JP2002532006A - 復号シンボルを用いる適応性チャンネルの特性化 - Google Patents

復号シンボルを用いる適応性チャンネルの特性化

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JP2002532006A JP2000586056A JP2000586056A JP2002532006A JP 2002532006 A JP2002532006 A JP 2002532006A JP 2000586056 A JP2000586056 A JP 2000586056A JP 2000586056 A JP2000586056 A JP 2000586056A JP 2002532006 A JP2002532006 A JP 2002532006A
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 第2パス間、復号シンボルが、第2パス間伝播特性を更新するのに用いられるエラー・タームを計算するのに用いられる既知のシンボルとして取り扱われる、多重パス復調を用いるチャンネル・トラッキングの方法およびシステムが提供される。これによって、既知のシンボルが処理されている間伝播特性を更新するのに、より高い帯域幅を用いることが可能となる。とりわけ、伝播特性は、干渉拒絶/結合(IRC)システムのような、悪化相関マトリックス・エスティメータの備わるチャンネル・トラッカーまたは多重アンテナ受信機もしくは双方の組み合わせによって提供される。したがって、受信信号(IRCからの)の空間ダイバーシティ特性および時間(またはタイミング)特性(チャンネル・トラッカーからの)は、双方とも復号されたおよび復号されていないシンボルについて異なる帯域幅で追跡され、復号されていないシンボルを処理する間に所望の能力特性を維持しながら、急速に変わるチャンネル状態のもとで能力が向上するのを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、無線通信に関し、詳しくは、デジタル無線移動ラジオ・システムに
おけるチャンネル応答の特性化(characterization)に関する
【0002】 (発明の背景) 移動無線通信において変調信号が伝播するラジオ・チャンネルは、動作上最も
厳しい媒体の1つである。送信信号は、周囲を取り巻く環境によって、頻繁に反
射され、散乱され、回折され、遅延され、減衰される。さらには、送信機から受
信機まで信号が通過する環境は、ユーザーおよび周囲を取り巻く物体の移動性の
ために同じ状態を保つものではない。チャンネル環境の特性もまたエリアによっ
て異なっている。そのような環境でのラジオ伝播は、多重路フェージング、シャ
ドーイング、および経路損失によって特性化される。多重路フェージングは、包
絡線フェージング、ドップラー・スプレッドおよび時間遅延スプレッドによって
特性化される。
【0003】 多重路波は、典型的には、受信アンテナで結合し、結果として振幅および位相
が大きく異なり得る信号を与える。したがって、信号強度は、小さな移動距離ま
たは時間間隔にかけて急速に変動し、包絡線フェージングを生じる。平坦フェー
ジング信号の受信包絡線、または多重路成分個別の包絡線の、統計時間可変性は
、通例レーリー(Rayleigh)分布として特性化される。多くの多重路波
に加えて、衛星移動ラジオおよびマイクロ・セルラー・ラジオにおいては、見通
し(line−of−sight)(LOS)信号である主要な信号が、受信機
に到達して、ライシアン(Ricean)分布した信号包絡線を生じさせる。こ
の主要な経路は、主要な経路におけるパワーの、散乱した経路におけるパワーに
対する比として定義されるライシアン・パラメータKによると、フェージングの
深さを著しく減少させている。
【0004】 ドップラー・シフトは、無線移動端末のような無線受信機が移動中であるとき
に、ラジオ信号が経験する周波数シフトである。ドップラー・スプレッドは、移
動ラジオ・チャンネルの変化の時間速度によって引き起こされるスペクトラムの
広がりの大きさである。ドップラー・スプレッドは、観察される信号の変化の速
度に密接に関係する周波数範囲において、そのドップラー・スプレッドを備える
周波数分散を引き起こす。したがって、チャンネルのバリエーションを追跡する
のに受信機において用いられるプロセスの適応時間は、一般に、受信信号におけ
る変動を正確に追跡することができるように、チャンネルの変化の速度よりも速
くなければならない。
【0005】 ラジオ・チャンネルのダイナミック特性は、受信信号に含まれる情報の復号を
可能とするようチャンネルを追跡するのに困難を生じる。しばしば、無線移動ラ
ジオ・システムにおいては、既知のデータ・シーケンスが送信される情報のシー
ケンスに周期的に挿入される。そのようなデータ・シーケンスは、通例、同期シ
ーケンスまたはトレーニング・シーケンスと呼ばれ、典型的にはデータのフレー
ムの始めに提供される。チャンネル推定(estimation)は同期シーケ
ンスおよび他の既知のパラメータを用いて行われ、チャンネルが送信信号に与え
る影響を推定(estimate)する。チャンネル応答を測定した後、チャン
ネル・エスティメータ(estimator)は、シンボルの推定(estim
ate)がチャンネルを推定するのに用いられる「決定指示」モードに入る。
【0006】 フェージング変化が一般に非常にゆっくりと起こるシステムについては、最小
平方推定が、付加白色ガウス雑音の存在においてチャンネル・インパルス応答を
効率的に推定する方法である。フェージング速度がフレーム速度に比べて遅いな
らば、チャンネル推定は、著しく不正確になることなくフレームごとに更新する
ことができる。しかしながら、多くの無線移動ラジオ・システムについて、チャ
ンネル応答は小さな移動距離または時間間隔にかけて非常に急速に変化する。例
えば、パーソナル・コミュニケーション・システムズ(PCS)において用いら
れているもののようにより高い周波数帯域においては、ドップラー・スプレット
は、そしてそれゆえに、観察される信号の変化の速度は、同期シーケンスの受信
の間でさえ移動ラジオ・チャンネル応答が一定でないポイントまで増大される。
したがって、高速時間変化システムのためのチャンネル・パラメータを追跡する
必要性のために、より粗野な受信機構造が受信機の性能を高めるための要件が提
供される。
【0007】 もっとも普通に用いられるチャンネル追跡方法は、最小平均二乗(LMS)お
よび再帰的最小二乗(RLS)ベースのアルゴリズムである。例えば、ジンドン
・リン、ジョンGプロアキンズ、フーユン・リン(Jingdong Lin,
John G.Proakins, Fuyun Ling)による「時間変化
チャンネルの最適追跡:周知および新しいアルゴリズムのための周波数領域アプ
ローチ」IEEE transactionson selected are
as in communications第13巻第1号(1995年1月)
を参照のこと。確率論ベースの方法が最近導入されているが、それは推定におけ
るチャンネル係数について先行する知識を取り込んでいる。LMSおよびRLS
と対照的に、これらの方法は、時間におけるチャンネル係数の外挿を提供する。
これらのアプローチについての詳細は、ラーズ・リンドボム(Lars Lin
dbom)による「追跡アルゴリズムの設計へのウィーナー(wiener)フ
ィルタリング・アプローチ」アプサラ(Uppsala)大学技術学部信号処理
グループ、1995年、において得ることができる。
【0008】 適応性チャンネル・トラッカー(tracker)方法の1つの困難性は、決
定指示モードの間、推定されたシンボルがチャンネル応答適合に用いられている
ということである。したがって、潜在的に正しくない決定を用いる影響を、パラ
メータの選択のために考慮する必要がある。設計パラメータのチューニングは、
結果として追跡能力と雑音に対する感度との間での相殺を生じる。例えば、チャ
ンネル・トラッカーの適応利得が非常に大きいならば、チャンネル・トラッカー
はノイズおよび正しくないシンボル決定に対して非常に感度が高くなる。他方、
適応利得が小さな大きさを有するように選択されるならば、チャンネル・パラメ
ータのバリエーションを追跡する能力は失われてしまう。とりわけ、コヒーレン
トな変調およびコヒーレントな復調の構成が用いられるこれらのシステムにおい
ては、これらの問題は、差分変調が実行されるシステムに比べてより深刻になる
【0009】 コヒーレントな直角位相偏移変調(Quadrature Phase Sh
ift Keying)(QPSK)のようなコヒーレントな変調構成において
は、たとえチャンネル・トラッカーがチャンネル応答の大きさをよく追跡すると
しても、チャンネル位相は、同相のおよび/または直角位相成分の深いフェード
の間スリップし(すなわち、トラッカーは誤った位相オフセットでロックできる
)、結果としてk2π/mの位相オフセットを生じる。換言すれば、トラッカー
は実際によく追跡するがオフセットを伴っており、それは結果として符合の回転
およびエラーの伝播を引き起こす。チャンネル位相の回転およびシンボルの回転
は反対の方向であるので、通常のトラッカーは典型的には問題を正すことはでき
ない。このように、新しいフレームと同期シーケンスが受信されるまで、残りの
情報シンボルは全て、この位相の回転のために失われてしまう。
【0010】 干渉を受ける通信チャンネルでの受信の性能を向上するのに、他のアプローチ
もまた適用されている。例えば、IS−136およびIS−95スタンダードを
含めて無線デジタル・サービスに適応できる種々のスタンダードが導入されてい
る。これらのおよびその他のシステムが、ギブソン(Gibson)によって編
集され、CRCプレスによって出版された(1996年)移動通信ハンドブック
に記述されている。これらのさまざまな仕様書によって、データ・フレーム内の
符号化されたおよび符号化されていない双方のビット・クラスの使用が提供され
る。IS−641仕様書によって提供されるような符号化されたおよび符号化さ
れていないビット双方の使用例がここに記述される。
【0011】 適応性符号励起線形予測(Adaptive Code Excited L
