JP2002544293A - 充填剤入りのｌａｂパターン被覆フィルム - Google Patents

充填剤入りのｌａｂパターン被覆フィルム

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Abstract

(57)【要約】 上面及び下面を有する模様付きフィルムを有する被覆フィルムが提供される。少なくとも１つのＬＡＢ被覆領域及び少なくとも１つの被覆されていない領域が模様付きフィルムの上面にあり、模様付きフィルム上の被覆された及び被覆されていない領域の外観は明らかに均一であり、通常、フィルムの少なくとも一部分が粒子充填ＬＡＢで被覆されてフィルムの他の部分が被覆されていない時でも、視覚的に識別できない領域を有する表面を有する被覆フィルムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 発明の分野 本発明は、感圧接着剤の被覆されたテープ、より詳しくは、感圧接着剤の被覆
された低粘着バックサイズのパターン被覆テープに関する。
【０００２】 発明の背景 ３Ｍ社によって製造されたポップアップテープなどの、パターンの被覆された
低粘着バックサイズ（ＬＡＢ）層で覆われたフィルムを有するいくつかの透明な
テープは、平滑で光沢がある。従って、被覆パターンは見えにくく、テープは均
一な視覚的な外観を有する傾向がある。模様付きフィルム及び模様付きフィルム
で製造されたテープは、平滑なフィルムに対して低減されたフィルム光沢を有す
る傾向があり、すなわち、このようなフィルム及びテープは艶消しの外観を有す
る。時々、パターンの被覆されたＬＡＢ層は、フィルムの谷を充填し、フィルム
のピークの大部分を覆うことによって模様付きフィルムのトポグラフィー（凹凸
模様）を消す。従って、パターンの被覆された領域はかなり平滑で光沢があり、
フィルムの艶なしの、被覆されていない領域と非常に対照をなす。このため、被
覆パターンは見ることが容易であり、得られたテープは不均一な視覚的外観を有
する。
【０００３】 発明の概要 要するに、本発明の１つの態様において、上面及び下面を有する模様付きフィ
ルム裏材を有する被覆物品が提供される。このフィルム裏材の上面はパターンの
被覆された低粘着バックサイズ（ＬＡＢ）の層を有し、被覆されている領域と被
覆されていない領域とがあり、模様付きフィルム上の被覆されている及び被覆さ
れていない領域の外観は明らかに均一である。これは有利であり、また、通常、
フィルムの少なくとも一部分がＬＡＢで被覆されてフィルムの他の部分が被覆さ
れていないときでも、視覚的に識別できない領域を有する表面を有する被覆され
たフィルムを提供する。これは模様付きフィルムを用いる物品に特に有利である
が、本発明は非模様付きフィルムについても同じ利点を提供する。
【０００４】 少なくとも１つの被覆されていない領域を有するパターン被覆フィルムを指す
とき、「明らかに均一である」とは、被覆された及び被覆されていない領域の６
０度のフィルム光沢が、被覆されていない模様付きフィルム光沢の±５０％の範
囲内であることを意味する。被覆されていない領域を有しないパターン化被覆フ
ィルムを指すとき、「明らかに均一である」は、被覆された領域の６０度のフィ
ルム光沢が、被覆された領域の最も低い光沢の値の６０度のフィルム光沢の±５
０％の範囲内であることを意味する。
【０００５】 本発明で用いられるＬＡＢは、少なくとも１つの粒子充填剤、一般に、非晶質
シリカまたはアルミナなどの無機充填剤を含有し、粒子の直径が模様付きフィル
ムのトポグラフィーの特徴の範囲内であり、ＬＡＢの厚さ及びこのような直径は
一般に、１〜１０マイクロメータの範囲内である。概して、前記の充填剤は、低
粘着バックサイズ被膜の１〜１５重量部、好ましくは６〜１０重量部の範囲内で
存在している。
【０００６】 別の実施態様において、本発明は、上面及び下面を有するフィルムを有する被
覆フィルムであって、上面が、パターンの被覆された粒子充填低粘着バックサイ
ズ（ＬＡＢ）の層を有し、第１のＬＡＢで被覆された第１の領域及び第２のＬＡ
Ｂで被覆された第２の領域があり、前記のフィルム上の２つの被覆された領域の
