JP2003008018A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

Info

Publication number
JP2003008018A
JP2003008018A JP2001187127A JP2001187127A JP2003008018A JP 2003008018 A JP2003008018 A JP 2003008018A JP 2001187127 A JP2001187127 A JP 2001187127A JP 2001187127 A JP2001187127 A JP 2001187127A JP 2003008018 A JP2003008018 A JP 2003008018A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trench
region
film
silicon oxide
gate insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001187127A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Aoki
孝明 青木
Mikimasa Suzuki
幹昌 鈴木
Akira Kuroyanagi
晃 黒柳
Takashi Arakawa
隆史 荒川
Yukio Tsuzuki
幸夫 都築
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2001187127A priority Critical patent/JP2003008018A/ja
Priority to US10/175,294 priority patent/US6864532B2/en
Publication of JP2003008018A publication Critical patent/JP2003008018A/ja
Priority to US10/974,838 priority patent/US7354829B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレンチ終端部でのゲート絶縁膜への電界集
中を防止することで高いゲート信頼性が得られるように
し、かつ、低いオン電圧で動作できるようにする。 【解決手段】 トレンチ5の側面に、シリコン酸化膜7
aとシリコン窒化膜7bとシリコン酸化膜7cからなる
積層膜を有したゲート絶縁膜7が形成され、トレンチ5
内においてゲート絶縁膜7の表面にゲート電極8が形成
された半導体装置において、トレンチ5の終端部に高濃
度不純物領域6を形成しておき、熱酸化によってシリコ
ン酸化膜7aを形成する際に、高濃度不純物領域6の上
では増速酸化が行なわれるようにする。これにより、高
濃度不純物領域6の表面に形成されたシリコン酸化膜7
aの膜厚がトレンチ5の終端部以外の部位よりも大きく
なって、ゲート信頼性を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板の一面
に形成されたトレンチの内壁に絶縁膜が形成されてなる
半導体装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、特開平6−
132539号公報に示すものがある。図10に、この
従来の半導体装置の断面構成を示す。この図に示される
ように、半導体基板の一面にトレンチ5を形成し、この
トレンチ5の内壁に、シリコン酸化膜7aとシリコン窒
化膜7bとシリコン酸化膜7cとからなるゲート絶縁膜
7を形成することで、いわゆるトレンチゲート構造を持
つトランジスタが構成されている。
【0003】そして、ゲート絶縁膜7をシリコン酸化膜
7aとシリコン窒化膜7bとシリコン酸化膜7cの複合
膜で構成することにより、ゲート絶縁膜7をシリコン酸
化膜のみで形成した場合よりも高いゲート耐圧が得られ
るようにし、半導体装置が低いオン電圧で動作するよう
にしている。
【0004】しかしながら、このような構造の半導体装
置について、本発明者らが鋭意検討したところ、トレン
チ5の上部、底部のコーナー部において電界が集中し、
これによりゲート耐圧、信頼性が低下するという問題が
あることが分かった。
【0005】そこで、本発明者らは、特願2000−1
0154号において、トレンチの側壁面にシリコン酸化
膜とシリコン窒化膜とシリコン酸化膜とからなる積層膜
を形成すると共に、トレンチ上部および底部に積層膜よ
りも大きな膜厚のシリコン酸化膜を形成した半導体装置
を提案している。このような構造とすることで、トレン
チ上部および底部における電界集中を緩和し、耐圧の低
下が防止できるようにしつつ、かつ、半導体装置が低オ
ン電圧で動作できるようにすることが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者らが先に提案した半導体装置においても次のような問
題点があった。図11に、本発明者らが先に提案した半
導体装置におけるトレンチゲートの平面パターンを示
し、この図に基づいて説明する。
【0007】図11に示されるように、トレンチ5には
終端部(例えば、トレンチ5の平面パターンが直線状と
された場合には、その両端部が終端部となる。以下、ト
レンチ終端部という)が存在し、この部位において曲率
が大きくなる。このような部位に形成されるゲート絶縁
膜7は膜厚分布を持ち、局所的に膜厚の薄い箇所が存在
する。そして、トレンチ5の側壁部は、トレンチ5の上
部および底部に対して膜厚が薄いので、側壁部のトレン
チ終端部に相当する位置に最も膜厚の薄い箇所が発生
し、この部分にかかる電界が大きくなってゲート絶縁膜
7の信頼性が低下するという問題が生じる。
【0008】一方、従来より、トレンチゲート型のトラ
ンジスタでは、ゲート絶縁膜の信頼性を向上させるため
に、トレンチの開口部に配置される高濃度なソース領域
での増速酸化を利用して、トレンチの開口部においてゲ
ート酸化膜の膜厚を大きくしている。しかしながら、こ
のようなソース領域での増速酸化により、ゲート酸化膜
に厚い部分とそうでない部分とが形成される。このゲー
ト酸化膜の膜厚が変化する部分がチャネル領域にかかる
と、しきい値電圧の変動を引き起こし、素子特性のバラ
ツキが大きくなるという問題がある。
【0009】これに対し、ゲート酸化膜の膜厚を薄くす
ることで膜厚の変化量を小さくすることが考えられる
