JP2002519964A - ベースステーションを構成する方法及び移動ステーション - Google Patents

ベースステーションを構成する方法及び移動ステーション

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JP2002519964A JP2000557640A JP2000557640A JP2002519964A JP 2002519964 A JP2002519964 A JP 2002519964A JP 2000557640 A JP2000557640 A JP 2000557640A JP 2000557640 A JP2000557640 A JP 2000557640A JP 2002519964 A JP2002519964 A JP 2002519964A
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アレックス エッセル
フィリップ ウェズビー
テッポ トッサヴァイネン
ハース シニヴァーラ
ヘイッキ ヒルヴォーネン
ユッカ スオンヴィエリ
マッティー ユーティ
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ノキア ネットワークス オサケ ユキチュア
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、セルラー移動テレコミュニケーションネットワーク用の屋内ベースステーションを構成する方法及び装置に係る。本発明の方法の効果的な実施形態によれば、移動通信手段を使用して、現場で考えられる送信周波数を走査し、動作のための空き周波数を見出すと共に、周波数の走査結果を屋内ベースステーションへ送信して、屋内ベースステーションに適したパラメータを選択する。本発明の効果的な実施形態による装置は、屋内ベーストランシーバステーションと、周波数を走査しそして空き周波数を見出すための移動通信手段と、ベースステーションを制御するためのベースステーションコントローラとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【技術分野】
本発明は、屋内セルラーベースステーションを構成（コンフィギュレーション
）する方法、及びこの方法を実施する装置に係る。
【０００２】
【背景技術】
セルラーベーストランシーバステーションをインストールしそして構成するた
めの既知の方法が図１に示されている。先ず、建物のデジタルマップ、及び外部
アンテナの位置を示すデータベースが段階１で編集される。段階２では、以前の
段階で収集したデータと共にネットワークプランニングツールを使用して建物の
屋内ネットワークがプランニングされる。建物に割り当てられるベースステーシ
ョンは、段階３において、プランニングされたパラメータを使用してインストー
ルされそして構成される。ベースステーションがアクティブであるときに、段階
４において、屋内ネットワークの性能が測定される。段階５においてその性能が
受け入れられると分かった場合に、ベースステーションのインストール及び構成
が終了となる。段階５において修正可能なエラーが見つかった場合には、測定に
より得られたデータを使用して段階２から手順が繰り返される。段階３において
付加的なベースステーションがインストールされ及び／又は異なる構成パラメー
タが試験される。それにより得られた構成の性能が段階４において測定され、そ
して段階５において所望の性能と比較される。受け入れられる結果が得られるま
で、この手順が段階２から繰り返される。
【０００３】 公知技術に基づいてベースステーションを構成する場合の１つの問題は、特定
のインストールエリア、例えば、建物の区画に対してステーションを構成するの
に要する時間である。公知の方法は、ベースステーションに対して正しい動作パ
ラメータを見つけるために通常はシミュレーションが使用されるために、時間が
かかる。更に、ベースステーションの最適な位置を見出すために、通常、大規模
な測定作業が行なわれる。その結果、ベースステーションのインストール時間は
８日にも及ぶ。
【０００４】
【発明の開示】
本発明の目的は、建物の屋内ベースステーションを構成するための良好で且つ
容易な方法を提供することである。本発明の更に別の目的は、単一のベースステ
ーションをインストールするのに必要なインストール時間を著しく短くした方法
を提供することである。 これは、移動通信手段を周波数スキャナとして能動的に使用しそしてその走査
