JP2002509565A - 流動性が改良された靱性強化ポリエステル - Google Patents

流動性が改良された靱性強化ポリエステル

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JP2002509565A JP52799098A JP52799098A JP2002509565A JP 2002509565 A JP2002509565 A JP 2002509565A JP 52799098 A JP52799098 A JP 52799098A JP 52799098 A JP52799098 A JP 52799098A JP 2002509565 A JP2002509565 A JP 2002509565A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、(a)ポリエステル、ポリカーボネートまたはそれらの混合物を含む第1のポリマー;(b)少なくとも1種の第1のα−オレフィン、少なくとも1種の第1のアクリル酸アルキル及び少なくとも1種の不飽和エポキシドを含む第2のポリマー;ならびに(c)少なくとも1種の第2のα−オレフィン及び少なくとも1種の第2のアクリル酸アルキルを含む第3のポリマーを含むポリマー成形用組成物に関する。本発明はさらに、前記ポリマー成形用組成物から製造される熱可塑的に成形された成形品に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 流動性が改良された靱性強化ポリエステル 発明の分野 本発明は、ポリカーボネートまたはポリエステルを含んでなるポリマー組成物 、好ましくはテレフタル酸を含み且つ場合によってはガラス繊維で強化されたそ のようなポリマー組成物に関する。このポリマー組成物は、改良された流動性、 改良された靱性及び耐衝撃性、ならびに高い加熱撓み温度を有する。 発明の背景 プラスチックが、ポリマーマトリックス中へのゴム分散相の混和によってかな り強化できることは良く知られている。ゴム相は、衝撃または変形のエネルギー を吸収するように作用する。よくある例は、ポリブタジエン(PBD)ゴム相と脆い ポリスチレンマトリックスとが、この2つの不混和性相を結びつけるグラフトコ ポリマーPS−g−PBDによって接着させられた耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)で ある。米国特許第4,172,859号;同第4,753,980号;及び同第5,436,296号に教示 されたポリエステル組成物の強化の場合には、ポリエステルと直接反応できるゴ ム状ポリマー中にエポキシ(またはオキシラン)官能化コモノマーを含ませるこ とによって、不混和性ゴム状粒子とポリエステルマトリックスとの非常に優れた 接着性が達成される。 補強充填剤は、靱性及び耐衝撃性に対する負の作用が著しい傾向がある。従っ て、マトリックス表面と耐衝撃性改良剤表面との接着が重要である。当業界で一 般に行われているように、ガラス繊維に は、ポリエステルとエポキシ樹脂との接着を特別に促進するカップリング剤及び 薄いフィルム(サイズ剤)を被覆する。結果は3相全ての間に良好な接着を示し た。 界面相の接着はメルトフローを非常に低くする、すなわち、溶融粘度を高くす るので、加工、特に、複雑な薄肉製品を形成するための射出成形が困難な場合が あることは、当業者ならばよく認識していることである。C.B.Bucknallは、To ughened Plastics ,Applied Science Publishers Ltd.,London,1977,313ペー ジで、「ゴム粒子の添加は、ポリマーメルトの粘度を急激に増加させる。多くの 製造業者は、ゴム強化製品中におけるより優れた成形動作と引き換えに、マトリ ックスポリマーの分子量を減少させ、耐破壊性の少しの減少を容認することによ ってこの増加を相殺する」と述べている。従って、成形用組成物の靱性、耐衝撃 性及び加熱撓み温度(HDT)を維持しながら、溶融粘度(または成形流れ)を改良 することが、本発明の1つの目的である。 米国特許第4,172,859号は、ポリエステルの強化に関する。米国特許第4,172,8 59号は、「マトリックス樹脂に接着する部位」の基準を列挙すると共に、界面の 接着の必要性を認めているが、この接着が成形流れまたは溶融粘度の重要な特性 に対して悪影響を及ぼすことについては教示していない。米国特許第4,172,859 号は、「少なくとも1種のランダムコポリマー」という表現を使っている。しか し、この特許は、col.3中で「強化組成物の基本的且つ固有の特性がそれほど影 響されないならば、他の成分が強化組成物中に存在してもよい」と述べて、この 表現を明確にしている。 米国特許第4,753,980号は、ターポリマー、エチレン−アクリル酸アルキル− グリシジルメタクリオールをポリエステルの強化に使用することを開示している 。グリシジルメタクリレート(GMA)を含 ませる場合には、ターポリマーは、ポリエステルに接着するかまたはポリエステ ルと反応するオキシラン(またはエポキシ)官能価を含み、それによって、ポリ エステルへのこの強化剤の添加量が多くなるに連れて、溶融粘度が増加する。し かし、米国特許第4,753,980号は、この処理がメルトフローに対して悪影響を及 ぼすことについては認識していない。 米国特許第5,436,296号は、ポリ(アルキレンテレフタレート)(PET)とポリ エチレン(PE)とのブレンドを改質するための相溶化剤として、エチレンとグリ シジルメタクリレート(PE−GMA)とのコポリマーを使用することを教示しており 、相溶化剤をブレンドの重量に基づき8〜15%添加することによって、ブレンド のIzod衝撃強さ及び延性がかなり増加することを示している。米国特許第5,436, 296号は、「異なる熱可塑性ポリマー相間の接着」がブレンドの強化において果 たす役割を記載している。しかし、米国特許第5,436,296号は、「好ましい範囲 を超える量のグリシジル基含有コポリマーの添加により、得られるブレンドの粘 度が増加し、その結果、粘度増加が2種のポリマーマトリクスの反転を引き起こ すと考えられる」(col.6)と述べている以外は、この接着誘導相溶化剤がメル トフローに対して及ぼす悪影響を示してもいないし述べてもいない。 米国特許第4,461,871号は、強化ポリエステルの場合の低いメルトフローの問 題に取り組み、強化ポリエステル組成物の「射出成形時の流動性」は、「高溶融 粘度のために非常に悪い」と述べている。米国特許第4,461,871号において特許 請求されているポリエステル組成物は、3種の成分:(a)芳香族ポリエステル 、(b)グリシジル基を含むコポリマー、及び(c)「プロピレン、1−ブテン 、1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1− オクテンなどからなる群から選ばれた」不飽和炭化水素として定義されるα−オ レフィンとエチレンとからなるコポリマーを含んでなる。 前記の参考文献はいずれも、靱性、耐衝撃性及び高い加熱撓み温度を保持しな がら、メルトフローをより良くするためにポリエステルまたはコポリエステルの 溶融粘度を大幅に低下させる具体的な利点を開示していない。 発明の要約 本発明の目的によれば、本明細書中で具体化され且つ一般的に記載されるよう に、本発明は一面において、 (a)ポリエステル、ポリカーボネート、またはそれらの混合物を含む第1の ポリマー; (b)少なくとも1種のα−オレフィン、少なくとも1種の第1のアクリル酸 アルキル、及び少なくとも1種の不飽和エポキシドを含む第2のポリマー;なら びに (c)少なくとも1種の第2のα−オレフィン及び少なくとも1種の第2のア クリル酸アルキルを含む第3のポリマー を含んでなるポリマー成形用組成物に関する。 本発明はさらに、 (a)総炭素数3〜16脂肪族ジカルボン酸、炭素数7〜12の脂環式ジカルボン 酸、総炭素数8〜16の芳香族ジカルボン酸及びそれらの組み合わせからなる群か ら選ばれる1種またはそれ以上のジカルボン酸からなるジカルボン酸成分、なら びに炭素数2〜18の1種またはそれ以上のグリコール、炭素数4〜12の1種また はそれ以上のグリコールエーテル、及びそれらの組み合わせからなるグリコール 成分から誘導される反復単位を含んでなるポリエステル、またはポ リカーボネート、 (b)1種またはそれ以上のα−オレフィン、1種またはそれ以上のアクリル 酸アルキル及び炭素数4〜11の1種またはそれ以上の不飽和エポキシドに基づき 、ランダムターポリマー約1〜約20重量%、ならびに (c) 1種またはそれ以上のα−オレフィン及び1種またはそれ以上のアク リル酸アルキルからなるランダムコポリマー約2〜約20重量% を含んでなるポリマー成形用組成物(前記重量%は、100重量%に等しい該ポリ マー成形用組成物の成分の総重量%に基づく)を提供する。 本発明はさらに、ポリマー成形用組成物から成形される熱可塑的に成形された 製品に関する。 本発明の目的は、靱性、耐衝撃性及び高い加熱撓み温度を維持しながら、より よいメルトフローのために溶融粘度を大幅に低下させることによって、ポリマー 、好ましくは熱可塑性ポリエステル、ポリ(1,4−シクロヘキサンテレフタレ ート)(PCT)及びポリ(エチレンテレフタレート)(PET)の成形プラスチックとし ての有用性を改善することにある。 好ましい実施態様の詳細な説明 本発明は、本発明の好ましい態様に関する以下の詳細な説明及びそこに含まれ る実施例を参照することによって理解がより容易になるであろう。 本発明の組成物の開示及び説明の前に、合成法または配合物は当然、様々であ ることができるので、本発明は具体的な合成例または特定の配合物に限定されな いことを理解されたい。また、本明細書 中で使用した専門用語は、個々の態様を単に説明するためのものであって、限定 的なものではないことを理解されたい。 本明細書中において、単数形の表現は、前後関係からそうでないことが明白で ない限り、複数の対象を含む。 本発明の目的によれば、本明細書中で具体化され且つ一般的に記載されるよう に、本発明は一面において、 (a)ポリエステル、ポリカーボネート、またはそれらの混合物からなる第1 のポリマー; (b)少なくとも1種のα−オレフィン、少なくとも1種の第1のアクリル酸 アルキル、及び少なくとも1種の不飽和エポキシドからなる第2のポリマー;な らびに (c)少なくとも1種の第2のα−オレフィン及び少なくとも1種の第2のア クリル酸アルキルからなる第3のポリマー を含んでなるポリマー成形用組成物に関する。 本発明は、少なくとも3種の成分を含むポリマー成形用組成物に関する。第1 の成分はポリマーである。好ましくは、このポリマーは、1種もしくはまたはそ れ以上のポリカーボネートまたは1種もしくはそれ以上のポリエステル、あるい はそれらの組み合わせである。 本明細書中で言及するポリエステルは、1種またはそれ以上のジオールと1種 またはそれ以上のジカルボン酸から常用の重合技術によって製造される熱可塑性 、結晶質または非晶質ポリエステルを含む。一態様において、ポリエステルは通 常、成形または繊維用のものであり、インヘレント粘度(I.V.)