JP2002515936A - 超微細微晶質セルロース組成物およびその製造のためのプロセス - Google Patents

超微細微晶質セルロース組成物およびその製造のためのプロセス

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Abstract

(57)【要約】 高度に安定な懸濁液および/または懸濁液(ここで、実質的に全ての微晶質セルロースは約0.7μm未満の粒子サイズを有する)を生成する超微細微晶質セルロース組成物が開示される。この組成物は、セルロース微晶質のサイズを縮小する工程、この組成物が利用される分散液または他の製品に所望の特性または成分を付加する工程を援助する二重の機能性を有する摩耗補助剤を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 超微細微晶質セルロース組成物およびその製造のためのプロセス 本発明は、超微細微晶質セルロース、その組成物、その製造のためのプロセス 、および超微細微晶質セルロースを含む特定の生成物に関する。より詳細には、 本発明は粒状の微晶質セルロース組成物に関し、これは懸濁液を形成するために 分散され得、または乾燥され得、そして得られた粒状個体は液体媒体中で分散し 、懸濁液を生成する。懸濁液中において、実質的に全ての微晶質セルロース粒子 は、1ミクロン未満の大きさの粒子であり、そして遠心分離された場合でさえ、 コロイド状態を維持する。本発明はまた、本発明の超微細微晶質セルロースから 生成された懸濁液に関する。 発明の背景 超微細微晶質セルロースは、精製され、部分的に解重合されたセルロースであ り、セルロースの原料、好ましくは繊維状植物材料からのパルプの形態をとるα −セルロースを、鉱酸、好ましくは塩酸を用いて処理することによって生成され る。酸は、選択的にセルロースポリマー鎖の無秩序な領域(less ordered region )を攻撃し、これによって微晶質部位を曝露および自由にし、これは微晶質セル ロースを構成する微結晶凝集体を形成する。次いで、これらは反応混合物から分 離され、洗浄され、分解された副生成物を除去する。一般に40〜60%の水分を含 む得られた湿性の塊は、当該分野で、加水分解されたセルロース、加水分解され たセルロースウェットケーキ(wetcake)、レベルオフ(level-off)DPセルロース、 微晶質セルロースウェットケーキまたは単にウェットケーキを含む数個の呼称で 呼ばれる。 ウェットケーキが、乾燥され水がない場合、得られた生成物である微晶質セル ロースは、白色で、無臭の、無味の、相対的にさらさらした粉末であり、水、有 機溶媒、希アルカリおよび希酸に不溶である。微晶質セルロースおよびその製造 についてのより十分な記載においては、米国特許第2,978,446号を参照のこと。 この特許は、薬学的賦形剤、特にバインダー、壊変剤(disintegrant)、フロー補 助剤(flow aid)、および/または圧縮された薬学的錠剤の調製のための充填剤と してのその使用について記載する。微晶質セルロースは、FMC Corporationによ って製造され、そして約20μmから約100μmまでの範囲の平均粒子サイズを有す 微晶質セルロースおよび/または加水分解されたセルロースウェットケーキは 、他の使用において改変され、注目すべきことに、食品のためのゲル化剤、食品 のためのシックナー(thickner)、種々の食品のための脂肪置換剤および/または ノンカロリー充填剤として、食品のための懸濁液安定剤および/または組織剤(t exturizer)として、ならびに薬学的および化粧用ローションおよびクリームにお ける乳濁液安定剤および懸濁液安定剤としての使用において改変される。このよ うな使用のための改変は、細かく割けられた粒子を生成するために、微晶質が実 質的に細分される結果として、微晶質セルロースまたはウェットケーキを強い摩 擦力に供することによって行われる。しかし、粒子サイズが小さくなった場合、 個々の粒子は、乾燥の際、おそらくより小さいサイズの粒子間の水素結合力また は他の結合力により、塊になるかまたは角状になる(hornify)傾向にある。凝集 または角状化を防ぐために、ナトリウムカルボキシメチルセルロース(CMC)のよ うな保護コロイド(これは、凝集または角状化を誘発する結合力を全体的にまた は部分的に中和する)は、摩耗(attrition)の間または摩耗後だが乾燥の前に加え られ得る。この添加剤はまた、乾燥後の材料の再分散を容易にする。得られた材 料は、しばしば摩耗された微晶質セルロースまたはコロイド状微晶質セルロース と呼ばれる。コロイド状微晶質セルロース、その製造および使用についてのより 十分な記載については、米国特許第3,359,365号(ここで、微晶質セルロースの少 なくとも1%および好ましくは少なくとも30%は、約1.0ミクロンを越えない粒 子サイズに縮小されることが述べられる)を参照のこと。 コロイド状微晶質セルロースは、白く、無臭の吸湿性粉末である。水に分散さ れる場合、それは白色で、透明な揺変性ゲルを形成する。それは、とりわけ、Av C)によって製造および販売され、これは共処理した微晶質セルロースおよびカル ボキシメチルセルロースナトリウムを含む。FMC Product Bullctin RC-16におい て、RC-501、RC-581、RC-591、およびCL-661として表示されたグレードは、適切 に分散された場合、分散液中の約60%の粒子が0.2ミクロン未満である分散液を製 造することが説明される。 食品および薬学的懸濁液中の細かく分けられたセルロース材料の使用における 興味が増大するにつれて、当該分野の研究者らは、このようなセルロース材料か ら生成される懸濁液の滑らかさおよび口触りの改良に十分注意することに集中し 、そして、例えば、約3μmより大きい粒子サイズを有するセルロース粒子は、 粒子または粒状材料として舌で感知されることを決定した。Komuro、欧州特許公 報第0 415 193 A2は、この感覚を避けるために、少なくとも懸濁液の25累積容量 %が3μmより大きくない粒子サイズを有する場合、セルロース粒子の50累積容量 %が0.3μm〜6.0μmの範囲の粒子サイズを有する材料を提供する必要性があるこ とを教示する。この特許はまた、これらの目的を達成するために粉砕媒体として セラミック性または金属性ビーズを用いてセルロース材料を湿式粉砕するための 高速回転粉砕器を使用する粉砕方法および装置を教示する。