JP2003004464A - 情報表示方法、該方法に用いる情報提供装置及び情報表示装置、該情報提供装置又は情報表示装置を制御するためのプログラム、並びに、該プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

情報表示方法、該方法に用いる情報提供装置及び情報表示装置、該情報提供装置又は情報表示装置を制御するためのプログラム、並びに、該プログラムを記憶した記憶媒体

Info

Publication number
JP2003004464A
JP2003004464A JP2001187833A JP2001187833A JP2003004464A JP 2003004464 A JP2003004464 A JP 2003004464A JP 2001187833 A JP2001187833 A JP 2001187833A JP 2001187833 A JP2001187833 A JP 2001187833A JP 2003004464 A JP2003004464 A JP 2003004464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
emission
route
user terminal
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001187833A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Ikeda
健一 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2001187833A priority Critical patent/JP2003004464A/ja
Publication of JP2003004464A publication Critical patent/JP2003004464A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報センター1とネットワーク10を介して
接続されたユーザ端末2のディスプレイ33に情報を表
示する場合に、ユーザの利便性とエンターテイメント性
とを向上させる。 【解決手段】 車両3のエミッション情報を、地図情報
の各地点又は路線毎に対応させて記憶し、この記憶した
エミッション情報の中から、ユーザ端末2により指定さ
れた地点又は路線のエミッション情報を読み出し、この
読み出したエミッション情報を、地図情報に重畳させた
状態でユーザ端末2のディスプレイ33に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報表示装置のデ
ィスプレイに情報を表示する情報表示方法、該方法に用
いる情報提供装置及び情報表示装置、該情報提供装置又
は情報表示装置を制御するためのプログラム、並びに、
該プログラムを記憶した記憶媒体に関する技術分野に属
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平11−1433
58号公報に示されているように、移動体に設置された
ナビゲーション装置と、移動体外部に設けられた旅行デ
ータ編集装置と、情報記憶手段を有し、これら両装置と
通信網を介して通信を行う旅行支援サーバ(情報センタ
ー)とを備え、この旅行支援サーバの情報記憶手段に情
報を記憶することにより、上記両装置間で情報の共有を
行うようにすることが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
のように情報センターを設置して、この情報センターか
ら種々の情報を、該情報センターとネットワークを介し
て接続されたナビゲーション装置等のようなユーザ端末
のディスプレイに表示するようにすれば、ユーザの利便
性が向上する。この場合、情報の種類やその表示方法を
工夫すれば、ユーザの利便性を向上させることができる
と共に、エンターテイメント性をも向上させることがで
きる。
【0004】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、情報センターとネット
ワークを介して接続されたユーザ端末等のような情報表
示装置のディスプレイに情報を表示する場合に、ユーザ
の利便性とエンターテイメント性とを向上させようとす
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、情報表示装置のディスプレ
イに情報を表示する情報表示方法を対象として、車両の
エミッション情報を、地図情報の各地点又は路線毎に対
応させて記憶する記憶ステップと、上記記憶ステップで
記憶したエミッション情報の中から、上記情報表示装置
により指定された地点又は路線のエミッション情報を読
み出す読出ステップと、上記読出ステップで読み出した
エミッション情報を、上記地図情報に重畳させた状態で
上記情報表示装置のディスプレイに表示する表示ステッ
プとを含むようにした。
【0006】このことにより、情報表示装置により指定
した地点又は路線のエミッション情報が、地図情報に重
畳された状態で該情報表示装置のディスプレイに表示さ
れるので、見易くかつユーザが環境を考慮して走行経路
を決定する上で役立つ情報が得られ、ユーザの利便性を
向上させることができる。また、特に環境に対する関心
が高いユーザは、エミッション情報に関する種々の分析
を楽しむことができ、エンターテイメント性をも向上さ
せることができる。尚、上記記憶ステップ及び読出ステ
ップは、情報センターで行ってもよく、情報表示装置
(ユーザ端末)自体が行ってもよい。
【0007】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、情報表示装置により指定された地点又は路線の近
傍において車両以外のものから大気中に排出される排出
物質情報を入手する情報入手ステップを含み、表示ステ
ップにおいて、読出ステップで読み出した車両のエミッ
ション情報と、上記情報入手ステップで入手した車両以
外の排出物質情報とを互いに識別可能に表示するように
する。
【0008】このことで、工場等の車両以外のものから
排出される排出物質情報が、車両のエミッション情報と
識別されて表示されるので、指定した地点又は路線の近
傍の環境状況がよく分かる。
【0009】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、記憶ステップにおいて、エミッション情報を同一
車両又は同一車種毎に記憶し、読出ステップにおいて、
情報表示装置により指定された車両又は車種に関するエ
ミッション情報を読み出すようにする。
【0010】こうすることで、ユーザが運転する車両そ
のもの又は該車両と同一車種に関するエミッション情報
を表示させることができ、ユーザが運転する車両に適し
たエミッション情報が得られる。
【0011】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、情報表示装置は、車両に搭載されたものであり、
表示ステップにおいて、上記情報表示装置のディスプレ
イに、上記車両の現在走行中のエミッション情報と読出
ステップで読み出したエミッション情報との比較結果を
表示するようにする。
【0012】このことにより、車両の現在のエミッショ
ン状態が、当該車両の過去のエミッション状態や他車両
のエミッション状態と比較して、環境に対して良いか悪
いかを容易に判断することができる。
【0013】請求項5の発明では、請求項1の発明にお
いて、読出ステップで読み出したエミッション情報を、
所定の条件に応じて補正する補正ステップを備え、表示
ステップにおいて、上記補正ステップで補正したエミッ
ション情報を地図情報に重畳させた状態で上記情報表示
装置のディスプレイに表示するようにする。
【0014】こうすることで、渋滞の有無、車速、天
気、気温、空調機の作動の有無等のような車両走行条件
等に応じてエミッション情報を補正することができ、よ
り正確なエミッション情報が得られる。
【0015】請求項6の発明では、請求項1の発明にお
いて、記憶ステップにおいて、エミッション情報を時刻
と共に記憶し、読出ステップにおいて、情報表示装置に
より指定された時刻に関するエミッション情報を読み出
すようにする。
【0016】このことで、同じ地点又は路線であっても
時刻によっては渋滞発生等によりエミッション状態が異
なることがあるので、時刻に応じてより正確なエミッシ
ョン情報が得られる。
【0017】請求項7の発明では、情報表示装置のディ
スプレイに情報を表示する情報表示方法を対象として、
車両のエミッション情報を、地図情報の各地点又は路線
毎に対応させて記憶する記憶ステップと、上記情報表示
装置により指定された複数地点より、該複数地点間にお
ける複数の経路を設定する経路設定ステップと、上記経
路設定ステップで設定した各経路毎に、上記記憶ステッ
プで記憶したエミッション情報の中から、該経路内の地
点又は路線のエミッション情報を読み出す読出ステップ
と、上記読出ステップで読み出した各経路内の地点又は
路線のエミッション情報に基づいて、上記複数の経路の
中から少なくとも1つを選択する経路選択ステップと、
上記経路選択ステップで選択した経路情報を、上記情報
表示装置のディスプレイに表示する表示ステップとを含
むものとする。
【0018】この発明により、複数の経路のうち、例え
ば出発地から目的地まで走行するときにNOXやCO等
の排出量が比較的少ない経路を選択表示させることがで
き、ユーザが環境を考慮して走行経路を決定する上で非
常に役立つ情報が得られる。また、特に環境に対する関
心が高いユーザは、エミッション情報の分析を楽しむこ
とができる。よって、請求項1の発明と同様の作用効果
が得られる。
【0019】請求項8の発明では、請求項7の発明にお
いて、記憶ステップにおいて、エミッション情報を同一
車両又は同一車種毎に記憶し、読出ステップにおいて、
情報表示装置により指定された車両又は車種に関するエ
ミッション情報を読み出すようにする。このことで、請
求項3の発明と同様に、ユーザが運転する車両に適した
経路が容易に得られる。
【0020】請求項9の発明では、請求項7の発明にお
