JP2002512696A - サンプル採取および検査用装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、サンプル採取および検査用装置に関するものであり、管状ケース(５０)を有し、その内部に、カートリッジ(３０)、テスト装置(４０)、および採取装置(１０)が配置されており、前記採取装置(１０)により取り入れられたサンプルが前記カートリッジ(３０)内の内容物と混合され、前記テスト装置(４０)が、サンプル混合液の分析に使用される。

Description

【発明の詳細な説明】 サンプル採取および検査用装置 本発明は、サンプル採取および検査用装置に関するものであり、検査方法、特 に免疫学的方法、化学的方法、または生化学的方法を用いた、特に、一体化され たサンプル収集および検査用装置に関するものである。 ドイツ特許第４１１７６３５号明細書には、便サンプル用の多目的検査用装置 が記載されている。この装置は、空洞および横に配置された管を有するケース(G ehaeuse)を備えている。便サンプルを攪拌部で採取し空洞に入れ、この空洞をキ ャップで閉じる。前記管の内部接続は、便サンプルで濡れる。Ｏ−トルイジンま たはテトラメチル−ベンズヒドリン(Benzhydrin)と過酸化水素のような高感度試 薬は、注射器を用いて空洞に入れる。色反応に基づき、採取した便サンプルが血 痕を含んでいるかどうか検査する。更なるテストのために、管の開放端の開口を 通して、グアヤック樹脂またはリグナムバイタ樹脂と過酸化水素のような感度の より低いテスト試薬が充填される。しかるべき色反応を観察することにより、便 サンプルが血痕を含んでいるかどうか検査する。この検査用装置は、多数の部品 を備えた複雑な構造を有し取扱いにくい。 欧州特許出願公開第０３２７１４４号明細書には、サンプル採取容器およびペ ースト状のサンプル材料の処理方法が記載されている。容器蓋には、支柱を介し てサンプル採取カップが配置されており、それを用いてサンプルを採取し、採取 容器に入れる。採取容器には液体が入っており、便サンプルを懸濁させるために 使用される。サンプルカップを入れ、続いて容器蓋をねじり締めると、便サンプ ルは液体中に分散する。実験室に運んだ後、容器蓋を取り外し第二の液体、特に 有機溶媒(エーテルまたは酢酸エチル)或いは着色剤(例えば、ルゴール液)を添加 ずる。続いて濾過するために、別個の濾過フィルター体をねじり締め、振ること により濾過された懸濁液が濾過液容器内に得られる。引き続いて、濾過された懸 濁液を検査する。この装置は、多数の単一部材から成り取扱いにくい。特に、容 器の取扱いに際して液体がこぼれる恐れがある。 米国特許第４９７８５０４号明細書には、サンプル採取および分析用テストユ ニットが記載されている。前記テストユニットは、小捧状体の一端に配置された 、サンプルを吸収することのできる採取用海綿を備えたホルダーから成る。ホル ダーは空洞を有し、その中には反応液を含む破壊可能なアンプルが備えられてい る。サンプル採取後、小棒状体を管状ケースに挿入し、支持装置を差込む。続い て、アンプルは支持装置の押圧により破壊され、反応液がケース内に流れ込みサ ンプルと接触する。引き続いて、前記混合液が容器に集められるか、または担体 上に滴下され、別個の装置で検査される。 欧州特許出願公開第０５２０４０８号明細書においては、特に唾液サンプルの 検査に適した装置が記載されている。このテストユニットは、液体を含む円筒形 容器と、唾液サンプルの採取用に海綿が配置されたピストンとして形成された採 取装置から成る。サンプルを採取した後、採取装置をケース内に挿入し、採取用 海綿が液体と接触する。テスト装置は、その他に、ケースの他端部に取付け可能 であり、ケースに対して変位可能である受け容器を備えている。採取容器の内部 には、針が配置されており、ケースの他端部の開口部に面しており、前記開口部 は薄片で閉鎖されている。採取容器が装着された位置で、薄片が針により破損し 、それによって前記開口部が解放される。