JP2002543264A - 低芳香族組成物 - Google Patents

低芳香族組成物

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JP2002543264A
JP2002543264A JP2000615695A JP2000615695A JP2002543264A JP 2002543264 A JP2002543264 A JP 2002543264A JP 2000615695 A JP2000615695 A JP 2000615695A JP 2000615695 A JP2000615695 A JP 2000615695A JP 2002543264 A JP2002543264 A JP 2002543264A
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Abstract

(57)【要約】 （ａ）炭化水素成分及びｂ）エステル成分を含んで成る組成物であって、該組成物は、（ｉ）該組成物の全容積に対して１３容量％未満の芳香族化合物を有し、（ｉｉ）１３５〜２６０℃の範囲内にある蒸留範囲を有し、そして（ｉｉｉ）３４又はそれより大きいカウリブタノール価を有することを特徴とする組成物が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の分野】
本発明は、環境及び健康の観点から有利にする低い芳香族含有率（ｌｏｗ ａ
ｒｏｍａｔｉｃ ｃｏｎｔｅｎｔ）を有するが優れた溶解力特性（ｓｏｌｖｅｎ
ｃｙｃｈａｒａｃｔｅｒｉｓｔｉｃｓ）を有する溶媒組成物に関する。本発明は
、該溶媒を製造する方法及び該溶媒の使用にも関する。この溶媒組成物は、ホワ
イトスピリットの代替物として特に有用である。
【０００２】
【発明の背景】 高い芳香族含有率を有する溶媒（ホワイトスピリットの如
き）の使用は、良好な溶解力特性が要求される多数の用途においてある相当な期
間知られている（“Ｄｉｒｅｃｔｏｒｙ ｏｆ ｓｏｌｖｅｎｔｓ”，Ｅｄｉｔ
ｅｄ ｂｙ Ｂ．Ｐ．Ｗｈｉｍ ａｎｄ Ｐ．Ｇ．Ｊｏｈｎｓｏｎ，Ｂｌａｃｋ
ｉｅ Ａｃａｄｅｍｉｃ ａｎｄ Ｐｒｏｆｅｓｓｉｏｎａｌ参照）。
【０００３】 しかしながら、高い芳香族含有率を有する溶媒は、良好な溶解力を与えるけれ
ども、健康及び環境の観点からは欠点がある。例えば、ホワイトスピリットの如
き溶媒を使用する際に放出される芳香族化合物を含有する揮発性有機成分（ＶＯ
Ｃｓ）は、例えば飽和製品に比較して対流圏におけるオゾンの増加した生成の原
因となる（“Ｐｈｏｔｏｃｈｅｍｉｃａｌ ｏｚｏｎｅ ｃｒｅａｔｉｏｎ ｐ
ｏｔｅｎｔｉａｌｓ ｆｏｒ ａ ｌａｒｇｅ ｎｕｍｂｅｒ ｏｆ ｒｅａｃ
ｔｉｖｅ ｈｙｄｒｏｃａｒｂｏｎｓ ｕｎｄｅｒ Ｅｕｒｏｐｅａｎ ｃｏｎ
ｄｉｔｉｏｎｓ”，Ｒ．Ｇ．Ｄｅｒｗｅｎｔ，Ｍ．Ｅ．Ｊｅｎｋｉｎ ａｎｄ
Ｓ．Ｍ．Ｓａｕｎｄｅｒｓ，Ａｔｏｍｏｓｐｈｅｒｉｃ Ｅｎｖｉｒｏｎｍｅｎ
ｔ，Ｖｏｌ．３０，Ｎｏ．２，１８１−１９９，１９９６参照）。更に、芳香族
含有化合物及びオゾンは有毒である。かくして、高芳香族溶媒は使用者の健康に
有害であり、そし環境に損害を与えることがある。溶媒の環境的分類のためのヨ
ーロピアン・ケミカル・インダストリアル・カウンシル（ＣＥＦＩＣ）スキーム
に従えば、あるホワイトスピリット銘柄は、環境にたいして危険であると分類さ
れている。ホワイトスピリット中の芳香族化合物のＰＯＣＰｓ（Ｐｈｏｔｏｃｈ
ｅｍｉｃａｌ Ｏｚｏｎｅ Ｃｒｅａｔｉｏｎ Ｐｏｔｅｎｔｉａｌｓ）は、脂
肪族炭化水素及びエステルのＰＯＣＰｓより高い（“Ｐｈｏｔｏｃｈｅｍｉｃａ
ｌ ｏｚｏｎｅ ｃｒｅａｔｉｏｎ ｐｏｔｅｎｔｉａｌｓ ｆｏｒ ａ ｌａ