それおよびKumuroら 、米国特許第5,123,962号に関連した特許、しかし特に後者は、微晶質セルロー スの粒子サイズをさらに縮小するために、当該分野における成功に結びつかなか った努力について広範に議論する。 同様に、米国特許第5,415,804号は、滑らかな舌触りは、コロイド画分、なら びに粒子サイズ分布および平均粒子サイズに依存することを教示し、このコロイ ド画分は分散液の遠心分離において沈殿され得ない分散した粒子の画分である。 粒子サイズ分布(上記のKomuro特許中の値に比べ幾分広く、10μmほどである)に 依存して、コロイド画分は、50〜65累積容量%の範囲であるべきである。しかし 、この特許において、所定の水溶性ガムおよび/または親水性材料は、広い範囲 のサイズ分布の補正に使用される。 発明の要旨 本発明に従って、微晶質セルロースの粒子サイズを縮小する方法、および一貫 して1ミクロン未満の粒子サイズを有する極端に高い(幾つかの場合において、1 00%)パーセンテージの微晶質セルロースを有する微晶質セルロース組成物を形 成するための方法が、ここで見出され、これが液体媒体中に分散される場合、分 散液から沈殿せず、約15,000rpm未満の遠心分離によって物理的に除去され得な いかまたは沈殿され得ない。本発明の目的のために、この概念は本明細書中の以 下で「コロイド安定(colloidally stable)」と命名される。 本発明のプロセスにおいて、加水分解されたセルロースウェットケーキは、高 いせん断の高い固体の混合条件下において、摩耗補助剤(attriting aid)を用い て、必要に応じて保護コロイドを用いて湿潤粉砕され、本発明の微晶質セルロー ス組成物を形成する。 微晶質セルロースの湿潤粉砕を容易にする摩耗補助剤は、生成物中に残存し得 、好ましくは微晶質セルロースが使用される最終生成物に対する所望の特性また は成分に寄与する。この二重の機能性の例として、炭酸カルシウムまたは他の適 切なカルシウム塩は、カルシウムを添加した乳製品を調製するために使用される 微晶質セルロース組成物のための摩耗補助剤として利用され得る。摩耗補助剤そ れ自身、または少なくともその主要な部分が、本発明の組成物が利用されるコロ イド状微晶質セルロース分散液中で懸濁することがまた考えられる。 このプロセスはまた、微晶質セルロースの角状化を抑制し、そしてまた乾燥し た微晶質セルロース組成物の再分散を容易にする保護コロイドを使用し得る。し かし、充填剤またはバルク補助剤として使用される特定の微晶質セルロース組成 物において、高密度で孔の少ない縮小した吸着形態の微晶質セルロースの形成を 促進するために、保護コロイドを除外することが望ましくあり得る。 本発明の組成物は、粉砕プロセスから回収された湿性の摩耗された微晶質固体 であり得るか、または、それは湿性固体から水分を除去することによって調製さ れる乾燥した残渣であり得、後者は貯蔵、出荷、および微晶質セルロース分散液 の調製における続いての使用において、好ましい。 本微晶質セルロース組成物が利用される分散液は、優れた懸濁特性および安定 特性を有し、そしてより高いレベルの存在する微晶質セルロース生成物のみを用 いて達成され得る特性と等しいかまたはそれより優れた安定特性および/または 懸濁特性を達成するために、少量の微晶質セルロース(重量を基準に)を要求する 。 本発明の組成物から生成される分散液は、上記に定義されるように、実質的に全 てがコロイド安定である、超微細でミクロン未満のサイズの微晶質セルロースの 粒子を含み、従って、改良された懸濁液/安定化を提供し得る。 発明の詳細な説明 本発明は、上記の加水分解されたセルロースウェットケーキを出発原料として 利用し、これはセルロースの原料、好ましくは繊維性植物材料からのパルプの形 態のαセルロースが、鉱酸で処理され、次いで酸および副生成物を除去するため に洗浄され、一般に約40〜約60%の水分を含むウェットケーキを製造する場合に 製造される乾燥されていない塊である。本発明に従って、摩耗補助剤はウェット ケーキと混合される。必要に応じて、特に、組成物が乾燥され、乾燥された形態 で保存されまたは出荷され、そしてコロイド安定分散液を得るために分散される ことが考えられる場合、保護コロイドが加えられる。次いで、これらの出発成分 は、従来の方法で混合され得る。湿式混合の調製において、混合の摩耗において 所望される一貫性を得るために水分含有量が所望の通りに調節され得、所望され る一貫性を維持するために摩耗の間必要に応じて調節され得る。好ましい実施態 様において、ウェットケーキ中に存在する水分は一般に十分である。一貫したミ クロン未満のサイズまで微晶質セルロース粒子を縮小するために必要である粒子 間の摩擦力を縮小する傾向があるため、過剰の水の使用は避けられるべきである 。 次いで、湿式混合物は、好ましくは高いせん断の高い固体混合条件下において 、高い固体湿式混合として摩耗され、ここで摩耗補助剤は、微晶質セルロースを 超微細でミクロン未満のサイズの粒子(この分散液においてコロイド安定性であ る)に粉砕するかまたは粉砕を容易にする。好ましい実施態様において、コロイ ド安定性は保護コロイドの封入によりさらに容易になる。 上記のように、摩耗補助剤は、好ましくは混合物の多機能成分として選択され る。すなわち、摩耗補助剤は、微晶質セルロースを粉砕するのに役立ち、そして また、本発明の微晶質セルロース組成物が利用される生成物に所望の成分または 特性を寄与するという追加の機能を供給する。従って、摩耗補助剤を選択する場 合、その選択がこれらの両方の目的を考慮してなされるのが好ましい。 微晶質セルロースを超微細粒子サイズに粉砕する際のその機能に関して、摩耗 補助剤は相対的に水不溶性でなければならない、すなわち、加水分解されたセル ロースウェットケーキと混合される場合、明らかに溶解しない程度に十分に不溶 でなければならない。より詳細には、本発明において有用な摩耗補助剤は、1× 10-7に等しいかまたはそれ未満である水性Kspを有するイオン性材料あるいは10 0℃において40%に等しいかまたはそれ未満の水溶解性を有する粉末状または粒 状材料であり得る。それは、摩耗の間ウェットケーキ粒子と密接な粉砕接触にな るような相対的に微細な材料であるべきであるが、コロイドのサイズである必要 はない。従って、例えば、その粒子サイズは約0.1ミクロン〜約100ミクロンの範 囲にあり得、有利に約0.1〜約20μmの範囲にあり得、好ましくは約10μm未満で ある。