JP2002372943A - 画像表示装置の駆動回路、画像表示装置及び画像表示装置の駆動方法 - Google Patents

画像表示装置の駆動回路、画像表示装置及び画像表示装置の駆動方法

Info

Publication number
JP2002372943A
JP2002372943A JP2001182129A JP2001182129A JP2002372943A JP 2002372943 A JP2002372943 A JP 2002372943A JP 2001182129 A JP2001182129 A JP 2001182129A JP 2001182129 A JP2001182129 A JP 2001182129A JP 2002372943 A JP2002372943 A JP 2002372943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image signal
signal
average
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001182129A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Saito
裕 齋藤
Osamu Sagano
治 嵯峨野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001182129A priority Critical patent/JP2002372943A/ja
Publication of JP2002372943A publication Critical patent/JP2002372943A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力信号に対して選択された蛍光体の飽和特
性の補正を考慮した画像信号補正手段の切り替えによる
表示画像の差異をなくすことが可能な高品質の画像表示
装置及び画像表示装置の駆動回路及びその方法を提供す
る。 【解決手段】 入力画像信号が、平均画像レベル検出手
段により検出された平均画像レベルが高い場合の蛍光体
の飽和特性の補正を考慮した補正テーブルに基づいた画
像信号変換手段1と、検出された平均画像レベルが低い
場合の蛍光体の飽和特性の補正を考慮した補正テーブル
に基づいた画像信号変換手段2と、により同時に変換さ
れてそれぞれ出力された変換画像信号を前記平均画像レ
ベルに基づいて重み付け演算して変換入力画像信号を得
る演算手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光体への電子線
の照射による画像表示装置及び画像表示装置の駆動回路
及びその方法に関するものであり、特に、電子線の照射
による蛍光体の特性変化があっても良好に画像表示を行
うことができる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の表面伝導型素子を複数の行
配線と列配線でマトリクス配線したマルチ電子ビーム源
と、各電子ビーム源からの電子ビーム照射を受け発光す
る蛍光面を有する表示パネル(SEDパネル)による画
像を表示するための画像表示装置の1つとして、本出願
人による特開2000−075833号公報において開
示されている構成がある。
【0003】この構成によれば、PWM駆動をおこなう
際に、CRT用に原画像信号にγ補正がなされて発信さ
れた画像信号を原画像に戻すための逆γ補正をかけるだ
けでは、SEDパネルの蛍光体の種類、入力信号の特
性、画面全体の平均画像レベルを下げるいわゆるABL
制御等によって蛍光体の飽和特性が影響し、輝度信号と
発光量の関係が崩れてしまう。
【0004】そのため、蛍光体の飽和特性の補正を考慮
した画像信号補正手段をいくつか用意し、環境や画面全
体の平均輝度に応じてそれらの蛍光体飽和特性の補正を
考慮した画像信号補正手段を切り替えるといった方法
で、入力画像信号を電子ビーム強度対前記蛍光体発光輝
度特性を直線とさせる画像信号に変換し、良好な階調再
現、色再現特性を有する画像表示を可能としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0006】従来の画像表示装置構成においては、画面
全体の平均画像レベルの変化に連動して蛍光体の飽和特
性の補正を考慮した画像信号補正手段の切り替えを行う
際、ある閾値を境にしたため、切り替えの前後での画質
の差異が生じてしまった。
【0007】これは例えば、画面全体の平均輝度を下げ
るいわゆるABL制御が行われる度に視聴者に対して必
要以上の変化を認識させることになった。
【0008】また、切り替えによる差異を少なくするた
めには多くの画像信号補正手段が必要となり、ローコス
ト化ができなかった。
【0009】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、入力
信号に対して選択された蛍光体の飽和特性の補正を考慮
した画像信号補正手段の切り替えによる表示画像の差異
をなくすことが可能な高品質の画像表示装置及び画像表
示装置の駆動回路及びその方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、入力画像信号を複数の画像信号変
換手段により同時に変換させて変換入力画像信号を出力
させ、該変換入力画像信号に応じて、蛍光体を発光させ
る電子を放出する電子放出素子に印加する電圧を生成す
る画像表示装置の駆動回路であって、所定期間中の平均
画像レベルを検出する平均画像レベル検出手段と、前記
平均画像レベル検出手段により検出された平均画像レベ
ルが高い場合の蛍光体の飽和特性の補正を考慮した補正
テーブルに基づいた第1の画像信号変換手段と、前記平
均画像レベル検出手段により検出された平均画像レベル
が低い場合の蛍光体の飽和特性の補正を考慮した補正テ
ーブルに基づいた第2の画像信号変換手段と、入力画像
信号が前記第1及び第2の画像信号変換手段により同時
に変換されてそれぞれ出力された変換画像信号を、前記
平均画像レベルに基づいて重み付け演算して変換入力画
像信号を得る演算手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】前記演算手段は、前記平均画像レベルに基
づいた重みσ値を、 0≦σ≦1の範囲で算出し、前記
第1,第2の画像信号変換手段により同時に変換されて
それぞれ出力された変換画像信号に、それぞれσ,(1
−σ)を乗じて重み付け演算することも好適である。
【0012】前記重みσ値は、分母が2のべき乗で表さ
れる値であることも好適である。
【0013】前記複数の画像信号変換手段は、画像表示
装置の表示画像の画質を選択する画質選択手段により選
択されるそれぞれの画質モードごとに設けられているこ
とも好適である。
【0014】前記第1及び第2の画像信号変換手段は、
原信号を陰極線管(CRT)用にガンマ補正した入力画
像信号を該原信号に復元し、かつ、復元した該原信号の
画像表示装置における電子ビーム強度対蛍光体発光輝度
の非線形性を補正する変換を行い、該電子ビーム強度対
該蛍光体発光輝度特性が直線となる変換画像信号を出力
することも好適である。
【0015】前記入力画像信号はカラー信号であり、前
記複数の画像信号変換手段及び前記演算手段は、各色信
号ごとに設けられ、該入力画像信号を変換して変換画像
信号を出力することも好適である。
【0016】書き換え可能な画像信号変換手段により入
力画像信号を変換させて変換入力画像信号を出力させ、
該変換入力画像信号に応じて、蛍光体を発光させる電子
を放出する電子放出素子に印加する電圧を生成する画像
表示装置の駆動回路であって、所定期間中の平均画像レ
ベルを検出する平均画像レベル検出手段と、前記平均画
像レベル検出手段により検出された平均画像レベルが高
い場合の蛍光体の飽和特性の補正を考慮した第1の補正
テーブルと、前記平均画像レベル検出手段により検出さ
れた平均画像レベルが低い場合の蛍光体の飽和特性の補
正を考慮した第2の補正テーブルと、前記平均画像レベ
ルに基づいて前記第1及び第2の補正テーブルに対して
重み付け演算し、その演算結果に基づいて前記画像信号
