JP2010278743A - 立体映像表示装置および立体映像表示方法 - Google Patents

立体映像表示装置および立体映像表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】立体視を考慮していない情報映像データを立体映像データに重畳する場合であっても、その情報映像データを正しく結像させることで、眼にかかる負担を軽減し、より自然な立体映像表示を実現する。
【解決手段】立体映像データ134、140を取得する映像取得部150と、立体映像データから立体表示データ142を生成するラインシーケンシャル部154と、左眼映像と右眼映像との水平視差ベクトルを導出する水平視差ベクトル導出部158と、導出された水平視差ベクトルに基づいて制御信号182を生成する情報映像調整部160と、制御信号に従って立体表示データに情報映像データを重畳する映像重畳部162と、情報映像データが重畳された立体表示データを出力する映像出力部164とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、両眼視差による立体映像をディスプレイに表示することが可能な立体映像表示装置および立体映像表示方法に関する。
近年、ディスプレイ上に視差のある2以上の映像を提示し、観察者に対してあたかもオブジェクトが立体的に存在するように知覚させる立体映像表示装置が脚光を浴びている。このような映像表示を実現するための立体映像データには様々なフォーマットが存在し、また、最終的な表示に至ってもディスプレイに応じて様々な表示形式が存在する。立体映像表示装置は、そのような立体映像データのフォーマットをディスプレイに合わせた表示形式(立体表示データ)に変換する役割を担う。
立体映像表示装置に入力される立体映像データの一例として、有効映像の左半分に左眼映像、右半分に右眼映像を有するサイドバイサイド方式が利用されている。かかるサイドバイサイド方式では、右眼映像と左眼映像とが、1対のカメラによって個別に撮像され、もしくは、両眼視差が生じるように調整され、それぞれ異なる映像として分割形成されている。また、ディスプレイの一例として、隔行で(1ライン毎に)偏光特性の異なる偏光フィルタが設けられているものもある。
立体映像表示装置は、このようなサイドバイサイド方式における左眼映像および右眼映像の各水平ラインを交互に並置(以下、単にラインシーケンシャル処理と呼ぶ。)して隔行で偏光特性が異なるディスプレイに表示するための立体表示データを生成する。観察者は、偏光眼鏡を通じて、隔行のラインに示された左眼映像を左眼で、右眼映像を右眼で視認し、両眼視差による立体映像を認識することが可能となる。
一方、立体映像表示装置は、入力された立体映像データに関する情報映像データ、例えば、それがテレビジョン放送であればその放送チャンネルを示すOSD(On Screen Display)等を表示することができる。例えば、特許文献1では、立体映像を表示可能なディスプレイの任意の位置にOSDを重畳する技術が記載されている。
特開平9−23450号公報
しかし、立体映像表示装置が、右眼映像と左眼映像とに分割形成された立体映像データに対して、図20(a)に示すように情報映像データ10を単純に重畳してしまうと、その後のラインシーケンシャル処理によって、図20(b)に示すように、意図していない不連続な映像12が表示され、偏光眼鏡を通じても像を結ぶことなく、表示内容が理解できないばかりか、その映像が無用に発光して眼に負担を強いることとなる。
本発明は、このような課題に鑑み、立体視を考慮していない情報映像データを立体映像データに重畳する場合であっても、その情報映像データを正しく結像させることで、眼にかかる負担を軽減し、より自然な立体映像表示を実現することが可能な、立体映像表示装置および立体映像表示方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の立体映像表示装置は、両眼視差による立体視を実現するための左眼映像および右眼映像が分割形成された立体映像データを取得する映像取得部と、立体映像データにおける左眼映像および右眼映像の水平ラインを交互に並置して、ディスプレイに表示するための立体表示データを生成するラインシーケンシャル部と、左眼映像と右眼映像との水平視差ベクトルを導出する水平視差ベクトル導出部と、導出された水平視差ベクトルに基づいて、立体映像データまたはディスプレイに表示する立体表示データの操作表示に関する情報を示す情報映像データの各水平ラインの水平方向の位置を調整し制御信号を生成する情報映像調整部と、制御信号に従って立体表示データに情報映像データを重畳する映像重畳部と、情報映像データが重畳された立体表示データを出力する映像出力部と、を備えることを特徴とする。
ここでは、立体映像データの左眼映像と右眼映像との水平視差ベクトルを求め、その水平視差ベクトルに基づいて制御信号を生成し、その制御信号に従って、立体視可能に変換されている立体表示データに情報映像データを重畳する。即ち、ラインシーケンシャル処理後の立体表示データに情報映像データを重畳している。かかる構成により、立体視を考慮していない情報映像データにも両眼視差を付与でき、観察者に対して情報映像データを立体的に知覚させることが可能となる。このように、立体映像データ同様、情報映像データも正しく結像させることで、眼にかかる負担を軽減し、より自然な立体映像表示を実現することが可能となる。
本発明の他の立体映像表示装置は、両眼視差による立体視を実現するための左眼映像および右眼映像が分割形成された立体映像データを取得する映像取得部と、左眼映像と右眼映像との水平視差ベクトルを導出する水平視差ベクトル導出部と、導出された水平視差ベクトルに基づいて、立体映像データまたはディスプレイに表示する立体表示データの操作表示に関する情報を示す情報映像データを左眼映像および右眼映像に対応させた情報重畳データと制御信号とを生成する情報映像データ記憶部と、制御信号に従って情報重畳データを立体映像データに重畳する映像重畳部と、情報重畳データが重畳された立体映像データの左眼映像および右眼映像の水平ラインを交互に並置して、ディスプレイに表示するための立体表示データを生成するラインシーケンシャル部と、重畳された立体表示データを出力する映像出力部と、を備えることを特徴とする。
ここでは、立体映像データの左眼映像と右眼映像との水平視差ベクトルを求め、その水平視差ベクトルに基づいて制御信号を生成し、立体映像データの左眼映像および右眼映像にそれぞれ情報重畳データを重畳した後、立体映像データごとラインシーケンシャル処理を行う。即ち、立体映像データに情報映像データを重畳した後、ラインシーケンシャル処理を行っている。かかる構成により、立体視を考慮していない情報映像データにも両眼視差を付与でき、観察者に対して情報映像データを立体的に知覚させることが可能となる。このように、立体映像データ同様、情報映像データも正しく結像させることで、眼にかかる負担を軽減し、より自然な立体映像表示を実現することが可能となる。
