JP2003020454A - 粘着テープ - Google Patents

粘着テープ

Info

Publication number
JP2003020454A
JP2003020454A JP2001204883A JP2001204883A JP2003020454A JP 2003020454 A JP2003020454 A JP 2003020454A JP 2001204883 A JP2001204883 A JP 2001204883A JP 2001204883 A JP2001204883 A JP 2001204883A JP 2003020454 A JP2003020454 A JP 2003020454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive tape
pressure
sensitive adhesive
weight
copolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001204883A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuma Sasaki
一磨 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2001204883A priority Critical patent/JP2003020454A/ja
Publication of JP2003020454A publication Critical patent/JP2003020454A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 看板媒体と支持体との固定に用いられる粘着
テープにおける問題点を解決し、例えば、短時間熱プレ
スによる仮貼付時における適度の粘着性と再剥離性、及
び例えば長時間の熱プレスによる本貼付後の看板類等の
被着体に対する強固な接着性を有する粘着テープを提供
する。 【解決手段】 (メタ)アクリル酸アルキルエステル、
(メタ)アクリル酸及びアクリロニトリルからなる共重
合体100重量部と、酢酸ビニル及びビニルラクタムか
らなる共重合体2〜50重量部とを含有し、ゲル分を有
してなるアクリル系粘着剤を使用する粘着テープ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着テープに関
し、さらに詳細には、写真フィルム、印画紙、ポスター
等の看板媒体と、該媒体の支持体となる金属板等との固
定に好適に用いられる粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】看板表示物である写真フィルムや印画紙
上に撮影もしくは複写された文字や絵柄や、ポスター等
の印刷物を看板として使用する場合、これら看板表示物
を支持体となる金属板等(アルミ板等)に貼付加工して
用いる。この貼付加工の方法として、通常、熱ロールに
よるラミネーション法や真空プレス法が用いられるが、
いずれの方法にあっても、1)上記写真フィルムや印画
紙等の看板表示物と上記支持体とを仮貼着する工程(以
下、仮貼付工程と記す)と、2)上記両者を長期間の暴
露に耐え得るように強固に接着する工程(以下、本貼付
工程と記す)とからなる。
【0003】上記仮貼付工程において要求される物性と
しては、写真フィルム等の看板表示物と支持体との間に
空気を巻き込まず、シワが無く、埃等の異物を挟み込ま
ず仮貼付できることである。また、仮貼付に失敗した場
合でも再剥離し、再度貼付を行えることが必要である。
特に表示物が大型である場合この再剥離性能は重要とな
ってくる。
【0004】ここで、看板表示物と支持体との接着方法
の具体的例を挙げる。始めに、看板表示物の裏面に両面
粘着テープを強固に貼付し積層する。次に、この粘着テ
ープ付看板表示物と支持体であるアルミ板とを仮貼付す
る。仮貼付の方法としては、カーリングの影響が少ない
熱プレス法が一般に使用される。そしてその後、熱プレ
スにより本貼付が行われる。このような、方法を取る場
合、通常、仮貼付工程及び本貼付工程とも同じ設備を用
いることが多い。このように、設備が同じ場合、通常、
仮貼付と本貼付のプレス温度は同じで、プレス時間を変
えることにより、仮貼付と本貼付を使い分けている。こ
の理由から、このような粘着フィルムには、仮貼付工程
を短時間熱プレスにより実施でき、仮貼付後も位置修正
しやすいようにきれいに剥がす(再剥離性)ことがで
き、さらに本貼付工程では、熱プレスにより強固に接着
するという物性が求められている。
【0005】このような再剥離性を要する粘着テープに
用いる粘着剤として、例えば、ゴム系感熱性粘着剤が知
られていた。しかしながら、この方法では、強固な接着
性を発現することが可能な反面、仮接着工程で高温にな
