JP2002514766A - ヒトクロモグラニンA(CgA)のイムノアッセイ、このアッセイのために使用されるであろう抗体、試薬及びキット - Google Patents
ヒトクロモグラニンA(CgA)のイムノアッセイ、このアッセイのために使用されるであろう抗体、試薬及びキットInfo
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Abstract
Description
、該方法を使用して、完全な形態のクロモグラニンAだけでなく、このクロモグ
ラニンAの主要な断片をもアッセイすることが特に可能である。
理の診断及び治療のために得に使用できる。
タンパク質であり、そのヒトでの形態は、参考文献[1]中で、Konecki等, 1987に
記載されているように439アミノ酸を含む。それは、構造的及び生理学的共通
性を有するグラニンのファミリーに属する。CgAはクロモグラニンBと同様に
、主要な機能を前提とする顕著な種間保存性を示す。CgAは内分泌細胞及び神
経内分泌細胞の分泌促進薬において主に表され、他のグラニンと共に上記細胞の
主要な構成成分の一つを形成する。それはまた、副腎におけるカテコールアミン
のような他の分子の共分泌の調節エレメントとしてこのレベルで機能する。
活性ペプチドの放出を介して必須のプロホルモン機能を果たす。
necki等によって記載された439アミノ酸を示す。
れ得るペプチドのいくつか:バソスタチン/βグラニン、クロモスタチン、パン
クレアスタチン、パラスタチン、及びプロクロマシンを表す。タンパク質溶解は
、図2中で数字で示され星印で表された二塩基部位で作用し、該部位はCgA配
列中に配置され、ヒトCgA中で全部で10個存在する。このタンパク質溶解は
、タンパク質のそれぞれの末端部位で周期的な現象として記載されており、それ
は組織特異的で、生産されるペプチドの組織配置の実質的な差異を導くことが示
されている。それ故、タンパク質溶解の強度とタイプは、組織、血液循環、及び
尿で見出される断片の顕著な可変性に関与する。
ている患者において、患者によって異なる構造及び異なる割合の循環形態が存在
することを示すことによって、この多様性が確認された。同様な方法で、WE-14
ペプチドに関する研究を通じて、CgAが膵臓の腸管の正常組織及び腫瘍性組織
において、異なる態様でタンパク質溶解されることが示されている。
CgAのアッセイにおける診断上の利点が見出されている。循環CgAの濃度は
、クロム親和性細胞腫、カルチノイド、及び内分泌膵臓腫瘍の場合に顕著に高い
。このデータは、他の病理:神経芽腫、腸管の腫瘍、本態性高血圧症で確認され
、拡張されている。CgAの存在は、アルツハイマー病を含む数多くの神経変性
病理において示されている(Munoz, Lab. Invest., 1991, vol.64, 826-832頁[15
]を参照)。著者の中には、前立腺のガンにおけるCgAの存在が、腎臓ガンの
場合と同様に、好ましくはない発達の徴候として存在し得ることを示してもいる
。それ故CgAのアッセイは、主要な利点を提供する。
トCgA抗体の部位に対するラジオラベルCgAを使用する競合的アッセイによ
って、CgAを測定する。
相当するCgAのC末端断片に対して向けられた抗体を使用するELISA法で
のクロモグラニンAのアッセイ、並びにパンクレアスタチンのラジオイムノアッ
セイを記載している。
及び68から70位に対して向けられたモノクローナル抗体を使用するCgAの
二つのアッセイを記載している。
セイの結果に対する病理型の差異は許容していない。
性を検出可能なアッセイ構成を必要とする。
片の濃度を測定するCgAイムノアッセイの方法である。
するイムノアッセイ法は、ヒトCgAのN末端からアミノ酸145位からアミノ
酸234位に亘る、アミノ酸配列番号2に位置するエピトープに特異的に結合す
る少なくとも一つのモノクローナルまたはポリクローナル抗体の使用を含む。
ッチ法を使用するアッセイ、ELISA、RIAアッセイ、及び抗体−抗体反応
を使用するあらゆる他のアッセイのような、同種相または異種相での全てのタイ
プのイムノアッセイを包含する。
る、サンプルのクロモグラニンAと所定の量のラベル化ヒトクロモグラニンA(
hCgA)との間の競合的アッセイである。
ベル化ヒトCgAと、CgAの配列番号2に位置するエピトープに対して特異的
に結合する抗体を加え、次いでインキュベーションする。この態様において、競
合的条件は、この抗体の部位に対するサンプルCgAとラベル化CgAとの間で
規定される。アッセイがラベルとして放射性同位元素を使用する異種相で実施さ
れる場合、適切な抗体を使用して免疫沈降によって形成される抗体−hCgA複
合体を分離可能である。次いで形成された複合体の放射性活性を測定することに
よって、周知のCgA濃度を有するスタンダードサンプルから得られた標準曲線
を参考として、サンプルのCgA濃度を測定可能である。
を調節可能な抗体を使用する、同種相でアッセイを実施することもまた可能であ
る。
19位からアミノ酸234位のアミノ酸配列番号3中に位置するエピトープに特
異的な抗体、またはヒトCgAのアミノ酸145位からアミノ酸197位のアミ
ノ酸配列番号4中に位置するエピトープに特異的な抗体である。これらの抗体は
、好ましくはモノクローナル抗体である。
調製は、ヒト起源の内分泌細胞または神経内分泌細胞から得た精製CgA、また
は好ましくは組換えヒトCgAを使用してもよい。
145−234位の配列番号2中に位置する第一のエピトープに特異的に結合す
る第一のモノクローナルまたはポリクローナル抗体と、並びにヒトCgAの配列
番号2中に位置する第一のものとは異なる第二のエピトープに特異的に結合する
第二のモノクローナルまたはポリクローナル抗体で、二つの抗体の一方がラベル
されているものを使用するサンドイッチタイプのアッセイである。
るエピトープに特異的な二つの抗体が使用される。このアッセイは、固相上に第
一の抗体を固定し、第二のラベル化抗体を使用することによって異種相で実施さ
れてもよい。
ルを調節可能な第二の抗体とを使用する、同種相で実施されてもよい。
列番号4)中に位置するエピトープに特異的であり得、第二の抗体は、CgAの
アミノ酸219位から234位の配列(配列番号3)中に位置するエピトープに
特異的であってもよい。
配列番号3)に位置するエピトープに特異的な第一の抗体と、ヒトCgAのアミ
ノ酸145位から197位の配列(配列番号4)中に位置するエピトープに特異
的な第二の抗体とを使用することも可能である。
2中に位置するエピトープに特異的に結合する第一のモノクローナルまたはポリ
クローナル抗体と、アミノ酸250位で開始しアミノ酸301位で終結するヒト
CgAの配列番号5中に位置する第二のエピトープに特異的に結合する第二のモ
ノクローナルまたはポリクローナル抗体で、二つの抗体の一方がラベル化されて
いるものを使用するサンドイッチアッセイである。
第二のラベル化抗体とを使用する、またはその逆である、異種相で実施されても
よい。第一のラベル化抗体と、該抗体によって放射されるシグナルを調節可能な
第二の抗体を使用する、またはその逆である、同種相でアッセイを実施すること
も可能である。
列番号4)に特異的な抗体が使用され、またはヒトCgAのアミノ酸219から
234位の配列(配列番号3)に特異的な抗体が使用される。
患者から得た血清と正常な血清との間の陽性の識別が可能であるため、クロム親
和性細胞腫またはカルチノイド腫瘍のような病理の診断及び治療に対して特に有
利である。
用でき、それは過剰なラベル化抗体からCgA−抗体複合体の分離が可能である
。
も可能である。
