JP2003025707A - 放射線硬化型インクジェット用インク及び、それを用いるインクジェット記録方法 - Google Patents

放射線硬化型インクジェット用インク及び、それを用いるインクジェット記録方法

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JP2003025707A
JP2003025707A JP2001210773A JP2001210773A JP2003025707A JP 2003025707 A JP2003025707 A JP 2003025707A JP 2001210773 A JP2001210773 A JP 2001210773A JP 2001210773 A JP2001210773 A JP 2001210773A JP 2003025707 A JP2003025707 A JP 2003025707A
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ink
radiation
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curable inkjet
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Nobumasa Sasa
信正 左々
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低エネルギーの放射線照射により充分な硬化
性を示し、形成された画像の解像性が高く、擦り傷耐
性、耐水性、耐アルコール性が良好であり、且つ、色間
の滲みも少ないインクジェット用インク及び、それを用
いるインクジェット記録方法を提供する。 【解決手段】 被印刷媒体に放射線硬化型インクジェッ
ト用インクを射出後、放射線を照射するか、または、中
間転写媒体に放射線硬化型インクジェット用インクを射
出後、前記インクを被印刷媒体に転写した後、該放射線
を照射するインクジェット記録方法において、1色目ま
たは2色目の射出インク色がブラック色またはシアン色
であることを特徴とするインクジェット記録方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放射線硬化型インク
ジェット用インク及び、それを用いるインクジェット記
録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】放射線硬化型インクジェット用インク、
インクジェット記録方法および装置について、従来、3
色以上のインクを使用し、射出された画像形成技術につ
いて多くの開示がなされている。
【0003】3色以上のインクを用いる場合、当然のこ
とながら、多色が重なったインク画像が形成されるが、
この重なり部分の硬化性については、従来、放射線エネ
ルギー(紫外線、電子線、その他の高エネルギ線の照
射)を高出力化して対応してきたが、硬化性が不十分だ
ったり、高解像性が得られにくい、物理的、化学的な耐
性が不十分だったり、色間での滲みが発生しやすく、高
品質画像を得にくい等の問題点があった。また、併せ
て、高出力の放射線を用いる場合、電力消費、装置コス
トの上昇を招来するなどの問題点もあった。
【0004】以上から、近年、特に3色以上のインクを
用いて射出した画像に低エネルギーの放射線を照射し
て、十分な硬化性を有し、同時に、高い解像性を示すイ
ンク画像形成が市場から要望されている。
【0005】その様な要望に対して、例えば、特開平8
−218017号には、水系の紫外線硬化型インクジェ
ット用インクを用いて、インク吸収性のない被記録材上
に印字後、紫外線照射されるインクジェット用インク、
それを用いるインクジェット記録方法およびインクジェ
ット記録装置が開示され、インク色の射出及び紫外線照
射については、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラック色の順に射出し、紫外線照射は各色射出後毎に行
う態様が開示されている。
【0006】しかしながら、この方法では、3色や4色
等の多色インク射出後に一括で紫外線硬化させる為には
高露光エネルギーが必要であり、併せて、電力消費、記
録スピード、装置コストがかかる等の問題点があった。
【0007】また、特開平6−200204号には、ワ
ックス等からなる紫外線硬化型熱溶融性のインクジェッ
ト用インクを用いて、普通紙、各種印刷用紙に印字後、
紫外線照射されるインクジェット用インク及びインクジ
ェット記録装置が開示され、特開平10−250052
号には、紫外線硬化型インクを用いて、中間転写媒体上
で紫外線硬化を行い、1次画像を作製後、記録媒体に転
写して2次画像を作製するインクジェット記録方法およ
びインクジェット記録装置が開示されているが、これら
の技術では、インク画像形成時に高エネルギー付与を行
っても、擦り傷に対する耐性、耐溶媒性(耐水、耐アル
コール)、解像度、色間の滲み等の問題点の解決が不十
分であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、イン
クジェット記録後に低エネルギーの放射線照射により充
分な硬化性を示し、形成された画像の解像性が高く、擦
り傷耐性、耐水性、耐アルコール性が良好であり、且
つ、色間の滲みも少ないインクジェット用インク及び、
それを用いるインクジェット記録方法を提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記の
項目1〜14により達成された。
【0010】1.被印刷媒体に少なくとも3色の放射線
硬化型インクジェット用インクを射出後、放射線を照射
する、または、中間転写媒体に少なくとも3色の放射線
硬化型インクジェット用インクを射出後、該中間転写媒
体上に画像様に存在する前記インクを被印刷媒体に転写
した後、該放射線を照射するインクジェット記録方法に
おいて、1色目、2色目の射出インク色が、ブラック色
またはシアン色であることを特徴とするインクジェット
記録方法。
【0011】2.被印刷媒体に少なくとも3色の放射線
硬化型インクジェット用インクを射出後、放射線を照射
する、または、中間転写媒体に少なくとも3色の放射線
硬化型インクジェット用インクを射出後、該中間転写媒
体上に画像様に存在する前記インクを被印刷媒体に転写
した後、該放射線を照射するインクジェット記録方法に
おいて、2色目以降の射出インク色がイエロー色または
マゼンタ色であることを特徴とするインクジェット記録
方法。
【0012】3.被印刷媒体に少なくとも4色の放射線
硬化型インクジェット用インクを射出した後、放射線を
照射する、または、中間転写媒体に少なくとも4色の放
射線硬化型インクジェット用インクを射出後、該中間転
写媒体上に画像様に存在する前記インクを被印刷媒体に
転写した後、該放射線を照射するインクジェット記録方
法において、射出インク色がブラック、シアン、イエロ
ー、マゼンタ色の順であることを特徴とするインクジェ
ット記録方法。