ると、過剰に接着し再剥離し難いという問題点があっ
た。また、感圧性接着剤として例えば、特公昭63−2
8114号公報には、アクリル酸ブチルやアクリル酸2
−エチルヘキシル等のアクリル酸アルキルエステルを主
成分とするアクリル酸エステル系重合体に、1−ビニル
−2−ピロリドンのようなビニルラクタムの単独重合体
を配合することにより、接着強度を改善すると共に、水
蒸気透過性や熱溶融塗工性を付与した感圧性接着剤組成
物が開示されている。しかしながら、上記感圧性接着剤
組成物にあっては、アクリル酸エステル系重合体とビニ
ルラクタムの単独重合体とは相溶性が乏しいため、両者
が分離し易く、接着強度、耐熱性等の性能を充分に発揮
できないという問題点があった。
【0006】このように、適度の粘着性と、仮に仮貼付
工程で不都合があっても直ちに修正できるという再剥離
性と、耐熱プレス性とを備え、屋外等の掲示に耐え得る
接着強度を発現し得る粘着テープは、必ずしも満足しう
るものが報告されているとは言い難いのが現状であ
る。。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記看板媒
体と支持体との固定に用いられる粘着テープにおける問
題点を解決し、例えば、短時間熱プレスによる仮貼付時
における適度の粘着性と再剥離性、及び例えば長時間の
熱プレスによる本貼付後の看板類等の被着体に対する強
固な接着性を有する粘着テープを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、(メタ)アクリル酸アルキルエステル、(メタ)ア
クリル酸及びアクリロニトリルからなる共重合体100
重量部と、酢酸ビニル及びビニルラクタムからなる共重
合体2〜50重量部とを含有し、ゲル分を有してなるア
クリル系粘着剤を使用する粘着テープを提供する。ま
た、請求項2記載の本発明は、アクリル系粘着剤のゲル
分率が20〜60重量%である請求項1記載の粘着テー
プを提供する。
【0009】以下に本発明を詳述する。
【0010】本発明の粘着テープは、上述の用途に好適
に用いるべく、通常、上記のアクリル系粘着剤単層が、
使用時には剥がされる離型紙上に積層され巻き物状物と
して製品化される。但し、後に詳述するように、芯材の
両面に粘着剤層が積層された両面粘着テープであっても
よく、場合によっては、片面粘着テープとしても使用可
能である。尚、本発明の粘着テープは、粘着フィルム及
び粘着シートを含むものである。
【0011】本発明におけるアクリル系粘着剤は、(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル、(メタ)アクリル酸
及びアクリロニトリルからなる共重合体100重量部
と、酢酸ビニル及びビニルラクタムからなる共重合体2
〜50重量部とからなるものである。
【0012】本発明における(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルは、粘着性を有する重合体(ガラス転移温度
が、好ましくは−50℃以下)を形成し得る重合性単量
体であれば特に限定されず、例えば、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル
等が挙げられる。これと凝集力成分となる重合体(ガラ
ス転移温度が50℃以上)を形成し得る重合性単量体で
ある(メタ)アクリル酸及びアクリロニトリルを共重合
し3成分の共重合体を得る。ここで、(メタ)アクリル
酸アルキルエステルとは、アクリル酸アルキルエステル
(メタ)又はアクリル酸アルキルエステルを示す。
【0013】上記(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル、(メタ)アクリル酸及びアクリロニトリルからなる
共重合体(以下、3成分共重合体と記す場合がある)
は、3成分を共重合することにより、初期粘着性と経時
接着強度を併せもつ共重合体を得ることができる。
【0014】上記3成分共重合体の重量平均分子量(M
w)は、低すぎると粘着性には優れるものの凝集力が不
足し、高すぎると逆に凝集力は優れるが粘着力が不足す
ることとなる。
【0015】本発明における酢酸ビニル及びビニルラク
タムからなる共重合体(以下、酢酸ビニル−ビニルラク
タム共重合体と記す。)は、ビニルラクタム含有量が、
20〜80モル%であることが好ましい。また、この時
の得られる共重合体のガラス転移温度は、50〜90℃
であることが好ましい。
【0016】本発明のビニルラクタムとしては、例え
ば、1−ビニル−2−ピロリドン、1−ビニル−5−メ
チル−2−ピロリドン、1−ビニル−2−ピペリドン、
N−ビニル−ε−カプロラクタムが挙げられ、このなか
でも1−ビニル−2−ピロリドンが好適に用いられる。
【0017】上記酢酸ビニル−ビニルラクタム共重合体
の重量平均分子量(Mw)は、低すぎると粘着性には優