ピストン様の採取装置を完全に挿入す ることによって、液体が容器内から受け容器内に押し出され、同時に海綿様採取 装置が絞られる。採取装置内には、サンプルおよび前記液体と反応する反応物質 があり、この液体は、続いて別個の装置で検査される。米国特許第５３９３４９ ６号明細書には、類似のテスト装置が記載されている。 本発明は、簡単に組立てられ、取扱い易いサンプル採取および検査用装置を提 供することを目的とするものである。 この目的は、請求項の特徴により達成される。本発明に係る装置は、特に、サ ンプルを容易に採取でき、サンプルを含有する採取装置を確実にケース(Gehaeus e)内に挿入でき、ケース内において簡単な方法でサンプル処理液と混合でき、そ の後、ケース内に配置されたテスト装置を用いてサンプルの検査を実施すること ができるという利点を有する。 更に、本発明に係る装置は、カートリッジ内のサンプル処理液が確実に密封さ れており、混合後も使用者がサンプルに触れることはないという利点も有する。 以下、本発明を、図面を参照しながら実施の形態により更に詳しく説明する。 図１は、本発明に係る装置の構造の概略図、 図２は、本発明に係る採取装置の一実施の形態のグリップ側の部分図、 図３は、図２に示した採取装置のサンプル側の部分図、 図４は、本発明に係る装置の概略図、および 図５は、図４に示した装置の部分拡大斜視図を示す。 図１に示されている装置は、採取装置１０、カートリッジ３０、テスト装置４ ０およびケース５０を備えている。点線で示されているように、まずカートリッ ジ３０を管状ケース５０に組み込み、続いて採取装置１０を同じ側からケース５ ０内に挿入する。ケース５０の反対側には、テスト装置４０を挿入する。前記カ ートリッジ３０および／またはテスト装置４０は、ケース５０内で変位可能であ り、且つ、抜け落ちないよう保証されているのが好ましい。 前記装置は前述の方法で組立てられ、サンプルの採取および検査用に使用者に 提供されるのが好ましい。この配置は、簡単な方法で取り扱うことができ、素人 、特に老齢の人でも簡単に操作できるテストキットを示す。 図２に示されているように、採取装置１０は、二つの半管１１、１２から成り 、これらが閉じられた状態において、管(円筒形空洞)が形成される。この両半管 は、一端部(グリップ側)で弾性ブリッジ(Steg)１３によりお互いに結合されてお り、その張力(Spannung)が両半管を離れる方向に押し、よって、緩んだ状態にお いては「Ｖ」字型になる。これに代わる一実施の形態においては、前記両半管をジ ョイントを介して結合することができ、その際、ジョイント結合部がフィルムヒ ンジ(Filmscharnier)を備えているのが好ましい。例えば、フィルムヒンジは、 前記半管間のブリッジ結合部に配置してもよい。前記ブリッジ結合部が図２のブ リッジ１３に類似の形状になっており、前記フィルムヒンジが先の尖った端部領 域に配置されているのが好ましい。本実施の形態において、両半管は相対して自 由に回動できる。バネ作用が望まれる場合、更にバネ部材を設けることができる 。一方の半管１１の内面には、三角形状で縦長の突出部１４が設けられており、 他方の半管１２に形成された相応の嵌合溝１５と嵌合させることができる。突出 部１４は嵌合溝１５と共に案内部を形成し、採取装置を閉じた際、両半管の側方 への離脱を防ぐ。半管の外表面には、グリップ側の端部に、いぼ１６を有するグ リップ面が設けられており、取扱いの際のすべりを防ぐ。グリップ面は、漏斗状 の周縁部１７によってサンプル側と隔離されており、前記周縁部は、余剰サンプ ル材料との接触を防ぐ上で役立つ。周縁部１７のサンプル側には、両半管からな る管の外表面に鋭いねじ１８が形成されている。 図３に示されているように、採取装置１０のサンプル側の端部の一方の半管１ １に第一の円板２１、および間隔をあけて第二の円板２２が配置されている。採 取装置を閉じる際、つまり、両半管１１、１２が相互に重ね合う際、この両円板 がサンプル室２０を形成する。両円板間の間隔ａと半管の半径ｒから、採取する サンプル量ＶはＶ＝π・ｒ²・ａとなる。