いて、記憶ステップにおいて、エミッション情報を時刻
と共に記憶し、読出ステップにおいて、情報表示装置に
より指定された時刻に関するエミッション情報を読み出
すようにする。このことにより、請求項6の発明と同様
に、時刻に応じてより的確な経路を選択表示させること
ができる。
【0021】請求項10の発明は、ユーザ端末とネット
ワークを介して接続されていて、該ユーザ端末に情報を
提供するように構成された情報提供装置の発明であり、
この情報提供装置は、車両のエミッション情報を、地図
情報の各地点又は路線毎に対応させて記憶すると共に、
該記憶したエミッション情報の中から、上記ユーザ端末
により指定された地点又は路線のエミッション情報を読
み出して、該読み出したエミッション情報を地図情報に
重畳させた状態で上記ユーザ端末に提供するように構成
されているものとする。
【0022】この発明により、情報提供装置が請求項1
の発明における記憶ステップ及び読出ステップを行うの
で、ユーザ端末が情報表示装置として表示ステップを行
うことで、請求項1の発明と同様の作用効果が得られ
る。
【0023】請求項11の発明では、ユーザ端末とネッ
トワークを介して接続されていて、該ユーザ端末に情報
を提供するように構成された情報提供装置を対象とし
て、車両のエミッション情報を、地図情報の各地点又は
路線毎に対応させて記憶すると共に、上記ユーザ端末に
より指定された複数地点より、該複数地点間における複
数の経路を設定して、該設定した各経路毎に、上記記憶
したエミッション情報の中から、該経路内の地点又は路
線のエミッション情報を読み出し、該読み出した各経路
内の地点又は路線のエミッション情報に基づいて、上記
複数の経路の中から少なくとも1つを選択し、該選択し
た経路情報を上記ユーザ端末に提供するように構成され
ているものとする。このことにより、請求項7の発明と
同様の作用効果を得ることができる。
【0024】請求項12の発明は、車両に搭載されかつ
情報センターとネットワークを介して接続されていて、
該情報センターから提供された情報をディスプレイに表
示するように構成された情報表示装置の発明であり、こ
の情報表示装置は、上記車両の走行時のエミッション状
態を検出して該検出により得られたエミッション情報
を、当該エミッション状態を検出した位置の情報と対応
させて上記情報センターに送信すると共に、該情報セン
ターより上記エミッション情報又は該エミッション情報
を加味した情報を受信して上記ディスプレイに表示する
ように構成されているものとする。
【0025】この発明により、車両の走行時の実際のエ
ミッション情報を位置の情報と対応させて情報センター
に送信するので、情報センターにおいてこれらエミッシ
ョン情報及び位置情報を記憶しておくようにすれば、請
求項1又は7の発明における情報表示方法を実現するこ
とができる。よって、請求項1又は7の発明と同様の作
用効果が得られる。
【0026】請求項13の発明は、ユーザ端末とネット
ワークを介して接続されていて、該ユーザ端末に情報を
提供するように構成された情報提供装置を、制御するた
めのプログラムの発明であり、このプログラムは、上記
情報提供装置に対して、車両のエミッション情報を、地
図情報の各地点又は路線毎に対応させて記憶させると共
に、該記憶されたエミッション情報の中から、上記ユー
ザ端末により指定された地点又は路線のエミッション情
報を読み出させて、該読み出されたエミッション情報を
地図情報に重畳させた状態で上記ユーザ端末に提供させ
るものであるとする。この発明により、請求項1の発明
と同様の作用効果が得られる。
【0027】請求項14の発明では、ユーザ端末とネッ
トワークを介して接続されていて、該ユーザ端末に情報
を提供するように構成された情報提供装置を、制御する
ためのプログラムを対象として、このプログラムは、上
記情報提供装置に対して、車両のエミッション情報を、
地図情報の各地点又は路線毎に対応させて記憶させると
共に、上記ユーザ端末により指定された複数地点より、
該複数地点間における複数の経路を設定させて、該設定
された各経路毎に、上記記憶されたエミッション情報の
中から、該経路内の地点又は路線のエミッション情報を
読み出させ、該読み出された各経路内の地点又は路線の
エミッション情報に基づいて、上記複数の経路の中から
少なくとも1つを選択させ、該選択された経路情報を上
記ユーザ端末に提供させるものであるとする。このこと
により、請求項7の発明と同様の作用効果が得られる。
【0028】請求項15の発明では、車両に搭載されか
つ情報センターとネットワークを介して接続されてい
て、該情報センターから提供された情報をディスプレイ
に表示するように構成された情報表示装置を、制御する
ためのプログラムを対象として、このプログラムは、上
記情報表示装置に対して、上記車両の走行時のエミッシ
ョン状態を検出させて該検出により得られたエミッショ
ン情報を、当該エミッション状態が検出された位置の情
報と対応させて上記情報センターに送信させると共に、
該情報センターより上記エミッション情報又は該エミッ
ション情報を加味した情報を受信して上記ディスプレイ
に表示させるものであるとする。こうすることで、請求
項1又は7の発明と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0029】請求項16の発明では、ユーザ端末とネッ
トワークを介して接続されていて、該ユーザ端末に情報
を提供するように構成された情報提供装置を、制御する
ためのプログラムを記憶した記憶媒体を対象として、上
記プログラムは、上記情報提供装置に対して、車両のエ
ミッション情報を、地図情報の各地点又は路線毎に対応
させて記憶させると共に、該記憶されたエミッション情
報の中から、上記ユーザ端末により指定された地点又は
路線のエミッション情報を読み出させて、該読み出され
たエミッション情報を地図情報に重畳させた状態で上記
ユーザ端末に提供させるものであるとする。この発明に
より、請求項1の発明と同様の作用効果が得られる。
【0030】請求項17の発明では、ユーザ端末とネッ
トワークを介して接続されていて、該ユーザ端末に情報
を提供するように構成された情報提供装置を、制御する
ためのプログラムを記憶した記憶媒体を対象として、上
記プログラムは、上記情報提供装置に対して、車両のエ
ミッション情報を、地図情報の各地点又は路線毎に対応
させて記憶させると共に、上記ユーザ端末により指定さ
れた複数地点より、該複数地点間における複数の経路を
設定させて、該設定された各経路毎に、上記記憶された
エミッション情報の中から、該経路内の地点又は路線の
エミッション情報を読み出させ、該読み出された各経路
内の地点又は路線のエミッション情報に基づいて、上記
複数の経路の中から少なくとも1つを選択させ、該選択
された経路情報を上記ユーザ端末に提供させるものであ
るとする。このことで、請求項7の発明と同様の作用効
果が得られる。
【0031】請求項18の発明では、車両に搭載されか
つ情報センターとネットワークを介して接続されてい
て、該情報センターから提供された情報をディスプレイ
に表示するように構成された情報表示装置を、制御する
ためのプログラムを記憶した記憶媒体を対象として、上
記プログラムは、上記情報表示装置に対して、上記車両
の走行時のエミッション状態を検出させて該検出により
得られたエミッション情報を、当該エミッション状態が
検出された位置の情報と対応させて上記情報センターに
送信させると共に、該情報センターより上記エミッショ
ン情報又は該エミッション情報を加味した情報を受信し
て上記ディスプレイに表示させるものであるとする。こ
のようにすることで、請求項1又は7の発明と同様の作
用効果が得られる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る情
報表示方法に用いる情報センター1及びユーザ端末2の
接続構成を示し、この情報センター1とユーザ端末2と
はインターネット10(ネットワーク)を介して接続さ
れており、情報センター1は、エミッション情報又は該
エミッション情報を加味した情報(経路情報)をユーザ
端末2に提供する一方、ユーザ端末2は、上記情報セン
ター1からのエミッション情報等を受信してディスプレ
イ33(図3参照)に表示するようになっている。つま
り、情報センター1は情報提供装置を構成しており、ユ
ーザ端末2は情報表示装置を構成している。尚、図1
中、11はプロバイダのサーバ等であり、12は電話局
の交換機である。
【0033】上記ユーザ端末2は、ユーザが運転する車
両3に搭載されたナビゲーション装置4、ユーザが携帯
する携帯電話5や携帯情報端末6(PDA)、ノート型
パソナルコンピュータ7、家庭用パソナルコンピュータ
8等であって、上記ナビゲーション装置4、携帯電話
5、携帯情報端末6及びノート型パソナルコンピュータ
7は、情報センター1とインターネット10を介して接
続された電話アンテナ9と無線通信により信号の授受を
行うようになっている。尚、以下、ユーザ端末2は車両
3のナビゲーション装置4であるとして説明する。
【0034】上記情報センター1は、図2に示すよう
に、各種信号の制御処理を行うCPU21を備えてお
り、このCPU21には、上記ユーザ端末2と通信を行
うための通信インターフェース22と、制御プログラ
ム、地図等を記憶したROM23(記憶媒体)と、各種
情報等を一時的に記憶するRAM24と、ユーザ端末2
から送信されたエミッション情報等を記憶した情報デー
タベース25とが信号の授受可能に接続されている。
【0035】一方、上記ユーザ端末2は、図3に示すよ
うに、各種信号の制御処理を行うCPU31を備えてお
り、このCPU31には、GPS人工衛星から送信され
るGPS信号を受信して車両3の現在地を検出する現在
地測位センサ32と、各種情報を表示するディスプレイ
33と、走行経路の案内等を音声で行うためのスピーカ
34と、ユーザが上記ディスプレイ33に表示されたメ
ニュー等を選択したり、エミッション情報の閲覧を欲す
る地点等を指定したりするための入力機構35と、車両
3のエンジンへ燃料を噴射するための燃料噴射装置36
と、上記情報センター1の通信インターフェース22と
の間で信号の送受信を行う通信装置37と、制御プログ
ラムや地図(地図は基本的に情報センター1から配信さ