inear Prediction)(ACELP)源によって148ビットの
データ・フレームが提供される。48のビットがクラス1Aへとして分類され、
CRCエラー検出符号器を経て処理されてそのビットに添付されるエラー検出符
号を生成する。148ビットのデータ・フレームからさらに48のビットがクラ
ス1Bのビットとして取り扱われ、エラー検出符号化のない通常の符号器を経て
処理される。残りの52ビットがクラス2のビットとして取り扱われ、符号化な
しに直接インターリーバー(interleaver)に提供される。クラス1
Aおよび1Bのビットは、通常の符号器を経て処理され、そして続いて、結果と
して生じるエラー訂正符号化出力ビットが壊されて(punctured)合計
260ビットを52のクラス2のビットと組み合わせた後、2スロットのインタ
ーリーバーに提供する。148ビットを、送信のための変調器に提供される2つ
の別個のスロットに分割することによって、インターリービングが実行される。
典型的には、差分QPSK(DQPSK)変調は、それぞれが2ビットのデータ
を表す4元のシンボルが備えられる。
【0012】 干渉拒絶/結合(interference rejection/comb
ination)(IRC)は、アンテナの多様な受信機において共通のチャン
ネル干渉を緩和するのに用いられるもうひとつの技術である。そのようなアプロ
ーチの例が「多重アンテナ・デジタル・セルラー通信システムにおける干渉拒絶
結合の方法およびそのための装置」という名称の米国特許第5,680,419
号において提供されており、それは参照することによってその全体がここに組み
込まれる。多重アンテナを備えるIRCの使用は、遅いフェージング状態のもと
で受信機能を著しく向上する。しかしながら、速いフェージング状態のもとでは
、要請される追跡プロセスでの制限は、典型的にはIRCによる性能の向上を制
限する。これらの利益の低減は、速いフェージングの間、追跡プロセスの劣化か
ら結果として生じる。
【0013】 多重パス復調(MPD)は、通信システムにおける符号化の存在を利用する別
の技術である。従来の受信機は、典型的には、復調と復号を別々に取り扱う。復
調器は、ハードまたはソフトの決定を生み出し、そして復号器段階は、これらの
決定について動作して最終情報を生み出す。復調と復号のこの分離は、受信機の
設計において、とりわけ通信システムでインターリービングが用いられていると
きに、合理的な複雑さを生じる。インターリーブをベースとするシステムにおい
て、復調器の出力はまず、インターリーブを解除され、そして符号器に送出され
る。多重パス復調は、復号器から復調器へのフィード・バックを使用してシステ
ムの性能を向上する。多重パス復調をベースとする復調器/復号器の例が、「既
知のシンボルを用いるデジタルで変調されたラジオ信号の同時復調および復号」
という名称の米国特許第5,673,291号において提供されており、それは
参照することによってその全体をここに組み込む。その291号特許には、まず
受信信号を復調し、そして符号化されたシンボルを復号し、そして復号器の出力
を再符号化することによって得られる情報を復調器にフィード・バックして、符
号化されていないシンボルを、性能を向上して再復調することが記載されている
。再符号化されるシンボルは、復号器によって、それが同期符号を利用したのと
同じ方法で、既知の符合として利用され、それは送信に先立ってデータに挿入さ
れていた真に既知のシンボルである。多重パス復調を用いるさらなる例が、「多
重パス復調を用いる符号化されたおよび符号化されていないビットを含む変調信
号を受信するシステムおよびその方法」という名称の米国特許出願第 号において提供されており、それもまた参照することによってその全体
をここに取り込む。
【0014】 (発明の概要) 前記に照らして、本発明の目的は、チャンネル・フェードを含む伝播における
バリエーションに応答する、無線通信システムのチャンネルのような、変調され
た信号の伝播を特性化する方法を提供することである。
【0015】 さらに本発明の目的は、急速に変化する伝播状態に応答することのできるその
ような方法を提供することである。
【0016】 本発明のこれらの、およびその他の目的は、多重パス復調を用いることによっ
て提供されるが、そこでは、第2パス間、復号されたシンボルが再符号化されて
周知のシンボルとして取り扱われ、そして第2パス間伝播特性を更新するのに用
いられるエラー・タームを計算するのに用いられる。これによって、より高い帯
域を、既知の符号が処理されている間、伝播特性を更新するのに用いることが可
能となる。とりわけ、伝播特性は、干渉拒絶/結合(IRC)システムのような
チャンネル・トラッカーまたは多重アンテナ受信機によって、悪化相関マトリッ
クス・エスティメータ(impairment correlation ma
trix estimator)または双方の組み合わせが備えられる。したが
って、(IRCからの)伝播の空間ダイバーシティ特性および(チャンネル・ト
ラッカーからの)時間(またはタイミング)特性は双方とも、復号された(およ
び再符号化された)および復号化されていないシンボルが、復号化されていない
シンボルを処理する間、望ましい性能特性を維持する間の高速変化チャンネル状
態のもとで、性能を向上することを可能とするように、異なる速度で(すなわち
異なる帯域幅で)追跡される。このように、伝播特性は、同期シーケンスを用い
るスロット(フレーム)の開始時のように初期化され、そして既知のシンボルと
しての復号されたシンボル情報から再符号化された推定を用いる高帯域で周期的
に更新される。
【0017】 本発明の特定の実施例においては、復号されたシンボルに対応する第1受信信
号から生成される推定に応答する第1帯域幅および、復号されないシンボルに対
応する第2受信信号に応答する第1帯域幅よりも低い第2帯域幅で、伝播特性を
更新することによって、無線装置によって受信される変調信号の伝播を特性化す
る方法およびシステムが提供される。受信信号から生成される推定は、変調信号
から送信される情報を表す複素数シンボルである。伝播特性は、変調信号の同期
期間に応答する更新の前に初期化される。伝播特性は、チャンネル・トラッカー
が利得を有し、また第1帯域幅および第2帯域幅がチャンネル・トラッカーの利
得を設定することによって確立される、チャンネル・トラッカーを用いる変調信
号の伝播を特性化するチャンネル推定を維持することによって提供される。
【0018】 チャンネル追跡に加え、ひとつの実施例における変調信号は、各々が受信信号
出力を提供し、かつ各々が関連伝播特性を有する複数の空間的に多様なアンテナ
によって受信される。そして伝播特性には、悪化相関エスティメータが利得を有
し、また第1帯域幅および第2帯域幅が悪化相関エスティメータの利得を設定す
ることによって確立される、悪化相関エスティメータを用いる複数のアンテナに
ついて悪化相関マトリックスを一致することが含まれる。
【0019】 本発明の別の実施例によると、変調信号が受信されて第1受信信号を提供する
。第1受信信号は、第2帯域幅で伝播特性を更新する間、第1パス復調され、そ
して復調された第1受信信号は、復号されて第1受信信号から生成される推定を
提供する。そして第1受信信号は、第1帯域幅で伝播特性を更新する間、第2パ
ス復調される。
【0020】 本発明の更なる実施例において、チャンネル上で連続して送信される複数のス
ロットを含む変調信号を受信する方法およびシステムが提供される。送信される
スロットのひとつが、別々の複数の受信アンテナで受信されて複数の受信信号を
提供し、その各々は、符号化された符号に対応する部分と符号化されていない符
号に対応する部分とを有する。受信信号は、第1帯域幅で受信信号に応答するチ
ャンネルの推定および、第2帯域幅で受信信号に応答する別々の複数の受信アン
テナについての悪化相関推定を更新する間、復調され、第1スロット推定を提供
する。そして符号化されたシンボルに対応する受信信号の部分に対応する第1ス
ロット推定の部分が復号されて、復号シンボル推定を提供する。復号シンボル推
定が得られた後、受信スロットは再度復調されて第2スロット推定を提供し、そ
の間第1帯域幅よりも大きな第3帯域幅で復号シンボル推定に応答するチャンネ
ルの推定を更新し、かつ第2帯域幅よりも大きな第4帯域幅で復号シンボル推定
に応答する別々の複数の受信アンテナについての悪化相関推定を更新する。
【0021】 本発明の更なる観点において、既知の受信符号のオフセット期間および既知で
ない受信符号の期間を有するDQPSK変調信号を受信する受信機におけるチャ
ンネル補間の方法およびシステムが提供され、それはまた、本発明の上記実施例
と一緒に用いられる。複数のチャンネル推定が、既知の受信シンボルの第1グル
ープと既知の受信シンボルの第2グループとの間の復調の間、π/2ラジアンの
位相シフトに対応して維持される。複数のチャンネル推定のひとつが選択され、
既知の受信シンボルの第1グループと第2グループとの間の信号を復調するのに
用いる。
【0022】 本発明によるチャンネル補間の観点の1つの実施例において、π/2ラジアン
の位相シフトに対応して複数のチャンネル推定が、既知の受信シンボルの第2グ
ループと既知の受信シンボルの第3グループとの間の復調の間維持される。そし
て複数のチャンネル推定の1つが選択されて、既知の受信シンボルの第2グルー
プと第3グループとの間の信号を復調するのに用いる。複数のチャンネル推定の
1つは、最善の測定選択基準に基づいて選択される。
【0023】 本発明によるチャンネル補間の観点の別の実施例において、チャンネル応答は
、受信されるDQPSK信号に基づいて追跡される。追跡されるチャンネル応答
は、シンボルの第1グループと第2グループとの間の信号の部分について複数の
チャンネル推定と比較される。追跡されるチャンネル応答と最もよく一致する複
数のチャンネル推定の1つが、信号の一部として選択される。シンボルの第1グ
ループと第2グループとの間の信号の複数部分について、維持、比較および選択
ステップが繰り返される。選択は、最小平均二乗エラー基準に基づいて追跡され
るチャンネル応答と最もよく一致する複数のチャンネル推定の1つを選択するこ
