JP2002505312A - カルボニル化合物の水素添加法 - Google Patents

カルボニル化合物の水素添加法

Info

Publication number
JP2002505312A
JP2002505312A JP2000534523A JP2000534523A JP2002505312A JP 2002505312 A JP2002505312 A JP 2002505312A JP 2000534523 A JP2000534523 A JP 2000534523A JP 2000534523 A JP2000534523 A JP 2000534523A JP 2002505312 A JP2002505312 A JP 2002505312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copper
catalyst
mixture
tio
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000534523A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4001715B2 (ja
Inventor
ヘッセ ミヒャエル
クラッツ デトレーフ
シュルツ ゲルハルト
ヴァルター マルク
ザウアーヴァルト マンフレート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JP2002505312A publication Critical patent/JP2002505312A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4001715B2 publication Critical patent/JP4001715B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J23/00Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00
    • B01J23/70Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of the iron group metals or copper
    • B01J23/72Copper
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/132Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group
    • C07C29/136Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group of >C=O containing groups, e.g. —COOH
    • C07C29/14Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group of >C=O containing groups, e.g. —COOH of a —CHO group
    • C07C29/141Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group of >C=O containing groups, e.g. —COOH of a —CHO group with hydrogen or hydrogen-containing gases

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、カルボニル化合物または2種以上のカルボニル化合物からなる混合物を触媒の存在下に接触水素添加するための方法に関する。該触媒はTiO2を含有する無機担体ならびに活性成分として銅または銅と亜鉛、アルミニウム、セリウム、貴金属およびVIII副族の金属から選択される少なくとも1種の金属との混合物を含有する。本発明は銅表面が最大10m2/gまでであることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、銅触媒の存在下でのカルボニル化合物の接触水素添加の方法、銅触
媒自体ならびにその製造方法に関する。
【0002】 単純なアルコールおよび官能化されたアルコールの製造のためのカルボニル化
合物、例えばアルデヒドの接触水素添加は、基礎化学工業における製造手順に重
要な位置を占めている。特に、このことはオキソ合成またはアルドール反応によ
って得られるアルデヒドの水素添加にも当てはまる。
【0003】 懸濁液法または固定床法でのアルデヒドの接触水素添加は長い間知られている
。工業的系は殆ど専ら固定床反応器で運転している。
【0004】 使用される固定床触媒はラネー型の触媒(DE−A19730939号)の他
に、特に担持触媒、例えば銅触媒、ニッケル触媒または貴金属触媒である。
【0005】 DE−A1643856号はアルデヒドのアルコールへの混合Cu/Ni担持
触媒上での気相中における水素添加を記載している。前記の場合に使用される担
体は使用する前にアルカリで中和させねばならない。
【0006】 DE−A4037729号は脂肪酸または脂肪酸エステルを水素添加するため
の触媒として使用されるが、クロム成分により環境汚染が懸念されるCu/Cr
系を記載している。更に、これらの触媒は水素添加において比較的劇的な反応条
件を必要とし、これは不所望な副生成物の形成の増加をもたらすことがある。
【0007】 好ましくないクロムを含有しない担持触媒はEP−A0044444号に記載
されている。Al23上に担持され、かつプロパンジオールの製造のために前記
の方法で使用されるCu水素添加触媒は高い初期活性を示すが、その特性は有用
な寿命の点では不十分である。
【0008】 EP−A0484800号は、ヒドロキシピバルアルデヒドを水素添加してネ
オペンチルグリコールを得るためのZrO2上に担持されたCu/Zn触媒の使 用が開示されている。
【0009】 US4918248号はTiO2上に担持されたCu/Zn触媒の使用を開示 しているが、その使用は専らカルボン酸エステルの水素添加に制限される。
【0010】 本発明の課題は、工業的に容易に製造でき、前記プロセスで生ずる反応条件下
で高い機械的安定性を有し、かつ高い変換率および選択性を可能にする触媒を使
用するカルボニル化合物の接触水素添加のための方法を提供することである。
