JP2003010598A - 衣類仕上げ装置 - Google Patents

衣類仕上げ装置

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JP2003010598A
JP2003010598A JP2001203011A JP2001203011A JP2003010598A JP 2003010598 A JP2003010598 A JP 2003010598A JP 2001203011 A JP2001203011 A JP 2001203011A JP 2001203011 A JP2001203011 A JP 2001203011A JP 2003010598 A JP2003010598 A JP 2003010598A
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bag
finishing device
clothes
clothing
air
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JP2001203011A
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English (en)
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Shigeharu Nakamoto
重陽 中本
Setsuko Osada
攝子 長田
Mayumi Nakano
まゆみ 中野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の衣類乾燥機は、衣類仕上げの一つであ
る乾燥機能は十分に有しているものの、衣類のしわを伸
ばすという機能に対しては十分ではないという課題を有
している。 【解決手段】 衣類を被着する通気性を有する袋5と、
袋5に送風する送風手段とを有する本体4と、衣類3の
縫い目に沿った方向に引張力をかける引張手段7とを備
え、袋5は衣類3よりも大きい寸法に膨らむ構成の衣類
仕上げ装置としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャツやズボン等
の衣類のしわをとる衣類仕上げ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】衣類仕上げ装置として従来はアイロンが
使用されている。
【0003】綿などの乾いた衣類の繊維は分子レベルで
は水素結合によって固定されおり、繊維同士が自由に動
かず、従ってしわも取れにくいものである。しかし衣類
に水分を供給することによって、衣類は吸湿し、この水
素結合が解けて繊維同士の移動が自由となる。アイロン
掛けでは、ミストやスチームで衣類の繊維に湿気を供給
してしわが取れやすい状態をつくり、この状態で衣類を
引っ張りながら押さえつけて、衣類のしわをとってい
る。このとき、同時に衣類の形を整え、この整形された
状態を保つために、高温で湿気をとばして乾燥させる作
業を行っている。
【0004】アイロン掛けによる衣類の仕上げは優れて
いるものの、反面、時間がかかる、あるいは立体的な面
の仕上げが難しいというような欠点を有しているもので
ある。この欠点は、一般使用者がアイロン掛け作業を敬
遠する要因となっている。また、アイロン掛け作業に代
わって、手軽に衣類のしわを伸ばす等の衣類仕上げがで
きる装置の出現が望まれている。
【0005】これを実現するものとして、特開平10−
24199号公報に記載されている装置がある。図18
はこの構成を説明する説明図である。この装置は、衣類
仕上げの一つである乾燥を主に行い、さらに、衣類のし
わを伸ばす機能も備えているものである。
【0006】すなわち、図示していない熱源と図示して
いない送風手段を有する人体形態の乾燥機本体1に、適
度の通気性を有する衣類の形状をした衣類乾燥袋2を被
着し、この衣類乾燥袋2に衣類3をさらにセットして、
本体1の首部から吸気した空気を、前記熱源と送風手段
によって温風として送風して衣類乾燥袋2を膨らませ
て、さらに膨らんだ衣類い乾燥袋2から送風された空気
が衣類の内側から外側に抜けて衣類3を乾燥させるよう
に、また衣類乾燥袋2の膨らみによって衣類3の形を整
え、そのしわを低減するように作用するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記従来の衣類
乾燥機は、衣類仕上げの一つである乾燥機能は十分に有
しているものの、衣類のしわを伸ばすという機能に対し
ては十分ではないという課題を有している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、衣類を被着さ
せる人体形状の全体あるいは部分を形どった通気性を有
する袋と、前記袋に送風する送風手段を備えた本体と、
前記被着させた衣類の縫い目に沿った方向に引張力をか
ける引張手段とを有し、前記袋が膨張すると、その外容
積が対象衣類の内容積よりも大きくなる構成の衣類仕上
げ装置としている。
【0009】濡れると発生し易い糸の縫い目部での縫い
つれや縫いじわ(シームパッカリング)に対して、縫い