【0013】4.放射線により付与されるエネルギー量
が400mJ/cm2以下であることを特徴とする前記
1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット記録方
法。
【0014】5.中間転写媒体に少なくとも3色の放射
線硬化型インクジェット用インクを射出後、該中間転写
媒体に放射線を照射した後、前記インクを被印刷媒体に
転写するインクジェット記録方法において、1色または
2色目の射出インク色がマゼンタ色またはイエロー色で
あることを特徴とするインクジェット記録方法。
【0015】6.中間転写媒体に少なくとも3色の放射
線硬化型インクジェット用インクを射出後、該中間転写
媒体に放射線を照射した後、前記インクを被印刷媒体に
転写するインクジェット記録方法において、2色目以降
の射出インク色がシアン色またはブラック色であること
を特徴とするインクジェット記録方法。
【0016】7.中間転写媒体に少なくとも4色の放射
線硬化型インクジェット用インクを射出後、該中間転写
媒体上に放射線を照射した後、前記インクを被印刷媒体
に転写するインクジェット記録方法において、射出イン
ク色がマゼンタ、イエロー、シアン、ブラック色の順で
あることを特徴とするインクジェット記録方法。
【0017】8.放射線により付与されるエネルギー量
が400mJ/cm2以下であることを特徴とする前記
5〜7のいずれか1項に記載のインクジェット記録方
法。
【0018】9.被印刷媒体に少なくとも3色の放射線
硬化型インクジェット用インクを射出した後、放射線を
照射する、または、中間転写媒体に少なくとも3色の放
射線硬化型インクジェット用インクを射出後、形成され
たインク画像に放射線を照射後、被印刷媒体に転写する
インクジェット記録に用いられる放射線硬化型インクジ
ェット用インクにおいて、先に射出するインク中に含ま
れる重合開始剤Aの濃度Aが、後から射出されるインク
に含まれる重合開始剤Bの濃度Bよりも高いことを特徴
とする放射線硬化型インクジェット用インク。
【0019】10.前記9に記載の放射線硬化型インク
ジェット用インクを用いることを特徴とするインクジェ
ット記録方法。
【0020】11.被印刷媒体に少なくとも3色の放射
線硬化型インクジェット用インクを射出した後、放射線
を照射する、または、中間転写媒体に少なくとも3色の
放射線硬化型インクジェット用インクを射出後、形成さ
れたインク画像に放射線を照射後、被印刷媒体に転写す
るインクジェット記録方法に用いられる放射線硬化型イ
ンクジェット用インクにおいて、先に射出するインク中
に含まれる重合性モノマー(多官能重合性モノマー/単
官能または二官能重合性モノマー)の比率が、後から射
出されるインクに含まれるの重合性モノマー(多官能重
合性モノマー/単官能または二官能重合性モノマー)の
比率より高いことを特徴とする放射線硬化型インクジェ
ット用インク。
【0021】12.前記11に記載の放射線硬化型イン
クジェット用インクを用いることを特徴とするインクジ
ェット記録方法。
【0022】13.被印刷媒体に少なくとも3色の放射
線硬化型インクジェット用インクを射出した後、放射線
を照射する、または、中間転写媒体に少なくとも3色の
放射線硬化型インクジェット用インクを射出後、形成さ
れたインク画像に放射線を照射後、被印刷媒体に転写す
るインクジェット記録方法に用いられる放射線硬化型イ
ンクジェット用インクにおいて、先に射出するインク中
に含まれる重合開始剤の吸収スペクトルと放射線の発光
スペクトルの重なりが、後から射出されるインクに含ま
れる重合開始剤の吸収スペクトルと放射線の発光スペク
トルの重なりより大きいことを特徴とする放射線硬化型
インク。
【0023】14.前記13に記載の放射線硬化型イン
クジェット用インクを用いることを特徴とするインクジ
ェット記録方法。
【0024】15.中間転写媒体に少なくとも3色の放
射線硬化型インクジェット用インクを射出し、中間転写
媒体上に形成されたインク画像を被印刷媒体に転写後、
転写されたインク画像に放射線を照射するインクジェッ
ト記録方法に用いられる放射線硬化型インクジェット用
インクにおいて、先に射出するインク中に含まれる重合
開始剤Aの濃度Aが、後から射出されるインクに含まれ
る重合開始剤Bの濃度Bより低いことを特徴とする放射
線硬化型インクジェット用インク。
【0025】16.前記15に記載の放射線硬化型イン
クジェット用インクを用いることを特徴とするインクジ
ェット記録方法。
【0026】17.中間転写媒体に少なくとも3色の放
射線硬化型インクジェット用インクを射出し、中間転写
媒体上に形成されたインク画像を被印刷媒体に転写後、
転写されたインク画像に放射線を照射するインクジェッ
ト記録方法に用いられる放射線硬化型インクジェット用
インクにおいて、先に射出するインク中に含まれる重合
性モノマーの比率(多官能重合性モノマー/単官能また
は二官能重合性モノマー)が、後から射出されるインク
に含まれるの重合性モノマーの比率(多官能重合性モノ
マー/単官能または二官能重合性モノマー)より低いこ
とを特徴とする放射線硬化型インクジェット用インク。
【0027】18.前記17に記載の放射線硬化型イン
クジェット用インクを用いることを特徴とするインクジ
ェット記録方法。
【0028】19.中間転写媒体に少なくとも3色の放
射線硬化型インクジェット用インクを射出し、中間転写
媒体上に形成されたインク画像を被印刷媒体に転写後、
転写されたインク画像に放射線を照射するインクジェッ
ト記録方法に用いられる放射線硬化型インクジェット用
インクにおいて、先に射出するインク中に含まれる重合
開始剤の吸収スペクトルと放射線の発光スペクトルの重
なりが、後から射出されるインクに含まれる重合開始剤
の吸収スペクトルと放射線の発光スペクトルの重なりよ
り小さい放射線硬化型インクジェット用インク。
【0029】20.前記19に記載の放射線硬化型イン
クジェット用インクを用いることを特徴とするインクジ
ェット記録方法。
【0030】21.前記1〜8、10、12、14、1
6及び18のいずれか1項に記載のインクジェット記録
方法において、被印刷媒体または中間転写体が透明であ
り、該被印刷媒体上、または、該中間転写体上に、射出
インク画像が付与された後、前記射出インク画像を有す
る側の、反対側から放射線が照射されることを特徴とす
るインクジェット記録方法。
【0031】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
インクジェット記録方法について説明する。
【0032】本発明者等は、上記の問題点を種々検討し
た結果、インクジェット記録後に従来よりも、低エネル
ギーの放射線照射により充分な硬化性を示し、形成され
た画像の解像性が高く、擦り傷耐性、耐水性、耐アルコ
ール性が良好であり、且つ、色間の滲みも少ないインク
ジェット用インク及びそれらを用いるインクジェット記
録方法を提供することが出来た。
【0033】本発明のインクジェット記録方法に好まし
く用いられる装置構成の一形態を図1〜3を用いて説明
