JP2003009223A - スロット割り当てアルゴリズム - Google Patents

スロット割り当てアルゴリズム

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JP2003009223A JP2002102799A JP2002102799A JP2003009223A JP 2003009223 A JP2003009223 A JP 2003009223A JP 2002102799 A JP2002102799 A JP 2002102799A JP 2002102799 A JP2002102799 A JP 2002102799A JP 2003009223 A JP2003009223 A JP 2003009223A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャネルコンディションの良くないアクセス
端末ATへも最低限のデータ転送サービスを保証するス
ケジューリングアルゴリズムを提供する。 【解決手段】 データを要求している複数のATは、チ
ャネルコンディションによって、いくつかの数(Ng
1)のATグループに分けられる。また、タイムスロッ
トからなる連続するシーケンスが、TDMAチャネル上
で定義され、(Ng2)個のスロットグループに分割さ
れる。ここで、Ng2はNg1より大きな数である。概
して、本発明によるスロット割り当ては2段階よりな
る。第1は、シーケンス内において、良いチャネルコン
ディションのATグループに多くのスロットグループ
が、そして各ATグループに少なくとも1つのスロット
グループが割り当てられる。第2は、各ATグループに
割り当てられたタイムスロットが、グループ内の各AT
に割り当てられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線デジタル通信
システムの分野に関し、とりわけ、適応変調−符号化方
式に対応している無線デジタル通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】セルラ方式の様な無線通信システムは、
送信側と受信側との間においてデータを伝送するため
に、変調された無線周波数(RF)による無線リンクを
使用する。無線周波数帯は限られた資源であるので、利
用可能な無線周波数帯の利用効率を上げる為に、様々な
信号処理技術が開発されている。そのような信号処理技
術の1つに、米国電気通信工業会(telecommunication
industry association(TIA))によって公表された
IS−95がある。セルラ方式通信システムで主に使わ
れるIS−95規格では、符号分割多重アクセス(CD
MA)を使って、多数の通信が同時に同じ帯域をおいて
行なわれる。IS−95規格に従って、音声コーダー用
に最大データレート9.6kbpsか14.1kbps
で、またデータ通信用に最大データレート64kbps
で、無線周波数上においてデータが伝送される。これ
は、データレートの組からどの組が選ばれたかによって
違う。もし一般的な通信がデジタル化された音声かファ
クシミリの様な低いレートのデジタルデータの送信であ
るなら、IS−95に明記されているデータレートは、
無線セルラ方式電話システムに最適である。
【0003】世界的なデータネットワーク標準化の為の
認知された機関であるインターネット協会の国際電気通
信連合(International Telecommunication Union (I
TU))は最近、国際移動体通信2000規格(IMT−
2000)を公表した。この規格は、いわゆる第3世代
とそれ以降(すなわち第3.5世代、第4世代)のデー
タネットワークを提案していて、このデータネットワー
クには、セルラ方式電話、携帯情報端末(PDA)、ハ
ンドヘルドコンピュータなどの無線式、移動体端末によ
る広範囲にわたるモバイルアクセスが含まれている。
(http://www.itu.int参照)。IMT−2000規格
は、第3世代と以降の世代の無線アクセス方法として、
ワイドバンド直接拡散符号分割多重アクセス(W−CD
MA)を採用している。また、無線通信が行われる環境
によるが、最大データレートを、乗車中に144kbp
s、歩行中に384kbps、そしてほぼ固定なら2M
bpsを要求している。このように、IMT−2000
規格による通信ネットワークにおいては、マルチメディ
ア通信サービスの様な高速データ伝送速度を必要とする
通信サービスが無線リンク上において実現可能である。
【0004】情報科学技術とインターネットの最近の驚
くべき発展により、高速無線インターネット技術が要求
されるようになり、また実際、無線データサービスの為
の様々なデータ送信技術の発展が促進された。その様な
技術の1つが、適応データレート方式である。適応デー
タレート方式においては、受信側の無線リンクコンディ
ションにより、データレートが適応的に変化させられ
る。無線インターネットにおける重要な条件の1つは、
あるセルまたはセクタにおいて、データスループットを
最大化させることである。適応データレート方式では、
ある無線リンクコンディションの時に受信機が受けるこ
との出来る最大のデータレートで複数のデータ受信機に
同時にサービスを提供することにより、データスループ
ットを平均して最適化する。
【0005】適応データレート方式は、多くの点で特異
な技術である。データサービスに特有な性質、つまりト
ラフィックの非対称性と遅延がかなり許容される等の性
質を認識した上で、適応データレート方式は、データサ
ービスを音声サービスから分離している。双方向の音声
通信は、下り方向(順方向リンク)と上り方向(逆方向
リンク)のトラフィックに関して厳しく対称性を要求
し、さらに遅延に対して敏感である。例えば、約100
msの遅延は許容範囲外であり、音声が聞き取りにくく
なってしまう。また、高品質な音声サービスにも、それ
ほど高くないデータレートで十分である。一方、データ
サービスは、下り方向トラフィックが多く、上り方向ト
ラフィックが少なく、更に、遅延をかなり許容する特徴
がある。例えば、1Mbpsでの高速データダウンロー
ドにおいては、100msは100kbつまり12.5
キロバイトを意味している。そして、数秒の遅延もほと
んど知覚できない。音声とデータサービスの分離は、物
理層の設計の複雑さを減少させる。それはつまり音声と
データのどっちが優先権が高いかを決める様な、難しい
システム上の負荷分散処理の必要をなくすからである。
【0006】異なったデータレートで同時に複数の受信
機にサービスを提供するために、適応データレート方式
は、普通には時分割多元アクセス(TDMA)方式に実
装されている。TDMAでは、使用される周波数帯は、
1つ又は複数の無線周波数チャネル(フレームと呼ばれ
る)に細分化される。フレームは、多数の物理チャネル
(タイムスロットと呼ばれる)に更に分割される。適応
データレート方式は、各スロットでデータレートの制御
が可能であるというTDMAチャネルの性質を利用して
いる。適応データレート方式を実装するには、無線周波
数チャネルのコンディションの計測と、無線チャネルが
受け入れることの出来る最大のデータレートの決定とが
必要である。このことと他の目的の為に、最低1つのパ
イロットバーストが各タイムスロットに挿入される。各
タイムスロットの最初のパイロットバーストを受信する
とすぐに、受信機は下り方向のチャネルコンディション
を概算して、その概算したチャネルコンディションで、
低エラーレートを維持しながら達成できる最大のデータ
レートを計算する。受信機は、それから計算されたデー
タレートを送信側に報告する。報告されたデータレート
を使って受信機にデータを送信するために、送信側は、
その報告されたデータレートとを達成できる変調方法と
符号化レートを選択する。
【0007】複数の受信機がデータを要求している時、
送信側は、受信機がサービスを受ける順番を決めるスケ
ジューリング機能(スケジューラー)を有する必要があ
る。様々なスケジューリングアルゴリズムが提案されて
きていて、また使われている。しかしながら、標準化さ
れたアルゴリズムはまだない。基本的に、これら今まで
のアルゴリズムは、同じ目的を達成しようとしている。
つまり平均データスループットを最大化するという目的
である。この目的を達成するため、これらのアルゴリズ
