JP2003011742A - 車載用電子機器の収容ケース - Google Patents

車載用電子機器の収容ケース

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JP2003011742A
JP2003011742A JP2001195366A JP2001195366A JP2003011742A JP 2003011742 A JP2003011742 A JP 2003011742A JP 2001195366 A JP2001195366 A JP 2001195366A JP 2001195366 A JP2001195366 A JP 2001195366A JP 2003011742 A JP2003011742 A JP 2003011742A
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case body
moisture
case
electronic device
ventilation hole
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JP2001195366A
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Fumio Obara
文雄 小原
Homare Ogiso
誉 小木曽
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湿気および結露水の双方を効果的に吸収除去
してケース体1内部に配設されるプリント基板11の表
面等への結露水の付着を抑制できる車載用電子機器の収
容ケースを提供する。 【解決手段】 空気中の湿気および水滴の双方を吸湿お
よび吸収することのできる吸湿吸収体5、7、8を備
え、この吸湿吸収体5、7、8をケース体1の内部周辺
に配設し、ケース体1内部周辺の湿気およびケース体1
の内部周辺にて結露し発生する水滴の双方を吸湿および
吸収する。つまり、ケース体1の内部周辺としての限定
通気孔3の内部、開口部3bの近傍位置におけるケース
体1の内壁面1bbを覆う部位等に配設される。それに
より、ケース体1内部周辺の湿気および結露水の双方を
効果的に吸着し、ケース体1の内部に収容されたプリン
ト基板11およびプリント基板11上に実装される電子
部品10等への結露水の付着を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に収容される
電子機器への結露水付着を抑制する車載用電子機器の収
容ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内部に電子機器を収容したケ
ース体には、このケース体の所望部分にケース体の内外
圧力差を調整する限定通気孔が設けられている。若しく
はケース体の内側と外側とを気密にさせずに隙間(通気
孔)を有するケース体を構成している。この限定通気孔
または隙間を有していることで、ケース体の外部から内
部へ湿気を含んだ空気が混入し、ケース体の置かれる周
囲温度の変化等によりケース体の内部に結露水が生成さ
れる。この生成される結露水がケース体内部の電子機器
に付着すると、電子機器の動作不良等に至ることがあ
る。そこで、限定通気孔を設けることでケース体の外部
からケース体の内部へ通気する部分を限定させ、この限
定通気孔からの湿気の侵入を抑制したり、隙間(通気
孔)を有するケース体の内部に存在する湿気およびこの
湿気から生成される結露水を吸湿あるいは吸収する技術
が種々開示されている。
【0003】特開平5−80518号および特開平6−
31130号等に開示されている技術では、ケース体に
設けられる限定通気孔周辺に吸湿材を配置させて通気孔
からケース体内部への湿気の侵入を防ぎ、ケース体内部
の電子機器周辺への結露水の付着を抑制している。実開