する。
【0034】図1は、本発明に用いられる、被印刷媒体
にインクを直接射出する(直接記録法)装置構成の一例
を示す概略断面図である。
【0035】図1において、元巻きロール1から搬送さ
れた被印刷記録媒体2上に、インクジェット記録ヘッド
3からインク3aが射出され、被印刷記録媒体2上のイ
ンク画像3cは、放射線照射装置5により放射線照射さ
れ、前記インク画像3cは硬化し、被印刷記録媒体2上
に定着され、巻き取りローラ6に巻き取られる。
【0036】図2は、本発明に用いられる、中間転写媒
体上にインク画像形成後、該中間転写体上のインク画像
を放射線照射により硬化後、被印刷媒体上に画像を転写
する(間接照射転写記録法)装置構成の一例を示す概略
断面図である。
【0037】図2においては、まず、中間転写ロール8
上にインクジェット記録ヘッド3からインク3aが射出
され、中間転写ロール8上に硬化前の画像としてインク
画像3bが形成される。前記インク画像3bは、放射線
照射装置5により放射線照射されて硬化され、次いで、
中間転写ロール8と加熱加圧ロール7とで密着した状態
で、元巻きロール1から搬送された被印刷記録媒体2上
に転写、定着されたインク画像3cが形成され、被印刷
記録媒体2と共に、巻き取りロール6に巻き取られる。
【0038】図3は、本発明に用いられる、中間転写媒
体上にインク画像形成後、被印刷媒体上に画像を転写
後、放射線照射によりインク画像を硬化する(間接転写
法)装置構成の一例を示す概略断面図である。
【0039】図3においては、まず、中間転写ロール8
上にインクジェット記録ヘッド3からインク3aが射出
され、中間転写ロール8上にインク画像3bが形成され
る。
【0040】次いで、インク画像3bは、中間転写ロー
ル8と加熱加圧ロール7とで密着した状態で、元巻きロ
ール1から搬送された被印刷記録媒体2上に転写され、
定着されたインク画像3cが形成され、次いで、放射線
照射装置5により放射線照射されて硬化画像を形成後、
巻き取りロール6に巻き取られる。
【0041】本発明のインクジェット記録方法には、特
開平6−200204号、同8−218017号、同1
0−250052号等に記載の公知の記録装置を改造し
て用いることが出来る。
【0042】本発明のインクジェット記録方法において
は、特に3色以上のインクを用いた時に、請求項1〜
3、請求項5〜7に記載したように、射出するインク色
を特定のインクを用いたり、インク色の射出順を特定の
順番にする、また、請求項9〜19に示すように、イン
ク中に含まれる重合開始剤の濃度、インク中の重合性モ
ノマーの比率、重合開始剤の吸収スペクトルと放射線の
発光スペクトルの重なり等を調整することにより、射出
した画像が、低エネルギーの放射線の照射でも、充分な
物理的耐性(例えば、擦り傷耐性、耐水性、耐アルコー
ル性等の耐溶媒性等)を示すものを得ることが出来る。
【0043】本発明に係る放射線硬化型インクジェット
用インクについて説明する。例えば、特開平8−218
017号、特開2000−117960等に記載された
従来公知の水系放射線硬化型インクジェット用インクが
使用できる。第一のインク材料構成は色材としての顔料
や染料、水、液状の水溶性重合性化合物および水溶性光
重合開始剤から構成される組成物である。第二のインク
材料構成は色材としての顔料や染料、水、水溶性有機溶
媒、液状の水溶性重合性化合物および水溶性光重合開始
剤から構成される組成物である。第三のインク材料構成
は色材としての顔料や染料、水、非水溶性重合性化合物
および光重合開始剤、該重合性化合物および開始剤を溶
解する有機溶媒から構成される組成物である。また、前
記インク材料構成から水や有機溶媒を除いた、所謂VO
C(VolatileOrganic Compoun
d)フリーの放射線硬化型インクとか、油性放射線硬化
型インクといわれるインクも好適に用いられる。
【0044】さらに別の構成のインク材料としては、特
開平6−200204号、特開平11−256085号
等に記載の熱溶融性放射線硬化型インクも好適に用いる
ことができる。また、上記記載のラジカル重合型インク
以外にも、例えば特開平10−324836号公報に記
載のカチオン重合型インクも好適に使用できる。
【0045】本発明に係る放射線について説明する。本
発明に係る放射線は、本発明に係る放射線硬化型インク
ジェット用インクを硬化させるものなら特に限定はない
が、具体的には、紫外線(UV)、電子線、熱等が挙げ
られる。
【0046】紫外線照射においては、熱が発生しやす
く、被記録体が変形してしまう可能性があるため、冷却
機構、例えば、コールドミラー、コールドフィルター、
ワーク冷却等が具備されていることが好ましい。また、
紫外線照射に用いるランプの種類としては、高圧水銀
灯、超高圧水銀灯、メタルハライド等が挙げられる。
【0047】超高圧水銀灯は点光源であるが、光学系と
組み合わせて光利用効率を高くしたDeepUVタイフ
゜は、短波長領域の照射が可能である。メタルハライド
は、波長領域が広いため着色物に有効的である。Pb、
Sn、Feなどの金属のハロゲン化物が用いられ、光開
始剤の吸収スペクトルに合わせて選択できる。硬化に有
効であるランプであれば、特に制限無く使用できる。
【0048】本発明に記載の効果を好ましく得る観点か
ら、低エネルギーの放射線照射が好ましいが、具体的に
は、放射線照射持のエネルギー付与量は、400mJ/
cm 2以下であることが好ましく、更に好ましくは、3
00mJ/cm2以下であり、特に好ましくは、50m
J/cm2〜300mJ/cm2である。
【0049】本発明の放射線硬化型インクジェット用イ
ンクに係る重合性モノマーについて説明する。
【0050】インク中の重合性モノマーとしては、多官
能基を有する重合性モノマー、単官能基または二官能基
を有する重合性モノマー等を用いることが出来る。ここ
で、官能基とは重合種によって付加重合を起こし高分子
化するアクリレート等のエチレン性二重結合基、開環重
合を起こし高分子化するエポキシ基、エピチオ環等が一
例としてあげられ、一分子中に有するこれら官能基の数
が3個以上のものを多官能基を有する重合性モノマーと
定義する。
【0051】本発明では多官能重合性モノマーと単官能
または二官能重合性モノマーを併用することが好まし
く、射出するインク色毎にこの比率を変化させる場合
は、質量比で少なくとも20%以上の差をつけることが
好ましい。
【0052】本発明に係る多官能基を有する重合性モノ
マー、二官能基を有する重合性モノマーとしては、トリ
メチロールプロパントリアクリレート、1,6−ヘキサ
ンジオールジアクリレート、ペンタエリスリトールトリ
アクリレート、N,N′−メチレンビスアクリルアミ
ド、ジメチロールトリシクロデカンジ(メタ)アクリレ
ート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポ
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート(PEG
