にシール部4を
有するファイル5の製造方法について説明すると、長尺
状のフィルムシート6と長尺状の紙製の紙シート7とを
準備するとともに、別々に移送して所定の箇所で重合さ
せる工程(図4)、重合された両シート6,7の所定位
置を熱圧着する工程、及び熱圧着後にシール部に沿って
切断する工程からなる点では、上記実施形態1の場合と
共通する。
【0045】ただし、熱圧着してシール部を形成する工
程におけるシール部の幅や、切断工程における切断位置
等において実施形態1と相違している。
【0046】すなわち、本実施形態においては、両シー
ト6,7の長手方向の中央部におけるシール部9aの幅、
及び長手方向の側縁部におけるシール部9bの幅は、上記
実施形態1と同じであるが、これらと直交する短手方向
の等間隔ごとに形成されたシール部9cの幅は、上記実施
形態1の場合の約2倍に形成されており、その点で上記
実施形態1と相違する。
【0047】また、本実施形態では、長手方向中央部に
おけるシール部9aの下縁の位置10aで切断する点では上
記実施形態1と同じであるが、短手方向の等間隔ごとに
形成されたシール部9cにおいては、その略中央が切断位
置10c として形成されており、この点で上記実施形態1
の場合と相違している。
【0048】本実施形態においては、重合されたフィル
ムシート6と紙シート7とは、図22に示すように所定の
切断位置10a,10c で切断されて、図19のようなファイル
本体1の両片1a,1b の左側縁部2a、右側縁部2b及び下縁
部2dの3辺がシールされ上縁部2cに開口部3aが形成され
たファイル5が多数枚連続的に製造されることとなる。
【0049】(実施形態8)本実施形態においては、図
23に示すように、左側縁部2a、右側縁部2b、及び下縁部
2dの3辺において、ファイル本体1の一片1aと他片1bと
が熱圧着によりシールされてシール部4が形成されてお
り、この点で上記実施形態7と共通する。
【0050】また、ファイル本体1の一片1a側の上縁中
央には、実施形態5と同様に略V字状の切欠15が形成さ
れている。
【0051】その他の構成は、実施形態7と同じである
ため、その詳細な説明は省略する。
【0052】(実施形態9)本実施形態では、図24に示
すように、紙製のシートからなるファイル本体1の他片
1bの右側上縁部が上向きに突設されて、インデックス16
が形成されている。
【0053】従って、本実施形態においては、収納物の
種類に応じて、必要な事項をインデックスに記入するこ
とができる。
【0054】その他の構成は、実施形態7と同じである
ため、その詳細な説明は省略する。
【0055】(実施形態10)本実施形態においては、図
25に示すように、ファイル本体1の両片1a,1b の上縁部
2c、左側縁部2a及び下縁部2dの3方が熱圧着によって接
着されている。
【0056】従って、本実施形態では、開口部3bは右側
縁部2b側にのみ形成されている。
【0057】本実施形態においては、図25及び図26に示
すように、左側縁部2a側のシール部4aは、上縁部2c側の
シール部4c及び下縁部2d側のシール部4dに比べて広幅に
形成されており、その広幅のシール部4aの上下には孔1
7,17 が穿設されている。
【0058】従って、本実施形態においては、上記孔17
を、バインダーの金具等に挿入することによって、多数
枚のファイルをバインダーに綴ることが可能となる。
【0059】また、本実施形態においては、ファイル本
体1の他片1bの右側縁部2bの上側に、インデックス18が
突設して形成されている
【0060】(実施形態11)本実施形態では、図27乃至
図29に示すように、ファイル本体1の両片1a,1b がとも
に紙製シートからなり、この点で、一方がフィルム製シ
ート、他方が紙製シートで構成されていた上記各実施形
態と相違している。
【0061】紙製シートからなるファイル本体1の両片
1a,1b の内面側の所定位置には、熱接着可能な接着剤が
設けられている。
【0062】図28及び図29に示すように、ファイル本体
1の両片1a,1b の左側縁部2a及び下縁部2dの二辺が熱圧
着され、上縁部2c及び右側縁部2bに開口部3a,3b が形成
されている点では、上記実施形態1と同じである。
