JP2002502280A - ポリアミドを含むゴルフボール成形用組成物 - Google Patents

ポリアミドを含むゴルフボール成形用組成物

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Abstract

(57)【要約】 コアおよびカバー、またはコアと中間層とカバーとを含むゴルフボールを特許請求する。該層の一つは、ポリアミドと非イオノマーとのブレンドを含む。好ましくは、該非イオノマーは、ポリエーテルエステル、ポリエーテルアミドまたは官能化SEBSである。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリアミドを含むゴルフボール成形用組成物 技術分野 本発明はゴルフボールカバー、コアー及び中間層を成形するための組成物及び 方法並びに改良された性質、特に、改良されたレジリエンス及び大きな距離を有 する前記組成物から成形されたゴルフボールに関する。本発明の組成物はホモポ リマー、コポリマーまたはこれらの混合物の形態の少なくとも一種のポリアミド を含む。 発明の背景 バラタ(トランス−ポリイソプレン)カバーを有するスリーピースの糸巻き(w ound)ボールは典型的にはプロのゴルファー及び低ハンディキャップのアマチュ アゴルファーにより好まれる。これらのボールはイオノマーカバーまたはワンピ ースボール及びツーピースボールでは得られない距離、高スピン速度、及びコン トロールの組み合わせを与える。しかしながら、バラタは容易に傷つき、またア ベレージゴルファーにより必要とされる耐久性を欠如している。 ツーピースゴルフボール(これらは典型的にはアベレージアマチュアゴルファ ーにより使用される)はバラタ被覆バールでは得られない耐久性及び最大距離の 組み合わせを与える。これらのボールは、例えば、サーリン(登録商標)から形 成されたイオノマーカバー中に入れられたポリブタジエンをベースとする化合物 を含む固体球体から形成されたコアーを含む。これらのイオノマーは、カルボン 酸基の少なくとも一部が金属イオンで中和された不飽和カルボン酸とオレフィン のイオン性コポリマーである。これらのボールは極めて耐久性であり、良好な耐 せん断性を有し、かつ殆ど傷つき難い。しかしながら、耐久性はイオノマーの硬 度から生じ、これはゴルフクラブと衝突した時に多くのゴルファーが許容できな いとわかるような非常に堅い“感触”をこのようなボールに与える。 ゴルフボール製造業者らは高硬度及び低硬度のイオノマーのブレンドを生成す ることによりイオノマーの切断抵抗とともにバラタのスピン速度を与えるゴルフ ボールカバーを製造しようと試みていた(米国特許第4,884,814号、同第5,120,79 1号、同第5,324,783号及び同第5,492,972号を参照のこと)。しかしながら、開示 されたイオノマーブレンドのいずれもがバラタ被覆ゴルフボールの高度に望まし いプレイ性に近づくような距離、反発係数、スピン速度及び初期速度の理想的な バランスをもたらさなかった。このアプローチがCadornigaらの米国特許第5,415 ,937号に例示されている。Cadornigaらは好ましくは少なくとも70のショアーD 硬度及び60,000〜120,000psiの曲げモジュラスを有する高剛性イオノマーと、好 ましくは20〜50のショアーD硬度及び2,000〜8,000psiの曲げモジュラスを有す る非常に低いモジュラスのイオノマーのブレンドからなるゴルフボールカバー材 料を開示している。その目的は通常のイオノマーカバーと較べた時にボールの感 触及びプレイ性を改良するとともに、従来技術のボールの距離及びレジリエンス を保持することである。開示されたブレンドを含むカバーを有するゴルフボール は、わずかに改良された反発係数と試験に使用された特別なブレンド及びクラブ 、即ち、ドライバー、5番アイアン、またはピッチングウェッジに応じて、従来 技術のブレンドよりもわずかに良好からかなり低いまでの範囲のスピン速度によ る初期速度とを有する。 また、製造業者らは硬質イオノマーと更に軟質の非イオノマー(nonionomer)ポ リマーのブレンドを生成してゴルフボールを軟らかくし、その感触及びスピン速 度を改良しようと試みていた。しかしながら、イオノマーのイオン特性は高度に 極性の性質をこれらの材料に付与するのでこのアプローチは難しいことが判明し た。それ故、イオノマー及びその他の非イオノマーポリマー、例えば、バラタ、 及びポリオレフィンホモポリマー、コポリマー、またはターポリマー(これらは イオン性ペンダント基、酸性ペンダント基、塩基性ペンダント基、またはその他 の極性ペンダント基を含まない)はゴルフボールカバー用には成功裏にブレンド されなかった。これらの混合物は不充分な機械的性質、例えば、劣った引張強さ 、衝撃強さ等をしばしば有する。それ故、これらの不混和性混合物から製造され たゴルフボールは劣ったゴルフボール特性、例えば、不充分な耐久性及び衝撃時 の切断抵抗を有するであろう。 非極性ポリマーへの極性官能基の付加は別のアプローチであり、これはゴルフ ボールカバー材料のための非イオノマーとイオノマーのブレンドを促進するのに 使用されていた。例えば、米国特許第4,986,545号、同第5,098,105号及び同第5, 359,000号は全てイオノマーと別のポリマーの相溶性ブレンドまたは混和性ブレ ンドを開示している。相溶性は極性官能基を無水マレイン酸との反応により非イ オノマーに付与することにより得られる。しかしながら、これらの特許のいずれ もが非イオノマーポリマーとポリアミドのブレンドを開示していない。 イオノマーをその他のポリマーとブレンドするように試みる時に見られる難点 のために、製造業者らは相溶化剤を使用してこのようなブレンドの相溶性を得、 または増進していた。例えば、米国特許第5,321,089号を参照のこと。しばしば 、相溶化剤物質は、夫々のブロックが相溶化されるブレンド成分の一種のみに対 するアフィニティーを有するブロックコポリマーである。相溶化剤はポリマーブ レンド中の相分離した領域間の境界を横切って会合するものと考えられる。それ は領域を一緒に結合し、得られる相溶化材料の構造保全性及び機械的性質を増進 するのに使用される。 Statzらの米国特許第5,155,157号はワンピースゴルフボール中の使用並びにツ ーピースゴルフボール及びスリーピースゴルフボール用のコアーとしての使用の ためのコポリ(エーテル−アミド)と酸含有エチレンコポリマーイオノマー及び エポキシ含有化合物のブレンドである熱可塑性エラストマー(以下、“TPE”) 組成物を記載している。日本特許出願6192512 A(1994)はツーピース及びスリー ピースのゴルフボールカバー及びコアー用の熱可塑性ポリアミドエラストマー、 エチレンコポリマーイオノマー及びエポキシ含有化合物のブレンドである組成物 を開示している。これらの開示または刊行物の夫々において、コストのかかる外 注合成された相溶化剤成分が一種以上のイオノマーとイオノマーと不混和性であ るポリマーのブレンドを相溶化するのに必要とされる。上記開示または刊行物の いずれもが非イオノマーポリマーとポリアミドのブレンドを教示していない。 ブロックポリアミドコポリマーを含むカバーを有するツーピースゴルフボール が従来技術に開示されている。例えば、Deleensらの米国特許第4,234,184号はコ アー及びカバーを有するゴルフボール用のカバー材料としての熱可塑性ブロック コポリ(エーテル−アミド)の使用を開示している。また、Deleensらはこの ブロックコポリマーと80℃〜150℃の融点及び35〜70のショアーD硬度を有する ことが更に必要とされる小比率の一種以上の相溶性ポリマーのブレンドを開示し ている。このブロックコポリマーとポリアミドのブレンドは開示されていない。 幾つかの特許がポリアミドエラストマーとイオノマーのブレンドを開示してい る。例えば、Saitoの米国特許第4,858,924号はゴルフボールのカバーとしての1, 500〜5,000kg/cm2の曲げモジュラスを有する熱可塑性樹脂の使用を開示している 。特に、ポリアミドエラストマー、ウレタンエラストマー、スチレン−ブタジエ ンコポリマーエラストマー及びポリエステルエラストマーは単独で使用され、ま たはマトリックス樹脂、即ち、可撓性熱可塑性樹脂のような別の樹脂とブレンド される場合に好ましいと言われている。ポリエステルエラストマーはブロックコ ポリ(エーテル−エステル)、ブロックコポリ(ラクトン−エステル)並びに脂肪 族及び芳香族のジカルボン酸共重合ポリエステルを含むと言われている。しかし ながら、この文献はポリアミドがマトリックス樹脂であり得ることを教示してい ない。 ブロックコポリマーを含む多層ゴルフボールが従来技術に開示されている。例 えば、カバーに関して、英国特許出願GB 2,278,609Aは比較的軟質の低モジュラ ス(1〜10kpsi)の非イオノマーTPE、例えば、ポリウレタン(B.F.グッドリッチか らのエスタン(登録商標)、バイエルからのテキシン(登録商標)及びダウからの ペレタン(登録商標)が教示されている)、ポリエステルエラストマー(デュポン からのハイトレル(登録商標)が教示されている)、またはポリエステルアミド (エルフ・アトケムS.A.からのペバックス(登録商標)が教示されている)から 形成された外層またはカバー層を有するスリーピースゴルフボールを開示してい る。これらの材料とポリアミドのブレンドは開示されていない。 ブロックコポリマーを含む中間層が多層ゴルフボールについて開示されている 。例えば、Higuchiらの米国特許第5,556,098号は、ブレンドのJIS C硬度が80未 満であるようなポリアミドエラストマーとイオノマーのブレンドを含む軟質中間 層を含む3層ゴルフボールの使用を開示している。ポリアミドエラストマーの正 確な化学組成または構造は、それが熱可塑性エラストマーであると言われている 以外には開示されていない。Higuchiらはこれらのブレンド及びそれらの成 分の曲げモジュラス特性について何も言及していない。更に、Higuchiはこれら のエラストマーとポリアミドのブレンドを開示していない。 Viollazの米国特許第5,253,871号は3層ゴルフボールの中間層としての使用の ための必要によりイオノマーとブレンドされてもよい少なくとも10%のブロック コポリ(アミド−エーテル)エラストマーの使用を開示している。ブロックコポ リマーの硬度は30-40ショアーD硬度の範囲内にあると言われている。中間層の 総合の硬度は20-50ショアーD硬度の範囲であると言われており、一方、イオノ マー成分の相当する硬度は55-65ショアーDであると言われている。また、カバ ーはブロックコポリ(アミド−エーテル)とイオノマーのブレンドであってもよ いが、その総合の硬度は隣接中間層の硬度よりも大きい必要がある。しかしなが ら、Viollazはブレンドまたはそれらの成分の曲げモジュラス特性について何も 言及していない。更に、Viollazはこれらのブロックコポリマーとポリアミドの ブレンドを開示していない。 オーストラリア特許公開番号AU-A-60631/96はゴルフボール中のポリアミドポ リマーの使用を開示しているが、スリーピースゴルフボール中の使用を開示して いるにすぎない。この文献の教示は多くの面で更に限定される。例えば、ポリア ミドはスリーピースゴルフボールの中間層中にのみ存在し、次いで或る種の熱可 塑性エラストマーとのブレンドの形態でのみ存在する必要がある。更に、その文 献はブレンドが50重量%〜95重量%のポリアミドを含むにすぎないことを教示し ている。スチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー、無水マレイン酸 −変性スチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー、エチレン−エチル アクリレートコポリマー、及び無水マレイン酸変性エチレン−エチルアクリレー トコポリマーがポリアミドとのブレンドについて開示された熱可塑性エラストマ ーであるにすぎない。更に、その文献はこれらの4種の熱可塑性エラストマーが 30〜98のJIS-A硬度の範囲内である必要があることを教示している。更に、これ らの熱可塑性エラストマーとブレンドされたポリアミドは6,000〜30,000kg/cm2( 85〜427kpsi)の曲げモジュラスを有することが教示されている。更に、得られる ブレンドされた組成物はわずかに5,000〜12,000kg/cm2(71〜171kpsi)の曲げモジ ュラスを有することが開示されている。 Melvinらの米国特許第4,679,795号は下記のゴルフボールカバー材料との蛍光 増白剤のブレンドを開示している:ポリオレフィン及びそれらのコポリマー;ポ リウレタン;ポリアミド;サーリン(登録商標)、ポリエチレン、エチレンコポリ マー及びEPDMとのポリアミドブレンド;アクリル樹脂;熱可塑性ゴム、例えば、 ウレタン、スチレンブロックコポリマー、コポリ(エーテル−アミド)及びオレ フィン系熱可塑性ゴム;熱可塑性ポリエステル及びポリエステルTPE;並びにナイ ロンとの熱可塑性ゴムのブレンド。しかしながら、その文献は必要とされた蛍光 増白剤成分を使用しないでブレンドを生成することについて教示または示唆を含 まない。 上記ブレンドされた組成物のいずれもがイオノマーカバーを有するツーピース ゴルフボールにより与えられる耐久性及び距離とバラタカバーを有するスリーピ ースの糸巻きゴルフボールで得られる高スピン速度及びコントロールの組み合わ せを与えない。それ故、ワンピース、ツーピース及び/または多層のゴルフボー ルにサーリン(登録商標)被覆ツーピースボールの耐久性及び距離並びにバラタ 被覆スリーピースボールの感触、クリック及びコントロールを与えるために、必 要により非イオノマーポリマーとブレンドされてもよい、ポリアミドを含むゴル フボールカバー、中間層及びカバーに対する要望が存する。 