JP2003014125A - 溶液を有する処理装置の開口部シール構造 - Google Patents

溶液を有する処理装置の開口部シール構造

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JP2003014125A
JP2003014125A JP2001198429A JP2001198429A JP2003014125A JP 2003014125 A JP2003014125 A JP 2003014125A JP 2001198429 A JP2001198429 A JP 2001198429A JP 2001198429 A JP2001198429 A JP 2001198429A JP 2003014125 A JP2003014125 A JP 2003014125A
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opening
elastic
annular groove
opening part
sealing material
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JP2001198429A
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Hideo Sato
英雄 佐藤
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Jtekt Column Systems Corp
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Fuji Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント基板のエッチング装置の如く、外周
が装置本体で液密に囲まれ、その内部で溶液が噴射また
は滞留する装置であって、開口部を有し、その開口部が
弾性シール材を介して閉塞板4で開閉自在に閉塞される
開口部シール構造において、閉塞板4の周縁部と開口部
2との間に隙間が生じても、その隙間に充分追随して、
隙間を確実に塞ぐことができる構造の提供。 【解決手段】 装置本体1の開口部2の口縁部または閉
塞板4の周縁部の何れか一方に環状溝5を設ける。そし
て環状溝5に弾性シール材3を嵌着する。この弾性シー
ル材3は中空で環状に形成されると共に、その中空内に
圧力流体を供給する加圧手段6が連通される。そして加
圧手段6による弾性シール材3の加圧で、弾性シール材
3を膨張して開口部2を液密に閉塞する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント基板のエッ
チング装置等の如く、外周が装置本体で液密に囲まれ、
その内部で液体が噴射または滞留する処理装置の開口部
シール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一例としてプリント基板のエッチング装
置は、その装置本体がステンレス鋼板や樹脂板等の耐蝕
性板材で主要部が形成され、内部に搬送ラインが設けら
れ、その搬送ラインに沿って基板搬送用ローラコンベア
やエッチング用のエッチング液噴射ノズルが多数並列さ
れている。その装置本体の側面及び上面には点検口が設
けられ、そこに点検窓ととしての透明な樹脂板や蓋がシ
ール材を介して開閉自在に取付けられている。このシー
ル材は、開口部に設けた溝内に環状の弾性パッキンを嵌
着し、窓や蓋等の閉塞板を締結具で締結固定していた。
このシール材としては、主としてゴム材が使用され、そ
のゴム材は中実のものや中空のものが用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】装置本体の開口部及び
閉塞板は、経年変化や噴射液の温度その他により、膨張
・収縮する。そして開口部と閉塞板との隙間は各部分に
おいて変化する。そのため、弾性シール材はその変化に
追随する必要があるが、シール部の隙間はその長手方向
に沿って波状に変化することがあり、その際には通常の
弾性シール材のみではその変化に追随できない場合が考
えられる。また、追随できる変形量を予め余計にとって
おくと、シール材の変形量が大きくなり、シール材の劣
化がより早く生じるおそれがある。そこで本発明は、係
る問題点を解決した開口部のシール構造を提供すること
を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、外周が装置本体(1) で液密に囲まれ、その内部で溶
液が噴射または滞留する処理装置であって、その装置本
体(1) に設けられた開口部(2) が、シール材を介して閉
塞板(4) で開閉自在に閉塞された開口部シール構造にお
いて、その装置本体(1) の開口部(2) の口縁部または、
閉塞板(4) の周縁部の何れか一方に設けられた環状溝
(5) と、その環状溝(5) に嵌着され、弾性材よりなり中
空で環状の弾性シール材(3) と、前記装置本体(1) の外
面側からその弾性シール材(3) の中空内に連通されて、
その弾性シール材(3) の内部に圧力流体を供給して加圧
する加圧手段(6) と、を具備し、前記加圧手段(6) によ
る弾性シール材(3) の加圧で、その弾性シール材(3) が
膨張して対向面に圧接されて、開口部(2) が液密に閉塞
されることを特徴とする溶液を有する処理装置の開口部
シール構造である。
【0005】請求項2に記載の本発明は、請求項1にお
いて、前記環状溝(5) に弾性シール材(3) が嵌着され
て、非加圧状態のときその弾性シール材(3) の露出面が
環状溝(5) の縁に略等しいか、縁より突出しないように
位置し、加圧状態のときその弾性シール材(3) の露出面
が環状溝(5) の縁から突出するように構成された溶液を
有する処理装置の開口部シール構造である。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の実
施の形態につき説明する。図1は本発明の実施の形態を
示す要部縦断面図であり、図2はその平面図、図3は図
1における環状溝5及び弾性シール材3の拡大図であっ
て非加圧状態を示し、図4は弾性シール材3の加圧状態
を示す。また、図5は本シール構造を有する装置本体1
の一例を示す要部正面図である。装置本体1は一例とし