ムは、より良いチャネルコンディションにある受信機を
有利に取り扱うように設計されている。このように、こ
れら従来のアルゴリズムでは、良いチャネルコンディシ
ョンにある受信機が最初にサービスを受けて、チャネル
コンディションの良くない受信機があとにサービスを受
ける。また、受信機にサービスを提供している時に、も
しその受信機のチャネルコンディションが悪化したら、
従来のアルゴリズムのうちいくつかには、平均データス
ループットを上げる為に、その受信機にサービスを提供
するのを止めて、チャネルコンディションのよい他の受
信機にサービスを提供し始めるものもある。図1は、適
応データレート方式の実施の様子を示している図であ
る。図1において、アクセスポイント(AP)1は、ア
クセス端末(AT)2、3、4に送信する3セットのデ
ータを有している。AT2〜4は、受信したパイロット
バーストに基いてそれぞれの無線周波数(RF)チャネ
ルのコンディションを既に計測していて、それぞれが受
けることの出来るデータレートをAP1に送信する。こ
れら端末の中でAT2が最良のチャネルコンディション
で、AT3が次で、AT4が最悪であると仮定する。す
ると、これら端末の中でAT2が最大のデータレートで
要求をしてきて、AT3が少し低いデータレートで要求
をしてきて、AT4が最低のデータレートで要求してく
る。上述の従来のスケジューリング技術によれば、図1
に示される様に、AT2が最初にサービスを受けて、A
T3が次で、AT4が最後にサービスを受ける。
【0008】他の従来のスケジューリングアルゴリズム
では、チャネルコンディションがごく最近改善されたA
Tに有利にサービスを提供するように設計されている。
これらのアルゴリズムにおいては、チャネルコンディシ
ョンの低下は一時的であるとみなされ、チャネルコンデ
ィションが回復するまで、チャネルコンディションが低
下したATへのサービスの停止される。より詳細には、
これらのアルゴリズムでは、もっとも高いDRC/Rの
値を有するATにデータが送信される。ここで、DRC
とは、あるスロットでATにより要求されたデータレー
トであり、Rは、ATが受信する平均レートである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、当業者
には、上述の従来技術によるスケジューリングアルゴリ
ズムは、チャネルコンディションの悪いATに対して不
公平であることが明らかである。もし比較的少ない数の
ATがデータを要求しているのなら、うまくいくであろ
うが、数多くのATが頻繁にデータを要求している状況
では、これらのアルゴリズムによると、良いチャネルコ
ンディションのATにデータを送る処理に忙しくなり、
チャネルコンディションの悪いATはコンディションが
回復するまで、サービスを受けることなくおかれること
になる。言い換えれば、多くのATが頻繁にデータを要
求している状況では、これらのアルゴリズムはサービス
に差を付けて、ATはチャネルコンディションの良いと
きのみサービスを受けることになる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、チャネルコン
ディションの良くないATにも最低限のデータ伝送サー
ビスを保証するスケジューリングアルゴリズムを提供す
る。本発明によれば、データを要求しているATはチャ
ネルコンディションによりいくつかのATグループに分
割される。また、TDMAチャネル上にタイムスロット
からなる連続するシーケンスが定義され、このシーケン
スはいくつかのスロットグループに分割される。このス
ロットグループの数は、ATグループの数より多い。本
発明のスロット割り当ては2段階よりなる。第1は、シ
ーケンス内において、良いチャネルコンディションのA
Tグループに多くのスロットグループが割り当てられ
る。第2は、各ATグループに割り当てられたタイムス
ロットが、グループ内の各ATに割り当てられる。
【0011】さらに具体的に説明をすると、本発明で
は、各受信機のチャネルコンディションが最初に計測さ
れる。それから、チャネルコンディションに基づいて、
受信機が受信機グループに分けられる。チャネルはスロ
ットからなる連続するシーケンスに分割される。そし
て、各シーケンスがスロットグループに分割される。こ
のスロットグループが受信機グループに割り当てられ
る。チャネルコンディションの良い受信機を有する受信
機グループにより多くのスロットグループが割り当てら
れる。グループ内のチャネルコンディションの良い受信
機には、グループに割り当てられたスロットグループの
多くが割り当てられても良い。
【0012】1つのグループ内の受信機の数を、所定の
数に制限しても良い。グループ内の受信機の数を一定に
保つために、グループ内の受信機の数が変化するような
場合、グループを決定しているチャネルコンディション
の閾値レベルのうち上側と下側の少なくとも1つを変更
させても良い。グループ内の受信機へのサービスレベル
を保証するため、グループ内の受信機の増減に応じて、
グループに割り当るスロットの数を変更しても良い。チ
ャネルコンディションは、送信側から送信されるパイロ
ットシンボルを使い受信側で計測しても良い。あるい
は、チャネルコンディションは、受信側から送信側に送
信されるデータを使い送信側が計測しても良い。本発明
は、受信機のチャネルコンディションにより受信機のデ
ータレートを適宜変化させる適応データレート方式に応
用されうる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明による好ましい実施形態
を、以下に図を参照しながら説明する。以下の説明にお
いて、同じ部材には同じ参照番号が付けられている。ま
た、ここで説明される好ましい実施形態は、例示を目的
とするものであり、本発明の範囲を限定するものではな
い。
【0014】図2は、本発明が適用される第3世代の無
線移動体IPネットワーク100を例示的に示している
図である。ネットワーク100は、インターネット11
0を有している。サーバ120は、ルータ130を介し
てインターネットにつながっている。基地局(BTS)
すなわちアクセスポイントAP140も、ルータ131
を介してインターネットにつながっている。AP140
は、多数のアクセス端末(AT)150にサービスを提
供する。本願では、AT150の各々は、サーバ120
にアクセスして、ルータ130、インターネット11
0、ルータ131、AP140という経路で要求したデ
ータを受け取る。AT150とAP140は、TDM
A、CDMA、W−CDMAや他の既知の無線デジタル
データ通信技術を用いて無線により通信を行なう。TD
MA、CDMA、W−CDMAや他の無線デジタルデー
タ通信技術は標準化されたものである。本発明の理解と
評価を行なうのに、これらの技術の詳細な説明は必要な
いので、省略する。言うまでもないが、サーバ120、
ルータ130、131、AP140の他に、図2に示さ
れていない多数のサーバ、ルータ、APがインターネッ
ト110に接続されている。
【0015】ネットワーク100は、インターネットの
アドレスとルーティングのプロトコルに対応している。
これらインターネットのプロトコルにより、ネットワー
ク上のAT、AP、サーバ、ルータは、IPアドレスと
呼ばれる固有なアドレスを持っている。ネットワーク上
でデジタルデータ通信を行なうために、送信者すなわち
送信元のノードはデータを分割しIPパケットにして送
信する。IPパケットには、送信元ノードとあて先のノ
ードのIPアドレスやプロトコルで規定されている他の
情報などの通信制御データ、それにあて先ノードに送る
データが含まれている。伝送されるデータの量や他の理
由によって、一回のデータ通信で複数のパケットが作ら
れて送信されうる。送信元のノードは各々のパケットを
別々に送信して、パケットはネットワーク上の中継ルー
タを経由して送信元からあて先のノードに送られる。パ
ケットは必ずしも同じ経路を通る必要も、同時に着く必
要もない。これは、パケット化のさいに各パケットに順
序識別子を与えられているからである。パケットが順序
どおりでなく異なる時間に異なった順序で着いたとして
も、順序識別子により、あて先ノードにおいて、元の順
序どおりにパケットを再構成出来る。これにより、パケ
ットから元のデータを得る事が出来る。
【0016】データネットワーク100は、無線移動体
