JP2003018619A - 立体映像評価装置およびそれを用いた表示装置 - Google Patents

立体映像評価装置およびそれを用いた表示装置

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JP2003018619A
JP2003018619A JP2001201748A JP2001201748A JP2003018619A JP 2003018619 A JP2003018619 A JP 2003018619A JP 2001201748 A JP2001201748 A JP 2001201748A JP 2001201748 A JP2001201748 A JP 2001201748A JP 2003018619 A JP2003018619 A JP 2003018619A
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Arinori Tokuhashi
有紀 徳橋
Yoshinobu Tanaka
義信 田中
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視差の急激な変化を評価できると共に、測定
時のエラーや映像のノイズへの対策が可能な映像評価装
置を提供する。 【解決手段】 入力映像を評価する立体映像評価装置1
00において、入力映像に含まれる視差を測定してその
視差統計量を算出する視差測定手段3と、算出した視差
統計量に応じて評価値を設定する評価手段4とを有し、
評価手段4は、視差統計量の値に対して評価値を設定す
る静的視差評価手段4−1および/または視差統計量の
時間的変化に対して評価値を設定する動的視差評価手段
4−2を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体映像に含まれ
る視覚情報を評価する立体映像評価装置およびそれを用
いた表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】立体映像は、日常と異なる観察状態を作
り出すため、通常の2D映像観察時と比較して疲れ易い
と言われている。図16(a)および(b)は立体映像
の観察原理を説明するための図で、図16(a)は立体
映像として観察する左右の画面を、図16(b)はその
観察状態をそれぞれ示している。図16(b)におい
て、符号21,22はそれぞれ観察者の左眼および右眼
を示し、符号23は右目用の画面と左目用の画面とを重
ねて表示する表示画面を示し、符号24は図16(a)
に示した右画面上の図形Aを示し、符号25は同じく左
画面上の図形Aを示している。
【0003】図16(b)に示すように、左右の図形A
の位置がずれているため、これに注目したとき観察者の
視線は画面よりも手前で交差し、図形Aの立体像は画面
より手前に飛び出して見える。ここでは、この視線の輻
輳する角度を輻輳角、また左右の位置ずれを視差と呼
ぶ。一方、目のピント調節は画面上に合っているので、
ピント調節の調節距離と、目から視線の交差する点まで
の輻輳距離とは異なることになる。
【0004】このような観察状態は日常では生じないた
め、見辛さや不自然さを感じることがある。特に視差が
大きかったり、被写体が画面から飛び出してくるような
急激な視差変化を多く含むコンテンツでは、強い立体効
果が得られる反面、より見辛くなり、長時間の視聴は避
けるべきと言われている。
【0005】これを考慮したものとして、例えば特開平
11−355808号公報には、立体映像信号の視差量
を検出し、その視差量に基づいて観察者に与える影響度
を推測して表示を通常の2D映像に切り替えるなど制御
することにより、立体効果を強調した影響度の大きい映
像の長時間視聴を避けるようにした映像システムが提案
されている。また、上記公報には、目の調節と輻輳のず
れが少なくなるように視差量を制御することで、影響度
の大きい映像の長時間視聴を避けるようにした映像シス
テムも提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報には、視差の急激な変化を評価する具体的方法につい
ては示されていない。また、測定時のエラーや映像のノ
イズに対する具体的対策についも示されていないため、
映像によってはうまく機能しないおそれがある。
【0007】したがって、かかる点に着目してなされた
本発明の第1の目的は、視差の急激な変化を評価できる
と共に、測定時のエラーや映像のノイズへの対策が可能
な映像評価装置を提供することにある。
【0008】さらに、本発明の第2の目的は、上記の映
像評価装置を用い、影響度の大きい映像の長時間視聴を
確実に避けることができる表示装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
る請求項1に係る立体映像評価装置の発明は、入力映像
を評価する立体映像評価装置において、入力映像に含ま
れる視差を測定してその視差統計量を算出する視差測定
手段と、算出した視差統計量に応じて評価値を設定する
評価手段とを有し、上記評価手段は、視差統計量の値に
対して評価値を設定する静的視差評価手段および/また
は視差統計量の時間的変化に対して評価値を設定する動
的視差評価手段を有することを特徴とするものである。
【0010】請求項1に係る発明によると、視差測定手
段で映像に含まれる視差を測定して視差統計量を算出
し、その算出した視差統計量に応じて評価手段の静的視
差評価手段および/または動的視差評価手段により評価
値を設定するので、視差の急激な変化を評価できると共
に、測定時のエラーや映像のノイズへの対策が可能とな
り、映像の視差情報を適切に評価することが可能とな
る。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
立体映像評価装置において、上記動的視差評価手段は、