が、その反面、ゲート酸化膜寿命の低下が懸念される。
また、ソース領域を深くまで形成し、トレンチ側壁面の
うちソース領域となっている場所にゲート酸化膜の膜厚
変化点が位置するようにさせることも考えられるが、ソ
ース領域を深くまで形成するために強い熱拡散が必要と
され、そのときに生じる横方向拡散が大きくなって素子
の微細化が行なえず、オン抵抗の増大を引き起こすとい
う問題がある。
【0010】本発明は上記点に鑑みて、トレンチ終端部
でのゲート絶縁膜への電界集中を防止することで高いゲ
ート信頼性が得られるようにし、かつ、低いオン電圧で
動作できる半導体装置およびその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0011】また、ゲート絶縁膜の信頼性が高く、かつ
安定したしきい値電圧を得ることができる半導体装置お
よびその製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、半導体基板(1〜4)
の一面に形成されたトレンチ(5)の側面に、シリコン
酸化膜(7a)とシリコン窒化膜(7b)とシリコン酸
化膜(7c)からなる積層膜(7a〜7c)を有したゲ
ート絶縁膜(7)が形成され、トレンチ内においてゲー
ト絶縁膜(7)の表面にゲート電極(8)が形成された
半導体装置において、トレンチ(5)の終端部では、半
導体基板のうち少なくともトレンチ(5)の側壁部に位
置する部位に高濃度不純物領域(6)が形成されてお
り、積層膜(7a〜7b)のうち高濃度不純物領域
(6)の表面に形成されたシリコン酸化膜(7a)の膜
厚が該トレンチ(5)の終端部以外の部位よりも大きく
なっていることを特徴としている。
【0013】このような構成とすることにより、トレン
チ(5)の終端部でのゲート絶縁膜(7)への電界集中
を防止することができ、高いゲート信頼性を得ることが
できると共に、低いオン電圧で動作させられる半導体装
置とすることができる。
【0014】請求項2に記載の発明では、トレンチ
(5)の終端部では、シリコン窒化膜(7b)が除去さ
れており、該トレンチ(5)の終端部におけるトレンチ
(5)の側壁部には積層膜(7a〜7c)よりも膜厚が
大きなシリコン酸化膜(7f)が形成されていることを
特徴としている。このような構成においても、トレンチ
(5)の終端部でのゲート絶縁膜(7)への電界集中を
防止することができ、高いゲート信頼性を得ることがで
きる。これにより、請求項1と同様の効果を得ることが
できる。
【0015】請求項3に記載の発明では、トレンチ
(5)うち終端部以外の部位に相当する中央部におい
て、ゲート絶縁膜(7)は、トレンチ(5)の側壁部で
は積層膜(7a〜7c)で構成され、トレンチの上部と
底部の少なくとも一方では積層膜よりも厚いシリコン酸
化膜(7d、7e)で構成されていることを特徴として
いる。
【0016】このような構成により、トレンチ(5)の
中央部では、トレンチ(5)の側壁部に形成した積層膜
(7)により高い耐圧を得ることができると共に、トレ
ンチ(5)の上部および底部での電界集中を緩和し、そ
の部分でのゲート耐圧(信頼性)低下を防止することが
できる。
【0017】請求項4に記載の発明では、半導体基板
は、トレンチ(5)の形成領域において一面側から第1
導電型のソース領域(4)、第2導電型のベース領域
(3)、第1導電型のドリフト領域(2)を有し、トレ
ンチ(5)は、ソース領域(4)およびベース領域
(3)を貫通してドリフト領域(2)に達するように形
成されており、トレンチ(5)の中央部において、該ト
レンチ(5)の側壁部に位置するベース領域(3)をチ
ャネル領域とするトランジスタが構成されていることを
特徴としている。このような半導体装置に請求項1乃至
3に記載の発明を適用することが可能である。
【0018】請求項5又は6に記載の発明では、一面側
から所定深さとされた高濃度の第1領域(4a)と、第
1領域よりも低濃度で形成された第2領域(4b)とを
有してソース領域(4)を構成すると共に、これら第
1、第2領域(4a、4b)及びベース領域(3)を貫
通し、ドリフト領域(2)に達するようにトレンチ
(5)を形成し、トレンチ(5)の側壁部において第2
領域の方が第1領域よりも深くなるようにすることを特
徴とする。
【0019】このようにすれば、トレンチ(5)の側壁
部のうち第1領域(4a)から第2領域(4b)に至る
場所にゲート絶縁膜(7)の膜厚変化点を位置させるこ
とができる。これにより、ゲート絶縁膜(7)の信頼性
が高く、かつ安定したしきい値電圧を得られる半導体装
置とすることができる。
【0020】請求項7乃至11に記載の発明は、請求項
1乃至6に記載の発明の製造方法に関する。これらの製
造方法により、請求項1乃至6に記載の半導体装置を製
造することができる。
【0021】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1(a)、
(b)に、本発明の一実施形態にかかる半導体装置の断
面構成を示す。この半導体装置は、パワーMOSFE
T、IGBT等のトレンチゲート構造を持つトランジス
タを有するもので、図1(a)は、トランジスタのチャ
ネル領域を含む断面を示したものであり、図1(b)
は、トランジスタのトレンチの終端部を含む断面を示し
たものである。
【0023】図1(a)、(b)において、n+型ある
いはp+型のシリコン基板1上にn-型ドリフト層2が形
成され、その上にp型ベース領域3が形成されている。
このp型ベース領域3の表層部には、図1(a)に示す
ようにn+型ソース領域4が形成され、これらシリコン
基板1、n-型ドリフト層2、p型ベース領域3および
+型ソース領域4によって半導体基板が構成されてい
る。この半導体基板には、n+型ソース領域4及びp型
ベース領域3を貫通してn-型ドリフト層2に達するよ
うにトレンチ5が形成されている。そして、このトレン
チ5の終端部において、図1(b)に示すような高濃度
不純物領域6が備えられている。この高濃度不純物領域
6は、トレンチ5の終端部において、トレンチ5の上部
から側面、さらには底部に至るまで形成されている。
【0024】また、トレンチ5の内壁にはゲート絶縁膜
7が形成されている。このゲート絶縁膜7は、トレンチ
5の側壁部に形成されたシリコン酸化膜(第1のシリコ
ン酸化膜)7aとシリコン窒化膜7bとシリコン酸化膜
(第2のシリコン酸化膜)7cとからなる積層膜7a〜
7cと、トレンチ5の上部、底部に形成されたシリコン
