JP2003000197A - 酵母由来多糖類含有組成物及びその製造方法 - Google Patents

酵母由来多糖類含有組成物及びその製造方法

Info

Publication number
JP2003000197A
JP2003000197A JP2001189679A JP2001189679A JP2003000197A JP 2003000197 A JP2003000197 A JP 2003000197A JP 2001189679 A JP2001189679 A JP 2001189679A JP 2001189679 A JP2001189679 A JP 2001189679A JP 2003000197 A JP2003000197 A JP 2003000197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yeast
enzyme
glucan
polysaccharide
producing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001189679A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Morita
浩治 森田
Ryozo Nakahara
良三 中原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morinaga and Co Ltd
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Morinaga and Co Ltd
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Morinaga and Co Ltd, Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Morinaga and Co Ltd
Priority to JP2001189679A priority Critical patent/JP2003000197A/ja
Publication of JP2003000197A publication Critical patent/JP2003000197A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生理活性の高いインタクトな状態のβ−グル
カンを多く含む酵母由来多糖類含有組成物及びその製造
方法を提供する。 【解決手段】 酵母に蛋白質分解酵素を含む酵素剤を作
用させて酵母を溶菌させ、酵母由来多糖類を含有する組
成物を得る。なお、前記酵素剤のグルカナーゼ活性総量
が原料酵母乾燥質量当たり30unit/g以下である
ことが好ましい。また、前記多糖類がβ−グルカンを6
質量%以上含むことが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インタクトな状態
のβ−グルカンの含量の高い酵母由来多糖類を含有する
組成物及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】酵母の細胞壁は複雑な構造を有してお
り、グルカン及びソンナンを主体とする多糖類や蛋白
質、脂質等から構成されている。
【0003】グルカン等の多糖類は食物繊維としての生
理効果が注目されており、特に、水不溶性のβ−1,3
グルカン及びβ−1,6グルカンは抗菌性や免疫向上機
能を有することが知られている。このようなβ−グルカ
ンの生理活性は、β−グルカン分子が他の成分と結合し
ていない状態、即ちフリーの状態で、かつその分子量が
大きい方が強いといわれている(Yakugaku Zasshi. 120
(5) 413-431 (2000))。
【0004】酵母細胞壁に含まれる多糖類は、食塩や糖
質、酢酸エチル等を用いた自己消化やセルラーゼ、ヘミ
セルラーゼ、ペクチン分解酵素、グルカナーゼ等の細胞
壁溶解酵素を用いて酵母を溶菌し、その可溶性画分(酵
母エキス)を回収した後の残渣(酵母エキス以外の不溶
性画分)に含まれ、従来あまり活用されていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような酵母エキ
ス製造時の残渣に含まれるグルカン等の多糖類の純度を
上げる方法として、アルカリなどで処理する方法がある
が、上記の酵母エキスの製造方法においては、原料酵母
から酵母エキスを抽出することに主眼がおかれているこ
と、及び一般的に使用される細胞壁溶解酵素にはグルカ
ナーゼ活性があり、残渣自体に含まれるβ−グルカンの
量が低く(通常5%弱)、さらに、分解によってβ−グ
ルカンの分子量が小さくなり、充分な生理活性効果が期
待できなかった。
【0006】したがって、本発明の目的は、生理活性の
高いインタクトな状態のβ−グルカンを多く含む酵母由
