JP2002519528A - エラスタン繊維および製造方法 - Google Patents

エラスタン繊維および製造方法

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JP2002519528A JP2000557028A JP2000557028A JP2002519528A JP 2002519528 A JP2002519528 A JP 2002519528A JP 2000557028 A JP2000557028 A JP 2000557028A JP 2000557028 A JP2000557028 A JP 2000557028A JP 2002519528 A JP2002519528 A JP 2002519528A
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アンデルヘツゲン,ボルフガング
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シユピルギース,ギユンター
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バイエル・フアーザー・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、個々のフィラメントをより合わせることで生じさせた全体としての繊度が2,500dtex以下で高い表面光沢を示しかつ帯形状の断面を有するマルチフィラメントエラスタン繊維に関し、ここでは、前記個々のフィラメントに楕円から円形の断面を持たせかつ前記エラスタン繊維の断面幅がこのエラスタン繊維の厚みの少なくとも4倍になるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、楕円形から円形の丸い断面を有する個々のフィラメントを一緒に接
合させることで生じさせたヤーン線形密度(yarn linear dens
ity)が2500dtex以下で表面光沢が高くかつリボン状(ribbon
y)断面を有する複数末端の湿式紡糸エラスタンヤーン(wet−spun p
lural−end elastane yarn)に関し、ここでは、前記エ
ラスタンヤーンの断面の幅がこのエラスタンヤーンの厚みの少なくとも4倍にな
るようにする。
【0002】 エラスタンヤーンは、意図した使用に応じて、モノフィラメントもしくはマル
チフィラメント(multifilaments)として製造された線形密度が
11から約2500dtexの範囲内の合成フィラメントヤーンである。大部分
のエラスタンヤーンは合着させた(coalesced)マルチフィラメントヤ
ーンであり、それの溝または丸溝のある(grooved or fluted
)表面に非常に特殊な織物特徴(textile character)を有す
る(P.A.Koch“Elastanfasern”,Chemiefase
rn/Textilindustrie Febr.1979の97−98頁を
参照)。
【0003】 エラスタンヤーンの断面形状は実質的にそれの製造方法に依存する。乾式紡糸
されたエラスタンヤーンの場合、ある場合には、ヤーンの線形密度に伴って断面
形状がかなり変わり、線形密度が比較的微細(fine)な時の断面は一般に丸
く、そして線形密度がより粗い(coarser)(約500dtexから)時
の断面は一般に楕円形からダンベル形状である。これは、紡糸用溶液に入ってい
る溶媒が個々の紡糸条件下で蒸発する度合が異なることによるものであると考え
ている。このように、個々の紡糸条件は凝固の開始(onset of coa
gulation)に影響を与え、従ってまたヤーンの断面が収縮する度合にも
影響を与える。
【0004】 ポリマー溶液の乾式紡糸、例えばアクリル繊維(acrylic fibre
s)の乾式紡糸に関する断面形状と溶媒蒸発速度の間の相互関係はOPI資料ヨ
ーロッパ特許出願公開第31 078号に広範に記述されている。
【0005】 エラスタンヤーンを湿式紡糸で製造した場合、約160dtex未満の小さい
線形密度の時には一般に断面全体に渡って平均的に全体として円形から楕円形で