き、それらが互いに近接する場合、別個に放射するものとは異なるシグナルを放
射する。
及び発光性エネルギードナー化合物に結合された抗体が、特に使用可能である。
り得、発光性エネルギードナー化合物は、EP-A-0 321 353[II]に記載されたもの
のようなユウロピウムクリプテートであり得る。
録商標)法である。
ている固相を使用する。
材料より成るチューブ、ビーズまたはフィンを形成する巨視的固相が使用され得
る。
ポリオキシメチレン、及びスチレンコポリマーである。
トといった、均一に分割された微視的な固相を使用することも可能である。
における各種の抗体に対して適用される用語、「ラベル化」は、CgAまたは抗
体が、例えば放射性同位元素、蛍光性エレメント、発光性エレメント、酵素、蛍
光性クロモフォア、光吸収性クロモフォア、または直接的若しくは間接的に定量
的測定が可能であるあらゆる他のリガンドであってもよいラベリングエレメント
によって修飾されていることを意味する。
4若しくはアミノ酸219から234位の配列番号3のそれぞれに位置するエピ
トープに特異的なモノクローナル抗体、並びに検出可能なラベルに結合した若し
くは固相に固定された抗体の一つを含む免疫学的試薬に関する。
れらは、従来のラベル(放射性同位元素等)で実施されるアッセイだけでなく、
一般的に特定の抗体に関してのみ使用できるクリプテート及びアロフィコシアニ
ンの蛍光ラベルで実施されるアッセイにおいても、良好な結果を与える。
ッセイキットに関する。
5から234位の配列番号2中に位置するエピトープに特異的な抗体であるもの
を含む、ヒトCgAのためのイムノアッセイキットに関する。
のアミノ酸配列145から197位(配列番号4)及び/または219から23
4位(配列番号3)中に位置するエピトープに特異的な抗体の中から選択される
。
位の配列(配列番号4)またはアミノ酸配列219から234位(配列番号3)
中に位置するエピトープに特異的であり、他の抗体は、ヒトCgAのアミノ酸2
50から301位の配列(配列番号5)中に位置するエピトープに特異的である
。
固相に固定化され、他の抗体は検出可能なラベルに結合される。
ードナー化合物に結合され、他の抗体は発光性エネルギーアクセプター化合物に
結合される。
り、発光性エネルギーアクセプター化合物はアロフィコシアニンである。
エピトープに特異的な抗体を含む競合的イムノアッセイキットに関する。
34位の配列番号3、またはアミノ酸143から197位の配列番号4中に位置
するエピトープに特異的である。
たはモノクローナル抗体であり得る。
って得られたヒトクロモグラニンAのペプチド断片から、in vivo若しくはin vi
tro免疫化によって得ることができる。この場合、動物において抗体を得るため
に、膝靱帯ヘモシアニン(KLH)のようなベクタータンパク質にペプチド断片
を結合することが必要である。
r及びC. Milsteinによる方法を使用して、ハイブリドーマから生産できる。この
場合、一つ以上のマウス免疫化を、全体のクロモグラニンA若しくは所望のエピ
トープに相当するペプチド断片で、キャリアータンパク質と会合させて実施し、
次いでその動物の脾臓を摘出し、細胞融合を脾臓細胞とミエローマ細胞の間で実
施する。次いで生産されたハイブリドーマをスクリーニングし、ヒトCgAのエ
ピトープに特異的な抗体を生産するクローンを選択する。
確となり、これらの実施例は、添付された図面を参考にして、明白に説明の目的
で、非制限的な目的を有するものである。
クローナル抗体の調製、並びにヒトクロモグラニンAのイムノアッセイに適した
抗体の選択を説明する。
腫に罹患している患者のヒト副腎から得たhCgAを精製するために使用する。
該タンパク質の最終分離は、参考文献[7]に記載され、参考文献[8]に記載された
ようにBader及びAunisによって修飾されたO7Farrelがオリジナルの方法を使用し
て、二次元ゲル上での電気泳動によって実施される。CgAをゲルから電気溶出
する。組換えヒトCgA(rhCgA)はまた、参考文献[9]においてTaupenot
等によって記載された大腸菌BL21 (DE3)のrhCgA発現株を使用して生産され
る。
GreenwoodのクロラミンT法を使用して、Na125Iでラベルする。有利ヨウ素を
、Sephadex-G25ゲル(Pharmacia Biotech)での濾過によって除去する。ラジオラ
ベルタンパク質の分画を混合し、45nmol/lのNa3N、0.5%ウシ血
清アルブミン(BSA)を含むpH7.2のPBS中に希釈する。
れた精製hCgAまたはrhCgAの10mgで腹膜内経路によってそれぞれ免
疫化する。引き続き腹膜内投与を、一ヶ月間隔で不完全フロイントアジュバント
中で実施する。マウスの免疫化の確認を、事前に得られた125I−hCgAでの
免疫沈降での血清滴定によって実施する。
経路によって注射し、その三日後に細胞融合を実施する。脾臓細胞を単離し、3
7%ポリエチレングリコール(分子量1540)の存在下でP3-X63-Ag 8.653ミ
エローマ細胞と融合する。
ーンから由来する抗体を、マウス腹水を使用して生産し、セファロース−プロテ
インAゲルを使用して精製する。
が成功し、8のクローンを生産した。組換えhCgAタンパク質に対して免疫化
された動物での二つの融合物は、16の第二世代クローンを生産した。以上より
、2から3236ng/mlまで変化する濃度を有する17のIgG1、6のI
gG2a及び1のIgG2bを、特徴付けのため生産した。
(登録商標)装置で抗体の考え得る組み合わせを試験することによって同定した
。試験された全ての抗体を、50mmol/lのHEPES、15mmol/l
のEDTA、0.75MのNaCl、pH7.4中に希釈し、50mg/mlの
割合で注射した。同じ緩衝液を、20mg/mlに希釈した組換えヒトCgAに
ついて使用した。
のエピトープグループに分割されるという結果を導いた。それにも関わらず、グ
ループの一つ(3グループ)は、このグループの抗体の間に存在する部分的阻害
のため、さらにサブグループに分割され得る。
モル/抗体のモルまで変化する(表1参照)。
8.3中に1000:1の割合のタンパク質/プロテイナーゼでLys−Cエン
ドプロテイナーゼで37℃で2時間切断させた。
NAGEL 300-5C18 (250mm×4mm)でのHPLCによって分離する。吸光度を214
nmで測定し、水中の0.1%トリフルオロ酢酸を溶媒系(溶媒A)として使用
し、アセトニトリル中の0.1%トリフルオロ酢酸を溶媒Bとして使用する。ペ
プチドを、溶媒A中の溶媒Bの連続的な勾配、0から25%で10分、25から
75%で50分を使用して0.7ml/分の速度で溶出する。各ピーク分画を回
収し、完全に乾燥させることなく蒸発によって濃縮する。
回収された分画を説明する。
サーでのエドマン自動分解によって決定する。HPLC精製サンプルを、ポリブ
テンで予備回転され処理されたガラスファイバーフィルターに乗せる。アミノ−
フェニルチオヒダントイン酸を、C−18カラム(PTH C-18, 2.1mm×200mm)での
クロマトグラフィーによって同定する。マススペクトロメトリーによる分析を、
参考文献[10]においてGoumon等によって記載された方法を使用して実施する。
る。この目的のため、当量部分の分画を、ニトロセルロースシート上に分割する
。メンバーを迅速にNaCl/Pi(0.9%NaClを含む25mMリン酸ナ
トリウム、pH7.5)で洗浄し、NaCl/Pi中に1/1000に希釈され
たモノクローナル抗体で室温で2時間インキュベーションさせる。
素反応を、0.4mmol/lのテトラゾリウムニトロブルー及び0.38mm
ol/lの5-ブロモ-4-クロロ-3-インドリルホスファートを含む、100mmo