れるが、一度配信されたものは記憶しておく)等を記憶
したROM38(記憶媒体)と、各種情報等を一時的に
記憶するRAM39と、車両3の走行距離を検出する走
行距離検出機構40と、車両3の車速を検出する車速セ
ンサ41と、車両3のエミッション状態(NOX、CO
及びHCの各排出量等)を検出するための各種エミッシ
ョン検出センサ42と、車両3のエミッション状態を予
測するための各種エミッション予測センサ43(アクセ
ル踏込み量、エンジン回転数、燃料噴射装置36におけ
る燃料噴射量等を検出するもの)とが信号の授受可能に
接続されている。
【0036】上記ユーザ端末2は、上記各種エミッショ
ン検出センサ42や各種エミッション予測センサ43よ
り車両3の走行時のエミッション状態を所定時間又は所
定距離走行毎に検出して、この検出により得られたエミ
ッション情報を当該エミッション状態を検出した位置
(走行方向も含む)及び時刻の情報と対応させて一旦R
AM24に記憶しておき、該記憶したエミッション情報
をユーザ端末2の操作(後述の登録用の画面(図5参
照)において「登録」を選択する操作)により上記情報
センター1に送信する(各車両3毎に有する識別ID及
び車種毎に有する車種IDも同時に送信する)ようにな
っている。尚、上記記憶したエミッション情報を所定周
期(上記エミッション状態を検出するときの所定時間以
上の時間間隔)で自動的に情報センター1に送信するよ
うにしてもよい。
【0037】そして、情報センター1は、上記ユーザ端
末2(複数)から送信されたエミッション情報を、地図
情報の各地点毎に対応させて情報データベース25に記
憶するようになっている。また、上記エミッション情報
は、時刻、識別ID及び車種IDと共に記憶される。つ
まり、エミッション情報の記憶は、同一車両(識別ID
が同じもの)及び同一車種(車種IDが同じもの)毎に
行われることになる。尚、この実施形態では、情報セン
ター1は、車両3の走行条件(交通情報(渋滞の有
無)、天気、気温、車速及び空調機の作動の有無)に応
じて上記エミッション情報を補正し、この補正したエミ
ッション情報を記憶するようになっている。
【0038】上記ユーザ端末2は、所定の操作によりそ
のディスプレイ33に図4に示すようなメニュー画面を
表示するようになっている。このメニュー画面において
ユーザが「エミッション情報登録」を選択すると、図5
に示すような登録用の画面に切り換わる。この登録用の
画面では、「インポート」を選択すると走行範囲や走行
日時を入力することができ、これらを入力すると、同画
面の下部に、その走行日時に走行した走行範囲内に含ま
れる各地点において検出したエミッション状態より、平
均NOX排出量及び平均CO排出量(上記走行範囲内の
全地点のNOX排出量及びCO排出量の平均値)が求め
られて表示される(尚、平均HC排出量をも表示するよ
うにしてもよい)と共に、上記走行範囲内における平均
車速や停車回数等の走行条件も表示される。
【0039】そして、上記登録用の画面において「登
録」を選択すると、上記各地点のエミッション情報が情
報センター1に送信されると共に、図6に示すような画
面に切り換わって登録された旨の表示がなされる。上記
各地点のエミッション情報を受信した情報センター1
は、該各地点のエミッション情報(上記の如く補正す
る)を情報データベース25に登録(記憶)すると共
に、上記平均NOX排出量及び平均CO排出量が、情報
センター1の情報データベース25に登録された同一車
種に関するデータのうち何番目にあるかを演算してその
順位情報を上記補正情報と共にユーザ端末2に返信する
ようになっている。この順位情報及び補正情報が上記図
6の画面の下端部に表示される。
【0040】上記メニュー画面において「エミッション
地図閲覧」を選択すると、図7に示すような条件設定用
の画面に切り換わる。この画面では、ユーザがエミッシ
ョン情報の閲覧を欲する地点(中心位置と範囲)、出力
種別、時刻、車種ID及び識別IDを指定することがで
きる(時刻、車種ID及び識別IDは指定しなくてもよ
く、車種ID及び識別IDの指定についてはいずれか一
方のみ可能)。この図示例では、指定された地点(以
下、指定位置ともいう)は、現在地測位センサ32によ
り検出された現在地を中心として、現在ナビゲーション
用としてディスプレイ33に表示されている地図の表示
縮尺で表示可能な範囲に含まれる地点となる。尚、この
実施形態では、範囲を指定することで複数地点が指定さ
れることになるが、1地点のみを指定するようにしても
よい。また、情報センター1がエミッション情報を地図
情報の路線毎に対応させて記憶し、ユーザがエミッショ
ン情報の閲覧を欲する路線を指定するようにしてもよ
い。
【0041】上記出力種別としては、NOX排出量、C
O排出量及びHC排出量の少なくとも1つを指定するこ
とができると共に、その排出量が情報センター1の情報
データベース25に登録された全車両分の総計値である
か又は1台当たりの平均値であるかを指定することがで
きる。図7の図示例では、NOX排出量に関して1台当
たりの平均値で出力するように指定している。
【0042】上記図7の画面において「閲覧」を選択す
ると、エミッション情報の閲覧が可能となる。すなわ
ち、その選択操作によりエミッション地図閲覧リクエス
ト信号と共に上記指定位置の情報等が情報センター1に
送信され(「閲覧」を選択しなくても、設定周期でエミ
ッション地図閲覧リクエスト信号等を送信するようにし
てもよい)、情報センター1は、このエミッション地図
閲覧リクエスト信号を受信すると、情報データベース2
5に記憶したエミッション情報の中から、上記指定位置
における上記出力種別(NOX、CO又はHC)に応じ
たエミッション情報(時刻、車種ID又は識別IDをも
指定したときには、その指定された項目に関するエミッ
ション情報)を読み出し、この読み出したエミッション
情報(同じ地点でエミッション情報が複数あるときに
は、上記出力種別に応じてその平均値又は総計値を演算
する)を地図上に重畳してユーザ端末2に送信するよう
になっている。尚、この実施形態では、情報センター1
は、最新の交通情報、天気情報及び気温情報に応じて上
記読み出したエミッション情報を補正し、この補正した
エミッション情報をユーザ端末2に送信するようになっ
ている。
【0043】上記エミッション情報を受信したユーザ端
末2は、そのエミッション情報を地図情報に重畳させた
状態でディスプレイ33に表示するようになっている。
このエミッション情報の表示例を図11に示す。この表
示例では、各地点のエミッション情報(NOX排出量の
1台当たりの平均値)は、走行方向(上下線)で区別さ
れていると共に、隣接する地点間の距離は比較的短くて
連続的に表示されている。そして、排出量の値に応じ
て、「良(排出量少ない)」(白い部分)、「中間」
(斜線を引いた部分)及び「悪(排出量多い)」(黒塗
りの部分)の3段階に分類されており、現在、車両3
は、「中間」の排出量を示す地点を走行中であることに
なる(図10中、51は車両3の現在地マークであ
る)。
【0044】また、上記ディスプレイ33には、上記の
ように排出量を1台当たりの平均値で表示する場合に、
車両3の現在走行中のエミッション情報と、地図情報に
重畳されたエミッション情報(つまり、情報データベー
ス25に記憶したエミッション情報の中から読み出され
たエミッション情報)との比較結果も表示される。すな
わち、黒塗りの逆三角形状の優劣指示マーク52が基準
位置に対して「良」側又は「悪」側に移動することで、
現在走行中のエミッション情報(排出量)の、該走行地
点において上記地図情報に重畳されたエミッション情報
(排出量)に対する優劣を示し、その基準位置からの移
動量は上記両排出量の差を示す。この表示例では、優劣
指示マーク52が「良」側に位置しているので、現在走
行中の排出量の方が少ないことになる。
【0045】尚、図示は省略するが、上記エミッション
情報が地図情報に重畳された状態で表示されたディスプ
レイ33の画面に、上記指定された地点の近傍に位置す
る工場等の車両以外のものから大気中に排出される排出
物質情報を、エミッション情報とは互いに識別可能に表
示させるようにしてもよい。つまり、そのような排出物
質情報を、該排出物質を排出する工場等からインターネ
ット10等を介して入手して、上記地図上の工場等が位
置する箇所に重畳表示する。
【0046】上記メニュー画面において「エミッション
情報ダウンロード」を選択すると、図8に示すような条
件設定用の画面に切り換わる。この画面においても、図
7の画面と同様に、ユーザがエミッション情報をダウン
ロードしたい地点及び出力種別を指定することができる
ようになっており、必要に応じて時刻、車種ID及び識
別ID(車種ID及び識別IDの指定についてはいずれ
か一方のみ可能)をも指定することができる。
【0047】上記図8の画面において「ダウンロード」
を選択すると、エミッション情報が情報センター1から
ユーザ端末2にダウンロードされる。すなわち、その選
択操作によりエミッション情報ダウンロードリクエスト
信号と共に上記指定された地点(指定位置)の情報等が
情報センター1に送信され、情報センター1は、このエ
ミッション情報ダウンロードリクエスト信号を受信する
と、情報データベース25に記憶したエミッション情報
の中から、上記指定位置における上記出力種別(NO
X、CO又はHC)に応じたエミッション情報(時刻、
車種ID又は識別IDをも指定したときには、その指定
された項目に関するエミッション情報)を読み出し、こ
の読み出したエミッション情報(エミッション閲覧操作
時と同様に、最新の交通情報、天気情報及び気温情報に
応じて補正される)をユーザ端末2に送信する(ダウン
ロードする)ようになっている。このエミッション情報
を受信したユーザ端末2は、そのエミッション情報をR
OM37に記憶するようになっている。
【0048】上記メニュー画面において「経路提示」を
選択したときには、図9に示すような条件設定用の画面
に切り換わる。この画面では、ユーザが提示を欲する走
行経路を決める上で必要な複数地点(ここでは、出発地
及び目的地)を指定することができるようになってお
り、必要に応じて出発時刻、車種ID及び識別ID(車
種ID及び識別IDの指定についてはいずれか一方のみ
可能)をも指定することができる。
