JP2002542309A - 酸無水物基を含有するポリマーを基礎とする熱硬化性組成物 - Google Patents

酸無水物基を含有するポリマーを基礎とする熱硬化性組成物

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JP2002542309A JP2000599817A JP2000599817A JP2002542309A JP 2002542309 A JP2002542309 A JP 2002542309A JP 2000599817 A JP2000599817 A JP 2000599817A JP 2000599817 A JP2000599817 A JP 2000599817A JP 2002542309 A JP2002542309 A JP 2002542309A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、(A)酸無水物基ポリマーと、(B)少なくとも1種類のアミンが部分的に添加されたモレキュラーシーブと、(C)(A)、(B)、および(C)の混合物の加工温度より高温に加熱すると水を放出可能な充填剤と、の混合物から実質的になる熱可塑性組成物に関する。これらの組成物は、ホットメルトおよび電気ケーブルの被覆材の作製に特に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、 (A)酸無水物基を含有するポリマーと、 (B)少なくとも1種類のアミンが部分的に添加されたモレキュラーシーブと
、 (C)(A)、(B)、および(C)の混合物の加工温度より高温に加熱する
ことによって水を放出することができる充填剤と、 を必須としてなる、酸無水物基を含有するポリマーを主成分とする熱硬化性組成
物に関する。
【0002】 上記組成物では、脱水温度より高温における(C)の水によってモレキュラー
シーブBからアミンが放出され、続いてこのアミンによってポリマー(A)が架
橋される。
【0003】 本発明の組成物は、無水条件、ならびにアミン脱着温度および脱水温度より低
温において、押出機または任意の混合装置を使用して成分(A)、(B)、およ
び(C)を混合することによって製造することができる。得られる混合物は熱可
塑性であり、ペレットの形態に成形することができる。さらにこれらのペレット
は、電気ケーブルを絶縁するための接着剤(ホットメルト接着剤(HMA))の
作製や、押出成形によるチューブの作製や、射出成形による任意の目的に使用す
ることができる。この後、加熱することによって架橋が行われる。
【0004】 従来技術の米国特許第5792816号は、ポリマー(A)および(B)少な
くとも1種類のアミンが部分的に添加されたモレキュラーシーブとの混合物を開
示しており、(i)湿気の注入、または水の添加、または水で飽和した固体また
は結晶水を有する塩のいずれか、あるいは(ii)アミン脱着温度より高温への
組成物の加熱のいずれかによって、(A)の架橋に使用されるアミンを放出させ
ることができると説明している。
【0005】 4A−モルシーブ(molsieve)に吸着させたエチレンジアミンの脱着
温度は約175℃である。175℃の高温までの加熱が架橋には望ましくない場
合があり、充填剤から脱着される水を使用することがより好都合である。適切な
充填剤を選択することによって、この温度を調整することができる。
【0006】 上記従来技術の欠点は、水、飽和固体、または結晶水を含有する塩の導入が困
難なことである。唯一合理的な方法は湿気の注入である。
【0007】 ホットメルト接着剤は、書類の接着においてより人気が高まっている。これら
の接着剤は無溶剤であり、汚染の問題なしに取り扱いが可能である。さらに、こ
れらは短いサイクル時間の製造工程に適している。ホットメルト接着剤が本来も
っている欠点、すなわち高温での接着強度が低いことは、融解すると反応が起っ
て二度と融解しない材料となるか、あるいははるかに高温においてのみ融解しな
いようになる反応系をホットメルト接着剤に使用することによって最近克服され
るようになった。
【0008】 このような反応性ホットメルト接着剤のなかで特に重要なものは、湿気架橋性
ホットメルトである。一般に湿気架橋性ホットメルトは、無溶剤接着剤として理