外観が明らかに均一である、被覆フィルムを提供する。これは有利であり、また
、通常、前記フィルムの少なくとも一部分が第１のＬＡＢで被覆されて前記フィ
ルムの他の部分が第２のＬＡＢで被覆されているときでも、視覚的に識別できな
い領域を有する表面を有する被覆フィルムを提供する。これは、一般に、被膜重
量が異なり、第１の被覆領域とパターン被膜が異なるか、ＬＡＢの組成が異なっ
て初めてあらわれ、その場合には、模様付きフィルム上の被膜が異なっているよ
うに見えることがあり、前記のパターンが可視的になる。
【０００７】 更に別の実施態様において、本発明は、上面及び下面を有する模様付きフィル
ムを有する被覆フィルムであって、上面が、パターンの被覆された低粘着バック
サイズ（ＬＡＢ）の層を有し、第１のＬＡＢで被覆された少なくとも１つの領域
、第２のＬＡＢで被覆された少なくとも１つの領域で被覆されている領域及び被
覆されていない少なくとも１つの領域があり、模様付きフィルム上の前記の２つ
の被覆された領域及び被覆されていない領域の外観は明らかに均一である。これ
は有利であり、また、通常、前記フィルムの少なくとも一部分が第１のＬＡＢで
被覆され、別の部分が第２のＬＡＢで被覆されて前記フィルムの他の部分が被覆
されていないときでも、視覚的に識別できない領域を有する表面を有する被覆フ
ィルムを提供する。これは、一般に、被膜重量が異なり、第１の被覆領域とパタ
ーン被膜が異なるか、ＬＡＢの組成が異なって初めてあらわれ、その場合には、
模様付きフィルム上の被膜が異なっているように見えることがあり、前記のパタ
ーンが可視的になる。
【０００８】 前記の別の実施態様の両方において、第１及び第２のＬＡＢは同じ組成物また
は異なった組成物であってもよく、ＬＡＢが同じ組成物である場合、それらは濃
度によってまたは被覆パターンによってだけ変化することがある。
【０００９】 有利には、本発明は、パターンの被覆されたＬＡＢの使用を強化し、このよう
なパターンの被覆された模様付きフィルムの視覚的に均一な外観を提供したまま
、広範囲の剥離レベルを提供し、並びに示差的な剥離を可能にする。
【００１０】 好ましい実施態様の説明 パターン被覆は、広範囲の剥離レベルを可能にし、並びに剥離に差を付けるこ
と（示差的な剥離）を可能にする。パターンの被覆された物品は、テープフィル
ム裏材が平滑なフィルムであるときに均一な外観を有する傾向がある。選択され
たテープフィルム裏材が模様付きフィルムであると、パターン被膜の被覆された
領域がテクスチャーを覆い隠して平滑な表面の視覚的印象を提供する効果を有す
る。しかしながら、パターン被膜の被覆されていない部分は、変化しないままで
あり、テクスチャー表面の視覚的印象を提供し、それは、光沢がある（艶のある
）外観よりむしろ、一般に艶消しの（艶のない）外観である。
【００１１】 本発明は、パターンの被覆された模様付きフィルムをフィルムの幅の全体にわ
たって均一に見えるようにする手段を提供する。すなわち、被覆された及び被覆
されていない領域が艶消仕上を有するようにみえる。本発明は、ポップアップテ
ープなど、示差的な剥離を有する物品に特に有利である。ポップアップテープは
、各々のテープストリップ全体にわたって示差的な剥離を有することによって機
能する（例えば、米国特許第５，０８９，９４６号、第５，４０１，５４７号、
及び第５，６０７，７３７号を参照のこと）。示差的な剥離を達成する一つの方
法は、前記のテープフィルム裏材の一部分をＬＡＢでパターン被覆すると共にテ
ープフィルム裏材の残余の領域を完全に被覆することによる。
【００１２】 あるいは、上面及び下面を有する模様付きフィルムであって、上面が、パター
ンの被覆された低粘着バックサイズ（ＬＡＢ）の層を有し、前記の被覆されたパ
ターンが、第１のＬＡＢで被覆された少なくとも１つの領域及び第２のＬＡＢで
被覆された少なくとも１つの領域及び被覆されていない少なくとも１つの領域を
提供し、模様付きフィルム上の前記の２つの被覆された領域及び被覆されていな
い領域の外観が明らかに均一である、模様付きフィルムを被覆することは、本発
明の範囲内である。これは有利であり、また、通常、視覚的に識別できない領域