アクセスネットワークの為のITUによるIMT−20
00規格と仕様に準拠していると仮定する。提案された
第3世代以降のネットワークは、IPに基いたデータ通
信に対応している。すなわち、全てのデータは、インタ
ーネットのアドレスとルーティングのプロトコルに従っ
て、IPパケット内にデジタルデータの形で、端末間を
伝送する。また、提案されている第3世代以降の無線ネ
ットワークにおいては、アクセス端末は、ネットワーク
に接続した状態でインターネットを介してサーバとデー
タ通信をしたまま、ネットワーク内を自由に動き回るこ
とができる。アクセス端末150の移動性をサポートす
る為に、データネットワーク100は、IETF(Inte
rnet Engineering Task Force)提案のモバイルIPバ
ージョン4(IPv4)やモバイルIPバージョン6
(IPv6)のようなモバイル規格のモバイルIPに対
応している。
【0017】図3は、AP140とAT150の構成を
示すブロックダイアグラムである。AP140は、イン
ターネットからパケットの形でデータを受信してデータ
バッファ141に格納する。データバッファ141は、
データを要求してきている複数のAT150のために同
時に複数セットのデータを格納できる。本発明のスケジ
ューリングアルゴリズムを実施するAPコントローラー
143による制御に基いて、これらのデータは選択され
て符号化器142に供給される。符号化器142は、デ
ータバッファ141から供給されるデータに誤り訂正符
号化を行なう。本実施形態では、符号化器142が使う
誤り訂正符号化方式は、ターボ符号(並列連接畳み込み
符号)である。しかし、直列連接畳み込み符号のような
他の畳み込み符号を使うことも出来る。畳み込み符号
は、普通2つのパラメータ、符号化レートRと拘束長K
とを使って表される。符号化レートRは、ある符号化サ
イクルにおいて、符号化器に入るデータの長さの符号化
器から出てくる符号化されたデータの長さに対する比と
して表される。拘束長Kは、畳み込み符号化器の長さ、
すなわち、出力シンボルを生成する組み合わせ論理回路
に何Kビットまで送り込めるかを示している。畳み込み
符号の目的は、チャネル上を伝送するデータに注意深く
設計された冗長な情報を付加することにより、チャネル
容量の増大を図ることである。よって、符号化レートR
が小さくなるほど、データにより多くの冗長な情報が付
けられ、伝送エラーを引き起こす伝送中のチャネルフェ
ージングや他の障害により強くなる。本実施形態では、
符号化器142は、符号化レート3分の1か3分の2か
で、ターボ符号化を行なう。なお、この符号化レート
は、例であって、ターボ符号化は他のレートで行なわれ
ても良い。また、本実施形態では、拘束長Kは4であっ
たが、言うまでも無く他の数でも良い。
【0018】符号化されたデータは、次に変調器144
に入力される。この変調器は、3つの変調方法を使い、
符号化器142からの符号化データを変調する。すなわ
ち、4相位相変調QPSK、8相位相変調8PSK、そ
して、16直交振幅変調16QAMである。理論的に言
って、信号エネルギー対ノイズ比(E/N)が十分高い
場合、8PSKのスペクトル効率はQPSKの1.5倍
高く、16QAMはQPSKの2倍スペクトル効率が高
い。しかし、ビットエラー率(BER)に関しては、順
序は逆転する。すなわち、16QAMが、伝送エラーに
一番弱く、QPSKが一番強い。実際、同じBERを保
つには、16QAMはQPSKに対し少なくとも2db
高い最小E/Nが必要であり、8PSKはQPSKに対
し少なくとも1db高い最小E/Nが必要である。
【0019】符号化レートと変調方式の異なった組み合
わせにより、様々なデータレートを実現できる。次の表
1は、これらの組み合わせとそのデータレートを示して
いる。なお、この表1に示される最大データレートは、
データチャネルにMAC(Medium Access Control)チ
ャネルの1つを使って達成される。
【0020】
【表1】
【0021】変調されたデータは、インターリーバ14
5でインターリーブが行なわれ、そしてパンクチュアリ
ング器146でパンクチュアリングが行なわれ、そして
多重化器(MUX)に送られて、パイロットシンボルと
多重化される。パイロットシンボルと時間多重されたデ
ータは、送信機148に供給され、下りチャネルでAT
に無線で送られる。インターリーバ145、パンクチュ
アリング器146、MUX147、そして送信機148
の構成、配置、機能は従来の物と同じで標準的なもので
ある。よって、本発明の完全な理解と評価の為には、こ
れらの詳細な説明は必要ないので、省略する。
【0022】送信機148は、時分割多重アクセス(T
DMA)を、主な通信アクセス方法として使用する。時
間領域において、TDMAチャネルは、複数のタイムス
ロットを持つフレーム列に分割される。1つのTDMA
チャネルは、タイムスロットに割り当てられた複数のA
Tによって時分割共有される。TDMA方式において
は、各タイムスロットで異なったデータレートでデータ
を送信することが出来る。図4は、送信機148が使う
下りチャネルを図で表したものであり、チャネル上のT
DMAフレームを表している。図4にあるように、1つ
のフレームには、多数のタイムスロットとその間に挟ま
った2つのパイロットシンボルが含まれている。そし
て、タイムスロットは、2048チップすなわち1.6
67msの長さがある。送るべきデータが無い時は、A
P140は下り方向チャネルにパイロットシンボルと定
期的に制御情報だけを送る。
【0023】一方、AT150において、データとパイ
ロットシンボルは受信機151で受信され、多重分離装
置152に供給され、多重分離装置152においてデー
タとパイロットシンボルが分離される。次に、AP14
0から報告された符号化レートと変調方式を使って、デ
ータは、パンクチュアリング回復器153とデインター
リーバ154と復調器155と復号器156とによって
元の形へと復元される。パンクチュアリング回復器15
3とデインターリーバ154と復調器155と復号器1
56の構成、配置、機能は従来のものと同じであり、標
準的なものである。よって、それらの詳細な説明は、本
発明の完全な理解と評価のためには必要ない。それゆえ
説明は省略する。
【0024】パイロットシンボルは、チャネルコンディ
ション検出器157へ供給される。各タイムスロット中
の2つのパイロットシンボルのうち最初のを受信する
と、この受信したパイロットシンボルを用いて、チャネ
ルコンディション検出器157は、信号対混信比SIR
(signal to interference ratio)などのチャネルコン
ディションを計測する。そして、チャネルコンディショ
ン検出器157は、AT制御部158にチャネルコンデ
ィション情報を供給する。チャネルコンディション検出
器157の計測するチャネルコンディション情報は、信
号ノイズ比SNR、信号ノイズ混信比SNIR、信号強
度ノイズ比E/Nなどの他のチャネルコンディション指
標でも良いことを、当業者ならば容易に理解できます。
他には、フレームエラーレートFERの様なエラーレー
ト、もしくは、ビットエラーレートBERがチャネルコ
ンディション情報として使われても良い。AT制御部1
58は、チャネルコンディション情報を送信機159に
転送する。そして送信機159は、この情報を上り方向
チャネルで各スロットタイミングにAP140に送信す
る。AP140において、チャネルコンディション情報
は受信機149によって受信され、AP制御部143に
供給される。AP制御部143は、受信したチャネルコ
ンディション情報を、所定の誤り性能のチャネルコンデ
ィションで下り方向チャネルがサポートできるデータレ
ートにマッピングする。例えば、AP制御部143に、
下の表2に示される様なテーブルを持たせても良い。表
2には、SIRの範囲と、対応する最大データレート
と、そしてそのデータレートを達成する符号化レートと
変調方式の組み合わせとが示されている。表2は、予め
行なわれる実験で得られるものであり、この実験とは、
SIRと、そのSIRが所定のエラーレベルを保ちなが
ら対応できる最大データレートとの関係を決定するため
のものである。AT150から報告されるチャネルコン
ディション情報により、AP制御部143は、表2を参
照し、そのATの最大データレートと、そのデータレー
トを達成する符号化レートと変調方法とを決定する。