【0063】本実施形態においては、ファイル本体1の
両片1a,1b がともに紙製シートからなるため、両片1a,1
b ともに印刷することが可能となる。すなわち、フィル
ムに比べると、紙製のものは本来プリンターを通過させ
易く、またプリンターから排出させ易い。
【0064】この結果、上記のような構成からなるファ
イル5を、たとえばプリンター等に通過させることが可
能となるので、そのプリンター等によって印字や印刷を
することが可能となる。
【0065】従って、販売時にはファイル本体1の両片
1a,1b が印刷等のない無地のものであっても、購入者が
たとえばデジタルカメラで撮影した画像を、パーソナル
コンピューターに接続したプリンターで印刷することに
よって、所望の写真等が上記のようなファイル本体1の
両片1a,1b に印刷するようなことも可能となり、購入者
において自由に印刷等を施すことができるという効果が
ある。
【0066】この場合、シール部が存在することによっ
て、その部分が1枚の紙のようになるので、シール部が
存在する部分、たとえばファイル本体1の下縁部2d側か
らプリンターに挿入するのが好ましい。
【0067】(実施形態12)本実施形態では、ファイル
本体1の両片1a,1b がともに紙製シートからなり、この
点で上記実施形態11と共通しているが、ファイル本体1
の左側縁部2a、右側縁部2b、及び下縁部2dの3方の側縁
部で両片1a,1b がシールされており、この点で実施形態
11と相違している。
【0068】本実施形態においても、上記実施形態11と
同様、ファイル5をプリンター等に通過させることが可
能となるので、そのプリンター等によって印字や印刷を
することが可能となる。
【0069】(実施形態13)本実施形態では、ファイル
本体1の両片1a,1b がともに合成樹脂製フィルムからな
り、この点で上記いずれの実施形態とも相違している。
【0070】本実施形態においても、上記各実施形態と
同様、2辺にシール部を形成し、或いは3辺にシール部
を形成することが可能である。
【0071】合成樹脂製フィルムとしては、たとえばポ
リプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレ
ート等の汎用性の合成樹脂を使用することが可能であ
る。
【0072】ただし、生分解性樹脂を使用することも可
能である。
【0073】生分解性樹脂でファイル本体1の両片1a,1
b を構成すれば、一般の合成樹脂と異なり、産業廃棄物
としての廃棄処理を容易に行うことができる利点があ
る。
【0074】また、生分解性樹脂製フィルムは、汎用合
成樹脂製フィルムよりも腰があるため、ファイルの素材
としても適している。
【0075】(その他の実施形態)尚、上記実施形態の
ファイルの製造方法においては、長尺状のフィルムシー
ト6と長尺状の紙シート7の幅が、ともにファイル本体
1の長手方向の寸法の2丁分の寸法に形成されていた
が、このような寸法のフィルムシート、紙シートを用い
ることは本発明に必須の条件ではなく、ファイル本体の
長さ方向の1丁分、或いは3丁分以上のフィルムシー
ト、紙シートを用いることも可能である。
【0076】さらに、上記実施形態1等では、ファイル
本体1のいずれか一片をフィルムシートで構成し、他片
を紙製シートで構成したが、紙製シートに代えて、たと
えば合成紙やパールフィルム等、不透明な合成樹脂シー
トを用いることも可能である。
【0077】さらに、上記実施形態5では、ファイル本
体1の一片1a側の上縁中央に切欠15が形成されていた
が、切欠15が形成される位置は該実施形態に限らず、た
とえば上縁中央よりも左右に位置ずれした位置に形成す
ることも可能であり、さらには下縁に形成することも可
能である。
【0078】また、上記実施形態では、ファイル本体1
のいずれか一片を構成するフィルムシートとしてポリプ
ロピレン製のフィルムを使用したが、フィルムの種類は
これに限定されず、例えばポリエチレン、ポリエチレン
テレフタレート等のフィルムを使用することもできる。
【0079】ポリエチレンテレフタレートを用いた場合
には、他の合成樹脂製フィルムに比べて耐熱性があるの
で、たとえば両片1a,1b がともに紙製シートで構成され
ていた場合のように、プリンター等を通過させることも
