JP2003007852A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2003007852A
JP2003007852A JP2001187496A JP2001187496A JP2003007852A JP 2003007852 A JP2003007852 A JP 2003007852A JP 2001187496 A JP2001187496 A JP 2001187496A JP 2001187496 A JP2001187496 A JP 2001187496A JP 2003007852 A JP2003007852 A JP 2003007852A
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Toshimasa Namegawa
敏正 行川
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリセルアレイの片側にワード線ドライバ
を配置して、タイミング制御を容易にし、また、レイア
ウトサイズを小さくする半導体記憶装置を提供するもの
である。 【解決手段】 本実施の形態の半導体記憶装置は、アド
レス信号線領域RAを挟んで、一方の側に第1のワード
線ドライバ領域WD1が、他方の側に第2のワード線ド
ライバ領域WD2が配置されている。また、第1のワー
ド線ドライバ領域WD1のアドレス信号線領域RAとは
反対側にメモリセルアレイCAが配置されている。そし
て、第2のワード線ドライバ領域WD2におけるワード
線ドライバの出力信号線は、アドレス信号線領域RAを
跨ぐように形成された第3の金属配線M3を介して、メ
モリセルアレイCA上のワード線WLと電気的に接続さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワード線ドライバ
をメモリセルアレイの片側に配置する半導体記憶装置に
関し、特にロジック混載用の半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAM(Dynamic Random Access M
emory)をはじめとする高密度半導体記憶装置において
は、メモリセル選択線(以下、ワード線)の幅と間隔
は、その時の技術により最小の幅と間隔で加工される。
例えば、DRAMのメモリセルは、1つのMOSトラン
ジスタと1つのキャパシタで構成されている。ワード線
は、メモリセルを構成するMOSトランジスタのゲート
配線である。DRAMの場合、メモリセルを交互に左右
線対称にする必要はあるが、最小線幅と間隔のワード線
間に対しても、格子状にメモリセルを並べるだけでワー
ド線を容易に接続することができる。
【0003】しかしながら、最小線幅と間隔で形成され
たワード線と、それを駆動するワード線ドライバを最も
適した配置で接続することは容易ではない。ワード線ド
ライバは、近年、CMOS型回路が使用され、1つのN
MOSトランジスタと1つのPMOSトランジスタから
なるCMOSインバータである。また、ローデコーダ
は、プリチャージ信号を含む3つのアドレス信号を入力
とするNAND回路である。したがって、1本のワード
線に接続されるワード線ドライバおよびローデコーダ
は、2つのPMOSトランジスタと4つのNMOSトラ
ンジスタから構成される。これら素子を、ワード線の最
小線幅と間隔に合わせた領域内に収めることは困難であ
る。
【0004】図15に、従来におけるワード線ドライバ
のレイアウト図の一例を示す。図15のワード線ドライ
バ領域WDには、2つのCMOSインバータ(ワード線
ドライバ)が示されている。それぞれのMOSトランジ
スタは、電源に接続されたソース領域と、CMOSイン
バータの出力端子でワード線に接続されたドレイン領域
と、これらの間にあるゲート領域からなる。SAC(Se
lf Aligned Contact)技術をこの部分に適用すると、
ソース領域とドレイン領域のピッチを最小線幅と間隔の
和で描くことが可能である。しかしながら、ワード線配
線の他に同数の電源配線が必要となるため、1つのワー
ド線ドライバのために2本分の配線領域が必要となる。
すなわち、実際には、ワード線WL4本を配線できる領
域にワード線WL2本しか配線することができず、この
領域にはワード線2本に対応する2つのワード線ドライ
バしか配置することができない。
【0005】そこで、すべてのワード線WLにワード線
ドライバを接続するための工夫がいくつか考えられてい
る。
【0006】第1に、メモリセルアレイの両側にワード
線ドライバを配置し、すべてのワード線にワード線ドラ
イバを接続し、ワード線を相互に駆動する方法である。
図16は、第1の従来技術における半導体記憶装置のワ
ード線ドライバの詳細なレイアウト図の一例である。図
16では、4本のワード線WL0〜WL3に対し、メモ
リセルアレイCAの片側に2つずつのワード線ドライバ
を配置している。このように配置することにより、最小
の領域内にワード線ドライバを配置でき、すべてのワー
ド線WLに接続することができる。
【0007】第2に、ワード線ドライバのソース端子を
電源デコーダで制御する方法である。図17は、第2の
従来技術における半導体記憶装置のワード線ドライバの
回路図であり、図18は、第2の従来技術における半導
体記憶装置のワード線ドライバの詳細なレイアウト図の
一例である。図17では、メモリセルアレイCAの片側
にワード線ドライバを配置し、1つのローデコーダの出
力を、2つのワード線ドライバに入力している。そし
て、ワード線ドライバのソース端子に、電源配線を接続
する代わりに、電源デコーダの出力配線(選択電源線S
V)を接続している。
【0008】図17に示すように、第2の従来技術にお
けるワード線ドライバは、1つのPMOSトランジスタ
と2つのNMOSトランジスタで構成されている。図1
8に示すように、PMOSトランジスタのソース端子に
接続する電源配線に代わる選択電源線SVがワード線W
Lと直交する位置に配線されているので、SAC技術を
この部分に適用すると、ソース領域とドレイン領域のピ
ッチを最小線幅と間隔の和で描くことが可能である。し
たがって、ワード線ドライバをメモリセルアレイCAの
片側だけに配置しても、すべてのワード線WLにワード
線ドライバを接続することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、選択さ
れたワード線WLが動作する時、線間寄生容量により、
非選択のワード線WLの電位が浮く現象が発生してしま
う。非選択のワード線WLの電位が浮き上がると、メモ
リセルのMOSトランジスタへのオフ電流が増加し、キ
ャパシタに蓄えられていた電荷がビット線へと逃げてし
まう。DRAMは、電荷を微小なキャパシタに蓄えるこ
とによりデータを保持しているので、非選択ワード線W
Lの電位の浮き上がり現象は、情報保持の妨げになる。
【0010】特に、第1の従来技術であるメモリセルア
レイCAの両側にワード線ドライバを配置した場合、片
側にワード線ドライバを配置した場合より、非選択ワー
ド線の電位の浮き上がり量が大きくなる。両側配置のワ
ード線ドライバの場合における、回路モデルを図19
(a)に、この回路モデルの回路解析シミュレータによ
る解析結果を図19(b)に示す。また、片側配置のワ
ード線ドライバの場合における、回路モデルを図20
(a)に、この回路モデルの回路解析シミュレータによ
る解析結果を図20(b)に示す。図19(b)および
図20(b)の横軸は時間、縦軸は電位である。図よ
り、両側にワード線ドライバを配置した場合の方が、ワ
ード線の寄生抵抗と寄生容量による非選択ワード線の電
位の浮き上がり量が大きくなっているのがわかる。した
がって、両側にワード線ドライバを配置した場合の方
が、情報の保持特性が劣化してしまう。
【0011】また、メモリセルアレイCAの両側にワー
ド線ドライバを配置した場合、アドレス信号線やタイミ
ング信号線の引き回しが複雑になり、動作速度の低下
や、消費電力の増加が生じてしまう。DRAMをはじめ
とする多くの半導体記憶装置において、メモリセルへの
書き込み/読み出し動作時には、ワード線WLの動作と
ビット線のセンス動作との間に微妙なタイミング制御を
必要とする。また、メモリセルアレイCAの大きさは、
配線遅延の影響が懸念されるほどの数mmにもなる。こ
れでは、メモリセルアレイCAの両側に配置されたワー
ド線ドライバの動作タイミングを合わせることが難しく
なり、タイミング制御を誤ると、書き込み/読み出し動
作が遅くなるばかりか、情報を破壊してしまうという不
良現象が発生してしまう。そのため、ワード線ドライバ
の動作を制御する信号線の引き回しを工夫した上、その
遅延により不良現象が発生しないように、動作タイミン
グに余裕をとる必要が生じる。すると、半導体記憶装置
全体の動作速度が遅くなってしまう。
【0012】また、大容量の半導体記憶装置において
は、メモリセルアレイがチップ内に複数個存在すること
になり、タイミング信号線およびアドレス信号線の引き
回しがさらに複雑になり、制御の困難さと共に、動作電
流の増大やチップ面積の増大という問題が発生してしま
う。
【0013】また、第2の従来技術である電源デコーダ
を用いた場合、動作電流の増大や、ワード線動作の速度
の低下が生じてしまう。実際には、1つのメモリセルア
レイに接続されるワード線ドライバおよびローデコーダ
の数は膨大であり、例えば、1024個のワード線ドラ
イバと512個のローデコーダから構成される。したが
って、ワード線ドライバの選択電源の電位を上げ下げす
るのに必要な電流は、選択電源線に多数のMOSトラン
ジスタ(ワード線ドライバを構成するMOSトランジス
タ)が接続されているため、1本のワード線WLに対す
る充放電電流の4〜10倍にもなる。つまり、電源デコ