【0011】 前記課題は、担体材料および活性成分を含有する乾燥粉末を、特に容易にタブ
レット化させかつ高い活性および選択性ならびに高い触媒安定性をもたらす常用
のタブレット化助剤、例えばグラファイトの他に金属のCu粉末と一緒に混合す
るタブレット化の態様によって解決されることが判明した。
【0012】 前記のように得られる触媒タブレットの目立った特性は、一際優れた機械的強
度である。タブレットが機械的安定性を獲得する本発明により使用される金属の
Cu粉末を添加するだけで、接触水素添加の反応条件下で通常使用できる触媒を
選択された担体材料を使用して製造することが必要である。
【0013】 従って、前記課題はカルボニル化合物または2種以上のカルボニル化合物の混
合物の、TiO2を含有する無機担体ならびに活性成分として銅または銅と亜鉛 、アルミニウム、セリウム、貴金属および第VIII副族の金属の群から選択さ
れる少なくとも1種の金属を含有し、銅の比表面積が10m2/gを越えない触 媒の存在下での接触水素添加のための方法によって解決される。
【0014】 有利に使用される担体はTiO2またはTiO2およびAl23の混合物または
TiO2およびZrO2の混合物またはTiO2、Al23およびZrO2の混合物
、特に有利にはTiO2である。
【0015】 本発明の方法で使用される触媒は、銅活性成分を使用される担体材料に施与す
ることを特徴とし、その際、施与方法におけるいかなる制限もない。
【0016】 以下の施与方法は特に適当である: a)銅塩溶液を1つ以上の含浸工程で予め作成した無機担体に施与する。含浸後
に担体を乾燥させ、場合により焼成する。
【0017】 a1)含浸を“初期湿潤(incipient wetness)”法によって実施してよく、そ の際担体は含浸溶液で湿らせ、その水吸収能力に応じて飽和させる。しかしなが
ら、含浸は上清溶液中でも実施できる。
【0018】 a2)多段階含浸工程においては、乾燥させ、場合により個々の含浸工程間で焼
成することが有利である。多段階含浸は、特に担体を比較的大量の銅で負荷すべ
き場合に有利に使用されるべきである。
【0019】 a3)無機担体材料は、有利には含浸のための予備成形体、例えば粉末、ビーズ
、押出物またはタブレットとして使用される。粉末の使用が特に有利である。
【0020】 a4)濃水性アンモニアは有利には銅塩のための溶剤として使用される。
【0021】 b)銅塩溶液を予め作成した不活性無機担体上に析出させる。該担体は特に有利
な態様においては水性懸濁液中の粉末の形である。
【0022】 b1)1つの態様(i)において、銅塩溶液は、有利には炭酸ナトリウム溶液に
よって析出される。担体材料の水性懸濁液は受容容器中に存在する。
【0023】 b2)別の態様(ii)において、析出させた触媒を2段階の工程で製造してよ
い。これは第1工程において、a)に記載したように粉末を製造および乾燥させ
ることを含む。この粉末を水性懸濁液中に導入し、態様(i)に記載のものと同
じ受容容器中で使用する。
【0024】 a)またはb)から得られる析出物を常用の方法で濾過し、有利にはアルカリ
不使用で洗浄する。
【0025】 a)からの最終生成物およびb)からの最終生成物の両者を50〜150℃、
特に120℃の温度で乾燥させ、次いで場合により、一般に200〜400℃、
特に200〜220℃で2時間焼成する。
【0026】 a)および/またはb)のために使用できる出発物質は、原則的に施与のため
に使用される溶剤に可溶な全てのCu(I)および/またはCu(II)塩、例
えば硫酸塩、硝酸塩、塩化物、炭酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩またはアンモニウム
錯塩である。炭酸銅は、特に有利にはa)プロセスのために使用され、かつ硝酸
銅は、特に有利にはb)プロセスのために使用される。
【0027】 本発明による方法において、前記の乾燥粉末を、有利にはタブレットまたは類
似の成形体に成形する。成形プロセスのためのタブレット化助剤はグラファイト
の形で、有利には乾燥粉末の質量に対して3質量%の量で添加する。
【0028】 前記の粉末よびグラファイト以外の、触媒を製造するための他の添加物は金属
のCu粉末の形で添加する。金属のCu粉末5〜40質量%、特に15〜20質
量%を前記の乾燥粉末の質量に対して添加する。
【0029】 従ってまた、本発明はTiO2を含有する無機担体ならびに活性成分として銅 または銅と亜鉛、アルミニウム、セリウム、貴金属および第VIII副族の金属
の群から選択される少なくとも1種の金属との混合物を含有する、金属の銅粉末
をタブレット化の際に添加するタブレット化工程を含む方法によって得られる触
媒に関する。
【0030】 本発明によるタブレット化物を300〜600℃、特に330〜350℃で、
有利には2時間熱処理する。この新型のタブレット化方法は粉末をタブレットに
成形するのを、常用の方法でタブレット化助剤としてグラファイトを独占的に使
用するのに比べて特に容易にし、かつ非常に化学的かつ機械的に安定な触媒を提
供する。
【0031】 “硬度”および“磨砕”のパラメーターは以下のように測定することができる
。切削硬度の測定のために、試料を切削器で分割する。試料を分割するために切
削器に適用されねばならない応力を材料の切削硬度と呼ぶ。
【0032】 球状試料の破壊硬度は規定面積を有するパンチ下に球状物を配置し、次いで破
壊されるまで球状物に対してパンチを移動させることによって測定する。パンチ
によって試料を破壊させるのに必要な圧力を破壊硬度と呼ぶ。
【0033】 磨砕は振動ミルを使用して測定する。これは、特定の粒径範囲の触媒材料を容
器中で磁製ビーズと一緒に高速回転で特定の時間の間撹拌することを含む。次い
で触媒を再びふるい分けする。次いで質量の%での損失を、J.−F.Le P age他の“応用不均一触媒”、Technip版、パリ(1987)(J.-F.
Le Page et al., "Applied Heterogenous Catalysis", Edition Technip Paris
(1987))の6章に記載のように磨砕と呼ぶ。
【0034】 焼成した触媒を反応器中への設置の前または後に活性化させる。
【0035】 触媒をその還元形で使用すべき場合には、反応器中に設置し、かつ水素圧下に
水素添加溶液で直接充填する。酸化形で使用する際には、水素添加溶液で充填す
る前に、触媒を前もって還元気体、例えば水素、有利には水素/不活性ガス混合
物、特に水素/窒素混合物で100〜300℃、有利には150〜250℃、特
に180〜240℃の温度で還元させる。1〜100容量%の水素含有率を有す
