JP2003001167A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2003001167A
JP2003001167A JP2001188735A JP2001188735A JP2003001167A JP 2003001167 A JP2003001167 A JP 2003001167A JP 2001188735 A JP2001188735 A JP 2001188735A JP 2001188735 A JP2001188735 A JP 2001188735A JP 2003001167 A JP2003001167 A JP 2003001167A
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constant temperature
temperature water
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liquid supply
supply tube
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JP2001188735A
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Katsuji Yoshioka
勝司 吉岡
Toshiya Yuge
俊哉 弓削
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理液への気泡の混入を未然に防止して基板
への処理液の供給を安定させ、優れた信頼性で基板処理
を行うことができる基板処理装置を提供する。 【解決手段】 温調器53の出口側にはロータリーポン
プ52が接続されており、温調器53で温調された恒温
水を恒温水経路の送り側に圧送する。また、恒温水経路
の送り側、より具体的には、温調部5と恒温水供給チュ
ーブ51との間にアキュムレータ6(脈動吸収手段)が
介挿されており、恒温水に圧力脈動が発生したとして
も、その圧力脈動を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウェハ、
フォトマスク用のガラス基板、液晶表示装置用のガラス
基板、プラズマディスプレイ用のガラス基板、光ディス
ク用の基板などの各種の基板に処理液を供給する基板処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の基板処理装置として、例
えば、基板表面に処理液を供給して、その表面に所望の
厚さの処理液膜を形成する回転式基板処理装置が知られ
ている。この基板処理装置は、回転可能に支持された基
板の上面に処理液を供給するために、処理液貯留部から
基板上面に向けて処理液を導く処理液供給チューブと、
その処理液供給チューブの基板側端部に取り付けられた
ノズルとを備えており、処理液貯留部から処理液を処理
液供給チューブによって基板上面側に圧送することによ
り、ノズルから基板上面に処理液を吐出するように構成
されている。
【0003】ここで、処理液として例えば感光性の材料
からなるフォトレジスト液があり、これは処理液貯留部
に相当するボトルなどに収められている。そして、ボト
ルからノズルまでを処理液供給チューブで連通接続し、
N2ガス等の不活性ガスでボトル内を加圧することによ
り、または、吸引ポンプでボトル内を吸引することによ
りフォトレジスト液をノズルから基板上面に吐出させる
ように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に構成された基板処理装置では、フォトレジスト液の内
部に気泡が存在すると、気泡の周囲のフォトレジスト液
が半固形化(ゲル化)し、このゲルや気泡を含むフォト
レジスト液が薄膜化されたときに、膜厚の均一性が損な
われてパターン精度の低下やパターン不良を生じること
があった。このような現象が発生すると、製品歩留りを
低下させてしまうため、フォトレジスト液に混入した気
泡を除去するために従来より種々の提案がなされてい
る。例えば、特開平7−211625号公報には、処理
液供給チューブのほぼ鉛直方向を向いた管部分の内部に
流速助長部材を設けて、他部よりも流路段面積を小さく
して処理液の流速を高くすることで、フォトレジスト液
などの処理液中に滞留する気泡を処理液とともに下方に
移動して吐出させる技術が記載されている。
【0005】このように処理液中に存在する気泡による
悪影響を防止するために、従来より気泡を除去すること
が提案されているが、気泡が処理液に混入する原因の解
明およびその解決手段については十分に検討されていな
いのが実情であり、処理液への気泡の混入を防止する技
術が従来より要望されている。
【0006】この発明は、上記課題に鑑みなされたもの