の数平均分子量400)、ポリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート(PEGの数平均分子量60
0)、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート
(PEGの数平均分子量1000)、ポリプロピレング
リコールジ(メタ)アクリレート(PPG数平均分子量
400)、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、
トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、テ
トラメチロールメタントリ(メタ)アクリレート、テト
ラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート、グリ
セリンジ(メタ)アクリレート、等が一例として挙げら
れる。
【0053】上記記載の多官能基を有する重合性モノマ
ーのインク中での好ましい含有量は、1質量%〜90質
量%が好ましく、更に好ましくは、5質量%〜70質量
%である。
【0054】本発明に係る単官能基を有する重合性モノ
マーとしては、2−イソシアナトエチル(メタ)アクリ
レート、(メタ)アクリロイルモルホリン、ビニルピリ
ジン、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N,N′−
ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N′−ジメチル
アミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N′−ジ
メチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N′−
ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N′
−ジメチルアミノネオペンチル(メタ)アクリレート、
N−ビニル−2ピロリドン、ダイアセトンアクリルアミ
ド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、パラスチ
レンスルホン酸もしくはその塩、メトキシトリエチレン
グリコール(メタ)アクリレート、メトキシテトラエチ
レングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエ
チレングリコール(メタ)アクリレート(PEGの数平
均分子量400)、メトキシポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート(PEGの数平均分子量100
0)、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキ
シエチル(メタ)アクリレート、フェノキシジエチレン
グリコール(メタ)アクリレート、フェノキシエチレン
グリコール(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチ
レングリコール(メタ)アクリレート、ノニルフェノキ
シエチル(メタ)アクリレート、2,2−ビス[4−
(メタクリロキシエトキシ)フェニル]プロパン、2,
2−ビス[4−(メタクリロキシ・ジエトキシ)フェニ
ル]プロパン、2,2−ビス[4−(メタクリロキシ・
ポリエトキシ)フェニル]プロパン又はそのアクリレー
ト体、β−(メタ)アクリロイルオキシエチルハイドロ
ジェンフタレート、β−(メタ)アクリロイルオキシエ
チルハイドロジェンサクシネート、ポリエチレン又はポ
リプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、3
−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、イソボルニル(メタ)アクリレート、ラウリル(メ
タ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、
ステアリル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)
アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、
テトラフルフリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メ
タ)アクリレート、モノ(2−アクリロイルオキシエチ
ル)アシッドホスフェート、又はそのメタクリル体、グ
リセリンモノ(メタ)アクリレート、トリス(2−アク
リロキシエチル)イソシアヌレート又はそのメタクリル
体等が挙げられる。
【0055】上記記載の単官能基を有する重合性モノマ
ーのインク中での好ましい含有量は、1質量%〜50質
量%が好ましく、更に好ましくは、5質量%〜30質量
%である。
【0056】本発明に係る重合開始剤について説明す
る。本発明に係る重合開始剤としては、従来公知の熱重
合開始剤、光重合開始剤を用いることが出来るが、本発
明においては、放射線発光スペクトルに対して、吸収ス
ペクトルの重なりを適切に調整することが好ましい。
【0057】光重合開始剤としては、製造工程で用いる
光源の波長領域に吸収を持ち、インク液を調合する際使
用する溶媒に溶解若しくは分散するものを適宜選択すれ
ばよい。通常、使用する溶媒に溶解するものが反応効率
が高く好ましい。
【0058】光カチオン重合開始剤としては、芳香族ジ
アゾニウム塩、芳香族ヨードニウム塩、芳香族スルホニ
ウム塩等がある。この開始剤を用いるときは、架橋反応
種としてエポキシ基も併用できる。この場合、前述のエ
ポキシ基含有化合物を架橋剤もしくは、親水性バインダ
ーポリマーとして用いるか、親水性バインダーポリマー
にエポキシ基を導入すればよい。光二量化反応により三
次元架橋させる場合は、2−ニトロフルオレン,5−ニ
トロアセナフテン等、該反応に一般的によく知られた各
種増感剤も使用できる。上記以外にも、徳丸克巳他著
「増感剤」、2章、4章、講談社刊(1987)、加藤
清視著「紫外線硬化システム」総合技術センター刊、頁
62〜147(1989)、ファインケミカル、Vo
l.20 No.4、16(1991)に記載されてい
る公知の重合開始剤も使用できる。
【0059】上記重合開始剤の添加量は、インク液中の
溶媒を除いた有効成分に対し、0.01〜20質量%の
範囲で使用できる。0.01質量%より少ないと開始剤
の効果が発揮されず、20質量%より多いと、活性光線
の開始剤による自己吸収のため内部への光の到達が不良
となり所望する耐刷力を発揮することができなくなるこ
とがある。実用的には0.1〜10質量%の範囲で開始
剤の効果と非画像部の地汚れとのバランスで組成に応じ
て決定するのが好ましい。
【0060】照射光源としては、メタルハライドラン
プ、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、ケミカルランプ等公知