とによって提供される。
【0024】 当業者には理解されるとおり、本発明は主にその方法の観点に関して記述され
ている一方、無線電話のようなシステムにおいても実施される。
【0025】 (好ましい実施例の詳細な説明) ここで本発明は、本発明の好ましい実施例が示される添付した図面を参照して
、以下でより充実して記述される。しかしながら、この発明は多くの異なる形態
で実施され、ここで説明される実施例に制限されるものと解釈されるべきではな
く、むしろこれらの実施例は、この開示が充実して完全なものとなり、当業者に
発明の範囲を充分伝えるように提供される。全体を通して、同様の番号は同様の
要素を参照する。当業者に理解されるとおり、本発明は、方法または装置として
実施される。したがって、本発明は、完全にハードウェアの実施例、完全にソフ
トウェアの実施またはソフトウェアとハードウェアの観点を組み合わせた実施例
の形状を取る。本開示全体を通して、同様の番号は同じアイテムを参照する。
【0026】 図1は、本発明の教示が利用されるセルラーまたは衛星電話システムのような
ラジオ通信システム10を示す。図1に示されるとおり、ラジオ通信システム1
0には、送信アンテナ14を有するラジオ通信機12およびラジオ受信機22が
含まれる。ラジオ受信機22には、複数の受信アンテナ16、ラジオ周波数プロ
セッサ18およびベースバンド・プロセッサ20が含まれる。ラジオ送信機12
の出力は、送信アンテナ14に結合される。受信アンテナ16は、ラジオ周波数
プロセッサ18に結合される。ラジオプロセッサの出力は、ベースバンド・プロ
セッサ20の入力に提供される。
【0027】 動作に際し、送信機12は、情報信号(システムおよび管理機関によって特定
され、ラジオ通信に適切なキャリア周波数で変調される)を送信する。送信信号
は、伝播媒体を通過した後ラジオ受信機22に到達する。送信信号プラスあらゆ
るノイズが、受信機アンテナ16で受信される。受信信号は、ラジオ周波数プロ
セッサ18で処理されてベースバンド信号を生成する。特にラジオ・プロセッサ
18は、信号を増幅し、ミキシングし、濾過し、サンプリングしおよび量子化し
てベースバンド信号を抽出する。結果として得られるベースバンド信号は、送信
された情報信号の復調のためにベースバンド・プロセッサ20に提供される。
【0028】 本発明は、第1パス復調からの再符号化された復号シンボルおよび、復調の第
2パスにおける伝播特性(チャンネル推定のような)を更新するのに用いられる
エラー期間の計算のための受信スロットにおける符号化情報の復号を利用する。
このように、チャンネル・トラッカーは、受信信号に対応するチャンネルのチャ
ンネル応答の変化をより正確に追跡する。このように、本発明は、ベースバンド
・プロセッサ20に組み込まれ、受信信号を復調して送信情報を抽出するのに利
用される。
【0029】 本発明による伝播特性エスティメータ32が含まれる無線電話30の実施例が
、図2のブロック図において示されている。図2に示されるとおり、無線電話3
0には典型的に、送信機33、受信機22、ユーザー・インターフェース36お
よびアンテナ・システム38が含まれる。アンテナ・システム38には、アンテ
ナ給電構造42と1つ以上のアンテナ16が含まれる。当業者には周知の通り、
送信機33は、無線電話30によって送信されるべき情報をラジオ通信に適切な
電磁信号に変換する。受信機22は、無線電話30によって受信される電磁信号
を復調し、その信号に含まれる情報が、ユーザーに理解できるフォーマットでユ
ーザー・インターフェース36に提供されるものとする。受信機22には、図1
のように、RFプロセッサ18およびベースバンド・プロセッサ20が含まれて
おり、伝播特性エスティメータ(propagation character
ization estimator)32が、そのベースバンド・プロセッサ
20に含まれている。携帯無線電話で用いるのに適する、広く様々な送信機33
、受信機22およびユーザー・インターフェース36(例えば、マイクロフォン
、キーパッド、ディスプレイ)が当業者にとっては周知であり、そのような装置
が無線電話30において実現されている。本発明による伝播特性エスティメータ
32以外でも、無線電話30のデザインは当業者にとって周知のものであり、こ
こではさらには記述しない。
【0030】 図3は、本発明によるベースバンド・プロセッサ20を示す。図示されるとお
り、アンテナ16からの受信ベースバンド信号は、適応性伝播特性エスティメー
タ32の入力に提供され、それには、チャンネル時間分散特性を追跡するチャン
ネル・トラッカー50および、例えば、空間的に多様なアンテナ16からの信号
に基づいて空間的に相関する干渉を推定する悪化相関エスティメータ52が含ま
れる。またベースバンド・プロセッサ20には、シンボルまたはシーケンス・エ
スティメータ(symbol or sequence estimator)
54が含まれる。伝播特性エスティメータ32の出力もまた、シンボルまたはシ
ーケンス・エスティメータ54に提供される。シンボルまたはシーケンス・エス
ティメータ54の出力は、モード・セレクター56およびエラー訂正復号器58
に提供される。復号器58の出力は、受信信号からの情報を表す復号シンボルを
ユーザ・インターフェース36に提供し、その復号されたシンボルは、再符号化
されて、伝播特性エスティメータ32にフィード・バックされる推定を提供する
【0031】 モード・セレクター56の出力は、適応性伝播特性エスティメータ32に提供
される。図3においてさらに示されるとおり、モード・セレクター56もまた、
復号器58から、再符号化された復号シンボルを提供される。これらのシンボル
は、受信スロットの特定部分と関連するエラー訂正復号器58を経ての処理後の
、受信信号からの符号化情報の推定に対応する。モード・セレクター56は、チ
ャンネル・トラッカー(channel tracker)50および悪化相関
エスティメータ52のためにベース帯域幅の選択を提供し、一方で復号されたシ
ンボルが生成されるためのシンボルを復調しながら、チャンネル・トラッカー5
0および悪化相関エスティメータ52によって更新されるための、検出されたが
復号されていないシンボルとより高い帯域幅を復調する。モード・セレクター5
6はさらに検出されたシンボルよりもむしろ再符号化された復号シンボルの使用
を、高帯域幅での動作の期間、伝播特性を更新するのに用いられるエラー測定の
ための入力として提供する。これらの動作は、2パス復調(2−pass de
modulation)により与えられることが理解される。その際、同一の受
信信号が表わすのは、一回目に復号器58から出力される復号されたシンボルを
生成するよう処理され、そして二回目は再符号化された復号シンボルを用いて処
理され、第2パス間チャンネル・トラッカー50および悪化相関エスティメータ
52のより速い更新を可能とするスロットである。したがって、このより高い帯
域幅のチャンネル追跡に基づいて、復調の第2パスでのエスティメータ54によ
って出力される検出シンボルにおいて、とりわけ速いフェージング状態のもとで
向上したエラー速度が得られる。
【0032】 図面に明白に示されておらず、ここでも詳細に記述されていないが、まず典型
的に、エスティメータ(等価器)54が、インターリーブを解除され、そして、
インターリーブされた符号がACELP符号のように用いられるとき復号器58
に送出される。そして、復号器58の出力が再符号化され、再インターリーブさ
れそしてフィードバックされて、符号化情報を含む受信信号の一部の復調の第1
パスから生成される推定として等価器54によって用いられる。換言すれば、図
3に示されるように、復号器58の出力が、直接ユーザー・インターフェース3
6に、また伝播特性化器32へのフィードバックとして提供されている間、復号
シンボルは、各場合において異なる形態で提供される。例えば、ユーザー・イン
ターフェースについては、典型的には、2進ビット情報が再構築された情報フレ
ームによって提供される。復調の第2パスにおいて用いられるためにフィードバ
ックされる復号シンボルは、シンボルまたはシーケンス・エスティメータ54に
よって生成される検出シンボル・フォーマットと一致するシンボルの形状で提示
される(換言すれば、それらは再符号化される)。これは、例えば、実(振幅)
および虚(位相)成分双方を有する複素数の形状にある。さらには、チャンネル
推定更新調整は、受信信号においてタイミング・エラーを表すフィードバックさ
れたおよび/または検出されたシンボルの位相成分に基づく。
【0033】 本発明による動作は、チャンネル・トラッカーと結合されるエスティメータ5
4および悪化相関エスティメータ52が、コヒーレントな等価器を提供する復調
に用いられるコヒーレントな等価器を参照して理解される。最大可能性シーケン
ス・エスティメータ(MLSE)が、最善のシンボル・シーケンスを探し求める
ための格子で動作するシーケンス・エスティメータ54として提供される。アン
テナ16の数を示すのにLを、また時刻kでのL個の受信値のベクトルを示すの
にrkを、および仮定されたシンボルおよびチャンネル推定を用いてMLSEエ
スティメータによって計算される合成された受信値の対応するベクトルを示すの
にr’kを用いて、ここで動作がさらに記述される。r’kの構成要素は、以下の
等式によって示されるような形状にある。 c0k+c1k-1+...+cMk-M ここで、skは、現在仮定されているシンボルであり、sk-1,...,sk-M
、MLSE格子の状態によって決定される過去のシンボルおよびc0...,cM はチャンネル・トラッカー50のチャンネル・タップ推定である。MLSE格子
上の各分岐について、分岐測定は以下の等式に従って計算される。 (rk−r’kHk -1(rk−r’k) ここで、Rkは、アンテナ短期間悪化相関マトリックスである。
【0034】 前述のとおり、MLSE54は検出されたシンボルをチャンネル・トラッカー
50および悪化相関エスティメータ(またはアンテナ・トラッカー)52に提供
する。チャンネル・トラッカー50は、検出されたシンボルと受信値とを用いて
チャンネル・タップc0...,cMを更新する。LMS型およびカルマン(Ka
