JP2003023287A - 電波吸収シート - Google Patents

電波吸収シート

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JP2003023287A
JP2003023287A JP2001205054A JP2001205054A JP2003023287A JP 2003023287 A JP2003023287 A JP 2003023287A JP 2001205054 A JP2001205054 A JP 2001205054A JP 2001205054 A JP2001205054 A JP 2001205054A JP 2003023287 A JP2003023287 A JP 2003023287A
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wave absorption
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Kouya Takahashi
航也 高橋
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Polymatech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた電波吸収特性を有するとともに、作業
性及び取り扱い性に優れ、種々の装着形態にフレキシブ
ルに適応可能な電波吸収シートを提供することにある。 【解決手段】 軟磁性体粉末を分散させたシリコーンゲ
ル層と、有機高分子又はガラスからなるシート層とを積
層する。この電波吸収シートは、アスカーC硬度が5〜
50であることが好ましい。また、軟磁性体粉末は、パ
ーマロイ、センダスト、鉄−ケイ素合金、鉄−アルミニ
ウム−クロム合金及び電磁ステンレス鋼よりなる群から
選ばれる少なくとも1種の粉末であることが好ましい。
さらに、シート層は、有機高分子繊維或いはガラス繊維
からなる網目状物、織布若しくは不織布であることが好
ましく、又は、有機高分子フィルムであることが好まし
い。加えて、シート層は、シリコーンゲル層中に介在さ
せるか、或いは、シリコーンゲル層の片面に積層させる
ことが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報機器や映像機
器、移動体通信機器等の電子機器において、各種電子部
品等から発生する電磁場ノイズを減衰・吸収するために
用いられる電波吸収シートに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル電子機器をはじめとし
て、準マイクロ波帯(100MHz〜3GHz)以上の
高周波数帯域を利用する電子機器類の普及が進んでい
る。このような電子機器類においては小型化及び高性能
化が求められ、各種電子部品の高密度実装化がなされて
いる。そして、このように高密度実装化された電子機器
類においては、各種電子部品等にて発生する電磁波ノイ
ズにより、電磁波障害やその干渉などの問題が生ずるお
それがあり、その対策が重要な課題になっている。
【0003】従来、各種電子部品にて発生する電磁波ノ
イズを減衰し吸収するものとして種々の電波吸収体が提
案され、例えば、特開平11−26977号公報におい
て、有機マトリックス中にフレーク状の軟磁性金属粉末
を分散させてシート状に成形した粉末分散シートと、軟
磁性金属箔とを積層した構成の電磁波吸収用シートが提
唱されている。図6に、この電磁波吸収用シートの適用
例を示す。電磁波吸収用シート21は、基板22上に実
装された電磁波ノイズ放射部品23の上面23aに、両
面テープや接着剤等の粘着部材24を介して実装されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平1
1−26977号公報にて提唱されている電磁波吸収用
シート21は、シート表面の粘着性に乏しく、電磁波ノ
イズ放射部品23に実装するために粘着部材24を必要
とするため、装着スペースが限られた近年の高密度実装
化された電子機器類に適用する電波吸収シートとして
は、実装作業が煩雑で作業性の悪いものであった。
【0005】また、上記従来の電磁波吸収用シート21
は、硬度が高く柔軟性に乏しいものであり、装着部位の
凹凸に対する形状追従性の悪いものであった。例えば複
数の電磁波ノイズ放射部品23を覆うように実装する場