可能となる場合がある。
【0080】また、上記実施形態では、紙シートに合成
樹脂をコーティングしたが、コーティングに代えて合成
樹脂をラミネートすることによって紙シートの内面に合
成樹脂層を形成してもよい。ただし、紙製シートに合成
樹脂をコーティング又はラミネートする場合、フィルム
シートと同素材であることが、熱圧着されるためには必
要である。
【0081】さらに、上記のように合成樹脂をコーティ
ング又はラミネートすることに代えて、シールされる位
置に熱接着性の接着剤を設けることも可能である。さら
に、上記実施形態では、側縁部や下縁部におけるシール
部4が同幅に形成されていたが、同幅に形成することは
条件ではなく、側縁部と下縁部とでシール部4の幅を変
えることも可能である。従って、ファイルを製造する工
程で長尺シートの長手方向中央部、長手方向側縁部、短
手方向等間隔の位置にそれぞれ形成されるシール部の幅
を変えることも可能である。
【0082】また、ファイル本体1の両片1a,1bともに
紙からなる場合において、ファイル本体1の一部を切り
抜くとともに、その部分にフィルムを貼着して透明な窓
部を形成することも可能である。
【0083】さらに、上記実施形態では紙シート側に印
刷を施したが、紙シートに印刷が施されていることは条
件ではなく、フィルムシート側に印刷が施されていても
よい。さらには、紙シート、フィルムシート両方に印刷
が施されていてもよいものである。
【0084】さらに、ファイル本体1の一片1aと他片1b
とをシールする手段も、上記実施形態のような熱圧着に
よるシールに限らず、たとえば超音波溶着でシールする
ことも可能である。
【0085】さらに、上記実施形態では、ファイル本体
1が表裏の2片1a,1b で構成されていたが、3片でファ
イル本体1を構成することも可能である。要は、少なく
とも2片でファイル本体1が構成されていればよいので
ある。
【0086】尚、3片で構成される場合は、たとえば図
30に示すように中央の片1bを紙で構成し、両側の片1a,1
cをフィルムで構成することが可能である。
【0087】さらに、ファイル本体1に施す印刷は、グ
ラビヤ印刷、フレキソ印刷、オフセット印刷等、問うも
のではない。さらに、これらの印刷を施す場合に、いわ
ゆるメジウムインクを使用することも可能である。この
メジウムインクは、当初から表面加工によってフィルム
等に塗着されるもので、その上にさらに塗着されるイン
クの定着性を良好にするためのものである。
【0088】さらに、ファイルに収納される被収納物の
種類も、資料、契約書、見積書、提案書、会社案内、カ
タログ等の各種の書類の他、書類以外のサンプル類等を
収納することも可能であり、いずれにしても被収納物の
種類は問わない。
【0089】
【発明の効果】叙上のように、本発明は、ファイル本体
が少なくとも表裏別体の2片からなり、該表裏両片の少
なくとも一側縁部と下縁部とが所定幅にシールされて構
成されたものであるため、半折部分と超音波等のシール
部分の双方を含む従来のファイルに比べると、製造が容
易となり、生産性が著しく向上し、製造されたファイル
の製造コストも著しく低減することができるという効果
がある。
【0090】これを本発明の製造方法に基づいて説明す
ると、2枚の長尺状のシートを重合するとともに、所定
位置をシールしてシール部を形成し、該シール部の側縁
部又は略中央部を切断することにより、一側縁部と下縁
部との2方が所定幅にシールされたファイル本体、或い
は両側縁部と下縁部との3方が所定幅にシールされたフ
ァイル本体を製造するため、このような2方シール又は
3方シールのファイルを連続的且つ自動的に製造するこ
とが可能となり、ファイルの大量生産に適した製造方法
を提供することができるという効果がある。
【0091】特に、本発明の製造方法において、長尺状
のシートの幅が、ファイル本体の長手方向の寸法の2丁
分の寸法に形成されている場合には、ファイルの生産効
率が倍増するという効果がある。
【0092】いずれにしても、本発明の製造方法では、
従来のように2つ折りの工程が不要となるので、製造が
非常に容易で生産効率が大幅に向上する。
【0093】また、ファイル本体の一片が合成樹脂製シ
ートからなり、他片が紙製シートからなる場合には、合
