JP2003021715A - 近赤外線吸収フィルム - Google Patents

近赤外線吸収フィルム

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JP2003021715A
JP2003021715A JP2002106148A JP2002106148A JP2003021715A JP 2003021715 A JP2003021715 A JP 2003021715A JP 2002106148 A JP2002106148 A JP 2002106148A JP 2002106148 A JP2002106148 A JP 2002106148A JP 2003021715 A JP2003021715 A JP 2003021715A
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absorbing film
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Taichi Kobayashi
太一 小林
Masayuki Matsuzaki
眞之 松崎
Masato Sugimachi
正登 杉町
Yasuhiro Morimura
泰大 森村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 近赤外線の遮断性、広い波長領域における可
視光の透過性に優れ、色目の良好な近赤外線吸収フィル
ムの提供。 【解決手段】 透明基材と、式(1)で表されるシアニ
ン化合物及びジイモニウム化合物を含有する近赤外線吸
収層と、を有することを特徴とする近赤外線吸収フィル
ムである。Aが式(2)〜(4)の少なくともいずれか
で表される態様、ジイモニウム化合物の含有量が、シア
ニン化合物100重量部に対し、少なくとも200重量
部である態様等が好ましい。が好ましい。式(1) 【化1】 式(1)中、Aは、エチレン基を含む2価の連結基であ
る。R及びRは、炭素原子を含む1価の基である。
は、1価の負イオンである。 【化2】 式(2)〜(4)において、Yは、アルキル基、ジフェ
ニルアミノ基、ハロゲン原子及び水素原子のいずれかで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、プラズマデ
ィスプレイ(PDP)の前面への配置に好適な、近赤外
線吸収フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラズマディスプレイ(PDP)
等の前面に配置される電磁波シールド性光透窓材におい
て、PDP側には、一般的に、他の周辺電子機器の誤作
動を誘発する近赤外線を吸収する近赤外線吸収フィルム
が貼着されている。該近赤外線吸収フィルム等には、近
赤外線の選択的吸収能が高く、近赤外線を高度に遮断す
る一方、可視光の透過率が高く、色目が良好であること
が要求されている。
【0003】前記要求を満たすため、例えば、特開平9
−230134号、特開平10−78509号及び特開
平11−316309号の各公報等において、種々の近
赤外線吸収フィルムが研究され、提案されているが、近
年の技術の発達により、より、近赤外線の遮断性、可視
光の透過性に優れ、かつ、色目の良好な近赤外線吸収フ
ィルムが要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける諸要求に応え、以下の目的を達成することを課題
とする。即ち、本発明は、近赤外線の遮断性、広い波長
領域における可視光の透過性に優れ、色目の良好な近赤
外線吸収フィルムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段としては、以下の通りである。即ち、 <1> 透明(「可視光に対し透明」を意味する。以
下、同様。)基材と、式(1)で表されるシアニン化合
物及びジイモニウム化合物を含有する近赤外線吸収層
と、を有することを特徴とする近赤外線吸収フィルムで
ある。 式(1)
【0006】
【化4】
【0007】式(1)中、Aは、エチレン基を含む2価
の連結基である。R及びRは、炭素原子を含む1価
の基である。Xは、1価の負イオンである。
【0008】<2> Aが、式(2)〜(4)の少なく
ともいずれかで表される前記<1>に記載の近赤外線吸
収フィルムである。
【0009】
【化5】
【0010】式(2)〜(4)において、Yは、アルキ
ル基、ジフェニルアミノ基、ハロゲン原子及び水素原子
のいずれかである。
【0011】<3> ジイモニウム化合物が、式(I)
及び(II)の少なくともいずれかで表される前記<1>
又は<2>に記載の近赤外線吸収フィルムである。
【0012】
【化6】
【0013】式(I)及び(II)において、R〜R
10は、アルキル基、アリール基、芳香族環を有する
基、水素原子及びハロゲン原子の少なくともいずれかで
ある。X は1価の負イオンである。Y2−は、2価の
負イオンである。
【0014】<4> ジイモニウム化合物の含有量が、
シアニン化合物100重量部に対し、少なくとも200