lman)型トラッカーならびに簡易化カルマン・フィルターに基づく自動帰還
トラッカーを含めて、種々のチャンネル追跡技術が、本発明で用いるのに適切で
ある。チャンネル・トラッカー50の出力は、MLSE54にフィードバックさ
れ、チャンネル追跡に基づくコヒーレントな復調を提供する。
【0035】 アンテナ・トラッカー52も同様に、MLSE54からの検出されたシンボル
および受信信号を用いて、相関マトリックスRkまたはそれを反転したものを更
新する。アンテナ追跡に用いるのに適切な追跡技術には、チャンネル追跡で先に
記述されたものが含まれる。アンテナ・トラッカー52の出力もまた、復調にお
いてMLS54によって用いられるために提供される。さらには受信スロットの
始めに、例えば同期バーストに基づいてチャンネル・トラッカー50によって開
発される初期チャンネル推定が、アンテナ・トラッカー52にフィードバックさ
れてチャンネル空間ダイバーシティ特性の推定を初期化する。
【0036】 本発明の利点は、エラー訂正復号器58からのフィードバックを用いることで
、既知のチャンネル追跡およびアンテナ追跡技術を向上することによって得られ
る。エラー訂正復号器58はまた、ACELPスタンダードのもとで提供される
ようなMLSE型復号器である。復調で用いられる復号器58からのフィードバ
ックは、2パス復調によって提供される。第2パスでのMLSE54において、
復号器58の出力から生成される再符合化シンボルは既知の情報であるとする。
本発明の1つの観点において、フィードバックされた再符号化シンボルが用いら
れて、MLSE54の格子の推移を直接抑制し、第2パスで、検出されたシンボ
ル出力が、確実に、エラー訂正符号化情報に対応する受信スロットの部分につい
て、再符号化された復号シンボルに対応するものとなる。例えば、格子の分岐マ
トリックスにバイアスを印加して推移を抑制する影響を得ることによって、ML
SE54の直接の抑制が提供される。代わりに、ここで記述されるように、再符
号化された復号シンボルは、伝播特性エスティメータ32を更新するためのエラ
ー値を生成するのに適当な源を使用するモード・セレクター56を用いることに
よって、MLSE54を抑制することなく、伝播特性エスティメータ32を更新
するのに用いられる。
【0037】 本発明の教示によると、復号されたシンボル情報を伝播特性エスティメータ3
2に提供する方法にかかわらず、再構築されたシンボル情報が、付加的なパイロ
ット・シンボルとして有効に用いられ、伝播特性エスティメータ32をトレーニ
ングするためのスロットの始めに典型的に提供される同期シーケンスを補足する
。通常のトラッカーにおいては、通信プロトコールに基づく受信機に既知の初期
同期またはトレーニング・シンボルに対応する受信値をトラッカーが処理してい
るとき、トラッキングのために異なるパラメータの組を用いるのが有益である。
特に、同期またはトレーニング・シンボルが、既知でない検出シンボルに基づい
て更新するよりも、更新によりもっと影響を与えることが可能となるという意味
で、トラッキングは増大した帯域幅を有することが可能となる。
【0038】 本発明による復号シンボル推定からの情報はまた、アンテナおよびチャンネル
追跡を制御するのにも用いられる。すなわち、チャンネルおよび/またはアンテ
ナ・トラッカーは、復号されたシンボル期間にわたって擬似トレーニング・モー
ドに切り替えられる。擬似トレーニング・モードのために設定される帯域幅また
は利得は、伝統的なトレーニング・モードで用いられるものと同じであるか、例
えば、復号器58からの推定出力が実際に「既知の」ビットであるかどうかで指
示される確実性に基づいて、帯域幅が増大しまたは減少する復号器58からのソ
フトな出力に基づいて変化しうる中間帯域幅を有するように選択される。アンテ
ナ・トラッカーおよびチャンネル・トラッカー双方に対してこの擬似トレーニン
グ・モードを提供することによって、双方の技術は、受信機ベース・バンド・プ
ロセッサ20の性能を向上するようMLSE54の格子を抑制する技術を用いる
ことと組み合わされるとき間接的に利益があることに加えて、復号器のフィード
バックから直接に利益がある。
【0039】 2パス多重パス復調について、またACELPなる特定の符号化フォーマット
を参照して、以上発明が記述されているが、発明はそのような実施例に制限され
るものではないことが理解されるべきである。伝播特性エスティメータをトレー
ニングする目的で擬似の既知ビットとして用いられ処理されるエラー訂正符号化
情報を含む種々の符号化フォーマットで発明は用いられる。さらには、チャンネ
ル・トラッカーおよびアンテナ・トラッカーの双方で動作するよう本発明は記述
されているが、本発明をアンテナ追跡かチャンネル追跡かのいずれかに別々に適
応することによって利益が得られることも理解されるべきである。また、以上の
記述は主に復号器からのハードの決定に向けられているが、それは、追跡回路の
擬似の既知シンボルまたは高帯域幅トレーニングとして用いられる確実性レベル
およびシンボルに基づいて利得の可変帯域幅を提供するソフトの決定復号器出力
で等しく利用することもできることが理解されるべきである。
【0040】 当業者には理解されるとおり、図1乃至図3における本発明の前述の観点は、
ハードウェア、ソフトウェアまたはそれらの組み合わせによって提供される。既
製電話30および含まれるベースバンド・プロセッサ20の種々の構成要素は、
分離した構成要素として示されているが、それらはまた、実際には、入力および
出力ポートを含みソフトウェア符号を走らせるマイクロ・コントローラを用いて
、カスタムまたはハイブリッドのチップによって、分離した構成要素またそれら
の組み合わせによって、集積されて実現されてもよい。例えば、ベースバンド・
プロセッサ20において代表される全てのまたはいくつかの構成要素は、マイク
ロ・プロセッサまたはデジタル信号プロセッサを用いて、もしくは用途特定集積
回路(ASIC)によって実現される。同様に、図において別々のブロックで示
されるベースバンド・プロセッサ20の種々の動作はプロセッサでの符号の実行
として実現される。
【0041】 図4は、本発明で利用されるフレーム(スロット)構造を示す。図4に示され
るとおり、フレームには、トレーニング・シンボルを含む同期部分0からA、符
号化されないシンボル情報と関連する情報部分B〜C、F〜GおよびJ〜Kおよ
び符号化されたシンボル情報と関連するD〜E、H〜IおよびY〜Zが含まれる
。フレームの同期部分は、図4における0からAまでの前もって定義された一連
のシンボルであり、それは、各受信フレームについてのものと同じである。フレ
ームの情報部分には、フレームにおいて送信されるべき情報が含まれる。本開示
に照らして当業者によって理解されるとおり、図4のフレーム構造は単に例示的
なものであり、本発明はどのような特定のフレーム構造にも制限されるように構
築されるものではなく、符号化されないおよび符号化されるシンボル情報が含ま
れる多くのフレーム構造のいずれで用いられてもよい。
【0042】 動作に際して、各フレームの同期期間の間、モード・セレクター56は、既知
のシンボルを伝播特性エスティメータ32に提供する。例えば、これらのシンボ
ルはメモリに蓄積され、受信フレームの同期部分の間にアクセスされる。受信フ
レームの同期部分の間、エスティメータ32はチャンネル推定の既知の方法をい
くつでも用いて伝播応答特性を推定する。例えば、フレームの同期部分の既知の
シンボルに基づいて実際の受信信号と再構築された信号との間の二乗差分を最小
とする最小二乗(LS)エスティメータが利用される。
【0043】 LSエスティメータによって得られるこれらの初期推定が、チャンネル・トラ
ッカー51およびアンテナ・トラッカー52についての初期推定として用いられ
る。チャンネルは非常に急速に変化し、またLSエスティメータは、トレーニン
グ期間の間、平均チャンネル・パラメータ推定を提供するので、チャンネルを追
跡するのにこれらの初期推定(同期シーケンス直後の情報フィールドの同期期間
(図4においてBとして表される)の後第1情報シンボルから始まる)を用いる
のは、典型的には望ましくない。代わりに、適応性伝播特性化エスティメータ3
2のチャンネル・トラッカー50は、最小二乗測定によって提供される初期推定
を用いる同期シーケンスの第1シンボル(図4において0として表される)から
チャンネルを追跡し始め、そして、トレーニング・モードにおける同期シーケン
スの最後のシンボル(A)までチャンネルを追跡する。このポイント(A)での
チャンネル推定は、最小二乗測定によって得られる平均チャンネル推定より信頼
できる。このように、同期シーケンスの間、伝播特性化エスティメータ32は、
典型的には合理的な値に収束し、そしてトレーニング期間(A)の終わりでの推
定は、トレーニング・モードの間のチャンネルにおける変化に追従する。
【0044】 トレーニング・シーケンスの後、モード・セレクター56は、決定に向けられ
たモードに変化し、そしてシンボルまたはシーケンス・エスティメータ54の出
力をチャンネル・トラッカー50およびアンテナ・トラッカー52に提供する。
このように、トレーニング・シーケンス直後の情報シーケンスの第1シンボル(
B)から始まって、シンボルまたはシーケンス・エスティメータ54の出力で、
推定されるシンボルは、チャンネル応答の推定に用いられる。決定に向けられた
モードにおけるチャンネル推定は、符号化されないシンボル情報と関連する第1
情報シーケンスの最後のシンボル(C)まで続く。
【0045】 伝播特性化エスティメータ32が、決定指向のモードにおいて動作している間
、それはパラメータ選択に基づいて現実のラジオ・チャンネルを追跡する能力を
失う。典型的には、追跡は決定方向セクションにわたって次第に悪くなる。さら
には、伝播特性化エスティメータ32はチャンネルの振幅に密接に追従すること
ができるが、推定されるパラメータの位相は実際のチャンネルに関してスリップ
するかもしれない。これらのエラーは、正しくないチャンネル推定として伝播し
、それは結果として正しくないシンボル推定を生じ、さらにそれは結果として正
しくないチャンネル推定を生じる。
【0046】 受信スロットの復調の第1パスの間、スロットの情報部分の全ては、それが符