合、各電磁波ノイズ放射部品23間の間隙を埋めるよう
に追従させて、各電磁波ノイズ放射部品23の上面23
a及び側面23bに隙間なく密着させた状態で実装する
ことができないため、電磁波ノイズ放射部品23の側面
23bから電磁波ノイズが漏れてしまう。そのため、上
記従来の電磁波吸収用シート21は、近年の高密度実装
化された電子機器類に適用する電波吸収シートとして
は、種々の装着形態にフレキシブルに適応可能なもので
はなかった。
【0006】そこで、有機マトリックスの素材をより低
硬度で粘着性を有するものに変更したり、或いは軟磁性
体粉末の配合量を減らして電磁波吸収用シート21を低
硬度で柔軟なものにするなどの検討がされている。しか
し、前者の場合は、電磁波吸収用シート21の強度が低
下して、変形したり裂け易くなるなど作業性及び取り扱
いが困難となり、また後者の場合は、電波吸収特性が低
下するため適切でない。
【0007】そして、装着スペースが縮小傾向にある近
年の高密度実装化された電子機器類においては、厚さ1
mm程度の薄い電波吸収シートが要望されているが、こ
の薄さで十分な強度を有し、作業性、取り扱い性及び形
状追従性が良好で、かつ準マイクロ波帯以上の高周波数
帯域で優れた電波吸収特性を有する電波吸収シートは実
現されていなかった。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、優れた電波吸収特性を有
するとともに、作業性及び取り扱い性に優れ、種々の装
着形態にフレキシブルに適応可能な電波吸収シートを提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、軟磁性体粉末を分散させ
たシリコーンゲル層中に、有機高分子又はガラスからな
るシート層を介在させたことを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、軟磁性体粉末を
分散させたシリコーンゲル層の片面に、有機高分子又は
ガラスからなるシート層を積層したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載
の発明において、アスカーC硬度が5〜50であること
を特徴とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1から請
求項3のいずれか1項に記載の発明において、軟磁性体
粉末が、パーマロイ、センダスト、鉄−ケイ素合金、鉄
−アルミニウム−クロム合金及び電磁ステンレス鋼より
なる群から選ばれる少なくとも1種の粉末であることを
特徴とする。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1から請
求項4のいずれか1項に記載の発明において、シート層
が、ガラス繊維からなる網目状物、織布又は不織布であ
ることを特徴とする。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項1から請
求項4のいずれか1項に記載の発明において、シート層
が、有機高分子繊維からなる網目状物、織布又は不織布
であることを特徴とする。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項1から請
求項4のいずれか1項に記載の発明において、シート層
が、有機高分子フィルムであることを特徴とする。<作
用>本発明は、軟磁性体粉末を分散させたシリコーンゲ
ル層と、有機高分子又はガラスからなるシート層とを積
層させたことを特徴とする。
【0015】(シリコーンゲル層)シリコーンゲル層
は、有機マトリックスとしてのシリコーンゲル中に、軟
磁性体粉末が分散配合されたシート状成形体である。こ
のシリコーンゲル層は、粘着性及び柔軟性に優れ、装着
部位の凹凸に追従して電磁波ノイズ放射部品等と隙間な
く密着することを目的としている。
【0016】シリコーンゲル層を構成する有機マトリッ
クスとしてのシリコーンゲルは、その組成や硬化方法等
は特に限定されるものではなく、公知のものから適宜選
択して用いる。具体的には、成形後に低硬度で、かつ粘
着性に優れるものを用いる。このシリコーンゲルは、耐
熱性、加工性、電気絶縁性などに優れることから、高密
度実装化された近年の電子機器類などに用いられる電波
吸収シートを構成する有機マトリックスとして好適であ
る。
【0017】シリコーンゲル層に分散配合される軟磁性
体粉末は、特に限定されるものではなく、公知の軟磁性