その際、半管１１、１２の長さは、グ リップ側の円板２２と前記案内部１４、１５との間に、余剰サンプル材料がある 場合のために十分な空間が形成されるような寸法になっている。 サンプル側の閉鎖用円板２１は、接合部がサンプル採取に際して生じる力には 耐え得るが、ケース内への挿入に際して、円板２１は、ケース内で生じる抵抗に より一つまたは複数の所定の破壊点２３で分離されるように、半管１１の内面に 取り付けられている。この円板２１の外周には、テーパー状リング２４が装着さ れており、その機能は後でより詳しく説明する。円板２１の中央部には凹部２５ が形成されている。この凹部で形成された面は、カートリッジの円錐台部の開口 に対応する。円板２１には、フィルター２６がサンプルの機械的分離(mechanisc hen Aufschluss)に使用されるよう、凹部２５の外側に穴があけられる。凹部２ ５の代わりに、ブリッジを設けることができ、後でより詳しく説明する。 グリップ側の円板２２は、しっかりと固定され、サンプル採取およびサンプル 処理に際して生じる全ての力に耐えられるようになっている。 更に図４を参照して、まずカートリッジ３０をより詳しく説明する。カートリ ッジ３０には、液体が入っており、例えば、サンプルの希釈用および化学的溶解 (chemischen Aufschluss)用に使用される。カートリッジ３０の内部空間の大き さおよび液体量Ｍは、カートリッジが、入っている液体に加えてサンプル量Ｖを 収容できるように選択される。液体量Ｍは、所定のサンプル量に対し、厳密な適 用比率で提供される。前記カートリッジは、円筒体の形状を有する。前記円筒体 は、採取装置に面した端部で、円錐台部３１を形成するように先細りしており、 テーパー状リング２４を備えた採取装置のフィルター２６が、カートリッジに対 して自動的に中心を合わせられるようになっている。このテーパー型の嵌合は、 同時に採取装置とカートリッジ間の密封機構として使用されるのが好ましい。カ ートリッジの円錐台部の端部に、中心に配置された開口部３２を有する円形の窪 み３６が形成されている。開口部は、そこに配置される金属球体３３で閉鎖され る。金属球体３３は、例えば、焼きばめ(Aufschrumpfen)によって開口部に固定 される。その際、金属球体３３の大きさは、円錐台形端部の開口部３２よりわず かに大きく、採取装置をケースに挿入する際、球体がカートリッジ３０内に押圧 されるようになっている。球体３３を押圧するために、凹部２５またはフィルタ ーに設けられたブリッジのいずれかが使用される。ブリッジは、球体がカートリ ッジの上面に深く配置されている場合、特に有利である。寸法は、好ましくは、 球体が完全にカートリッジ内に押し付けられるとすぐ、テーパー面が互いに塞ぎ 合うように選択される。 円筒形カートリッジ３０の反対側の端部は、底部３４で閉鎖されており、その 中央部がカートリッジ内に突出し、同様に、円筒形の窪み３５が設けられている 。この窪み３５は、テスト装置４０の収容に用いられる。前記窪みとテスト装置 は、窪み３５の内壁が突き破られて、それによってテスト装置内にあるテストテ ープ(Teststreifen)とカートリッジ内容物を接触させることができるように、構 成されている。 テスト装置４０は、円筒体の形状を有し、カートリッジ側の端部に円錐台４１ を形成するように先細りしている。円錐台の先端に、開口部４２が有り、前記開 口部を通してサンプル液は流入することができる。円錐台内に、毛管力によって サンプル液をテストテープ(図示なし)上に運ぶことのできる吸収性物質を取り入 れる。円筒形のテスト装置４０は、一つまたは複数の溝(Aussparung)を有し、テ スト結果としてのテストテープの色反応を認識できるようになっている。閉鎖部 は多孔質の防水材料で形成されており、前記材料は、サンプル液のテスト装置か らの流出は防ぐが、サンプル液によって追い出された空気は逃すことのできるも のであることが好ましい。 ケース５０は、採取、保護、および前記三つの構成部品、即ち、採取装置１０ 、カートリッジ３０およびテスト装置４０の整合に使用される。