ード方式のワード線ドライバは、本当に必要な電流の4
〜10倍の電流を消費してしまう。
【0014】さらに、重い容量がついた配線を高速に駆
動するためには、それなりに大きなトランジスタが必要
とされる。トランジスタの駆動能力が十分でないと、ワ
ード線WLの遷移時間が延び、動作速度が低下してしま
う。ところが、電源デコーダは、決まった領域(例え
ば、メモリセルアレイとワード線ドライバに挟まれた領
域)に収められる必要があるため、十分な駆動能力を与
えることができない。したがって、第2の従来技術であ
る電源デコード方式では、半導体記憶装置全体の動作速
度が遅くなってしまう。
【0015】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、メモリセル
アレイの片側にワード線ドライバを配置して、タイミン
グ制御を容易にし、また、レイアウトサイズを小さくす
る半導体記憶装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明による半導体記
憶装置は、アドレス信号線が配線されたアドレス信号線
領域と、前記アドレス信号線領域の一方の側に、少なく
とも1つのローデコーダが配置された第1のローデコー
ダ領域と、前記アドレス信号線領域の他方の側に、少な
くとも1つのローデコーダが配置された第2のローデコ
ーダ領域と、前記第1のロ−デコーダ領域を挟んだ前記
アドレス信号線領域の一方の側に、少なくとも1つのワ
ード線ドライバが配置された第1のワード線ドライバ領
域と、前記第2のローデコーダ領域を挟んだ前記アドレ
ス信号線領域の他方の側に、少なくとも1つのワード線
ドライバが配置された第2のワード線ドライバ領域と、
前記第1のロ−デコーダ領域および前記第1のワード線
ドライバ領域を挟んだ前記アドレス信号線領域の一方の
側に、少なくとも2本のワード線が配線された第1のメ
モリセルアレイとを具備し、前記第2のワード線ドライ
バ領域に配置されたワード線ドライバの出力信号線は、
前記アドレス信号線領域を跨いで前記第1のメモリセル
アレイ上に配線されていることを特徴としている。さら
に、前記第2のローデコーダ領域および前記第2のワー
ド線ドライバ領域を挟んだ前記アドレス信号線領域の他
方の側に、少なくとも2本のワード線が配線された第2
のメモリセルアレイを具備し、前記第1のワード線ドラ
イバ領域に配置されたワード線ドライバの出力信号線
は、前記アドレス信号線領域を跨いで前記第2のメモリ
セルアレイ上に配線されていることを特徴としている。
【0017】また、本発明による半導体記憶装置は、ア
ドレス信号線が配線されたアドレス信号線領域と、前記
アドレス信号線領域の一方の側に、少なくとも1つのロ
ーデコーダが配置された第1のローデコーダ領域と、前
記アドレス信号線領域の他方の側に、少なくとも1つの
ローデコーダが配置された第2のローデコーダ領域と、
前記第1のロ−デコーダ領域を挟んだ前記アドレス信号
線領域の一方の側に、少なくとも1つのワード線ドライ
バが配置された第1のワード線ドライバ領域と、前記第
2のローデコーダ領域を挟んだ前記アドレス信号線領域
の他方の側に、少なくとも1つのワード線ドライバが配
置された第2のワード線ドライバ領域と、前記第1のロ
−デコーダ領域および前記第1のワード線ドライバ領域
を挟んだ前記アドレス信号線領域の一方の側に、少なく
とも2本のワード線が配線された第1のメモリセルアレ
イとを具備し、前記第2のワード線ドライバ領域に配置
されたワード線ドライバを構成する各MOSトランジス
タのドレイン領域と電気的に接続された第1の金属配線
層は、前記第2のワード線ドライバ領域上で、前記第1
の金属配線層上に形成される層間絶縁膜内に形成された
第1の接続孔を介して、前記アドレス信号線領域を跨い
で前記第1のメモリセルアレイ上に延在された第2の金
属配線層と電気的に接続され、前記第1のメモリセルア
レイ上で、前記第2の金属配線層と電気的に接続されて
いる前記層間絶縁膜内に形成された第2の接続孔を介し
て、前記第1のメモリセルアレイに配線されたワード線
と電気的に接続されていることを特徴としている。
【0018】また、本発明による半導体記憶装置は、ア
ドレス信号線が配線されたアドレス信号線領域と、前記
アドレス信号線領域の一方の側に、少なくとも1つのロ
ーデコーダが配置されたローデコーダ領域と、前記ロー
デコーダ領域を挟んだ前記アドレス信号線領域の一方の
側に、少なくとも2つのワード線ドライバが配置された
第1のワード線ドライバ領域と、前記アドレス信号線領
域の他方の側に、少なくとも2つのワード線ドライバが
配置された第2のワード線ドライバ領域と、前記アドレ
ス信号線領域の一方の側に、前記第1のワード線ドライ
バ領域に配置されたワード線ドライバを制御する電源デ
コーダが配置された第1の電源デコーダ領域と、前記ア
ドレス信号線領域の他方の側に、前記第2のワード線ド
ライバ領域に配置されたワード線ドライバを制御する電
源デコーダが配置された第2の電源デコーダ領域と、前
記ローデコーダ領域および第1のワード線ドライバ領域
を挟んだ前記アドレス信号線領域の一方の側に、少なく
とも4本のワード線が配線された第1のメモリセルアレ
イとを具備し、前記第2のワード線ドライバ領域に配置
されたワード線ドライバの出力信号線は、前記アドレス
信号線領域を跨いで前記第1のメモリセルアレイに配線
されていることを特徴としている。
【0019】また、本発明による半導体記憶装置は、ア
ドレス信号線が配線されたアドレス信号線領域と、前記
アドレス信号線領域の一方の側に、少なくとも1つのロ
ーデコーダが配置されたローデコーダ領域と、前記ロー
デコーダ領域を挟んだ前記アドレス信号線領域の一方の
側に、少なくとも2つのワード線ドライバが配置された
第1のワード線ドライバ領域と、前記アドレス信号線領
域の他方の側に、少なくとも2つのワード線ドライバが
配置された第2のワード線ドライバ領域と、前記アドレ
ス信号線領域の一方の側に、前記第1のワード線ドライ
バ領域に配置されたワード線ドライバを制御する電源デ
コーダが配置された第1の電源デコーダ領域と、前記ア
ドレス信号線領域の他方の側に、前記第2のワード線ド
ライバ領域に配置されたワード線ドライバを制御する電
源デコーダが配置された第2の電源デコーダ領域と、前
記ローデコーダ領域および第1のワード線ドライバ領域
を挟んだ前記アドレス信号線領域の一方の側に、少なく
とも4本のワード線が配線された第1のメモリセルアレ
イとを具備し、前記第2のワード線ドライバ領域に配置
されたワード線ドライバを構成する各MOSトランジス
タのドレイン領域と電気的に接続された第1の金属配線
層は、前記第2のワード線ドライバ領域上で、前記第1
の金属配線層上に形成される層間絶縁膜内に形成された
第1の接続孔を介して、前記アドレス信号線領域を跨い
で前記第1のメモリセルアレイ上に延在された第2の金
属配線層と電気的に接続され、前記第1のメモリセルア
レイ上で、前記第2の金属配線層と電気的に接続されて
いる前記層間絶縁膜内に形成された第2の接続孔を介し
て、前記第1のメモリセルアレイに配線されたワード線
と電気的に接続されていることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の半導体記憶装置は、高密
度加工が許される薄膜配線層を効果的に活用して、最小
線幅と間隔で配置される選択信号線(以下、ワード線)
のドライバをメモリセルアレイの片側に配置し、従来の
半導体記憶装置における問題点を改善するものである。
特に、配線層数が豊富に用意されるロジック混載用メモ
リに有効であり、実装面積の縮小と、動作消費電力の低
減と、動作の高速化に効果がある。
【0021】以下、図面を参照しながら本発明の実施の
形態について説明する。 (第1の実施の形態)図1は、第1の実施の形態におけ
る半導体記憶装置の回路図である。本実施の形態の半導
体記憶装置は、アドレス信号線領域RAを挟んで、一方
の側に第1のローデコーダ領域RD1が、他方の側に第
2のローデコーダ領域RD2が配置されている。また、
第1のロ−デコーダ領域RD1の右側(アドレス信号線
領域RAと反対側)に第1のワード線ドライバ領域WD
1が、第2のローデコーダ領域RD2の左側(アドレス
信号線領域RAと反対側)に第2のワード線ドライバ領
域WD2が配置されている。そして、第1のワード線ド
ライバ領域WD1の右側(第1のローデコーダ領域RD
1と反対側)にメモリセルアレイCAが配置されてい
る。
【0022】また、図1には、4本のワード線WL0〜
WL3と、4つのCMOSインバータ(ワード線ドライ
バ)と、4つのNAND回路(ローデコーダ)が示され
ている。各ワード線ドライバ領域に2つずつのCMOS
インバータが配置され、また、各ローデコーダ領域に2
つずつのNAND回路が配置されている。
【0023】アドレス信号線は、アドレス信号線領域R
Aに配置され、第1のローデコーダ領域RD1と第2の
ローデコーダ領域RD2の間に、紙面の縦方向に敷設さ
れている。
【0024】各ローデコーダは、1つのPMOSトラン
ジスタと3つのNMOSトランジスタから構成されるプ
リチャージ型NAND回路である。各NAND回路の入
力端子には、アドレス信号線からプリチャージ信号とデ
コードされたローアドレス信号が供給される。各ローデ
コーダに接続されるアドレス信号線の組み合わせはそれ
ぞれ異なり、入力されるローアドレスによって、一意の
ローデコーダが選択されるようになっている。
【0025】また、各ワード線ドライバは、1つのNM
OSトランジスタと1つのPMOSトランジスタから構
成されるCMOSインバータである。各ワード線ドライ
バの入力信号は、それぞれ対応するローデコーダの出力
信号である。したがって、一意に選択されたローデコー
ダからの出力信号を受けたワード線ドライバの出力は活
性化され、一意のワード線WLが選択される。
