JP2003013852A - リニア圧縮機 - Google Patents

リニア圧縮機

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JP2003013852A
JP2003013852A JP2001200336A JP2001200336A JP2003013852A JP 2003013852 A JP2003013852 A JP 2003013852A JP 2001200336 A JP2001200336 A JP 2001200336A JP 2001200336 A JP2001200336 A JP 2001200336A JP 2003013852 A JP2003013852 A JP 2003013852A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リニア圧縮機において、吸込通路または吐出通
路を構成する部材に加わる繰り返し応力の低減および圧
縮機本体から密閉容器へ伝わる振動の低減を図り、信頼
性を高くし、また据付姿勢の自由度を高くする。 【解決手段】圧縮機本体4をピストン9の往復動方向の
両側から弾性的に支持する防振ばね13A,13Bを備
え、吸込通路1または吐出通路2を構成する部材1A,
2Aの少なくとも一方を、その吸込通路1または吐出通
路2が圧縮機構部5の吸込側または吐出側の通路に連通
するように、圧縮機本体4にピストン9の往復動方向に
摺動可能に結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニア圧縮機に係
り、特に空気調和機、冷蔵庫、冷凍機、冷却装置等に用
いるリニア圧縮機に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来の振動型圧縮機としては、特開昭5
9−192873号公報に示されているように、蓄圧器
容器内に圧縮機本体を上下両側から支持スプリングによ
って支持し、圧縮機本体にはシリンダ内に挿入されて軸
方向に振動するピストンを設け、コイル状に形成されて
圧縮機本体と蓄圧器容器とに固着された吸入管および吐
出管を設けたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
振動型圧縮機では、吸入管および吐出管の両側が圧縮機
本体と蓄圧器容器とに直接固着されているため、圧縮機
本体の振動が蓄圧器容器に吸込管および吐出管を通して
大きく伝わり、騒音および蓄圧器容器の振動が発生する
おそれがあると共に、圧縮機本体の振動により吸込管お
よび吐出管に大きな繰り返し応力がかかり、疲労破壊を
起こすおそれがある。そこで、蓄圧器容器へ伝わる振動
の低減および繰り返し応力の低減を図るために、吸込管
および吐出管を大きなコイル状で多数回に巻設すること
が考えられるが、吸込管および吐出管の収納スペースが
大きく必要となり、圧縮機の大型化や原価高を招くとい
う課題が発生する。また、蓄圧器容器へ伝わる振動の低
減および繰り返し応力の低減を図るために、吸込管およ
び吐出管を細径化することが考えられるが、吸込ガスお
よび吐出ガスの流通抵抗の増大を招き、性能を低下させ
るという課題が発生する。
【0004】また、従来の振動型圧縮機では、蓄圧器容
器内に圧縮機本体を上下両側から支持スプリングによっ
て支持しているのみであるため、据付姿勢は縦型に限定
される。すなわち、この振動型圧縮機を例えば横型で使
用すれば、圧縮機本体の自重により圧縮機本体の位置が
下方に変化し、支持スプリング、吸込管および吐出管に
下方への余分な応力がかかり、これらの機能を十分に果
たすことが難しくなってしまうものである。
【0005】本発明の第1の目的は、圧縮機本体から密
閉容器への吸込通路または吐出通路を構成する部材に加
わる繰り返し応力の低減および圧縮機本体から密閉容器
へ伝わる振動の低減を図り、信頼性の高いリニア圧縮機
を提供することにある。
【0006】本発明の第2の目的は、圧縮機本体から密