る混合物を、有利には前記の場合に使用する。
【0036】 本発明による触媒の特徴的な変量はその銅の比表面積である。気体状のN2O による表面の銅原子の酸化のため触媒の加熱された試料に見られるN2O消費量 から計算する。
【0037】 この目的のために、試料をまず10ミリバールの水素で240℃の温度で4時
間処理する。引き続き試料を10-3ミリバール未満の圧力に排気し、次いで30
ミリバールのH2で3時間処理し、引き続き10-3ミリバール未満に再度排気し 、100ミリバールのH2で3時間処理し、もう一度10-3ミリバール未満に排 気し、かつ最後に200ミリバールのH2で再度3時間処理し、その際、それぞ れの水素による処理は温度240℃で実施する。
【0038】 第2工程において、試料を266ミリバールの圧力下に温度70℃でN2Oに 2時間暴露し、その間にN2Oが試料上で分解するのが観察される。引き続き試 料を10-3ミリバール未満に排気し、次いで表面上での酸化銅の形成の結果とし
ての触媒の質量増加を測定する。
【0039】 前記のように測定した本発明により製造される触媒のための銅の比表面積は一
般に10m2/gを越えず、かつ有利には0.1〜10m2/gであり、更に有利
には0.5〜7m2/gの範囲であり、特に0.5〜5m2/gの範囲である。
【0040】 従ってまた、本発明はTiO2を含有する無機担体ならびに活性成分として銅 または銅と亜鉛、アルミニウム、セリウム、貴金属および第VIII副族の金属
から選択される少なくとも1種の金属との混合物を含有し、その際銅表面積が1
0m2/gを越えない触媒に関する。
【0041】 よって、本発明はTiO2を含有する無機担体ならびに活性成分として銅また は銅と亜鉛、アルミニウム、セリウム、貴金属および第VIII副族の金属から
選択される少なくとも1種の金属との混合物を含有し、かつその銅表面積が10
2/gを越えず、かつ金属の銅粉末をタブレット化の際に添加するタブレット 化を含む触媒の製造方法に関する。
【0042】 本発明により製造される触媒は、有利には固定床水素添加のために使用される
。しかしながら、上下方向に移動する触媒材料を使用する流動床反応としての態
様も同様に可能である。水素添加は気相または液相においても実施できる。有利
には水素添加は液相、例えばダウンフローまたはアップフローの方式で実施され
る。
【0043】 ダウンフロー法によって、水素添加されるべきカルボニル化合物を含有してい
る液体前駆物質を反応器中に配置させ、水素圧下である触媒床にわたり触媒上に
形成する液体の薄膜と一緒に滴らせる。反対に、アップフロー法では、水素ガス
を、液体反応混合物が流動する反応器中に導通させ、その際水素ガスは上昇する
気泡で触媒床を導通する。
【0044】 1つの態様において、水素添加されるべき溶液を触媒床を通してストレートに
ポンプ導入する。本発明による方法の別の態様において、反応器中を導通させた
後の生成物部を連続的に生成物流として回収し、かつ場合により前記のように第
2の反応器中を導通させる。生成物の他の部分を再度カルボニル化合物を含有す
る新たな前駆物質と一緒に反応器に供給する。この方法を以下に再循環法と呼ぶ
【0045】 ダウンフロー法を本発明による方法の態様として選択する場合には、再循環法
が有利である。更に再循環法において主反応器および第2の反応器を使用するの
が有利である。
【0046】 本発明による方法はカルボニル化合物、例えばアルデヒドおよびケトンを水素
添加して相応のアルコールにするのに適当であり、その際脂肪族および脂環式の
飽和および不飽和のカルボニル化合物が有利である。芳香族カルボニル化合物に
おいては、芳香核の水素添加をとおして不所望な副生成物が形成する場合がある
。カルボニル化合物は他の官能基、例えばヒドロキシル基またはアミノ基を有し
ていてよい。不飽和のカルボニル化合物は通常、相応の飽和アルコールに水素添
加される。本発明の目的のために使用されるような用語“カルボニル化合物”は
C=O基を有するカルボン酸およびその誘導体を含む全ての化合物を含んでいる
。もちろん、2種以上のカルボニル化合物の混合物を一緒に水素添加することも
可能である。また更なる可能性は、個々の水素添加されるべきカルボニル化合物
が1個より多いカルボニル基を有することである。
【0047】 本発明による方法は、有利には脂肪族アルデヒド、ヒドロキシルアルデヒド、
ケトン、酸、エステル、無水物、ラクトンおよび糖の水素添加のために使用され
る。
【0048】 有利な脂肪族アルデヒドは、分枝鎖状および非分枝鎖状の、飽和および/また
は不飽和の脂肪族C2〜C30−アルデヒド、例えば直鎖状または分枝鎖状の、内 部二重結合または末端二重結合を有するオレフィンのオキソ合成によって得られ
るようなアルデヒドである。また更なる可能性は30個より多いカルボニル基を
有するオリゴマー化合物を水素添加することである。
【0049】 挙げられる脂肪族アルデヒドの例は: ホルムアルデヒド、プロピオンアルデヒド、n−ブチルアルデヒド、イソブチル
アルデヒド、バレルアルデヒド、2−メチルブチルアルデヒド、3−メチルブチ
ルアルデヒド(イソバレルアルデヒド)、2,2−ジメチルプロピオンアルデヒ
ド(ピバルアルデヒド)、カプロアルデヒド、2−メチルバレルアルデヒド、3
−メチルバレルアルデヒド、4−メチルバレルアルデヒド、2−エチルブチルア
ルデヒド、2,2−ジメチルブチルアルデヒド、3,3−ジメチルブチルアルデ
ヒド、カプリルアルデヒド、カプロアルデヒド、グルタルアルデヒドである。
【0050】 前記の短鎖アルデヒドの他に、長鎖脂肪族アルデヒド、例えば直鎖状α−オレ
フィンからオキソ合成によって得られるようなアルデヒドも特に適当である。
【0051】 エナール化生成物、例えば2−エチルヘキセナール、2−メチルペンテナール
、2,4−ジエチルオクテナールまたは2,4−ジメチルヘプテナールが特に有
利である。
【0052】 有利なヒドロキシアルデヒドはC3〜C12−ヒドロキシアルデヒド、例えば脂 肪族および脂環式のアルデヒドおよびケトンからのこれら自体またはホルムアル
デヒドによるアルドール反応によって得られるようなアルデヒドである。例は、
3−ヒドロキシプロパナール、ジメチロールエタナール、トリメチロールエタナ
ール(ペンタエリトリタール)、3−ヒドロキシブタナール(アセトアルドール
)、3−ヒドロキシ−2−エチルヘキサナール(ブチルアルドール)、3−ヒド
ロキシ−2−メチルペンタナール(プロピオンアルドール)、2−メチロールプ
ロパナール、2,2−ジメチロールプロパナール、3−ヒドロキシ−2−メチル