平7−8471に開示されている技術では、ケース体の
内部に吸湿体を配置させ、ケース体の内部に侵入してし
まった湿気を除去してケース体内部の電子機器周辺への
結露水の付着を抑制している。特開平8−203365
号に開示されている技術では、ケース体の内部に吸水体
を配置させ、ケース体の内部に侵入してしまった湿気が
存在することにより生成される結露水を吸収しケース体
内部の電子機器周辺への結露水の付着を抑制している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら開示さ
れている従来の技術は、ケース体の内部および内部へ至
る経路途中の空気中に存在する湿気または結露水のいず
れか一方のみに注視し、この湿気または結露水のいずれ
か一方を吸着させることのできる吸湿体あるいは吸水体
を備えている。
【0005】ここで、ケース体の外部から内部への湿気
の侵入過程においては、湿気の状態で存在したり湿気か
ら結露水へと形態を変化させて存在する。つまり、吸湿
体あるいは吸水体のいずれか一方を備えているのでは、
湿気および結露水の双方を効果的に吸収除去できない。
このことは、ケース体内部の電子機器周辺への結露水の
付着を抑制することができず問題である。特に、車載さ
れる電子機器を収容したケース体にあっては、そのケー
ス体の配置される環境がエンジンルーム等の温度、湿度
ともにその変化幅が大きく、また温度、湿度の急変さが
激しいのでケース体内で結露水が発生しやすい状況であ
る。
【0006】本発明の目的は上記の点に鑑み、湿気およ
び結露水の双方を効果的に吸収除去してケース体内部に
配設される電子機器周辺への結露水の付着を抑制できる
車載用電子機器の収容ケースを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の請求項1記載の電子機器の収容ケース
によると、空気中の湿気および水滴の双方を吸湿および
吸収することのできる吸湿吸収体を備えている。そし
て、この吸湿吸収体は、ケース体の内部周辺に配設さ
れ、ケース体内部周辺の湿気およびケース体の内部周辺
にて結露し発生する水滴の双方を吸湿および吸収する。
つまり、ケース体の内部周辺に配設される吸湿吸収体
は、ケース体内部周辺の湿気および結露水の双方を効果
的に吸着できる。このことは、ケース体の内部に収容さ
れた電子機器周辺への結露水の付着を抑制することがで
きる。
【0008】本発明の請求項2の記載によると、内部に
電子機器が収容されるケース体の所望部分に、このケー
ス体の外部からケース体の内部へ通気する部分を限定さ
せた限定通気孔を有する。そして、空気中の湿気および
水滴の双方を吸湿および吸収する吸湿吸収体を備える。
この吸湿吸収体を、限定通気孔の内部に配設して限定通
気孔を通過する空気中の湿気および限定通気孔の内部に
て結露し発生する水滴の双方を吸湿および吸水させる構
成とした。
【0009】それにより、吸湿吸収体は、限定通気孔の
内部にて湿気および水滴の双方を吸着させて、ケース体
内部への湿気および水滴の侵入を効果的に抑制する。こ
のことは、ケース体の内部に収容された電子機器周辺へ
の結露水の付着を抑制することができる。
【0010】本発明の請求項3の記載によると、内部に
電子機器が収容されるケース体の所望部分に、このケー
ス体の外部からケース体の内部へ通気する部分を限定さ
せた限定通気孔を有する。そして、空気中の湿気および
水滴の双方を吸湿および吸収する吸湿吸収体を備える。
この吸湿吸収体は、ケース体の内部における限定通気孔
の開口部を塞ぐように配設されることで、ケース体の内
部への湿気および水滴の双方の侵入を吸着することで防
ぐ。また、吸湿吸収体は、開口部の近傍位置におけるケ
ース体の内壁面を覆うように配設されることで、開口部
から侵入する空気中に除去しきれなかった湿気が存在し
て開口部の近傍位置に漂う事態となっても、吸湿吸収体
がこの漂う湿気を吸湿することができる。