l/lのTRIS−HCL、pH8.5、100mmol/lのNaCl、50
mmol/lのMgCl2中で生じさせる。
CSG06, CSG10, CSG30, CSG17, CSG21及びCSG32を、高速液体クロマトグラフィ
ーによって分離されたrhCgA断片の各当量の分画に対して試験する。
る。表2はまた、各分画において単離された断片の質量、そのクロモグラニンA
のN末端からの位置、及びそのN末端配列を示す。抗体CSG17及びCSG21は、33
9−355及び356−400の領域に対して高い特異性を有するタンパク質の
C末端ドメインを認識する。抗体CSG04及びCSG10をウエスタンブロットによって
直接試験し、免疫検出された断片はCgAのC末端領域(340−394及び3
95−439)に位置する。
れぞれ断片198−245,246−303及び145−197(配列番号4)
に相当する。最後に、抗体CSG32は、10から400に亘る主要な断片と強力に
反応することに注意すべきである。各種のCgA領域を認識する他の断片と会合
するこの抗体の挙動を考慮すると、それは領域145−234(配列番号2)を
より特異的に認識するようである。
。配列198−245は、高い割合のグルタミン酸を示し、部分的に親水性で部
分的に免疫原性である領域である。特にそれは、9の連続的なグルタミン酸(2
10−218)の第一の領域を含み、とりわけ二つのプロリンによって隣接され
る3のグルタミン酸の配列(227−232)を含む。配列207−234及び
219−245に相当するN末端部分でビオチン化された二つのペプチドを合成
した。これらのペプチドを、ストレプタビジンで事前に皮膜されたチューブに固
定化した。ラジオラベル抗体CSG30, CSG06及びCSG20(2kBq/ml)を、各
ペプチドで振動した条件の下で室温で4時間インキュベーションした。次いでチ
ューブを洗浄し、カウントした。二つの抗体CSG20及びCSG30は、二つのペプチド
のそれぞれを認識しない。一方で、CSG06は、両者の配列に対して顕著な固定を
示す。それ故、最小の推定される配列は、配列番号3,即ち領域219−234
に相当し、上述のポリグルタミン酸227−232部位を包含する。
定した。この場合、パンクレアスタチンに相当する合成ペプチド(ヒトCgAの
アミノ酸250−301の配列番号5)を、以下の免疫放射線アッセイの第二の
インキュベーションにおいて、増大する量で加えた:CSG06/CSG30★及びCSG06/C
SG20★。前者の場合、シグナルの阻害は検出されず、CSG06とCSG30の両者が配列
250−301を認識しない証拠を提供した。一方でCSG06/CSG20★の場合、加
えたペプチドの量が増大すると増大する阻害が得られる(チューブ当たり0.5
μgのペプチドに対して86%の阻害)。それ故、CSG20は、パンクレアスタチ
ンに相当する配列である、ヒトCgAのアミノ酸250−301の配列番号5を
よく認識する。
らの抗体によって認識される配列も示す。
で正確な特異的イムノアッセイを実施することを可能にすることが見出された。
抗体CSG30(またはCSG)は、競合的イムノアッセイのために使用できるであろう
。
イを実施するためにペアを形成できるであろう。
アミノ酸219からアミノ酸234に亘る領域に特異的なCSG06である。このア
ッセイを実施するために、組換えヒトクロモグラニン(rhCgA)のスタンダ
ードサンプルを調製し、正常ヒト血清中に希釈した。スタンダードサンプルのr
hCgA濃度は、0から1600ng/mlの範囲である。
用する。
ンプルの50mlチューブに対して、チューブ当たり2kBqの割合でラジオラ
ベルされた300μlのhCgA、及び80ng/mlに精製されたCSG06抗体
の150ml溶液を加える。第一のインキュベーションを、穏やかに攪拌しなが
ら室温で24時間実施する。次いで結合複合体を、PBS及び50mlの正常ヒ
ト血清中に1−10に希釈されたヒツジ抗マウスイムノグロブリンの75μlを
加えることによって、室温で20分分離する。1mlの6%ポリエチレングリコ
ール(分子量6000)を加え、沈降した複合体を15分2000gでの遠心分
離により分離する。次いでその放射性活性を、ガンマカウンターで測定する。
モグラニンA濃度を、この標準曲線で見出された値に乗せることによって決定す
る。
たりBmax−2σ)は、14ng/mLで計算された。243及び450ng
/mLの濃度を有する2種の血清の10の点でのアッセイにより、二つのサンプ
ルについて0.9%の内挿アッセイの正確性を評価することが可能であった。平
行して、3種の異なる実験でのこれらの同じ血清に対するアッセイによって作製
された内挿アッセイの正確性試験は、それぞれ4.5及び6.4%のVCを示す
。
胞腫または他の疾患に罹患している患者から得た211の他の血清のシリーズで
試験した。
この図において、病気の性質と各グループの患者のケースの番号が示される。
A濃度が病的な血漿で顕著に高いことが示される(p<0.001)。一方で、
各種のグループの血漿を、非神経内分泌ガン患者から得た血漿のシリーズと比較
すると、分析により小細胞肺ガン(SCLC)または非小細胞肺ガン(NSCL
C)に関するグループは、参考集団と顕著に異なることが示される(それぞれp
=0.2863及び0.1798)。研究された他のグループは、特にカルチノ
イド及びクロム親和性細胞腫(p<0.001)、並びにAPUD腫瘍及び神経
内分泌腫瘍(p<0.001)で顕著により高いCgA値を示す。
いて675nm/ml、並びに − 腸カルチノイド腫瘍に罹患している患者から得た血漿のプール(CP)につ
いて1600ng/ml。
イ このアッセイのために、二つの異なる抗体を使用する。第一の抗体は、アミノ
酸219−234の配列番号3に特異的な抗体CSG06であり、第二の抗体は、ア
ミノ酸145−197の配列番号4に特異的な抗体CSG30である。第一の抗体を
、PBS、pH7.5中に10μg/mlの濃度で準備し、ポリスチレンチュー
ブをこの抗体で皮膜する。
用して、400kBq/μgの特異的活性で、Na125Iを使用してヨウ素12
5でラベルする。スタンダードは、実施例1で上述したものと同様である。
O4、1mmol/lのEDTA、15mmol/lのNaN3、1%BSA、p
H7.0より成る。
サンプルまたはアッセイされるサンプルを、CSG06抗体で皮膜されたチューブに
加える。それらを室温で18時間インキュベーションする。次いでチューブを2
mlの0.3%Tween20溶液で二度洗浄する。次いで1mlのラベル化CS
G30抗体を各チューブに加え、それらを穏やかに振動させながら室温で2時間イ
ンキュベーションする。チューブを上述のように再び洗浄し、その放射性活性を
ガンマカウンターで測定する。
ッセイされるサンプルのクロモグラニンA濃度を、スタンダード曲線を参考にし
て測定する。
親和性細胞腫(PP)または腸カルチノイド(CP)に罹患している患者からそ
れぞれ得たEDTA由来の二つの病的プールについて実験を実施する。
の比を測定することによって評価される。
る: PP/NP=9.9 CP/NP=18.2
た結合パーセンテージは65.51である。
病的プールの間を識別可能である。
施することによって得られた結果が示される。
びCSG30が、満足なシグナルを与え、二つの病的プールの間を識別可能であるこ
とを示す。
は満足な結果を生じなかった。
ば、PP/NP比が2以下であり、さらに1未満であるために、病的プールPP
とプールNPの間を識別することは不可能である。
は、二つの病的プールを識別できず、PP/NP及びCP/NP比が近接するた