目に沿った方向に引張力をかける引張手段を有すること
で、衣類をしわなく引っ張り、また、袋を送風手段の送
風によって膨張させることによって、衣類よりも大きく
膨張しようとする外向きの力によって衣類は形を整えら
れた状態で乾燥される。
【0010】従って本発明は、しわを伸ばした状態で衣
類を仕上げることができるもので、手軽に衣類の仕上げ
ができる衣類仕上げ装置としているものである。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、衣類
を被着する通気性を有する袋と、前記袋に送風する送風
手段とを有する本体と、前記衣類の縫い目に沿った方向
に引張力をかける引張手段とを構成要件として備え、前
記袋が膨張すると、その外容積が対象衣類の内容積より
も大きくなる構成の衣類仕上げ装置としている。
【0012】濡れると発生し易い糸の縫い目部での縫い
つれや縫いじわ(シームパッカリング)に対して、縫い
目に沿った方向に引張力をかける引張手段を有すること
で、衣類をしわなく引っ張り、また膨張時には衣類より
も大きい寸法となる袋を送風手段の送風によって膨張さ
せて衣類の内側から均等に張力を加えることによって、
衣類は形を整えられた状態で乾燥される。
【0013】従って本発明は、しわを伸ばした状態で衣
類を仕上げることができるもので、手軽に衣類の仕上げ
ができる衣類仕上げ装置としているものである。
【0014】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載した構成に加え、本体は、送風手段が送風する空気を
加熱する加熱手段を有する構成の衣類仕上げ装置として
いる。
【0015】加熱手段の加熱によって温風を送風でき、
衣類の乾燥時間を短縮でき、かつ送風空気の膨張効果に
よってより強く袋を膨らませることができ、しわ伸ばし
効果をいっそう高めることができる。
【0016】請求項3に記載した発明は、請求項1また
は2に儀際した構成に加え、本体は、送風手段が送風す
る空気に水分を供給する水分蒸発手段を有する構成とし
ている。
【0017】水分蒸発手段が蒸発させた水分が袋から衣
類に供給されることによって、衣類は均一に湿って、し
わがよく伸びるものである。
【0018】請求項4に記載した発明は、請求項1から
3のいずれかに記載した構成に加え、本体は送風手段の
送風量を調整する送風量制御手段を有する構成としてい
る。
【0019】送風量制御手段によって送風手段の送風量
を制御することによって、袋の膨らみを具合を小さくし
て、セーター等が伸びすぎるなどの変形しやすい衣類の
仕上げも適切にできるものである。
【0020】請求項5に記載した発明は、請求項1から
4のいずれか1項に記載した構成に加え 引張手段は、
袋の裾部や袖部の最端部に相当する位置で、送風手段に
よる袋の膨張を引張力として利用できる位置に設けた衣
類を挟むための複数のクリップを有する構成としてい
る。
【0021】クリップによって衣類の縫い目の端部を挟
んで、送風手段による袋の膨張を衣類を引っ張る引っ張
り力として利用することによって、衣類の縫い目方向に
沿って衣類を引っ張ることができ、しわ伸ばし機能を向
上した衣類仕上げ装置とできる。
【0022】請求項6に記載した発明は、請求項1から
4のいずれか1項に記載した構成に加え、引張手段は、
袋の裾部や袖部の端部に相当する位置に設けた摩擦材と
した構成としている。
【0023】摩擦材が送風手段の送風によって衣類のす
そや袖からはみ出すときの袋の膨張による変形を衣類を
引っ張る引っ張り力に利用でき、しわ伸ばし機能を向上
した衣類仕上げ装置とできる。
【0024】請求項7に記載した発明は、請求項6に記
載した構成に加え、摩擦材は袋の表面に貼り付けた摩擦
係数の大きな表面素材とした構成としている。このため
簡単な構成でしわ伸ばし機能を向上した衣類仕上げ装置
とできる。
【0025】請求項8に記載した発明は、請求項6に記
載した構成に加え、摩擦材は袋の表面に摩擦係数の大き
な表面処理加工をして設けた構成としている。このた
め、簡単な構成で、しわ伸ばし効果を向上した衣類仕上
げ装置とできる。
【0026】請求項9に記載した発明は、請求項1から
8のいずれか1項に記載した構成に加え、袋は、袖部あ
るいは裾部の端部に相当する部分に位置して、衣類であ
る上着の袖刳り(カウス部)やズボンの裾部を押し広げ
る拡張部材を具備する構成としている。
【0027】袋の端部が拡張部材によって上着の袖刳り
やズボンの裾部に位置決めされて、送風手段によって袋
が膨らもうとする力と拡張部材の自重によって袖や裾を
引っ張ることができるとともに、縫い目があって布が重
なってしわが伸びにくい袖刳りや裾を押し広げることが
できて、しわ伸ばし機能を向上させている。
【0028】請求項10に記載した発明は、請求項1か
ら9のいずれか1項に記載した構成に加え、袋は、上着
の形状に似せた胴部と、上着の袖部またはズボンの脚部
に似せた脚部とを有する構成としている。
【0029】袋が胴部と脚部を有する形状としているた
め、ズボンの時には袖部をズボンの脚部に通すことによ
って、1つの袋で上着用とズボン用を兼用でき、袋を取
り換えることなく、衣類の形状に対応して容易にしわ伸
