JP2003012158A - 物流貨物の搬出予約管理システム - Google Patents

物流貨物の搬出予約管理システム

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JP2003012158A
JP2003012158A JP2001194687A JP2001194687A JP2003012158A JP 2003012158 A JP2003012158 A JP 2003012158A JP 2001194687 A JP2001194687 A JP 2001194687A JP 2001194687 A JP2001194687 A JP 2001194687A JP 2003012158 A JP2003012158 A JP 2003012158A
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Shigeru Matsuzaka
茂 松坂
Naoya Noguchi
直也 野口
Tadayuki Yamamoto
忠幸 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬出車両に自車位置を検知し搬出管理装置に
通知する機能を有する車載器などを搭載することなく、
搬出当日の急な予定変更に対し、事前に予約された搬出
時刻直前までの間に、時間や場所を選ばずに必要に応じ
て随時、予約済みの搬出時刻の修正や取消を行うことが
でき、集荷場の前での搬出車両の待ち時間を短縮し得、
搬出作業効率の向上を図り得る物流貨物の搬出予約管理
システムを提供する。 【解決手段】 搬出時刻に関するデータとユーザ認証に
関するデータとを処理することにより、コンテナ貨物タ
ーミナル1からのコンテナ2の搬出を予約管理する搬出
管理サーバ3と、ユーザ認証に関するデータを入力し通
信手段T1を介して搬出管理サーバ3にアクセスし、搬
出の予約・取消・照会・修正に関するデータを入力し、
搬出管理サーバ3からの処理結果を表示可能な搬出予約
端末4とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、港湾のコンテナ貨
物ターミナルにおけるコンテナ貨物などの物流貨物の搬
出予約管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、港湾のコンテナ貨物ターミナル
におけるコンテナ貨物などの物流貨物の搬出予約管理
は、以下に示すような手順で行われている。
【0003】即ち、先ず、物流貨物を搬出する運送業者
が、搬出車両のコンテナ貨物ターミナルへの到着予定時
刻を電話やFAXなどの手段によって搬出日の前日まで
に、コンテナ貨物ターミナルの管理事務所(搬出管理
者)に連絡して予約し、前記搬出管理者は、前日までの
搬出予約状況に応じて当日の作業スケジュールを策定
し、コンテナ貨物ターミナルではその作業スケジュール
に従って、搬出車両の予約時刻に合わせて、該当する物
流貨物をコンテナヤードから取り出し、搬出場所に予め
置いておく作業を行うようになっている。
【0004】又、特開2000−348296号公報に
は、搬送車両の位置をGPS(Global Posi
tioning System)などによって検知し、
通信回線によって搬出管理装置に通知し、搬出管理装置
では搬出車両の位置情報をもとに搬出場所への到着時刻
を予測し、この到着予測時刻に基づいて搬出作業の指示
を行うようにした配車システムが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
搬出予約管理方法では、予約された搬出時刻の変更や予
約の取消など、搬出作業の急な予定変更に柔軟に対応す
ることができなかった。
【0006】例えば、搬出当日の道路渋滞などの交通事
情によって搬出車両が前日までに予約した搬出時刻通り
にコンテナ貨物ターミナルに到着しないケースが現状し
ばしば発生しているが、従来の搬出予約管理方法では、
このような搬出当日の予定変更に対応できず、その結