前記ケースは、 内部が異なった直径に分けられ、その前部にねじ５３が設けられた管からなる。 ここで示した実施の形態においては、挿入用開口部として用いられる前端部は、 高い縁部を有する漏斗状に形成されており、採取装置のサンプル側の端部よりは るかに大きな直径を有するのが好ましい。ケースの前面側の端部５１は、漏斗状 の周縁部１７と接触し、挿入開口部を閉塞する。これにより、かき取り室(Abstr eifkammer)５２が形成され、採取装置のサンプル側の端部の外面にある余剰サン プル材料がかき落とされ保持される(endgelagert)。かき取り室５２に続いて、 管の直径は先細りになっており、採取装置のサンプル側の端部は閉鎖されたまま 、この部分の内面にあるねじ５３と噛み合うまで変位可能になっている。ケース の他方の部分には、収容室５４があり、その寸法および形状は、薬莢(huelsen) 形状のテスト装置４０がその内部に保持されるが、軽い押圧により出し入れでき るようにテスト装置の寸法および形状に適合させてある。中央部５５には、テス ト装置によってのみ保持され、他との関係では自由に取り付けられたカートリッ ジ３０があり、テスト装置４０と共に変位可能である。 前記装置を用いて、以下のようにしてテストを実施する。 テスト手順は、以下のように組み立てられる。採取装置１０は取り外し可能に ケース５０内に差し込まれている。テスト装置４０およびカートリッジ３０は、 互いに嵌挿されている。両者からなる結合体がケース５０の後部に固定されてい る。使用者は、ケース５０から採取装置を引き抜く。半管間の結合部に、弾性ブ リッジ１３が設けられている場合、採取装置は自動的に開く。例えば、フィルム ヒンジのようなジョイント結合部が設けられている場合には、使用者が半管を広 げるように回動させる。両半管１１および１２は、「Ｖ」字型を成す。そして、サ ンプル室２０の領域内に、サンプル物質を捕捉し固定させる。前記半管を互いに 閉じるように押圧することにより、サンプルは前端部に取り付けられたフィルタ ー２６の前面に浸透し、また、対向した第二の半管によって保持される。前記半 管を互いに閉じるように押圧する過程で、三角形状の突出部１４および嵌合溝１ ５は互いに嵌合し、せん断作用は阻害され、二つの半管１１、１２は閉じられ、 再度ぴったりと合わされ、完全な管を形成する。サンプル室２０には、サンプル 物質が含まれている。前記サンプル室には厳密な所定量が含まれ、サンプル材料 の余剰分がある場合は、採取装置の後部、つまり余剰室内に含まれる。そして、 採取装置を前記ケースに挿入すると、かき取り室５２の漏斗状の端部(Auslaufen )により中央に配置される。前記採取装置は、雌ねじ５３に雄ねじ１８が接触す るまで挿入する。そして、前部のフィルター２６は、その半球状凹部２５でカー トリッジ３０の閉鎖用球体３３に接する。こうしてケース内に採取装置をねじ込 み始めることによって、テスト装置４０により保持され、採取装置のフィルター ２６によって押されるカートリッジ３０は後方に移動する(図５参照)。その後カ ートリッジは、テスト装置用の先細り部５６がストッパーとなりそこに固定され る。この過程により、テスト装置も同様に後方に移動し、ケースの後端部から突 出する。カートリッジ−テスト装置の結合体を事実上固定されるまで後方に押出 すことにより、テストテープの使用以前の望ましくない活性化を防ぐ。更なるね じり運動の過程において、閉鎖用球体３３は、フィルター２６によってカートリ ッジ３０内に押し込まれる。フィルター２６は、その後現在嵌合しているテーパ ー部によりカートリッジ３０に固定される。そして、フィルター２６に生じる圧 力により、所定の破壊点２３が破壊され、この解放されたフィルター２６はサン プルによりカートリッジ３０に押し付けられる。サンプルは、続いて、サンプル 室と余剰室との間の分離壁２２の背圧により、フィルター２６、窪み３６から成 る空間、および開口部３２を経てカートリッジ３０へと押し込まれる。 この過程の終了後、サンプルはカートリッジ３０内に含まれ、カートリッジは その上に位置するフィルター２６およびその上から押圧している分離壁２２によ って閉鎖されている。 