【0049】そして、図9の画面において「条件設定」
を選択すると、図10に示すような詳細条件設定用の画
面に切り換わる。この画面では、距離、時間、費用及び
エミッション(排出量)の重み付け割合(以下、経路選
択条件ともいう)及び経路提示数を指定することができ
る。上記経路選択条件は、走行経路を選択する上で、走
行距離、走行時間、費用(有料道路料金等を含む経済
性)及びエミッションのうちどれをどの程度重視するか
を示すものであり、図示例では、走行距離、費用、走行
時間及びエミッションの順に重きが置かれており、走行
距離は比較的短くて費用もそれ程かからないが、走行時
間は多少長くなってもよく、排出量はかなり多くてもよ
いということになる。尚、上記エミッションの中では、
NOX、CO及びHCの各排出量の重み付け割合をも指
定することができ、図示例では、HC、CO及びNOX
の順に重きが置かれており、NOX排出量はHC排出量
に比べて多くてもよいということになる。
【0050】上記図9の画面において「決定」を選択す
ると、ユーザの経路選択条件に合った走行経路が提示さ
れる。すなわち、その選択操作により経路提示リクエス
ト信号と共に上記指定された出発地及び目的地の情報等
が情報センター1に送信され、情報センター1は、この
経路提示リクエスト信号を受信すると、上記指定された
出発地及び目的地より、該両地点間における複数の走行
経路を設定すると共に、この設定した各走行経路毎に、
情報データベース25に記憶したエミッション情報の中
から、該走行経路内の各地点のエミッション情報(出発
時刻、車種ID又は識別IDをも指定したときには、そ
の指定された項目に関するエミッション情報)を読み出
し、この読み出した各走行経路内の地点のエミッション
情報(最新の交通情報、天気情報及び気温情報に応じて
補正される)と図10の画面で指定した経路選択条件と
に基づいて、上記複数の走行経路の中から、図10の画
面で指定した経路提示数と同じ数(少なくとも1つ)の
走行経路を選択し、この選択した走行経路情報をユーザ
端末2に送信するようになっている。この走行経路情報
を受信したユーザ端末2は、その走行経路情報をディス
プレイ33に表示(地図上に目立つ色や太線等で強調表
示)するようになっている。尚、この実施形態では、情
報センター1が複数の走行経路の中から経路提示数と同
じ数の走行経路を選択するようにしているが、この選択
はユーザ端末2が行うようにしてもよい。
【0051】上記メニュー画面において「エミッション
情報加工」を選択した場合には、「エミッション地図閲
覧」及び「経路提示」を選択することが可能な状態とな
り、その各選択内容に応じて、ユーザ端末2のディスプ
レイ33に上記と同様の情報が表示される。但し、この
場合は、「エミッション情報ダウンロード」を選択して
エミッション情報をダウンロードしていることを前提
に、ユーザ端末2自体が、情報センター1に代わって、
そのダウンロードされたエミッション情報を用いて、指
定された地点のエミッション情報を地図上に重畳させた
り、指定された経路選択条件に合った走行経路の提示を
行ったりするようになっている。
【0052】上記情報センター1のCPU21は、RO
M23に記憶された制御プログラムによって以下の処理
動作を行う。すなわち、図12に示すように、最初のス
テップSA1で、ユーザ端末2とエミッション情報等の
送受信が可能な接続状態にあるか否かを判定する。この
ステップSA1の判定がNOであるときには、ステップ
SA8に進む一方、判定がYESであるときには、ステ
ップSA2に進んで、ユーザ端末2より送信されたエミ
ッション情報や位置情報等(後述の如く、ユーザ端末2
は、位置情報、時刻情報、識別ID、車種ID、各位置
毎のエミッション情報、車速情報、高負荷作動情報(空
調機の作動の有無)及び気温情報を情報センター1に送
信する)を受信したか否かを判定する。
【0053】上記ステップSA2の判定がNOであると
きには、ステップSA5に進む一方、判定がYESであ
るときには、ステップSA3に進んで、受信した位置情
報、時刻情報、車速情報、高負荷作動情報及び気温情報
と、これら情報とは別個に入手して情報データベース2
5に記憶しておいた交通情報(渋滞地点及びその渋滞距
離:時間帯毎に予測されたものと現在の実際のものとを
含み、最新のデータを考慮して適宜更新される)及び天
気情報とに応じて各位置のエミッション情報を補正し、
しかる後にステップSA4に進む。
【0054】尚、上記ステップSA3における、交通情
報、天気情報及び気温情報に応じたエミッション情報の
補正は、後述のステップSA5〜SA7の各ルーチン内
において最新の交通情報、天気情報及び気温情報に応じ
てエミッション情報の補正を行うため、省略してもよ
い。また、車速情報及び高負荷作動情報に応じたエミッ
ション情報の補正をユーザ端末2が行って、補正後のエ
ミッション情報を情報センター1に送信するようにすれ
ば、上記ステップSA3における、車速情報及び高負荷
作動情報に応じたエミッション情報の補正も省略するこ
とができる。
【0055】上記ステップSA4では、上記補正したエ
ミッション情報、交通情報、時刻情報、識別ID及び車
種IDを情報データベース25に記憶し、しかる後にス
テップSA5に進む。尚、上記ステップSA4では、記
憶数が所定数になったときに記憶時間が最も長いものに
ついては記憶を削除するか、又は、記憶してから設定時
間が経過したものについては記憶を削除する。
【0056】上記ステップSA5では、ユーザ端末2に
より指定された地点のエミッション情報を地図上に重畳
して該ユーザ端末2に送信する地図閲覧ルーチン1(詳
細は後述)を実行し、次のステップSA6では、ユーザ
端末2により指定された地点のエミッション情報を該ユ
ーザ端末2にダウンロードするエミッション情報ダウン
ロードルーチン1(詳細は後述)を実行する。そして、
次のステップSA7では、ユーザ端末2により指定され
た出発地及び目的地から走行経路の提示を行う経路提示
ルーチン1(詳細は後述)を実行し、しかる後にステッ
プSA9に進む。
【0057】上記ステップSA1の判定がNOであると
きに進むステップSA8では、ユーザ端末2との通常の
接続制御を実行し、しかる後にステップSA9に進む。
【0058】上記ステップSA9では、ユーザ端末2と
の通常の情報送受信制御(各種情報検索やメール送受信
等の制御)を実行し、しかる後にステップSA10に進
む。
【0059】上記ステップSA10では、新たな交通情
報を入手したか否かを判定し、このステップSA10の
判定がYESであるときには、ステップSA11に進ん
で、その交通情報を時刻と位置とを対応させて情報デー
タベース25に記憶し(このとき設定時間以前のものは
削除する)、しかる後にリターンする。一方、ステップ
SA10の判定がNOであるときには、そのままリター
ンする。
【0060】一方、上記ユーザ端末2のCPU31は、
ROM38に記憶された制御プログラムによって以下の
処理動作を行う。すなわち、図13に示すように、最初
のステップSB1で、情報センター1とエミッション情
報等の送受信が可能な接続状態にあるか否かを判定す
る。このステップSB1の判定がNOであるときには、
ステップSB8に進む一方、判定がYESであるときに
は、ステップSB2に進んで、エミッション情報登録操
作(図5の登録用の画面における「登録」の選択)が有
ったか否かを判定する(エミッション情報を所定周期で
自動的に情報センター1に送信するようにした場合に
は、前回のエミッション情報等の送信から所定周期が経
過したか否かを判定する)。
【0061】上記ステップSB2の判定がNOであると
きには、ステップSB4に進む一方、判定がYESであ
るときには、ステップSB3に進んで、位置情報、時刻
情報、識別ID、車種ID、各位置毎のエミッション情
報、車速情報、高負荷作動情報及び気温情報(吸入空気
温度等から推定)を情報センター1に送信し、しかる後
にステップSB4に進む。
【0062】上記ステップSB4では、上記情報センタ
ー1のCPU21で行われる地図閲覧ルーチン1と対応
する地図閲覧ルーチン2(詳細は後述)を実行し、次の
ステップSB5では、上記エミッション情報ダウンロー
ドルーチン1と対応するエミッション情報ダウンロード
ルーチン2(詳細は後述)を実行する。そして、次のス
テップSB6では、上記経路提示ルーチン1と対応する
経路提示ルーチン2(詳細は後述)を実行し、次のステ
ップSB7では、ユーザ端末2自体が情報センター1に
代わって上記各処理動作(地図閲覧ルーチン1等)を行
うエミッション加工ルーチン(詳細は後述)を実行し、
しかる後にステップSB9に進む。
【0063】上記ステップSB1の判定がNOであると
きに進むステップSB8では、情報センター1との通常
の接続制御を実行し、しかる後にステップSB9に進
む。
【0064】上記ステップSB9では、情報センター1
との通常の情報送受信制御(各種情報検索やメール送受
信等の制御)を実行し、しかる後にステップSB10に
進む。
【0065】上記ステップSB10では、エミッション
情報をRAM24に記憶してから所定時間が経過した
か、又は所定距離走行したかを判定する。このステップ
SB10の判定がYESであるときには、ステップSB
11に進んで、その時点の位置情報、時刻情報及びエミ
ッション情報をRAM24に記憶し、しかる後にリター
ンする。一方、ステップSB10の判定がNOであると
きには、そのままリターンする。
【0066】尚、上記ステップSB11では、ユーザ端
末2の所定操作があると、その選択操作により指定され
た時間又は位置のエミッション情報は、記憶しないか又
は記憶しても情報センター1に送信する際に消去する。
すなわち、例えば長時間停車しているときや空吹かしを
行っているときのような異常時のエミッション情報は、
情報センター1に送信しないようにする。
【0067】次に、上記情報センター1のCPU21の
処理動作におけるステップSA5の地図閲覧ルーチン1
について、具体的に図14により説明する。
【0068】すなわち、最初のステップSC1で、ユー
ザ端末2からのエミッション地図閲覧リクエスト信号を
受信したか否かを判定し、このステップSC1の判定が
NOであるときには、そのまま終了する一方、判定がY