ばしができる。
【0030】請求項11に記載した発明は、請求項1か
ら9のいずれか1項に記載した構成に加え、袋は、上着
の形状に似せた胴部と、2本の筒状に分かれた形状をし
た筒状胴部を有する構成としている。
【0031】袋が胴部と筒状胴部を有する構成としてい
るため、衣類がズボンの時には筒状胴部を利用でき、1
つの袋で上着用とズボン用を兼用でき、衣類の種類によ
って袋を取り換える必要のない使い勝手のよい衣類仕上
げ装置としている。
【0032】請求項12に記載した発明は、請求項1か
ら11のいずれか1項に記載した構成に加え、袋を直立
状態に支持する支持部材を備え、前記支持部材は、衣類
の上着を支持する肩部を有し、ズボンやスカートを挟む
ための複数のクリップを前記肩部に設けた構成の衣類仕
上げ装置としている。
【0033】支持部材によって袋と衣類を直立状態に支
持でき、また支持部材が上着を支持する肩部と、ズボン
やスカートを挟むための複数のクリップを有しているた
め、上着やズボンやスカートなど異なる形状の衣類を、
この1つの支持部材でセットできる使い勝手のよい衣類
仕上げ装置とできる。
【0034】請求項13に記載した発明は、請求項12
に記載した構成に加え、支持部材の肩部は両端部を別部
材として、支持部材本体から伸縮できる構成とした衣類
仕上げ装置としている。この別部材とした肩部材が支持
部材本体から伸縮できる構成としているため、衣類が上
着の場合にはその肩幅に合わせ、ズボンやスカートの場
合にはその胴回りに合わせて肩部材を摺動させることが
できる。すなわち、衣類を支持部材で支持した場合に発
生する型くずれを少なくして、しわ伸ばしの仕上がりを
よりよくするものである。
【0035】請求項14に記載した発明は、請求項12
または13に記載した構成に加え、支持部材は直立可能
なスタンドに取り付けた構成としている。支持部材を直
立可能なスタンドに取り付けた構成としているため取り
扱いが容易な装置とできるものである。
【0036】請求項15に記載した発明は、請求項12
から14のいずれかに記載した構成に加え、本体は、袋
の外部に配設され、送風ダクトによって前記袋と着脱自
在に接続されている構成としている。
【0037】このため本体と袋を分けることができ、袋
を交換することが容易にできる。また、送風ダクトを外
すことによってより容易に衣類の着せ替えができて、し
わ伸ばしの準備が容易になる。さらに送風ダクトを使用
して本体からの送風を布団乾燥機の袋に装着するなど、
他の用途に利用が可能になる。
【0038】請求項16に記載した発明は、請求項15
に記載した構成に加え、スタンドは送風手段に接続した
パイプを有し、前記パイプの複数の開口部は袋内に設け
た構成の衣類仕上げ装置としている。
【0039】袋の内側に開口部を有するパイプをスタン
ドに設けて、すっきりとした外観を備えて、複数の開口
部から空気を袋内に供給するようにしているため袋の膨
張が均一に行われ、使い勝手のよい衣類仕上げ装置とし
ている。
【0040】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例に
ついて説明する。図1は本実施例の外部構成を示す外観
図、図2は本実施例の本体の内部構成を示す断面図であ
る。
【0041】本実施例の衣類仕上げ装置は、本体4と、
衣類3を被着する通気性を有する袋5と、引っ張り手段
7を備えた構成としている。
【0042】本体4は、前記袋5に送風する送風手段6
を有している。送風手段6はモータとシロッコファンか
ら成っており、低部から吸気した空気を内部の送風経路
を介して上部に送風している。
【0043】本体4には前記袋5を装着している。袋5
は通気性を有しているポリエステル繊維によって構成し
ている。また、表面にはミストやスチームによって吸湿
させた衣類3を被着している。袋5は、膨張時の寸法が
前記衣類3と相似で衣類3よりも大きい寸法としてい
る。従って、送風手段6の送風によって、衣類3を押し
広げるように膨張する。また、袋5が通気性を有してい
るため、ある程度膨張したところで、袋5の空気は表面
に被着している衣類3に向かって放出される。この状態
では、衣類3は内側から外側に向かって通気される。
【0044】引っ張り手段7は、本実施例では錘を備え
たクリップで構成している。この引っ張り手段7を、衣
類3の縫い目などしわが発生し易い箇所に取り付けるこ
とによって、前記錘の重力が衣類3の縫い目などしわが
発生しやすい個所が引き伸ばされた状態となる。すなわ
ち本実施例では、引っ張り手段7は衣類3の縫い目に沿
った方向に荷重を加えているものである。
【0045】以下、本実施例の動作について説明する。
洗濯・脱水後の濡れた衣類3またはミストやスチームで
吸湿した衣類3を、袋5に被着して送風手段6を作動さ
せる。送風手段6からの空気が袋5を膨らませ、さら
に、袋5の内側から外側に抜けて衣類3に接触する。こ
のとき、袋5とともに膨れた衣類3の縫い目の方向に沿
って、引張手段7をぶら下げるとともに、衣類3の各部
を手で引っ張りながらしわを伸ばすようにして形を整え
る。その後は特に手をかけることなく、送風手段6によ
る送風空気によって対象衣類3が乾燥すれば、しわが伸