酸化膜7d、7eとからなる。
【0025】シリコン窒化膜7bは、その上端がp型ベ
ース領域3とn+型ソース領域4の境界より上に位置
し、下端がp型ベース領域3とn-型ドリフト層2と境
界より下に位置するように形成されている。トレンチ5
の上部および底部に形成されたシリコン酸化膜7d、7
eは、トレンチ5の側壁部に形成された積層膜よりも膜
厚が大きい膜とされている。そして、図1(b)に示す
ように、シリコン酸化膜7aのうち高濃度不純物領域6
の表面に位置する部分はそれ以外の部分よりも膜厚が大
きくされている。つまり、トレンチ終端部においては、
積層膜の膜厚がトレンチ終端部以外の部分(以下、トレ
ンチ中央部という)よりも大きくなるようにされ、トレ
ンチ5の上部および底部のシリコン酸化膜7d、7eだ
けでなく、積層膜の膜厚も大きくなるように構成されて
いる。
【0026】また、トレンチ5内におけるゲート絶縁膜
7の表面にはドープトポリシリコンで構成されたゲート
電極8が形成されている。そして、ゲート電極8上を含
み、p型ベース領域3及びn+型ソース領域4の上には
BPSG等からなる層間絶縁膜9が形成されている。こ
の層間絶縁膜9に形成されたコンタクトホールを介し
て、p型ベース領域3及びn+型ソース領域4に電気的
に接続されたソース電極10やゲート、ドレインに接続
された各電極(図示せず)が形成され、図1に示す半導
体装置が構成されている。
【0027】このような構成により、p型ベース領域3
のうちトレンチ5の側面に位置する部分、つまりトレン
チ5の内壁に形成されたシリコン酸化膜7a、シリコン
窒化膜7b、シリコン酸化膜7cからなる積層膜に隣接
する部分をチャネル領域とするトレンチゲート構造を持
つトランジスタが構成される。
【0028】このような構成では、ゲート絶縁膜7のう
ちトレンチ5の側壁部に位置する部位をシリコン酸化膜
7a、シリコン窒化膜7b、シリコン酸化膜7cからな
る積層膜で構成しているため、高いゲート耐圧(信頼
性)を得ることが可能となる。また、トレンチ5の上
部、底部に形成されたシリコン酸化膜7d、7eの膜厚
をトレンチ5の側面に形成された積層膜よりも厚くして
いるため、トレンチ5の上下のコーナー部での電界集中
が緩和され、その部分でのゲート耐圧(信頼性)低下を
防止することが可能となる。
【0029】そして、トレンチ終端部においては、積層
膜の膜厚がトレンチ中央部よりも大きくなるようにし、
トレンチ5の上部および底部のシリコン酸化膜7d、7
eだけでなく、積層膜の膜厚も大きくなるようにしてい
る。このため、トレンチ終端部でのゲート絶縁膜7への
電界集中を防止することができ、高いゲート信頼性を得
ることができると共に、低いオン電圧で動作させられる
半導体装置とすることができる。
【0030】次に、上記した半導体装置の製造方法につ
いて、図2〜図4に示す工程図を参照して説明する。た
だし、図2、図3における各図は、紙面左側が図1
(a)に相当する断面部分、紙面右側が図1(b)に相
当する断面部分を示しているものとする。
【0031】まず、図2(a)に示す工程では、p+
あるいはn+型のシリコン基板1を用意し、このシリコ
ン基板1の上にn-型ドリフト層2を成膜する。つい
で、p型ベース領域3、n+型ソース領域4をイオン注
入及び熱拡散によって順次形成する。このとき、p型ベ
ース領域3の深さを2〜3μm、n+型ソース領域4の
深さを0.5μmとしている。
【0032】次に、図2(b)に示す工程では、第1の
マスク材となるシリコン酸化膜11を堆積したのち、フ
ォトリソグラフィによってシリコン酸化膜11をパター
ニングすることで、シリコン酸化膜11に開口部を形成
する。続いて、図2(c)に示す工程では、パターニン
グされたシリコン酸化膜11をマスクとして用いた異方
性ドライエッチングにより、n+型ソース領域4及びp
型ベース領域3を貫通してn-型ドリフト層2に達する
トレンチ5を形成する。このとき、例えば、トレンチ深
さを4〜6μmとする。
【0033】次に、図2(c)に示す工程では、トレン
チ形成時に生じたダメージ除去などを行なった後、基板
上面にレジスト等のマスク材12を堆積する。そして、
フォトリソグラフィにより、マスク材12のうちトレン
チ終端部に位置する部位を開口させたのち、マスク材1
2をマスクとした斜めイオン注入を行なうことで、高濃
度不純物領域6を形成する。
【0034】次に、図3(a)に示す工程では、CF4
およびO2ガスを用いたケミカルドライエッチングによ
り、トレンチ5内のシリコンを0.1μm程度等方的に
エッチング除去する。そして、H2O又はO2雰囲気中で
の熱酸化により、100nm程度の犠牲酸化膜を形成す
る。この後、希フッ酸によるウェットエッチングにて、
犠牲酸化膜を除去する。このとき、エッチングの時間と
して、犠牲酸化膜のみが除去される時間に設定してもよ
いが、犠牲酸化膜とトレンチマスク用のシリコン酸化膜
11の両方が除去される時間に設定すれば、トレンチマ
スク用のシリコン酸化膜11も同時にエッチングされる
ようにできる。
【0035】この後、H2O又はO2雰囲気中での熱酸化
により、100nm程度のシリコン酸化膜7aを形成す
る。このとき、トレンチ終端部に高濃度不純物領域6が
形成されていることから、増速酸化作用により、高濃度
不純物領域6の表面においてシリコン酸化膜7aの膜厚
を大きくすることができる。
【0036】次に、図3(b)に示す工程では、LPC
VD法により、10〜30nmのシリコン窒化膜7bを
形成する。
【0037】次に、図3(c)に示す工程では、CHF
4およびO2ガス系を用いた異方性ドライエッチングによ
り、シリコン窒化膜7bのうち、トレンチ5の側壁部に
位置する部分を残し、トレンチ5の上部や底部に位置す
る部分を除去して、シリコン酸化膜7aを部分的に露出
させる。
【0038】次に、図4(a)に示す工程では、例え
ば、950℃のH2O又はO2雰囲気中での熱酸化によ
り、シリコン窒化膜7bの上に50Å以上のシリコン酸
化膜7cを形成する。このとき、シリコン窒化膜7bが
除去されたトレンチ5の上部、底部には、熱酸化によっ
て膜厚が大きくなった約200nmのシリコン酸化膜7
d、7eが形成される。
【0039】次に、図4(b)に示す工程では、LPC
VD法により、ゲート電極7を形成するためのドープト
ポリシリコン膜13を成膜したのち、このドープトポリ
シリコン膜13を所望の厚さにエッチバックする。そし
て、ドープトポリシリコン膜13をパターニングして、
ゲート電極8を形成する。
