JP2003000170A - 練りシート生地とその製造方法 - Google Patents

練りシート生地とその製造方法

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JP2003000170A JP2001184172A JP2001184172A JP2003000170A JP 2003000170 A JP2003000170 A JP 2003000170A JP 2001184172 A JP2001184172 A JP 2001184172A JP 2001184172 A JP2001184172 A JP 2001184172A JP 2003000170 A JP2003000170 A JP 2003000170A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】積層しても付着し合わない取り扱い及び使用に
便利な練りシート生地の提供。 【解決手段】小麦粉や米粉等の穀物粉、澱粉、加工澱粉
等の澱粉類の少なくとも1つを用い、シルク蛋白を添加
して混練され、厚さ0.1mm以上のシートに成形され
たものとする。シートには更に乳化油脂、増粘多糖類、
調味料が添加される。水分は40%以下で密封包装さ
れ、冷蔵もしくは冷凍保存される。製造は水で混練した
物を160℃以下の加熱担持面に連続的に塗布しながら
加熱して所定の含水率を持った練りシートを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は練りシート生地とそ
の製造方法に関するものであり、例えば、ギョーザ、焼
売、ワンタン、春巻、生春巻、クレープ、などの包み食
品に用いられ、あるいはそれ単独で食されたり、食品の
盛り付けシートなどとして用いられる。
【0002】
【従来の技術】例えば、包み食品に用いられる練りシー
ト生地は、各家庭やレストランにて手作りされたり、業
者によって製造したものが冷蔵保存品や冷凍保存品など
として販売されている。家庭向けの販売に際しては、一
度に使いきれる単位として、例えばギョーザの皮であれ
ば20〜30枚程度、春巻きの皮の場合は10枚程度ず
つ包装して市販されている。業務用になると春巻きの皮
でもメーカー側およびユーザー側双方の取り扱い上の便
宜などから1袋50枚程度の包装になっている上、輸送
のためにはさらに何袋ずつかを1まとめにして梱包する
際に幾層か積み重ねられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
練りシート生地を積層して取り扱うのに、練りシート生
地どうしが付着し合う問題がある。積層枚数が多く、積
層している時間が長いほど付着しやすく剥がすのに苦労
するし、失敗して破れ歩留まりが低下する。
【0004】特に、乾燥状態で包装し市販されているラ
イスペーパは、使用する際にお湯に浸すことによって戻
してからしか使用できない不便がある。また、戻した状
態では互いに付着し合うために積層できず、互いが重な
らないように置き並べるのに広いスペースを採る問題が
あり、各自が好きな具を包みながら順次に食べるには不
便である。
【0005】そこで、本発明者等は、これら練りシート
生地が付着し合う問題につき、種々に実験をし検討を重
ねたところ、各種の練り生地がある添加物によって付着
性が低下することを知見した。
【0006】本発明の目的は、そのような新たな知見に
基づき、積層しても付着し合わない取り扱いおよび使用
に便利な練りシート生地とその製造方法を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の練りシート生地は、小麦粉や米粉などの
穀物粉、澱粉、加工澱粉などの澱粉類の少なくとも1つ
を用い、シルク蛋白を添加して混練され、シートに成形
されていることを特徴とするものである。
【0008】このような構成では、小麦粉や米粉などの
穀物粉、澱粉、加工澱粉などの澱粉類の少なくとも1つ
を用い、混練されシートに成形された練りシート生地
は、混練材料の種類や割合によって種々な用途に対応し