れるものの凝集力が不足し、高すぎると逆に凝集力は優
れるが粘着力が不足することとなる。
【0018】本発明における3成分共重合体と酢酸ビニ
ル−ビニルラクタム共重合体による共重合体組成物中の
配合割合は、上記3成分共重合体100重量部に対し、
酢酸ビニル−ビニルラクタム共重合体が2〜50重量部
であり、好ましくは3〜30重量部である。上記配合量
が2重量部未満の場合、得られるアクリル系粘着剤のガ
ラス転移温度が上昇し、被着体に対するタックが失われ
粘着フィルムの性能を低下させる。また、上記配合量が
50重量部を超えると、得られるアクリル系粘着剤のガ
ラス転移温度が低下し、被着体に対するタックが大きく
なり、再剥離性が低下する。
【0019】また、本発明におけるアクリル系粘着剤
は、上記の3成分共重合体と酢酸ビニル−ビニルラクタ
ム共重合体との配合後、又は配合時に、架橋剤を添加し
架橋反応に基づくゲル分を生ぜしめておくことを必要と
する。このような架橋構造の形成によるゲル分の生成に
より再剥離性と粘着性、接着性とのバランスの良い発現
が可能となる。
【0020】イソシアネート系架橋剤を用いる場合の添
加量は、得られる粘着剤の架橋構造の目安となるゲル分
率が20〜60重量%となるような量であれば特に限定
されず、好ましくは上記3成分共重合体100重量部に
対し0.3〜8重量部、更に好ましくは1〜5重量部で
ある。
【0021】本発明におけるアクリル系粘着剤の架橋後
の好ましいゲル分率は、20〜60重量%であり、更に
好ましくは、30〜50重量%である。ゲル分率が、2
0重量%未満では、再剥離性能が低下する場合があり、
ゲル分率が60重量%より大きいと被着体に対するタッ
クが小さくなり、接着性能が低下する場合がある。ここ
で言うゲル分率とは、架橋反応後のアクリル系粘着剤の
溶剤不溶部分の割合である。
【0022】本発明に用いられる架橋剤としては、上記
範囲のゲル分率になるように架橋可能なものであれば特
に限定されず、例えば、エポキシ系架橋剤、イソシアネ
ート系架橋剤、アジリジン系架橋剤、金属キレート系架
橋剤等化学的に反応可能なものならば使用可能である。
その中でも、イソシアネート系の架橋剤が好ましく使用
される。
【0023】このようにして得られたアクリル系粘着剤
は、離型紙の上に粘着剤層として積層し単層の粘着テー
プ(いわゆるノンサポートタイプ)として使用してもよ
く、また、芯材に積層して使用してもよい。アクリル系
粘着剤を、離型紙あるいは芯材上に粘着剤層として設け
る手段は、特に限定されるものではないが、例えば、上
記共重合体組成物をトルエン、キシレン、酢酸エチル等
の溶液とし、ナイフコーター、コンマコーター、ロール
コーター等の塗工機を用いて塗布乾燥する塗工方法が採
られてもよい。また、この粘着剤層は、片面離型処理さ
れた離型紙ではさみ込む形で積層し保管されてもよく、
或いは、両面離型処理された離型紙の片面に接着剤層を
設け、ロール状に巻いて保管されてもよい。また、上記
粘着剤層の厚さは、製品の使用目的や被着体の性状によ
って適宜設定されるが、一般に10〜70μm程度に設
けられることが好ましい。
【0024】本発明の離型紙または離型処理方法として
は、特に限定されず、通常使用されるものが用いられ
る。また、芯材としては、特に限定されず、例えば、ポ
リエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンフィ
ルム、可塑化塩化ビニル系樹脂フィルム、ポリカーボネ
ートフィルム等が挙げられる。上記合成樹脂フィルムの
厚さは特に限定されるものではないが、一般に10〜1
00μm程度のものが使用される。
【0025】また本発明の粘着テープには、本発明の課
題達成を阻害しない範囲で必要に応じて、例えば、粘着
付与剤、カップリング剤、充填剤、増量剤、軟化剤、可
塑剤、界面活性剤、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、
紫外線吸収剤、着色剤等の各種添加剤を添加してもよ
い。
【0026】(作用)本発明の粘着テープは、上記特定
の共重合体組成物からなるとともにゲル分率を有してな
るアクリル系粘着剤を使用するので、熱プレスによる、
仮貼付時における適度の粘着性と再剥離性を発現し、優
れた作業性を保持すると共に、本貼付後は強固な接着性
を発現し、屋外における長期使用にも耐え得るものとな
る。また、常温においても加圧下で適度の粘着性、再剥
離性の発現が可能である。本発明におけるアクリル系粘
着剤は、換言すれば、感圧感熱性接着剤としての特性も
備えるものである。
【0027】
【実施例】以下に実施例及び比較例を示すことにより、
本発明を具体的に説明する。尚、本発明は、下記の実施
例のみに限定されるものではない。
【0028】(実施例1) [アクリル系粘着剤の調製] 1)アクリル酸ブチル−メタクリル酸−アクリロニトリ
ル共重合体 アクリル酸ブチル85モル%、メタクリル酸3モル%、