号化されない情報であるか符号化される情報であるかに拘らず、伝播特性化エス
ティメータ32およびモード・セレクター56による周知の情報よりもむしろ検
出されたものとして取り扱われる。しかしながら受信スロットの復調の第2パス
で、復号された情報部分が前述のように既知のビットとして処理される。したが
って、第2パスの間、モード・セレクター56は、受信スロットの対応する符号
化された部分の間チャンネル・トラッカー50およびアンテナ・トラッカー52
を更新するために、第1パスからの復号シンボルに基づいて情報を用いる。モー
ド・セレクター56はさらに、復号部分の間、異なる帯域幅の選択を提供する。
したがって、チャンネル・トラッカー50およびアンテナ・トラッカー52は、
以前に復号されたシンボル情報を処理するとき、追跡能力を高めるために高いバ
ンド幅で動作し、また受信スロットの情報セグメントの残りの部分の間、ノイズ
および正しくないシンボル決定に対するチャンネル・トラッカーおよびアンテナ
・トラッカーの感度が低減するのを可能とするためにより低い帯域幅で動作する
【0047】 本発明は、ラーズ・リンドボムによる(フェージング移動ラジオ・チャンネル
の簡易化されたカルマン推定:LMS計算負荷での高い能力)音響、音声および
信号処理国際会議、ミネアポリス、1993年4月において説明されるような、
有限インパルス応答(FIR)チャンネル・モデルの係数、およびカルマン予測
変数の近似の簡易化された確率論的なモデリングに関して以上のように記述され
ている。しかしながら、当業者は、発明がいかなる種類の追跡アルゴリズムにも
応用できるということを理解する。
【0048】 特定のカルマン型トラッカーが以下に説明される。受信信号を与えるためにデ
ータ・シンボルによって多重化されるチャンネル・タップの共役を用いることに
よって簡易化が提供される。遅延τに対応する各チャンネル係数は2つの状態に
よって表され、それらは状態ベクトルxを形成する。このベクトルの第1素子は
、チャンネル係数そのものである。第2素子は以下に記述される。また、時間k
についてのチャンネル更新等式は、時間kで受信データを用い、k+1で、すな
わち1ステップ先で、チャンネル係数を予測する。MLSE等価化で決定深さd
が用いられ現在の時間nでの最善の状態に沿って後をたどることによってd前の
より早いシンボルを決定する。所定のチャンネル係数に対する状態ベクトルを更
新するための一般的な式は次のように与えられる。 ここでx(k)は時間kでの予測される状態ベクトルであり、Fは以前の状態推
定を新しい状態推定に関連付けるマトリックスであり、Mはステップ・サイズμ 0 (τ)およびμ1(τ)の対角線マトリックスであり、sdet(k)は時間k後
からの検出されたシンボル値(sdet(k),sdet(k−1),...)のベク
トルであり、そしてe(k)は、時間kでの受信および予測データ間の差(エラ
ー)であり、すなわち、 ここで、c(τ,k)は遅延τに対する時間kでのチャンネル係数を示す。
【0049】 チャンネル・トラッカーにはいくつかのパラメータが含まれる。可変の数のチ
ャンネル・タップ(J)が提供される。状態トラッカーごとのチャンネル・モデ
ルが用いられるならば、dは0に設定される。さもなければdはタップの数に設
定される。このようにトラッカーを実行するのに必要とされる残りのパラメータ
はF、μ0(τ)およびμ1(τ)である。
【0050】 トラッカーは、第2オーダーの自動期間プロセスを備えるチャンネル・タップ
時間展開をモデルとし、rdexp(±jωd)で極を有し、ここでrdは極半径
、ωdは下式で与えられる角度である。 ここでfmは、チャンネル(Hz)での最大ドップラー周波数であり、またfu
チャンネル追跡更新速度(通常シンボル速度)である。第3パラメータγ(τ)
があり、それは各チャンネル係数について異なる。このパラメータは信号対ノイ
ズ比(SNR)およびタップ・サイズ(すなわちタップ係数の大きさ)に関係す
る。例となる自動帰還トラッカーで、状態は下式によって定義される。
【0051】 パラメータrdは、典型的には1の近くに選ばれ、ωdは、遭遇する最大の媒体
スピードに基づいて選択される。そしてこれらのパラメータは第2オーダーのモ
デル・パラメータとFマトリックスを決定する。 ステップ・サイズμ0(τ)およびμ1(τ)はまたγ(τ)に依存し、それは同
期情報および通常設定γ、典型的には10-3のような10のマイナス乗から決定
される。同期の後C(τ)にチャンネル・タップ遅延τに対応する同期相関値の
二乗された大きさに関係する量を示させる。また、Cmaxは、最も強い信号線に
対応して、これらの値の最大のものを示すものとする。そしてγ(τ)値は下式
によって決定される。 ここで これは、さらに2つのパラメータαおよびβを導入し、各々が0と1の間の値を
有する。デジタル・セルラー・システム・アプリケーションに対してαおよびβ
の典型的な最終値は、それぞれ1.0および0.0なる値で平坦フェージング性
能が最適化されるけれども、それぞれ0.08および0.17である。一旦γ(
τ)が決定されると、ステップ・サイズは以下の通り計算される。 ここで、 このように、前述のチャンネル・トラッカーは5つの特定デザイン・パラメータ
d、ωd、γ、αおよびβを有する。トラッカーの帯域幅は、ωdおよびγによ
って支配的に決定される。従って、これらのパラメータのいずれかが、本発明に
よる利得調整のために利用される。ωdまたはγを低下させることで利得が低減
され、チャンネル・トラッカーにより低い帯域幅を提供する。
【0052】 典型的には、次のヴィテルビ(Viterbi)アルゴリズムの繰り返しが生
じるとき、時間n−d+1から時間n+1でチャンネル係数推定を「外挿する」
必要がある。一般に、状態はdステップ将来までFdを掛けることによって予測
できる。このマトリックスの最初の行のみが、第1状態、チャンネル係数を外挿
する必要がある。例えば、d=2に対して、チャンネル・タップ予測は下式で与
えられる。 d=0に対して、状態ケースごとのチャンネル・モデルにおけるように、予測は
必要ではない。各チャンネル・タップについての状態は、同期相関(またはトレ
ーニング)値を用いて初期化される。こうして第1状態は同期からの推定で初期
化される。第2状態は、この値の−a2倍に設定される。そしてこれらの値は、
検出されたシンボルおよび必ずしも0に等しくないdの代わりに、既知のシンボ
ルおよびd=0である等式(1)を用いて同期フィールドにわたって「トレーニ
ングされ」る。さらにチャンネル・トラッカーは「DAMPS1900チャンネ
ルでの適応性MLSE性能」IEEE Transactions on Ve
hicular Technology第46巻3号、1997年8月第634
乃至641頁において記述される。
【0053】 本発明は、フレームおよびシンボルに関して記述されているが、これらの用語
は一般的な意味で用いられている。このようにフレームは、一般に連続するシン
ボルの前もって定義されたグループ分けを言及する。シンボルは一般に、受信シ
ンボルが、実(振幅)および虚(位相)部分双方によって表される差分位相シフ
ト・キーング(DQPSK)を用いて提供されるような4元のシンボルのような
、例えば、ビットまたは2元ではないシンボルのような情報ユニットを言及する
【0054】 本発明による動作は、図5のフローチャートを参照してここでさらに記述され
る。ブロック100で、受信機22は変調信号を受信し、典型的には受信された
変調信号のフレームまたはスロット・セグメントをバッファーに保留する。受信
信号には、符号化された情報に対応する第1受信信号と符号化されていない情報
に対応する第2受信信号とが含まれる。受信信号は、DQSPSK変調を用いて
提供されるような変調信号から送信される情報を表す複素数シンボルとして表さ
れる。ブロック102では、受信信号が送信されるチャンネルの伝播特性が初期
化される。フレームの開始でのこの初期化は、典型的には、期間0〜Aとして図
4に示されるよな変調信号の同期期間に応答して提供される。
【0055】 図5を参照して記述されるような全ての動作は、単一の受信信号に関して提示
されるが、好ましい実施例においては、受信機には各々が受信信号の出力を提供
し、また各々が関連する伝播特性を有する複数の空間的変位アンテナ16が含ま
れる。したがって、伝播特性には、チャンネルの時間分散に基づくチャンネル追
跡と受信信号の空間特性に基づくアンテナ追跡の双方が含まれる。これらの根底
にある概念の各々は、当業者には一般に知られておりここでさらに記述する必要
はない。
【0056】 コンテキストとしては、余分な帯域幅を備えるシステムにおいて、受信信号を
シンボル速度より高いサンプリング速度で処理することは有益である。例えば、
IS−136では、送信機パルスは、典型的には35%余分の帯域幅を有する。
換言すれば、シンボル速度は24.3ksymbols/sであり、一方、帯域
幅は32.81kHzである。ベース・ライン復調器は一般にシンボル速度で受
信信号を処理し、それはシンボルごとに1サンプルである。余分の帯域幅は多様
性の形態として見ることができ、アンテナ・ダイバーシティに類似するやり方で
利用される。特に、受信信号は、シンボルごとに2サンプルの速度でサンプルす
ることができる。2サンプルは2つのアンテナとして考えることができ、それに
従って処理される。例えば、単一のアンテナを備える端末は、シンボルごとに2
サンプルを備える受信機を、各サンプルを異なるアンテナから来るものとして取
り扱って用いることができ、それによって単一の受信アンテナのみを備えるシス
テムにおいて本発明のアンテナ追跡の観点を利用する。
【0057】 IRCを備えるシステムにおいては、追跡の代わりの形態は、チャンネル・タ
ップ・トラッカーおよび悪化マトリックス・トラッカーを共同で処理するもので
ある。とりわけ、ボトムリー(Bottomley)による米国特許第5,82
2,380号に記述されるとおり、復調器からのエラー信号が悪化マトリックス
から得られるマトリックスによって処理することができる、エラー信号によって
干渉内容を減衰する。そして、変調されたエラー信号は、チャンネル・タップ・