あり、線形密度が中程度および高い時の断面は一般に糸に付いているパール(p
earls on a string)のように数珠つなぎになった複数の列の
状態のリボン状である。
【0006】 このようなリボン状の断面は利点を有するが、所望の最終製品では欠点にも成
り得る。このようなリボン状形状は、特に幅広い生地、例えば大きな面積を有す
る品物の場合にそれの輝き(sparkle)が歓迎されない時には欠点になる
。他方、リボン状断面は、また、例えばおむつを製造しようとする時には利点に
もなる。断面形状が幅広いと、それによって特に接着剤をヤーンに容易に塗布す
ることができ、その結果としておむつ製品への弾性ヤーンの確実な組み込みおよ
び接着がもたらされる。
【0007】 湿式紡糸エラスタンは紡糸したままの状態(as−spun)で一般に15か
ら25dtexの範囲のフィラメント線形密度を有する。
【0008】 公知エラスタンヤーンは、加うるに、個々のフィラメントの表面および断面構
造が原因で比較的鈍い表面を有する。しかしながら、織物シート材料を製造する
特定の用途では、特に繊維を目で見た品質、特に光沢が重要である。このような
光沢の客観的測定値は本明細書の以下に定義するいわゆる光沢値(lustre
number)である。現存の湿式紡糸可能エラスタンヤーンが示す光沢値は
最良でも10から20の桁である。
【0009】 本発明は、本発明の目的で、公知エラスタンヤーンと同様な機械的特性を有し
、リボン状断面を有しかつ非常に高い表面光沢を示すヤーン線形密度が2500
dtex以下のエラスタンヤーンおよびそれの製造方法を提供する。
【0010】 ここに、最終的なヤーン線形密度を一定に保持しながらフィラメントの総数を
多くして、紡糸したままの状態のフィラメント線形密度を15dtex未満、特
に10dtex以下にすると、驚くべきことに、複数末端の湿式紡糸エラスタン
ヤーンが有するリボン形状が公知エラスタンヤーンの幅に比較して約40%に及
んで顕著に広がることを見い出した。
【0011】 本目的を、本発明に従い、楕円形から円形の丸い断面を有する個々のフィラメ
ントを一緒に接合させることで生じさせたヤーン線形密度が2500dtex以
下で表面光沢が高くかつリボン状断面を有する複数末端の湿式紡糸エラスタンヤ
ーンを用いて達成し、ここでは、前記エラスタンヤーンの断面の幅がこのエラス
タンヤーンの厚みの少なくとも4倍になるようにしかつ紡糸したままの状態のフ
ィラメント線形密度が15dtex未満になるようにする。
【0012】 特に適切なエラスタンヤーンでは、エラスタンヤーンの断面の幅がこのエラス
タンヤーンの厚みの少なくとも5倍、好適には少なくとも8倍、特に好適には少
なくとも10倍になるようにする。
【0013】 エラスタンヤーンに特に均一な表面品質を持たせようとする場合には、紡糸し
たままの状態のフィラメント線形密度が10dtex以下、好適には5dtex
以下になるようにする。
【0014】 エラスタンヤーンに少なくとも20、好適には少なくとも40、特に好適には
少なくとも100の光沢値を持たせるのが好適である。
【0015】 本エラスタンヤーンは好適にはポリウレタンを含んで成り、このポリウレタン
はセグメント化ポリウレタン(segmented polyurethane
)を85重量%以上の量で含んで成る。
【0016】 セグメント化ポリウレタンは特にポリエーテル、ポリエステル、ポリエーテル
エステル、ポリカーボネートまたはそれらの混合物を基とするセグメント化ポリ
ウレタンである。
【0017】 本発明は、更に、特に少なくとも25重量%濃度のエラスタン溶液を紡糸して
凝固浴液(coagulation bath)の中に入れ、洗浄しそして生じ
たヤーンに場合により延伸を受けさせ、このヤーンの乾燥、硬化(settin
g)、スピン仕上げ(spin finishing)および巻き上げを行うこ
とでヤーン線形密度が2500dtex以下で表面光沢が高くかつリボン状断面
を有する複数末端のエラスタンヤーンを湿式紡糸で製造する方法も提供し、この
方法は、紡糸したままの状態のフィラメント線形密度が15dtex未満になる
ようにしそして前記凝固浴液内のダイバーティングローラー(divertin