【0026】また、図示されていないが、各メモリセル
は、例えば、1つのMOSトランジスタと1つのキャパ
シタで構成されるDRAMのメモリセルである。各メモ
リセルのMOSトランジスタのゲート端子は、ワード線
WLと電気的に接続され、ワード線ドライバの出力信号
が供給される。
【0027】図1では、偶数番目のワード線WL0,W
L2に、第1のワード線ドライバ領域WD1に配置され
たCMOSインバータの出力信号線が接続され、奇数番
目のワード線WL1,WL3に、第2のワード線ドライ
バ領域WD2に配置されたCMOSインバータの出力信
号線が接続されている。すなわち、第2のワード線ドラ
イバ領域WD2におけるCMOSインバータの出力信号
線は、アドレス信号線領域RAを跨いでメモリセルアレ
イCAにおけるメモリセルのゲート配線(ワード線)と
電気的に接続されている。
【0028】次に、第1の実施の形態における半導体記
憶装置のワード線ドライバ領域の詳細なレイアウト図
を、図2乃至図5に示す。図2乃至図5は、最小加工寸
法のピッチで配置され、各ワード線ドライバ領域に2つ
ずつのワード線ドライバ(CMOSインバータ)のレイ
アウトが示されている。ここで、特徴的なことは、ワー
ド線WLとワード線ドライバの接続に、上層の金属配線
層(第3の金属配線層)を用いることである。尚、図2
の斜線部分はゲートポリシリコン(ゲート領域)を、図
3の斜線部分は第1の金属配線層M1を、図4の斜線部
分は第2の金属配線層M2を、図5の斜線部分は第3の
金属配線層M3を示している。また、図6は、図2に示
したA−A´線に沿った断面図であり、図7は、図2に
示したB−B´線に沿った断面図である。
【0029】図2乃至図7に示すように、NMOSトラ
ンジスタは、p−well領域上に、n-型拡散層によ
って構成されるソース・ドレイン領域と、これらソース
・ドレイン領域間にゲート絶縁膜を介して形成されたゲ
ート電極(ゲート配線)によって構成されている。ま
た、PMOSトランジスタは、n−well領域上に、
+型拡散層によって構成されるソース・ドレイン領域
と、これらソース・ドレイン領域間にゲート絶縁膜を介
して形成されたゲート電極(ゲート配線)によって構成
されている。そして、1つのPMOSトランジスタと1
つのNMOSトランジスタで、CMOSインバータを形
成している。
【0030】そして、ゲート配線層よりも上層に形成さ
れる層間絶縁膜内に形成されたコンタクトを介して、ソ
ース・ドレイン領域と電気的に接続される第1の金属配
線層M1が形成されている(図3)。また、この上層に
形成される層間絶縁膜内に形成された第1のビアV1を
介して、ドレイン領域と電気的に接続される第2の金属
配線層M2が形成されている(図4)。この第2の金属
配線は、CMOSインバータの出力信号線を形成し、メ
モリセルのゲート配線であるワード線WLと電気的に接
続される。
【0031】尚、ゲート配線の比抵抗値は数Ω/□〜数
百Ω/□であり、金属配線の比抵抗値に比べて1桁から
4桁も高い。したがって、メモリセルアレイCA上で
は、ワード線WLそれぞれに対して、第2の金属配線層
M2を用いて同ピッチの配線を敷設し、ところどころで
ゲート配線と第2の金属配線層M2とを接続するのが望
ましい。
【0032】第1のワード線ドライバ領域WD1におけ
るCMOSインバータの出力信号線は、第2の金属配線
層M2により形成され、そして、メモリセルアレイCA
上に配線され、ワード線WLと電気的に接続されてい
る。
【0033】一方、第2のワード線ドライバ領域WD2
におけるCMOSインバータの出力信号線は、第2の金
属配線層M2により形成されている。そして、この上層
に形成される層間絶縁膜内に形成された第2のビアV2
aを介して、さらに上層に形成された第3の金属配線層
M3と電気的に接続されている(図5)。さらに、メモ
リセルアレイCA上に形成された第2のビアV2bを介
して、第2の金属配線層M2と電気的に接続されてい
る。すなわち、第2のワード線ドライバ領域WD2にお
けるCMOSインバータの出力信号線は、アドレス信号
線領域RAを跨ぐように形成された第3の金属配線M3
を介して、メモリセルアレイCA上のワード線WLと電
気的に接続されている。
【0034】尚、第1の金属配線層M1は、メモリセル
アレイCA上ではビット線としても用いられ、また、第
2の金属配線層M2は、アドレス信号線領域RA上でア
ドレス信号線としても用いられる。また、図示されてな
いが、第3の金属配線層M3よりも上層において、グロ
ーバル配線と電源配線が敷設されている。
【0035】このように、アドレス信号線領域RAを挟
んで、ワード線ドライバを2つの領域WD1,WD2に
分割・配置することにより、最小線幅および間隔で各素
子を配置することができ、実装面積を縮小することがで
きる。また、ワード線ドライバをメモリセルアレイの片
側に配置するので、ワード線間のカップリング容量の影
響による非選択ワード線の電位の浮きを小さく抑えるこ
とができ、データの保持特性を維持できる。また、メモ
リセルアレイの両側にワード線ドライバを配置する場合
に比べ、ワード線ドライバに対応するローデコーダへの
アドレス信号線等の配線の引き回しが必要なくなるの
で、配線長による負荷が削減でき、動作における消費電
力が削減できる。また、配線長による動作タイミングの
マージを考慮する必要がないので、動作の高速化が図れ
る。 (第2の実施の形態)第2の実施の形態における半導体
記憶装置は、さらに第2のワード線ドライバ領域の片側
にもメモリセルアレイを配置するものである。
【0036】図8は、第2の実施の形態における半導体
記憶装置の回路図である。本実施の形態の半導体記憶装
置は、アドレス信号線領域RAを挟んで、一方の側に第
1のローデコーダ領域RD1が、他方の側に第2のロー
デコーダ領域RD2が配置されている。また、第1のロ
−デコーダ領域RD1の右側(アドレス信号線領域RA
と反対側)に第1のワード線ドライバ領域WD1が、第
2のローデコーダ領域RD2の左側(アドレス信号線領
域RAと反対側)に第2のワード線ドライバ領域WD2
が配置されている。そして、第1のワード線ドライバ領
域WD1の右側(第1のローデコーダ領域RD1と反対
側)に第1のメモリセルアレイCA1が、第2のワード
線ドライバ領域WD2の左側(第2のローデコーダ領域
RD2と反対側)に第2のメモリセルアレイCA2が配
置されている。
【0037】図8には、8本のワード線WL10〜WL
13,WL20〜WL23と、4つのCMOSインバー
タ(ワード線ドライバ)と、4つのNAND回路(ロー
デコーダ)が示されている。各ワード線ドライバ領域に
2つずつのCMOSインバータが配置され、各ローデコ
ーダ領域に2つずつのNAND回路が配置され、また、
各メモリセルアレイに4本ずつのワード線WLが配線さ
れている。
【0038】アドレス信号線は、アドレス信号線領域R
Aに配置され、第1のローデコーダ領域RD1と第2の
ローデコーダ領域RD2の間に、紙面の縦方向に敷設さ
れている。
【0039】各ローデコーダは、1つのPMOSトラン
ジスタと3つのNMOSトランジスタから構成されるプ
リチャージ型NAND回路である。各NAND回路の入
力端子には、アドレス信号線からプリチャージ信号とデ
コードされたローアドレス信号が供給される。各ローデ
コーダに接続されるアドレス信号線の組み合わせはそれ
ぞれ異なり、入力されるローアドレスによって、一意の
ローデコーダが選択されるようになっている。
【0040】また、各ワード線ドライバは、1つのNM
OSトランジスタと1つのPMOSトランジスタから構
成されるCMOSインバータである。各ワード線ドライ
バの入力信号は、それぞれ対応するローデコーダの出力
信号である。したがって、一意に選択されたローデコー
ダからの出力信号を受けたワード線ドライバの出力は活
性化され、各メモリセルアレイの一意のワード線WLが
選択される。
【0041】また、図示されていないが、各メモリセル
は、例えば、1つのMOSトランジスタと1つのキャパ
シタで構成されるDRAMのメモリセルである。第1お
よび第2のメモリセルアレイCA1,CA2におけるメ
モリセルのMOSトランジスタのゲート端子は、メモリ
セルのゲート配線であるワード線WLに接続され、第1
および第2のワード線ドライバ領域WD1,WD2に配
置されたワード線ドライバから出力信号が供給される。
【0042】図8では、ワード線WL10,WL12,
WL20,WL22には、第1のワード線ドライバ領域
WD1に配置されたCMOSインバータの出力信号線が
接続され、ワード線WL11,WL13,WL21,W
L23には、第2のワード線ドライバ領域WD2に配置
されたCMOSインバータの出力信号線が接続されてい
る。
【0043】すなわち、第1のワード線ドライバ領域W
D1におけるCMOSインバータの出力信号線は、第1
のメモリセルアレイCA1におけるメモリセルのゲート
配線(ワード線WL10,WL12)と電気的に接続さ
れ、さらに、アドレス信号線領域RAを跨いで第2のメ
モリセルアレイCA2におけるメモリセルのゲート配線
(ワード線WL20,WL22)と電気的に接続されて
いる。また、第2のワード線ドライバ領域WD2におけ
るCMOSインバータの出力信号線は、第2のメモリセ
ルアレイCA2におけるメモリセルのゲート配線(ワー
ド線WL21,WL23)と電気的に接続され、さら
に、アドレス信号線領域RAを跨いで第1のメモリセル
アレイCA1におけるメモリセルのゲート配線(ワード
線WL11,WL13)と電気的に接続されている。
【0044】次に、第2の実施の形態における半導体記
憶装置のワード線ドライバ領域の詳細なレイアウト図
を、図9に示す。尚、第2の金属配線層M2までは、第
1の実施の形態と構成が同じなので説明を省略する。こ
こでは、それ以上の層について説明する。