【0025】
【表2】
【0026】あるいは、データレートを決定するための
表2をAT制御部158が持っていても良い。最大デー
タレートは、表2に示される様に、データレート制御
(DRC)番号で表されても良い。これらの6つのDR
C番号は、1から6まであり、それぞれは1つのデータ
レートに対応していて、そのデータレートを実現する符
号化レートと変調方法との組の1つに対応している。こ
のように、AT制御部158は、チャネルコンディショ
ン検出器157が測ったチャネルコンディション情報を
使って表2を検索して、データレートを決定し、それに
対応するDRC番号をAPに送信する。DRC番号を使
うと、AT150において計算のオーバヘッド処理が増
えるが、SIRなどのチャネルコンディション情報その
ものを送るのに比べて、通信のオーバヘッドがかなり減
る。図4は下り方向データ伝送の点から見たブロックダ
イアグラムである。AP140とAT150は、もちろ
ん、上り方向データ伝送も出来る。実際、AP140
は、AT150に示されているような送信されてきたデ
ータを再構成するための復号化器と、複調器と、他の機
能を有している。同様に、AT150は、AP140に
示されている送信前のデータ処理用に使われるような、
符号化器と、変調器と、他の機能を有している。しか
し、本発明の理解と評価のためには、これらの詳細な説
明は不必要なので図3からは省略されている。
【0027】複数のAT150は、同時にデータを要求
する事がありうる。この場合、異なるAT150に送ら
れることになる複数のデータセットが、AP140内の
データバッファ141にある時、データ送信のスケジュ
ーリングが必要になる。本発明によれば、チャネルコン
ディションが良くないATにも、最低限のデータ送信サ
ービスを保証するスケジューリングアルゴリズムが提供
される。従来のスケジューリングアルゴリズムは、平均
データスループットを最大化させることに重点をおいて
いた。従って、多くのATが頻繁にデータを要求してい
るような状況では、従来のアルゴリズムは、チャネルコ
ンディションの良いATのみにサービスを提供しがちで
あり、さらに、チャネルコンディションの悪いATはチ
ャネルコンディションが良くなるまでサービスされない
ことになりがちであった。本発明では、データを要求し
ているATは、チャネルコンディションにより、ある数
(Ng1)のATグループに分けられる。また、タイム
スロットからなるシーケンスの列が、TDMAチャネル
上で定義され、ある数(Ng2)のスロットグループに
分けられる。このときNg2はNg1より大きい数であ
る。大別すると、本発明によるスロット割り当てにおい
ては、2段階の処理が行なわれる。第1に、シーケンス
内において、良いチャネルコンディションのATグルー
プに多くのスロットグループが、そして各ATグループ
に少なくとも1つのスロットグループが割り当てられ
る。第2に、各ATグループに割り当てられたスロット
グループ内のタイムスロットが、グループ内の個々のA
Tに割り当てられる。なお、注意すべきなのは、ATの
集合全体にサービスを提供することと、個々のATにサ
ービスを提供することは、利害の対立であり同時には達
成できない。その片一方を達成するには、必ず他方を妥
協しなければならない。本発明によるスケジューリング
アルゴリズムは、複数のATに全体としてサービスを提
供するのでもなく、個々のATを対象にサービスを提供
しようとするものでもない。本発明によるアルゴリズム
は、ATグループにサービスを提供するよう設計されて
いる。良いチャネルコンディションのATグループによ
り多くのスロットグループを割り当てる事で、このアル
ゴリズムでは、データスループット全体が最適化され
る。また、チャネルコンディションの悪いATグループ
にも少なくとも1つのスロットグループを割り当てるこ
とで、このアルゴリズムでは、チャネルコンディション
の良くないATにも最低限のサービスが保証される。図
5は、本発明を実施した場合のシミュレート結果であ
る。図5では、横軸を左から右へ行くにつれて、チャネ
ルコンディションは悪くなっている。図5に示される様
に、チャネルコンディションが悪くなるにつれて、従来
技術によるアルゴリズムでは、データスループットはほ
とんど零になる。本発明によるアルゴリズムにおいて
は、チャネルコンディションが良いときは、データスル
ープットは従来のより少し悪いが、チャネルコンディシ
ョンが悪くなった時でも、データスループットは零には
ならない。
【0028】ここで、本発明による好ましいスケジュー
リングアルゴリズムの説明を行なう。図3のAP制御部
143は、本発明によるアルゴリズムを実施するスケジ
ューラーを有している。図6に示される様に、9機のA
T150(1〜9)がインターネット経由でデータを要
求していて、AP140がAT1〜9に送るデータセッ
トを有していると仮定する。既に説明したように、AP
140は定期的にパイロットシンボルを送信している。
各ATはパイロットシンボルを受信すると、APにチャ
ネルコンディション情報を送り返す。本発明において
は、チャネルコンディション情報には、各ATで計測さ
れたSIRが含まれている。図7は、好ましいスケジュ
ーリングアルゴリズムを示しているフローチャートであ
る。このスケジューリングアルゴリズムはステップ7−
1から始まる。ステップ7−1では、スロット番号iは
1に設定される。それから、AP制御部143のスケジ
ューラーは、AT1〜9をそれぞれのSIRに基いてグ
ループ分けする(ステップ7−2)。図8は、AT1〜
9のSIRを示している。AT1〜9をグループ分けす
る際に、SIRは2つの閾値(14dbと7db)と比
較される。SIRが7db以下のATはグループ3に入
れられる。SIRが7〜14dbのATは、グループ2
に入れられる。SIRが14db以上のATはグループ
1に入れられる。この結果、AT1〜9は、SIRの一
番高いAT5から一番低いAT9まで、図8に示される
様にグループ分けされる。本実施形態では、説明を簡単
にする為に、AT1〜9は3つのグループに分けられて
いる。しかし、グループの数は3に限らず、AT1〜9
は、異なったグループ数で分けられても良い。
【0029】AP140からのTDMAチャネルは分割
されて、連続したタイムスロットを持つシーケンスが連
続してできる。各シーケンスは、更にスロットグループ
に分けられていて、各シーケンス中のスロットグループ
の数は、ATグループの数より大きくされている。なお
本発明においては、ATグループの数は3である。ま
た、各ATグループに少なくとも1つのスロットグルー
プが割り当てられている。更に、チャネルコンディショ
ンが良いATグループにはより多くのスロットグループ
が割り当てられている。本実施形態では、説明を簡略に
するために、各シーケンスは4つの連続するタイムスロ
ットを有している。よって、1シーケンスのスロットグ
ループの数は4である。そして各スロットグループは1
つのスロットを有している。また、各スロットシーケン
スにおいては、2つのスロットがグループ1に割り当て
られて、1つのスロットがグループ2と3のそれぞれに
割り当てられている。更に、1つのシーケンス内のスロ
ットには1〜4の番号が付けられている。それぞれのA
Tグループは、異なるシーケンスの同じ番号のスロット
を受信する。本実施形態において、グループ1はスロッ
ト1と3を受信して、グループ2はスロット2を受信し
て、グループ3はスロット4を受信すると前もって決め
られている。スロット割り当ての様子は図9に示されて
いる。図9に示される様に、グループ1割り当てのスロ
ットは、1つおきにある。また、グループ2と3割り当
てのスロットはそれぞれ3つおきにある。
【0030】図7に戻って、ステップ7−3で、スケジ
ューラはシーケンス中のスロットiを受信してきたグル
ープ内で一番SIRの高いATを選択する。もう一度記
載するが、スロット1と3はグループ1に割り当てられ
ていて、スロット2はグループ2に割り当てられてい
て、スロット4はグループ3に割り当てられている。例
えば、i=1の時、グループ1でAT5と6が一番高い
SIR20dbなので、AT5か6が選択される。AT
5と6のどちらを選択するかは、これらATに送られる
データの長さによって決められるようにしても良い。デ
ータの長さの情報は、図2のサーバ120から得られ