ブタナール、3−ヒドロキシペンタナール、2−メチロールブタナール、2,2
−ジメチロールブタナール、ヒドロキシピバルアルデヒドである。ヒドロキシピ
バルアルデヒド(HPA)およびジメチロールブタナール(DMB)が特に有利
である。
【0053】 有利なケトンは、アセトン、ブタノン、2−ペンタノン、3−ペンタノン、2
−ヘキサノン、3−ヘキサノン、シクロヘキサノン、イソホロン、メチルイソブ
チルケトン、メシチルオキシド、アセトフェノン、プロピオフェノン、ベンゾフ
ェノン、ベンザルアセトン、ジベンザルアセトン、ベンザルアセトフェノン、2
,3−ブタンジオン、2,4−ペンタンジオン、2,5−ヘキサンジオンおよび
メチルビニルケトンである。
【0054】 またカルボン酸およびその誘導体、有利には1〜20個の炭素原子を有するも
のを変換することも可能である。以下のものが特に挙げられる: カルボン酸、例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、n−吉草酸、
トリメチル酢酸(“ピバル酸”)、カプロン酸、エナント酸、カプリン酸、ラウ
リン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アクリル酸、メタクリル
酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレン酸、シクロヘキサンカル
ボン酸、安息香酸、フェニル酢酸、o−トルリン酸(tolulyic acid)、m−ト ルリン酸、p−トルリン酸、o−クロロ安息香酸、p−クロロ安息香酸、o−ニ
トロ安息香酸、p−ニトロ安息香酸、サリチル酸、p−ヒドロキシ安息香酸、ア
ントラニル酸、p−アミノ安息香酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル
酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、マレイ
ン酸、フマル酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸; カルボニルハロゲン化物、例えば前記のカルボン酸の塩化物または臭化物、特に
塩化アセチルまたは臭化アセチル、塩化ステアリルまたは臭化ステアリル、およ
び塩化ベンゾイルまたは臭化ベンゾイル、これらは特に脱ハロゲン化され; カルボン酸エステル、例えば前記のカルボン酸のC1〜C10−アルキルエステル 、特にギ酸メチル、酢酸エチル、酪酸ブチル、テレフタル酸ジメチル、アジピン
酸ジメチル、マレイン酸ジメチル、メチル(メタ)アクリレート、ブチロラクト
ン、カプロラクトンおよびポリカルボン酸エステル、例えばポリアクリル酸およ
びポリメタクリル酸のエステルおよびそのコポリマーおよびポリエステル、例え
ばポリメチルメタクリレート、テレフタル酸エステルおよび他のエンジニアリン
グプラスティック、水素化分解、すなわちエステルを相応の酸およびアルコール
に変換する際に特に実施され; 脂肪; 無水カルボン酸、例えば前記のカルボン酸の無水物、特に無水酢酸、無水プロピ
オン酸、無水安息香酸および無水マレイン酸; カルボキサミド、例えばホルムアミド、アセトアミド、プロピオンアミド、ステ
アルアミド、テレフタルアミド。
【0055】 またヒドロキシカルボン酸、例えば乳酸、リンゴ酸、酒石酸またはクエン酸ま
たはアミノ酸、例えばグリシン、アラニン、プロリンおよびアルギニンならびに
ペプチドを変換することも可能である。
【0056】 特に有利には本発明による方法はアルデヒドおよびヒドロキシアルデヒドの水
素添加のために使用される。
【0057】 水素添加されるべきカルボニル化合物を水素添加反応器中に単独または水素添
加生成物との混合物として供給し、その際希釈されていない形または付加的な溶
剤を使用して実施してよい。特に適当な付加的な溶剤は、水、アルコール、例え
ばメタノール、エタノールおよび反応条件下に生成するアルコールである。有利
な溶剤は水、THF、NMPおよびエーテル、例えばジメチルエーテルおよびジ
エチルエーテル、MTBEであり、かつ水が特に有利である。
【0058】 アップフローおよびダウンフローの両者の方法での、それぞれ有利には再循環
法として実施する水素添加は、一般に50〜250℃、有利には70〜200℃
、特に有利には100〜140℃の温度で、15〜250バール、有利には20
〜200バール、特に有利には25〜100バールの圧力で実施する。
【0059】 高い変換率および選択性は、本発明による方法で得られ、かつ触媒は反応混合
物の存在下に高い化学的安定性を示す。同じ担持材料の使用では、本発明により
製造される触媒は、従来の方法により製造される触媒と比較して、より容易なタ
ブレットへの成形およびタブレット化物の熱処理後の明らかにより優れた機械的
安定性の両者が、酸化状態および還元状態の両者において示され、結果として本
発明による方法は特に経済的であることを特徴としている。
【0060】 本発明を以下の実施例で詳細に説明する。
【0061】 実施例 触媒の製造 以下の部分に示される全てのパーセンテージデータは、特に記載がない限り質
量%を表す。個々の触媒に関して示される酸化銅微結晶寸法はXRDによって測
定した。示されるパーセンテージの組成は完成した触媒の酸化物成分に対するも
のである。
【0062】 触媒A(比較) 触媒Aを銅およびアルミニウムの硝酸塩の溶液の炭酸ナトリウム溶液での沈殿
によって製造した。得られた沈殿物を濾過し、洗浄し、かつ120℃で乾燥させ
た。乾燥させた粉末を250℃で2時間焼成し、かつ3%のグラファイトと一緒
に5mmの直径を有するタブレットに圧縮した。これらのタブレットを580℃
で2時間熱処理した。完成した触媒は53%のCuOおよび47%のAl23
含有し、かつ1090g/lのタップ密度、101m2/gもしくは11009 0m2/lのBET表面積、11.5m2/gもしくは11445m2/lの銅表 面積、15.0nmの酸化銅微結晶寸法および0.41ml/gもしくは447
ml/lの水吸水量を有していた。
【0063】 触媒B(比較) 触媒Bを3〜5mmの直径を有するSiO2ビーズの濃水性アンモニア中の炭 酸銅の溶液での含浸によって製造した。含浸は上清溶液中で15分間実施した。
含浸されたビーズを120℃で5時間乾燥させ、次いで250℃で2時間焼成し
た。これらの含浸工程および焼成工程を繰り返した。完成した触媒は25.6%
のCuOおよび74.4%のSiO2を含有し、かつ605g/lのタップ密度 、212m2/gもしくは128260m2/lのBET表面積、9.8m2/g もしくは5929m2/lの銅表面積、2.5nmの酸化銅微結晶寸法ならびに 0.54ml/gもしくは327ml/lの水吸収量を有していた。