【0045】第1のワード線ドライバ領域WD1におけ
るCMOSインバータの出力信号線は、第2の金属配線
層M2により形成され、そして、第1のメモリセルアレ
イCA1上に配線され、ワード線WLと電気的に接続さ
れている。また、第2の金属配線層M2の上層に形成さ
れる層間絶縁膜内に形成された第2のビアV21aを介
して、さらに上層に形成された第3の金属配線層M3に
電気的に接続されている。そして、第2のメモリセルア
レイCA2上に形成された第2のビアV22bを介し
て、第2の金属配線層M2と電気的に接続されている。
【0046】一方、第2のワード線ドライバ領域WD2
におけるCMOSインバータの出力信号線は、第2の金
属配線層M2により形成され、そして、第2のメモリセ
ルアレイCA2上に配線され、ワード線WLと電気的に
接続されている。また、第2の金属配線層M2の上層に
形成される層間絶縁膜内に形成された第2のビアV22
aを介して、さらに上層に形成された第3の金属配線層
M3に電気的に接続されている。そして、第1のメモリ
セルアレイCA1上に形成された第2のビアV21bを
介して、第2の金属配線層M2と電気的に接続されてい
る。
【0047】すなわち、第1のワード線ドライバ領域W
D1におけるCMOSインバータの出力信号線は、第2
の金属配線層M2において第1のメモリセルアレイCA
1のワード線WL、および、アドレス信号線領域RAを
跨ぐように形成された第3の金属配線層M3を介して第
2のメモリセルアレイCA2のワード線WL、と電気的
に接続されている。また、第2のワード線ドライバ領域
WD2におけるCMOSインバータの出力信号線は、第
2の金属配線層M2において第2のメモリセルアレイC
A2のワード線WL、および、アドレス信号線領域RA
を跨ぐように形成された第3の金属配線層M3を介して
第1のメモリセルアレイCA1のワード線WL、と電気
的に接続されている。
【0048】このように、アドレス信号線領域RAを挟
んで、ワード線ドライバを2つの領域WD1,WD2に
分割・配置することにより、最小線幅および間隔で各素
子を配置することができ、実装面積を縮小することがで
きる。また、ワード線ドライバをメモリセルアレイの片
側に配置するので、ワード線間のカップリング容量の影
響による非選択ワード線の電位の浮きを小さく抑えるこ
とができ、データの保持特性を維持できる。また、ワー
ド線ドライバをメモリセルアレイの両側に配置する場合
に比べ、ワード線ドライバに対応するローデコーダへの
アドレス信号線等の配線の引き回しが必要なくなるの
で、配線長による負荷が削減でき、動作における消費電
力が削減できる。また、配線長による動作タイミングの
マージを考慮する必要がないので、動作の高速化が図れ
る。
【0049】また、第2のワード線ドライバ領域WD2
の片側にもメモリセルアレイを配置することにより、第
1の実施の形態に比べ、2倍の容量のメモリマクロを構
成することができる。 (第3の実施の形態)第3の実施の形態における半導体
記憶装置は、ワード線ドライバの電源制御を電源デコー
ダにより行い、さらに電源デコーダ領域もアドレス信号
線領域を挟んで両側に分割、配置するものである。
【0050】図10は、第3の実施の形態における半導
体記憶装置の回路図である。本実施の形態の半導体記憶
装置は、第1の実施の形態と同様に、アドレス信号線領
域RAを挟んで、第1および第2のローデコーダ領域R
D1,RD2が配置され、これらの片側に第1および第
2のワード線ドライバ領域WD1,WD2が配置されて
いる。そして、第1のワード線ドライバ領域WD1の片
側にメモリセルアレイCAが配置されている。
【0051】さらに、第3の実施の形態においては、ア
ドレス信号線領域RAを挟んで、一方の側に第1の電源
デコーダ領域SD1が、他方の側に第2の電源デコーダ
領域SD2が配置されている。
【0052】図10には、4本のワード線WL0〜WL
3と、4つのワード線ドライバと、2つのローデコーダ
と、4つの電源デコーダが示されている。各ワード線ド
ライバ領域に2つずつのワード線ドライバが配置され、
各ローデコーダ領域に1つずつのローデコーダが配置さ
れ、また、各電源デコーダ領域に2つずつの電源デコー
ダが配置されている。
【0053】アドレス信号線は、アドレス信号線領域R
Aに配置され、第1のローデコーダ領域RD1と第2の
ローデコーダ領域RD2の間、および、第1の電源デコ
ーダ領域SD1と第2の電源デコーダ領域SD2の間
に、紙面の縦方向に敷設されている。
【0054】各ローデコーダは、1つのPMOSトラン
ジスタと2つのNMOSトランジスタから構成される変
形型のNAND回路である。各NAND回路の入力端子
には、アドレス信号線からプリチャージ信号とデコード
されたローアドレス信号が供給される。各ローデコーダ
に接続されるアドレス信号線の組み合わせはそれぞれ異
なり、入力されるローアドレスによって、一意のローデ
コーダが選択されるようになっている。
【0055】また、各ワード線ドライバは、2つのNM
OSトランジスタN1,N2と1つのPMOSトランジ
スタP1から構成される変形のNAND回路である。P
MOSトランジスタP1は、ソース端子が選択電源線S
Vに接続されている。NMOSトランジスタN1は、ソ
ース端子がGNDに接続され、ドレイン端子がPMOS
トランジスタP1のドレイン端子に接続されている。そ
して、共にゲート端子には対応するローデコーダの出力
信号が供給されている。また、NMOSトランジスタN
2は、ソース端子がGNDに接続され、ゲート端子にP
MOSトランジスタP1に接続された選択電源線SVに
おける信号の反転信号が供給されている。このNMOS
トランジスタN2は、非選択状態のワード線WLを低電
位状態に抑える働きをする。また、ワード線ドライバを
構成するMOSトランジスタのドレイン端子は、ワード
線WLと接続されている。
【0056】ワード線ドライバをこのような回路構成に
して、前段のローデコーダを2つのワード線ドライバで
共有している。ローデコーダを共有しているので、一意
に選択されたローデコーダに接続された2つのワード線
ドライバは同時に選択される。そして、一意に選択され
た2つのワード線ドライバは、PMOSトランジスタの
ソース端子に供給されている選択電源線SVからの信号
に基づいて、いずれかが選択される。
【0057】各電源デコーダは、1ビットのローアドレ
ス信号とプリチャージ信号に基づいて、選択電源線SV
を活性化する回路である。ローアドレスの状態によっ
て、各電源デコーダ領域に配置された2つの電源デコー
ダのうちどちらか一方の出力(選択電源線SV)が活性
化される。
【0058】電源デコーダの出力信号線である選択電源
線SVは、ワード線ドライバのPMOSトランジスタの
ソース端子に接続される。また、インバータを介した選
択電源線SVは、ワード線ドライバの一方のNMOSト
ランジスタのゲート端子に接続される。最終的にローデ
コーダの出力とデコードされた選択電源線SVの組み合
わせによって、1つのワード線ドライバが選択される。
【0059】また、図示されていないが、各メモリセル
は、例えば、1つのMOSトランジスタと1つのキャパ
シタで構成されるDRAMのメモリセルである。各メモ
リセルのMOSトランジスタのゲート端子は、ワード線
WLに接続され、ワード線ドライバの出力信号が供給さ
れる。
【0060】また、図10において、ワード線WL0,
WL1には、第1のワード線ドライバ領域WD1に配置
されたワード線ドライバの出力信号線が接続され、ワー
ド線WL2,WL3には、第2のワード線ドライバ領域
WD2に配置されたワード線ドライバの出力信号線が接
続されている。すなわち、第2のワード線ドライバ領域
WD2におけるワード線ドライバの出力信号線は、アド
レス信号線領域RAを跨いでメモリセルアレイCAのメ
モリセルのゲート配線(ワード線WL)と電気的に接続
されている。
【0061】次に、第3の実施の形態における半導体記
憶装置のワード線ドライバ領域の詳細なレイアウト図
を、図11に示す。図11は、最小加工寸法のピッチで
配置され、各ワード線ドライバ領域に2つずつのワード
線ドライバ(CMOSインバータ)のレイアウトが示さ
れている。ここで、特徴的なことは、ワード線WLとワ
ード線ドライバの接続に、上層の金属配線層(第3の金
属配線層M3)を用いることである。尚、図11は、説
明のため、第2の金属配線層M2より下層のレイアウト
と、第3の金属配線層M3のレイアウトをわけて示して
いる。第2のビアV2を重ね合わせることで、第3の実
施の形態におけるレイアウト図となる。
【0062】図11に示すように、NMOSトランジス
タは、p−well領域上に、n-型拡散層によって構
成されるソース・ドレイン領域と、これらソース・ドレ
イン領域間にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電
極(ゲート配線)によって構成されている。また、PM
OSトランジスタは、n−well領域上に、p+型拡
散層によって構成されるソース・ドレイン領域と、これ
らソース・ドレイン領域間にゲート絶縁膜を介して形成
されたゲート電極(ゲート配線)によって構成されてい
る。そして、1つのPMOSトランジスタと2つのNM
OSトランジスタで、ワード線ドライバを形成してい
る。
【0063】そして、ゲート配線層よりも上層に形成さ
れる層間絶縁膜内に形成されたコンタクトを介して、ソ
ース・ドレイン領域と電気的に接続される第1の金属配
線層M1が形成されている。また、この上層に形成され
る層間絶縁膜内に形成された第1のビアV1を介して、
ドレイン領域と電気的に接続される第2の金属配線層M
2が形成されている。この第2の金属配線層M2は、ワ
ード線ドライバの出力信号線を形成し、メモリセルのゲ
ート配線であるワード線WLと電気的に接続されてい
る。