体粉末を用いることができるが、パーマロイ(Fe−N
i合金)、センダスト(Fe−Al−Si合金)、鉄−
ケイ素(Fe−Si)合金、鉄−アルミ−クロム(Fe
−Al−Cr)合金及び電磁ステンレス鋼よりなる群か
ら選ばれる少なくとも1種の粉末を用いることが好まし
い。これらの軟磁性体粉末を用いる理由は、電磁波ノイ
ズを減衰させる要因となる透磁率が高い値を示すため、
準マイクロ波帯以上の高周波数帯域で優れた電波吸収特
性が得られるからである。
【0018】軟磁性体粉末の粒子形状については、例え
ば、球状、鱗片状、繊維状等が例示されるが、特にこれ
らに限定されるものではない。また、軟磁性体粉末の平
均粒子径(鱗片状などの異方形状の場合は長径)は、特
に限定されるものではないが、1〜50μmであること
が好ましい。軟磁性体粉末の平均粒子径が1μm未満で
は、かさ比重が増えるため、有機マトリックス中に均一
に分散させ難くなり好ましくない。一方、軟磁性体粉末
の平均粒子径が50μmを超えると、電磁波ノイズの減
衰に関与する軟磁性体粉末の表皮部分(およそ数μm)
に対して、電磁波ノイズの減衰に関与しない表皮以外の
部分(コア部分)の占有割合が大きくなり、軟磁性体粉
末を高配合しても電波吸収特性を効率的に向上させるこ
とができなくなる。
【0019】なお、シリコーンゲル層に配合する軟磁性
体粉末は、1種を単独で用いても2種以上を併用しても
構わない。また、相溶性、分散性等を改善するために、
必要に応じてシランカップリング剤、チタネートカップ
リング剤等により表面処理されたものであっても構わな
い。
【0020】シリコーンゲル層の軟磁性体粉末の配合割
合は、特に限定されるものではないが、5〜80vol
%であることが好ましい。軟磁性体粉末の配合割合が5
vol%未満では、実用的な電波吸収特性が得られない
ため好ましくない。一方、軟磁性体粉末の配合割合が8
0vol%を超えると、作業性が悪くなるとともに、体
積電気抵抗率が低下し、この電波吸収シートを回路に接
触させて使用する場合に必要とされる絶縁性能を維持で
きなくなる。この体積電気抵抗率は106Ω・cm以上
であることが望ましい。
【0021】なお、シリコーンゲル層は、上述した軟磁
性体粉末のほかに他の添加剤を含んでいても良く、例え
ば、可塑剤、粘着剤、補強剤、着色剤、耐熱向上剤、熱
伝導性充填剤等が配合されたものであっても差し支えな
い。例えば、熱伝導性の良好なFe−Si合金粉末、F
e−Si−Al合金粉末、Fe−Ni合金粉末、Mn−
Znフェライト粉末、Ni−Znフェライト粉末、Mg
−Znフェライト粉末等の熱伝導性充填剤として配合さ
れたものであれば、電波吸収特性及び熱伝導性の優れた
放熱性電波吸収シートとなる。
【0022】(シート層)シート層は、有機高分子又は
ガラスからなるシート状構造物である。このシート層
は、電波吸収シートの引裂強さを補強し、作業性及び取
り扱い性を向上させることを目的としている。
【0023】シート層の素材は、特に限定されるもので
はなく、電波吸収シートを補強できるものであれば好適
に用いることができる。例えば、有機高分子としては、
ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、
アラミド樹脂、アクリル樹脂、オレフィン樹脂、ビニル
系樹脂、含フッ素樹脂、フェノール樹脂、ポリフェニレ
ンスルフィド樹脂、ポリベンズイミダゾール樹脂、ポリ
ウレタン樹脂等を好適に用いることができる。一方、ガ
ラスとしては、石英ガラスやホウケイ酸ガラス等を好適
に用いることができる。また、シート層の形状について
は特に限定されるものではない。
【0024】具体的なシート層としては、ガラス繊維か
らなるシート状構造物としては、ガラス繊維からなる平
織、紋織、平畳、紋畳等の網目状物、織布、不織布、メ
ッシュ形状体、ネット形状体等が挙げられる。一方、有
機高分子からなるシート状構造物としては、有機高分子
繊維からなる平織、紋織、平畳、紋畳等の網目状物、織
布、不織布、メッシュ形状体、ネット形状体等の他、有
機高分子フィルムなどが挙げられる。
【0025】(電磁波吸収シート)本発明の電波吸収シ
ートは、上述した軟磁性体粉末を分散させたシリコーン
ゲル層と、有機高分子又はガラス繊維からなるシート層
との積層体である。
【0026】電波吸収シートの積層構造としては、特に
限定されるものではないが、シート層が、シリコーンゲ
ル層中に介在された構成であるか、或いは、シリコーン
ゲル層の片面に積層された構成であることが好ましい。