た各種の練りシート生地になるが、それらが加熱品とし
て普通に用いられる40%以下の水分含有率、非加熱品
として普通に用いられる28〜40%のものにおいて、
前記シルク蛋白の添加によって、これが添加されていな
い場合に比し、互いに付着し合わない性質が得られ、練
り上げたものをその場で積層して使用に供する場合は勿
論、積層したものを小口包装して市販したり、多数枚を
積層して大口包装し業務用に供したりして、積層状態の
まま使用されるまで日日が経ち、また、冷蔵保存してい
たものを加熱して用いたり、冷凍して長期保存されたも
のを解凍して用いる、などの各場合にも、互いに付着し
合わず取り扱いや使用に便利なものとなる。また、シル
ク蛋白によって生地の腰が強く破れにくくなり、旨味も
得られて、食感、食味が増す。さらに、シルク蛋白は成
膜性に優れ保水性、保湿性がよいので、劣化や変質を抑
え日持ちを長くすることができる。
【0009】以上の練りシート生地は、ギョーザ、焼
売、ワンタン、春巻、生春巻、クレープ、など包み食品
に用いるのが好適であるが、これに限られることはな
い。シルク蛋白は非加熱のものを用いていると、臭いを
持たないので、食味、食感に影響しない。乳化油脂が添
加されていると、シルク蛋白と相まって練りシート生地
の付着性を弱めるのに好都合である。増粘多糖類が添加
されていると劣化を抑えるので、シルク蛋白と相まっ
て、さらに日持ちを長くすることができる。
【0010】破れ難いので厚さは0.1mm程度から提
供して安定に使用されるものとなり、種々な用途に用い
るのに好適となる。厚さを0.4mm程度とし、粳米粉
を主成分とすることで前記ライスペーパに対応するもの
となるが、澱粉を増し、薄くするほど透明性が得られ、
生春巻を作るのに中の具が透けて見えやすくなり、より
楽しく、より食欲をそそり、具や餡との一体感が増して
食感にも優れた食品となる。厚さを0.1〜0.4mm
程度として口溶け性が良好で包み込んだ具や餡などとの
食感のマッチングがよくなる。加熱処理されていると加
熱しないで食してよく、生食や調理済みの具や餡を包ん
で使用するのにそのまま食べられるので便利である。塩
その他の調味料が添加されていると、用途に適した食味
の練りシート生地となるので好適である。
【0011】加熱品の場合水分が40%以下であるのが
使用上の引張り強度や保存に好適であり、水分が32%
程度以上であると澱粉類の劣化を抑えるために密封して
冷蔵保存し、電子レンジなどで70〜80℃程度に加熱
して食するのが好適であり、水分を30%以下に保つと
そのまま食するのに好適なものとなる。非加熱品の場合
水分が28〜40%程度の水分含有率に設定してギョー
ザ、焼売、ワンタンなどの主として加熱調理食品に適用
される各種用途の練りシート生地に好適である。
【0012】本発明の練りシート生地製造方法は、小麦
粉や米粉などの穀物粉、澱粉や加工澱粉などの澱粉類の
1以上に、シルク蛋白を添加して水で混練したものを、
160℃以下の加熱担持面に連続に塗布しながら加熱し
て所定の含水率を持った練りシート生地を製造すること
を特徴とするものである。
【0013】このような構成により、混練物の単位時間
当たりの塗布量と連続な塗布速度との関係によって所定
の厚みの練りシート生地が、そのまま食べられる加熱食
品として得られる。
【0014】連続塗布は、相対移動する加熱担持面と、
混練物を連続に供給する供給部と、の間で行うことによ
り容易に実現し、担持面上に形成される練りシート生地
は所定の大きさおよび形状に切り分けることにより各種
使用に適し、また、便利なものとすることができる。担
持面が移動する側で移動方向にエンドレスなものを用い
ると、前記連続塗布による練りシート生地を連続に製造
することができ、自動的な大量生産に好適となる。
【0015】加熱処理して得た所定の含水率を持った練
りシート生地は、その所定の含水率から乾燥しない間に
密封することにより、適正な品質のまま保存食として提
供することができる。
【0016】本発明のそれ以上の目的および特徴は、以
下の詳細な説明および図面の記載によって明らかにな
る。本発明の各特徴は、それ自体単独で、あるいは可能