成樹脂製シートからなる一片を介して被収納物を外部か
ら透視することができるとともに、紙製シートからなる
他片に文字等を筆記し或いは印刷を施すことができるの
で、従来のクリアーファイルでは実現できなかった各種
情報の付与を行うことができる。
【0094】さらに、ファイル本体の両片のうち少なく
とも一片が紙製シートからなる場合には、プリンター等
を通過させること、或いはプリンターから排出させるこ
とが可能となるので、ファイル本体の両片ともに印刷す
ることが可能となり、その結果、販売時にはファイル本
体の両片が印刷等のない無地のものであっても、購入者
がたとえばデジタルカメラで撮影した画像を、パーソナ
ルコンピューターに接続したプリンターで印刷すること
によって、所望の写真等が上記のようなファイル本体の
両片1aに印刷できる等、購入者において自由な情報の付
与が可能になるという効果がある。
【0095】この場合においても、ファイル本体が少な
くとも2枚の紙製シートで構成されているにもかかわら
ず、シール部が存在するので、そのシール部が形成され
た部分からプリンターなどを通過させることによって、
支障を生ずることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態としてのファイルの正面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】一実施形態としてのファイルの製造工程におけ
る長尺状のフィルムシート及び長尺状の紙シートを移送
する工程の概略側面図。
【図5】フィルムシートと紙シートとを重ね合わせる工
程の要部概略平面図。
【図6】熱圧着してシール部を形成する工程の要部概略
平面図。
【図7】シール部と切断位置との関係を示す要部概略平
面図。
【図8】重ね合わされ、シールされたフィルムシートと
紙シートとを切断する工程の要部概略平面図。
【図9】他の実施形態のファイルの正面図。
【図10】他の実施形態のファイルの正面図。
【図11】図10のC−C線断面図。
【図12】図10のD−D線断面図。
【図13】同背面図。
【図14】他の実施形態のファイルの正面図。
【図15】他の実施形態のファイルの正面図。
【図16】図15のE−E線断面図。
【図17】他の実施形態のファイルの正面図。
【図18】図17のF−F線断面図。
【図19】他の実施形態のファイルの正面図。
【図20】図19のG−G線断面図。
【図21】図19のファイルの製造工程であって、長尺状
のフィルムシートと長尺状の紙シートとを重合しシール
部を形成する工程の要部概略平面図。
【図22】フィルムシートと紙シートとを切断する工程
の要部概略平面図。
【図23】他の実施形態のファイルの正面図。
【図24】他の実施形態のファイルの正面図。
【図25】他の実施形態のファイルの正面図。
【図26】図25のH−H線断面図。
【図27】他の実施形態のファイルの正面図。
【図28】図27のI−I線断面図。
【図29】図27のJ−J線断面図。
【図30】他の実施形態のファイルの断面図。
【符号の説明】
1…ファイル本体 1a…一片 1b…他片 4…シール部 6…フィルムシート 7…紙シート

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイル本体(1) が少なくとも表裏別体
    の2片(1a),(1b)からなり、該表裏両片(1a),(1b)の少
    なくとも一側縁部と下縁部とが所定幅にシールされてな
    ることを特徴とするファイル。
  2. 【請求項2】 ファイル本体(1) の一片(1a)が合成樹脂
    製シートからなり、他片(1b)が紙製シートからなる請求
    項1記載のファイル。
  3. 【請求項3】 ファイル本体(1) の両片(1a),(1b)がと
    もに紙製シートからなる請求項1記載のファイル。
  4. 【請求項4】 紙製シートからなる他片(1b)又一片(1a)
    の内面側に合成樹脂がコーティング又はラミネートされ
    ている請求項2又は3記載のファイル。
  5. 【請求項5】 所定幅のシールの位置におけるファイル
    本体(1) の少なくとも一片の内面側に熱接着性接着剤が
    設けられ、該熱接着性接着剤を介してシールされている
