JP2002368584A - ディジタルフィルタおよびそれを用いたディジタルビデオエンコーダ - Google Patents

ディジタルフィルタおよびそれを用いたディジタルビデオエンコーダ

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JP2002368584A
JP2002368584A JP2001171644A JP2001171644A JP2002368584A JP 2002368584 A JP2002368584 A JP 2002368584A JP 2001171644 A JP2001171644 A JP 2001171644A JP 2001171644 A JP2001171644 A JP 2001171644A JP 2002368584 A JP2002368584 A JP 2002368584A
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signal
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frequency
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JP2001171644A
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Naoki Hosoi
直樹 細井
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ゲート数の削減を図れ、ひいてはレイアウト自
由度および最大動作周波数を大きくでき、1チップあた
りの面積を削減でき、歩留まりの向上を図れるディジタ
ルフィルタおよびディジタルビデオエンコーダを提供す
る。 【解決手段】タップ数が、通過域リップルが発生しない
範囲で、カットオフ周波数付近の急峻さがなだらかとな
る値に設定され、係数h(n)とその総和が2のべき乗
の値に設定され、信号S2を出力する前段フィルタ部2
と、タップ数が信号S2の通過域におけるなだらかにな
った部分を持ち上げることができカットオフ周波数fc
付近の特性が急峻となるように補正することが可能な値
に設定され、係数h(n)とその総和が2のべき乗の値
に設定され、通過域はリップルがなく平坦で、カットオ
フ周波数fc付近が急峻な特性を有する信号SOUTを
生成して出力する後段フィルタ部3とを縦続接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル信号処
理に必要なディジタルフィルタおよびそれを用いたディ
ジタルビデオエンコーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像や音声のディジタル信号処理では、
フィルタ処理がよく使われる。そのフィルタ処理に使わ
れるフィルタは、有限のタップ数で直線位相特性を持つ
という特徴から直線位相FIR(Finite Impulse Respon
se: 有限インパルス応答)フィルタがよく利用される。
【0003】図21は、従来のFIRフィルタの構成例
を示す図である。このFIRフィルタ1、n個の乗算器
2−1〜2−nと、交互に縦続接続されたn−1個の遅
延素子3−1〜3−n-1 およびn−1個の加算器4−1
〜4−n-1 により構成されている。
【0004】FIRフィルタ1においては、入力信号S
INに対して、乗算器2−1〜2−nにより、それぞれ
フィルタ係数h(0)〜h(N)が乗算される。乗算器
2ー1の出力信号は遅延素子3−1で遅延されて加算器
4−1に入力される。加算器4−1には乗算器2−2の
出力信号が入力されており、係数h(1)が乗算された
信号と係数h(2)が乗算された信号とが加算され、こ
の加算信号が遅延素子3−2で遅延されて加算器4−2
に入力される。加算器4−2には乗算器2−3の出力信
号が入力されており、係数h(1)が乗算された信号と
係数h(2)が乗算された信号にさらに係数h(3)が
乗算された信号とが加算され、この加算信号が遅延素子
3−3で遅延されて加算器4−3に入力される。同様に
して、順次に係数h(4)〜h(N−1)が乗算された