が、25℃におい て重量比60/40のフェノール/テトラクロロエタン中で0.5g/100mLの濃度で測 定された時に約0.2〜約2.4(dL/g)、好ましくは約0.4または0.5〜約1.2dL/g である。 ポリエステルは好ましくは、総炭素数3〜16の脂肪族ジカルボン酸、炭素数7 〜12の脂環式ジカルボン酸、総炭素数8〜16の芳香族ジカルボン酸またはそれら の組み合わせからなる群から選ばれる1種またはそれ以上のジカルボン酸からな るジカルボン酸成分、ならびに炭素数2〜18の1種またはそれ以上のグリコール 、炭素数4〜12の1種またはそれ以上のグリコールエーテルまたはそれらの組み 合わせからなるグリコール成分から誘導される反復単位を含んでなる。 用語「脂肪族ジカルボン酸」は、炭素数が好ましくは3〜16の直鎖または分岐 鎖アルカンジカルボン酸を表すのに用いる。代表的な脂肪族ジカルボン酸として は、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、スベリン酸、2,2,4 −トリメチルアジピン酸、1,12−ドデカン二酸等が挙げられるが、これらに限 定されない。 用語「脂環式ジカルボン酸」は、総炭素数が好ましくは7〜12のシクロアルカ ンジカルボン酸、好ましくは1,2−、1,3−及び1,4−シクロヘキサンジ カルボン酸を表すのに用いる。 用語「芳香族ジカルボン酸」は、ベンゼン、ナフタレン、ビフェニル、ジフェ ニルエーテル、ジフェニルスルホン及びC1〜C4アルキルまたはハロゲン(フッ 素、塩素、臭素またはヨウ素)で置換されたこれらの化合物のジカルボン酸誘導 体を表すのに用いる。有用な芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソ フタル酸、フタル酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジ カルボン酸、4,4’−ビフェニルジカルボン酸、2−ブロモテレフタル酸、2 ,5−ジブロモテレフタル酸、テトラクロロフタル酸などが挙げられるがこれら に限定されない。 一態様において、本発明のポリエステルまたはコポリエステルを形成するのに 有用なジカルボン酸の例としては、テレフタル酸、イ ソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、1,4− シクロヘキサン二酢酸、ジフェニル−4,4’−ジカルボン酸、ナフタレンジカ ルボキシレート、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン 酸などが挙げられるが、これらに限定されない。これらのうち、イソフタル酸、 ナフタレンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸及びナフタレンジカルボ キシレートが好ましい。 シクロヘキサンジカルボン酸を本発明に関連して使用する場合には、シス−、 トランス−またはシス/トランス混合物を使用できる。ナフタレンジカルボン酸 異性体または異性体混合物はいずれも使用できる。好ましい態様において、ナフ タレンジカルボン酸異性体としては、2,6−、2,7−、1,4−及び1,5 −異性体が挙げられる。 前記ポリエステルの適当なジオール成分は、エチレングリコール、1,4−シ クロヘキサンジメタノール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオ ール、1,4−ブタンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール 、1,6−ヘキサンジオール、1,2−シクロヘキサンジオール、1,4−シク ロヘキサンジオール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘ キサンジメタノール、Z,8−ビス(ヒドロキシメチル)−トリシクロ−〔5. 2.1.0〕−デカン(Zは3,4または5を表す)、ならびに鎖中に1個また はそれ以上の酸素原子を含むジオール、例えば、ジエチレングリコール、トリエ チレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコールなどか ら選ばれることができる。一般に、これらのジオールは炭素数が好ましくは2〜 8である。脂環式ジオールは、それらのシスもしくはトランス配置でまたは両型 の混合物として使用できる。好ましい態様において、 ジオールはエチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノールまたはそ れらの組み合わせである。 好ましいポリエステルは、少なくとも約50モル%のテレフタル酸残基ならびに /または少なくとも約50モル%のエチレングリコール及び/もしくは1,4−シ クロヘキサンジメタノール残基を含む。 特に好ましいポリエステルは、100モル%に等しいポリエステル酸成分の総モ ル%に基づき約75〜100モル%、より好ましくは90〜100モル%、さらに好ましく は95〜100モル%のテレフタル酸部分を含むものである。テレフタル酸部分の例 としては、テレフタル酸及びそのエステルが挙げられるが、これらに限定されな い。 特に好ましいポリエステルとしてはまた、約65〜100モル%のエチレングリコ ール残基を含むものが挙げられる。 また、好ましいポリエステルは、約90〜100モル%のテレフタル酸残基及び約8 5〜100モル%、好ましくは90〜100モル%のエチレングリコール残基を含むもの である。また、特に好ましいポリエステルは、約90〜100モル%のテレフタル酸 及び65〜75モル%のエチレングリコールを含むものである。 本発明の好ましい態様において、テレフタル酸は好ましくは60〜90モル%の量 で存在する。 ポリエステルは、テレフタル酸またはテレフタル酸ジメチルとエチレングリコ ール及び1,4−シクロヘキサンジメタノールからなる群から選ばれたグリコー ルから誘導される反復単位を有するのがより好ましい。 イソフタル酸が存在する場合には、100モル%に等しいコポリエステルの酸成 分中の全ての酸のモル%に基づき0.1〜50モル%、好ましくは0.1〜25モル%の量 で存在するのが望ましい。別の態様において、ジカルボン酸は、100モル%に等 しいポリエステルの酸成 分の総モル%に基づき、80〜99.9モル%の量のテレフタル酸またはテレフタル酸 ジメチル及び0.1〜20モル%の量のイソフタル酸を含む。 酸成分がテレフタル酸及びナフタレンジカルボン酸を含む場合には、ナフタレ ンジカルボン酸が0.1〜50モル%の量で存在し且つテレフタル酸が50〜99.9モル %の量で存在することが好ましい。 コポリエステルは、1種またはそれ以上の前記ジカルボン酸から製造できる。 「ジカルボン酸」は、これらの酸の対応する酸無水物、エステル及び酸塩化物 を含むことを理解されたい。本発明の酸成分において、本明細書中で言及する酸 のモル%は合計100モル%に等しい。 本発明のグリコール成分において、本明細書中で言及するグリコールのモル% は、合計100モル%に等しい。一態様において、グリコール成分は、100モル%に 等しいグリコール成分の総モル%に基づき80〜100モル%のエチレングリコール である。 本発明において、本発明のポリエステルのグリコール成分は、1,4−シクロ ヘキサンジメタノールの異性体の1つを約50〜100モル%、好ましくは60〜100モ ル%、より好ましくは80〜100モル%、さらに好ましくは90〜100モル%含むのが 望ましい。 好ましくは、本発明のポリエステルは、1,4−シクロヘキサンジメタノール のシス−、トランス−またはシス/トランス混合物に基づくことができる。本発 明において有用な1,4−シクロヘキサンジメタノールはシス/トランス比が60 /40〜10/90、好ましくは50/50〜15/85、より好ましくは40/60〜25/75であ るのが望ましい。シス異性体のレベルが約60モル%より多い場合には、ポリエス テルの融点は低下しすぎて、耐熱性の用途には使用できない。トランス異性体の レベルが約90モル%より多い場合には、融点は分解点 の非常に近くまで上昇し、成形が実行不可能になる。 一態様において、グリコール成分は脂肪族または脂環式である。1,4−シク ロヘキサンジメタノールが本明細書中に記載したような他方のグリコールである 場合には、グリコール成分は1種またはそれ以上の別の脂肪族または脂環式グリ コールを40モル%まで、好ましくは20モル%まで、より好ましくは10モル%まで 含むことができる。 コポリエステルが1,4−シクロヘキサンジメタノール及びエチレングリコー ルを含む場合には、エチレングリコールは20モル%未満、より好ましくは10モル %未満の量で存在するのが望ましい。 本発明のブレンド中で有用なポリエステル樹脂は公知であり、市販されている 。これらの製造方法は例えば、米国特許第2,465,319号;第2,901,466号及び第3, 047,539号に記載されている。 一態様において、ポリエステルは、100%に等しい第1、第2及び第3のポリ マーの総重量%に基づき、好ましくは40〜90%またはガラス繊維が存在しない場 合には好ましくは40〜60%である。 本発明の範囲内で有用な市販ポリカーボネートは通常、グリコールをホスゲン 、ジブチルカーボネート及びジフェニルカーボネートのようなカーボネート源と 反応させることによって製造される。本発明のポリカーボネートは好ましくは、 ホスゲン、ジブチルカーボネートまたはジフェニルカーボネートと反応させられ た4,4’−イソプロピリデンジフェノール(ビスフェノール−A)に基づく。 これらのブレンドのビスフェノールAカーボネート成分は入手可能であり、広範 囲の分子量において有用であろう。別の態様において、ポリカーボネートは4, 4’−イソプロピリデンジフェノール、2,2,4,4−テトラメチル−1,3 −シクロブタンジオール、またはそれらの混合物のポリカーボネートを含む。 市販ビスフェノールAポリカーボネートの適当な例としては、General Electr ic製のLEXAN(商標)、及びMiles,Inc.製のMAKROLON(商標)が挙げられる。有 用なポリカーボネートの別の例は、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シ クロブタンジオールのポリカーボネートである。 このブレンドのポリカーボネート部分は、メルト中で、溶解して、または公知 の界面重合技術によって製造できる。適当な製造方法は米国特許第4,982,014号 及び第5,104,723号に開示されている。市販のポリカーボネートは通常、グリコ ールをカーボネート源、例えば、ホスゲン、ジブチルカーボネート及びジフェニ ルカーボネートと反応させることによって製造される。 本発明にかかるブレンドのポリカーボネート部分のインヘレント粘度は好まし くは25℃において重量比60/40のフェノール/テトラクロロエタン中で0.5g/10 0mLの濃度で測定した時に好ましくは約0.3〜約2.0(dL/g)、より好ましくは約0 .5〜約1.2dL/gである。 一態様において、ポリカーボネートは、100%に等しい第1、第2及び第3の ポリマーの総重量%に基づき、好ましくはポリマー成形用組成物の50〜95%また はガラス繊維が存在しない場合には好ましくは70〜95%である。 