JP2003003630A - 屋根換気構造 - Google Patents

屋根換気構造

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JP2003003630A
JP2003003630A JP2001193037A JP2001193037A JP2003003630A JP 2003003630 A JP2003003630 A JP 2003003630A JP 2001193037 A JP2001193037 A JP 2001193037A JP 2001193037 A JP2001193037 A JP 2001193037A JP 2003003630 A JP2003003630 A JP 2003003630A
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JP
Japan
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rain
opening
temperature
rain cover
roof
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Application number
JP2001193037A
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English (en)
Inventor
Takashi Iwasaki
隆 岩崎
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Daiwa House Industry Co Ltd
Daiwa General Research Institute Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
Daiwa General Research Institute Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根に設けた換気用の開口部を雨よけカバー
で開閉して小屋裏等の屋内を効果的に換気をでき、それ
でいて、屋内が未だ換気の必要な高温状態にあっても、
雨が降り出すと雨よけカバーが応答性良く自動で開口部
を閉じ、雨の侵入を防ぐことができる屋根換気構造を提
供する。 【解決手段】 屋根の換気用の開口部を開閉する雨よけ
カバーの温度を感知し、その感知温度が所定の温度以上
であるとき、開口部を、雨よけカバーが開いて屋内換気
の開状態にし、感知温度が所定の温度を下回ったとき、
雨よけカバーが閉じて開口部を雨の侵入を阻止する閉状
態にするサーモエレメント等の開閉作動手段が備えられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小屋裏などの屋内
の排熱等に用いられる屋根換気構造に関する。
【0002】
【関連技術】従来より、小屋裏などの屋内空間部を換気
する、例えば排熱を行うなどの目的で、棟部に棟換気な
どの換気役物をつけることなどが行われているが、換気
役物は雨の侵入を阻止しうる程度の小さな固定された開
口部が備えられているものであり、夏場に換気不足を生
じることがある。
【0003】そこで、屋根に、雨よけカバーで開閉可能
な換気用の開口部を設け、屋内空間部、例えば小屋裏空
間部の温度を感知し、その温度が所定の温度を超える
と、雨よけカバーが開いて雨の侵入を許容する態様で開
口部を大きく開き、排熱などの効果的な換気が行われる
ようにした屋根換気構造を用いることも考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この換
気構造は、雨よけカバーの開閉動作が、小屋裏等の屋内
空間部の温度に依存するものであるため、屋内が高温に
なる夏場の暑い時期に雨が降り出しても、雨よけカバー
がすぐには閉じず、屋内に雨を侵入させてしまうという
問題がある。
【0005】本発明は、上記のような問題点に鑑み、屋
根に設けた換気用の開口部を雨よけカバーで開閉して屋
内を効果的に換気することができるようにした屋根換気
構造において、屋内が未だ換気の必要な高温状態にあっ
ても、雨が降り出すと雨よけカバーが応答性良く自動で
開口部を閉じ、雨の侵入を防ぐことができる屋根換気構
造を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、屋根に換
気用の開口部が設けられると共に、この開口部を開閉す
る雨よけカバーが備えられ、雨よけカバーが開閉動作を
することで、屋内換気の開状態と、雨の侵入を阻止する
閉状態とに切り替わるようになされており、かつ、雨よ
けカバーの温度を感知し、その感知温度が所定の温度以
上であるとき、雨よけカバーが開いて屋内換気の開状態
にし、感知温度が所定の温度を下回ったとき、雨よけカ
バーが閉じて開口部を雨の侵入を阻止する閉状態にする
開閉作動手段が備えられていることを特徴とする屋根換
気構造によって解決される。