ｒｇｅ ｎｕｍｂｅｒ ｏｆ ｒｅａｃｔｉｖｅ ｈｙｄｒｏｃａｒｂｏｎｓ
ｕｎｄｅｒ Ｅｕｒｏｐｅａｎ ｃｏｎｄｉｔｉｏｎｓ”，Ｒ．Ｇ．Ｄｅｒｗｅ
ｎｔ，Ｍ．Ｅ．Ｊｅｎｋｉｎ ａｎｄ Ｓ．Ｍ．Ｓａｕｎｄｅｒｓ，Ａｔｏｍｏ
ｓｐｈｅｒｉｃ Ｅｎｖｉｒｏｎｍｅｎｔ，Ｖｏｌ．３０，Ｎｏ．２，１８１−
１９９，１９９６参照）。しかしながら、芳香族化合物の低い含有率を有する溶
媒は健康及び環境にたいする有害さがより少ないと考えられる。
【０００４】 かくして、芳香族化合物を含まないか又は低い芳香族含有率を有する溶媒を使
用することが望ましい。このような溶媒は過去において提唱された（“Ｄｉｒｅ
ｃｔｏｒｙ ｏｆ ｓｏｌｖｅｎｔｓ”，Ｅｄｉｔｅｄ ｂｙ Ｂ．Ｐ．Ｗｈｉ
ｍ ａｎｄ Ｐ．Ｇ．Ｊｏｈｎｓｏｎ，Ｂｌａｃｋｉｅ Ａｃａｄｅｍｉｃ ａ
ｎｄ Ｐｒｏｆｅｓｓｉｏｎａｌ参照）。１容量％より少ない芳香族含有率を有
する炭化水素はＣＥＦＩＣ分類では危険であるとは分類されておらず、そしてそ
れらは上記した如く芳香族化合物より低いＰＯＣＰ値を示す。ＦＲ２５１１０１
９Ａは５％よりすくない芳香族化合物を有するホワイトスピリットと他の溶媒と
の混合物を含んで成る希釈剤を記載している。ＥＰ０４９５３４８Ａは、０．５
重量％以下の芳香族化合物を有するイソパラフィンを含有する新しい自動車から
保護コーティングを除去するための組成物を記載している。しかしながら、この
ような溶媒の揮発性はホワイトスピリットの揮発性と同様であるけれども、この
ような溶媒は低い溶解力（ｓｏｌｖｅｎｃｙ ｐｏｗｅｒ）を有するので、この
ような溶媒に関しては問題がある。かくしてこのような溶媒の使用は限定される
。
【０００５】 エステル化合物の溶解力は高いことが知られている（“Ｃ．Ｎｉｅｌｓｅｎ，
“Ｖｅｇｅｔａｂｌｅ ｅｓｔｅｒｓ − ｃｌｅａｎｉｎｆ ａｇｅｎｔｓ
ｉｎ ｔｈｅ ｐａｉｎｔ ａｎｄ ｉｎｋ ｉｎｄｕｓｔｒｙ”， ｐｒｅｓ
ｅｎｔａｔｉｏｎ ｂｙ Ｃ．Ｎｉｅｌｓｅｎ，Ｉｎｓｔｉｔｕｔｅ Ｍａｕｒ
ｉｃｅ，Ｂｒｕｓｓｅｌｓ−Ａｎｄｅｒｌｅｃｈｔ，Ｂｅｌｇｉｕｍ １９９９
；ａｎｄ“Ｍｅｔａｌ ｃｌｅａｎｉｎｇ ａｎｄ ｄｅｇｒｅａｓｉｎｇ ｗ
ｉｔｈ ｖｅｇｅｔａｂｌｅ−ｂａｓｅｄ ｆａｔｔｙ ａｃｉｄ ｅｓｔｅｒ
ｓ”，Ｄｅｍｉ Ｔｈｅｏｄｒｉ／Ｃｈｅｍｉｅｗｉｎｋｅｌ，Ｕｎｉｖｅｒｓ
ｉｔｙ ｏｆ Ａｍｓｔｅｒｄａｍ参照）。ＷＯ９１／０６６９０は、脂肪族炭
化水素及びエステルのような極性基を有する有機化合物を含有する印刷回路板洗
浄用の混合物を記載している。特開平５−９８２９７は、炭化水素２０〜９０％
、エステル５〜５０％及び界面活性剤５〜４０％を含んで成る洗浄剤を開示して
いる。更に、エステルは一般に有害な芳香族化合物及びＶＯＣｓを含有しておら
ず、従って環境又は健康に危険な化合物として分類されない。しかしながら、エ
ステルの溶解力は高いけれども、それらは低い揮発性を有する。この特徴は溶媒
としてのそれらの使用を限定する。何故ならばそれらは非常に長い蒸発時間を有
し、そのため多くの目的に実用的ではない。例えば、あるペイント用途のための
溶媒としてエステルを使用すると、ペイントは乾燥するのにあまりにも長くかか
り、そして実際粘着性のままであることがある。
【０００６】
【発明の要約】
本発明は、上記した既知の溶媒組成物に関連した欠点を克服することを目的と
する。従って、本発明は、 （ａ）炭化水素成分及び （ｂ）エステル成分、 を含んで成る組成物であって、該組成物は、 （ｉ）該組成物の全容積に対して１３容量％未満の芳香族化合物を有し、 （ｉｉ）１３５〜２６０℃の範囲内にある蒸留範囲を有し、そして （ｉｉｉ）３４又はそれより大きいカウリブタノール価（Ｋａｕｒｉ ｂｕｔ