信号が加算され、最後に、加算器4−n-1 で、係数h
(N)が乗算された信号が加算され、結果としてn個の
乗算器の出力信号を加算した信号が信号SOUTとして
出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のFIRフィルタ1は、乗算器2−1〜2−nにより入
力信号SINが係数h(1)〜h(N)倍されて、遅延
素子3−1〜3−n-1 と加算器4−1〜4−n-1 に入力
される。
【0006】ところで、係数h(1)〜h(N)は、こ
のFIRフィルタ1に要求される周波数特性から算出さ
れる実定数であるが、この実定数を入力信号に乗算する
乗算器2−1〜2−nは大きなゲート数を必要としてい
た。そのためレイアウト自由度が律束され、最大動作周
波数に制約を受け、また、1チップあたりの面積が増大
し、歩留まりが低下する等の不利益がある。
【0007】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、ゲート数の削減を図れ、ひいて
はレイアウト自由度を大きくでき、最大動作周波数を大
きくでき、1チップあたりの面積を削減でき、歩留まり
の向上を図れるディジタルフィルタおよびそれを用いた
ディジタルビデオエンコーダを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、インパルス応答が有限時間長で表され、
当該インパルス応答がフィルタ係数となっており、入力
信号に対して並列的に所定のフィルタ係数を付与する複
数の係数付与手段と、フィルタ係数が与えられた複数の
信号を加算する加算手段とを含むディジタルフィルタで
あって、上記フィルタ係数と当該フィルタ係数の総和が
2のべき乗の値に設定され、上記加算された信号をフィ
ルタ係数の総和分の1倍して出力する出力手段を有す
る。
【0009】また、本発明では、上記複数の係数付与手
段および上記出力手段は、ビットシフタを含む。
【0010】また、本発明は、インパルス応答が有限時
間長で表され、当該インパルス応答がフィルタ係数とな
っており、有限のタップ数で直線位相特性を持つディジ
タルフィルタであって、タップ数が、通過域リップルが
発生しない範囲で、カットオフ周波数付近の急峻さがな
だらかとなる周波数特性を持ちえる値に設定され、か
つ、フィルタ係数とその総和が、2のべき乗の値に設定
された少なくとも一つの第1のフィルタ部と、タップ数
が、上記第1のフィルタ部の周波数特性の通過域におけ
るなだらかになった部分を相殺し持ち上げることがで
き、カットオフ周波数付近の特性が急峻となるように補
正することが可能な周波数特性を持ちえる値に設定され
た少なくとも一つの第2のフィルタ部と、を有し、上記
第1のフィルタ部と第2のフィルタ部が縦続接続されて
いる。
【0011】また、本発明は、インパルス応答が有限時
間長で表され、当該インパルス応答がフィルタ係数とな
っており、有限のタップ数で直線位相特性を持つディジ
タルフィルタであって、タップ数が、通過域リップルが
発生しない範囲で、カットオフ周波数付近の急峻さがな
だらかとなる周波数特性を持ちえる値に設定され、か
つ、フィルタ係数とその総和が、2のべき乗の値に設定
され、入力ディジタル信号の低域成分を通過させる第1
のフィルタ部と、タップ数が、上記第1のフィルタ部の
出力信号の周波数特性における通過域におけるなだらか
になった部分を相殺し持ち上げることができ、カットオ
フ周波数付近の特性が急峻となるように補正することが
可能な周波数特性を持ちえる値に設定され、通過域はリ
ップルがなく平坦で、カットオフ周波数付近が急峻な特
性を有する信号を生成して出力する第2のフィルタ部と
を有する。
【0012】また、本発明では、上記第1のフィルタ部
および第2のフィルタ部の少なくとも一方は、入力信号
に対して並列的に所定のフィルタ係数を付与する複数の
係数付与手段と、フィルタ係数が与えられた複数の信号
を加算する加算手段と、上記加算手段で加算された信号
をフィルタ係数の総和分の1倍して出力する出力手段と
を含む。
【0013】また、本発明では、上記複数の係数付与手
段および上記出力手段は、ビットシフタを含む。
【0014】また、本発明は、輝度信号の低域成分を抽
出する輝度信号用フィルタと、色差信号の低域成分を抽