結果を正しいベースステーションパラメータの構成に使用することにより達成さ
れる。
【０００５】 本発明は、ベースステーションを構成する方法に係る。本発明の方法は、独立
請求項の特徴部分に記載したことを特徴とする。 更に、本発明は、セルラーテレコミュニケーションネットワークのベースステ
ーションを構成するための移動ステーションにも係る。本発明の移動ステーショ
ンは、独立請求項の特徴部分に記載したことを特徴とする。 本発明の好ましい実施形態は、従属請求項に記載する。
【０００６】 本発明は、公知の方法よりも僅かなプランニングで屋内ベースステーションを
構成できるようにする。ベースステーションに適した場所は、先ず、建物を大ま
かに検査することにより探索され、その後、設置技術者によりベースステーショ
ンがインストールされ配線される。ベースステーションは、移動通信手段を使用
して、周波数を走査しそしてその走査結果をベースステーションに通信すること
により構成される。本発明の効果は、ベースステーションを動作するために現場
で空き周波数を得、そして充分な量の周波数を選択した後に、その選択をベース
ステーションへアップロードできることである。建物外の外部ネットワークの影
響をあまり受けない周波数を見出すのに、理論的な計算は必ずしも必要とされな
い。周波数を走査しそして選択するのに使用される手段は、容易に使用すること
ができる。本発明の効果的な実施形態では、ベースステーションに対する手動の
周波数設定は必要とされない。というのは、走査手段とベースステーションとの
間で自動的にデータが交換されるからである。本発明の方法及び構成体によるベ
ースステーションの構成は、公知の方法に比して著しく高速である。構成の時間
は、公知の方法で約８日かかったものが、本発明の方法を用いれば約１時間程度
に短縮することができる。
【０００７】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。 図１は、公知技術の説明に関連して既に説明した。 本発明の１つの好ましい実施形態では、屋内セルラーネットワークのインスト
ールが次の４つの段階で行なわれる。この実施形態は、図２に示されている。 １．建物についての準備 第１段階１１では、もしできれば建物が大まかに検査される。建物の検査及び
マップに基づき、ベースステーションの予めの位置が探索される。予めの位置は
、実際に使用するものよりも若干多目に予めプランニングされるのが好ましい。
幾つかの位置は、周囲のセルラーネットワークへのゲートウェイを形成するよう
に建物の入口付近に準備されるのが好ましい。建物内のネットワークから周囲の
ネットワークへ及びそれとは逆に接続を滑らかにハンドオーバーできるためには
周囲ネットワークと充分に重畳することが必要である。データ送信ネットワーク
は、これらの予めプランニングされた予めの位置に基づいて建物内に構築される
。例えば、データ送信ネットワークを構築するのに、既存の電話配線を使用する
こともできる。配線に加えて、データ送信ネットワークを構築するのに必要なネ
ットワーク要素がこの段階でインストールされる。
【０００８】 ２．パラメータの準備 第２段階１２では、デフォールトパラメータセット、セル識別子、ベースステ
ーション識別子及び他の最終的に必要なベースステーション設定情報が各位置に
指定される。屋内セルラーシステムに対して周波数帯域が選択される。この周波
数帯域は、例えば、専用のオフィス帯域であるか、又は特定ネットワークオペレ
ータの全帯域である。この全ての情報が設置技術者の移動通信手段へダウンロー
ドされる。更に、周波数帯域の内容を示す情報、即ち同じ周波数帯域を使用する
隣接外部セルラーシステムにより使用される周波数がダウンロードされる。より
詳細には、隣接セルのＢＣＣＨ周波数が、それに対応するＴＣＨ周波数と共にリ
ストされる。
【０００９】 ３．ベースステーションのインストール 第３段階では、ベースステーションがインストールされそして構成される。各
インストール位置において、設置技術者は、選択された周波数帯域を上記移動通
信手段で走査する（１３）。外部ネットワークからの干渉は、通常、窓や、ドア
や、壁における他のポート付近で最も強くなる。好ましくは、移動通信手段は、
周波数帯域内の測定信号レベルのスペクトル表示を、その同じ表示において示さ
れる外部ネットワークの隣接セルのＢＣＣＨ及びＴＣＨ周波数と共に与える。こ
れは、設置技術者が、外部からの干渉がほとんどない動作周波数をベースステー
ションに対して選択できるようにする（１４）。隣接セルの指示されたＢＣＣＨ