【0064】第1のワード線ドライバ領域WD1におけ
るワード線ドライバの出力信号線は、第2の金属配線層
M2により形成され、そして、メモリセルアレイCA上
に配線され、ワード線WLと電気的に接続されている。
【0065】一方、第2のワード線ドライバ領域WD2
におけるワード線ドライバの出力信号線は、この上層に
形成される層間絶縁膜内に形成された第2のビアV2a
を介して、さらに上層に形成された第3の金属配線層M
3に電気的に接続されている。そして、メモリセルアレ
イCA上にて形成された第2のビアV2bを介して、ワ
ード線WL(第2の金属配線)と電気的に接続されてい
る。すなわち、第2のワード線ドライバ領域WD2にお
けるワード線ドライバの出力信号線は、アドレス信号線
領域RAを跨ぐように形成された第3の金属配線M3を
介して、メモリセルアレイCA上のワード線WLと電気
的に接続されている。
【0066】尚、第1の金属配線層M1は、メモリセル
アレイCA上ではビット線としても用いられ、また、第
2の金属配線層M2は、アドレス信号線領域RA上でア
ドレス信号線としても用いられる。また、図示されてな
いが、第3の金属配線層M3よりも上層において、グロ
ーバル配線と電源配線が敷設されている。
【0067】このように、ワード線ドライバをデコード
された選択電源線SVにより制御する場合でも、電源デ
コーダ領域を、アドレス信号線領域RAを挟んで分割・
配置することにより、ワード線ドライバをメモリセルア
レイの片側に配置することが可能になる。
【0068】したがって、アドレス信号線領域RAを挟
んで、ワード線ドライバを2つの領域WD1,WD2に
分割・配置することにより、最小線幅および間隔で各素
子を配置することができ、実装面積を縮小することがで
きる。また、ワード線ドライバをメモリセルアレイの片
側に配置するので、ワード線間のカップリング容量の影
響による非選択ワード線の電位の浮きを小さく抑えるこ
とができ、データの保持特性を維持できる。また、メモ
リセルアレイの両側にワード線ドライバを配置する場合
に比べ、ワード線ドライバに対応するローデコーダへの
アドレス信号線等の配線の引き回しが必要なくなるの
で、配線長による負荷が削減でき、動作における消費電
力が削減できる。また、配線長による動作タイミングの
マージを考慮する必要がないので、動作の高速化が図れ
る。 (第4の実施の形態)第4の実施の形態における半導体
記憶装置は、第3の実施の形態における構成に加え、さ
らに第2のワード線ドライバ領域の片側にもメモリセル
アレイを配置するものである。
【0069】図12は、第4の実施の形態における半導
体記憶装置の回路図である。本実施の形態の半導体記憶
装置は、第3の実施の形態と同様に、アドレス信号線領
域RAを挟んで、第1および第2のローデコーダ領域R
D1,RD2、および、第1および第2の電源デコーダ
領域SD1,SD2が配置され、各ローデコーダ領域の
片側に第1または第2のワード線ドライバ領域WD1,
WD2が配置されている。そして、ワード線ドライバ領
域WD1の片側に第1のメモリセルアレイCA1が、ワ
ード線ドライバ領域WD2の片側に第2のメモリセルア
レイCA2が配置されている。
【0070】図12には、8本のワード線WL10〜W
L13,WL20〜WL23と、4つのワード線ドライ
バと、2つのローデコーダと、4つの電源デコーダが示
されている。各ワード線ドライバ領域に2つずつのワー
ド線ドライバが配置され、各ローデコーダ領域に1つず
つのローデコーダが配置され、各電源デコーダ領域に2
つずつの電源デコーダが配置され、また、各メモリセル
アレイに4本ずつのワード線WLが配線されている。
【0071】尚、それぞれの領域に配置される回路構成
は、第3の実施の形態と同様であるので、説明を省略す
る。
【0072】図12において、第1の電源デコーダ領域
SD1に配置された電源デコーダの出力信号線(選択電
源線SV)は、第1のワード線ドライバ領域WD1に配
置されたワード線ドライバのPMOSトランジスタのソ
ース端子に接続されている。また、第2の電源デコーダ
領域SD2に配置された電源デコーダの出力信号線(選
択電源線SV)は、第2のワード線ドライバ領域WD2
に配置されたワード線ドライバのPMOSトランジスタ
のソース端子に接続されている。
【0073】また、第1のメモリセルアレイCA1に配
線されたワード線WL10,WL11と第2のメモリセ
ルアレイCA2に配線されたWL20,WL21には、
第1のワード線ドライバ領域WD1に配置されたワード
線ドライバの出力信号線が接続されている。そして、第
1のメモリセルアレイCA1に配線されたワード線WL
12,WL13と第2のメモリセルアレイCA2に配線
されたWL22,WL23には、第2のワード線ドライ
バ領域WD2に配置されたワード線ドライバの出力信号
線が接続されている。
【0074】すなわち、第1のワード線ドライバ領域W
D1におけるワード線ドライバの出力信号線は、第1の
メモリセルアレイCA1におけるメモリセルのゲート配
線(ワード線WL10,WL11)と電気的に接続さ
れ、さらに、アドレス信号線領域RAを跨いで第2のメ
モリセルアレイCA2におけるメモリセルのゲート配線
(ワード線WL20,WL21)と電気的に接続されて
いる。また、第2のワード線ドライバ領域WD2におけ
るワード線ドライバの出力信号線は、第2のメモリセル
アレイCA2におけるメモリセルのゲート配線(ワード
線WL22,WL23)と電気的に接続され、さらに、
アドレス信号線領域RAを跨いで第1のメモリセルアレ
イCA1におけるメモリセルのゲート配線(ワード線W
L12,WL13)と電気的に接続されている。
【0075】尚、第4の実施の形態における半導体記憶
装置のワード線ドライバ領域のレイアウトについては、
第2および第3の実施の形態と同様な構成であるので、
説明を省略する。
【0076】このように、アドレス信号線領域RAを挟
んで、ワード線ドライバを2つの領域WD1,WD2に
分割・配置することにより、最小線幅および間隔で各素
子を配置することができ、実装面積を縮小することがで
きる。また、ワード線ドライバをメモリセルアレイの片
側に配置するので、ワード線間のカップリング容量の影
響による非選択ワード線の電位の浮きを小さく抑えるこ
とができ、データの保持特性を維持できる。また、メモ
リセルアレイの両側にワード線ドライバを配置する場合
に比べ、ワード線ドライバに対応するローデコーダへの
アドレス信号線等の配線の引き回しが必要なくなるの
で、配線長による負荷が削減でき、動作における消費電
力が削減できる。また、配線長による動作タイミングの
マージを考慮する必要がないので、動作の高速化が図れ
る。
【0077】また、第2のワード線ドライバ領域WD2
の片側にもメモリセルアレイを配置することにより、第
3の実施の形態に比べ、2倍の容量のメモリマクロを構
成することができる。 (第5の実施の形態)第5の実施の形態における半導体
記憶装置は、ワード線ドライバの電源制御を行う電源デ
コーダを有し、アドレス信号線領域の片側に配置された
ローデコーダ領域に配置される1つのローデコーダの出
力信号を4つのワード線ドライバで共有するものであ
る。
【0078】図13は、第5の実施の形態における半導
体記憶装置の回路図である。本実施の形態の半導体記憶
装置は、アドレス信号線領域RAを挟んで、一方の側に
ローデコーダ領域RDが配置され、他方の側に第2のワ
ード線ドライバ領域WD2が配置され、また、ロ−デコ
ーダ領域RDの右側(アドレス信号線領域RAとは反対
側)に第1のワード線ドライバ領域WD1が配置されて
いる。また、アドレス信号線領域RAを挟んで、一方の
側に第1の電源デコーダSD1と、他方の側に第2の電
源デコーダSD2が配置されている。そして、第1のワ
ード線ドライバ領域WD1の右側(ローデコーダ領域R
Dとは反対側)にメモリセルアレイCAが配置されてい
る。
【0079】図13には、4本のワード線WL0〜WL
3と、4つのワード線ドライバと、1つのローデコーダ
と、4つの電源デコーダが示されている。各ワード線ド
ライバ領域に2つずつのワード線ドライバが配置され、
各電源デコーダ領域に2つずつの電源デコーダが配置さ
れている。
【0080】アドレス信号線は、アドレス信号線領域R
Aに配置され、ローデコーダ領域RDと第2のワード線
ドライバ領域の間、および、第1の電源デコーダ領域S
D1と第2の電源デコーダ領域SD2の間に、紙面の縦
方向に敷設されている。
【0081】各ローデコーダは、1つのPMOSトラン
ジスタと2つのNMOSトランジスタから構成される変
形型のNAND回路である。各NAND回路の入力端子
には、アドレス信号線からプリチャージ信号とデコード
されたローアドレス信号が供給される。各ローデコーダ
に接続されるアドレス信号線の組み合わせはそれぞれ異
なり、入力されるローアドレスによって、一意のローデ
コーダが選択されるようになっている。
【0082】また、各ワード線ドライバは、2つのNM
OSトランジスタと1つのPMOSトランジスタから構
成される変形のNAND回路である。この構成は、第3
の実施の形態におけるワード線ドライバと同様である。
【0083】各電源デコーダは、1ビットのローアドレ
ス信号とプリチャージ信号に基づいて、選択電源線SV
を活性化する回路である。本実施の形態における電源デ
コーダは、それぞれ入力信号が異なり、入力されるロー
アドレスの状態によって、4つの電源デコーダのうち、
いずれかの出力(選択電源線SV)が活性化される。
【0084】電源デコーダの出力信号線である選択電源
線SVは、ワード線ドライバのPMOSトランジスタの
ソース端子に接続される。ローデコーダを共有するワー
ド線ドライバには、それぞれ異なる選択電源線SVが接
続される。また、インバータを介した選択電源線SV
は、ワード線ドライバのNMOSトランジスタのゲート