発明の要約 本発明の一実施態様は、カバーが約1重量%〜約99重量%の少なくとも一種の 非イオノマーポリマー及び約99重量%〜約1重量%の少なくとも一種のポリアミ ドポリマーのブレンドを含む実質的に蛍光増白剤を含まない組成物から成形され る、カバー及びコアーを含むゴルフボールに関する。しかしながら、また更に別 の実施態様において、実質的に蛍光増白剤を含まない組成物は約0重量%〜約99 重量%の少なくとも一種の非イオノマーポリマー及び約100重量%〜約1重量% の少なくとも一種のポリアミドポリマーのブレンドを含む。 好ましいポリアミドポリマーとして、ポリアミドホモポリマー、ポリアミドコ ポリマー及びこれらの混合物が挙げられ、この場合、ポリアミドポリマーは約30 ,000psi〜約500,000psiの曲げモジュラスを有し、ポリアミドホモポリマー はポリアミド6、ポリアミド11、ポリアミド12、ポリアミド4,6、ポリアミド 6,6、ポリアミド6,9、ポリアミド6,10、ポリアミド6,12またはこれら の混合物であり、ポリアミドコポリマーはポリアミド6/6,6、ポリアミド6,6/6,1 0、ポリアミド6/6,T、ポリアミド6/6,6/6,10またはこれらの混合物である。 本発明に有益な非イオノマーポリマーは、存在する場合には、約1,000psi〜約 150,000psiの曲げモジュラスを有し、ブロックコポリ(エステル−エステル)、ブ ロックコポリ(エステル−エーテル)、ブロックコポリ(アミド−エステル)、ブロ ックコポリ(アミド−エーテル)、ブロックコポリ(ウレタン−エステル)、ブロッ クコポリ(ウレタン−エーテル)、不飽和ゴムを含むブロックポリスチレン熱可塑 性エラストマー、官能化された実質的に飽和されたゴムを含むブロックポリスチ レン熱可塑性エラストマー、ポリプロピレンとエチレン−プロピレン−ジエンモ ノマーターポリマーまたはエチレン−プロピレンコポリマーゴムとを含む熱可塑 性ポリマーとエラストマーのブレンド(そのゴムは動的加硫されている)、ポリ( エチレンテレフタレート)、ポリ(ブチレンテレフタレート)、ポリ(トリメチレン テレフタレート)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(酢酸ビニル)、ポリ(シラン) 、ポリ(弗化ビニリデン)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンコポリマー 、オレフィン系ポリマー、官能性コモノマーを含むそれらのコポリマー、及びこ れらの混合物を含むが、これらに限定されない。 別の実施態様において、本発明はカバーが約15重量%〜約75重量%の少なくと も一種の非イオノマーポリマー及び約85重量%〜約25重量%の少なくとも一種の ポリアミドポリマーのブレンドからつくられた実質的に蛍光増白剤を含まない組 成物から成形されるカバー及びコアーを含むゴルフボールに関する。 本発明の付加的な実施態様はカバー層、コアー層及びカバー層とコアー層の間 に介在された少なくとも一つの中間層を含むゴルフボールであり、この場合、層 の少なくとも一つが約1重量%〜約99重量%の少なくとも一種の非イオノマー熱 可塑性ポリマー及び約99重量%〜約1重量%の少なくとも一種のポリアミドポリ マーを含む実質的に蛍光増白剤を含まない組成物を含む。しかしながら、また別 の付加的な実施態様において、実質的に蛍光増白剤を含まない組成物は約0 重量%〜約99重量%の少なくとも一種の非イオノマー熱可塑性ポリマー及び約10 0重量%〜約1重量%の少なくとも一種のポリアミドポリマーを含む。 本発明の別の実施態様はカバー層、コアー層及びカバー層とコアー層の間に介 在された少なくとも一つの中間層を含むゴルフボールに関するものであり、この 場合、層の少なくとも一つが約1重量%〜約99重量%の少なくとも一種の非イオ ノマー熱可塑性エラストマーポリマー及び約99重量%〜約1重量%の少なくとも 一種のポリアミドポリマーを含む実質的に蛍光増白剤を含まない組成物を含み、 かつ非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマーがブロックコポリ(エステル− エステル)、ブロックコポリ(エステル−エーテル)、ブロックコポリ(アミド−エ ステル)、ブロックコポリ(アミド−エーテル)、ブロックコポリ(ウレタン−エス テル)、ブロックコポリ(ウレタン−エーテル)、ポリプロピレンとエチレン−プ ロピレン−ジエンモノマーターポリマーまたはエチレン−プロピレンコポリマー ゴムとを含む熱可塑性ポリマーとエラストマーのブレンド(そのゴムは動的加硫 されている)、及びこれらの混合物からなる群から選ばれる。 本発明の更に別の実施態様はカバー層、コアー層及びカバー層とコアー層の間 に介在された少なくとも一つの中間層を含むゴルフボールに関するものであり、 この場合、層の少なくとも一つが約51重量%〜約99重量%の少なくとも一種の非 イオノマー熱可塑性エラストマーポリマー及び約49重量%〜約1重量%の少なく とも一種のポリアミドポリマーを含む実質的に蛍光増白剤を含まない組成物を含 み、非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマーが不飽和ゴムを含むブロックポ リスチレン熱可塑性エラストマー及び官能化された実質的に飽和されたゴムを含 むブロックポリスチレン熱可塑性エラストマーを更に含む群から選ばれる。 本発明の付加的な更に別の実施態様はカバー層、コアー層及びカバー層とコア ー層の間に介在された少なくとも一つの中間層を含むゴルフボールに関するもの であり、この場合、層の少なくとも一つが実質的に蛍光増白剤を含まない組成物 を含み、非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマーが不飽和ゴムを含むブロッ クポリスチレン熱可塑性エラストマー及び官能化された実質的に飽和されたゴム を含むブロックポリスチレン熱可塑性エラストマーを更に含む群から選ばれ、か つポリアミドポリマーは混合物の曲げモジュラスが約70,000psi未満であるよ うな混合物を生成するのに十分な量の非イオノマー熱可塑性エラストマーと合わ される。 上記付加的な実施態様及び別の実施態様のいずれにおいても、少なくとも一つ の中間層がポリアミドを含む場合、カバーはノニオン性オレフィン系ポリマー、 ポリアミド、ポリオレフィンイオノマー、スチレン−ブタジエン−スチレンイオ ノマー、スチレン−(水素化ブタジエン)−スチレンイオノマー、ポリ(イソプ レン)、ポリ(ブタジエン)、熱硬化ポリ(ウレタン)、及び熱硬化ポリ(尿素)か らなる群から選ばれた少なくとも一種の材料を含むことが好ましい。 本発明の別の実施態様はカバー層、コアー層及びカバー層とコアー層の間に介 在された少なくとも一つの中間層を含むゴルフボールであり、この場合、層の少 なくとも一つが約15重量%〜約75重量%の少なくとも一種の非イオノマー熱可塑 性ポリマー及び約85重量%〜約25重量%の少なくとも一種のポリアミドポリマー を含む実質的に蛍光増白剤を含まない組成物を含む。 本発明の別の付加的な実施態様はカバー層、コアー層及びカバー層とコアー層 の間に介在された少なくとも一つの中間層を含むゴルフボールであり、この場合 、層の少なくとも一つが約15重量%〜約75重量%の少なくとも一種の非イオノマ ー熱可塑性エラストマーポリマー及び約85重量%〜約25重量%の少なくとも一種 のポリアミドポリマーを含む実質的に蛍光増白剤を含まない組成物を含み、かつ 非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマーがブロックコポリ(エステル−エス テル)、ブロックコポリ(エステル−エーテル)、ブロックコポリ(アミド−エステ ル)、ブロックコポリ(アミド−エーテル)、ブロックコポリ(ウレタン−エステル )、ブロックコポリ(ウレタン−エーテル)、ポリプロピレンとエチレン−プロピ レン−ジエンモノマーターポリマーまたはエチレン−プロピレンコポリマーゴム とを含む熱可塑性ポリマーとエラストマーのブレンド(そのゴムは動的加硫され ている)、及びこれらの混合物からなる群から選ばれる。 本発明の別の付加的な実施態様はカバー層、コアー層及びカバー層とコアー層 の間に介在された少なくとも一つの中間層を含むゴルフボールであり、この場合 、層の少なくとも一つが約51重量%〜約75重量%の少なくとも一種の非イオノマ ー熱可塑性エラストマーポリマー及び約49重量%〜約25重量%の少なくと も一種のポリアミドポリマーを含む実質的に蛍光増白剤を含まない組成物を含み 、非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマーが不飽和ゴムを含むブロックポリ スチレン熱可塑性エラストマー及び官能化された実質的に飽和されたゴムを含む ブロックポリスチレン熱可塑性エラストマーを更に含む群から選ばれる。 本発明の別の実施態様において、カバー層及びコアーを含むゴルフボールはカ バー層とコアー層の間に介在された少なくとも一つの中間層を有し、この場合、 層の少なくとも一つが約1重量%〜約99重量%の少なくとも一種の非イオノマー 熱可塑性ポリマー及び約99重量%〜約1重量%の少なくとも一種のポリアミドポ リマーを含む実質的に蛍光増白剤を含まない組成物を含み、かつ別の層が熱硬化 ポリマーを含む。しかしながら、また更に別の実施態様において、実質的に蛍光 増白剤を含まない組成物は約0重量%〜約99重量%の少なくとも一種の非イオノ マー熱可塑性ポリマー及び約100重量%〜約1重量%の少なくとも一種のポリア ミドポリマーを含む。 本発明の更に別の実施態様において、カバー層及びコアーを含むゴルフボール はカバー層とコアー層の間に介在された少なくとも一つの中間層を有し、この場 合、層の一つが約1重量%〜約99重量%の少なくとも一種の非イオノマー熱可塑 性エラストマーポリマー及び約99重量%〜約1重量%の少なくとも一種のポリア ミドポリマーを含む実質的に蛍光増白剤を含まない組成物を含み、非イオノマー 熱可塑性エラストマーポリマーがブロックコポリ(エステル−エステル)、ブロッ クコポリ(エステル−エーテル)、ブロックコポリ(アミド−エステル)、ブロック コポリ(アミド−エーテル)、ブロックコポリ(ウレタン−エステル)、ブロックコ ポリ(ウレタン−エーテル)、ポリプロピレンとエチレン−プロピレン−ジエンモ ノマーターポリマーまたはエチレン−プロピレンコポリマーゴムとを含む熱可塑 性ポリマーとエラストマーのブレンド(そのゴムは動的加硫されている)、及びこ れらの混合物からなる群から選ばれ、層の別の一つが熱硬化ポリマーを含む。 本発明の付加的な更に別の実施態様において、カバー層及びコアーを含むゴル フボールはカバー層とコアー層の間に介在された少なくとも一つの中間層を有し 、この場合、層の一つが約51重量%〜約99重量%の少なくとも一種の非イオノ マー熱可塑性エラストマーポリマー及び約49重量%〜約1重量%の少なくとも一 種のポリアミドポリマーを含む実質的に蛍光増白剤を含まない組成物を含み、こ の場合、非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマーが不飽和ゴムを含むブロッ クポリスチレン熱可塑性エラストマー及び官能化された実質的に飽和されたゴム を含むブロックポリスチレン熱可塑性エラストマーを更に含む群から選ばれる。 本発明に有益な熱硬化ポリマーとして、ポリ(イソプレン)、ポリ(ブタジエン) 、ポリ(ウレタン)、ポリ(尿素)、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに 限定されない。 また、本発明はゴルフボールの製造方法に関するものであり、その方法はゴル フボールコアーを成形し、約1重量%〜約99重量%の少なくとも一種の非イオノ マーポリマー及び約99重量%〜約1重量%の少なくとも一種のポリアミドポリマ ーの実質的に蛍光増白剤を含まない組成物を調製し、そのブレンドをゴルフボー ルコアーのまわりに成形してゴルフボールを成形することを含む。しかしながら 、また実質的に蛍光増白剤を含まない組成物は約0重量%〜約99重量%の少なく とも一種の非イオノマーポリマー及び約100重量%〜約1重量%の少なくとも一 種のポリアミドポリマーを含む。 また、更に本発明はゴルフボールの製造方法に関するものであり、その方法は コアー層を成形し、少なくとも一つの中間層をコアー層のまわりに成形し、カバ ー層を少なくとも一つの中間層の上に成形することを含み、この場合、層の少な くとも一つが約1重量%〜約99重量%の少なくとも一種の非イオノマー熱可塑性 ポリマー及び約99重量%〜約1重量%の少なくとも一種のポリアミドポリマーを 含む実質的に蛍光増白剤を含まない組成物から成形される。しかしながら、また 実質的に蛍光増白剤を含まない組成物は約0重量%〜約99重量%の少なくとも一 種の非イオノマー熱可塑性ポリマー及び約100重量%〜約1重量%の少なくとも 一種のポリアミドポリマーを含む。 また更に本発明はゴルフボールの製造方法に関するものであり、その方法はコ アー層を成形し、少なくとも一つの中間層をコアー層のまわりに成形し、カバー 層を少なくとも一つの中間層の上に成形し、この場合、層の少なくとも一つが約 1重量%〜約99重量%の少なくとも一種の非イオノマー熱可塑性エラストマー ポリマー及び約99重量%〜約1重量%の少なくとも一種のポリアミドポリマーを 含む実質的に蛍光増白剤を含まない組成物から成形され、かつ非イオノマー熱可 塑性エラストマーポリマーがブロックコポリ(エステル−エステル)、ブロックコ ポリ(エステル−エーテル)、ブロックコポリ(アミド−エステル)、ブロックコポ リ(アミド−エーテル)、ブロックコポリ(ウレタン−エステル)、ブロックコポリ (ウレタン−エーテル)、ポリプロピレンとエチレン−プロピレン−ジエンモノマ ーターポリマーまたはエチレン−プロピレンコポリマーゴムとを含む熱可塑性ポ リマーとエラストマーのブレンド(そのゴムは動的加硫されている)、及びこれら の混合物からなる群から選ばれる。 