JP3112562U - アイマッサージ機用調節可能ゴーグル - Google Patents

Abstract

【課題】 ユーザーのフェイス・プロファイルに基づいて調整可能で、ユーザーの両眼への圧迫を軽減可能である新規なアイマッサージ機用ゴーグルを提供することにある。
【解決手段】 調節可能なアイマッサージ機用ゴーグルは、中央部の保持プレート３と、保持プレート３の両側にそれぞれに回動可能に結合されたカバー４と、保持プレート３を貫通して延びるストラップ７と、該カバー４及びストラップ７の外側に配置され、一体となって保持プレート３と回動可能に結合された装飾フラップ５と、を備える。電機組立体８０は保持プレート３に固定される。調節可能なゴーグルは、保持プレート３と両側のカバー４により囲まれた領域に配置される温熱パッド８１、及び／又は、マッサージパッド８２を含む。
【選択図】 図３

Description

本考案は、アイヒーティング・パッド（眼用温熱パッド）、及び／又は、マッサージパッドを備えるアイマッサージ機用ゴーグルに関し、該ゴーグルは、ユーザーに対しもっとも快適で便利な使用を提供可能なように、ユーザーの顔面特徴（フェイス・プロファイル）に合わせて調節可能である。

アイマッサージ機は、目に安らぎ（リラクゼーション）を与えるために、ユーザーの目の周りの組織に温熱及び振動による処置を加える装置である。図１は、現在市販されている従来のアイマッサージ機１を示す。該アイマッサージ機１は、電機組立体１０と、マッサージ部１１と、バンド部１２とを備える。アイマッサージ機１を使用中、該電機組立体１０は、ユーザー２の両眼２０前面側に位置する。マッサージ部１１は、両眼２０の上に位置する。バンド部１２は、マッサージ部１１の両端に結合されて、ユーザー２の頭部に密着する。しかし、上記のように構成されたアイマッサージ機１は、その使用において、以下のような不都合を生じる。

電機組立体１０は、アイマッサージ機１の重量の大部分を占めている。結合された、柔軟なマッサージ部１１及びバンド部１２はその重量を支えることができない。その結果、電機組立体１０の重量のほとんどがユーザー２の鼻２１に集中してかかり、重く且つ不快な圧迫感をユーザー２に与える。

これに加え、マッサージ部１１は電機組立体１０の重量を支えきれない。このため、負荷のバランスをとるために、バンド部１２はユーザー２の頭部の周りにきつく締め付ける必要がある。この締め付け力は、両眼２０の周囲を圧迫し、更にバンド部１２を介して両耳２２をも押さえつける。これが、度々、ユーザー２の頭部へ不快な感覚を生じさせることになる。

更に、電機組立体１０は、硬く且つ柔軟性に乏しい箱体である。たとえ、マッサージ部１１が柔軟な部分でユーザー２の両眼２０にきちんと合っても、バンド部１２の弾力性は弱まっていき、ユーザー２の頭部に確実に密着しなくなる虞がある。また、電機組立体１０の重量により、マッサージ部１１は、両眼２０の周りの組織の部位から逸脱してしまう可能性がある。その結果、マッサージの効果が望ましくなくなってしまう。

本考案は、前述した如き従来のアイマッサージ機のいくつかの問題、すなわち、電機組立体が硬くユーザーの顔面に合うように屈曲せず、結合された柔軟なマッサージ部は電機組立体の重量を十分支持することができず、ユーザーの頭部にきつく締め付けられるバンド部に頼っており、且つ、装着が不快でマッサージ効果が望ましくないと言った問題に鑑みて、もっとも快適で便利な処置を実現するために、ユーザーのフェイス・プロファイルに基づいて調整可能な、新規なアイマッサージ機用ゴーグルを提供することにある。

本考案によれば、この調節可能なゴーグルは、主に、中央の保持プレートと、その両側にそれぞれに回動可能に結合されたアイカバー及び装飾フラップと、前記保持プレートに結合されたストラップと、を備える。装飾フラップは、前記カバー及びストラップの外側に配置される。このような構成により、電機組立体は前記保持プレートに固定される。温熱パッド及び／又はマッサージパッドは、前記保持プレートと両側のカバーにより囲まれた領域に配置される。また、ユーザーのフェイス・プロファイルに基づいて調整可能なように、前記カバー及びストラップは保持プレートのまわりを回動可能である。前記ストラップはユーザーの両耳上方に配置され、両耳上方の頭部に密着する弾性力を有する。これにより、ユーザーの両眼に対する圧迫を減少させることが可能である。更に、硬い保持プレートと、両側に回動可能に結合されたカバー及びストラップとは、一体となって電機組立体の重量を支え、重量が集中することを防ぐことができる。

