JP2002372184A - 管継手 - Google Patents
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Abstract
に、管継手内部の流体が漏出することを防ぐ。 【解決手段】管継手10のソケット12とプラグ112
が結合された状態において、流路を形成する部分の外径
側で、互いに摺動しないで突き合わせて当接されるカラ
ー26の前端面26aにOリング42を備えて流体の漏
出を防止する。また、ソケット12およびプラグ112
のそれぞれにおいて、離脱状態で流体の流出を防ぐチェ
ック弁は、円筒状のカラー26(プラグボディ116)
と、その内径側に設けられ、カラー26と同軸の円柱状
部分の外周にOリング24(Oリング124)を備えた
ソケットバルブ20(プラグバルブ120)とから構成
する。
Description
し、特に、ソケットとプラグの着脱機構を備えた管継手
に関する。
するものは、離脱した状態で液体が流出しないようにソ
ケット側、プラグ側の双方にチェック弁を備えている。
例えば図14に示すように、ソケット502とプラグ5
52からなる管継手500を挙げることができる。
めに、ソケット、プラグは、いずれも互いの接続側を前
方、前端とし、逆側の他の管路(またはホース)に接続
される方向を後方、後端として記す。
514および前端側開口部528を有する筒状のソケッ
ト本体504と、テーパ面506bを有する弁体506
と、複数の貫通孔を有する台座512と、前端側でソケ
ット本体504の外周に設けられ、コイルバネ522に
より前方に付勢されながら止め輪516により係止され
ている筒状のスリーブ520と、ソケット本体504の
前端付近で内径方向に向かって縮径する複数の孔部に挿
入されていてスリーブ520の内周面により押圧されて
いる複数の鋼球526と、前端側開口部528の内周面
に設けられたOリング524等から構成される。
シール材510が設けられており、前記弁体506は、
一端が台座512に接触するコイルバネ508により前
方へ付勢されている。この構造は、シール材510とソ
ケット本体504の内周の環状突起部504aの端面が
接触することにより前方に流体が漏出することを防ぐチ
ェック弁として機能している。特に、後端側開口部51
4内の流体圧力が高いときであっても、弁体506は流
体圧力により前方に押圧されるので、テーパ面506b
は環状突起部504aに対してより強固に押入されるの
で水密状態(または気密状態)が保たれる。
グ552と当接する平坦な先端面506aを有する。
と、テーパ面556bを有する弁体556と、複数の貫
通孔を有する台座562とを有する。
と、ソケット502の内部に挿入される前端側の外周面
554bと、ソケット502に接合した状態で抜け止め
として働く環状溝554aとを有する。
シール材560が設けられており、一端が台座562に
固定されたコイルバネ558により、弁体556は前方
へ付勢されている。この構造はシール材560とプラグ
本体554の先端部で内周方向に突出する環状突起部5
54cが接触することにより前方に流体が漏出すること
を防ぐチェック弁として機能している。この水密構造
(または気密構造)はソケット502と同様である。
ット502と当接する平坦な先端面556aを有する。
ラグ552とを接続するときは、スリーブ520を後方
に力を加えて移動させる。すると、鋼球526にかかる
押圧力は解放されるので、プラグ本体554の前端の外
周面554bは鋼球526を外径方向に押し除けながら
ソケット502の前端側開口部528に挿入することが
できる。
弁体506、556におけるそれぞれの先端面506
a、556aが当接する。さらに挿入すると、コイルバ
ネ508、558を圧縮しながら弁体506、556は
ソケット本体504およびプラグ本体554に対して相
対的に後方へ移動する。このとき、双方のシール材51
0、560は環状突起部504a、554cから離間し
て接続流路530(図15参照)を形成するので、ソケ
ット502の後端側開口部514とプラグ552側の後
端側開口部564は、台座512、562の貫通孔およ
び接続流路530を介して連通する。またこのとき、プ
ラグ本体554の前端外周面554bとOリング524
は密着して接触しているのでシーリングとして働き、外
部に流体が漏出しない。
分挿入した状態で、スリーブ520に加えた力を除け
ば、該スリーブ520はコイルバネ522の弾性復帰に
より弾発付勢され、元の位置に復帰する。
0によってソケット本体504の中心軸に向かって押圧
され、その結果、鋼球526はプラグ本体554の前記
環状溝554aに係合する。
ソケット502から離脱することが防止され、これらソ
ケット502とプラグ552は強固に結合されることに
なる。
継手500では、ソケット502、プラグ552は、い
ずれも弁体506、556のテーパ面506b、556
bを利用したチェック弁機構を採用している。このた
め、ソケット502とプラグ552とを接続した状態に
おいて、各弁体506、556はそれぞれ後端側開口部
514、564の方向へ移動しており、テーパ面506
b、556bの箇所では移動量に応じた接続流路530
