JP2002372013A - 締結装置 - Google Patents

締結装置

Info

Publication number
JP2002372013A
JP2002372013A JP2001220670A JP2001220670A JP2002372013A JP 2002372013 A JP2002372013 A JP 2002372013A JP 2001220670 A JP2001220670 A JP 2001220670A JP 2001220670 A JP2001220670 A JP 2001220670A JP 2002372013 A JP2002372013 A JP 2002372013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fastened
members
fastening
shaft
fitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001220670A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kameyama
健 亀山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001220670A priority Critical patent/JP2002372013A/ja
Publication of JP2002372013A publication Critical patent/JP2002372013A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】簡単な構造で、集中応力が発生せず、細径でも
強度が確保でき、しかも作業性に優れた締結装置を提供
する。 【解決手段】 孔部3を有する複数の被締結部材1,2
を締結する締結装置10であって、被締結部材1,2の
一方に接する頭部12と、被締結部材1,2の孔部3に
嵌合する軸部13と、この軸部13に形成されたねじれ
溝14とからなる締付部材11と、テーパー孔22を有
し軸部13に挿入されてその端面を被締結部材1,2の
他方に接する締付環21と、締付環21のテーパー孔2
2に対応した傾斜面からなる外周部32と、軸部13に
嵌合された内周部33と、この内周部33から突出して
締付部材10のねじれ溝14に螺合する突出部34とを
有するとともに、複数個に分割され、締付環21と軸部
13との間に圧入されて両者を係止する係止部材31と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の被締結部材
を締結する締結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の締結装置としては、複数の被締結
部材に貫通孔を形成し、この貫通孔にボルトを貫通して
ナットで締め付ける方法が利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、ボルトに
はねじ溝が形成されているので、応力集中が発生し、強
度が低下するという問題がある。また、従来のボルト・
ナットによる締結装置は、ナットを回転させて締め付け
る手間が必要となる等、煩雑な作業を強いられ、よって
施行に時間がかかるという問題もあった。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、簡単な構造で、集中応力が発生せ
ず、細径でも強度が確保でき、しかも作業性に優れた締
結装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、実施
例において使用する符号を付して説明すると、孔部3を
有する複数の被締結部材1,2を締結する締結装置10
であって、 前記被締結部材1,2の一方に接する頭部
12と、前記被締結部材1,2の孔部3に嵌合する軸部
13と、この軸部13に形成されたねじれ溝14とから
なる締付部材11と、テーパー孔22を有し前記軸部1
3に挿入されてその端面を前記被締結部材1,2の他方
に接する締付環21と、前記締付環21のテーパー孔2
2に対応した傾斜面からなる外周部32と、前記軸部1
3に嵌合された内周部33と、この内周部33から突出
して前記締付部材10のねじれ溝14に螺合する突出部
34とを有するとともに、複数個に分割され、前記締付
環21と前記軸部13との間に圧入されて両者を係止す
る係止部材31とを備えたところに特徴を有する。
【0006】請求項2の発明は、係止部材31は、被締
結部材1,2の締結状態において側面に露出する凹部3
5を有しているところに特徴を有する。
【0007】請求項3の発明は、孔部3を有する複数の
被締結部材1,2を締結する締結装置60であって、
前記被締結部材1,2の一方に接する頭部12と、前記
被締結部材1,2の孔部3に嵌合する軸部13と、この
軸部13に形成されたねじれ溝14とからなる締付部材
11と、傾斜面からなる外周部62と、前記軸部13に
嵌合された内周部63と、この内周部63から突出して
前記締付部材のねじれ溝14に螺合する突出部34とを
有するとともに、複数個に分割されてその端面を前記被
締結部材の他方に接する係止部材61と、前記係止部材
61の傾斜面に対応したテーパー孔65を有し、前記係
止部材61の外周部62に圧入されて前記係止部材61
と前記軸部13との間を係止する締付環64とを備えた
ところに特徴を有する。
【0008】請求項4の発明は、軸部13は、締結する
際に工具を係合するための凹部15を側面に有している
ところに特徴を有する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例の締
付装置10につき図1〜図9を参照して説明する。先
ず、図1及び図2において、1,2は締結される2枚の
被締結部材であって、何れも対称の部位に貫通した孔部
3が形成されている。
【0010】締付部材11は、被締結部材の一方即ち被
締結部材1に接する頭部12と、被締結部材1,2の孔
部3に嵌合する軸部13と、この軸部13に形成された
ねじれ溝14とから構成されている。
【0011】このねじれ溝14は、軸部13の周囲の1
/2以下の範囲に形成されている。このねじれ溝14
は、後述する係止部材31の分割個数及び突出部の数に
応じて複数条形成される。なお、本実施例においては、
ねじれ溝14の断面形状を三角形状に形成したが、角
形、或いは円弧状に形成してもよい。また、ねじれ溝は
軸部13の外周に沿ってに湾曲した状態となるように形
成すると、緩み止め効果が更に発揮される。
【0012】締付環21は、内周部にテーパー孔22が
形成されている。この第1の実施例においては、被締結
部材2に接する側(図中下側)内径が小さく、反対側
(図中上側)が大きいテーパーとなっている。
【0013】係止部材31は、締付環21のテーパー孔