本考案の、前述した目的、並びにその他の特徴や利点は、以下に述べる詳細な説明及び添付図面においてより容易に明らかにされる。

本考案に係るアイマッサージ機用調節可能ゴーグルの一実施形態について、図２、図３及び図４を参照して、以下説明する。該アイマッサージ機用調節可能ゴーグルは、ゴーグルの中央部に配置された保持プレート３と、この保持プレート３の上側端部及び下側端部から一の横方向にそれぞれ延びた舌状プレート３１と、を備える。

該舌状プレート３１は、左右の端部付近にピボット孔３２を有する。本実施形態において、保持プレート３の中央部には、アイマッサージ機の電機組立体８０（図４参照）を固定するアンカー支柱３３が配設されている。また、保持プレート３の中央部裏側には、一対の停止棒(Stopping rod)３４が配設され、保持プレート３の左右の端部付近に形成されたピボット孔３２に回動可能に結合された２つのカバー４が配設されている。

本実施形態において、カバー４は、カバー４の上側端部及び下側端部からそれぞれ横方向へ延び、一端が広がって、鳥の翼のような形状に形成された第１の舌状フラップ４１を有する。しかし、第１の舌状フラップ４１の形状は、同じ幅で横方向に延びていても良く、又は、望ましい他の形状であってもよい。第１の舌状フラップ４１の一端部付近には、保持プレート３と、保持プレート３の両端部付近に形成されたピボット孔３２に回動可能に結合された二つの装飾フラップ５と、回動可能に結合される魚目状のピボットノブ４２が形成されている。

本実施形態において、装飾フラップ５は、第１の舌状フラップ４１のように鳥の翼の形状に形成されたそれぞれの第２の舌状フラップ５１を有する。もちろん、その形状は望ましい他の形状であってもよい。第２の舌状フラップ５１の一端には、保持プレート３と、カバー４と、装飾フラップ５とを貫通し、結合させるピン６を介して、カバー４と回動可能に結合される孔５２が形成されている。

装飾フラップ５には、２つの第２の舌状フラップ５１の間に直立壁５３が形成されている。直立壁５３は、カバー４の正面側（前面側）に位置する。更に、直立壁５３は、その幅が徐々に細くなるテーパー状に形成されたバンド部５４と、通常のヘアーストラップのように堅く弾力性のあるストラップ７と、を有する。

本実施形態によれば、アイマッサージ機の電機組立体８０は保持プレート３に固定装着される。温熱パッド８１及びマッサージパッド８２は、図４に示すように、アンカー支柱３３に順次固定される。従って、変形できない電機組立体８０は、保持プレート３に静止した状態で固定される。温熱パッド８１及びマッサージパッド８２は、中央をアンカー支柱３３に結合され、そのほとんどの部分は両側をカバー４で囲まれた領域に位置する。望ましいマッサージ効果を得るために、ユーザーのフェイス・プロファイルに基づいて温熱パッド８１及びマッサージパッド８２を調節できるように、カバー４は保持プレート３に対して回動可能である。

これに加え、図６に示すように、装飾フラップ５は、ユーザーの頭部にきちんと合うように保持プレート３の周りに独立して回動可能である。ストラップ７は、保持プレート３の中央に配設された一対の停止棒３４の背面を通って延在し、この停止棒３４により固定されて保持プレート３に結合されている。使用中、本考案のアイマッサージ機はユーザーの両耳２２（図７参照）の上方に位置するので、従来のアイマッサージ機のようにバンド部１２が両耳２２を圧迫することはなく、ユーザーの不快感を取り除くことが可能である。

図７に示すように、両耳２２の上方のユーサーの頭部２３に密着するように、ストラップ７は弾性力を有する。左右のカバー４と装飾フラップとは、全体が硬い保持プレート３を覆う。従って、電機組立体８０の重量は、ユーザーの頭部２３の他の部分に均等に分配され、ユーザーの鼻又は顔面にその重量が集中するのを回避して、不快な圧迫を取り除くことが可能である。

図６に示すように、実際には、ユーザー２の頭部２３の大きさに基づきストラップ７を広げる場合に、同時に装飾フラップ５も同じ程度広がるように、ストラップ７の先端（尻尾）を部分的に装飾フラップ５とステッチ又は結合してもよい。但し、他の実施形態においては、ストラップ７と装飾フラップ５とは、分離されていてもよい。ユーザー２の頭部２３に基づいてストラップ７を広げた後、装飾フラップ５がストラップ７の近傍になるように手で回動可能であってもよい。