周波数及びそれに対応するＴＣＨ周波数の助けにより、設置技術者は、隣接セル
のＴＣＨチャンネルとして使用された周波数を選択することを回避できる。単一
測定セッション中に、隣接セルは、ＴＣＨチャンネルの送信レベルを比較的低く
セットすることがあり、これは、建物内の干渉レベルが充分低いことにより明ら
かとなる。しかしながら、ＴＣＨチャンネルの送信レベルは、種々の移動ステー
ションへの無線リンクのクオリティに基づいて一般的に調整されるので、別の何
らかの時間に、隣接セルがＴＣＨチャンネルに対して非常に高い送信電力を使用
することがある。それ故、対応するＢＣＣＨ周波数の信号レベルが好ましく考慮
される。ＢＣＣＨチャンネルの送信電力は変化せず、従って、ＢＣＣＨ周波数の
信号レベルを観察すれば、同じセルのＴＣＨ周波数における最悪の干渉レベルが
良好に推定される。
【００１０】 周波数が選択された後に、技術者は、ベースステーション位置の周囲環境に基
づいて所望のパラメータセットを選択し（１５）、そしてベースステーションの
電力レベルをセットする。電力レベル及びパラメータセットは、もし必要であれ
ば、例えば、ステーションの実際の使用中に、若干異なる電力レベル及び／又は
パラメータセットが適当であると分かった場合に、後で変更することができる。
電力レベルは、複数の異なるプリセットレベルから選択できるのが好ましい。次
いで、技術者は、ベースステーションをその位置にインストールし（１６）、そ
れをデータ送信及び電力ラインに接続し、そしてベースステーションをスイッチ
オンするのが好ましい。ベースステーションが最終的な電源オンテストを行った
後に、技術者は、ベースステーション識別情報をベースステーションに入力する
（１７）。これは、ベースステーションのキーパッドを用いて行なわれ、例えば
、ＩＲリンク又はケーブルにより移動通信手段からベースステーションへ情報を
送信することにより行われる。ベースステーションは、その識別情報を受信する
と、ベースステーションと、屋内セルラーシステムの対応ベースステーションコ
ントローラ（ＢＳＣ）との間の送信リンクの構成を行うことができる。
【００１１】 ベースステーションとＢＳＣとの間の送信リンクの使用準備が整うと、残りの
構成情報がベースステーションに入力される。好ましくは、これは、設置技術者
の移動通信手段からＢＳＣへ構成情報を送信し（１８）、次いで、ＢＳＣがその
受信した構成情報に基づいてベースステーションを構成する（１９）ことにより
行なわれる。ＢＳＣへの構成情報の送信は、例えば、ＩＲリンクを用いてベース
ステーションを経て行なわれるか又はベースステーションと移動通信手段との間
のケーブルを用いて行なわれるか、或いは例えば、移動通信手段と屋内セルラー
システムのネットワーク管理システムとの間で外部ネットワークを通るデータコ
ールを用いて行なわれる。構成が行われた後、屋内セルラーネットワークがベー
スステーションをアクチベートするよう命令する（２０）。
【００１２】 本発明の別の実施形態では、構成データが屋内セルラーシステムのネットワー
ク管理システム（ＮＭＳ）へ送信され、次いで、ＮＭＳがベースステーションを
構成する。このような実施形態では、ＢＳＣは、ＮＭＳからベースステーション
へ構成コマンドを実際上中継するだけである。 構成データを送信する前に、本発明の好ましい実施形態では、セキュリティの
理由で、屋内セルラーネットワークにより接続を認証しなければならない。
【００１３】 第３段階の手順は、各場所で繰り返される。予めのプランニング段階では、最
も必要となるであろう以上の場所が準備されるので、設置技術者は、例えば自分
の判断で幾つかの場所をインストールせずに残すことができる。 ベースステーションのインストールは、ゲートウェイセルから開始されるのが
好ましい。というのは、ある場所が設定されるたびに、使用可能な周波数の数が
減少し、選択すべき周波数が少なくなると共に、外部ネットワークと屋内ネット
ワークとの間に必要な重畳を設計するのに、単一屋内ベースステーションの設定
よりも周波数選択の自由度をより多く必要とするからである。
【００１４】 ４．屋内ネットワークの機能の確保 第４段階２１において、ベースステーションがインストールされた後に、屋内
ネットワークの動作がチェックされる。これは、設置技術者（１人又は複数）が
その移動通信手段でネットワークと接続しながら建物内を移動することにより行
うことができる。移動通信手段には、ネットワークの性能を監視するためのプロ
グラムのような手段が設けられるのが好ましい。電界強度の低い位置を観察する