びた状態で仕上がる。
【0046】このとき本実施例では、袋5の膨張時のサ
イズを衣類3よりも大きく設定している。このため、袋
5が膨潤した時点で、衣類3は張力を受けているもので
ある。
【0047】また本実施例では、衣類3の縫い目などし
わが発生し易い箇所を引張手段7で引っ張ることによっ
て、しわ伸ばし効果を上げている。
【0048】また本実施例では、袋5に通気性を有した
ものを使用しているため、送風手段6による送風空気が
袋5の内側から外側に抜けて衣類3に当たり、外側から
では空気が当たりにくく、また、しわが残りやすい脇の
下などにも空気が当たる構成とでき、しわ伸ばしが対象
衣類全体に均一に行われる。
【0049】なお、本実施例では送風手段6はエンジン
とターボファン、軸流ファン、クロスフローファンなど
原動機やファンの種類を限定するものではない。また、
袋はポリエステル繊維以外の通気性を有する繊維や伸縮
性のゴムなどの樹脂に小孔を開ける加工を施したものな
どその材質を限定するものではない。また、図では対象
衣類を上着とした場合を例示しているがズボンやスカー
トでも同様である。本実施例では送風手段を作動させた
後に引張手段をセットしているが、その順番を限定する
ものではない。
【0050】(実施例2)次に本発明の第2の実施例に
ついて説明する。図3は本実施例の本体4の内部構成を
示す断面図である。実施例1と共通の部分は同一の番号
を付して詳しい説明は省略する。
【0051】本実施例では、本体4の送風経路中に加熱
手段8を設けている。加熱手段8はヒータによって構成
している。従って、送風手段6が送風する空気は温風と
なる。 仕上げ時には、送風手段6が送風する空気を温
風にして袋5の内側に吹き出す。
【0052】以上のように本実施例においては、送風空
気を温風にすることによって、濡れた(湿った)衣類の
乾燥時間を短くしてより短時間に仕上げることができる
ともに、熱による空気の膨張効果を高めて、より強く袋
5を膨らませることができ、熱変形し易い繊維に対して
はしわ伸ばし効果をより一層高めることができるもので
ある。
【0053】なお、本実施例では加熱手段8は空気を加
熱するニクロムヒータやセラミックヒータなどの電気ヒ
ータや、ガスや石油の燃焼を利用したものや、ヒートポ
ンプ方式で加熱する場合にも適用されるものであり、加
熱手段を限定するものではない。
【0054】(実施例3)次に本発明の第3の実施例に
ついて説明する。図4は本実施例の本体4の内部構成を
示す断面図である。実施例1、2と共通の部分は同一の
番号を付して詳しい説明は省略する。
【0055】本実施例では、水分蒸発手段9を本体4の
送風経路中に配置している。水分蒸発手段としては、送
風手段6の吹き出し部付近に設置した水を入れたトレイ
を使用している。送風空気が水分蒸発手段9の表面を通
過する時にトレイ内の水を蒸発させる。加熱手段8があ
る場合は、温風を通過させると水の蒸発量はさらに増加
する。
【0056】以上のように本実施例においては、送風さ
れる空気に湿気を付加して、袋を通して内側から外に向
けて衣類に湿気を当てることによって、外側からでは当
たりにくくい脇の下などにも容易に均一に衣類を湿らせ
ることができ、しわ伸ばし効果が向上するものである。
【0057】なお、本実施例の水分蒸発手段9は、水を
含んだ布または紙や不織布、水の入ったトレイ内に水中
ヒータを投げ込んだもの、トレイを金属容器で構成して
ヒータを容器に接触敷設もしくは埋め込んだもの、送風
手段6の吹き出し口近辺に水を噴霧するノズルを設けた
ものでも同様であり、特に限定するものではない。
【0058】(実施例4)次に本発明の第4の実施例に
ついて説明する。図5は本実施例の本体の内部構成を示
す断面図である。実施例1、2、3と共通の部分は同一
の番号を付して詳しい説明は省略する。
【0059】本実施例では、送風手段6の吹出口には送
風手段6の送風風量を制御する送風量制御手段10であ
るダンパを配置している。送風量制御手段10によっ
て、送風空気の通路面積を絞り込むことによって送風量
を調整するものである。
【0060】例えば衣類3がセータのように伸びやすい
素材の場合は、袋5を膨らましすぎると、しわが伸びる
だけでなく衣類全体が伸びて型くずれを起こす。この場
合は送風量制御手段10を風路が狭くなる方向に回転さ
せて、送風量を調整して、上記のような不具合が起こら
ないようにできる。
【0061】以上のように、袋5の膨らみ具合を変える
ために送風手段6の送風量を変える送風量制御手段10
によって、袋5の膨らみすぎを抑えて、セータなどの変
形し易い衣類の伸びすぎなどを防止して、仕上げ具合を
よくすることができる。
【0062】なお、本実施例の送風量制御手段10は、
ダンパを用いた構成としているが、袋5内の空気圧力を
測定する半導体圧力センサを用いた圧力検知手段と圧力
検知手段の出力に応じて、送風手段6のモータの回転数
を制御する電圧制御や位相制御を行う制御手段からなる
送風量制御手段とすることも可能である。すなわち、送
風量制御手段10は特に種類を限定する必要はない。
【0063】(実施例5)次に本発明の第5の実施例に
ついて説明する。図6は本実施例の引張手段を示す外観