視差統計量の時間的変化が規定値を超えたら一定の評価
値を設定することを特徴とするものである。
【0012】請求項2に係る発明によると、視差統計量
の時間的変化が規定値を超えたら一定の評価値を設定す
るので、速度の大きい視差変化の出現をカウントするこ
とにより、映像の視差情報について動的評価が可能とな
る。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項1に記載の
立体映像評価装置において、上記動的視差評価手段は、
視差変化が連続している間は視差変化を累積し、一連の
変化がとぎれたら累積値に応じて評価値を設定すること
を特徴とするものである。
【0014】請求項3に係る発明によると、視差変化が
連続している間は視差変化を累積し、一連の変化がとぎ
れたら累積値に応じた評価値を設定するので、映像の視
差情報について大きな動きを重視した動的評価が可能と
なる。
【0015】請求項4に係る発明は、請求項1に記載の
立体映像評価装置において、上記動的視差評価手段は、
視差変化を累積し、累積値が既定値を超えたら一定の評
価値を設定することを特徴とするものである。
【0016】請求項4に係る発明によると、視差変化を
累積し、累積値が規定値を超えたら一定の評価値を設定
するので、視差測定精度を低くしたり、測定時間間隔を
短くした場合でもノイズと視差変化を区別でき、映像の
視差情報の動的評価においてノイズの影響をより緩和す
ることが可能となる。
【0017】請求項5に係る発明は、請求項1に記載の
立体映像評価装置において、上記視差測定手段は、入力
映像に含まれる視差を測定してヒストグラムを作成し、
その出現頻度が閾値を超える視差値に基づいて視差統計
量を算出することを特徴とするものである。
【0018】請求項5に係る発明によると、視差統計量
を得る際に、出現頻度が閾値以下ならその視差値を無視
するので、視差統計量の信頼性を高めることが可能とな
る。
【0019】請求項6に係る発明は、請求項1〜5のい
ずれか一項に記載の立体映像評価装置において、映像表
示手段で表示される映像の種類を認識する映像認識手段
と、認識された映像の種類に応じて入力画像に画像処理
を行なう前処理手段とを有し、上記前処理手段で画像処
理された映像を上記視差測定手段に供給することを特徴
とするものである。
【0020】請求項6に係る発明によると、表示される
映像の種類を映像認識手段で認識し、その認識結果に応
じて前処理手段で入力画像に画像処理を行なうので、入
力画像の種類に関わらず同じ処理や回路を使用すること
が可能となる。
【0021】請求項7に係る発明は、請求項1〜6のい
ずれか一項に記載の立体映像評価装置において、上記視
差測定手段による視差測定に基づいてエラーコードを設
定するエラーコード設定手段を有し、上記評価手段は上
記エラーコード設定手段で設定されたエラーコードに応
じて評価値を変更することを特徴とするものである。
【0022】請求項7に係る発明によると、エラーコー
ド設定手段により視差測定の信頼性が低い状況を検出し
てエラーコードを設定でき、その設定されたエラーコー
ドに応じて評価値を変更することができるので、測定の
信頼性が低い場合でも適切な評価値を設定することが可
能となる。
【0023】請求項8に係る発明は、請求項1〜7のい
ずれか一項に記載の立体映像評価装置において、映像表
示手段での映像の表示モードを認識する表示モード認識
手段を有し、上記評価手段は、上記表示モード認識手段
で認識された表示モードに応じて評価値を設定すること
を特徴とするものである。
【0024】請求項8に係る発明によると、映像表示手
段での表示モードに応じて評価値を設定するので、表示
モードを変えても評価値を適切に設定することが可能と
なる。
【0025】上記第2の目的を達成する請求項9に係る
表示装置の発明は、入力映像を表示する映像表示手段
と、上記入力映像を評価する請求項1〜8のいずれか一
項に記載の立体映像評価装置と、上記立体映像評価装置
での評価値に基づいて上記映像表示手段による上記入力
映像の表示を制御する表示制御手段と、を有することを
特徴とするものである。
【0026】請求項9に係る発明によると、上記の立体
映像評価装置での評価値に基づいて表示制御手段を介し
て映像表示手段による入力映像の表示を制御するので、
影響度の大きい映像の長時間視聴を確実に避けることが
可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明による立体映像評価
装置およびそれを用いた表示装置の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0028】(第1実施の形態)図1は本発明による表
示装置の第1実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。この表示装置は、立体映像評価装置100、表示制
御手段8、映像表示手段9を有しており、立体映像評価
装置100は表示モード認識手段1 、前処理手段2、
視差測定手段3、評価手段4、エラーコード設定手段
5、評価値累積手段6、累積値判定手段7を有してお
り、評価手段4は静的視差評価手段4−1と動的視差評
価手段4−2とを有している。
【0029】図1において、立体映像信号は映像表示手
段9に入力されて立体映像が表示される。ここで、立体
映像信号は、ゲーム機やビデオあるいはコンピュータな
どの映像信号で、左右映像がフィールドごとに交互に伝
送されるものや、左右映像が1フィールド内に含まれて
いるものがある。
【0030】映像表示手段9は、例えばHead Mounted D
isplay(HMD)で、左右の目に対応する2つの表示部を
含み、左目用の表示部に左映像を、右目用の表示部に右
映像を表示するように制御することで、HMDの使用者
は立体的な映像を見ることができるようになっており、
左右どちらかの映像のみを左右両方の表示部に表示する
よう制御することで、使用者は通常の2D映像を見るこ