フィルター２６によりすでに軽く混合されているサンプルを、カートリッジ３ ０内にある液体と最終的に混合するために、テスト装置全体を振る。カートリッ ジ３０の内部にある閉鎖用球体３３は、混合用の球体として使用され、またカチ ャカチャという音により聴覚的に感じとれるようにする。使用者は、音レベルが 低下すると、サンプルが液体と十分混合され、粘着性の向上により球体の動きが 抑制されているものと考えることができる。 次のステップは、ケースの後端部から突出しているテスト装置を活性化させる ことである。これは、ボールペンのようにテスト装置の端部を短く押圧すること により機能する。この過程において、カートリッジ３０の裏面の膜を、テスト装 置の円錐形端部４１が突き破る。カートリッジ３０内の液体は、円錐形頂点４１ の穴４２を通りテスト装置の内部に侵入する。その内部に配置された不織布が飽 和状態になるまで液体を吸収する。この不織布上に設けられたテストテープは、 液体により活性化され、続いて分析することができる。テスト結果は、窓または テスト装置端部の透明な形成物を通して読み取る。本発明の範囲内においては、 他の形態でテストテープ(またはテスト物質)をサンプル混合物と接触させるテス ト装置を使用することもできる。また、前記実施の形態の代わりに、例えば、カ ートリッジを底部領域に窪みのない構成とすることができる。その際、底部の開 口部に破壊可能な薄片を設ける。サンプル混合物は、この薄片が破損した後、場 合によっては反応を読み取ることのできるテストテープに送られる。上述した薄 片は、アルミニウム、または、多層複合材料から成るのが好ましく、前記多層複 合材料は、アルミニウムおよび合成物質層を備えているのが好ましい。 使用者に見える構成部品である、採取装置、ケース、およびテスト装置の三つ の部品は、異なった色を付けることにより特徴付けることが好ましい。本発明に かかる装置の構成部品は、キットとして使用者に提供されるのが好ましい。例え ば、ここで言う構成部品は、互いに別々に、且つ、即使用可能な状態で、ブリス ターパックのような一つのパッケージで提供できる。 本発明の意義において、 ａ）「異なった色を付ける」とは、別々の色を付けること、並びに、選択された単 色を用いて各部品に異なった濃さの色を付けることを意味し、 ｂ）キットとは、即使用可能なサンプル採取および検査用装置を組立てるための パッケージを意味する。 本発明に係る装置は、素人が危険無く使用できるという利点を有する。特に、 サンプル材料、並びに、毒性および刺激性であり得るカートリッジ内の液体の流 出を確実に防ぐ。 更に、異なった色を付けることにより、構成部品の正しい順序での組立を助け る。 その上、衛生的な取扱いが保証される。統合されたサンプル採取、調製、およ び適用により、サンプル量および試薬量の所定の比率が確保される。 構成部品は、それぞれ適切な合成物質から製造されるのが好ましい。材料とし てＡＢＳを使用するのが好ましい。その際、構成部品は射出成形技術で製造する のが好ましい。 本明細書に記載した実施の形態は、本発明を実施するための例を示したにすぎ ない。当業者は、構造上および機能上の態様において、その形態を変更すること が可能である。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１１年７月８日（１９９９．７．８） 【補正内容】 請求の範囲 ４．前記カートリッジ(３０)が前記ケース(５０)の内部で変位可能である請求項 １、２または３に記載の装置。 ５．前記採取装置(１０)が、前記ケース(５０)内の対応する雌ねじ(５３)と共に 作用する急勾配のねじ(Steilgewinde)(１８)を備えている前記請求項のいずれか 一つに記載の装置。 ６．前記採取装置(１０)が、サンプル側の端部にサンプル室(２０)を備えている 前記請求項のいずれか一つに記載の装置。 ７．