図である。実施例1、2、3、4と共通の部分は同一の
番号を付して詳しい説明は省略する。
【0064】図において、引張手段は袋5の裾や袖の最
端部に相当する位置に設けた衣類を挟むための複数のク
リップ11を具備しており、対象衣類3の寸法よりも大
きい袋5が送風手段6によって図6の向かって右側の袖
部のように、膨らんで対象衣類3の袖からはみ出して膨
らもうとする力を利用して衣類を引っ張るものである。
すなわち、袋5の端部であって衣類の袖や裾の縫い目の
近くに相当する位置にクリップ11を設けて、例えば、
図6の向かって右側の袖部で、図6の向かって左側の袖
部のように袋5の袖部を押し込むようにして袋5の袖部
の長さを調整して、対象衣類3の袖の縫い目の端ともう
一方の端をクリップ11で挟む。
【0065】以上のように、袋5の裾部や袖部の最端部
に相当する位置に設けた衣類を挟むための複数のクリッ
プ11を引張手段とすることによって、実施例1で述べ
た錘の付いたクリップからなる引張手段7に比べて、ク
リップをなくすことがない。また、実施例1で述べた錘
の付いたクリップからなる引張手段7では、仕上げ完了
後もクリップを外さずに長時間放置すると、引張手段7
の自重が対象衣類3に加わり続けて、その部分が必要以
上に伸びるおそれがあるが、本実施例の引張手段11に
よれば、仕上げ完了後に送風手段6を停止して袋5を膨
らますことをやめれば、膨らむことによる張力がなくな
るため、対象衣類3を必要以上に引っ張ることがなく、
仕上げ終了後に速やかに引張手段を外すという必要がな
くなる。
【0066】なお、図では対象衣類を上着とした場合を
例示しているがズボンやスカートでも同様である。
【0067】(実施例6)次に本発明の第6の実施例に
ついて説明する。図7は本実施例の引張手段を示す外観
図である。実施例1、2、3、4、5と共通の部分は同
一の番号を付して詳しい説明は省略する。
【0068】本実施例では、引張手段として、袋5の裾
部や袖部の端部に相当する位置に配置した、摩擦係数の
大きなゴムなどを表面に使用している表面素材12を使
用している。この表面素材12は、袋5表面に貼り付け
た構成としても、袋5自身を表面処理加工してもかまわ
ない。
【0069】以上の構成で、衣類3の寸法よりも大きい
袋5が送風手段6によって膨らんで衣類3の裾や袖から
はみ出して膨らもうとする力と衣類と表面素材12との
摩擦力を利用して衣類を引っ張ることができものであ
る。
【0070】例えば、図7の向かって右側の袖部では、
図7の向かって左側の袖部のように袋5の袖部を押し込
むようにして袋5の袖部の長さを調整して、対象衣類3
の袖の端におさめる。
【0071】以上のように、袋5の裾部や袖部の最端部
に相当する位置に設けた摩擦係数の大きな表面素材12
を引張手段とすることによって、実施例1で述べた錘の
付いたクリップからなる引張手段7に比べて、クリップ
をなくすことがない。また、実施例1で述べた錘の付い
たクリップからなる引張手段7では、仕上げ完了後もク
リップを外さずに長時間放置すると、引張手段7の自重
が対象衣類3に加わり続けて、その部分が必要以上に伸
びるおそれがあるが、本実施例の引張手段12によれ
ば、仕上げ完了後に送風手段6を停止して袋5を膨らま
すことをやめれば、膨らむことによる張力がなくなるた
め、対象衣類3を必要以上に引っ張ることがなく、仕上
げ終了後に速やかに引張手段を外すという必要がなくな
る。また、クリップなどで衣類を挟むことがないので、
挟み跡が付くこともなく、衣類をしわなく引っ張り、形
を整えることで、しわ伸ばし機能を向上させている。
【0072】なお、図では対象衣類を上着とした場合を
例示しているがズボンやスカートでも同様である。
【0073】(実施例7)次に本発明の第7の実施例に
ついて説明する。図8は本実施例の袋を示す外観図であ
る。本実施例では拡張部材13を使用している。拡張部
材13は、袋5の袖部あるいは裾部の端部に相当する部
分に位置して、衣類3となる上着の袖刳り(カウス部)
やズボンの裾部を押し広げる機能を有している。
【0074】拡張部材13は、互いに対象な部材13a
と13bを13cを支点に互いに回転自在に取り付け
て、両部材の一端をバネ13dで引っ張る構成のもの
で、バネ13dを取り付けた反対端が広がるものであ
る。
【0075】その使用方法は、例えば、図8の向かって
右側の袖部では、図8の向かって左側の袖部のように袋
5の袖部を押し込むようにして袋5の袖部の長さを調整
して、対象衣類3の袖刳りに挿入して、これを押し広げ
る。
【0076】以上のように、拡張部材13によって、袋
5の端部は上着の袖刳りやズボンの裾部に位置決めされ
る。送風手段6によって膨らもうとする力と拡張部材1
3の自重によって袖や裾を引っ張ることができるととも
に、縫い目があって布が重なってしわが伸びにくい対象
衣類3の袖刳りや裾を押し広げることができて、しわ伸
ばし機能を向上させている。
【0077】図9は、ズボンの場合を示す外観図であ
り、拡張部材13がズボンの裾を押し広げる。
【0078】なお、本実施例における拡張部材13の形
状は一例であって、図10のような構成でもよく、図8
や図9、図10に記載のものに限定するものではない。