ａｎｏｌ ｖａｌｕｅ）を有する、 ことを特徴とする組成物を提供する。
【０００７】 本発明は、炭化水素成分をエステル成分と混合することを含んで成る、上記し
た組成物の製造方法も提供する。
【０００８】 上記した組成物を溶媒として含んで成るコーティング組成物、及び上記した組
成物を溶媒として含んで成る洗浄組成物（ｃｌｅａｎｉｎｇ ｃｏｍｐｏｓｉｔ
ｉｏｎ）が更に本発明により提供される。
【０００９】 本発明の組成物を使用すると、より少ない量の芳香族化合物を含んで成り、そ
れにより健康及び環境について製品利益を与える製品が提供される（本発明の組
成物は以前の組成物より少ない芳香族化合物及びより低いＰＯＣＰ値を有する）
。しかしながら、これにもかかわらず、組成物の揮発性及び溶解力特性は優れて
いる。
【００１０】 本発明の組成物は、特に溶媒として（特にホワイトスピリットに対する代替物
として）多様な用途を有し、これらの用途にはペイント、ワニス、ラッカー、シ
ーリング及び色付け（ｓｔａｉｎｉｎｇ）組成物の如きコーティング組成物用の
溶媒としての用途が包含される。本発明の組成物は金属洗浄組成物の如き洗浄組
成物においても又接着剤用の溶媒としても有用である。本発明の組成物は、アル
キド樹脂用の溶媒として、プラスチゾル用の希釈剤として、又印刷工業で使用す
るための溶媒として使用することもできる。
【００１１】
【好ましい態様の説明】
本発明の組成物のエステル含有率は、組成物がその蒸留及び溶解力特性を保持
しているという条件下で、特に限定はされない。しかしながら、典型的には、本
発明の組成物はエステル成分５０容量％又は５０容量％未満を含有する。好まし
くは、本組成物はエステル成分１〜１０容量％を含有する。更に好ましくは、本
組成物はエステル成分１〜４容量％を含有する。
【００１２】 本発明の組成物は、ＡＳＴＭ Ｄ １３１９に従って測定して、芳香族化合物
１３容量％未満を含有する。典型的には、本発明の組成物は芳香族化合物１０容
量％又は１０容量％未満、好ましくは芳香族化合物５容量％又は５容量％未満、
最も好ましくは芳香族化合物１容量％又は１容量％未満を含有する。
【００１３】 本発明の組成物の蒸留範囲はＡＳＴＭ Ｄ ８６に従って測定して１３５〜２
６０℃の範囲内にある。蒸留範囲は、最初の沸点と最後の沸点により規定され、
そして全体としての組成物の揮発性の目安である。「範囲内にある」という用語
は、組成物の最初の沸点が１３５℃という低いものであることができそして組成
物の最終沸点は２６０℃という高いものであることができるような、２つの境界
値を含むものであることを意図する。広い蒸留範囲は、組成物の個々の化学的成
分の異なる沸点から生じる。好ましい態様では、組成物の蒸留範囲は１４５〜２
４０℃の範囲内にある。
【００１４】 本発明の組成物は、そのカウリブタノール価により測定して、３４又はそれよ
り大きい溶解力を有する。カウリブタノール価は、ノルマルブチルアルコール中
のカウリ樹脂の標準溶液２０ｇに加えるとき規定された程度の濁りを生じるのに
必要な、規定された標準に対して補正された、溶媒の２５℃における容積である
。高い値は相対的に強い溶解力を示す。本発明においては、カウリブタノール価
はＡＳＴＭ Ｄ １１３３に従って測定された。典型的には、本発明の組成物は
３５又はそれより大きい、好ましくは３８又はそれより大きいカウリブタノール
価を有する。
【００１５】 本発明の組成物の引火点は、組成物が使用されるべき特定の用途の安全性の要
求を満足するという条件下で、特に限定されない。しかしながら、好ましい態様
では、本発明の組成物はＡＳＴＭ Ｄ ９３に従って測定して３８℃又はそれよ
り高い引火点、好ましくは４０℃又はそれより高い引火点を有する。