る。より長いデータを要求している方を選ぶのが現実的
であろう。スケジューラが選択をすると、AP制御部1
43は、最初に表2を検索して、AT5のSIR、すな
わち20dbの対応する符号化レートと変調方法を探し
出す。AP制御部143は、次にデータバッファ141
にアクセスして、AT5に送られるデータを取り出す。
そして、そのデータを符号化器142に送る。データバ
ッファ141から取り出されたデータの長さは、1つの
タイムスロットで送ることの出来る長さである。符号化
器142は、表2で探し出した符号化レートでデータを
符号化して、符号化されたデータを変調器144に供給
する。そして変調器144で、符号化されたデータが表
2から探し出された変調方法で変調される。変調された
データには次に、インターリーバ145とパンクチュア
リング器146で、インターリーブとパンクチュアリン
グが行なわれる。そして、スロット1を使って、送信機
148からAT5に送信される(ステップ7−4)。も
し、スロットiを受信するグループが空なら、スロット
iはアイドルにされ(スロット7−5)、スロットiでは
データ転送は行なわれない。次に、iの値が上げられる
(ステップ7−6)。もしiの値がシーケンスの最後、
つまり本実施形態で4なら(ステップ7−7)、iの値
は1に戻される(ステップ7−8)。そして、スケジュ
ーラはステップ7−9に進む。iの値が4でないなら、
スケジューラはステップ7−7から7−9に直接進む。
ステップ7−9において、スケジューラは、AT1〜9
から新たなSIRのセットを受信する。新たなSIRの
セットに従って、スケジューラはATを再びグループ化
する(ステップ7−2)。スケジューラは、全てのスロ
ットタイミングで新しいSIRのセットを受信するの
で、再グループ化は全てのスロットタイミングで行なわ
れる。これ以降は、再グループ化されたグループ1、
2、3、にたいして、ステップ7−3から7−8が行な
われる。この結果、AT1〜9は、図9に示される順番
で、サービスの提供を受ける。
【0031】グループ内のATを選択するのは、全ての
スロットタイミングで行なっても良いし、前に選択され
たATへのサービスが終わってからでも良い。例えば、
図9において、グループ1のATの5と6と1は、1回
に1スロットのサービスを順次受ける。1回に1スロッ
トずつこれらのATに順番にサービスを提供する代わり
に、そのグループに割り当てられたスロット全部を使っ
て、グループ内の1つのATに、そのATが要求してい
るデータ全部を送り、それから、次のATにサービスを
提供するようにしても良い。このようにすると、1つの
ATにサービスが終わりまで続けられる。サービスは、
そのATにデータを送信している途中でチャネルコンデ
ィションが悪化しても続けられる。
【0032】図10、11、12は、本発明の第2の好
ましい実施形態を示している。第2実施形態において、
AT1〜9は、SIRの加重平均によって、グループ分
けされている。そしてグループ内のSIRが現在一番高
いATが最初にサービスを受ける。加重平均aSIR
は、次の数1を使って計算される。
【0033】
【数1】aSIR(t)=(1-α)SIR(t)+αaSIR(t-1) ここで、0≦α≦1であり、α=0ならば、aSIR(t)=SIR
(t)である。
【0034】図10は、本発明のスケジューリングアル
ゴリズムの第2実施形態を示すフローチャートである。
既に図7〜9を使って第1実施形態で説明したように、
スケジューラはAT1〜9のデータ転送のスケジューリ
ングを行なう。図10において、図7で既に説明された
処理と同じものは重複を避けるために説明を省略する。
そして第2実施形態に特有な処理のみを説明する。ステ
ップ8−9において、全てのスロットタイミングで、新
たなSIRをAT1〜9からスケジューラが受信して、
上の数1を使って平均SIRを計算する。AT1〜9の
各々について、数1により、現在のSIRと1スロット
前の平均SIRとの加重平均が計算される。図11にお
いて、aSIR(t−1)の列は、1スロット前に計算さ
れた加重平均SIRを示している。SIR(t)の列は、
AT1〜9から受信されたSIRを示している。この第
2実施形態では、数1の重みαは0.9が選ばれてい
る。もちろん、重みαは他の数でも良い。
【0035】図10に戻って説明すると、スケジューラ
は、閾値7dbと14dbを使い、計算された平均SI
Rに基いて、AT1〜9をグループ1と2と3にグルー
プ分けする(ステップ8−3)。図11に、グループ分
けの結果が示される。グループ内から1つのATを選ぶ
時(ステップ8−3)、スケジューラは、SIR(t)が
一番高いATを最初に選択する。例えば、AT6か1が
グループ1から選択され、グループ2からAT3か4が
選択され、グループ3からAT2が選択される。この結
果、AT1〜9は、図12に示される順番で、サービス
を受ける。
【0036】図10、11、12を使って説明されたス
ケジューリングアルゴリズムは、CDMAチャネル上に
実施されうる。CDMAでは、複数のデータストリーム
を異なった拡散符号で拡散することにより、同一の無線
周波数上に複数のチャネルを同時に作り出す。図13に
示される様に、4つのCDMAチャネルが作られ、グル
ープ1に2つのチャネルが割り当てられ、グループ2と
3に1つずつチャネルが割り当てられている。各CDM
Aチャネルは、TDMAチャネルの様に、スロットに分
割されている。これにより、CDMAチャネルは、複数
のATによって時間分割共有される。図11の様にグル
ープ分けされたAT1〜9は、図10のフローチャート
を使って説明したのと同じ方法で、CDMAチャネル上
でスケジューリングされる。
【0037】もし、あるATが今現在SIRが極めて低
い時には、そのATにデータを送信しないで、そのAT
に割り当てられたスロットを使って、他のATにデータ
を送信するのが好ましい。図14において、AT1〜9
は、それぞれの平均SIRを使ってグループ分けされて
いる。図14においてAT3と7と4の現時点のSIR
はかなり低い。それにもかかわらず、AT3と7と4は
グループ2に入っている。これは1つ前の平均SIRが
高かったからである。ATにデータが届くための最低S
IRである閾値(cTH)が始めに決められている。言
い換えれば、ATの現在のSIRが閾値cTHより低け
れば、そのATにデータが届くことはない。もしcTH
が3dbならば、AT3と7と4のどれもデータを受け
取るに適当でない。これらのATにデータを送信するの
は資源の無駄使いである。本発明によるアルゴリズムで
は、SIRが閾値cTH以上に戻るまで、これらのAT
のいずれにもデータは送られない。閾値cTHは、図1
0のステップ8−3の処理で使われる。既に説明した通
り、各スロットシーケンスの2番目のスロットは、グル
ープ2に割り当てられている。i=2の時、スケジュー
ラは、グループ2から一番SIRが高いATを選択する
(ステップ8−3)。グループ2内でSIRが一番高い
のはAT7か4である。スケジューラは次に、これらA
TのSIRと閾値cTH(3db)を比較する。しか
し、AT7も4も閾値cTHより高いSIRを有してい
ない。選択されたATのSIRが閾値cTH以下の時
は、スケジューラはステップ8−5に進み、データを送
らない。この結果、図15に示される様に、第1と第2
のシーケンスの2番目のスロットは、アイドルにされ、
この2つのスロットではデータは送られない。AT3と
7と4のSIRの低さは、一時的なものであるかもしれ
ない。これらのATのSIRが閾値cTH以上になった
ら、スケジューラは、図15に示される様にATにデー
タの送信を再開する。図15の第3シーケンスでは、グ
ループ2にデータの送信が再開されていることを参照の
こと。なお、スロットをアイドルにする代わりに、スケ
ジューラはそのスロットを使って、他のATにデータを
送っても良い。
【0038】既に述べたように、本発明のアルゴリズム
は、ATグループを対象にサービスを提供するように設
計され、個々のATを直接対象にしていない。チャネル
コンディションの良いATグループに(より具体的に言
うと、チャネルコンディションの良いATを有している
ATグループに)より多くのスロットグループを割り当
てる事により、本アルゴリズムは、データスループット
全体を最適化する。チャネルコンディションの悪いAT
グループにも少なくとも1つのスロットグループを割り