【0040】この後の製造工程については図示しない
が、プラズマCVD法による層間絶縁膜9の形成、フォ
トリソグラフィ及び異方性エッチングによる層間絶縁膜
9へのコンタクトホールの形成、スパッタ法によるソー
ス電極10等の電極形成を行うことで、図1に示す半導
体装置が完成する。
【0041】以上のように製造することで、トレンチ終
端部では、トレンチ5の上部および底部だけでなく側壁
部においてもゲート絶縁膜7の膜厚が大きく、トレンチ
中央部では、トレンチ5の上部および底部においてゲー
ト絶縁膜7の膜厚が大きく、トレンチ5の側壁部におい
てゲート絶縁膜7の膜厚が小さくなる構造を実現するこ
とができる。これにより、高いゲート信頼性を得ること
ができ、かつ、低いオン電圧で動作させられる半導体装
置を実現することができる。
【0042】また、ゲート絶縁膜7における酸化膜厚が
厚くなっているため、入力容量を低減することも可能で
ある。さらに、トレンチ5の底部においても酸化膜厚が
厚くなっているため、ドレイン耐圧を向上することも可
能であり、オン抵抗の低減を図ることが可能となる。
【0043】なお、本実施形態に示すトレンチ端部の高
濃度不純物領域6に関しては、トレンチエッチング後か
らゲート酸化前までのどの時点で形成するようにしても
良い。また、高濃度不純物領域6を十分高度にできるの
であれば、トレンチ形成前に高濃度層6を形成しても良
い。
【0044】(第2実施形態)図5に、本発明の第2実
施形態における半導体装置の断面構成を示す。図5
(a)は、トランジスタのチャネル領域を含む断面を示
したものであり、図5(b)は、トランジスタのトレン
チの終端部を含む断面を示したものである。以下、図5
に基づいて、本実施形態における半導体装置の構成につ
いての説明を行なうが、半導体装置の基本構成は第1実
施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分に
ついてのみ説明する。
【0045】図5(a)に示すように、本実施形態にお
ける半導体装置は、トレンチ中央部における断面構成は
第1実施形態と同様であるが、図5(b)に示すよう
に、第1実施形態で形成した高濃度不純物領域6(図1
参照)をなくし、トレンチ終端部におけるゲート絶縁膜
7を積層膜7a〜7cよりも厚いシリコン酸化膜7f
(7a、7c)のみで構成している点が第1実施形態と
異なる。
【0046】図6〜図8に示す工程図を参照して、本実
施形態における半導体装置の製造方法について説明す
る。
【0047】まず、図6(a)、(b)に示す工程で
は、第1実施形態に示す図2(a)、(b)と同様の工
程を行なう。次に、図6(c)に示す工程では、第1実
施形態における図3(a)と同様の工程を行なうことで
100nm程度のシリコン酸化膜7aを形成し、図7
(a)に示す工程では、図3(b)と同様の工程を行な
うことで10〜30nmのシリコン窒化膜7bを形成す
る。そして、図7(b)に示す工程では、第1実施形態
に示す図3(c)と同様の工程を行なうことで、トレン
チ5の側壁面にのみシリコン窒化膜7bを残す。
【0048】次いで、図7(c)に示す工程では、基板
上面にレジスト等のマスク材20を堆積する。そして、
フォトリソグラフィにより、マスク材20のうちトレン
チ終端部に位置する部位を開口させたのち、マスク材2
0をマスクとして等方性のドライエッチングまたはウェ
ットエッチングを行なうことで、トレンチ終端部に残っ
たシリコン窒化膜7bを除去する。
【0049】次に、図8(a)に示す工程では、マスク
材20を除去した後、第1実施形態に示す図4(a)と
同様の条件で熱酸化を行ない、シリコン窒化膜7bの上
にシリコン酸化膜7cを形成する。このとき、シリコン
窒化膜7bが除去されたトレンチ5の上部、底部、さら
にはトレンチ終端部には、熱酸化によって膜厚が大きく
なった約200nmのシリコン酸化膜7d、7e、7f
が形成される。
【0050】この後、図8(c)に示す工程において、
第1実施形態に示す図4(b)と同様にしてゲート電極
8を形成したのち、さらに、層間絶縁膜9の形成、フォ
トリソグラフィ及び異方性エッチングによる層間絶縁膜
9へのコンタクトホールの形成、スパッタ法によるソー
ス電極10等の電極形成を行うことで、図5に示す半導
体装置が完成する。
【0051】以上説明したように、トレンチ終端部にお
いてシリコン窒化膜7bを除去しておくことで、その後
の熱酸化時にトレンチ終端部に厚いシリコン酸化膜7f
が形成されるようにできる。このようにしても、第1実
施形態と同様の効果を得ることができる。
【0052】(第3実施形態)図9に、本発明の第3実
施形態を適用した半導体装置の断面構成を示す。本実施
形態は、上記第1、第2実施形態におけるトランジスタ
の構成を変更したものである。以下、図9に基づいて、
本実施形態における半導体装置の構成についての説明を
行なうが、半導体装置の基本構成は第1実施形態と同様
であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説
明する。
【0053】図9に示すように、n+型ソース領域4
は、第1領域4aと第2領域4bとによって構成され、
トレンチ5は、第1領域4aおよび第2領域4bを貫通
するように形成されている。第2領域4bは、第1領域
4a内でで終端するように構成され、第1領域4aより
も深く、かつ、第1領域4aよりも低濃度、具体的には
熱酸化時に第2領域4bではほぼ増速酸化が成されない
程度の濃度とされている。このため、トレンチ5の側壁
面に形成されたゲート絶縁膜7のうち、第1領域4aと
接する部分は増速酸化により厚く形成されており、第2
領域4bと接する部分はほぼ増速酸化が成されず薄く形
成された構成となっている。
【0054】また、第2領域4bからトレンチ4の側壁
面までの距離が、第1領域4aの端部からトレンチ5の
側壁面までの距離よりも短くなるように構成されてい
る。
【0055】このような構成においては、トレンチ側壁
面のうち第1領域4aから第2領域4bに至る場所にゲ
ート絶縁膜7の膜厚変化点が位置することになる。この
ため、ゲート絶縁膜7を薄くしたり、n+型ソース領域
4のうち高濃度となる第1領域4aを深くまで形成した
りしなくても、ゲート絶縁膜7の信頼性が高く、かつ安
定したしきい値電圧を得られる半導体装置とすることが
できる。
【0056】なお、本実施形態における半導体装置は、
例えば、第1実施形態、第2実施形態において、n+
ソース領域4を形成する工程(図2(a)、図6(a)