とができるようになっている。また、入力がステレオ映
像でなく通常の2D映像であった場合は、そのまま左右
両方の表示部に表示するように制御することにより、使
用者は通常の2D映像を見ることができるようになって
いる。
【0031】このような表示の切替は、映像表示手段9
に切替スイッチを設けて使用者が手動で切り替える場合
もあれば、自動的に映像信号の種類を検出して切り替え
る場合もある。また、表示モードの切り替えにより画角
や入力映像信号の種類などを替えられるものもある。こ
れらの表示モードや表示される映像の種類の情報は表示
モード認識手段1で受け取って認識する。すなわち、表
示モード認識手段1は映像表示手段9で表示される映像
の種類を認識する映像認識手段の機能も有している。
【0032】一方、立体映像信号は、前処理手段2にも
入力し、ここで特定のタイミングで左右画像を各々前処
理手段2のメモリに格納して、表示モード認識手段1か
らの情報に応じて解像度変換、スムージングなどの前処
理を施す。
【0033】視差測定手段3では、前処理済みの画像か
ら立体画像に含まれる視差量を測定して視差統計量を算
出する。ここで、視差統計量とは、立体画像に含まれる
視差量の最小値や最頻値などの統計データである。
【0034】評価手段4では、視差統計量を予め設定し
た規則に基づいて評価値に換算する。この規則は、人の
視覚特性を考慮して定められる。評価手段4のうち、静
的視差評価手段4−1は視差量の静的評価を行うもの
で、視差統計量の値に応じて評価値を設定する。画像に
大きな視差があれば大きな評価値を設定する。一方、動
的視差評価手段は視差量の動的評価を行うもので、視差
統計量の時間変化に応じて評価値を設定する。
【0035】ここで、入力立体映像の性質によっては、
視差測定の精度が十分に得られず、算出した視差統計量
の信頼性が低い場合がある。そのため、エラーコード設
定手段5によりエラー状況を記録しておき、評価値設定
の際にエラーコード設定手段5を参照して必要に応じて
評価値を変更する。
【0036】評価値累積手段6では、評価手段4で得ら
れた評価値を統合して、それまでの累積値に加算し、そ
の累積値が規定値以上かどうかを累積値判定手段7で判
定して、その判定結果に基づいて表示制御手段8により
映像表示手段9での表示を制御する。例えば、累積値が
規定値以上だったら、警告表示を出したり、3D表示を
2D表示に切り替えるような制御を行なう。
【0037】このように、本実施の形態では、立体映像
の視差を測定し、視差の大きさと符号を評価する静的評
価と視差の時間変化を評価する動的評価とを行って評価
値を設定し、それらの評価値を統合して累積しているの
で、大きな視差や奥行き方向の変化の激しいシーンを多
く含む映像では評価値の累積値が急激に大きくなり、ほ
とんど前後の動きが無く視差の小さい映像では累積値が
大きくなるのに時間がかかることになる。したがって、
累積値が規定値を超えたら2Dに切り替えたり、警告表
示を出すことにより、立体映像の視覚刺激が強いほど短
時間の視聴になるように制御することができる。
【0038】次に、本実施の形態の細部について説明す
る。
【0039】図2は前処理手段2の動作を説明するため
の図である。前処理手段2に入力され得る立体映像信号
には、図2に例示するようにいくつかの種類があり、扱
う画像の大きさが異なる。図2(a)は左目用画像L、
右目用画像Rの画像サイズがそれぞれ640×480画
素の画像を示しており、図2(b)および図2(c)は
それぞれ640×240画素の画像を示しており、図2
(d)は800×600画素の画像を示している。
【0040】前処理手段2では、表示モード認識手段1
からの情報に応じて全ての入力画像を図2(e)に示す
ように320×240画素のL,R独立画像に解像度変
換して画像メモリに格納する。これにより、画像メモリ
や以後の視差測定で用いる回路などは、入力画像の種類
に拘わらず同じものを使用することができる。解像度変
換の際、必要に応じてスムージングをかける。
【0041】図3は視差測定手段3による視差測定の原
理を示す図である。視差測定には通常のブロックマッチ
ングの手法を応用する。すなわち、LR2枚の画像の視
差を測定するために、L画面上で複数の測定ブロックを
指定して、各測定ブロックに対してR画面上から対応す
る領域すなわち最も類似した領域を探し出す。ブロック
同士は、重なっていても、間隔をあけていてもよい。類
似かどうかを判断するのには、例えばL画像上のブロッ
クとR画像上のブロック内各画素の輝度差の絶対値和
(ここでは差分絶対値和と呼ぶ)をとる。この場合、左
右画像上のブロックが類似していれば、差分絶対値和は
小さくなるため、差分絶対値和が最小になる場所が対応
領域となる。図3ではL画像上の左上のブロックに対応
する領域を、R画像上に四角で示している。対応する左
右ブロックの座標の差が視差量となる。
【0042】ここで、測定範囲は必ずしも画面全体にわ
たる必要はなく、図3に示すように画像の周辺部を除く
ことも可能である。多くの場合、画像の周辺部を注目す
ることは稀であり、周辺部の視差は画面中央付近に比べ
て影響が少ないと考えられるからである。また、画像周
辺部では左右画像で対応領域が存在しない(対応領域が
画像をはみ出している)ことが多く、測定が意味を為さ
なくなる可能性が高いという理由もある。測定範囲の決
め方として、他に視野位置による情報受容特性も考慮す
ると良い。眼球運動のみで瞬時に情報受容が可能な有効
視野は、左右15度、上8度、下12度以内と言われて
おり、画角の大きなHMDなら周辺部分は有効視野外に
なる。
【0043】図4は視差測定手段3の動作を示すフロー
チャートである。先ず、前処理後の画像から測定ブロッ
クを読込み(ステップS1)、マッチングを行い(ステ
ップS2)、左右ブロックの座標の差から水平視差量と
垂直視差量とを算出する(ステップS3)。
【0044】次に、そのブロックに関しての信頼性判定