トラッカーにおいて用いられる。この方法は、プリキャンセレーション(pre
−cancellation)として言及される。典型的にはプリキャンセレー
ションはチャンネル・タップ推定での干渉の衝撃を低減することによって受信器
性能を向上させる。続いてこれが復調器の性能および悪化マトリクス追跡を向上
させる。
【0058】 プリキャンセレーションは本発明と組み合わされてもよい。チャンネル・タッ
プ・トラッカーおよび悪化マトリックス・トラッカーの帯域幅は、シンボルが既
知であるか既知でないかまたは再符号化されているかによって変えることができ
る。悪化マトリックスから得られるマトリックスは、それをチャンネル・タップ
・トラッカーにおいて用いるのに先立ってエラー信号を処理するのに用いられる
【0059】 ブロック104で示されるように、受信信号は、既知であるよりもむしろ検出
されたシンボルに基づいた更新に適切なベースバンド幅で、チャンネル・トラッ
カーおよびアンテナ・トラッカーを更新しながら、第1復調パスの間に復調され
る。ブロック106では、エスティメータ54からの検出シンボル推定および復
調の第1パスは、復号器58によって復号され復号シンボル推定を提供する。ブ
ロック108では受信スロットは第2パス復調の間に再度復調される。しかしな
がら復調の第1パスとは違って、第2パス復調の間、復号器58からの復号シン
ボルは、符号化された受信信号の第1パス復調から生成される推定として用いる
ために適切な形に再符号化されて、フィードバックされ、チャンネル・トラッカ
ー50およびアンテナ・トラッカー52を更新するのに用いられる。したがって
、チャンネル・トラッカー50の更新および悪化相関エスティメータ52の双方
を含んで、伝播特性は、復号シンボルからの擬似既知シンボルの使用に基づいて
より高い帯域幅で更新される。
【0060】 フレームからの符号化されていない情報が処理されている第2パスでの復調の
部分の間、エスティメータ54からの検出シンボルならびにチャンネル・トラッ
カー50およびアンテナ・トラッカー52についてのベース更新帯域幅の使用に
基づいて、動作し続ける。代わりに、伝播特性は、以下でさらに記述されるよう
に補間されてもよい。
【0061】 ブロック110では、第2パスからの検出シンボルは、復号器58において復
号され、出力の復号されたシンボルがユーザー・インターフェース36に提供さ
れる。更なるスロットが受信されておりブロック112での処理の準備が整って
いるならば、動作はブロック100に戻って再開する。したがって前述の復調の
2パス動作(two−pass operations)を通して、本発明は、
復号シンボルに対応する第1受信信号から生成される推定に応答する第1帯域幅
、および受信スロット内に含まれる復号されていないシンボルに対応する第2受
信信号に応答する、第1帯域幅よりも低い第2帯域幅で伝播特性を更新すること
を提供する。チャンネル・トラッカーおよびアンテナ・トラッカーの帯域幅は、
前述の自動帰還チャンネル・トラッカーについての例のような利得調整によって
提供される。
【0062】 本発明は、本発明による実施例のフローチャートの例示である図5を参照して
記述されている。フローチャートの例示の各ブロックおよびフローチャ−トの例
示におけるブロックの組み合わせは、コンピュータ・プログラムのインストラク
ションによって実現できるということが理解される。これらのプログラムのイン
ストラクションは、プロセッサで実行するインストラクションが、フローチャー
トのブロックにおいて特定される機能を実現する手段を作り出すように、プロセ
ッサに提供されて機械を生産する。コンピュータ・プログラムのインストラクシ
ョンはプロセッサによって実行されて、一連の動作ステップがプロセッサによっ
て行われるものとなり、プロセッサで実行するインストラクションが、フローチ
ャート・ブロックにおいて特定される機能を実現するためのステップを提供する
ように、コンピュータで実現されるプロセスを生産する。
【0063】 したがって、フローチャートの例示のブロックは、特定の機能を行う手段の組
み合わせ、および特定の機能を行うステップの組み合わせを支持する。フローチ
ャートの例示の各ブロック、およびフローチャートの例示におけるブロックの組
み合わせは、特定の機能またはステップ、あるいは特定の目的のハードウェア、
およびコンピュータのインストラクションの組み合わせを行う特別な目的のハー
ドウェアをベースとするシステムによって実現することができるということもま
た理解される。
【0064】 チャンネル補間の観点に関する本発明による動作を以下に述べる。まず、図4
を参照すると、補間は、復調の第2パスの間の受信スロットの符号化されていな
い情報部分B〜C、F〜G、J〜Kの処理への、代わりのアプローチである。符
号化されていない情報部分にわたっての伝播特性の変化は、本質的には符号化さ
れた部分D〜E、H〜I、Y〜Zにおいて得られるチャンネル情報に基づいて補
間される。補間動作は、図6および図7の代わりの実施例を参照することでDQ
PSK変調信号の場合を参照して記述される。
【0065】 DQPSK変調の場合において、符号化された部分からの既知のビット情報は
、異なるシンボルまたは送信されたシンボル間の既知の位相変化に基づいてのみ
実際には知られている。換言すれば、これらのシンボルのグループは、第1復調
パスからの既知のビット情報として取り扱われるものを表す一方で、それは実際
はシンボル間の位相変化のみであって、信頼して既知と考えることができる各々
の絶対的な位相ではない。結果として、既知のシンボルのグループが与えられる
と、これらのシンボルの上に推定されるチャンネルは、実際には、絶対位相にお
いて、プラスπ/2、マイナスπ/2またはπラジアンの位相シフトのオフセッ
トを備えるチャンネルであり得る。本発明によると、絶対位相におけるこの曖昧
さは、ここで記述される補間技術によって受け入れられる。
【0066】 チャンネル位相を変調技術として定義するチャンネル推定が特異であるので、
4つの可能な絶対位相の1つが、任意に選択される図4におけるD〜Eのような
シンボルの既知のシーケンスで補間動作が始まる。しかしながら、この既知のシ
ーケンスに従って、既知でないシンボルの復調のために補間されたチャンネル推
定を用いるのに、すなわち期間F〜Gの間、補間されたチャンネル推定の4つの
バージョンが、既知のシンボルH〜Iなる次の組で4つの可能なチャンネル推定
を表して作り出される。そして、補間されたチャンネル推定は、シンボルD〜E
、H〜Iの既知のセット間の期間F〜Gにおいて既知でないシンボルを復調する
のに用いられる。既知でないシンボルの復調が、一旦セグメントF〜Gについて
完了したならば、可能な4つの保持されているチャンネル推定の3つが複数の伝
播特性またはチャンネル推定の1つを選択することによってドロップされH〜I
、符号化されていないシンボルを復調するのに用いられる。既知のシンボル(H
〜I)の次のポイントでのチャンネル推定の数を1に狭めることによって、プロ
セスは、既知でない及び既知であるシンボルの連続する組にわたって繰り返すこ
とができる。
【0067】 図6および図7の双方の実施例に示されるとおり、π/2ラジアンの位相シフ
トに対応する複数の伝播特性は、少なくとも、復号シンボルに対応する第1グル
ープのシンボルと復号シンボルに対応する第2グループのシンボルとの間の復調
の部分で保持される。図6の実施例に示されるとおり、4つの別々の伝播特性が
既知でないシンボルの期間全体を通して維持される。換言すれば、既知のシンボ
ルのセット間の既知でないシンボルのシーケンスは、c0として図6に表される
第1既知シンボル・チャンネル推定から、4つの可能な絶対位相のポイント の各々まで既知のシンボルから測定される時間1での既知のチャンネル推定に基
づいて4回別々に復調される。4つの経路の各々に沿っての線形補間が、既知で
ないシンボルのシーケンスの4つの復調の各々について選択される1つの経路で
用いられる。そして時間1での最善の結果に匹敵するものは既知でないシンボル
情報期間の適切な復調シーケンス推定として選択される。例えば、最善の結果の
決定が、ヴィテルビ型MLSE復調アルゴリズムから結果として得られる最善の
測定を提供する4つからシーケンスを選択することに基づき得る。
【0068】 本発明の前述された動作は、同期シンボルまたは再符号化シンボルのような3
つ以上のブロックを含むように一般化できる。図4を参照すると、OA、Deお
よびHIを同時に補間のために用いることができる。絶対位相基準が適切でない
ので、OAの位相が基準として固定される。そして、HIの位相が合計16の可
能性についてそうであるように、DEの位相が、π/2の4つの可能な倍数のあ
いまいさを有する。したがって、OA、DEおよびHIは16の異なる曲線を描
くのに用いられる。そして復調は16回適応され、復調測定に基づいて唯一の曲
線が保留される。補間のために3つ以上のブロックを用いる利点は、潜在的にチ
ャンネル推定が向上することである。不利な点は、可能な曲線の数が増大し復調
器の使用がそれに対応して増大することである。
【0069】 符号化されていない情報の期間にわたっての補間への代わりのアプローチが、
図7に例示されている。図7の実施例において、トラッカーはステップ・バイ・
ステップで動作し、時間0推定から時間1での実際のチャンネル推定に向かって
少しずつ移動する( と示される)。図6に関してのように は復号シンボルのフィードバックからの「既知の」情報の期間からの「既知の」
チャンネル推定を表し、またc1は時間1での正しい絶対位相を表す。復調が、
既知でないビットにわたって進行するときの図7の実施例を用いて、チャンネル
が追跡され、結果として生じるチャンネルのトラッカー推定が、ステップ期間に
わたっての4つの可能な補間されたチャンネル推定と比較される。いくつかの選
択されたシンボルの後、最もよく補間されたチャンネル推定が選ばれ、また復調
はこの選択シーケンスから始まってまた別の期間進行し、その間4つの可能な補
間されたチャンネル推定との比較が再度実行される。この実施例において、最も
よく補間されたチャンネル推定は、最小平均二乗エラー標準に基づいて、最も正
確にチャンネル・トラッカー推定と一致するシーケンスの選択を用いて提供され