また、シート層をシリコーンゲル層中に介在させる場合
には、電波吸収シートの厚さ方向の略中央に配設するこ
とが好ましい。
【0027】電波吸収シートの厚さは、特に限定される
ものではなく、加工可能な範囲で任意に設定することが
できるが、0.2〜5.0mmであることが好ましい。
電波吸収シートの厚さが0.2mmよりも薄いと、製造
しにくい上、良好な電波吸収特性が得られなくなる。一
方、5.0mmよりも厚くなると、最終的な製品比重が
大きくなり、かつ高価格になるので好ましくない。
【0028】一方、シート層の厚さは、電波吸収シート
の厚さや硬度などよって異なるが、0.01〜0.40
mmであることが好ましい。シート層の厚さが0.01
mm未満であると補強効果が乏しくなり、得られる電波
吸収シートが変形したり裂け易くなる。シート層の厚さ
が0.40mmを超えると、得られる電波吸収シートの
形状追従性が乏しくなる。実際には、装着部位の凹凸形
状などを考慮して適宜設定されるが、電波吸収シートの
形状追従性を良好とするためには、シート層の厚さが
0.01〜0.20mmであることがより好ましい。
【0029】電波吸収シートは、アスカーC硬度が5〜
50であることが好ましい。ここで、アスカーC硬度と
は、SRIS0101(日本ゴム規格協会)に準拠して
アスカーC硬度計にて測定した硬度である。電波吸収シ
ートのアスカーC硬度が5未満であると、柔軟性が過多
となり形状保持が困難となって作業性及び取り扱い性が
悪化するとともに、粘着性が過多となり生産性が低下す
るため適さない。一方、電波吸収シートのアスカーC硬
度が50を超えると、粘着性及び柔軟性が乏しくなり、
電磁波ノイズ放射部品等に単独で実装できなくなるとと
もに、装着部位の凹凸に追従できなくなり、電磁波ノイ
ズ放射部品等と隙間が生じるため適さない。
【0030】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した電波吸収シートの第1実施形態について説明
する。
【0031】図1に示すように、本実施形態の電波吸収
シート11は、軟磁性体粉末を分散させた表面粘着性の
シリコーンゲル層12の上面12aに、有機高分子又は
ガラスからなるシート層13が積層された構成となって
いる。そして、この電波吸収シート11は、シリコーン
ゲル層12側が電磁波ノイズ放射部品との接触面とな
る。
【0032】以下、この電波吸収シート11の実装例を
図2及び図3に示す。図2に示す実装例では、電波吸収
シート11は、基板14上に実装された電磁波ノイズ放
射部品15を覆うように実装され、装着部位となる基板
14及び電磁波ノイズ放射部品15の凹凸に追従して、
電磁波ノイズ放射部品15の上面15a及び側面15b
と隙間なく密着した状態で実装されている。
【0033】図3に示す実装例では、電波吸収シート1
1が、基板14上に実装された複数の電磁波ノイズ放射
部品15を覆うように実装され、装着部位となる基板1
4及び各電磁波ノイズ放射部品15の凹凸に追従して、
各電磁波ノイズ放射部品15間の間隙を埋めるように、
各電磁波ノイズ放射部品15の上面15a及び側面15
bと隙間なく密着した状態で実装されている。
【0034】以上詳述したように、本実施形態によれば
以下の作用効果が奏される。 (1) 軟磁性体粉末を分散させた表面粘着性のシリコ
ーンゲル層12の上面12aに、有機高分子又はガラス
からなるシート層13を積層させることにより、粘着
性、柔軟性及び形状追従性に優れ、かつ十分な強度を有
する電波吸収シート11を実現することができる。そし
て、この電波吸収シート11を用いると、電磁波ノイズ
放射部品15の上面15a及び側面15bに隙間なく密
着した状態で実装することができ、電磁波ノイズ放射部
品15の周囲を完全に覆うことができる。そのため、電
磁波ノイズ放射部品15の側面15aからの電磁波ノイ
ズの漏れが抑えられ、電子機器内の電磁波ノイズを効率
よく減衰させ吸収することができる。
【0035】(2) シリコーンゲル層12によりシー
ト表面に粘着性が付与されるため、このシリコーンゲル
層12を電磁波ノイズ放射部品15に密着させること
で、電磁波ノイズ放射部品15に単独で仮固定及び実装
することができ、作業性が向上する。しかも、このシリ
コーンゲル層12は柔軟性に優れるものであるため、装
着部位の凹凸が大きなものであっても低圧力で容易に追
従させることができ、実装作業が簡易となる。
【0036】(3) シート層13により適度な強度及