g roller)上で櫛形スレッドガイド(comb−type threa
d guide)を用いて個々のフィラメントを収束させることを特徴とする。
【0018】 好適な方法では、個々のフィラメントの断面形状がほとんど円形に丸くなるよ
うにする目的で紡糸したままの状態のフィラメント線形密度が10dtex以下
、好適には5dtex以下、特に好適には3dtex以下になるようにする。
【0019】 前記エラスタンヤーンを前記凝固浴液内のダイバーティングローラー上で収束
させた後に追加的に前記エラスタンヤーンをプレスローラー(press ro
ller)で前記ダイバーティングローラーに押し付けるのが特に有利である。
【0020】 前記凝固浴液のプレスローラーの接触圧を好適には1から5バール(0.1か
ら0.5MPa)の範囲内にし、特に線形密度が1000dtex以下のエラス
タンヤーンの場合には2−3バール(0.2から0.3MPa)の範囲内にする
【0021】 紡糸したままの状態のフィラメント線形密度を選択することに加えてエラスタ
ンヤーンのリボン状形状の幅を広くすると驚くべきことにまた個々のフィラメン
トの断面も変わる。紡糸したままの状態のフィラメント線形密度が15dtex
より大きいと例えば腎臓の形状をしたフィラメント断面がもたらされることが観
察される一方、紡糸したままの状態のフィラメント線形密度が15dtex未満
、特に約10dtex以下であると、それに伴って、個々のフィラメントの断面
形状が楕円から円形の丸い形状に変わることが分かる。紡糸したままの状態のフ
ィラメント線形密度が約5dtex未満であると、存在する実質的に全てのフィ
ラメントが円形断面形状を有する。図1aから1cに、800dtexのヤーン
の場合に他の紡糸条件を同じにしてフィラメントの総数を多くするとそれに伴っ
てリボンの幅が広がることを示している。倍率:1cm=約70ミクロン。図2
aから2cに、800dtexのヤーンの場合に紡糸したままの状態のフィラメ
ント線形密度を変えた時の個々のフィラメント断面を示す。倍率:1cm=30
ミクロン。図2a−2cから分かるであろうように、穴が385開いているジェ
ット(jet)から生じさせた紡糸したままの線形密度が4.2dtexのフィ
ラメントを用いて800dtexのエラスタンヤーンを湿式紡糸すると円形のフ
ィラメント断面が得られる。そのようなエラスタンヤーンの表面は滑らかであり
、溝の深さはより浅く、従って特に高い光沢を示す。穴が172開いているジェ
ットから生じさせた紡糸したままの線形密度が9.4dtexのフィラメントを
用いて800dtexのエラスタンヤーンを紡糸すると、このヤーンが示す光沢
値は60であるが、この光沢値は、紡糸したままの線形密度が4.1dtexの
フィラメントの場合には100にまで高くなる(表2の実施例6および8を参照
)。
【0022】 本発明のエラスタンヤーンが顕著に高い光沢を有する(これは特にシート様製
品で注目される)ことは、フィラメントの表面が滑らかでフィブリル化していな
い(unfibrillated)ことに起因する。更に、本エラスタンヤーン
の場合、繊維の軸に対して平行に生じる丸溝は若干のみで遮断されていないこと
から、このエラスタンヤーンに入って来る光を個々のフィラメントが直接的な様
式で反射する。
【0023】 紡糸で生じさせるフィラメントの総数を多くすると同時に紡糸したままの状態
のフィラメントの線形密度を小さくすると、述べたように、エラスタンヤーンの
幅が広くなる。同じようにして、特殊な圧縮用ローラー(sqeeze rol
ler)をダイバーティングローラーの上に位置させて前記凝固浴液内に存在す
るヤーン(凝固浴液内で凝固させた後のヤーン)に追加的圧力をかけると、紡糸
したままの状態のフィラメント線形密度に応じて、リボンの幅が更に約30−4
0%広がる(表2の実施例6−9を参照)。
【0024】 ヤーンの線形密度が2500dtexに及ぶ場合にそのような効果を得ること
ができるようにするには一般に1から5バール(0.1から0.5MPa)の接
触圧(contact pressure)を要する。特にヤーンの線形密度が
1000dtex以下の場合に適切な接触圧は2から3バール(0.2から0.