【００１６】 本発明の組成物の蒸発速度は、組成物が本発明に従って要求される蒸留範囲及
び溶解力を有するという条件下で、特に限定されない。蒸発速度はジエチルエー
テルの蒸発時間に対する問題の溶媒の蒸発時間の比である。本発明の組成物は、
ＤＩＮ ５３１７０に従って測定して、２５０又は２５０未満（ジエチルエーテ
ル＝１）の蒸発速度を有することが好ましい。典型的には、本発明の組成物は６
０又は６０未満、更に好ましくは５５又は５５未満の蒸発速度を有する。
【００１７】 本発明の組成物の炭化水素含有率は、組成物がその蒸留範囲及び溶解力特性を
保持するという条件下で、特に限定されない。しかしながら、本発明の組成物は
典型的には、５０容量％又はそれより多くの炭化水素成分を含有する。好ましく
は、本組成物は９１〜９９容量％の炭化水素成分を含有する。更に好ましくは、
該組成物は炭化水素成分９６〜９９容量％を含有する。
【００１８】 本発明の組成物の炭化水素成分は、１種又はそれより多くの個々の炭化水素を
含んで成ることができ、又は炭化水素留分（ｈｙｄｒｏｃａｒｂｏｎ ｃｕｔ）
を含んで成ることができる。「炭化水素留分」とは、炭化水素を含んで成るクラ
ッキング処理からの留分を意味する。典型的には、炭化水素留分は１３５〜２６
０℃の範囲内にある蒸留範囲、好ましくは１４５〜２４０℃の範囲内にある蒸留
範囲を有する。更に好ましくは、炭化水素留分は１４０〜１９０℃、１４５〜２
２０℃、１８５〜２１５℃又は１９０〜２２０℃の範囲内にある蒸留範囲を有す
る。本発明の好ましい態様では、炭化水素留分はホワイトスピリット、ｎ−パラ
フィン、イソパラフィン及び／又はケロセンを含んで成ることができる。
【００１９】 炭化水素成分の芳香族含有率は、最終組成物の芳香族含有率が１３容量％以下
であるという条件下で、特に限定されない。しかしながら、炭化水素成分の芳香
族含有率は１３容量％より少なく、好ましくは１０容量％又はそれより少なく、
、更に好ましくは５容量％又はそれより少なく、最も好ましくは１容量％又はそ
れより少ない。本発明の１つの態様では、炭化水素成分は脱芳香族化された炭化
水素留分（ｄｅ−ａｒｏｍａｔｉｓｅｄ ｈｙｄｒｏｃａｒｂｏｎ ｃｕｔ）の
如き脱芳香族化された炭化水素成分である。脱芳香族化されたとは、炭化水素成
分がその芳香族化合物の含有率を減少するための処理を受けたことを意味する。
【００２０】 炭化水素成分は、いかなる既知の方法によっても脱芳香族化されうる。１つの
このような方法は、ケロセンを水素で処理するのに普通に使用される水素処理法
（ｈｙｄｒｏｔｒｅａｔｍｅｎｔ ｍｅｔｈｏｄ）である。この方法では、炭化
水素留分を水素と反応させる。水素に富んだガスの流れを供給原料に加え、そし
て一緒にした流れを、反応器投入物加熱器（ｒｅａｃｔｏｒ ｃｈａｒｇｅ ｈ
ｅａｔｅｒ）に通す前に反応器供給物／流出液交換器において加熱して、反応に
必要な温度を得る。熱い供給物を単一反応容器における３つの触媒床を下向きに
通し、そこで触媒は水素による芳香族化合物の飽和を促進する。使用される触媒
はアルミノケイ酸塩支持体上の白金である。次いで反応器流出液を冷却する。冷
却の後、流出液は高圧分離器に進み、そこで流れはフラッシユにより蒸気と液体
に分離する。液体生成物をストリッパー塔に通す。ストリッパー塔から取り出さ
れた軽質炭化水素を燃料ガスに送る。ガソリンをストリッパー塔頂アキュームレ
ータ（ｓｔｒｉｐｐｅｒ ｏｖｅｒｈｅａｄｓ ａｃｃｕｍｕｌａｔｏｒ）から
液体として取り出す。ストリッパー残油（最終生成物）を集める。
【００２１】 典型的には、炭化水素成分は脱芳香族化された炭化水素成分である。好ましく
は、炭化水素成分の硫黄含有率は５ｐｐｍ又は５ｐｐｍ未満、更に好ましくは、
２ｐｐｍ又は２ｐｐｍ未満である。