出する色差信号用フィルタとを含み、上記輝度信号用フ
ィルタによる輝度信号と上記色差信号用フィルタによる
色差信号に基づいてビデオ信号を生成するディジタルビ
デオエンコーダであって、上記輝度信号用フィルタおよ
び上記色差信号用フィルタの少なくとも一方は、インパ
ルス応答が有限時間長で表され、当該インパルス応答が
フィルタ係数となっており、入力信号に対して並列的に
所定のフィルタ係数を付与する複数の係数付与手段と、
フィルタ係数が与えられた複数の信号を加算する加算手
段とを含み、上記フィルタ係数と当該フィルタ係数の総
和が2のべき乗の値に設定され、上記加算された信号を
フィルタ係数の総和分の1倍して出力する出力手段を有
するディジタルフィルタを含む。
【0015】また、本発明は、輝度信号の低域成分を抽
出する輝度信号用フィルタと、色差信号の低域成分を抽
出する色差信号用フィルタとを含み、上記輝度信号用フ
ィルタによる輝度信号と上記色差信号用フィルタによる
色差信号に基づいてビデオ信号を生成するディジタルビ
デオエンコーダであって、上記輝度信号用フィルタおよ
び上記色差信号用フィルタの少なくとも一方は、インパ
ルス応答が有限時間長で表され、当該インパルス応答が
フィルタ係数となっており、有限のタップ数で直線位相
特性を持つフィルタであって、タップ数が、通過域リッ
プルが発生しない範囲で、カットオフ周波数付近の急峻
さがなだらかとなる周波数特性を持ちえる値に設定さ
れ、かつ、フィルタ係数とその総和が、2のべき乗の値
に設定された少なくとも一つの第1のフィルタ部と、タ
ップ数が、上記第1のフィルタ部の周波数特性の通過域
におけるなだらかになった部分を相殺し持ち上げること
ができ、カットオフ周波数付近の特性が急峻となるよう
に補正することが可能な周波数特性を持ちえる値に設定
された少なくとも一つの第2のフィルタ部と、を有し、
上記第1のフィルタ部と第2のフィルタ部が縦続接続さ
れているディジタルフィルタを含む。
【0016】また、本発明は、輝度信号の低域成分を抽
出する輝度信号用フィルタと、色差信号の低域成分を抽
出する色差信号用フィルタとを含み、上記輝度信号用フ
ィルタによる輝度信号と上記色差信号用フィルタによる
色差信号に基づいてビデオ信号を生成するディジタルビ
デオエンコーダであって、上記輝度信号用フィルタおよ
び上記色差信号用フィルタの少なくとも一方は、インパ
ルス応答が有限時間長で表され、当該インパルス応答が
フィルタ係数となっており、有限のタップ数で直線位相
特性を持つフィルタであって、タップ数が、通過域リッ
プルが発生しない範囲で、カットオフ周波数付近の急峻
さがなだらかとなる周波数特性を持ちえる値に設定さ
れ、かつ、フィルタ係数とその総和が、2のべき乗の値
に設定され、入力ディジタル信号の低域成分を通過させ
る第1のフィルタ部と、タップ数が、上記第1のフィル
タ部の出力信号の周波数特性における通過域におけるな
だらかになった部分を相殺し持ち上げることができ、カ
ットオフ周波数付近の特性が急峻となるように補正する
ことが可能な周波数特性を持ちえる値に設定され、通過
域はリップルがなく平坦で、カットオフ周波数付近が急
峻な特性を有する信号を生成して出力する第2のフィル
タ部とを有するディジタルフィルタを含む。
【0017】本発明によれば、たとえば輝度信号や色差
信号等の入力ディジタル信号は、第1のフィルタ部に入
力される。第1のフィルタ部では、たとえば低域成分が
抽出され、通過域リップルがなく、カットオフ周波数付
近の急峻さがなだらかとなる周波数特性を持つ信号が第
2のフィルタ部に出力される。第2のフィルタ部では、
第1のフィルタ部の出力信号の周波数特性における通過
域におけるなだらかになった部分が相殺されて持ち上げ
れ、かつカットオフ周波数付近の特性が急峻となるよう
に補正され、結果として、通過域はリップルがなく平坦
で、カットオフ周波数付近が急峻な特性を有する信号が
生成されて出力される。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るFIRフィ
ルタの一実施形態を示すブロック図である。
【0019】本FIRフィルタ1Aは、ローパスフィル
タ(LPF)を構成し、図1に示すように、入力信号S
INに対して縦続接続された第1のフィルタ部としての