22に対応した傾斜面からなる外周部32と、軸部13
に嵌合する内周部33と、この内周部から突出して締付
部材11のねじれ溝14に螺合する突出部34とから構
成されている。そして、この係止部材31は複数個に分
割されている。本実施例においては、係止部材31a及
び31bの2個に分割され、夫々の間には若干の隙間が
存在している。
【0014】尚、係止部材31は上記実施例に限定され
るものではなく、分割個数は、3個(図3及び図4参
照)又は4個(図5参照)であってもよく、また、突出
部34は、各係止部材31a及び31bに対して1個に
限らず2個(図6及び図7参照)又は3個設けてもよ
い。これに応じて軸部13のねじれ溝14も対応する部
位に複数条形成される。このように、各係止部材31
a、31bを分割したり、軸部13のねじれ溝14を増
やすことにより、密着強度が増すための緩み難くなるの
である。
【0015】つぎに、締結部材1,2を締結する手順に
ついて説明する。締結部材1,2を重ね、孔部3に締付
部材11の軸部13を挿入し、頭部12を被締結部材1
に密着させる。つぎに、締付環21を頭部12に挿入し
てテーパー孔22の小径側を締結部材2に密着させる。
そこで、係止部材31a及び31bの突出部34をそれ
ぞれねじれ溝14に螺合させ、係止部材31a及び31
bを締付環21内に圧入する。
【0016】係止部材31a及び31bは、突出部34
がねじれ溝14に沿って回りながら外周部32が締付環
21のテーパー孔22に圧入される。係止部材31a及
び31bの外周部32は楔作用により、締付環21に強
固に連結される。さらに、突出部34がねじれ溝14に
圧接されており、しかも、ねじれ溝14が傾斜している
ので、緩むことがない。即ち、係止部材31a及び31
bが上昇しようとすると、突出部34がねじれ溝14に
衝止して上昇を阻止するので、外周部32の楔作用によ
る結合力とあいまって、容易に緩むことがない。
【0017】係止部材31を圧入する場合、例えば、図
8に示すように、係止部材31a及び31bの端面にリ
ング41を宛い、被締結部材1の下方にあて木となる固
定台75を設け、ハンマー42で叩きこめばよい。な
お、ハンマーに代えて、プレスで押し込み或いは図9に
示すように、てこを利用したレバー装置50により、レ
バー51の先端のクランプ部52により締付部材11の
軸部13を固着し、レバー51の途中部位に連結した押
圧部53により係止部材31a及び31bを押し下げる
ようにしてもよい。
【0018】尚、係止部材31a及び31bの側面に
は、締結状態において締付環21から上方の位置に凹部
35が形成されている。締結状態を解除する場合には、
この凹部35をドライバー等の工具でこじ開けたり、或
いは図8に示す取り外しレバー43の先端44を凹部3
5に差込み、支点44を締付環21の端面に宛って係止
部材31a及び31bを上方にこじればよい。
【0019】上記第1の実施例によれば、つぎの効果を
奏する。 (1)ボルトの如くねじ山がある場合に比較して、被締
結部品1,2の孔部3に締付部材11の軸部13を隙間
なく嵌合させることができるので、被締結部品1,2の
ずれをなくすることができ、また締結精度の要求される
部分への締結にも最適である。 (2)従来のボルトと異なり、ねじ山がないので左右の
力に対しても影響を受け難く、集中応力が発生しないの
で、その分強度があり、ねじ山付きのボルトに比較して
10〜15%細いものでも十分耐えられるので、軽量に
なる。 (3)装着が簡単で作業時間は約2/3で済み、また、
取り外しも簡単である。 (4)頭部12には、ボルトの如く六角部分が不要のた
め頭部を小さくすることができる。
【0020】図10は、請求項3に係る第2の実施例の
締結装置60を示すもので、第1の実施例との相違につ
いて説明する。この締結装置60は、まず、係止部材6
1を締付部材11の軸部13に挿入し、その端面を被締
結部材2の端面に密着させる。つぎに、これらの外周に
締付環64を嵌合して、締付環64を押し込み結合する
ものである。
【0021】係止部材61は、この第2の実施例におい
ては、4分割されておりこれに応じて軸部13のねじれ
溝14も4条形成されている。この係止部材61の外周
面62は、被締結部材2側が大径であって、図中、上方
が小径となっている。また、内周部63は軸部13に嵌
合され、内部に突出部34が設けられている。また、締
付環64のテーパー孔65も下側が大径であって、図
中、上方が小径となっている。この第2の実施例におい
ても、第1の実施例と同様の効果を奏するものである。
【0022】なお、図11は請求項4に係る発明の実施
例を示したものであり、上述した他の実施例と相違する
点は、軸部13の上部側面に凹部15を有することであ
る。この凹部15は、締結する際にドラーバー等の工具
を係合して、軸部13を上方へ引き上げるために設けら
れている。
【0023】
【発明の効果】本願発明は、孔部を有する複数の被締結
部材を締結する締結装置であって、前記被締結部材の一
方に接する頭部と、前記被締結部材の孔部に嵌合する軸
部と、この軸部に形成されたねじれ溝とからなる締付部
材と、テーパー孔を有し前記軸部に挿入されてその端面
を前記被締結部材の他方に接する締付環と、前記締付環
のテーパー孔に対応した傾斜面からなる外周部と、前記
軸部に嵌合された内周部と、この内周部から突出して前
記締付部材のねじれ溝に螺合する突出部とを有するとと
もに、複数個に分割され、前記締付環と前記軸部との間
に圧入されて両者を係止する係止部材とを備えたので、
簡単な構造で、集中応力が発生せず、細径でも強度が確
保でき、しかも作業性に優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の第1の実施例における分解斜視図
である。
【図2】 締結状態における分解斜視図である。
【図3】 3分割した係止部材の斜視図である。
【図4】 3分割した係止部材に対応した締付部材の斜
視図である。
【図5】 4分割した係止部材の斜視図である。
【図6】 分割した係止部材に夫々2条の突出部を設け
た斜視図でである。
【図7】 夫々2条の突出部を設けた係止部材に対応し
た締付部材の斜視図である。
【図8】 係止部材を圧入する組立工程の第1の実施例
である。
【図9】 係止部材を圧入する組立工程の第2の実施例
である。
【図10】本願発明の第2の実施例を示す斜視図であ
る。
【図11】軸部の他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 被締結部材 2 被締結部材 3 孔部 10 締結装置 11 締付部材 12 頭部 13 軸部 14 ねじれ溝 15 凹部 21 締付環 22 テーパー孔 31 係止部材 32 外周部 33 内周部 34 突出部 35 凹部 60 締結装置 61 係止部材 62 外周部 63 内周部 64 締付環 65 テーパー孔 75 固定台

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 孔部を有する複数の被締結部材を締結す
    る締結装置であって、 前記被締結部材の一方に接する頭部と、前記被締結部材
    の孔部に嵌合する軸部と、この軸部に形成されたねじれ
    溝とからなる締付部材と、 テーパー孔を有し前記軸部に挿入されてその端面を前記
    被締結部材の他方に接する締付環と、 前記締付環のテーパー孔に対応した傾斜面からなる外周
    部と、前記軸部に嵌合された内周部と、この内周部から
    突出して前記締付部材のねじれ溝に螺合する突出部とを
    有するとともに、複数個に分割され前記締付環と前記軸
    部との間に圧入されて両者を係止する係止部材とを備え
    たことを特徴とする締結装置。
  2. 【請求項2】 係止部材は、被締結部材の締結状態にお
    いて側面に露出する凹部を有していることを特徴とする
    請求項1記載の締結装置。
  3. 【請求項3】 孔部を有する複数の被締結部材を締結す
    る締結装置であって、 前記被締結部材の一方に接する頭部と、前記被締結部材
    の孔部に嵌合する軸部と、この軸部に形成されたねじれ
    溝とからなる締付部材と、 傾斜面からなる外周部と、前記軸部に嵌合された内周部
    と、この内周部から突出して前記締付部材のねじれ溝に
    螺合する突出部とを有するとともに、複数個に分割され
    てその端面を前記被締結部材の他方に接する係止部材
    と、 前記係止部材の傾斜面に対応したテーパー孔を有し、前
    記係止部材の外周部に圧入されて前記係止部材と前記軸
    部との間を係止する締付環とを備えたことを特徴とする
    締結装置。
  4. 【請求項4】 軸部は、締結する際に工具を係合するた
    めの凹部を側面に有していることを特徴とする請求項1
    〜3に記載の締結装置。
JP2001220670A 2001-06-16 2001-06-16 締結装置 Pending JP2002372013A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001220670A JP2002372013A (ja) 2001-06-16 2001-06-16 締結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001220670A JP2002372013A (ja) 2001-06-16 2001-06-16 締結装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002372013A true JP2002372013A (ja) 2002-12-26

Family

ID=19054458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001220670A Pending JP2002372013A (ja) 2001-06-16 2001-06-16 締結装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002372013A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005100800A1 (ja) * 2004-04-07 2005-10-27 Sumitomo (Sei) Steel Wire Corp. 定着くさびの均等配置治具
JP2012153363A (ja) * 2012-04-06 2012-08-16 Japan Aerospace Exploration Agency 締付部材の連結構造
CN103967350A (zh) * 2014-05-12 2014-08-06 赵咪咪 一种插接式锁块
WO2015029162A1 (ja) * 2013-08-28 2015-03-05 日立建機株式会社 運搬車両のリム固定構造

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005100800A1 (ja) * 2004-04-07 2005-10-27 Sumitomo (Sei) Steel Wire Corp. 定着くさびの均等配置治具
JP2012153363A (ja) * 2012-04-06 2012-08-16 Japan Aerospace Exploration Agency 締付部材の連結構造
WO2015029162A1 (ja) * 2013-08-28 2015-03-05 日立建機株式会社 運搬車両のリム固定構造
CN103967350A (zh) * 2014-05-12 2014-08-06 赵咪咪 一种插接式锁块
CN103967350B (zh) * 2014-05-12 2016-03-30 于浩 一种插接式锁块

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4495849B2 (ja) 緩み止めナット
JP2002106539A (ja) ねじ部材
JP2592685Y2 (ja) シンバルの締付装置
WO1998009086A1 (fr) Contre-ecrou
JP2002372013A (ja) 締結装置
JP3892479B2 (ja) ロック部材
JP3155204U (ja) 偏心ロックナット
JP2000027836A (ja) ロック機能を持つボルトとナット
JP2004204936A (ja) 薄板部材のネジ止め構造
US6315409B1 (en) Fixtures and fitting structure for eyeglass lens
JP2733193B2 (ja) ジョイント金具
KR19980083807A (ko) 풀림방지형 볼트, 너트 앗세이
JPH10131937A (ja) 緩み止めボルト並びにボルトの緩み止め方法
JPH09250535A (ja) 座金、二重ナット構造および振れ止め構造
JPH10306819A (ja) 緩み止め部材および緩み止めナット
JPH09303364A (ja) ボルト締付け構造及びボルト
JP2002039142A (ja) 緩み止め座金
KR200303222Y1 (ko) 볼트ㆍ너트의 풀림방지구
JP4955741B2 (ja) 押えボルトのゆるみ止め装置
JPH0577610U (ja) 止めナット
JPH08247129A (ja) 緩み止めナット構造
CN110873111A (zh) 敲紧螺母组件
KR20240076136A (ko) 풀림방지 기능을 갖는 볼트용 와셔 및 너트
JPH06280842A (ja) 緩み止め用ねじ部品
JPH09257021A (ja) ねじ部品