映像重畳部は、ラインシーケンシャル部において用いられない左眼映像または右眼映像の水平ラインには情報重畳データを重畳しないとしてもよい。
立体映像データがサイドバイサイド方式により形成されている場合、ラインシーケンシャル部は、最終的な立体表示データの各ラインに対応する映像ラインを左眼映像および右眼映像から1ラインずつ交互に抽出するため、各眼映像では奇数ラインまたは偶数ラインのみが立体表示データに用いられることとなる。ここでは、映像重畳部が、例えば奇数ラインのみ用いられる一方の眼映像に対して、利用されない偶数ラインに対応する情報映像データを重畳しないようにすることで、無駄な処理を回避し負荷の軽減を図ることができる。
水平視差ベクトル導出部は、左眼映像と右眼映像とを所定サイズのブロックに分割し、対応するブロック同士を水平方向に相対的にシフトして、対応するブロック同士の評価値の差分が最小となるシフト量とシフト方向とを水平視差ベクトルとしてもよい。
両眼視差は左眼映像と右眼映像の水平視差から生じる。従って、左眼映像と右眼映像の対応するブロック内における同一のオブジェクトの水平方向のずれを水平視差ベクトルとすることができる。ここでは、ブロック同士を相対的にシフトして評価値の差分が最小となるシフト量を選択することで各ブロックにおける占有度の高いオブジェクトの水平視差ベクトルを導出することが可能となる。
水平視差ベクトル導出部は、分割されたブロック毎にシフト量とシフト方向とが異なる場合、その平均値、最小値または最大値を水平視差ベクトルとしてもよい。
立体映像データ内には結像位置の異なる1または複数のオブジェクトが存在する。本発明では、ブロック毎に評価値を比較して水平視差ベクトルを導出しているので、結像位置の異なるオブジェクトが複数存在する場合、各ブロックが相異する水平視差ベクトルを示す場合がある。一方、情報映像データは、そのオブジェクトの立体感を損なわない適切な位置に配置すべきである。ここでは、各ブロックの水平視差ベクトルの平均値、最小値または最大値の位置に情報映像データを結像させることで、オブジェクトの立体感を損なうことなく情報映像データを適切に表示することができ、違和感の無い立体映像を実現することが可能となる。
本発明の立体映像表示方法の代表的な構成は、両眼視差による立体視を実現するための左眼映像および右眼映像が分割形成された立体映像データを取得し、立体映像データにおける左眼映像および右眼映像の水平ラインを交互に並置して、ディスプレイに表示するための立体表示データを生成し、左眼映像と右眼映像との水平視差ベクトルを導出し、導出された水平視差ベクトルに基づいて、立体映像データまたはディスプレイに表示する立体表示データの操作表示に関する情報を示す情報映像データの各水平ラインの水平方向の位置を調整し制御信号を生成し、制御信号に従って立体表示データに情報映像データを重畳し、情報映像データが重畳された立体表示データを出力することを特徴とする。
また、本発明の立体映像表示方法の他の代表的な構成は、両眼視差による立体視を実現するための左眼映像および右眼映像が分割形成された立体映像データを取得し、左眼映像と右眼映像との水平視差ベクトルを導出し、導出された水平視差ベクトルに基づいて、立体映像データまたはディスプレイに表示する立体表示データの操作表示に関する情報を示す情報映像データを左眼映像および右眼映像に対応させた情報重畳データと制御信号とを生成し、制御信号に従って情報重畳データを立体映像データに重畳し、情報重畳データが重畳された立体映像データの左眼映像および右眼映像の水平ラインを交互に並置して、ディスプレイに表示するための立体表示データを生成し、重畳された立体表示データを出力することを特徴とする。
上述した立体映像表示装置における技術的思想に対応する構成要素やその説明は、当該立体映像表示方法にも適用可能である。
本発明の立体映像表示装置は、立体視を考慮していない情報映像データを立体映像データに重畳する場合であっても、その情報映像データを正しく結像させることで、眼にかかる負担を軽減し、より自然な立体映像表示を実現することが可能となる。
第1の実施形態による立体映像表示装置の概略的な機能を示した機能ブロック図である。 ディスプレイの表示構成を説明するための説明図である。 立体映像データのフォーマットを説明するための説明図である。 ラインシーケンシャル部の動作を説明するための説明図である。 ラインシーケンシャル部の動作を説明するための説明図である。 水平視差ベクトルの導出を示した説明図である。 制御信号を説明するための説明図である。 映像重畳部の機能を示した機能ブロック図である。 情報映像データが重畳された立体表示データを示した説明図である。 立体映像表示方法の全体的な流れを示したフローチャートである。 第2の実施形態による立体映像表示装置の概略的な機能を示した機能ブロック図である。 情報映像データ記憶部の動作を説明するための説明図である。 情報映像データ記憶部の動作を説明するための説明図である。 映像重畳部の機能を示した機能ブロック図である。 映像重畳部の機能を示した機能ブロック図である。 映像重畳部の動作を説明するための説明図である。 ラインシーケンシャル部の動作を説明するための説明図である。 ラインシーケンシャル部の動作を説明するための説明図である。 立体映像表示方法の全体的な流れを示したフローチャートである。 従来における情報映像データの重畳処理を説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1の実施形態:立体映像表示装置100)
図1は、立体映像表示装置100の概略的な機能を示した機能ブロック図である。図1に示すように、立体映像表示装置100は、ディスプレイ110に接続され、映像取得部150と、映像処理部152と、ラインシーケンシャル部154と、情報映像データ記憶部156と、水平視差ベクトル導出部158と、情報映像調整部160と、映像重畳部162と、映像出力部164と、を含んで構成される。ここではディスプレイ110と立体映像表示装置100とを別体に構成する場合を説明するが、一体的に構成することもできる。以下、立体映像表示装置100に先だって、立体表示を可能とするディスプレイ110を説明する。