のものが使用できる。照射光源からの熱がカプセル破壊
の恐れがある場合、冷却しながら照射する必要がある。
【0061】本発明に係る放射線硬化型インクジェット
用インク組成物中の重合開始剤濃度は、用いるインク色
毎に、同一量でもよく、変更してもよいが、中間転写媒
体上または被印刷媒体上に多色インク層が形成され、次
いで、放射線照射により硬化を行う場合には、下層のイ
ンク層とその層に隣接する上層のインク層における重合
開始剤の濃度を比較した場合、上層のインク層は、20
%以上濃度が高いことが好ましい。
【0062】ここで、中間転写媒体上に多色インク層を
形成するが、中間転写媒体上では、インク層の硬化を行
わずに、被印刷媒体上にインク層を転写してから、放射
線照射を行う場合、中間転写媒体上でのインク層の構成
が被印刷媒体上では逆転するので、前記多色インク層の
下層のインク層の重合開始剤の濃度は、前記下層に隣接
する上層のインク層中の重合開始剤濃度よりも低く調整
することが好ましい。
【0063】《重合開始剤の吸収スペクトルと放射線の
発光スペクトルの重なりの評価》本発明で使用される重
合開始剤はインクの色毎にその種類を変更してもよい
し、同一の化合物を用いても良い。その場合、重合開始
剤を適当な溶媒に一定濃度(モル濃度)で溶解し、測定
した吸収スペクトルと硬化に用いる放射線の発光スペク
トルを重ねて、その重なりの面積を相対的に比較し、少
なくとも10%以上の差をつけることが好ましい。
【0064】ここで、上記の吸収スペクトルは市販の紫
外・可視分光光度計を用いて測定することが出来、重合
開始剤の吸収スペクトルと放射線の発光スペクトルの重
なりの計算処理は、従来公知の処理装置を用いて算出出
来る。
【0065】本発明に係る被印刷媒体について説明す
る。紙、プラスチックフィルム、カプセル、ジェル、金
属箔、ガラス、木材、布等が挙げられるが、非接触印刷
が可能なだけに媒体の形状は広範なものが使用できる
が、本発明はこれらに限定されない。
【0066】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれらに限定されない。
【0067】実施例1 《放射線硬化型インクジェット用インクの調製》下記の
ように、水系紫外線硬化インク、熱溶融性紫外線硬化イ
ンクとして、本発明の放射線硬化型インクジェット用イ
ンク及び比較用のインクを調製した。
【0068】《水系紫外線硬化インクの調製》下記に
は、水系紫外線硬化インクの調製例を示す。
【0069】(放射線硬化型インクジェット用インク1
の調製:イエロー)下記に記載の溶液Aと溶液Bを混合
し、さらにNMP、水を添加し、約30分撹拌を行い、
水系紫外線硬化インクとして、下記の組成を有する放射
線硬化型インクジェット用インク1を調製した。
【0070】 紫外線硬化型モノマー(A−TMPT−3EO:新中村化学社製) 7.3質量% 光開始剤(イルガキュア651:チバガイギー社製) 0.4質量% 水性顔料分散体(イエロー顔料/水溶性樹脂/水=10/3/13.7 (質量比)) 36.4質量% 界面活性剤(ノイゲン、10%aq.:第一工業製薬社製) 3.6質量% 水溶性溶剤(IPA/NMP=5/1(質量比)) 16.0質量% 水 36.4質量% 水溶性樹脂:スチレン−アクリル酸共重合体 IPA:イソプロピルアルコール NMP:N−メチル−2−ピロリドン (溶液Aの調製)紫外線カット下で、紫外線硬化型モノ
マー(A−TMPT−3EO)にIPAを加え、約15
分間撹拌を行った。更に、光開始剤(イルガキュア65
1)を添加し15分間撹拌を行い、溶液Aを調製した。
【0071】(溶液Bの調製)顔料インク(イエロー顔
料/水溶性樹脂/水:イエロー顔料の固形分を6質量%
に調整)に界面活性剤(ノイゲン、10%aq.)を添
加し約15分撹拌を行い、溶液Bを調製した。
【0072】(放射線硬化型インクジェット用インク2
〜4の調製:マゼンタ、シアン、ブラック)放射線硬化
型インクジェット用インク1の作製において、顔料を各
々、マゼンタ、シアン、ブラックに代えた以外は同様に
して、水系紫外線硬化インクである、放射線硬化型イン
クジェット用インク2〜4を各々、調製した。
【0073】上記の放射線硬化型インクジェット用イン
ク1〜4における重合開始剤の吸収スペクトルと紫外線
発光スペクトルとの重なりは70%であった。
【0074】(放射線硬化型インクジェット用インク9
〜12の調製)上記の放射線硬化型インクジェット用イ
ンク1〜4(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)
において、光開始剤の使用量を0.8質量%、0.7質
量%、0.5質量%、0.4質量%に各々、変更した以
外は同様にして、放射線硬化型インクジェット用インク
9〜12(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)を
各々、調製した。
【0075】上記の放射線硬化型インクジェット用イン
ク9〜12における重合開始剤の吸収スペクトルと紫外
線発光スペクトルとの重なりは、各々70%であった。
【0076】(放射線硬化型インクジェット用インク1
7〜19の調製)次いで、放射線硬化型インクジェット
用インク1の調製において、光開始剤を、2−クロロチ
オキサントン、イルガキュア907(チバガイギー社
製)、イルガキュア184(チバガイギー社製)に各々
変更した以外は同様にして、放射線硬化型インクジェッ
ト用インク17〜19を各々調製した。
【0077】上記の放射線硬化型インクジェット用イン
ク17〜19における重合開始剤の吸収スペクトルと紫
外線発光スペクトルとの重なりは、各々、91%、80
%、61%であった。
【0078】ここで、図4に、放射線硬化型インクジェ
ット用インク17の光開始剤(2−クロロチオキサント
ン)と放射線硬化型インクジェット用インク19の光開
始剤(イルガキュア184)と高圧水銀ランプの発光ス
ペクトルとの重なりを示す。
【0079】《熱溶融性紫外線硬化インクの調製》下記
には、熱溶融性紫外線硬化インクの調製例を示す。
【0080】(放射線硬化型インクジェット用インク5
の調製:イエロー)紫外線カット下で下記の組成物を1
20℃にて溶融攪拌し、熱時濾過を行い、熱溶融性紫外
線硬化インクとして、放射線硬化型インクジェット用イ
ンク5を得た。
【0081】 染料(C.I.ソルベントイエロー2) 2.5質量% ステアリン酸コレステロール(融点88℃) 27.5質量% パルミチン酸コレステロール(融点86℃) 16.5質量% ミリスチン酸コレステロール(融点84℃) 11.0質量% 硬質ラノリン・ワックス(融点50〜55℃) 5.4質量% ペンタエリスリトールトリアクリレート 30.0質量% 2−クロロチオキサントン 3.7質量% エチル−p−ジメチルアミノベンゾエート 3.3質量% (放射線硬化型インクジェット用インク6〜8の調製:
マゼンタ、シアン、ブラック)放射線硬化型インクジェ
ット用インク4の調製において、染料を、C.I.ソル
ベントレッド3、C.I.ソルベントブルー11、C.