【0064】 触媒C(比較) 触媒Cを、TiO2粉末の濃水性アンモニア中の炭酸銅の溶液での含浸によっ て製造した。含浸は、まず室温で、次いで100℃で実施した。前記のように含
浸させた粉末を120℃で乾燥させ、次いで3%のグラファイトを添加してタブ
レット化した。タブレットは3mmの直径および3mmの高さを有し、350℃
で2時間熱処理した。完成した触媒は25%のCuOおよび75%のTiO2を 含有し、かつ1216g/lのタップ密度、91m2/gもしくは110656 m2/lのBET表面積、0.3m2/gもしくは365m2/lの銅表面積、1 3.5nmの酸化銅微結晶寸法ならびに0.29ml/gもしくは353ml/
lの水吸収量を有していた。
【0065】 触媒D 触媒Dを、触媒Cのように製造したが、タブレット化の際に15%の金属の銅
粉末を添加した。完成した触媒は60%のTiO2を含有し、かつ1508g/ lのタップ密度、65m2/gもしくは98020m2/lのBET表面積、0.
7m2/gもしくは1055m2/lの銅表面積、17.5nmの酸化銅微結晶寸
法ならびに0.22ml/gもしくは323ml/lの水吸収量を有していた。
【0066】 触媒E(比較) 触媒Eを、TiO2粉末の3%のグラファイトおよび40%の銅粉末を使用す るタブレット化によって製造した。該タブレットは直径3mmおよび高さ3mm
を有しており、そしてこれを350℃で2時間熱処理した。完成した触媒は60
%のTiO2を含有し、かつ1940g/lのタップ密度、32m2/gもしくは
62080m2/lのBET表面積、0.5m2/gもしくは970m2/lの銅 表面積、14.0nmの酸化銅微結晶寸法ならびに0.08ml/gもしくは1
55ml/lの水吸収量を有していた。
【0067】 触媒F(比較) 触媒Fを、硝酸銅の溶液を炭酸ナトリウム溶液で沈殿させることによって製造
した。水中のTiO2の懸濁液を受容容器中で使用した。沈殿材料を濾過し、洗 浄し、かつ120℃で乾燥させた。乾燥粉末を200℃で2時間焼成し、次いで
3%のグラファイトを使用して3mmのタブレットに圧縮した。これらのタブレ
ットを330℃で2時間熱処理した。完成した触媒は53%のCuOおよび47
%のTiO2を含有し、かつ1900g/lのタップ密度、74m2/gもしくは
140600m2/lのBET表面積、2.2m2/gもしくは4180m2/l の銅表面積、15.5nmの酸化銅微結晶寸法ならびに0.28ml/gもしく
は532ml/lの水吸収量を有していた。
【0068】 触媒G(比較) 触媒Gを、硝酸銅の溶液を炭酸ナトリウム溶液で沈殿させることによって製造
した。水中のTiO2およびAl23の懸濁液を受容容器中で使用した。沈殿材 料を濾過し、洗浄し、かつ120℃で乾燥させた。乾燥粉末を200℃で2時間
焼成し、次いで3%のグラファイトを使用して3mmの直径を有するタブレット
に圧縮した。これらのタブレットを330℃で2時間熱処理した。完成した触媒
は56%のCuO、12%のAl23および32%のTiO2を含有し、かつ1 420g/lのタップ密度、77m2/gもしくは109340m2/lのBET
表面積、3.6m2/gもしくは5112m2/lの銅表面積、19.5nmの酸
化銅微結晶寸法ならびに0.24ml/gもしくは341ml/lの水吸収量を
有していた。
【0069】 触媒H(比較) 触媒Hを、硝酸銅の溶液を炭酸ナトリウム溶液で沈殿させることによって製造
した。水中のTiO2の懸濁液を受容容器中で使用した。沈殿材料を濾過し、洗 浄し、かつ120℃で乾燥させた。乾燥粉末を200℃で2時間焼成し、次いで
3%のグラファイトを使用して3mmの直径を有するタブレットに圧縮した。こ
れらのタブレットを330℃で2時間熱処理した。完成した触媒は、30%のC
uOおよび70%のTiO2を含有し、かつ1760g/lのタップ密度、1. 3m2/gもしくは2288m2/lの銅表面積、15.5nmの酸化銅微結晶寸
法ならびに0.20ml/gもしくは352ml/lの水吸収量を有していた。
【0070】 触媒I(比較) 触媒Iを触媒Hのように製造するが、水性TiO2懸濁液の代わりにAl23 および水の懸濁液を受容容器中で沈殿のために使用した。完成した触媒は53%
のCuOおよび47%のAl23を含有し、かつ1200g/lのタップ密度、
ならびに0.35ml/gもしくは420ml/lの水吸収量を有していた。
【0071】 触媒J 本発明による触媒Jを、触媒Fのように単に20%の金属の銅粉末をタブレッ
ト化の際に添加することによって製造した。完成した触媒は、約39%のTiO 2 を含有し、かつ13m2/gもしくは23660m2/lのBET表面積、1. 2m2/gもしくは2184m2/lの銅表面積、18.5nmの酸化銅微結晶寸
法ならびに0.13ml/gもしくは237ml/lの水吸収量を有していた。
【0072】 例1 ヒドロキシピバルアルデヒド(HPA)のネオペンチルグリコール(NPG)へ
のダウンフロー法(再循環法)での水素添加 HPA38%、NPG38%および水24%の混合物を出発溶液として使用し
た。混合物を200mlの容量を有する反応器中で再循環法において、9.5l
/hの処理量で35バールの圧力および130℃の温度で触媒A〜Iのそれぞれ
を使用して水素添加した。空間速度はそれぞれの場合において0.35lHPA/ (lcat・h)であった。
【0073】 本発明による触媒Dと触媒A〜CおよびE〜Gとの比較(第1表参照)はDの
使用下に得られる変換率が高いことを示している。同じことがDとA、B、Fお
よびGとの比較における選択性にも適用される。触媒B〜Gによる排出物中の不
純物は触媒Dの高い化学的安定性を示している。
【0074】 本発明による触媒Dと触媒AおよびE〜Iとの比較は、還元された湿潤状態で
のDの高い機械的硬度を示しており、かつDと全ての他の比較触媒との比較は酸
化状態でのDの高い機械的硬度を示している。
【0075】 触媒Dおよび触媒C(これはDのタブレット化における金属の銅粉末の混合物
とは別に同様に製造した)の比較は、酸化状態における変換率および機械的硬度
の点での本発明により製造される触媒の利点を示している。
【0076】 例2 ジメチロールブタナール(DMB)のトリメチロールプロパンへの再循環および
第2の反応器によるダウンフロー法における水素添加 65%のDMBおよび35%の水の混合物を出発溶液として使用した。混合物