【００２２】 本発明で使用するための低芳香族含有率を有する特に好ましい炭化水素成分は
、両方共ベルギーのＦｉｎａ Ｃｈｅｍｉｃａｌｓの製品であるＦｉｎａｌａｎ R ４０及びＦｉｎａｌａｎR６０である。
【００２３】 本発明の好ましい態様では、組成物のエステル成分は６〜１２個の炭素原子を
有するモノアルコールのエステル、４〜８個の炭素原子を有するポリアルコール
のエステル、ヒドロキシ酸化合物のエステル又はそれらの混合物を含んで成る。
更に好ましくは、エステル成分はメチルカプリレート及び／又はメチルヘプタノ
エートを含んで成る。
【００２４】 エステル成分の蒸留範囲は、最終組成物の蒸留範囲が１３５〜２６０℃の範囲
内にあるままであるという条件下で、特に限定されない。しかしながら、エステ
ル成分の蒸留範囲は１３５〜２４０℃であることが好ましく、更に好ましくは１
４５〜２２０℃の範囲内にある。
【００２５】 本発明の組成物は一般にいくらかの既知の洗浄組成物と違って、界面活性剤を
含まない。かくして本発明の組成物は好ましくは界面活性剤５重量％未満を含む
。更に好ましくは、本組成物は実質的に界面活性剤を含まない。
【００２６】 本発明の態様を例としてのみ下記に説明する。
【００２７】 実施例 下記の実施例において、本発明に従う組成物の７つのブレンド（ａ）〜（ｇ）
を配合しそしてホワイトスピリット（ベルギーのＦｉｎａ Ｃｈｅｍｉｃａｌｓ
の製品）と比較した。ブレンドを配合するのに使用された個々の成分の詳細は表
１に下記する。
【００２８】
【表１】
【００２９】 表２で下記に示された下記のブレンドを上記成分を使用して配合した。
【００３０】
【表２】
【００３１】 得られるブレンドの性質を表３に下記で示す。
【００３２】
【表３】
【００３３】 上記実施例のブレンドから、本発明の組成物は、有意により少ない量の芳香族
化合物を有するにもかかわらず、それらの溶解力特性が慣用のホワイトスピリッ
トに匹敵するが又は慣用のホワイトスピリットより優れていることがわかる。か
くして本発明の組成物は、健康及び環境に対する危険がより少ないので、慣用の
ホワイトスピリットより優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｃ１１Ｄ 7/50 Ｃ１１Ｄ 7/50 (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ， ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ， ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，Ｃ Ｎ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＥ ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ， ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，Ｋ Ｐ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ， ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，Ｓ Ｇ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 （ａ）炭化水素成分及び ｂ）エステル成分、 を含んで成る組成物であって、該組成物は、 （ｉ）該組成物の全容積に対して１３容量％未満の芳香族化合物を有し、 （ｉｉ）１３５〜２６０℃の範囲内にある蒸留範囲を有し、そして （ｉｉｉ）３４又はそれより大きいカウリブタノール価を有する、 ことを特徴とする組成物。