の空間が発生している。
ては、プラグ本体554の前端面554dと、この前端
面554dと付き合わせて当接する接続端面504bと
の間に隙間部532が生じる。この隙間部532は、O
リング524と外周面554bが接触してシール構造を
形成するタイミングと、Oリング524が外周面554
b上を摺動して移動して前端面554dと接続端面50
4bが当接(または離間)するタイミングとのずれによ
り生じるものである。
態で、ソケット502とプラグ552を離脱させると、
この部分の流体はそれぞれのテーパ面506b、556
bにより押し出され、さらに隙間部532が発生するこ
とで流体を吸引するように働き、流体が外部に漏出して
しまう。
たものであり、ソケットとプラグとを接続または離脱さ
せる際に、管継手内部の流体漏出を防ぐことを可能にす
る管継手を提供することを目的とする。
ラグとを接続させる際に、軸心を一致させて正確に接続
させることを可能にすることである。
結合および離脱可能なソケットとプラグとからなる流体
の管継手において、前記ソケットまたは前記プラグは、
前記ソケットと前記プラグが離脱した離脱状態で、前記
ソケットまたは前記プラグに対して同心円筒状の第1弁
体および前記第1弁体の内側に備えられる第2弁体によ
り前記流体の通路を塞ぐ流出防止弁と、前記ソケットと
前記プラグを接続する際に、前記第1弁体と、前記第2
弁体とが相対移動をする以前に、前記ソケットと前記プ
ラグとをシールする第1シールとを有することを特徴と
する。
を結合または離脱させる際に、管継手内部の流体が漏出
せずに、且つ、外部の空気が管継手内部に混入すること
を防ぐことができる。
トにおける前記第1弁体の内周環状溝に備えられていて
もよい。
体の前端部は、前方に向かって拡径するテーパ面を有し
ていてもよい。
て、ソケットとプラグの軸心を一致させて正確に接続す
ることができる。
と前記プラグとを突き合わせて当接する接続端面に備え
られていてもよい。
離脱する際に、前記流出防止弁が前記流体の通路を塞い
だときに、前記プラグと前記ソケットの前記第1弁体同
士は密着しており、かつ前記プラグと前記ソケットの前
記第2弁体同士は密着しており前記流体の外部への漏出
を防止するようにしてもよい。
結合および離脱を行う着脱機構を有するものであっても
よい。
第2シールを有し、前記第2シールは、前記ソケットと
前記プラグとの結合状態以外の状態において、前記第1
弁体の内周面と前記第2弁体の外周面とに挟持されるこ
とで、前記流体の流出を防止するようにしてもよい。
前記プラグと結合される側の端面に、前記ソケットまた
は前記プラグとの位置合わせを行う凸部または凹部を有
する構造であってもよい。
ろ側に開口する円筒状の溝部を有し、前記円筒状の溝部
には、前記第1弁体を前記ソケットまたは前記プラグの
軸方向に付勢する弾性体の一端が挿入されていてもよ
い。
部分にそれぞれ他の管継手と接続する後端継手部を有
し、前記ソケットの本体を前記後端継手部に接続する第
1接続部の形状は、前記プラグの本体を前記後端継手部
に接続する第2接続部と同形状としてもよい。
の形態について図1〜図13を参照しながら説明する。
なお、以下の説明では、方向を特定するために、ソケッ
ト、プラグを、いずれも互いの接続側を前方、前端と
し、逆側の他の管路(またはホース)に接続される方向
を後方、後端として記す。
る管継手10は、ソケット12と、プラグ112からな
る。
て、図2を参照しながら説明する。
ラグ112とが離間している状態である。また、結合状
態はソケット12とプラグ112がそれぞれの流体の通
路が連通している状態であり、離脱状態および結合状態
以外の状態を途中の状態とする。
4cを有し内周部に径方向の段差14dを有するバック
ボディ(後端継手部)14と、バックボディ14のねじ
溝14cと螺合し一体となって円筒形状を形成するソケ
ットボディ(本体)16と、ソケット12の軸心部に同
軸に配置されるソケットバルブ(第2弁体)20と、ソ
ケットボディ16の前端付近で内径方向に向かって縮径
する複数の孔部16aに挿入されていている複数の鋼球
34と、ソケットボディ16の前端付近の外側に設けら
れ、コイルバネ32により前方に付勢されながら鋼球3
4により係止されている薄い筒状のスリーブ30と、ソ
ケットボディ16の内周面とソケットバルブ20の前端
の円柱状部分との間にほぼ隙間がない形状に形成されて
いるカラー(第1弁体)26と、カラー26の前端面
(接続端面)26aに形成された溝部に挿入されている
Oリング(第1シール)42等から構成されている。
を構成する継手と接続するくいこみ継手14bおよび開
口部14aを有しており、他の管路との接続部として機
能する。なお、接続先管路が多種類存在する場合でも、
ソケット12としては、このバックボディ14のみを接
続先の管路に適応した形状のものに交換すれば足りる。
雌ねじ(第1接続部)16eが形成されており、バック
ボディ14のねじ溝14cと螺合し一体となってソケッ
ト12の外周部分を構成している。ソケットボディ16
とバックボディ14の接続部の内周面には環状隙間部が
形成され、この環状隙間部には流体の漏出を防止するO
リング18が介装されている。