図10において、図10aと図10bに示すように、バ
ネ13eの縮まる力で2本の回転自在の支持棒13fと
13gが略水平方向に広がり、2枚の拡張板13hと1
3iを押し広げる。
【0079】また、図では対象衣類を上着やズボンとし
た場合を例示しているがスカートでも同様である。
【0080】(実施例8)次に本発明の第8の実施例に
ついて説明する。図11は本実施例の袋を示す外観図で
ある。本実施例では、袋14は上着15に似せた形状と
した胴部14cと、上着の袖部あるいはズボンの脚部の
形状とした脚部14aまたは14bを備えた構成として
いる。
【0081】以上のような袋14の形状とすることによ
って、1つの袋14で上着用とズボン用を兼用できるも
のであり、袋14を取り換えることなく、衣類の形状に
対応して容易にしわ伸ばしができるものである。
【0082】(実施例9)次に本発明の第9の実施例に
ついて説明する。図12は本実施例の袋を示す外観図で
ある。
【0083】本実施例では、袋17は、上着に似せた形
状とした胴部17と、胴部17cに接続している2本の
筒状部とした筒状胴部17aと17bとを有している。
この構成として、ズボンの時には筒状胴部17aと17
bをズボンの脚部に通すことによって、1つの袋17で
上着用とズボン用を兼用できるものである。このため、
袋17を取り換えることなく、衣類の形状に対応して容
易にしわ伸ばしができるものでる。
【0084】(実施例10)次に本発明の第10の実施
例について説明する。図13、図14は本実施例の構成
を示す説明図である。
【0085】本実施例では、ハンガー状支持部材18を
使用している。ハンガー状支持部材18は、袋5の内側
に設けている。ハンガー状支持部材18は、衣類の上着
15を支持する肩部を有し、肩部の端部に肩形状に合わ
せた形状のクリップ18a、18bを設けている。ハン
ガー状支持部材18に上着用袋5を被着し、さらに上着
15を被着させ、ハンガー状支持部材18は、これらを
肩部で支持する。
【0086】図14は、ズボンを被着させる場合を説明
する説明図である。ハンガー状支持部材18にズボン用
袋19を被着し、さらにズボン16を被着させ、クリッ
プ18aと18bによって胴部を挟み支持する。
【0087】ハンガー状支持部材18は、袋と対象衣類
を直立状態に支持するもので、上着15やズボン16や
スカートなど異なる形状の対象衣類に対して、この1つ
のハンガー状支持部材で対応でき、被着し易く、引っ張
り易くして、しわ伸ばしの準備が容易にできるものであ
る。
【0088】(実施例11)次に本発明の第11の実施
例について説明する。図15は本実施例のハンガー状支
持部材を示す部分断面図である。
【0089】本実施例のハンガー状支持部材20は、そ
の肩幅が伸縮するように両端部が別部材で構成した肩部
材20aと20bを有している。この2個の肩部材20
a、20bが支持部材本体と摺動用角パイプ20cと誘
導用角パイプ20dによって摺動自在に取り付けられて
いるものである。
【0090】衣類が上着の場合には、その肩幅に合わ
せ、ズボンやスカートの場合には、その胴回りに合わせ
て、肩部材20aと20bを摺動させることができて、
対象衣類のサイズに合わせることによって、支持部材で
支持した場合の型くずれを少なくして、しわ伸ばしの仕
上がりをよりよくするものである。
【0091】(実施例12)次に本発明の第12の実施
例について説明する。図16は本実施例の構成を示す外
観図である。本実施例では、ハンガー状支持部材20を
直立可能なスタンド21に取り付けた構成としている。
前記スタンド21は、袋5の外部に配設している本体4
に取り付けている。また本体4は、袋5に接続している
送風ダクト22を着脱自在に備えている。
【0092】スタンドタイプで使用すると、セータなど
ボタンがないかぶり物の上着等の被着が容易にでき、し
わ伸ばしの準備が容易にできるものである。また、本体
4と袋5を分けることができ、袋5を容易に交換でき、
送風ダクト22を外すことによってより容易に衣類の着
せ替えができて、しわ伸ばしの準備が容易になる。さら
に、本体4からの送風を布団乾燥機の袋に装着するな
ど、他の用途に利用が可能になる。
【0093】(実施例13)次に本発明の第13の実施
例について説明する。図17は本実施例の衣類仕上げ装
置の全体構成を示す説明図である。
【0094】本実施例では、スタンド23は中空のパイ
プによって構成している。またスタンド23は、送風手
段6の吹き出し口に接続されており、袋5の内側に開口
部23aを複数個有している。
【0095】以上のように本実施例では、スタンド23
が送風ダクトを兼ねる構成としているため、外観がすっ
きりするとともに、開口部23aを上下各部に複数個設
けることによって袋5の膨れ方を均一にするなどの調整
ができ、また、乾燥をさらによくさせたい付近に空気の
吐出口を設けることができるなど、仕上げ、乾燥性能の
向上を図ることができる。
【0096】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、衣類を被着
する通気性を有する袋と、前記袋に送風する送風手段と
を有する本体と、前記衣類の縫い目に沿った方向に引張