ポリエステル/ポリカーボネートの混合物も本発明において使用できる。これ らの混合物は、従来の技術、例えば、溶融加工技術によって製造できる。例えば 、ポリエステルのペレットをポリカーボネートのペレットと混合し、次いで、一 軸または二軸スクリュー押出機中で溶融ブレンドして、均質混合物を形成できる 。一態様において、ポリエステル/ポリカーボネート混合物は、100%に等しい 第1、第2及び第3のポリマーの総重量%に基づき総ポリマー成形 用組成物の好ましくは40〜95重量%である。 ポリマー成形用組成物の第2のポリマーは、少なくとも1種のα−オレフィン 、少なくとも1種のアクリル酸アルキル、及び少なくとも1種の不飽和エポキシ ドのモノマー単位に基づくコポリマーを含んでなる。 本発明の第2のポリマーにおいて有用なα−オレフィンは、炭素数が2〜10で あり、未置換であっても、1個またはそれ以上のアルキル、脂環式またはアリー ル部分で置換されていてもよい。有用なα−オレフィンの例としては、エチレン 、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−ペンテン、3−メチル−1−ペ ンテン、または1−オクテンが挙げられるが、これらに限定されない。好ましい 態様において、α−オレフィンは、エチレンまたはプロピレン、より好ましくは エチレンである。第2のポリマーのα−オレフィン部分は、第2のポリマーの成 分の総重量に基づき、好ましくは約40〜約90重量%、より好ましくは約55〜約75 重量%の量で存在する。 本発明の第2のポリマーにおいて有用なアクリレートとしては、アクリル酸ア ルキルが挙げられるがこれらに限定されない。本明細書中において使用する用語 「アクリル酸アルキル」は、メタクリル酸アルキルも含む。アクリル酸アルキル のアルキル基は、炭素数が好ましくは1〜10、より好ましくは1〜6である。ア クリル酸アルキルのアルキル部分としては、メチル、エチル、プロピル、イソプ ロピル、n−ブチル、イソブチル及び2−エチルヘキシルが挙げられるがこれら に限定されない。アルキル部分は好ましくは、メチル、n−ブチル及び2−エチ ルヘキシル、より好ましくはメチルである。第2のポリマーのアクリル酸アルキ ル部分はターポリマーの総重量に基づき約10〜約40重量%、好ましくは約15〜35 重量%の量で存在するのが望ましい。 第2のポリマーにおいて有用な不飽和エポキシドは炭素数が好ましくは4〜11 である。炭素数4〜11の不飽和エポキシドの例としては、グリシジルイタコネー ト、アリルグリシジルエーテル、ビニルグリシジルエーテル、グリシジルアクリ レート及びグリシジルメタクリレートが挙げられるがこれらに限定されない。 炭素数4〜11の、好ましい型の不飽和エポキシドは、1種またはそれ以上のα ,β−エチレン列不飽和カルボン酸の1種またはそれ以上のグリシジルエステル である。 α,β−エチレン列不飽和カルボン酸の1種またはそれ以上のグリシジルエス テルは、構造式I: (式中、Rは水素;炭素数約1〜約10のアルキル基;または置換グリシジルエス テル基を含む炭素数約1〜約10のアルキル基である)を有し、置換グリシジルエ ステル基を含むのが好ましい。 構造式Iを有するグリシジルエステルの例としては、グリシジルアクリレート 、グリシジルメタクリレート及びグリシジルイタコネートが挙げられるが、これ らに限定されない。好ましい態様において、構造式Iは、グリシジルメタクリレ ートまたはグリシジルアクリレート、より好ましくはグリシジルメタクリレート である。 第2のポリマーの不飽和エポキシドに関しては、エポキシドは第2のポリマー の総重量に基づき約1〜20重量%、好ましくは2〜10重量%の量で存在するのが 望ましい。 ポリマー成形用組成物の第2のポリマーは、100%に等しい第1、第2及び第 3のポリマーの総重量%に基づき、約1〜約20重量%、好ましくは約1〜約15重 量%、より好ましくは2〜約12重量%、 さらに好ましくは約2〜約10重量%のポリマー成形用組成物を含む。一態様にお いて、第2のポリマーはランダムターポリマーである。 一態様において、第2のポリマーの分子量は20,000よりも大きい。好ましい実 施態様において、第2のポリマーの分子量は約70,000〜約100,000である。 一態様において、第2のポリマーはE−MA−GMA(エチレン−アクリル酸メチル −グリシジルメタクリレート)であり、 (a)Eは、第2のポリマーE−MA−GMAの40〜90重量%のエチレンから形成 された基であり; (b)MAは、第2のポリマーE−MA−GMAの10〜40重量%、好ましくは15〜35 重量%、最も好ましくは20〜35重量%のアクリル酸メチルから形成された基であ り;そして (c)GMAは、第2のポリマーE−MA−GMAの1〜20重量%、好ましくは2〜10 重量%、最も好ましくは3〜8重量%のグリシジルメタクリレートから形成され た基である。 好ましい態様において、第3のポリマーはポリマー成形用組成物の約2〜約20 重量%であり、少なくとも1種のα−オレフィン及び少なくとも1種のアクリル 酸アルキルのモノマー単位からなる。一態様において、第3のポリマーはランダ ムコポリマーである。 本発明の第3のポリマーにおいて有用なα−オレフィンは、炭素数が2〜10で あり、未置換であっても、1種またはそれ以上の脂肪族、脂環式またはアリール 部分で置換されていてもよい。有用なα−オレフィンの例としては、エチレン、 プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−ペンテン、3−メチル−1−ペン テン、または1−オクテンが挙げられるがこれらに限定されない。好ましい態様 において、第3ポリマーのためのα−オレフィンは、エチレンまた はプロピレン、より好ましくはエチレンである。第3のポリマーのα−オレフィ ン部分は、第3のポリマーの総重量に基づき約50〜約90重量%、好ましくは約65 〜約85重量%の量で存在する。 アクリル酸アルキルのアルキル基は炭素数が1〜10、好ましくは1〜6である 。第3のポリマーのアクリル酸アルキル部分のアルキル部分は好ましくは、メチ ル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル及び2−エチル ヘキシルからなる群から選ばれる。アルキル部分は好ましくは、メチル、n−ブ チル及び2−エチルヘキシル、より好ましくはメチルである。第3のポリマーの アクリル酸アルキル部分は、第3のポリマーの総重量に基づき約10〜約50重量% 、好ましくは約15〜約40重量%の量で存在する。 一態様において、第3のポリマーの分子量は20,000より大きい。別の態様にお いて、第2のポリマーの分子量は約70,000〜約100,000である。 別の態様において、第3のポリマーのアクリル酸アルキル及びα−オレフィン 部分は、第2のポリマーのアクリル酸アルキル及びα−オレフィン部分と同一か または実質的に同一である。 一態様において、本発明のポリマー成形用組成物は第3のポリマーE−RAを約 2〜約20重量%、好ましくは約2〜約15重量%、最も好ましくは約3〜約10重量 %含み、 (a)Eは、第3のポリマーE−RAの50〜90重量%のエチレンから形成された 基であり;且つ (b)RAは、第3のポリマーE−RAの10〜50重量%、好ましくは15〜40重量% 、最も好ましくは20〜35重量%のアクリル酸アルキルから形成された基であり、 アルキル部分はメチル、エチル、n−ブチル、イソブチル、2−エチルヘキシル などである。 本発明の組成物に使用するエチレンコポリマーは、直接共重合に よって、例えば、遊離基重合開始剤の存在下、高温、好ましくは100〜270℃、最 も好ましくは130〜230℃、高圧、好ましくは少なくとも70MPa、最も好ましくは1 40〜350MPaにおけるエチレン、グリシジルメタクリレート及びアクリル酸メチル の共重合によって製造できる。 一態様において、本発明のポリマー成形用組成物は、100%に等しい第1、第 2及び第3のポリマーの総重量%に基づき、総組成物の40〜90重量%の第1のポ リマー、総組成物の9〜40重量%の第2のポリマー及び総組成物の1〜20重量% の第3のポリマーを含んでなる。 別の態様において、本発明のポリマー成形用組成物は、ポリエステル及び/ま たはポリカーボネートからなる第1のポリマー;その40〜90重量%がα−オレフ ィン、その9〜40重量%がアクリル酸アルキル及びその1〜20重量%が不飽和エ ポキシドからなる第2のポリマー;ならびにその50〜90重量%がα−オレフィン 及びその10〜50重量%がアクリル酸アルキルからなる第3のポリマーからなり、 第1、第2及び第3のポリマーの合計が100%となる。 本発明の好ましい実施態様において、ポリマー成形用組成物は、 (a)テレフタル酸及び1,4−シクロヘキサンジメタノールから誘導される 反復単位を含む、インヘレント粘度が約0.5〜2.0g/dLのポリエステルからなる 第1のポリマー; (b)エチレン、グリシジルメタクリレート及びアクリル酸メチルに基づく第 2のポリマー、好ましくは約9〜40重量%;ならびに (c)エチレン、及びアルキル部分が好ましくはメチル、エチル、n−ブチル 、イソブチル、2−エチルヘキシルなどであるアクリル酸アルキルの第3のポリ マー、好ましくは約1〜20重量% からなり、成分(a),(b)及び(c)の合計は100%である。 本発明はさらに、 (a)ポリカーボネート、または総炭素数3〜16の脂肪族ジカルボン酸、炭素 数7〜12の脂環式ジカルボン酸、総炭素数8〜16の芳香族ジカルボン酸及びそれ らの組み合わせからなる群から選ばれる1種またはそれ以上のジカルボン酸から なるジカルボン酸成分、ならびに炭素数2〜18の1種またはそれ以上のグリコー ル、炭素数4〜12の1種またはそれ以上のグリコールエーテル及びそれらの組み 合わせからなるグリコール成分から誘導される反復単位からなるポリエステル; (b)1種またはそれ以上のα−オレフィン、1種またはそれ以上のアクリル 酸アルキル及び炭素数4〜11の1種またはそれ以上の不飽和エポキシドに基づく ランダムターポリマー約1〜約20重量%;ならびに (c)1種またはそれ以上のα−オレフィン及び1種またはそれ以上のアクリ ル酸アルキルからなるランダムコポリマー約2〜約20重量% からなるポリマー成形用組成物に関し、前記重量%は100重量%に等しいポリマ ー成形用組成物の成分の総重量%に基づく。 本発明において使用するガラス繊維は通常、平均標準直径が5μより大きい。 ガラスフィラメントの長さや、ガラスフィラメントを束ねて繊維とし、次に、繊 維を束ねて糸、ロープまたはロービングなどとするかどうかは本発明には重要で はない。しかし、本発明組成物の製造のためには、長さが約1.5mm〜約10mm、好 ましくは6mm未満のチョップトストランドの形態のフィラメントガラスを使用す るのが好ましい。組成物のペレット及び成形品においては、配合の間にかなりの 破砕が起こるので、さらに短い長さが生じる。しかし、フィラメントの長さが0. 03mm〜1mmである射出成形品が最良の性 質を示すので、これは望ましい。特に好ましいのは、平均標準直径が5μ超、好 ましくは5〜14μであり、成形品に分散された平均フィラメント長が0.15〜0.4mm ガラス繊維である。 