2つの環状溝が形成され、前端側からそれぞれOリング
36および38が介装されており、カラー26の外周面
に押圧されて水密構造(または気密構造)を形成する。
36および38の間には、複数の孔部16aが形成され
ており、それぞれの孔部16aには鋼球34が挿入され
ている。この鋼球34は、内径側をカラー26の外周面
によって支えられソケットボディ16の外に突出してい
る。そして、この突出している部分は、前記スリーブ3
0の前端付近の内周面の傾斜をもった段差部30aに当
接してスリーブ30のストッパとなる。
つ孔部16aより前方の箇所には環状溝が形成されてお
り、この環状溝には、プラグ112が結合されたとき
に、スリーブ30の抜け止めとして機能するストッパリ
ング40が設けられている。
20b(図3参照)がバックボディ14の段差部14d
に当接しており、また、円環突出部20bの前方側には
筒状のガイド44が当接している。
きい窪み部20dがあり、この窪み部20dより後側に
は、流路としての複数の貫通孔20cを有する。また、
前端付近の円柱状部分の外周に形成された環状溝部には
Oリング(第2シール)24が備えられており、このO
リング24は、カラー26の内周面から押圧(挟持)さ
れて流体の漏出を防止している。
は、プラグ112と接続する際の位置合わせ用として、
高さの低い円錐台状の凸部20aが形成されている。
の内周面およびOリング18に密着しており、内周面は
ソケットボディ16の内周面と面一に形成され、前端部
がソケットボディ16に当接してしる。そして、ソケッ
トボディ16とともに、カラー26の摺動面を形成する
とともに、Oリング18を保護し、さらにソケットバル
ブ20を固定する働きをもつ。
ソケットボディ16等と同心の円筒形状を形成してお
り、ソケットボディ16の内周面とソケットバルブ20
の前端側の円柱状部分の外周面との間に介在されてい
る。また、前端面26aの逆側にソケットボディ16と
同心で、かつ円筒状の溝部26bを有しており、この円
筒状の溝部26bにはコイルバネ(弾性体)22の一端
が挿入されている。コイルバネ22の他端はソケットバ
ルブ20の円環突出部20bに当接しており、弾発力に
よってカラー26を前方へ付勢している。そして、カラ
ー26はソケットボディ16の内周面の突起16bによ
り係止されている。
れているOリング42にはグリスが塗布されており、こ
のグリスの粘着力により不用意に離脱することが防止さ
れる。
図4を参照しながら説明する。
同構造のバックボディ(後端継手部)114と、バック
ボディ114のねじ溝114cと螺合し一体となって筒
形状を形成するプラグボディ(第1弁体、本体)116
と、プラグ112の軸心部に同軸に配置され、外周面が
プラグボディ116の内周面とほぼ隙間なく形成される
プラグバルブ(第2弁体)120等から構成されてい
る。
14と同構造であり互換性がある。後端のくいこみ継手
114bは、バックボディ14のくいこみ継手14bと
異なる継手であってもよい。
雌ねじ(第2接続部)116eが形成されており、バッ
クボディ114のねじ溝114cと螺合し一体となって
プラグ112の外周部分を構成している。雌ねじ116
eは、前記雌ねじ16eと同形状である。
16cより後方については比較的大きい径であり、段差
116cより前方は前記カラー26の前端面26aの外
径と同一径に設定されている。そして、段差116cよ
り前方の箇所には、断面が台形状で外径側が広く開口す
る環状溝116dが形成されている。
な前端面(接続端面)116aが形成されており、その
内径および外径は、いずれも前記カラー26の前端面2
6aと同一径に設定されている。
の接続部の内周面には環状隙間部が形成され、この環状
隙間部には流体の漏出を防止するOリング118が介装
されている。そして、このOリング118のさらに内周
側には、筒状のガイド144が設けられている。
分120b(図3参照)と前端部の円柱状部分があり、
その間に環状の比較的大きい窪み部120dがある。こ
の窪み部120dより後側には流路としての複数の貫通
孔120cを有する。また、前端付近の外周に形成され
た環状溝部にはOリング(第2シール)124が備えら
れており、このOリング124は、プラグボディ116
の前端部分の内周面から押圧されて水密構造(または気
密構造)を形成している。
前記ソケットバルブ20の前端面と外径が同一径に設定
されている。また、プラグ112と接続する際の位置合
わせ用として、深さの浅い円錐台状の凹部120aが、
前記凸部20aとほぼ隙間なく嵌合する形状に形成され
ている。
ィ114の内周面およびOリング118に密着してお
り、その内周面はプラグボディ116の内周面と面一に
形成されて前端部がプラグボディ116に当接してい
る。そして、プラグボディ116とともに、プラグバル
ブ120の摺動面を形成するとともに、Oリング118
を保護し、さらに内周の環状突起部によりコイルバネ1
22の一端を支持する働きをもつ。
20のうち外径の大きい部分120bに当接しており、
弾発力によってプラグバルブ120を前方へ付勢してい
る。そして、プラグバルブ120はプラグボディ116
の内周面の突起116bにより係止されている。
続し、さらに離脱する動作について図1、図5、図6を