な限り種々な組合せで複合して用いることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の練りシート生地と、その製造
方法につき、実施例を示しながら説明する。
【0018】本実施例の練りシート生地は、主として、
ギョーザ、焼売、ワンタン、春巻、生春巻、クレープ、
など包み食品に用いるのが好適であるが、これに限られ
ることはない。例えば、それ単独でフライにしたりオイ
ル焼きしたりして食されたり、パスタや各種の麺等にす
る練りシート生地として取り扱い、または提供するも
の、また、食品類の盛り付け用シートなど、包み生地以
外に用いられる練シート生地一般に適用して有効であ
り、いずれも本発明の範疇に属する。
【0019】本実施例の練りシート生地は、小麦粉や米
粉などの穀物粉、澱粉、加工澱粉などの澱粉類の少なく
とも1つを用い、シルク蛋白を添加して混練され、図1
に示すように四角形な練りシート生地1、図2に示すよ
うに円形な練りシート生地2、あるいは三角形や扇形な
ど用途に応じた各種の練りシート生地に形成されてい
る。これによって、それぞれの用途にそのままの形や大
きさで適用することができる。
【0020】以上のように、小麦粉や米粉などの穀物
粉、澱粉、加工澱粉などの澱粉類の少なくとも1つを用
い、混練されシートに成形された練りシート生地1、2
などは、混練材料の種類や割合によって種々な用途に対
応した各種の練りシート生地になる。例えば春巻、つま
り揚げ春巻の皮を例にとれば、小麦粉が主体となり、そ
れに乳化油脂や食塩が添加される。用途によって小麦粉
は薄力粉、中力粉、強力粉などを使い分け、あるいは適
当な配合量にて組合せ用いられるし、場合によっては卵
も混練される。また、用途によってはコーンスターチな
ど他の穀物粉も適用される。
【0021】加熱品の練りシート生地1、2などは通常
40%程度以下の水分含有率のものとされ、非加熱品の
練りシート生地1、2などは通常28〜40%程度の水
分含有率のものとされるが、前記シルク蛋白の添加によ
って、これが添加されていない場合に比し、互いに付着
し合わない性質が得られる。これにより、練り上げた練
りシート生地1、2などをその場で積層して使用に供す
る場合は勿論、積層したものを小口包装して市販した
り、図3に示すように多数枚を積層して樹脂袋3などに
より大口包装し業務用に供したりして、積層状態のまま
使用されるまで日日が経ち、また、冷蔵保存していたも
のを加熱して用いたり、冷凍して長期保存されたものを
解凍して用いる、などの各場合にも、互いに付着し合わ
ず取り扱いや使用に便利なものとなる。また、シルク蛋
白の連鎖性によって生地の腰が強く破れにくくなり、動
物蛋白、つまり各種アミノ酸による旨味も得られて、食
感、食味が増す。さらに、シルク蛋白は成膜性に優れ保
水性がよいので、練りシート生地1、2などの疲労、劣
化や変質を抑え日持ちを長くすることができる。
【0022】シルク蛋白は、繭、生糸、フィブロイン、
セリシン、脱皮殻、冬虫夏草の少なくとも1つを含んで
いれば有効であり、無菌飼育された養蚕生産物から得た
ものであれば食品衛生上好適である。また、天火乾燥や
加熱乾燥されていないもの、つまり非加熱なものを選択
すると、シルク蛋白が加熱されることによる発臭がな
く、食味、食感に影響しない。
【0023】また、乳化油脂が添加されていると、シル
ク蛋白と相まって練りシート生地の付着性を弱めるのに
好都合である。増粘多糖類が添加されていると劣化を抑
えるので、シルク蛋白と相まって、さらに日持ちを長く
することができる。
【0024】既述したように練りシート生地1、2は破
れ難いので厚さは0.1mm程度から提供して安定に使
用されるものとなり、種々な用途に用いるのに好適とな
る。厚さを0.4mm程度とし、粳米粉を主成分とする
ことで前記ライスペーパに対応するものとなるが、澱粉
を増し、薄くするほど透明性が得られ、生春巻を作るの
に中の具が透けて見えやすくなり、より楽しく、より食
欲をそそり、具や餡との一体感が増して食感にも優れた
食品となる。厚さを0.15〜0.4mm程度として口
溶け性が良好で包み込んだ具や餡などとの食感のマッチ