端子に接続される。最終的にローデコーダの出力とデコ
ードされた選択電源線の組み合わせによって、1つのワ
ード線ドライバが選択される。
【0085】また、図示されていないが、各メモリセル
は、例えば、1つのMOSトランジスタと1つのキャパ
シタで構成されるDRAMのメモリセルである。各メモ
リセルのMOSトランジスタのゲート端子は、ワード線
WLに接続され、ワード線ドライバの出力信号が供給さ
れる。
【0086】図13では、第1の電源デコーダ領域SD
1に配置された電源デコーダの出力信号線(選択電源線
SV)は、第1のワード線ドライバ領域WD1に配置さ
れたワード線ドライバのPMOSトランジスタのソース
端子に接続されている。また、第2の電源デコーダ領域
SD2に配置された電源デコーダの出力信号線(選択電
源線SV)は、第2のワード線ドライバ領域WD2に配
置されたワード線ドライバのPMOSトランジスタのソ
ース端子に接続されている。
【0087】また、ワード線WL0,WL1には、第1
のワード線ドライバ領域WD1に配置されたワード線ド
ライバの出力信号線が接続され、ワード線WL2,WL
3には、第2のワード線ドライバ領域WD2に配置され
たワード線ドライバの出力信号線が接続されている。す
なわち、第2のワード線ドライバ領域WD2におけるワ
ード線ドライバの出力信号線は、アドレス信号線領域R
Aを跨いでメモリセルアレイCAのメモリセルのゲート
配線(ワード線WL)と電気的に接続されている。
【0088】そして、第2のワード線ドライバ領域WD
2におけるワード線ドライバの出力信号線は、上記第1
乃至第4の実施の形態と同様に、第3の金属配線層M3
を介して、メモリセルのゲート配線であるワード線WL
と電気的に接続される。
【0089】このように、ワード線ドライバをデコード
された選択電源線SVにより制御する場合でも、電源デ
コーダ領域を、アドレス信号線領域RAを挟んで分割・
配置することにより、ワード線ドライバをメモリセルア
レイの片側に配置することが可能になる。また、共通の
ローデコーダの出力が供給される電源デコーダそれぞれ
に異なるアドレス信号線を接続することにより、ローデ
コーダ数を減らすことができる。よって、ローデコーダ
領域を縮小することができるので、ローデコーダをアド
レス信号線領域RAの片側にのみ配置することができ
る。
【0090】したがって、アドレス信号線領域RAを挟
んで、ワード線ドライバを2つの領域WD1,WD2に
分割・配置することにより、最小線幅および間隔で各素
子を配置することができ、実装面積を縮小することがで
きる。また、ワード線ドライバをメモリセルアレイの片
側に配置するので、ワード線間のカップリング容量の影
響による非選択ワード線の電位の浮きを小さく抑えるこ
とができ、データの保持特性を維持できる。また、メモ
リセルアレイの両側にワード線ドライバを配置する場合
に比べ、ワード線ドライバに対応するローデコーダへの
アドレス信号線等の配線の引き回しが必要なくなるの
で、配線長による負荷が削減でき、動作における消費電
力が削減できる。また、配線長による動作タイミングの
マージを考慮する必要がないので、動作の高速化が図れ
る。
【0091】尚、本実施の形態において、ローデコーダ
領域RDに配置されるローデコーダの出力信号線も、ア
ドレス信号線領域RAを跨いで、第2のワード線ドライ
バ領域WD2に配置されたワード線ドライバに接続され
ている。このローデコーダの出力信号線は、ワード線ド
ライバを構成する素子のゲート配線に、第1の金属配線
層M1を介して電気的に接続されてもよいし、第3の金
属配線層M3を介して電気的に接続されてもよい。また
は、第3の金属配線層M3よりも上層の金属配線層を介
して電気的に接続されてもよい。 (第6の実施の形態)第6の実施の形態における半導体
記憶装置は、第5の実施の形態に加え、さらに第2のワ
ード線ドライバ領域WD2の片側にもメモリセルアレイ
を配置するものである。
【0092】図14は、第6の実施の形態における半導
体記憶装置の回路図である。本実施の形態の半導体記憶
装置は、アドレス信号線領域RAの一方の側にローデコ
ーダ領域RDが配置され、アドレス信号線領域RAとロ
ーデコーダ領域RDを挟んで、第1または第2のワード
線ドライバ領域WD1,WD2が配置されている。ま
た、アドレス信号線領域RAを挟んで、第1または第2
の電源デコーダ領域SD1,SD2が配置されている。
そして、第1のワード線ドライバ領域WD1の片側に第
1のメモリセルアレイCA1が、第2のワード線ドライ
バ領域WD2の片側に第2のメモリセルアレイCA2が
配置されている。
【0093】図14には、8本のワード線WL10〜W
L13,WL20〜WL23と、4つのワード線ドライ
バと、1つのローデコーダと、4つの電源デコーダが示
されている。各ワード線ドライバ領域に2つずつのワー
ド線ドライバが配置され、各電源デコーダ領域に2つず
つの電源デコーダが配置され、各メモリセルアレイに4
本ずつのワード線WLが配線されている。
【0094】尚、それぞれの領域に配置される回路構成
は、第5の実施の形態と同様であるので、説明を省略す
る。
【0095】図14において、第1のメモリセルアレイ
CA1に配線されたワード線WL10,WL11と第2
のメモリセルアレイCA2に配線されたワード線WL2
0,WL21には、第1のワード線ドライバ領域WD1
に配置されたワード線ドライバの出力信号線が接続され
ている。そして、第1のメモリセルアレイCA1に配線
されたワード線WL12,WL13と第2のメモリセル
アレイCA2に配線されたワード線WL22,WL23
には、第2のワード線ドライバ領域WD2に配置された
ワード線ドライバの出力信号線が接続されている。
【0096】すなわち、第1のワード線ドライバ領域W
D1におけるワード線ドライバの出力信号線は、第1の
メモリセルアレイCA1におけるメモリセルのゲート配
線(ワード線WL10,WL11)と電気的に接続さ
れ、さらに、アドレス信号線領域RAを跨いで第2のメ
モリセルアレイCA2におけるメモリセルのゲート配線
(ワード線WL20,WL21)と電気的に接続されて
いる。また、第2のワード線ドライバ領域WD2におけ
るワード線ドライバの出力信号線は、第2のメモリセル
アレイCA2におけるメモリセルのゲート配線(ワード
線WL22,WL23)と電気的に接続され、さらに、
アドレス信号線領域RAを跨いで第1のメモリセルアレ
イCA1におけるメモリセルのゲート配線(ワード線W
L12,WL13)と電気的に接続されている。
【0097】そして、上記第2および第4の実施の形態
と同様に、第1および第2のワード線ドライバ領域WD
1,WD2におけるワード線ドライバの出力信号線は、
第3の金属配線層M3を介して、第1または第2のメモ
リセルアレイCA1,CA2に配線されたワード線WL
と電気的に接続される。
【0098】このように、アドレス信号線領域RAを挟
んで、ワード線ドライバを2つの領域WD1,WD2に
分割・配置することにより、最小線幅および間隔で各素
子を配置することができ、実装面積を縮小することがで
きる。また、ワード線ドライバをメモリセルアレイの片
側に配置するので、ワード線間のカップリング容量の影
響による非選択ワード線の電位の浮きを小さく抑えるこ
とができ、データの保持特性を維持できる。また、メモ
リセルアレイの両側にワード線ドライバを配置する場合
に比べ、ワード線ドライバに対応するローデコーダへの
アドレス信号線等の配線の引き回しが必要なくなるの
で、配線長による負荷が削減でき、動作における消費電
力が削減できる。また、配線長による動作タイミングの
マージを考慮する必要がないので、動作の高速化が図れ
る。
【0099】また、第2のワード線ドライバ領域WD2
の片側にもメモリセルアレイを配置することにより、第
5の実施の形態に比べ、2倍の容量のメモリマクロを構
成することができる。
【0100】尚、第1乃至第6の実施の形態における図
面には図示されていないが、メモリマクロとして安定に
動作するために、電位を増幅するセンスアンプ、データ
の入出力制御を司るデータ入出力バッファや制御回路、
内部電源を発生する電源回路等が存在する。
【0101】ところで、ISSCC99において、図21に示
すような半導体記憶装置が報告されている。図21の半
導体記憶装置は、メモリセルアレイとワード線ドライバ
からなるモジュールを2つ用意し、これらモジュール
を、アドレス信号線を挟んで背合わせに配置したもので
ある。対して、第6の実施の形態における半導体記憶装
置は、1つのワード線ドライバを2つのメモリセルアレ
イで共有し、ワード線ドライバの出力信号線はアドレス
信号領域を跨いで配線されている。第6の実施の形態で
は、より多くの配線層数を要求するものの、メモリセル
に接続される素子数を大幅に削減することができ、実装
面積を縮小することができる。図21と第6の実施の形
態における半導体記憶装置の構成・効果は、異なるもの
である。
【0102】尚、本発明における半導体記憶装置は、特
に多層配線が可能なメモリ混載ロジックLSIに適して
いる。メモリ混載ロジックLSIは、例えば、16個の
1MbitのDRAMメモリセルアレイを実装し、全体
として16MbitのDRAMマクロとして動作するメ
モリマクロと、ロジック部とからなる。メモリ混載ロジ
ックLSIのロジック部は、素子の使用効率を高めるた
めに配線層の多層化が進んでいる。例えば、金属配線層
の3層目まではほぼ同様な膜厚で形成され、さらに上層
の金属配線層は電源配線として使用することを考慮して
下層の膜厚よりも厚く形成されている。
【0103】したがって、第1乃至第6の実施の形態に
おける半導体記憶装置は、アドレス信号線領域RAを挟
んで片側にワード線ドライバを分割・配置しても、第3
の金属配線層M3を介して、メモリセルのゲート配線層
と電気的に接続できる。