場合には、そのようなカバレージホールをカバーするために、より多くのベース
ステーションをインストールすることができる。又、この段階において、ベース
ステーションの動作パラメータを調整することもできる。
【００１５】 図３は、本発明の好ましい実施形態による装置構成を示す。移動通信手段２２
は、ＩＲ又はシリアルインターフェイスを経てベーストランシーバステーション
ＢＴＳ２３を構成するのに使用される。ＢＴＳ２３は、Ａｂｉｓインターフェイ
スを経てベースステーションコントローラＢＳＣ２４に接続される。ＢＳＣ２４
は、ベースステーション２３のパラメータをセットするのに使用される。ＢＳＣ
２４は、Ａインターフェイスを経て移動交換センターＭＳＣ２５に更に接続され
る。ＭＳＣ２５は、スイッチング機能及び他の役割を果たす。又、ＢＳＣ２４は
、ネットワーク監視システムの一部分であるネットワーク管理ステーションＮＭ
Ｓ２６にも接続される。このＮＭＳ２６は、ネットワークのネットワーク要素を
制御するのに使用される。移動ステーションＭＳ２７は、ベースステーション２
３の構成が終了した後に、通常のコールに使用することができる。
【００１６】 移動通信手段２２は、スピーチ及びデータ機能と、構成情報の走査及び入力を
制御する特殊なプログラムとを有する移動電話であるのが好ましい。このプログ
ラムは、ＮＭＳ２６からデータを入手し、選択された周波数帯域の周波数におけ
る受信レベルの測定を制御し、電力レベル及び他の必要なパラメータのような構
成パラメータを管理し、そしてＢＴＳ２３への構成データの送信を制御する。受
信レベルを測定するアプリケーションは、周波数に対する平均受信レベルを計算
するのが好ましい。受信レベルは、空間的に平均化されるのが好ましく、これは
、例えば、ベースステーション位置のエリア内で移動通信手段を移動させそして
移動中に得られた測定結果を平均化することにより行うことができる。
【００１７】 ＢＴＳ２３は、装置の状態を指示するための制御権を含むことができる。異な
る状態指示は、例えば、次のものを含む。「丁度電源オンした」、「送信ライン
レディ」、「オンラインであるが阻止され、ハンドオーバーなし」、「オンライ
ンであるが阻止された」及び「完全オンライン」。 図４は、本発明の好ましい実施形態によりベースステーションを構成するため
の移動ステーションのブロック図である。プロセッサ４１は、周波数走査を制御
するのに使用され、メモリ４２はプロセッサ４１のプログラムを記憶し、受信器
４５及びアンテナ４６は複数の周波数において受信を行い、そして送信手段４７
は周波数走査に基づくデータをベースステーションに送信する。又、移動ステー
ションは、メニュー及び周波数走査の結果を表示するディスプレイ４３と、ＢＴ
Ｓの周波数選択としてデータを入力するためのキーボード４４とを備えている。
送信手段は、データをＢＴＳへ送信するためのＩＲ送信器４７及びＩＲ発光ダイ
オード４８を備えている。
【００１８】 本発明の他の実施形態では、シリアルＲＳ−２３２ラインのような他の送信手
段を使用して構成情報を送信することができる。しかしながら、本発明は、構成
情報を送信するこれらのやり方に限定されない。というのは、構成情報を送信す
る他のやり方も使用できるからである。例えば、走査に使用される移動通信手段
が、９００ＭＨｚのＧＳＭ帯域及び１８００ＭＨｚのＧＳＭ帯域のような２つの
異なる周波数帯域で動作できる二重帯域装置である場合には、この移動通信手段
は、これら２つの帯域の第１帯域の周波数を走査し、そしてこれら２つの帯域の
第２帯域に関する構成情報を、例えば、ＢＳＣ２４に接続された別の移動通信手
段へ送信することができる。本発明の別の効果的な実施形態では、移動通信手段
を使用して、先ず、情報を走査及び記憶し、そして走査の後に、同じ周波数帯域
を使用して、外部セルラーネットワークを経てＢＳＣへ構成データを送信するこ
とができる。
【００１９】 本発明の好ましい実施形態では、多機能の移動通信手段を使用して、周波数が
走査される。多機能の移動通信手段は、通常、セルラー電話に必要とされる要素
と、このセルラー電話部分を用いて送信されるデータを処理するためのディスプ
レイ及びキーボードを有するデータ処理部分とを備えている。このような多機能
の移動通信手段は、例えば、雑誌「モービルコミュニケーションズインターナシ
ョナル」、発行番号３１、１９９６年５月、第５７及び５８ページに掲載されて
いる。本発明の好ましい実施形態によれば、このような多機能の移動通信手段に
は、上述したように走査を制御すると共にベースステーションの構成に必要な他