ESであるときには、ステップSC2に進む。
【0069】上記ステップSC2では、ユーザ端末2か
らエミッション地図閲覧リクエスト信号と共に送信され
た指定位置と表示縮尺との関係から、エミッション情報
を表示する対象道路(表示縮尺の大きさにより表示され
ない道路は対象道路とはならない)を演算し、次のステ
ップSC3で、その演算により求まった対象道路内の各
地点における出力種別(NOX、CO又はHC)に応じ
たエミッション情報(時刻、車種ID又は識別IDを受
信したときには、その受信した項目に関するエミッショ
ン情報)を読み出すと共に、各地点毎に、複数のエミッ
ション情報が読み出された場合(同じ地点に複数のデー
タがある場合)には、出力種別に応じてその平均値又は
総計値を演算する。そして、次のステップSC4で、交
通情報、天気情報及び気温情報に応じて各地点毎のエミ
ッション情報(平均値又は総計値を演算した場合には当
該平均値又は総計値)を補正し、次のステップSC5
で、その補正したエミッション情報を地図上に重畳した
状態でユーザ端末2に送信して終了する。尚、上記ステ
ップSC5においては、指定位置の近傍に位置する工場
等の車両以外のものから大気中に排出される排出物質情
報を入手している場合には、その排出物質情報をも地図
上に重畳した状態でユーザ端末2に送信する。
【0070】一方、上記ユーザ端末2のCPU31の処
理動作におけるステップSB4の地図閲覧ルーチン2で
は、図15に示すように、最初のステップSD1で、ユ
ーザのエミッション地図閲覧操作(図7の画面における
「閲覧」の選択)が有ったか否かを判定する。このステ
ップSD1の判定がNOであるときには、ステップSD
3に進む一方、判定がYESであるときには、ステップ
SD2に進んで、エミッション地図閲覧リクエスト信
号、指定位置、表示縮尺及び出力種別(指定されたとき
には時刻、車種ID又は車両IDを含める)を情報セン
ター1に送信し、しかる後にステップSD3に進む。
【0071】上記ステップSD3では、情報センター1
からのエミッション情報(地図情報)を受信したか否か
を判定し、このステップSD3の判定がNOであるとき
には、そのまま終了する一方、判定がYESであるとき
には、ステップSD4に進んで、受信したエミッション
情報を地図情報に重畳した状態でディスプレイ33に表
示すると共に、車両3が現在走行中であれば、その現在
走行中のエミッション情報の、該走行地点において上記
地図情報に重畳されたエミッション情報に対する優劣を
も表示し(図11参照)、その後に終了する。
【0072】続いて、上記情報センター1のCPU21
の処理動作におけるステップSA6のエミッション情報
ダウンロードルーチン1について、具体的に図16によ
り説明する。
【0073】すなわち、最初のステップSE1で、ユー
ザ端末2からのエミッション情報ダウンロードリクエス
ト信号を受信したか否かを判定し、このステップSE1
の判定がNOであるときには、そのまま終了する一方、
判定がYESであるときには、ステップSE2に進む。
【0074】上記ステップSE2では、ユーザ端末2か
ら送信された指定位置と表示縮尺との関係から、対象道
路を演算し、次のステップSE3で、その演算により求
まった対象道路内の各地点における出力種別(NOX、
CO又はHC)に応じたエミッション情報(時刻、車種
ID又は識別IDを受信したときには、その受信した項
目に関するエミッション情報)を読み出すと共に、各地
点毎に、複数のエミッション情報が読み出された場合に
は、出力種別に応じてその平均値又は総計値を演算す
る。そして、次のステップSE4で、交通情報、天気情
報及び気温情報に応じて各地点毎のエミッション情報
(平均値又は総計値を演算した場合には当該平均値又は
総計値と演算前のものとの両方)を補正し、次のステッ
プSE5で、その補正した各地点毎のエミッション情報
及び位置情報をユーザ端末2に送信して終了する。
【0075】一方、上記ユーザ端末2のCPU31の処
理動作におけるステップSB5のエミッション情報ダウ
ンロードルーチン2では、図17に示すように、最初の
ステップSF1で、ユーザのエミッション情報ダウンロ
ード操作(図8の画面における「ダウンロード」の選
択)が有ったか否かを判定する。このステップSF1の
判定がNOであるときには、ステップSF3に進む一
方、判定がYESであるときには、ステップSF2に進
んで、エミッション情報ダウンロードリクエスト信号、
指定位置、表示縮尺及び出力種別(指定されたときには
時刻、車種ID又は車両IDを含める)を情報センター
1に送信し、しかる後にステップSF3に進む。
【0076】上記ステップSF3では、情報センター1
からのエミッション情報を受信(ダウンロード)したか
否かを判定し、この判定がNOであるときには、そのま
ま終了する一方、判定がYESであるときには、ステッ
プSF4に進んで、その受信したエミッション情報をR
OM37(エミッション情報を記憶するための専用RO
Mであってもよい)に記憶して終了する。
【0077】次いで、上記情報センター1のCPU21
の処理動作におけるステップSA7の経路提示ルーチン
1について、具体的に図18により説明する。
【0078】すなわち、最初のステップSG1で、ユー
ザ端末2からの経路提示リクエスト信号を受信したか否
かを判定し、このステップSG1の判定がNOであると
きには、そのまま終了する一方、判定がYESであると
きには、ステップSG2に進む。
【0079】上記ステップSG2では、ユーザ端末2よ
り経路提示リクエスト信号と共に送信された出発地及び
目的地から、該両地点間の走行経路を所定数(図10の
経路提示数として指定された数よりも大きい数)設定す
る。尚、この設定される走行経路は、走行距離及び走行
時間が比較的短いと推定されるものである。
【0080】そして、次のステップSG3で、各走行経
路の所要距離(走行距離)を演算し、次のステップSG
4で、交通情報(出発時刻及び出発地から推定される走
行地点及び走行時刻の交通情報)に基づいて、各走行経
路の走行所要時間(走行時間)を演算し、次のステップ
SG5で、各走行経路内の各地点のエミッション情報
(出発時刻を受信したときには、その地点を走行すると
推定される時間に関するエミッション情報であり、車種
ID又は識別IDを受信したときには、その受信した項
目に関するエミッション情報である)を読み出すと共
に、各地点毎に、複数のエミッション情報が読み出され
た場合にはその平均値を演算する。
【0081】続いて、次のステップSG6で、交通情
報、天気情報及び気温情報に応じて各地点毎のエミッシ
ョン情報(平均値を演算した場合には当該平均値)を補
正し、次のステップSG7で、その補正した各地点毎の
エミッション情報に基づいて、各走行経路の平均エミッ
ション量(平均NOX排出量、平均CO排出量及び平均
HC排出量)を演算する。
【0082】次のステップSG8では、上記走行距離、
走行時間、平均エミッション量、並びに、ユーザ端末2
から経路提示リクエスト信号と共に送信された経路選択
条件に基づいて、各走行経路のトータルパフォーマンス
を算出する。つまり、各走行経路毎に、走行距離、走行
時間、費用及びエミッションについてポイント数を付与
し(走行距離、走行時間、費用及び排出量が小さいほど
大きなポイント数を付与する)、該各ポイント数に上記
経路選択条件である重み付け割合をそれぞれ掛け、各走
行経路について、この重み付け割合を掛けた、走行距
離、走行時間、費用及びエミッションの各ポイントを全
て足すことで総ポイント数を算出する(エミッションに
ついては、NOX、CO及びHCの各排出量の重み付け
割合を勘案する)。この総ポイント数がトータルパフォ
ーマンスであり、これが大きいほどユーザの経路選択条
件に合致していることになる。
【0083】次のステップSG9では、そのトータルパ
フォーマンスが上位である(総ポイント数が大きい)走
行経路から順に複数(ユーザが指定した経路提示数と同
じ数)を選択し(経路提示数が1である場合には、トー
タルパフォーマンスが最も高いものを1つだけ選択す
る)、該選択した走行経路情報を、該走行経路の走行時
間、走行距離、エミッションの各情報等と共にユーザ端
末2に送信して終了する。
【0084】一方、上記ユーザ端末2のCPU31の処
理動作におけるステップSB6の経路提示ルーチン2で
は、図19に示すように、最初のステップSH1で、ユ
ーザの経路提示操作(図9の画面における「決定」の選
択)が有ったか否かを判定する。このステップSH1の
判定がNOであるときには、ステップSH3に進む一
方、判定がYESであるときには、ステップSH2に進
んで、経路提示リクエスト信号、出発地、目的地及び経
路選択条件等(指定されたときには出発時刻、車種ID
又は車両IDを含める)を情報センター1に送信し、し
かる後にステップSH3に進む。
【0085】上記ステップSH3では、情報センター1
からの各種情報(走行経路情報等)を受信したか否かを
判定し、このステップSH3の判定がNOであるときに
は、そのまま終了する一方、判定がYESであるときに
は、ステップSH4に進んで、受信した各種情報(走行
経路情報等)をディスプレイ33に表示して終了する。
【0086】上記ユーザ端末2のCPU31の処理動作
におけるステップSB7のエミッション情報加工ルーチ
ンでは、図20に示すように、最初のステップSI1
で、ユーザのエミッション情報加工操作(メニュー画面
の「エミッション情報加工」の選択)が有ったか否かを
判定する。このステップSI1の判定がNOであるとき
には、そのまま終了する一方、判定がYESであるとき
には、ステップSI2に進んで、上記地図閲覧ルーチン
1と上記地図閲覧ルーチン2とを自ら行うルーチンを実
行する。そして、次のステップSI3では、上記経路提
示ルーチン1と上記経路提示ルーチン2とを自ら行うル
ーチンを実行して終了する。
【0087】次に、上記情報センター1及びユーザ端末
2の各CPU21,31による処理動作の作用を説明す
る。
【0088】ユーザ端末2は、エミッション状態の検出
により得られたエミッション情報を、ユーザのエミッシ
ョン情報登録操作により、当該エミッション状態を検出
した位置(走行方向も含む)及び時刻の情報と対応させ
て情報センター1に送信する。
【0089】続いて、この情報センター1は、複数のユ