アクリロニトリル12モル%の比率で共重合し、固形分
20重量%のアクリル酸ブチル−メタクリル酸−アクリ
ロニトリル共重合体の酢酸エチル溶液を作製した。
【0029】2)酢酸ビニル−1−ビニル−2−ピロリ
ドン共重合体 酢酸ビニル70モル%、1−ビニル−2−ピロリドン3
0モル%の比率で共重合し、固形分50重量%の酢酸ビ
ニル−1−ビニル−2−ピロリドン共重合体のエチルア
ルコール溶液を作製した。
【0030】上記アクリル酸ブチル−メタクリル酸−ア
クリロニトリル共重合体の酢酸エチル溶液と酢酸ビニル
−1−ビニル−2−ピロリドン共重合体エチルアルコー
ル溶液を固形分比100:3(重量比)で均一に混合し
アクリル系粘着剤溶液を調製した。
【0031】[粘着テープの作成]上記アクリル系粘着
剤溶液に、アクリル酸ブチル−メタクリル酸−アクリロ
ニトリル共重合体に対してイソシアネート系架橋剤(コ
ロネートL−55E;日本ポリウレタン社製)を10
0:2(重量比)の割合で添加し、十分に攪拌した後、
ポリエチレンテレフタレート(PET)製の離型紙の表
面に塗工・乾燥し、粘着剤層の厚みが20μmの粘着テ
ープを作成した。 [評価用試料作成]上記方法で得られた粘着テープをカ
ラー印画紙(A4版)の裏面に貼り付け熱プレス機にて
120℃、圧力1.96kN/cm2にて100秒間貼
着し、評価用試料を作成した。
【0032】(実施例2〜5、比較例1〜4)実施例1
において使用したアクリル系粘着剤のアクリル酸ブチル
−メタクリル酸−アクリロニトリル共重合体の酢酸エチ
ル溶液と酢酸ビニル−1−ビニル−2−ピロリドン共重
合体エチルアルコール溶液の混合比及び、コロネートL
−55Eの添加量を、各々表1に示す比率及び添加量に
変更したこと以外、実施例1と同様にして粘着テープを
作製した。また、表1記載の1)成分とは、実施例1記
載のアクリル酸ブチル−メタクリル酸−アクリロニトリ
ル共重合体、2)成分とは、実施例1記載の酢酸ビニル
−1−ビニル−2−ピロリドン共重合体を示す。
【0033】[評価方法] <ゲル分率>上記[粘着テープの作成]で示した如く、
PETフィルム上に架橋剤添加アクリル系粘着剤溶液を
塗工し、40℃にて72時間架橋反応させた。これをサ
ンプルとして、40℃の酢酸エチルに24時間浸積した
後の乾燥重量(Wa)を測定し、浸積前の重量(Wb)
と比較して、下記(1)式で算出した値をゲル分率とし
た。 ゲル分率(重量%)=(Wa/Wb)×100 (1) <性能評価>上記実施例及び比較例で得られた粘着テー
プの、1)仮貼付時の作業性、2)仮貼付時の再剥離
性、3)本貼付後の接着強度について以下に示す方法で
観察及び測定を行い、その性能を評価した。評価結果は
表1に示した。
【0034】1)仮貼付時の作業性 上記にて作成した評価用試料の片面の離型紙を剥がし、
厚さ2mmのアルミ板に貼り付け、熱プレス機で仮貼付
した。(仮貼付の条件:温度120℃、圧力1.96k
N/cm2にて30秒間)プレス圧を解除した後、貼着
した評価用試料が端部まで完全に仮貼付されているかを
目視評価した。評価基準は、以下2段階で評価した。 ○(良好):端部まではがれなく仮貼付されている。 ×(不良):端部に浮き・剥がれが見られ完全には仮貼
付できていない。 2)仮貼付時の再剥離性 上記にて作成した評価用試料の片面の離型紙を剥がし、
厚さ2mmのアルミ板に貼り付け、熱プレス機で仮貼付
した。(仮貼付の条件:温度120℃、圧力1.96k
N/cm2にて30秒間)プレス圧を解除した後、30
秒経過した後に評価用試料をアルミ板から再剥離し、剥
離状態を評価した。評価基準は、以下2段階で評価し
た。 ○(良好):印画紙を損傷することなく繰り返し使用可
能 ×(不良):再剥離時に高剥離力を要するため、破れ等
で印画紙を損傷し、繰り返しの使用が不可能
【0035】3)本貼着後の接着強度 上記1)項で仮貼付された試料を、熱プレス機で本貼付
した。(本貼付の条件:温度120℃、圧力1.96k
N/cm2にて200秒間)プレス後の試料を室温で2
4時間放置した後、25mm×300mmの寸法に切り
出し、180°剥離試験(試験条件:23℃×65%R
H、引張り速度300mm/分)を行い接着強度を測定
した。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明の粘着テープは、(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル、(メタ)アクリル酸及びアクリ
ロニトリルからなる共重合体100重量部と、酢酸ビニ
ル及びビニルラクタムからなる共重合体2〜50重量部
とを含有し、ゲル分を有してなるアクリル系粘着剤を使
用しているため、仮貼付時における適度の粘着性と再剥
離性、及び本貼着後の看板類等の被着体に対する強固な
接着性をバランス良く発現することができる。従って、