従って、ガラスフィラメントは均一に分散され、成形品は、均一で釣り合いの とれた機械的性質、特に表面平滑性を示す。 ガラス繊維の量は、総組成物に基づき10〜50重量%まで、最も好ましくは10〜 40重量%まで広く変化できる。これらのガラス繊維は通常は、カップリング剤、 例えば、アミノシラン及びエポキシシランならびにチタネート、さらに定着剤、 例えば、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、セルロース樹脂、澱粉、シアヌレートな どでサイジングすることができる。 一態様において、ガラス繊維がポリマー成形用組成物中に存在する場合には、 ポリエステルは好ましくは、100%に等しい第1、第2及び第3のポリマーの総 重量%に基づき、総組成物の75〜85重量%である。別の態様において、ガラス繊 維がポリマー成形用組成物中に存在する場合には、ポリカーボネートは好ましく は、100%に等しい第1、第2及び第3のポリマーの総重量%に基づき、総組成 物の50〜80重量%である。 本発明の好ましい態様において、ポリマー成形用組成物は、 (a)テレフタル酸及び1,4−シクロヘキサンジメタノールから誘導される 反復単位を含む、インヘレント粘度が約0.5〜2.0g/dLのポリエステルからなる 第1のポリマー; (b)ガラス繊維、好ましくは総組成物の約10〜40重量%; (c)エチレンとグリシジルメタクリレート及びアクリル酸メチルに基づくラ ンダムポリマーである第2のポリマー、好ましくは約1〜20重量%;ならびに (d)エチレン、及びアルキル部分が好ましくはメチル、エチル 、n−ブチル、イソブチル、2−エチルヘキシルなどであるアクリル酸アルキル のランダムポリマーである第3のポリマー、好ましくは約2〜20重量% からなり、成分(a)〜(d)の合計は100%である。 他の添加剤、例えば、安定剤、崩壊(すなわち、酸化崩壊、加水分解崩壊、熱 崩壊及び紫外線崩壊)の抑制剤;難燃剤;繊維充填材及び粒状充填材;強化材; 滑剤;離型剤;成核剤;及び着色剤(すなわち、染料及び顔料)もこのような配 合物中において望ましいであろうことが理解される。このような添加剤は一般に 、前記ポリマー組成物の総重量に基づき0.1〜約20重量%の量で存在する。 有用な難燃剤としては、臭素化ポリスチレン;デカブロモジフェニルオキシド ;及び1,2−ビス(テトラブロモフタルイミド)エタンとアンチモン酸ナトリ ウムまたは酸化アンチモンとの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されな い。 ガラス繊維の他に有用であろう他の強化剤の例としては、炭素繊維、マイカ、 クレイ、タルク、ウォラストナイト、炭酸カルシウムまたはそれらの組み合わせ が挙げられるが、これらに限定されない。本発明のポリマー組成物は、ガラスと 前述の他の強化剤、例えば、マイカもしくはタルクとの混合物、ならびに/また は他の添加剤によって強化することができる。 強化剤を含む本発明のポリマー組成物は、約30〜120℃の成形温度で成形でき 、従って、高価な金型加熱装置を必要とせずに容易に成形できる。本発明のガラ ス繊維入りポリマー組成物の好ましい成形温度は50〜110℃の範囲である。 本発明において記載した改良された流動性を有する組成物は、一般に混練ブロ ック、混合部材及び高剪断力を発生させるための少なくとも1つのリバースピッ チを有するWerner-Pfleiderer押出機の ような多軸スクリュー押出機中においてマトリックス樹脂PCT及び2種のコポリ マーを密閉系で溶融ブレンドして均質混合物とすることによって製造できる。こ の組成物のブレンドには、他の常用の可塑化装置、ブラベンダー、バンバリーミ ルなどを使用できる。あるいは、ブレンドは、成分を一緒にドライブレンドして から、乾燥混合物を押出によって溶融成形加工することによって製造できる。 本発明の強化ポリマー組成物から、熱可塑性樹脂製品の成形加工において使用 される常用の成形法によって、広範囲の有用な製品、例えば、電気及び電子コネ クターのような成形品、ならびに管材料、フィルム、シート、繊維及び積層品の ような押出形材を製造することができる。 本発明をさらに、その好ましい実施態様の以下の実施例によって説明すること ができるが、これらの例は、単に説明のために記載するのであって、特に断らな い限り、本発明の範囲を限定するものではない。出発原料は特に断らない限り、 市販されているものである。本明細書中で言及する百分率は、特に断らない限り 重量%である。 実施例 溶融粘度、耐衝撃性、引張靱性及び曲げ靱性ならびにHDTを、好ましい対象で ある全ての組成物スペースにわたって精密に示すために、統計学的に設計された 実験を行った。2変量中央複合設計(two variable central composite design) の変動を生成し、RS/Discover(BBN Doamin Software,MA)を用いてランダム化 した。マトリックスポリエステル、ポリ(1,4−シクロヘキサンテレフタレー ト)のレベルは、0から20%まで変動する添加強化系の総量に応じて、74%から 54%まで変動させた。強化系の組成は、エチレン−ア クリル酸メチル−グリシジルメタクリレート(E−MA−GMA)ターポリマー(Elf-At ochem製のLotader 8900,MA 25%とGMA 8%とのランダムターポリマー)100%及 びE−MA(E1f-Atochem製のLotryl 24MA07,MAが24%であるランダムコポリマー) 0%からE−MA−GMA0%及びE−MA 100%まで独立して変動させた。製造された 組成物では、Owens-Corning製のガラス繊維492AA 20%;Uniplex 809可塑剤(ポ リエチレングリコールの末端がヘキサン酸エチルエステルとなるように、ヘキサ ン酸エチルで末端キャップされたヒドロキシル官能ポリエチレングリコールであ るポリアルキレンエーテル)5.75%;Unitex製のポリ(エチレングリコール)の ビス(2−エチルヘキサノエート);及びカーボンブラック、ブラックパール(B lack Pearls)800 0.25%が固定されていた。20種の組成物を、混練部材、Bersto rff混合部材及び3つのタービンを有する、同時回転、かみ合い二軸スクリュー 押出機、Werner-Pfleiderer ZSK−30中で300℃において、減量較正供給装置(cal ibrated Ioss in weight feeder)を用いて配合した。ダイから出た高温のストラ ンドを水中で急冷し、ペレット化し、次いで、乾燥オーブン中で100℃において 一夜乾燥させ、バレル温度が300℃に及び試験片金型が100℃に設定されたBoy 50 −S射出成形機で成形した。 成形された試験片を、約25℃及び相対湿度50%で以下の試験法を用いて試験し た: (1)Izod衝撃強さ、ノッチなし:ASTM D−256 (2)引張試験:ASTM D−638 (3)曲げ試験:ASTM D−790 (4)加熱撓み温度(HDT)、負荷264psi下:ASTM D−648 (5)溶融粘度:真空オーブン中で100℃において一夜乾燥されたペレットに ついて、Gottfertレオメーターを用いて、3 05℃において直径1.0mm及び長さ15mmの細管を通して400s-1の剪断応力下で5分 後に測定 実際の試験の結果を実験順に表1に示す。報告した数字は、Izod、引張及び曲 げ試験の各々については5個の試験片の平均であり、HDTについては2個の試験 片の平均である。ノッチなし試験片についてのIzod衝撃条件下での破壊は全て、 完全破壊であった。従って、平均値の使用は信頼性があると言える。 Izod衝撃強さの他に、よく認められる別の靱性の尺度(Bucknall参照)は、引 張及び曲げ試験から得られる応力−歪み曲線下の面積である。この面積(単位Jo ule×10-2またはcJ)は、ASTMに規定された試験条件下で破壊が起こる点まで引 張試験片の伸びまたは曲げ試験片の曲げを行わせるに必要なエネルギーまたは仕 事を表す。組成:ポリ(1,4−シクロヘキサンテレフタレート);強化系−E−MA−GMA +E−MA(E−MA=Elf AtochemのLotryl 24MA07、及びE−MA−GMA=Elf-Atoche mのLotader 8900;GMA=E−MA−GMAである強化系の重量%;さらに、Owens Cor ning 492AAガラス繊維20%;PEG基材可塑剤であるUniplex 809 5.8%;ならびに カーボンブラック0.3%。 総計学的設計を行う本質的重要性は、測定される特性(反応)の輪郭プロット (contour plot)及びそれに最小二乗法を適合させる等式が以下の2つの変量の 関数として得られることであり: 1.添加する強化系 2.E−MA−GMAである強化系の%(=100−EMA) これらは、組成変動、すなわち、 1.0から20%の添加強化系 2.それを構成する0から100%のE−MA−GMA(または100〜1%のE−MA) の全範囲にわたるこれらの特性の挙動を説明する。 表1に示したデータに関するこの分析操作は、RS/Explore(BBN Domainソフト ウェア)を用いて行った。実際のデータ(表1の20「点」からの)に対する、得 られた二次方程式の相関係数は極めて高い。 2 溶融粘度 0.973 Izod衝撃強さ 0.950 引張靱性 0.939 曲げ靱性 0.936 HDT 0.958 これらの式を用いて、特性値のテーブルを計算(内挿)して、こ の2成分強化系の予想外の利点を示す。最初に、比較として、表2の例は、主な 問題の特性に対するE−MA−GMA単独の効果を示す。 表2(比較)からわかるように、ポリエステル、例えば、ガラス繊維強化ポリ (1,4−シクロヘキサンテレフタレート)(GFR PCT)中のE−MA−GMAの量を増 加させるとIzod衝撃ならびに引張及び曲げ靱性は増大する。 GFR PCTにコポリマーE−MAのみを添加することによって得られた特性値を 示す表3(比較)において、ゴム状E−MAによる強化もまた明らかであるが、そ の程度ははるかに低い。E−MA単独の添加では、11.4ft−lbs/inを越えるIzod 衝撃靱性(または引張靱性>36cJ、もしくは曲げ靱性>55cJ)は得られない。 あるレベルの靱性、例えば、Izod衝撃強さ=14ft−lbs/inを示す全ての組成 物に関して、本特許の主題である強化系の挙動を説明する連立方程式を解くこと によって、意外な結果が得られる。 意外なことに、「強化パッケージ」中にE−MA−GMAとE−MAを組み合わせる ことによって、この一定レベルの靱性の場合に溶融粘度の極小及び極大HDTが得 られる。靱性のその他の尺度、引張及び曲げは各々の極大ではないが、Izod衝撃 =14ft−lbs/inによって規定される組成物スペースのこの部分において、これ らの反応は比較的平坦であるので、値は極大に近い。 さらにまた、E−MA−GMAとE−MAとは一緒になって、これらの成分のいずれ か単独では得られない予想外の利点を示す。 40または45cJの引張靱性を示す組成物に関する他の特性の挙動の輪郭プロット 及び適合等式に目を向けて、表6は、E−GA−GMAとE−MAを共に含む、溶融粘 度及びHDTに関する最適組成物は示す。 靱性の第3の尺度である、破壊点曲げエネルギーまたは仕事(cJ)に関して、 溶融粘度及びHDTに関して最適である組成物は、E−GA−GMAとE−MAを共に含む 。 溶融粘度がある許容最大値より大きい材料を複雑な金型に充填すると、必ず崩 壊及び機械的性質の低下が起きる場合がある。このような場合には、その極限溶 融粘度について達成可能な最適靱性を知ることが有用であろう。表8は、中央複 合設計実験の結果からさらに得られるこのような例を示す。 前述の通り、E−MA−GMAとE−MAを共に含むPCTは、靱性及びIzod衝撃強さに 関して最良の結果をもたらす。 本発明を、特にその好ましい実施態様に関して詳述したが、本発明の精神及び 範囲内で変更及び修正が可能なことを理解されたい。さらに、前述の全ての特許 、特許出願(公告または未公告、外国または国内)、参考文献または他の刊行物 を、本発明の実施に関連する全ての開示について参照することによって本明細書 中に取り入れる。