【0011】本発明の請求項4の記載によると、吸湿吸
収体は、請求項2記載に示すように限定通気孔の内部に
配設されるとともに、請求項3記載に示すようにケース
体の内部における限定通気孔の開口部を塞ぎ、かつこの
開口部の近傍位置におけるケース体の内壁面を覆うよう
に配設される。
【0012】それにより、吸湿吸収体は、限定通気孔内
部にて湿気および水滴の双方を吸収する効果と、開口部
から侵入する限定通気孔内部にて除去しきれなかった湿
気がを吸収する効果とを合せ持つ。このことは、ケース
体の内部に収容された電子機器周辺への結露水の付着を
より効果的に抑制することができる。
【0013】本発明の請求項5の記載によると、限定通
気孔は曲折されて配設される。つまり、ケース体の内部
と外部に各々開口する通気孔の開口部間を結ぶ空気の通
過経路長が長く形成される。
【0014】それにより、吸湿吸収体を配設する領域を
多く確保できるとともに、限定通気孔を通過する空気が
長く形成された限定通気孔の内部壁と接する機会を増や
すこととなる。この接触機会が増えることは、限定通気
孔の内部壁への結露水の生成を促進させる。よって、吸
湿吸収体は、空気中の湿気成分(湿気および結露水)を
吸着する効率を上げることができる。
【0015】本発明の請求項6の記載によると、吸湿吸
収体は、ケース体の内壁面を覆うように内壁面に貼着さ
れて配設される。
【0016】ここで、例えばケース体が冷やされていく
過程では、ケース体の内壁面の温度がケース体内部の空
気の温度より低温状態になる。この場合には、このケー
ス体の内壁に結露水が発生し付着する。そこで、内壁面
に吸湿吸収体を貼着させることで、吸湿吸収体が断熱層
となって内壁面への結露水の生成を抑制する。つまり、
この結露水が生成されないことでケース体の内部に収納
される電子機器への垂れ落ちを抑制でき、かつ電子機器
周辺への結露水の付着を抑制することができる。そし
て、吸湿吸収体は、ケース体内部の空気との接触機会を
増やして空気中の湿気を吸湿できる。
【0017】本発明の請求項7の記載によると、空気を
通過させて水滴を通過させない防水フィルタを有し、こ
の防水フィルタをケース体の内側における限定通気孔の
開口部を塞ぐように配設させた。
【0018】それにより、例えば吸湿吸収体が水分を多
量に吸収して水分飽和の状態となり吸湿吸収体の下方に
水滴が垂れ下がる状態となっても、防水フィルタがこの
水の垂れ下がりを抑制することができる。
【0019】本発明の請求項8の記載によると、熱伝導
率の低い断熱部材を有し、この断熱部材をケース体の内
壁面と吸湿吸収体の間に介在させて配設させた。
【0020】ここで、例えばケース体が冷やされていく
過程では、ケース体の内壁面の温度がケース体内部の空
気の温度より低温状態になる。この場合には、このケー
ス体の内壁に結露水が発生し付着する。そこで、ケース
体の内壁面と吸湿吸収体の間に熱伝導率の低い断熱部材
を介在させて配設させれば吸湿吸収体に加え断熱部材が
断熱層となって内壁面への結露水の生成を抑制する。つ
まり、この結露水が生成されないことで、ケース体の内
部に収納される電子機器への垂れ落ちを抑制でき、電子
機器周辺への結露水の付着を抑制することができる。
【0021】本発明の請求項9の記載によると、熱伝導
性の高い熱伝導部材と、ケース体の周辺位置に蓄熱容量
の高い蓄熱部材とを備え、この熱伝導部材をケース体と
蓄熱部材の双方と接続させて配設させる。
【0022】それにより、例えばケース体が冷やされて
いく過程において、熱伝導部材を介して蓄熱部材と接続
されているので、蓄熱部材よりケース体に熱が伝導され
る。つまり、ケース体の高温から低温状態への移行速度
を徐々に変化させる。このケース体温度の緩やかな変化
は、ケース体の内壁面の温度とケース体内部の空気との
温度差を少なくさせ、ケース体の内壁に結露水が発生す