参照)を行なう際に、第2導電型不純物を高濃度にイオ
ン注入することで第1領域4aを形成する工程と、第2
導電型不純物を低濃度にイオン注入することで第2領域
4bを形成する工程とを行なうことで製造される。
【0057】(他の実施形態)上記第1実施形態では、
トレンチ終端部に高濃度不純物領域6を備え、第2実施
形態では、トレンチ終端部におけるシリコン窒化膜7b
を除去することで、それぞれ共にトレンチ終端部におけ
るゲート絶縁膜7が厚くなるようにしているが、これら
双方を組み合わせることも可能である。
【0058】上記各実施形態では、nチャネルタイプの
トランジスタを有する半導体装置を例に挙げて説明した
が、勿論、各構成要素の導電型を逆にしたpチャネルタ
イプのトランジスタを有する半導体装置に本発明を適用
しても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における半導体装置の断
面構成を示す図である。
【図2】図1に示す半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
【図3】図2に続く半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
【図4】図3に続く半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
【図5】本発明の第2実施形態における半導体装置の断
面構成を示す図である。
【図6】図5に示す半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
【図7】図6に続く半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
【図8】図7に続く半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
【図9】本発明の第3実施形態における半導体装置の断
面構成を示す図である。
【図10】従来の半導体装置の断面構成を示す図であ
る。
【図11】トレンチ終端部の近傍における平面パターン
を示した図である。
【符号の説明】
1…シリコン基板、2…n-型ドリフト層、3…p型ベ
ース領域、4…n+型ソース領域、5…トレンチ、6…
高濃度不純物領域、7…ゲート絶縁膜、7a、7c〜7
f…シリコン酸化膜、8…ゲート電極、9…層間絶縁
膜、10…ソース電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒柳 晃 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 荒川 隆史 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 都築 幸夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板(1〜4)の一面に形成され
    たトレンチ(5)の側面に、シリコン酸化膜(7a)と
    シリコン窒化膜(7b)とシリコン酸化膜(7c)から
    なる積層膜(7a〜7c)を有したゲート絶縁膜(7)
    が形成され、前記トレンチ内において前記ゲート絶縁膜
    (7)の表面にゲート電極(8)が形成された半導体装
    置において、 前記トレンチ(5)の終端部では、前記半導体基板のう
    ち少なくとも前記トレンチ(5)の側壁部に位置する部
    位に高濃度不純物領域(6)が形成されており、前記積
    層膜(7a〜7b)のうち前記高濃度不純物領域(6)
    の表面に形成されたシリコン酸化膜(7a)の膜厚が該
    トレンチ(5)の終端部以外の部位よりも大きくなって
    いることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板(1〜4)の一面に形成され
    たトレンチ(5)の側面に、シリコン酸化膜(7a)と
    シリコン窒化膜(7b)とシリコン酸化膜(7c)から
    なる積層膜(7a〜7c)を有したゲート絶縁膜(7)
    が形成され、前記トレンチ内において前記ゲート絶縁膜
    (7)の表面にゲート電極(8)が形成された半導体装
    置において、 前記トレンチ(5)の終端部では、前記シリコン窒化膜
    (7b)が除去されており、該トレンチ(5)の終端部
    におけるトレンチ(5)の側壁部には前記積層膜(7a
    〜7c)よりも膜厚が大きなシリコン酸化膜(7f)が
    形成されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記トレンチ(5)のうち前記終端部以
    外の部位に相当する中央部において、前記ゲート絶縁膜
    (7)は、前記トレンチ(5)の側壁部では前記積層膜
    (7a〜7c)で構成され、前記トレンチの上部と底部
    の少なくとも一方では前記積層膜よりも厚いシリコン酸
    化膜(7d、7e)で構成されていることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体基板は、前記トレンチ(5)
    の形成領域において前記一面側から第1導電型のソース
    領域(4)、第2導電型のベース領域(3)、第1導電
    型のドリフト領域(2)を有し、 前記トレンチ(5)は、前記ソース領域(4)および前
    記ベース領域(3)を貫通して前記ドリフト領域(2)
    に達するように形成されており、 前記トレンチ(5)の前記中央部において、該トレンチ
    (5)の側壁部に位置する前記ベース領域(3)をチャ
    ネル領域とするトランジスタが構成されていることを特
    徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記ソース領域は、前記一面側から所定
    深さとされた高濃度の第1領域(4a)と、前記第1領
    域よりも低濃度で形成された第2領域(4b)とを有
    し、前記トレンチは、前記第1、第2領域(4a、4
    b)及び前記ベース領域(3)を貫通し、前記ドリフト
    領域(2)に達するように形成され、前記トレンチの側
    壁部において前記第2領域の方が前記第1領域よりも深
    くなっていることを特徴とする請求項4に記載の半導体
    装置。
  6. 【請求項6】 第1導電型もしくは第2導電型半導体か