【手続補正書】 【提出日】平成12年2月7日(2000.2.7) 【補正内容】 1) 明細書第14頁第12〜13行「Rは水素;…アルキル基である」を『Rは 水素又は炭素数約1〜約10のアルキル基である』と補正する。 明細書第32頁最下行のあとに以下の文を加入する。 『以下に、本発明の具体的な態様を列挙する。 1.(a)ポリエステル、ポリカーボネート、またはそれらの混合物を含む第 1のポリマー; (b)少なくとも1種のα−オレフィン、少なくとも1種の第1のアクリル酸 アルキル、及び少なくとも1種の不飽和エポキシドを含む第2のポリマー;なら びに (c)少なくとも1種の第2のα−オレフィン及び少なくとも1種の第2のア クリル酸アルキルを含む第3のポリマー を含んでなるポリマー成形用組成物。 2.前記ポリエステルが、 (i)総炭素数3〜16の脂肪族ジカルボン酸、総炭素数7〜12の脂環式ジカル ボン酸、総炭素数8〜16の芳香族ジカルボン酸またはそれらの混合物の1種また はそれ以上のジカルボン酸からなるジカルボン酸成分、ならびに (ii)総炭素数2〜18の1種もしくはそれ以上のグリコール、総炭素数4〜12 のグリコールエーテルまたはそれらの組み合わせからなるグリコール成分 から誘導される反復単位を含んでなる態様1に記載の組成物。 3.前記脂肪族ジカルボン酸が、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシ ン酸、スベリン酸、2,2,4−トリメチルアジピン酸または1,12−ドデカン 二酸を含み;前記脂環式ジカルボン酸が1,2−、1,3−または1,4−シク ロヘキサンジカルボン酸を含み;且つ前記芳香族カルボン酸か、テレフタル酸、 イソフタル酸、フタル酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレ ンジカルボン酸、4,4’−ビフェニルジカルボン酸、2−ブロモテレフタル酸 、2,5−ジブロモテレフタル酸またはテトラクロロフタル酸を含む態様2に記 載の組成物。 4.前記反復単位(i)がテレフタル酸またはテレフタル酸ジメチルから誘導 される態様2に記載の組成物。 5.前記反復単位が、100モル%に等しいポリエステルの酸成分の総モル%に 基づき75〜100モル%のテレフタレート部分から誘導される態様2に記載の組成 物。 6.前記反復単位が、100モル%に等しいポリエステルの酸成分の総モル%に 基づき95〜100モル%のテレフタレート部分から誘導される態様2に記載の組成 物。 7.前記ジカルボン酸が、100モル%に等しいポリエステルの酸成分の総モル %に基づき、80〜99.9モル%の量のテレフタル酸またはテレフタル酸ジメチル及 び0.1〜20モル%のイソフタル酸を含んでなる態様2に記載の組成物。 8.前記グリコール成分が脂肪族または脂環式である態様2に記載の組成物。 9.前記グリコール成分が、100モル%に等しいポリエステルのグリコール成 分の総モル%に基づき、20モル%以下の1種またはそれ以上の他の脂肪族または 脂環式グリコールを含んでなる態様8に記載の組成物。 10.前記グリコール成分が、100モル%に等しいポリエステルのグリコール成 分の総モル%に基づき、10モル%以下の1種またはそれ以上の他の脂肪族または 脂環式グリコールを含んでなる態様8に記載の組成物。 11.前記グリコール成分が、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール 、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、2,2−ジメチル−1 ,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ペンタンジオール、ネオ ペンチルグリコール、1,2−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサ ンジオール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジ メタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、(3,8)−ビス(ヒドロ キシメチル)−トリシクロ−〔5.2.1.0〕−デカン、(4,8)−ビス( ヒドロキシメチル)−トリシクロ−〔5.2.1.0〕−デカン、(5,8)− ビス(ヒドロキシメチル)−トリシクロ−〔5.2.1.0〕−デカン、テトラ メチルシクロブタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール 、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリエチレングリコー ルまたはそれらの混合物を含んでなる態様2に記載の組成物。 12.前記グリコール成分が、エチレングリコールまたは1,4−シクロヘキサ ンジメタノールからなる態様2に記載の組成物。 13.前記グリコール成分が、エチレングリコールである態様2に記載の組成物 。 14.前記グリコール成分が、1,4−シクロヘキサンジメタノールである態様 2に記載の組成物。 15.前記グリコール成分が、100モル%に等しいポリエステルのグリコール成 分の総モル%に基づき、80〜100モル%のエチレングリコールである態様2に記 載の組成物。 16.前記グリコール成分が、100モル%に等しいポリエステルのグリコール成 分の総モル%に基づき、90〜100モル%のエチレングリコールである態様2に記 載の組成物。 17.前記グリコール成分が、100モル%に等しいポリエステルのグリコール成 分の総モル%に基づき、50〜100モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール である態様2に記載の組成物。 18.前記グリコール成分が、100モル%に等しいポリエステルのグリコール成 分の総モル%に基づき、80〜100モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール である態様2に記載の組成物。 19.前記グリコール成分が、シス/トランス比60/40〜10/90の1,4−シク ロヘキサンジメタノールを含んでなる態様2に記載の組成物。 20.前記グリコール成分が、シス/トランス比40/60〜25/75の1,4−シク ロヘキサンジメタノールを含んでなる態様2に記載の組成物。 21.前記反復単位が、テレフタル酸またはテレフタル酸ジメチルならびにエチ レングリコール及び1,4−シクロヘキサンジメタノールからなる群から選ばれ たグリコールを含んでなる態様2に記載の組成物。 22.前記ポリエステルが、25℃において重量比60/40のフェノール/テトラク ロロエタン中で0.5g/100mLの濃度で測定した時に約0.2〜約2.4dL/gのインヘ レント粘度を有する態様1に記載の組成物。 23.前記ポリエステルが、25℃において重量比60/40のフェノール/テトラク ロロエタン中で0.5g/100mLの濃度で測定した時に約0.5〜約1.2dL/gのインヘ レント粘度を有する態様1に記載の組成物。 24.前記ポリエステルが、100%に等しい第1、第2及び第3のポリマーの総 重量%に基づき、総組成物の40〜90重量%である態様1に記載の組成物。 25.前記ポリカーボネートが4,4’−イソプロピリデンジフェノール、2, 2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオールまたはそれらの混合 物のポリカーボネートを含んでなる態様1に記載の組成物。 26.前記ポリカーボネートが、25℃において重量比60/40のフェノール/テト ラクロロエタン中で0.5g/100mLの濃度で測定した時に約0.3〜約2.0dL/gのイ ンヘレント粘度を有する態様1に記載の組成物。 27.前記ポリカーボネートが、25℃において重量比60/40のフェノール/テト ラクロロエタン中で0.5g/100mLの濃度で測定した時に約0.5〜約1.2dL/gのイ ンヘレント粘度を有する態様1に記載の組成物。 28.前記ポリカーボネートが、100%に等しい第1、第2及び第3のポリマー の総重量%に基づき、総組成物の50〜95重量%である態様1に記載の組成物。 29.第1及び第2のα−オレフィンが独立して、未置換α−オレフィンまたは 1個もしくはそれ以上のアルキル、脂環式もしくはアリール部分で置換されたα −オレフィンを含む態様1に記載の組成物。 30.第1及び第2のα−オレフィンが独立して、エチレン、プロピレン、1− ブテン、1−ヘキセン、1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、1−オクテ ンまたはそれらの混合物を含む態様29に記載の組成物。 31.第1及び第2のα−オレフィンが独立して、プロピレンまたはエチレンか らなる態様29に記載の組成物。 32.第1及び第2のα−オレフィンが共にエチレンである態様29に記載の組成 物。 33.第1のα−オレフィンがエチレンであり且つ第1のアクリル酸アルキルが アクリル酸メチルである態様1に記載の組成物。 34.第2のポリマーの第1のα−オレフィンが第2のポリマーの40〜90重量% である態様1に記載の組成物。 35.第2のポリマーの第1のα−オレフィンが第2のポリマーの55〜75重量% である態様1に記載の組成物。 36.第3のポリマーの第2のα−オレフィンが第3のポリマーの50〜90重量% である態様1に記載の組成物。 37.第3のポリマーの第2のα−オレフィンが第3のポリマーの65〜85重量% である態様1に記載の組成物。 38.第1及び第2のアクリル酸アルキルが独立して、アクリル酸メチル、アク リル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n− ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸2−エチルヘキシルまたはそれらの 混合物を含む態様1に記載の組成物。 39.第1及び第2のアクリル酸アルキルがアクリル酸メチルである態様1に記 載の組成物。 40.第2のポリマーの第1のアクリル酸アルキルが第2のポリマーの10〜40重 量%である態様1に記載の組成物。 41.