適切なイオン性材料であることが証明されている試剤は、石灰石(炭酸カ ルシウム)、リン酸二カルシウム、リン酸三カルシウム、炭酸亜鉛、水酸化亜鉛 、リン酸マグネシウム、炭酸バリウム、硫酸バリウム、炭酸第一鉄、水酸化アル ミニウム、水酸化マグネシウム、および水酸化アルミニウムマグネシウムを含む 。摩耗補助剤として有用な他の材料は、シリカ、種々の粘土、シリケート、二酸 化ケイ素、タルク、二酸化チタンおよび特定の可塑性樹脂のような非イオン性材 料、ならびに部分的に可溶の有機材料、例えばラクトースなどを含む。実際に、 多くの材料がこの目的に適していると考えられ、そして所望の特性を達成するた めに、これらの摩耗補助剤は、単独でまたは組み合わせて利用され得ることが考 えられる。 セルロースを粉砕する際のそれらの機能に加えて、本発明の摩耗補助剤は好ま しくは、本発明の微晶質セルロース組成物から形成される分散液の成分として残 存し、そしてそのような目的生成物に所望の要素、成分または特性を寄与する。 上記のように、炭酸カルシウムは乳製品または日用製品におけるカルシウム値を 補強するために、および紙を被覆し、製紙プロセスにおける他の機能を達成する ために、有利に利用される;水酸化マグネシウムおよび/または水酸化アルミニ ウムは、制酸剤のような有用な添加剤薬学的調製物であり得る;そして組成物を 含む二酸化チタンは、ペンキおよび顔料に、コーヒークリームおよび多数の他の 製品に有用性を見出す。本発明の摩耗剤は、薬学的、個人の衛生、ならびにロー ション、軟膏剤、ゲル、および例えば歯磨き粉および他の歯科用ケア製品を含む ペーストのような化粧用途および化粧品において利用される、有利に摩耗性があ り、相対的に不溶の成分であり得る。歯磨き粉において、好ましい摩耗剤は、歯 磨き粉中の公知の研磨剤である炭酸カルシウム、リン酸二カルシウムおよびシリ カを含む。 ほとんどの用途において、この混合物が保護コロイドを含むことが好ましい。 存在する場合、これらの保護コロイドは1個以上の数種の機能を達成し得る。こ れらは、微晶質セルロース粒子間および/または付近のバリアーとして作用し、 おそらく粒子間の水素結合力を付加するかまたは置換することによって、従って 、粒子が角状化することを防ぐためにこのような粒子間のバリアーを形成する。 第二に、微晶質セルロースの乾燥した固体組成物が再分散される場合、それらは 分散補助剤として作用し、微晶質セルロース粒子の分散および再水和を容易にす る。さらに、それらは懸濁および/または懸濁液のレオロジー特性の変化を援助 し得る。多数の試剤、例えばカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピル セルロース、ヒドロキシプロピルメチル-セルロースおよびヒドロキシエチルセ ルロースのようなセルロース誘導体は、同様の機能を果たすことが予想される。 グアール、イナゴマメ、アラビア、トラガントおよびカラヤのような種々のガム 、ならびにカラゲナンおよびアルギネートのような海藻抽出物、ならびにマルト デキストリン、加水分解された穀物固体およびペクチンのようなデンプンはまた 、有用であり得る。この目的のための好ましい試剤は、ナトリウムカルボキシメ チルセルロース(CMC)である。 他の用途において、例えば充填剤またはバルク剤のような組成物を使用するこ とが所望される場合、高密度で、低い吸水性および吸油性を有する相対的に非孔 性である生成物を有することが好ましくあり得る。これらの用途において、微晶 質セルロースおよび摩耗剤は、保護コロイドの封入なしに使用され得る。次いで 、乾燥の際、この生成物は、より大きく、より不均一な微晶質セルロース粒子を 有する以前の生成物で得られ得た材料に比べより密で孔の少ない材料に凝集する 。これらの充填剤またはバルク剤は、より低い吸水性または吸油性であり、そし て低水分用途、例えば、サンドウィッチクッキー、チョコレート、ピーナッツバ タ ーなどの低水分食品に有用であり得る。 微晶質セルロースのコロイド粒子サイズへの縮小は、好ましくは、微晶質セル ロース、摩耗補助剤、および好ましくは保護コロイドの混合物の高い固体、高い せん断湿式粉砕によって行われる。標準押し出し機(好ましくは複数のネジが付 いた)の使用は、微晶質セルロース粒子サイズを縮小するための好ましい手段で ある。他の標準装置はまた、プラネタリーミキサー(planetary mixer)例えばHob artミキサー、ボールミル、摩耗ミル、およびロールミル、特に3つ以上のロー ルを有するミルのような高せん断湿式粉砕操作のために使用され得る。使用され る装置は、例えば、押し出し機および他の種々の混合装置の穿孔処理されたプレ ートに見られるような制限された断面の通路、またはロールミルのロール間のよ うな制限された隙間の他の通路を通して混合物を押し出すことによって、微晶質 セルロースと摩耗補助剤との間の高せん断作用および強い摩耗作用を提供するこ とは重要である。この押し出しプロセスは、高い固体、高い処理プロセスにおい て操作の容易さ、および微晶質セルロースの非常に微細な粒子を生成する効率に おいて好ましい。 本発明のプロセスにおいて、第1工程は、未摩耗の微晶質セルロース、摩耗剤 および必要に応じて保護コロイドを一緒に混合する工程を含有する。微晶質セル ロースおよび摩耗剤によって表される固体含有量は、混合物の約30重量%〜約80 重量%の範囲が適切であり、好ましくは約40重量%〜約60重量%の範囲である。 摩耗剤に対する微晶質セルロースの重量比は、約85:15〜約30:70の範囲におい て適切であり、有利に、約70:30〜約40:60の範囲にある。保護コロイドが、適 切に、微晶質セルロースの5重量%〜30重量%の範囲、好ましくは5重量%〜15 重量%の範囲の量で利用される;すなわち、保護コロイドに対する微晶質セルロ ースの重量比は、約95:5〜約70:30の範囲にある。混合は、均一の湿式混合物 が得られるまで継続される。 次いで、この湿式混合物を、微晶質セルロースを粒子サイズに縮小するのに十 分な時間およびせん断力で、高せん断湿式粉砕に供し、ここで、水性媒体中に分 散された場合、微晶質セルロースの約80%〜100%、有利に約90%〜100%は、1 μm以下の粒子サイズを有し、コロイド安定である。どんなに大きな粒子でも約 3〜4μm以下(under)の粒子サイズを有するにも関わらず、得られた混合物は、 実質的に、口および舌によってザラザラとしたまたは粒状の口さわりとして感知 される粒子を有さない。