閉容器への吸込通路または吐出通路を構成する部材に加
わる繰り返し応力の低減および圧縮機本体から密閉容器
へ伝わる振動の低減を図り、高い信頼性を維持しつつ、
圧縮機の据付姿勢の自由度が高いリニア圧縮機を提供す
ることにある。
【0007】本発明の第3の目的は、圧縮機本体から密
閉容器への吸込通路または吐出通路を構成する部材に加
わる繰り返し応力の低減および圧縮機本体から密閉容器
へ伝わる振動の低減を図り、小型で、高い信頼性を維持
しつつ、圧縮機の据付姿勢の自由度が高いリニア圧縮機
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るための本発明の第1の特徴は、圧縮機構部およびリニ
アモータ部を備えた圧縮機本体を密閉容器内に支持装置
を介して収納したリニア圧縮機において、前記密閉容器
は、外部からガスを吸込むための吸込通路と、外部へガ
スを吐出するための吐出通路とを有し、前記圧縮機構部
は、シリンダ室を有するシリンダと、前記シリンダ室内
を往復動するピストンとを備え、前記リニアモータ部は
固定子と前記ピストンを連結して往復動する可動子とを
備え、前記支持装置は前記圧縮機本体を前記ピストンの
往復動方向の両側から弾性的に支持する防振ばねを備
え、前記吸込通路および前記吐出通路を構成する部材の
少なくとも一方の部材は、その吸込通路または前記吐出
通路を前記圧縮機構部の吸込側または吐出側の通路に連
通するように、前記圧縮機本体に前記ピストンの往復動
方向に摺動可能に結合したことにある。
【0009】上記第2の目的を達成するための本発明の
第2の特徴は、圧縮機構部およびリニアモータ部を備え
た圧縮機本体を密閉容器内に支持装置を介して収納した
リニア圧縮機において、前記密閉容器は、外部からガス
を吸込むための吸込通路と、外部へガスを吐出するため
の吐出通路とを有し、前記圧縮機構部は、シリンダ室を
有するシリンダと、前記シリンダ室内を往復動するピス
トンとを備え、前記リニアモータ部は固定子と前記ピス
トンを連結して往復動する可動子とを備え、前記支持装
置は、前記圧縮機本体側の支持部と前記密閉容器側の支
持部とを前記ピストンの往復動方向に摺動可能に結合し
た支持機構と、前記圧縮機本体を前記ピストンの往復動
方向の両側から弾性的に支持する防振ばねとを備え、前
記吸込通路および前記吐出通路を構成する部材の少なく
とも一方の部材は、その吸込通路または吐出通路を前記
圧縮機構部の吸込側または吐出側の通路に連通するよう
に、前記圧縮機本体に前記ピストンの往復動方向に摺動
可能に結合したことにある。
【0010】上記第3の目的を達成するための本発明の
第3の特徴は、圧縮機構部およびリニアモータ部を備え
た圧縮機本体を密閉容器内に支持装置を介して収納した
リニア圧縮機において、前記密閉容器は、外部からガス
を吸込むための吸込通路と、外部へガスを吐出するため
の吐出通路とを有し、前記圧縮機構部は、シリンダ室を
有するシリンダと、前記シリンダ室内を往復動すると共
に前記シリンダ室への吸込穴を有するピストンとを備
え、前記リニアモータ部は固定子と前記ピストンを連結
して往復動する可動子とを備え、前記支持装置は、前記
圧縮機本体側の支持部と前記密閉容器側の支持部材とを
前記ピストンの往復動方向に摺動可能に結合した支持機
構と、前記圧縮機本体を前記ピストンの往復動方向の両
側から弾性的に支持する防振ばねとを備え、前記支持部
材は、前記吸込通路および前記吐出通路を形成し、その
吸込通路および吐出通路が前記圧縮機構部の吸込側また
は吐出側の通路に連通するように設けたことにある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図を用
いて説明する。図1は本発明の一実施例のリニア圧縮機
を縦置きにした状態の縦断面図、図2は同圧縮機を横置
きにした状態の縦断面図、図3は図1のA−A矢視断面
図である。
【0012】密閉容器3は、両端を開口した円筒状の円