であり、処理液への気泡の混入を未然に防止して基板へ
の処理液の供給を安定させ、優れた信頼性で基板処理を
行うことができる基板処理装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、樹脂製の処理液供給チューブの先端
に設けられたノズルから基板に処理液を供給する処理液
供給手段と、所定の恒温水経路に沿って恒温水を前記処
理液供給チューブの外側面に供給して前記処理液供給チ
ューブを流れる処理液を温調する温調手段とを備えた基
板処理装置において、前記恒温水経路に恒温水の圧力脈
動を吸収する脈動吸収手段を設けたことを特徴としてい
る(請求項1)。
【0008】このように構成された基板処理装置では、
恒温水の圧力脈動が存在すると、その圧力脈動に応じて
樹脂製の処理液供給チューブが径方向に伸縮するが、脈
動吸収手段を恒温水経路に設けることによって恒温水の
圧力脈動が吸収されて、処理液供給チューブの伸縮が防
止される。したがって、ノズル先端部での処理液の液面
が安定して処理液への気泡の巻きこみが防止される。
【0009】また、本発明は、樹脂製の処理液供給チュ
ーブの先端に設けられたノズルから基板に処理液を供給
する処理液供給手段と、所定の恒温水経路に沿って恒温
水を前記処理液供給チューブの外側面に供給して前記処
理液供給チューブを流れる処理液を温調する温調手段と
を備えた基板処理装置において、前記温調手段は、恒温
水を前記処理液供給チューブの外側面に向けて送水する
ロータリーポンプと、前記ロータリーポンプから送り出
された恒温水を前記処理液供給チューブの外側面に案内
する恒温水案内手段とを備えていることを特徴としてい
る(請求項4)。
【0010】このように構成された基板処理装置では、
前記温調手段に備えられている前記ロータリーポンプか
ら前記恒温水経路へ恒温水を供給したとき、前記恒温水
の圧力脈動の発生が防止される。これによって処理液供
給チューブの伸縮が防止され、その結果、ノズル先端部
での処理液の液面が安定して処理液への気泡の巻きこみ
が防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】A.処理液への気泡の混入原因の
解明 この種の基板処理装置においては、処理液中に金属イオ
ンが混入してしまうと、その金属イオンが基板表面に付
着して製品不良を引き起こすため、処理液供給チューブ
として四ふっ化エチレン−六ふっ化プロピレン樹脂(F
EP)や四ふっ化エチレン−パーフロロアルコキシポリ
マー(PFA)などの樹脂チューブを採用している。ま
た、処理液の化学的および物理的特性を安定させるた
め、処理液供給チューブ周囲に恒温水を供給することで
処理液を温調制御して処理液の温度を基板処理に適した
温度に調整している。
【0012】ここで、本発明者は種々の実験や検証など
を行った処、恒温水の圧力脈動が樹脂製の処理液供給チ
ューブを用いた処理液供給に対して重大な影響を及ぼし
ていることを突き止めた。すなわち、恒温水の圧力脈動
が存在すると、その脈動に応じて樹脂製の処理液供給チ
ューブが径方向に伸縮し、その結果、ノズル先端部で処
理液の液面が処理液の供給方向に揺動変動し、ノズル先
端の液面が不安定な状態となる事で、例えばサックバッ
クによる液の吸引戻し時に気泡を巻きこむ現象などが発
生する。したがって、この種の基板処理装置では、恒温
水の圧力脈動を軽減することが上記目的を達成する上で
有効な手段となる。
【0013】そこで、本発明者は、処理液の圧力脈動を
軽減するために次のような実施形態を創作した。以下、
図面を参照しつつ、この発明にかかる基板処理装置の実
施形態について詳述する。
【0014】B.実施形態 図1は、本発明に係る基板処理装置の一実施形態を示す
図であり、図2は、処理液供給部の要部の切欠側面図で
あり、図3は、処理液供給部の先端部の縦断面図であ
る。
【0015】この基板処理装置1は、処理カップ2内で
基板Wを回転可能に保持する回転保持部3と、基板W上
にフォトレジスト液を供給する処理液供給部4と、フォ
トレジスト液を所定の目標温度に調整する温調部5とを
備えている。
【0016】回転保持部3は、基板Wを略水平姿勢で吸
着した状態で回転可能なスピンチャック31を備えてい
る。このスピンチャック31は、モータ32の出力回転
軸33に連結されており、モータ32の作動に伴って回
転する。これによって、スピンチャック31に保持され
ている基板Wが回転する。また、この基板回転によっ
て、処理液供給部4から基板Wの略中央部に供給された
フォトレジスト液が径方向に移動して均一なレジスト膜
が基板W上に形成されるとともに、余剰なフォトレジス
ト液が振り切られる。そして、スピンチャック31の周
囲には、基板Wの回転に伴って基板Wから振り切られた
フォトレジスト液が装置周辺に飛散するのを防止する飛