前段フィルタ部2Aと第2のフィルタ部としての後段フ
ィルタ部3Aとを有している。具体的には、FIRフィ
ルタ1Aは、以下に詳述するように、周波数特性の異な
るLPFを2段に縦続接続し、かつ、各フィルタ部の係
数h(n)とその総和を2のべき乗の値に設定するこに
より、図2に示すような通過域リップルRPLを無く
し、かつ、いわゆるカットオフ周波数fc付近における
急峻な特性を実現している。
【0020】前段フィルタ部2Aは、タップ数が、通過
域リップルが発生しない範囲で、カットオフ周波数付近
の急峻さがなだらかとなる値、たとえば11に設定さ
れ、かつ、FIRフィルタ係数h(n)とその総和が、
2のべき乗の値(1,2,4,8,16,32...)、たとえば図3に示
すように、(1,1,1,2,2,2,2,2,1,
1,1 ×1/16)に設定され、入力ディジタル信号
SINの周波数fpまでの低域成分を通過させ、信号S
2として後段フィルタ部3Aに出力する。
【0021】後段フィルタ部3Aは、タップ数が、通過
域リップルが発生せず、カットオフ周波数付近の急峻さ
がなだらかな周波数特性を有する前段フィルタ部2Aか
らの信号S2に対して、信号S2の通過域におけるなだ
らかになった部分を持ち上げることができ(たとえばリ
ップル数1)、カットオフ周波数fc付近の特性が急峻
となるように補正することが可能な値、たとえば19に
設定され、かつ、FIRフィルタ係数h(n)とその総
和が、2のべき乗の値、たとえば図3に示すように、
(−2,−1,0,0,2,2,2,2,2,2,2,
2,2,2,2,0,0,−1,−2 ×1/16)に
設定され、通過域はリップルがなく平坦で、カットオフ
周波数fc付近が急峻な特性を有する信号SOUTを生
成して出力する。
【0022】次に、タップ数の選定および2段構成にし
た理由について、図面に関連付けて説明する。
【0023】図4は、FIRフィルタのタップ数と周波
数特性との関係を示す図である。FIRフィルタは、図
4に示すように、タップ数が少ないと、減衰量が小さ
く、カットオフ周波数付近の急峻さはなだらかで、通過
域リップルRPLの振幅は大きく、通過域リップルRP
Lの波数は少ない(究極的には0になる)という特性を
有する。逆に、FIRフィルタは、タップ数が多いと、
減衰量が大きく、カットオフ周波数付近の急峻さは急峻
で、通過域リップルRPLの振幅は小さく、通過域リッ
プルRPLの波数は多いという特性を有する。
【0024】図5〜図7に、タップ数11,17,51
のFIRフィルタの周波数特性を示す。図5〜図7にお
いて、横軸が周波数fを表し、縦軸がゲインを表してい
る。この場合、周波数fp=6.5MHz、フィルタ係
数h(n)の合計が128になるように係数h(n)を
整数化(四捨五入)している。
【0025】図5〜図7に示すように、タップ数11の
場合には通過リップルRPLななく、タップ数17の場
合には1つの通過リップルRPLが存在し、タップ数5
1の場合には、多数の通過リップルRPLが存在する。
したがって、図5〜図7からわかるように、通過リップ
ルRPLをなくすにはタップ数をある数以上に設定する
ことができない。この例では、11タップまでしか設定
できない。しかし、そのタップ数(この例では11)で
は、図5に示すように、カットオフ周波数fc付近の急
峻さに欠ける。そこで、本実施形態においては、フィル
タを2段構成としている。
【0026】すなわち、本実施形態では、前段フィルタ
部2Aのタップ数をたとえば11に設定して、通過域リ
ップルがないがカットオフ周波数fc付近の急峻さに欠
ける周波数特性を得、続く後段フィルタ部3Aのタップ
数を17以上、本実施形態では19に設定して、通過域
リップルが1だけ存在し、かつカットオフ周波数fc付
近の急峻さが十分な周波数特性を得、2段のフィルタ部
の周波数特性を合成することにより、通過域はリップル
がなく平坦で、カットオフ周波数fc付近が急峻な特性
を有する信号SOUTを得られるようにFIRフィルタ
1Aを構成している。
【0027】以上のように、本実施形態では、前段フィ
ルタ部2Aおよび後段フィルタ部3AのFIRフィルタ
係数h(n)とその総和が2のべき乗となるように構成
することから、各前段フィルタ部2および後段フィルタ
部3Aは、ゲート数の多い乗算器の代わりにビットシフ