のタスクを実行するためのプログラムが設けられる。以下の例は、本発明の好ま
しい実施形態を説明するためのものである。３階層のオフィルビルが、外部セル
ラーネットワークを有するエリアにあり、そしてこのビルに屋内ベースステーシ
ョンをインストールすべきであると仮定する。先ず、このビルを訪問して、必要
なベースステーションのおおよその数と、ベースステーションの位置を見出す。
ビルの入口廊下は、幾つかのゲートウェイセルを有していなければならず、そし
て固体壁で分離された全ての部屋は、少なくとも１つのセルを有していなければ
ならない。各セルにおいて外部ネットワークからの干渉が最も考えられる場所を
、周波数走査のための移動通信手段を使用して測定し、セルのエリア内で移動電
話が動作される全ての場所で空き周波数を見出す。その後、各セルのベースステ
ーションに対して空き周波数の１つと電力レベルを選択する。ベースステーショ
ンをプリセットパラメータでインストールし、そして選択された構成データをベ
ースステーションに送信する。次いで、ベースステーションをアクチベートし、
次のベースステーション及びセルに対して手順を繰り返す。ベースステーション
は、先ず、ゲートウェイセルを構成し、次に、１階の他のセルを、そして最後に
他の階のセルを構成するという順序で構成されるのが好ましい。
【００２０】 実際のインストール後に、少なくとも次のような観点を条件とするようにネッ
トワークが最適化されるのが好ましい。屋内ネットワークは、その周囲の屋外ネ
ットワークを不必要に乱してはならず、これは、低い電力レベルの屋内ベースス
テーションを充分な個数使用することにより回避できる。しかしながら、ベース
ステーションの数は、不必要なコストを回避するために著しく多くてはならない
。場所の数は、電力レベルのようなベースステーションパラメータのインテリジ
ェントなトリミングによって最適化することができる。屋外ネットワークの構成
が後で変更される場合には、変更後の周波数の競合を回避するために屋内ネット
ワークをチェックしなければならない。
【００２１】 本発明の１つの好ましい実施形態では、ＢＴＳ場所の探索段階中に屋内ネット
ワークの近隣接関係が予め指定され、そしてベースステーションがインストール
されるときに近隣接関係が調整される。幾つかのベースステーション場所がイン
ストールされない場合には、近隣接リストにおけるその対応入力が除去される。 本発明の別の好ましい実施形態では、ＢＴＳインストール段階中に近隣接リス
トが形成される。例えば、設置技術者は、新たにインストールされる各ＢＴＳを
近隣接リストに入力し、そしてＢＴＳのインストール後に、その技術者の移動通
信手段を使用することによりＢＴＳの近隣接関係を定義することができる。
【００２２】 上述したパラメータセットは、ベースステーションの異なる周囲状態に対応す
るのが好ましい。例えば、１つのパラメータセットは、オープンオフィス及び他
のオープンスペースにおけるベースステーションに意図され、そして第２のパラ
メータセットは、別々の部屋で囲まれた位置に意図される。予めのプランニング
段階中に、１つ以上のこのようなパラメータセットが定義されてもよい。各パラ
メータセットにパラメータセット識別を関連させ、ＢＴＳインストールの際に、
技術者は、全ての種々のパラメータを入力する必要なく、所望の識別を選択する
だけでよいのが好ましい。
【００２３】 以上、ＧＳＭネットワークに関する例及び用語を用いて本発明を説明したが、
本発明は、ＧＳＭネットワークのみに限定されるものではない。本発明のインス
トール方法は、例えば、ＵＭＴＳシステムにも使用できる。更に、本発明は、屋
内セルラーシステムを一例として用いて説明したが、本発明の方法は、他の形式
の周囲状況でも好都合に使用できる。本発明の方法は、シミュレーション方法が
大きなマクロセルの場合のように信頼性の高い予めのプランニング情報を与えな
いマイクロ及びピコセル、即ち比較的サイズの小さいセルをインストールすると
きに特に効果的である。 以上の説明から、当業者であれば、本発明の範囲内で種々の変更がなされ得る
ことが明らかであろう。本発明の好ましい実施形態を詳細に説明したが、多数の
変更及び修正がなされ得ることが明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図１】 ベースステーションを構成する公知の方法を示す図である。
【図２】 本発明の好ましい実施形態による方法を示すフローチャートである。
【図３】 本発明の好ましい実施形態のブロック図である。