を有する表面を有する被覆されたフィルムを提供する。これは、一般に、被膜重
量が異なり、第１の被覆領域とパターン被膜が異なるか、ＬＡＢの組成が異なっ
て初めてあらわれ、その場合には、模様付きフィルム上の被膜が異なっているよ
うに見えることがあり、前記のパターンが可視的になる。
【００１３】 本発明は、パターンの被覆されたフィルムをフィルムの幅の全体にわたって均
一に見えるようにする手段を提供する。本発明は、ポップアップテープなど、示
差的な剥離を有する物品に特に有利である。ポップアップテープは、各々のテー
プストリップ全体にわたって示差的な剥離を有することによって機能する（例え
ば、米国特許第５，０８９，９４６号、第５，４０１，５４７号、及び第５，６
０７，７３７号を参照のこと）。示差的な剥離を達成する一つの方法は、前記の
テープフィルム裏材の一部分をＬＡＢでパターン被覆すると共にテープフィルム
裏材の残余の領域を完全に被覆することによる。
【００１４】 テープフィルム裏材がパターン被覆されると、この被覆された裏材は、Ｓｃｏ
ｔｃｈTMテープなどのテープロールに変換されてもよく、ＳｃｏｔｃｈTMポップ
アップテープなど、テープパッドに変換されてもよい。
【００１５】 テープロールに変換されるとき、各々のテープロールは、第１及び第２の対向
する主面を有する模様付きテープフィルム裏材を含み、接着剤層が模様付きテー
プフィルム裏材の第１の側面に永久的に付着され、接着剤の前記層が、ロール中
の模様付きテープフィルム裏材ストリップの隣接した層の前記第２の表面に沿っ
て剥離可能に付着され、各々の模様付きテープフィルム裏材の前記第２の表面が
、粒子充填低粘着バックサイズ層でパターン被覆される。このテープロールの形
状において、一定の長さの接着剤の被覆された模様付きフィルム裏材を、内芯材
の上に捲回し、次々と上に捲回し、接着剤の被覆されたテープのロールを形成す
る。
【００１６】 テープパッドに変換されるとき、各々のパッドは、次々と上に積み重ねて配置
された予備切断されたテープストリップで構成され、各々のテープストリップが
、第１及び第２の対向する主面及び第１及び第２の対向する端部を有する模様付
きフィルム裏材であって、各々のテープストリップの第１の端部が積層体中の隣
接したテープストリップの第２の端部と整列されている模様付きフィルム裏材、
及び前記テープフィルム裏材の前記第１の側面に永久的に付着された接着剤層を
含み、各々のテープストリップの接着剤の前記層が、パッド中の前記隣接した（
下方の）テープストリップの前記第２の表面に沿って剥離可能に付着される。
【００１７】 テープフィルム裏材は、テープストリップの各々が、接着剤層と積層体中の隣
接した（下方の）シートの第２の側面との間の前記裏材の第１の端部に隣接した
シートの各々の第１の端部の部分に沿って第１の粘着レベルを提供するための剥
離手段を含むように、変換される。この形状に製造されたいくつかのポップアッ
プテープは、平滑で光沢のある表面のテクスチャーを有する。このため、被覆パ
ターンは見えにくく、テープは均一な外観を有する傾向がある。概して、模様付
きフィルムを被覆することは、光沢を増し、非模様付きフィルム上の被膜より平
滑で光沢のある外観をもたらす。これは、前記のフィルムのトポグラフィーの特
徴が平滑なフィルムに適用された同様の被膜厚さと比較して、前記の被覆厚さよ
り小さいとき、特に当てはまる。
【００１８】 一般に、本明細書中で用いた用語「フィルムテープ裏材」は、ポリエステル、
ポリプロピレン、または上記の材料の組合せなど、概して平らな、柔軟な構造の
熱可塑性フィルムを意味する。好ましくは、このフィルムテープ裏材は、透明な
模様付きポリプロピレンである。本明細書中で用いた用語「模様付き」は、通常
、高さが約１０マイクロメータまで変化する特徴高さを有する表面を有するフィ
ルムを意味する。模様付きフィルムの例には、層分離上層を有する同時押出し多
層ポリプロピレンフィルム、艶消し被覆ポリプロピレン及びポリエステルフィル
ム、及びアセテートフィルムなどがある。
【００１９】 低粘着バックサイズは、感圧接着剤層から容易に剥離する材料を指し、以下に