筒部3Aと、この円筒部3Aの両端開口を密閉するよう
に円筒部3Aに溶着された蓋部3B、3Cとよりなって
いる。この蓋部3B、3Cは、円板状部とフランジ部と
からなっており、このフランジ部が円筒部3A内に軸方
向に嵌入されて溶着されている。
【0013】鉄製の支持部材1A、2Aは、中心部に吸
込通路1、吐出通路2を有し、パイプ部1A1,2A1
とフランジ部1A2,2A2と容器貫通部1A3,2A
3とから構成され、密閉容器3に固着されている。この
フランジ部1A2、2A2は蓋部3B,3Cの内面に当
接されている。パイプ部1A1,2A1はフランジ部1
A2,2A2の中央から密閉容器3の内側中心方向に円
筒部3Aと同軸に突出されている。そして、このパイプ
部1A1は、吸込通路1が密閉容器3内の空間に連通し
て開口するように先端部が形成されている。また、パイ
プ部1A2は吐出通路2が吐出サイレンサに連通して開
口するように先端部が形成されている。容器貫通部1A
3,2A3は、フランジ部1A2,2A2の中央から蓋
部3B,3Cの中央を貫通して外部へ突出して延びると
共に、その外周を蓋部3B,3Cに気密を有するように
溶接して固着されている。そして、支持部材1Aには吸
込パイプ18が吸込通路1に連通するように接続され、
支持部材2Aには吐出パイプ19が吐出通路2に連通す
るように接続されている。なお、この圧縮機を冷凍サイ
クルに適用する場合には、吸込パイプ18は冷却器に接
続され、吐出パイプ19は凝縮器に接続される。
【0014】密閉容器3内には圧縮機本体4が支持装置
を介して収納されている。この圧縮機本体4は、密閉容
器3内に吸込んだガスを圧縮する圧縮機構部5、この圧
縮機構部5を駆動するリニアモータ部6、このリニアモ
ータ部6の可動子6Bを可動するためのばね7A、7
B、このばね7Bを支持する鉄製のばね押え部材15等
から構成されている。ばね押え部材15は、その中央部
に貫通穴15aを円筒部3Aと同軸に形成しており、こ
の貫通穴15a内に支持部材1Aのパイプ部1A1を挿
入し、このパイプ部1A1に対して摺動可能となってい
る。このばね押え部材15および支持部材1Aは圧縮機
本体4の支持装置の一部を構成する。
【0015】圧縮機構部5は、中央に円筒状のシリンダ
室を円筒部3Aと同軸に有するシリンダ8、このシリン
ダ室内で摺動可能な端部を有すると共に中央に貫通して
設けられた吸込穴9aを有するピストン9、このピスト
ン9のシリンダ室側端面に吸込穴9aを開閉するように
設けられた吸込弁10、シリンダ8のシリンダ室の吐出
側を開閉するように設けられた吐出弁11、シリンダ8
の吐出弁側にボルト22により固定されたヘッド16お
よびヘッドカバー17等から構成されている。圧縮室1
2は、吸込弁10と吐出弁11との間に位置するシリン
ダ室により形成される。シリンダ8の吐出側端面に、ヘ
ッド16およびヘッドカバー17で囲まれた空間により
吐出サイレンサが形成される。ヘッドカバー17は、そ
の中央部に貫通穴17aを円筒部3Aと同軸に形成して
おり、この貫通穴17a内にシール部材14を配置する
と共に、その抜け止め用のスリーブ31を圧入してい
る。このスリーブ31は円筒部3Aと同軸に中央穴を形
成している。そして、ヘッドカバー17は、上述した支
持部材2Aのパイプ部2A1を貫通穴17a内に挿入
し、シール部材14でシールすると共に、パイプ部2A
1に対してスリーブ31を介して摺動可能になってい
る。このスリーブ31、ヘッドカバー17および支持部
材2Aは、圧縮機本体4の支持装置の一部を構成する。
【0016】リニアモータ部6は、固定子6Aと可動子
6Bから成り、固定子6Aのコイル6Cに交番電圧を印
加することにより、外周に磁石6Dを有する可動子6B
に往復動の駆動力が発生する。固定子6Aは、円筒状に
形成され、その両端部にシリンダ8およびばね押え部材
15がボルト20、21により固定されている。可動子
6Bの中央部にはピストン9が圧入等により固定されて
いる。また、可動子6Bは、シリンダ8に支持されたば