I.ソルベントブラック7に各々、代えた以外は同様に
して、放射線硬化型インクジェット用インク6〜8を各
々、調製した。
【0082】紫外線カット下で下記の組成物を120℃
にて溶融攪拌し、熱時濾過を行い、熱溶融性紫外線硬化
インクとして、放射線硬化型インクジェット用インク1
3〜16(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を
各々、調製した。
【0083】 (放射線硬化型インクジェット用インク13の調製:ブラック) C.I.ソルベントブラック 2.5質量% パラフィンワックス(融点60℃) 20.8質量% カルナバワックス(融点78℃) 41.6質量% エチレン・酢酸ビニル共重合体 3.0質量% トリメチロールプロパントリアクリレート 25.0質量% 2−クロロチオキサントン 3.7質量% エチル−p−ジメチルアミノベンゾエート 3.3質量% (放射線硬化型インクジェット用インク14の調製:シアン) C.I.ソルベントブルー11 2.5質量% パラフィンワックス(融点60℃) 20.8質量% カルナバワックス(融点78℃) 41.6質量% エチレン・酢酸ビニル共重合体 3.0質量% トリメチロールプロパントリアクリレート 20.0質量% 1,6−ヘキサンジオールジアクリレート 5.0質量% 2−クロロチオキサントン 3.7質量% エチル−p−ジメチルアミノベンゾエート 3.3質量% (放射線硬化型インクジェット用インク15の調製:マゼンタ) C.I.ソルベントレッド3 2.5質量% パラフィンワックス(融点60℃) 20.8質量% カルナバワックス(融点78℃) 41.6質量% エチレン・酢酸ビニル共重合体 3.0質量% トリメチロールプロパントリアクリレート 15.0質量% 1,6−ヘキサンジオールジアクリレート 10.0質量% 2−クロロチオキサントン 3.7質量% エチル−p−ジメチルアミノベンゾエート 3.3質量% (放射線硬化型インクジェット用インク16の調製:イエロー) C.I.ソルベントイエロー2 2.5質量% パラフィンワックス(融点60℃) 20.8質量% カルナバワックス(融点78℃) 41.6質量% エチレン・酢酸ビニル共重合体 3.0質量% トリメチロールプロパントリアクリレート 12.5質量% 1,6−ヘキサンジオールジアクリレート 12.5質量% 2−クロロチオキサントン 3.7質量% エチル−p−ジメチルアミノベンゾエート 3.3質量% 上記の放射線硬化型インクジェット用インク13〜16
における重合開始剤の吸収スペクトルと紫外線発光スペ
クトルとの重なりは85%であった。
【0084】(放射線硬化型インクジェット用インク2
0の調製:マゼンタ)紫外線カット下で下記の組成物を
120℃にて溶融攪拌し、熱時濾過を行い、熱溶融性紫
外線硬化インクとして、放射線硬化型インクジェット用
インク20(マゼンタ)を調製した。
【0085】 C.I.ソルベントレッド3 2.5質量% パラフィンワックス(融点60℃) 20.8質量% カルナバワックス(融点78℃) 41.6質量% エチレン・酢酸ビニル共重合体 3.0質量% トリメチロールプロパントリアクリレート 15.0質量% 1,6−ヘキサンジオールジアクリレート 10.0質量% 2−イソプロピルチオキサントン 3.7質量% エチルp−ジメチルアミノベンゾエート 3.3質量% (放射線硬化型インクジェット用インク21の調製:ブ
ラック)紫外線カット下で下記の組成物を120℃にて
溶融攪拌し、熱時濾過を行い、熱溶融性紫外線硬化イン
クとして、放射線硬化型インクジェット用インク21
(ブラック)を調製した。
【0086】 C.I.ソルベントブラック 2.5質量% パラフィンワックス(融点60℃) 20.8質量% カルナバワックス(融点78℃) 41.6質量% エチレン・酢酸ビニル共重合体 3.0質量% トリメチロールプロパントリアクリレート 15.0質量% 1,6−ヘキサンジオールジアクリレート 10.0質量% ダロキュア1173(チバガイギー社製) 3.7質量% エチル−p−ジメチルアミノベンゾエート 3.3質量% (放射線硬化型インクジェット用インク22の調製:シ
アン)紫外線カット下で下記の組成物を120℃にて溶
融攪拌し、熱時濾過を行い、熱溶融性紫外線硬化インク
として、放射線硬化型インクジェット用インク22(シ
アン)を調製した。
【0087】 C.I.ソルベントブルー11 2.5質量% パラフィンワックス(融点60℃) 20.8質量% カルナバワックス(融点78℃) 41.6質量% エチレン・酢酸ビニル共重合体 3.0質量% トリメチロールプロパントリアクリレート 15.0質量% 1,6−ヘキサンジオールジアクリレート 10.0質量% イルガキュア651 3.7質量% エチル−p−ジメチルアミノベンゾエート 3.3質量% 上記の放射線硬化型インクジェット用インク20〜22
における重合開始剤の吸収スペクトルと紫外線発光スペ
クトルとの重なりは、各々、96%、64%、75%で
あった。
【0088】上記で得られた放射線硬化型インクジェッ
ト用インク1〜22について、下記に示すように、イン
クの種類と市販のインクジェットプリンタを組み合わせ
て画像形成し、表1に記載のように、試料1〜14を各
々、作製した。
【0089】放射線硬化型インクジェット用インク1〜
4のセット、9〜12のセット、17〜19のセットに
ついては、インクジェットプリンタPM3500C(E
PSON社製)を用い、放射線硬化型インクジェット用
インク5〜8のセット、13〜16のセット、20〜2
2のセットについては、インクジェットプリンタPSA
SER860(PHASER PRINTING JA
PAN社製)を部分的に改造して、画像形成した。
【0090】試料作製に当たり、図1に記載のような、
被印刷媒体にインクを直接射出(直接記録法)、あるい
は、図3に記載のような、一度中間媒体に射出後、被印
刷媒体に転写(間接転写記録法)した後、インク画像に
放射線を照射して画像の定着を行った。
【0091】また、別のインクジェット記録方法とし
て、図3に記載のような、中間媒体にインクを射出後、
中間媒体上のインク画像に放射線を照射し、その後あら
ためて被印刷媒体に画像を転写した(間接照射転写記録
法)。
【0092】《試料1の作製》図1に記載の装置構成を
用い、印刷用上質紙に、放射線硬化型インクジェット用
インク1〜4を用いて、ブラック、イエロー、マゼン
タ、シアン色の順に射出した後、紫外線照射装置(水銀
灯、1.5kW)を用いて露光した。
【0093】《試料2の作製》図2に記載の装置構成を
用い、シリコーンゴムで表面加工した中間転写ロール上
に、放射線硬化型インクジェット用インク5〜8を用い
て、シアン、ブラック、イエロー、マゼンタ色の順に射
出した後、放射線として紫外線を照射した。
【0094】中間転写ロール上で紫外線照射されたイン
ク画像は、被印刷媒体である、表面処理された厚さ10
0μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上に、加
熱加圧(65℃、49.03N/cm)下に転写した。
【0095】《試料3の作製》インク射出の色順をブラ
ック、シアン、イエロー、マゼンタ色の順に変えた以外
は、試料1の作製と同様に行った。
【0096】《試料4の作製》図2に記載の装置構成を
用い、中間転写ドラム上試料1の作製に用いたインクを
使用してにマゼンタ、イエロー、ブラック、シアン色の
順で射出し、次いで厚さ5mmのダンボール紙を被印刷
媒体として、加熱加圧下(60℃、49.03N/c
m)に転写を行って、ダンボール紙上にインク画像を転
写した。最後に、ダンボール紙上の画像に紫外線照射装
置(水銀灯、1.5kW)を用いて露光し、画像の硬化
を行った。
【0097】《試料5の作製》図2に記載の装置構成を
用い、インクの射出色順をマゼンタ、イエロー、シア
ン、ブラック色の順、被印刷媒体のダンボール紙を印刷
用コート紙に変えた以外は、試料4の作製と同様に行
い、コート紙上にインク定着画像を得た。