び非粘着性が付与されるため、実装作業の際にシートに
過度の変形が生じ難くなるとともに、破損が生じ難くな
り、作業性及び取り扱い性が向上する。そして、この電
波吸収シート11は、適度な強度を有することから、切
断や打ち抜き時の加工性が良好となり、大量生産が可能
な生産性に優れたものとなる。
【0037】(4)シリコーンゲル層12と有機高分子
又はガラスからなるシート層13とを積層させることに
より、電波吸収シート11内での電磁波の干渉が起こり
やすくなる。従って、より一層、優れた電波吸収特性を
有する電波吸収シート11を実現することができる。
【0038】(5) 軟磁性体粉末として、パーマロ
イ、センダスト、鉄−ケイ素合金、鉄−アルミニウム−
クロム合金及び電磁ステンレス鋼よりなる群から選ばれ
る少なくとも1種の粉末を用いることにより、近年利用
が増加している準マイクロ波帯以上の高周波数帯域で優
れた電波吸収特性を有する電波吸収シート11を実現す
ることができる。
【0039】(6) 軟磁性体粉末の配合割合を、5〜
80wt%とすることにより、回路等に直接接触させた
装着形態であっても好適に用いることができ、かつ、優
れた電波吸収特性を有する電波吸収シート11を実現す
ることができる。
【0040】(7) 表面粘着性のシリコーンゲル層に
補強性のあるシート層13を積層させたため、このシー
ト層13を把持等して実装作業などを行うことができ、
作業性及び取り扱い性が向上する。
【0041】(第2実施形態)以下、本発明を具体化し
た電波吸収シートの第2実施形態について説明する。図
4に示すように、本実施形態の電波吸収シート11は、
有機高分子又はガラスからなるシート層13の上面13
a及び下面13bに、軟磁性体粉末を分散させた表面粘
着性のシリコーンゲル層12が積層された構成となって
いる。換言すれば、本実施形態の電波吸収シート11
は、シリコーンゲル層12中にシート層13が介在され
た構成となっており、シリコーンゲル層12の厚さ方向
の略中央位置にシート層13が配設されている。そし
て、この電波吸収シート11は、シリコーンゲル層12
側が電磁波ノイズ放射部品との接触面となる。
【0042】以上詳述したように、本実施形態によれ
ば、上記(1)〜(7)に記載の作用効果に加えて、以
下の作用効果が奏される。 (8) シート層13の上面13a及び下面13bに、
シリコーンゲル層12を積層させ、シリコーンゲル層1
2中にシート層13を介在させた構成とした。このよう
に構成するとシート両面に粘着性が付与され、例えば、
電子機器内の電磁波ノイズ放射部品間、或いは電磁波ノ
イズ放射部品と放熱板や熱拡散板等の放熱部材との間等
に介在配備される(放熱性)電波吸収シートとして好適
に用いることができる。
【0043】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて前記各実施
形態をさらに具体的に説明するが、これらは本発明の範
囲を何ら制限するものではない。
【0044】なお、以下の各実施例及び比較例の電波吸
収シートの電波吸収特性は、ネットワークアナライザ
(HP製8720)を用いて反射係数及び透過係数を測
定し、そこから反射減衰量を求めたものである。また、
各実施例及び比較例の電波吸収シートの引裂強さは、J
IS K 6252に基づいて測定したものである。
【0045】(実施例1)有機マトリックスとしての付
加型の液状シリコーンゲル(東レ・ダウコーニング・シ
リコーン社製 比重1.0)100重量部に対し、シラ
ンカップリング剤(東レ・ダウコーニング・シリコーン
社製)にて表面処理を施した軟磁性体粉末としてのFe
−Si粉末(鱗片状粉末 長径25μm 真比重7.0
ケイ素含有量6wt%)700重量部を配合し、攪拌
脱泡機を用いて均一になるまで混合攪拌して液状シリコ
ーンゲル組成物を調製した。この液状シリコーンゲル組
成物における軟磁性体粉末の配合割合は、50vol%
である。
【0046】上記のように調製した液状シリコーンゲル
組成物を、板状金型の成形凹部内で、ドクターブレード
法によって厚さ0.5mmのシート状に展開し、次い
で、このシート状に展開された液状シリコーンゲル組成
物の上面に、シート層として厚さ0.03mmのガラス
クロスを載せた。さらに、このガラスクロスの上面に、
前記液状シリコーンゲル組成物をドクターブレード法に
よって厚さ0.5mmのシート状に展開した後、120
℃で10分間熱処理して加熱硬化させて、総厚さ約1.