ーザ端末2から送信されたエミッション情報を、地図情
報の各地点毎に対応させかつ時刻、識別ID及び車種I
Dと対応させて情報データベース25に記憶する。
【0090】そして、ユーザがエミッション閲覧操作を
行うと、ユーザ端末2は、エミッション地図閲覧リクエ
スト信号と共に指定位置や表示縮尺等の情報を情報セン
ター1に送信する。これを受けて情報センター1は、上
記情報データベース25に記憶したエミッション情報の
中から、上記指定位置における出力種別(NOX、CO
又はHC)に応じたエミッション情報(時刻、車種ID
又は識別IDをも指定したときには、その指定された項
目に関するエミッション情報)を読み出し、この読み出
したエミッション情報(同じ地点で複数のエミッション
情報が読み出されたときには、出力種別に応じてそれら
を平均したもの又は総計したもの)を、交通情報、天気
情報及び気温情報に応じて補正した後に地図上に重畳し
てユーザ端末2に送信する。
【0091】上記エミッション情報を受信したユーザ端
末2は、そのエミッション情報を地図情報に重畳させた
状態でディスプレイ33に表示すると共に、車両3が現
在走行中であれば、その現在走行中のエミッション情報
の、該走行地点において上記地図情報に重畳されたエミ
ッション情報に対する優劣をも表示する。
【0092】したがって、ユーザは、地図情報に重畳表
示されたエミッション情報からNOX等の排出量が比較
的少ない地点(走行経路)を通って目的地に行くことが
でき、走行経路を決定する上で役立つ情報が得られると
共に、エミッション情報が地図情報に重畳表示されるこ
とで非常に見易くなる。また、ユーザが車種IDとして
自己の車両3と同一の車種(グレード)のものを指定し
ておけば、自己の車両3の現在走行中の排出量と同一車
種の平均排出量と比較することができる。さらに、ユー
ザが識別IDとして自己の車両3と同一のものを指定し
ておけば、自己の車両3の現在走行中の排出量と過去に
走行したときの排出量とを比較することができる。
【0093】また、ユーザがエミッション情報ダウンロ
ード操作を行うと、ユーザ端末2は、エミッション情報
ダウンロードリクエスト信号と共に指定位置や表示縮尺
等の情報を情報センター1に送信する。これにより、情
報センター1は、上記指定位置における出力種別(NO
X、CO又はHC)に応じたエミッション情報を読み出
すと共に、各地点毎に、複数のエミッション情報が読み
出された場合には、出力種別に応じてその平均値又は総
計値を演算する。その後、この各地点毎のエミッション
情報(平均値又は総計値を演算した場合には当該平均値
又は総計値と演算前のものとの両方)を、交通情報、天
気情報及び気温情報に応じて補正した後にユーザ端末2
に送信する。
【0094】上記エミッション情報を受信したユーザ端
末2は、該エミッション情報をROM37に記憶するこ
とで、エミッション情報のダウンロードが完了する。こ
のようにエミッション情報をダウンロードしておけば、
特に環境に対する関心が高いユーザは、そのエミッショ
ン情報を自由に加工して楽しむことができる。
【0095】さらに、ユーザが経路提示操作を行うと、
ユーザ端末2は、経路提示リクエスト信号と共に出発
地、目的地、経路選択条件等を情報センター1に送信す
る。これにより、情報センター1は、所定数の走行経路
を設定し、この設定した各走行経路毎に、該走行経路内
の地点のエミッション情報を読み出すと共に、各地点毎
に、複数のエミッション情報が読み出された場合にはそ
の平均値を演算する。そして、最新の交通情報、天気情
報及び気温情報に応じて各地点毎のエミッション情報
(平均値を演算した場合には当該平均値)を補正し、そ
の補正した各地点毎のエミッション情報に基づいて、上
記各走行経路の平均エミッション量を演算する。その
後、上記走行距離、走行時間、平均エミッション量及び
経路選択条件に基づいて、各走行経路のトータルパフォ
ーマンスを算出し、このトータルパフォーマンスが上位
である走行経路を選択し、この選択した走行経路情報を
ユーザ端末2に送信する。
【0096】上記走行経路情報を受信したユーザ端末2
は、その走行経路情報をディスプレイ33に表示する。
この結果、ユーザが指定する経路選択条件に合う走行経
路が表示され、ユーザが走行経路を決める上で非常に役
立つ情報が得られる。
【0097】また、ユーザがエミッション加工操作を行
うと、「エミッション地図閲覧」、及び「経路提示」を
選択することが可能な状態となり、その各選択内容に応
じて、ユーザ端末2自体が、情報センター1に代わっ
て、該ユーザ端末2にダウンロードされたエミッション
情報を用いて、指定された地点のエミッション情報を地
図上に重畳させたり、指定された経路選択条件に合った
走行経路の提示を行ったりする。
【0098】したがって、上記実施形態では、エミッシ
ョン情報が地図上に重畳された状態で得られると共に、
指定された経路選択条件に合った走行経路が得られ、ユ
ーザの利便性を向上させることができる。また、特に環
境に対する関心が高いユーザは、そのエミッション情報
に関する種々の分析を楽しむことができ、エンターテイ
メント性をも向上させることができる。
【0099】尚、上記実施形態では、ユーザ端末2が車
両3のナビゲーション装置4であるものとして説明した
が、携帯電話5、携帯情報端末6、ノート型パソナルコ
ンピュータ7、家庭用パーソナルコンピュータ8等であ
ってもよい。この場合は、エミッション状態を実際に検
出することはできないが、情報センター1からエミッシ
ョン情報を受信して閲覧したり、エミッション情報をダ
ウンロードしてエミッション情報に関して分析したりす
ることはできる。また、ユーザが数値入力したエミッシ
ョン情報を情報センター1に送信して記憶させるように
してもよい。
【0100】さらに、上記実施形態では、エミッション
情報の記憶や読み出し等を情報センター1が行うように
したが、ユーザ端末2が行ってもよい。この場合、エミ
ッション情報の記憶や読み出し等を行うユーザ端末2
は、情報の表示を行うものとは別のもの(例えば家庭用
パソナルコンピュータ7がエミッション情報の記憶や読
み出し等を行い、ナビゲーション装置4が情報の表示を
行う)であってもよく、同じもの(上記実施形態におけ
るエミッション情報加工操作時と同様に、1つのユーザ
端末2が一連の処理動作を単独で行う)であってもよ
い。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明では、
車両のエミッション情報を、地図情報の各地点又は路線
毎に対応させて記憶すると共に、この記憶したエミッシ
ョン情報の中から、情報表示装置により指定された地点
又は路線のエミッション情報を読み出し、この読み出し
たエミッション情報を、上記地図情報に重畳させた状態
で上記情報表示装置のディスプレイに表示するようにし
た。また、第2の発明では、車両のエミッション情報
を、地図情報の各地点又は路線毎に対応させて記憶する
と共に、情報表示装置により指定された複数地点より、
該複数地点間における複数の経路を設定し、この設定し
た各経路毎に、上記記憶したエミッション情報の中か
ら、該経路内の地点又は路線のエミッション情報を読み
出し、この読み出した各経路内の地点又は路線のエミッ
ション情報に基づいて、上記複数の経路の中から少なく
とも1つを選択し、この選択した経路情報を、上記情報
表示装置のディスプレイに表示するようにした。したが
って、これらの発明によると、ユーザに有益な情報を提
供することでユーザの利便性の向上化を図ることができ
ると共に、特に環境に対する関心が高いユーザは、エミ
ッション情報に関する種々の分析を楽しむことができ、
エンターテイメント性の向上化をも図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る情報表示方法に用いる
情報センター及びユーザ端末の接続構成を示す概略図で
ある。
【図2】情報センターの構成を示すブロック図である。
【図3】ユーザ端末の構成を示すブロック図である。
【図4】ユーザ端末のディスプレイに表示されるメニュ
ー画面を示す図である。
【図5】メニュー画面において「エミッション情報登
録」を選択したときにディスプレイに表示される登録用
の画面を示す図である。
【図6】図5の画面において「登録」を選択したときに
ディスプレイに表示される画面を示す図である。
【図7】メニュー画面において「エミッション地図閲
覧」を選択したときにディスプレイに表示される条件設
定用の画面を示す図である。
【図8】メニュー画面において「エミッション情報ダウ
ンロード」を選択したときにディスプレイに表示される
条件設定用の画面を示す図である。
【図9】メニュー画面において「経路提示」を選択した
ときにディスプレイに表示される条件設定用の画面を示
す図である。
【図10】図9の画面において「条件設定」を選択した
ときにディスプレイに表示される詳細条件設定用の画面
を示す図である。
【図11】エミッション情報の表示例を示す図である。
【図12】情報センターのCPUで行われるメインルー
チンの処理動作を示すフローチャートである。
【図13】ユーザ端末のCPUで行われるメインルーチ
ンの処理動作を示すフローチャートである。
【図14】地図閲覧ルーチン1(サブルーチン)の処理
動作を示すフローチャートである。
【図15】地図閲覧ルーチン2(サブルーチン)の処理
動作を示すフローチャートである。
【図16】エミッション情報ダウンロードルーチン1
(サブルーチン)の処理動作を示すフローチャートであ
る。
【図17】エミッション情報ダウンロードルーチン2
(サブルーチン)の処理動作を示すフローチャートであ
る。
【図18】経路提示ルーチン1(サブルーチン)の処理
動作を示すフローチャートである。
【図19】経路提示ルーチン2(サブルーチン)の処理
動作を示すフローチャートである。
【図20】エミッション情報加工ルーチン(サブルーチ
ン)の処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 情報センター(情報提供装置) 2 ユーザ端末(情報表示装置) 10 インターネット(ネットワーク) 23,38 ROM(記憶媒体) 33 ディスプレイ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報表示装置のディスプレイに情報を表