【0007】この屋根換気構造では、雨よけカバーの開
閉作動手段が、雨よけカバーの温度を感知することで、
雨よけカバーを開閉作動させるようになされているか
ら、屋内温度が未だ高温状態にあっても、雨で雨よけカ
バーが冷やされると、それを開閉作動手段が応答性良く
感知し、雨よけカバーが開口部を閉じて屋内への雨の侵
入を阻止する。
【0008】もちろん、雨が降らず、外が高温で屋内空
間部が高温になる場合は、雨よけカバーも高温になるの
で、雨よけカバーの温度を感知することで、屋内空間部
の換気の必要性を認識し、雨よけカバーが開いて、屋内
空間部の換気を効果的に行うことができる。
【0009】上記の開閉作動手段が、良熱伝導性のシリ
ンダー本体内に、温度によって膨張収縮を行う流動性の
物質を封入したものからなり、雨よけカバーの側にシリ
ンダー本体が連結され、屋根の側にシリンダーロッドが
連結され、雨よけカバーの温度をシリンダー本体を通じ
て内部の流動性物質が感知し膨張収縮を行って雨よけカ
バーを開閉させるようになされているのもよい。
【0010】この構造では、雨よけカバーを、電力等の
エネルギーを消費することなく、簡易な構造で応答性良
く適切に開閉作動させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0012】図1に示す実施形態において、1は建物の
屋根であり、この屋根1に小屋裏や室内などの屋内空間
部を外に開放する換気用の方形状をした立ち上がり状の
開口部2が設けられている。この開口部2には開口枠3
が設置され、この開口枠3内には、開口部2を対辺で十
字状に横切るアーム4が設置されている。また、この開
口部2には、開口部2を上方から覆うように雨よけカバ
ー5が設置され、この雨よけカバー5には、開口枠3内
の四隅部を上下に延びるガイド棒6…が垂下され、これ
らのガイド棒6…を開口枠3に案内させることにより、
雨よけカバー5が上下方向にガイドされて昇降できるよ
うになされている。
【0013】そして、7が開閉作動手段であり、本実施
形態の開閉作動手段7は、良熱伝導性のシリンダー本体
8内に、温度によって膨張収縮を行う流動性の物質、例
えばワックスを封入したサーモエレメントからなる。こ
のシリンダー本体8を上、シリンダー本体8に挿入され
ているシリンダーロッド10を下にして、シリンダーロ
ッド10が、屋根1の側である開口枠3に取り付けられ
た十字状アーム4の交差部に連結されると共に、ワック
スの封入されたシリンダー本体8と雨よけカバー5とが
熱伝導可能に連結される。
【0014】これにより、雨よけカバー5が高温になる
と、シリンダー本体8にその熱が伝えられ、内部のワッ
クスが昇温して膨張し、シリンダー本体8が上昇し、雨
よけカバー5を上昇させ、開口部2が外に開放されて小
屋裏あるいは室内等の屋内空間部11が効果的に自然換
気されるようになされている。そして、雨よけカバー5
の温度が低くなると、シリンダー本体8の温度も低下
し、内部のワックスが降温して収縮し、シリンダー本体
8が下降して雨よけカバー5を下降させ、開口部2が雨
よけカバー5により雨の侵入を阻止する閉じた状態とな
るようになっている。
【0015】なお、本実施形態では、雨よけカバー5か
らシリンダー本体8への熱伝導性を高めるため、シリン
ダー本体8の端部が雨よけカバー5の下面側に熱伝導可
能に連結されると共に、シリンダー本体8の側面部と雨
よけカバー5とが良熱伝導性の部材12で熱伝導可能に
連結されている。
【0016】また、ガイド棒6…の下端部にはそれぞれ
側方突出部6a…が設けられ、この側方突出部6a…が
開口枠3と係合することで、雨よけカバー5が開口部2
から脱落してしまわないようになっている。
【0017】上記の屋根換気構造では、図2(イ)に示
すように、雨が降らず、日射などで、小屋裏や室内など
の屋内空間部11が高温になる場合は、雨よけカバー5
も高温になるので、雨よけカバー5の熱がシリンダー本
体8に伝えられて内部のワックスが昇温して膨張し、シ
リンダー本体8が上昇して雨よけカバー5を上昇させ、
開口部2が大きく開かれて、屋内空間部11の換気が効
果的に行われる。
【0018】そして、図2(ロ)に示すように、雨が降
ると、屋内空間部11が換気を要する高温状態であって
も、雨によって雨よけカバー5が冷やされ、それがシリ
ンダー本体8に伝えられて、内部のワックスが降温して
収縮し、シリンダー本体8が下降して雨よけカバー5を
下降させ、開口部2が閉じられて、屋内空間部11への
雨の侵入が阻止される。
【0019】このように、上記の屋根換気構造によれ
ば、雨よけカバー5が上昇して屋内空間部を効果的に換
気することができ、その一方で、このように雨よけカバ
ー5が上昇状態にあっても、雨が降ると、それに応答性
良く反応して雨よけカバー5を自動で下降させ、開口部
2を閉じて、屋内空間部11への雨の侵入を阻止するこ
とができる。
【0020】図3に示す実施形態では、雨よけカバーを
多段、本実施形態では2段に備えさせたもので、下段の
雨よけカバー5aに第2アーム4が設けられ、このアー
ム4と開口枠3の第1アーム13とが第1サーモエレメ