重量部である前記<1>から<3>のいずれかに記載の
近赤外線吸収フィルムである。 <5> 式(1)におけるXで表される負イオンと、
式(I)におけるXで表される負イオンとが、同種イ
オンである前記<1>から<4>のいずれかに記載の近
赤外線吸収フィルムである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の近赤外線吸収フィルム
は、透明基材と、近赤外線吸収層と、を有し、必要に応
じてその他の層を有する。
【0016】[近赤外線吸収層]前記近赤外線吸収層
は、シアニン化合物及びジイモニウム化合物を含有し、
必要に応じてその他の成分を含有する。
【0017】−シアニン化合物− 前記シアニン化合物は、式(1)で表される。 式(1)
【0018】
【化7】
【0019】式(1)中、Aは、エチレン基を含む2価
の連結基である。R及びRは、炭素原子を含む1価
の基である。Xは、1価の負イオンである。
【0020】式(1)におけるAとしては、近赤外線の
遮断性に優れると共に、可視光線の透過性に優れ、色目
が良好となる点で、式(2)〜(4)の少なくともいず
れかで表されるのが好ましい。
【0021】
【化8】 式(2)〜(4)において、Yは、アルキル基、ジフェ
ニルアミノ基、ハロゲン原子及び水素原子のいずれかで
ある。
【0022】式(1)において、Aが式(3)の場合の
具体例を式(5)に、式(4)の場合の具体例を式
(6)に、式(2)の場合の具体例を式(7)に、各々
示す。
【0023】
【化9】
【0024】式(1)において、R及びRとして
は、例えば、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、
アルコキシカルボニル基、スルホニルアルキル基及びシ
アノ基等が挙げられる。Xとしては、I、Br
ClO 、BF 、PF 、SbF 、CH
SO 、NO 及びCH−C−SO
が挙げられる。
【0025】−ジイモニウム化合物− 前記ジイモニウム化合物としては、特に制限はないが、
式(I)及び(II)のいずれかで表される化合物が好適
に挙げられる。
【0026】
【化10】
【0027】式(I)及び(II)において、R〜R
10は、アルキル基、アリール基、芳香族環を有する
基、水素原子及びハロゲン原子の少なくともいずれかで
ある。X は1価の負イオンである。Y2−は、2価の
負イオンである。
【0028】式(I)において、Xで表される1価の
負イオンとしては、I、Cl、Br、F等のハ
ロゲンイオン、NO 、BF 、PF 、ClO
、SbF 等の無機酸イオン、CHCOO
CFCOO、安息香酸イオン等の有機カルボン酸イ
オン、CHSO 、CFSO 、ベンゼンスル
ホン酸イオン、ナフタレンスルホン酸イオン等の有機ス
ルホン酸イオン等が挙げられる。
【0029】式(II)において、Y2−で表される2価
の負イオンしては、スルホン酸基を2個有する芳香族ジ
スルホン酸イオンが好ましく、例えば、ナフタレン−
1,5−ジスルホン酸、R酸、G酸、H酸、ベンゾイル
H酸(H酸のアミノ基にベンゾイル基が結合したも
の)、p−クロルベンゾイルH酸、p−トルエンスルホ
ニルH酸、クロルH酸(H酸のアミノ基が塩素原子に置
換したもの)、クロルアセチルH酸、メタニルヘγ酸、
6−スルホナフチル−γ酸、C酸、ε酸、p−トルエン
スルホニルR酸、ナフタリン−1,6−ジスルホン酸、
1−ナフトール−4,8−ジスルホン酸等のナフタレン
ジスルホン酸誘導体、カルボニルJ酸、4,4−ジアミ
ノスチルベン−2,2'−ジスルホン酸、ジJ酸、ナフ
タル酸、ナフタリン−2,3−ジカルボン酸、ジフェン
酸、スチルベン−4,4'−ジカルボン酸、6−スルホ
−2−オキシ3−ナフトエ酸、アントラキノン−1,8
−ジスルホン酸、1,6−ジアミノアントラキノン−
2,7−ジスルホン酸、2−(4−スルホフェニル)−
6−アミノベンゾトリアゾール−5−スルホン酸、6−
(3−メチル−5−ピラゾロニル)−ナフタレン−1,
3−ジスルホン酸、1−ナフトール−6−(4−アミノ
−3スルホ)アニリノ−3−スルホン酸等のイオンが挙
げられる。これらの中でも、ナフタレンジスルホン酸イ
オンが好ましく、式(III)で表されるイオンが特に好
ましい。
【0030】
【化11】
【0031】式(III)において、R11及びR
12は、低級アルキル基、水酸基、アルキルアミノ基、
アミノ基、−NHCOR13、−NHSO13、−
OSO 13(但し、R13は、アリール基及びアル
キル基の少なくともいずれかを表す。R13は、置換基
を有していてもよい。)、アセチル基、水素原子及びハ
ロゲン原子の少なくともいずれかである。
【0032】前記ジイモニウム化合物としては、式(I
V)で表されるものが好適に挙げられる。
【0033】
【化12】
【0034】式(IV)において、Rは、炭素数1〜8のア
ルキル基であり、n−ブチル基が特に好ましい。X
しては、BF 、PF 、ClO 、SbF
等が好適に挙げられる。式(V)に、該ジイモニウム化
合物の好ましい具体例を示す。
【0035】
【化13】
【0036】式(1)におけるXで表される負イオン
及び式(I)におけるXで表される負イオンとして