しかし、好ましくは、ほぼ100%の微晶質セルロースは、 1ミクロン未満の粒子サイズを有し、そして少なくとも90%〜95%は0.75μm未満 の粒子サイズを有する。実施例に示されるように、微晶質セルロース粒子サイズ 分布は、本発明に従って生成される微晶質セルロース分散液中の約0.1〜約0.7μ mの範囲にあるようである。 押し出された混合物が、微晶質セルロースの粒子より硬い粒子の摩耗補助剤を 含む場合、摩耗補助剤の粒子サイズは、通常、かなりは縮小されない。例えば、 数ミクロンの平均粒子サイズを有する炭酸カルシウムを含む混合物を押し出す工 程は、数ミクロンの炭酸カルシウム粒子を有する微晶質セルロースのミクロン未 満の粒子を有する分散液を提供し得る。従って、微晶質セルロースがミクロン未 満であり、摩耗補助剤がはるかに大きい分散液を提供することは可能である。 押し出しまたは他の適切なプロセスから得られた、湿式摩耗された微晶質セル ロース組成物は、回収され得、次いで懸濁液および分散液のための安定剤/懸濁 剤として分散され得、および/またはさらに処理され得、乾燥され得、次いでこ のような使用のために分散され得る。利用される場合、さらなる処理工程は、初 期分散液を調製する工程、得られた分散液を均質化する工程、例えばスプレー乾 燥または他の適切な方法によってそれを乾燥させる工程、を含み得、これら全て は当該分野の範囲内にあり、以下の実施例に例示される。 従って、出発成分および用いられるその比に依存して、本発明の組成物は、上 記のように粒子サイズを有する微晶質セルロース粒子、必要に応じて上記のよう な摩耗補助剤、そして必要に応じて保護コロイドを含む、超微細で摩耗された微 晶質セルロース組成物を含み、ここで、摩耗補助剤に対する微晶質セルロースの 重量比は、約85:15〜約30:70の範囲、有利に約70:30〜約40:60の範囲にあり 、そして保護コロイドが使用される場合、保護コロイドに対する微晶質セルロー スの重量比は、約95:5〜約70:30の範囲にある。 本発明の超微細でコロイド安定な微晶質セルロース、または微晶質セルロース 、摩耗剤および任意の保護コロイドなどの本発明の生成物は、分散液、乳濁液、 懸 濁液などの中において、約0.05-15重量%、有利に0.05-5重量%、好ましくは0.0 5-3重量%の量で利用され、そして最終生成物に基づき、約1-25重量%の量にお いて、充填剤またはバルク剤として使用される。食品用途において、0.05-15重 量%が適切に使用され得る。 本発明の組成物が、食品、医薬品、ならびに化粧用クリームおよび口ーション のようなパーソナルケア製品ならびに歯磨き粉処方物のような歯科用ケア製品に おける、ならびに多数の医学および工業的用途のための、多くのおよび多様な用 途を有し、より効果的な懸濁液安定剤またはより滑らかなクリーム状充填剤また は分散補助剤が、どこでもいつでも必要とされるかは、当業者によって理解され る。従って、この製品は、カルシウム防御、乳製品の組織化および安定化、栄養 、ビタミンおよびミネラル補助食品の懸濁、水不溶性有機分子の懸濁、そして他 の種々の食品、薬学的、歯科用および化粧用処方物、ペンキ、および膨大な工業 的用途(例えば、製紙プロセスにおける乳白剤の懸濁および炭酸カルシウムを用 いた紙のコーティング)の安定剤のような多種の用途において、特に適している 。従って、以下の実施例は単に、本発明の組成物のための幾つかの潜在的使用を 例示し、本発明が有用である用途の範囲を限定することは意図されない。他に特 定されない限り、実施例の全てのパーセンテージは、重量を基準にしている。 しかし、これらの実施例はまた、最終生成物中の本発明の生成物の使用におい て例示し、調製されるべき生成物の性質および質に影響を与えるおよび/または それらを決定する多くの異なるおよび多様の処方要素について考慮しなければな らない。本発明の組成物は、各々のこのような生成物において、適切なレベルま たは濃度で使用されなければならない。各々の生成物または処方物の特性は、特 定の処方物のために選択された特定の摩耗剤、処方物に含まれるべきである他の 添加剤、などのような他の要因によって影響され得る。このような設計および処 方物の例の考慮として、実施例9は、カルシウム値が特定の食品および薬学的製 品においてカルシウム補強剤として高く所望される一方で、硫酸カルシウムのよ うな溶解度の高いカルシウム塩の使用は、水性媒体中で、良好に分散する微晶質 セルロース組成物を生成しないが、十分には理解されていない理由のために微晶 質セルロースの凝結を誘発する傾向にある。同様の方法において、実施例17は 簡潔に注入可能な懸濁液の調製を例示するが、一方で、処方物中のショ糖の含有 は水の添加において再懸濁され得ないペーストを生成する。同様に、実施例18 は、ホイップクリームまたは他のホイップ食品、薬学的または化粧用製品の一貫 性および外観を有する安定でスプーンですくい上げ得る(spoonable)薬学的調製 物を調製する可能性を例示する。 実施例1 Hobartミキシングボウルに、237.5gの粉砕した石灰岩(Ksp=3.36×109)、552.3 gの加水分解したセルロースウェットケーキおよび26.9gの中粘度のカルボキシメ チルセルロースを入れた。この混合物を構成する固体の比は、47.5部のセルロー ス、47.5部の炭酸カルシウムおよび5部のカルボキシメチルセルロースであった 。ミキサーを組成物が均一になるまで作動した。次いで、組成物を、150rpmで作 動する、一回目の通過のための6.35mmに設定された出口ゲートおよび二回目〜四 回目の通過のための19.05mmに設定された出口ゲートを備えるツインスクリュー 押し出し成型機に移した。1%および2%の固体を有するこの湿潤生成物の分散 液を、水中で調製した。1%分散物は安定なゲルになった。顕微鏡を用いて試験 した場合、セルロースの粒子は非常に微細かつ均一なサイズであることが分かっ た。2%分散物は強固なゲルに固まった。残りの生成物を5%固体で水中に分散 し、そして17,236.9kPa(2500psi)で均質化した。均質化した後、この分散液の粘 度は、8700cpsであった。次いで、分散液を、190〜200℃の入口温度および100℃ の出口温度で噴霧乾燥した。392gの水中の8gの得られた粉末の分散液を、Waring ブレンダーで調製した。最初に、スピンドル#1を用いて1分間10rpmで、Brook fieldRVT粘度計により測定されたような粘度は615cpsであった。この粉末の分散 液は、摩耗後の湿潤組成物の分散液と同じ程度の安定性を有した。