果、コンテナ貨物ターミナルの入場ゲート前で入場待ち
の搬出車両の行列ができ、無駄な搬出待ち時間が生じる
ことがあり、コンテナ貨物ターミナルでの搬出作業が計
画通りに行えず、搬出作業効率が悪化するなどの問題が
あった。
【0007】又、特開2000−348296号公報に
開示されている配車システムでは、搬出車両位置から到
着時刻を予測することによって道路渋滞などの交通事情
による到着時刻の変更に対応しようとしているが、到着
までの走行経路や走行速度などの要因によって、予測精
度が悪化する虞があると共に、搬出者の意向(例えば、
途中で休息を取るなど)を到着時間に反映することがで
きず、柔軟な対応が困難となっていた。しかも、搬出車
両には、自車位置を検知し搬出管理装置に通知する機能
を有する車載器の搭載が必須となり、これに対応してい
ない一般の搬出車両に対しては、従来の搬出予約管理方
法と同様の問題があった。
【0008】本発明は、斯かる実情に鑑み、搬出車両に
自車位置を検知し搬出管理装置に通知する機能を有する
車載器などを搭載することなく、搬出当日の急な予定変
更に対し、事前に予約された搬出時刻直前までの間に、
時間や場所を選ばずに必要に応じて随時、予約済みの搬
出時刻の修正や取消を行うことができ、集荷場の前での
搬出車両の待ち時間を短縮し得、集荷場での搬出作業を
計画通りに行うことができ、搬出作業効率の向上を図り
得る物流貨物の搬出予約管理システムを提供しようとす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬出時刻に関
するデータとユーザ認証に関するデータとを処理するこ
とにより、集荷場からの物流貨物の搬出を予約管理する
搬出管理サーバと、ユーザ認証に関するデータを入力し
通信手段を介して搬出管理サーバにアクセスし、搬出の
予約・取消・照会・修正に関するデータを入力し、搬出
管理サーバからの処理結果を表示可能な搬出予約端末と
を備えたことを特徴とする物流貨物の搬出予約管理シス
テムにかかるものである。
【0010】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0011】搬出当日の道路渋滞などの交通事情によっ
て搬出車両が前日までに予約した搬出時刻通りに集荷場
に到着できないような場合には、搬出車両の運転手が車
両を停止させた状態で、搬出予約端末を操作してユーザ
認証に関するデータを入力し通信手段を介して搬出管理
サーバにアクセスし、予約された搬出時刻の修正に関す
るデータを入力すると、このデータを受信した搬出管理
サーバは、搬出時刻に関するデータとユーザ認証に関す
るデータとを処理し、該当する物流貨物の搬出時刻を修
正する操作を行い、これにより、予約された搬出時刻の
当日における変更や予約の取消など、搬出作業の急な予
定変更に柔軟に対応することが可能となり、その結果、
集荷場の前で入場待ちの搬出車両の行列ができ、無駄な
搬出待ち時間が生じることもなくなり、集荷場での搬出
作業が計画通りに行われ、搬出作業効率が向上する。
又、搬出車両には、自車位置を検知し搬出管理装置に通
知する機能を有する車載器などを搭載しなくて済み、到
着までの走行経路や走行速度などの要因によって、予測
精度が悪化する虞もなくなると共に、搬出者の意向(例
えば、途中で休息を取るなど)を到着時間に反映するこ
とも可能となる。
【0012】一方、前記物流貨物の搬出予約管理システ
ムにおいては、物流貨物をコンテナヤード内に蔵置され
るコンテナとし、搬出管理サーバからの予約管理情報に
基づき、搬出コンテナに関するデータと搬出コンテナの
コンテナヤード内での蔵置場所に関するデータとを処理
することにより、コンテナヤード内での荷役作業スケジ
ュールを計画管理するヤード管理サーバと、該ヤード管
理サーバに対し通信手段を介して接続され、ヤード管理
サーバにて計画された荷役作業スケジュールに従った荷
役作業指示を随時ヤード管理サーバから受信し、その内
容を表示して荷役作業者に伝達する荷役作業端末とを更
に備えてなるようにすることができ、このようにする