3MPa)であることを確認した。特に適切な手段はショア硬度が約50−10
0の弾性重合体製プレスローラーであることを確認し、これの接触圧を圧縮空気
で空気式に調節してもよい。
【0025】 本発明は、更に、本発明に従う湿式紡糸エラスタンヤーンを織物品、好適には
シート様品の製造、特に逐次コースフォーメーションニット(consecut
ive course formation knits)、織物または同期コ
ースフォーメーションニットの製造で用いることも提供する。
【0026】 本発明は、また、本発明に従う湿式紡糸エラスタンヤーンを使い捨て衛生品の
製造、特におむつの製造で用いることも提供する。
【0027】 本実施例ではリボンの幅を「ミクロン」(μm)で報告する。1cmは各場合
とも10,000ミクロンに等しい。
【0028】 紡糸したままの状態のフィラメント線形密度(ASFLD)を下記の如く計算
する:
【0029】
【数1】
【0030】 ここで、 F=紡糸用溶液のポンプ輸送速度(ccm/分) K=紡糸用溶液の濃度(重量%) A=凝固速度(m/分) Z=ジェットに開いている穴の数。
【0031】 紡糸したままの状態のフィラメント線形密度は、紡糸用溶液が凝固溶液の中に
入って出た直後(immediately following exit o
f the spinning solution into the coa
gulation bath)のフィラメント重量の測定値である。 光沢値の測定 黒色金属板の表面がエラスタンヤーンで完全に覆われるようにエラスタンヤー
ンを前記板上で平らに巻く。この巻いたヤーンの輝度をゴニフォトメーター(g
oniphotometer)で散乱角の関数として測定する。入射角を45°
にする。硫酸バリウムの板を無光沢標準として用いる。 光沢値z=45度の時にサンプルが示す反射率/0度の時にサンプルが示す反射
率 以下に示す実施例で本発明の説明を行う。部およびパーセントは特に明記しな
い限り重量である。
【0032】 本図を参照して本発明の態様をここにより詳細に記述するが、本発明をその詳
細に限定することを望むものでない。
【0033】 (実施例) 実施例1 ドイツ特許出願公開第42 22 772号の実施例7に従って生じさせたエ
ラスタンが30重量%の濃度で入っている紡糸用溶液に0.5%のジエチルアミ
ンを140℃で用いた前処理を約10分間受けさせた後に50℃で測定した時の
紡糸粘度(spinning viscosity)は18Pa・sであり、前
記前処理を受けさせておいた前記紡糸用溶液を直径が0.08mmのジェット穴
が397穴開いているジェットに通して紡糸して、20%濃度のDMAC水溶液
が入っている凝固浴液の中に入れた。この凝固浴液の温度を85℃にした。この
凝固浴液の直ぐ上に位置させたダイバーティングローラーを用いてフィラメント
を90m/分で取り出して合着させた後、1対のローラーが入っていることを特
徴とする洗浄浴液(wash bath)内で、その2本の洗浄用ローラーの回
りに6回巻き付ける(six−fold wrapping around)(
これは滞留時間が約4秒であることに相当する)ことを通して洗浄した。1組の
フィラメントを適切な場所に置いた後、圧縮用ローラー[このローラーは、単に
、前記洗浄用ローラーからドライヤーセッティングローラー(dryer se
tting rollers)の方向に向かって出るエラスタンヤーンに接触す
る]を上方の洗浄用ローラーに面するように位置させた。この圧縮用ローラーの
接触圧を10Nにした。前記洗浄用浴液の温度を95℃にした。前記圧縮用ロー
ラーの硬度は70ショアであり、これの接触圧はローラー幅1cm当たり2Nで
あった。この接触圧はいろいろなつり合い重りを加えることで調整可能である。
次に、この巻き付けたヤーンを2本の加熱されているローラーの上に導いて、こ
の加熱されている2本のローラーの回りに12回巻き付けて240℃で処理した
(これは接触時間が約5秒間であることに相当する)。その後、スピン仕上げを
行って、その巻き付けたヤーンを120m/分で巻き上げた。
【0034】 前記ヤーンが示した線形密度は795dtexでじん性は0.86cN/dt