は、同種イオンである、即ち、前記シアニン化合物及び
ジイモニウム化合物におけるカウンターアニオンは、同
種イオンであるのが好ましい。これらが、同種イオンで
あれば、耐熱性・耐酸化性により優れた近赤外線吸収層
となる。
【0037】前記ジイモニウム化合物の含有量として
は、前記シアニン化合物100重量部に対し、少なくと
も200重量部であるのが好ましく、200〜2000
重量部であるのがより好ましい。前記含有量が、200
重量部以上であれば、前記ジイモニウム化合物は、優れ
た近赤外線吸収効果を発揮するのみならず、前記シアニ
ン化合物に対し優れた酸化防止効果を発揮し得る。
【0038】−その他の成分− その他の成分としては、種々のバインダー樹脂、前記ジ
イモニウム化合物以外の近赤外線吸収剤(例えば、フタ
ロシアニン系、ニッケル錯体系、アゾ系、ポリメチン
系、ジフェニルメタン系、トリフェニルメタン系、キノ
ン系等の近赤外線吸収剤)、酸化防止剤(例えば、フェ
ノール系、アミン系、ヒンダードフェノール系、ヒンダ
ードアミン系、硫黄系、リン酸系、亜リン酸系、金属錯
体系等の酸化防止剤)、紫外線吸収剤、フィルムの外観
を良好にするための着色剤、顔料、色素等が挙げられ
る。
【0039】前記バインダー樹脂としては、ポリエステ
ル樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ウレタン樹
脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、ポリエチレンテ
レフタレート(PET)樹脂、(メタ)アクリル酸エス
テルの単独重合体或いは共重合体等が挙げられる。これ
らの中でも、ジイモニウム化合物及びシアニン化合物の
分散性が優れ、耐久性が良好な点で、アクリル樹脂及び
ポリエステル樹脂等が好ましい。
【0040】前記バインダー樹脂100重量部に対して
は、前記シアニン化合物の含有量が0.1〜10重量
部、前記ジイモニウム化合物の含有量が0.1〜20重
量部であるのが好ましく、前記シアニン化合物の含有量
が0.1〜5重量部、前記ジイモニウム化合物の含有量
が0.1〜10重量部であるのがより好ましい。
【0041】以上説明した前記近赤外線吸収層の厚みと
しては、特に制限はないが、近赤外線の吸収性及び可視
光透過性の点で、0.5〜50μm程度が好ましい。
【0042】[透明基材]前記透明基材の材質として
は、特に制限はないが、例えば、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等のポリオレフィン系、ポリエステル系、アク
リル系、セルロース系、ポリ塩化ビニル系、ポリカーボ
ネート系、フェノール系、ウレタン系の樹脂、及び、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)樹脂等が挙げられ
る。これらの中でも、透明性、耐環境性等の点で、ポリ
エステル系の樹脂が特に好ましい。
【0043】前記透明基材の厚みとしては、特に制限は
ないが、機械的強度及び薄肉化の点で、50〜200μ
m程度が好ましい。
【0044】[近赤外線吸収フィルムの製造]前記近赤
外線吸収フィルムの製造方法としては、特に制限はない
が、例えば、前記シアニン化合物と、前記ジイモニウム
化合物と、前記バインダー樹脂と、を、所定の溶媒に溶
解させ、コーティング液を調製し、前記透明基材表面に
コーティングする方法等が挙げられる。前記所定の溶媒
としては、例えば、ジクロロメタン、メチルエチルケト
ン、テトラヒドロフラン及びシクロヘキサノン、等が挙
げられる。
【0045】[近赤外線吸収フィルムの構成]前記近赤
外線吸収フィルムの構成としては、特に制限はないが、
製造容易性に優れ、薄肉化が可能な点で、前記近赤外線
吸収層が単層構成であるのが好ましい。
【0046】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明するが、本発
明は、下記実施例に何ら限定されるものではない。
【0047】(実施例1〜8、比較例1〜7) −近赤外線吸収フィルムの製造− 表1〜2の「近赤外線吸収剤」の項及び「バインダー樹
脂」の項に各々示した近赤外線吸収剤及びバインダー樹
脂を、表1〜2に記載の量、ジクロロメタン18.5
g、テトラヒドロフラン55.5g及びシクロヘキサノ
ン18.5gの混合溶液に溶解させ、コーティング液を
調製した。得られたコーティング液を、幅200mm、
厚み100μmのポリエステルフィルム(透明基材、T
600E/W07グレード、三菱ポリエステル社製)表
面に、バーコーターを用いてコーティングし、100℃
で3分間乾燥させて近赤外線吸収層(5μm)を設け、
近赤外線吸収フィルムを製造した。得られた近赤外線吸
収フィルムに対し、色度(X,Y)が、(0.310,
0.316)になるように、赤染料(BRDOU)、青
染料(住友化学社製BLUE−S)で調色したフィルム
を合わせて評価した。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】表1〜2において、「NK5578」、
「NK5706」、「NK2014」、及び、「NK2