図2は、ディスプレイ110の表示構成を説明するための説明図である。ディスプレイ110の表示面112には、隔行で(1ライン毎に)偏光特性の異なる偏光フィルタが設けられているので、奇数ライン114と偶数ライン116とで偏光特性が異なっている。ディスプレイ110を観察する観察者は、左右で偏光特性が異なる偏光眼鏡118を通じて、例えば奇数ライン114に表示された立体表示データ(左眼立体表示データ120)を左眼で、偶数ライン116に表示された立体表示データ(右眼立体表示データ122)を右眼で視認し、両眼視差による立体映像によって、表示面112と異なる結像位置124でオブジェクトを知覚することが可能となる。
ディスプレイ110の表示面112に表示される立体表示データは、図2に示した通り、左眼映像に対応する左眼立体表示データ120と右眼映像に対応する右眼立体表示データ122がライン単位で交互に表示される。立体表示データに含まれるオブジェクトは、交差視(交差法)および平行視(平行法)のいずれの立体表示も可能であり、左眼立体表示データ120に含まれるオブジェクトと右眼立体表示データ122に含まれるオブジェクトとの水平方向の位置を相対的に左右にシフトすることで表示面112より奥側または手前側のいずれの位置にもオブジェクトを結像することができる。このとき水平方向のシフト量を0とすると、オブジェクトはディスプレイ110の表示面112上に結像される。
図2や以下の説明に用いられる図では、理解を容易にするため水平方向のライン数を12として説明しているが、ライン数はディスプレイ110の構造や立体映像データの走査線数等に応じて任意に設定することができる。
立体映像表示装置100の映像取得部150は、両眼視差による立体視を実現するための左眼映像および右眼映像が分割形成された立体映像データを、外部の放送局126や通信網(インターネットやLAN)128から取得する。また、DVDやBlu−rayディスクといった記録媒体から内部的に立体映像データを取得することもできる。
図3は、立体映像データのフォーマットを説明するための説明図である。映像取得部150が取得可能な立体映像データには複数のフォーマットが存在し、個々のフォーマットにおいてさらに画素数等のパラメータが異なる場合もある。ここでは、その代表的な例として、図3(a)に示すように、有効映像の左半分に左眼に視認させるための左眼映像(左眼立体映像データ)130、右半分に右眼に視認させるための右眼映像(右眼立体映像データ)132を有するサイドバイサイド方式に従った立体映像データ134や、図3(b)に示すように、有効映像の上半分に左眼に視認させるための左眼映像136、下半分に右眼に視認させるための右眼映像138を有するトップアンドボトム方式(アバブアンドビロー方式)に従った立体映像データ140を用いることとする。なお、有効映像とは映像全体から非表示領域(ブランク期間)を除いた映像のことである。また、サイドバイサイド方式の場合、右眼に視認させるための右眼立体映像データ134を有効映像の左半分に、左眼に視認させるための左眼立体映像データ132を有効映像の右半分に配置する立体映像データ134を用いてもよい。さらに、トップアンドボトム方式の場合、右眼に視認させるための右眼立体映像データ138を有効映像の上半分に、左眼に視認させるための左眼立体映像データ136を有効映像の下半分に配置する立体映像データ140を用いてもよい。
このような立体映像データ134、140では、左眼映像130、136と右眼映像132、138とが、1対のカメラによって個別に撮像され、もしくは、両眼視差が生じるように調整されている。ただし、本実施形態のサイドバイサイド方式による立体映像データ134の左眼映像130および右眼映像132は、それぞれ、最終的に表示される立体表示データと垂直解像度は等しいが、水平解像度は1/2に縮小されている。従って全画面の有効映像の画素数が1920×1080の場合、左眼映像130および右眼映像132の画素数は960×1080となる。
映像処理部152は、映像取得部150を通じて取得されたサイドバイサイド方式やトップアンドボトム方式の立体映像データ134、140に対して、RGB処理(γ補正や色補正)、エンハンス処理、ノイズ低減処理などの映像信号処理を行う。所定の映像信号処理が行なわれた立体映像データ134、140は、不図示のメモリにて保持される。
ラインシーケンシャル部154は、所定の映像信号処理が行なわれた立体映像データ134、140を保持するメモリのリードライトアドレスを制御することによって立体映像データ134、140における左眼映像および右眼映像の水平ラインを交互に並置して、ディスプレイ110に表示するための立体表示データを生成する。
図4および図5は、ラインシーケンシャル部154の動作を説明するための説明図であり、特に図4はサイドバイサイド方式の立体映像データ134から、図5はトップアンドボトム方式の立体映像データ140から立体表示データ142を生成している。図4(a)に示すように、映像取得部150がサイドバイサイド方式の立体映像データ134を取得した場合、ラインシーケンシャル部154は、左眼映像130の奇数ラインの映像L1、L3、L5、L7、L9、L11と、右眼映像132の偶数ラインの映像R2、R4、R6、R8、R10、R12をそれぞれ抽出し、各眼映像のラインの左端を揃えて交互に並べ直す。
詳細には、図4(a)における左眼映像130の1ライン目の映像L1が図4(b)における立体表示データ142の1ライン目の映像L1’に、図4(a)における右眼映像132の2ライン目の映像R2が図4(b)における立体表示データ142の2ライン目の映像R2’に変換される。従って、左眼映像130の偶数ラインの映像L2、L4、L6、L8、L10、L12、および右眼映像132の奇数ラインの映像R1、R3、R5、R7、R9、R11は利用されないこととなる。ここでは左眼映像130から奇数ライン、右眼映像132から偶数ラインを抽出したが、当然、左眼映像130から偶数ライン、右眼映像132から奇数ラインを抽出してもよい。
ただし、立体映像データ134の各眼映像の水平解像度は、立体表示データ142の1/2となっているため、立体映像データ134から立体表示データ142を生成する際、その水平解像度を2倍に拡大しなければならない。かかる水平解像度拡大に伴う新たな画素の生成は、線形補間やその他のフィルタリングを用いることが可能である。かかる水平解像度の倍率は、立体映像データ134のフォーマット、あるいは立体映像データ134の各眼映像と立体表示データ142との水平方向の画素数の比率に応じて適宜調整される。