めに、興味深くはない。
ル化CSG29★の組み合わせ及びCSG06/ラベル化CSG06★の組み合わせを使用した、
実施例2のサンドイッチ法を用いる他のアッセイの結果を示す。二つの抗体CSG29
及びCSG04は、CgAのC末端部分を認識する。抗体CSG29は、CSG10と同じエピ
トープを共有する。
0)95%の値との間の比の形態で示される。直線は、各グループについての平
均値を示す。
6/CSG04★のペアに関して、相関関係が低下し、サンプルの特定数でCgA濃度
が顕著に低下した。CSG06/CSG29★に関するアッセイにおいて、この現象はさら
に強調され、非常に顕著な減少が測定された濃度で生じ、CgA濃度は集団の5
0%で検出不可能である。
列番号2の抗体で得られる。
ンAのアッセイ このアッセイのために、二つの異なる抗体を使用する。第一の抗体は、アミノ
酸219−234の配列番号3に特異的な抗体CSG06であり、第二の抗体は、ア
ミノ酸145−197の配列番号4に特異的な抗体CSG30(またはCSG33)である
。第一の抗体CSG06を、エネルギードナー化合物であるユウロピウムクリプテー
トで接合した。
ロフィコシアニンで接合した。
ジアミン(TBP(Eu2+)クリプテート)である。それは文献EP-A-321 353[I
I]に記載され、以下の式を有する:
pez等によって記載された方法を使用して調製する。
3]に記載された方法を使用して調製する。アッセイのために以下の緩衝液を使用
する: − 接合体緩衝液:50mM PO4、pH7.0、0.1%BSA、1.5mM
EDTA、1.5mM正常マウスイムノグロブリン、600mM HF、0.1
%Kachon、 − インキュベーション緩衝液:50mM PO4、pH7.0、1%BSA、1
.5mM EDTA、10%正常ヒト血清、0.1%Kathon。
クリプテート接合体 − 5μg/mlの濃度で接合体緩衝液中に希釈された100μlのCSG30(ま
たはCSG33)-APC接合体、並びに − インキュベーション緩衝液中に希釈された100μlのキャリブレーターま
たはアッセイされるサンプル。
in. Chem. 39, 1993, 1953-1959頁[14]中のMathisによって記載されたように測
定装置で620および665nmについて測定する。
/ml)を示す。
感度は1.5ng/mlであり、イントラアッセイ変数係数は15.7ng/m
lのCgA濃度について2.88%、50ng/mlの濃度について1.5%、
50ng/mlを越えるあらゆる濃度について1%未満である。インターアッセ
イ変数係数は、70ng/mlのCgA濃度について1.2%(n=11アッセ
イ)、409ng/mlの濃度について1.7%(n=10)である。
の病的な血清サンプルAからHをオーバーロードすることによって、リカバリー
試験を実施する。リカバリーの速度を、このアッセイで測定されたヒトCgA濃
度と混合物の理論的濃度の間の比を測定することによって計算した。この試験の
結果が表4に示される。得られたリカバリーのレベルは、93.4%から106
%の間に存し、このアッセイのために選択された抗体が病的サンプルに含まれる
一CgAと、混在断片を含まない精製組換えヒトCgAの間の認識を同定可能で
あることを示す。
得た95のサンプルについて、抗体CSG06とCSG33を使用して、実施例2に記載さ
れたIRAMアッセイと実施例3のFIAアッセイの間の相関関係を調べた。そ
の結果が図7に示される。得られた直線の等式は、y=0.8964x=42.
05に一致し、得られた測定値の係数は0.9776である。
に示され、該結果はこれらの二つのサンプルの型の間で良好な識別を示し、十し
れ3に記載されたFIAアッセイ(CSG016/CSG33)と実施例2のIRMAアッセイ(
CSG06/CSG30)との間の顕著な一致を示す。この一致は、配列番号3(219−2
34)に対して向けられたCSG06と関連した配列番号4(配列145−197)
に対して向けられた抗体を使用する重要性を確認する。
9−234に制限されることを示すことができた。 3)また、抗体CSG20が配列250−301(ヒトパンクレアスタチン)に相当
するより制限されたエピトープを認識することは測定できた。
する。
Aのタンパク質上のその位置と共に、ヒトCgAのアミノ酸配列を単純化して説
明する。そこに示された星印及び数字は、二塩基性切断部位を示す。いくつかの
エピトープに対して向けられた抗体が、その下に挙げられる。
の後の組換えヒトCgAの高速液体クロマトグラフィーの間で得られたスペクト
ルを示す。
験された各種の集団の配置を示す図である。試験されたケースの数が、各アッセ
イグループの上部に示される。直線は、各アッセイグループに対する平均値を示
す。
種のサンドイッチアッセイで得られた結果を説明する図である。その結果は、正
常な集団(n=20)の95パーセントの値に対する病的な血漿濃度の比の形態
で表される。直線は、各アッセイグループの平均値を示す。
F)に対するサンプルのヒトCgA濃度(ng/ml)に関して得られた曲線を
示す。
(ng/ml)の間の相関関係を説明する図である。
プル及び病的サンプルで得られたCgA濃度(ng/ml)を示す図である。
セイのために使用されるであろう抗体、試薬及びキット
、該方法を使用して、完全な形態のクロモグラニンAだけでなく、このクロモグ
ラニンAの主要な断片をもアッセイすることが特に可能である。
理の診断及び治療のために得に使用できる。
タンパク質であり、そのヒトでの形態は、参考文献[1]中で、Konecki等, 1987に
記載されているように439アミノ酸を含む。それは、構造的及び生理学的共通
性を有するグラニンのファミリーに属する。CgAはクロモグラニンBと同様に
、主要な機能を前提とする顕著な種間保存性を示す。CgAは内分泌細胞及び神
経内分泌細胞の分泌促進薬において主に表され、他のグラニンと共に上記細胞の
主要な構成成分の一つを形成する。それはまた、副腎におけるカテコールアミン
のような他の分子の共分泌の調節エレメントとしてこのレベルで機能する。
活性ペプチドの放出を介して必須のプロホルモン機能を果たす。
necki等によって記載された439アミノ酸を示す。
れ得るペプチドのいくつか:バソスタチン/βグラニン、クロモスタチン、パン
クレアスタチン、パラスタチン、及びプロクロマシンを表す。タンパク質溶解は
、図2中で数字で示され星印で表された二塩基部位で作用し、該部位はCgA配
列中に配置され、ヒトCgA中で全部で10個存在する。このタンパク質溶解は
、タンパク質のそれぞれの末端部位で周期的な現象として記載されており、それ
は組織特異的で、生産されるペプチドの組織配置の実質的な差異を導くことが示
されている。それ故、タンパク質溶解の強度とタイプは、組織、血液循環、及び
尿で見出される断片の顕著な可変性に関与する。
ている患者において、患者によって異なる構造及び異なる割合の循環形態が存在
することを示すことによって、この多様性が確認された。同様な方法で、WE-14
ペプチドに関する研究を通じて、CgAが膵臓の腸管の正常組織及び腫瘍性組織
において、異なる態様でタンパク質溶解されることが示されている。
CgAのアッセイにおける診断上の利点が見出されている。循環CgAの濃度は
、クロム親和性細胞腫、カルチノイド、及び内分泌膵臓腫瘍の場合に顕著に高い
。このデータは、他の病理:神経芽腫、腸管の腫瘍、本態性高血圧症で確認され
、拡張されている。CgAの存在は、アルツハイマー病を含む数多くの神経変性
病理において示されている(Munoz, Lab. Invest., 1991, vol.64, 826-832頁[15