噴霧乾燥した 粉末のさらなる分散液を、1%、0.75%および0.5%の固体で調製した。1%で 沈殿を示さず、系はゲル化した。0.75%では非常にわずかな沈殿のみであった。 系は弱いゲルを形成し、そして安定したとみなされた。0.5%では分散液沈殿は 、わずかに残存し、そして系はわずかにゲル化した。 実施例2 さらなる組成物を、顕著に固体成分の比を変化させながら調製した。実施例1 に記載の手順に正確に従った。表1において、摩耗された組成物示され、固体の 比を含む。 a加水分解したセルロースウェットケーキb カルボキシメチルセルロースc それぞれ26.9gの低粘度および中粘度のカルボキシメチルセルロースd 中粘度のカルボキシメチルセルロース これらの実施例の生成物は、1%固体で水中に分散させた場合、安定な分散液 を生成し、これらは実施例2Aおよび2C(後者は高い炭酸カルシウム:微結晶質セ ルロース比に起因して)について生じる非常にわずかな沈殿を有する。実施例2B および2Dはまた、0.5%で分散され、そして同様にこのレベルで安定な分散液を 形成した。 この実施例は、組成物の成分の広範な量および比が使用され得ることを例示す る。 実施例3 実施例2の摩耗した組成物のコロイド含量を、15分間8250rpmで遠心分離し、 続いて乾燥した上情生成物を重量測定分析することにより決定した。実施例1の 生成物におけるコロイド物質の量を49.4%になると決定したが、炭酸カルシウム が組成物の50%を構成するので、セルロースとカルボキシメチルセルロースのコ ロイド含量は98.8%である。同様の決定を実施例2A〜2Dの生成物について行った 。 これらの決定を表2に示す。 a全セルロースおよびカルボキシメチルセルロースを基準とする 実施例4 Hobartミキシングボウルに、250gの約0.8ミクロンの粒子サイズを有する粉砕 した石灰石、576.9gの加水分解したセルロースウェットケーキおよび26.9gの中 粘度カルボキシメチルセルロースを入れた。この混合物を構成する固体の比は、 45部のセルロース、50部の炭酸カルシウムおよび5部のカルボキシメチルセルロ ースであった。ミキサーを組成物が均一になるまで5分間作動した。次いで、150 rpmで作動する、2回通過するための25.4mmに設定した出口ゲートを備える、ツ インスクリュー押し出し成型機に組成物を移した。生成物を8%固体で水中に分 散させ、そして17,236.9kPa(2500psi)で均質化した。次いで、分散液を200℃の 入口温度および100℃の出口温度で噴霧乾燥した。Waringブレンダーで調製され た0.5%および1%の生成された粉末を含む分散液は、安定であったが、それぞれ わずかな沈殿があったことが記録された。組成物のコロイド含量を,49.4%であ ると実施例3の方法により決定し、これは組み合わせたセルロースおよびカルボ キシメチルセルロースが、98.8%のコロイド含量を有したことを示す。この組成 物を実施例4Aとして同定する。さらなる組成物を、異なる平均粒子サイズを有 する炭酸カルシウムを使用して、同じ様式で調製した。これらを表3に実施例4B 〜4Eとして同定する。 aセルロースとカルボキシメチルセルロース 実施例5 Hobartミキシングボウルに、400gの粉砕した石灰石(約8.0ミクロンの粒子サイ ズ)、974.4gの加水分解したセルロースウェットケーキおよび21.5gの高粘度カル ボキシメチルセルロースを入れた。この混合物を構成する固体の比は、47.5部の セルロース、50部の炭酸カルシウムおよび2.5部のカルボキシメチルセルロース であった。ミキサーを組成物が均一になるまで作動した。次いで、150rpmで作動 する、1回目の通過のための6.35mmおよび2回目の通過のための25.4mmまで増加 する、初期に1.59mmに設定した出口ゲートを備える、ツインスクリュー押し出し 成型機に組成物を移した。生成物を8%固体で水中に分散させ、そして17,236.9 kPa(2500psi)で均質化した。次いで、分散液を200℃の入口温度および100℃の出 口温度で噴霧乾燥した。得られた乾燥粉末をWaringブレンダーを用いて水中に分 散させ、1%および1.5%固定で安定な分散液を生成した。組成物のコロイド物 質の割合は41.9%であると決定され、83.8%のセルロース(微結晶質セルロース とMCC)コロイド含量を示した。中粘度のカルボキシメチルセルロースを含む他の 組成物と比較して、この組成物は、それを分散させるのに剪断の増加を必要とし た。このことは実施例5Aである。 872gの加水分解したセルロースウェットケーキ、400gの粉砕した石灰石(約8.0 ミクロンの粒子サイズ)および64.5gの低粘度カルボキシメチルセルロースの第2 の組成物を、ツインスクリュー押し出し成型機出口ゲートをプロセスを通して25 .4mmに維持したことを除いて、正確に同じ様式で調製した。この混合物を構成 する固体の比は、42.5部のセルロース、50部の炭酸カルシウムおよび7.5部のカ ルボキシメチルセルロースであった。生成された乾燥粉末を、Lightnin'ミキサ ーを5分間使用して、0.5%、1.0%および1.5%の固体で水に完全に分散した。1. 5%分散液のみが安定であり、非常に軽い沈殿を有した。この組成物中のコロイ ド物質は、52.0%であると決定され、セルロース(微結晶質セルロースとCMC)コ ロイト含量が104%であることを示した。このことは実施例5Bである。 実施例6 9.46リットル(10qt)のHobartミキシングボウルに、1153.85gの加水分解した セルロースウェットケーキ、500gの炭酸カルシウムおよび53.82gの低メトキシル ペクチン(low methoxyl pectin)を入れた。この混合物を構成する固体の比は、4 5部のセルロース、50部の炭酸カルシウムおよび5部の低メトキシルペクチンであ った。これを均一な塊が達成されるまで混合した。この混合物をツインスクリュ ー押し出し成型機に3回通した。摩耗された混合物の一部分(447.95g)を5リット ルのWaringブレンダーに入れ、そして1302.5gの脱イオン水を加えた。この混合 物を低速で分散させ、15%の固体を含む分散液を提供した。この分散工程を1回 繰り返した。分散液を合わせ、17,236.9kPa(2500psi)で均質化した後、噴霧乾燥 した。噴霧乾燥器入口を210℃および出口を110℃に設定した。全部で384gの乾燥 粉末を乾燥工程後に回収した。 