変換手段を書き換える制御手段と、を備えることを特徴
とする。
【0017】前記制御手段は、前記平均画像レベルに基
づいた重みσ値を、 0≦σ≦1の範囲で算出し、前記
第1,第2の補正テーブルに対して、それぞれσ,(1
−σ)を乗じて重み付け演算することも好適である。
【0018】前記重みσ値は、分母が2のべき乗で表さ
れる値であることも好適である。
【0019】前記制御手段は、前記画像信号変換手段の
書き換えを画像表示装置の垂直帰線期間に行うことも好
適である。
【0020】前記第1及び第2の補正テーブルは、画像
表示装置の表示画像の画質を選択する画質選択手段によ
り選択されるそれぞれの画質モードごとに設けられてい
ることも好適である。
【0021】前記画像信号変換手段は、原信号を陰極線
管(CRT)用にガンマ補正した入力画像信号を該原信
号に復元し、かつ、復元した該原信号の画像表示装置に
おける電子ビーム強度対蛍光体発光輝度の非線形性を補
正する変換を行い、該電子ビーム強度対該蛍光体発光輝
度特性が直線となる変換画像信号を出力することも好適
である。
【0022】前記入力画像信号はカラー信号であり、前
記制御手段は、各色信号ごとに重み付け演算して前記画
像信号変換手段を書き換えることも好適である。
【0023】前記入力画像信号はカラー信号であり、前
記画像信号変換手段は、各色信号ごとに設けられ、該入
力画像信号を変換して変換画像信号を出力することも好
適である。
【0024】前記平均画像レベル検出手段は、前記入力
画像信号または前記変換入力画像信号に基づいて前記平
均画像レベルを検出することも好適である。
【0025】前記平均画像レベル検出手段が平均画像レ
ベルを検出する前記所定期間とは、1垂直走査期間の整
数倍であることも好適である。
【0026】前記第1及び第2の画像信号変換手段は、
高階調部においては前記蛍光体の飽和特性の、低階調部
においては駆動波形の特性に起因するつぶれの補正を考
慮した補正テーブルに基づいて補正をすることも好適で
ある。
【0027】前記電子放出素子は、冷陰極素子であるこ
とも好適である。
【0028】前記電子放出素子は、表面伝導型電子放出
素子であることも好適である。
【0029】画像表示装置にあっては、2次元的に配列
された複数の電子放出素子を複数の行配線と複数の列配
線によってマトリクス状に結線してなる画像表示部と、
前記画像表示部に対向して配置され、前記電子放出素子
から放出された電子を受けて発光する蛍光体と、前記複
数の行配線のうち一の行配線に選択電圧を印加し、その
選択行配線を順次切り替えることによって走査駆動を行
う選択手段と、上記記載の駆動回路と、前記駆動回路か
ら出力される変換入力画像信号に応じた変調信号を前記
複数の列配線のそれぞれに印加する変調手段と、を備
え、前記選択電圧と前記変調信号との電位差によって前
記選択行配線に結線された複数の電子放出素子を駆動し
て画像を表示することを特徴とする。
【0030】入力画像信号を複数の画像信号変換ステッ
プにより同時に変換させて変換入力画像信号を出力さ
せ、該変換入力画像信号に応じて、蛍光体を発光させる
電子を放出する電子放出素子に印加する電圧を生成する
画像表示装置の駆動方法であって、所定期間中の平均画
像レベルを検出するステップと、検出された平均画像レ
ベルが高い場合の蛍光体の飽和特性の補正を考慮した補
正テーブルに基づいた第1の画像信号変換ステップと、
検出された平均画像レベルが低い場合の蛍光体の飽和特
性の補正を考慮した補正テーブルに基づいた第2の画像
信号変換ステップと、入力画像信号が前記第1及び第2
の画像信号変換ステップにより同時に変換されてそれぞ
れ出力された変換画像信号を、前記平均画像レベルに基
づいて重み付け演算して変換入力画像信号を得るステッ
プと、を含むことを特徴とする。
【0031】書き換え可能な画像信号変換ステップによ
り入力画像信号を変換させて変換入力画像信号を出力さ
せ、該変換入力画像信号に応じて、蛍光体を発光させる
電子を放出する電子放出素子に印加する電圧を生成する
画像表示装置の駆動方法であって、所定期間中の平均画
像レベルを検出するステップと、検出された平均画像レ
ベルが高い場合の蛍光体の飽和特性の補正を考慮した第
1の補正テーブルと、前記平均画像レベル検出手段によ
り検出された平均画像レベルが低い場合の蛍光体の飽和
特性の補正を考慮した第2の補正テーブルと、前記平均
画像レベルに基づいて前記第1及び第2の補正テーブル
に対して重み付け演算し、その演算結果に基づいて前記
画像信号変換ステップを書き換えるステップと、を含む
ことを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。
【0033】(実施の形態1)実施の形態1は、複数の
表面伝導型素子を複数の行配線と列配線でマトリクス配
線したマルチ電子ビーム源と各電子ビーム源からの電子
ビーム照射を受け発光する蛍光面を有する表示パネル
(以下SEDパネルと呼ぶ)にTV信号を表示する例で
説明する。
【0034】図6にSEDパネルの駆動回路のブロック
図を示す。
【0035】P2000はSEDパネルであり、本実施
形態においては240×720個の表面伝導型素子P2
001が垂直240行の行配線と水平720列の列配線
によりマトリクス配線され、各表面伝導型素子P200
1からの放出電子ビームが高圧電源部P30から印加さ
れる高圧電圧により加速され不図示の蛍光体に照射され
ることにより発光を得るものである。この不図示の蛍光
体は用途に応じて種々の色配列を取ることが可能である
が、一例としてRGB縦ストライプ状の色配列とする。
【0036】本実施形態においては、以下、前記水平2
40(RGBトリオ)×垂直240ラインの画素数を有
するSEDパネルにNTSC相当のテレビ画像を表示す
る応用例を示すが、NTSCに限らずHDTVのような
高精細な画像やコンピュータの出力画像など、解像度や
フレームレートが異なる画像信号に対しても、ほぼ同一
の構成で容易に対応できる。
【0037】図7には、NTSCのコンポジットビデオ
入力を受けRGBコンポーネントを出力するNTSC−
RGBデコーダ部P1を示す。
【0038】このユニット内にて入力ビデオ信号に重畳
されている同期信号(SYNC)を分離し出力する。同
じく入力ビデオ信号に重畳されているカラーバースト信
号を分離し、カラーバースト信号に同期したCLK信号
(CLK1)を生成し出力する。
【0039】図8には、NTSC−RGBデコーダ部P
1にてデコードされたアナログRGB信号を、SEDパ
ネルを輝度変調するためのデジタル階調信号に変換する
ために必要な以下のタイミング信号を発生するためのタ
イミング発生部P2を示す。
【0040】このタイミング発生部P2が出力する信号
は、NTSC−RGBデコーダ部P1からのRGBアナ
ログ信号をアナログ処理部P3にて直流再生するための
クランプパルスと、NTSC−RGBデコーダ部P1か
らのRGBアナログ信号にアナログ処理部P3にてブラ
ンク期間を付加するためのブランキングパルス(BLK
パルス)と、RGBアナログ信号のレベルをビデオ検出
部P4にて検出するための検出パルスと、アナログRG
B信号をA/D部P6にてデジタル信号に変換するため
のサンプルパルス(不図示)と、RAMコントローラP
12がRAMP8を制御するために必要なRAMコント
ローラ制御信号と、CLK1入力時にはCLK1に同期
するようにタイミング発生部P2内PLL回路により生
成される自走CLK信号(CLK2)と、タイミング発
生部P2内でCLK2を基に生成される同期信号(SY
NC2)である。
【0041】このタイミング発生部P2は、自走のCL
K2発生手段を備えることにより、入力ビデオ信号が存
在しないときも基準信号であるCLK2,SYNC2を
発生できるため、RAM P8の画像信号を読み出すこ
とにより画像表示できる。
【0042】図9には、NTSC−RGBデコーダ部P
1からの出力原色信号それぞれに備えられるアナログ処
理部P3を示す。
【0043】このアナログ処理部P3は、タイミング発
生部P2からクランプパルスを受け直流再生を行う。
【0044】又、タイミング発生部P2からBLKパル
スを受けてブランキング期間を付加する。
【0045】又、MPU P11を中心に構成されるシ
ステムコントロール部の制御出力の一つであるD/A部