exで破壊時伸びは661%であった。紡糸したままの状態のフィラメント線形
密度(ASFLD)は2.7dtexであった。顕微鏡で検査した結果、個々の
フィラメントが丸いことを特徴とするリボン状のフィラメント断面であることが
分かる。このリボンの幅は1310ミクロンである。このリボンの幅は表1に示
す実施例2(この場合には穴が96個開いているジェットを用いて同様な線形密
度のヤーンを紡糸した)のそれよりも約38%広い。このヤーンの表面は滑らか
で溝も丸溝もほとんど含まない。繊維の軸に対して平行に伸びる縦方向の丸溝は
ほとんど見られなかった。このエラスタンヤーンが示す光沢レベルは実施例2の
エラスタンヤーンのそれに比較して顕著に高い。光沢値は230である! 実施例2−5 表1に、用いる穴の数を変えそして凝固溶液の速度を60m/分にする以外は
実施例1に従って生じさせた線形密度が800dtexの湿式紡糸エラスタンヤ
ーンのさらなる実施例を要約する。表1から明らかなように、紡糸したままの状
態のフィラメント線形密度を微細にすればするほどリボンの幅がかなり広くなる
(実施例3−5を参照)。
【0035】 実施例6−9 実施例1に記述した如き紡糸用溶液の一部を穴が172個開いているジェット
および穴が385個開いているジェットを用いて紡糸した。ただ1つの差は凝固
溶液に入っているダイバーティングローラーの上に追加的圧縮用ローラーを位置
させることであった。この圧縮用ローラーの接触圧を圧縮空気で空気式に調節し
て2バール(0.2MPa)にした。800dtexのエラスタンヤーンが紡糸
したままの状態で示すフィラメント線形密度、リボンの幅および光沢値を表2に
報告する。表2から明らかなように、前記凝固溶液に入っているダイバーティン
グローラーの上部に位置させて圧縮用ローラーを用いるとリボンの幅が元々の出
発長の40%に及んで広くなる。個々のフィラメントの形状およびヤーンの表面
は実施例1に報告したそれらに相当する。更に表2から明らかなように、紡糸し
たままの状態のフィラメント線形密度を微細にすればするほど光沢値がかなり高
くなるが、リボンの幅は光沢値に全く影響を与えない。このように見付け出した
ことは他の線形密度を有する湿式紡糸エラスタンヤーンにも一般に有効で同様に
適用可能である。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1a】 図1aに、800dtexのフィラメントが96本のエラスタンヤーンを横切
る断面を示す。
【図1b】 図1bに、800dtexのフィラメントが172本のエラスタンヤーンを横
切る断面を示す。
【図1c】 図1cに、800dtexのフィラメントが385本のエラスタンヤーンを横
切る断面を示す。
【図2a】 図2aに、800dtexのフィラメントが96本のエラスタンヤーンを横切
る断面の一部を示す。
【図2b】 図2bに、800dtexのフィラメントが172本のエラスタンヤーンを横
切る断面の一部を示す。
【図2c】 図2cに、800dtexのフィラメントが385本のエラスタンヤーンを横
切る断面の一部を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,G H,GM,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ヘルベルツ,トニ ドイツ・デー−41540ドルマゲン・ハウプ トシユトラーセ79 (72)発明者 シユピルギース,ギユンター ドイツ・デー−41540ドルマゲン・バハテ ルベーク2 Fターム(参考) 4L035 AA08 BB03 DD02 EE07 FF01 FF04 MH02 MH04

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楕円形から円形の丸い断面を有する個々のフィラメントを一
    緒に接合させることで生じさせたヤーン線形密度が2500dtex以下で表面
    光沢が高くかつリボン状断面を有する複数末端の湿式紡糸エラスタンヤーンであ
    って、前記エラスタンヤーンの断面の幅がこのエラスタンヤーンの厚みの少なく
    とも4倍でありかつ紡糸したままの状態のフィラメント線形密度が15dtex