列挙するものに限定されるわけではないが、シリコーン、フルオロカーボン、ア
クリレート、ウレタン、クロム錯体、グラフト化またはブロックシロキサン炭化
水素、及びこれらの材料のブレンドなどがある。いろいろな低粘着バックサイズ
の例が、米国特許第４，４２１，９０４号、第４，３１３，９８８号、及び第４
，２７９，７１７号（その全明細書を特に本願明細書に引用したものとする）に
見い出される。本発明に従って用いてもよい他の低粘着バックサイズは、米国特
許第２，６０７，７１１号、第２，８７６，８９４号、及び第２，５３２，０１
１号（その全明細書を本願明細書に引用したものとする）に記載されている。
【００２０】 感圧接着剤は、アクリル、シリコーン、ゴム樹脂、または何れかの他の適した
組成物からなってもよい。例えば、この接着剤は、アクリル接着剤ＩＯＡ（９５
％）／ＡＡ（４．５％）イソオクチルアクリレート／アクリル酸を含んでもよい
。本発明に用いるための接着剤は、米国特許第４，６９９，８４２号、第３，５
７８，６２２号、第３，３３１，７２９号、第２，９２６，１０５号、及び第４
，８３５，２１７号（その全明細書を特に本願明細書に引用したものとする）に
記載されている。再剥離可能な微小球接着剤（ＩＯＡ−アンモニウムアクリレー
トなど）もまた、本発明に従って使用するための接着剤として予想され、例えば
、米国特許第３，６９１，１４０号、第４，１６６，１５２号、及び第４，９９
４，３２２号に従って調製されてもよい。
【００２１】 ＬＡＢの代表的な被膜重量は、シリコーンだけを基準として、約０．８５ｇ／
ｍ2である。接着剤コート重量は通常４．８グレン／２４インチ2である。
【００２２】 無機粒子などの粒子充填剤をＬＡＢに加えることは、被膜の表面を荒くし、光
沢が増すのを妨げることがある。被膜厚さは、最も大きい粒度の直径より薄くな
ければならない。次いで、被覆パターンは見えにくく、均一な外観を有するテー
プが製造される。好ましくは、充填剤は、非晶質シリカ、アルミナ、または炭酸
カルシウム及びワックスなどの無機充填剤であり、粒子は低粘着バックサイズ被
覆層の厚さより大きい直径を有し、模様付きフィルムの特徴寸法の範囲内である
。充填剤は、低粘着バックサイズ被膜の１〜１５重量部、好ましくは６〜１０重
量部の範囲で存在している。
【００２３】 好ましくは、本発明は、模様付きフィルム上の被覆された及び被覆されていな
い領域の外観を整合させる方法を提供する。より一般には、本発明は、パターン
が、被覆された及び被覆されていない領域または多重被覆領域を生じるかどうか
に関わらず、フィルム上のパターンの被覆された層の外観を整合させる方法を提
供する。これは、３Ｍ社製のポップアップテープなど、示差的な剥離を有するテ
ープに特に有利であり、その理由は、前記のテープフィルムの一部だけがＬＡＢ
でパターン被覆されているからである。
【００２４】 本発明は更に、本発明の範囲を制限することを意図するものではない以下の実
施例によって説明される。下記の実施例において、すべての部、比及びパーセン
トは、特に断わらない限り、重量に基づいている。
【００２５】 実施例 試験方法 試験方法ＡＳＴＭ Ｄ２４５７−９０及びＢＹＫ−ガードナー曇り−光沢レフ
レクトメーターを用いて、黒いベルベット上で６０度の光沢をフィルム試料につ
いて、かつ黒くしたガラスタイル上でテープ試料について測定した。
【００２６】 実施例１ 均一な外観を有するパターン被覆ＬＡＢフィルム試料及びパターン被覆テープ
試料を作製するために用いた材料は以下の通りである。
【００２７】 ＬＡＢ： ５５部のＴＥＧＯTMＲＣ７１１（ＵＶ硬化性、バージニア州、ホープウェルのゴ
ールドシュミットケミカル・コーポレーション製のシリコーンアクリレート剥離
化合物） ４５部のＴＥＧＯTMＲＣ７２６（ＵＶ硬化性、バージニア州、ホープウェルのゴ
ールドシュミットケミカル・コーポレーション製のシリコーンアクリレート剥離
化合物） 光開始剤： ３部のＤａｒｏｃｕｒTM１１７３（ニューヨーク州、ホーソーンのチバ・ガイギ
ーコーポレーション製） 充填剤： ８部のＳｙｌｏｉｄTM ７０００（メリーランド州、ボルティモアのＷ．Ｒ．グ