ングがよくなる。加熱処理されていると加熱しないで食
してよく、生食や調理済みの具や餡を包んで使用するの
にそのまま食べられるので便利である。塩その他の調味
料が添加されていると、用途に適した食味の練りシート
生地1、2などとなるので好適である。また、澱粉と加
工澱粉の組合せによっても透明性を調整したり、耐老化
性を強めたりすることができる。
【0025】加熱品では水分が前記のように40%程度
以下であるのが引張り強度の面や保存の面で好適であ
り、水分が32%程度以上であると澱粉類の劣化を抑え
るために密封して冷蔵保存し、電子レンジなどで70〜
80℃程度に加熱して食するのが好適であり、水分を3
0%以下に保つとそのまま食するのに好適なものとな
る。非加熱品では水分が前記のように28〜40%程度
として、主としてギョーザ、焼売、ワンタンなどの加熱
調理食品に適用される各種用途の練りシート生地に好適
である。
【0026】以上のような練りシート生地1、2などを
製造するのに、本実施例では、図4に示すように、小麦
粉や米粉などの穀物粉、澱粉や加工澱粉などの澱粉類の
1以上に、シルク蛋白を添加して水で混練した混練物1
1を、160℃程度以下の所定温度に調整される加熱担
持面12に連続に塗布しながら加熱して所定の含水率を
持った練りシート生地13を製造することを基本的な操
作としている。
【0027】混練物11の単位時間当たりの塗布量と連
続な塗布速度との関係によって所定の厚みの練りシート
生地13が、そのまま食べられる加熱食品として得られ
る。同時に、130℃以下と温度を低くしていくと加熱
温度がこの種食品の従来の加熱温度160℃程度に比し
て低温であるため、無理のない塗布量および塗布速度に
て0.1mm以下の厚さの練りシート生地13でも、所
定の含水率を確保して得られる。つまり、過熱、過剰乾
燥にならないで得られる。
【0028】図4に示す実施例の場合、連続塗布は、相
対移動する加熱担持面12と、混練物11を連続に供給
する混練物供給部14と、の間で行うことにより容易に
実現し、加熱担持面12上に形成される練りシート生地
13はカッタ15や抜き形などにより所定の大きさおよ
び形状に切り分け、あるいは型抜きして練りシート生地
1、2などとすることにより各種使用に適し、また、便
利なものとすることができる。切り分け、あるいは型抜
きなどした練りシート生地1、2などは適当な枚数ずつ
に積層して取り扱うのが好適である。
【0029】図4に示す場合、加熱担持面12が移動す
る側で移動方向にエンドレスな例えばドラムをなし、前
記連続塗布による練りシート生地13を帯状に連続に製
造することができ、自動的な大量生産に好適となる。図
4に示すような大英技研社製の装置にて実現する。この
装置について説明すると、混練物11を供給する混練物
供給部14はドラム形態をした加熱担持面12の幅方向
にライン状のノズル口14aが伸びたディスペンサであ
り、これにタンク16内の混練物11が供給ローラ対1
7の定量送り出し機能によって定量供給される。ノズル
口14aは加熱担持面12との間が形成すべき練りシー
ト生地13の厚みに見合うギャップに設定され、単位時
間当たりの混練物11の供給量と、加熱担持面12の移
動速度との関係によって所定の厚みの練りシート生地1
3を製造する。混練物供給部14は塗布ブラシや塗布マ
ットなどでもよい。
【0030】加熱担持面12上で製造される帯状に連続
した練りシート生地13はセパレータ17によって剥離
され、コンベア18によりカッタ15による切断位置に
搬送される。切断位置にはカッタ15と対向するカッタ
台19が位置し、カッタ15との間に連続した練りシー
ト生地13を受け入れ、カッタ15の回転や前後動によ
る定期的な切断動作によって練りシート生地13を所定
の大きさの練りシート生地1とする。切断された練りシ
ート生地1は自重で、あるいは図示しない捌き装置にて
コンベア20の上に順次倒れ込み、コンベア20の間欠
的な搬送によって、停止時間に見合った枚数分だけ自動
的に積層されながら先へ搬送され、包装などに供する。
もっとも、製造装置は図示するものに限られることはな
く、種々な設計のものによって達成することができる。