    未満であるエラスタンヤーン。
  2. 【請求項2】 前記エラスタンヤーンの断面の幅がこのエラスタンヤーンの
    厚みの少なくとも5倍、好適には少なくとも8倍、特に好適には少なくとも10
    倍であることを特徴とする請求項1記載のエラスタンヤーン。
  3. 【請求項3】 前記紡糸したままの状態のフィラメント線形密度が10dt
    ex以下、好適には5dtex以下であることを特徴とする請求項1または2の
    いずれか記載のエラスタンヤーン。
  4. 【請求項4】 少なくとも20、好適には少なくとも40、特に好適には少
    なくとも100の光沢値を示すことを特徴とする請求項1から3のいずれか記載
    のエラスタンヤーン。
  5. 【請求項5】 前記エラスタンヤーンがポリウレタンを含んで成っていて、
    前記ポリウレタンがセグメント化ポリウレタンを85重量%以上の量で含んで成
    ることを特徴とする請求項1から4のいずれか記載のエラスタンヤーン。
  6. 【請求項6】 前記エラスタンヤーンがエラスタンを含んで成っていて、前
    記エラスタンがポリエーテル、ポリエステル、ポリエーテルエステル、ポリカー
    ボネートまたはそれらの混合物を基とするセグメント化ポリウレタンを含んで成
    ることを特徴とする請求項5記載のエラスタンヤーン。
  7. 【請求項7】 特に少なくとも25重量%濃度のエラスタン溶液を紡糸して
    凝固浴液の中に入れ、洗浄しそして生じたヤーンに場合により延伸を受けさせ、
    このヤーンの乾燥、硬化、スピン仕上げおよび巻き上げを行うことでヤーン線形
    密度が2500dtex以下で表面光沢が高くかつリボン状断面を有する複数末
    端のエラスタンヤーンを製造するための湿式紡糸方法であって、紡糸したままの
    状態のフィラメント線形密度が15dtex未満でありそして前記凝固浴液内の
    ダイバーティングローラー上で櫛形スレッドガイドを用いて個々のフィラメント
    を収束させることを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 前記紡糸したままの状態のフィラメント線形密度が10dt
    ex以下、好適には5dtex以下、特に好適には3dtex以下であることを
    特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記エラスタンヤーンを前記凝固浴液内のダイバーティング
    ローラー上で収束させた後に追加的に前記エラスタンヤーンをプレスローラーで
    前記ダイバーティングローラーに押し付けることを特徴とする請求項7または8
    記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記凝固浴液内のプレスローラーの接触圧を1から5バー
    ル(0.1から0.5MPa)、好適には2−3バールの範囲内にすることを特
    徴とする請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記凝固浴液内のプレスローラーの接触圧をヤーン線形密
    度が1000dtex以下のエラスタンヤーンの場合には2−3バール(0.2
    から0.3MPa)にすることを特徴とする請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記凝固浴液内のプレスローラーに50から100のショ
    ア硬度を持たせそして前記プレスローラーの接触圧を空気で調節することを特徴
    とする請求項9から11記載の方法。
  13. 【請求項13】 請求項1から6記載の湿式紡糸エラスタンヤーンの使用で
    あって、織物品、好適にはシート様品、特に逐次コースフォーメーションニット
    、織物または同期コースフォーメーションニットを製造するための使用。
  14. 【請求項14】 請求項1から6記載の湿式紡糸エラスタンヤーンの使用で
    あって、使い捨て衛生品、特におむつを製造するための使用。
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