当てることにより、本アルゴリズムはチャネルコンディ
ションの悪いATにも最低限のサービスを保証する。し
かしながら、もしあるグループ内のATの数が他のグル
ープに比べて不釣合いなほど増えたら、このアルゴリズ
ムの設計概念はうまく働かないかもしれない。図11を
例にとると、データスループット全体を最大化するため
に、グループ1内のATが、グループ2や3内のATよ
り多くのタイムスロットを受け取るべきである。同じよ
うに、グループ2内の個々のATはグループ3内のAT
より多くのタイムスロットを受け取るべきである。グル
ープ1に割り当てられるスロットの数が変わらないと仮
定すると、ATの数が増えるとグループ1内の個々のA
Tへのサービスの質が悪化する。言い換えれば、グルー
プ1内のATの数が増えると、グループ1内の個々のA
Tが受け取るスロットの数が減る。よって、もしグルー
プ1内のATの数がグループ2と比較して不釣合いな程
増えると、グループ1内の個々のATは、グループ2内
のATより少ないスロットを受け取ることになりうる。
これは、グループ1にはグループ2より多くのスロット
が割り当てられていてもである。もしこのようなことが
起これば、データスループットが全体として悪化するこ
とになる。
【0039】このようなことが起こらないようにする為
には、各グループのATの最大数を決めて、グループ内
のATの数をこの最大数以下にするような方法がある。
例えば、図16では、AT1〜9は、平均SIRによっ
て、3つのグループ1、2、3に分けられている。図1
6では、各グループに認められるATの最大数は、3に
決められている。また、ATをグループ分けする時に、
スケジューラは、より高い平均SIR(つまりaSIR
(t))を持つATからグループ分けする。図16のA
T2を見ると、その平均SIRは8dbであり、グルー
プ2に入れられるべきである。しかし、平均SIRの高
いATからグループ分けされるので、グループ2は既に
AT3と7と4とでいっぱいになっている。従って、A
T2は、平均SIRが閾値7dbより高いにもかかわら
ず、グループ3に入れられる。これはAT2にとって
は、不公平であるが、データスループット全体を増大さ
せるためには必要である。
【0040】グループ内のATの数は、ATをグループ
分けするのに使う閾値を変更する事により、間接的に制
限できる。各グループに認められるATの最大数が決め
られているのに、スケジューラがAT1〜9をこの決め
られた数に関係なくグループ分けしたとする。スケジュ
ーラは、ATをグループ分けした後、各グループのAT
の数を検査して、所定の数をある程度の割合(例えば2
0パーセント)超えるのは許容するが、各グループのA
Tの数が所定の数以上でないかどうかを判定する。ある
程度のマージンの範囲内で、ATの数がグループに認め
られる数以上であるとスケジューラが検出したら、スケ
ジューラは、次のグループ分け処理でグループ内のAT
の数を減らす為に、閾値を変更する。ATの数が少し変
動して所定の数以上になる場合の多くは、一時的なもの
なので、マージンが必要である。このように、ATの数
が所定数の例えば20パーセント以上になった時のみ、
スケジューラは閾値を変更する。ATの数が所定数を超
えた時でも、マージン内に入っている時は、スケジュー
ラは何もしない。ATの数が最大数の20パーセントを
超えたときは、グループの最低線を決めている閾値を上
げるのが現実的である。閾値を上げれば、グループに入
ることができるATの数は減ることになる。1回に増や
す閾値の量は、例えば1dbに設定されている。このよ
うに、ATの数が増えるにつれて、下限の方の閾値は上
げられる。ATの数が減る場合でも、同じ取り決めを使
っても良い。すなわち、ATの数が所定数より、例えば
20パーセント以上少なくなったら、下限の方の閾値
が、例えば1db下げられる。下限の方の閾値を下げる
事により、グループに入ることが認められるATの数が
増える。
【0041】グループ内のATの数を制限するのは、個
々のATへのサービスの質を所定以上に保つ為である。
これは、データスループット全体を最大化させるために
必要である。グループ内のATの数が変わるのと同じよ
うに、そのグループに割り当てられるスロットの数を変
更することでも、同じ目的が達成できる。つまり、図1
8に示される様に、グループ内のATの数が増えた時、
グループに割り当てるスロットの数を増やす事で、個々
のATへのサービスの質を保つようにしても良い。同様
に、グループ内のATの数が減った時、グループに割り
当てるスロットの数を減らすことで、個々のATへのサ
ービスの質を保つようにしても良い。
【0042】閾値を変更すると言う発想は、グループ内
の平均チャネルコンディションを保つのに使っても良
い。すなわち、FER(フレームエラーレート)の平均
で表されるグループ内の平均チャネルコンディション
は、一定レベルに保持される。もし平均FERが増大し
たら、これを下げる必要がある。グループ内で下限付近
に位置するATは、グループの平均FERを上げる原因
となる。それゆえ、グループの平均FERが上がると、
図19に示される様に、グループの下限を決めている閾
値が上げられる。下の閾値を上げることにより、低いF
ERを有するATは下のグループに入れられる。
【0043】上述の実施形態において、チャネルコンデ
ィション情報として、信号対混信比SIRが使われ、S
IRに基いて、AT150がグループ分けされてAP1
40内で選択された。しかし、信号対ノイズ・混信比
(SNIR)や信号エネルギー対ノイズ比(E/N)な
どの他のチャネルコンディション情報が使われても良
い。フレームエラーレートFERやビットエラーレート
BERなどの、エラーレートが使われても良い。また、
上述の実施形態では、AT150は、自身のSIRを計
測して、AP140に送信していた。そして、AP14
0は、表2を使って、計測されたSIRを対応するデー
タレートに変換していた。SIRをデータレートに変換
するのは、個々のAT150で行なわれても良い。その
場合、AT150は、AP140に生のデータレートや
DRCを送ることになる。このデータレートやDRC
は、AP140でAT150をグループ分けするのや選
択するのに使われても良い。図20にDRCを使った実
施形態を示す。図20において、スケジューラは、各A
Tの平均DRC(aDRC(t))を下の数2を使って計
算する。
【0044】
【数2】aDRC(t)=(1−α)DRC(t)+αaDR
C(t−1) ここで、0≦α≦1であり、α=0ならば、aDRC(t)=
DRC(t)である。
【0045】次にスケジューラは、平均DRCに基いて
ATをグループ分けする。ATをグループ分けする時、
平均DRCが4、5、6のATはグループ1に入れられ
る。平均DRCが2と3のATはグループ2に入れられ
る。そして、平均DRCが1以下のATはグループ3に
入れられる。しかしながら、グループ内のATを選択す
る時、スケジューラは、グループ内の各ATの現在のD
RCと平均DRCの比(すなわちDRC(t)÷aDRC
(t))を計算する。そして、比の一番高いATを選択す
る。また、ATをグループ分けする時、スケジューラは
平均DRCを使う代わりに、DRCを直接使っても良
い。
【0046】ATは、異なる質のサービスを受け取る様
に契約されていても良い。この時、サービスの質は、サ
ービス品質QoS因子で示されても良い。QoS因子
は、ATに保証されるサービスのレベルを示す。すなわ
ち、QoS因子が高いほど、提供が保障されるサービス
の質が高いことを示している。AT1〜9の中で、全て
もしくはいくつかのATは、QoSの保証契約をしてい
るかもしれない。もし、AT1〜9全てがQoS保証の
契約を結んでいたら、上述の比(つまり、DRC(t)÷
aDRC(t)のこと)は、QoS因子と掛け算される。
グループからATを選択する時、グループ内の各ATに
関して、QoS因子によって重み付けされた比がスケジ
ューラによって計算される。QoS因子によって重み付
けされた比は、(DRC(t)÷aDRC(t)×QoS)
と表すことが出来る。スケジューラは次に、グループ内
から、重み付けされた比が一番高いATを選択する。も
しくは、各グループのATが2つのサブグループに分割
される。サブグループの片方は、QoS因子の高いAT
からなり、もう片方のサブグループは、QoS因子の低
いATからなる。グループからATを選択する時、スケ