本発明の粘着テープを用いると、写真フィルム、印画
紙、ポスター等の看板媒体と支持体との仮貼付及び本貼
付を1台のプレス機にて行うことができ、看板製作時の
生産性を非常に向上させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 139/04 C09J 139/04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (メタ)アクリル酸アルキルエステル、
    (メタ)アクリル酸及びアクリロニトリルからなる共重
    合体100重量部と、酢酸ビニル及びビニルラクタムか
    らなる共重合体2〜50重量部とを含有し、ゲル分を有
    してなるアクリル系粘着剤を使用することを特徴とする
    粘着テープ。
  2. 【請求項2】 アクリル系粘着剤のゲル分率が20〜6
    0重量%であることを特徴とする請求項1記載の粘着テ
    ープ。
JP2001204883A 2001-07-05 2001-07-05 粘着テープ Pending JP2003020454A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001204883A JP2003020454A (ja) 2001-07-05 2001-07-05 粘着テープ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001204883A JP2003020454A (ja) 2001-07-05 2001-07-05 粘着テープ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003020454A true JP2003020454A (ja) 2003-01-24

Family

ID=19041287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001204883A Pending JP2003020454A (ja) 2001-07-05 2001-07-05 粘着テープ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003020454A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107571511A (zh) * 2017-09-20 2018-01-12 毛以波 纸张胶片粘贴模切成型设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107571511A (zh) * 2017-09-20 2018-01-12 毛以波 纸张胶片粘贴模切成型设备
CN107571511B (zh) * 2017-09-20 2023-08-25 毛以波 纸张胶片粘贴模切成型设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000513390A (ja) 感圧接着剤
JP3204768B2 (ja) アクリル系感圧接着剤組成物及び両面テープ
JP4432328B2 (ja) 溶剤型再剥離性粘着剤および再剥離性粘着シート
JP2002053834A (ja) 接着剤組成物及び熱剥離容易な接着構造
JP4047434B2 (ja) 粘着シ―ト類
JPH01146977A (ja) 粘着剤
JP2008024865A (ja) 粘着フィルム、粘着シール及びシール絵本
JP2000001653A (ja) アクリル系粘着テープもしくはシート
JPH0768497B2 (ja) 感圧性接着テープ
JP2001240819A (ja) オーバーラミ用粘着フィルム
JP2003119443A (ja) 後糊用コールドシール接着剤組成物
JP4906196B2 (ja) 耐可塑剤性粘着剤組成物及び粘着剤物品
JP2003020454A (ja) 粘着テープ
JP3154745B2 (ja) 感圧性接着剤とその接着シ―ト
JPH04175356A (ja) 粘着剤組成物およびこれを用いた粘着テープもしくはシート
JP2002188062A (ja) 転写式感圧接着テープ
JP3676886B2 (ja) 再剥離包装用粘着テープ
JP2001200235A (ja) 感熱性粘着剤組成物およびその製造方法ならびに感熱性粘着シート又はラベル
JP2001072939A (ja) 両面接着テ―プ
JP2003201457A (ja) 感熱性粘着剤組成物および感熱性粘着シート又はラベル
JPH09302312A (ja) 装飾用粘着シート
JP3494943B2 (ja) スクリーン印刷版清浄用粘着シート
JP2934522B2 (ja) 転写用の感圧性接着シート類
JPH09169963A (ja) 装飾用粘着シート
JPH07103349B2 (ja) 感圧性乃至感熱性接着剤