ント7aで連結され、下段の雨よけカバー5aの第2ア
ーム4と上段の雨よけカバー5bとが第2サーモエレメ
ント7bで連結されている。このような多段構成にする
ことで、各雨よけカバー5a,5bの上昇で、開口部2
における通気面積を大きく確保することができる。
【0021】以上に、本発明の実施形態を示したが、本
発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱し
ない範囲で、各種の変更が可能である。例えば、上記の
実施形態では、開閉作動手段として、良熱伝導性のシリ
ンダー本体8内に、温度によって膨張収縮を行う流動性
の物質を封入したサーモエレメント7を用いた場合を示
しているが、これに限らず、雨よけカバーの温度を検知
するセンサーと、雨よけカバーを電気・機械的に昇降さ
せる昇降駆動手段と、センサーからの信号を受け、温度
によって昇降駆動機構の作動を制御する制御手段とで構
成したものなど、各種の開閉作動手段が用いられてもよ
い。また、雨よけカバーは、開口部を開と閉の2位置で
切り替えられるように開閉作動するようになされていて
もよいし、開の状態においてその開度が温度によって多
段あるいは無段で大小変化するようになされていてもよ
い。また、雨よけカバーで開口部が閉じられている状態
とは、開口部2が換気不能に密閉状態に閉じられた状態
であってもよいし、雨の侵入を阻止する態様の換気可能
な状態に閉じられている状態であってもよい。また、本
発明が対象とする屋根に制限はなく、切妻、寄棟、陸屋
根等の各種屋根に用いることができるのはいうまでもな
い。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上のとおりのものであるか
ら、屋内空間部を効果的に換気することができ、それで
いて、屋内空間部が未だ換気の必要な高温状態にあって
も、雨が降り出すと雨よけカバーが応答性良く自動で開
口部を閉じて雨の侵入を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の屋根換気構造を示すもので、図
(イ)は断面側面図、図(ロ)は平面図である。
【図2】作動状態を示すもので、図(イ)は換気中の状
態の断面側面図、図(ロ)は雨が降ってきた時の断面側
面図である。
【図3】屋根換気構造の他の実施形態を示すもので、図
(イ)は断面側面図、図(ロ)は換気中の状態の断面側
面図である。
【符号の説明】 1…屋根 2…換気用開口部 5…雨よけカバー 7…サーモエレメント(開閉作動手段) 8…シリンダー本体 10…シリンダーロッド 11…屋内空間部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根に換気用の開口部が設けられると共
    に、この開口部を開閉する雨よけカバーが備えられ、雨
    よけカバーが開閉動作をすることで、屋内換気の開状態
    と、雨の侵入を阻止する閉状態とに切り替わるようにな
    されており、かつ、 雨よけカバーの温度を感知し、その感知温度が所定の温
    度以上であるとき、雨よけカバーが開いて屋内換気の開
    状態にし、感知温度が所定の温度を下回ったとき、雨よ
    けカバーが閉じて開口部を雨の侵入を阻止する閉状態に
    する開閉作動手段が備えられていることを特徴とする屋
    根換気構造。
  2. 【請求項2】 前記開閉作動手段が、良熱伝導性のシリ
    ンダー本体内に、温度によって膨張収縮を行う流動性の
    物質を封入したものからなり、 雨よけカバーの側にシリンダー本体が連結され、屋根の
    側にシリンダーロッドが連結され、雨よけカバーの温度
    をシリンダー本体を通じて内部の流動性物質が感知し膨
    張収縮を行って雨よけカバーを開閉させるようになされ
    ている請求項1に記載の屋根換気構造。
JP2001193037A 2001-06-26 2001-06-26 屋根換気構造 Pending JP2003003630A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011125798A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Kazutoshi Shinohara 流体の反応塔
KR20180092461A (ko) * 2017-02-09 2018-08-20 주식회사 삼우에이엔씨 면풍방음장치 및 이를 이용한 관리시스템
CN114313297A (zh) * 2021-12-16 2022-04-12 深圳黑砂科技有限公司 一种用于无人机自动机场的空调控制方法

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KR101944341B1 (ko) * 2017-02-09 2019-04-17 주식회사 삼우에이엔씨 면풍방음장치 및 이를 이용한 관리시스템
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