ジューラは、先にQoS因子の高いサブグループからA
Tを選ぶ。また、QoS因子が使われる時は、ATは、
必ずしもグループ分けされる必要はない。AT1〜9が
グループ分けされてないので、スケジューラは、重みの
付けられた比を計算する。AT1〜9にスロットを割り
当てる時に、スケジューラは、重み付けされた比が一番
高いATを選択する。AT1〜9の中にQoS保証の契
約をしているものと、契約していないものがあれば、ス
ケジューラは、AT1〜9をQoS保証のあるグループ
と、ないグループとに分けても良い。各スロットシーケ
ンスにおいて、スケジューラは、QoS保証のあるグル
ープにより多くのスロットを割り当てる。この結果、Q
oS保証のあるATは、QoS保証のないATより有利
にサービスを受ける。QoS保証のあるグループは更
に、高いQoSのサブグループと低いQoSのサブグル
ープに分けられても良い。このような構成にした時、ス
ケジューラは、QoSの高いサブグループに先にサービ
スを提供し、QoSの低いサブグループへのサービスを
後にする。QoS保証のないATは、例えば図7や図1
0の方法でサービスを受ける。
【0047】上記の実施形態では、スケジューラは、チ
ャネルコンディション情報SIRやデータレートDRC
の現在の値と(または)過去の平均値を基に、ATをグ
ループ分けしたり選択したりした。スケジューラは、未
来の予測値を計算して、計算された未来予測値を基にA
Tをグループ分けしたり、選択したりしても良い。未来
値を予測する統計的方法はたくさんある。未来値を予測
するシンプルな方法の1つに、以下の数3を使う線形予
測方法がある。
【0048】
【数3】未来値(t+1)=2×(現在値(t))−(以前の
値(t−1)) SIR(t)が10dbで、SIR(t−1)が9dbの
時、数3を使い、SIR(t+1)が11dbと求まる。
【0049】上で説明をした実施形態では、チャネルコ
ンディションは、AP140から送られてAT150が
受信したパイロットシンボルを使ってAT150で計測
された。もし、時分割多重2重通信TDD方式が採用さ
れる場合、AP140がチャネルコンディションを計測
しても良い。TDD方式においては、送信側と受信側、
すなわちAP140とAT150は、同じチャネルを時
間共有する。この方式では、AP140は、AT150
からのデータを使って上り方向リンクのコンディション
を計測することで、ダウンリンクのコンディションを推
測することが出来る。
【0050】本発明によるアルゴリズムは、チャネルコ
ンディションの悪いATにも最低限のサービスを保証し
ながら、データスループット全体を最大化している。こ
のようなアルゴリズムを使っていても、多数のATが同
時にデータを要求するような場合には、チャネルコンデ
ィションの悪いATに最低限のサービスが保証できない
かもしれない。よって、チャネルコンディションの悪い
ATに最低限のサービスを保証するため、同時にサービ
スを受けるATの数を制限するような構成が必要であろ
う。このような構成の時、データを要求しているATの
数が所定の閾値に達したら、他のATの要求は拒絶され
る。あるいは、以下の様な構成も可能である。つまり、
データを要求しているATの数が所定の閾値に達した
ら、他のATからの要求は保留にされて、保留されてい
るATが待ちリストに登録される。そして、あるATへ
のサービスが終わったら、そのATはアクティブリスト
から削除され、待ちリスト中のATがアクティブリスト
に移されてサービスを受ける。さらには、もし、あるA
Tが所定時間以上待ちリスト中にある時には、アクティ
ブリストから抜けるATが無くても、そのATはアクテ
ィブリストに入れられる。サービスの質が低くても全く
サービスがないよりはましだからである。
【0051】本発明の考えは、AP140が複数のAT
150にデータをマルチキャストする時にも適用でき
る。複数のAT150にデータをマルチキャストする場
合、たとえば、以下の方法が考えられる。つまり、所定
のデータレート以上のデータレートで全てもしくは大部
分のATがデータを要求している時、スケジューラは、
所定のマルチキャストデータレートでデータをマルチキ
ャストする。ATにデータを所定のマルチキャストデー
タレートでマルチキャストした後、ATの中にデータ受
信を失敗して、NACKを返してきたものがあれば、ス
ケジューラは、マルチキャストデータレートを下げて、
NACKを返してきたATにその下がったマルチキャス
トデータレートでデータをマルチキャストする。所定の
マルチキャストデータレート以上で全てもしくは大部分
のATがデータを要求するまで、スケジューラはデータ
のマルチキャストをせずにおくが、それほど長くマルチ
キャストを止めておくことは出来ない。従って、スケジ
ューラが、所定の時間以上データのマルチキャストを止
めている場合、スケジューラは、AT150が要求して
きた中で一番低いデータレートでマルチキャストを行な
う。
【0052】スケジューリングが終了した後、スケジュ
ーラは、図9に示される様に結果をAT150に送るよ
うにしてもよい。ATは、スケジューリング結果を受信
すると、AT自身に割り当てられるスロットが分かるこ
とになる。ATは、自分自身にスロットが割り当てられ
ない時には、スリープモードに入り、データを受信する
時にスリープモードから復帰するようにしても良い。
【0053】本発明の好ましい実施形態をここに説明し
たが、これらの説明は例示であり、本発明はこれに限定
されない。本発明の有利な性質を保ち、かつ本発明の精
神から外れない変形例や追加が行なえることを、当業者
は理解できる。それゆえ、本発明の範囲は、正しく理解
された特許請求の範囲によって決まるものである。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
チャネルコンディションの良くない移動機へも最低限の
データ転送サービスを提供するスケジューリングアルゴ
リズムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 適応データレート方式において、複数のアク
セス端末にスロットを割り当てている構成を簡易的に表
わしている図である。
【図2】 本発明が使われるデータ通信ネットワークを
簡易的に表わしている図である。
【図3】 アクセスポイントとアクセス端末の構成を示
しているブロックダイアグラムである。
【図4】 TDMAチャネル上のフレームとスロットを
簡易的に表わしている図である。
【図5】 本発明が実施されたシミュレーションの結果
を示している図である。
【図6】 アクセスポイントおよびアクセスポイントに
データを要求しているアクセス端末の間の地理的関係を
示している図である。
【図7】 本発明による好ましいスケジューリングアル
ゴリズムのプロセスを示しているフローチャートであ
る。
【図8】 図7に示されている好ましいアルゴリズムに
よりグループ分けされたアクセス端末を示しているテー
ブルである。
【図9】 図7に示されている好ましいアルゴリズムに
より行なわれるアクセス端末へのサービスのスケジュー
リングを示しているTDMAチャネルを示している図で
ある。
【図10】 本発明による他の好ましいスケジューリン
グアルゴリズムのプロセスを示しているフローチャート
である。
【図11】 図10に示されている好ましいアルゴリズ
ムによりグループ分けされたアクセス端末を示している
テーブルである。
【図12】 図10に示されている好ましいアルゴリズ
ムにより行なわれるアクセス端末へのサービスのスケジ
ューリングを示しているTDMAチャネルを示している
図である。
【図13】 CDMAチャネル上で実施されるTDMA
チャネルを示している図である。
【図14】 他の好ましい実施形態によりグループ分け
されたアクセス端末を示しているテーブルである。
【図15】 図14のテーブルに示されているアクセス
端末へのサービスの提供のスケジューリングを示してい
るTDMAチャネルを示す図である。
【図16】 他の好ましい実施形態によりグループ分け
されたアクセス端末を示すテーブルである。
【図17】 1つのグループ内のアクセス端末の数と、
グループ内のアクセス端末の数を一定に保つ構成におけ
るグループを決める閾値との間の関係を示すグラフであ
る。
【図18】 1つのグループ内のアクセス端末の数と、
グループ内のアクセス端末の数に変更があった時に、グ