【0031】加熱処理して得た所定の含水率を持った練
り生地シート1などは、その所定の含水率状態から乾燥
しない間に密封することにより、適正な品質のまま保存
食として提供することができる。
【0032】シルク蛋白としてはセリシンを所定量含有
すれば、シルク蛋白による上記特徴が確実に得られる。
セリシンは粉末や溶液で提供されており、それら市販の
ものを用いてもよい。しかし、その純度は1〜100%
のものがある。前記付着性などの改善のためにセリシン
は混練物に対する濃度として見ると、0.01〜5%程
度として有効であり、経済性は別として10%程度添加
すると、耐付着性が格段に向上するとともに、腰の強さ
が要求される製品、パスタや麺、ピザ用の練りシート生
地、練りシート生地などに特に好適であるし、食味も向
上する。また、保水性も向上し日持ちがよくなる。
【0033】一方、セリシンは高温、高圧水によって抽
出またはおよび溶解されたものであると、有機溶媒によ
り抽出またはおよび溶解されたもののように人体への影
響を懸念しなくてよく食品衛生上好適である。この意味
で、無菌飼育された養蚕生産物から抽出またはおよび溶
解したものを原料とするのがさらに好適である。
【0034】ところで、高温、高圧水は、繭、生糸、フ
ィブロイン、セリシン、脱皮殻、蛹、冬虫夏草の少なく
とも1つを含む養蚕生産物、天然のもののいずれかに対
して浴することにより、それらを溶解させることができ
る。水は120℃からの温度範囲として溶解が明らかに
起き、温度条件の違いによって溶解時間に差が出る。1
80〜200℃のような高温水は例えば22MPa前後
の圧力で得られ、いわゆる亜臨界水が好適である。しか
し、超臨界水でもよい。これらの高温、高圧の水による
溶解では、その温度、圧力、処理時間などの溶解条件の
違いによって、養蚕生産物の溶解度を操作することがで
きる。
【0035】このような操作によれば、例えば養蚕生産
物を糸に分解し、またアミノ酸の鎖をどのように分子、
成分単位にも切ることができる。これを段階的に進める
と、特定の単位のものを順次に抽出することができ、セ
リシンも得られる。もっとも、蚕の糞、屑繭、絹製品の
生地、端切れ、屑糸なども溶解対象としての養蚕生産物
に含めてもよい。
【0036】次に、具体的な実施例を示すと、以下の通
りである。 実施例1 春巻の皮用練りシート生地であって、混練物の配合割合
は 小麦粉 100 乳化油脂 2 食塩 0.8 シルク蛋白 0.01〜5 水 100 であり、乳化油脂、食塩、シルク蛋白エキス、水を予め
混合して仕込み水として用いた。
【0037】混練は予め5〜10℃程度にした仕込み水
で、小麦粉を縦型ミキサーあるいは連続ミキサーにて混
練する。混練した生地は約1時間熟成させてより均一な
生地にした。
【0038】生地の焼き上げは図4に示す装置で160
℃程度以下にて行い、例えば0.4mm〜0.8mm程
度の範囲における後目的とする厚さ、40%程度以下の
目的とする水分含有率を持った春巻用の練りシート生地
とした。
【0039】これを箱詰め冷凍状態で流通された品物の
1ヶ月後の加熱再生状態での剥離性は従来品のそれに比
し大差があり、作業性、歩留まりの向上につながった。 実施例2 生春巻用の練りシート生地であって、混練物の配合割合
が 粳米粉 100 60 0 澱粉 0 40 100 (加工澱粉含む) 乳化油脂 2 同 同 増粘多糖類 0.5 同 同 シルク蛋白 0.01〜5 同 同 水 120 同 同 の3種類であり、実施例1の場合同様に混練し、120
℃程度以下で焼き上げた。但し、厚みは0.1〜0.4
とし、ライスペーパ程度かそれよりも薄くした。水分は
20〜40%程度にした。
【0040】この場合、練りシート生地を厚さ0.1〜
0.4mm程度の薄皮としても強靭でしかも口溶けがよ
かった。澱粉が多いほど透明性が向上し、澱粉、加工澱
粉の組合せを調整することにより、透明性や耐老化性を
調整することができた。水分量を32%以下にコントロ
ールすることにより、そのまま食べることができる。水
分が32%以上の場合は澱粉の老化があってもポリ袋等
で包装されているまま電子レンジ等で70〜80℃程度