    示する情報表示方法であって、 車両のエミッション情報を、地図情報の各地点又は路線
    毎に対応させて記憶する記憶ステップと、 上記記憶ステップで記憶したエミッション情報の中か
    ら、上記情報表示装置により指定された地点又は路線の
    エミッション情報を読み出す読出ステップと、 上記読出ステップで読み出したエミッション情報を、上
    記地図情報に重畳させた状態で上記情報表示装置のディ
    スプレイに表示する表示ステップとを含むことを特徴と
    する情報表示方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報表示方法において、 情報表示装置により指定された地点又は路線の近傍にお
    いて車両以外のものから大気中に排出される排出物質情
    報を入手する情報入手ステップを含み、 表示ステップにおいて、読出ステップで読み出した車両
    のエミッション情報と、上記情報入手ステップで入手し
    た車両以外の排出物質情報とを互いに識別可能に表示す
    ることを特徴とする情報表示方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の情報表示方法において、 記憶ステップにおいて、エミッション情報を同一車両又
    は同一車種毎に記憶し、 読出ステップにおいて、情報表示装置により指定された
    車両又は車種に関するエミッション情報を読み出すこと
    を特徴とする情報表示方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の情報表示方法において、 情報表示装置は、車両に搭載されたものであり、 表示ステップにおいて、上記情報表示装置のディスプレ
    イに、上記車両の現在走行中のエミッション情報と読出
    ステップで読み出したエミッション情報との比較結果を
    表示することを特徴とする情報表示方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の情報表示方法において、 読出ステップで読み出したエミッション情報を、所定の
    条件に応じて補正する補正ステップを備え、 表示ステップにおいて、上記補正ステップで補正したエ
    ミッション情報を地図情報に重畳させた状態で上記情報
    表示装置のディスプレイに表示することを特徴とする情
    報表示方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の情報表示方法において、 記憶ステップにおいて、エミッション情報を時刻と共に
    記憶し、 読出ステップにおいて、情報表示装置により指定された
    時刻に関するエミッション情報を読み出すことを特徴と
    する情報表示方法。
  7. 【請求項7】 情報表示装置のディスプレイに情報を表
    示する情報表示方法であって、 車両のエミッション情報を、地図情報の各地点又は路線
    毎に対応させて記憶する記憶ステップと、 上記情報表示装置により指定された複数地点より、該複
    数地点間における複数の経路を設定する経路設定ステッ
    プと、 上記経路設定ステップで設定した各経路毎に、上記記憶
    ステップで記憶したエミッション情報の中から、該経路
    内の地点又は路線のエミッション情報を読み出す読出ス
    テップと、 上記読出ステップで読み出した各経路内の地点又は路線
    のエミッション情報に基づいて、上記複数の経路の中か
    ら少なくとも1つを選択する経路選択ステップと、 上記経路選択ステップで選択した経路情報を、上記情報
    表示装置のディスプレイに表示する表示ステップとを含
    むことを特徴とする情報表示方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の情報表示方法において、 記憶ステップにおいて、エミッション情報を同一車両又
    は同一車種毎に記憶し、 読出ステップにおいて、情報表示装置により指定された
    車両又は車種に関するエミッション情報を読み出すこと
    を特徴とする情報表示方法。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の情報表示方法において、 記憶ステップにおいて、エミッション情報を時刻と共に
    記憶し、 読出ステップにおいて、情報表示装置により指定された
    時刻に関するエミッション情報を読み出すことを特徴と
    する情報表示方法。
  10. 【請求項10】 ユーザ端末とネットワークを介して接
    続されていて、該ユーザ端末に情報を提供するように構
    成された情報提供装置であって、 車両のエミッション情報を、地図情報の各地点又は路線
    毎に対応させて記憶すると共に、該記憶したエミッショ
    ン情報の中から、上記ユーザ端末により指定された地点
    又は路線のエミッション情報を読み出して、該読み出し
    たエミッション情報を地図情報に重畳させた状態で上記
    ユーザ端末に提供するように構成されていることを特徴
    とする情報提供装置。
  11. 【請求項11】 ユーザ端末とネットワークを介して接
    続されていて、該ユーザ端末に情報を提供するように構
    成された情報提供装置であって、 車両のエミッション情報を、地図情報の各地点又は路線
    毎に対応させて記憶すると共に、上記ユーザ端末により
    指定された複数地点より、該複数地点間における複数の
    経路を設定して、該設定した各経路毎に、上記記憶した
    エミッション情報の中から、該経路内の地点又は路線の
    エミッション情報を読み出し、該読み出した各経路内の
    地点又は路線のエミッション情報に基づいて、上記複数
    の経路の中から少なくとも1つを選択し、該選択した経
    路情報を上記ユーザ端末に提供するように構成されてい
    ることを特徴とする情報提供装置。
  12. 【請求項12】 車両に搭載されかつ情報センターとネ
    ットワークを介して接続されていて、該情報センターか
    ら提供された情報をディスプレイに表示するように構成
    された情報表示装置であって、 上記車両の走行時のエミッション状態を検出して該検出
    により得られたエミッション情報を、当該エミッション
    状態を検出した位置の情報と対応させて上記情報センタ
    ーに送信すると共に、該情報センターより上記エミッシ
    ョン情報又は該エミッション情報を加味した情報を受信
    して上記ディスプレイに表示するように構成されている
    ことを特徴とする情報表示装置。
  13. 【請求項13】 ユーザ端末とネットワークを介して接
    続されていて、該ユーザ端末に情報を提供するように構
    成された情報提供装置を、制御するためのプログラムで
    あって、 上記情報提供装置に対して、車両のエミッション情報
    を、地図情報の各地点又は路線毎に対応させて記憶させ
    ると共に、該記憶されたエミッション情報の中から、上
    記ユーザ端末により指定された地点又は路線のエミッシ
    ョン情報を読み出させて、該読み出されたエミッション
    情報を地図情報に重畳させた状態で上記ユーザ端末に提
    供させることを特徴とするプログラム。
  14. 【請求項14】 ユーザ端末とネットワークを介して接
    続されていて、該ユーザ端末に情報を提供するように構
    成された情報提供装置を、制御するためのプログラムで
    あって、 上記情報提供装置に対して、車両のエミッション情報
    を、地図情報の各地点又は路線毎に対応させて記憶させ
    ると共に、上記ユーザ端末により指定された複数地点よ
    り、該複数地点間における複数の経路を設定させて、該
    設定された各経路毎に、上記記憶されたエミッション情
    報の中から、該経路内の地点又は路線のエミッション情
    報を読み出させ、該読み出された各経路内の地点又は路
    線のエミッション情報に基づいて、上記複数の経路の中
    から少なくとも1つを選択させ、該選択された経路情報
    を上記ユーザ端末に提供させることを特徴とするプログ
    ラム。
  15. 【請求項15】 車両に搭載されかつ情報センターとネ
    ットワークを介して接続されていて、該情報センターか
    ら提供された情報をディスプレイに表示するように構成
    された情報表示装置を、制御するためのプログラムであ
    って、 上記情報表示装置に対して、上記車両の走行時のエミッ
    ション状態を検出させて該検出により得られたエミッシ
    ョン情報を、当該エミッション状態が検出された位置の
    情報と対応させて上記情報センターに送信させると共
    に、該情報センターより上記エミッション情報又は該エ
    ミッション情報を加味した情報を受信して上記ディスプ
    レイに表示させることを特徴とするプログラム。
  16. 【請求項16】 ユーザ端末とネットワークを介して接
    続されていて、該ユーザ端末に情報を提供するように構
    成された情報提供装置を、制御するためのプログラムを
    記憶した記憶媒体であって、 上記プログラムは、上記情報提供装置に対して、車両の
    エミッション情報を、地図情報の各地点又は路線毎に対
    応させて記憶させると共に、該記憶されたエミッション
    情報の中から、上記ユーザ端末により指定された地点又
    は路線のエミッション情報を読み出させて、該読み出さ
    れたエミッション情報を地図情報に重畳させた状態で上
    記ユーザ端末に提供させるものであることを特徴とする
    記憶媒体。
  17. 【請求項17】 ユーザ端末とネットワークを介して接
    続されていて、該ユーザ端末に情報を提供するように構
    成された情報提供装置を、制御するためのプログラムを
    記憶した記憶媒体であって、 上記プログラムは、上記情報提供装置に対して、車両の
    エミッション情報を、地図情報の各地点又は路線毎に対