力をかける引張手段とを備え、前記袋は前記衣類よりも
大きい寸法に膨らむ構成として、簡単な構成で、しわを
伸ばした状態で衣類を仕上げることができる衣類仕上げ
装置を実現できるものである。
【0097】請求項2に記載した発明は、本体は、送風
手段が送風する空気を加熱する加熱手段を有する構成と
して、加熱手段の加熱によって温風を送風でき、衣類の
乾燥時間を短縮でき、かつ送風空気の膨張効果によって
より強く袋を膨らませることができ、しわ伸ばし効果の
高い衣類仕上げ装置を実現できる。
【0098】請求項3に記載した発明は、本体は、送風
手段が送風する空気に水蒸気を供給する水分蒸発手段を
有する構成として、水分蒸発手段が蒸発させた水分が袋
から衣類に供給されることによって、衣類は均一に湿っ
て、しわがよく伸びる衣類仕上げ装置を実現するもので
ある。
【0099】請求項4に記載した発明は、本体は、送風
手段の送風量を調整する送風量制御手段を有する構成と
して、セーター等の変形しやすい衣類の仕上げも適切に
できる衣類仕上げ装置を実現できるものである。
【0100】請求項5に記載した発明は、引張手段は、
袋の裾部や袖部の最端部に相当する位置で、送風手段に
よる袋の膨張を引張力として利用できる位置に設けた衣
類を挟むための複数のクリップを有する構成として、衣
類の縫い目方向に沿って衣類を引っ張ることができ、し
わ伸ばし機能を向上した衣類仕上げ装置を実現するもの
である。
【0101】請求項6に記載した発明は、引張手段は、
袋の裾部や袖部の端部に相当する位置に設けた摩擦材と
した構成として、摩擦材が送風手段の送風によって衣類
のすそや袖からはみ出すときの袋の変形を衣類を引っ張
る引っ張り力に利用でき、しわ伸ばし機能を向上した衣
類仕上げ装置を実現するものである。
【0102】請求項7に記載した発明は、摩擦材は袋の
表面に貼り付けた摩擦係数の大きな表面素材とした構成
として、簡単な構成でしわ伸ばし機能を向上した衣類仕
上げ装置を実現できるものである。
【0103】請求項8に記載した発明は、摩擦材は袋の
表面を加工して構成して、簡単な構成でしわ伸ばし機能
を向上した衣類仕上げ装置を実現できるものである。
【0104】請求項9に記載した発明は、袋は、袖部あ
るいは裾部の端部に相当する部分に位置して、衣類であ
る上着の袖刳り(カウス部)やズボンの裾部を押し広げ
る拡張部材を具備する構成として、縫い目があって布が
重なってしわが伸びにくい袖刳りや裾を押し広げること
ができて、しわ伸ばし機能を向上させた衣類仕上げ装置
を実現するものである。
【0105】請求項10に記載した発明は、袋は、上着
の形状に似せた胴部と、上着の袖部またはズボンの脚部
に似せた脚部とを有する構成として、1つの袋で上着用
とズボン用を兼用でき、袋を取り換えることなく、衣類
の形状に対応して容易にしわ伸ばしができる衣類仕上げ
装置を実現するものである。
【0106】請求項11に記載した発明は、袋は、上着
の形状に似せた胴部と、2本の筒状に分かれた形状をし
た筒状胴部を有する構成として、1つの袋で上着用とズ
ボン用を兼用でき、袋を取り換えることなく、衣類の形
状に対応して容易にしわ伸ばしができる衣類仕上げ装置
を実現するものである。
【0107】請求項12に記載した発明は、袋を直立状
態に支持する支持部材を備え、前記支持部材は、衣類の
上着を支持する肩部を有し、ズボンやスカートを挟むた
めの複数のクリップを前記肩部に設けた構成として、上
着やズボンやスカートなど異なる形状の衣類を1つの支
持部材でセットできる使い勝手のよい衣類仕上げ装置を
実現するものである。
【0108】請求項13に記載した発明は、支持部材の
肩部は両端部を別部材として、支持部材本体から伸縮で
きる構成として、衣類を支持部材で支持した場合に発生
する型くずれを少なくして、しわ伸ばしの仕上がりをよ
りよくする衣類仕上げ装置を実現するものである。
【0109】請求項14に記載した発明は、支持部材
は、直立可能なスタンドに取り付けた構成として、取り
扱いが容易な衣類仕上げ装置を実現するものである。
【0110】請求項15に記載した発明は、本体は、袋
の外部に配設され、送風ダクトによって前記袋と着脱自
在に接続されている構成として、しわ伸ばしの準備が容
易にでき、さらに送風ダクトを使用して本体からの送風
を布団乾燥機の袋に装着するなど、他の用途に利用が可
能な衣類仕上げ装置を実現するものである。
【0111】請求項16に記載した発明は、スタンドは
送風手段に接続したパイプを有し、前記パイプの複数の
開口部は袋内に設けた構成として、すっきりとした外観
を備え、袋の膨張が均一に行われる、使い勝手のよい衣
類仕上げ装置を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である衣類仕上げ装置の
構成を示す外観図
【図2】同、本体の内部構成を示す断面図
【図3】本発明の第2の実施例である衣類仕上げ装置の
本体の内部構成を示す断面図
【図4】本発明の第3の実施例である衣類仕上げ装置の
本体の内部構成を示す断面図
【図5】本発明の第4の実施例である衣類仕上げ装置の
本体の内部構成を示す断面図
【図6】本発明の第5の実施例である衣類仕上げ装置の
引張手段を示す外観図