に加熱すると、美味しく食べることができ、この場合も
剥離性は十分に得られた。なお、沸騰しない温度条件程
度以下にて澱粉のアルファ化、つまり固化を図って焼き
上げるとそれよりも高い温度条件の場合よりも透明度は
上がった。
【0041】この場合、粳米粉を0、澱粉を100とし
た通常では無味状態となる条件にても、シルク蛋白の添
加によって旨味が得られた。一般に粳米粉が多くなるほ
ど引張り強度は低く、澱粉が多くなるほど種々な澱粉の
組合せによって引っ張り強度が増す。
【0042】
【発明の効果】本発明の練りシート生地によれば、小麦
粉や米粉などの穀物粉、澱粉、加工澱粉などの澱粉類の
少なくとも1つを用い、混練されシートに成形された練
りシート生地は、混練材料の種類や割合によって種々な
用途に対応した各種の練りシート生地になるが、それら
が普通に用いられる加熱品での40%以下の水分含有
率、非加熱品での28〜40%程度の含水率において、
前記シルク蛋白の添加によって、これが添加されていな
い場合に比し、互いに付着し合わない性質が得られ、練
り上げたものをその場で積層して使用に供する場合は勿
論、積層したものを小口包装して市販したり、多数枚を
積層して大口包装し業務用に供したりして、積層状態の
まま使用されるまで日日が経ち、また、冷蔵保存してい
たものを加熱して用いたり、冷凍して長期保存されたも
のを解凍して用いる、などの各場合にも、互いに付着し
合わず取り扱いや使用に便利なものとなる。また、シル
ク蛋白によって生地の腰が強く破れにくくなり、旨味も
得られて、食感、食味が増す。さらに、シルク蛋白は成
膜性に優れ保水性がよいので、劣化や変質を抑え日持ち
を長くすることができる。
【0043】シルク蛋白は非加熱のものを用いている
と、臭いを持たないので、食味、食感に影響しない。乳
化油脂が添加されていると、シルク蛋白と相まって練り
シート生地の付着性を弱めるのに好都合である。増粘多
糖類が添加されていると劣化を抑えるので、シルク蛋白
と相まって、さらに日持ちを長くすることができる。
【0044】破れ難いので厚さは0.1mm程度から提
供して安定に使用されるものとなり、種々な用途に用い
るのに好適となる。厚さを0.4mm程度とし、粳米粉
を主成分とすることで前記ライスペーパに対応するもの
となるが、澱粉を増し、薄くするほど透明性が得られ、
生春巻を作るのに中の具が透けて見えやすくなり、より
楽しく、より食欲をそそり、具や餡との一体感が増して
食感にも優れた食品となる。厚さを0.1〜0.4mm
程度として口溶け性が良好で包み込んだ具や餡などとの
食感のマッチングがよくなる。加熱処理されていると加
熱しないで食してよく、生食や調理済みの具や餡を包ん
で使用するのにそのまま食べられるので便利である。塩
その他の調味料が添加されていると、用途に適した食味
の練りシート生地となるので好適である。
【0045】加熱品の場合、水分が40%以下であるの
が引張り強度の面や保存性の面で好適であり、水分が3
2%程度以上であると澱粉類の劣化を抑えるために密封
して冷蔵保存し、電子レンジなどで70〜80℃程度に
加熱して食するのが好適であり、水分を30%以下に保
つとそのまま食するのに好適なものとなる。非加品の場
合水分が28〜40%程度の水分含有率に設定してギョ
ーザ、焼売、ワンタンなどの主として加熱調理食品に適
用される各種用途の練りシート生地に好適である。
【0046】本発明の練りシート生地の製造方法によれ
ば、混練物の単位時間当たりの塗布量と連続な塗布速度
との関係によって所定の厚みの練りシート生地が、その
まま食べられる加熱食品として得られる。
【0047】連続塗布は、相対移動する加熱担持面と、
混練物を連続に供給する供給部と、の間で行うことによ
り容易に実現し、担持面上に形成される練りシート生地
は所定の大きさおよび形状に切り分けることにより各種
使用に適し、また、便利なものとすることができる。担
持面が移動する側で移動方向にエンドレスなものを用い
ると、前記連続塗布による練りシート生地を連続に製造
することができ、自動的な大量生産に好適となる。
【0048】加熱処理して得た所定の含水率を持った練