を行う。この信頼性判定では、ブロック内の画像が平滑
(例えば空や一様な壁の画像がこれに相当する)な場合
には、マッチングに失敗する可能性が高く、またそのブ
ロックに注目する可能性は低いので、ブロックが平滑か
どうかを調べ(ステップS4)、平滑ならそのブロック
のデータは除外してステップS1に戻り、平滑でなけれ
ば非平滑のブロック数を計数するA1カウンタをインク
リメントする(ステップS5)。また、画像内にノイズ
が多かったり、オクルージョンにより左右画像で対応す
る領域が見つからない場合などもマッチングに失敗する
ので、次にマッチングエラーを判定し(ステップS
6)、マッチングエラーの可能性が高ければそのブロッ
クのデータを除外してステップS1に戻り、マッチング
エラーの可能性が低ければ正マッチングのブロック数を
計数するA2カウンタをインクリメントする(ステップ
S7)。なおマッチングエラーの判定方法としては、例
えばマッチングに用いた類似度が規定値より大きいかど
うかで判断する。
【0045】その後、ステップS8において全てのブロ
ックに対する処理が終了したら、A2カウンタで計数さ
れた各ブロックの水平・垂直視差量に基づいて視差統計
量を算出する(ステップS9)。なお、ここでは視差量
測定の際に画面より手前に見えるような視差には負の符
号、画面より奥に見えるような視差には正の符号を付け
ているので、視差の最小値とは最も近くに見える場合を
指しており、最大値は最も遠くに見える場合を指してい
る。
【0046】図5は視差統計量の算出方法を説明するた
めの図で、図5(a)は水平視差に関する視差統計量を
算出する場合のフローチャートを示しており、図5
(b)は垂直視差に関する視差統計量を算出する場合を
示している。本実施の形態では、水平視差についての視
差統計量として、最小値(X-Min)・最大値(X-Max)・
最頻値(X-Mode)・絶対値の平均値(X-absMean)を求
める。
【0047】ここで、各視差統計量は次のような意味を
持つ。立体映像では、迫力を出すために画面前方に大き
く飛び出して見えるような表示をよく用いるが、そのよ
うな負の方向に大きな視差は見辛く、長時間注目し続け
ると疲労の原因となり得る。また、正の方向について
は、視線が平行より開いてしまうような大きな視差で表
示すると融像しづらく、やはり長時間注目し続けると疲
労の原因となり得る。そこで、視差の最小値と最大値を
検出する。また、観察者は出現頻度の高い視差を持つ領
域に対して輻輳を合わせている可能性も高いので最頻値
も検出する。これら3つの値がうまく算出できないとき
に、絶対値の平均値を使用する。
【0048】また、垂直視差についての視差統計量とし
ては、最頻値(Y-Mode)・絶対値の最大値(Y-absMax)
・絶対値の平均値(Y-absMean)を求める。最頻値の意
味は水平視差と同様である。垂直視差は符号を意識する
必要が無いので、絶対値の最大値を使用する。また、水
平視差と同様に絶対値の平均値もとっておく。
【0049】水平視差についての視差統計量の算出手順
としては、図5(a)に示すように、先ず、各ブロック
の視差データから視差量のヒストグラムを作成する(ス
テップS11)。次に、ヒストグラムの各クラスの頻度
が既定の頻度閾値以下かどうかを調べ、閾値以下ならそ
の頻度をゼロにする(ステップS12)。その上で、最
頻値、最小値・最大値、および絶対値の平均値を算出す
る(ステップS13〜S15)。
【0050】ここで、頻度閾値を設定する理由を図6を
用いて説明する。図6は視差量のヒストグラムで、横軸
が視差量、縦軸が出現頻度を示している。視差量ゼロが
表示画面上を意味し、横軸右に行くほど画面より奥に離
れて見える。一般的な立体画像の視差量を比較的簡単な
マッチング手法で測定しようとすると、たいていはいく
つかのマッチングエラーが発生する。エラー判定により
エラーデータを除いているものの全てを取り去ることは
難しく、わずかでもエラーデータが残れば最大値や最小
値の検出に影響してしまう。図6のグラフで右端と左端
はエラーデータにもかかわらず、偽の最大値(最大クラ
ス)や最小値(最小クラス)として検出されてしまった
様子を示している。
【0051】ここで、本発明者らがエラーマッチングの
性質を調べたところ、前述のようなオクルージョンやノ
イズによるエラーでは、間違ったマッチング箇所は偶然
で選択されていることが分かった。つまり、前述のよう
に差分絶対値和を用いて最も類似する領域を探索する際
に、本来の対応領域が存在しないか、存在しても類似度
が低くて差分絶対値和が大きい場合には、偶然それより
差分絶対値和の小さくなる領域が存在するとそちらが選
択されている。そのため、マッチングエラー時の視差量
は様々な値をとり、同じような値が何度も出現すること
は少ない。これに対し、正しいマッチングで得られた視
差量は、ブロックサイズが十分小さく、ブロックの数が
十分多ければ、近い値が何回も出現する可能性が高い。
【0052】そこで、グラフに破線で示したように出現
頻度に閾値を設け、閾値以下の出現頻度であればその視
差量は無視し、最大値などの検出に用いないようにす
る。この操作により、実体とかけ離れた最大・最小値を
算出するケースを減らすことができる。また、閾値を高
くすることで、画像上で出現頻度の高い視差のみ対象と
することもできる。例えば、図6に一点鎖線で示したよ
うに、最大値と最頻値の閾値を最小値の閾値よりも高く
設定することで、背景の視差に関してはある程度高い頻
度で存在しなければ検出しないようにし、近方に見える
ものは小さくても検出し易くすることもでき、これによ
り前景の隙間にかいま見えるような背景よりも、近方に
飛び出すボールなどの視差を重点的に検出することもで
きる。
【0053】一方、垂直視差についての視差統計量の算
出手順としては、図5(b)に示すように、水平視差の
場合と同様に、先ずヒストグラムを作成し(ステップS
21)、ヒストグラムの各クラスの頻度が既定の頻度閾
値以下かどうかを調べて閾値以下ならその頻度をゼロに
する(ステップS22)。その上で、最頻値、絶対値の
最大値、絶対値の平均値を算出する(ステップS23〜
S25)。
【0054】次に、評価手段4について説明する。図7
は静的視差評価手段4−1の構成を示すブロック図であ
る。静的視差評価手段4−1は、評価値換算手段4−1
−1と、換算テーブル4−1−2と、水平・垂直評価値
算出手段4−1−3とを有しており、水平・垂直評価値
算出手段4−1−3はエラーコード設定手段5を参照で
きるようになっている。
【0055】評価値換算手段4−1−1では、前段で得
た水平・垂直それぞれの複数の視差統計量を、表示モー
ド認識手段1と換算テーブル4−1−2とを参照して評
価値に換算する。各視差統計量を評価値に換算したら、
水平・垂直視差評価値算出手段4−1−3で各評価値を
演算して、水平・垂直各々一つの評価値を算出する。水
平視差の最小値、最大値、最頻値、および垂直視差の最
頻値、絶対値最大値に対する視差をそれぞれP(X-Mi
n)、P(X-Max)、P(X-Mode)、P(Y-Mode)、P(Y-absMa
x)とすると、水平視差評価値XPおよび垂直視差評価値
YPを、
【数1】 XP=a×P(X-Max)+b×P(X-Min)+c×P(X-Mode) YP=d×P(Y-absMax)+e×P(Y-Mode) ただし、a,b,c,d,eは重み付け係数 で算出し、さらに後述するエラーコード設定手段5の出
力に応じて、評価値を変更する。
【0056】換算テーブル4−1−2は視差量と評価値
との対応を指示するもので、目の焦点深度や輻輳と調節
の不一致の許容範囲、融像限界、融像の容易さ、などを
考慮して決める。ただし、このような特性は、視差によ
って生じる輻輳角と画面に対する輻輳角との差に対応し
ているのに対し、画面上の視差量(単位は画素数)とそ
れによって生じる輻輳角との関係は、表示画角と表示画
面の画素数とによって異なってくるため、画素数で表す
視差量と評価値との対応を決めるためには、映像表示手
段9の画角も同時に考慮する必要がある。また、前述の
ように視差が正の方向に大きくなると視線が平行より開
いて急激に見辛くなるが、視線が平行になる視差量は視
距離によって異なってくるため、映像表示手段9の視距
離も考慮する必要がある。
【0057】上記の理由から、画角や視距離を大きく変
更できる映像表示手段9では、表示モード認識手段1の
情報に応じて参照する換算テーブルを取り替えるか、あ
るいは視差統計量に画角によって異なる係数をかけてか
ら評価値に換算する。
【0058】図8は動的視差評価手段4−2の構成を示
すブロック図である。動的視差評価手段4−2は、差分
演算手段4−2−1と動的視差評価値算出手段4−2−
2とを有しており、動的視差評価値算出手段4−2−2
はエラーコード設定手段5を参照できるようになってい
る。
【0059】差分演算手段4−2−1では、n回目の視
差統計量とその前に測定したn−1回目の視差統計量と
の差ΔX(n)を計算する。動的視差評価値算出手段4
−2−2では、差分視差データに応じた評価値MPを設
定し、さらに後述するエラーコード設定手段5の出力に
応じて評価値を変更する。
【0060】次に、図9に示すフローチャートを参照し
て動的視差評価手段4−2の動作を説明する。ここで
は、視差統計量として最頻値X-Modeと最小値X-Minとを
用いている。先ず、差分演算手段4−2−1でn回目の
視差統計量とn−1回目の視差統計量との差ΔX-Mode
(n)とΔX-Min(n)とを算出したら(ステップS3
1)、次に動的視差評価値算出手段4−2−2において
視差変化量ΔX-Mode(n)とΔX-Min(n)とのうちどちら
かが規定値以上かどうかを判定し(ステップS32)、
どちらかの視差変化量が規定値以上なら評価値MPに固
定値Aをいれ(ステップS33)、どちらの視差変化量
も既定値未満なら評価値MPに0を入れる(ステップS
34)。ここで、視差変化量は、測定間隔が一定である
ので、視差変化の速度(の係数倍)に相当する。
【0061】この方法では、視差変化速度が規定値を超
えたら一定の評価値を与えるようにしたので、速度の大
きい視差変化の出現をカウントしていることになる。な
お、ステップS32における規定値の目安としては、前
後移動速度が2度/秒になると奥行き弁別が低下し始め
るという視覚特性、あるいは1度/秒になると追従特性
が低下し始めるという視覚特性を考慮する(日経エレク
トロニクス、1998.4.4、■444、P205参
照)。また、映像表示手段9の画角も考慮し、画角を大
きく変更できる映像表示手段9では、表示モード認識手
段1の情報に応じて評価値を変える。
【0062】図10は、評価値累積手段6および累積値
判定手段7の動作を示すフローチャートである。評価値
累積手段6では、前段で設定された水平視差評価値XP
と垂直視差評価値YPと動的視差評価値MPとを統合し
て、それまでの累積値Totalに加算する(ステップS4
1)。ここで評価値の統合は、各評価値に係数α、β、
γをかけて加算する。また、累積値判定手段7では、累
積値Totalが既定値(閾値)より大きいか否かを判定し
(ステップS42)、既定値より大きければ表示制御手
段8により映像表示手段9に対して警告表示信号を出し
たり、2D表示に切り替える表示制御を行なう(ステッ
プS43)。
【0063】図11は、エラーコード設定手段5の動作
を示すフローチャートである。エラーコード設定手段5
では、エラーの種類をエラーコード0〜エラーコード4
に分類し、それぞれのエラーが発生した場合に対応する
エラーコードをON(値=1)、そうでない場合にOF
F(値=0)とする。
【0064】先ず、視差測定手段3のA1カウンタ(図
4のステップS5)でカウントした平滑でなかったブロ
ック数A1を読み込んで(ステップS51)、A1が規
定値より多いかどうか判定し(ステップS52)、規定
値以下ならエラーコード0をONにする(ステップS5
3)。これは、画面が暗転したシーンなどで測定すべき
場所がない場合に対応するもので、規定値として例えば
ゼロやヒストグラムの頻度閾値を与える。
【0065】次に、視差測定手段3のA2カウンタ(図
4のステップS7)でカウントした平滑でもマッチング
エラーでもなかったブロック数A2を読み込んで(ステ
ップS54)、A2が規定値より多いかどうか判定し
(ステップS55)、規定値以下ならエラーコード1を
ONにする(ステップS56)。これは、ほとんど全て
がエラーのために視差統計量が算出できない場合に対応
するもので、規定値としては、例えばゼロやヒストグラ
ムの頻度閾値を与える。
【0066】次に、SN比が規定値より大きいかどうか
判定する(ステップS57)。ここでは、SN比として
A1とA2との比を用い、A2/A1が規定値以下なら
信頼性が低いとしてエラーコード2をONにする(ステ
ップS58)。これは、ノイズなどによりマッチングエ
ラーが非常に多ければ、最大値や最小値を検出し損ねる
可能性が高く、視差統計量の信頼性が低いとするもの
で、規定値は求める精度に応じて定めておく。
【0067】次に、水平視差・垂直視差の視差統計量を
ヒストグラムを用いて算出する際に、最大頻度つまり最
頻値の頻度が頻度閾値より大きいかどうかを判定し(ス
テップS59,S61)、水平視差量ヒストグラムの最
大頻度が頻度閾値以下なら、エラーコード3をONにし
(ステップS60)、垂直視差量ヒストグラムの最大頻
度が頻度閾値以下ならエラーコード4をONにする(ス
テップS62)。これは、ヒストグラムに使用するデー
タが頻度閾値に対して少ないと、視差統計量として異常
値が算出されてしまうことに対応するものである。
【0068】評価手段4では、これらのエラーコードを
参照して、評価値XP,YP,MPを変更する(ステッ
プS63)。なお、刺激の強い映像があれば、これを検
出して長時間見せないようにするという本発明の目的か
らは、エラーが発生したら評価値をすべて最大評価値に
変更するという方法が考えられるが、このように一律に
評価値を変更してしまうと、例えば見るべきものがない
暗転のシーンが続いても最大評価値が設定されてしま
い、実体とかけ離れたものになってしまうので、エラー
の種類により評価値設定を変更する。
【0069】例えば、エラーコード0がONのときは、
画像に注目すべき部分がほとんどないので、算出した評
価値を小さい定数評価値で置換する。エラーコード1や
エラーコード2がONのときは、画像に含まれる大きな
視差を検出し損ねている可能性があるので、最小値や最
大値に対する評価値を最大評価値で置き換える。エラー
コード3やエラーコード4がONのときは、最頻値に対
する評価値を最大評価値や絶対値の平均値に対する評価
値で置き換える。また、エラーコード0〜3のいずれか
がONのときは、視差変化評価値は意味をなさないので
ゼロとする。
【0070】このように、エラーコード設定手段5で設
定されたエラーコードに応じて評価値を変更すること
で、正常に測定できない画像が含まれていて視差を検出
し損ねても、適切な評価値を設定することができる。
【0071】(第2実施の形態)図12は本発明による
表示装置の第2実施の形態の要部の動作を説明するため
のフローチャートである。本実施の形態は、第1実施の
形態に示した動的視差評価手段4−2での動的視差評価
方法が異なるものである。すなわち、第1実施の形態で
は、一測定毎に視差変化が基準値より大きければ評価値
を設定していたが、本実施の形態では特に負の視差変
化、つまり画面から観察者の方へ飛び出すような方向の
変化とその飛び出し量に着目する。
【0072】このため、本実施の形態による動的視差評
価方法は、n番目の視差統計量とn−1番目の視差統計
量との差ΔX(n)をとるステップS71と、ΔX
(n)が規定値より小さいかどうかを判定するステップ
S72と、視差変化評価値MPをゼロに設定するステッ
プS73と、視差変化量を累積して累積視差変化量MX
を得るステップS74と、視差変化評価値MPを設定す
るステップS75と、累積視差変化量MXをリセットす
るステップS76とを有している。
【0073】先ず、第1実施の形態と同様に、n番目の
視差統計量とn−1番目の視差統計量との差ΔX(n)
をとるが(ステップS71)、第1実施の形態の場合と
異なりΔX(n)が規定値より小さいかどうか、つまり
変化の方向が負で速度が大きいかどうかを判定する(ス
テップS72)。ここで、ΔX(n)が既定値より小さ
ければ(YESの場合)、この時点での視差変化評価値
MPはゼロとして(ステップS73)、視差変化量を累
積して累積視差変化量MXを得る(ステップS74)。
これに対し、ΔX(n)が規定値以上ならば(NOの場
合)、累積した視差変化量MXの大きさに応じて評価値
MPを設定して(ステップS75)、累積視差変化量M
Xをリセットする(ステップS76)。
【0074】本実施の形態によれば、負の視差変化が連
続している間は視差変化を累積し、一連の変化がとぎれ
たら累積値に応じて評価値を与えるようにしたので、画
面奥から手前に大きく飛び出してくるような動きに対し
てより大きな評価値を設定することができ、飛び出しを
含むシーンの影響を効率的に表示制御に反映させること
ができる。
【0075】(第3実施の形態)図13は本発明による
表示装置の第3実施の形態の要部の動作を説明するため
のフローチャートである。本実施の形態も、第1実施の
形態に示した動的視差評価手段4−2での動的視差評価
方法が異なるもので、n番目の視差統計量とn−1番目
の視差統計量との差ΔX(n)をとるステップS81
と、視差変化量を累積して累積視差変化量MXを得るス
テップS82と、累積視差変化量が既定値より小さいか
どうかを判定するステップS83と、視差変化評価値M
Pを設定するステップS84と、累積視差変化量をリセ
ットするステップS85と、視差変化評価値MPをゼロ
に設定するステップS86とを有している。
【0076】すなわち、第1、第2実施の形態では一測
定毎の視差変化を判定したが、本実施の形態では累積視
差変化量を判定し、それが既定値より小さくなる(負の
方向に大きくなる)たびに一定の評価値を与える。この
場合、必ずしも変化速度が速くなくても、連続的に画面
手前への視差変化が発生すればカウントする。したがっ
て、速い動きでの画面前方への飛び出しが頻繁に発生す
れば、それに応じてカウントも多くなる。
【0077】第1、第2実施の形態では、視差測定精度
を低くしたり、測定時間間隔を短くした場合に、速度判
定用の既定値が測定精度と大差なくなってしまい、ノイ
ズと視差変化が区別しにくくなるが、本実施の形態で
は、視差変化を累積してから判定するようにしたので、
ノイズの影響を緩和することができる。
【0078】(第4実施の形態)図14は本発明による
表示装置の第4実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。この表示装置は、立体映像評価装置101、表示制
御手段11、映像表示手段13を有しており、立体映像
評価装置101は表示モード認識手段1 、前処理手段
2、視差測定手段3、評価手段10、エラーコード設定
手段5を有している。第1実施の形態と同一作用をなす
構成要素には同じ符号を付し、詳細説明を省略する。
【0079】立体映像信号は、映像表示手段13に入力
されて、立体映像として表示される。この映像表示手段
13は、例えば視度調整機能を有するHMDである。立
体映像信号は前処理手段2にも入力され、ここで特定の
タイミングで左右画像が各々前処理手段2のメモリに格
納されて、解像度変換、スムージングなどの前処理が施
される。前処理された画像は視差測定手段3に供給さ
れ、ここで視差量が測定されて視差統計量が算出され、
その視差統計量が評価手段10に供給される。評価手段
10では、換算テーブルを参照して視差統計量を評価値
に換算し、その評価値に基づいて表示制御手段11を介
して映像表示手段13の視度を制御する。なお、エラー
コード設定手段5では、視差測定手段3による視差測定
の際のエラーコードを記録しておき、評価手段10で評
価値を設定する際にエラーコードを参照して必要に応じ
て評価値を変更するようにする。
【0080】ここで、評価手段10で用いる換算テーブ
ルとしては、例えば図15のグラフに示すようなものを
用いる。図15は、横軸に視差統計量を示し、縦軸に目
の輻輳位置とピント調節位置との違いを小さな範囲内に
収めるために必要な視度変化量を示してある。視差統計
量としては、最頻値や最小値を用いる。また、視差に対
して必要な視度変化量は、映像表示手段13のスペック
で異なり、例えば焦点深度の深い光学系を用いたHMD
の場合には、画面の位置が目の輻輳と一致していなくて
も目のピント調節は輻輳と近い距離に合わせることがで
き、画角が異なれば第1実施の形態で述べたように一画
素当たりの視角が異なることになる。このため、視差と
視度変化量との関係は、目の焦点深度や調節−輻輳不一
致の許容範囲、映像表示手段13のスペック、例えば画
角や標準の視度、光学系の焦点深度など、を考慮して設
定する。
【0081】図15に示すグラフの例では、調節と輻輳
距離との違いが±0.5ディオプターになるまで許容す
るようにして、視度変化量を階段状に設定している。ま
た、標準状態の視距離が2mの機器では、プラス方向に
0.5ディオプター以上変えても観察者がピントを合わ
せることができないため、視度変化量をゼロにしてい
る。
【0082】また、エラーコードによる設定値の変更
は、信頼性の低い測定結果により視度調節を行うと却っ
て視度と輻輳の乖離が大きくなることもあるため、エラ
ーコードがONの時には原則として評価値をゼロとす
る。
【0083】このような構成により、視差が大きい場合
でも、目の輻輳位置とピント調節位置との違いが小さな
範囲内に収まるように映像表示手段13の視度(画面の
表示位置)を変化させることで、表示が見やすくなり、
視覚刺激の強い映像が長時間表示されないようにするこ
とができる。また、映像表示手段13のスペックを考慮
した評価値を用いることで、映像表示手段13に合った
適切な視度制御ができる。さらに、エラー発生時には評
価値を変更することで、測定しにくい映像が含まれてい
た場合でも異常な動作をしないようにすることができ
る。
【0084】なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限
定されることなく、幾多の変形または変更が可能であ
る。例えば、映像表示手段は、HMDに限らず、他の2
眼式立体表示手段を使用することもできる。また、第4
実施の形態では、視度調整機能を有する映像表示手段を
用いたが、輻輳を調整できる映像表示手段を使用して、
視差評価値に応じて輻輳を制御するよう構成することも
できる。
【0085】さらに、視差統計量は分散や中心値、平均
値などを使用することもできる。また、マッチングにつ
いても種々の手法が利用でき、例えば各ブロックに対す
るマッチングをブロックの数だけ繰り返すステップは、
回路で実現する際には一つの回路を繰り返し使用しても
良いが、複数の回路を並列に使用して繰り返しを減らす
方法もある。また、エラーコードの設定や評価値の変更
は厳密にここで述べたようにする必要はない。さらに、
入力モードや表示モードが固定ならば、モード認識手段
は省略可能であり、特定の画像しか入力せずエラー発生
の可能性が確実に小さいならば、エラー判定を省略する
ことができる。また、表示を遅らせて、評価した映像の
表示を制御したり、予め一連の映像を評価して評価値を
記録してから、記録した評価値に応じて表示を制御する
ようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による表示装置の第1実施の形態の構
成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示した前処理手段の動作を説明するた
めの図である。
【図3】 図1に示した視差測定手段による視差測定の
原理を示す図である。
【図4】 同じく、視差測定手段の動作を示すフローチ
ャートである。
【図5】 視差統計量の算出方法を説明するための図で
ある。
【図6】 視差量のヒストグラムを示す図である。
【図7】 図1に示した静的視差評価手段の構成を示す
ブロック図である。
【図8】 図1に示した動的視差評価手段の構成を示す
ブロック図である。
【図9】 同じく、動的視差評価手段の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図10】 図1に示した評価値累積手段および累積値
判定手段の動作を示すフローチャートである。
【図11】 図1に示したエラーコード設定手段の動作
を示すフローチャートである。
【図12】 本発明による表示装置の第2実施の形態の
要部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】 本発明による表示装置の第3実施の形態の
要部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図14】 本発明による表示装置の第4実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図15】 図14に示した評価手段で用いる換算テー
ブルを示す図である。
【図16】 立体映像の観察原理を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1 表示モード認識手段 2 前処理手段 3 視差測定手段 4 評価手段 4−1 静的視差評価手段 4−1−1 評価値換算手段 4−1−2 換算テーブル 4−1−3 水平・垂直評価値算出手段 4−2 動的視差評価手段 4−2−1 差分演算手段 4−2−2 動的視差評価値算出手段 5 エラーコード設定手段 6 評価値累積手段 7 累積値判定手段 8 表示制御手段 9 映像表示手段 10 評価手段 11 表示制御手段 13 映像表示手段 100 立体映像評価装置 101 立体映像評価装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C061 BB07 BB09 CC05 5L096 AA06 CA05 DA02 DA03 EA17 EA35 JA03 JA09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像を評価する立体映像評価装置に
    おいて、 入力映像に含まれる視差を測定してその視差統計量を算
    出する視差測定手段と、 算出した視差統計量に応じて評価値を設定する評価手段
    とを有し、 上記評価手段は、 視差統計量の値に対して評価値を設定する静的視差評価
    手段および/または視差統計量の時間的変化に対して評
    価値を設定する動的視差評価手段を有することを特徴と
    する立体映像評価装置。
  2. 【請求項2】 上記動的視差評価手段は、視差統計量の
    時間的変化が規定値を超えたら一定の評価値を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の立体映像評価装置。
  3. 【請求項3】 上記動的視差評価手段は、視差変化が連
    続している間は視差変化を累積し、一連の変化がとぎれ
    たら累積値に応じて評価値を設定することを特徴とする
    請求項1に記載の立体映像評価装置。
  4. 【請求項4】 上記動的視差評価手段は、視差変化を累
    積し、累積値が既定値を超えたら一定の評価値を設定す
    ることを特徴とする請求項1に記載の立体映像評価装
    置。
  5. 【請求項5】 上記視差測定手段は、入力映像に含まれ
    る視差を測定してヒストグラムを作成し、その出現頻度
    が閾値を超える視差値に基づいて視差統計量を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の立体映像評価装置。
  6. 【請求項6】 映像表示手段で表示される映像の種類を
    認識する映像認識手段と、 認識された映像の種類に応じて入力画像に画像処理を行
    なう前処理手段とを有し、 上記前処理手段で画像処理された映像を上記視差測定手
    段に供給することを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    一項に記載の立体映像評価装置。
  7. 【請求項7】 上記視差測定手段による視差測定に基づ
    いてエラーコードを設定するエラーコード設定手段を有
    し、 上記評価手段は上記エラーコード設定手段で設定された
    エラーコードに応じて評価値を変更することを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれか一項に記載の立体映像評価装
    置。
  8. 【請求項8】 映像表示手段での映像の表示モードを認
    識する表示モード認識手段を有し、 上記評価手段は、上記表示モード認識手段で認識された
    表示モードに応じて評価値を設定することを特徴とする
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の立体映像評価装
    置。
  9. 【請求項9】 入力映像を表示する映像表示手段と、 上記入力映像を評価する請求項1〜8のいずれか一項に
    記載の立体映像評価装置と、 上記立体映像評価装置での評価値に基づいて上記映像表
    示手段による上記入力映像の表示を制御する表示制御手
    段と、 を有することを特徴とする表示装置。
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