【0104】このように、メモリ部を構成することによ
り、LSI全体の実装面積を縮小することができる。ま
た、メモリセルアレイの両側にワード線ドライバを配置
する場合に比べ、ワード線ドライバに対応するローデコ
ーダへのアドレス信号線等の配線の引き回しが必要なく
なるので、配線長による負荷が削減でき、メモリ混載ロ
ジックLSIの動作における消費電力が削減できる。ま
た、配線長による動作タイミングのマージを考慮する必
要がないので、メモリ混載ロジックLSIの動作全体の
高速化が図れる。
【0105】その他、この発明の要旨を変えない範囲に
おいて、種々変形実施可能なことは勿論である。
【0106】
【発明の効果】本発明によれば、アドレス信号線領域を
挟んで、ワード線ドライバを2つの領域に分割・配置す
ることにより、最小線幅および間隔で各素子を配置する
ことができ、実装面積を縮小することができる。また、
ワード線ドライバをメモリセルアレイの片側に配置する
ので、ワード線間のカップリング容量の影響による非選
択ワード線の電位の浮きを小さく抑えることができ、デ
ータの保持特性を維持できる。
【0107】また、メモリセルアレイの両側にワード線
ドライバを配置する場合に比べ、ワード線ドライバに対
応するローデコーダへのアドレス信号線等の配線の引き
回しが必要なくなるので、配線長による負荷が削減で
き、動作における消費電力が削減できる。また、配線長
による動作タイミングのマージを考慮する必要がないの
で、動作の高速化が図れる。
【0108】また、第2のワード線ドライバ領域の片側
にもメモリセルアレイを配置することにより、2倍の容
量のメモリマクロを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における半導体記憶装置の回
路図。
【図2】第1の実施の形態における半導体記憶装置のワ
ード線ドライバ領域の詳細なレイアウト図。
【図3】第1の実施の形態における半導体記憶装置のワ
ード線ドライバ領域の詳細なレイアウト図。
【図4】第1の実施の形態における半導体記憶装置のワ
ード線ドライバ領域の詳細なレイアウト図。
【図5】第1の実施の形態における半導体記憶装置のワ
ード線ドライバ領域の詳細なレイアウト図。
【図6】第1の実施の形態における半導体記憶装置の断
面図。
【図7】第1の実施の形態における半導体記憶装置の断
面図。
【図8】第2の実施の形態における半導体記憶装置の回
路図。
【図9】第2の実施の形態における半導体記憶装置のワ
ード線ドライバ領域の詳細なレイアウト図。
【図10】第3の実施の形態における半導体記憶装置の
回路図。
【図11】第3の実施の形態における半導体記憶装置の
ワード線ドライバ領域の詳細なレイアウト図。
【図12】第4の実施の形態における半導体記憶装置の
回路図。
【図13】第5の実施の形態における半導体記憶装置の
回路図。
【図14】第6の実施の形態における半導体記憶装置の
回路図。
【図15】従来における半導体記憶装置のワード線ドラ
イバの詳細なレイアウト図。
【図16】第1の従来技術における半導体記憶装置のワ
ード線ドライバの詳細なレイアウト図。
【図17】第2の従来技術における半導体記憶装置の回
路図。
【図18】第2の従来技術における半導体記憶装置のワ
ード線ドライバの詳細なレイアウト図。
【図19】(a)ワード線ドライバをメモリセルアレイ
の両側に配置した場合の回路モデル。 (b)両側配置の回路モデルにおける回路解析シミュレ
ータによる解析結果。
【図20】(a)ワード線ドライバをメモリセルアレイ
の片側に配置した場合の回路モデル。 (b)片側配置の回路モデルにおける回路解析シミュレ
ータによる解析結果。
【図21】ISSCC99における半導体記憶装置の回路図。
【符号の説明】
RA…アドレス信号線領域 WD,WD1,WD2…ワード線ドライバ領域 RD,RD1,RD2…ローデコーダ領域 CA,CA1,CA2…メモリセルアレイ SD,SD1,SD2…電源デコーダ領域 WL0〜WL3,WL10〜WL13,WL20〜WL
23…ワード線 SV…選択電源線 M1…第1の金属配線層 M2…第2の金属配線層 M3…第3の金属配線層 V1…第1のビア V2a,V2b,V21a,V21b,V22a,V2
2b…第2のビア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F083 AD00 GA02 GA03 GA09 KA01 LA05 LA11 LA16 LA21 MA06 MA16 5M024 AA50 AA62 BB07 BB08 BB30 BB40 CC22 CC50 DD33 LL02 LL11

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アドレス信号線が配線されたアドレス信号
    線領域と、 前記アドレス信号線領域の一方の側に、少なくとも1つ
    のローデコーダが配置された第1のローデコーダ領域
    と、 前記アドレス信号線領域の他方の側に、少なくとも1つ
    のローデコーダが配置された第2のローデコーダ領域
    と、 前記第1のロ−デコーダ領域を挟んだ前記アドレス信号
    線領域の一方の側に、少なくとも1つのワード線ドライ
    バが配置された第1のワード線ドライバ領域と、 前記第2のローデコーダ領域を挟んだ前記アドレス信号
    線領域の他方の側に、少なくとも1つのワード線ドライ
    バが配置された第2のワード線ドライバ領域と、 前記第1のロ−デコーダ領域および前記第1のワード線
    ドライバ領域を挟んだ前記アドレス信号線領域の一方の
    側に、少なくとも2本のワード線が配線された第1のメ
    モリセルアレイとを具備し、 前記第2のワード線ドライバ領域に配置されたワード線
    ドライバの出力信号線は、前記アドレス信号線領域を跨
    いで前記第1のメモリセルアレイ上に配線されているこ
    とを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】さらに、 前記第2のローデコーダ領域および前記第2のワード線
    ドライバ領域を挟んだ前記アドレス信号線領域の他方の
    側に、少なくとも2本のワード線が配線された第2のメ
    モリセルアレイを具備し、 前記第1のワード線ドライバ領域に配置されたワード線
    ドライバの出力信号線は、前記アドレス信号線領域を跨
    いで前記第2のメモリセルアレイ上に配線されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】アドレス信号線が配線されたアドレス信号
    線領域と、 前記アドレス信号線領域の一方の側に、少なくとも1つ
    のローデコーダが配置された第1のローデコーダ領域
    と、 前記アドレス信号線領域の他方の側に、少なくとも1つ
    のローデコーダが配置された第2のローデコーダ領域
    と、 前記第1のロ−デコーダ領域を挟んだ前記アドレス信号
    線領域の一方の側に、少なくとも1つのワード線ドライ
    バが配置された第1のワード線ドライバ領域と、 前記第2のローデコーダ領域を挟んだ前記アドレス信号
    線領域の他方の側に、少なくとも1つのワード線ドライ
    バが配置された第2のワード線ドライバ領域と、 前記第1のロ−デコーダ領域および前記第1のワード線
    ドライバ領域を挟んだ前記アドレス信号線領域の一方の
    側に、少なくとも2本のワード線が配線された第1のメ
    モリセルアレイとを具備し、 前記第2のワード線ドライバ領域に配置されたワード線
    ドライバを構成する各MOSトランジスタのドレイン領
    域と電気的に接続された第1の金属配線層は、 前記第2のワード線ドライバ領域上で、前記第1の金属
    配線層上に形成される層間絶縁膜内に形成された第1の
    接続孔を介して、前記アドレス信号線領域を跨いで前記
    第1のメモリセルアレイ上に延在された第2の金属配線
    層と電気的に接続され、 前記第1のメモリセルアレイ上で、前記第2の金属配線
    層と電気的に接続されている前記層間絶縁膜内に形成さ
    れた第2の接続孔を介して、前記第1のメモリセルアレ
    イに配線されたワード線と電気的に接続されていること
    を特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】さらに、 前記第2のローデコーダ領域および前記第2のワード線
    ドライバ領域を挟んだ前記アドレス信号線領域の他方の
    側に、少なくとも2本のワード線が配線された第2のメ
    モリセルアレイを具備し、 前記第1のワード線ドライバ領域に配置されたワード線
    ドライバを構成する各MOSトランジスタのドレイン領
    域と電気的に接続された前記第1の金属配線層は、 前記第1のワード線ドライバ領域上で、前記第1の金属
    配線層上に形成される層間絶縁膜内に形成された第3の
    接続孔を介して、前記アドレス信号線領域を跨いで前記
    第2のメモリセルアレイ上に延在された前記第2の金属
    配線層と電気的に接続され、 前記第2のメモリセルアレイ上で、前記第2の金属配線
    層と電気的に接続されている前記層間絶縁膜内に形成さ
    れた第4の接続孔を介して、前記第2のメモリセルアレ
    イに配線されたワード線と電気的に接続されていること
    を特徴とする請求項3記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】前記第1および第2のローデコーダ領域に
    配置されるローデコーダは、 プリチャージ信号とアドレス信号を入力とするNAND
    回路であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】前記第1および第2のワード線ドライバ領