【図7】本発明の第6の実施例である衣類仕上げ装置の
引張手段を示す外観図
【図8】本発明の第7の実施例である衣類仕上げ装置の
袋を示す外観図
【図9】本発明の第7の実施例で対象衣類がズボンの場
合の袋を示す外観図
【図10】(a)本発明の第7の実施例である衣類仕上
げ装置に使用している拡張部材の他の実施例を示す外観
図(b)同、動作を説明する説明図
【図11】本発明の第8の実施例である衣類仕上げ装置
の袋の構成を説明する説明図
【図12】本発明の第9の実施例である衣類仕上げ装置
の袋の構成を説明する説明図
【図13】本発明の第10の実施例である衣類仕上げ装
置に使用している支持部材の構成を示す説明図
【図14】同、支持部材の使用状態を説明する説明図
【図15】本発明の第11の実施例である衣類仕上げ装
置に使用している支持部材の構成を説明する説明図
【図16】本発明の第12の実施例である衣類仕上げ装
置の構成を示す外観図
【図17】本発明の第13の実施例である衣類仕上げ装
置の構成を示す部分断面図
【図18】従来例である衣類乾燥機の全体構成を示す外
観図
【符号の説明】 4 本体 5、14、17 袋 6 送風手段 7 引張手段 8 加熱手段 9 水分蒸発手段 10 送風量制御手段 11 クリップ 12 表面素材 13 拡張部材 15 カーテン 18 ハンガー状支持部材 19、20 ダンパ 21 スタンド 22、23 送風ダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 まゆみ 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類を被着させる人体形状の全体あるい
    は部分を形どった通気性を有する袋と、前記袋に送風す
    る送風手段を備えた本体と、前記被着させた衣類の縫い
    目に沿った方向に引張力をかける引張手段とを有し、前
    記袋が膨張すると、その外容積が対象衣類の内容積より
    も大きくなる衣類仕上げ装置。
  2. 【請求項2】 本体は、送風手段が送風する空気を加熱
    する加熱手段を有する請求項1に記載した衣類仕上げ装
    置。
  3. 【請求項3】 本体は、送風手段が送風する空気に水分
    を供給する水分蒸発手段を有する請求項1または2に記
    載した衣類仕上げ装置。
  4. 【請求項4】 本体は、送風手段の送風量を調整する送
    風量制御手段を有する請求項1から3のいずれか1項に
    記載した衣類仕上げ装置。
  5. 【請求項5】 引張手段は、袋の裾部や袖部の最端部に
    相当する位置で、送風手段による袋の膨張を引張力とし
    て利用できる位置に設けた衣類を挟むための複数のクリ
    ップを有する請求項1から4のいずれか1項に記載した
    衣類仕上げ装置。
  6. 【請求項6】 引張手段は、袋の裾部や袖部の端部に相
    当する位置に設けた摩擦材とした請求項1から4のいず
    れか1項に記載した衣類仕上げ装置。
  7. 【請求項7】 摩擦材は袋の表面に貼り付けた摩擦係数
    の大きな表面素材とした請求項6に記載した衣類仕上げ
    装置。
  8. 【請求項8】 摩擦材は袋の表面を加工して構成した請
    求項6に記載した衣類仕上げ装置。
  9. 【請求項9】 袋は、袖部あるいは裾部の端部に相当す
    る部分に位置して、衣類である上着の袖刳り(カウス
    部)やズボンの裾部を押し広げる拡張部材を具備する請
    求項1から8のいずれか1項に記載した衣類仕上げ装
    置。
  10. 【請求項10】 袋は、上着の形状に似せた胴部と、上
    着の袖部またはズボンの脚部に似せた脚部とを有する請
    求項1から9のいずれか1項に記載した衣類仕上げ装
    置。
  11. 【請求項11】 袋は、上着の形状に似せた胴部と、2
    本の筒状に分かれた形状をした筒状胴部を有する請求項
    1から9のいずれか1項に記載した衣類仕上げ装置。
  12. 【請求項12】 請求項1から11のいずれか1項に記
    載した構成に加え、袋を直立状態に支持する支持部材を
    備え、前記支持部材は、衣類の上着を支持する肩部を有
    し、ズボンやスカートを挟むための複数のクリップを前
    記肩部に設けた衣類仕上げ装置。
  13. 【請求項13】 支持部材の肩部は両端部を別部材とし
    て、支持部材本体から伸縮できる構成とした請求項12
    に記載した衣類仕上げ装置。
  14. 【請求項14】 支持部材は、直立可能なスタンドに取
    り付けた請求項12または13に記載した衣類仕上げ装
    置。
  15. 【請求項15】 本体は、袋の外部に配設され、送風ダ
    クトによって前記袋と着脱自在に接続されている請求項
    12から14のいずれか1項に記載した衣類仕上げ装
    置。
  16. 【請求項16】 スタンドは送風手段に接続したパイプ
    を有し、前記パイプの複数の開口部を袋内に設けた請求
    項15に記載した衣類仕上げ装置。
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