レイス社製の合成非晶質シリカ粒子） フィルム： ＴＲＥＡＸ ＹＭTM厚さ１．６ミルの艶消しＢＯＰＰ（ロードアイランド州、ノ
ースキングストンのトーレイプラスチック（アメリカ）社製の艶消しポリプロピ
レンフィルム） プライマー： ９１部のＣＰ−３４３−３ 塩素化ポリオレフィンプライマー樹脂（テネシー州
、キングスポートのイーストマンケミカルプロダクツ製）及び９０９部のトルエ
ン（接着剤のフィルム裏材に対する付着を助けるため） 接着剤： アクリレート接着剤（９６％のイソオクチルアクリレート ／４％のアクリル酸
）
【００２８】 充填剤入りシリコーンＬＡＢを、多ロールコータで適用した。ＬＡＢを第１の
２つのロールに供給し、連続的に薄くし、パターン化ロールによってウェブに適
用した。パターン化ロールはゴムから作製された。ゴムは、被覆パターンの***
した画像を作り出すために切削されていた。被覆パターンは、異なった剥離レベ
ルを有する２つの領域（Ａ１及びＡ２）を提供する。ＬＡＢを、凸版印刷に似た
、パターン化ロールの***した領域によってウェブに適用した。パターンロール
は、交互のバンドの２つのセットに切削された。これらのバンドの一方のセット
は単に平滑な、***した表面であった。他方のセットは狭い、均一に隔置された
溝で切削された。
【００２９】 すべての実施例について、ＬＡＢの代表的な被膜重量は、シリコーンだけを基
準にして、約０．８５グラム／ｍ2であった。接着テープ試料については、接着
剤被膜重量は、一般に４．８グレン／２４インチ2であった。
【００３０】 鏡面光沢は、フィルム及びテープ試料の外観のグロス差の特性を決定するため
に有用な方法である。６０度の光沢の値をＬＡＢの被覆された模様付きフィルム
試料について測定し、第１表にまとめる。
【００３１】
【表１】
【００３２】 前記の低粘着バックサイズのパターン被覆された領域（Ａ１）上の被覆された
及び被覆されていない領域の外観は明らかに均一であった。完全に被覆されたＬ
ＡＢフィルム領域（Ａ２）の６０度の光沢値は、被覆されていないフィルムそれ
自体について測定されたグロス値に比較して相対的に変化していなかった（粒子
配合量に依存して、約６〜１０単位の減少）。これらの被覆された領域の間の差
は、互いに視覚的に識別できなかった。
【００３３】 接着剤の被覆されたテープ試料の結果を下記の第２表に記録する。
【００３４】
【表２】
【００３５】 一般に、接着剤被膜は、より低い光沢値またはより艶のない外観をもたらした
。ＬＡＢの被覆された模様付きフィルムについて上に指摘された傾向は、接着剤
の被覆されたテープ試料については似ており、視覚的に均一な外観を有する接着
テープをもたらした。
【００３６】 本発明のいろいろな改良及び変更が本発明の範囲及び原理から外れることなく
実施できることは、当業者には明白であろう。また、本発明が上に明らかにされ
た具体的な実施態様に不当に制限されるべきでないことが理解されるべきである
。すべての刊行物及び特許は、それぞれの個々の刊行物または特許を本願明細書
で参考に引用した場合、それを具体的にかつ個別に示した場合と同程度に引用し
たものとする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ボルク，スーザン エヌ． アメリカ合衆国，ミネソタ 55133−3427， セント ポール，ピー．オー．ボックス 33427 (72)発明者 ランデン，ニール エー． アメリカ合衆国，ミネソタ 55133−3427， セント ポール，ピー．オー．ボックス 33427 Ｆターム(参考） 4F100 AA20B AK01A AK07 AK25 AR00B AR00C BA02 BA03 BA07 BA10B CA23B CB05 DC21C DE01B EH46 GB90 HB00A JA12B JN21 4J004 AA05 AA10 AA11 AB01 CA04 CA06 CC03 DA01 DA04 DA06 DB01 FA01 FA08 4J040 CA001 DF001 EK001 JA09 JB09 PA23

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 上面及び下面を有する模様付きフィルム裏材と、前記上面の