0mmの電波吸収シートを製造した。
【0047】得られた電波吸収シートは、図2に示すよ
うに、シリコーンゲル層中にガラスクロスが介在された
構成をとり、ガラスクロスがシート厚さ方向の略中央位
置に埋設されたものであった。また、シリコーンゲル層
とガラスクロスとの界面に剥離は見られなかった。
【0048】(実施例2)シート層として、厚さ0.0
5mmのポリエチレンテレフタレート繊維からなる不織
布を用い、この不織布の上面に、上記実施例1で用いた
液状シリコーンゲル組成物をドクターブレード法によっ
て厚さ1.0mmのシート状に展開した後、120℃で
10分間熱処理して加熱硬化させて、総厚さ約1.0m
mの電波吸収シートを製造した。
【0049】得られた電波吸収シートは、図1に示すよ
うに、シリコーンゲル層の片面にポリエチレンテレフタ
レート繊維からなる不織布が積層された構成をとり、シ
リコーンゲル層と不織布との界面に剥離は見られなかっ
た。
【0050】(実施例3)シート層として、厚さ0.0
5mmのポリアミドのネット形状体を用いたほかは、上
記実施例1と同様に、総厚さ約1.0mmの電波吸収シ
ートを製造した。
【0051】得られた電波吸収シートは、図2に示すよ
うに、シリコーンゲル層中にポリアミドのネット形状体
が介在された構成をとり、ポリアミドのネット形状体が
シート厚さ方向の略中央位置に埋設されたものであっ
た。また、シリコーンゲル層とポリアミドのネット形状
体との界面に剥離は見られなかった。
【0052】(比較例1)比較用に、上記実施例1で用
いた液状シリコーンゲル組成物を、ドクターブレード法
によって厚さ1.0mmのシート状に展開した後、12
0℃で10分間熱処理して加熱硬化させて、総厚さ約
1.0mmの電波吸収シートを製造した。
【0053】(考察)実施例1〜実施例3及び比較例1
の電波吸収シートのアスカーC硬度と引裂強さを表1に
示す。また、実施例1及び比較例1の電波吸収シートの
反射減衰量を図5に示す。
【0054】
【表1】 実施例1〜実施例3及び比較例1の電波吸収シートは、
いずれもアスカーC硬度が21と低硬度であることか
ら、柔軟性及び装着部位の凹凸に対する形状追従性が良
好なものであることが確認された。また、実施例1〜実
施例3の電波吸収シートは、比較例1の電波吸収シート
と比較してアスカーC硬度が同等であることから、有機
高分子又はガラスからなるシート層は、得られる電波吸
収シートの硬度を過度に上昇させるものではないことが
確認された。
【0055】また、実施例1〜実施例3の電波吸収シー
トは、比較例1の電波吸収シートと比較して、引裂強さ
が飛躍的に向上していることが確認された。このことか
ら、有機高分子又はガラスからなるシート層を積層させ
た実施例1〜実施例3の電波吸収シートは、実装作業の
際にシートに過度の変形や破損等が生じ難く、作業性及
び取り扱い性に優れるものであることが確認された。
【0056】さらに、実施例1の電波吸収シートは、比
較例1の電波吸収シートと比較して、反射減衰量が良好
な値を示すことが確認された。このことから、有機高分
子又はガラスからなるシート層をシリコーンゲル層に積
層させることによって、電波吸収シート内での電磁波の
干渉が起こりやすくなり、より一層、優れた電波吸収特
性を有する電波吸収シートを実現できることが確認され
た。そのため、補強目的以外においても、有機高分子又
はガラスからなるシート層を積層させる優位性が見出せ
た。なお、他の各実施例も同様な傾向が現れていた。
【0057】上記各実施形態及び各実施例は、以下のよ
うに変更して実施してもよい。・ ゲル、ゴム、熱可塑
性エラストマー等の有機マトリックス中に軟磁性体粉末
を分散させて、シリコーンゲル層に相当する有機マトリ
ックス層を構成すること。このように構成しても、本発
明と同様の作用効果が奏される。
【0058】・ シート層をシリコーンゲル層の一部の
みに積層させること。或いは、シリコーンゲル層をシー
ト層の一部のみに積層させること。このように構成して
も、本発明と同様の作用効果が奏される。
【0059】以下、上記実施形態及び実施例から把握さ
れる技術的思想について記載する。 (A) 有機マトリックス中に軟磁性体粉末を分散させ
た有機マトリックス層中に、有機高分子又はガラスから
なるシート層を介在させたことを特徴とする電波吸収シ