を210mlの容量(主反応器130mlおよび第2の反応器80ml)を有す
る反応器中で再循環法において7.5l/hの処理量および120℃の温度(主
反応器)および130℃(第2の反応器)で90バールで触媒A、B、Dおよび
Fを使用して、空間速度0.3kgDMB/(lcat・h)で水素添加した。
【0077】 本発明による触媒Dと触媒A、BおよびFとの第2表にあるような比較は再び
、Dの高い変換率および選択性を示している。これは従来の方法で製造される種
々の担体材料を有する触媒(触媒AおよびB)との比較に適用され、同様に従来
のようにタブレット化したTiO2担体上の触媒(触媒F)との比較に関しても 適用される。
【0078】 例3 ヒドロキシピバルアルデヒド(HPA)のネオペンチルグリコール(NPG)へ
の再循環および第2の反応器によるダウンフロー法における水素添加 例3を例2のように実施した。しかしながら、90バールの圧力を35バール
の圧力に置き換え、かつ空間速度は0.3kgDMB/(lcat・h)の代わりに0
.45kgHPA/(lcat・h)であった。触媒A、BおよびJを水素添加のため
に使用した。
【0079】 本発明による触媒JとAおよびBとの第3表でのような比較は、Jが高い変換
率、高い選択性および高い収率を保証することを示している。
【0080】 特に、Jの高い化学的安定性は、例えば従来のように製造した触媒Bの担体材
料の溶解をもたらす選択された試験条件下では注目すべきことである。
【0081】 Jは触媒Aと、還元された湿潤状態および酸化状態の両者において硬度ならび
に磨砕の点で機械的安定性を特徴とし、これはAの場合に延長された作動時間後
に生ずる触媒の磨砕によるスラッジの形成の回避を可能にする。
【0082】 全ての記載した比較の基準はJの使用においてより経済的な方法に極めて重大
に寄与する。
【0083】
【表1】
【0084】
【表2】
【0085】
【表3】
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月13日(2000.3.13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲルハルト シュルツ ドイツ連邦共和国 ルートヴィッヒスハー フェン ウーラントシュトラーセ 55 (72)発明者 マルク ヴァルター ドイツ連邦共和国 フランケンタール ハ ンス−ホルバイン−シュトラーセ 5デー (72)発明者 マンフレート ザウアーヴァルト ドイツ連邦共和国 メッケンハイム イム ランゲン ザッツ 2 Fターム(参考) 4G069 AA03 AA08 BA01A BA01B BA04A BA04B BA05A BA20A BA20B BB02A BB02B BC31A BC31B BC35A BC43A BC65A BC69A CB02 CB70 DA06 EA02X EA02Y EB18Y EC02X EC02Y EC06Y EC21Y FA01 FB07 FB64 4H006 AA02 AC41 BA05 BA07 BA08 BA09 BA55 BA82 BA85 BD21 BD33 BD52 BE20 FE11 FG29 FG30 4H039 CA60 CB20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルボニル化合物または2種以上のカルボニル化合物の混合
    物を、TiO2を含有する無機担体ならびに活性成分として銅または銅と亜鉛、 アルミニウム、セリウム、貴金属および第VIII副族の金属の群から選択され
    る少なくとも1種の金属との混合物を含有する触媒の存在下に接触水素添加をす
    るための方法において、銅表面積が最大10m2/gであることを特徴とする、 カルボニル化合物の水素添加法。
  2. 【請求項2】 担体材料がTiO2およびAl23の混合物またはTiO2 およびZrO2の混合物またはTiO2およびAl23およびZrO2の混合物を 含む、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 触媒材料を金属の銅粉末の添加下にタブレットに成形する、
    請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 接触水素添加を、固定床反応としてダウンフロー方式または
    アップフロー方式で実施する、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 方法を再循環法で実施する、請求項1から4までのいずれか
    1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 カルボニル化合物として、脂肪族アルデヒドまたは脂肪族ヒ
    ドロキシアルデヒドまたは2種以上のこれらのアルデヒドの混合物を使用する、
    請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 TiO2を含有する無機担体ならびに活性成分として銅また は銅と亜鉛、アルミニウム、セリウム、貴金属および第VIII副族の金属から
    選択される少なくとも1種の金属との混合物を含有し、銅表面積が最大10m2 /gである触媒。
  8. 【請求項8】 タブレット化の際に金属の銅粉末を添加するタブレット化を
    含む、請求項7記載の触媒の製造方法。
  9. 【請求項9】 TiO2を含有する無機担体ならびに活性成分として銅また は銅と亜鉛、アルミニウム、セリウム、貴金属および第VIII副族の金属から
    選択される少なくとも1種の金属との混合物を含有し、タブレット化の際に金属
    の銅粉末を添加するタブレット化工程を含む方法によって得られる触媒。
JP2000534523A 1998-03-05 1999-03-05 カルボニル化合物の水素添加法 Expired - Fee Related JP4001715B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE1998109418 DE19809418A1 (de) 1998-03-05 1998-03-05 Verfahren zur Hydrierung von Carbonylverbindungen
DE19809418.3 1998-03-05
PCT/EP1999/001427 WO1999044974A1 (de) 1998-03-05 1999-03-05 Verfahren zur hydrierung von carbonylverbindungen