911」は、林原生物化学研究所製(但し「NK557
8」は、式(1)においてAが式(3)(但し、式
(3)においてYはジフェニルアミノ基である。)で表
され、XがSbF であるシアニン化合物である。
「NK5706」は、式(1)においてAが式(4)
(但し、式(4)においてYはClであり、XがS
bF であるシアニン化合物である。「NK201
4」は、式(1)においてAが式(2)(但し、式
(2)においてYは水素原子である。)で表され、X
がClO であるシアニン化合物である。「NK29
11」は、式(1)においてAが式(3)(但し、式
(3)においてYはジフェニルアミノ基である。)で表
され、XがClO であるシアニン化合物であ
る。)、「CIR1080」及び「CIR1081」
は、日本カーリット社製(但し、「CIR1080」
は、式(1)においてXがClO であり、「CI
R1081」は、式(1)においてXがSbF
ある。)、「IRG022」は日本化薬社製(XはS
bF )、「NIR−IM2」は帝国化学工業社製
(XはSbF )、「EX811K」は日本触媒社
製、「MIR101」はみどり化学社製、「SIR12
8」は三井東圧化学社製、「UE3690」は、ユニチ
カ社製ポリエステル樹脂「エリーテルUE3690」、
「80N」は、旭化成社製ポリメチルメタクリレート樹
脂「デルペット80N」である。
【0051】<評価> −近赤外線透過率及び視感透過率の測定− 得られた近赤外線吸収フィルムについて、分光光度計
(U−4000、日立計測器社製)を用い、近赤外線透
過率及びC光源における視感透過率(JIS Z870
1)を測定した。尚、視感透過率については、70%以
上である場合を○、70%未満である場合を×として評
価した。近赤外線透過率については、波長800〜11
00nmにおける各透過率が総て20%未満である場合
を○、20%以上の透過率がある場合を×として評価し
た。結果を表3〜4に示す。
【0052】−耐久性の評価− 得られた近赤外線吸収フィルムについて、80℃条件で
500時間の放置、及び、サンシャインウエザーメータ
ー(スガ試験機)にてカーボンアーク、照射強度100
W/m条件下で24時間の放置、の二つの耐久性試験
を行なった。その後、下記評価基準に従い、耐久性(耐
熱・耐酸化性)の評価を行った。結果を表3〜4に示
す。
【0053】−−耐久性の評価基準−− ・耐久性に非常に優れている・・・◎ ・耐久性に優れ、実用上問題ない・・・○ ・耐久性が劣っている・・・×
【0054】
【表3】
【0055】
【表4】
【0056】表3〜4より、実施例1〜8では、比較例
1〜7に比べ、近赤外線の遮断性、可視光の透過性が共
に優れていることがわかる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、近赤外線の遮断性、広
い波長領域における可視光の透過性に優れ、色目の良好
な近赤外線吸収フィルムを提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森村 泰大 東京都小平市小川東町3−1−1 Fターム(参考) 2H048 CA04 CA12 CA19 4H056 CA01 CA02 CA03 CB02 CC02 CC08 CE03 CE06 DD03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基材と、式(1)で表されるシアニ
    ン化合物及びジイモニウム化合物を含有する近赤外線吸
    収層と、を有することを特徴とする近赤外線吸収フィル
    ム。 式(1) 【化1】 式(1)中、Aは、エチレン基を含む2価の連結基であ
    る。R及びRは、炭素原子を含む1価の基である。
    は、1価の負イオンである。
  2. 【請求項2】 Aが、式(2)〜(4)の少なくともい
    ずれかで表される請求項1に記載の近赤外線吸収フィル
    ム。 【化2】 式(2)〜(4)において、Yは、アルキル基、ジフェ
    ニルアミノ基、ハロゲン原子及び水素原子のいずれかで
    ある。
  3. 【請求項3】 ジイモニウム化合物が、式(I)及び(I
    I)の少なくともいずれかで表される請求項1又は2に
    記載の近赤外線吸収フィルム。 【化3】 式(I)及び(II)において、R〜R10は、アルキ
    ル基、アリール基、芳香族環を有する基、水素原子及び
    ハロゲン原子の少なくともいずれかである。X は1価
    の負イオンである。Y2−は、2価の負イオンである。
  4. 【請求項4】 ジイモニウム化合物の含有量が、シアニ
    ン化合物100重量部に対し、少なくとも200重量部
    である請求項1から3のいずれかに記載の近赤外線吸収
    フィルム。
  5. 【請求項5】 式(1)におけるXで表される負イオ
    ンと、式(I)におけるXで表される負イオンとが、
    同種イオンである請求項1から4のいずれかに記載の近
    赤外線吸収フィルム。
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