]を参照)。著者の中には、前立腺のガンにおけるCgAの存在が、腎臓ガンの
場合と同様に、好ましくはない発達の徴候として存在し得ることを示してもいる
。それ故CgAのアッセイは、主要な利点を提供する。
トCgA抗体の部位に対するラジオラベルCgAを使用する競合的アッセイによ
って、CgAを測定する。
相当するCgAのC末端断片に対して向けられた抗体を使用するELISA法で
のクロモグラニンAのアッセイ、並びにパンクレアスタチンのラジオイムノアッ
セイを記載している。
抗体を使用するCgAの二つのアッセイを記載している。
セイの結果に対する病理型の差異は許容していない。
性を検出可能なアッセイ構成を必要とする。
片の濃度を測定するCgAイムノアッセイの方法である。
するイムノアッセイ法は、ヒトCgAのN末端から(配列番号1)アミノ酸14 5から284位 に亘る、アミノ酸配列番号2に位置するエピトープに特異的に結
合する少なくとも一つのモノクローナルまたはポリクローナル抗体の使用を含む
。
ッチ法を使用するアッセイ、ELISA、RIAアッセイ、及び抗体−抗体反応
を使用するあらゆる他のアッセイのような、同種相または異種相での全てのタイ
プのイムノアッセイを包含する。
る、サンプルのクロモグラニンAと所定の量のラベル化ヒトクロモグラニンA(
hCgA)との間の競合的アッセイである。
ベル化ヒトCgAと、CgAの配列番号1アミノ酸145から234に位置する
エピトープに対して特異的に結合する抗体を加え、次いでインキュベーションす
る。この態様において、競合的条件は、この抗体の部位に対するサンプルCgA
とラベル化CgAとの間で規定される。アッセイがラベルとして放射性同位元素
を使用する異種相で実施される場合、適切な抗体を使用して免疫沈降によって形
成される抗体−hCgA複合体を分離可能である。次いで形成された複合体の放
射性活性を測定することによって、周知のCgA濃度を有するスタンダードサン
プルから得られた標準曲線を参考として、サンプルのCgA濃度を測定可能であ
る。
を調節可能な抗体を使用する、同種相でアッセイを実施することもまた可能であ
る。
CgAの配列番号1アミノ酸145から197中に位置するエピトープに特異的
な抗体である。これらの抗体は、好ましくはモノクローナル抗体である。
調製は、ヒト起源の内分泌細胞または神経内分泌細胞から得た精製CgA、また
は好ましくは組換えヒトCgAを使用してもよい。
第一のモノクローナルまたはポリクローナル抗体と、並びにヒトCgAの配列番 号1アミノ酸145から234 中に位置する第一のものとは異なる第二のエピト
ープに特異的に結合する第二のモノクローナルまたはポリクローナル抗体で、二
つの抗体の一方がラベルされているものを使用するサンドイッチタイプのアッセ
イである。
のアッセイは、固相上に第一の抗体を固定し、第二のラベル化抗体を使用するこ
とによって異種相で実施されてもよい。
ルを調節可能な第二の抗体とを使用する、同種相で実施されてもよい。
位置するエピトープに特異的であり得、第二の抗体は、CgAの配列番号1アミ ノ酸219から234 中に位置するエピトープに特異的であってもよい。
ことも可能である。
モノクローナルまたはポリクローナル抗体と、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸 250から301 中に位置する第二のエピトープに特異的に結合する第二のモノ
クローナルまたはポリクローナル抗体で、二つの抗体の一方がラベル化されてい
るものを使用するサンドイッチアッセイである。
第二のラベル化抗体とを使用する、またはその逆である、異種相で実施されても
よい。第一のラベル化抗体と、該抗体によって放射されるシグナルを調節可能な
第二の抗体を使用する、またはその逆である、同種相でアッセイを実施すること
も可能である。
患者から得た血清と正常な血清との間の陽性の識別が可能であるため、クロム親
和性細胞腫またはカルチノイド腫瘍のような病理の診断及び治療に対して特に有
利である。
用でき、それは過剰なラベル化抗体からCgA−抗体複合体の分離が可能である
。
も可能である。
き、それらが互いに近接する場合、別個に放射するものとは異なるシグナルを放
射する。
及び発光性エネルギードナー化合物に結合された抗体が、特に使用可能である。
り得、発光性エネルギードナー化合物は、EP-A-0 321 353[II]に記載されたもの
のようなユウロピウムクリプテートであり得る。
録商標)法である。
ている固相を使用する。
材料より成るチューブ、ビーズまたはフィンを形成する巨視的固相が使用され得
る。
ポリオキシメチレン、及びスチレンコポリマーである。
トといった、均一に分割された微視的な固相を使用することも可能である。
における各種の抗体に対して適用される用語、「ラベル化」は、CgAまたは抗
体が、例えば放射性同位元素、蛍光性エレメント、発光性エレメント、酵素、蛍
光性クロモフォア、光吸収性クロモフォア、または直接的若しくは間接的に定量
的測定が可能であるあらゆる他のリガンドであってもよいラベリングエレメント
によって修飾されていることを意味する。
しくは配列番号1アミノ酸219から234のそれぞれに位置するエピトープに
特異的なモノクローナル抗体、並びに検出可能なラベルに結合した若しくは固相
に固定された抗体の一つを含む免疫学的試薬に関する。
れらは、従来のラベル(放射性同位元素等)で実施されるアッセイだけでなく、
一般的に特定の抗体に関してのみ使用できるクリプテート及びアロフィコシアニ
ンの蛍光ラベルで実施されるアッセイにおいても、良好な結果を与える。
ッセイキットに関する。
gAのためのイムノアッセイキットに関する。
の配列番号1アミノ酸配列145から197及び/または配列番号1アミノ酸2 19から234 中に位置するエピトープに特異的な抗体の中から選択される。
ープに特異的であり、他の抗体は、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸250から 301 中に位置するエピトープに特異的である。
固相に固定化され、他の抗体は検出可能なラベルに結合される。
ードナー化合物に結合され、他の抗体は発光性エネルギーアクセプター化合物に
結合される。
り、発光性エネルギーアクセプター化合物はアロフィコシアニンである。
トープに特異的な抗体を含む競合的イムノアッセイキットに関する。
トープに特異的である。
たはモノクローナル抗体であり得る。
って得られたヒトクロモグラニンAのペプチド断片から、in vivo若しくはin vi
tro免疫化によって得ることができる。この場合、動物において抗体を得るため
に、膝靱帯ヘモシアニン(KLH)のようなベクタータンパク質にペプチド断片
を結合することが必要である。
r及びC. Milsteinによる方法を使用して、ハイブリドーマから生産できる。この
場合、一つ以上のマウス免疫化を、全体のクロモグラニンA若しくは所望のエピ
トープに相当するペプチド断片で、キャリアータンパク質と会合させて実施し、
次いでその動物の脾臓を摘出し、細胞融合を脾臓細胞とミエローマ細胞の間で実
施する。次いで生産されたハイブリドーマをスクリーニングし、ヒトCgAのエ
ピトープに特異的な抗体を生産するクローンを選択する。
確となり、これらの実施例は、添付された図面を参考にして、明白に説明の目的
で、非制限的な目的を有するものである。
クローナル抗体の調製、並びにヒトクロモグラニンAのイムノアッセイに適した
抗体の選択を説明する。
腫に罹患している患者のヒト副腎から得たhCgAを精製するために使用する。
該タンパク質の最終分離は、参考文献[7]に記載され、参考文献[8]に記載された