る。したがって、例示された実施例のいずれかを用いて、受信スロットの符号化
されていない情報部分にわたってのチャンネル追跡が、スロットの符号化情報部
分に対応する復号シンボル情報を使用して向上される。
【0070】 図面および明細書においては、発明の典型的に好ましい実施例が開示されてお
り、特定の用語が使用されているけれども、それらは一般的かつ記述的な意味で
のみ用いられており、限定を目的としてはおらず、発明の範囲は特許請求の範囲
で説明されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の教示が利用できるラジオ通信システムを示す。
【図2】 本発明による無線電話のブロック図である。
【図3】 本発明によるベースバンド・プロセッサのブロック図である。
【図4】 本発明の1つの実施例による特定のフレーム構造を示す。
【図5】 本発明の1つの実施例による動作を例示するフロー・チャートである。
【図6】 本発明の第1代わりの実施例によるチャンネル補間を示す。
【図7】 本発明の第2代わりの実施例によるチャンネル補間を示す。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年9月4日(2000.9.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 干渉拒絶/結合(interference rejection/comb
ination)(IRC)は、アンテナの多様な受信機において共通のチャン
ネル干渉を緩和するのに用いられるもうひとつの技術である。そのようなアプロ
ーチの例が「多重アンテナ・デジタル・セルラー通信システムにおける干渉拒絶
結合の方法およびそのための装置」という名称の米国特許第5,680,419
号において提供されている。多重アンテナを備えるIRCの使用は、遅いフェー
ジング状態のもとで受信機能を著しく向上する。しかしながら、速いフェージン
グ状態のもとでは、要請される追跡プロセスでの制限は、典型的にはIRCによ
る性能の向上を制限する。これらの利益の低減は、速いフェージングの間、追跡
プロセスの劣化から結果として生じる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 多重パス復調(MPD)は、通信システムにおける符号化の存在を利用する別
の技術である。従来の受信機は、典型的には、復調と復号を別々に取り扱う。復
調器は、ハードまたはソフトの決定を生み出し、そして復号器段階は、これらの
決定について稼動して最終情報を生み出す。復調と復号のこの分離は、受信機の
設計において、とりわけ通信システムでインターリービングが用いられていると
きに、合理的な複雑さを生じる。インターリーブをベースとするシステムにおい
て、復調器の出力はまず、インターリーブを解除され、そして符号器に送出され
る。多重パス復調は、復号器から復調器へのフィード・バックを使用してシステ
ムの性能を向上する。多重パス復調をベースとする復調器/復号器の例が、「既
知のシンボルを用いるデジタルで変調されたラジオ信号の同時復調および復号」
という名称の米国特許第5,673,291号において提供されている。その2
91号特許には、まず受信信号を復調し、そして符号化されたシンボルを復号し
、そして復号器の出力を再符号化することによって得られる情報を復調器にフィ
ード・バックして、符号化されていないシンボルを、性能を向上して再復調する
ことが記載されている。再符号化されるシンボルは、復号器によって、それが同
期符号を利用したのと同じ方法で、既知の符合として利用され、それは送信に先
立ってデータに挿入されていた真に既知のシンボルである。多重パス復調を用い
るさらなる例が、「多重パス復調を用いる符号化されたおよび符号化されていな
いビットを含む変調信号を受信するシステムおよびその方法」という名称の国際 特許出願第WO−A−00/33527号 において提供されている。 文献EP−A−0802656には、チャンネル推定の方法および対応する受 信機が記述されている。ドキュメントEP−A−0631399には、干渉キャ ンセレーションおよび適応性等価およびダイバーシティ受信の方法および装置が 記述されている。米国特許第5,488,635号には、複雑さが低減された分 岐測定計算を使用する低複雑性適応性等価器ラジオ受信機が記載されている。文 献EP−A−0550143には、移動性ラジオ・チャンネルのためのMLSE が記述されている。ベヘシュティス(Beheshtis)らによる論文Eur opean Transactions on Telecommunicat ions,IT,Euro Publication,Milano第9巻5号 1998年9月1日、第403乃至418頁には、「CDMAシステムのための 共同インター・シンボルおよび多重軸干渉抑制アルゴリズム」(XP00078 2802)が記述されている
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年1月5日(2001.1.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C U,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE ,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS, JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,L R,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN ,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,T R,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW (71)出願人 7001 Development Driv e, P.O. Box 13969, Re serach Triangle Par k, NC 27709 U.S.A. (72)発明者 フルグム、トレイシイ アメリカ合衆国 ノースカロライナ、ダー ラム、 ラスティック ウッド レーン 5913 Fターム(参考) 5K004 AA01 AA05 BA02 BB02 BB04 BD01 FA05 FC02 FD02 FD04 FG00 FH03 5K046 AA05 BB01 EE06 EF13

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線装置によって受信される変調信号の伝播を特性化する方
    法であって、 復号シンボルに対応する第1受信信号から生成される推定に応答して第1帯域
    幅で、および復号されていないシンボルに対応する第2受信信号に応答して前記
    第1帯域幅よりも低い第2帯域幅で伝播特性を更新する ステップを具備する方法。
  2. 【請求項2】 第1受信信号から生成される前記推定および前記第2受信信
    号は、前記変調信号からの送信情報を表す複素数シンボルである請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 前記更新ステップには、チャンネル・トラッカーを用いて前
    記変調信号の伝播を特性化するチャンネル推定を保持するステップが含まれてお
    り、ここでそのチャンネル・トラッカーは利得を有し、前記第1帯域幅および前
    記第2帯域幅は、そのチャンネル・トラッカーのその利得を設定することによっ
    て確立される請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記変調信号は、それぞれが受信信号出力を提供し、かつそ
    れぞれが関連する伝播特性を有する複数の空間的に異なるアンテナによって受信
    され、また前記更新ステップには、悪化相関エスティメータを用いる前記複数の
    アンテナについての悪化相関マトリックスを保持するステップが含まれており、
    ここで、その悪化相関エスティメータは利得を有していて、前記第1帯域幅およ
    び前記第2帯域幅は、その悪化相関エスティメータのその利得を設定することに
    よって確立される請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記更新ステップは、前記変調信号の同期期間に応答する伝
    播特性を初期化するステップに先行される請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 変調信号を受信して前記第1受信信号を提供し、 前記第2帯域幅で前記伝播特性を更新する間に前記第1受信信号を復調し、 前記復調された第1受信信号を復号して前記第1受信尊号から生成される前記
    推定を提供し、そして、 前記第1帯域幅で前記伝播特性を更新する間に前記第1受信信号を変調する ステップをさらに具備する請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 復号シンボルに対応しない前記変調信号の部分を復調する間
    に前記伝播特性を補間する ステップをさらに具備する請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記変調信号がDQPSK変調信号であり、また補間するス
    テップが、 復号シンボルに対応するシンボルの第1グループと復号シンボルに対応するシ
    ンボルの第2グループとの間の復調の間π/2ラジアン位相シフトに対応する複
    数の伝播特性を保持し、そして 前記複数の伝播特性の1つを選択してシンボルの前記第1グループと前記第2
    グループとの間の信号を復調するのに用いる ステップをさらに具備する請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 伝播特性がチャンネル・トラッカーからのチャンネル推定で
    ある請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 シンボルの前記第2グループと復号シンボルに対応するシ