て図5に示す如く、プリント基板のエッチング装置であ
って、内部にローラコンベアからなる搬送路11か設けら
れる。その搬送路11によって基板12が搬送される。搬送
路11の上下には、互いに離間して多数の噴射ノズル10が
基板12の上面及び下面に対向して配置されている。開口
部2の側面及び上面には、夫々閉塞板4が設けられてい
る。
【0007】この例では、閉塞板4は透明なアクリル板
等からなるものであり、シール材を介して装置本体1の
開口部にそれらが締結固定されている。即ち、開口部2
は図1及び図2に示す如く矩形に形成され、その開口縁
部に環状溝5が設けられている。そしてその環状溝5に
内部が中空で環状の弾性シール材3が嵌着する。その弾
性シール材3には連結チューブ7の一端が内部に連通
し、その他端がコネクタ8に接続される。コネクタ8は
装置本体1に接着性シール剤13を介して固定され、その
コネクタ8の外面側から連結チューブ7を介して加圧タ
ンクおよびコンプレッサ等の空気圧源からなる加圧手段
6が連通する。なお、加圧手段6と連結チューブ7との
間には開閉弁16が設けられている。さらに、環状溝5に
沿って定間隔に多数の締結ボルト9が接着性シール剤13
を介して装置本体1に固定されている。そしてその締結
ボルト9に整合するように、閉塞板4には定間隔に多数
のボルト孔が穿設され、ナットを介し、この締結ボルト
9に閉塞板4が締結固定される。
【0008】なお、締結ボルト9の代わりに適宜な他の
締結手段を使用することもできる。さらには、環状溝5
に沿って閉塞板4を挿脱自在に挿入できる図示しないス
ライド溝を設け、そのスライド溝に閉塞板4を挿入して
もよい。このようにして閉塞板4が開口部2を閉塞した
状態で開閉弁16を開放し、加圧手段6及び連結チューブ
7を介して弾性シール材3の内部に加圧空気を供給す
る。すると、図4の如く弾性シール材3が三次元的に膨
張し、弾性シール材3は環状溝5に密着すると共に、そ
の露出側端面は図1の如く閉塞板4に密着し、液密性が
確保される。なお、閉塞板4を開放する場合には開閉弁
16を閉塞すると共に、弾性シール材3の内部の空気を開
放する。すると、図3の如く弾性シール材3の露出端は
環状溝5の縁部と同一高さになり、締結ボルト9からナ
ットを容易に取り外して閉塞板4を開放することができ
る。
【0009】
【発明の作用・効果】請求項1に記載の本発明は、環状
溝5に嵌着された中空で環状の弾性シール材3の内部に
加圧手段6により圧力流体を供給してその弾性シール材
3を膨張し、開口部2が液密に閉塞されるものであるか
ら、開口部2と閉塞板4との間の各種変形に追随し、そ
の隙間を気密或いは液密に閉塞することが可能となる。
しかも、弾性シール材3が三次元に膨張するため、弾性
シール材3と環状溝5との間及び弾性シール材3と対向
面との間が隈なく液密に形成される。また、弾性シール
材3は環状溝5に嵌着するように構成されたから、加圧
手段6によって過度に加圧しても、弾性シール材3は環
状溝5及び対向面によって囲まれているため過度に膨張
することがなく、それによる弾性シール材3の劣化を起
こすおそれがない。
【0010】請求項2に記載の本発明によれば、環状溝
5に弾性シール材3が嵌着されて、その弾性シール材3
の内部に加圧流体が存在しない状態では、弾性シール材
3の露出面が環状溝5の縁以下に形成されたため、その
非加圧状態における閉塞板4の開口部2への取付け及び
離脱が容易であり且つ、加圧状態では両者間の液密性が
確実に確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶液を有する処理装置の開口部シール
構造の要部縦断面図。
【図2】同シール構造の平面図。
【図3】図1における環状溝5及び弾性シール材3の非
加圧状態の拡大図。
【図4】図1における環状溝5及び弾性シール材3の加
圧状態の拡大図。
【図5】本発明のシール構造を有する装置本体1の一例
を示す要部正面図。
【符号の説明】
1 装置本体 2 開口部 3 弾性シール材 4 閉塞板 5 環状溝 6 加圧手段 7 連結チューブ 8 コネクタ 9 締結ボルト 10 噴射ノズル 11 搬送路 12 基板 13 接着性シール剤 16 開閉弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周が装置本体(1) で液密に囲まれ、そ
    の内部で溶液が噴射または滞留する処理装置であって、 その装置本体(1) に設けられた開口部(2) が、シール材
    を介して閉塞板(4) で開閉自在に閉塞された開口部シー
    ル構造において、 その装置本体(1) の開口部(2) の口縁部または、閉塞板
    (4) の周縁部の何れか一方に設けられた環状溝(5) と、 その環状溝(5) に嵌着され、弾性材よりなり中空で環状
    の弾性シール材(3) と、 前記装置本体(1) の外面側からその弾性シール材(3) の
    中空内に連通されて、その弾性シール材(3) の内部に圧
    力流体を供給して加圧する加圧手段(6) と、 を具備し、 前記加圧手段(6) による弾性シール材(3) の加圧で、そ
    の弾性シール材(3) が膨張して対向面に圧接されて、開
    口部(2) が液密に閉塞されることを特徴とする溶液を有
    する処理装置の開口部シール構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記環状溝(5) に弾性シール材(3) が嵌着されて、非加
    圧状態のときその弾性シール材(3) の露出面が環状溝
    (5) の縁に略等しいか、縁より突出しないように位置
    し、加圧状態のときその弾性シール材(3) の露出面が環
    状溝(5) の縁から突出するように構成された溶液を有す
    る処理装置の開口部シール構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103172256A (zh) * 2011-12-20 2013-06-26 Ap***股份有限公司 退火装置
JP2015015422A (ja) * 2013-07-08 2015-01-22 三菱電機株式会社 防水型電源装置用ケース及び防水型電源装置

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