発明の詳細な説明 本発明は予期しない程に改良された耐久性、初期速度及びせん断抵抗を有する ゴルフボール成形用組成物に関する。本発明の組成物はホモポリマー、コポリマ ーまたはこれらの混合物の形態の少なくとも一種のポリアミドを含む。必要によ り、少なくとも一種のポリアミドは少なくとも一種の非イオノマーポリマーまた は樹脂(それ自体は非イオノマー熱可塑性ポリマーの形態で存在する)、非イオノ マー熱可塑性エラストマーまたはこれらの混合物とのブレンドの形態で存在して もよい。添えられた実施例に示されるように、本発明のポリアミド及び/または ポリアミド−非イオノマーポリマーブレンドを含むカバー、コアー及び/または 中間層を有するゴルフボールは、従来技術のイオノマー及びイオノマーブレンド から成形されたゴルフボールと比較した時に予期しない程に改良された耐久性及 び初期速度を有する。本発明はイオノマー成分のみを含むブレンドで可能である よりも広い範囲にわたってブレンド成分の夫々のモジュラス及び硬度を選択する ことについて大いに融通性を与える。 本発明はゴルフボール、特に、ゴルフボールコアー、カバー及び中間層の製造 方法及び製造における使用のための組成物に関する。本明細書に使用される“中 間層”はカバーとコアーの間の独立の層である。このような中間層は層を構成す る材料の或る種の相違によりカバーまたはコアーとは区別し得る。中間層は、例 えば、カバー層またはコアー層を構成する成分の相当する寄与と較べた時に異な る組成、成分の異なる比率、成分の異なる分子量、成分の異なる分子量分布、ま たは硬化もしくは架橋の異なる程度を有し得る。更に、本明細書に使用される“ カバー”または“コアー”という用語は単一層または多数の層を含んでもよい。 中間層は、所望により、二重カバーもしくは多層カバーまたは二重コアーもしく は多層コアー、或いは多層カバー及び多層コアーの両方とともに使用されてもよ い。それ故、中間層はまた当業界では内部カバー層、外部コアー層またはマント ル層と時折称される。 本発明の組成物は、必要により非イオノマーポリマー、例えば、非イオノマー 熱可塑性ポリマー、非イオノマー熱可塑性コポリマー、非イオノマーTPE、及び 上記非イオノマーの混合物とブレンドされてもよい、ポリアミド及び/またはポ リアミドコポリマー、例えば、ナイロン及びナイロンコポリマーを含む。本発明 の組成物が添加された相溶化成分を有しない場合、この状態は、それ故、本明細 書では“実質的に相溶化剤を含まない”と特定され、称される。更に、本発明の 組成物は添加された蛍光増白剤成分を有しないので、この状態は、それ故、本明 細書では“実質的に蛍光増白剤を含まない”と特定され、称される。 本発明の組成物はゴルフボールカバーの成形そして多層ゴルフボールの中間層 として使用し得る。更に、それらはツーピースゴルフボールのカバーを成形する のに使用し得る。また、本発明の組成物は単体ゴルフボールまたはワンピースゴ ルフボールを成形するのに使用し得る。更に、それらはツーピースボールまたは 多層ボールのゴルフボールカバーを成形するのに使用し得る。 更に、本発明は、異なるポリマー成分を混合して上記ゴルフボール部品に成形 するのに適したブレンドを得るように、必要により一種以上の非イオノマーポリ マーとともに必要により一種以上のポリアミドまたは一種以上のポリアミドコポ リマーをブレンドすることを含む、ゴルフボールコアー、中間層及び/またはカ バーの製造方法に関する。 上記のようなブレンドの場合、このようなブレンドは約1重量%〜約99重量% のポリアミド及び約99重量%〜約1重量%の非イオノマーポリマーを含んでもよ い。ブレンドは約5重量%〜約95重量%のポリアミド及び約95重量%〜約5重量 %の非イオノマーポリマーを含むことが好ましい。ブレンドは約10重量% 〜約85重量%のポリアミド及び約90重量%〜約15重量%の非イオノマーポリマー を含むことが更に好ましい。ブレンドは約25重量%〜約85重量%のポリアミド及 び約75重量%〜約15重量%の非イオノマーポリマーを含むことが更に好ましい。 ブレンドは約45重量%〜約75重量%のポリアミド及び約55重量%〜約25重量%の 非イオノマーポリマーを含むことが最も好ましい。 本発明のポリマーブレンドは種々の分子人工物のブレンド成分で調製し得る。 変化してもよいパラメーターの例として、ポリマーブレンドの当業者に公知であ るような分子量、分子量分布、タクチシティ及び必要により分岐、ブロッキネス (blockiness)の程度及び配置、ブロック分子量及びブロック分子量分布が挙げら れる。 本発明の組成物を生成するのに有益なポリアミド成分は反復アミド基を有する 熱可塑性ポリマーである。これらは普通ナイロンとして知られている。この成分 はホモポリマー、コポリマー(ブロックコポリマーを含む)、または上記の型のポ リアミドのいずれかまたは全ての2種以上の変化のブレンドを含むことができる 。 ポリアミドホモポリマーは二つの普通の方法により製造される。第一の方法で は、一つの有機酸型末端基及び一つのアミン末端基を含む化合物が環状モノマー に生成される。次いでポリアミドがそのモノマーから開環付加重合により生成さ れる。これらのポリアミドは普通ポリアミド6、ポリアミド11、ポリアミド12等 と称され、この場合、その数字はモノマー中の環を構成する炭素原子の数を示す 。第二の方法は二塩基酸とジアミンの縮合重合を伴う。これらのポリアミドは普 通ポリアミド4,6、ポリアミド6,6、ポリアミド6,9、ポリアミド6,10 、ポリアミド6,12等と称され、この場合、最初の数字はジアミン中の二つのア ミン基を連結する炭素原子の数を示し、また第二の数字は二塩基酸中の二つの酸 基を連結する炭素原子(酸基中の炭素原子を含む)の数を示す。 好ましいポリアミドホモポリマーとして、ポリアミド4、ポリアミド6、ポリ アミド7、ポリアミド11、ポリアミド12、ポリアミド13、ポリアミド4,6、ポ リアミド6,6、ポリアミド6,9、ポリアミド6,10、ポリアミド6,12、ポリ アミド12,12、ポリアミド13,13及びこれらの混合物が挙げられる。更に好ま しいポリアミドホモポリマーとして、ポリアミド6、ポリアミド11、ポリアミド 12、ポリアミド4,6、ポリアミド6,6、ポリアミド6,9、ポリアミド6,1 0、ポリアミド6,12及びこれらの混合物が挙げられる。最も好ましいポリアミド ホモポリマーはポリアミド6、ポリアミド11、ポリアミド12及びこれらの混合物 である。 ポリアミドコポリマーは幾つかの普通の方法により製造される。最初に、それ らは夫々のモノマー環を構成する異なる数の炭素原子を有する2種以上の環状モ ノマーを使用することにより付加重合から製造される。また、ポリアミドコポリ マーは単一ニ塩基酸と2種以上の異なるジアミン(夫々が二つのアミン基を分離 する異なる数の炭素原子を有する)を使用することにより、また単一ジアミンと 2種以上の異なるニ塩基酸(夫々が二つの酸基を分離する異なる数の炭素原子を 有する)を使用することにより、または2種以上の異なるジアミン及びニ塩基酸 を使用することにより縮合重合により製造される。更に、ポリアミドコポリマー は2種以上のポリアミド溶融物をブレンドし、部分ランダム化または完全ランダ ム化が起こるような充分な時間の期間にわたってこれらの材料を溶融状態に保つ ことにより製造される。普通、ポリアミドコポリマーは記号"/"によりホモポリ マーについての記号を分離することにより表示される。この出願の目的のために 、最初に明記される成分はコポリマーの主成分または少量成分であってもよい。 好ましいポリアミドコポリマーとして、ポリアミド6/6,6、ポリアミド6,6/6,1 0、ポリアミド6/6,T(式中、Tはテレフタル酸を表す)、ポリアミド6/6,6/6,10及 びこれらの混合物が挙げられる。 本発明のポリアミド成分はASTM方法D-2240により測定して少なくとも約50のシ ョアーD硬度、ASTM方法D-790により測定して少なくとも約30,000psi、好ましく は約30,000psi〜約500,000psi、更に好ましくは約50,000psi〜約500,000psiの曲 げモジュラス、及び2.16kgの重りを使用してASTM方法D-1238、条件Eにより測定 して約0.5〜約100g/10分のメルトインデックスを有する。 本発明の別の実施態様において、少なくとも一種のポリアミドポリマーはゴル フボール組成物用の材料を合わせるための当業界で公知の方法に従って少なくと も一種の非イオノマーポリマーと合わされる。特に、本発明のポリアミドポリマ ーはゴルフボールカバー中に使用され、または使用し得るあらゆるその他の非イ オノマーTPEポリマーまたは非イオノマー熱可塑性ポリマーと合わされてもよい 。本明細書に使用される非イオノマー熱可塑性ポリマーは、当業者が認めるよう に、非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマーが熱可塑性ポリマーではなくエ ラストマーの典型的な機械的応答を示す点で、非イオノマー熱可塑性エラストマ ー(TPE)ポリマーを除く。例えば、非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマー は張力下で迅速かつかなり伸びて、低減衰で、即ち、熱としてのエネルギーの損 失を殆ど生じないで高い伸びに達するべきであり、かつ高い伸びから迅速に収縮 して、スナップまたは弾性反発の現象を示すべきである。 また、本発明はゴルフボール組成物を生成するための少なくとも一種のポリア ミドとブレンドされた種々の材料の使用を意図している。特に、本発明のコアー 及び/または一つ以上の層は非イオノマー熱可塑性エラストマーを含んでもよい 。TPEはエラストマーに特徴的な材料特性及び機械的性質を有するが、エラスト マーと違って、熱可塑性ポリマーのように加工し得る。何とならば、それらが融 点を示すからであり、これが熱可塑性ポリマーの特徴である。それ故、TPEは望 ましいゴム特性をポリマーブレンドに付与すると同時に加工中の熱可塑性ポリマ ーの望ましい利点、例えば、低コストの加工、スクラップのリサイクル可能性、 及び迅速な連続の自動化加工の多くを維持する点でエラストマーを置換し得る。 一般に、TPEは少なくとも二つのポリマー型またはポリマー相からなり、これ らの夫々が特徴的な軟化温度を有する。一つの相は使用温度でその軟化点より上 であるように選ばれ、それによりゴムの応答を与え、一方、別の相は使用温度で その軟化点より下であるように選ばれ、それにより通常の架橋ゴムの架橋点と同 様の方法で軟質材料を固定する。しかしながら、架橋ゴムとは違って、固定効果 は可逆的であり、TPEを両方の軟化点より高温に加熱することにより除去し得る 。高温では、通常の熱可塑性ポリマー加工方法が可能である。その後に上の軟化 点より下に冷却すると、固定効果が再度確立されることを可能にする。 二つのポリマー型またはポリマー相はしばしば化学的に結合されてブロックコ ポリマー分子人工物を生じるが、これは上記の典型的なTPE挙動を示すための要 件ではない。二つのポリマー型の機械混合またはin situ重合もしくはグラフト がまたTPEのような応答をもたらし得る。TPEの19の異なる化学型のリストが“Ki rk-Othmer Encyclopedia of Chemistry and Technology”,第4編,9巻,18頁(1 994)の表2で入手し得る。 本発明の好ましい非イオノマーTPEは化学組成により特徴付けられ、下記のカ テゴリーを含む:(1)ブロックコポリ(エステル)コポリマー、(2)ブロックコポ リ(アミド)コポリマー、(3)ブロックコポリ(ウレタン)コポリマー、(4)スチ レンをベースとするブロックコポリマー、(5)熱可塑性ポリマーとエラストマー ブレンド(そのエラストマーは加硫されていない)(以下、“TEB”)及び(6)熱可 塑性ポリマーとエラストマーまたはゴムのブレンド(そのエラストマーは動的に 加硫されている)(以下“TEDV”)。 ブロックコポリ(エステル)コポリマーTPE(1)はポリエステルオリゴマー、例 えば、ポリアルキレンテレフタレート(高い軟化点を有する材料)(そのアルキ レン基は典型的には1,4-ブチレンである)と、低軟化点を有する別のブロックの 交互ブロックを含む。必要により、ブロックコポリ(エステル)コポリマーは部 分的に少なくとも一種のチオエステルを含むことができる。更に、ブロックコポ リ(エステル)コポリマーTPEは必要によりブロックコポリ(チオエステル)コ ポリマーであってもよい。 ブロックコポリ(エステル)コポリマーの低軟化点材料がエステル、例えば、 ポリカプロラクトンの如きポリラクトンである場合には、ブロックコポリ(エス テル−エステル)が生じる。低軟化点材料がポリエーテルオリゴマー、例えば、 ポリアルキレンエーテルである場合には、ブロックコポリ(エステル−エーテル )が生じる。低軟化点材料がポリチオエーテル、例えば、ポリチオアルキレンエ ーテルである場合には、ブロックコポリ(エステル−チオエーテル)が生じる。 低軟化点材料が必要により部分水添されていてもよいα,ω−ヒドロキシブタジ エンオリゴマー、例えば、エルフ・アトケムS.A.から入手し得るPOLYBD(登録商 標)樹脂である場合には、ブロックコポリ(エステル−α,ω−ヒドロキシブタ ジエン)が生じる。必要により、低軟化点材料は混合物、例えば、上記低軟化点 材料のいずれか、例えば、ポリアルキレンエーテル、例えば、プロピレンエーテ ル及びブチレンエーテルの混合物、またはポリアルキレンエーテル及びポリチオ アルキレンエーテルの混合物を含んでもよい。