    ンボルの第3グループとの間の復調の間π/2ラジアン位相シフトに対応する前
    記複数のチャンネル推定を保持し、そして 前記複数のチャンネル推定の1つを選択して、シンボルの前記第2グループと
    前記第3グループとの間の前記信号の復調に用いる ステップが、前記選択ステップに続く請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記選択ステップが、最善の測定選択基準に基づいて前記
    複数のチャンネル推定の1つを選択するステップを具備する請求項9に記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 前記選択ステップが、 前記受信された変調信号に基づいて前記変調信号の前記伝播を特性化するチャ
    ンネル推定を保持し、 前記保持されたチャンネル推定を、シンボルの前記第1グループと前記第2グ
    ループとの間の前記信号の部分についての前記複数のチャンネル推定と比較し、
    そして、 前記信号の前記部分についての前記保持されたチャンネル推定と最もよく一致
    する前記複数のチャンネル推定の1つを選択する ステップを具備する請求項9に記載の方法。
  13. 【請求項13】 シンボルの前記第1グループと前記第2グループとの間の
    前記信号の複数の部分について前記保持するステップ、比較するステップおよび
    選択するステップを繰り返すステップをさらに具備する請求項12に記載の方法
  14. 【請求項14】 前記保持されたチャンネル推定と最もよく一致する前記複
    数のチャンネル推定の1つを選択する前記ステップが、最小平均二乗エラー基準
    に基づいて前記保持されたチャンネル推定と最もよく一致する前記複数のチャン
    ネル推定の1つを選択するステップを具備する請求項12に記載の方法。
  15. 【請求項15】 あるチャンネルで連続して送信される複数のスロットが含
    まれる変調信号を受信する方法であって、 複数の別々の受信アンテナで、前記送信されるスロットの1つを受信して、各
    々が符号化シンボルに対応する部分および符号化されていないシンボルに対応す
    る部分を有する複数の受信信号を提供し、 第1帯域幅で前記受信信号に応答する前記チャンネルの推定を、そして第2帯
    域幅で前記受信信号に応答する前記複数の別々の受信アンテナについての悪化相
    関推定を更新する間に前記受信信号を復調して、第1スロット推定を提供し、 符号化シンボルに対応する前記受信信号の前記部分に対応する前記第1スロッ
    ト推定の部分を復号して復号シンボル推定を提供し、そして、 前記受信スロットを復調し、前記第1帯域幅よりも大きな第3帯域幅で前記復
    号シンボル推定に応答する前記チャンネルの前記推定を更新し、かつ前記第2帯
    域幅よりも大きい第4帯域幅で前記復号シンボル推定に応答する前記複数の別々
    の受信アンテナについての前記悪化相関推定を更新する間に、第2スロット推定
    を提供する ステップを具備する方法。
  16. 【請求項16】 符号化されていないシンボルに対応する前記受信信号の前
    記部分の間、前記チャンネルの前記推定を補間する ステップをさらに具備する請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 符号化されていないシンボルに対応する前記受信信号の前
    記部分の間、前記悪化相関マトリックスを補間する ステップをさらに具備する請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 既知の受信シンボルのオフセット期間および既知でない受
    信シンボルの期間を有するDQPSK変調信号を受信する受信機におけるチャン
    ネル補間の方法であって、 既知の受信シンボルの第1グループと既知の受信シンボルの第2グループとの
    間の復調の間π/2ラジアン位相シフトに対応する複数のチャンネル推定を保持
    し、そして 前記複数のチャンネル推定の1つを選択して、既知の受信シンボルの前記第1
    グループと前記第2グループとの間の前記信号を復調するのに用いる ステップを具備する方法。
  19. 【請求項19】 既知の受信シンボルの前記第2グループと既知の受信シン
    ボルの第3グループとの間の復調の間π/2ラジアン位相シフトに対応する前記
    複数のチャンネル推定を保持し、そして 前記複数のチャンネル推定の1つを選択して、既知の受信シンボルの前記第2
    グループと前記第3グループとの間の前記信号を復調するのに用いる ステップが前記選択するステップに続く請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記選択するステップが、最善の測定選択基準に基づいて
    前記複数のチャンネル推定の1つを選択するステップを具備する請求項18に記
    載の方法。
  21. 【請求項21】 前記選択するステップが、 受信DQPSK信号に基づいてチャンネル応答を追跡し、 その追跡されたチャンネル応答を、シンボルの前記第1グループと前記第2グ
    ループとの間の前記信号の部分についての前記複数のチャンネル推定と比較する
    ステップを具備する請求項18に記載の方法。
  22. 【請求項22】 シンボルの前記第1グループと前記第2グループとの間の
    前記信号の複数の部分について、前記保持するステップ、比較するステップおよ
    び選択するステップを繰り返すステップをさらに具備する請求項21に記載の方
    法。
  23. 【請求項23】 前記追跡されたチャンネル応答と最もよく一致する前記複
    数のチャンネル推定の1つを選択する前記ステップが、最小平均二乗エラー基準
    に基づいて前記追跡されたチャンネル応答と最もよく一致する前記複数のチャン
    ネル推定の1つを選択するステップを具備する請求項12に記載の方法。
  24. 【請求項24】 無線装置によって受信される変調信号の伝播を特性化する
    システムであって、 復号されたシンボルに対応する第1受信信号から生成される推定に応答する第
    1帯域幅で、および復号されていないシンボルに対応する第2受信信号に応答す
    る前記第1帯域幅よりも低い第2帯域幅で、伝播特性を更新する手段を具備する
    システム。
  25. 【請求項25】 前記更新する手段が、チャンネル・トラッカーを用いて前
    記変調信号の伝播を特性化するチャンネル推定を保持する手段をさらに具備し、
    ここでそのチャンネル・トラッカーは利得を有し、また前記第1帯域幅および前
    記第2帯域幅はそのチャンネル・トラッカーのその利得を設定することによって
    確立される請求項24に記載のシステム。
  26. 【請求項26】 前記変調信号が、それぞれが受信信号出力を提供しかつそ
    れぞれが関連する伝播特性を有する複数の空間的に変位されたアンテナによって
    受信され、また前記更新する手段には悪化相関エスティメータを用いて前記複数
    のアンテナについての悪化相関マトリックスを保持する手段が含まれ、ここで前
    記悪化相関エスティメータは利得を有し、前記第1帯域幅および前記第2帯域幅
    はその悪化相関エスティメータのその利得を設定することによって確立される請
    求項25に記載のシステム。
  27. 【請求項27】 前記変調信号を受信して前記第1受信信号を提供する手段
    と、 前記第2帯域幅で前記伝播特性を更新する間に、前記第1受信信号を変調する
    手段と、 前記変調された第1受信信号を復号してその第1受信信号から生成される前記
    推定を提供する手段と、 前記第1帯域幅で前記伝播特性を更新する間に、前記第1受信信号を変調する
    手段と をさらに具備する請求項26に記載のシステム。
  28. 【請求項28】 復号シンボルに対応しない前記変調信号の部分の復調の間
    、前記伝播特性を補間する手段をさらに具備する請求項27に記載のシステム。
  29. 【請求項29】 既知の受信シンボルのオフセット期間および既知でない受
    信シンボルの期間を有するDQPSK変調信号を受信する受信機におけるチャン
    ネル補間のためのシステムであって、 既知の受信シンボルの第1グループと既知の受信シンボルの第2グループとの
    間の復調の間、π/2ラジアン位相シフトに対応する複数のチャンネル推定を保
    持する手段と、 前記複数のチャンネル推定の1つを選択して、既知の受信シンボルの前記第1
    グループと前記第2グループとの間の前記信号を復調するのに用いる手段と を具備するシステム。
  30. 【請求項30】 前記保持する手段が、既知の受信シンボルの前記第2グル
    ープと既知の受信シンボルの第3グループとの間の復調の間、π/2ラジアン位
    相シフトに対応する前記複数のチャンネル推定を保持する手段をさらに具備し、
    また、前記選択する手段が、前記複数のチャンネル推定の1つを選択して、既知
    の受信シンボルの前記第2グループと前記第3グループとの間の前記信号を復調
    するのに用いる手段をさらに具備する請求項29に記載のシステム。
  31. 【請求項31】 前記選択する手段が、最善の測定選択基準に基づいて前記
    複数のチャンネル推定の1つを選択する手段をさらに具備する請求項29に記載
    のシステム。
  32. 【請求項32】 前記選択する手段が、 前記受信DQPSK信号に基づいてチャンネル応答を追跡する手段と、 前記追跡されたチャンネル応答を、シンボルの前記第1グループと前記第2グ
    ループとの間の前記信号の部分についての前記複数のチャンネル推定と比較する
    手段と、 前記信号の前記部分についての前記追跡されたチャンネル応答と最もよく一致
    する前記複数のチャンネル推定の1つを選択する手段と をさらに具備する請求項29に記載のシステム。
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