P14のゲイン調整信号を受け、NTSC−RGBデコ
ーダ部P1から入力された原色信号の振幅制御を行う。
【0046】又、MPU P11を中心に構成されるシ
ステムコントロール部の制御出力の一つであるD/A部
P14のオフセット調整信号を受け、NTSC−RGB
デコーダ部P1から入力された原色信号の黒レベル制御
を行う。
【0047】ビデオ検出部P4は、入力される映像信号
レベルあるいは、アナログ処理部P3にて制御された後
の映像信号レベルを検出するためのビデオ検出部であ
り、タイミング発生部P2から検出パルスを受け、MP
U P11を中心に構成されるシステムコントロール部
の制御入力のひとつであるA/D部P15により検出結
果が読み取られる。ここで、ビデオ検出部P4,A/D
部P15は、平均画像レベル検出手段を構成している。
【0048】タイミング発生部P2からの検出パルス
は、たとえばゲートパルス、リセットパルス、サンプル
&ホールド(以下S/H)パルスの3種からなり、ビデ
オ検出部はたとえば積分回路とS/H回路からなる。
【0049】たとえば、ゲートパルスにより入力ビデオ
信号の有効期間中、前述積分回路でビデオ信号を積分し
垂直帰線期間に発生するS/HパルスによりS/H回路
で積分回路の出力をサンプルする。同垂直帰線期間にA
/D部P15により検出結果が読み取られた後リセット
パルスで積分回路とS/H回路が初期化される。
【0050】このような動作でフィールド毎の平均ビデ
オレベルが検出できる。
【0051】LPFP5は、A/D部P6の前段に置か
れるプリフィルタ手段である。
【0052】A/D部P6は、タイミング発生部P2か
らのサンプルCLKを受け、LPFP5を通過したアナ
ログ原色信号を必要階調数で量子化するA/Dコンバー
タ手段である。
【0053】画像信号変換手段P7は、入力されるビデ
オ信号をSEDパネルが有する発光特性に変換するため
に備えられた変換手段である。
【0054】本実施形態のように、パルス幅変調により
輝度階調を表現する場合、輝度データの大きさに発光量
がほぼ比例するリニアな特性を示すことが多い。
【0055】一方、ビデオ信号は、CRTを用いたTV
受像機を対象としているため、CRTの非線形な発光特
性を補正するためにガンマ処理を施されている。
【0056】このため本実施形態のように、リニアな発
光特性を持つパネルにTV画像を表示させる場合、画像
信号変換手段P7のような画像信号補正手段でガンマ処
理の効果を打ち消す必要がある。
【0057】MPU P11を中心に構成されるシステ
ムコントロール部の制御入出力のひとつであるI/O制
御部P13の出力により、後述する動作を行う。RAM
P8は、R/G/B処理回路毎に備えられた画像メモ
リであり、パネルの総表示画素数分のアドレスを有する
(この場合水平240×垂直240ライン×3個)。
【0058】このメモリにパネル各画素が発光すべき輝
度データを格納しておき、点順次に輝度データを読み出
すことにより、パネルにメモリ内に格納された画像の表
示を行う。
【0059】輝度データのRAM P8からの出力は、
RAMコントローラP12からのアドレス制御を受けて
行う。
【0060】RAM P8へのデータの書き込みは、M
PU P11を中心に構成されるシステムコントロール
部の管理の基に行われる。簡単なテストパターンなどで
あれば、MPU P11がRAM P8各アドレスに格
納する輝度データを演算して発生し書き込む。自然静止
画像のようなパターンであれば、たとえば外部コンピュ
ータなどに格納した画像ファイルをMPU P11を中
心に構成されるシステムコントロール部の入出力部のひ
とつであるシリアル通信I/F P16を介して読み込
み、画像メモリであるRAM P8へ書き込む。
【0061】P9はデータセレクタであり、出力する画
像信号をRAM P8からのデータにするか、A/D部
P6(入力ビデオ信号系)からのデータにするかをMP
UP11を中心に構成されるシステムコントロール部の
制御入出力のひとつであるI/O制御部P13の出力に
より決定する。
【0062】この2系統の入力セレクトの他、セレクタ
P9から固定値を発生するモードを持ちI/O制御部P
13によりこのモードが選択され出力することもでき
る。このモードにより、たとえば全白パターンなどの調
整信号を外部入力なしに高速に表示することができる。
【0063】P10は、各原色信号毎に備えられる水平
1ラインメモリ手段であり、ラインメモリ制御部P21
の制御信号により、RGBの3系統並列に入力される輝
度データをパネル色配列に応じた順番に並べ替えて1系
統の直列信号に変換しラッチ手段P22を介してXドラ
イバ部へ出力する。
【0064】システムコントロール部は主にMPU P
11、シリアル通信I/F P16、I/O制御部P1
3、D/A部P14、A/D部P15、データメモリP
17、ユーザーSW手段P18から構成される。
【0065】システムコントロール部は、ユーザーSW
手段P18やシリアル通信I/FP16からのユーザー
要求を受け、対応する制御信号をI/O制御部P13や
D/A部P14から出力することによりその要求を実現
する。
【0066】また、A/D部P15からのシステム監視
信号を受け対応する制御信号をI/O制御部P13やD
/A部P14から出力することにより最適な自動制御を
行う。本実施形態においてはユーザー要求としては、テ
ストパターン発生や階調性の可変、明るさ、色制御など
の表示制御が実現できる。
【0067】また、前述のように、ビデオ検出部P4か
らの平均ビデオレベルをA/D部P15でモニタするこ
とによりABLなどの自動制御を行うこともできる。
【0068】また、データメモリP17を備えることに
より、ユーザー調整量を保存することができる。
【0069】P19はYドライバ制御タイミング発生
部、P20はXドライバ制御タイミング発生部であり、
ともにCLK1,CLK2,SYNC2信号を受けYド
ライバ制御、Xドライバ制御信号を発生する。
【0070】P21はラインメモリP10のタイミング
制御を行うための制御部であり、CLK1,CLK2,
SYNC2信号を受け輝度データをラインメモリに書き
込むためのR,G,B WRT制御信号およびラインメ
モリからパネル色配列に応じた順番で輝度データを読み
出すためのR,G,B RD制御信号を発生する。
【0071】図10は、SEDパネル駆動回路の動作を
説明するためのタイミング図である。
【0072】T104はRGB各色の内1色を例として
書いた色サンプルデータ列の波形であり、1水平期間に
240個のデータ列で構成される。このデータ列を1水
平期間に上記制御信号によりラインメモリP10に書き
込む。
【0073】次の水平期間に各色毎のラインメモリP1
0を書き込み時の3倍の周波数で読み出し有効にするこ
とで、1水平期間あたり720個の輝度データ列T10
5を得る。
【0074】P1001はX,Yドライバタイミング発
生部であり、Yドライバ制御タイミング発生部P19と
Xドライバ制御タイミング発生部P20からの制御信号
を受ける。そして、X,Yドライバタイミング発生部P
1001が出力する信号は、シフトクロックと、シフト
レジスタP1101,1107に読み込んだデータをP
WMジェネレータ部P1102とD/A部P1103内
の不図示のメモリ手段にフェッチするため及びPWMジ
ェネレータ部P1102とD/A部P1103への水平
周期のトリガとして作用するLDパルスと、Ifテーブ
ルROM制御信号と、Yドライバ制御のためにYシフト
レジスタを動かすための水平周期のシフトクロック及び
行走査開始トリガを与えるための垂直周期のトリガ信号
である。
【0075】シフトレジスタP1101は、ラッチ手段
P22からの水平周期毎に720個の列配線数の輝度デ
ータ列を、X,Yドライバタイミング発生部P1001
からの輝度データに同期したシフトクロックT107に
より読み込み、LDパルスT108によりPWMジェネ
レータ部P1102に720個の1水平列分のデータを
一度に転送する。
【0076】シフトレジスタP1107は、データセレ
クタ手段P1201からの水平周期毎に720個の列配
線数の列配線駆動電流データ列を輝度データ同様にシフ
トクロックにより読み込み、LDパルスT108により
D/A部P1103に720個の1水平列分のデータを