と、ヤード管理サーバにおいて、搬出管理サーバから通
信手段を介して送信される予約管理情報に基づき、搬出
コンテナに関するデータと搬出コンテナのコンテナヤー
ド内での蔵置場所に関するデータとが処理され、コンテ
ナヤード内での荷役作業スケジュールが計画管理され、
該ヤード管理サーバにて計画された荷役作業スケジュー
ルに従った荷役作業指示が随時ヤード管理サーバから通
信手段を介して荷役作業端末へ送信され、該荷役作業端
末にその内容が表示されて荷役作業者に伝達され、該荷
役作業者によって、搬出コンテナを指示された蔵置場所
に移動させる作業などが行われる。
【0013】前記通信手段は、公衆電話回線、携帯電話
回線、PHS回線、専用線、インターネット回線、又は
LANのうちのいずれか、又は組み合わせとすることが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0015】図1〜図3は本発明を実施する形態の一例
であって、基本的には、図1及び図2に示す如く、搬出
時刻に関するデータとユーザ認証に関するデータとを処
理することにより、集荷場としてのコンテナ貨物ターミ
ナル1からの物流貨物としてのコンテナ2の搬出を予約
管理する搬出管理サーバ3と、ユーザ認証に関するデー
タを入力し通信手段T1を介して搬出管理サーバ3にア
クセスし、搬出の予約・取消・照会・修正に関するデー
タを入力し、搬出管理サーバ3からの処理結果を表示可
能な搬出予約端末4とを備えるようにしたものである。
【0016】本図示例の場合、搬出管理サーバ3からの
予約管理情報に基づき、搬出コンテナ2に関するデータ
と搬出コンテナ2のコンテナヤード5内での蔵置場所に
関するデータとを処理することにより、コンテナヤード
5内での荷役作業スケジュールを計画管理するヤード管
理サーバ6と、該ヤード管理サーバ6に対し通信手段T
2を介して接続され、ヤード管理サーバ6にて計画され
た荷役作業スケジュールに従った荷役作業指示を随時ヤ
ード管理サーバ6から受信し、その内容を表示して荷役
作業者に伝達する荷役作業端末7とを更に備えるように
してある。
【0017】前記搬出管理サーバ3は、コンテナ貨物タ
ーミナル1の管理事務所などに設置され、搬出時刻に関
するデータを記憶する搬出予約情報データベース3a
と、ユーザ認証に関するデータを記憶するユーザ認証情
報データベース3bと、搬出予約情報データベース3a
とユーザ認証情報データベース3bに記憶されたデータ
の処理操作を行う演算処理部3cと、該演算処理部3c
で処理されたデータの送受信を行う通信部3dとを有
し、データの検索・更新(登録・削除)などの各種処理
を行うようになっている。
【0018】前記搬出予約情報データベース3aには、
搬送トラックなどの搬出車両8を一意に識別する情報
(例えば、車両番号)と、該当する搬出車両8がコンテ
ナ貨物ターミナル1に到着する時刻(予約時刻)などを
対応付けて格納してある。
【0019】前記ユーザ認証情報データベース3bに
は、アクセスや操作を許可されたユーザを一意に識別す
る情報(例えば、ユーザIDとパスワード)と、本シス
テムのアクセスや操作に関して各ユーザに与えられた権
限(搬出時刻を予約できる車両番号など)に関する情報
などを対応付けて格納してある。
【0020】前記搬出予約端末4は、ユーザ認証に関す
るデータ(例えば、ユーザID、パスワードなど)の入
力操作と搬出の予約・取消・照会・修正に関するデータ
(例えば、車両番号、予約時間など)の入力操作を行う
操作入力部4aと、該操作入力部4aで入力されたデー
タを搬出管理サーバ3の通信部3dに対し通信手段T1
を介して送信すると共に、搬出管理サーバ3の通信部3
dからの情報(例えば、認証結果や予約処理結果など)
を通信手段T1を介して受信する通信部4bと、該通信
部4bで送受信されるデータを表示する表示出力部4c
とを有しており、例えば、運送業者の事務所などに設置
されるパソコン(PC)や、搬送トラックなどの搬出車
両8の運転手が携行可能な携帯電話、PHS、PDA、
車載端末などが用いられる。