実施例7 実施例1の方法により、1,576.9gの加水分解したセルロースウェットケーキ、 250gのリン酸三カルシウム(Ksp=2.07×10-33)、26.9gの中粘度カルボキシメチ ルセルロースおよび45mLの水を共に混合し、そしてツインスクリュー押し出し成 型機に通した。生成物の水への分散を顕微鏡を用いて試験した。これは、セルロ ースおよびリン酸三カルシウム粒子の両方がサブミクロンサイズであったことを 示した。 実施例8 実施例4の方法により、1730.8gの加水分解したセルロースウェットケーキ、7 50gのリン酸二カルシウム(Ksp=1.55×10-7)および80.64gの中粘度カルボキシメ チルセルロースを混合し、そして摩耗させた。この混合物を構成する固体の比は 、45部のセルロース、50部のリン酸二カルシウムおよび5部のカルボキシメチル セルロースであった。この物質の2%分散液の顕微鏡試験は、微結晶質セルロー スが実質的に100%コロイドであったことを示した。この物質の8%分散液を、実 施例1の条件下で噴霧乾燥した。噴霧乾燥した粉末の1%水中分散液は安定であ ったが、0.5%分散液ではいくらかの沈殿を示した。これらの結果は、実質的に 実施例4の生成物で得られた結果と同じである。1%、2%、3%および4%の固体 を含む分散液の粘度は、実施例4で生成された物質の対応する分散液の約半分で あった。 実施例9 実施例4の方法により、576.9gの加水分解したセルロースウェットケーキ、25 0gの硫酸カルシウム(Ksp=4.93×10-5)および26.9gの中粘度カルボキシメチルセ ルロースを混合し、そして摩耗させた。この混合物を構成する固体の比は、45部 のセルロース、50部の硫酸カルシウムおよび5部のカルボキシメチルセルロース であった。摩耗が完了したのち、水中に未乾燥のウェットケーキを分散させる試 みは、うまくいかなかった。なぜなら、微結晶質セルロースは、おそらく硫酸カ ルシウムについての高い溶解定数のために凝集したからである。 実施例10 9.46リットル(10qt)のHobartミキシングボウルに、1153.85gの加水分解した セルロースウェットケーキ、500gの二酸化チタンおよび53.76gの中粘度カルボキ シメチルセルロースを入れた。この混合物を構成する固体の比は、45部のセルロ ース、50部の二酸化チタンおよび5部の中粘度カルボキシメチルセルロースであ った。これを均一な塊が達成されるまで混合した。この混合物をツインスクリュ ー押し出し成型機に3回通した。摩耗された混合物の一部分(1144.78g)をコロイ ドミルに入れ、これをLightnin'ミキサーで攪拌してサンプル循環を向上させ、 そして7355.22gの脱イオン水を加えた。この混合物を60の設定の可変抵抗器で10 分間粉砕し、8%の固体を含む分散液を提供した。この粉砕工程が完了した際、 サンプルを17,236.9kPa(2500psi)でホモジナイズした後、噴霧乾燥した。噴霧乾 燥器入口を210℃および出口を110℃に設定した。全部で100gの乾燥粉末を乾燥工 程後に回収した。水中のこの粉末の0.5%の固体分散液は完全に安定であった。 実施例11 実施例4の方法により、417.23gの加水分解したセルロースウェットケーキ、1 80.8gのタルクおよび19.4gの中粘度カルボキシメチルセルロースを混合し、そし て摩耗させた。この混合物を構成する固体の比は、45部のセルロース、50部のタ ルクおよび5部のカルボキシメチルセルロースであった。実施例1の方法により 噴霧乾燥した後、水中の噴霧乾燥粉末の水性1%分散液は安定であったが、0.5 %分散液は安定でなかった。 実施例12 実施例4の方法により、1153.8gの加水分解したセルロースウェットケーキ、5 15.5gのラクトース(水への溶解性=27%(100℃で))および53.8gの中粘度カルボ キシメチルセルロースを混合し、そして摩耗させた。この混合物を構成する固体 の比は、45部のセルロース、50部のラクトースおよび5部のカルボキシメチルセ ルロースであった。7%の固体分散液を調製し、17,236.9kPa(2500psi)で均質化 した後、実施例1のように噴霧乾燥した。水中の1%の固体の分散液を調製した 場合、噴霧乾燥した粉末は非常に容易に分散された。 実施例13 1200mLのステンレス鋼ビーカーに547.25gの市販のスキムミルクを入れた。こ のミルクに、2.75gの実施例1の粉末生成物を攪拌しながら添加した。混合を完 了した後、混合物を水浴中で79.4℃(175°F)まで加熱した。次いで、混合物を2 工程で均質化した;17,236.9kPa(2500psi)で第1工程、および3,447.4kPa(500ps i)で第2工程。均質化した後、ミルクを冷浴で4℃(40°F)まで冷却した。冷却 が完了した際、このミルクを観察して、現れた沈殿の程度を決定し、次いで、1 週間後観察して、貯蔵で形成された沈殿の程度を決定した。実施例13A〜13Gの結 果を表4に示す。 a非常にわずかな乾燥を、この栄養強化ミルクが試験された場合、舌で感知した 。 全ての上記の処方物を、ぎりぎり受容可能であった13Fを可能な限り除いて、 受容可能と判断し、そしてはじめのスキムミルクより40%多いカルシウムを含む カルシウム強化ミルクを生じた。 ンを、96.46重量%のスキムミルクおよび3.28重量%のヘビークリーム(38%)脂 肪に添加することによって、同様の手順を使用して強化低脂肪ミルクを調製した 。ヘビークリームを除いて、全ての重量%は強化低脂肪ミルクの総重量を基にし ている。この低脂肪ミルクは、一人前240mL当たり追加の120mgのカルシウムを提 供する。 実施例14 大きなステンレス鋼ビーカー中の375.96gの水に、実施例1で調製された、2.2 5gの加水分解したセルロースウェットケーキ(45部)、炭酸カルシウム(50部)およ び中粘度カルボキシメチルセルロース(5部)を添加した。微結晶質セルロースをL ightnin'ミキサーを使用して10分間分散した。分散の完了の際、0.515gのビタミ間混合した。最後に、12.5gのコーン油、43gのコーンシロップ固体(24DE)、33g の顆粒状スクロース、16.5gのスキムミルク粉末、それぞれ3gの赤いだめなココ ア(red dutched cocoa)および天然ココア、1.5gのクエン酸カリウム、1.4gの大 豆レクチン、1.25gのバニラ香料、1.15gの塩化カリウム、1gのリン酸二カリウム および0.35gの塩化ナトリウムを混合物に添加し、次いでこれを5分間攪拌した。 