ート。これにより、優れた電波吸収特性を有するととも
に、作業性、取り扱い性及び形状追従性に優れ、種々の
装着形態にフレキシブルに適応可能な電波吸収シートを
実現することができる。
【0060】(B) 有機マトリックス中に軟磁性体粉
末を分散させた有機マトリックス層の片面に、有機高分
子又はガラスからなるシート層を積層したことを特徴と
する電波吸収シート。これにより、優れた電波吸収特性
を有するとともに、作業性、取り扱い性及び形状追従性
に優れ、種々の装着形態にフレキシブルに適応可能な電
波吸収シートを実現することができる。
【0061】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、有機高分子又はガラスからなるシート層をシリコー
ンゲル層に積層させたため、優れた電波吸収特性を有す
るとともに、作業性、取り扱い性及び形状追従性に優
れ、種々の装着形態にフレキシブルに適応可能な電波吸
収シートを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の電波吸収シートの断面図。
【図2】 第1実施形態の電波吸収シートの実装例を示
す断面図。
【図3】 第1実施形態の電波吸収シートの他の実装例
を示す断面図。
【図4】 第2実施形態の電波吸収シートの断面図。
【図5】 実施例1及び比較例1の電波吸収シートの反
射減衰量を示すグラフ。
【図6】 従来の電波吸収シート及びその実装例を示す
断面図。
【符号の説明】
11…電波吸収シート、12…シリコーンゲル層、13
…シート層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 83/04 C08L 83/04 H01F 1/00 H01F 1/24 1/24 1/00 C Fターム(参考) 4F100 AB02A AB02B AB04A AB04B AB31A AB31B AG00C AK01C AK52A AK52B BA02 BA03 BA10A BA10B DE01A DE01B DG12C DG13C DG15C GB41 JD08 JG06A JG06B JK12 JL01 JL05 JM01A JM01B YY00 4J002 CP031 DC006 FD206 GR00 5E040 CA13 5E041 AA02 AA04 AA07 BB01 BB03 5E321 AA23 BB21 BB41 BB44 BB53 BB60 GG11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟磁性体粉末を分散させたシリコーンゲ
    ル層中に、有機高分子又はガラスからなるシート層を介
    在させたことを特徴とする電波吸収シート。
  2. 【請求項2】 軟磁性体粉末を分散させたシリコーンゲ
    ル層の片面に、有機高分子又はガラスからなるシート層
    を積層したことを特徴とする電波吸収シート。
  3. 【請求項3】 アスカーC硬度が5〜50であることを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電波吸収シー
    ト。
  4. 【請求項4】 軟磁性体粉末が、パーマロイ、センダス
    ト、鉄−ケイ素合金、鉄−アルミニウム−クロム合金及
    び電磁ステンレス鋼よりなる群から選ばれる少なくとも
    1種の粉末であることを特徴とする請求項1から請求項
    3のいずれか1項に記載の電波吸収シート。
  5. 【請求項5】 シート層が、ガラス繊維からなる網目状
    物、織布又は不織布であることを特徴とする請求項1か
    ら請求項4のいずれか1項に記載の電波吸収シート。
  6. 【請求項6】 シート層が、有機高分子繊維からなる網
    目状物、織布又は不織布であることを特徴とする請求項
    1から請求項4のいずれか1項に記載の電波吸収シー
    ト。
  7. 【請求項7】 シート層が、有機高分子フィルムである
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項
    に記載の電波吸収シート。
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