【0021】一方、前記ヤード管理サーバ6は、前記搬
出管理サーバ3とLANなどの通信手段T3を介して接
続される形でコンテナ貨物ターミナル1の管理事務所な
どに設置され、搬出コンテナ2に関するデータを記憶す
るコンテナ搬出情報データベース6aと、搬出コンテナ
2のコンテナヤード5内での蔵置場所に関するデータを
記憶するコンテナ蔵置情報データベース6bと、コンテ
ナ搬出情報データベース6aとコンテナ蔵置情報データ
ベース6bに記憶されたデータの処理操作を行う演算処
理部6cと、該演算処理部6cで処理されたデータの送
受信を行う通信部6dとを有し、データの検索・更新
(登録・削除)などの各種処理を行うと共に、前記搬出
管理サーバ3からの情報をもとにコンテナヤード5内で
の荷役作業スケジュールを自動的に計画するようになっ
ている。
【0022】前記コンテナ搬出情報データベース6aに
は、搬出するコンテナ2を一意に識別する情報(例え
ば、コンテナID)と、該当するコンテナ2を搬出する
搬出車両8を一意に識別する情報(車両番号)などを対
応付けて格納してある。
【0023】前記コンテナ蔵置情報データベース6bに
は、搬出するコンテナ2を一意に識別する情報(例え
ば、コンテナID)と、該当するコンテナ2がコンテナ
ヤード5内で置かれている場所(蔵置場所)などを対応
付けて格納してある。
【0024】前記荷役作業端末7は、荷役作業結果など
に関するデータの入力操作を行う操作入力部7aと、前
記ヤード管理サーバ6の通信部6dからの情報(例え
ば、荷役作業指示情報など)を通信手段T2を介して受
信すると共に、前記操作入力部7aで入力されたデータ
(例えば、荷役作業結果など)をヤード管理サーバ6の
通信部6dに対し通信手段T2を介して送信する通信部
7bと、該通信部7bで送受信されるデータを表示する
表示出力部7cとを有しており、例えば、パソコン(P
C)、携帯電話、PHS、PDA、車載端末などが挙げ
られ、コンテナ2を荷役する荷役機械9(例えば、ヤー
ドクレーン、ストラドルキャリア、フォークリフトな
ど)に搭載されるか、又は荷役作業者が携帯して使用す
る。
【0025】尚、前記搬出管理サーバ3及びヤード管理
サーバ6の形態は、これらの装置が有する機能の全てを
一つの装置で実現しても、又、これらの機能の一部を有
する複数の装置で実現してもよい。
【0026】前記通信手段T1,T2は、搬出予約端末
4、搬出管理サーバ3、ヤード管理サーバ6、荷役作業
端末7それぞれの形態に応じて、例えば、公衆電話回
線、携帯電話回線、PHS回線、専用線、インターネッ
ト回線、LANなどが用いられる。
【0027】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0028】先ず、図1及び図2に示す搬出予約管理シ
ステムの搬出時刻を予約する場合の処理の流れを図3に
従って説明する。
【0029】コンテナ2の搬出者(ユーザ)は、搬出時
刻を予約するために、搬出予約端末4を用い、通信手段
T1を経由して搬出管理サーバ3に接続する(図3中、
「S1」参照)。
【0030】搬出者は、搬出時刻の予約などのシステム
操作を行う前に、ユーザ認証を受ける。
【0031】具体的には、搬出予約端末4に搬出者を一
意に識別する情報(例えば、ユーザIDとパスワード)
を入力し(「S2」)、これを搬出管理サーバ3に送信
する(「S3」)。搬出管理サーバ3は、搬出予約端末
4から受信したこれらの情報をユーザ認証情報データベ
ース3bに照会し(「S4」)、受信した情報がデータ
ベース上に存在するか否かを確認する。搬出者を識別す
る情報が存在しない場合は、認証が失敗した旨を搬出予
約端末4に送信し(「S5」)、搬出予約などのシステ
ム操作を許可しない。
【0032】認証が成功した場合は、認証されたユーザ
に許可されたシステム操作の権限(例えば、搬出時刻の
参照のみ許可されたユーザの場合は参照操作が可能であ
ること、又、搬出時刻の予約も許可されたユーザの場合
は参照操作に加えて予約操作も可能であること)を搬出
予約端末4に送信する(「S6」)。ユーザは、搬出予