前記採取装置(１０)が、二つの半管(１１、１２)から成り、前記半管が、グ リップ側の端部で、ジョイント、好ましくは、フィルムヒンジにより、或いは弾 性ブリッジ(１３)により互いに結合されているのが好ましい請求項６に記載の装 置。 ８．前記両半管(１１、１２)の少なくとも一方が、サンプル側の端部に第一およ び第二の円板(２１、２２)を備えており、前記第一および第二の円板(２１、２ ２)が前記サンプル室(２０)を形成している請求項６または７に記載の装置。 ９．サンプル側の前記円板(２１)がフィルター(２６)を備えており、前記円板に は、凹部(２５)が形成されているのが好ましく、その縁部にテーパー状リング( ２４)が装着されているのが好ましく、前記円板は、所定の破壊点(２３)を介し て前記採取装置(１０)に取付けられているのが好ましい請求項８に記載の装置。 １０．前記カートリッジ(３０)が、一方の端部に球体(３３)で閉鎖することので きる開口部(３２)を有する請求項１から９のいずれか一つに記載の装置。 １１．前記カートリッジ(３０)が、穴をあけることのできる底部(３４)を有する 請求項１から１０のいずれか一つに記載の装置。 １２．前記カートリッジ(３０)が、円筒形に形成されており、一方の端部に円錐 台部(３１)を有し、前記円錐台部(３１)は、前記採取装置(１０)のフィルター( ２６)の前記テーパー状リング(２４)と嵌合することができ、前記球体(３３)が 前記凹部(２５)と接触する請求項１０または１１に記載の装置。 １３．前記テスト装置が円筒体の形状を有し、カートリッジ側は円錐台(４１)の 形状に先細りしており、その先端に開口部(４２)が設けられているのが好ましい 請求項１から１２のいずれか一つに記載の装置。 １４．前記採取装置(１０)が前記ケース内に配置されている場合、前記テスト装 置(４０)を、前記カートリッジ(３０)の内容物と接触させることができる請求項 １から１３のいずれか一つに記載の装置。 １５．実用的なサンプル採取および検査用装置の組立用パッケージであって、 ａ）サンプル採取用の採取装置(１０)、 ｂ）内部にカートリッジ(３０)が配置されたケース(５０)、および ｃ）テスト装置(４０) を含み、前記採取装置(１０)およびテスト装置(４０)は前記ケース(５０)内に挿 入可能であるパッケージ。 １６．前記テスト装置(４０)は、前記ケース(５０)内に挿入後、更に変位可能で ある請求項１５に記載のパッケージ。 【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１１年９月２３日（１９９９．９．２３） 【補正内容】 請求の範囲 １．サンプル採取および検査用装置であって、ケース(５０)を備えており、その 中にカートリッジ(３０)、テスト装置(４０)、および採取装置(１０)が配置され ており、前記採取装置(１０)を用いて取り入れられたサンプルを前記カートリッ ジ(３０)内の内容物と混合することができ、前記テスト装置(４０)は、サンプル 混合液の分析のために使用され、前記テスト装置(４０)が前記ケース(５０)内で 変位可能に配置されているサンプル採取および検査用装置。 ２．前記採取装置(１０)が、前記ケース(５０)の開放端に挿入可能である請求項 １に記載の装置。 ３．サンプル採取および検査用装置であって、ケース(５０)を備えており、その 中にカートリッジ(３０)、テスト装置(４０)、および採取装置(１０)が配置され ており、前記採取装置(１０)を用いて取り入れられたサンプルを前記カートリッ ジ(３０)内の内容物と混合することができ、前記テスト装置(４０)は、サンプル 混合液の分析のために使用され、前記採取装置(１０)が、前記ケース(５０)の開 放端に挿入可能であり、前記採取装置(１０)が前記カートリッジ(３０)と一列に 配置されているサンプル採取および検査用装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ， ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，Ｌ Ｓ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ， ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，Ｅ Ｅ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，Ｍ Ｄ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ， ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，Ｕ Ｚ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．サンプル採取および検査用装置であって、ケース(５０)を備えており、その 中にカートリッジ(３０)、テスト装置(４０)、および採取装置(１０)が配置され ており、前記カートリッジ(３０)は、前記採取装置(１０)を用いて取り入れられ たサンプルを前記カートリッジ(３０)内の内容物と混合できるように、前記ケー ス(５０)内で変位可能であり、前記テスト装置(４０)は、サンプル混合液の分析 のために前記テスト装置(４０)を前記サンプル混合液と接触させることができる ように、前記ケース(５０)内で変位可能に配置されているサンプル採取および検 査用装置。 ２．前記採取装置(１０)が、前記ケース(５０)の開放端に挿入可能であり、特に 、前記ケース(５０)内の対応する雌ねじ(５３)と共に作用する急勾配のねじ(Ste ilgewinde)(１８)が設けられているのが好ましい請求項１に記載の装置。 ３．前記採取装置(１０)が、サンプル側の端部にサンプル室(２０)を備えている 請求項１または２に記載の装置。 ４．前記採取装置(１０)が、二つの半管(１１、１２)から成り、前記半管が、グ リップ側の端部で、ジョイント、好ましくは、フィルムヒンジにより、或いは弾 性ブリッジ(１３)により互いに結合されているのが好ましい請求項３に記載の装 置。 ５．前記両半管(１１、１２)の少なくとも一方が、サンプル側の端部に第一およ び第二の円板(２１、２２)を備えており、前記第一および第二の円板(２１、２ ２)が前記サンプル室(２０)を形成している請求項３または４に記載の装置。 ６．サンプル側の前記円板(２１)がフィルター(２６)を備えており、前記円板に は、凹部(２５)が形成されているのが好ましく、その縁部にテーパー状リング( ２４)が装着されているのが好ましく、前記円板は、所定の破壊点(２３)を介し て前記採取装置(１０)に取り付けられているのが好ましい請求項５に記載の装置 。 ７．前記カートリッジ(３０)が、一方の端部に球体(３３)によって閉鎖すること のできる開口部(３２)を有する請求項１から６のいずれか一つに記載の装置。 ８．前記カートリッジ(３０)が、穴をあけることのできる底部(３４)を有する請 求項１から７のいずれか一つに記載の装置。 ９．前記カートリッジ(３０)が、円筒形に形成されており、一方の端部に円錐台 部(３１)を有し、前記円錐台部(３１)は、前記採取装置(１０)のフィルター(２ ６)の前記テーパー状リング(２４)と嵌合することができ、前記球体(３３)が前 記凹部(２５)と接触する請求項７または８に記載の装置。 １０．前記テスト装置が円筒体の形状を有し、カートリッジ側は円錐台(４１)の 形状に先細りしており、その先端に開口部(４２)が設けられているのが好ましい 請求項１から９のいずれか一つに記載の装置。 １１．前記採取装置(１０)が前記ケース内に配置されている場合、前記テスト装 置(４０)を、前記カートリッジ(３０)の内容物と接触させることができる請求項 １から１０のいずれか一つに記載の装置。 １２．実用的なサンプル採取および検査用装置の組立用パッケージであって、 ａ）サンプル採取用の採取装置(１０)、 ｂ）内部にカートリッジ(３０)が配置されたケース(５０)、および ｃ）テスト装置(４０) を含み、前記採取装置(１０)およびテスト装置(４０)は前記ケース(５０)内に挿 入可能であり、前記テスト装置(４０)は、前記ケース(５０)内に挿入後、更に変 位可能であるパッケージ。