ね7Aとばね押え部材15に支持されたばね7Bとによ
り軸方向両側から押圧されている。これにより、可動子
6Bとピストン9の質量と、ばね7A、7Bとの振動系
にリニアモータ部6の駆動力が作用し、シリンダ8の中
をピストン9が往復運動する。この往復運動により圧縮
室12の体積が変化し、吸込通路1を通して吸込まれた
ガスは、吸込弁10を通して圧縮室12に入り、圧縮室
12で圧縮され、吐出弁11を通して吐出サイレンサ内
に吐出され、さらに吐出通路2を通して吐出される。そ
して、圧縮機本体4のリニアモータ部6側において、ば
ね押え部材15と蓋部3Cとの間に防振ばね13Bがあ
る程度圧縮された状態で介在されている。また、圧縮機
本体4の圧縮機構部5側において、ヘッドカバー17と
蓋部3Bとの間に防振ばね13Aがある程度圧縮された
状態で介在されている。
【0017】本実施例においては、吸込通路1を構成す
る部材である支持部材1Aは、その吸込通路1を圧縮機
構部5の吸込側に連通される貫通穴15aに連通するよ
うに、圧縮機本体4にピストン9の往復動方向に摺動可
能に結合している。また、吐出通路2を構成する部材で
ある支持部材2Aは、その吐出通路2を圧縮機構部5の
吐出側の通路である吐出サイレンサに密閉状態を維持し
て連通するように、圧縮機本体4にピストン9の往復動
方向に摺動可能に結合している。この構成によって、吸
込通路1および吐出通路2を圧縮機本体4の吸込側およ
び吐出側に連通する機能は維持しつつ、圧縮機本体4で
発生する振動は、支持部材1A、2Aが圧縮機本体4に
対して摺動することにより吸収され、密閉容器3に伝達
される振動の大きさが低減されると共に、支持部材1
A,2Aに加わる繰返し応力が低減される。これによ
り、圧縮機の騒音振動を低減することができると共に、
小型で信頼性の向上を図ることができる。
【0018】そして、吐出通路2と圧縮機構部5吐出側
の通路である吐出サイレンサとを連通するように構成さ
れた支持部材2Aと圧縮機本体4との摺動部にシール部
材14を設けているので、支持部材2Aと圧縮機本体4
との摺動部が圧縮機の運転により往復動しても確実に気
密を保持することができる。
【0019】また、本実施例においては、圧縮機本体5
側の支持部であるばね押え部材15およびスリーブ31
と密閉容器3側の支持部である支持部材1A,1Bとを
ピストン9の往復動方向に摺動可能に結合した支持機構
と、圧縮機本体4をピストン9の往復動方向の両側から
弾性的に支持する防振ばね13A,13Bとにより圧縮
機本体4の支持装置を構成しているので、圧縮機を縦置
き、横置き、斜め置きにしても、圧縮機本体4の自重に
よる防振ばね13A,13Bの変形方向がピストン9の
往復動方向に規制されると共に、縦置き以外の据付姿勢
における圧縮機本体4の自重を支持機構で負担する。こ
れにより、圧縮機を縦置き以外の据付姿勢にしても、防
振ばね13A,13Bに下方への余分な応力が加わらな
いので、防振ばね13A,13Bの機能を維持すること
ができる。したがって、信頼性を十分に維持してその置
き方の自由度が高いものとすることができる。
【0020】本実施例においては、吸込通路1とピスト
ン9と吐出通路2とは同一軸線上に配置されている。ま
た、吸込通路1および吐出通路2は単純な形状である直
線状に形成されている。従って、本実施例では、吸込通
路1や吐出通路9の省スペース化が図れ、圧縮機全体の
小型化が図れる。しかも、圧縮機の運転中におけるガス
の流れが吸込側から吐出側へ直線状となるため、流路損
失が少なくなり、圧縮機の効率向上も図れる。ただし、
本実施例では、ヘッド16、ヘッドカバー17に吐出サ
イレンサを設けて騒音の低減を図っており、この部分の
み直線状の流路ではないが、必要最小限の流路損失にす
ることができる。
【0021】また、本実施例においては、吸込通路1お
よび吐出通路2は圧縮機本体4を密閉容器3内に軸方向
可動に支持する支持部材1A、2Aに設けており、防振
ばね13A、13Bは圧縮機本体4から密閉容器3へ伝