参照しながら説明する。なお、ソケット12、プラグバ
ルブ112のそれぞれのくいこみ継手14b、114b
には可撓性に富むホース管路が接続されており、ソケッ
ト12およびプラグ112の内部には予め流体(液体ま
たは気体)が充満しているものとする。
プラグ112のそれぞれの前端面を当接させる。このと
き、ソケットバルブ20の前端面の凸部20aとプラグ
バルブ120の前端面の凹部120aとが嵌合して確実
に位置合わせが行われる。
aは、カラー26の前端面26aに設けられているOリ
ング42を押圧して圧縮し、前端面116aと前端面2
6aが当接する。
を挿入させる。図6に示すように、プラグボディ116
の前端面116aがソケット12の鋼球34の付近まで
挿入した状態においては、カラー26は、コイルバネ2
2を圧縮してソケット12に対して相対的に後方へ移動
する。また、プラグバルブ120は、コイルバネ122
を圧縮してプラグ122に対して相対的に後方へ移動す
る。
(または気密構造)を形成していたOリング24および
プラグ112の前方で水密構造(または気密構造)を形
成していたOリング124は、それぞれカラー26の内
周面、プラグボディ116の内周面から離れ、これによ
りシール構造が解除され、ソケット12とプラグ112
との流路を連通し始める。この時点では、外部に対して
Oリング42がシール構造を構成する。
は、Oリング18、38、42および118によって水
密状態(または気密状態)に保たれている。
ケット12に対して完全に結合させると、図1に戻り、
プラグボディ116の前端面116aはソケット12の
Oリング38より後方まで挿入され、カラー26および
プラグバルブ120は、コイルバネ22、コイルバネ1
22をそれぞれ圧縮して移動する。
6の外周面はソケットボディ16の内周面からガイド4
4の内周面に移動するように摺動するが、それぞれの内
周面は面一に形成されているのでスムーズに摺動するこ
とができる。また、ガイド44によりOリング18が保
護されている。
4も同様の機能を有しており、プラグボディ116の内
周面と面一に滑らかな摺動面を形成するとともに、Oリ
ング118を保護する。
の環状溝116dが位置するようになるので、内径方向
に向かって移動可能になる。ところで鋼球34はコイル
バネ32およびスリーブ30の傾斜をもった段差部30
aにより付勢力を受けているので、この段差部30aの
傾斜面により内径方向に移動しソケットボディ16の外
周面より内側に入る。
入ることにより、スリーブ30は、前方に移動してその
前方にあるストッパリング40によって係止される。そ
して、スリーブ30の内周面が鋼球34の外周を覆うよ
うに位置することとなり、鋼球34を内径側に保持す
る。
dに鋼球34が入り込んで保持されることから、プラグ
112はソケット12に対して離脱が防止される。
おける開口部14aとプラグ112の後端における開口
部114aは、ソケットバルブ20の貫通孔20c、窪
み部20d、プラグバルブ120の窪み部120d、貫
通孔120cを経由して流路を形成し、この流路はOリ
ング18、38および118によって水密状態(または
気密状態)に保たれている。
グバルブ120の前端面は同一外径で、且つ全面が密着
しているので、このまわりを流れる流体の流路面積およ
び流路方向は一定となり流体の圧力損失が少ない。
を離脱させる動作について説明する。
と、鋼球34は、外径方向に向かって移動可能となる。
ところで鋼球34はコイルバネ22、122およびプラ
グボディ116の環状溝116dの傾斜面により付勢力
を受けているので、この環状溝116dの傾斜面により
外径方向に押し出され、ソケットボディ16の内周面よ
り外側に出る。
ことにより、カラー26は、プラグボディ116を前方
に押し出しながら移動して、ソケット12とプラグ11
2とを離脱させる。また、プラグバルブ120もコイル
バネ122により付勢力を受けながらソケットバルブ2
0を押し出して離脱させるように作用する。
は密着しており、またソケットバルブ20とプラグバル
ブ120のそれぞれの前端面も離脱するまでは密着して
おり隙間部を生じないことから、ソケット12とプラグ
112が離脱したときに流体が漏れることがない。
プラグ112を接続するときに流体中に外部の空気が混
入することがない。
すると、スリーブ30は再び鋼球34により係止され後
方に位置することとなる。
ラグ112が接続された状態において、内部の流体がO
リング18、38および118によって水密状態(また
は気密状態)に保たれる例について示したが、結合状態
においてOリング42も流出防止手段の1つとして使用
する構造にしてもよい。すなわち、図7に示すように、
ソケット12においてOリング38の位置を前端面11
6aより後方側に設定し、Oリング38aとすれば、ソ
ケット12とプラグ112が接続された状態で、内部の
流体はOリング18、38a、118および42によっ
て水密状態(または気密状態)に保たれる。
手10によれば、接続面である前端面26aおよび12
6aは軸方向に摺動することなく密着しており、またソ
ケットバルブ20とプラグバルブ120のそれぞれの前
端面も密着しているので、ソケット12とプラグ112