ようにBader及びAunisによって修飾されたO7Farrelがオリジナルの方法を使用し
て、二次元ゲル上での電気泳動によって実施される。CgAをゲルから電気溶出
する。組換えヒトCgA(rhCgA)はまた、参考文献[9]においてTaupenot
等によって記載された大腸菌BL21 (DE3)のrhCgA発現株を使用して生産され
る。
GreenwoodのクロラミンT法を使用して、Na125Iでラベルする。有利ヨウ素を
、Sephadex-G25ゲル(Pharmacia Biotech)での濾過によって除去する。ラジオラ
ベルタンパク質の分画を混合し、45nmol/lのNa3N、0.5%ウシ血
清アルブミン(BSA)を含むpH7.2のPBS中に希釈する。
れた精製hCgAまたはrhCgAの10mgで腹膜内経路によってそれぞれ免
疫化する。引き続き腹膜内投与を、一ヶ月間隔で不完全フロイントアジュバント
中で実施する。マウスの免疫化の確認を、事前に得られた125I−hCgAでの
免疫沈降での血清滴定によって実施する。
経路によって注射し、その三日後に細胞融合を実施する。脾臓細胞を単離し、3
7%ポリエチレングリコール(分子量1540)の存在下でP3-X63-Ag 8.653ミ
エローマ細胞と融合する。
ーンから由来する抗体を、マウス腹水を使用して生産し、セファロース−プロテ
インAゲルを使用して精製する。
が成功し、8のクローンを生産した。組換えhCgAタンパク質に対して免疫化
された動物での二つの融合物は、16の第二世代クローンを生産した。以上より
、2から3236ng/mlまで変化する濃度を有する17のIgG1、6のI
gG2a及び1のIgG2bを、特徴付けのため生産した。
(登録商標)装置で抗体の考え得る組み合わせを試験することによって同定した
。試験された全ての抗体を、50mmol/lのHEPES、15mmol/l
のEDTA、0.75MのNaCl、pH7.4中に希釈し、50mg/mlの
割合で注射した。同じ緩衝液を、20mg/mlに希釈した組換えヒトCgAに
ついて使用した。
のエピトープグループに分割されるという結果を導いた。それにも関わらず、グ
ループの一つ(3グループ)は、このグループの抗体の間に存在する部分的阻害
のため、さらにサブグループに分割され得る。
モル/抗体のモルまで変化する(表1参照)。
8.3中に1000:1の割合のタンパク質/プロテイナーゼでLys−Cエン
ドプロテイナーゼで37℃で2時間切断させた。
NAGEL 300-5C18 (250mm×4mm)でのHPLCによって分離する。吸光度を214
nmで測定し、水中の0.1%トリフルオロ酢酸を溶媒系(溶媒A)として使用
し、アセトニトリル中の0.1%トリフルオロ酢酸を溶媒Bとして使用する。ペ
プチドを、溶媒A中の溶媒Bの連続的な勾配、0から25%で10分、25から
75%で50分を使用して0.7ml/分の速度で溶出する。各ピーク分画を回
収し、完全に乾燥させることなく蒸発によって濃縮する。
回収された分画を説明する。
サーでのエドマン自動分解によって決定する。HPLC精製サンプルを、ポリブ
テンで予備回転され処理されたガラスファイバーフィルターに乗せる。アミノ−
フェニルチオヒダントイン酸を、C−18カラム(PTH C-18, 2.1mm×200mm)での
クロマトグラフィーによって同定する。マススペクトロメトリーによる分析を、
参考文献[10]においてGoumon等によって記載された方法を使用して実施する。
る。この目的のため、当量部分の分画を、ニトロセルロースシート上に分割する
。メンバーを迅速にNaCl/Pi(0.9%NaClを含む25mMリン酸ナ
トリウム、pH7.5)で洗浄し、NaCl/Pi中に1/1000に希釈され
たモノクローナル抗体で室温で2時間インキュベーションさせる。
素反応を、0.4mmol/lのテトラゾリウムニトロブルー及び0.38mm
ol/lの5-ブロモ-4-クロロ-3-インドリルホスファートを含む、100mmo
l/lのTRIS−HCL、pH8.5、100mmol/lのNaCl、50
mmol/lのMgCl2中で生じさせる。
CSG06, CSG10, CSG30, CSG17, CSG21及びCSG32を、高速液体クロマトグラフィ
ーによって分離されたrhCgA断片の各当量の分画に対して試験する。
る。表2はまた、各分画において単離された断片の質量、そのクロモグラニンA
のN末端からの位置、及びそのN末端配列を示す。抗体CSG17及びCSG21は、配列 番号1アミノ酸339から355及び356から400 の領域に対して高い特異
性を有するタンパク質のC末端ドメインを認識する。抗体CSG04及びCSG10をウエ
スタンブロットによって直接試験し、免疫検出された断片はCgAのC末端領域
(配列番号1アミノ酸340から394及び395から439)に位置する。
34に特異的であり、それぞれ配列番号1の断片アミノ酸198から245,2 46から303及び145から197 に相当する。最後に、抗体CSG32は、配列
番号1アミノ酸10から400に亘る主要な断片と強力に反応することに注意す
べきである。各種のCgA領域を認識する他の断片と会合するこの抗体の挙動を
考慮すると、それは配列番号1アミノ酸145から234をより特異的に認識す
るようである。
。配列番号1アミノ酸198から245は、高い割合のグルタミン酸を示し、部
分的に親水性で部分的に免疫原性である領域である。特にそれは、9の連続的な
グルタミン酸(配列番号1アミノ酸210から218)の第一の領域を含み、と
りわけ二つのプロリンによって隣接される3のグルタミン酸の配列(配列番号1 アミノ酸227から232 )を含む。配列番号1アミノ酸207から234及び 219から245 に相当するN末端部分でビオチン化された二つのペプチドを合
成した。これらのペプチドを、ストレプタビジンで事前に皮膜されたチューブに
固定化した。ラジオラベル抗体CSG30, CSG06及びCSG20(2kBq/ml)を、
各ペプチドで振動した条件の下で室温で4時間インキュベーションした。次いで
チューブを洗浄し、カウントした。二つの抗体CSG20及びCSG30は、二つのペプチ
ドのそれぞれを認識しない。一方で、CSG06は、両者の配列に対して顕著な固定
を示す。それ故、最小の推定される配列は、配列番号1アミノ酸219から23 4 に相当し、上述のポリグルタミン酸(配列番号1アミノ酸227から232) 部位を包含する。
定した。この場合、パンクレアスタチンに相当する合成ペプチド(ヒトCgAの 配列番号1アミノ酸250から301 )を、以下の免疫放射線アッセイの第二の
インキュベーションにおいて、増大する量で加えた:CSG06/CSG30★及びCSG06/C
SG20★。前者の場合、シグナルの阻害は検出されず、CSG06とCSG30の両者が配列 番号1アミノ酸250から301 を認識しない証拠を提供した。一方でCSG06/CS
G20★の場合、加えたペプチドの量が増大すると増大する阻害が得られる(チュ
ーブ当たり0.5μgのペプチドに対して86%の阻害)。それ故、CSG20は、
パンクレアスタチンに相当する配列である、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸2 50から301 をよく認識する。
らの抗体によって認識される配列も示す。
で正確な特異的イムノアッセイを実施することを可能にすることが見出された。
抗体CSG30(またはCSG)は、競合的イムノアッセイのために使用できるであろう
。
イを実施するためにペアを形成できるであろう。
を実施するために、組換えヒトクロモグラニン(rhCgA)のスタンダードサ
ンプルを調製し、正常ヒト血清中に希釈した。スタンダードサンプルのrhCg