    らなる基板(1)と、 前記基板(1)の上に形成された第1導電型のドリフト
    層(2)と、 前記ドリフト層(2)の上もしくは表層部に形成された
    第2導電型のベース領域(3)と、 前記ベース領域の表層部に形成されたソース領域(4)
    と、 前記ソース領域(4)および前記ベース領域(3)を貫
    通して前記ドリフト領域(2)に達するように形成され
    たトレンチ(5)と、 前記トレンチの上部、側壁部および底部に形成されたゲ
    ート絶縁膜(7a〜7e)と、 前記トレンチ(5)内における前記ゲート絶縁膜(7a
    〜7e)の表面に形成されたゲート電極(8)とを備え
    た半導体装置において、 前記ソース領域は、前記一面側から所定深さとされた高
    濃度の第1領域(4a)と、前記高濃度領域よりも低濃
    度に形成された第2領域(4b)とを有し、前記トレン
    チは、前記第1、第2領域(4a、4b)及び前記ベー
    ス領域(3)を貫通し、前記ドリフト層(2)に達する
    ように形成され、前記トレンチの側壁部において前記第
    2領域の方が前記第1領域よりも深くなっていることを
    特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 半導体基板(1〜4)の一面に形成され
    たトレンチ(5)の側面にゲート絶縁膜(7)が形成さ
    れ、前記トレンチ内における前記ゲート絶縁膜(7)の
    表面にゲート電極(8)が形成された半導体装置の製造
    方法において、 前記ゲート絶縁膜を形成する工程は、 前記トレンチ(5)の終端部において、前記半導体基板
    のうち少なくとも前記トレンチ(5)の側壁部に位置す
    る部位に高濃度不純物領域(6)を形成する工程と、 その後、熱酸化することで、前記トレンチ(5)うち前
    記高濃度不純物領域(6)の表面において、その厚さが
    厚くなるように第1のシリコン酸化膜(7a)を形成す
    る工程と、 前記第1のシリコン酸化膜(7a)の上にシリコン窒化
    膜(7b)を形成する工程と、 前記シリコン窒化膜(7b)の上に第2のシリコン酸化
    膜(7c)を形成する工程とを含んでいることを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 半導体基板(1〜4)の一面に形成され
    たトレンチ(5)の側面にゲート絶縁膜(7)が形成さ
    れ、前記トレンチ内における前記ゲート絶縁膜(7)の
    表面にゲート電極(8)が形成された半導体装置の製造
    方法において、 前記ゲート絶縁膜を形成する工程は、 前記トレンチ(5)の内壁に第1のシリコン酸化膜(7
    a)を形成する工程と、 前記第1のシリコン酸化膜(7a)の上にシリコン窒化
    膜(7b)を形成する工程と、 前記トレンチ(5)の終端部において、シリコン窒化膜
    (7b)を除去する工程と、 その後、熱酸化して、前記シリコン窒化膜(7b)の上
    に第2のシリコン酸化膜(7c)を形成すると共に、前
    記トレンチ(5)の終端部に形成されたシリコン酸化膜
    (7a)の膜厚を大きくする工程とを含んでいることを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記半導体基板として、前記トレンチ
    (5)の形成領域において前記一面側から第1導電型の
    ソース領域(4)、第2導電型のベース領域(3)、第
    1導電型のドリフト領域(2)を有するものを用い、 前記ソース領域(4)および前記ベース領域(3)を貫
    通して前記ドリフト領域(2)に達するように前記トレ
    ンチを形成し、 前記ソース領域(4)を、前記一面側から所定深さとな
    る高濃度の第1領域(4a)と、前記高濃度領域よりも
    低濃度かつ深くなる第2領域(4b)とによって構成
    し、前記トレンチ(5)の側壁部において前記第2領域
    (4b)の方が前記第1領域(4a)よりも深くなるよ
    うに構成することを特徴とする請求項7または8に記載
    の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記ゲート絶縁膜(7)を形成する工
    程は、 前記シリコン窒化膜(7b)を形成したのち、前記トレ
    ンチ(5)の上部と底部との少なくとも一方において前
    記シリコン窒化膜(7b)を除去する工程を有し、 その後、熱酸化を行なうことで、前記シリコン窒化膜
    (7b)の上のシリコン酸化膜(7c)を形成すると共
    に、前記トレンチ(5)の上部と底部との少なくとも一
    方においてシリコン酸化膜(7a)の膜厚を大きくする
    ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1つに記載
    の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 第1導電型もしくは第2導電型半導体
    からなる基板(1)を用意する工程と、 前記基板(1)の上に第1導電型のドリフト層(2)を
    形成する工程と、 前記ドリフト層(2)の上もしくは表層部に第2導電型
    のベース領域(3)を形成する工程と、 前記ベース領域の表層部にソース領域(4)を形成する
    工程と、 前記ソース領域(4)および前記ベース領域(3)を貫
    通して前記ドリフト領域(2)に達するようにトレンチ
    (5)を形成する工程と、 前記トレンチの上部、側壁部および底部にゲート絶縁膜
    (7a〜7e)を形成する工程と、 前記トレンチ(5)内における前記ゲート絶縁膜(7a
    〜7e)の表面にゲート電極(8)を形成する工程とを
    備えた半導体装置の製造方法において、 前記ソース領域(4)を形成する工程は、前記一面側か
    ら所定深さとなる高濃度の第1領域(4a)を形成する
    工程と、前記高濃度領域よりも低濃度かつ深くなる第2
    領域(4b)を形成する工程とを有し、 前記トレンチ(5)を形成する工程は、前記第1、第2
    領域(4a、4b)を貫通するように前記トレンチ
    (5)を形成し、前記トレンチ(5)の側壁部において
    前記第2領域(4b)の方が前記第1領域(4a)より