を接続するときに流体中に外部の空気が混入することが
ない。
に前端面116a、凹部120aは、それぞれ前端面2
6a、凸部20aと密着しているので、管継手10内に
充満している流体を吸い込む空間がなく、流体が外部へ
漏出することがない。より具体的には、この時点におい
ては、ソケット12内の流体はカラー26、ソケットバ
ルブ20およびOリング24によって外部に対して塞が
れており、また、バルブ112内の流体は、プラグボデ
ィ116、プラグバルブ120およびOリング124に
よって外部に対して塞がれているので、流体が漏出する
ことがない。
脱する途中の状態においても、Oリング42の働きによ
り、内部の流体が前端面26a、116aの当接面を経
て外部へ漏出することを防止できる。
続されている状態では、ソケットバルブ20の前端面と
プラグバルブ120の前端面は同一外径であり、且つ全
面が密着しているので、このまわりを流れる流体の流路
面積および流路方向は一定となり、流体の圧力損失が少
ない。
(または気密構造)を構成するOリング24は、この部
分で弁体を構成する外径側のカラー26と内径側のソケ
ットバルブ20のうち、ソケットバルブ20側に設けら
れているので、外径側のカラー26は形状上の自由度が
ある。これによりカラー26の内部に溝部26bを形成
することが可能であり、結果としてこの溝部26bに挿
入されるコイルバネ22として自然長が長いものを採用
することができる。また、溝部26bはコイルバネ22
の外れ止めとして作用する。
0を図8〜図13を参照しながら説明する。
る管継手300は、ソケット312とプラグ412とか
らなる。
いて、図9および図10を参照しながら説明する。
端部の内周にねじ溝314cを有し内周部に径方向の段
差部314dを有するバックボディ(後端継手部)31
4と、バックボディ314のねじ溝314cと螺合し一
体となって円筒形状を形成するソケットボディ(本体)
316と、ソケット312の軸心部に同軸に配置される
ソケットバルブ(第2弁体)320と、ソケットボディ
316の前端付近で内径方向に向かって縮径する複数の
孔部316aに挿入されている複数の鋼球334と、ソ
ケットボディ316の前端付近の外側に設けられ、コイ
ルバネ332により前方に付勢されながら鋼球334に
より係止されている薄い筒状のスリーブ330と、ソケ
ットボディ316の内周面とソケットバルブ320の前
端の円柱状部分との間にほぼ隙間がない形状に形成され
ているカラー(第1弁体)326等から構成されてい
る。
路を構成する継手と接続されるくいこみ継手314bお
よび開口部314aが設けられており、他の管路との接
続部として機能する。なお、接続先管路が多種類存在す
る場合でも、ソケット312としては、このバックボデ
ィ314のみを接続先の管路に適応した形状のものに交
換すれば足りる。また、バックボディ314の先端部外
周314eは、六角形状に形成されており、組み立てお
よび分解時にスパナなどの工具を利用することができ
る。
に雌ねじ(第1接続部)316eが形成されており、バ
ックボディ314のねじ溝314cと螺合し一体となっ
てソケット312の外周部分を構成している。ソケット
ボディ316の後端外周部とバックボディ314の内周
面には環状隙間部が形成され、この環状隙間部には流体
の漏出を防止するOリング318が介装されている。
溝が形成され、この環状溝にOリング338が介装され
ており、カラー326の外周面に押圧されて水密構造
(または気密構造)を形成する。
の孔部316aが形成されており、それぞれの孔部31
6aには鋼球334が挿入されている。この鋼球334
は、内径側をカラー326の外周面によって支えられソ
ケットボディ316の外方に突出している。そして、こ
の突出している部分は、前記スリーブ330の前端付近
の内周面の傾斜をもった段差部330aに当接してスリ
ーブ330のストッパとなる。
且つ孔部316aより前方の箇所には環状溝が形成され
ており、この環状溝には、プラグ412が結合されたと
きに、スリーブ330の抜け止めとして機能するストッ
パリング340が設けられている。
部320b(図10参照)がバックボディ314の段差
部314dに当接している。
きい窪み部320dが設けられ、この窪み部320dよ
り後側には、流路としての複数の貫通孔320cを有す
る。また、前端付近の円柱状部分の外周に形成された環
状溝部にはOリング(第2シール)324が備えられて
おり、このOリング324は、カラー326の内周面か
ら押圧(挟持)されて流体の漏出を防止している。
は、プラグ412と接続する際の位置合わせ用として、
円錐台状の凸部320aが形成されている。
がソケットボディ316等と同心の円筒形状を形成して
おり、ソケットボディ316の内周面とソケットバルブ
320の前端側の円柱状部分の外周面との間に介在され
ている。また、カラー326は、後方に開口し、ソケッ
トボディ316と同心で、かつ円筒状の溝部326bを
有しており、この円筒状の溝部326bにはコイルバネ
(弾性体)322の一端が挿入されている。コイルバネ
322の他端はソケットバルブ320の円環突出部32
0bに当接しており、弾発力によってカラー326を前