解されており、基材に適用した後、水の作用による架橋によって荷重下における
最終的な強度と熱安定性が得られる。
【0009】 しかし、水の存在を必要とするホットメルト接着剤の欠点の1つは、接着させ
る基材が水蒸気に対して不浸透性である場合に、硬化反応が十分に進行しないこ
とである。このような基材として鋼板を挙げることができる。
【0010】 湿気の存在下で後架橋が起る継目封止化合物を使用するとき、封止される継目
が水蒸気に対して不浸透性である基材によって結合される場合に、硬化が不十分
となったりまたは不満足な長い硬化時間が必要となったりする。
【0011】 本発明の組成物は、湿気の存在下で後架橋するホットメルトを使用して、水蒸
気に対して不浸透性の基材を十分に接着させることができる。
【0012】 本発明者らは、水を放出することができる充填剤を組成物中に存在させること
ができることを発見した。
【0013】 本発明の組成物の硬化条件は、周囲湿気条件とは実質的に独立している。
【0014】 充填剤次第では、本発明の組成物は、電気ケーブルの難燃性絶縁性被覆材また
は床の被覆材として特に有用となる。
【0015】 本発明の好都合な実施態様によると、アミン添加モレキュラーシーブ(B)は
非反応性ポリマー(B1)中に分散しており、無水条件下でマスターバッチとし
て貯蔵されている。
【0016】 本発明の好都合な他の実施態様によると、本発明の組成物は、マスターバッチ
貯蔵中の組成物の含水率を調整するために、十分量、通常1〜5%の(D)アミ
ン非添加モレキュラーシーブを含有する。
【0017】 本発明の好都合な他の実施態様によると、本発明の組成物は、組成物のアミン
含有率を調整し事前の架橋を防止するために、(E)十分量の一官能性酸無水物
化合物を含有する。一官能性無水物の濃度は、ポリマー中の酸無水物基含有量の
0.5〜10当量%、好ましくは2〜5当量%である。
【0018】 安定剤(D)および(E)の添加によって、アミンの臭気と制御不能な放出が
防止される。
【0019】 これらの組成物の反応性基剤となるポリマー(A)は、分子量Mnが500〜
1,000,000ダルトンの固体または液体の酸無水物基含有ポリマーである
。分子量Mnが1000〜500,000ダルトンのポリマーが好ましい。これ
らのポリマーまたはオリゴマーは少なくとも2個の酸無水物基を含有し、酸無水
物基に対応する酸価(DIN 53 402に従って無水アルコール性水酸化カ
リウム溶液を使用して求められる)が0.4〜445mgKOH/gである。例
えば、これは官能性ポリマーの重量を基準として約0.07〜77重量%の無水
マレイン酸に対応している。
【0020】 酸無水物基は、統計的または規則的にポリマー分子上に分布することができる
し、末端位置に分布することもできる。酸無水物基の導入は、末端に位置する反
応基との反応、後に個々の二重結合または共役二重結合上への不飽和酸無水水物
の付加、またはグラフト反応による共重合によって実現可能である。対応する合
成方法は現況技術であり、特許文献および専門文献に開示されている。酸無水物
含有ポリマー、それらの合成方法および性質、ならびに特に無水マレイン酸を使
用して合成したものに関する包括的な概要は、B.C.トリベディ(Trive
di)およびB.M.カルバートソン(Culbertson):無水マレイン
酸(Maleic Anhydride),Plenum Publ.,ニュー
ヨーク(New York)(1982)に記載されている。
【0021】 本発明により使用されるポリマーは、不飽和環状酸無水物、特に無水マレイン
酸または無水イタコン酸と、オレフィン系不飽和モノマーとのコポリマー、例え
ばアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルと無水マレイン酸および無水
イタコン酸のコポリマー、ポリマー上の不飽和環状無水物と個々の二重結合また
は共役二重結合との付加生成物、例えば無水マレイン酸をポリブタジエンの二重
結合に付加した付加生成物、飽和環状酸無水物をスチレンブタジエンゴム、熱可
塑性スチレン−ブタジエンブロックコポリマー、スチレン−イソプレン−ブロッ
クコポリマー、または高分子量天然ゴムに付加した付加生成物、スチレン−ブタ
ジエン(例えばSEBS)の部分水素化ブロックコポリマーに無水マレイン酸を
付加した付加生成物、不飽和環状酸無水物とメルカプタン基含有ポリマー(例え
ばメルカプトエタノールのイソシアネートプレポリマー系ウレタン)の付加生成
物、オレフィン系不飽和環状酸無水物のポリマーへのグラフト反応で得られた付
加生成物、例えばエチレンと酢酸ビニルのコポリマーまたはエチレンとプロピレ
ンとブテンのコポリマーに無水マレイン酸が付加して得られた付加生成物、ヒド
ロキシ基またはアミノ基含有ポリマーと、無水トリメリット酸、無水ピロメリッ
ト酸、無水ベンゼンテトラカルボン酸、無水ベンゾフェノンテトラカルボン酸、
または無水エチレン−ビス−トリメリット酸との縮合によって得られる高分子量
エステル−無水物またはアミン−無水物、の群の個々であるか、この群より混合
物として選択されることが好ましい。
【0022】 酸無水物基は、ポリマー成分の1つのみ中に含有されてもよい。多くの場合、
無水物基の含有率が異なるポリマーの混合物、または分子量範囲の異なるポリマ
ーの混合物の使用が好都合である。例えば、酸無水物基含有率の低い高分子量ポ
リマーと、酸無水物基の含有率が高い短鎖ポリマーとを混合すると好都合となり
うる。
【0023】 好都合なポリマー(A)は、0.5〜5重量%の無水マレイン酸と少なくとも
50重量%好ましくは少なくとも60重量%のエチレンを含有するエチレン−(
メタ)アクリル酸アルキル−無水マレイン酸のコポリマーである。
【0024】 MFI(メルトフローインデックス)は1〜2000(190℃−2.16k
g)の範囲である。 融解温度は80〜120℃の範囲内が好都合である。
【0025】 コポリマー(A)の一部を構成する(メタ)アクリル酸アルキルのアルキル基
は、24個を上限とする炭素原子を含有し、線状、分岐、または環状のいずれで
もよい。(メタ)アクリル酸アルキルの例としては、アクリル酸n−ブチル、ア
クリル酸イソブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸シクロヘキシ
ル、メタクリル酸メチル、またはメタクリル酸エチルを挙げることができる。こ
れらの(メタ)アクリル酸エステルの中では、アクリル酸エチル、アクリル酸n
−ブチル、メタクリル酸メチル、およびアクリル酸2−エチルヘキシルが好まし
い。
【0026】 (B)のモレキュラーシーブは、ゼオライトとして知られる無機物に属する金
属のアルミノケイ酸塩の結晶から合成的に製造される。脱水した結晶は、画定さ
れる毛細管によって相互接続される中空空隙の網目構造が形成され、それによっ
て内表面が大きくなる。これらの物質は、各内面の結晶構造上で極性化学物質を
吸着することができる。
【0027】 本発明により使用されるゼオライトは、アルカリ金属アルミノケイ酸塩または
アルカリ土類金属アルミノケイ酸塩であり、均一な大きさの非常に多数の孔を有
する。十分に小さい分子は、無水モレキュラーシーブの孔に侵入することができ
、吸着される。孔は、ゼオライトの組成および温度に依存して規則的な直径を有
し、0.3〜1.5nmとなりうる。本発明による架橋剤には、市販のモレキュ
ラーシーブ粉末が好ましく、主に孔径が0.38nm(標準的な商品名:4A型
)、0.44nm(5A型)、および0.8nmまたは0.84nm(10X型
または13X型)のものがあり、種々の製造元より販売されている。粒径が50
μm未満、特に20μm未満の易流動性粉末が好ましい。
【0028】 種類および平衡状態に依存するが、室温におけるモレキュラーシーブ粉末の水
吸着能力は20〜34重量%である。無水モレキュラーシーブ粉末は、3〜30
重量%、好ましくは5〜25重量%のアミンを含有することができる。
【0029】 モレキュラーシーブ粉末に極性化学物質を添加する方法は当技術分野で公知で
あり、最も一般的な方法はS.ボーグマン(Borgmann)ら、Plast
e und Kautschuk,30(1)20(1983)などに記載され
ている。
【0030】 アミンの化学的および物理的性質に依存して、気相(例えばキャリアーガス中
)によって、アミンの昇華およびモレキュラーシーブへの吸着によって、または
、可塑剤、液体希釈剤もしくは溶媒中の溶液によって、アミンの付着が実施され
る。アミン吸着後に、蒸溜(必要であれば減圧下)によって溶媒を除去すること
ができる。
【0031】 アミン添加モレキュラーシーブは、乾燥剤または安定剤として機能する他の非
添加モレキュラーシーブとの混合物として使用することもできる。水の吸着のた
めの別のモレキュラーシーブは、孔径が異なるものであってもよい。
【0032】 1種類または異なるモレキュラーシーブ粉末に異なる種類のアミンを使用する
ことも好都合となる。
【0033】 酸無水物基含有ポリマーの架橋に使用されるアミンは、有効分子直径が1.5
nm未満の脂肪族、脂環式、複素環式、または芳香族の、1級または2級アミン
である。ジアミンまたはポリアミンも架橋に適している。
【0034】 本発明により好適なアミンの例は、 エチレンジアミン、プロパンジアミン、ブタンジアミン、ペンタンジアミン、
ヘキサンジアミン、上記言及したアミンの異性体、1,2−および1,4−ジア
ミノシクロヘキサン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラ
エチレンペンタミン、N−アミノエチル−3−アミノプロピルトリアルコキシシ
ラン、アミノ官能基を3つ含有するプロピルトリアルコキシシラン、ピペラジン
、アミノエチルピペラジン、ジアミノエチルピペラジン、キシレンジアミン、イ
ソホロンジアミン、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノジシクロヘキシル
メタン、4,4’−ジアミノシクロヘキシルメタン、4,4’−ジアミノジフェ
ニルメタン、1,4−ジアミノベンズアニリドである。
【0035】 本発明の架橋剤のある実施態様では、架橋剤の反応性基の上限50当量%を、
ヒドロキシ基、例えばアミノアルコールのヒドロキシ基で置き換えることができ
る。アミンが添加されたモレキュラーシーブの代わりに、アミノアルコールが添
加されたモレキュラーシーブを、無水物含有ポリマーの架橋に使用することがで
きる。
【0036】 アミノアルコールの例としては、エタノールアミン、ジエタノールアミン、プ
ロパノールアミン、ジプロパノールアミン、N−ヒドロキシエチルアニリンが挙
げられる。
【0037】 少なくとも部分的にアミンが添加されたモレキュラーシーブ粉末は、酸無水物
とヒドロキシ結合の反応の触媒をさらに添加されることができる。好適な触媒は
、(A)および(B)の全重量に対して最大2重量%の量で使用することが好ま
しく、アルキル置換基中(ジアザビシクロオクタン、ジアザビシクロウンデセン
、ジメチルベンジルアミン、メチルモルホリン、ジメチルピペラジン、N−アル
キル置換イミダゾール、およびそれらの混合物)に1〜14個のC原子を有する
3級脂肪族アミンが好ましい。
【0038】 (C)の脱水温度より低温では、(B)のアミン添加モレキュラーシーブは、
(A)と(C)の存在下でも安定である。(C)の種類によるが、(C)の脱水
温度および(B)の脱着温度より10℃低温であれば、アミンの放出は30分以
内には起らない。本発明の組成物は、75℃で数時間安定であるか、あるいは室
温で最低2週間安定である。
【0039】 アミン添加モレキュラーシーブは、アミン添加モレキュラーシーブが分散され
ているポリマー(B1)を必須としてなるマスターバッチとして使用すると好都
合である。
【0040】 モレキュラーシーブにアミンが添加された後、溶融状態の(B1)に混入され
る。マスターバッチは、押出機やブランバリーミキサー(branbury m
ixer)などの任意の混合装置を使用して作製される。(B1)は、アミン添
加モレキュラーシーブを混入する際に高温のためにアミンが放出されないように
するため融解温度が100℃以下または130℃以下である、(A)と相溶性の
任意のポリマーである。
【0041】 アミン添加モレキュラーシーブと(B1)の重量比は10:90〜50:50
である。
【0042】 (B1)は、ポリオレフィン、ポリαオレフィン、ならびにブロックコポリマ
ーのSBS(スチレン−ブタジエン−スチレン)、SIS(スチレン−イソプレ
ン−スチレン)、またはSEBS(スチレン−エチレン−ブテン−スチレン)か
ら選択されると好都合である。
【0043】 好ましい(B1)は、エチレンとαオレフィンのコポリマー、エチレンと酢酸
ビニルのコポリマー、エチレンと(メタ)アクリル酸アルキルのコポリマーであ
る。(B1)はアミンと反応性である基を含有しないことが推奨される。(メタ
)アクリル酸アルキルは、(A)に関して前述した(メタ)アクリル酸アルキル
から選択することができる。
【0044】 (B1)のMFIは2〜1500(190℃−2.16kg)が好ましい。
【0045】 ポリマー(A)の酸無水物基と、架橋剤(B)の1級または2級アミノ基の化
学量論的関係は、0.5〜5の範囲、好ましくは0.6〜3の範囲である。
【0046】 無水条件下では、アミン添加モレキュラーシーブ(B)と酸無水物基含有ポリ
マー(A)の混合物は安定である。
【0047】 モレキュラーシーブに吸着したアミンは、水および/または加熱によって放出
される。水は(C)によって発生する。
【0048】 あるいは、脱着温度より高温に組成物を加熱することによって吸着したアミン
を放出させることができる。いわゆる脱着温度より高温では、吸着平衡が遊離ア
ミン側に移動する。
【0049】 脱着温度が175℃でありエチレンジアミンが添加されたA4型モレキュラー
シーブ粉末は、酸無水物基含有ポリマーと混合した時に特に安定である。エチレ
ンジアミンの当量が小さく4A型モレキュラーシーブ粉末が安価であるため、こ
の組み合わせの使用は経済的にも好都合である。
【0050】 例えば、実験に基づいて、以下の温度が求められ、測定脱着温度は系の加熱速
度に依存している。
【0051】
【表1】
【0052】 系の加熱、および(C)から放出される水によって、平衡を遊離アミンの方向
に移動させることができ、従って架橋を開始させ加速させることができる。
【0053】 架橋温度までの系の加熱は、放射熱、対流熱、抵抗加熱、誘導加熱、またはマ
イクロ波加熱、摩擦熱、あるいは超音波振動によって行うことができる。
【0054】 充填剤(C)は加熱によって水を放出する固体または粉末である。一般に(C
)には融点が存在せず、充填剤は押出機や混合機などの任意の手段で(A)およ
び(B)と混合される。(A)と(B)は溶融状態にある。(A)、(B)、お
よび(C)が混合される温度(加工温度)は75〜200℃、一般には80〜1
30℃である。(A)、(B)、および(C)の混合物はペレットの形態が好都
合である。
【0055】 当業者であれば、(A)、(B)、および(C)の混合中にアミンが放出され
ないような(B)を選択することができる。
【0056】 本発明の組成物[(A)+(B)+(C)]が接着剤または管または任意の物
体に使用される場合、ペレットの製造に使用される場合と同じ温度範囲で溶融状
態で加工(射出成形)される。次に、加熱して架橋させる。
【0057】 (C)は、結合した水を放出する任意の物質である。物理的または化学的に結
合した形態の水を含有し、加熱によって再び放出される有機および無機の両方の
物質を、本発明で使用することができる。
【0058】 本発明に好適な充填剤は、結晶水を含有する風乾したアルカリ金属、アルカリ
土類金属、および第3主族の金属の酸化物、水酸化物または塩、ならびに結晶水
を含有する風乾した第2亜族元素の酸化物、水酸化物または塩である。
【0059】 80℃〜180℃の範囲の温度で結晶水を放出し、比較的大量を容易に入手可
能である物質が好ましい材料である。
【0060】 第3主族の金属は、メルクインデックス第10版の元素周期表(PERIOD
IC CHART OF THE ELEMENTS,MERCK INDEX
,TENTH EDITION),Merck & Co.,Inc.1983
のIIIA族の金属を含み、第2亜族元素はIB族、IIB族、IIIB族、I
VB族、VB族、VIB族、VIIB族、VIIIB族の元素を含む。これらの
群の好ましい化合物としては、銅、鉄、バナジウム、クロム、モリブデン、タン
グステン、マンガン、コバルト、ニッケル、亜鉛、カドミウム、およびアルミニ
ウムの、結晶水を含有し風乾した酸化物水酸化物、および塩が挙げられる。
【0061】 本発明で有用な結晶水を含有する特に好ましい金属塩は、硫酸鉄(FeSO ×7HO)、水酸化バリウム(Ba(OH)×8HO)、硫酸カルシウム
(CaSO×2HO)、硫酸銅(CuSO×5HO)、リン酸マグネシ
ウム(Mg)(PO×4HO)、ケイ酸ナトリウム(NaSiO ×9HO)、酢酸銅(Cu(CHCOO)×2HO)、炭酸ナトリウム
(NaSiO×12HO)、リン酸ナトリウム(NaPO×13H O)、硫酸ナトリウム(NaSO×10HO)、乳酸カルシウム(Ca(
CHCH(OH)COO)×5HO)、アルミニウム三水和物(Al ×3HO)、ならびに水酸化マグネシウムMg(OH)および水酸化亜鉛
Zn(OH)が挙げられる。一部の含水金属塩の性質を以下に示す:
【0062】
【表2】
【0063】 充填剤(C)は、結晶水または脱水による水以外で水を放出する物質であって
もよい。ホウ酸HBOは169℃でHOとHBOを生成する。
【0064】 本発明で有用な別の種類の充填剤(C)は、室温で水が結合するか混入する空
隙または通路を含む構造を形成し、室温より高温または減圧下で結合または混入
した水を放出する無機化合物である。好ましい物質は、イオン交換材料またはモ
レキュラーシーブとして通常使用されるゼオライトである。この種類の中では、
ゼオライトA粉末が特に好ましい。
【0065】 異なる充填剤(C)または種類の異なる充填剤(C)の混合物の使用は、本発
明の範囲から逸脱しない。
【0066】 (D)は、3Aまたは4Aモレキュラーシーブが好都合である。
【0067】 (E)は、無水マレイン酸または無水テトラヒドロフタル酸が好都合である。
【0068】 (B)のアミンを放出させ最終的に(A)を架橋させるために必要な放出水の
重量は、混入されるアミン重量の約1/3〜1/2である。
【0069】 架橋温度は、モレキュラーシーブの種類、アミン、モレキュラーシーブに吸着
させたアミンの濃度、および充填剤(C)に影響される。 架橋温度は(B)および(C)の種類によって調整可能であり、通常は90〜
200℃の範囲内である。
【0070】 加工温度は75〜200℃の範囲内であり、使用される装置および特定の工程
に依存する。加工温度は、(C)の1)脱水温度より低温、または2)脱水温度
以上である。
【0071】 1)加工温度が(C)の脱水温度より低温の場合、ポリマー(A)、アミン添
加モルシーブ(B)、および含水充填剤(C)の安定な未架橋化合物がまず製造
される。(C)の脱水温度より高温にさらす場合、第2の工程で架橋が起る。
【0072】 2)別の手順では、ポリマー(A)とアミン添加モレキュラーシーブ(B)、
または(B)を含有するマスターバッチを、(C)の脱水温度より高温で混合す
る。混合物の押出成形の直前に、水を放出する充填剤(C)をこの(A)と(B
)の混合物に加える。押出成形後、放出された水が拡散し、アミン添加モルシー
ブに浸透し、アミンが放出されて、これによってポリマーの反応性基の架橋が起
る。
【0073】 この第2の手順は、異なる温度領域を有する押出機を使用する場合に適してい
る。例えば、温度120℃の第1領域でポリマー(A)を混練し溶融させる。温
度130℃の第2領域で、脱着温度が175℃のアミンが添加されたモレキュラ
ーシーブ(B)は、ポリマー(A)に混入され混合される。最後に、(A)と(
B)の混合物を押出成形する前に、脱水温度が130℃より低温の、水を生成す
る化合物を150℃の第3領域で加え、混合して直ちに押し出す。電線上に押出
された混合物は、数時間または数日で自発的に架橋し、180℃でクリープを示
さなくなる。
【0074】 未架橋または架橋した組成物の性質は、当業者であれば具体的に調整可能であ
り、これらの性質は、特にポリマー含有率、ポリマーの無水物含有率、重合度、
コモノマーの比率、官能性、酸無水物基と架橋剤の官能基の比率、官能基の種類
、および充填剤(C)の要因に依存する。
【0075】 本発明の組成物は、顔料、金属粉末、染料、カーボンブラック、熱分解法シリ
カ、細断繊維、ゴム粉末、可塑剤、エキステンダー油、ビチューメン、非反応性
ポリマー、樹脂、粘着性付与樹脂、接着性添加剤、界面活性剤、シリコーン油、
難燃剤、酸化防止剤および光安定剤、腐食防止剤、香料、静真菌剤および静菌剤
、揺変剤、発泡剤および気泡安定剤、ならびに溶剤などの添加剤を含有すること
ができる。これらの添加剤の使用および効果、ならびにそれらの好ましい濃度は
現況技術に属するものであり、当業者には公知である。
【0076】 本発明による組成物は、無水条件下で貯蔵され、後に溶融状態に熱可塑的に適
用される反応性ホットメルト接着剤として好適である。加熱によって、(C)が
水を放出し、ホットメルトの架橋が起る。冷却後、固化することによって組成物
の機械的強度、耐熱性、耐溶剤性が向上する。
【0077】 本発明は、前述の組成物(A)、(B)、(C)を含むホットメルトにも関す
る。本発明は、前述の組成物(A)、(B)、(C)を含む成形製品にも関する
【0078】 本発明の組成物は、床用被覆材などの摩耗および引っかきに対して優れた耐性
を有する被覆材の作製に好適である。本発明の組成物は、難燃性組成物に好適で
ある。
【0079】 本発明は、難燃性ポリマー組成物に関する。特に、これらの組成物はハロゲン
化誘導体を含有せず、従来技術によって耐火性の良好な物品、特に電気ケーブル
の絶縁被覆材などに加工することができる。
【0080】 ポリマー材料を含有する組成物の耐火性の向上は、これらの材料の可燃性およ
び火炎伝播能力を大きく低下させようとするこれらの材料の製造業者および加工
業者にとって常に目標である。難燃剤としてのハロゲン化誘導体の使用は公知で
あるが、燃焼時に毒性および腐食性の期待を発生するという大きな欠点を有する
。従って、製造業者および加工業者の関心は、水和アルミナや水酸化マグネシウ
ムなどの金属の酸化物、水酸化物、または無機塩を含有する組成物の開発に向け
られていた。
【0081】 しかし、材料に優れた耐火性を付与するためにこのような無機充填剤を十分量
添加すると、機械的性質の劣る材料が得られる場合があるし、押出成形などの従
来方法による加工が非常に困難となる場合もある。
【0082】 (C)がAl×3HOまたはMg(OH)である本発明の組成物は
、架橋が起ることによって良好な性質を有し、特にクリープが起らない。
【0083】 本発明による組成物は、一般に限界酸素指数(後述のように定義される)が少
なくとも30%であり、破断時伸びが少なくとも100%であり、破断強度が少
なくとも10MPaである。
【0084】 本発明による組成物は、粉末または粒状形態の成分を混練することによって作
製できるため、均一ですぐに使用可能な混合物を得ることができる。
【0085】 本発明の組成物は、成分の混練の後、溶融させて、造粒し、続いて押出成形お
よび造粒を行うことによって作製することもできる。押出成形は同時押出で行う
こともでき、続いて、ポリマー相溶融状態であり含水無機充填剤が規則的に分散
する組成物を金属ケーブルの被覆材などに直接成形することができる。
【0086】 本発明の第2の態様は、前述の組成物を含む工業用物品に関する。特に、これ
らの工業用物品は電気ケーブルの被覆材である. 組成物をケーブル被覆材に成形した後で、加熱または水の拡散によって時間が
経つにつれて架橋が起る。
【0087】 (A)、(B)、および(C)の比率(重量比)はそれぞれ、30〜60/5
〜10/35〜65とすることができ、(C)にはAl×3HO単独お
よび/またはMg(OH)単独、あるいはAl×3HOおよび/また
はMg(OH)と水をより放出する別の充填剤の混合物を使用することができ
、前記他の充填剤は、例えば部分的に水が添加されたゼオライト、またはCaS
×2HOである。
【0088】 本発明は、被覆材を含む電気ケーブルにも関し、前記被覆材は前述の組成物(
A)、(B)、(C)を含む。
【0089】 このケーブル製造以外の用途では、本発明による組成物について、耐火性を有
し機械的性質が良好であることが必要とされる他の用途が考えられる。本発明に
よる組成物の利点は、ポリオレフィンの加工のための従来技術(押出成形、射出
成形、回転成形)によって、耐火性の向上した工業的物品(シート、板、側面、
中空体、チューブ、管)に加工することができることである。
【0090】 以下の実施例の目的は本発明を説明することであって、限定を意味するもので
はない。
【0091】 実施例 以下の実施例では、下記の製品を使用した: LOTAPER 3410:エチレン、アクリル酸ブチル、および無水マレイ
ン酸(MAH)の重量比が81/16/3のコポリマー、MFI5(190℃−
2.16kg) Al×3HO:マルチンスウェルク(Martinswerk)より
供給される粉末OL111の形態である MB:12%のエチレンジアミンを含有するモレキュラーシーブ4Aのマスタ
ーバッチである。米国特許第5792816号の実施例2に記載されるようにし
て作製した。このアミン含有モレキュラーシーブ70gを、エチレンと18%ア
クリル酸n−ブチルのコポリマー(MFI2(190℃−2.16kg))30
gに混入した。
【0092】 本発明の組成物を、窒素雰囲気下で、溶融状態の成分(A)および(B)と、
(C)とをバンバリー(Banbury)ミキサーを130℃−60rpmで使
用して混練して作製する。次に、これらを180℃で5分間加圧下で成形する。 結果を表1に示す。量の単位は重量部である。
【0093】
【表3】 通常条件で16時間貯蔵した実施例4では、クリープが起らずに試験に合格す
る(充填剤の含有する水によって、アミンが放出されて架橋が起る)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23/08 C08L 23/08 C09D 7/12 C09D 7/12 123/08 123/08 133/06 133/06 135/00 135/00 201/06 201/06 H01B 7/295 5/25 // C09D 5/25 H01B 7/34 B (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ロベール,パトリス フランス国、エフ−27170・ボーモン・ ル・ロジエ、アンパス・ドウ・ラ・リス ル、7 Fターム(参考) 4F071 AA15X AA33X AA36X AB18 AB26 AC12 AH12 BB06 BC05 4J002 AC101 BB211 BG041 BG051 BH021 BP011 CF011 CL071 DE078 DE148 DJ006 EN037 EN047 EN077 EU137 GJ01 GQ01 4J038 CA011 CB041 CB042 CB051 CB062 CB101 CB141 CB142 CG081 CG141 CG142 CH012 CJ011 CJ131 CQ011 CQ012 GA02 HA466 KA08 KA14 KA20 NA11 NA15 NA21 PB05 PB09 5G315 CA03 CB02 CB06 CC08 CD04 CD13 CD14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)酸無水物基含有ポリマーと、 (B)少なくとも1種類のアミンが部分的に添加されたモレキュラーシーブと
    、 (C)(A)、(B)、および(C)の混合物の加工温度より高温に加熱する
    と水を放出可能な充填剤と、 を必須としてなる熱硬化性組成物。
  2. 【請求項2】 前記添加されたモレキュラーシーブ(B)がポリマー(B1
    )中に分散されている請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記ポリマー(B1)がエチレンと(メタ)アクリル酸アル
    キルのコポリマーである請求項2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記組成物の含水率を調整するために十分量の非添加モレキ
    ュラーシーブ(D)を含む先行する請求項のいずれか1項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 アミン含有率を調整するために十分量の一官能性酸無水物(
    E)を含む先行する請求項のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 (A)がエチレン−(メタ)アクリル酸アルキル−無水マレ
    イン酸コポリマーである先行する請求項のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 (C)が、Al×3HOおよびMg(OH)から
    選択される先行する請求項のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれか1項に記載の組成物を含むホット
    メルト。
  9. 【請求項9】 請求項1から7のいずれか1項に記載の組成物を含む成形製
    品。
  10. 【請求項10】 被覆材を含む電気ケーブルであって、前記被覆材が請求項
    1から7のいずれか1項に記載の組成物を含む電気ケーブル。
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