約端末4に表示された、これら操作可能な処理名に予約
処理が含まれていることを確認する。予約処理が操作可
能である場合は、搬出予約端末4で予約処理を選択し、
予約に必要な情報(例えば、車両番号と予約時刻)を入
力し(「S7」)、搬出管理サーバ3に送信する(「S
8」)。搬出管理サーバ3は、搬出予約端末4から受信
したこれらの情報を搬出予約情報データベースに登録す
る(「S9」)。
【0033】データベースに登録しようとした時刻が既
に予約済みであるなどの理由によって登録に失敗した場
合は、その旨を搬出予約端末4に送信し(「S1
0」)、ユーザに再度予約処理を行うよう促す。
【0034】登録に成功した場合は、その旨を搬出予約
端末4に送信する(「S11」)。ユーザは搬出予約端
末4の表示によって予約処理が正常に行われたことを確
認し、搬出管理サーバ3との通信を切断して(「S1
2」)操作を終了させる。
【0035】尚、予約された搬出時刻の参照や取消の操
作についても、搬出予約端末4を操作し、前述の予約操
作と同様の手順で行う。
【0036】ここで、前記搬出時刻の予約は、原則とし
て、コンテナ貨物ターミナル1毎に予め定められた予約
期限(例えば、搬出日の前日など)までに行われる。
【0037】予約期限に達すると、搬出管理サーバ3
は、該当する搬出日に予約された搬出予約情報(予約時
刻、車両番号など)をヤード管理サーバ6に送信する。
ヤード管理サーバ6では、この情報とコンテナ搬出情報
データベース6a及びコンテナ蔵置情報データベース6
bに格納されたデータを参照して、該当する搬出日の荷
役作業スケジュールを計画する。
【0038】搬出当日は、ヤード管理サーバ6から荷役
作業指示情報(コンテナID、蔵置場所など)を荷役作
業端末7に一作業単位毎(例えば、一つのコンテナ2毎
など)に送信する。荷役作業者は、荷役作業端末7に表
示された荷役作業指示情報に従い、該当するコンテナ2
を指示された蔵置場所に移動させるなどの作業を行う。
荷役作業指示情報にて指示された作業が終了すると、荷
役作業者は荷役作業端末7からその旨をヤード管理サー
バ6に送信する。ヤード管理サーバ6では作業完了など
の荷役作業結果に関する情報を受信すると、荷役作業ス
ケジュールに従って、次の荷役作業指示を荷役作業端末
7に送信する。この一連の作業を、荷役作業スケジュー
ルで計画された全ての荷役作業が終了するまで繰り返
す。
【0039】一方、例えば、搬出当日における道路渋滞
などの交通事情により、搬出車両8が事前に予約した搬
出時刻通りにコンテナ貨物ターミナル1に到着できない
ケースのように、予約期限以降に予約時刻の修正や取消
を行う必要が生じた場合、搬出者は、予約時刻の直前
(予約時刻からコンテナヤード5の荷役作業者が作業変
更の対応に要する時間を差し引いた時刻)までの間に、
必要に応じて随時、予約時刻の修正や取消を行う。
【0040】予約時刻の修正や取消操作を行う方法は、
前述した図3に示す予約処理の手順と同様にして行い、
この操作の結果、搬出管理サーバ3の搬出予約情報デー
タベース3aが更新される。このようにして、予約期限
以降に搬出予約情報データベース3aが更新されると、
搬出管理サーバ3は、更新された搬出予約情報をヤード
管理サーバ6に送信する。ヤード管理サーバ6は、この
情報をもとに荷役作業スケジュールを自動的に再計画す
る。
【0041】この結果、コンテナ貨物ターミナル1の入
場ゲート前で入場待ちの搬出車両8の行列ができ、無駄
な搬出待ち時間が生じることもなくなり、コンテナ貨物
ターミナル1での搬出作業が計画通りに行われ、搬出作
業効率が向上する。又、搬出車両8には、自車位置を検
知し搬出管理装置に通知する機能を有する車載器などを
搭載しなくて済み、到着までの走行経路や走行速度など
の要因によって、予測精度が悪化する虞もなくなると共
に、搬出者の意向(例えば、途中で休息を取るなど)を
到着時間に反映することも可能となる。
【0042】こうして、搬出車両8に自車位置を検知し
搬出管理装置に通知する機能を有する車載器などを搭載
することなく、搬出当日の急な予定変更に対し、事前に