    域に配置されるワード線ドライバは、 前記第1または第2のローデコーダ領域に配置されたロ
    ーデコーダの出力を入力とするインバータ回路であるこ
    とを特徴とする請求項5記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】さらに、 前記アドレス信号線領域の一方の側に、前記第1のワー
    ド線ドライバ領域に配置されたワード線ドライバを制御
    する少なくとも2つの電源デコーダが配置された第1の
    電源デコーダ領域と、 前記アドレス信号線領域の他方の側に、前記第2のワー
    ド線ドライバ領域に配置されたワード線ドライバを制御
    する少なくとも2つの電源デコーダが配置された第2の
    電源デコーダ領域とを具備することを特徴とする請求項
    1乃至4記載のいずれかに半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】前記第1のローデコーダ領域に配置される
    ローデコーダの出力は、 前記第1のワード線ドライバ領域に配置される少なくと
    も2つのワード線ドライバに供給され、 前記第2のローデコーダ領域に配置されるロ−デコーダ
    の出力は、 前記第2のワード線ドライバ領域に配置される少なくと
    も2つのワード線ドライバに供給されることを特徴とす
    る請求項7記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】前記第2のワード線ドライバ領域に配置さ
    れるワード線ドライバは、 ソース端子に前記第2の電源デコーダ領域に配置される
    電源デコーダの出力が供給され、ゲート端子に前記第2
    のローデコーダ領域に配置されるローデコーダの出力が
    供給されるPMOSトランジスタと、 ソース端子に接地電位が供給され、ゲート端子に前記ロ
    ーデコーダの出力が供給される第1のNMOSトランジ
    スタと、 ソース端子に接地電位が供給され、ゲート端子に前記電
    源デコーダの出力の反転信号が供給される第2のNMO
    Sトランジスタと、 から構成され、 前記PMOSトランジスタ並びに前記第1および第2の
    NMOSトランジスタのドレイン端子は、前記第1のメ
    モリセルアレイのワード線に接続されていることを特徴
    とする請求項8記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】前記PMOSトランジスタおよび前記第
    1および第2のNMOSトランジスタのドレイン端子
    は、前記第2のメモリセルアレイのワード線に接続され
    ていることを特徴とする請求項9記載の半導体記憶装
    置。
  11. 【請求項11】アドレス信号線が配線されたアドレス信
    号線領域と、 前記アドレス信号線領域の一方の側に、少なくとも1つ
    のローデコーダが配置されたローデコーダ領域と、 前記ローデコーダ領域を挟んだ前記アドレス信号線領域
    の一方の側に、少なくとも2つのワード線ドライバが配
    置された第1のワード線ドライバ領域と、 前記アドレス信号線領域の他方の側に、少なくとも2つ
    のワード線ドライバが配置された第2のワード線ドライ
    バ領域と、 前記アドレス信号線領域の一方の側に、前記第1のワー
    ド線ドライバ領域に配置されたワード線ドライバを制御
    する電源デコーダが配置された第1の電源デコーダ領域
    と、 前記アドレス信号線領域の他方の側に、前記第2のワー
    ド線ドライバ領域に配置されたワード線ドライバを制御
    する電源デコーダが配置された第2の電源デコーダ領域
    と、 前記ローデコーダ領域および第1のワード線ドライバ領
    域を挟んだ前記アドレス信号線領域の一方の側に、少な
    くとも4本のワード線が配線された第1のメモリセルア
    レイとを具備し、 前記第2のワード線ドライバ領域に配置されたワード線
    ドライバの出力信号線は、前記アドレス信号線領域を跨
    いで前記第1のメモリセルアレイに配線されていること
    を特徴とする半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】さらに、 前記第2のワード線ドライバ領域を挟んだ前記アドレス
    信号線領域の他方の側に、少なくとも4本のワード線が
    配線された第2のメモリセルアレイとを具備し、 前記第1のワード線ドライバ領域に配置されたワード線
    ドライバの出力信号線は、前記アドレス信号線領域を跨
    いで前記第2のメモリセルアレイに配線されていること
    を特徴とする請求項11記載の半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】アドレス信号線が配線されたアドレス信
    号線領域と、 前記アドレス信号線領域の一方の側に、少なくとも1つ
    のローデコーダが配置されたローデコーダ領域と、 前記ローデコーダ領域を挟んだ前記アドレス信号線領域
    の一方の側に、少なくとも2つのワード線ドライバが配
    置された第1のワード線ドライバ領域と、 前記アドレス信号線領域の他方の側に、少なくとも2つ
    のワード線ドライバが配置された第2のワード線ドライ
    バ領域と、 前記アドレス信号線領域の一方の側に、前記第1のワー
    ド線ドライバ領域に配置されたワード線ドライバを制御
    する電源デコーダが配置された第1の電源デコーダ領域
    と、 前記アドレス信号線領域の他方の側に、前記第2のワー
    ド線ドライバ領域に配置されたワード線ドライバを制御
    する電源デコーダが配置された第2の電源デコーダ領域
    と、 前記ローデコーダ領域および第1のワード線ドライバ領
    域を挟んだ前記アドレス信号線領域の一方の側に、少な
    くとも4本のワード線が配線された第1のメモリセルア
    レイとを具備し、 前記第2のワード線ドライバ領域に配置されたワード線
    ドライバを構成する各MOSトランジスタのドレイン領
    域と電気的に接続された第1の金属配線層は、 前記第2のワード線ドライバ領域上で、前記第1の金属
    配線層上に形成される層間絶縁膜内に形成された第1の
    接続孔を介して、前記アドレス信号線領域を跨いで前記
    第1のメモリセルアレイ上に延在された第2の金属配線
    層と電気的に接続され、 前記第1のメモリセルアレイ上で、前記第2の金属配線
    層と電気的に接続されている前記層間絶縁膜内に形成さ
    れた第2の接続孔を介して、前記第1のメモリセルアレ
    イに配線されたワード線と電気的に接続されていること
    を特徴とする半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】さらに、 前記第2のワード線ドライバ領域を挟んだ前記アドレス
    信号線領域の他方の側に、少なくとも4本のワード線が
    配線された第2のメモリセルアレイを具備し、 前記第1のワード線ドライバ領域に配置されたワード線
    ドライバを構成する各MOSトランジスタのドレイン領
    域と電気的に接続された前記第1の金属配線層は、 前記第1のワード線ドライバ領域上で、前記第1の金属
    配線層上に形成される層間絶縁膜内に形成された第3の
    接続孔を介して、前記アドレス信号線領域を跨いで前記
    第2のメモリセルアレイ上に延在された前記第2の金属
    配線層と電気的に接続され、 前記第2のメモリセルアレイ上で、前記第2の金属配線
    層と電気的に接続されている前記層間絶縁膜内に形成さ
    れた第4の接続孔を介して、前記第2のメモリセルアレ
    イに配線されたワード線と電気的に接続されていること
    を特徴とする請求項13記載の半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】前記ローデコーダ領域に配置されるロー
    デコーダの出力は、 前記第1および第2のワード線ドライバ領域にそれぞれ
    配置された少なくとも2つずつのワード線ドライバに供
    給されることを特徴とする請求項11乃至14のいずれ
    かに記載の半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】前記第2のワード線ドライバ領域に配置
    されるワード線ドライバは、 ソース端子に前記第2の電源デコーダ領域に配置される
    電源デコーダの出力が供給され、ゲート端子に前記ロー
    デコーダ領域に配置されるローデコーダの出力が供給さ
    れるPMOSトランジスタと、 ソース端子に接地電位が供給され、ゲート端子に前記ロ
    ーデコーダの出力が供給される第1のNMOSトランジ
    スタと、 ソース端子に接地電位が供給され、ゲート端子に前記電
    源デコーダの出力の反転信号が供給される第2のNMO
    Sトランジスタと、 から構成され、 前記PMOSトランジスタ並びに前記第1および第2の
    NMOSトランジスタのドレイン端子は、前記第1のメ
    モリセルアレイのワード線に接続されていることを特徴
    とする請求項15記載の半導体記憶装置。
  17. 【請求項17】前記PMOSトランジスタおよび前記第
    1および第2のNMOSトランジスタのドレイン端子
    は、前記第2のメモリセルアレイのワード線に接続され
    ていることを特徴とする請求項16記載の半導体記憶装
    置。
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