更に、低軟化点材料のこのような 混合物はランダム配置もしくはブロック配置、またはこれらの混合物として存在 してもよい。 ブロックコポリ(エステル)コポリマーTPEはブロックコポリ(エステル−エス テル)、ブロックコポリ(エステル−エーテル)またはこれらの混合物であるこ とが好ましい。ブロックコポリ(エステル)コポリマーTPEは少なくとも一種の ブロックコポリ(エステル−エーテル)またはこれらの混合物であることが更に 好ましい。好適な市販のTPEコポリ(エステル−エーテル)として、デュポンか らのハイトレル(登録商標)シリーズ(これはハイトレル(登録商標)3078、G35 48W、4056、G4078W及び6356を含む);ゼネラル・エレクトリックからのロモド( 登録商標)シリーズ(これはロモド(登録商標)ST3090A及びTE3055Aを含む);ア クゾからのアーニテル(登録商標)及びウラフィル(登録商標);イーストマン・ コダックからのエクデル(登録商標);並びにヘキスト・セラニーズからのリテフ レックス(登録商標)が挙げられる。 ブロックコポリ(アミド)コポリマーTPE(2)はポリアミドオリゴマー(高い軟 化点を有する材料)と低軟化点を有する別のブロックの交互ブロックを含む。ブ ロックコポリ(アミド)はFoyらの米国特許第4,331,786号に更に充分に記載され ており、これが参考として本明細書にそのまま含まれる。必要により、ブロック コポリ(エステル)コポリマーは部分的に少なくとも一種のチオアミドを含むこ とができる。ブロックコポリ(エステル)コポリマーTPEは必要によりブロック コポリ(チオアミド)コポリマーであってもよい。 ブロックコポリ(アミド)コポリマーの低軟化点材料が、例えば、ポリエーテ ルオリゴマーまたはポリアルキレンエーテル、例えば、ポリ(エチレンオキサイ ド)である場合には、ブロックコポリ(アミド−エーテル)が生じる。ブロック コポリ(アミド)コポリマーの低軟化点材料がエステル、例えば、ポリカプロラ クトンの如きポリラクトンである場合には、ブロックコポリ(アミド−エステル )が生じる。上記ブロックコポリ(エステル)コポリマーの記載に挙げられた低 軟 化点材料のいずれかがブロックコポリ(アミド)コポリマーを生成するのに使用 されてもよい。必要により、ブロックコポリ(アミド)コポリマーの低軟化点材 料は混合物、例えば、上記低軟化点材料のいずれかの混合物を含んでもよい。更 に、低軟化点材料の前記混合物はランダム配置もしくはブロック配置、またはそ の混合物として存在してもよい。 ブロックコポリ(アミド)コポリマーTPEはブロックコポリ(アミド−エステル )、ブロックコポリ(アミド−エーテル)、またはこれらの混合物であることが好 ましい。ブロックコポリ(アミド)コポリマーTPEは少なくとも一種のブロック コポリ(アミド−エーテル)またはこれらの混合物であることが更に好ましい。 好適な市販の熱可塑性コポリ(アミド−エーテル)として、エルフ−アトケムか らのペバックス(登録商標)シリーズ(これはペバックス(登録商標)2533、3533 、4033及び6333を含む);エムスターによるグリラミド(登録商標)シリーズ(こ れはエリイ60を含む);並びにヒュルズによるベスタミド(登録商標)及びベス テナマー(登録商標)が挙げられる。 ブロックコポリ(ウレタン)コポリマーTPE(3)はポリウレタンオリゴマー(高 軟化点を有する材料)と低軟化点を有する別のブロックの交互ブロックを含む。 ポリウレタンブロックはジオール、例えば、1,4-ブタンジオール、ジチオール、 例えば、1,4-ブタンジチオール、チオ置換アルコール、例えば、1-チオールブタ ン-4-オール、またはこれらの混合物で鎖延長された、ジイソシアネート、典型 的には4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4'-ジシクロヘキシルメタン ジイソシアネート、2,4-トルエンジイソシアネート、2,6-トルエンジイソシアネ ート、パラ−フェニレンジイソシアネートまたはこれらの混合物を含む。必要に より、ブロックコポリ(ウレタン)コポリマーは少なくとも一種のジチオイソシ アネートを少なくとも一部含んでいてもよい。 ブロックコポリ(ウレタン)コポリマーの低軟化点材料が、例えば、ポリエー テルオリゴマーまたはポリアルキレンエーテル、例えば、ポリ(エチレンオキサ イド)である場合には、ブロックコポリ(ウレタン−エーテル)が生じる。ブロ ックコポリ(ウレタン)コポリマーの低軟化点材料がエステル、例えば、ポリカ プロラクトンの如きポリラクトンである場合には、ブロックコポリ(ウレタン− エステル)が生じる。上記ブロックコポリ(エステル)コポリマーの記載に挙げ られた低軟化点材料のいずれかがブロックコポリ(ウレタン)コポリマーを生成 するのに使用されてもよい。必要により、ブロックコポリ(ウレタン)コポリマ ーの低軟化点材料は混合物、例えば、上記低軟化点材料のいずれかの混合物を含 んでもよい。更に、低軟化点材料の前記混合物はランダム配置もしくはブロック 配置、またはその混合物として存在してもよい。 ブロックコポリ(ウレタン)コポリマーTPEはブロックコポリ(ウレタン−エス テル)、ブロックコポリ(ウレタン−エーテル)、またはこれらの混合物であるこ とが好ましい。好適な市販の熱可塑性ポリウレタンの例として、B.F.グッドリッ チ社からのエスタン(登録商標)シリーズ(これはエスタン(登録商標)58133、5813 4、58144及び58311を含む);ダウ・ケミカルからのペレタン(登録商標)シリー ズ(これはペレタン(登録商標)2102-90A及び2103-70Aを含む);BASFからのエラ ストラン(登録商標);バイエルからのデスモパン(登録商標)及びテキシン(登 録商標);並びにモートン・インターナショナルからのQ−タン(登録商標)が 挙げられる。 ブロックポリスチレンTPE(4)は不飽和を含むゴムまたは飽和ゴムの低軟化点ブ ロックの末端に化学結合されたポリスチレンまたは置換ポリスチレン、例えば、 ポリ(α−メチルスチレン)またはポリ(4−メチルスチレン)(高軟化点を有 する材料)のブロックを含む。不飽和ゴム型は典型的にはスチレン−ブタジエン −スチレン(以下“SBS”)を生成するためのブタジエン、またはスチレン−イ ソプレン−スチレン(以下“SIS”)ブロックコポリマーを生成するためのイソ プレンを含む。好適な市販の熱可塑性SBSコポリマーまたはSISコポリマーの例と して、シェル・ケミカルからのクラトン(登録商標)Dシリーズ(これはクラトン( 登録商標)D2109、D5119及びD5298を含む);デキサコからのベクター(登録商標) ;並びにフィナ・オイル・アンド・ケミカルからのフィナプレン(登録商標)が挙 げられる。 また、ポリスチレンTPEのポリスチレンブロックは実質的に飽和されたゴムブ ロックの末端に結合される。飽和ゴム型は典型的にはブチルゴムまたは水添ブタ ジエンを含む。後者のスチレン−(水添ブタジエン)−スチレンTPE(水添の 程度は部分的または実質的に完全である)がまたSEBSとして知られている。更に 、エチレンとプロピレンまたはエチレンとブチレンのコポリマーがポリスチレン ブロックに化学結合されてスチレン−コポリエチレン−スチレン(以下“SES” )を生成し得る。好適な市販の熱可塑性SESコポリマーの例として、シェル・ケ ミカルからのクラトン(登録商標)Gシリーズ(これはクラトン(登録商標)G2705、G 7702、G7715及びG7720を含む);クラレからのセプトン(登録商標);並びにコン セプトからのC−フレックス(登録商標)が挙げられる。 更に、ブロックポリスチレンTPEは無水マレイン酸グラフトまたはスルホング ラフトを行うことにより極性部分で官能化されてもよい。グラフトにより官能化 された市販のスチレン−ブロックエラストマーの例として、シェル社からのクラ トン(登録商標)シリーズ(これはクラトン(登録商標)FG1901X及びFG1921Xを含む )が挙げられる。更に、ブロックポリスチレンTPEはポリマー鎖末端でヒドロキ シ置換で官能化されてもよい。ヒドロキシ末端化により官能化された市販のスチ レン−ブロックエラストマーの例は三菱化学からのセプトン(登録商標)HG252で ある。 ブロックポリスチレンTPEは不飽和ゴム、官能化された実質的に飽和されたゴ ム、またはこれらの混合物を含むことが好ましい。ブロックポリスチレンTPEは 無水マレイン酸でグラフトすることにより官能化された不飽和ゴム、ヒドロキシ 末端化により官能化された不飽和ゴム、無水マレイン酸でグラフトすることによ り官能化された実質的に飽和されたゴム、ヒドロキシ末端化により官能化された 実質的に飽和されたゴム、またはこれらの混合物を含むことが更に好ましい。ブ ロックポリスチレンTPEは無水マレイン酸でグラフトすることにより官能化され たSBSもしくはSIS、無水マレイン酸でグラフトすることにより官能化されたSEBS もしくはSES、またはこれらの混合物を含むことが最も好ましい。 TPEの先の四つのグループ(成分が化学結合されている)と違って、TEBグルー プ及びTEDVグループは比較的硬質の熱可塑性ポリマー及び比較的軟質のポリマー (これはエラストマーのように作用する)をブレンドすることにより普通調製さ れる。ブレンドは2種のポリマー型の機械混合により通常行なわれるが、in sit u重合またはグラフトがまた使用されてもよい。ブレンドの完結時に、 2種のポリマー成分が微細に相互分散された多相形態(これは必要により共有化 学結合により結合されていてもよい)を形成する。分散は、得られるブレンドが 典型的にはTPEの予想される機械的性質及び性能を有するように充分に微細であ る。典型的には、硬質ポリマーが連続相である。何とならば、それが通常多量に 存在するからである。これらのブレンドされたTPEは、軟質のエラストマー成分 が意図的に加硫されているか、または実質的に架橋を含まないかにより更に特徴 付けられる。 TEB(5)は熱可塑性ポリマーとエラストマーのブレンドを含み、そのエラストマ ーは意図的に架橋または加硫されていない。硬質ポリマー成分は典型的には、好 ましくはプロピレン単位を含む、ポリオレフィンもしくはハロゲン化ポリオレフ ィン、またはポリ塩化ビニルである。軟質ポリマーまたはエラストマーポリマー は典型的にはエチレン−プロピレン−ジエンモノマーターポリマー(以下“EPDM ”)、エチレン−プロピレンコポリマーゴム(以下“EPR”)またはニトリルゴム である。好適なTEBとして、テクノー・アペックスからのテルカー(登録商標)(こ れはテルカー302を含む);アドバンスド・エラストマー・システムズからのTPR( 登録商標);デクスターからのレン−フレックス(登録商標);並びにシュルマン からのポリトロープ(登録商標)が挙げられる。 熱可塑性ポリマーとエラストマーのブレンドの第二グループ、TEDV(6)は熱可 塑性ポリマー及びエラストマーまたはゴムブレンドを含み、そのエラストマーは 意図的に架橋または動的加硫されている。典型的なTEDVブレンド方法では、ゴム が加硫される時に通常存在する静止状態とは対照的に、溶融物がブレンド中に強 いせん断フィールドにかけられる間に、エラストマー相が意図的に架橋または加 硫されるので、この専門用語が現れる。TEDVの硬質ポリマー成分は典型的にはTE B中に使用されるものと同じである。TEDVの軟質ポリマーまたはエラストマーポ リマーは通常天然ゴム、ニトリルゴムもしくはブチルゴムまたはEPDMである。好 適なTEDVとして、アドバンスド・エラストマー・システムズからのサントプレン (登録商標)、ビラム(登録商標)及びトレフシン(登録商標)(これはサントプレン( 登録商標)101-73及び203-40並びにトレフシン(登録商標)3201.60を含む);DSMか らのサーリンク(登録商標)2000及び3000シリー ズ;並びにテクノー・アペックスからのテルプレン(登録商標)が挙げられる。 TEDVはポリプロピレン及びEPDM;ポリプロピレン及びEPゴム;ポリプロピレン 、EPDM及びEPゴム;またはこれらの混合物を含むことが好ましい。 本発明の非イオノマーTPE成分はASTM方法D-2240により測定して少なくとも約6 0のショアーA硬度または少なくとも約20のショアーD硬度を有する。ショアー D硬度は約20〜約75であることが好ましく、約25〜約55であることが更に好まし い。本発明の非イオノマーTPE成分はASTM方法D-790により測定して少なくとも約 1,000psi、好ましくは約1,000psi〜約150,000psi、更に好ましくは約1,000psi〜 約85,000psiの曲げモジュラスを有する。 ゴルフボール用組成物を生成する際に本発明のポリマーとブレンドし得るその 他の非イオノマーポリマーは非イオノマー熱可塑性ポリマーと記載し得る。特に 、本発明のコアー及び/または一つ以上の層は熱可塑性ポリマーまたはエンジニ アリングプラスチック、例えば、ポリカーボネート、ポリフェニレンオキサイド 、イミド化アミノ基を含むポリマー、高衝撃性ポリスチレン(以下“HIPS”)、ポ リエーテルケトン、ポリスルホン、ポリ(フェニレンスルフィド)、強化エンジニ アリングプラスチック、アクリル−スチレン−アクリロニトリル、ポリ(テトラ フルオロエチレン)、ポリ(ブチルアクリレート)、ポリ(4-シアノブチルアクリレ ート)、ポリ(2-エチルブチルアクリレート)、ポリ(ヘプチルアクリレート)、ポ リ(2-メチルブチルアクリレート)、ポリ(3-メチルブチルアクリレート)、ポリ(N -オクタデシルアクリルアミド)、ポリ(オクタデシルメタクリレート)、ポリ(4- ドデシルスチレン)、ポリ(4-テトラデシルスチレン)、ポリ(エチレンオキサイド )、ポリ(オキシメチレン)、ポリ(シラザン)、ポリ(フランテトラカルボン酸ジイ ミド)、ポリ(アクリロニトリル)、ポリ(α−メチルスチレン)、並びにそれらが 属しているポリマーのクラス及びそれらのコポリマー(官能性コモノマーを含む) 、並びにこれらのブレンドである非イオノマー熱可塑性ポリマーを含んでもよい 。 加えて、非イオノマー熱可塑性ポリマーは非イオノマーオレフィン系ポリマー 、即ち、オレフィンを含む非イオノマーポリマーであってもよい。本発明に有益 なオレフィン系ポリマーはメタロセン触媒技術の使用により生成されたポリマー で あってもよく、こうして、この出願の目的のために、これらのポリマーはまたメ タロセン触媒ポリマー、コポリマー、ターポリマー及びテトラポリマーと称され る。また、メタロセン触媒ポリマーは官能基、例えば、エポキシ、酸無水物、ア ミン、オキサゾリン、スルホン酸、カルボン酸及びそれらの塩を含んでもよい。 本明細書に使用される“オレフィン系ポリマー”という用語は約1個〜約18個 の炭素原子を有する線状または分岐アルキル基を結合した少なくとも一つのオレ フィンを含むポリマー、コポリマー、ターポリマーまたはテトラポリマーを意味 する。“オレフィン系ポリマー”という用語は詳しくは下記の材料を含むことが 意味される:2〜10個の炭素原子を含むα−オレフィンを含むポリマー;メタロ セン触媒の使用により生成され、かつブテン、ヘキセン、及びオクテンからなる 群から選ばれたモノマーを含むポリマー;メタロセン触媒の使用により生成され 、かつエチレンとブテンのコポリマー、エチレンとヘキセンのコポリマー及びエ チレンとオクテンのコポリマーからなる群から選ばれたポリマー;メタロセン触 媒の使用により生成され、かつ実質的にエチレン、プロピレン、及びジエンモノ マーのポリマーからなるターポリマー;コポリ(エチレン−ビニルアルコール); 2〜10個の炭素原子を含むα−オレフィンモノマー及びアルキルアクリレートま たはアルキルアルキルアクリレートモノマー(夫々のアルキル基は独立にメチル からデシルまでの範囲であり、線状であってもよく、また分岐していてもよい) から実質的になるコポリマー;2〜10個の炭素原子を含むα−オレフィンモノマ ー及びグリシジルアクリレートまたはグリシジルアルキルアクリレートモノマー (そのアルキル基はメチルからデシルまでの範囲であり、線状であってもよく、 また分岐していてもよい)から実質的になるコポリマー;2〜10個の炭素原子を 含むα−オレフィンモノマー、アルキルアクリレートまたはアルキルアルキルア クリレートモノマー、及びグリシジルアクリレートまたはグリシジルアルキルア クリレートモノマー(夫々のアルキル基は独立にメチルからデシルまでの範囲で あり、線状であってもよく、また分岐していてもよい)から実質的になるターポ リマー;2〜10個の炭素原子を含むα−オレフィンモノマー及びビニルオキサゾ リンまたは1-アルキルビニルオキサゾリン(そのアルキル基はメチルからデシル までの範囲であり、線状であってもよく、また分岐していてもよ い)から実質的になるコポリマー;2〜10個の炭素原子を含むα−オレフィンモ ノマー、アルキルアクリレートまたはアルキルアルキルアクリレートモノマー、 及びビニルオキサゾリンまたは1-アルキルビニルオキサゾリン(夫々のアルキル 基は独立にメチルからデシルまでの範囲であり、線状であってもよく、また分岐 していてもよい)から実質的になるターポリマー;2〜10個の炭素原子を含むα −オレフィンモノマー及び一酸化炭素から実質的になるコポリマー;2〜10個の 炭素原子を含む第一α−オレフィンモノマー、2〜10個の炭素原子を含む第二α −オレフィンモノマー、及び一酸化炭素から実質的になるターポリマー;2〜10 個の炭素原子を含むα−オレフィンモノマー及び二酸化硫黄から実質的になるコ ポリマー;2〜10個の炭素原子を含む第一α−オレフィンモノマー、2〜10個の 炭素原子を含む第二α−オレフィンモノマー、及び二酸化硫黄から実質的になる ターポリマー;2〜10個の炭素原子を含むα−オレフィンモノマー及び無水マレ イン酸から実質的になるコポリマー;2〜10個の炭素原子を含むα−オレフィン モノマー、無水マレイン酸、及び一酸化炭素から実質的になるターポリマー;2 〜10個の炭素原子を含むα−オレフィンモノマー、無水マレイン酸、及び二酸化 硫黄から実質的になるターポリマー;並びに2〜10個の炭素原子を含むα−オレ フィンモノマー、無水マレイン酸、及びアルキルアクリレートまたはアルキルア ルキルアクリレートモノマー(夫々のアルキル基は独立にメチルからデシルまで の範囲であり、線状であってもよく、また分岐していてもよい)から実質的にな るターポリマーを含むことを意味する。 オレフィン系ポリマーのいずれもがまた、例えば、無水マレイン酸でグラフト することにより官能化されてもよい。更に、“オレフィン系ポリマー”という用 語は少なくとも2種のオレフィン系ポリマーの混合物を含む。 本明細書に使用される“約18個までの炭素原子の線状または分岐アルキル基” という表現はアルカン、アルケン及びアルキンを含む置換または未置換アクリル 炭素を含むあらゆる化合物を意味する。本明細書に使用される“アルキル基はメ チルからデシルまでの範囲であり、線状であってもよく、また分岐していてもよ い”という表現はアルカン、アルケン及びアルキンを含む置換または末置換アク リル炭素を含むあらゆる化合物を意味する。 アルキル基の例として、低級アルキル、例えば、メチル、エチル、n-プロピル 、イソプロピル、n-ブチル、イソブチルまたはtert-ブチル;高級アルキル、例 えば、オクチル、ノニル、デシル等が挙げられ;また低級アルキレンとして、例 えば、エチレン、プロピレン、ブチレン、ブチルジエン、ペンテン、ヘキセン、 ヘプテン、オクテン、ノルボルネン、ノネン、デセン等が挙げられる。当業者は 多数の線状アルキル基及び分岐アルキル基について良く知っており、これらが本 発明の範囲内にある。 更に、このようなアルキル基は、種々の置換基を含むこともでき、該置換基で は1以上の水素原子が官能基によって置換されている。官能基の少数の例は、ヒ ドロキシル、アミノ、エポキシ、カルボキシル、スルフォン酸アミド、エステル 、エーテル、ホスフェート、チオール、ニトロ、シランおよびハロゲン原子(フ ッ素、塩素、臭素およびヨウ素)を含むが、これらに制限されない。 本発明において有用なメタロセン触媒を使用して製造したコポリマーは、DuPo nt-Dow Elastomers社により商品名AFFINITYRポリオレフィンプラストマーおよび ENGAGERポリオレフィンエラストマーの下で市販品として入手でき、これらは米 国特許第5,272,236号および同第5,278,272号に更に詳しく記載されている。これ ら特許の開示事項全体を本発明の参考とする。メタロセン触媒を使用して製造し たその他の市販品として入手できるポリマーを使用することもでき、その例は、 Exxon Chemical社製のEXACTRおよびDow Chemical社製のINSIGHTR系樹脂であり、 これらは優れた可撓性と透明性並びに靭性を有している。該EXACTR系およびINSI GHTR系のポリマーは、メタロセン触媒技術を使用した結果として、他の特性に加 えて、新規なレオロジー特性をも有する。EXACTR系およびINSIGHTR系のポリマー の製法およびその組成は、米国特許第5,359,015号および同第5,281,679号に更に 詳細に記載されている。 好ましくは、ポリアミドとブレンドした該非イオノマー熱可塑性樹脂は、ポリ (エチレンテレフタレート)、例えばEastman Kodak社から入手できるEKTARR;ポリ (ブチレンテレフタレート);ポリ(トリメチレンテレフタレート)、例えばShell C hemical社から入手できるもの;ポリ(ビニルアルコール);ポリ(酢酸ビニル);ポリ (シラン);ポリ(弗化ビニリデン);アクリロニトリル-ブタジエン-スチレ ンコポリマー(以下「ABS」という);本質的にスチレンまたはα-アルキルスチレ ンモノマーとビニルオキサゾリンまたは1-アルキルビニルオキサゾリンモノマー とからなるコポリマー、ここで該アルキル基は独立にメチルからデシルまでに及 び、直鎖または分岐鎖であり得る;本質的にスチレンまたはα-アルキルスチレン モノマー、アルキルアクリレートまたはアルキルアルキルアクリレートモノマー およびビニルオキサゾリンまたは1-アルキルビニルオキサゾリンモノマーとから なるターポリマー、ここで該アルキル基は独立にメチルからデシルまでに及び、 直鎖または分岐鎖であり得る;オレフィン系ポリマー;および官能性コモノマーを 含むこれらのコポリマー;並びにそのブレンドである。 より好ましくは、ポリアミドとブレンドした該非イオノマー熱可塑性樹脂は、 エチレンまたはプロピレンを主成分とするホモポリマーまたはコポリマー(アク リル酸およびメタクリル酸等を包含する官能性モノマーを含むもの、例えばQuan tum Chemical社から入手できる一連のエチレン-メチルアクリレートまたはエチ レン-ブチルアクリレートコポリマー);メタロセン触媒を使用して製造され、か つ本質的にエチレンとブタジエンとのコポリマー、エチレンとヘキセンとのコポ リマーまたはエチレンとオクテンとのコポリマーからなるポリマー;メタロセン 触媒を使用して製造し、かつ本質的にエチレン、プロピレンおよびジエンモノマ ーのポリマーからなるターポリマー;ポリ(メチルアクリレート);ポリ(メチルメ タクリレート);ABS;アルキルアクリレートまたはアルキルアルキルアクリレート を含むポリマー、ここで各アルキル基は、独立にメチルからデシルまでに及び、 直鎖または分岐鎖であり得る;炭素原子数2〜10のα-オレフィンを含むポリマー; および官能性コモノマーを含むそのコポリマー;並びにこれらのブレンドである 。 必要ならば、ポリアミドとブレンドした該非イオノマー熱可塑性樹脂は、耐衝 撃性改良剤または強靭化したまたは耐衝撃性を改良した物質、例えばABSまたは 好ましくはHIPSを含む。 本発明の該非イオノマー熱可塑性樹脂成分は、少なくとも約20、好ましくは約 20〜約75、より好ましくは約25〜約55の、ASTM D-2240に規定された方法で測定 したショアD硬さ、少なくとも約1,000psi、好ましくは約1,000psi〜約 150,000psi、より好ましくは約1,000psi〜約85,000psiの、ASTM D-790に規定さ れた方法で測定した曲げ弾性率を有する。 もう一つの態様において、本発明に従って作成したゴルフボールの中間層は、 約1重量%から約100重量%のポリアミドであり得る。この態様において、該カ バーは、非イオノマーポリマー物質、イオノマー、またはその混合物を含む。該 非イオノマーポリマー物質は、上記のような、非イオノマー熱可塑性樹脂ポリマ ーまたは非イオノマーTPEポリマー、例えば官能化ポリマー、コポリマーまたは 官能化コポリマーまたはその混合物;または熱硬化性ポリマー、例えば官能化熱 硬化性ポリマー、熱硬化性コポリマーまたは官能化熱硬化性コポリマー、または その混合物であり得る。本発明の目的にとって、熱硬化性ポリマーは、天然並び に合成ポリ(イソプレン)、ポリ(ブタジエン);ポリ(クロロプレン);ポリ(ウレタ ン);ポリ(シロキサン);スチレン-ブタジエンゴム;EPDMゴム;ニトリルゴム;ブチ ルゴム;クロロトリフルオロエチレンコポリマーゴム;弗化ビニリデン-ヘキサフ ルオロプロピレンコポリマーゴム;ポリスルフィドゴム;エピクロルヒドリンゴム ;ポリ(ウレア);ポリ(エステル);フェノール樹脂;エポキシ樹脂;および架橋する ことのできる任意の非イオノマー熱可塑性樹脂ポリマーを含むが、これらに制限 されない。 本発明に従って作成したゴルフボールの中間層が、ポリアミドを含む場合、該 カバーも少なくとも一種のイオノマーを含むことができる。上記構成において有 用な該イオノマーは、イオノマーまたは官能化イオノマー、コポリマーイオノマ ーまたは官能化コポリマーイオノマー、またはその混合物であり得、その例はホ モポリマー、コポリマーまたはブロックコポリマーイオノマー形状にある、ポリ オレフィン、ポリエステル、コポリ(エーテル−エステル)、コポリ(エステル− エステル)、ポリアミド、ポリエーテル、ポリウレタン、ポリアクリレート、ポ リスチレン、SBS、SEBS、およびポリカーボネートを含むが、これらに限定され ない。 本発明の目的にとって、イオノマーとは、酸性基例えばカルボキシレートまた はスルフォネート基もしくは塩基性基例えば四級窒素を含むポリマーであり、該 酸性または塩基性基は、共役酸または塩基により少なくとも部分的に中和されて いる。負に帯電した酸性基、例えばカルボキシレートまたはスルフォネート基は 、金属イオン等のカチオンにより中和できる。正に帯電した塩基性基、例えば四 級窒素は、ハライド、有機酸または有機ハライド等のアニオンで中和できる。酸 性または塩基性基は、アルキル(メタ)アクリレート等の酸性または塩基性モノマ ーと、少なくとも一種の他のコモノマー、例えばオレフィン、スチレンまたは酢 酸ビニルとを共重合し、次いで少なくとも部分的に中和してイオノマーを生成す ることにより、イオノマー中に組み込むことができる。あるいはまた、酸性また は塩基性基は、ポリスチレンのブロックコポリマーを含むポリスチレンコポリマ ーまたはポリスチレン等のポリマーと、カルボン酸またはスルフォン酸等の官能 化剤とを反応させ、次いで少なくとも部分的に中和することにより、該ポリマー 中に組み込み、イオノマーを形成することができる。 特に、該イオノマーは、所謂「高酸性」イオノマー、例えばエチレン等のオレフ ィンと、少なくとも16重量%の、アクリル酸またはメタクリル酸等のα,β-エチ レン性不飽和カルボン酸とのコポリマーを含むことができ、ここで約10%〜約90 %のカルボン酸基は、亜鉛、ナトリウム、マグネシウムまたはリチウム等の金属 イオンで中和されている。好ましくは、該高酸性イオノマーは、エチレンと約17 -20重量%のメタクリル酸とのコポリマーであり、ここで約35%〜約65%の該カ ルボン酸基はナトリウムで中和されている。市販品として入手できる高酸性イオ ノマーの例は、17-20重量%のメタクリル酸を含み、かつナトリウムで中和され ているものと思われる、エチレンを主成分とするイオノマーである、SURLYNRお よび17-20重量%のメタクリル酸を含み、かつリチウムで中和されているものと 思われる、イオノマーであるSURLYNR AD 8546(SEP671)を包含する。 好ましくは、本発明に従って製造したゴルフボールの中間層が、ポリアミドを 含む場合、そのカバーは、非イオノマーポリマー材料およびイオノマーからなる 群から選択される少なくとも一種の物質を含む。 より好ましくは、本発明に従って製造したゴルフボールの中間層が、ポリアミ ドを含む場合、そのカバーは、非イオン性ホモポリマーおよびコポリマー、ポリ アミド、ポリ(メチルアクリレート)、ポリ(メチルメタクリレート)、ABS、ポリ( ウレタン)、ポリ(ウレア)、ポリ(イソプレン)、およびポリ(ブタジエン)からな る群 から選択される少なくとも一種の物質を含む、非イオノマーポリマー材料を含む 。 最も好ましくは、本発明に従って製造したゴルフボールの中間層が、ポリアミ ドを含む場合、そのカバーは、非イオン性オレフィンポリマー、ポリアミド、ポ リオレフィンイオノマー、SBSイオノマー、SEBSイオノマー、ポリ(イソプレン) 、ポリ(ブタジエン)、米国特許第5,334,673号(その内容全体を本発明の参考とす る)に記載されているもの等の熱硬化性ポリ(ウレタン)、および米国特許第5,484 ,870号(その内容全体を本発明の参考とする)に記載されているもの等の熱硬化性 ポリ(ウレア)からなる群から選択される少なくとも一種の物質を含む。 更に別の態様において、本発明の組成物を含むゴルフボールのカバー層、中間 層、および/またはコアまたはコア層は、発泡ポリマー材料として存在すること ができる。この発泡性ポリマーの使用は、ゴルフボールのデザイナーが、該ボー ルの密度および質量分布を調節して、慣性角運動量を調節し、かつかくして該ボ ールのスピン速度および性能を調節することを可能とする。発泡材料は、またポ リマー材料の使用量を減らすことができるために、コスト節減をも可能とする。 射出成形または圧縮成形の何れかを利用して、発泡性ポリマー材料を含む層ま たはコアを形成できる。例えば、本発明の組成物は、熱成形することができ、従 って圧縮成形することができる。あるいはまた、該層またはコアを、本発明の組 成物から射出成形する場合、物理的または化学的発泡剤を配合して、発泡層を形 成できる。有用な発泡剤は、有機発泡剤、例えばアゾビスホルムアミド、アゾビ スイソブチロニトリル、ジアゾアミノベンゼン、N,N-ジメチル-N,N-ジニトロソ テレフタルアミド、N,N-ジニトロソペンタメチレン-テトラミン、ベンゼンスル ホニル-ヒドラジン、ベンゼン-1,3-ジスルホニルヒドラジン、ジフェニルスルフ ォン-3-3、ジスルフォニルヒドラジン、4,4'-オキシビスベンゼンスルフォニル ヒドラジン、p-トルエンスルフォニルセミカルバジド(semicarbizide)、バリウ ムアゾジカルボキシレート、ブチルアミンニトリル、ニトロウレア、トリヒドラ ジノトリアジン、フェニル-メチル-ウランタン(uranthan)、p-スルフォニルヒド ラジド、パーオキシド、および無機発泡剤、例えば重炭酸アンモニウムおよび重 炭酸ナトリウムを含むが、これらに限定されない。空気、窒素、二酸化炭素等の ガスを、該射出成形工程中に、該組成物に投入することも可能である。 更に、本発明の発泡性組成物は、該成形工程中またはその前の何れかにおいて 、該組成物と微小球とをブレンドすることにより製造できる。ポリマー、セラミ ック、金属およびガラス微小球が、本発明において有用であり、また該微小球は 、中実または中空および充填剤を含むまたは含まないものであり得る。特に、径 約1000μmまでの微小球が有用である。 ゴルフボールカバー組成物に従来含められている付随的な材料を、本発明の組 成物に添加して、ゴルフボールカバーの成形性を高めることができる。これらの 付随的な材料は、染料、白色顔料、UV吸収剤、加工助剤、金属粒子、例えば金属 フレーク、金属粉末およびその混合物、並びにその他の公知の添加剤を含むが、 これらに制限されない。酸化防止剤、安定剤、柔軟化剤、内部および外部可塑剤 を含む可塑剤、耐衝撃性改良剤、強化剤、発泡剤、フィラー、補強剤および相溶 化剤も、本発明の任意の組成物に添加できる。当分野で周知のこれら物質全ては 、各通常の目的に対して、典型的な量で添加される。 場合により、核生成剤を、該ポリアミド成分またはポリアミドを含有するブレ ンドに添加することができる。これらは、アモルファスではないポリアミド成分 の諸特性を、その半結晶性、例えばその結晶化度および結晶サイズの分布を変更 することによって、有利に変えることができるものと考えられる。核生成剤は、 典型的には結晶の成長およびそのサイズ、該溶融ポリアミドから形成される結晶 の数および型を著しく均一なものとする。この添加された核生成剤により形成さ れたより均一な結晶組織は、高い曲げ弾性率および硬さを与える可能性がある。 核生成剤、例えば微細に分散されたシリカは、当業者には公知である、典型的な 量で添加できる。 本発明の組成物は、当業者には公知の、広範囲に渡るフィラー、例えばガラス 繊維、無機粒子および金属粒子とブレンドすることにより、強化することができ る。 本発明のブレンドは、ポリマーブレンド技術の当業者には馴染みの方法、例え ば二本ロール機、バンバリーミキサー、または一軸または二軸スクリュー押出機 によって、該ポリマー成分を組み合わせることにより製造する。該一軸スクリュ ー押出機は、場合により溝のあるバレル壁を含むことができ、またバリヤースク リューを含み、あるいは短くされたスクリューをもつように設計されたものであ り得る。該二軸スクリュー押出機は、逆方向に回転し、かつ相互に噛み合わない 、同一方向に回転し、かつ相互に噛み合わない、逆方向に回転し、かつ十分に噛 み合うまたは同一方向に回転し、かつ十分に噛み合う型のものであり得る。好ま しくは、該通常の高融点ポリアミド成分を、まず主押出機で溶融し、かつ該溶融 した非イオノマー成分を、溶融ポリアミドを搬送する主押出機に、側流として導 入し、そこでこれら2つのメルトを相互に混合して、ブレンドを形成する。 ゴルフボールの製造において使用される従来の装置を使用して、当業者には周 知の方法で、本発明のゴルフボールを製造できる。例えば、本発明のカバー組成 物を含むゴルフボールは、本発明のポリアミド−非イオノマーブレンドから形成 したカバー素材を、コアの回りに射出成形するか、あるいは該カバー素材の予備 成形した半球殻を、公知の方法によりボール金型内で、圧縮成形することにより 、作成することができる。更に、本発明の該中間層組成物を含むゴルフボール中 間層は、本発明のポリアミド−非イオノマーブレンドから形成した中間層素材を 、コアの回りに射出成形するか、あるいは該中間層素材の予備成形した半球殻を 、公知の方法によりボール金型内で、圧縮成形することにより作成でき、次いで 上記のようなカバー素材を含む層で覆うことによって、多層ゴルフボールを作成 することができる。 成形後に、本発明のゴルフボール組成物を含むゴルフボールは、バフ研磨、塗 装および刻印処理して、完成できる。 本発明のゴルフボールの硬さ、モジュラス、コア径、中間層の厚みおよびカバ ー層の厚みは、本発明のゴルフボールの競技特性、例えばスピン、初期速度およ び感触に影響を及ぼすことが分かった。 特に、本発明のゴルフボールコアの径は、約1.200インチ〜約1.630インチであ る。好ましくは、該コアの径は、約1.300インチ〜約1.600インチである。より好 ましくは、該コアの径は、約1.390インチ〜約1.580インチである。存在する場合 には、本発明のゴルフボールの中間層の厚みは、約0.0020インチ〜約0.100イン チである。好ましくは、該中間層の厚みは、約0.030インチ〜約0.090インチであ る。より好ましくは、該中間層の厚みは、約0.020インチ〜約0.090イン チである。最も好ましくは、該中間層の厚みは、約0.030インチ〜約0.060インチ である。更に、本発明のゴルフボールのカバー層の厚みは、約0.030インチ〜約0 .120インチである。好ましくは、該カバー層の厚みは、約0.040インチ〜約0.100 インチである。最も好ましくは、該カバー層の厚みは、約0.050インチ〜約0.090 インチである。好ましくは、該コアおよび全ての中間層の全体としての径は、完 成したボール全径の約80%〜約98%の範囲内にあり、また好ましくは約1.680イ ンチ〜約1.780インチである。 本発明の多層ゴルフボールは、任意のサイズの全径をもつことができる。米国 ゴルフ協会(United States Golf Association;以下「USGA」という)のゴルフ規則 は、競技用ゴルフボールの最低サイズを、径1.680インチに制限しているが、最 大径については規格がない。その上、娯楽競技については、任意のサイズのゴル フボールが利用できる。本発明のゴルフボールの好ましい径は、約1.680インチ 〜約1.800インチである。より好ましい径は、約1.680インチ〜約1.760インチで ある。最も好ましい径は、約1.680インチ〜約1.740インチである。 本発明のゴルフボールの種々の層の、幾つかの物理的特性、例えば硬さおよび モジュラスは、このようなゴルフボールの競技特性に影響を与えるものと考えら れている。例えば、該中間層の曲げ弾性率および/または引張り弾性率は、本発 明のゴルフボールの「感触」に影響を与えるものと考えられている。従って、本発 明のゴルフボールは、約500psi〜約500,000psiの範囲の曲げ弾性率をもつ中間層 をもつことが好ましい。より好ましくは、該中間層の曲げ弾性率は、約1000psi 〜約250,000psiの範囲内にある。最も好ましくは、該中間層の曲げ弾性率は、約 2000psi〜約200,000psiの範囲内にある。 同様に、本発明のゴルフボールは、約10,000psi〜約150,000psiの範囲内の曲 げ弾性率を有するカバー層を含むことが好ましい。より好ましくは、該カバー層 の曲げ弾性率は、約15,000psi〜約120,000psiの範囲内にある。最も好ましくは 、該カバー層の曲げ弾性率は、約18,000psi〜約110,000psiの範囲内にある。 本発明のゴルフボール組成物は、約50ショアA〜約90ショアDの範囲のコア硬さ を有する。好ましくは、該コアは、約30〜約65の範囲のショアD硬さを 有する。より好ましくは、該コアは、約35〜約60の範囲のショアD硬さを有する 。本発明のゴルフボールの中間層は、好ましくは約60ショアA〜約85ショアDの範 囲のコア硬さを有する。より好ましくは、該中間層の硬さは、約65ショアA〜約8 0ショアDの範囲内にある。本発明のゴルフボールのカバー層は、好ましくは約40 〜約90の範囲のショアD硬さを有する。より好ましくは、該カバー層のショアD硬 さは、約45〜約85の範囲内にある。最も好ましくは、該カバー層は、約50〜約80 の範囲のショアD硬さを有する。 ポリアミドと非イオノマーとのブレンドの形成は、引張りおよび曲げ弾性率並 びにショア硬さを含む、該ブレンドの機械的特性を制御する能力を大幅に改善す る。 本発明の組成物は、イオノマーで被覆したツーピースボールの耐久性および飛 距離並びにバラタで被覆したスリーピースボールの打撃音および制御性をもつゴ ルフボールおよびカバーを与える。 特に述べない限り、以下に与える全ての%は、重量%(即ち、wt%)である。 実施例 以下の非限定的な実施例は、本発明の好ましい態様を単に例示するものであり 、本発明を限定するものと考えるべきではなく、本発明の範囲は、添付の請求の 範囲によって規定される。 ポリアミドポリマーと非イオノマーポリマーとのブレンドを主成分とするゴル フボールカバーおよびイオノマー樹脂を主成分とする「標準の」ボールカバーの耐 久性を比較するために、テストを行った。これらのポリマーブレンドを、以下の 表I〜IIIに与えた。表IおよびIIにおいて、各成分の量は、該ポリアミド-非イオ ノマーブレンド100部を基準とする、重量部即ちphrまたは部/100で与えられてい る。更に、実施例1〜8の各ブレンド100部に、5部の第一の濃厚顔料を添加する 。該第一の濃厚顔料は、ポリアミド12(RILSAN AMNO)からなる担体ポリマー中に 分散された、約35wt%〜約45wt%のTiO2からなる。表IIIにおいて、競争試験お よびコントロール用の各成分の量は、該イオノマーブレンド100部を基準とする 、重量部で与えられている。更に、実施例C10〜C13、コントロールC1およびコン トロールC2の各ブレンド100部に、5部の第二の濃厚顔料 を添加する。この第二の濃厚顔料は、DuPont社から入手でき、9-12%のメタクリ ル酸を含み、かつナトリウムで部分的に中和されたいると思われる、市販のエチ レンを主成分とするイオノマーからなる、担体ポリマー中に分散された、約35wt %〜約45wt%のTiO2からなる。 初期速度は、約13°の角度を与えたフェース面によってゴルフボールをヒット するように設計された、Titleist-製の二重振り子テスト装置(Dual Pendulum Te sting Machine)を使用して測定する。 制限係数(coefficient of restriction;以下「COR」という)は、エアーキャノン からゴルフボールをスチール板に発射することにより評価した。CORは、該ゴル フボールのリバウンド(rebound)速度を、その戻り速度で割ることにより算出す る。かくして、高い制限係数をもつボールは、該プレートと衝突し、そこから反 跳する際に、低制限係数をもつボールよりも、小さなその全エネルギーの一部を 失う。CORテストは、戻り速度のある範囲に渡り実施し、かつ125ft/sなるインバ ウンド(inbound)速度にて測定する。 耐久性は、打撃装置を使用して、ゴルフボールを捕獲ネットに打ち出し、再度 打撃する位置に該ボールを自動的に戻すことにより測定する。このテストを、所 定の打撃数に達するまで継続する。600打撃が、ここで使用した最大の打撃数で ある。あるいは該テストは、肉眼的観察によって判定して、該ゴルフボールが損 傷を受けるまで継続する。最小のゴルフボールサイズをもつ12個のゴルフボール を使用し、その各々を所定の打撃数だけヒットした。該ゴルフボールは、約22℃ の室温にてヒットした。 せん断抵抗の評価は、ミヤメカニカルゴルフスイングマシーン(Miya mechanic al Golf Swing Machine)を使用して、サンドウエッジまたはピッチングウエッジ の何れかにより、同一の組成をもつ、6-12個の実質的に同一のゴルフボール各々 につき、2回の打撃を行うことによって決定した。まず、該テスト条件を調節し かつバラタカバーをもつコントロールゴルフボールが、せん断抵抗評価尺度で、 正確に5となるようにした。ここで、評価数値1(最良:カバーまたは塗装に肉眼 視可能な損傷がない)乃至5(最悪:カバーの過度のせん断、重度の材料の除去、ま たは過度の材料の除去)で評価した。この較正手順に続いて、 各実験用のゴルフボールをテストし、打撃を加えた後の損傷を、肉眼観察に基づ いて、評価値を割り当てた。 ゴルフボールカバーの硬さ(ショアD)は、ASTM D-2240に規定された方法に従っ て、該ゴルフボールの平坦面にプローブを配置することによって測定する。曲げ 弾性率は、ASTM D-790に規定された方法に従って測定する。 実施例1-4では、Elf Atochem S.A.から入手できるポリアミド12と、Shell USA から入手できる官能化されたSEBSブロックコポリマーTPEとのカバーブレンドを 配合する。実施例5-8では、ポリアミド12と、Elf Atochem N.A.から入手できるT PEブロックコポリ(アミド-エーテル)とのカバーブレンドを配合する。実施例9 では、ポリアミド12と、DuPont社から入手できるブロックコポリ(エステル-エー テル)とのカバーブレンドを配合する。 比較例C10-C13では、2種の市販品として入手可能なエチレンを主成分とする イオノマー、即ち9-12%のメタクリル酸を含み、ナトリウムで部分的に中和され ていると思われる、極めて低いモジュラスを有するイオノマーおよび13-17%の メタクリル酸を含み、リチウムで部分的に中和されていると思われるイオノマー (両者ともDuPont社から入手できる)のカバーブレンドを配合する。 コントロール1では、2種の市販品として入手可能なエチレンを主成分とする イオノマーのカバーブレンド(55%の、9-12%のメタクリル酸を含み、ナトリウ ムで部分的に中和されていると思われる、極めて低いモジュラスを有するイオノ マーおよび45%の、13-17%のメタクリル酸を含み、リチウムで部分的に中和さ れていると思われるイオノマー)、即ち実施例と比較する目的で使用される、幾 つかの市販のゴルフボールにおいて使用されている型の、カバーブレンドを配合 する。コントロール2では、2種の市販品として入手可能なエチレンを主成分と するイオノマーのカバーブレンド(50%の、13-17%のメタクリル酸を含み、リチ ウムで部分的に中和されていると思われる、イオノマーおよび50%の、13-20% のメタクリル酸を含み、ナトリウムで部分的に中和されていると思われるイオノ マー)、即ち実施例と比較する目的で使用される、幾つかの市販のゴルフボール において使用されている型の、カバーブレンドを配合する。 該イオノマーブレンドゴルフボールと比較した場合、本発明のゴルフボールは 、 改善された感触、引けを取らない初期速度、および同等なまたは改善された耐久 性およびせん断抵抗を与える。これら実施例は、ポリアミド12およびブロックコ ポリ(アミド−エーテル)TPE、官能化されたSEBSブロックコポリマーTPE、または TPEブロックコポリ(エステル−エーテル)を配合したブレンドから作成したゴル フボールカバーが、耐久性のテストを行っているゴルフボールの半数が損傷を受 けることなしに、少なくとも600回の打撃に対して耐え得ることを立証している 。 更に、全ての実施例のゴルフボールは、ゴルフ規則(Rules of Golf)によって 規定されている、ヒットされたゴルフボールの速度の上限に近い、良好な初期速 度を有する。USGAによって確立されたこれらの規則は、初期速度に関する以下の 規則を含む: 「ボールの速度は、USGAによって承認された装置で測定した場合に、250ft/se c(76.2m/sec)を越えてはならない。最大許容度は、2%である。テストの際の該 ボールの温度は、23±1℃とする。」 かくして、最大許容初期速度は、該ゴルフ規則の下では、255ft/s(即ち、250f t/s+5ft/s(許容度2%に相当))である。従って、ゴルフボールの製造業者等は 、この上限を超えることなしに、ゴルファーがゴルフボールを飛ばし得る飛距離 を増大するために、該初期速度を、この最大の255ft/sに出来る限り近づけるよ う努力している。かくして、この限界255ft/sにより近いゴルフボールを与える 、本発明の組成物からゴルフボールを作成することによって、与えられるこの改 良は、好ましいものと理解すべきである。 更に、全ての実施例のゴルフボールは、比較例およびコントロールと同等また はそれ以上のせん断抵抗を有している。特に、実施例1〜4および5〜8は、ポリア ミドを含有するゴルフボールカバーブレンド中の、該ポリアミドの濃度が増大す ると、該カバーのせん断抵抗が改善されることを立証している。 本明細書に開示された本発明は、上記目的を十分に満たすものと評価されたが 、数値的な変更並びに種々の態様が、当業者によって工夫できることを理解すべ きである。従って、添付した請求の範囲は、本発明の真の精神並びに範囲に入る ような、これら全ての変更並びに種々の態様を含むものと理解すべきである。 表I:ポリアミドと官能化SEBSとのゴルフボールカバーブレンドの諸特性a:RILSAN AMNOポリアミド12、曲げ弾性率約174kpsi b:KRATON FG1901X(無水マレイン酸グラフトSEBS) c:コア径1.580インチの初期速度=252.2ft/s d:1が最良で、5が最悪 e:室温にて測定。 表II:ポリアミドとブロックコポリ(アミド)TPEまたはコポリ(エステル)TPEとの ゴルフボールカバーブレンドの諸特性 a:RILSAN AMNOポリアミド12、曲げ弾性率約174kpsi b:PEBAX 3533 c:HYTREL 3078 d:コア径1.580インチの初期速度=例えば、実施例5-8について252.2ft/s;実 施例9について251.8ft/s e:1が最良で、5が最悪 f:室温にて測定。 表III:比較例のゴルフボールカバーブレンドおよびコントロールの諸特性 a:50% SURLYN 7940/50%SURLYN AD8140(部分的にNaで中和された、17-20%の酸 を含むイオノマー) b:部分的にLiで中和された、13-17%の酸を含むイオノマー c:部分的にNaで中和された、9-12%の酸を含む、極めて低モジュラスのイオノマ ー d:コア径1.580インチの初期速度=252.2ft/s e:1が最良で、5が最悪 f:室温にて測定。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.カバーおよびコアを含むゴルフボールであって、該カバーが、約1wt%〜約9 9wt%の少なくとも一種の非イオノマーポリマーと、約99wt%〜約1wt%の少なく とも一種のポリアミドポリマーとを含むブレンドを含有する組成物で作成され、 かつ該組成物が、蛍光増白剤を実質的に含まないことを特徴とする、上記ゴルフ ボール。 2.該ポリアミドポリマーが、ポリアミドホモポリマー、ポリアミドコポリマー およびこれらの混合物からなる群から選択され、該ポリアミドホモポリマーが、 ポリアミド6、ポリアミド11、ポリアミド12、ポリアミド4,6、ポリアミド6,6、 ポリアミド6,9、ポリアミド6,10、ポリアミド6,12およびこれらの混合物からな る群から選択され、かつ該ポリアミドコポリマーが、ポリアミド616,6、ポリア ミド6,6/6,10、ポリアミド6/6,T、ポリアミド6/6,6/6,10およびこれらの混合物 からなる群から選択される、請求の範囲第1項に記載のゴルフボール。 3.該ポリアミドポリマーが、約30,000psi〜約500,000psiの範囲の曲げ弾性率 をもつ、請求の範囲第2項に記載のゴルフボール。 4.該非イオノマーポリマーが、約1,000psi〜約150,000psiの範囲の曲げ弾性率 をもつ、請求の範囲第1項に記載のゴルフボール。 5.該非イオノマーポリマーが、ブロックコポリ(エステル-エステル)、ブロッ クコポリ(エステル-エーテル)、ブロックコポリ(アミド-エステル)、ブロックコ ポリ(アミド-エーテル)、ブロックコポリ(ウレタン-エステル)、ブロックコポリ (ウレタン-エーテル)、不飽和ゴムを含有するブロックポリスチレン熱可塑性エ ラストマー、官能化され、実質的に飽和状態にあるゴムを含有するブロックポリ スチレン熱可塑性エラストマー、ポリプロピレンおよびエチレン-プロピレン-ジ エンモノマーターポリマーまたはエチレン-プロピレンコポリマーゴムを含む熱 可塑性樹脂とエラストマーとのブレンド、ここで該ゴムは機械的に加硫されてい る、およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求の範囲第1項に記載 のゴルフボール。 6.該非イオノマーポリマーが、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリ(ブチレ ンテレフタレート)、ポリ(トリメチレンテレフタレート)、ポリ(ビニルアルコー ル)、 ポリ(酢酸ビニル)、ポリ(シラン)、ポリ(弗化ビニリデン)、アクリロニトリル- ブタジエン-スチレンコポリマー、官能性コモノマーを含む、これらのコポリマ ー、およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求の範囲第1項に記載 のゴルフボール。 7.該非イオノマーポリマーが、少なくとも一種のオレフィン系ポリマーを含む 、請求の範囲第1項に記載のゴルフボール。 8.カバーおよびコアを含むゴルフボールであって、該カバーが、約15wt%〜約 75wt%の少なくとも一種の非イオノマーポリマーと、約85wt%〜約25wt%の少な くとも一種のポリアミドポリマーとを含むブレンドを含有する組成物で作成され 、かつ該組成物が、蛍光増白剤を実質的に含まないことを特徴とする、上記ゴル フボール。 9.カバー層、コア層および該カバー層と該コア層との間に挿入された少なくと も一層の中間層を含むゴルフボールであって、該層の少なくとも一層が、約1wt %〜約99wt%の少なくとも一種の非イオノマー熱可塑性ポリマーと、約99wt%〜 約1wt%の少なくとも一種のポリアミドポリマーとを含む組成物を含有し、かつ 該組成物が、蛍光増白剤を実質的に含まないことを特徴とする、上記ゴルフボー ル。 10.該ポリアミドポリマーが、ポリアミドホモポリマー、ポリアミドコポリマー およびこれらの混合物からなる群から選択され、該ポリアミドホモポリマーが、 ポリアミド6、ポリアミド11、ポリアミド12、ポリアミド4,6、ポリアミド6,6、 ポリアミド6,9、ポリアミド6,10、ポリアミド6,12およびこれらの混合物からな る群から選択され、かつ該ポリアミドコポリマーが、ポリアミド616,6、ポリア ミド6,6/6,10、ポリアミド6/6,T、ポリアミド6/6,6/6,10およびこれらの混合物 からなる群から選択される、請求の範囲第9項に記載のゴルフボール。 11.該ポリアミドポリマーが、約30,000psi〜約500,000psiの範囲の曲げ弾性率 をもつ、請求の範囲第10項に記載のゴルフボール。 12.該非イオノマー熱可塑性ポリマーが、約1,000psi〜約150,000psiの範囲の曲 げ弾性率をもつ、請求の範囲第9項に記載のゴルフボール。 13.該非イオノマー熱可塑性ポリマーが、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリ (ブ チレンテレフタレート)、ポリ(トリメチレンテレフタレート)、ポリ(ビニルアル コール)、ポリ(酢酸ビニル)、ポリ(シラン)、ポリ(弗化ビニリデン)、アクリロ ニトリル-ブタジエン-スチレンコポリマー、官能性コモノマーを含む、これらの コポリマー、およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求の範囲第9 項に記載のゴルフボール。 14.該非イオノマー熱可塑性ポリマーが、少なくとも一種のオレフィン系ポリマ ーを含む、請求の範囲第9項に記載のゴルフボール。 15.該中間層が、上記組成物で構成され、かつ該カバー層が、非イオン性オレフ ィン系ポリマー、ポリオレフィンイオノマー、スチレン-ブタジエン-スチレンイ オノマー、スチレン-(水添ブタジエン)-スチレンイオノマー、ポリ(イソプレン) 、ポリ(ブタジエン)、熱硬化性ポリ(ウレタン)、および熱硬化性ポリ(ウレア)か らなる群から選択される、少なくとも一種の材料を含む、請求の範囲第9項に記 載のゴルフボール。 16.