また、図5(a)に示すように、映像取得部150がトップアンドボトム方式の立体映像データ140を取得した場合、ラインシーケンシャル部154は、左眼映像136の全ラインの映像L1、L2、L3、L4、L5、L6と、右眼映像138の全ラインの映像R1、R2、R3、R4、R5、R6を、それぞれラインの左端を揃えて交互に並べ直す。従って、図5(a)における左眼映像136の1ライン目の映像L1が図5(b)における立体表示データ142の1ライン目の映像L1に、図5(a)における右眼映像132の1ライン目の映像R1が図5(b)における立体表示データ142の2ライン目の映像R1に、拡大処理や縮小処理を実行することなく移される。このようにトップアンドボトム方式では利用されないラインや水平解像度の拡大が無いので、情報の欠落を抑えることができる。
情報映像データ記憶部156は、立体映像データ134、140に関する情報またはディスプレイ110に表示する立体表示データ142の操作表示に関する情報を示す操作表示に関する情報を示す情報映像データ180を生成する。例えば、立体映像データ134、140に関する情報映像データ180は、立体映像表示装置100が放送局126から受信した、またはインターネット、LAN、専用回線等の通信網128を介して受信した番組やコンテンツを特定するための、チャンネル、番組タイトル、表示モード等を示す情報を映像化したOSD(On Screen Display)180である。立体映像表示装置100では、例えばリモコン144の操作時において、放送番組のチャンネルの変更があった場合に、その変更後のチャンネルを情報映像データ180として確認的にディスプレイ110に表示する。その他、番組に関する情報を立体表示データ142と共にディスプレイ110に表示することで、利用者の利便性の向上を図る。また、情報映像データ180は、立体映像を記録したメディアをプレーヤーで再生する場合には、「再生」・「停止」等の操作表示に関する情報を含むものである。その場合は、「再生」・「停止」等の操作表示を立体表示データ142と共にディスプレイ110に表示することで、利用者の利便性の向上を図る。なお、情報映像データ記憶部156は、チャンネル、番組タイトル、表示モード等を示す情報を生成する構成に限定されず、前述の情報を予め保持する構成であってもよい。
水平視差ベクトル導出部158は、映像取得部150が取得した立体映像データ134、140の左眼映像と右眼映像との水平視差ベクトルを導出する。本実施形態では、左右眼に視差のある立体映像データ134、140を提示することで、観察者に立体映像を知覚させている。従って、左眼映像のオブジェクトと右眼映像のオブジェクトには水平視差が設けられており、左眼映像のオブジェクトと右眼映像のオブジェクトの水平方向のずれを水平視差ベクトルとすることができる。水平視差ベクトル導出部158は、左眼映像および右眼映像を同一サイズの複数のブロックに分割し、左眼映像と右眼映像との対応するブロック同士を相対的にシフトして評価値の差分が最小となるシフト量を選択することで各ブロックにおける占有度の高いオブジェクトの水平視差ベクトル(水平視差のシフト量とシフト方向)を導出することが可能となる。
図6は、水平視差ベクトルの導出を示した説明図である。例えば、映像取得部150がサイドバイサイド方式の立体映像データ134を取得した場合、左眼映像130および右眼映像132の大きさは960×1080となる。水平視差ベクトル導出部158は、左眼映像130と右眼映像132とを所定サイズ、例えば、図6(a)のように240×180画素といった複数のブロック146に分割し、分割されたすべてのブロック146に対して対応するブロック同士を抽出、比較する。ここでは、図6(b)に示したブロック146a、146bを比較する例を挙げる。
水平視差ベクトル導出部158は、図6(c)に示すように、抽出した一対のブロック146の一方のブロック146aに対して他方のブロック146bを水平方向に相対的に所定画素分(ここでは、30画素分)段階的にシフトし、両ブロック146a、146bの重畳部分の中央領域(ここでは斜線で示した30×180画素の領域)148における評価値の差分を求める。ここで状態Pに付されている添字の数値はブロック146aに対するブロック146bのシフト量を画素数で示したものである。また、状態Pに付されている添字の符号はシフト方向を示す。すなわち、添字のマイナスは左方向へのシフトを示すものである。そして、その評価値が最小となる状態、例えば、状態P30のシフト量(30画素)とシフト方向(右)とが水平視差ベクトルとなる。ここでは、左眼映像のブロック146aに対して右眼映像のブロック146bをシフトしたが左眼映像および右眼映像のいずれのブロックを基準として他方をシフトしてもよい。
また、中央領域148の評価値は、R(Red)、G(Green)、B(Blue)、輝度、色差、彩度から選択される1または複数の評価項目の値である。ここで評価値の差分が小さいということは、図6(c)の状態P30に示すようにそれぞれのブロックにおける映像同士の差分が少ない、即ち画像が類似し、かつ重なり合っていることを示す。
水平視差ベクトル導出部158は、分割された複数のブロック146毎にシフト量とシフト方向とが異なる場合、その平均値、最小値または最大値のいずれかを水平視差ベクトルとする。
立体映像データ134内には結像位置の異なる1または複数のオブジェクトが存在する。本実施形態では、ブロック146毎に評価値を比較して水平視差ベクトルを導出しているので、結像位置の異なるオブジェクトが複数存在する場合、各ブロック146が相異する水平視差ベクトルを示す場合がある。一方、情報映像データ180は、そのオブジェクトの立体感を損なわない適切な位置に配置すべきである。ここでは、各ブロックの水平視差ベクトルの平均値、最小値(結像位置は最奥)または最大値(結像位置は最前)といった所定の位置に情報映像データ180を結像させることで、オブジェクトの立体感を損なうことなく情報映像データ180を適切に表示することができ、違和感の無い立体映像を実現することが可能となる。このような水平視差ベクトルは、トップアンドボトム方式の立体映像データ140でも同様の手順で導出することができる。
情報映像調整部160は、水平視差ベクトル導出部158によって導出された水平視差ベクトルに基づいて、立体表示データ142の水平同期信号と垂直同期信号を参照しつつ、映像取得部150で取得された情報映像データ180の各水平ラインにおける水平方向の位置を調整し、情報映像データ180を立体表示データ142に重畳するための制御信号182を生成する。制御信号182は、水平同期信号の任意の位置から任意の区間を特定できる信号であり、立体表示データ142に対する情報映像データ180を重畳する位置を表している。
例えば、水平視差ベクトル導出部158で、サイドバイサイド方式の立体表示データ140の1/2の水平解像度を有する右眼映像と左眼映像とから生成された水平視差ベクトルが平均値20画素分であった場合を考える。その場合、情報映像調整部160は、立体映像データ134の水平解像度を2倍に拡大する処理が必要であり、その水平解像度の2倍の値である40画素分の視差を持つ位置に情報映像データ180の左右ラインの映像が重畳されるよう制御信号182を生成する。従って、後述する映像重畳部162によって重畳された情報映像データ180の隣接するライン同士は、水平視差ベクトル導出部158で導出された水平視差ベクトルの2倍のシフト量に相当する画素分ずれることとなる。
図7は、情報映像データ180と制御信号182を説明するための説明図である。例えば、情報映像データ記憶部156が図7(a)に示すようなチャンネル番号と番組タイトルを示す「201ch:宇宙空間」といった情報映像データ180を保持している。また、図7(b)に示す全体的な表示ラインに対する位置は、ディスプレイ110の表示面に対する情報映像データ180の重畳位置であり、制御信号182によって表される。ここで、図7(b)の各ライン中、斜線で示された部分は情報映像データ180を重畳する部分を示し、斜線以外の部分は情報映像データ180を重畳しない、即ち立体表示データ142をそのまま表示する部分を示す。ここでは未だ水平視差ベクトルが反映されていないので、各ラインの制御信号182の開始点が隣接するライン間で等しく、視差は生じない。
続いて情報映像調整部160は、左眼映像に対応する奇数ラインについて制御信号182を、水平視差ベクトルを水平方向に2倍に拡大した40画素分、図7(c)の矢印で示す右方向にシフトさせて、情報映像データ記憶部156からの読み出しを開始する。こうすることで情報映像データ180は、図7(c)のように視差を有するようになる。また、図7(d)の斜線で示す全体的な表示ラインに対する位置は、図7(c)に示す情報映像データ180をディスプレイ110の表示面に出力する位置を示す。そして、情報映像調整部160は、図7(d)の斜線で示す位置に相当する制御信号182を生成する。
このように両眼視差による立体映像では、その水平視差ベクトルに応じて情報映像データ180を表示する結像位置を調整できる。また、水平視差ベクトルの平均値の代わりに最大値を用いると、立体映像データ134、140のすべてのオブジェクトの手前に、最小値を用いると、すべてのオブジェクトの背面に情報映像データ180を配置することが可能となり、自然な立体映像表示を実現することができる。
また、上述した実施形態では情報映像データ180の結像位置を水平視差ベクトルの平均値、最小値または最大値となる位置に予め設定する例を挙げたが、かかる場合に限られず、情報映像データ180の結像位置をユーザが個々に設定、または予め準備された複数の結像位置から選択することもできる。
ところで、上述したように水平視差ベクトルの平均値、最小値または最大値の位置に情報映像データ180を重畳すると、その平均値、最小値または最大値が変更される度に情報映像データ180の結像位置が変化することとなり、却って情報映像データ180を視認しにくくなる場合があり得る。そこで、情報映像調整部160は、例えば、水平視差ベクトルの平均値、最小値または最大値にさらに低域通過フィルタ等を施して情報映像データ180の位置の変化を鈍らせ、その結像位置を安定化することもできる。
また、上述したように、情報映像データ180の結像位置を水平視差ベクトルの平均値とした場合や所定の位置に固定した場合、その結像位置より手前に結像されるべきオブジェクトに情報映像データ180が重畳されると、オブジェクトの情報映像データ180が重畳された部分だけが奥側に陥没して見える現象が生じうる。このとき情報映像調整部160は、情報映像データ180の結像位置がオブジェクトより前になるように調整したり、情報映像データ180と立体表示データ142の重畳順を変更し立体表示データ142を情報映像データ180の前段に配置したり、情報映像データ180の透過率を変化させたりすることもできる。
映像重畳部162は、情報映像調整部160によって生成された制御信号182に従って、ラインシーケンシャル部154によって生成された立体表示データに情報映像データ180を重畳する。
図8は、映像重畳部162の機能を示した機能ブロック図であり、図9は、情報映像データ180が重畳された立体表示データ142を示した説明図である。図8を参照すると、映像重畳部162の2つの入力端子に立体表示データ142と情報映像データ180とが入力され、切換入力に制御信号182が入力される。従って、映像重畳部162は、制御信号182がオフの期間(図8(a)の斜線部分で示す以外の期間)、立体表示データ142を映像出力部164に出力し、オンの期間(図8(a)の斜線部分で示す期間)、立体表示データ142の代わりに情報映像データ180を映像出力部164に出力する。こうして図9に示すような、情報映像データ180が重畳された立体表示データ142が生成される。
また、映像重畳部162は、立体表示データ142と情報映像データ180とを排他的に切り替えるのみならず、制御信号182がオンの期間、任意の透過率で立体表示データ142に情報映像データ180を重畳させてもよい。かかる構成により、情報映像データ180によってその背景となる立体表示データ142が完全に見えなくなるのを回避でき、両データを有効に立体表示することができる。
映像出力部164は、映像重畳部162で情報映像データ180が重畳された立体表示データ142をディスプレイ110または他の外部接続機器に出力する。図2を用いて説明したようにディスプレイ110の表示面112には、隔行で(1ライン毎に)偏光特性の異なる偏光フィルタが設けられている。従って、図9のような、左眼映像と右眼映像とが並置される立体表示データ142をそれぞれ適切な偏光特性で表示することができる。観察者は、専用の偏光眼鏡118を着用することによって、左眼で左眼映像、右眼で右眼映像を視認し、奥行き感を知覚することができる。
上述した立体映像表示装置100では、立体映像データの左眼映像と右眼映像との水平視差ベクトルを求め、その水平視差ベクトルに基づいて制御信号を生成し、立体視可能に変換されている立体表示データに情報映像データを重畳する。かかる構成により、情報映像データがディスプレイ110上に正しく表示され、観察者の操作性を向上することができる。また、立体視を考慮していない情報映像データにも両眼視差を付与でき、観察者に対して情報映像データを立体的に知覚させることが可能となる。このように、立体映像データ同様、情報映像データも正しく結像させることで、眼にかかる負担を軽減し、より自然な立体映像表示を実現することが可能となる。
(立体映像表示方法)
次に、上述した立体映像表示装置100を用いて、両眼視差による立体映像を表示する立体映像表示方法を具体的に説明する。
図10は、立体映像表示方法の全体的な流れを示したフローチャートである。立体映像表示装置100の映像取得部150が立体映像データ134、140を取得すると(S200のYES)、映像処理部152がRGB処理(γ補正や色補正)、エンハンス処理、ノイズ低減処理などの映像信号処理を行う(S202)。ラインシーケンシャル部154は、このように映像信号処理された立体映像データ134、140における左眼映像および右眼映像の水平ラインを交互に並置して、ディスプレイ110に表示するための立体表示データ142を生成する(S204)。
上述した処理に続いて、または並行して、情報映像データ記憶部156は、立体映像データ134、140の操作表示に関する情報を示す情報映像データ180を生成する(S206)。水平視差ベクトル導出部158が、左眼映像と右眼映像との水平視差ベクトルを導出し(S208)、情報映像調整部160が、導出された水平視差ベクトルに基づいて、情報映像データ記憶部156が生成した情報映像データ180の各水平ラインの水平方向の位置を調整し制御信号182を生成する(S210)。
最後に、映像重畳部162は、制御信号182に従って立体表示データ142に情報映像データ180を重畳し(S212)、映像出力部164は情報映像データ180が重畳された立体表示データ142をディスプレイ110に出力する(S214)。こうした一連の処理は、立体映像データ134、140が無くなるまで繰り返され、観察者は、適切な結像位置に情報映像データ180が表示された立体映像を見ることが可能となる。
(第2の実施形態:立体映像表示装置300)
第1の実施形態では、ラインシーケンシャル処理が施された立体表示データ142に、情報映像データ180を重畳する構成を述べた。第2の実施形態では、まず、情報映像データ180を立体映像データ134、140の左眼映像および右眼映像に重畳した後、ラインシーケンシャル処理を行う。
図11は、立体映像表示装置300の概略的な機能を示した機能ブロック図である。図11に示すように、立体映像表示装置300は、ディスプレイ110に接続され、映像取得部150と、映像処理部152と、水平視差ベクトル導出部158と、情報映像データ記憶部310と、映像重畳部312と、ラインシーケンシャル部314と、映像出力部164と、を含んで構成される。
第1の実施形態で説明したように、映像取得部150は、両眼視差による立体視を実現するための左眼映像および右眼映像が分割形成された立体映像データ134、140を外部から取得する。そして、映像処理部152は、入力されたサイドバイサイド方式やトップアンドボトム方式の立体映像データ134、140に対して、RGB処理(γ補正や色補正)、エンハンス処理、ノイズ低減処理などの映像信号処理を行う。水平視差ベクトル導出部158は、左眼映像と右眼映像とを複数のブロックに分割して水平視差ベクトルを導出する。第2の実施形態では、以下で説明するように、立体映像データ134、140をラインシーケンシャル処理する前に、予め情報映像データ180を重畳する。
情報映像データ記憶部310は、水平視差ベクトル導出部158によって導出された水平視差ベクトルに基づいて、情報映像データ180を左眼映像および右眼映像に対応させた情報重畳データ184と、制御信号182とを生成する。
図12および図13は、情報映像データ記憶部310の動作を説明するための説明図であり、特に図12は映像取得部150がサイドバイサイド方式の立体映像データ134を取得した場合、図13は映像取得部150がトップアンドボトム方式の立体映像データ140を取得した場合を示している。
映像取得部150がサイドバイサイド方式の立体映像データ134を取得した場合、情報映像データ記憶部310は、図12(a)に示した情報映像データ180を生成する。
また、情報映像データ記憶部310は、立体表示データ142の水平同期信号と垂直同期信号を参照しつつ、情報映像データ180を左眼映像に重畳する位置と右眼映像に重畳する位置を計算して、図12(b)に示す情報重畳データ184を生成する。さらに、情報映像データ記憶部310は、図12(c)の斜線部分で示す全体的な表示ラインに対する位置に相当する制御信号182を生成する。ただし、情報映像データ記憶部310は、左眼映像における情報重畳データ184の重畳開始位置を右眼映像における情報重畳データ184の重畳開始位置より、図12(c)に矢印で示すように水平視差ベクトルに相当する画素分だけシフトさせる。このような制御信号182を通じて立体映像データ134に両眼視差を付与することができる。
一方、映像取得部150がトップアンドボトム方式の立体映像データ140を取得した場合、情報映像データ記憶部310は、図13(a)に示した情報映像データ180を生成する。
また、情報映像データ記憶部310は、図13(a)に示した情報映像データ180の奇数ラインに相当する部分を抽出して、トップアンドボトム方式の表示ラインに対する上部に並置し、偶数ラインに相当する部分を抽出して、トップアンドボトム方式の表示ラインに対する下部に並置する。
さらに、情報映像データ記憶部310は、立体表示データ142の水平同期信号と垂直同期信号を参照しつつ、奇数ラインを上部に、偶数ラインを下部にそれぞれ並置した情報映像データ180を、左眼映像に重畳する位置と右眼映像に重畳する位置とを計算して、図13(b)に示す情報重畳データ184を生成する。そして、情報映像データ記憶部310は、図13(c)の斜線部分で示す全体的な表示ラインに対する位置に相当する制御信号182を生成する。ただし、情報映像データ記憶部310は、左眼映像における情報重畳データ184の重畳開始位置を右眼映像における情報重畳データ184の重畳開始位置より、図13(c)に矢印で示すように水平視差ベクトル分だけシフトさせる。こうして立体映像データ140に両眼視差を付与することができる。
映像重畳部312は、情報映像データ記憶部310で生成された制御信号182に従って情報重畳データ184を立体映像データ134、140に重畳する。
図14および図15は、映像重畳部312の機能を示した機能ブロック図であり、特に図14は映像取得部150がサイドバイサイド方式の立体映像データ134を取得した場合、図15は映像取得部150がトップアンドボトム方式の立体映像データ140を取得した場合を示している。
図14(a)を参照すると、映像重畳部312の2つの入力端子にサイドバイサイド方式の立体映像データ134と情報重畳データ184とが入力され、切換入力に制御信号182が入力されている。従って、映像重畳部312は、制御信号182がオフの期間(図14(a)で示す斜線部分以外の期間)、立体映像データ134をラインシーケンシャル部314に出力し、オンの期間(図14(a)で示す斜線部分の期間)、立体映像データ134の代わりに情報重畳データ184をラインシーケンシャル部314に出力する。こうして図14(b)に示すような、情報重畳データ184が重畳された立体映像データ134が生成される。
図15(a)を参照すると、図14同様、映像重畳部312の2つの入力端子にトップアンドボトム方式の立体映像データ140と情報重畳データ184とが入力され、切換入力に制御信号182が入力されている。従って、映像重畳部312は、制御信号182がオフの期間(図15(a)で示す斜線部分以外の期間)、立体映像データ140をラインシーケンシャル部314に出力し、オンの期間(図15(a)で示す斜線部分の期間)、立体映像データ140の代わりに情報重畳データ184をラインシーケンシャル部314に出力する。こうして図15(b)に示すような、情報重畳データ184が重畳された立体映像データ140が生成される。
また、映像重畳部312は、立体映像データ134、140と情報重畳データ184とを排他的に切り替えるのみならず、制御信号182がオンの期間、任意の透過度で立体映像データ134、140に情報重畳データ184を重畳させてもよい。かかる構成により、最終的にディスプレイ110に表示される情報映像データ180によってその背景となる立体表示データ142が完全に見えなくなるのを回避でき、両データを有効に立体表示することができる。
さらに、映像重畳部312は、映像取得部150がサイドバイサイド方式の立体映像データ134を取得した場合、ラインシーケンシャル部314において用いられない左眼映像または右眼映像の水平ラインには情報重畳データ184を重畳しないとしてもよい。
図16は、映像重畳部312の動作を説明するための説明図である。映像取得部150がサイドバイサイド方式の立体映像データ134を取得した場合、ラインシーケンシャル部314は、最終的な立体表示データ142の各ラインに対応する映像ラインを左眼映像および右眼映像から1ラインずつ交互に抽出するため、各眼映像では奇数ラインまたは偶数ラインのみが立体表示データ142に用いられることとなる。ここでは、映像重畳部312が、例えば奇数ラインのみ用いられる一方の眼映像(ここでは左眼映像)に対して、図16のように、利用されない偶数ラインに対応する情報重畳データ184を重畳しない(欠落する)ようにすることで、無駄な処理を回避し負荷の軽減を図ることができる。
ラインシーケンシャル部314は、情報重畳データ184が重畳された立体映像データ134、140の左眼映像および右眼映像の水平ラインを交互に並置して、ディスプレイ110に表示するための立体表示データ142を生成する。
図17および図18は、ラインシーケンシャル部314の動作を説明するための説明図であり、特に図17はサイドバイサイド方式の立体映像データ134から、図18はトップアンドボトム方式の立体映像データ140から立体表示データ142を生成している。図17(a)に示すように、映像取得部150がサイドバイサイド方式の立体映像データ134を取得した場合、ラインシーケンシャル部314は、左眼映像130の奇数ラインの映像L1、L3、L5、L7、L9、L11と、右眼映像132の偶数ラインの映像R2、R4、R6、R8、R10、R12をそれぞれ抽出し、ラインの左端を揃えて交互に並べ直す。
詳細には、図17(a)における左眼映像130の1ライン目の映像L1が図17(b)における立体表示データ142の1ライン目の映像L1’に、図17(a)における右眼映像132の2ライン目の映像R2が図17(b)における立体表示データ142の2ライン目の映像R2’に変換される。従って、左眼映像130の偶数ラインの映像L2、L4、L6、L8、L10、L12、および右眼映像132の奇数ラインの映像R1、R3、R5、R7、R9、R11は利用されないこととなる。ここでは左眼映像130から奇数ライン、右眼映像132から偶数ラインを抽出したが、当然、左眼映像130から偶数ライン、右眼映像132から奇数ラインを抽出してもよい。
ただし、立体映像データ134の各眼映像の水平解像度は、立体表示データ142の1/2となっているため、立体映像データ134から立体表示データ142を生成する際、その水平解像度を2倍に拡大しなければならない。かかる水平解像度拡大に伴う新たな画素の生成は、線形補間やその他のフィルタリングを用いることが可能である。かかる水平解像度の倍率は立体映像データ134の各眼映像と立体表示データ142との水平方向の画素数の比率に応じて適宜調整される。
また、図18(a)に示すように、映像取得部150がトップアンドボトム方式の立体映像データ140を取得した場合、ラインシーケンシャル部314は、左眼映像136の全ラインの映像L1、L2、L3、L4、L5、L6と、右眼映像138の全ラインの映像R1、R2、R3、R4、R5、R6をそれぞれラインの左端を揃えて交互に並べ直す。従って、図18(a)における左眼映像136の1ライン目の映像L1が図18(b)における立体表示データ142の1ライン目の映像L1に、図18(a)における右眼映像138の1ライン目の映像R1が図18(b)における立体表示データ142の2ライン目の映像R1に、拡大処理や縮小処理を実行することなく移される。このようにトップアンドボトム方式では利用されないラインや水平解像度の拡大が無いので、情報の欠落も少なくなる。
映像出力部164は、ラインシーケンシャル部314でラインシーケンシャル処理された立体表示データ142をディスプレイ110または他の外部接続機器に出力する。
上述した立体映像表示装置300では、立体映像データの左眼映像と右眼映像との水平視差ベクトルを求め、その水平視差ベクトルに基づいて情報重畳データと制御信号とを生成し、立体映像データの左眼映像および右眼映像にそれぞれ情報重畳データを重畳した後に、立体映像データごとラインシーケンシャル処理を行う。かかる構成により、立体視を考慮していない情報映像データにも両眼視差を付与でき、観察者に対して情報映像データを立体的に知覚させることが可能となる。このように、立体映像データ同様、情報映像データも正しく結像させることで、眼にかかる負担を軽減し、より自然な立体映像表示を実現することが可能となる。
(立体映像表示方法)
次に、上述した立体映像表示装置300を用いて、両眼視差による立体映像を表示する立体映像表示方法を具体的に説明する。
図19は、立体映像表示方法の全体的な流れを示したフローチャートである。立体映像表示装置300の映像取得部150が立体映像データ134、140を取得すると(S400)、映像処理部152がRGB処理(γ補正や色補正)、エンハンス処理、ノイズ低減処理などの映像信号処理を行う(S402)。
上述した処理に続いて、または並行して、情報映像データ記憶部310は、立体映像データ134、140または立体表示データ142の操作表示に関する情報を示す情報映像データ180を生成する(S404)。水平視差ベクトル導出部158が、左眼映像と右眼映像との水平視差ベクトルを導出し(S406)、情報映像データ記憶部310が、導出された水平視差ベクトルに基づいて、情報映像データ180を左眼映像および右眼映像に対応させた情報重畳データ184と、制御信号182とを生成し(S408)、映像重畳部162は、生成された制御信号182に従って情報重畳データ184を立体映像データ134、140に重畳する(S410)。
ラインシーケンシャル部154は、情報重畳データ184が重畳された立体映像データ134、140の左眼映像および右眼映像の水平ラインを交互に並置して、ディスプレイ110に表示するための立体表示データ142を生成し(S412)、映像出力部164が立体表示データ142を出力する(S414)。こうした一連の処理は、立体映像データ134、140が無くなるまで繰り返され、観察者は、適切な結像位置に情報映像データ180が表示された立体映像を見ることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、本明細書の立体映像表示方法の各工程は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいはサブルーチンによる処理を含んでもよい。
本発明は、両眼視差による立体映像をディスプレイに表示することが可能な立体映像表示装置および立体映像表示方法に利用することができる。
100、300 …立体映像表示装置
110 …ディスプレイ
130、136 …左眼映像
132、138 …右眼映像
134、140 …立体映像データ
146 …ブロック
150 …映像取得部
152 …映像処理部
154、314 …ラインシーケンシャル部
156、310 …情報映像データ記憶部
158 …水平視差ベクトル導出部
160 …情報映像調整部
162、312 …映像重畳部
164 …映像出力部
180 …情報映像データ
182 …制御信号
184 …情報重畳データ

Claims (7)

  1. 両眼視差による立体視を実現するための左眼映像および右眼映像が分割形成された立体映像データを取得する映像取得部と、
    前記立体映像データにおける左眼映像および右眼映像の水平ラインを交互に並置して、ディスプレイに表示するための立体表示データを生成するラインシーケンシャル部と、
    前記左眼映像と前記右眼映像との水平視差ベクトルを導出する水平視差ベクトル導出部と、
    前記導出された水平視差ベクトルに基づいて、前記立体映像データまたは前記ディスプレイに表示する立体表示データの操作表示に関する情報を示す情報映像データの各水平ラインの水平方向の位置を調整し制御信号を生成する情報映像調整部と、
    前記制御信号に従って前記立体表示データに前記情報映像データを重畳する映像重畳部と、
    前記情報映像データが重畳された立体表示データを出力する映像出力部と、
    を備えることを特徴とする立体映像表示装置。
  2. 両眼視差による立体視を実現するための左眼映像および右眼映像が分割形成された立体映像データを取得する映像取得部と、
    前記左眼映像と前記右眼映像との水平視差ベクトルを導出する水平視差ベクトル導出部と、
    前記導出された水平視差ベクトルに基づいて、前記立体映像データまたはディスプレイに表示する立体表示データの操作表示に関する情報を示す情報映像データを左眼映像および右眼映像に対応させた情報重畳データと制御信号とを生成する情報映像データ記憶部と、
    前記制御信号に従って前記情報重畳データを前記立体映像データに重畳する映像重畳部と、
    前記情報重畳データが重畳された立体映像データの左眼映像および右眼映像の水平ラインを交互に並置して、ディスプレイに表示するための立体表示データを生成するラインシーケンシャル部と、
    前記重畳された立体表示データを出力する映像出力部と、
    を備えることを特徴とする立体映像表示装置。
  3. 前記映像重畳部は、前記ラインシーケンシャル部において用いられない左眼映像または右眼映像の水平ラインには前記情報重畳データを重畳しないことを特徴とする請求項2に記載の立体映像表示装置。
  4. 前記水平視差ベクトル導出部は、前記左眼映像と前記右眼映像とを所定サイズのブロックに分割し、対応するブロック同士を水平方向に相対的にシフトして、前記対応するブロック同士の評価値の差分が最小となるシフト量とシフト方向とを水平視差ベクトルとすることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の立体映像表示装置。
  5. 前記水平視差ベクトル導出部は、前記分割されたブロック毎にシフト量とシフト方向とが異なる場合、その平均値、最小値または最大値を水平視差ベクトルとすることを特徴とする請求項4に記載の立体映像表示装置。
  6. 両眼視差による立体視を実現するための左眼映像および右眼映像が分割形成された立体映像データを取得し、
    前記立体映像データにおける左眼映像および右眼映像の水平ラインを交互に並置して、ディスプレイに表示するための立体表示データを生成し、
    前記左眼映像と前記右眼映像との水平視差ベクトルを導出し、
    前記導出された水平視差ベクトルに基づいて、前記立体映像データまたは前記ディスプレイに表示する立体表示データの操作表示に関する情報を示す情報映像データの各水平ラインの水平方向の位置を調整し制御信号を生成し、
    前記制御信号に従って前記立体表示データに前記情報映像データを重畳し、
    前記情報映像データが重畳された立体表示データを出力することを特徴とする立体映像表示方法。
  7. 両眼視差による立体視を実現するための左眼映像および右眼映像が分割形成された立体映像データを取得し、
    前記左眼映像と前記右眼映像との水平視差ベクトルを導出し、
    前記導出された水平視差ベクトルに基づいて、前記立体映像データまたはディスプレイに表示する立体表示データの操作表示に関する情報を示す情報映像データを左眼映像および右眼映像に対応させた情報重畳データと制御信号とを生成し、
    前記制御信号に従って前記情報重畳データを前記立体映像データに重畳し、
    前記情報重畳データが重畳された立体映像データの左眼映像および右眼映像の水平ラインを交互に並置して、ディスプレイに表示するための立体表示データを生成し、
    前記重畳された立体表示データを出力することを特徴とする立体映像表示方法。
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