わる振動を低減している。従って支持部材1A、2Aを
吸込通路1や吐出通路2と別に設けるよりも構造が簡単
で小型化を図れる。
【0022】また、本実施例においては、前記同一軸線
は圧縮機本体4の重心を通る軸線であり、また密閉容器
3および圧縮機本体4の中心軸である。圧縮機本体4の
重心を通ることで、どちら向きに横や斜めにしても、重
心と支持部材の軸心のずれによって密閉容器3内で圧縮
機本体4が回転することがなく、自由な姿勢が得られ
る。また密閉容器3の中心軸であれば、吸込通路1と吐
出通路2の位置合わせが簡単である。
【0023】なお、本実施例おいては、密閉容器3内が
吸込ガスの圧力であり、吐出通路2と圧縮機本体4の間
にシール部材14が設けられているが、密閉容器3内を
吐出ガスの圧力にし吸込通路1と圧縮機本体4の間にシ
ール部材14を設けるようにしてもよく、或いは、密閉
容器3内を吸込ガスと吐出ガスの中間の圧力とし、吐出
通路2と吸込通路1の両方において圧縮機本体4との間
にシール部材14を設けるようにしてもよい。
【0024】本発明のリニア圧縮機は、圧縮機の小型化
により、例えば、空気調和機に用いて、熱交換器を大き
くして性能向上を図ったり、冷蔵庫に用いて、庫内容積
を増加させることができる。また、近年高密度実装化が
進行している電子機器のコンパクトな冷却技術として用
いることができる。また、据付姿勢の自由度が高いの
で、この圧縮機を用いた製品の設計や据付の自由度が増
し、また、自動車、列車、飛行機等、移動により姿勢が
変化するものへの適用も容易である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、圧縮機本体から密閉容
器への吸込通路または吐出通路を構成する部材に加わる
繰り返し応力の低減および圧縮機本体から密閉容器へ伝
わる振動の低減を図り、信頼性の高いリニア圧縮機を得
ることができる。
【0026】また、本発明によれば、圧縮機本体から密
閉容器への吸込通路または吐出通路を構成する部材に加
わる繰り返し応力の低減および圧縮機本体から密閉容器
へ伝わる振動の低減を図り、高い信頼性を維持しつつ、
圧縮機の据付姿勢の自由度が高いリニア圧縮機を得るこ
とができる。
【0027】また、本発明によれば、圧縮機本体から密
閉容器への吸込通路または吐出通路を構成する部材に加
わる繰り返し応力の低減および圧縮機本体から密閉容器
へ伝わる振動の低減を図り、小型で、高い信頼性を維持
しつつ、圧縮機の据付姿勢の自由度が高いリニア圧縮機
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のリニア圧縮機を縦置きにし
た状態の縦断面図である。
【図2】同圧縮機を横置きにした状態の縦断面図であ
る。
【図3】図1のA−A矢視断面図である
【符号の説明】
1…吸込通路、2…吐出通路、1A、2A…支持部材、
3…密閉容器、3A…円筒部、3B、3C…蓋部、4…
圧縮機本体、5…圧縮機構部、6…リニアモータ部、6
A…固定子、6B…可動子、6C…コイル、6D…磁
石、7A、7B…ばね、8…シリンダ、9…ピストン、
9a…吸込穴、10…吸込弁、11…吐出弁、12…圧
縮室、13A、13B…防振ばね、14…シール部材、
15…ばね押え部材、16…ヘッド、17…ヘッドカバ
ー、18…吸込パイプ、19…吐出パイプ、20、2
1、22…ボルト、31…スリーブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H076 AA02 BB01 BB22 BB26 BB40 BB43 CC04 CC28 CC31 CC46 CC92 CC93

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機構部およびリニアモータ部を備えた
    圧縮機本体を密閉容器内に支持装置を介して収納したリ
    ニア圧縮機において、 前記密閉容器は、外部からガスを吸込むための吸込通路