    応させて記憶させると共に、上記ユーザ端末により指定
    された複数地点より、該複数地点間における複数の経路
    を設定させて、該設定された各経路毎に、上記記憶され
    たエミッション情報の中から、該経路内の地点又は路線
    のエミッション情報を読み出させ、該読み出された各経
    路内の地点又は路線のエミッション情報に基づいて、上
    記複数の経路の中から少なくとも1つを選択させ、該選
    択された経路情報を上記ユーザ端末に提供させるもので
    あることを特徴とする記憶媒体。
  18. 【請求項18】 車両に搭載されかつ情報センターとネ
    ットワークを介して接続されていて、該情報センターか
    ら提供された情報をディスプレイに表示するように構成
    された情報表示装置を、制御するためのプログラムを記
    憶した記憶媒体であって、 上記プログラムは、上記情報表示装置に対して、上記車
    両の走行時のエミッション状態を検出させて該検出によ
    り得られたエミッション情報を、当該エミッション状態
    が検出された位置の情報と対応させて上記情報センター
    に送信させると共に、該情報センターより上記エミッシ
    ョン情報又は該エミッション情報を加味した情報を受信
    して上記ディスプレイに表示させるものであることを特
    徴とする記憶媒体。
JP2001187833A 2001-06-21 2001-06-21 情報表示方法、該方法に用いる情報提供装置及び情報表示装置、該情報提供装置又は情報表示装置を制御するためのプログラム、並びに、該プログラムを記憶した記憶媒体 Pending JP2003004464A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001187833A JP2003004464A (ja) 2001-06-21 2001-06-21 情報表示方法、該方法に用いる情報提供装置及び情報表示装置、該情報提供装置又は情報表示装置を制御するためのプログラム、並びに、該プログラムを記憶した記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001187833A JP2003004464A (ja) 2001-06-21 2001-06-21 情報表示方法、該方法に用いる情報提供装置及び情報表示装置、該情報提供装置又は情報表示装置を制御するためのプログラム、並びに、該プログラムを記憶した記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003004464A true JP2003004464A (ja) 2003-01-08

Family

ID=19027065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001187833A Pending JP2003004464A (ja) 2001-06-21 2001-06-21 情報表示方法、該方法に用いる情報提供装置及び情報表示装置、該情報提供装置又は情報表示装置を制御するためのプログラム、並びに、該プログラムを記憶した記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003004464A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006146465A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Hitachi Ltd 車載端末および情報提供方法
JP2009229397A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Denso Corp 運転支援システム
JP2009265039A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Toyota Motor Corp ナビゲーションシステム、及び車載ナビゲーション装置
US20200355508A1 (en) * 2017-11-10 2020-11-12 Volkswagen Aktiengesellschaft Transportation vehicle navigation method
CN114821855A (zh) * 2022-04-18 2022-07-29 深圳市元征科技股份有限公司 车辆排放数据的监测方法、装置、终端设备及介质

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006146465A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Hitachi Ltd 車載端末および情報提供方法
JP4580735B2 (ja) * 2004-11-18 2010-11-17 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両端末および情報提供システム
JP2009229397A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Denso Corp 運転支援システム
JP2009265039A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Toyota Motor Corp ナビゲーションシステム、及び車載ナビゲーション装置
US20200355508A1 (en) * 2017-11-10 2020-11-12 Volkswagen Aktiengesellschaft Transportation vehicle navigation method
US11976927B2 (en) * 2017-11-10 2024-05-07 Volkswagen Aktiengesellschaft Transportation vehicle navigation method
CN114821855A (zh) * 2022-04-18 2022-07-29 深圳市元征科技股份有限公司 车辆排放数据的监测方法、装置、终端设备及介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002350152A (ja) 情報表示方法、該方法に用いる情報提供装置及び情報表示装置、該情報提供装置又は情報表示装置を制御するためのプログラム、並びに、該プログラムを記憶した記憶媒体
US7383127B2 (en) Navigation apparatus for receiving delivered information
CN101413805B (zh) 路线搜索装置
EP1371949A1 (en) Updating of map data in a navigation device
EP1985971B1 (en) Vehicle position information provision device, vehicle position information provision method, and computer program
US20020072356A1 (en) Mobile terminal, and automatic remote control system and automatic remote control method
US9759571B2 (en) Navigation system and navigation method of electronic device
CN103201594B (zh) 导航终端以及导航方法
JP3798489B2 (ja) 車載用ナビゲーション装置
JP3586331B2 (ja) ドライブシミュレーション方法
JPH1030932A (ja) 車載用ナビゲーション装置
JP5210276B2 (ja) ナビゲーションシステム、端末装置、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、および、プログラム
US20130151151A1 (en) System and method for providing navigation information based on an operating mode
JP2003004464A (ja) 情報表示方法、該方法に用いる情報提供装置及び情報表示装置、該情報提供装置又は情報表示装置を制御するためのプログラム、並びに、該プログラムを記憶した記憶媒体
US20050050036A1 (en) Spot registration system and method, search system and method, navigation system and computer program product
CN102944245A (zh) 在导航***中寻找路径的方法
US20030225510A1 (en) Navigation apparatus, facility information searching method, program thereof, and a recording medium with the program recorded therein
JP5556485B2 (ja) 情報提供装置、情報提供方法、及び情報提供プログラム
US6816781B2 (en) Navigation method and system for large compound
JP4911071B2 (ja) ナビゲーションシステム、合流地点抽出方法及び合流地点抽出プログラム
JP4911070B2 (ja) ナビゲーションシステム、合流地点抽出方法及び合流地点抽出プログラム
US20040034468A1 (en) Navigation device and system and method for trasmitting facility information
US20040153241A1 (en) Navigation system
JPH07301543A (ja) ナビゲーション装置
JP3980455B2 (ja) 通信端末装置、その接続制御方法、そのプログラム