【図４】 本発明の好ましい実施形態による移動ステーションのブロック図である。
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１２年７月１３日（２０００．７．１３）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，Ｅ Ａ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ， ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，Ｇ Ｅ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ， ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，Ｍ Ｎ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ， ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，Ｚ Ａ，ＺＷ (72)発明者 トッサヴァイネン テッポ フィンランド エフイーエン−02320 エ スプーアーロンコヒーナ ８デー57 (72)発明者 シニヴァーラ ハース フィンランド エフイーエン−02760 エ スプー ターコリンヌ 19アー１ (72)発明者 ヒルヴォーネン ヘイッキ フィンランド エフイーエン−37830 ヴ ィーアラ マトメーエンカテュ 23 (72)発明者 スオンヴィエリ ユッカ フィンランド エフイーエン−33610 タ ンペレ イェンセニンカテュ 27ベー６ (72)発明者 ユーティ マッティー フィンランド エフイーエン−04300 テ ュースラ カラメスタリンティエ 11エー ４ Ｆターム(参考） 5K067 AA14 BB04 DD51 EE10 FF02 FF23 GG08 HH23 JJ02 KK01 KK13 KK15 LL11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 セルラーネットワークのベースステーションを構成する方法
    において、 隣接ベースステーションにより使用される周波数に関する情報を移動通信手段
    にダウンロードし、 上記移動通信手段でセルラーネットワークの周波数帯域を走査し、そして 上記情報及び上記走査に基づいてベースステーションの動作周波数を選択する
    という段階を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項２】 少なくとも１つのパラメータセットを上記移動通信手段にダ
    ウンロードし、 上記移動通信手段を用いてベースステーションに対して上記少なくとも１つの
    パラメータセットから１つのパラメータセットを選択し、そして 選択に関する情報をセルラーネットワークへ送信するという段階を含む請求項
    １に記載の方法。
  3. 【請求項３】 選択に関する送信された情報に基づいてベースステーション
    を構成する段階を含む請求項２に記載の方法。
  4. 【請求項４】 上記移動通信手段を用いてベースステーションの送信電力を
    選択する段階を含む請求項１に記載の方法。
  5. 【請求項５】 ベースステーションの近隣接関係を形成する段階を含む請求
    項１に記載の方法。
  6. 【請求項６】 ベースステーションの近隣接関係を調整する段階を含む請求
    項１に記載の方法。
  7. 【請求項７】 周波数に関する上記情報は、隣接セルのＢＣＣＨ周波数と、
    このＢＣＣＨ周波数に対応するＴＣＨ周波数との情報を含む請求項１に記載の方
    法。
  8. 【請求項８】 ベースステーションを構成するための移動ステーションにお
    いて、 周波数走査を制御するためのプロセッサ(41)と、 上記プロセッサ(41)のプログラムを記憶するためのメモリ(42)と、 複数の周波数を受信するための受信器(45)及びアンテナ(46)と、 周波数走査により得られたデータをベースステーションへ送信するための送信
    手段と、 を備えたことを特徴とする移動ステーション。
  9. 【請求項９】 上記周波数走査の結果を表示するディスプレイ(43)と、 データを入力するキーボード(44)と、 を更に備えた請求項８に記載の移動ステーション。
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