方へ付勢している。そして、カラー326はソケットボ
ディ316の内周面の突起316bにより係止されてい
る。
円環状で軸心に垂直な段差面326cが形成されてい
る。この段差面326cの前方には軸心に平行な内周面
326dが形成されており、該内周面326dに形成さ
れた環状溝部327にはOリング(第1シール)342
が挿入されている。さらに、内周面326dより前方、
つまりカラー326の前端部は前方に向けて拡径するテ
ーパ面326aが形成されている。
り把持しやすいように複数の環状溝部330bが刻設さ
れている。
図11を参照しながら説明する。
と類似構造のバックボディ(後端継手部)414と、バ
ックボディ414のねじ溝414cと螺合し一体となっ
て筒形状を形成するプラグボディ(第1弁体、本体)4
16と、プラグ412の軸心部に同軸に配置され、外周
面がプラグボディ416の内周面とほぼ隙間なく形成さ
れるプラグバルブ(第2弁体)420等から構成されて
いる。
継手414bが形成されている。また、バックボディ4
14の先端部外周414dは、六角形状に形成されてお
り、組み立ておよび分解時にスパナなどの工具を利用す
ることができる。
雌ねじ(第2接続部)416aが形成されており、バッ
クボディ414のねじ溝414cと螺合し一体となって
プラグ412の外周部分を構成している。
6bおよび416cは、ソケットボディ316(図9参
照)の先端部における内径と同一径に設定されている。
そして、外周面416bおよび416cの間には、断面
が台形状で外径側が広く開口する環状溝416gが形成
されている。
て縮径するテーパ面416dが形成されており、該テー
パ面416dの傾斜角度はカラー326(図9参照)の
テーパ面326aとほぼ同値に設定されている。テーパ
面416dより前方には、カラー326の内周面326
dの内径とほぼ同一外径の外周面416eが形成されて
いる。該外周面416eの軸心方向の長さL1(図12
A参照)は、内周面326dの長さとほぼ同一に設定さ
れている。プラグボディ416の前端には平坦な前端面
416fが形成されており、その内径および外径は、い
ずれも前記カラー326の段差面326cと同一径に設
定されている。テーパ面416dの内径側ではテーパ面
416dと略並行のテーパ面416hが内周面を形成し
ている。
ボディ414の内周面には環状隙間部が形成され、この
環状隙間部には流体の漏出を防止するOリング418が
介装されている。
分420b(図10参照)と前端部の円柱状部分420
cがある。円柱状部分420cに形成された環状溝部に
はOリング(第2シール)424が備えられており、こ
のOリング424は、プラグボディ416の前端部分の
内周面から押圧されて水密構造(または気密構造)を形
成している。
部分420bと円柱状部分420cとを含む箇所には、
径方向に複数の孔420dが形成されており、これらの
孔420dは、プラグバルブ420の後端面に開口する
軸心方向の穴420eと連通している。
前記ソケットバルブ320の前端面と外径が同一径に設
定されている。また、プラグ412と接続する際の位置
合わせ用として、円錐台状の凹部420aが、前記凸部
320aとほぼ隙間なく嵌合する形状に形成されてい
る。
部420fがあり、図11に示すように、該段差部42
0fはコイルバネ422の一端を支持する働きをもつ。
14の内周段差部414eに当接しており、弾発力によ
ってプラグバルブ420を前方へ付勢している。そし
て、プラグバルブ420はプラグボディ416の内周面
のテーパ面416hにより係止されている。
接続し、さらに離脱する動作について図12A〜図13
を参照しながら説明する。なお、ソケット312、プラ
グ412のそれぞれのくいこみ継手314b、414b
には可撓性に富むホース管路が接続されており、ソケッ
ト312およびプラグ412の内部には予め流体(液体
または気体)が充満しているものとする。
れぞれの前端部を当接させる。このとき、図12Aに示
すようにソケット312とプラグ412の軸心がずれて
いる場合であっても、プラグ412の前端面416fが
ソケット312のテーパ面326aによって案内されな
がら挿入されることとなり確実に嵌合が行われる。
ラー326の先端部からソケットボディ316の先端部
316cまでの長さL2よりやや短く設定されているの
で、外周面416eによってカラー326を強制的に移
動させようとしたとしても、カラー326が移動する以
前にプラグボディ416のテーパ面416dがソケット
ボディ316の先端部に当接することとなり、ソケット
312とプラグ412との噛合状態が不適なままカラー
326が移動することを防止することができる。これに
より、ソケット312とプラグ412の接続時に、ソケ
ット312内部の流体が漏れることを防止できる。
2とプラグ412の軸心が非平行である場合にも、テー
パ面326aまたはテーパ面416dの案内作用により
不適な噛合を防止することができる。
412とのそれぞれの前端部分を噛合させると、図13
に示すように、ソケット312の凸部320a、段差面
326c、内周面326dおよびテーパ面326aがそ
れぞれプラグ412の凹部420a、前端面416f、