    も深くなるように構成することを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
JP2001187127A 2000-01-14 2001-06-20 半導体装置及びその製造方法 Pending JP2003008018A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001187127A JP2003008018A (ja) 2001-06-20 2001-06-20 半導体装置及びその製造方法
US10/175,294 US6864532B2 (en) 2000-01-14 2002-06-20 Semiconductor device and method for manufacturing the same
US10/974,838 US7354829B2 (en) 2000-01-14 2004-10-28 Trench-gate transistor with ono gate dielectric and fabrication process therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001187127A JP2003008018A (ja) 2001-06-20 2001-06-20 半導体装置及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003008018A true JP2003008018A (ja) 2003-01-10

Family

ID=19026467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001187127A Pending JP2003008018A (ja) 2000-01-14 2001-06-20 半導体装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003008018A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005197274A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Nec Electronics Corp 半導体装置及びその製造方法
JP2009076686A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Rohm Co Ltd 半導体装置
US9406794B2 (en) 2007-09-03 2016-08-02 Rohm Co., Ltd. Semiconductor device and method of manufacturing semiconductor device
DE102023136502A1 (de) 2023-01-06 2024-07-11 Mitsubishi Electric Corporation Halbleitervorrichtung, Leistungsumwandlungseinrichtung und Verfahren zum Herstellen einer Halbleitervorrichtung

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55133574A (en) * 1979-04-05 1980-10-17 Nec Corp Insulated gate field effect transistor
JPH0897412A (ja) * 1994-09-29 1996-04-12 Toshiba Corp 半導体装置およびその製造方法
JPH1131815A (ja) * 1997-07-11 1999-02-02 Mitsubishi Electric Corp トレンチ構造を有する半導体装置及びその製造方法
WO1999012214A1 (fr) * 1997-08-29 1999-03-11 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Dispositif a semi-conducteur a grille isolee et procede de fabrication
JP2000101074A (ja) * 1998-09-25 2000-04-07 Nec Kansai Ltd 絶縁ゲート型半導体装置およびその製造方法
JP2001015733A (ja) * 1999-07-02 2001-01-19 Fuji Electric Co Ltd 半導体装置およびその製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55133574A (en) * 1979-04-05 1980-10-17 Nec Corp Insulated gate field effect transistor
JPH0897412A (ja) * 1994-09-29 1996-04-12 Toshiba Corp 半導体装置およびその製造方法
JPH1131815A (ja) * 1997-07-11 1999-02-02 Mitsubishi Electric Corp トレンチ構造を有する半導体装置及びその製造方法
WO1999012214A1 (fr) * 1997-08-29 1999-03-11 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Dispositif a semi-conducteur a grille isolee et procede de fabrication
JP2000101074A (ja) * 1998-09-25 2000-04-07 Nec Kansai Ltd 絶縁ゲート型半導体装置およびその製造方法
JP2001015733A (ja) * 1999-07-02 2001-01-19 Fuji Electric Co Ltd 半導体装置およびその製造方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005197274A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Nec Electronics Corp 半導体装置及びその製造方法