るのを抑制させる(露点温度になりにくくさせる)。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の複数の実施形態を
図に基づいて説明する。
【0024】(第1実施形態)本発明の第1実施形態で
ある車載用電子機器の収容ケースを、図1に示す断面図
を用いて説明する。なお、以下説明する車載用電子機器
の収容ケースは、例えば車両のエンジンルーム内に搭載
され、内部に電子機器としての電子部品10が実装され
たプリント基板11を収容して構成されるものである。
車両のエンジンルーム内周辺は、温度、湿度ともにその
変化幅が大きく、また温度、湿度の急変さが激しい環境
である。つまり、収容ケースとしてのケース体1内で結
露水が発生しやすい状況である。この生成される結露水
がケース体1内部の電子部品10等に付着すると、電子
機器の動作不良等に至ることがある。そこで、本発明
は、ケース体1内の湿気および結露水の双方を効果的に
吸着してケース体1内部に配設されるプリント基板11
および電子部品10の表面への結露水の付着を抑制でき
る技術に関する。
【0025】ケース体1は、アルミニウム等の金属製か
らなり、ケース本体1aとケースカバー1bとから構成
される。そして、両者1a、1b間には、パッキン2が
介在されて組付けられケース体1内外部間の空気の導通
を遮断する構成である。なお、12はプリント基板11
上に実装される電子部品10等と図示しない外部機器と
の間にて信号の入出力を行うコネクタである。また、コ
ネクタ12とケース本体1aとの間の気密は保たれてケ
ース体1外部よりの湿気をケース体1内部に侵入させな
い構成である。
【0026】ケースカバー1bには、ケース体1の外部
からケース体1の内部へ通気する部分を限定させた限定
通気孔3を有する。この限定通気孔3は、ケース体1の
内外圧力差を調整する機能を果たす。なお、ケース体1
の外部における限定通気孔3の開口部3aには、この開
口部3aを覆うことでケース体1外部から開口部3aへ
の被水を防ぎ、かつ通気させることのできる被水防止キ
ャップ4が設けられる。つまり、ケース体1に限定通気
孔3を設けることで、ケース体1の周辺温度変化時に図
1中矢印Aの経路のみを通じてケース体1の内外部間を
空気が行き来する。
【0027】限定通気孔3の内部の空気通路には、空気
中の湿気および水滴の双方を吸湿および吸収する機能を
有する吸湿吸収体5が配設される。具体的には、吸湿吸
収体5を限定通気孔3と同形状の円柱形状とし、少なく
とも1ヶ所は限定通気孔3の全断面を吸湿吸収体5が塞
ぐように配設させる。これにより、ケース体1の外部よ
りケース体1内部へ湿気を含んだ空気が通過する際、こ
の空気が吸湿吸収体5を素通りして通過することを防
ぐ。
【0028】なお、限定通気孔3は、図1に示した形態
以外に、図2に示す限定通気孔3Aとしてもよい。図2
は、図1に示す限定通気孔3の他の例を示す部分断面図
である。この限定通気孔3Aは、曲折されて配設され
る。詳細には、螺旋状に旋回する通路を有して、ケース
体1の内部と外部に各々開口する通気孔の開口部3a、
3b間を結ぶ空気の通過経路長を長く形成させる。それ
により、吸湿吸収体5を配設する領域を多く確保できる
とともに、限定通気孔3Aを通過する空気が長く形成さ
れた限定通気孔3Aの内部壁と接する機会を増やすこと
となる。この接触機会が増えることは、限定通気孔3A
の内部壁への結露水の生成を促進させる。よって、吸湿
吸収体5は、空気中の湿気成分(湿気および結露水)を
吸着する効率を上げることができる。
【0029】この吸湿吸収体5は、ポリアクリル酸ナト
リウム塩を主成分とするポリマー体からなり、例えばこ
のポリマー体を繊維の集合体状に加工したものである
(カネボウ合繊株式会社製のベルオアシス繊維をコアと
したものを利用)。吸湿吸収体5の吸湿率特性は、図3
に示すように実開平7−8471に開示されている技術
にて用いられ、同図3中に示すA型シリカゲルおよびコ
ットンよりも吸湿率に優れるB型シリカゲルに対して2