外周面416eおよびテーパ面416dと密着する。ま
た、Oリング342は外周面416eにより押圧変形
し、Oリング342の左右で気密構造をなす。また、ソ
ケットバルブ320の前端面の凸部320aとプラグバ
ルブ420の前端面の凹部420aとが嵌合して確実に
位置合わせが行われる。
2を挿入させると、カラー326はコイルバネ322を
圧縮してソケット312に対して相対的に後方へ移動す
る。また、プラグバルブ420は、コイルバネ422を
圧縮してプラグ412に対して相対的に後方へ移動す
る。従って、ソケット312とプラグ412とを接続し
たとき、流体が漏れることがない。
造(または気密構造)を形成していたOリング324お
よびプラグ412の前方で水密構造(または気密構造)
を形成していたOリング424は、それぞれカラー32
6の内周面、プラグボディ416の内周面から離れ、こ
れによりシール構造が解除され、ソケット312とプラ
グ412との流路が連通し始める。この時点で、外部に
対してOリング342がシール構造を構成する。
ケット312に対して完全に結合させると、図8に戻
り、鋼球334は、内径側にプラグボディ416の環状
溝416gが位置するようになるので、内径方向に向か
って移動可能になる。ところで、鋼球334は、コイル
バネ332およびスリーブ330の傾斜をもった段差部
330aにより付勢力を受けているので、この段差部3
30aの傾斜面により内径方向に移動しソケットボディ
316の外周面より内側に入る。
側に入ることにより、スリーブ330は、前方に移動し
てその前方にあるストッパリング340によって係止さ
れる。そして、スリーブ330の内周面が鋼球334の
外周を覆うように位置することとなり、鋼球334を内
径側に保持する。
gに鋼球334が入り込んで保持されることから、プラ
グ412はソケット312に対して離脱が防止される。
における開口部314aとプラグ412の後端における
開口部414aは、ソケットバルブ320の貫通孔32
0c、窪み部320d、プラグバルブ420の孔420
d、穴420eを経由して流路を形成し、この流路はO
リング318、338、342および418によって水
密状態(または気密状態)に保たれている。
ラグバルブ420の前端面は同一外径で、且つ全面が密
着しているので、このまわりを流れる流体の流路面積お
よび流路方向は一定となり流体の圧力損失が少ない。
2を離脱させる動作について説明する。
ると、鋼球334は、外径方向に向かって移動可能とな
る。ところで、鋼球334は、コイルバネ322、42
2およびプラグボディ416の環状溝416gの傾斜面
により付勢力を受けているので、この環状溝416gの
傾斜面により外径方向に押し出され、ソケットボディ3
16の内周面より外側に出る。
ることにより、カラー326は、プラグボディ416を
前方に押し出しながら移動して、ソケット312とプラ
グ412とを離脱させる。また、プラグバルブ420も
コイルバネ422により付勢力を受けながらソケットバ
ルブ320を押し出して離脱させるように作用する。
fは密着しており、また凸部320aと凹部420aも
離脱するまでは密着していることから隙間部はほとんど
生じず、そのため、ソケット312とプラグ412が離
脱したときに流体が漏れることがない。
脱すると、スリーブ330は再び鋼球334により係止
され後方に位置することとなる。
手300によれば、離脱するときには、図13に示すよ
うに前端面416f、凹部420a、外周面416e
は、それぞれ段差面326c、凸部320a、内周面3
26dと密着しているので、管継手300内に充満して
いる流体を吸い込む空間がなく、流体が外部へ漏出する
ことがない。より具体的には、この時点においては、ソ
ケット312内の流体はカラー326、ソケットバルブ
320およびOリング324によって外部に対して塞が
れており、また、プラグ412内の流体は、プラグボデ
ィ416、プラグバルブ420およびOリング424に
よって外部に対して塞がれているので、流体が漏出する
ことがない。
が接続されている状態では、ソケットバルブ320の前
端面とプラグバルブ420の前端面は同一外径であり、
且つ全面が密着しているので、このまわりを流れる流体
の流路面積および流路方向は一定となり、流体の圧力損
失が少ない。
は気密構造)を構成するOリング324は、この部分で
弁体を構成する外径側のカラー326と内径側のソケッ
トバルブ320のうち、ソケットバルブ320側に設け
られているので、外径側のカラー326は形状上の自由
度がある。これによりカラー326の内部に溝部326
bを形成することが可能であり、結果としてこの溝部3
26bに挿入されるコイルバネ322として自然長が長
いものを採用することができる。また、溝部326bは
コイルバネ322の外れ止めとして作用する。
面326aを有するので、ソケット312とプラグ41
2とを接続する際に軸心が一致していなくても、プラグ
412の前端面416fがテーパ面326aにより案内
されて正確に噛合させることができる。プラグ412の
テーパ面416dとソケット312の先端部316c
も、噛合時の案内作用を有する。
施の形態に限らず、この発明の要旨を逸脱することな