JP4711620B2 (ja) * 2003-12-26 2011-06-29 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置及びその製造方法
US9406794B2 (en) 2007-09-03 2016-08-02 Rohm Co., Ltd. Semiconductor device and method of manufacturing semiconductor device
US9978860B2 (en) 2007-09-03 2018-05-22 Rohm Co., Ltd. Semiconductor device and method of manufacturing semiconductor device
US10211334B2 (en) 2007-09-03 2019-02-19 Rohm Co., Ltd. Semiconductor device and method of manufacturing semiconductor device
US10446678B2 (en) 2007-09-03 2019-10-15 Rohm Co., Ltd. Semiconductor device and method of manufacturing semiconductor device
US10615275B2 (en) 2007-09-03 2020-04-07 Rohm Co., Ltd. Semiconductor device and method of manufacturing semiconductor device
US11075297B2 (en) 2007-09-03 2021-07-27 Rohm Co., Ltd. Semiconductor device and method of manufacturing semiconductor device
JP2009076686A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Rohm Co Ltd 半導体装置
DE102023136502A1 (de) 2023-01-06 2024-07-11 Mitsubishi Electric Corporation Halbleitervorrichtung, Leistungsumwandlungseinrichtung und Verfahren zum Herstellen einer Halbleitervorrichtung

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6469345B2 (en) Semiconductor device and method for manufacturing the same
US7354829B2 (en) Trench-gate transistor with ono gate dielectric and fabrication process therefor
US6437386B1 (en) Method for creating thick oxide on the bottom surface of a trench structure in silicon
US7470589B2 (en) Semiconductor device
KR20080025158A (ko) 트랜치-게이트 전계 효과 트랜지스터 내에서 측방향으로연장되는 유전체층을 형성하는 구조 및 방법
US7176071B2 (en) Semiconductor device and fabrication method with etch stop film below active layer
KR19980018751A (ko) 반도체 장치 및 그 제조 방법 (semiconductor device and method of manufacturing the same)
JPH10223891A (ja) 縦型mosfetの製造方法及び縦型mosfet
JP3968860B2 (ja) 炭化珪素半導体装置の製造方法
US8188482B2 (en) SiC semiconductor device with self-aligned contacts, integrated circuit and manufacturing method
JP4192381B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2001196587A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2003008018A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2001284587A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US6974996B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
JP2008004686A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2757262B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2923772B2 (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
JP2003224274A (ja) 半導体装置
US5665990A (en) Metal oxide semiconductor device with self-aligned groove channel and method for manufacturing the same
US6580088B2 (en) Semiconductor devices and methods for manufacturing the same
JPH0997837A (ja) 半導体装置の製造方法
KR19990080186A (ko) 모스 트랜지스터 제조방법
JPH1187486A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPS61290766A (ja) 半導体装置とその製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100323