予約された搬出時刻直前までの間に、時間や場所を選ば
ずに必要に応じて随時、予約済みの搬出時刻の修正や取
消を行うことができ、コンテナ貨物ターミナル1の入場
ゲート前での搬出車両8の待ち時間を短縮し得、コンテ
ナ貨物ターミナル1での搬出作業を計画通りに行うこと
ができ、搬出作業効率の向上を図り得る。
【0043】尚、本発明の物流貨物の搬出予約管理シス
テムは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加
え得ることは勿論である。
【0044】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項1
〜3記載の物流貨物の搬出予約管理システムによれば、
搬出車両に自車位置を検知し搬出管理装置に通知する機
能を有する車載器などを搭載することなく、搬出当日の
急な予定変更に対し、事前に予約された搬出時刻直前ま
での間に、時間や場所を選ばずに必要に応じて随時、予
約済みの搬出時刻の修正や取消を行うことができ、集荷
場の前での搬出車両の待ち時間を短縮し得、集荷場での
搬出作業を計画通りに行うことができ、搬出作業効率の
向上を図り得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の全体図である。
【図2】本発明を実施する形態の一例のブロック図であ
る。
【図3】本発明を実施する形態の一例における搬出時刻
予約処理フロー図である。
【符号の説明】
1 コンテナ貨物ターミナル(集荷場) 2 コンテナ(物流貨物) 3 搬出管理サーバ 3a 搬出予約情報データベース 3b ユーザ認証情報データベース 4 搬出予約端末 5 コンテナヤード 6 ヤード管理サーバ 6a コンテナ搬出情報データベース 6b コンテナ蔵置情報データベース 7 荷役作業端末 8 搬出車両 T1 通信手段 T2 通信手段
フロントページの続き (72)発明者 野口 直也 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東京エンジニアリング センター内 (72)発明者 山本 忠幸 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東京エンジニアリング センター内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬出時刻に関するデータとユーザ認証に
    関するデータとを処理することにより、集荷場からの物
    流貨物の搬出を予約管理する搬出管理サーバと、 ユーザ認証に関するデータを入力し通信手段を介して搬
    出管理サーバにアクセスし、搬出の予約・取消・照会・
    修正に関するデータを入力し、搬出管理サーバからの処
    理結果を表示可能な搬出予約端末とを備えたことを特徴
    とする物流貨物の搬出予約管理システム。
  2. 【請求項2】 物流貨物をコンテナヤード内に蔵置され
    るコンテナとし、 搬出管理サーバからの予約管理情報に基づき、搬出コン
    テナに関するデータと搬出コンテナのコンテナヤード内
    での蔵置場所に関するデータとを処理することにより、
    コンテナヤード内での荷役作業スケジュールを計画管理
    するヤード管理サーバと、 該ヤード管理サーバに対し通信手段を介して接続され、
    ヤード管理サーバにて計画された荷役作業スケジュール
    に従った荷役作業指示を随時ヤード管理サーバから受信
    し、その内容を表示して荷役作業者に伝達する荷役作業
    端末とを更に備えてなる請求項1記載の物流貨物の搬出
    予約管理システム。
  3. 【請求項3】 通信手段を公衆電話回線、携帯電話回
    線、PHS回線、専用線、インターネット回線、又はL
    ANのうちのいずれか、又は組み合わせとした請求項1
    又は2記載の物流貨物の搬出予約管理システム。
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