    と、外部へガスを吐出するための吐出通路とを有し、 前記圧縮機構部は、シリンダ室を有するシリンダと、前
    記シリンダ室内を往復動するピストンとを備え、 前記リニアモータ部は固定子と前記ピストンを連結して
    往復動する可動子とを備え、 前記支持装置は前記圧縮機本体を前記ピストンの往復動
    方向の両側から弾性的に支持する防振ばねを備え、 前記吸込通路および前記吐出通路を構成する部材の少な
    くとも一方の部材は、その吸込通路または前記吐出通路
    を前記圧縮機構部の吸込側または吐出側の通路に連通す
    るように、前記圧縮機本体に前記ピストンの往復動方向
    に摺動可能に結合したことを特徴とするリニア圧縮機。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記吸込通路または前
    記吐出通路と前記圧縮機構部の吸込側または吐出側の通
    路とを連通するように構成された前記部材と前記圧縮機
    本体との摺動部にシール部材を設けたことを特徴とする
    リニア圧縮機。
  3. 【請求項3】圧縮機構部およびリニアモータ部を備えた
    圧縮機本体を密閉容器内に支持装置を介して収納したリ
    ニア圧縮機において、 前記密閉容器は、外部からガスを吸込むための吸込通路
    と、外部へガスを吐出するための吐出通路とを有し、 前記圧縮機構部は、シリンダ室を有するシリンダと、前
    記シリンダ室内を往復動するピストンとを備え、 前記リニアモータ部は固定子と前記ピストンを連結して
    往復動する可動子とを備え、 前記支持装置は、前記圧縮機本体側の支持部と前記密閉
    容器側の支持部とを前記ピストンの往復動方向に摺動可
    能に結合した支持機構と、前記圧縮機本体を前記ピスト
    ンの往復動方向の両側から弾性的に支持する防振ばねと
    を備え、 前記吸込通路および前記吐出通路を構成する部材の少な
    くとも一方の部材は、その吸込通路または吐出通路を前
    記圧縮機構部の吸込側または吐出側の通路に連通するよ
    うに、前記圧縮機本体に前記ピストンの往復動方向に摺
    動可能に結合したことを特徴とするリニア圧縮機。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記圧縮機本体の重心
    を通るように前記ピストンの往復動の軸心を位置させた
    ことを特徴とするリニア圧縮機。
  5. 【請求項5】圧縮機構部およびリニアモータ部を備えた
    圧縮機本体を密閉容器内に支持装置を介して収納したリ
    ニア圧縮機において、 前記密閉容器は、外部からガスを吸込むための吸込通路
    と、外部へガスを吐出するための吐出通路とを有し、 前記圧縮機構部は、シリンダ室を有するシリンダと、前
    記シリンダ室内を往復動すると共に前記シリンダ室への
    吸込穴を有するピストンとを備え、 前記リニアモータ部は固定子と前記ピストンを連結して
    往復動する可動子とを備え、 前記支持装置は、前記圧縮機本体側の支持部と前記密閉
    容器側の支持部材とを前記ピストンの往復動方向に摺動
    可能に結合した支持機構と、前記圧縮機本体を前記ピス
    トンの往復動方向の両側から弾性的に支持する防振ばね
    とを備え、 前記支持部材は、前記吸込通路および前記吐出通路を形
    成し、その吸込通路および吐出通路が前記圧縮機構部の
    吸込側または吐出側の通路に連通するように設けたこと
    を特徴とするリニア圧縮機。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記支持部材の吸込通
    路、前記ピストンの吸込穴および前記支持部材の吐出通
    路を同一軸線上に設けたことを特徴とするリニア圧縮
    機。
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