【0098】《試料6の作製》図1に記載の装置構成を
用い、放射線硬化型インクジェット用インク9〜12を
用いて、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック色の順
で射出した以外は、試料1の作製と同様にて試料6を作
製した。
【0099】《試料7の作製》図2に記載の装置構成を
用い、放射線硬化型インクジェット用インク13〜16
を用いて、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー色の
順で射出した以外は、試料2の作製と同様にして、試料
7を作製した。
【0100】《試料8の作製》図1に記載の装置構成を
用い、放射線硬化型インクジェット用インク3、17〜
19を用いて、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
色の順で射出した以外は、試料1の作製と同様にして試
料8を作製した。
【0101】《試料9の作製》図2に記載の装置構成を
用い、放射線硬化型インクジェット用インク9〜12を
用いて、シアン、ブラック、マゼンタ、イエロー色の順
で射出した以外は、試料4の作製と同様にして試料9を
作製した。
【0102】《試料10の作製》図2に記載の装置構成
を用い、放射線硬化型インクジェット用インク13〜1
6を用いて、シアン、ブラック、イエロー、マゼンタ色
の順で射出した以外は、試料4の作製と同様にして試料
10を作製した。
【0103】《試料11の作製》図2に記載の装置構成
を用い、放射線硬化型インクジェット用インク16、2
0〜22を用いて、ブラック、シアン、イエロー、マゼ
ンタ色の順で射出した以外は、試料4の作製と同様にし
て試料11を作製した。
【0104】《試料12の作製》図1に記載の装置構成
(但し、放射線照射装置はインク画像が形成される被印
刷媒体の裏面に設置する)を用い、放射線硬化型インク
ジェット用インク1〜4のインクを用いて、厚さ75μ
mの表面処理されたポリプロピレンフィルムにマゼン
タ、イエロー、シアン、ブラック色の順でインクを射出
し、ポリプロピレンフィルムのインク射出面とは反対側
のフィルム面から、フィルム上に射出されたインクに紫
外線照射装置(水銀灯、1.5kW)を用いて露光し
た。
【0105】《試料13の作製》図2に記載の装置構成
(但し、放射線照射装置は中間転写ロール(ドラムとも
いう)の内面に設置する)を用い、放射線硬化型インク
ジェット用インク5〜8のインクを用いて、シリコーン
表面加工された透明な中間転写ドラム上にマゼンタ、シ
アン、イエロー、ブラック色の順でインクを射出し、ド
ラムの内面に装着された紫外線ランプにより露光した。
次いで、ドラム上で硬化したインク画像に被印刷媒体と
して新聞用紙を用いて、加熱加圧下(65℃、49.0
3N/cm)で転写した。
【0106】《試料14(比較例)の作製》図1に記載
の装置構成を用い、インクの射出色順をイエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラック色の順で射出した以外は試料1
の作製と同様にして試料14(比較例)を作製した。
【0107】上記で得られた試料1〜14について、表
1に記載のような放射線エネルギー(実施例では、紫外
線照射)を行い、擦り傷耐性、耐水性、耐アルコール
性、解像性、色間の滲み等を評価した。
【0108】《擦り傷耐性》スチール針を用い、市販の
引っ掻き試験機を用い、負荷荷重を変更して、インク画
像にスチール針の傷が認められない最大荷重を測定し
た。
【0109】《耐溶媒性評価(耐水性、耐アルコール
性)》試料を静水に10秒間浸水した後、引き上げ、乾
燥させ、インクの流れ具合を下記のように目視及び光学
顕微鏡により観察し、ランク評価した。
【0110】 ◎:インクが水、アルコール処理後も流れない ○:インクが水、アルコール処理、流れたあとが一部で
観察されるが、目視では確認できない △:インクが水、アルコール処理により流れた ×:インクが水、アルコールに流れ、且つ、画像判別が
できない 《色間の滲み評価》インク色の重なった部分の滲みの程
度を目視と光学顕微鏡での観察とダブル評価を行い、下
記のようにランク評価した。
【0111】 ◎:インク色間に滲みが認められない ○:一部のインク色間にわずかな滲みが認められるが、
目視では判別できない △:顕微鏡観察では、一部のインク色間に滲みがあり、
目視でも確認できる ×:すべてのインク色間に目視で色間の滲みが確認でき
る 得られた結果を表1に示す。
【0112】
【表1】
【0113】表1から、比較に比べて、本発明の試料
は、放射線照射によるエネルギー付与が低エネルギーで
あっても、擦り傷耐性、耐水性、耐溶媒性に優れ、色間
の滲みもなく、且つ、良好な解像性を示すことが明らか
である。
【0114】
【発明の効果】本発明により、低エネルギーの放射線照
射により充分な硬化性を示し、形成された画像の解像性
が高く、擦り傷耐性、耐水性、耐アルコール性が良好で
あり、且つ、色間の滲みも少ないインクジェット用イン
ク及び、それを用いるインクジェット記録方法を提供す
ることが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる、被印刷媒体にインクを直
接射出する(直接記録法)装置構成の一例を示す概略断
面図である。
【図2】本発明に用いられる、中間転写媒体上にインク
画像形成後、該中間転写体上のインク画像を放射線照射
により硬化後、被印刷媒体上に画像を転写する(間接照
射転写記録法)装置構成の一例を示す概略断面図であ
る。
【図3】本発明に用いられる、中間転写媒体上にインク
画像形成後、被印刷媒体上に画像を転写後、放射線照射
によりインク画像を硬化する(間接転写法)装置構成の
一例を示す概略断面図である。
【図4】光開始剤(2−クロロチオキサントン)、光開
始剤(イルガキュア184)と高圧水銀ランプの発光ス
ペクトルとの重なりを示す。
【符号の説明】
1 元巻きロール 2 被印刷記録媒体 3 インクジェット記録ヘッド 3a インク 3b、3c インク画像 5 放射線照射装置 6 巻き取りロール 7 加熱加圧ロール 8 中間転写ロール

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被印刷媒体に少なくとも3色の放射線硬
    化型インクジェット用インクを射出後、放射線を照射す
    る、または、中間転写媒体に少なくとも3色の放射線硬
    化型インクジェット用インクを射出後、該中間転写媒体
    上に画像様に存在する前記インクを被印刷媒体に転写し
    た後、該放射線を照射するインクジェット記録方法にお
    いて、 1色目、2色目の射出インク色が、ブラック色またはシ
    アン色であることを特徴とするインクジェット記録方
    法。
  2. 【請求項2】 被印刷媒体に少なくとも3色の放射線硬
    化型インクジェット用インクを射出後、放射線を照射す
    る、または、中間転写媒体に少なくとも3色の放射線硬
    化型インクジェット用インクを射出後、該中間転写媒体
    上に画像様に存在する前記インクを被印刷媒体に転写し
    た後、該放射線を照射するインクジェット記録方法にお
    いて、 2色目以降の射出インク色がイエロー色またはマゼンタ
    色であることを特徴とするインクジェット記録方法。
  3. 【請求項3】 被印刷媒体に少なくとも4色の放射線硬
    化型インクジェット用インクを射出した後、放射線を照
    射する、または、中間転写媒体に少なくとも4色の放射
    線硬化型インクジェット用インクを射出後、該中間転写
    媒体上に画像様に存在する前記インクを被印刷媒体に転
    写した後、該放射線を照射するインクジェット記録方法
    において、 射出インク色がブラック、シアン、イエロー、マゼンタ
    色の順であることを特徴とするインクジェット記録方