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002505312A true JP2002505312A (ja) 2002-02-19
JP4001715B2 JP4001715B2 (ja) 2007-10-31

Family

ID=7859801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000534523A Expired - Fee Related JP4001715B2 (ja) 1998-03-05 1999-03-05 カルボニル化合物の水素添加法

Country Status (11)

Country Link
US (1) US6448457B1 (ja)
EP (1) EP1060154B1 (ja)
JP (1) JP4001715B2 (ja)
KR (1) KR100549741B1 (ja)
CN (1) CN1160290C (ja)
CA (1) CA2322744C (ja)
DE (2) DE19809418A1 (ja)
ES (1) ES2192039T3 (ja)
MY (1) MY120563A (ja)
TW (1) TW593242B (ja)
WO (1) WO1999044974A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001114711A (ja) * 1999-10-06 2001-04-24 Basf Ag 1,3−ジオールの製法
JP2013516306A (ja) * 2010-01-04 2013-05-13 ジョンソン、マッセイ、パブリック、リミテッド、カンパニー 触媒及び触媒の製造方法

Families Citing this family (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19859776B4 (de) * 1998-12-23 2008-06-19 Basf Se Verfahren zur Herstellung von Aminen
DE19942895A1 (de) 1999-09-08 2001-03-15 Basf Ag Katalysator und Verfahren zur Hydrierung von Carbonylverbindungen
DE10055180A1 (de) 2000-11-08 2002-05-29 Basf Ag Verfahren zur Hydrierung von Poly- oder Monomethylolalkanalen
DE10119719A1 (de) * 2001-04-21 2002-10-24 Basf Ag Verfahren zur Hydrierung von Carbonylverbindungen
DE10152525A1 (de) 2001-10-24 2003-05-08 Basf Ag Verfahren zur Zersetzung von Ammoniumformiaten in polyolhaltigen Reaktionsgemischen
US6580000B1 (en) 2002-06-06 2003-06-17 Ak Research Company Process for the manufacture of alkoxysilanes and alkoxy orthosilicates
DE10234016A1 (de) 2002-07-26 2004-02-05 Basf Ag Verfahren zur Ausbeuteerhöhung bei der Herstellung von mehrwertigen Alkoholen durch Spaltung acetalhaltiger Nebenprodukte
US6903050B2 (en) * 2002-10-28 2005-06-07 Engelhard Corporation Method of preparation of non-pyrophoric copper-alumina catalysts
US6979751B2 (en) * 2002-12-23 2005-12-27 Eastman Chemical Company Processes for the preparation of higher molecular weight ketones
DE10313702A1 (de) 2003-03-27 2004-10-07 Basf Ag Katalysator und Verfahren zur Hydrierung von Carbonylverbindungen
FR2862638B1 (fr) * 2003-11-26 2005-12-30 Inst Francais Du Petrole Procede de production de paraxylene comprenant une etape d'adsorption et deux etapes d'isomerisation
DE102004033556A1 (de) 2004-07-09 2006-02-16 Basf Ag Katalysatorformkörper und Verfahren zur Hydrierung von Carbonylverbindungen
KR101242685B1 (ko) 2006-08-21 2013-03-12 이수화학 주식회사 하단투입-상단제거 흐름 공정을 이용한 이소프로판올의제조방법
US7462747B2 (en) * 2007-01-05 2008-12-09 Basf Aktiengesellschaft Process for preparing polyalcohols from formaldehyde having a low formic acid content
ES2459299T3 (es) 2008-09-19 2014-05-08 Basf Se Procedimiento para la producción continua de una amina con el uso de un catalizador de aluminio-cobre
RU2530027C2 (ru) 2008-12-09 2014-10-10 Басф Се Способ получения полиметилолов
KR20110110303A (ko) 2009-01-12 2011-10-06 바스프 에스이 폴리메틸올의 제조 방법
CA2755293A1 (en) 2009-04-08 2010-10-14 Basf Se Method for producing 1,6-hexanediol by hydrogenation of oligo- and polyesters
TWI490034B (zh) 2009-11-17 2015-07-01 Basf Se 製備具有增強氫化活性之經承載氫化觸媒之方法
EP2357037A1 (de) 2010-02-17 2011-08-17 LANXESS Deutschland GmbH Verfahren zur Herstellung von mechanisch stabilen Katalysatorformkörpern
CN101774912B (zh) * 2010-02-21 2013-01-02 南京荣欣化工有限公司 一种生产醋酸酯的工艺
JP2013526506A (ja) 2010-05-12 2013-06-24 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア ネオペンチルグリコールの製造方法
US8637668B2 (en) 2010-06-15 2014-01-28 Basf Se Process for preparing a cyclic tertiary methylamine
US8933223B2 (en) 2010-10-14 2015-01-13 Basf Se Process for preparing a cyclic tertiary amine
WO2012143309A1 (de) 2011-04-19 2012-10-26 Basf Se Verfahren zur herstellung von neopentylglykol
WO2013026758A1 (de) 2011-08-23 2013-02-28 Basf Se Verfahren zur herstellung von neopentylglykol
DE102011087385A1 (de) * 2011-11-30 2013-06-06 Evonik Degussa Gmbh Granulate auf der Basis von Titandioxid-Partikeln mit hoher mechanischer Stabilität
JP6242878B2 (ja) 2012-06-01 2017-12-06 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se モノ−n−アルキル−ピペラジンの製造方法
US8884015B2 (en) 2012-06-01 2014-11-11 Basf Se Process for the preparation of a mono-N-alkypiperazine
US8981093B2 (en) 2012-06-06 2015-03-17 Basf Se Process for preparing piperazine
US20130345475A1 (en) 2012-06-25 2013-12-26 Basf Se Process for the racemization of optically active arylalkylamines
US9512054B2 (en) 2015-02-10 2016-12-06 Eastman Chemical Company Method for making a high purity alcohol
WO2017017074A1 (de) 2015-07-29 2017-02-02 Basf Se Verfahren zur herstellung von monoethylenglykol
RU2609264C1 (ru) 2015-12-09 2017-01-31 Акционерное Общество "Газпромнефть - Московский Нпз" (Ао "Газпромнефть - Мнпз") Способ получения высокооктановых компонентов из олефинов каталитического крекинга
CN108772073A (zh) * 2018-05-21 2018-11-09 河南省化工研究所有限责任公司 一种三羟甲基丙烷制备过程使用的加氢催化剂及其制备方法和应用
CN109569628A (zh) * 2018-12-20 2019-04-05 常州大学 用于高效生产新戊二醇的催化剂的制备方法及新戊二醇的制备方法
US20230025575A1 (en) 2019-12-03 2023-01-26 Basf Se Process for preparing amines over a copper catalyst
WO2024081921A2 (en) * 2022-10-13 2024-04-18 Viridis Chemical, Llc Selective hydrogenation of aldehydes and ketones in ester solutions over copper-based catalysts & a system and method for ethyl acetate production