前述した装飾フラップ５は、主にストラップ７の外側部分を覆い装飾することを意図したものである。従って、他の実施形態においては、装飾フラップ５はなくてもよい。ストラップ７及び装飾フラップ５が部分的にステッチ又は結合されていた前述の実施形態では、装飾フラップ５は、ストラップ７がユーザーの頭部に確実に密着するのを補助する。

前述した調節可能ゴーグルによれば、アイマッサージ機の重量は、ユーザーの顔面における特定部分に集中することなく、等しく分配されるようにすることができ、不快な感覚を取り除くことが可能である。更に、２つのカバー４は互いに独立し、改善されたマッサージ効果を実現するために、ユーザーの顔面に合った接触を形成できるように独立して調節可能である。

本考案の好ましい実施形態について以上のように説明したが、開示した本考案の実施形態の変更や当業者に想起され得る他の実施形態をも包含する。従って、本考案より逸脱しない範囲において、実用新案登録請求の範囲に記載の考案はすべての実施形態を含むものである。

ユーザーに着けられた従来のアイマッサージ機を示す概略図である。 本考案に係るアイマッサージ機を示す分解図である。 本考案に係るアイマッサージ機を示す斜視図である。 電機組立体、温熱パッド及びマッサージパッドが組み付けられた本考案に係るアイマッサージ機を示す部分断面図である。 ストラップ及び保持プレートが組み付けられた本考案に係るアイマッサージ機を示す平面図である。 調整時における本考案に係るアイマッサージ機を示す平面図である。 ユーザーの頭部に着けられた本考案に係るアイマッサージ機を示す概略図である。

符号の説明

１ アイマッサージ機
２ ユーザー
３ 保持プレート
４ カバー
５ 装飾フラップ
６ ピン
７ ストラップ
１０、８０ 電機組立体
１１ マッサージ部
１２、５４ バンド部
２０ 両眼
２１ 鼻
２２ 両耳
２３ 頭部
３１ 舌状プレート
３２ ピボット孔
３３ アンカー支柱
３４ 停止棒
４１ 第１の舌状フラップ
４２ ピボットノブ４２
５１ 第２の舌状フラップ
５２ 孔
５３ 直立壁
８１ 温熱パッド
８２ マッサージパッド

Claims (6)

1. アイマッサージ機用の調節可能なゴーグルにおいて、
   該調節可能なゴーグルの中央部に配置された保持プレートであって、該保持プレートの上側端部及び下側端部よりそれぞれ横方向に延びた舌状プレートを有し、該舌状プレートの左端及び右端の近傍に孔が設けられた保持プレートと、
   前記保持プレートの両端近傍の孔に回動可能に結合された２つのカバーと、
   前記カバーの正面側を覆い、且つ、前記保持プレートの両端近傍の前記孔に回動可能に結合された２つの装飾フラップと、
   前記保持プレートの中央部裏側に配置された一対の停止棒の背後側に延在する弾性ストラップと、
   を備えてなることを特徴とするアイマッサージ機用調節可能ゴーグル。
2. 前記保持プレートと、前記カバーと、前記装飾フラップとは、ピンを介して回動可能に結合されていることを特徴とする請求項１に記載のアイマッサージ機用調節可能ゴーグル。
3. 前記カバー及び前記装飾フラップは、それぞれ一つの回転軸の周りを独立して回動可能に形成されていることを特徴とする請求項１に記載のアイマッサージ機用調節可能ゴーグル。
4. 前記保持プレートの上側端部及び下側端部より延びる前記舌状プレートは、マッサージ機の電機組立体を保持する空間を形成していることを特徴とする請求項１に記載のアイマッサージ機用調節可能ゴーグル。
5. 前記装飾フラップは、回転端から自由端に延び、その幅が自由端の方向へ徐々に細くなるバンド部を有することを特徴とする請求項１に記載のアイマッサージ機用調節可能ゴーグル。
6. アイマッサージ機用の調節可能なゴーグルにおいて、
   該調節可能なゴーグルの中央部に配置された保持プレートであって、該保持プレートの上側端部及び下側端部よりそれぞれ横方向に延びた舌状プレートを有し、該舌状プレートの左端及び右端の近傍に孔が設けられた保持プレートと、
   前記保持プレートの両端近傍の孔に回動可能に結合された２つのカバーと、
   前記保持プレートの中央部裏側に配置された一対の停止棒の背後側に延在する弾性ストラップと、
   を備えてなることを特徴とするアイマッサージ機用調節可能ゴーグル。
   
   

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