く、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
手によれば、ソケットとプラグとを接続または離脱させ
る際に、管継手内部の流体が漏出することがないという
効果を達成することができる。
ットとプラグとを接続させる際に、テーパ部分の案内作
用または凹部と凸部との嵌合により、軸心を一致させて
正確に接続させることができる。
す断面図である。
図である。
説明図である。
説明図である。
る。
す断面図である。
視図である。
ている状態を示す説明図であり、図12Bは、ソケット
とプラグの軸心が非平行である状態を示す説明図であ
る。
す説明図である。
離脱した状態を示す断面図である。
接続された状態を示す断面図である。
2、…ソケット 14、314、414…バックボディ 14a、314a、414a…開口部 14b、114b、314b、414b…くいこみ継手 14c、114c、314c、414c…ねじ溝 16、316…ソケットボディ 16e、116e、316e、416e…雌ねじ 18、24、36、38、38a、42、118、12
4、318、324、338、342、418、424
…Oリング 20、320…ソケットバルブ 20a、320a…
凸部 22、32、122、322、332、422、50
8、522、558…コイルバネ 26、326…カラー 26a、116a、
416f…前端面 26b、326b…溝部 30、330、52
0…スリーブ 34、334、526…鋼球 40、340…スト
ッパリング 44、144…ガイド 112、312、412、552…プラグ 116、416…プラグボディ 120、420…プ
ラグバルブ 120a、420a…凹部 326a、416d
…テーパ面
Claims (10)
- 【請求項1】結合および離脱可能なソケットとプラグと
からなる流体の管継手において、 前記ソケットまたは前記プラグは、前記ソケットと前記
プラグが離脱した離脱状態で、前記ソケットまたは前記
プラグに対して同心円筒状の第1弁体および前記第1弁
体の内側に備えられる第2弁体により前記流体の通路を
塞ぐ流出防止弁と、 前記ソケットと前記プラグを接続する際に、前記第1弁
体と、前記第2弁体とが相対移動をする以前に、前記ソ
ケットと前記プラグとをシールする第1シールとを有す
ることを特徴とする管継手。 - 【請求項2】請求項1記載の管継手において、 前記第1シールは、前記ソケットにおける前記第1弁体
の内周環状溝に備えられていることを特徴とする管継
手。 - 【請求項3】請求項1または2記載の管継手において、 前記ソケット側における前記第1弁体の前端部は、前方
に向かって拡径するテーパ面を有することを特徴とする
管継手。 - 【請求項4】請求項1記載の管継手において、 前記第1シールは、前記ソケットと前記プラグとを突き
合わせて当接する接続端面に備えられていることを特徴
とする管継手。 - 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載の管継
手において、 前記ソケットと前記プラグを離脱する際に、前記流出防
止弁が前記流体の通路を塞いだときに、前記プラグと前
記ソケットの前記第1弁体同士は密着しており、かつ前
記プラグと前記ソケットの前記第2弁体同士は密着して
おり前記流体の外部への漏出を防止することを特徴とす
る管継手。 - 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項に記載の管継
手において、 前記ソケットまたは前記プラグは、互いの結合および離
脱を行う着脱機構を有することを特徴とする管継手。 - 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項に記載の管継
手において、 前記第2弁体は、前記円柱状部分の外周に第2シールを
有し、 前記第2シールは、前記ソケットと前記プラグとの結合
状態以外の状態において、前記第1弁体の内周面と前記
第2弁体の外周面とに挟持されることで、前記流体の流
出を防止することを特徴とする管継手。 - 【請求項8】請求項1〜7のいずれか1項に記載の管継
手において、 前記第2弁体のうち、前記ソケットまたは前記プラグと
結合される側の端面に、前記ソケットまたは前記プラグ
との位置合わせを行う凸部または凹部を有することを特
徴とする管継手。 - 【請求項9】請求項1〜8のいずれか1項に記載の管継
手において、 前記第1弁体の内周面と外周面の間に、後ろ側に開口す
る円筒状の溝部を有し、 前記円筒状の溝部には、前記第1弁体を前記ソケットま
たは前記プラグの軸方向に付勢する弾性体の一端が挿入
されていることを特徴とする管継手。 - 【請求項10】請求項1〜9のいずれか1項に記載の管
継手において、 前記ソケットおよび前記プラグは、各後端部分にそれぞ
れ他の管継手と接続する後端継手部を有し、 前記ソケットの本体を前記後端継手部に接続する第1接
続部の形状は、前記プラグの本体を前記後端継手部に接
続する第2接続部と同形状であることを特徴とする管継
手。
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