カバー層、コア層および該カバー層と該コア層との間に挿入された少なくと も一層の中間層を含むゴルフボールであって、該層の少なくとも一層が、約1wt %〜約99wt%の少なくとも一種の非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマーと 、約99wt%〜約1wt%の少なくとも一種のポリアミドポリマーとを含む組成物を 含有し、該非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマーが、ブロックコポリ(エ ステル-エステル)、ブロックコポリ(エステル-エーテル)、ブロックコポリ(アミ ド-エステル)、ブロックコポリ(アミド-エーテル)、ブロックコポリ(ウレタン- エステル)、ブロックコポリ(ウレタン-エーテル)、ポリプロピレンおよびエチレ ン-プロピレン-ジエンモノマーターポリマーまたはエチレン-プロピレンコポリ マーゴムを含む熱可塑性樹脂とエラストマーとのブレンド、ここで該ゴムは機械 的に加硫されている、およびこれらの混合物からなる群から選択され、かつ該組 成物が、蛍光増白剤を実質的に含まないことを特徴とする、上記ゴルフボール。 17.該非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマーが、更に不飽和ゴムを含有す るブロックポリスチレン熱可塑性エラストマーおよび官能化され、実質的に飽和 状態にあるゴムを含有するブロックポリスチレン熱可塑性エラストマーをも含む 上記群から選択され、かつ該組成物が、約51wt%〜約99wt%の少なくとも一 種の該非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマーと、約49wt%〜約1wt%の少 なくとも一種の該ポリアミドポリマーとを含む、請求の範囲第16項に記載のゴル フボール。 18.該非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマーが、更に不飽和ゴムを含有す るブロックポリスチレン熱可塑性エラストマーおよび官能化され、実質的に飽和 状態にあるゴムを含有するブロックポリスチレン熱可塑性エラストマーをも含む 上記群から選択され、かつ該ポリアミドポリマーが、該非イオノマー熱可塑性エ ラストマーと組み合わされ、その量が、該混合物の曲げ弾性率を約70,000psi末 満とするのに十分な値である、請求の範囲第16項に記載のゴルフボール。 19.該ポリアミドポリマーが、ポリアミドホモポリマー、ポリアミドコポリマー およびこれらの混合物からなる群から選択され、該ポリアミドホモポリマーが、 ポリアミド6、ポリアミド11、ポリアミド12、ポリアミド4,6、ポリアミド6,6、 ポリアミド6,9、ポリアミド6,10、ポリアミド6,12およびこれらの混合物からな る群から選択され、かつ該ポリアミドコポリマーが、ポリアミド6/6,6、ポリア ミド6,6/6,10、ポリアミド6/6,T、ポリアミド6/6,6/6,10およびこれらの混合物 からなる群から選択される、請求の範囲第16項に記載のゴルフボール。 20.該ポリアミドポリマーが、約30,000psi〜約500,000psiの範囲の曲げ弾性率 をもつ、請求の範囲第19項に記載のゴルフボール。 21.該非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマーが、約1,000psi〜約150,000p siの範囲の曲げ弾性率をもつ、請求の範囲第16項に記載のゴルフボール。 22.該中間層が、上記組成物で構成され、かつ該カバー層が、非イオン性オレフ ィン系ポリマー、ポリオレフィンイオノマー、スチレン-ブタジエン-スチレンイ オノマー、スチレン-(水添ブタジエン)-スチレンイオノマー、ポリ(イソプレン) 、ポリ(ブタジエン)、熱硬化性ポリ(ウレタン)および熱硬化性ポリ(ウレア)から なる群から選択される、少なくとも一種の材料を含む、請求の範囲第16項に記載 のゴルフボール。 23.カバー層、コア層および該カバー層と該コア層との間に挿入された少なくと も一層の中間層を含むゴルフボールであって、該層の少なくとも一層が、約15wt %〜約75wt%の少なくとも一種の非イオノマー熱可塑性ポリマーと、約85 wt%〜約25wt%の少なくとも一種のポリアミドポリマーとを含む組成物を含有し 、かつ該組成物が、蛍光増白剤を実質的に含まないことを特徴とする、上記ゴル フボール。 24.カバー層、コア層および該カバー層と該コア層との間に挿入された少なくと も一層の中間層を含むゴルフボールであって、該層の少なくとも一層が、約15wt %〜約75wt%の少なくとも一種の非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマーと 、約85wt%〜約25wt%の少なくとも一種のポリアミドポリマーとを含む組成物を 含有し、該非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマーが、ブロックコポリ(エ ステル-エステル)、ブロックコポリ(エステル-エーテル)、ブロックコポリ(アミ ド-エステル)、ブロックコポリ(アミド-エーテル)、ブロックコポリ(ウレタン- エステル)、ブロックコポリ(ウレタン-エーテル)、ポリプロピレンおよびエチレ ン-プロピレン-ジエンモノマーターポリマーまたはエチレン-プロピレンコポリ マーゴムを含む熱可塑性樹脂とエラストマーとのブレンド、ここで該ゴムは機械 的に加硫されている、およびこれらの混合物からなる群から選択され、かつ該組 成物が、蛍光増白剤を実質的に含まないことを特徴とする、上記ゴルフボール。 25.該非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマーが、更に不飽和ゴムを含有す るブロックポリスチレン熱可塑性エラストマーおよび官能化され、実質的に飽和 状態にあるゴムを含有するブロックポリスチレン熱可塑性エラストマーをも含む 上記群から選択され、かつ該組成物が、更に約51wt%〜約75wt%の少なくとも一 種の非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマーと、約49wt%〜約25wt%の少な くとも一種の該ポリアミドポリマーとを含む、請求の範囲第24項に記載のゴルフ ボール。 26.カバー層、コア層および該カバー層と該コア層との間に挿入された少なくと も一層の中間層を含むゴルフボールであって、該層の一つが、約1wt%〜約99wt %の少なくとも一種の非イオノマー熱可塑性ポリマーと、約99wt%〜約1wt%の 少なくとも一種のポリアミドポリマーとを含む組成物を含有し、該層の他の一つ が、熱硬化性ポリマーを含み、かつ該組成物が、蛍光増白剤を実質的に含まない ことを特徴とする、上記ゴルフボール。 27.該熱硬化性ポリマーが、ポリ(イソプレン)、ポリ(ブタジエン)、ポリ(ウレ タン)、ポリ(ウレア)またはこれらの混合物を含む、請求の範囲第26項に記載の ゴルフボール。 28.該ポリアミドポリマーが、ポリアミドホモポリマー、ポリアミドコポリマー およびこれらの混合物からなる群から選択され、該ポリアミドホモポリマーが、 ポリアミド6、ポリアミド11、ポリアミド12、ポリアミド4,6、ポリアミド6,6、 ポリアミド6,9、ポリアミド6,10、ポリアミド6,12およびこれらの混合物からな る群から選択され、かつ該ポリアミドコポリマーが、ポリアミド6/6,6、ポリア ミド6,6/6,10、ポリアミド6/6,T、ポリアミド6/6,6/6,10およびこれらの混合物 からなる群から選択される、請求の範囲第26項に記載のゴルフボール。 29.該ポリアミドポリマーが、約30,000psi〜約500,000psiの範囲の曲げ弾性率 をもつ、請求の範囲第28項に記載のゴルフボール。 30.該非イオノマーポリマーが、約1,000psi〜約150,000psiの範囲の曲げ弾性率 をもつ、請求の範囲第26項に記載のゴルフボール。 31.カバー層、コアおよび該カバー層と該コアとの間に挿入された少なくとも一 層の中間層を含むゴルフボールであって、該層の一つが、約1wt%〜約99wt%の 少なくとも一種の非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマーと、約99wt%〜約 1wt%の少なくとも一種のポリアミドポリマーとを含み、蛍光増白剤を実質的に 含まない組成物を含有し、該非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマーが、ブ ロックコポリ(エステル-エステル)、ブロックコポリ(エステル-エーテル)、ブロ ックコポリ(アミド-エステル)、ブロックコポリ(アミド-エーテル)、ブロックコ ポリ(ウレタン-エステル)、ブロックコポリ(ウレタン-エーテル)、ポリプロピレ ンおよびエチレン-プロピレン-ジエンモノマーターポリマーまたはエチレン-プ ロピレンコポリマーゴムを含む熱可塑性樹脂とエラストマーとのブレンド、ここ で該ゴムは機械的に加硫されている、およびこれらの混合物からなる群から選択 され、かつ該層の他の一つが、熱硬化性ポリマーを含むことを特徴とする、上記 ゴルフボール。 32.該非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマーが、更に不飽和ゴムを含有す るブロックポリスチレン熱可塑性エラストマーおよび官能化され、実質的に飽和 状態にあるゴムを含有するブロックポリスチレン熱可塑性エラストマーをも含む 上記群から選択され、かつ該組成物が、更に約51wt%〜約99wt%の少なくとも一 種の非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマーと、約49wt%〜約1wt%の少な くとも一種のポリアミドポリマーとを含む、請求の範囲第31項に記載のゴルフボ ール。 33.該熱硬化性ポリマーが、ポリ(イソプレン)、ポリ(ブタジエン)、ポリ(ウレ タン)、ポリ(ウレア)またはこれらの混合物を含む、請求の範囲第31項に記載の ゴルフボール。 34.該ポリアミドポリマーが、ポリアミドホモポリマー、ポリアミドコポリマー およびこれらの混合物からなる群から選択され、該ポリアミドホモポリマーが、 ポリアミド6、ポリアミド11、ポリアミド12、ポリアミド4,6、ポリアミド6,6、 ポリアミド6,9、ポリアミド6,10、ポリアミド6,12およびこれらの混合物からな る群から選択され、かつ該ポリアミドコポリマーが、ポリアミド616,6、ポリア ミド6,6/6,10、ポリアミド6/6,T、ポリアミド6/6,6/6,10およびこれらの混合物 からなる群から選択される、請求の範囲第32項に記載のゴルフボール。 35.ゴルフボールコアを形成し、約1wt%〜約99wt%の少なくとも一種の非イオ ノマーポリマーと、約99wt%〜約1wt%の少なくとも一種のポリアミドポリマー とを含むブレンドを含有する組成物を調製し、かつ該ブレンドを、該ゴルフボー ルコアの回りに成形して、ゴルフボールを製造する工程を含み、該組成物が、蛍 光増白剤を実質的に含まないことを特徴とする、ゴルフボールの製造方法。 36.コア層を形成し、該コア層の回りに少なくとも一層の中間層を形成し、該少 なくとも一層の中間層上に、カバー層を形成する工程を含み、該層の少なくとも 一層が、約1wt%〜約99wt%の少なくとも一種の非イオノマー熱可塑性ポリマー と、約99wt%〜約1wt%の少なくとも一種のポリアミドポリマーとを含む組成物 から製造され、かつ該組成物が、蛍光増白剤を実質的に含まないことを特徴とす る、ゴルフボールの製造方法。 37.コア層を形成し、該コア層の回りに少なくとも一層の中間層を形成し、該少 なくとも一層の中間層上に、カバー層を形成する工程を含み、該層の少なくとも 一層が、約1wt%〜約99wt%の少なくとも一種の非イオノマー熱可塑性ポリマ ーと、約99wt%〜約1wt%の少なくとも一種のポリアミドポリマーとを含む組成 物から製造され、該非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマーが、ブロックコ ポリ(エステル-エステル)、ブロックコポリ(エステル-エーテル)、ブロックコポ リ(アミド-エステル)、ブロックコポリ(アミド-エーテル)、ブロックコポリ(ウ レタン-エステル)、ブロックコポリ(ウレタン-エーテル)、ポリプロピレンおよ びエチレン-プロピレン-ジエンモノマーターポリマーまたはエチレン-プロピレ ンコポリマーゴムを含む熱可塑性樹脂とエラストマーとのブレンド、ここで該ゴ ムは機械的に加硫されている、およびこれらの混合物からなる群から選択され、 かつ該組成物が、蛍光増白剤を実質的に含まないことを特徴とする、ゴルフボー ルの製造方法。 38.該非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマーが、更に不飽和ゴムを含有す るブロックポリスチレン熱可塑性エラストマーおよび官能化され、実質的に飽和 状態にあるゴムを含有するブロックポリスチレン熱可塑性エラストマーをも含む 上記群から選択され、かつ該組成物が、更に約51wt%〜約99wt%の少なくとも一 種の非イオノマー熱可塑性エラストマーポリマーと、約49wt%〜約1wt%の少な くとも一種のポリアミドポリマーとを含む、請求の範囲第37項に記載の方法。 39.該非イオノマーポリマーが、コポリ(エステル-エーテル)を含み、該ポリア ミドポリマーが、ポリアミド12を含み、かつ該コアが、ポリブタジエンを含む、 請求の範囲第1項に記載のゴルフボール。 40.該非イオノマーポリマーが、コポリ(エステル-エーテル)を含み、該ポリア ミドポリマーが、ポリアミド12を含み、かつ該コアが、ポリブタジエンを含む、 請求の範囲第8項に記載のゴルフボール。
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