A濃度は、0から1600ng/mlの範囲である。
用する。
ンプルの50mlチューブに対して、チューブ当たり2kBqの割合でラジオラ
ベルされた300μlのhCgA、及び80ng/mlに精製されたCSG06抗体
の150ml溶液を加える。第一のインキュベーションを、穏やかに攪拌しなが
ら室温で24時間実施する。次いで結合複合体を、PBS及び50mlの正常ヒ
ト血清中に1−10に希釈されたヒツジ抗マウスイムノグロブリンの75μlを
加えることによって、室温で20分分離する。1mlの6%ポリエチレングリコ
ール(分子量6000)を加え、沈降した複合体を15分2000gでの遠心分
離により分離する。次いでその放射性活性を、ガンマカウンターで測定する。
モグラニンA濃度を、この標準曲線で見出された値に乗せることによって決定す
る。
たりBmax−2σ)は、14ng/mLで計算された。243及び450ng
/mLの濃度を有する2種の血清の10の点でのアッセイにより、二つのサンプ
ルについて0.9%の内挿アッセイの正確性を評価することが可能であった。平
行して、3種の異なる実験でのこれらの同じ血清に対するアッセイによって作製
された内挿アッセイの正確性試験は、それぞれ4.5及び6.4%のVCを示す
。
胞腫または他の疾患に罹患している患者から得た211の他の血清のシリーズで
試験した。
この図において、病気の性質と各グループの患者のケースの番号が示される。
A濃度が病的な血漿で顕著に高いことが示される(p<0.001)。一方で、
各種のグループの血漿を、非神経内分泌ガン患者から得た血漿のシリーズと比較
すると、分析により小細胞肺ガン(SCLC)または非小細胞肺ガン(NSCL
C)に関するグループは、参考集団と顕著に異なることが示される(それぞれp
=0.2863及び0.1798)。研究された他のグループは、特にカルチノ
イド及びクロム親和性細胞腫(p<0.001)、並びにAPUD腫瘍及び神経
内分泌腫瘍(p<0.001)で顕著により高いCgA値を示す。
いて675nm/ml、並びに − 腸カルチノイド腫瘍に罹患している患者から得た血漿のプール(CP)につ
いて1600ng/ml。
イ このアッセイのために、二つの異なる抗体を使用する。第一の抗体は、配列番 号1アミノ酸219から234 に特異的な抗体CSG06であり、第二の抗体は、配
列番号1アミノ酸145から197に特異的な抗体CSG30である。第一の抗体を
、PBS、pH7.5中に10μg/mlの濃度で準備し、ポリスチレンチュー
ブをこの抗体で皮膜する。
用して、400kBq/μgの特異的活性で、Na125Iを使用してヨウ素12
5でラベルする。スタンダードは、実施例1で上述したものと同様である。
O4、1mmol/lのEDTA、15mmol/lのNaN3、1%BSA、p
H7.0より成る。
サンプルまたはアッセイされるサンプルを、CSG06抗体で皮膜されたチューブに
加える。それらを室温で18時間インキュベーションする。次いでチューブを2
mlの0.3%Tween20溶液で二度洗浄する。次いで1mlのラベル化CS
G30抗体を各チューブに加え、それらを穏やかに振動させながら室温で2時間イ
ンキュベーションする。チューブを上述のように再び洗浄し、その放射性活性を
ガンマカウンターで測定する。
ッセイされるサンプルのクロモグラニンA濃度を、スタンダード曲線を参考にし
て測定する。
親和性細胞腫(PP)または腸カルチノイド(CP)に罹患している患者からそ
れぞれ得たEDTA由来の二つの病的プールについて実験を実施する。
の比を測定することによって評価される。
る: PP/NP=9.9 CP/NP=18.2
た結合パーセンテージは65.51である。
病的プールの間を識別可能である。
施することによって得られた結果が示される。
びCSG30が、満足なシグナルを与え、二つの病的プールの間を識別可能であるこ
とを示す。
は満足な結果を生じなかった。
ば、PP/NP比が2以下であり、さらに1未満であるために、病的プールPP
とプールNPの間を識別することは不可能である。
は、二つの病的プールを識別できず、PP/NP及びCP/NP比が近接するた
めに、興味深くはない。
ル化CSG29★の組み合わせ及びCSG06/ラベル化CSG06★の組み合わせを使用した、
実施例2のサンドイッチ法を用いる他のアッセイの結果を示す。二つの抗体CSG29
及びCSG04は、CgAのC末端部分を認識する。抗体CSG29は、CSG10と同じエピ
トープを共有する。
0)95%の値との間の比の形態で示される。直線は、各グループについての平
均値を示す。
6/CSG04★のペアに関して、相関関係が低下し、サンプルの特定数でCgA濃度
が顕著に低下した。CSG06/CSG29★に関するアッセイにおいて、この現象はさら
に強調され、非常に顕著な減少が測定された濃度で生じ、CgA濃度は集団の5
0%で検出不可能である。
列番号2の抗体で得られる。
ンAのアッセイ このアッセイのために、二つの異なる抗体を使用する。第一の抗体は、配列番 号1アミノ酸219から234 に特異的な抗体CSG06であり、第二の抗体は、配
列番号1アミノ酸145から197に特異的な抗体CSG30(またはCSG33)である
。第一の抗体CSG06を、エネルギードナー化合物であるユウロピウムクリプテー
トで接合した。
ロフィコシアニンで接合した。
ジアミン(TBP(Eu2+)クリプテート)である。それは文献EP-A-321 353[I
I]に記載され、以下の式を有する:
pez等によって記載された方法を使用して調製する。
3]に記載された方法を使用して調製する。アッセイのために以下の緩衝液を使用
する: − 接合体緩衝液:50mM PO4、pH7.0、0.1%BSA、1.5mM
EDTA、1.5mM正常マウスイムノグロブリン、600mM HF、0.1
%Kachon、 − インキュベーション緩衝液:50mM PO4、pH7.0、1%BSA、1
.5mM EDTA、10%正常ヒト血清、0.1%Kathon。
クリプテート接合体 − 5μg/mlの濃度で接合体緩衝液中に希釈された100μlのCSG30(ま
たはCSG33)-APC接合体、並びに − インキュベーション緩衝液中に希釈された100μlのキャリブレーターま
たはアッセイされるサンプル。
in. Chem. 39, 1993, 1953-1959頁[14]中のMathisによって記載されたように測
定装置で620および665nmについて測定する。
/ml)を示す。
感度は1.5ng/mlであり、イントラアッセイ変数係数は15.7ng/m
lのCgA濃度について2.88%、50ng/mlの濃度について1.5%、
50ng/mlを越えるあらゆる濃度について1%未満である。インターアッセ
イ変数係数は、70ng/mlのCgA濃度について1.2%(n=11アッセ
イ)、409ng/mlの濃度について1.7%(n=10)である。
の病的な血清サンプルAからHをオーバーロードすることによって、リカバリー
試験を実施する。リカバリーの速度を、このアッセイで測定されたヒトCgA濃
度と混合物の理論的濃度の間の比を測定することによって計算した。この試験の
結果が表4に示される。得られたリカバリーのレベルは、93.4%から106
%の間に存し、このアッセイのために選択された抗体が病的サンプルに含まれる
一CgAと、混在断片を含まない精製組換えヒトCgAの間の認識を同定可能で
あることを示す。
得た95のサンプルについて、抗体CSG06とCSG33を使用して、実施例2に記載さ
れたIRAMアッセイと実施例3のFIAアッセイの間の相関関係を調べた。そ
の結果が図7に示される。得られた直線の等式は、y=0.8964x=42.