  2. 【請求項２】 該組成物がエステル成分５０容量％又は５０容量％未満を含
    んで成る請求項１に記載の組成物。
  3. 【請求項３】 該組成物がエステル成分１〜１０％を含んで成る請求項２に
    記載の組成物。
  4. 【請求項４】 該組成物が芳香族化合物５容量％又は５容量％未満を含んで
    成る前記請求項のいずれかに記載の組成物。
  5. 【請求項５】 該組成物が１４５〜２４０℃の範囲内にある蒸留範囲を有す
    る前記請求項のいずれかに記載の組成物。
  6. 【請求項６】 該組成物が３５又はそれより大きいカウリブタノール価を有
    する前記請求項のいずれかに記載の組成物。
  7. 【請求項７】 該組成物が３８℃又はそれより高い引火点を有する前記請求
    項のいずれかに記載の組成物。
  8. 【請求項８】 該炭化水素成分が脱芳香族化された炭化水素留分を含んで成
    る前記請求項のいずれかに記載の組成物。
  9. 【請求項９】 該脱芳香族化された炭化水素留分が芳香族化合物５容量％又
    は５容量％未満を含んで成る請求項８に記載の組成物。
  10. 【請求項１０】 該炭化水素成分が、ホワイトスピリット、ｎ−パラフィン
    、イソパラフィン及び／又はケロセンを含んで成る前記請求項のいずれかに記載
    の組成物。
  11. 【請求項１１】 該炭化水素成分が、１４０〜１９０℃、１４５〜２２０℃
    、１８５〜２１５℃又は１９０〜２２０℃の範囲内にある蒸留範囲を有する前記
    請求項のいずれかに記載の組成物。
  12. 【請求項１２】 該エステル成分が、６〜１２個の炭素原子を有するモノア
    ルコールのエステル、４〜８個の炭素原子を有するポリアルコールのエステル、
    、ヒドロキシ酸化合物のエステル又はそれらの混合物を含んで成る前記請求項の
    いずれかに記載の組成物。
  13. 【請求項１３】 該エステル成分がメチルカプリレート及び／又はメチルヘ
    プタノエートを含んで成る請求項１２に記載の組成物。
  14. 【請求項１４】 該エステル成分が１３５〜２２０℃の範囲内にある蒸留範
    囲を有する前記請求項のいずれかに記載の組成物。
  15. 【請求項１５】 ホワイトスピリットを更に含んで成る前記請求項のいずれ
    かに記載の組成物。
  16. 【請求項１６】 該炭化水素成分を該エステル成分と混合することを含んで
    成る請求項１〜１５のいずれかに記載の組成物の製造方法。
  17. 【請求項１７】 ホワイトスピリットを該炭化水素成分及び該エステル成分
    と混合することを更に含んで成る請求項１６に記載の方法。
  18. 【請求項１８】 請求項１〜１５のいずれかに記載の組成物を溶媒として含
    んで成るコーティング組成物。
  19. 【請求項１９】 ペイント、ワニス、シーラント又は色つけ組成物である請
    求項１８に記載のコーティング組成物。
  20. 【請求項２０】 請求項１〜１５のいずれかに記載の組成物を溶媒として含
    んで成る洗浄組成物。
  21. 【請求項２１】 コーティング組成物における請求項１〜１５のいずれかに
    記載の組成物の溶媒としての使用。
  22. 【請求項２２】 洗浄組成物における請求項１〜１５のいずれかに記載の組
    成物の溶媒としての使用。
  23. 【請求項２３】 該溶媒組成物の溶解力を増加させるための、芳香族化合物
    １３容量％未満を有する低芳香族製品を含んで成る溶媒組成物におけるエステル
    化合物の使用。
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