    法。
  4. 【請求項4】 放射線により付与されるエネルギー量が
    400mJ/cm2以下であることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット記録方
    法。
  5. 【請求項5】 中間転写媒体に少なくとも3色の放射線
    硬化型インクジェット用インクを射出後、該中間転写媒
    体に放射線を照射した後、前記インクを被印刷媒体に転
    写するインクジェット記録方法において、 1色または2色目の射出インク色がマゼンタ色またはイ
    エロー色であることを特徴とするインクジェット記録方
    法。
  6. 【請求項6】 中間転写媒体に少なくとも3色の放射線
    硬化型インクジェット用インクを射出後、該中間転写媒
    体に放射線を照射した後、前記インクを被印刷媒体に転
    写するインクジェット記録方法において、 2色目以降の射出インク色がシアン色またはブラック色
    であることを特徴とするインクジェット記録方法。
  7. 【請求項7】 中間転写媒体に少なくとも4色の放射線
    硬化型インクジェット用インクを射出後、該中間転写媒
    体上に放射線を照射した後、前記インクを被印刷媒体に
    転写するインクジェット記録方法において、 射出インク色がマゼンタ、イエロー、シアン、ブラック
    色の順であることを特徴とするインクジェット記録方
    法。
  8. 【請求項8】 放射線により付与されるエネルギー量が
    400mJ/cm2以下であることを特徴とする請求項
    5〜7のいずれか1項に記載のインクジェット記録方
    法。
  9. 【請求項9】 被印刷媒体に少なくとも3色の放射線硬
    化型インクジェット用インクを射出した後、放射線を照
    射する、または、中間転写媒体に少なくとも3色の放射
    線硬化型インクジェット用インクを射出後、形成された
    インク画像に放射線を照射後、被印刷媒体に転写するイ
    ンクジェット記録に用いられる放射線硬化型インクジェ
    ット用インクにおいて、 先に射出するインク中に含まれる重合開始剤Aの濃度A
    が、後から射出されるインクに含まれる重合開始剤Bの
    濃度Bよりも高いことを特徴とする放射線硬化型インク
    ジェット用インク。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の放射線硬化型インク
    ジェット用インクを用いることを特徴とするインクジェ
    ット記録方法。
  11. 【請求項11】 被印刷媒体に少なくとも3色の放射線
    硬化型インクジェット用インクを射出した後、放射線を
    照射する、または、中間転写媒体に少なくとも3色の放
    射線硬化型インクジェット用インクを射出後、形成され
    たインク画像に放射線を照射後、被印刷媒体に転写する
    インクジェット記録方法に用いられる放射線硬化型イン
    クジェット用インクにおいて、 先に射出するインク中に含まれる重合性モノマー(多官
    能重合性モノマー/単官能または二官能重合性モノマ
    ー)の比率が、後から射出されるインクに含まれるの重
    合性モノマー(多官能重合性モノマー/単官能または二
    官能重合性モノマー)の比率より高いことを特徴とする
    放射線硬化型インクジェット用インク。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の放射線硬化型イン
    クジェット用インクを用いることを特徴とするインクジ
    ェット記録方法。
  13. 【請求項13】 被印刷媒体に少なくとも3色の放射線
    硬化型インクジェット用インクを射出した後、放射線を
    照射する、または、中間転写媒体に少なくとも3色の放
    射線硬化型インクジェット用インクを射出後、形成され
    たインク画像に放射線を照射後、被印刷媒体に転写する
    インクジェット記録方法に用いられる放射線硬化型イン
    クジェット用インクにおいて、 先に射出するインク中に含まれる重合開始剤の吸収スペ
    クトルと放射線の発光スペクトルの重なりが、後から射
    出されるインクに含まれる重合開始剤の吸収スペクトル
    と放射線の発光スペクトルの重なりより大きいことを特
    徴とする放射線硬化型インクジェット用インク。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の放射線硬化型イン
    クジェット用インクを用いることを特徴とするインクジ
    ェット記録方法。
  15. 【請求項15】 中間転写媒体に少なくとも3色の放射
    線硬化型インクジェット用インクを射出し、中間転写媒
    体上に形成されたインク画像を被印刷媒体に転写後、転
    写されたインク画像に放射線を照射するインクジェット
    記録方法に用いられる放射線硬化型インクジェット用イ
    ンクにおいて、 先に射出するインク中に含まれる重合開始剤Aの濃度A
    が、後から射出されるインクに含まれる重合開始剤Bの
    濃度Bより低いことを特徴とする放射線硬化型インクジ
    ェット用インク。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の放射線硬化型イン
    クジェット用インクを用いることを特徴とするインクジ
    ェット記録方法。
  17. 【請求項17】 中間転写媒体に少なくとも3色の放射
    線硬化型インクジェット用インクを射出し、中間転写媒
    体上に形成されたインク画像を被印刷媒体に転写後、転
    写されたインク画像に放射線を照射するインクジェット
    記録方法に用いられる放射線硬化型インクジェット用イ
    ンクにおいて、 先に射出するインク中に含まれる重合性モノマーの比率
    (多官能重合性モノマー/単官能または二官能重合性モ
    ノマー)が、後から射出されるインクに含まれるの重合
    性モノマーの比率(多官能重合性モノマー/単官能また
    は二官能重合性モノマー)より低いことを特徴とする放
    射線硬化型インクジェット用インク。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の放射線硬化型イン
    クジェット用インクを用いることを特徴とするインクジ
    ェット記録方法。
  19. 【請求項19】 中間転写媒体に少なくとも3色の放射
    線硬化型インクジェット用インクを射出し、中間転写媒
    体上に形成されたインク画像を被印刷媒体に転写後、転
    写されたインク画像に放射線を照射するインクジェット
    記録方法に用いられる放射線硬化型インクジェット用イ
    ンクにおいて、 先に射出するインク中に含まれる重合開始剤の吸収スペ
    クトルと放射線の発光スペクトルの重なりが、後から射
    出されるインクに含まれる重合開始剤の吸収スペクトル
    と放射線の発光スペクトルの重なりより小さい放射線硬
    化型インクジェット用インク。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の放射線硬化型イン
    クジェット用インクを用いることを特徴とするインクジ
    ェット記録方法。
  21. 【請求項21】 請求項1〜8、10、12、14、1
    6及び18のいずれか1項に記載のインクジェット記録
    方法において、 被印刷媒体または中間転写体が透明であり、該被印刷媒
    体上、または、該中間転写体上に、射出インク画像が付
    与された後、前記射出インク画像を有する側の、反対側
    から放射線が照射されることを特徴とするインクジェッ
    ト記録方法。
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