り生地シートは、その所定の含水率から乾燥しない間に
密封することにより、適正な品質のまま保存食として提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る練りシート生地の1つの例を示
す斜視図である。
【図2】本実施例に係る練りシート生地の別の例を示す
斜視図である。
【図3】図1の練りシート生地を多数積層して包装した
状態を示す斜視図である。
【図4】加熱した練りシート生地を製造する製造方法と
装置の実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
1、2 練りシート生地 3 袋 11 混練物 12 加熱担持面 13 練りシート生地 14 混練物供給部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長沢 園司 大阪市生野区新今里1−19−16 株式会社 丸美内 Fターム(参考) 4B032 DB10 DB38 DG02 DG08 DK15 DK17 DK18 DK21 DP73 4B035 LC16 LE06 LG12 LG15 LG20 LG21 LG54 LK04 LK19 LP01 LP21 LP31 LP45 4B036 LE05 LE08 LF12 LH11 LH12 LH13 LH15 LH22 LK01 LP01 LP09 LP17 LP19 4B046 LA09 LC15 LE01 LE11 LG11 LG16 LG18 LG20 LG60 LP01 LP10 LP69 LP71

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小麦粉や米粉などの穀物粉、澱粉、加工
    澱粉などの澱粉類の少なくとも1つを用い、シルク蛋白
    を添加して混練され、シートに成形されていることを特
    徴とする練りシート生地。
  2. 【請求項2】 ギョーザ、焼売、ワンタン、春巻、生春
    巻、クレープ、など包み食品に用いられる請求項1に記
    載の練りシート生地。
  3. 【請求項3】 厚さが0.1mm以上である請求項1〜
    3のいずれか1項に記載の練りシート生地。
  4. 【請求項4】 乳化油脂が添加されている請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の練りシート生地。
  5. 【請求項5】 増粘多糖類が添加されている請求項1〜
    4のいずれか1項に記載の練りシート生地。
  6. 【請求項6】 調味料が添加されている請求項1〜5の
    いずれか1項に記載の練りシート生地。
  7. 【請求項7】 加熱品であって水分が40%以下、また
    は非加熱品であって水分が28〜40%である請求項1
    〜6のいずれか1項に記載の練りシート生地。
  8. 【請求項8】 密封包装されている請求項1〜7のいず
    れか1項に記載の練りシート生地。
  9. 【請求項9】 冷蔵保存されている請求項1〜7のいず
    れか1項に記載の練りシート生地。
  10. 【請求項10】 冷凍保存されている請求項1〜7のい
    ずれか1項に記載の練りシート生地。
  11. 【請求項11】 小麦粉や米粉などの穀物粉、澱粉や加
    工澱粉などの澱粉類の1以上に、シルク蛋白を添加して
    水で混練したものを、160℃以下の加熱担持面に連続
    に塗布しながら加熱して所定の含水率を持った練りシー
    ト生地を製造することを特徴とする練りシート生地の製
    造方法。
  12. 【請求項12】 連続塗布は、相対移動する加熱担持面
    と、混練物を連続に供給する供給部と、の間で行う請求
    項11に記載の練りシート生地の製造方法。
  13. 【請求項13】 加熱処理して得た所定の含水率を持っ
    た練りシート生地は、その所定の含水率から乾燥しない
    間に密封する請求項11、12のいずれか1項に記載の
    練りシート生地の製造方法。
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