05に一致し、得られた測定値の係数は0.9776である。
に示され、該結果はこれらの二つのサンプルの型の間で良好な識別を示し、実施 例 3に記載されたFIAアッセイ(CSG016/CSG33)と実施例2のIRMAアッセイ(
CSG06/CSG30)との間の顕著な一致を示す。この一致は、配列番号1アミノ酸21 9から234 に対して向けられたCSG06と関連した配列番号1アミノ酸145か
ら197に対して向けられた抗体を使用する重要性を確認する。
スタチン)に相当するより制限されたエピトープを認識することは測定できた。
する。
Aのタンパク質(配列番号1)上のその位置と共に、ヒトCgAのアミノ酸配列
を単純化して説明する。そこに示された星印及び数字は、二塩基性切断部位を示
す。いくつかのエピトープに対して向けられた抗体が、その下に挙げられる。
の後の組換えヒトCgAの高速液体クロマトグラフィーの間で得られたスペクト
ルを示す。
験された各種の集団の配置を示す図である。試験されたケースの数が、各アッセ
イグループの上部に示される。直線は、各アッセイグループに対する平均値を示
す。
種のサンドイッチアッセイで得られた結果を説明する図である。その結果は、正
常な集団(n=20)の95パーセントの値に対する病的な血漿濃度の比の形態
で表される。直線は、各アッセイグループの平均値を示す。
F)に対するサンプルのヒトCgA濃度(ng/ml)に関して得られた曲線を
示す。
(ng/ml)の間の相関関係を説明する図である。
プル及び病的サンプルで得られたCgA濃度(ng/ml)を示す図である。
Claims (21)
- 【請求項1】 ヒトCgAのN末端から数えてアミノ酸145位からアミノ
酸234位に亘るアミノ酸の配列番号2中に位置するエピトープに特異的に結合
する少なくとも一つのモノクローナルまたはポリクローナル抗体を使用する、サ
ンプル中に存在するヒトクロモグラニンA(CgA)に対するイムノアッセイ。 - 【請求項2】 該アッセイが、同種相または異種相で実施される、請求項1
記載の方法。 - 【請求項3】 該イムノアッセイが、上記抗体の部位に対する、サンプルの
クロモグラニンAと所定量のラベル化クロモグラニンAとの間の競合的イムノア
ッセイである、請求項1または2記載の方法。 - 【請求項4】 抗体が、ヒトCgAのアミノ酸219から234位の配列番
号3、またはヒトCgAのアミノ酸145から197位の配列番号4中に位置す
るエピトープに特異的である、請求項3記載の方法。 - 【請求項5】 ラベル化クロモグラニンAが、放射性同位元素、発光性エレ
メント、酵素、蛍光性クロモフォア、光吸収性クロモフォア、及び直接的または
間接的定量的測定が可能なあらゆる他のリガンドでラベルされる、請求項3また
は4記載の方法。 - 【請求項6】 該イムノアッセイが、ヒトCgAの第一のエピトープに特異
的に結合する第一のモノクローナルまたはポリクローナル抗体と、第一のものと
は異なるヒトCgAの第二のエピトープに特異的に結合する第二のモノクローナ
ルまたはポリクローナル抗体を使用し、少なくとも一つのエピトープが、ヒトC
gAのアミノ酸145−234位の配列番号2中に位置し、二つの抗体の一方が
ラベルされているサンドイッチ型のイムノアッセイである、請求項1または2記
載の方法。 - 【請求項7】 第一及び第二の抗体が、ヒトCgAのアミノ酸145から1
97位の配列番号4,及び/またはアミノ酸219から234位の配列番号3中
に位置するエピトープに特異的な抗体から選択される、請求項6記載の方法。 - 【請求項8】 第一の抗体が、ヒトCgAのアミノ酸145位からアミノ酸
197位に亘る配列番号4,またはヒトCgAのアミノ酸219位からアミノ酸
234位に亘る配列番号3中に位置するエピトープに特異的であり、並びに第二
の抗体が、ヒトCgAのアミノ酸250位からアミノ酸301位に亘る配列番号
5中に位置するエピトープに特異的である、請求項6記載の方法。 - 【請求項9】 ラベル化抗体が、放射性同位元素、発光性エレメント、酵素
、蛍光性クロモフォア、光吸収性クロモフォア、及び直接的または間接的定量的
測定が可能なあらゆる他のリガンドでラベルされる、請求項6から8のいずれか
一項記載の方法。 - 【請求項10】 ラベル化抗体が、エネルギードナー発光性化合物でラベル
され、他方の抗体が、エネルギーアクセプター発光性化合物に接合されている、
請求項6から8のいずれか一項記載の方法。 - 【請求項11】 エネルギードナー発光性化合物がユウロピウムクリプテー
トであり、エネルギーアクセプター発光性化合物がアロフィコシアニンである、
請求項10記載の方法。 - 【請求項12】 ヒトクロモグラニンAのN末端から数えてアミノ酸219
から234位の配列番号3中に位置するエピトープに特異的にそれ自体結合する
ことが可能なモノクローナル抗体。 - 【請求項13】 ヒトクロモグラニンAのN末端から数えてアミノ酸145
から197位の配列番号4中に位置するエピトープに特異的にそれ自体結合する
ことが可能なモノクローナル抗体。 - 【請求項14】 放射性同位元素、エネルギードナー発光性化合物、エネル
ギーアクセプター発光性化合物、及び直接的または間接的定量的測定が可能なあ
らゆる他のリガンドから選択される検出可能なラベルに接合された、請求項12
または13のモノクローナル抗体を含む免疫学的試薬。 - 【請求項15】 − 第一の抗体、並びに − 第二の抗体 を含み、二つの抗体の少なくとも一方が、ヒトCgAのn末端から数えてアミノ
酸145から234位の配列番号2中に位置するエピトープに特異的な抗体であ
る、ヒトクロモグラニンA(CgA)のためのイムノアッセイキット。 - 【請求項16】 第一の抗体及び第二の抗体が、ヒトCgAのアミノ酸14
5から197の配列番号4,及び/またはアミノ酸219から234位の配列番
号3中に位置するエピトープに特異的な抗体から選択される、請求項15記載の
キット。 - 【請求項17】 抗体の一方が、ヒトCgAのアミノ酸145から197位
の配列番号4,またはアミノ酸219から234位の配列番号3中に位置するエ
ピトープに特異的であり、並びに他方の抗体が、ヒトCgAのアミノ酸250か
ら301位の配列番号5中に位置するエピトープに特異的である、請求項15記
載のキット。 - 【請求項18】 抗体の一方が、エネルギードナー発光性化合物に接合され
、他方の抗体が、エネルギーアクセプター発光性化合物に接合される、請求項1
5から17のいずれか一項記載のキット。 - 【請求項19】 エネルギードナー発光性化合物がユウロピウムクリプテー
トであり、エネルギーアクセプター発光性化合物がアロフィコシアニンである、
請求項18記載のキット。 - 【請求項20】 CgAのアミノ酸145から234位の配列番号2中に位
置するエピトープに特異的な抗体を含む、競合的イムノアッセイキット。 - 【請求項21】 抗体が、ヒトCgAのアミノ酸219から234位の配列
番号3,またはアミノ酸145から197位の配列番号4中に位置するエピトー
プに特異的である、請求項20記載のアッセイキット。
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