ループ内の個々のアクセス端末へのサービスを一定に保
つ構成におけるグループへのスロットの割り当て数との
間の関係を示すグラフである。
【図19】 1つのグループ内のアクセス端末の平均F
ERと、グループ内の平均FERを一定に保つ構成にお
けるグループを決定する閾値との間の関係を示すグラフ
である。
【図20】 他の好ましいアルゴリズムによりグループ
分けされたアクセス端末を示すテーブルである。
【符号の説明】
AT … アクセス端末 AP … アクセスポイント 110 … インターネット 120 … サーバ 130、131 … ルータ 140 … アクセスポイント 150 … アクセス端末 141 … データバッファ 142 … 符号化器 143 … AP制御部 144 … 変調部 145 … インターリーバ 146 … パンクチュアリング部 147 … 多重化部 148 … 送信機 151 … 受信機 152 … 多重分離装置 153 … パンクチュアリング回復器 154 … デインターリーバ 155 … 復調部 156 … 復号部 157 … チャネルコンディション検出器 158 … AT制御部 159 … 送信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シブタニ アキラ アメリカ合衆国、カリフォルニア州 95110、サンノゼ、スイート300、メトロ ドライブ181 Fターム(参考) 5K028 AA01 AA11 BB04 HH00 LL02 LL12 5K067 AA13 BB04 CC04 CC10 EE63 EE71

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットからなるフレームに分割された
    TDMAチャネルにより、複数の受信機に通信を動的に
    スケジューリングする方法において、 各受信機のチャネルコンディションを計測する過程と、 前記チャネルコンディションに基いて、前記複数の受信
    機を受信機グループに分割する過程と、 前記TDMAチャネルをスロットからなる連続シーケン
    スに分割する過程と、 各シーケンスをある数のスロットグループに分割する過
    程と、 前記受信機のチャネルコンディションに基づいて、前記
    スロットグループを前記受信機グループに割り当てる過
    程とを有することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、良いチ
    ャネルコンディションの受信機を有する前記受信機グル
    ープに、より多くのスロットグループが割り当てられる
    ことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法において、前記受
    信機グループに割り当てられた前記スロットグループ内
    のスロットを、前記受信機グループ内の受信機に割り当
    てる過程を更に有することを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の方法において、より多
    くのスロットがチャネルコンディションのより良い受信
    機に割り当てられることを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の方法において、前記チ
    ャネルコンディションは、SIR、SNIR、SNR、
    CI、E/N、FER、BER、DRCのいずれか1つ
    であることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の方法において、前記受
    信機が統計的に予測される受信コンディションに基いて
    グループ分けされることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の方法において、前記T
    DMAチャネルがCDMAチャネル上に実装されること
    を特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の方法において、各グル
    ープに属する前記受信機の数は等しいことを特徴とする
    方法。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の方法において、チャネ
    ルコンディションの閾値レベルに基いて、前記受信機が
    グループ分けされることを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の方法において、前記
    グループ内の前記受信機の数を一定に保つために、グル
    ープを決定している前記閾値レベルのうち上側と下側の
    少なくとも1つを変更することを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載の方法において、前記
    グループ内の前記受信機の信号受信コンディションの平
    均を一定に保つために、グループを決定している前記閾
    値レベルのうち上側と下側の少なくとも1つを変更する
    ことを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の方法において、グル
    ープ内の受信機の数の増減に応じて、グループに割り当
    てるスロットの数が変化することを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載の方法において、グル
    ープに属する全ての受信機のチャネルコンディションが
    最低チャネルコンディション以下になったら、そのグル
    ープに割り当てられたスロットをアイドルスロットにす
    ることを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載の方法において、グル
    ープに属する全ての受信機のチャネルコンディションが
    最低チャネルコンディション以下になったら、そのグル
    ープに割り当てられたスロットが他のグループに再度割
    り当てられることを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項1に記載の方法において、グル
    ープに割り当てられたスロットは、そのグループ内の受
    信機のうちより高いQoSを要求している受信機に対し
    てより優先的に割り当てられることを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載の方法において、送信
    側から送られ受信機により受信されたパイロットシンボ
    ルに基いて、前記チャネルコンディションが受信側にお
    いて測定されることを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載の方法において、受信
    側から送信され送信側で受信されたデータに基いて、前
    記チャネルコンディションが前記送信側において測定さ
    れることを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 請求項1に記載の方法において、前記
    受信機のチャネルコンディションに基いて、受信機のデ
    ータレートが適応的に変化させられることを特徴とする
    方法。
  19. 【請求項19】 請求項1に記載の方法において、少な
    くとも1つのグループ内の複数の受信機にマルチキャス
    トされるべきデータは、全てもしくは大部分の前記受信
    機が所定のマルチキャストチャネルコンディション以上
    のチャネルコンディションでない限り、前記受信機にマ
    ルチキャストされないことを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】 請求項1に記載の方法において、各受
    信機にはその受信機自身へ割り当てられたスロットに関
    しての通知がされ、他の受信機にスロットが割り当てら
    れている期間、その受信機自身がスリープモードに入る
    ことを特徴とする方法。
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