    上にある、パターンの被覆された粒子充填低粘着バックサイズ（ＬＡＢ）の層と
    を有する被覆物品であって、前記模様付きフィルム裏材の上面に、被覆されてい
    る領域及び被覆されていない領域があり、模様付きフィルム裏材上の前記被覆さ
    れている及び被覆されていない領域の外観が視覚的に均一である、被覆物品。
  2. 【請求項２】 前記粒子充填剤が非晶質シリカである、請求項１に記載の被
    覆物品。
  3. 【請求項３】 前記粒子充填剤が、前記低粘着バックサイズ被覆層の厚さよ
    り大きい直径を有する、請求項１に記載の被覆物品。
  4. 【請求項４】 前記粒子充填剤が、前記低粘着バックサイズ被膜の１〜１５
    重量部の範囲で存在している、請求項１に記載の被覆物品。
  5. 【請求項５】 次々と上に積み重ねて配置された予備切断されたテープスト
    リップを含むテープパッドであって、各々のテープストリップが、第１及び第２
    の対向する主面及び第１及び第２の対向する端部を有する模様付きテープフィル
    ム裏材を含み、各々のテープストリップの前記第１の端部が前記積層体中の隣接
    したテープストリップの前記第２の端部と整列されていて、前記模様付きテープ
    フィルム裏材の前記第１の側面に永久的に付着された各々のテープストリップの
    接着剤層が、前記パッド中の前記隣接した（下方の）テープストリップの前記第
    ２の表面に沿って剥離可能に付着され、各々の模様付きテープフィルム裏材の前
    記第２の表面が粒子充填低粘着バックサイズ層でパターン被覆されている、テー
    プパッド。
  6. 【請求項６】 第１及び第２の対向する主面を有する模様付きテープフィル
    ム裏材を含むテープロールであって、接着剤層が模様付きテープフィルム裏材の
    第１の側面に永久的に付着され、接着剤の該層が、ロール中の模様付きテープフ
    ィルム裏材ストリップの隣接した層の前記第２の表面に沿って剥離可能に付着さ
    れ、各々の模様付きテープフィルム裏材の前記第２の表面が、粒子充填低粘着バ
    ックサイズ層でパターン被覆される、テープロール。
  7. 【請求項７】 上面及び下面を有するフィルムを含む被覆フィルムであって
    、前記上面が、パターンの被覆された粒子充填低粘着バックサイズの層を有し、
    第１の低粘着バックサイズで被覆された第１の領域及び第２の低粘着バックサイ
    ズで被覆された第２の領域があり、前記フィルム上の前記２つの被覆された領域
    の外観が明らかに均一である、被覆フィルム。
  8. 【請求項８】 前記第１及び第２の低粘着バックサイズが同一である、請求
    項７に記載の被覆フィルム。
  9. 【請求項９】 前記第１及び第２の低粘着バックサイズが異なっている、請
    求項７に記載の被覆フィルム。
  10. 【請求項１０】 前記第１の領域及び前記第２の領域が異なったパターンで
    被覆される、請求項８に記載の被覆フィルム。
  11. 【請求項１１】 上面及び下面を有する模様付きフィルムを含む被覆フィル
    ムであって、前記上面が、パターンの被覆された低粘着バックサイズ（ＬＡＢ）
    の層を有し、第１の低粘着バックサイズで被覆された少なくとも１つの領域、第
    ２の低粘着バックサイズで被覆された少なくとも１つの領域で被覆されている領
    域及び被覆されていない少なくとも１つの領域があり、前記２つの被覆されてい
    る領域及び被覆されていない領域の外観が明らかに均一である、被覆フィルム。
  12. 【請求項１２】 前記第１及び第２の低粘着バックサイズが同一である、請
    求項１１に記載の被覆フィルム。
  13. 【請求項１３】 前記第１及び第２の低粘着バックサイズが異なっている、
    請求項１１に記載の被覆フィルム。
  14. 【請求項１４】 前記第１の領域及び前記第２の領域が異なったパターンで
    被覆される、請求項１２に記載の被覆フィルム。
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