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE536516A (ja) 1954-03-17
US3803055A (en) 1968-01-17 1974-04-09 Huels Chemische Werke Ag Catalyst for preparing saturated alcohols
US3886219A (en) 1969-01-14 1975-05-27 Huels Chemische Werke Ag Process for preparing saturated alcohols
DE3027890A1 (de) 1980-07-23 1982-03-04 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Hydrierkatalysatoren fuer die herstellung von propandiolen und verfahren zur herstellung von propandiolen mit solchen katalysatoren
GB8717989D0 (en) * 1987-07-29 1987-09-03 Davy Mckee Ltd Catalyst
JPH0768153B2 (ja) * 1988-06-02 1995-07-26 花王株式会社 アルコールの製造法
JP2964621B2 (ja) 1990-11-06 1999-10-18 三菱瓦斯化学株式会社 ネオペンチルグリコールの製造方法
DE4037729C2 (de) 1990-11-27 1996-05-30 Sued Chemie Ag Si0¶2¶-haltiger-Kupferoxid-Chromoxid- Katalysator und seine Verwendung zur Hydrierung von Fettsäuren und -estern
AU5110696A (en) * 1995-07-21 1997-02-18 Lonza A.G. Process for producing methanol and catalyst therefor
DE19730939A1 (de) * 1997-07-18 1999-01-21 Basf Ag Verfahren zur Hydrierung von Carbonylverbindungen

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001114711A (ja) * 1999-10-06 2001-04-24 Basf Ag 1,3−ジオールの製法
JP2013516306A (ja) * 2010-01-04 2013-05-13 ジョンソン、マッセイ、パブリック、リミテッド、カンパニー 触媒及び触媒の製造方法
US9387462B2 (en) 2010-01-04 2016-07-12 Johnson Matthey Plc Catalyst and method of catalyst manufacture

Also Published As

Publication number Publication date
CN1294570A (zh) 2001-05-09
MY120563A (en) 2005-11-30
KR100549741B1 (ko) 2006-02-08
TW593242B (en) 2004-06-21
ES2192039T3 (es) 2003-09-16
CA2322744A1 (en) 1999-09-10
KR20010041595A (ko) 2001-05-25
EP1060154B1 (de) 2003-01-29
EP1060154A1 (de) 2000-12-20
DE59904157D1 (de) 2003-03-06
US6448457B1 (en) 2002-09-10
DE19809418A1 (de) 1999-09-09
CN1160290C (zh) 2004-08-04
CA2322744C (en) 2009-05-12
JP4001715B2 (ja) 2007-10-31
WO1999044974A1 (de) 1999-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4001715B2 (ja) カルボニル化合物の水素添加法
KR101067539B1 (ko) 카르보닐 화합물의 수화를 위한 촉매 및 방법
US7759530B2 (en) Moulded catalyst bodies and method for hydrogenation of carbonyl compounds
KR100628855B1 (ko) 카르보닐 화합물의 수소화 촉매 및 방법
US20080207953A1 (en) Catalyst and Method for Hyrogenating Carbonyl Compounds
KR100576659B1 (ko) 카르보닐 화합물의 수소화 방법
US20080071120A1 (en) Catalyst and Method for Hydrogenation of Carbonyl Compounds
JP5536226B2 (ja) 高い水素化活性を有する担持水素化触媒の製造方法
KR101084825B1 (ko) 산화구리계 촉매 압출물 및 카르보닐 화합물 수소화에있어서의 이들의 용도
KR20080039411A (ko) 카르보닐 화합물의 수소화 촉매 및 방법
US6787677B2 (en) Hydrogenation of carbonyl compounds

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070718

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070815

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110824

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120824

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees