JP2002541348A - ヘッドカバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 使用者（１６）の頭部に被せるヘッドカバー（２）とその使用方法が開示されている。ヘッドカバー（２）はフレキシブルな素材で提供され、開口部を有している。開口縁部は少なくとも部分的に伸縮性が提供されている。ヘッドカバー（２）は第１部分（８）と第２部分（１０）とを含んでおり、第２部分（１０）が頭部から前方に延び出た状態で第１部分（８）が頭部に被せられる。第２部分は１８０°捻られて第１部分に被せられる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】

本願発明はヘッドカバーに関する。さらに特定すれば、本願発明は後頭部と頭
頂部をカバーする頭部カバーに関する。

【０００２】

【発明が解決しようとする課題】

本願発明の頭部カバーはフレキシブル材料で成る封筒状に提供される。封筒体
の開口部の材料は少なくとも部分的に弾性である。封筒体と開口部は、その第１
部分が頭部に被せられ、第２部分は頭部の前方に延び出ている状態となり、第２
部分を少なくとも１８０°捻って第１部分の上に被せられる大きさで提供される
。

【０００３】 そのようなヘッドカバーは多様な利用性を具えている。ヘッドカバーの材料は
その使い道に合わせて適宜変更する。使い方として、例えば濡れた髪を覆う目的
で利用できる。この場合には材料はタオル生地が好適である。暖房を目的とした
ものであれば、材料は良好な断熱材、例えば、ＰＯＬＡＲＦＬＥＥＣＥ（商標）
のものが適していよう。ファッション性を重視するなら、目的に叶う、どのよう
な素材であってもよい。

【０００４】

【課題を解決する手段】

好適には、封筒体は第１部分と第２部分を有している。好適には、第１部分は
後頭部と頭頂部との形状にマッチする形状と大きさで提供される。従って、封筒
体が後頭部と頭頂部に被せられると、第１部分は後頭部と頭頂部に密着する。別
例においては、ヘッドキャップは長髪を有した利用者に適している。このヘッド
キャップは第１部分に長髪を収容する容量を具えている。使用素材が全方向へ伸
び縮みするものであることは特に望ましい。

【０００５】 第２部分が第１部分より大きいことは望ましい。なぜなら、第２部分は１８０
°捻られて（容積縮小）から第１部分に被せられるからである。封筒体の第２部
分も後頭部と頭頂部の形状に即して提供されることが望ましい。別例では、第２
部分は長髪を収納する容量と形状で提供される。

【０００６】 封筒体の第２部分には１８０°あるいはその倍数だけ捻られた後に第１部分に
被せられるサイズと形状が提供される。利用の際に第２部分の容積を調整するた
め捻る回数を適宜変更することができる。

【０００７】 頭部に被せる封筒体の開口部は全面的に弾性体であっても部分的に弾性体であ
ってもよい。好適には、開口縁部に適当な弾性帯体（弾性リボン）を縫合あるい
は接着させる。弾性リボンは開口縁部全てに提供されるものでも、一部に提供さ
れるものでもよい。

【０００８】 本願発明のヘッドカバーを利用するには、使用者は封筒体の第１部分を後頭部
に引っ掛け、第２部分を前方に延び出させる。その後、第２部分を少なくとも１
８０°、軸周囲で捻る。最後に、使用者は捻ったその第２部分を第１部分に被せ
る。好適には、開口縁部の少なくとも一部が弾性であり、その弾性開口縁部を第
１部分と第２部分が頭部に固定されるように頭部周囲に配置させる。

【０００９】 本願発明の実施例を図面を利用して説明する。

【００１０】

【発明の実施の形態】

本願発明の１実施例による封筒体２を図１に示す。封筒体２はフレキシブルな
吸水タオル地で提供されている。開口部４は封筒体２の開口縁部６で定義されて
いる。

【００１１】 封筒体２は第１部分８と第２部分１０で構成されている。第１部分８は図１に
示すように第２部分よりも小さく提供されている。

【００１２】 封筒体２の開口縁部６周囲に筒状縁１２が形成されている。筒状縁１２内には
弾性リボン（図示せず）が提供されている。開口縁部６と筒状縁１２は封筒体２
の縁部に沿って引っ張られると伸びる。