    請求項1乃至3のいずれかに記載のファイル。
  6. 【請求項6】 2枚の長尺状のシート(6),(7) を重合す
    るとともに、所定位置をシールしてシール部を形成し、
    該シール部の側縁部を切断することにより、一側縁部と
    下縁部との2方が所定幅にシールされたファイル(5) を
    製造することを特徴とするファイルの製造方法。
  7. 【請求項7】 2枚の長尺状のシート(6),(7) を重合す
    るとともに、所定位置をシールしてシール部を形成し、
    該シール部の略中央を切断することにより、両側縁部と
    下縁部との3方が所定幅にシールされたファイル(5) を
    製造することを特徴とするファイルの製造方法。
  8. 【請求項8】 ファイル本体1の寸法の2丁分の幅に形
    成された2枚の長尺状のシート(6),(7) を重合するとと
    もに、重合された両シート(6),(7) の長手方向の中央部
    (8a)及び一方の側縁部(8b)の位置、並びにこれと直交す
    る短手方向の等間隔ごとの位置(8c)をシールしてシール
    部(9a),(9b),(9c)を形成し、その後、前記短手方向のシ
    ール部(9c)における左縁の位置(10c) と、長手方向の中
    央のシール部(9a)における下縁の位置(10a) とを切断す
    ることにより、ファイル本体1の両片(1a),(1b) の左側
    縁部(2a)及び下縁部(2d)の2辺がシールされ上縁部(2c)
    及び右側縁部(2b)に開口部(3a),(3b) が形成されたファ
    イル(5) を製造することを特徴とするファイルの製造方
    法。
  9. 【請求項9】 ファイル本体1の長手方向の寸法の2丁
    分の幅に形成された2枚の長尺状のシート(6),(7) を重
    合するとともに、重合された両シート(6),(7)の長手方
    向の中央部(8a)及び一方の側縁部(8b)の位置、並びにこ
    れと直交する短手方向の等間隔ごとの位置(8c)をシール
    してシール部(9a),(9b),(9c)を形成し、その後、前記短
    手方向のシール部(9c)における略中央の位置(10c) と、
    長手方向の中央のシール部(9a)における下縁の位置(10
    a) とを切断することにより、ファイル本体(1) の両片
    (1a),(1b) の左側縁部(2a)、右側縁部(2b)及び下縁部(2
    d)の3辺がシールされ上縁部(2c)に開口部(3a)が形成さ
    れたファイル(5) を製造することを特徴とするファイル
    の製造方法。
  10. 【請求項10】 2枚の長尺状のシート(6),(7) のう
    ち、少なくとも一方の長尺状のシートが紙製のものであ
    る請求項6乃至9のいずれかに記載のファイルの製造方
    法。
  11. 【請求項11】 紙製の長尺状のシートの内面側に、合
    成樹脂がコーティング又はラミネートされている請求項
    10記載のファイルの製造方法。
  12. 【請求項12】 2枚の長尺状のシート(6),(7) のう
    ち、少なくとも一方の長尺状のシートの内面側に、熱接
    着性接着剤が設けられている請求項6乃至10のいずれか
    に記載のファイルの製造方法。
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Cited By (4)

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JP2011062857A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Toppan Forms Co Ltd 収納ホルダ及びその形成方法
JP2011121216A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Dainippon Printing Co Ltd クリアファイルとクリアファイルの製造方法
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