第2のポリマーの第1のアクリル酸アルキルが第2のポリマーの15〜35重 量%である態様1に記載の組成物。 42.第3のポリマーの第2のアクリル酸アルキルが第3のポリマーの10〜50重 量%である態様1に記載の組成物。 43.第3のポリマーの第2のアクリル酸アルキルが第3のポリマーの15〜40重 量%である態様1に記載の組成物。 44.前記不飽和エポキシドの総炭素数が4〜11である態様1に記載の組成物。 45.前記不飽和エポキシドが、1種またはそれ以上のα,β−エチレン列不飽 和カルボン酸の1種またはそれ以上のグリシジルエステルを含む態様1に記載の 組成物。 46.前記不飽和エポキシドが式I: (式中、Rは、水素、炭素数約1〜約10のアルキル基、または置換グリシジルエ ステル基を有する炭素数約1〜約10のアルキル基である) の構造を有する態様1に記載の組成物。 47.前記不飽和エポキシドが、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリ レート、グリシジルイタコネート、アリルグリシジルエーテル、ビニルグリシジ ルエーテルまたはそれらの混合物を含む態様1に記載の組成物。 48.前記不飽和エポキシドがグリシジルメタクリレートである態様1に記載の 組成物。 49.前記不飽和エポキシドが、第2のポリマーの1〜20重量%である態様1に 記載の組成物。 50.前記不飽和エポキシドが、第2のポリマーの2〜10重量%である態様1に 記載の組成物。 51.第2のα−オレフィンがエチレンであり且つ第2のアクリル酸アルキルが アクリル酸メチルである態様1に記載の組成物。 52.第2及び第3のポリマーの分子量が20,000より大きい態様1に記載の組成 物。 53.第2及び第3のポリマーの分子量が70,000〜100,000である態様1に記載 の組成物。 54.第1のポリマーが、100%に等しい第1、第2及び第3のポリマーの総重 量%に基づき、総組成物の40〜90重量%であり、第2のポリマーが総組成物の9 〜40重量%であり且つ第3のポリマーが総組成物の1〜20重量%である態様1に 記載の組成物。 55.前記ポリエステルが、テレフタル酸またはテレフタル酸ジメチルとエチレ ングリコールまたは1,4−シクロヘキサンジメタノールとの反応生成物からな り、第2のポリマーが、エチレン、アクリル酸メチル及びグリシジルメタクリレ ートのターポリマーからなり、且つ第3のポリマーがエチレンとアクリル酸メチ ルとのコポリマーを含む態様1に記載の組成物。 56.前記組成物が、 (a)テレフタル酸及び1,4−シクロヘキサンジメタノールから誘導された 反復単位を含む、インヘレント粘度が約0.5〜2.0g/dLのポリエステルを含む第 1のポリマー; (b)エチレン、グリシジルメタクリレート及びアクリル酸メチルに基づく第 2のポリマー;ならびに (c)エチレン及びアクリル酸アルキルの第3のポリマー を含む態様1に記載の組成物。 57.ガラス繊維をさらに含んでなる態様1に記載の組成物。 58.前記ガラス繊維が総組成物の10〜50重量%である態様57に記載の組成物。 59.前記ガラス繊維が総組成物の10〜40重量%である態様57に記載の組成物。 60.前記ガラス繊維が5μより大きい平均標準直径を有する態様57に記載の組 成物。 61.ガラス繊維の平均標準直径が5μ〜14μである態様57に記載の組成物。 62.ガラス繊維の長さが0.15〜0.4mmである態様57に記載の組成物。 63.前記組成物が、 (a)テレフタル酸及び1,4−シクロヘキサンジメタノールから誘導される 反復単位を含む、インヘレント粘度が約0.5〜2.0g/dLのポリエステルを含む第 1のポリマー; (b)ガラス繊維; (c)エチレンとグリシジルメタクリレート及びアクリル酸メチルに基づくラ ンダムポリマーである第2のポリマー;ならびに (d)エチレン及びアクリル酸アルキルのランダムポリマーである第3のポリ マー を含んでなる態様57に記載の組成物。 64.第1のポリマーが、第1のポリマー、第2のポリマー、第3のポリマー及 びガラス繊維の総重量%に基づき、総組成物の75〜85重量%のポリエステルであ る態様57に記載の組成物。 65.第1のポリマーが、第1のポリマー、第2のポリマー、第3のポリマー及 びガラス繊維の総重量%に基づき、総組成物の50〜80重量%のポリカーボネート である態様57に記載の組成物。 66.前記ガラス繊維が、第1のポリマーが、第1のポリマー、第2のポリマー 、第3のポリマー及びガラス繊維の総重量%に基づき、総組成物の約10〜40重量 %であり、第2のポリマーが約1〜20重量%であり、且つ第3のポリマーが約2 〜20重量%のである態様57に記載の組成物。 67.安定剤;酸化崩壊、加水分解崩壊、熱崩壊もしくは紫外線崩壊の抑制剤; 難燃剤;繊維充填材及び粒状充填材;強化材;滑剤;離型剤;成核剤;着色剤; またはそれらの混合物の添加剤をさらに含んでなる態様1に記載の組成物。 68.前記添加剤が総組成物の0.1〜20重量%である態様67に記載の組成物。 69.前記難燃剤が、臭素化ポリスチレン;デカブロモジフェニルオキシド;ま たは1,2−ビス(テトラブロモフタルイミド)エタンとアンチモン酸ナトリウ ムもしくは酸化アンチモンとの組み合わせを含んでなる態様67に記載の組成物。 70.前記強化材が、炭素繊維、マイカ、クレイ、タルク、ウォラストナイト、 炭酸カルシウムまたはそれらの混合物を含んでなる態様67に記載の組成物。 71.前記組成物が30〜120℃の成形温度を有する態様1に記載の組成物。 72.前記組成物が50〜110℃の成形温度を有する態様1に記載の組成物。 73.(a)総炭素数3〜16の脂肪族ジカルボン酸、炭素数7〜12の脂環式ジカ ルボン酸、総炭素数8〜16の芳香族ジカルボン酸及びそれらの組み合わせからな る群から選ばれる1種またはそれ以上のジカルボン酸からなるジカルボン酸成分 、ならびに炭素数2〜18の1種またはそれ以上のグリコール、炭素数4〜12の1 種またはそれ以上のグリコールエーテル及びそれらの組み合わせからなるグリコ ール成分から誘導される反復単位を含んでなるポリエステル、またはポリカーボ ネート、 (b)1種またはそれ以上のα−オレフィン、1種またはそれ以上のアクリル 酸アルキル及び炭素数4〜11の1種またはそれ以上のの不飽和エポキシドに基づ き約1〜約20重量%のランダムターポリマー、ならびに (c)1種またはそれ以上のα−オレフィン及び1種またはそれ以上のアクリ ル酸アルキルを含むランダムコポリマー約2〜約20重量% を含んでなるポリマー成形用組成物(前記重量%は、100重量%に等しい前記ポ リマー成形用組成物の成分の総重量%に基づく)。 74.態様1に記載の組成物から成形された熱可塑的に成形された成形品。 75.前記成形品が、電気導体、電子伝導体、管、フィルム、シート、繊維また は積層品である態様74に記載の成形品。』 2)請求の範囲を別紙の通り補正する。 請求の範囲 1.(a)ポリエステル、ポリカーボネート、またはそれらの混合物を含む第 1のポリマー; (b)少なくとも1種のα−オレフィン、少なくとも1種の第1のアクリル酸 アルキル、及び少なくとも1種の不飽和エポキシドを含む第2のポリマー;なら びに (c)少なくとも1種の第2のα−オレフィン及び少なくとも1種の第2のア クリル酸アルキルを含む第3のポリマー を含んでなるガラス繊維を含むポリマー成形用組成物。 2.前記ポリエステルが、 (i)総炭素数3〜16の脂肪族ジカルボン酸、総炭素数7〜12の脂環式ジカル ボン酸、総炭素数8〜16の芳香族ジカルボン酸またはそれらの混合物の1種また はそれ以上のジカルボン酸からなるジカルボン酸成分、ならびに (ii)総炭素数2〜18の1種もしくはそれ以上のグリコール、総炭素数4〜12 のグリコールエーテルまたはそれらの組み合わせからなるグリコール成分から誘 導される反復単位を含んでなる請求の範囲第1項に記載の組成物。 3.前記脂肪族ジカルボン酸が、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシ ン酸、スベリン酸、2,2,4−トリメチルアジピン酸または1,12−ドデカン 二酸を含み;前記脂環式ジカルボン酸が1,2−、1,3−または1,4−シク ロヘキサンジカルボン酸を含み;且つ前記芳香族カルボン酸が、テレフタル酸、 イソフタル酸、フタル酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレ ンジカルボン酸、4,4’−ビフェニルジカルボン酸、2−ブロモテレフタル酸 、2,5−ジブロモテレフタル酸またはテトラクロロフタル酸を含む請求の範囲 第2項に記載の組成物。 4.前記反復単位(i)がテレフタル酸またはテレフタル酸ジメチルから誘導 される請求の範囲第2項に記載の組成物。 5.前記反復単位が、100モル%に等しいポリエステルの酸成分の総モル%に 基づき75〜100モル%のテレフタレート部分から誘導される請求の範囲第2項に 記載の組成物。 6.前記反復単位が、100モル%に等しいポリエステルの酸成分の総モル%に 基つき95〜100モル%のテレフタレート部分から誘導される請求の範囲第2項に 記載の組成物。 7.前記ジカルボン酸が、100モル%に等しいポリエステルの酸成分の総モル %に基づき、80〜99.9モル%の量のテレフタル酸またはテレフタル酸ジメチル及 び0.1〜20モル%のイソフタル酸を含んでなる請求の範囲第2項に記載の組成物 。 8.前記グリコール成分が、100モル%に等しいポリエステルのグリコール成 分の総モル%に基づき、20モル%以下の1種またはそれ以上の他の脂肪族または 脂環式グリコールを含んでなる請求の範囲第2項に記載の組成物。 9.前記グリコール成分が、1,4−シクロヘキサンジメタノールである請求 の範囲第2項に記載の組成物。 10 前記反復単位が、テレフタル酸またはテレフタル酸ジメチルならびにエチ レングリコール及び1,4−シクロヘキサンジメタノールからなる群から選ばれ たグリコールを含んでなる請求の範囲第2項に記載の組成物。11 前記ポリエステルが、25℃において重量比60/40のフェノール/テトラク ロロエタン中で0.5g/100mLの濃度で測定した時に0.2 〜2.4dL/gのインヘレン ト粘度を有する請求の範囲第1項に記載の組成物。 12 前記ポリカーボネートが4,4’−イソプロピリデンジフェノール、2, 2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオールまたはそれらの混合 物のポリカーボネートを含んでなる請求の範囲第1項に記載の組成物。 13 前記ポリカーボネートが、25℃において重量比60/40のフェノール/テト ラクロロエタン中で0.5g/100mLの濃度で測定した時に0.3 〜2.0dL/gのインヘ レント粘度を有する請求の範囲第1項に記載の組成物。 14 第1及び第2のα−オレフィンが独立して、未置換α−オレフィンまたは 1個もしくはそれ以上のアルキル、脂環式もしくはアリール部分で置換されたα −オレフィンを含む請求の範囲第1項に記載の組成物。 15 第1及び第2のα−オレフィンが独立して、エチレン、プロピレン、1− ブテン、1−ヘキセン、1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、1−オクテ ンまたはそれらの混合物を含む請求の範囲第14項に記載の組成物。 