倍量の吸湿性能を有する。この吸湿吸収体5の吸湿性能
を特性線(図3中のイ部分)に示す。また、吸湿吸収体
5の吸水性能としては、乾燥状態時の吸湿吸収体5自重
の約80倍量の水滴を吸水できる。この優れた吸湿およ
び吸水の双方の機能を備えた吸湿吸収体5に着目し、こ
の吸湿吸収体5を電子機器の収容ケース(ケース体1)
の内部周辺としての限定通気孔3の内部に配設させた。
なお、一旦吸着した水分は、ケース体1内空気の相対湿
度が低下すると速やかに放湿し、次回以降の吸湿、吸水
が要求される事態に対応する。
【0030】このように、限定通気孔3の内部に吸湿吸
収体5を配設することで、限定通気孔3を通過する空気
中の湿気、および限定通気孔3の内部にて結露し発生す
る水滴の双方を吸湿および吸水できる。それにより、吸
湿吸収体5は、限定通気孔3の内部にて湿気および水滴
の双方を吸着させて、ケース体1内部への湿気および水
滴の侵入を効果的に抑制する。このことは、ケース体1
の内部に収容された電子機器周辺への結露水の付着を抑
制する。
【0031】ケース体1の内側における限定通気孔3の
開口部3bを塞ぐように、防水フィルタ6が配設され
る。この防水フィルタ6は、空気を通過させて水滴を通
過させない機能を有する。よって、例えば限定通気孔3
の内部に配設された吸湿吸収体5が水分を多量に吸収し
て水分飽和の状態となり吸湿吸収体5の下方に水滴が垂
れ下がる状態となっても、防水フィルタ6がこの水の垂
れ下がりを抑制することができる。
【0032】吸湿吸収体5と同素材の吸湿吸収体7を、
ケース体の内部における限定通気孔3の開口部3bを塞
ぐように配設する。詳細には、吸湿吸収体7はシート状
に形成され、防水フィルタ6と重ね合わせるように防水
フィルタ6の上部に吸湿吸収体7を貼り合せる。この吸
湿吸収体7は、ケース体1の内部への湿気および水滴の
双方の侵入を吸着することで防ぐ。また、吸湿吸収体7
は、開口部3bの近傍位置におけるケース体1の内壁面
1bbを覆うように配設されることで、開口部3bから
侵入する空気中に除去しきれなかった湿気が存在して開
口部3bの近傍位置に漂う事態となっても、吸湿吸収体
7がこの漂う湿気を吸湿する。
【0033】更に、吸湿吸収体5と同素材の吸湿吸収体
8を、ケース体1の内部周辺としてのケース体1の内部
に貼着させる。詳細には、吸湿吸収体8はシート状に形
成され、図1中に示すプリント基板11の下部位置のケ
ース本体部1aの内壁面に貼着させる。この吸湿吸収体
8は、ケース体1の内部に存在する湿気およびケース本
体部1aの内壁面等で発生する水滴の双方を吸湿および
吸水する。
【0034】ケース体1の内部周辺に配設される吸湿吸
収体5、7、8の総量は、ケース体1の内部に包含し得
る最大量の水分(湿および水滴)を吸着できる分量が配
設される。この最大量の水分換算は、例えばケース体1
がエンジンルームに配設される場合を想定すると、上限
として100℃100%相対湿度での飽和水蒸気量(5
88.9g/m2)と下限としての−30℃での飽和水
蒸気量(0.2g/m2)との差分を吸着できるように
設定される。また、ケース体1が車室内に配設される場
合を想定すると、上限として80℃85%相対湿度での
飽和水蒸気量(297.6g/m2)と下限としての−
30℃での飽和水蒸気量(0.2g/m2)との差分を
吸着できるように設定される。
【0035】ケース体1の内部における結露の発生は、
大別して2つのパターンがある。一方は、ケース体1が
高温度状態であり周囲より過渡的に冷やされて低温度状
態へと温度変化する場合である。この場合には、ケース
体1自体が先行して冷やされ、ケース体1の内部空気と
の温度差が発生することから、ケース体1内の湿度に応
じて露点温度が決定されてケース体1の内壁部にて結露
する。また、他方は、ケース体1が低温度状態であり周
囲より過渡的に暖められて高温度状態へと温度変化する