次いで、混合物を高温短時間(79.4℃(175°F)で3秒間)殺菌装置で殺菌した。殺 菌に続いて、混合物を2工程(20,684kPa(3000psi)および3,447.4kPa(500psi))で 均質化した。冷却した後、混合物をビン詰めし、そして視覚的に試験する前に少 なくとも16時間静止状態で置いた。粘度を、60rpmで作動するSpindle#1を備えた Brookfield LVF粘度計を使用して5℃(41°F)で測定した。72時間以上乱されない 状態に置いた後、サンプルを振盪し、観察し、そして二回目の粘度測定を行った 。実施例14A、14Bおよび14Cと指定した3つの生成物の処方を、表5に示す。 表6は実施例14A、14Bおよび14Cの特性を示す。 a60rpmで作動するSpindle#2を使用して測定した 実施例14Aは、所望の粘度および振盪して容易に再分散し得た最小の沈殿で非 常に受容可能な生成物を生成した。実施例14Bは、使用したより高いレベルのMCC のために粘稠すぎた。実施例14Cは、16時間および72時間の両方で重い沈殿を示 し、十分ではなかった。この実施例は栄養飲料に効果的に使用され得る組成物を 改良を例示する。 実施例15 Lightnin'ミキサーで攪拌した容器に2692.4gのスキムミルクおよび400gのヘビ ークリームを入れた。この混合物を、266.8gのスキムミルク粉末、400gの糖、21 0gのコーンシロップ固体(42DE)、16gの摩耗された加水分解されたセルロースウ ェットケーキ/炭酸カルシウム/カルボキシメチルセルロース粉末(実施例1)、0. F)および10gの乳化剤(Witco Corporationにより販売されるTandem 100K、モノ、 ジグリセリド:ポリソルベート80の80:20混合物)の乾燥ブレンドを添加する前 に約5分間混合し、ミキサーの渦の中に添加し、30分間混合して十分ガムを水和 した。混合を完了した際、混合物を、76.7℃(17°F)で2分間作動するCherry-B urrel Ultra High Tempratureユニットを利用して高温短時間プロセスで殺菌し た。殺菌後、混合物をAPV Gaulin Homogenizerを用いて、13,789.5kPa(2000psi) で作動される第1工程および3,447.4kPa(500psi)で作動する第2工程で、均質化し た。均質化完了後、混合物を冷却し、そして一晩1.7〜4.4℃(35〜40°F)で冷蔵 庫中で寝かせた。混合物の分離はなかった。翌日37.9gのバニラ香料を緩やかに 攪拌しながら混合物に空気が混入しないように木製スプーンで添加し、その後そ れをTaylor連続フリーザーで凍結した。また、凍結する前に、400mLの混合物の 粘度をBrookfield LVF粘度計を使用して310cpsであったと決定した。二回目の粘 度測定(43秒)を#2 Zahnカップを使用して行った。冷菓のオーバーラン65%であ り、そして標準融解特性は68mLの融解を生じた。食味試験は、アイスクリームが れている)に等しい特性であるが、追加のカルシウム値を提供したことを明らか にした。 実施例16 本発明の組成物中のコロイド物質の量を、実施例3の重量測定的方法により存 在するセルロースおよびカルボキシメチルセルロースの全量に関して示した。組 成物中に存在するセルロース粒子のサイズをHoriba LA-910粒子サイズ分布分析 器を用いてレーザー光散乱法により決定した。純粋な炭酸カルシウムのサイズ分 布を分析して、標準サイズ分布を提供した。加水分解したセルロースウェットケ ーキ/炭酸カルシウム/カルボキシメチルセルロース分析は、炭酸カルシウム単独 の分布とほとんど同じである分布を与え、比較的大きい粒子の炭酸カルシウムが 分析を支配し、そしてより小さな粒子をほとんど完全に隠すことを示した。この 影響を克服するために、実施例1で調製された粉末の分散液を8000rpmで15分間 遠心分離した。上清を取り出し、光散乱で分析した。この分析の結果は、100% の粒子が0.7μm未満のサイズを有し、そして約90%が0.3μmより小さかったこと を示した。範囲は0.1μmから0.7μmであり、平均サイズはわずかに0.2μmより小 さかった。2つの市販の製品を、重量測定、および正確に同じ方法で遠心分離と 組み合わせた光散乱法により分析した。この3つの分析の結果の比較を表7に示 す。 c実施例3の方法で決定された場合の%コロイド物質d セルロース+カルボキシメチルセルロースの全サンプルを基にするe 50%炭酸カルシウムの存在のため適用できない 物質の1つであり、この物質の約67〜68%のみが、本発明のほとんど100%の物 より少ないコロイド含量を有する。 実施例17 30gのプロピレングリコールを含む小さなビーカーを50℃まで加熱し、そしてL ightnin'ミキサーで攪拌して1gのメチルパラベンおよび0.1gのプロピルパラベン を溶解した。混合が完了したとき、この溶液を2リットルミキシングボウル中の 400gの脱イオン水に添加した。混合の完了後、200gの70%ソルビトール溶液(USP )および1.6gのサッカリンナトリウム(USP)を水溶液に添加し、そして完全な溶解 が達成されるまで混合した。次に、実施例4に記載されるように調製した10gの 同時処理した微結晶質セルロース/炭酸カルシウム/カルボキシメチルセルロー ス粉末を、添加し、そして2000rpmで作動するScott Turbon Mixcrを用いて10分 間分散した。十分な脱イオン水を添加して、この分散液の全容量を1リットルま でにし、そして懸濁液を均一になるまで混合した。このきれいな懸濁液は注ぐこ とができ、そして6rpmで作動するCarrimed Rheometerによって測定した場合に、 120cpsの粘度を有した。懸濁液は最初安定であるように見え、そして4℃、25℃ 、30℃、および40℃で3ヶ月の期間貯蔵した後、安定なままであった。この制酸 剤懸濁液の10mL部分は11.5ミリ等量の酸を中和し得た。 実施例18 15gのプロピレングリコールを含む小さなビーカーを50℃まで加熱し、そしてL ightnin'ミキサーで攪拌して0.5gのメチルパラベンおよび0.05gのプロピルパラ ベンを溶解した。混合が完了したとき、この溶液を1リットルミキシングボウル 中の200gの脱イオン水に添加した。混合の完了後、100gの70%ソルビトール溶液 (USP)および0.8gのサッカリンナトリウム(USP)を水溶液に添加し、そして完全な 溶解が達成されるまで混合した。