16 第1及び第2のα−オレフィンが共にエチレンである請求の範囲第14項に 記載の組成物。 17 第1のα−オレフィンがエチレンであり且つ第1のアクリル酸アルキルが アクリル酸メチルである請求の範囲第1項に記載の組成物。 18 第1及び第2のアクリル酸アルキルが独立して、アクリル酸メチル、アク リル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n− ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸2−エチルヘキシルまたはそれらの 混合物を含む請求の範囲第1項に記載の組成物。 19 第1及び第2のアクリル酸アルキルがアクリル酸メチルである請求の範囲 第1項に記載の組成物。 20 前記不飽和エポキシドの総炭素数が4〜11である請求の範囲第1項に記載 の組成物。 21 前記不飽和エポキシドが、1種またはそれ以上のα,β−エチレン列不飽 和カルボン酸の1種またはそれ以上のグリシジルエステルを含む請求の範囲第1 項に記載の組成物。 22 前記不飽和エポキシドが式I: (式中、Rは、水素又は炭素数1〜10のアルキル基である) の構造を有する請求の範囲第1項に記載の組成物。 23 前記不飽和エポキシドが、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリ レート、グリシジルイタコネート、アリルグリシジルエーテル、ビニルグリシジ ルエーテルまたはそれらの混合物を含む請求の範囲第1項に記載の組成物。 24 前記不飽和エポキシドがグリシジルメタクリレートである請求の範囲第1 項に記載の組成物。 25 第2のα−オレフィンがエチレンであり且つ第2のアクリル酸アルキルが アクリル酸メチルである請求の範囲第1項に記載の組成物。26 前記ポリエステルが、テレフタル酸またはテレフタル酸ジメチルとエチレ ングリコールまたは1,4−シクロヘキサンジメタノールとの反応生成物からな り、第2のポリマーが、エチレン、アクリル酸メチル及びグリシジルメタクリレ ートのターポリマーからなり、且つ第3のポリマーがエチレンとアクリル酸メチ ルとのコポリマーを含む請求の範囲第1項に記載の組成物。 27 前記組成物が、 (a)テレフタル酸及び1,4−シクロヘキサンジメタノールから誘導された 反復単位を含む、25 ℃において重量比60/40のフェノール/テトラクロロエタン 中で0.5g/100mLの濃度で測定したときの インヘレント粘度が0.5 〜2.0g/dLの ポリエステルを含む第1のポリマー; (b)エチレン、グリシジルメタクリレート及びアクリル酸メチルに基づく第 2のポリマー;ならびに (c)エチレン及びアクリル酸アルキルの第3のポリマー を含む請求の範囲第1項に記載の組成物。 28 前記ガラス繊維が総組成物の10〜50重量%である請求の範囲第1項に記載 の組成物。 29 前記組成物が、 (a)テレフタル酸及び1,4−シクロヘキサンジメタノールから誘導される 反復単位を含む、25 ℃において重量比60/40のフェノール/テトラクロロエタン 中で0.5g/100mLの濃度で測定したときの インヘレント粘度が0.5 〜2.0g/dLの ポリエステルを含む第1のポリマー; (b)ガラス繊維; (c)エチレンとグリシジルメタクリレート及びアクリル酸メチルに基づくラ ンダムポリマーである第2のポリマー;ならびに (d)エチレン及びアクリル酸アルキルのランダムポリマーである第3のポリ マー を含んでなる請求の範囲第1項に記載の組成物。 30 前記ガラス繊維が、第1のポリマーが、第1のポリマー、第2のポリマー 、第3のポリマー及びガラス繊維の総重量%に基づき、総組成物の10 〜40重量% であり、第2のポリマーが1〜20重量%であり、且つ第3のポリマーが2〜20重 量% のである請求の範囲第1項に記載の組成物。 31 安定剤;酸化崩壊、加水分解崩壊、熱崩壊もしくは紫外線崩壊の抑制剤; 難燃剤;繊維充填材及び粒状充填材;強化材;滑剤;離型剤;成核剤;着色剤; またはそれらの混合物の添加剤をさらに含んでなる請求の範囲第1項に記載の組 成物。 32 請求の範囲第1項に記載の組成物から成形された熱可塑的に成形された成 形品。 33 前記成形品が、電気コネクター、電子コネクター、管、フィルム、シート 、繊維または積層品である請求の範囲第32項に記載の成形品。 34 .前記ガラス繊維が全組成物の10〜40重量%であり、第2のランダムポリマ ーが全組成物の1〜20重量%であり、第3のランダムポリマーがメチル、エチル 、n−ブチル、イソブチル及び2−エチルヘキシルからなる群から選ばれたアル キル部分を有するアルキルアクリレートを含みかつ第3のポリマーが全組成物の 2〜20重量%であり、そして成分(a)〜(d)の合計量が100重量%で請求の 範囲第29項に記載の組成物。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)ポリエステル、ポリカーボネート、またはそれらの混合物を含む第 1のポリマー; (b)少なくとも1種のα−オレフィン、少なくとも1種の第1のアクリル酸 アルキル、及び少なくとも1種の不飽和エポキシドを含む第2のポリマー;なら びに (c)少なくとも1種の第2のα−オレフィン及び少なくとも1種の第2のア クリル酸アルキルを含む第3のポリマー を含んでなるポリマー成形用組成物。 2.前記ポリエステルが、 (i)総炭素数3〜16の脂肪族ジカルボン酸、総炭素数7〜12の脂環式ジカル ボン酸、総炭素数8〜16の芳香族ジカルボン酸またはそれらの混合物の1種また はそれ以上のジカルボン酸からなるジカルボン酸成分、ならびに (ii)総炭素数2〜18の1種もしくはそれ以上のグリコール、総炭素数4〜12 のグリコールエーテルまたはそれらの組み合わせからなるグリコール成分 から誘導される反復単位を含んでなる請求の範囲第1項に記載の組成物。 3.前記脂肪族ジカルボン酸が、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシ ン酸、スベリン酸、2,2,4−トリメチルアジピン酸または1,12−ドデカン 二酸を含み;前記脂環式ジカルボン酸が1,2−、1,3−または1,4−シク ロヘキサンジカルボン酸を含み;且つ前記芳香族カルボン酸が、テレフタル酸、 イソフタル酸、フタル酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレ ンジカルボン酸、4,4’−ビフェニルジカルボン酸、2−ブロモ テレフタル酸、2,5−ジブロモテレフタル酸またはテトラクロロフタル酸を含 む請求の範囲第2項に記載の組成物。 4.前記反復単位(i)がテレフタル酸またはテレフタル酸ジメチルから誘導 される請求の範囲第2項に記載の組成物。 5.前記反復単位が、100モル%に等しいポリエステルの酸成分の総モル%に 基づき75〜100モル%のテレフタレート部分から誘導される請求の範囲第2項に 記載の組成物。 6.前記反復単位が、100モル%に等しいポリエステルの酸成分の総モル%に 基づき95〜100モル%のテレフタレート部分から誘導される請求の範囲第2項に 記載の組成物。 7.前記ジカルボン酸が、100モル%に等しいポリエステルの酸成分の総モル %に基づき、80〜99.9モル%の量のテレフタル酸またはテレフタル酸ジメチル及 び0.1〜20モル%のイソフタル酸を含んでなる請求の範囲第2項に記載の組成物 。 8.前記グリコール成分が脂肪族または脂環式である請求の範囲第2項に記載 の組成物。 9.前記グリコール成分が、100モル%に等しいポリエステルのグリコール成 分の総モル%に基づき、20モル%以下の1種またはそれ以上の他の脂肪族または 脂環式グリコールを含んでなる請求の範囲第8項に記載の組成物。 10.前記グリコール成分が、100モル%に等しいポリエステルのグリコール成 分の総モル%に基づき、10モル%以下の1種またはそれ以上の他の脂肪族または 脂環式グリコールを含んでなる請求の範囲第8項に記載の組成物。 11.前記グリコール成分が、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール 、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、2,2−ジメチル−1 ,3−プロパンジオール、1,6−ヘキ サンジオール、ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,2−シクロヘ キサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,2−シクロヘキサンジ メタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジ メタノール、(3,8)−ビス(ヒドロキシメチル)−トリシクロ−〔5.2. 1.0〕−デカン、(4,8)−ビス(ヒドロキシメチル)−トリシクロ−〔5 .2.1.0〕−デカン、(5,8)−ビス(ヒドロキシメチル)−トリシクロ −〔5.2.1.0〕−デカン、テトラメチルシクロブタンジオール、ジエチレ ングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピ レングリコール、ポリエチレングリコールまたはそれらの混合物を含んでなる請 求の範囲第2項に記載の組成物。 12.前記グリコール成分が、エチレングリコールまたは1,4−シクロヘキサ ンジメタノールからなる請求の範囲第2項に記載の組成物。 13.前記グリコール成分が、エチレングリコールである請求の範囲第2項に記 載の組成物。 14.前記グリコール成分が、1,4−シクロヘキサンジメタノールである請求 の範囲第2項に記載の組成物。 15.前記グリコール成分が、100モル%に等しいポリエステルのグリコール成 分の総モル%に基づき、80〜100モル%のエチレングリコールである請求の範囲 第2項に記載の組成物。 16.前記グリコール成分が、100モル%に等しいポリエステルのグリコール成 分の総モル%に基づき、90〜100モル%のエチレングリコールである請求の範囲 第2項に記載の組成物。 17.前記グリコール成分が、100モル%に等しいポリエステルのグリコール成 分の総モル%に基づき、50〜100モル%の1,4−シ クロヘキサンジメタノールである請求の範囲第2項に記載の組成物。 18.前記グリコール成分が、100モル%に等しいポリエステルのグリコール成 分の総モル%に基づき、80〜100モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール である請求の範囲第2項に記載の組成物。 19.前記グリコール成分が、シス/トランス比60/40〜10/90の1,4−シク ロヘキサンジメタノールを含んでなる請求の範囲第2項に記載の組成物。 20.前記グリコール成分が、シス/トランス比40/60〜25/75の1,4−シク ロヘキサンジメタノールを含んでなる請求の範囲第2項に記載の組成物。 21.前記反復単位が、テレフタル酸またはテレフタル酸ジメチルならびにエチ レングリコール及び1,4−シクロヘキサンジメタノールからなる群から選ばれ たグリコールを含んでなる請求の範囲第2項に記載の組成物。 