場合である。この場合には、ケース体1に次いでケース
体1の内部空気が暖められるが、プリント基板11およ
びプリント基板11上に実装される電子部品10の表面
温度の温度上昇が遅れ、プリント基板11および電子部
品10の表面温度の温度とケース体1の内部空気との温
度差が発生することから、ケース体内の湿度に応じて露
点温度が決定されてプリント基板11および電子部品1
0の表面にて結露する。
【0036】しかし、ケース体1の内部周辺に吸湿吸収
体5、7、8を配設させたので、ケース体1の内部周辺
の湿気および結露水の双方を効果的に吸収除去してケー
ス体1の内部空気中の湿気を低減させ、ケース体1内部
に配設される電子機器周辺への結露水の付着を抑制す
る。
【0037】なお、本発明の実施にあたり、金属製のケ
ース体1としたが、樹脂製のケース体であっても、温度
および湿度の条件によりケース内壁に結露付着し、本発
明の吸湿および吸水の効果を発揮できる。
【0038】また、本発明の実施にあたり、吸湿吸収体
5、7、8全てをケース体1の内部周辺に配設させた
が、吸湿吸収体5、7、8のうちのいずれか1つ、ある
いはこれら吸湿吸収体5、7、8を適宜組合せて用いて
もよい。
【0039】また更に、本発明の実施にあたり、防水フ
ィルタ6は必須ではなく、必要に応じて適宜選択使用さ
れる。
【0040】(第2実施形態)本発明の第2実施形態で
ある車載用電子機器の収容ケースを、図4に示す断面図
を用いて説明する。第1実施形態と実質的に同一構成部
品に同一符号を付し、説明を省略する。なお、本実施形
態の車載用電子機器の収容ケースとしてのケース体1A
は、ケース体1Aの内側と外側とを気密にさせずに隙間
(通気孔)20a、20bを有する。なお、隙間20a
は、ケース本体1Aaとケースカバー1Abの両者1A
a、1Ab間を気密にさせずにケース体1A内外部間の
空気が導通する構成である。また、隙間20bは、ケー
ス本体1Aaとコネクタ12間を気密にさせずに形成さ
れる。このケース体1Aにおいて、吸湿吸収体がケース
体1Aの内壁面を覆うように内壁面に貼着されて配設さ
れる。
【0041】ここで、例えばケース体1Aが冷やされて
いく過程では、第1実施形態にて説明したようにケース
体1Aの内壁に結露水が発生し付着する。そこで、ケー
ス体1Aの内壁面に吸湿吸収体8A、8Bを貼着させる
ことで、吸湿吸収体8A、8Bが断熱層となって内壁面
への結露水の生成を抑制する。この結露水が生成されな
いことで、ケース体1Aの内部に収納されるプリント基
板11の表面等への垂れ落ちを抑制でき、かつプリント
基板11の表面等への結露水の付着を抑制することがで
きる。そして、吸湿吸収体は、ケース体1A内部の空気
との接触機会を増やして空気中の湿気を吸湿できる。
【0042】(第3実施形態)本発明の第3実施形態で
ある車載用電子機器の収容ケースを、図5に示す断面図
を用いて説明する。本実施形態での収容ケースとしての
ケース体1Bは、第2実施形態に示したケース体1Aに
対して熱伝導率の低い断熱部材30A、30Bを有し、
この断熱部材30A、30Bをケース体1の内壁面と吸
湿吸収体8A、8Bの間に介在させて配設させた点が異
なる。なお、第2実施形態と実質的に同一構成部品に同
一符号を付し、説明を省略する。
【0043】断熱部材30Aは、例えば熱伝導率の低い
樹脂材によりシート状に薄く形成され、ケース本体1A
aと吸湿吸収体8Aの間に介在される。つまり、ケース
本体1Aaの内壁面に断熱部材30Aを貼着させたの
ち、断熱部材30Aの上部面に断熱部材30Aと同サイ
ズの吸湿吸収体8Aを貼着させる。また、断熱部材30
Bも断熱部材30Aと同要領にてケースカバー1Abの
内壁面に貼着される。
【0044】ここで、例えばケース体1Bが冷やされて
いく過程では、第1実施形態にて説明したようにケース
体1Bの内壁に結露水が発生し付着する。そこで、ケー
ス体1Bの内壁面と吸湿吸収体8A、8Bの間に熱伝導
率の低い断熱部材30A、30Bを介在させて配設させ
れば吸湿吸収体8A、8Bに加え断熱部材30A、30
Bが断熱層となって内壁面への結露水の生成を抑制す
る。この結露水が生成されないことで、ケース体1Bの
内部に収納されるプリント基板11の表面等への垂れ落
ちを抑制でき、プリント基板11の表面等への結露水の
付着を抑制することができる。
【0045】(第4実施形態)本発明の第4実施形態で
ある車載用電子機器の収容ケースを、図6に示す部分断
面図を用いて説明する。本実施形態での収容ケースとし
てのケース体1は、第1実施形態に示したケース体1に
対して熱伝導性の高い熱伝導部材と、ケース体1の周辺
位置に蓄熱容量の高い蓄熱部材とを備え、この熱伝導部
材をケース体1と蓄熱部材の双方と接続させて配設させ
た点が異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一構成
部品に同一符号を付し、説明を省略する。
【0046】熱伝導部材40A、40Bは、例えば熱伝
導性の高い金属製の帯形状の板材または金属製細線の網
目状帯体より形成され、ケース体1と蓄熱部材50の双
方と接続させて配設させる。詳細には、ケース本体1a
と蓄熱部材50とを接続させる熱伝導部材40A、およ
びケースカバー1bと蓄熱部材50とを接続させる熱伝
導部材40Bを備える。また、蓄熱部材50は、ケース
体1の周辺位置に配置される例えば蓄熱容量の高い金属
製の車両構造体である。
【0047】このように、熱伝導部材40A、40Bを
介在させてケース体1と蓄熱部材50間を熱が伝導する
ようにすることで、例えばケース体が冷やされていく過
程において、蓄熱部材50よりケース体1に熱が伝導さ
れる。つまり、ケース体1の高温から低温状態への移行
速度を徐々に変化させる。このケース体1温度の緩やか
な変化は、ケース体1の内壁面の温度とケース体1内部
の空気との温度差を少なくさせ、ケース体1の内壁に結
露水が発生するのを抑制させる(露点温度になりにくく
させる)。
【0048】なお、本発明の実施にあたり、熱伝導部材
40A、40Bは、いずれか一方が用いられてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である車載用電子機器の
収容ケースを示す断面図である。
【図2】図1に示す限定通気孔の他の例を示す部分断面
図である。
【図3】吸湿吸収体の吸湿率を示す特性図である。
【図4】本発明の第2実施形態である車載用電子機器の
収容ケースを示す断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態である車載用電子機器の
収容ケースを示す断面図である。
【図6】本発明の第4実施形態である車載用電子機器の
収容ケースを示す部分断面図である。
【符号の説明】
1、1A、1B ケース体 1bb (開口部3bの近傍位置におけるケース体1
の)内壁面 3、3A 限定通気孔(通気孔の一部を構成) 3a、3b 開口部 5、7、8 吸湿吸収体 6 防水フィルタ 20a、20b 隙間(通気孔の一部を構成) 30A、30B 断熱部材 40A、40B 熱伝導部材 50 蓄熱部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 7/20 H05K 7/20 K X // B65D 81/26 B65D 81/26 N Fターム(参考) 3E067 AA11 AB31 BA01A FA01 FC01 GD10 4D052 AA09 CA04 FA02 FA04 HA49 4E360 AB02 AB12 AB33 AB34 BD03 BD05 EA03 EA18 EB04 ED17 ED27 FA08 GA24 GA29 GB93 GB94 GC08 5E322 BA01 BA03 BA05 BC01 EA03 FA02 FA04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に電子機器が収容されるケース体
    と、該ケース体の外部と内部間とを通気させる通気孔と
    を有する車載用電子機器の収容ケースにおいて、 空気中の湿気および水滴の双方を吸湿および吸収する吸
    湿吸収体を備え、 前記吸湿吸収体は、前記ケース体の内部周辺に配設さ
    れ、前記ケース体内部の湿気および前記ケース体の内部
    周辺にて結露し発生する水滴の双方を吸湿および吸収す
    ることを特徴とする車載用電子機器の収容ケース。
  2. 【請求項2】 内部に電子機器が収容されるケース体
    と、該ケース体の所望部分に前記ケース体の外部から前
    記ケース体の内部へ通気する部分を限定させた限定通気
    孔とを有する車載用電子機器の収容ケースにおいて、 空気中の湿気および水滴の双方を吸湿および吸収する吸
    湿吸収体を備え、 前記吸湿吸収体は、前記限定通気孔の内部に配設されて
    前記限定通気孔を通過する空気中の湿気および前記限定
    通気孔の内部にて結露し発生する水滴の双方を吸湿およ
    び吸収することを特徴とする車載用電子機器の収容ケー
    ス。
  3. 【請求項3】 内部に電子機器が収容されるケース体
    と、該ケース体の所望部分に前記ケース体の外部から前
    記ケース体の内部へ通気する部分を限定させた限定通気
    孔とを有する車載用電子機器の収容ケースにおいて、 空気中の湿気および水滴の双方を吸湿および吸収する吸
    湿吸収体を備え、 前記吸湿吸収体は、前記ケース体の内部における前記限
    定通気孔の開口部を塞ぎ、かつ前記開口部の近傍位置に
    おける前記ケース体の内壁面を覆うように配設されるこ
    とを特徴とする車載用電子機器の収容ケース。
  4. 【請求項4】 前記吸湿吸収体は、前記ケース体の内部
    における前記限定通気孔の開口部を塞ぎ、かつ前記開口
    部の近傍位置における前記ケース体の内壁面を覆うよう
    に配設されることを特徴とする請求項2記載の車載用電
    子機器の収容ケース。
  5. 【請求項5】 前記限定通気孔は曲折されて配設され、
    前記ケース体の内部と外部に各々開口する前記通気孔の
    開口部間を結ぶ空気の通過経路長が長く形成されること
    を特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1項に
    記載の車載用電子機器の収容ケース。
  6. 【請求項6】 前記吸湿吸収体は、前記ケース体の内壁
    面を覆うように前記内壁面に貼着されて配設されること
    を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に
    記載の車載用電子機器の収容ケース。
  7. 【請求項7】 空気を通過させて水滴を通過させない防
    水フィルタを有し、 前記防水フィルタは、前記ケース体の内側における前記
    限定通気孔の開口部を塞ぐように配設されることを特徴
    とする請求項2ないし請求項6のいずれか1項に記載の
    車載用電子機器の収容ケース。
  8. 【請求項8】 熱伝導率の低い断熱部材を有し、 前記断熱部材は、前記ケース体の内壁面と前記吸湿吸収
    体の間に介在させて配設されることを特徴とする請求項
    1ないし請求項7のいずれか1項に記載の車載用電子機
    器の収容ケース。
  9. 【請求項9】 熱伝導性の高い熱伝導部材と、前記ケー
    ス体の周辺位置に蓄熱容量の高い蓄熱部材とを備え、 前記熱伝導部材は、前記ケース体と前記蓄熱部材の双方
    と接続させて配設されることを特徴とする請求項1ない
    し請求項8のいずれか1項に記載の車載用電子機器の収
    容ケース。
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