次に、実施例4に記載されるように調製した75 gの同時処理した微結晶質セルロース/炭酸カルシウム/カルボキシメチルセルロ ー粉末を、添加し、そしてLightnin'ミキサーを用いて10分間分散した。十分な 脱イオン水を添加して、この分散液の全容量を0.5リットルまでにし、そして懸 濁液を均一になるまで混合し、ホイップクリームの外観を有した。5mLのこのホ イップ懸濁液に160mgのアセトアミノフェンを添加した。成分は、よく混合され て、スプーンですくえる(spoonable)アセトアミノフェンのホイップクリーム状 懸濁液を提供した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 3/36 C08K 3/36 5/151 5/151 C08L 1/32 C08L 1/32 5/06 5/06 (31)優先権主張番号 09/088,772 (32)優先日 平成10年5月29日(1998.5.29) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 デル,シェイラ エム. アメリカ合衆国 ペンシルバニア 18938, ニューホープ,ディア パス レーン 8 (72)発明者 コリオポーラス,ジョン エイ. アメリカ合衆国 ニュージャージー 08550,プリンストン ジャンクション, クランベリー ロード 71

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.超微細で摩耗された微晶質セルロース組成物であって、1μmより大きくな い粒子サイズを有する80%〜100%の微晶質セルロース粒子、1×10-7に等しいか またはそれ未満である水性Kspを有するイオン性材料である摩耗補助剤あるいは 100℃において40%に等しいかまたはそれ未満の水溶解度を有する粉末のまたは 粒状材料、および必要に応じて保護コロイドを含有する、組成物。 2.摩耗補助剤に対する微晶質セルロースの重量比が85:15〜30:70の範囲にあ り、そして保護コロイド(存在する場合)に対する微晶質セルロースの重量比が、 95:5〜70:30の範囲にある、請求項1に記載の組成物。 3.前記摩耗補助剤が、炭酸カルシウム、二酸化チタン、リン酸三カルシウム、 リン酸二カルシウム、シリカ、タルク、およびラクトースからなる群から選択さ れる、請求項1に記載の組成物。 4.保護コロイドが使用される、請求項1に記載の組成物。 5.前記微晶質セルロースの少なくとも90%が、0.75μmより大きくない粒子サ イズを有する、請求項1に記載の組成物。 6.前記微晶質セルロースの平均粒子サイズが0.1μm〜0.7μmの範囲にある、請 求項1に記載の組成物。 7.微晶質セルロースと、炭酸カルシウム、二酸化チタン、リン酸三カルシウム 、リン酸二カルシウム、タルク、およびラクトースからなる群から選択される摩 耗補助剤と、カルボキシメチルセルロースおよびペクチンからなる群から選択さ れる保護コロイドとの懸濁液の乾燥された残渣である、請求項1に記載の組成物 。 8.粒子サイズの前記微晶質セルロース粒子が、前記摩耗補助剤の存在下で、微 晶質セルロースウェットケーキの高固体湿式粉砕によって生成される、請求項1 に記載の組成物。 9.粒子サイズの前記微晶質セルロース粒子が、前記摩耗補助剤の存在下で、微 晶質セルロースウェットケーキの高固体湿式粉砕によって生成される、請求項7 に記載の組成物。 10.超微細の微晶質セルロース組成物を調製するためのプロセスであって: (a)未摩耗の微晶質セルロース、1×10-7に等しいかまたはそれ未満である水 性Kspを有するイオン性材料である摩耗剤あるいは100℃において40%に等しい かまたはそれ未満の水溶解度を有する粉末のまたは粒状材料、および必要に応じ て保護コロイドを一緒に混合する工程(ここで、該微晶質セルロースおよび摩耗 剤によって表される固体含有量は、混合物の30重量%〜80重量%の範囲にあり、 摩耗剤に対する微晶質セルロースの重量比が85:15〜30:70の範囲にあり、そし て保護コロイド(使用される場合)に対する微晶質セルロースの重量比が、95:5 〜70:30の範囲にある); (b)前記微晶質セルロースを粒子サイズに縮小するために十分な時間およびせ ん断力で高せん断湿式粉砕に前記混合物を供する工程(ここで、80%〜100%の該 微晶質セルロースが1μmより大きくない粒子サイズを有する);および (C)該得られた超微細の微晶質セルロース組成物を回収する工程、を包含する プロセス。 11.前記摩耗剤が、炭酸カルシウム、二酸化チタン、リン酸三カルシウム、リ ン酸二カルシウム、シリカ、タルク、およびラクトースからなる群から選択され る、請求項10に記載のプロセス。 12.保護コロイドが使用される、請求項11に記載のプロセス。 13.安定化量の請求項1に記載の組成物に懸濁される栄養物の分散液を含む、 カルシウム補強食品。 14.治療学的または補助的量のビタミン、ミネラルまたはその両方を含む、請 求項13に記載の食品。 15.請求項1に記載の組成物を用いて安定化される、カルシウム補強日用製品 。 16.前記日用製品が、還元された脂肪性ミルクである、請求項15に記載の組 成物。 17.請求項1に記載の組成物を用いて安定化される凍結したデザートを含む、 食品。 18.水および生物学的に有効な量の実質的に水に不溶の薬学的試剤の混合物中 に請求項1に記載の組成物を含有する、液体組成物。 19.請求項1に記載の超微細で摩耗された微晶質セルロース組成物であって、 分散された場合、少なくとも95%の前記微晶質セルロースが0.7μmより大きくな い粒子サイズを有するような粒子サイズ分布を有し、そしてコロイド安定である 、微晶質セルロース粒子を含有する、組成物。 20.注入可能な水性懸濁液であって、アルキルグリコール、アルキルパラベン 、ソルビトール、サッカリン、およびそれらの混合物からなる群から選択される 1つ以上の迫加の成分との混合物中に、請求項1に記載の組成物を含有する、懸 濁液。 21.ホイップクリームの外観、組織化、および一貫性を有するスプーンですく え得るホイップされた懸濁液であって、アルキルグリコール、アルキルパラベン 、 ソルビトール、サッカリン、およびそれらの混合物からなる群から選択される1 つ以上の追加の成分との混合物中に、請求項1に記載の組成物を含有する、懸濁 液。
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