一度に転送する。
【0077】IfテーブルROM P1202は、SE
DパネルP2000の720×240個の各表面伝導型
素子に流すべき電流振幅値のデータを記憶するためのメ
モリ手段であり、X,Yドライバタイミング発生部P1
001からのIfテーブルROM制御信号により読み出
しアドレス制御を受け、水平周期毎にT106のように
走査される1行分の720個の電流振幅値データを出力
する。IfテーブルROM P1202を用いてこの列
配線(すなわち表面伝導型素子)を駆動する電流値を各
素子に最適な値に設定することにより、輝度の均一性を
非常に良くできる。
【0078】さらに、IfテーブルROM P1202
は720×240個の電流振幅値データを1バンクと
し、複数種類のバンクを備えることも可能である。
【0079】たとえば、パネルの発光輝度を複数段階で
切り替える場合に各段階に対応するバンクに各素子に流
すべき電流振幅データを格納しておき、MPU P11
を中心に構成されるシステムコントロール部の制御入出
力のひとつであるI/O制御部P13から出力されるバ
ンク切り替え信号により所望の明るさに対応するIfデ
ータバンクが選択される構成をとることもできる。
【0080】また、低コスト化などの目的でIfテーブ
ルROM P1202を使用しない場合のためにデータ
セレクタ手段P1201が備えられており、MPU P
11を中心に構成されるシステムコントロール部の制御
入出力のひとつであるI/O制御部P13から出力され
るIf設定データを同I/O制御部P13からの切り替
え信号によりシフトレジスタP1107に出力すること
ができる。このことにより出力するIfデータを変える
ことにより、パネルの表示輝度を制御することも可能と
なる。
【0081】各列配線毎に備えられるPWMジェネレー
タ部P1102はシフトレジスタP1101からの輝度
データを受け、水平周期毎にデータの大きさに比例した
パルス幅を有するパルス信号T110を発生する。
【0082】各列配線毎に備えられるD/A部P110
3は電流出力のデジタルアナログ変換器でありシフトレ
ジスタP1107からの電流振幅値のデータを受け、水
平周期毎にデータの大きさに比例した電流振幅を有する
駆動電流T109を発生する。
【0083】P1104はトランジスタなどで構成され
るスイッチ手段であり、D/A部P1103からの電流
出力をPWMジェネレータ部P1102からの出力が有
効な期間列配線に印加し、PWMジェネレータ部P11
02からの出力が無効な期間は列配線を接地する。
【0084】T111に列配線駆動波形の一例を示す。
【0085】列配線毎に備えられるダイオード手段P1
105は、コモン側がVmaxレギュレータP1106
に接続される。VmaxレギュレータP1106は電流
吸い込みが可能な定電圧源でありダイオード手段P11
05と合わせて、SEDパネルP2000の720×2
40個の各表面伝導型素子に過電圧が印加されるのを防
止する保護回路を形成する。
【0086】この保護電圧(Vmaxと行配線の走査選
択時に印加される−Vssで規定される電位)は、MP
U P11を中心に構成されるシステムコントロール部
の制御入出力のひとつであるD/A部P14により与え
られる。
【0087】従って素子過電圧防止の他、輝度制御の目
的でVmax電位(もしくは−Vss電位)を変化させ
ることも可能である。
【0088】すなわち、D/A部P14の出力電流を大
きくするようなIfデータを与え、必ず前記保護ダイオ
ード手段P1105が導通するように設定すると、表面
伝導型素子P2001の選択電位は、(Vmax+Vs
s)となるため、Vmax電位(もしくは−Vss電
位)を変化させることにより輝度制御が実現できる。
【0089】Yシフトレジスタ部P1002は、X,Y
ドライバタイミング発生部P1001からの水平周期の
シフトクロック及び行走査開始トリガを与えるための垂
直周期のトリガ信号を受け、行配線を走査するための選
択信号を各行配線毎に備えられるプリドライバ部P10
03に順に出力する。
【0090】各行配線を駆動する出力部はたとえばトラ
ンジスタ手段P1006、FET手段P1004、ダイ
オード手段P1007から構成される。
【0091】プリドライバ部P1003はこの出力部を
応答良く駆動するためのものである。
【0092】FET手段P1004は行選択時に導通す
るスイッチ手段で選択時に定電圧レギュレータ部P10
05からの−Vss電位を行配線に印加する。
【0093】トランジスタ手段P1006は行非選択時
に導通するスイッチ手段で、非選択時に定電圧レギュレ
ータ部P1005からのVuso電位を行配線に印加す
る。
【0094】T112に行配線駆動波形の一例を示す。
【0095】ダイオード手段P1007は行配線に異常
電位発生防止と各行配線を駆動する出力部の保護のため
に備えられる。−VssとVuso電位を発生する定電
圧レギュレータ部P1005,1008はMPU P1
1を中心に構成されるシステムコントロール部の制御入
出力のひとつであるD/A部P14により制御される。
【0096】また、高圧電源部P30も同様にMPU
P11を中心に構成されるシステムコントロール部の制
御入出力のひとつであるD/A部P14により制御され
る。
【0097】さらに、NTSC信号以外にHDTV信号
とコンピュータ信号を受像できる例で説明する。
【0098】図9の前段に図13に示すような入力信号
切り替え部を有する構成である。
【0099】P40、P41、P42はNTSC信号、
HDTV信号、コンピュータ信号に対応するインタフェ
ース部であり、それぞれSEDパネルP2000の画素
数に合うように入力信号を解像度変換しRGBコンポー
ネント信号とSYNC信号の形式で出力する。
【0100】P44はユーザーがアクセスするたとえば
リモコンなどの信号切り替え部であり、どの入力信号を
表示させるかの選択信号を信号判別部P45に送る。
【0101】P45は信号判別部であり信号切り替え部
P44からの選択信号を受け、信号セレクタ部P43に
切り替え信号を与える。
【0102】また、信号判別部P45はP40〜P42
の各I/F部からステータス信号を受け、たとえば1種
類しか信号が入力されない場合には、自動的にその信号
を表示するように信号セレクタ部P43に切り替え信号
を与える。
【0103】P43は信号セレクタ部であり、信号判別
部P45からの切り替え信号により3種類の入力信号の
うち一つを選択して出力する。
【0104】また、信号判別部P45は、現在どの信号
が選択されているかという情報を図9内のMPU P1
1を中心に構成されるシステムコントロール部に与え
る。システムコントロール部はこの情報により、現在受
信すべき画像信号の種類を判別することができる。
【0105】たとえば、NTSC信号やHDTV信号な
どのTV信号を表示するときは表示画面から離れて見る
ため高輝度が望ましく、PC信号を表示するときは表示
画面の近くで見るため輝度は下げたいとする。
【0106】このときシステムコントロール部は、受信
すべき入力の種類に応じて上記に説明したような輝度制
御方法(IfデータやVmax、−Vssなどを制御す
る)を利用して、輝度制御を行う。
【0107】さらに、図9の構成の表示装置において、
装置全体の消費電力抑制のために入力画像信号の平均輝
度レベルを検出し、平均輝度レベルが高い時にパネル全
体の発光輝度を抑制するいわゆるABL制御を行う例で
説明する。
【0108】上記に説明したような動作でRGB毎に備
えられたビデオ検出部P4により各色毎の平均画像レベ
ルをアナログ量で検出し、A/D部P15のシステムコ
ントロール部のA/Dコンバータによりデジタル値とし
てシステムコントロール部に読み込む。
【0109】システムコントロール部のMPU P11
は、たとえばフィールド周期毎の平均画像レベルを監視
し平均画像レベルがあるしきい値を超えた場合に、上記
で説明したような輝度制御方法(IfデータやVma
x、−Vssなどを制御する)を利用して、輝度制御を
行う。
【0110】平均画像レベルが大きいほど輝度抑制制御
を強くかけ、パネル全面での平均発光輝度があるしきい
値を超えないようにする。
【0111】ここで、図9に示す画像信号変換手段P7
を図1のような構成とした補正法を説明する。
【0112】図1において、1は画面全体の平均画像レ
ベルが高く輝度の抑制が強く働いた時(電子ビーム量が
小さい時)に対応する蛍光体の小さな飽和特性の補正を
考慮した補正テーブルに基づいた(第1の)画像信号変
換手段、2は画面全体の平均画像レベルが低く輝度の抑
制が働かない時(電子ビーム量が大きい時)に対応する
蛍光体の大きな飽和特性の補正を考慮した補正テーブル
に基づいた(第2の)画像信号変換手段である。3は減
算手段、4,5は乗算手段、6は加算手段であって演算
手段を構成しており、入力画像信号を変換入力画像信号
として出力する。
【0113】各画像信号変換手段1,2は例えばROM
等の不揮発性メモリで実現し、格納するテーブルの算出
は以下のように行う。
【0114】リニアな原信号をα1(階調数をkbit
としたときα1は0〜(2のk乗−1)までの整数)、
TV信号送出側で行うガンマ補正の変換特性をf1
(x)とし、f1(x)の逆関数をg1(x)とする。
【0115】この時、TV信号送出側でガンマ補正され
ている入力画像信号β1に対して、そのガンマ補正を打
ち消した復元原信号α1は α1=g1(β1) ・・・・・(変換式1) となる。
【0116】一方、パルス幅データをα2、SEDパネ
ルが有する輝度−パルス幅データの非線形特性カーブを
f2(x)とし、f2(x)の逆関数をg2(x)とす
ると、SEDパネルが有する輝度−パルス幅データの非
線形特性カーブを打ち消すためのパルス幅データである
変換入力画像信号α2は、輝度をβ2として α2=g2(β2) ・・・・・(変換式2) で表される。
【0117】ここで、変換式1で得られた復元原信号α
1を、リニアな輝度として変換式2のβ2に代入すれば
変換入力画像信号α2が得られるので、入力画像信号β
1に対して変換入力画像信号α2を求め、整数値に近似
して出力するテーブルを変換式に基づいて作成すればよ
い(テーブルROM(画像信号変換手段P7)のアドレ
ス信号をβ1に対応させ、そのアドレスに対応するデー
タとしてα2を格納する)。
【0118】さらに具体的には以下のように行えばよ
い。
【0119】図11には、CRTのガンマ特性を補正す
るためにTV信号送出側で行うガンマ補正の変換カーブ
の一例を示す。
【0120】文献(日本放送協会編:ハイビジョン技術
47頁)によれば、γ=0.45のカーブの近似曲線が
使用されることが多い。従い逆γ補正のための関数(上
記g(x1)に相当)として、γ=2.2の近似曲線を
用いればよい。
【0121】また図12には、本実施形態に用いたSE
Dパネルの規格化輝度−階調データ(駆動電圧パルス幅
にほぼ比例)を示す。
【0122】この上に凸曲線の近似関数の逆関数を算出
することにより、逆ガンマ補正同様SEDパネルの非線
形性を補正することができる。
【0123】図12で分かるようにRGBの蛍光体によ
り、SEDパネルの非線形性が異なる。各色毎に、凸曲
線の近似関数の逆関数を算出することにより、色毎の非
線形の差を補正することができる。
【0124】この例においては、Rの発光特性はγ=
0.72、Gの発光特性はγ=0.9、Bの発光特性は
γ=1で近似できる。パネルの駆動条件によりこの値は
変化する場合があるので上記はあくまで一例であり、パ
ネルの駆動条件に応じて算出する必要がある。
【0125】以上、べき乗関数近似によるテーブルデー
タの作成方法を述べてきたが、これに限らず別の関数近
似でもあるいは実際のパネル特性の実測カーブから求め
ても同様の効果が得られる。例えば、図14に示すよう
な駆動波形の立ち上がり特性に起因する低階調部のつぶ
れを考慮した特性カーブから求めても同様の効果が得ら
れる。
【0126】以上のような変換を、入力された入力画像
信号に対して画像信号変換手段1,2によって同時に行
い、一方で画面全体の平均画像レベルであるビデオ検出
部P4の出力を受けたA/D部P15からの出力値に応
じて、MPU P11内部で画像信号変換手段2に割り
付ける重みσ値を計算し、乗算器5の乗数とする。
【0127】σ値は、例えば、ABLの指令値から0以
上1以下の値で算出し、これに対して1−σをMPU
P11内部、あるいはMPU P11の外部に減算器3
を用意してσ値を受けて計算する。σ値は、例えば、分
母が2のn乗となる値で近似すると乗算機のハード構成
が容易となる。
【0128】1−σを画像信号変換手段1に割り付ける
重みとして乗算器4の乗数とする。乗算器4、5の乗数
更新は、1垂直期間分の輝度検出が終わった後の垂直帰
線期間になされる。
【0129】画像信号変換手段1,2によって変換され
た入力画像信号を、乗算器4、5によってそれぞれ重み
付けし、加算器6によって加算して変換入力画像信号と
する。
【0130】ビデオ検出部P4、A/D部P15によっ
て画面全体の平均画像レベルが検出されているある1垂
直期間は、1垂直期間前の入力画像信号に基づいて計算
されたσ値によって補正がおこなわれる。
【0131】あるいは、画像信号変換手段1,2の手前
または後に1垂直期間分のメモリを用意し、乗算器4、
5に変換画像信号を入力するタイミングを1垂直期間遅
らせてσ値と合わせた補正をおこなう構成としても同様
の効果が得られる。
【0132】あるいは、ビデオ検出部P4に入力する画
像信号を、加算器6からの出力である変換入力画像信号
とし、この信号に基づいて計算されたσ値によって1垂
直期間後の入力画像信号を補正する構成としても同様の
効果が得られる。
【0133】また、画面全体の平均画像レベルの検出期
間は1垂直期間の整数倍であっても同様の効果が得られ
る。
【0134】上述したように、本実施の形態によれば、
蛍光体の飽和現象を考慮した補正テーブルが厳密に表現
され、かつ蛍光体の飽和現象を考慮した補正テーブルの
切り替えが画面全体の平均輝度の変化に連動して連続し
ておこなわれ、良好な階調再現特性を有する画像表示が
可能となる。
【0135】(実施の形態2)実施の形態2として、制
御手段としてのMPU P11周辺を図2に示すような
構成とし、図4に示す手順における補正法を説明する。
なお、実施の形態1と同様の構成部分については同一の
符号を付して、その説明は省略する。
【0136】図2において、21は画面全体の平均画像
レベルが高く輝度の抑制が強く働いた時に対応する蛍光
体の小さな飽和特性の補正を考慮した(第1の)補正テ
ーブル、22は画面全体の平均画像レベルが低く輝度の
抑制が働かない時に対応する蛍光体の大きな飽和特性の
補正を考慮した(第2の)補正テーブルであり、23は
画像信号変換手段P7内に用意された画像信号変換手段
であり、入力画像信号が変換入力画像信号として出力さ
れる。
【0137】補正テーブル21、22は例えばデータメ
モリP17内のあるアドレスを専有して配置し、実施の
形態1における画像信号変換手段1、2と同様のテーブ
ルが格納され、また画像信号変換手段23は例えばRA
M等の書き換え可能なメモリとし、MPU P11から
書き換えるための制御線が接続される構成とする。
【0138】図4において、step1は例えばABL
指令のような平均画像レベルの制限がされるべきかの判
定処理であり、step2は上記制限の実行処理であ
り、step3は上記制限に対応した補正テーブルの算
出処理であり、step4は垂直帰線期間になったかの
判定処理であり、step5はstep3で算出したテ
ーブルの画像信号変換手段23への更新処理である。
【0139】Step3では実施の形態1と同様に、画
面全体の平均画像レベルであるビデオ検出部P4の出力
を受けたA/D部P15からの出力値に基づき、MPU
P11でσおよび1−σを計算し、σ値に基づいてM
PU P11内でそれぞれの補正テーブルに重み付けす
る。
【0140】重み付けされた二つの補正テーブルを加算
したものを、画面全体の平均画像レベルに対応した蛍光
体飽和特性の補正を考慮した補正テーブルとして画像信
号変換手段P7へ転送し、入力画像信号はこの画像信号
変換手段P7によって変換入力画像信号として出力され
る。
【0141】すなわち、例えば入力画像信号をxとし、
21の補正テーブル1を表す関数をF(x)、22の補
正テーブル2を表す関数をG(x)とすると、画像信号
変換手段P7へ転送する補正テーブルを表す関数Y
(x)は Y(x)=σF(x)+(1−σ)G(x) で表される。
【0142】画像信号変換手段P7の更新は、1垂直期
間分の輝度検出が終わった後の垂直帰線期間中になされ
る。
【0143】実施の形態1と同様に、ビデオ検出部P
4、A/D部P15によって画面全体の平均画像レベル
が検出されているある1垂直期間は、1垂直期間前の入
力画像信号に基づいて計算されたσ値によって補正がお
こなわれる。
【0144】あるいは、画像信号変換手段P7の手前に
1垂直期間分のメモリを用意し、画像信号変換手段P7
に画像信号を入力するタイミングを1垂直期間遅らせて
σ値と合わせた補正をおこなう構成としても同様の効果
が得られる。
【0145】あるいは、ビデオ検出部P4に入力する画
像信号を、画像信号変換手段P7からの出力である変換
入力画像信号とし、この信号に基づいて計算されたσ値
によって1垂直期間後の入力画像信号を補正する構成と
しても同様の効果が得られる。
【0146】また、上記の乗算、加算、減算をMPU
P11内でおこなわず、MPU P11の外に乗算器、
加算器、減算器を用意する構成としても同様の効果が得
られる。
【0147】(実施の形態3)実施の形態3として、入
力画像の種類によって画質選択手段により画質のモード
を切り替える図3に示す構成による補正法を説明する。
なお、実施の形態1と同様の構成部分については同一の
符号を付して、その説明は省略する。
【0148】例えば、表示画面から離れて見るため高輝
度が望ましいNTSC信号やHDTV信号などのTV信
号の表示モードAと、表示画面の近くで見るため輝度は
下げたいPC信号の表示モードBを切り替えて使うとす
る。
【0149】この場合、モードによって輝度制御の働き
方違うため、モードごとに画像信号変換手段を二種類用
意する必要がある。
【0150】すなわち、画面全体の平均画像レベルが高
く輝度の抑制が強く働いた時に対応する蛍光体の小さな
飽和特性の補正を考慮した画像信号変換手段1A、1B
および画面全体の平均画像レベルが低く輝度の抑制が働
かない時に対応する蛍光体の大きな飽和特性の補正を考
慮した画像信号変換手段2A、2Bを用意する。
【0151】選択されたモードに応じていずれかの画像
信号変換手段が、それぞれその環境における画面全体の
平均画像レベルが高く輝度の抑制が強く働いた時に対応
する蛍光体の小さな飽和特性の補正を考慮した画像信号
変換手段1、および画面全体の平均画像レベルが低く輝
度の抑制が働かない時に対応する蛍光体の大きな飽和特
性の補正を考慮した画像信号変換手段2としてモード切
り替え信号によって選択される。
【0152】これらの画像信号変換手段1,2に基づい
て、入力画像信号を実施例1に示した方法で変換入力画
像信号として出力する。
【0153】画質のモード切り替え要因としては、入力
画像の種類によらず入力画像の用途としても同様の効果
が得られ、例えば入力画像を明るい環境で見るか暗い環
境で見るかによるモード切り替えや、強調したい色によ
るモード切り替え等にも対応にできる。
【0154】(実施の形態4)実施の形態4としては、
実施の形態3を実施の形態2に応用したもので、モード
ごとに補正テーブルを二種類ずつ用意し、モード切り替
え信号によって各モードに応じた補正テーブルが二種類
選択される構成とする。
【0155】この場合、図5に示すような手順を図4の
step2とstep3の間に挿入し、実施の形態2に
示した方法で変換入力画像信号として出力する。
【0156】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
蛍光体の飽和現象を考慮した補正テーブルが厳密に表現
され、かつ蛍光体の飽和現象を考慮した補正テーブルの
切り替えが画面全体の平均輝度の変化に連動して連続し
ておこなわれ、良好な階調再現特性を有する画像表示が
可能となる。
【0157】また、入力画像の用途や種類に応じて画質
を切り替えた場合においても、蛍光体の飽和現象を考慮
した補正テーブルの切り替えが画面全体の平均輝度の変
化に連動して連続しておこなわれ、良好な階調再現、色
再現特性を有する画像表示が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に説明する画像変換手段のブロッ
ク図を示す。
【図2】実施の形態2に説明する画像変換手段およびM
PUのブロック図を示す。
【図3】実施の形態3に説明する画像変換手段のブロッ
ク図を示す。
【図4】実施の形態2に説明する画像変換手段の書き換
えシーケンスを示す。
【図5】実施の形態4に説明する画像変換手段の書き換
えシーケンスを示す。
【図6】SEDパネルの駆動回路のブロック図を示す。
【図7】NTSC−RGBデコーダ部のブロック図を示
す。
【図8】タイミング発生部のブロック図を示す。
【図9】SEDパネルの信号処理部のブロック図を示
す。
【図10】SEDパネル各駆動信号のタイミング図を示
す。
【図11】ガンマ補正の一例を示す。
【図12】SEDパネルの発光特性の一例を示す。
【図13】SEDパネルの入力切替部のブロック図を示
す。
【図14】駆動波形の立ち上がり特性に起因する低階調
部のつぶれを考慮したSEDパネルの発光特性の一例を
示す。
【符号の説明】
1 画面全体の平均画像レベルが高く輝度の抑制が強く
働いた時に対応する蛍光体の小さな飽和特性の補正を考
慮した補正テーブルに基づいた画像信号変換手段 2 画面全体の平均画像レベルが低く輝度の抑制が働か
ない時に対応する蛍光体の大きな飽和特性の補正を考慮
した補正テーブルに基づいた画像信号変換手段 3 減算手段 4,5 乗算手段 6 加算手段 21 補正テーブル1 22 補正テーブル2 23 画像信号変換手段 P7 画像信号変換手段 P11 MPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C058 AA03 BA08 BA13 BB04 BB12 BB25 5C080 AA08 BB05 CC03 DD01 EE28 GG09 JJ02 JJ04 JJ05 JJ07

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像信号を複数の画像信号変換手段に
    より同時に変換させて変換入力画像信号を出力させ、該
    変換入力画像信号に応じて、蛍光体を発光させる電子を
    放出する電子放出素子に印加する電圧を生成する画像表
    示装置の駆動回路であって、 所定期間中の平均画像レベルを検出する平均画像レベル
    検出手段と、 前記平均画像レベル検出手段により検出された平均画像
    レベルが高い場合の蛍光体の飽和特性の補正を考慮した
    補正テーブルに基づいた第1の画像信号変換手段と、 前記平均画像レベル検出手段により検出された平均画像
    レベルが低い場合の蛍光体の飽和特性の補正を考慮した
    補正テーブルに基づいた第2の画像信号変換手段と、 入力画像信号が前記第1及び第2の画像信号変換手段に
    より同時に変換されてそれぞれ出力された変換画像信号
    を、前記平均画像レベルに基づいて重み付け演算して変
    換入力画像信号を得る演算手段と、 を備えることを特徴とする画像表示装置の駆動回路。
  2. 【請求項2】前記演算手段は、前記平均画像レベルに基
    づいた重みσ値を、 0≦σ≦1の範囲で算出し、前記
    第1,第2の画像信号変換手段により同時に変換されて
    それぞれ出力された変換画像信号に、それぞれσ,(1
    −σ)を乗じて重み付け演算することを特徴とする請求
    項1に記載の画像表示装置の駆動回路。
  3. 【請求項3】前記重みσ値は、分母が2のべき乗で表さ
    れる値であることを特徴とする請求項2に記載の画像表
    示装置の駆動回路。
  4. 【請求項4】前記複数の画像信号変換手段は、画像表示
    装置の表示画像の画質を選択する画質選択手段により選
    択されるそれぞれの画質モードごとに設けられているこ
    とを特徴とする請求項1,2または3に記載の画像表示
    装置の駆動回路。
  5. 【請求項5】前記第1及び第2の画像信号変換手段は、
    原信号を陰極線管(CRT)用にガンマ補正した入力画
    像信号を該原信号に復元し、かつ、復元した該原信号の
    画像表示装置における電子ビーム強度対蛍光体発光輝度
    の非線形性を補正する変換を行い、該電子ビーム強度対
    該蛍光体発光輝度特性が直線となる変換画像信号を出力
    することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に
    記載の画像表示装置の駆動回路。
  6. 【請求項6】前記入力画像信号はカラー信号であり、前
    記複数の画像信号変換手段及び前記演算手段は、各色信
    号ごとに設けられ、該入力画像信号を変換して変換画像
    信号を出力することを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れか1項に記載の画像表示装置の駆動回路。
  7. 【請求項7】書き換え可能な画像信号変換手段により入
    力画像信号を変換させて変換入力画像信号を出力させ、
    該変換入力画像信号に応じて、蛍光体を発光させる電子
    を放出する電子放出素子に印加する電圧を生成する画像
    表示装置の駆動回路であって、 所定期間中の平均画像レベルを検出する平均画像レベル
    検出手段と、 前記平均画像レベル検出手段により検出された平均画像
    レベルが高い場合の蛍光体の飽和特性の補正を考慮した
    第1の補正テーブルと、 前記平均画像レベル検出手段により検出された平均画像
    レベルが低い場合の蛍光体の飽和特性の補正を考慮した
    第2の補正テーブルと、 前記平均画像レベルに基づいて前記第1及び第2の補正
    テーブルに対して重み付け演算し、その演算結果に基づ
    いて前記画像信号変換手段を書き換える制御手段と、 を備えることを特徴とする画像表示装置の駆動回路。
  8. 【請求項8】前記制御手段は、前記平均画像レベルに基
    づいた重みσ値を、 0≦σ≦1の範囲で算出し、前記
    第1,第2の補正テーブルに対して、それぞれσ,(1
    −σ)を乗じて重み付け演算することを特徴とする請求
    項7に記載の画像表示装置の駆動回路。
  9. 【請求項9】前記重みσ値は、分母が2のべき乗で表さ
    れる値であることを特徴とする請求項8に記載の画像表
    示装置の駆動回路。
  10. 【請求項10】前記制御手段は、前記画像信号変換手段
    の書き換えを画像表示装置の垂直帰線期間に行うことを
    特徴とする請求項7,8または9に記載の画像表示装置
    の駆動回路。
  11. 【請求項11】前記第1及び第2の補正テーブルは、画
    像表示装置の表示画像の画質を選択する画質選択手段に
    より選択されるそれぞれの画質モードごとに設けられて
    いることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項
    に記載の画像表示装置の駆動回路。
  12. 【請求項12】前記画像信号変換手段は、原信号を陰極
    線管(CRT)用にガンマ補正した入力画像信号を該原
    信号に復元し、かつ、復元した該原信号の画像表示装置
    における電子ビーム強度対蛍光体発光輝度の非線形性を
    補正する変換を行い、該電子ビーム強度対該蛍光体発光
    輝度特性が直線となる変換画像信号を出力することを特
    徴とする請求項7乃至11のいずれか1項に記載の画像
    表示装置の駆動回路。
  13. 【請求項13】前記入力画像信号はカラー信号であり、
    前記制御手段は、各色信号ごとに重み付け演算して前記
    画像信号変換手段を書き換えることを特徴とする請求項
    7乃至12のいずれか1項に記載の画像表示装置の駆動
    回路。
  14. 【請求項14】前記入力画像信号はカラー信号であり、
    前記画像信号変換手段は、各色信号ごとに設けられ、該
    入力画像信号を変換して変換画像信号を出力することを
    特徴とする請求項7乃至13のいずれか1項に記載の画
    像表示装置の駆動回路。
  15. 【請求項15】前記平均画像レベル検出手段は、前記入
    力画像信号または前記変換入力画像信号に基づいて前記
    平均画像レベルを検出することを特徴とする請求項1乃
    至14のいずれか1項に記載の画像表示装置の駆動回
    路。
  16. 【請求項16】前記平均画像レベル検出手段が平均画像
    レベルを検出する前記所定期間とは、1垂直走査期間の
    整数倍であることを特徴とする請求項1乃至15のいず
    れか1項に記載の画像表示装置の駆動回路。
  17. 【請求項17】前記第1及び第2の画像信号変換手段
    は、高階調部においては前記蛍光体の飽和特性の、低階
    調部においては駆動波形の特性に起因するつぶれの補正
    を考慮した補正テーブルに基づいて補正をすることを特
    徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の画像
    表示装置の駆動回路。
  18. 【請求項18】前記電子放出素子は、冷陰極素子である
    ことを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1項に記
    載の画像表示装置の駆動回路。
  19. 【請求項19】前記電子放出素子は、表面伝導型電子放
    出素子であることを特徴とする請求項1乃至18のいず
    れか1項に記載の画像表示装置の駆動回路。
  20. 【請求項20】2次元的に配列された複数の電子放出素
    子を複数の行配線と複数の列配線によってマトリクス状
    に結線してなる画像表示部と、 前記画像表示部に対向して配置され、前記電子放出素子
    から放出された電子を受けて発光する蛍光体と、 前記複数の行配線のうち一の行配線に選択電圧を印加
    し、その選択行配線を順次切り替えることによって走査
    駆動を行う選択手段と、 請求項1乃至19のいずれか1項に記載の駆動回路と、 前記駆動回路から出力される変換入力画像信号に応じた
    変調信号を前記複数の列配線のそれぞれに印加する変調
    手段と、 を備え、 前記選択電圧と前記変調信号との電位差によって前記選
    択行配線に結線された複数の電子放出素子を駆動して画
    像を表示することを特徴とする画像表示装置。
  21. 【請求項21】入力画像信号を複数の画像信号変換ステ
    ップにより同時に変換させて変換入力画像信号を出力さ
    せ、該変換入力画像信号に応じて、蛍光体を発光させる
    電子を放出する電子放出素子に印加する電圧を生成する
    画像表示装置の駆動方法であって、 所定期間中の平均画像レベルを検出するステップと、 検出された平均画像レベルが高い場合の蛍光体の飽和特
    性の補正を考慮した補正テーブルに基づいた第1の画像
    信号変換ステップと、 検出された平均画像レベルが低い場合の蛍光体の飽和特
    性の補正を考慮した補正テーブルに基づいた第2の画像
    信号変換ステップと、 入力画像信号が前記第1及び第2の画像信号変換ステッ
    プにより同時に変換されてそれぞれ出力された変換画像
    信号を、前記平均画像レベルに基づいて重み付け演算し
    て変換入力画像信号を得るステップと、 を含むことを特徴とする画像表示装置の駆動方法。
  22. 【請求項22】書き換え可能な画像信号変換ステップに
    より入力画像信号を変換させて変換入力画像信号を出力
    させ、該変換入力画像信号に応じて、蛍光体を発光させ
    る電子を放出する電子放出素子に印加する電圧を生成す
    る画像表示装置の駆動方法であって、 所定期間中の平均画像レベルを検出するステップと、 検出された平均画像レベルが高い場合の蛍光体の飽和特
    性の補正を考慮した第1の補正テーブルと、 前記平均画像レベル検出手段により検出された平均画像
    レベルが低い場合の蛍光体の飽和特性の補正を考慮した
    第2の補正テーブルと、 前記平均画像レベルに基づいて前記第1及び第2の補正
    テーブルに対して重み付け演算し、その演算結果に基づ
    いて前記画像信号変換ステップを書き換えるステップ
    と、 を含むことを特徴とする画像表示装置の駆動方法。
JP2001182129A 2001-06-15 2001-06-15 画像表示装置の駆動回路、画像表示装置及び画像表示装置の駆動方法 Withdrawn JP2002372943A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001182129A JP2002372943A (ja) 2001-06-15 2001-06-15 画像表示装置の駆動回路、画像表示装置及び画像表示装置の駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001182129A JP2002372943A (ja) 2001-06-15 2001-06-15 画像表示装置の駆動回路、画像表示装置及び画像表示装置の駆動方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002372943A true JP2002372943A (ja) 2002-12-26

Family

ID=19022289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001182129A Withdrawn JP2002372943A (ja) 2001-06-15 2001-06-15 画像表示装置の駆動回路、画像表示装置及び画像表示装置の駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002372943A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004354762A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電気光学装置の制御装置、電気光学装置の制御方法、および電子機器
JP2005221701A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Tohoku Pioneer Corp 発光表示パネルの駆動装置および駆動方法
JPWO2005122558A1 (ja) * 2004-06-10 2008-04-10 パイオニア株式会社 画質制御装置、その方法、画質処理装置、それらのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体
US7852413B2 (en) 2005-06-14 2010-12-14 Seiko Epson Corporation Image display apparatus and control method thereof
US8223175B2 (en) 2008-06-27 2012-07-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Video signal control apparatus and video signal control method

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004354762A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電気光学装置の制御装置、電気光学装置の制御方法、および電子機器
JP4507511B2 (ja) * 2003-05-29 2010-07-21 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置、電気光学装置の制御装置、電気光学装置の制御方法、および電子機器
JP2005221701A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Tohoku Pioneer Corp 発光表示パネルの駆動装置および駆動方法
JPWO2005122558A1 (ja) * 2004-06-10 2008-04-10 パイオニア株式会社 画質制御装置、その方法、画質処理装置、それらのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体
JP4503598B2 (ja) * 2004-06-10 2010-07-14 パイオニア株式会社 画質制御装置、その方法、画質処理装置、それらのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体
US8212936B2 (en) 2004-06-10 2012-07-03 Pioneer Corporation Picture quality control apparatus, method therefor, picture quality processing apparatus, programs for them, and recording medium recording that program therein
US7852413B2 (en) 2005-06-14 2010-12-14 Seiko Epson Corporation Image display apparatus and control method thereof
US8223175B2 (en) 2008-06-27 2012-07-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Video signal control apparatus and video signal control method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8711072B2 (en) Motion blur reduction for LCD video/graphics processors
US6894664B2 (en) Method and apparatus for processing video pictures
JP2000276091A (ja) フラットパネル型表示装置及びフラットパネル型表示装置の制御方法
US8446356B2 (en) Display device
US7995080B2 (en) Image display apparatus
JP2000276091A5 (ja)
JP2006276677A (ja) 表示装置と表示装置の駆動方法
KR100877915B1 (ko) 표시 장치, 표시 모니터, 및 텔레비전 수상기
JP2006259663A (ja) 画像処理方法、画像表示装置、映像受信表示装置および画像処理装置
US7522130B2 (en) Plasma display panel (PDP)—improvement of dithering noise while displaying less video levels than required
JP2005518158A (ja) ガンマ補正回路
JPH1013849A (ja) Pdpのガンマ補正方式
JP2002372943A (ja) 画像表示装置の駆動回路、画像表示装置及び画像表示装置の駆動方法
JP2003255884A (ja) 表示装置及びその画像信号処理装置及び駆動制御装置
JP2002333858A (ja) 画像表示装置および画像再生方法
JP4854252B2 (ja) 画像処理方法および画像処理装置
US20060066523A1 (en) Display device and display method
US6972778B2 (en) Color re-mapping for color sequential displays
JP2008083457A (ja) 液晶表示装置およびその駆動方法
JPH1013848A (ja) Pdpの白バランス調整方式
JPH1039829A (ja) ディスプレイ装置の階調歪み補正回路
KR19980075493A (ko) 피디피에서의 적응적인 화면 밝기 보정 장치 및 그 보정 방법
KR100292535B1 (ko) 플라즈마표시장치의구동방법및장치
JPH08317321A (ja) 画像表示装置
JP4110102B2 (ja) 画像表示装置の駆動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080902