来多糖類含有組成物及びその製造方法を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の一つは、酵母に蛋白質分解酵素を含む酵素
剤を作用させることにより、酵母を溶菌させて得られる
多糖類を含有することを特徴とする酵母由来多糖類含有
組成物である。
【0008】上記発明によれば、生理活性の高いインタ
クトな状態のβ−グルカンを多く含む酵母由来多糖類を
含有する組成物を提供できる。
【0009】上記発明においては、前記酵素剤のグルカ
ナーゼ活性総量が、原料酵母乾燥質量当たり30uni
t/g以下であることが好ましい。この態様によれば、
より分子量の高いβ−グルカンを多く含む酵母由来多糖
類を含有する組成物を提供できる。
【0010】また、前記多糖類がβ−グルカンを6質量
%以上含むものであることが好ましい。この態様によれ
ば、該組成物を飲食品、医薬品、医薬部外品等に配合し
て摂取、投与することにより、β−グルカンの有する生
理活性が期待できる。
【0011】本発明のもう一つは、酵母を、蛋白質分解
酵素を含む酵素剤を用いて溶菌させることを特徴とする
酵母由来多糖類含有組成物の製造方法である。
【0012】上記発明によれば、生理活性の高いインタ
クトな状態のβ−グルカンを多く含む酵母由来多糖類を
含有する組成物を収率よく得ることができる。
【0013】上記発明においては、前記酵素剤のグルカ
ナーゼ活性総量が、原料酵母乾燥質量当たり30uni
t/g以下であることが好ましい。この態様によれば、
より分子量の高いβ−グルカンを多く含む酵母由来多糖
類を含有する組成物を収率よく得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる酵母として
は、一般に食すことが可能な酵母であれば特に制限はな
く、例えばパン酵母、ビール酵母、ワイン酵母等として
用いられているサッカロミセス・セルビシエ、サッカロ
ミセス・ウバウム、サッカロミセス・エクシギューズに
代表されるサッカロミセス属、トルラスポラ属、キャン
ディダ属等に属する酵母が挙げられる。上記酵母の培養
条件は特に制限はなく、それぞれの酵母に適した通常の
培養条件で培養すればよい。すなわち、例えばパン酵母
の場合、一般的な糖蜜を主原料として窒素源、リン源な
どの副原料を用いて培養すればよく、ビール酵母の場合
は一般のビール生産条件で培養することができる。ま
た、市販の生イーストやドライイースト等を用いること
もできる。
【0015】本発明で用いられる酵素剤は蛋白質分解酵
素を含み、その他の酵素として、例えばグルカナーゼ、
マンナーゼ、セルラーゼ等を含むことができる。
【0016】上記蛋白質分解酵素としては、エンドプロ
テアーゼ、エキソプロテアーゼ等が挙げられる。具体的
には、例えば市販品では、「サモアーゼPC」(商品
名、大和化成(株)製)、「プロチンA」(商品名、大
和化成(株)製)、「YL−NL」(商品名、天野製薬
(株)製)等が挙げられるが、これらに限定されるもの
ではない。
【0017】本発明における溶菌とは、上記のような蛋
白質分解酵素を含む酵素剤を用いて酵母の細胞壁の一部
あるいは全てを分解することを言う。上記のような蛋白
質分解酵素を含む酵素剤を用いることにより、生理活性
の高いインタクトな状態のβ−グルカンを多く含む酵母
由来多糖類を得ることができる。
【0018】上記酵素剤の使用量は、反応条件等により
適宜選択できるが、蛋白質分解酵素及び併用する他の酵
素のグルカナーゼ活性総量を原料酵母の乾燥質量当たり
30unit/g以下にすることが好ましい。原料酵母
の乾燥質量当たりのグルカナーゼ活性総量が30uni
t/gを超えると、得られる酵母細胞壁由来のβ−グル
カンが必要以上に分解されてインタクトな状態が損われ
ると共に、酵母由来多糖類の収率が低下するため好まし
くない。
【0019】なお、本発明でいうグルカナーゼ活性と
は、酵素をSaccharomyces cerevisiae(IFO 0309)の凍
結乾燥菌体1mgに35℃で作用させたときに、反応液
の濁度(具体的には波長660nmにおける吸光度)を
1分間当たり1%低下させる酵素量を1unitとして
定義する。
【0020】本発明の酵母由来多糖類含有組成物は、例
えば以下のようにして調製することができる。
【0021】酵母を培養した培養液のまま、あるいは培
養液から回収した酵母を水に懸濁し、酵母の乾燥質量に
対して0.01質量%以上、好ましくは0.05質量%
以上の酵素剤を添加して、20〜70℃で1〜36時間
反応させた後、加熱処理等により酵素を失活させる。こ
の反応液をそのまま、又は遠心分離等の分離操作を行な
い不溶画分を回収して必要に応じて水洗した後、適宜濃
縮、乾燥することにより、本発明の酵母由来多糖類含有
組成物を得ることができる。
【0022】本発明の酵母由来多糖類含有組成物は、β
−グルカンを6質量%以上含むことが好ましく、15質
量%以上含むことがより好ましい。β−グルカン含量が
上記範囲に満たない場合、充分な生理活性効果が得られ
ない場合がある。なお、β−グルカンとは、グルコース
から構成される多糖類のうち、グルコースがβ型の構造
で結合したものをいい、具体的にはβ−1,4グルカン
(セルロース)、β−1,3グルカン、β−1,6グル
カン等が挙げられる。ただ、酵母中のセルロース含有量
は少ないため、本発明においては、主としてβ−1,3
及びβ−1,6グルカンを指す。
【0023】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれに何ら限定されるものではない。
なお、各実施例、比較例で使用した酵素のグルカナーゼ
活性(unit/g)及びグルカナーゼ活性総量(un
it/g原料乾燥酵母)を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】実施例1 原料酵母としてサッカロミセス属に属するパン酵母(商
品名「カネカレッドイースト」、鐘淵化学工業(株)
製)30g(乾物量として10g)を、水70mlに懸
濁して、90℃、60分間の加熱処理を行ない菌体内の
酵素を失活させた。
【0026】この懸濁液を50℃に冷却して、乾燥菌体
に対して、蛋白質分解酵素(0.2質量%の「YL−N
L」(商品名、天野製薬(株)製)及び0.5質量%の
「プロチンAY−10」(商品名、大和化成(株)
製))を添加して、50℃で24時間撹拌しながら酵素
反応を行なった後、95℃で30分間加熱して酵素を失
活させた。
【0027】この反応液を遠心分離して、不溶性画分を
回収し、水に分散した後、スプレー乾燥して酵母由来多
糖類含有組成物(以下、サンプルAという)4.2gを
得た。
【0028】また、上記と同様にして酵素反応を行なっ
た後、酵素を失活させた反応液を、遠心分離せずに、濃
縮した後、スプレー乾燥して酵母由来多糖類含有組成物
(以下、サンプルBという)9.3gを得た。
【0029】実施例2 実施例1において、蛋白質分解酵素「YL−NL」の代
わりに、グルカナーゼ(商品名「ツニカーゼFn」、天
野製薬(株)製)を0.5質量%用いた以外は、実施例
1と同様にして酵素反応を行ない、酵素を失活させた。
そして、この反応液を、遠心分離せずに、濃縮した後、
スプレー乾燥して酵母由来多糖類含有組成物(以下、サ
ンプルCという)9.1gを得た。
【0030】実施例3 実施例1において、蛋白質分解酵素「YL−NL」の代
わりに、よりグルカナーゼ活性の高い蛋白質分解酵素
「YL−15」(商品名、大和化成(株)製)を0.5
質量%用いた以外は、実施例1と同様にして酵素反応を
行ない、酵素を失活させた。そして、この反応液を、遠
心分離せずに、濃縮した後、スプレー乾燥して酵母由来
多糖類含有組成物(以下、サンプルDという)9.0g
を得た。
【0031】比較例 酵素としてグルカナーゼ(商品名「ツニカーゼFn」、
大和化成(株)製)のみを0.5質量%用いた以外は実
施例1と同様にして酵素反応を行ない、酵素を失活させ
た。そして、この反応液を、遠心分離せずに、濃縮した
後、スプレー乾燥して酵母由来多糖類含有組成物(以
下、サンプルEという)9.2gを得た。
【0032】そして、上記各例で得られたサンプル中の
β−グルカン量、窒素含量、グルコース含量(使用した
酵素のグルカナーゼ活性により、原料酵母中のβ−グル
カンが分解された程度を示す。)を以下の方法で測定し
た。その結果を表2に示す。
【0033】β−グルカン量:サンプル中の炭水化物を
アミラーゼで可溶化し、80(v/v)%エタノールで
多糖類を沈澱させ、水溶性の単糖、オリゴ糖類を分離除
去した後、得られた沈澱を塩酸で加水分解し、グルコー
スを比色法で定量し、総グルコース量の90%をβ−グ
ルカン量とした。 窒素含量:ケールダール法で測定した。
【0034】グルコース含量:CarboPak PA1(4mmφ
×250mm)(商品名、ダイオネックス社製)を用
い、イオンクロマトグラフ法で測定した。
【0035】
【表2】
【0036】表2から、蛋白質分解酵素を含む酵素剤を
用いた実施例の各サンプルは、グルカナーゼのみを用い
た比較例のサンプルに比べてβ−グルカン量及びβ−グ
ルカン収率が高いことが分かる。また、実施例の各サン
プルは、比較例のサンプルに比べてグルコース含量が低
いことからβ−グルカンがほとんど分解されていないこ
とが分かる。
【0037】試験例 上記のサンプルA、C、及び実施例1において、酵素反
応終了後、加熱処理して酵素を失活させた後、遠心分離
を行なって回収した可溶性画分を乾燥したもの(以下、
可溶性画分という)1gをそれぞれ精製水に懸濁して1
0mlとした後、オートクレーブ滅菌したもの、大腸菌
を水に懸濁した後オートクレーブした大腸菌粉末(Lyop
hilized cells of St. K-12、シグマ社製)を用いて、
以下の方法で生理活性向上効果について調べた。なお、
生理活性向上効果は、抗菌ペプチドの1種であるヒトβ
ディフェンシン2(以下、hBD-2という)の発現を誘導
及び/又は増強するかどうかで判断した。
【0038】6ウエルマルチプレート(ファルコン社
製)でコンフルエントにまで培養したヒト表皮角化細胞
(日水製薬株式会社製)に、上記のサンプルA、C、及
び可溶性画分をそれぞれ終濃度で0.5及び5mg/m
l、大腸菌粉末を終濃度で0.75mg/mlとなるよ
うに添加し、37℃、5%CO2雰囲気下で培養した。
なお、PBSを添加したものをコントロールとした。
【0039】約16時間後、培地を除いてPBSで洗浄
した後、RNeasy(商品名、Qiagen社製)を用い
て、回収した培養細胞から総RNAを抽出し、各RNA
を鋳型として、定量RT−PCRを行ない、目的(hBD-
2)のmRNAを増幅した。
【0040】定量RT−PCR法は、hBD-2のcDNA
の配列(Accession No. Z71389)をもとに、配列番号1
に示すプライマー(qRThBD2f)、配列番号2に示すプラ
イマー(qRThBD2r)、更に、ABIPRISM TaqManTMプロー
ブ(株式会社パーキンエルマージャパン製)として配列
番号3に示すプローブ(hBD2probe)を作製して用い
た。なお、上記ABIPRISM TaqManTMプローブとは、5’
末端にリポーター蛍光色素、3’末端にクエンチャー蛍
光色素が結合したプローブであり、反応前はリポーター
蛍光色素とクエンチャー蛍光色素が近接しているため蛍
光を発しないが、PCR反応の伸長サイクル中に、DN
Aポリメラーゼの5'-3'エキソヌクレアーゼ活性により
リポーター蛍光色素が遊離して蛍光を発するので、蛍光
強度をモニターすることによりPCR産物の蓄積を確認
することができるものである。
【0041】定量RT−PCR法の条件は、TaqMan EZ
RT-PCR Kit(株式会社パーキンエルマージャパン製)を
用いて、逆転写反応(60℃:30分、95℃:5分)
を40サイクル、PCR反応(94℃:20秒、60
℃:1分)を45サイクル行ない、ABIPRISM 7700 sequ
ence detector(株式会社パーキンエルマージャパン
製)でPCR産物の検出を行なった。そして、解析ソフ
ト(Sequence Detector v1.6.3、株式会社パーキンエル
マージャパン製)を用いて、hBD-2のmRNAの発現量
を求めた。なお、鋳型のmRNA量の内部標準として、
GAPDH(gleceraldehyde-3-phosphate dehydrogena
se)遺伝子のmRNAをTaqManTM GAPDH Contorol Rege
nts(株式会社パーキンエルマージャパン製)を用いて
同時に測定した。そして、コントロールの発現量を10
0%として相対発現量を求めた。その結果を図1に示
す。
【0042】図1から、サンプルA、Cを添加すること
によりhBD-2のmRNAの誘導及び/又は増強効果が認
められた。
【0043】一方、可溶性画分のサンプルではhBD-2の
mRNAの誘導及び/又は増強効果が認められなかっ
た。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
蛋白質分解酵素を含む酵素剤を用いて酵母を溶菌させる
ことにより、生理活性の高いインタクトな状態のβ−グ
ルカンを多く含む酵母由来多糖類含有組成物を提供でき
る。
【0045】
【配列表】 SEQUENCE LISTING <110> 森永製菓株式会社 Morinaga seika Kabusiki kaisya 鐘淵化学工業株式会社 Kanegabuti kagaku kougyou Kabusiki kaisya <120> ほ乳類抗菌ペプチドの発現誘導及び/又は増強組成物、該組成物を含有す る飲食品、医薬品及び医薬部外品 <130> MP-1322 <140> <141> <160> 3 <170> PatentIn Ver. 2.1 <210> 1 <211> 22 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> hBD-2のcDNAの塩基配列に基づいて合成したヌクレオチド。 <400> 1 cttccaggtg tttttggtgg ta 22 <210> 2 <211> 21 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> hBD-2のcDNAの塩基配列に基づいて合成したヌクレオチド。 <400> 2 ggagccatat gtcatccagt c 21 <210> 3 <211> 27 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> hBD-2のcDNAの塩基配列に基づいて合成したヌクレオチド。 <400> 3 aggcgatcct gttacctgcc ttaagag 27
【図面の簡単な説明】
【図1】 酵母由来多糖類含有組成物のhBD-2のmRN
Aの発現誘導及び/又は増強試験の結果を示す図表であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B018 MD33 MD81 MD90 MF12 4B064 AF12 CA06 CA21 CB07 DA01 DA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酵母に蛋白質分解酵素を含む酵素剤を作
    用させることにより、酵母を溶菌させて得られる多糖類
    を含有することを特徴とする酵母由来多糖類含有組成
    物。
  2. 【請求項2】 前記酵素剤のグルカナーゼ活性総量が、
    原料酵母乾燥質量当たり30unit/g以下である、
    請求項1に記載の酵母由来多糖類含有組成物。
  3. 【請求項3】 前記多糖類がβ−グルカンを6質量%以
    上含むものである、請求項1又は2に記載の酵母由来多
    糖類含有組成物。
  4. 【請求項4】 酵母を、蛋白質分解酵素を含む酵素剤を
    用いて溶菌させることを特徴とする酵母由来多糖類含有
    組成物の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記酵素剤のグルカナーゼ活性総量が、
    原料酵母乾燥質量当たり30unit/g以下である、
    請求項4に記載の酵母由来多糖類含有組成物の製造方
    法。
JP2001189679A 2001-06-22 2001-06-22 酵母由来多糖類含有組成物及びその製造方法 Pending JP2003000197A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001189679A JP2003000197A (ja) 2001-06-22 2001-06-22 酵母由来多糖類含有組成物及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001189679A JP2003000197A (ja) 2001-06-22 2001-06-22 酵母由来多糖類含有組成物及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003000197A true JP2003000197A (ja) 2003-01-07

Family

ID=19028569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001189679A Pending JP2003000197A (ja) 2001-06-22 2001-06-22 酵母由来多糖類含有組成物及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003000197A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003000262A (ja) * 2001-06-22 2003-01-07 Morinaga & Co Ltd ほ乳類抗菌ペプチドの発現誘導及び/又は増強組成物、該組成物を含有する飲食品、医薬品及び医薬部外品
WO2005078114A1 (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Alpron Co., Ltd. 酵母由来グルカンの製造方法
JP2008541700A (ja) * 2005-05-05 2008-11-27 センシエント フレイバーズ インコーポレーテッド βグルカン及びマンナンの製造
JP2010529980A (ja) * 2007-06-13 2010-09-02 グリコス フィンランド オイ 栄養組成物
WO2012150683A1 (ja) * 2011-05-02 2012-11-08 株式会社 興人 酵母エキス抽出残渣の利用法
JP2015093852A (ja) * 2013-11-12 2015-05-18 株式会社ファンケル 抗菌性ペプチドの分泌促進剤
WO2016080490A1 (ja) * 2014-11-19 2016-05-26 テーブルマーク株式会社 酵母細胞の風味改善方法及び食品品質改良剤

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003000262A (ja) * 2001-06-22 2003-01-07 Morinaga & Co Ltd ほ乳類抗菌ペプチドの発現誘導及び/又は増強組成物、該組成物を含有する飲食品、医薬品及び医薬部外品
WO2005078114A1 (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Alpron Co., Ltd. 酵母由来グルカンの製造方法
US7745181B2 (en) 2004-02-13 2010-06-29 Alpron Co., Ltd. Process for producing yeast-derived glucan
JP2008541700A (ja) * 2005-05-05 2008-11-27 センシエント フレイバーズ インコーポレーテッド βグルカン及びマンナンの製造
JP2010529980A (ja) * 2007-06-13 2010-09-02 グリコス フィンランド オイ 栄養組成物
WO2012150683A1 (ja) * 2011-05-02 2012-11-08 株式会社 興人 酵母エキス抽出残渣の利用法
CN103338659A (zh) * 2011-05-02 2013-10-02 兴人生命科学株式会社 酵母抽提物的提取残渣的利用方法
JP2015093852A (ja) * 2013-11-12 2015-05-18 株式会社ファンケル 抗菌性ペプチドの分泌促進剤
WO2016080490A1 (ja) * 2014-11-19 2016-05-26 テーブルマーク株式会社 酵母細胞の風味改善方法及び食品品質改良剤
CN106998773A (zh) * 2014-11-19 2017-08-01 泰宝美客株式会社 酵母细胞的风味改善方法及食品品质改良剂
US11089806B2 (en) 2014-11-19 2021-08-17 Tablemark Co., Ltd. Flavor improvement method for yeast cells and food quality improving agent

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI652992B (zh) 酵母來源之調味料、酵母蛋白質組成物之製造方法、及酵母來源之調味料之製造方法
JP5221656B2 (ja) グルカンとマンナンを調製する方法、それによって得られたグルカン調製物とマンナン調製物、およびその用途
TWI623616B (zh) 黑酵母菌、生產β-葡聚糖之培養基與方法、黑酵母菌培養物與含其組成物
JP7433243B2 (ja) 酵母タンパク質
JP4268105B2 (ja) β−グルカン含有組成物、その製造方法及び該組成物を含む飲食品若しくは皮膚用保湿剤
Kath et al. Mild enzymatic isolation of mannan and glucan from yeast Saccharomyces cerevisiae
WO2020177456A1 (zh) 一种植物乳杆菌诱变菌株及其诱变方法和应用
JP2003000197A (ja) 酵母由来多糖類含有組成物及びその製造方法
KR101981398B1 (ko) 세포외소포체 용해 버퍼 및 이를 이용한 핵산 추출 방법
JPH0956361A (ja) 酵母エキスの製造方法
EP1920063A1 (en) Process for producing polysaccharide gum
EP0116232B1 (en) Antitumor agent and process for manufacturing said agent
Forsyth et al. Polysaccharides synthesized by aerobic mesophilic spore-forming bacteria
JP5722052B2 (ja) 血栓性疾患予防食品
Kim et al. Simple and reliable DNA extraction method for the dark pigmented fungus, Cercospora sojina
JPH11155597A (ja) 細胞内成分の分析法
JPH0441997B2 (ja)
JP2003000262A (ja) ほ乳類抗菌ペプチドの発現誘導及び/又は増強組成物、該組成物を含有する飲食品、医薬品及び医薬部外品
Murphy et al. Adherence of clinical isolates of Saccharomyces cerevisiae to buccal epithelial cells
JP6380968B2 (ja) 脂肪蓄積抑制剤
Kuntsova et al. Obtaining yeast mannoproteins with antimicrobial properties
WO2007111534A1 (fr) Procédé de production d&#39;une préparation d&#39;interleukine-2, et préparation obtenue à l&#39;aide dudit procédé
JP2004049013A (ja) 新規微生物及びこれを用いたβグルカンの製造方法
JP2004161748A (ja) 新規なカバノアナタケの生理活性成分の抽出方法、生理活性成分組成物、機能性食品および抗酸化活性の増強方法
JP4032726B2 (ja) 魚介類の飼育方法及び飼料