散防止用の処理カップ2が設けられている。なお、この
処理カップ2は昇降可能に構成され、その底部には排液
口21(22)や排気口22(21)が設けられてい
る。
【0017】処理液供給部4は先端側にレジスト吐出孔
411が形成されたノズル41を備えている。このノズ
ル41は、図3に示すように、温調ノズル部材412
と、継手部材413と、ノズル先端部材414とを備え
ている。このうち、温調ノズル部材412は、その筒状
の内面が下方に向かって先細りに形成されるとともに、
その後端部が管状の支持アーム42に取付けられてお
り、ノズル41が支持アーム42に支持されている。
【0018】この支持アーム42の基端は、図1に示す
ように、昇降回転機構43に連結されており、昇降回転
機構43によって回転中心P1周りで水平揺動および昇
降可能となっている。このため、昇降回転機構43を制
御することで、ノズル41を基板Wの上方位置に移動さ
せたり、基板Wから退避させることができる。
【0019】また、支持アーム42の内部には、図2に
示すように、樹脂製の処理液供給チューブ44が設けら
れており、その先端部は温調ノズル部材412の先細り
部分に係止されている。一方、処理液供給チューブ44
の後端部はサックバック部45、エアバルブ46および
吸引ポンプ47を介して処理液貯留部(タンク)48に
接続されている。このため、エアバルブ46を開いた状
態で吸引ポンプ47が作動すると、処理液貯留部48に
貯留されているフォトレジスト液が処理液供給チューブ
44を介してノズル41側に圧送され、ノズル41のレ
ジスト吐出孔411から吐出されて基板Wへのフォトレ
ジスト液の供給が行われる。このように、この実施形態
では、ノズル41と処理液供給チューブ44とで本発明
の「処理液供給手段」が構成されている。また、この実
施形態では、サックバック部45を設けたことで基板W
へのフォトレジスト液の供給後にフォトレジスト液を吸
引し、ノズル41から余分なフォトレジスト液が垂れ落
ちるのを防止することができるように構成されている。
【0020】さらに、支持アーム42の内部では、処理
液供給チューブ44が恒温水供給チューブ51の内部に
挿通されており、その外側面が恒温水供給チューブ51
によって取り囲まれている。そして、恒温水供給チュー
ブ51の先端がノズル41の温調ノズル部材412の近
傍まで伸びている。そして、支持アーム42の一部が恒
温水の送り配管として機能するとともに、恒温水供給チ
ューブ51が恒温水の戻り配管として機能し、恒温水が
支持アーム42の内部を流れるように恒温水経路が形成
されている。
【0021】温調部5は、この恒温水経路に沿って恒温
水を流して処理液供給チューブ44を流れるフォトレジ
スト液を温調すべく、循環水を温調して恒温水を生成す
る温調器53と、恒温水を圧送するロータリーポンプ5
2とを備えている。より具体的には、恒温水経路の戻り
側に温調器53を接続して戻ってきた恒温水を温調して
所定の目標温度に調整する。また、温調器53の出口側
にはロータリーポンプ52が接続されており、温調器5
3で温調された恒温水を恒温水経路の送り側に圧送す
る。このように、この実施形態では、ロータリーポンプ
52が本発明の「送水手段」として機能するとともに、
そのロータリーポンプ52から送り出された恒温水を本
発明の「恒温水案内手段」に相当する恒温水供給チュー
ブ51によって処理液供給チューブ44の外側面に案内
している。
【0022】また、この実施形態では、恒温水経路の送
り側、より具体的には、温調部5と恒温水供給チューブ
51との間にアキュムレータ6(脈動吸収手段)が介挿
されており、恒温水に圧力脈動が発生したとしても、そ
の圧力脈動を吸収して抑制する。
【0023】なお、装置全体を制御する制御部7には、
恒温水経路の戻り側で恒温水の温度を計測する測温器7
1が電気的に接続されて恒温水の温度情報が入力され
る。そして、この温度情報に基づき制御部7は、温調器
53を制御して恒温水を所定の目標温度に温調する。ま
た、制御部7は、上記測温器71や温調器53以外に、
モータ32、サックバック部45、エアバルブ46およ
び吸引ポンプ47とも電気的に接続されており、所定の
プログラムにしたがって装置各部を制御して上記のよう
に構成された基板処理装置1を以下のように動作させ
る。
【0024】この基板処理装置1では、基板Wの上面に
処理液の吐出を行う前に、処理液供給チューブ44内の
気泡の除去を行う。具体的には、ノズル41は装置内に
予め設けられた乾燥防止用カップ(図示省略)に上方よ
り突入されて湿潤雰囲気中に置かれており、この状態
で、吸引ポンプ47を作動することにより、所定量のフ
ォトレジスト液が処理液供給チューブ44を流れ、ノズ
ル41から乾燥防止用カップに吐出される。液吐出後、
サックバック部45を作動させて、ノズル41から所定
量、つまり、サックバック量のフォトレジスト液を吸引
しノズル41からの余分なフォトレジスト液の垂れ落ち
が発生しない様、安定状態を作り出す。
【0025】次に、支持アーム42は、昇降回転機構4
3によって所定の吐出位置まで回転移動し、支持アーム
42の先端に取付けられたノズル41を基板Wの上方に
おいて所定の吐出高さにまで下降させる。そして、この
状態で吸引ポンプ47を作動させる。これによって、処
理液貯留部48内のフォトレジスト液が処理液供給チュ
ーブ44を介してノズル41側に圧送され、ノズル41
のレジスト吐出孔411から基板Wに向けて供給され
る。そして、基板Wへのフォトレジスト液の供給が完了
すると、前述同様サックバック部45を作動させてノズ
ル41から所定量、つまりサックバック量のフォトレジ
スト液を吸引し、ノズル41からの余分なフォトレジス
ト液の垂れ落ちを防ぐ。これに続いて、支持アーム42
およびノズル41を基板Wの上方の所定の高さにまで上
昇させるとともに、上記乾燥防止用カップに移動待避さ
せる。
【0026】フォトレジスト液は上記のようにして処理
液供給チューブ44内を流れるが、このフォトレジスト
液を所定の目標温度に調整すべく、温調部5は以下のよ
うに動作している。すなわち、温調器53によって恒温
水の温度を調整するとともに、温度調整された恒温水を
ロータリーポンプ52が恒温水経路の送り側に圧送す
る。これによって、支持アーム42と恒温水供給チュー
ブ51とによって処理液供給チューブ44の外側面に案
内されて処理液供給チューブ44内のフォトレジスト液
が温調される。また、恒温水経路に沿って流れた恒温水
は温調器53に戻され、循環使用されている。
【0027】以上のように、この実施形態によれば、恒
温水の送水手段としてロータリーポンプ52が使用され
ているので、次のような作用効果が得られる。すなわ
ち、従来では恒温水の圧力脈動が処理液供給に悪影響を
及ぼしていることが全く知られていなかったために圧力
脈動を全く考慮せず、羽根車を駆動させるポンプを使用
していたため、恒温水の圧力脈動に起因する上記問題が
発生していた。これに対し、本実施形態では、恒温水の
圧力脈動が処理液供給に悪影響を及ぼすことを突き止
め、この有効な対策の一つとして送水手段としてロータ
リーポンプ52を採用しているので、圧力脈動を実質的
にゼロ、あるいは極小に抑えることができる。
【0028】また、圧力脈動をゼロに近づけるために、
温調部5と恒温水供給チューブ51との間にアキュムレ
ータ6(脈動吸収手段)が介挿されており、これにより
ロータリ−ポンプ52から送水される恒温水の圧力に脈
動が存在していたとしても、その圧力脈動が吸収され、
圧力脈動を大幅に軽減することができる。
【0029】このように、恒温水の圧力脈動を実質的に
ゼロまたは大幅に軽減することができ、処理液供給チュ
ーブ44が圧力脈動のために径方向に伸縮することを抑
えることができ、その結果、ノズル先端部で処理液の液
面が処理液の供給方向に揺動変動して気泡を巻きこむこ
ともなくなる。したがって、気泡の巻き込みに起因する
処理液吐出時の吐出不良がなくなり、基板への処理液の
供給を安定させ、優れた信頼性で基板処理を行うことが
できる。
【0030】なお、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。例えば、上記実施形態では脈動吸収手段としてアキ
ュムレータ6を設けているが、脈動吸収手段としてはこ
れ以外にパイプサイレンサや1/4波長分岐管などを用
いることができる。
【0031】また、上記実施形態では、恒温水の圧力脈
動を実質的にゼロあるいは軽減するために、(1)送水手
段としてロータリーポンプを採用する、(2)恒温水経路
にアキュムレータ(脈動吸収手段)を介挿する、という
2種類の対策を講じているが、いずれか一方の対策のみ
を講じるようにしてもよい。
【0032】さらに、上記実施形態では、本発明を処理
液としてフォトレジスト液を基板に供給する基板処理装
置に適用したが、本発明の適用対象はこれに限定される
ものでなく、例えば処理液として純水や現像液などの他
の処理液を供給する基板処理装置にも本発明を適用する
ことができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、請求項1および2に記載
の発明によれば、恒温水経路に恒温水の圧力脈動を吸収
する脈動吸収手段を設けたことで、恒温水の圧力脈動を
軽減することができ、樹脂製の処理液供給チューブが、
圧力脈動のために径方向に伸縮することがなくなり、そ
れによりノズル先端部で処理液の液面が処理液の供給方
向に揺動変動して気泡を巻きこむこともなくなり、基板
への処理液の供給を安定させ、優れた信頼性で基板処理
を行うことができる。
【0034】また、請求項3に記載の発明によれば、さ
らに、恒温水を処理液供給チューブの外側面に向けて送
水する送水手段としてロータリーポンプを採用している
ので、恒温水の圧力脈動を実質的にゼロまたは大幅に低
減することができ、処理液への気泡の混入をより効果的
に防止することができる。
【0035】また、請求項4に記載の発明によれば、温
調手段に、恒温水を処理液供給チューブの外側面に向け
て送水するロータリーポンプを設けたことで、恒温水の
圧力脈動を実質的にゼロまたは大幅に低減することがで
き、樹脂製の処理液供給チューブが、圧力脈動のために
径方向に伸縮することがなくなり、それによりノズル先
端部で処理液の液面が処理液の供給方向に揺動変動して
気泡を巻きこむこともなくなり、基板への処理液の供給
を安定させ、優れた信頼性で基板処理を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の基板処理装置について
示した図である。
【図2】処理液供給部の要部の切欠側面図である。
【図3】処理液供給部の先端部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 基板処理装置 4 処理液供給部 41 ノズル 44 処理液供給チューブ 5 温調部 52 ロータリーポンプ 6 アキュムレータ W 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 弓削 俊哉 京都府京都市上京区堀川通寺之内上る4丁 目天神北町1番地の1 大日本スクリーン 製造株式会社内 Fターム(参考) 2H025 AB08 AB16 AB17 EA05 4F041 AA02 AA06 AB01 4F042 AA02 AA08 BA19 DA09 EB17 EB19 5F046 JA03 JA04 JA24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製の処理液供給チューブの先端に設
    けられたノズルから基板に処理液を供給する処理液供給
    手段と、所定の恒温水経路に沿って恒温水を前記処理液
    供給チューブの外側面に供給して前記処理液供給チュー
    ブを流れる処理液を温調する温調手段とを備えた基板処
    理装置において、 前記恒温水経路に恒温水の圧力脈動を吸収する脈動吸収
    手段を設けたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記温調手段は、恒温水を前記処理液供
    給チューブの外側面に向けて送水する送水手段と、前記
    送水手段から送り出された恒温水を前記処理液供給チュ
    ーブの外側面に案内する恒温水案内手段とを備えてお
    り、 前記脈動吸収手段は前記恒温水案内手段の中間部に介挿
    されたアキュムレータで構成されている請求項1記載の
    基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記温調手段は、恒温水を前記処理液供
    給チューブの外側面に向けて送水する送水手段として機
    能するロータリーポンプと、前記ロータリーポンプから
    送り出された恒温水を前記処理液供給チューブの外側面
    に案内する恒温水案内手段とを備えている請求項1また
    は2記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 樹脂製の処理液供給チューブの先端に設
    けられたノズルから基板に処理液を供給する処理液供給
    手段と、所定の恒温水経路に沿って恒温水を前記処理液
    供給チューブの外側面に供給して前記処理液供給チュー
    ブを流れる処理液を温調する温調手段とを備えた基板処
    理装置において、 前記温調手段は、恒温水を前記処理液供給チューブの外
    側面に向けて送水するロータリーポンプと、前記ロータ
    リーポンプから送り出された恒温水を前記処理液供給チ
    ューブの外側面に案内する恒温水案内手段とを備えてい
    ることを特徴とする基板処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7128113B2 (en) * 2002-12-13 2006-10-31 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. ATV radial tire

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7128113B2 (en) * 2002-12-13 2006-10-31 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. ATV radial tire

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