22.前記ポリエステルが、25℃において重量比60/40のフェノール/テトラク ロロエタン中で0.5g/100mLの濃度で測定した時に約0.2〜約2.4dL/gのインヘ レント粘度を有する請求の範囲第1項に記載の組成物。 23.前記ポリエステルが、25℃において重量比60/40のフェノール/テトラク ロロエタン中で0.5g/100mLの濃度で測定した時に約0.5〜約1.2dL/gのインヘ レント粘度を有する請求の範囲第1項に記載の組成物。 24.前記ポリエステルが、100%に等しい第1、第2及び第3のポリマーの総 重量%に基づき、総組成物の40〜90重量%である請求の範囲第1項に記載の組成 物。 25.前記ポリカーボネートが4,4’−イソプロピリデンジフェノール、2, 2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオールまたはそれらの混合 物のポリカーボネートを含んでなる請求の範囲第1項に記載の組成物。 26.前記ポリカーボネートが、25℃において重量比60/40のフェノール/テト ラクロロエタン中で0.5g/100mLの濃度で測定した時に約0.3〜約2.0dL/gのイ ンヘレント粘度を有する請求の範囲第1項に記載の組成物。 27.前記ポリカーボネートが、25℃において重量比60/40のフェノール/テト ラクロロエタン中で0.5g/100mLの濃度で測定した時に約0.5〜約1.2dL/gのイ ンヘレント粘度を有する請求の範囲第1項に記載の組成物。 28.前記ポリカーボネートが、100%に等しい第1、第2及び第3のポリマー の総重量%に基づき、総組成物の50〜95重量%である請求の範囲第1項に記載の 組成物。 29.第1及び第2のα−オレフィンが独立して、未置換α−オレフィンまたは 1個もしくはそれ以上のアルキル、脂環式もしくはアリール部分で置換されたα −オレフィンを含む請求の範囲第1項に記載の組成物。 30.第1及び第2のα−オレフィンが独立して、エチレン、プロピレン、1− ブテン、1−ヘキセン、1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、1−オクテ ンまたはそれらの混合物を含む請求の範囲第29項に記載の組成物。 31.第1及び第2のα−オレフィンが独立して、プロピレンまたはエチレンか らなる請求の範囲第29項に記載の組成物。 32.第1及び第2のα−オレフィンが共にエチレンである請求の範囲第29項に 記載の組成物。 33.第1のα−オレフィンがエチレンであり且つ第1のアクリル酸アルキルが アクリル酸メチルである請求の範囲第1項に記載の組成物。 34.第2のポリマーの第1のα−オレフィンが第2のポリマーの40〜90重量% である請求の範囲第1項に記載の組成物。 35.第2のポリマーの第1のα−オレフィンが第2のポリマーの55〜75重量% である請求の範囲第1項に記載の組成物。 36.第3のポリマーの第2のα−オレフィンが第3のポリマーの50〜90重量% である請求の範囲第1項に記載の組成物。 37.第3のポリマーの第2のα−オレフィンが第3のポリマーの65〜85重量% である請求の範囲第1項に記載の組成物。 38.第1及び第2のアクリル酸アルキルが独立して、アクリル酸メチル、アク リル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n− ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸2−エチルヘキシルまたはそれらの 混合物を含む請求の範囲第1項に記載の組成物。 39.第1及び第2のアクリル酸アルキルがアクリル酸メチルである請求の範囲 第1項に記載の組成物。 40.第2のポリマーの第1のアクリル酸アルキルが第2のポリマーの10〜40重 量%である請求の範囲第1項に記載の組成物。 41.第2のポリマーの第1のアクリル酸アルキルが第2のポリマーの15〜35重 量%である請求の範囲第1項に記載の組成物。 42.第3のポリマーの第2のアクリル酸アルキルが第3のポリマーの10〜50重 量%である請求の範囲第1項に記載の組成物。 43.第3のポリマーの第2のアクリル酸アルキルが第3のポリマーの15〜40重 量%である請求の範囲第1項に記載の組成物。 44.前記不飽和エポキシドの総炭素数が4〜11である請求の範囲 第1項に記載の組成物。 45.前記不飽和エポキシドが、1種またはそれ以上のα,β−エチレン列不飽 和カルボン酸の1種またはそれ以上のグリシジルエステルを含む請求の範囲第1 項に記載の組成物。 46.前記不飽和エポキシドが式I: (式中、Rは、水素、炭素数約1〜約10のアルキル基、または置換グリシジルエ ステル基を有する炭素数約1〜約10のアルキル基である) の構造を有する請求の範囲第1項に記載の組成物。 47.前記不飽和エポキシドが、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリ レート、グリシジルイタコネート、アリルグリシジルエーテル、ビニルグリシジ ルエーテルまたはそれらの混合物を含む請求の範囲第1項に記載の組成物。 48.前記不飽和エポキシドがグリシジルメタクリレートである請求の範囲第1 項に記載の組成物。 49.前記不飽和エポキシドが、第2のポリマーの1〜20重量%である請求の範 囲第1項に記載の組成物。 50.前記不飽和エポキシドが、第2のポリマーの2〜10重量%である請求の範 囲第1項に記載の組成物。 51.第2のα−オレフィンがエチレンであり且つ第2のアクリル酸アルキルが アクリル酸メチルである請求の範囲第1項に記載の組成物。 52.第2及び第3のポリマーの分子量が20,000より大きい請求の範囲第1項に 記載の組成物。 53.第2及び第3のポリマーの分子量が70,000〜100,000である請求の範囲第 1項に記載の組成物。 54.第1のポリマーが、100%に等しい第1、第2及び第3のポリマーの総重 量%に基づき、総組成物の40〜90重量%であり、第2のポリマーが総組成物の9 〜40重量%であり且つ第3のポリマーが総組成物の1〜20重量%である請求の範 囲第1項に記載の組成物。 55.前記ポリエステルが、テレフタル酸またはテレフタル酸ジメチルとエチレ ングリコールまたは1,4−シクロヘキサンジメタノールとの反応生成物からな り、第2のポリマーが、エチレン、アクリル酸メチル及びグリシジルメタクリレ ートのターポリマーからなり、且つ第3のポリマーがエチレンとアクリル酸メチ ルとのコポリマーを含む請求の範囲第1項に記載の組成物。 56.前記組成物が、 (a)テレフタル酸及び1,4−シクロヘキサンジメタノールから誘導された 反復単位を含む、インヘレント粘度が約0.5〜2.0g/dLのポリエステルを含む第 1のポリマー; (b)エチレン、グリシジルメタクリレート及びアクリル酸メチルに基づく第 2のポリマー;ならびに (c)エチレン及びアクリル酸アルキルの第3のポリマー を含む請求の範囲第1項に記載の組成物。 57.ガラス繊維をさらに含んでなる請求の範囲第1項に記載の組成物。 58.前記ガラス繊維が総組成物の10〜50重量%である請求の範囲第57項に記載 の組成物。 59.前記ガラス繊維が総組成物の10〜40重量%である請求の範囲第57項に記載 の組成物。 60.前記ガラス繊維が5μより大きい平均標準直径を有する請求 の範囲第57項に記載の組成物。 61.ガラス繊維の平均標準直径が5μ〜14μである請求の範囲第57項に記載の 組成物。 62.ガラス繊維の長さが0.15〜0.4mmである請求の範囲第57項に記載の組成物 。 63.前記組成物が、 (a)テレフタル酸及び1,4−シクロヘキサンジメタノールから誘導される 反復単位を含む、インヘレント粘度が約0.5〜2.0g/dLのポリエステルを含む第 1のポリマー; (b)ガラス繊維; (c)エチレンとグリシジルメタクリレート及びアクリル酸メチルに基づくラ ンダムポリマーである第2のポリマー;ならびに (d)エチレン及びアクリル酸アルキルのランダムポリマーである第3のポリ マー を含んでなる請求の範囲第57項に記載の組成物。 64.第1のポリマーが、第1のポリマー、第2のポリマー、第3のポリマー及 びガラス繊維の総重量%に基づき、総組成物の75〜85重量%のポリエステルであ る請求の範囲第57項に記載の組成物。 65.第1のポリマーが、第1のポリマー、第2のポリマー、第3のポリマー及 びガラス繊維の総重量%に基づき、総組成物の50〜80重量%のポリカーボネート である請求の範囲第57項に記載の組成物。 66.前記ガラス繊維が、第1のポリマーが、第1のポリマー、第2のポリマー 、第3のポリマー及びガラス繊維の総重量%に基づき、総組成物の約10〜40重量 %であり、第2のポリマーが約1〜20重量%であり、且つ第3のポリマーが約2 〜20重量%のである請求の範囲第57項に記載の組成物。 67.安定剤;酸化崩壊、加水分解崩壊、熱崩壊もしくは紫外線崩壊の抑制剤; 難燃剤;繊維充填材及び粒状充填材;強化材;滑剤;離型剤;成核剤;着色剤; またはそれらの混合物の添加剤をさらに含んでなる請求の範囲第1項に記載の組 成物。 68.前記添加剤が総組成物の0.1〜20重量%である請求の範囲第67項に記載の 組成物。 69.前記難燃剤が、臭素化ポリスチレン;デカブロモジフェニルオキシド;ま たは1,2−ビス(テトラブロモフタルイミド)エタンとアンチモン酸ナトリウ ムもしくは酸化アンチモンとの組み合わせを含んでなる請求の範囲第67項に記載 の組成物。 70.前記強化材が、炭素繊維、マイカ、クレイ、タルク、ウォラストナイト炭 酸カルシウムまたはそれらの混合物を含んでなる請求の範囲第67項に記載の組成 物。 71.前記組成物が30〜120℃の成形温度を有する請求の範囲第1項に記載の組 成物。 72.前記組成物が50〜110℃の成形温度を有する請求の範囲第1項に記載の組 成物。 73.(a)総炭素数3〜16の脂肪族ジカルボン酸、炭素数7〜12の脂環式ジカ ルボン酸、総炭素数8〜16の芳香族ジカルボン酸及びそれらの組み合わせからな る群から選ばれる1種またはそれ以上のジカルボン酸からなるジカルボン酸成分 、ならびに炭素数2〜18の1種またはそれ以上のグリコール、炭素数4〜12の1 種またはそれ以上のグリコールエーテル及びそれらの組み合わせからなるグリコ ール成分から誘導される反復単位を含んでなるポリエステル、またはポリカーボ ネート、 (b)1種またはそれ以上のα−オレフィン、1種またはそれ以上のアクリル 酸アルキル及び炭素数4〜11の1種またはそれ以上の の不飽和エポキシドに基づき約1〜約20重量%のランダムターポリマー、ならび に (c)1種またはそれ以上のα−オレフィン及び1種またはそれ以上のアクリ ル酸アルキルを含むランダムコポリマー約2〜約20重量% を含んでなるポリマー成形用組成物(前記重量%は、100重量%に等しい前記ポ リマー成形用組成物の成分の総重量%に基づく)。 74.請求の範囲第1項に記載の組成物から成形された熱可塑的に成形された成 形品。 75.前記成形品が、電気導体、電子伝導体、管、フィルム、シート、繊維また は積層品である請求の範囲第74項に記載の成形品。
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