【００１３】 図２に図示するように、封筒体２の第１部分８は使用者１６の頭部形状１４に
実質的にマッチするように形状及びサイズが提供されている。

【００１４】 第１部分８は使用者１６の後頭部に引っ掛けられ、第２部分は頭部の前方に引
き延ばされる。第２部分１０の被せ方は使用者１６の好みにより決定される。

【００１５】 図３に示すように、第２部分１０は軸１８周囲を１８０°捻られる。第２部分
１０の縁部６は上向きとなる。

【００１６】 第２部分１０は捻り部２０で頭部方向に折られ、封筒体２の第１部分８に被さ
れる。

【００１７】 本実施例の封筒体２の縁部６は全長にわたって弾性が提供されており、使用者
１６の頭部への固定に利用される。縁部１６は多少引き延ばして頭部へ被され、
固定されるサイズである。

【００１８】 封筒体２の正確な形状は、その使用目的と望まれるファッション性とによって
決定される。図１から４に示す形状は長髪用ではない。図５に示す別実施例のヘ
ッドカバー（封筒体）２の第１部分８は部分２２を含んでおり、多量の毛髪を収
容する。このヘッドカバー２も前述のように利用される。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本願発明の１実施例によるヘッドカバーの斜視図である。

【図２】図２は図１のヘッドカバーを使用する第１段階を示す。

【図３】図３は図１のヘッドカバーを使用する第２段階を示す。

【図４】図４は図１のヘッドカバーを使用する最終段階を示す。

【図５】図５は本願発明の別実施例によるヘッドカバーの斜視図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ， ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ， ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，Ｃ Ｎ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＥ ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ， ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，Ｋ Ｐ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ， ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，Ｓ Ｇ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ 【要約の続き】

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ヘッドカバーであって、フレキシブルな素材で提供され、開口部
   を具えた封筒体で提供されており、該開口部の縁部は少なくとも部分的に伸縮性
   があり、該封筒体は第１部分と第２部分を含んでおり、該第２部分が使用者の前
   方に延びた状態で前記第１部分は使用者の後頭部と頭頂部に被せられ、該第２部
   分が頭部から前方に延び出る軸の周囲で少なくとも１８０°捻られ、頭部方向に
   折り曲げられて前記第１部分に被せられるように提供されたことを特徴とするヘ
   ッドカバー。
2. 【請求項２】 封筒体の第１部分は使用者の頭部の後頭部と頭頂部の形状に合わ
   せた形状とサイズで提供されることを特徴とする請求項１記載のヘッドカバー。
3. 【請求項３】 封筒体の第２部分は第１部分よりも大きく提供されていることを
   特徴とする請求項１または２に記載のヘッドカバー。
4. 【請求項４】 第２部分には使用者の後頭部と頭頂部の形状にマッチする形状と
   寸法が提供されていることを特徴とする請求項３記載のヘッドカバー。
5. 【請求項５】 開口縁部の少なくとも一部には筒状帯体として弾性リボンが提供
   されていることを特徴とする請求項１から４のいずれかに記載のヘッドカバー。
6. 【請求項６】 弾性リボンは開口縁部全長に提供されていることを特徴とする請
   求項５記載のヘッドカバー。
7. 【請求項７】 封筒体の素材は吸水性であることを特徴とする請求項１から６の
   いずれかに記載のヘッドカバー。
8. 【請求項８】 封筒体の素材はタオル地であることを特徴とする請求項７記載の
   ヘッドカバー。
9. 【請求項９】 請求項１から８のいずれかに記載のヘッドカバーの使用方法であ
   って、 封筒体の第１部分を使用者の後頭部と頭頂部に被せ、第２部分を頭部の前方
   に延び出させるステップと、 該第２部分を頭部から前方に延び出す軸の周囲で少なくとも１８０°捻るス
   テップと、 該第２部分を頭部方向に折り曲げて前期第１部分に被せるステップと、 を含んでいることを特徴とする方法。