タを用いることができる。以下に、ビットシフタを用い
た前段フィルタ部2Aおよび後段フィルタ部3Aの具体
的な構成について説明する。
【0028】図8は、本実施形態に係るタップ数11の
前段フィルタ部の具体的な構成例を示す回路図である。
【0029】この前段フィルタ部2Aは、図8に示すよ
うに、係数付与手段としてのビットシフタ201〜21
2、遅延素子213〜222、および加算手段としての
加算器223〜232を有している。また、ビットシフ
タ212により出力手段が構成されている。
【0030】この前段フィルタ部2Aにおいては、ビッ
トシフタ201〜203、およびビットシフタ209〜
211では入力信号SINが1倍され、ビットシフタ2
04〜208では入力信号SINが2倍される。また、
加算器232の出力信号が、出力手段としてのビットシ
フタ212で1/16倍される。
【0031】そして、ビットシフタ201で1倍された
信号S201は遅延素子213で所定時間遅延されて加
算器223に入力される。また、ビットシフタ202で
1倍された信号S202は加算器223に入力される。
加算器223では、1倍された2つの信号S201とS
202が加算され、信号S223として、遅延素子21
4で所定時間遅延されて加算器224に入力される。ま
た、ビットシフタ203で1倍された信号S203は加
算器224に入力される。
【0032】加算器224では、1倍された2つの信号
S201とS202を含む信号S223と信号S203
とが加算され、信号S224として遅延素子215で所
定時間遅延されて加算器225に入力される。また、ビ
ットシフタ204で2倍された信号S204は加算器2
25に入力される。
【0033】加算器225では、1倍された3つの信号
S201,S202,S203を含む信号S224と信
号S204とが加算され、信号S225として遅延素子
216で所定時間遅延されて加算器226に入力され
る。また、ビットシフタ205で2倍された信号S20
5は加算器226に入力される。
【0034】加算器226では、1倍された3つの信号
S201,S202,S203および2倍された1つの
信号S204を含む信号S225と信号S205とが加
算され、信号S226として遅延素子217で所定時間
遅延されて加算器227に入力される。また、ビットシ
フタ206で2倍された信号S206は加算器227に
入力される。
【0035】加算器227では、1倍された3つの信号
S201,S202,S203および2倍された2つの
信号S204,S205を含む信号S226と信号S2
06とが加算され、信号S227として遅延素子218
で所定時間遅延されて加算器228に入力される。ま
た、ビットシフタ207で2倍された信号S207は加
算器228に入力される。
【0036】加算器228では、1倍された3つの信号
S201,S202,S203および2倍された3つの
信号S204,S205,S206を含む信号S227
と信号S207とが加算され、信号S228として遅延
素子219で所定時間遅延されて加算器229に入力さ
れる。また、ビットシフタ208で2倍された信号S2
08は加算器229に入力される。
【0037】加算器229では、1倍された3つの信号
S201,S202,S203および2倍された4つの
信号S204,S205,S206,S207を含む信
号S228と信号S208とが加算され、信号S229
として遅延素子220で所定時間遅延されて加算器23
0に入力される。また、ビットシフタ209で1倍され
た信号S209は加算器230に入力される。
【0038】加算器230では、1倍された3つの信号
S201,S202,S203,および2倍された5つ
の信号S204,S205,S206,S207,S2
08を含む信号S229と信号S209とが加算され、
信号S230として遅延素子221で所定時間遅延され
て加算器231に入力される。また、ビットシフタ21
0で1倍された信号S210は加算器231に入力され
る。
【0039】加算器231では、1倍された4つの信号
S201,S202,S203,209および2倍され
た5つの信号S204,S205,S206,S20
7,S208を含む信号S230と信号S210とが加
算され、信号S231として遅延素子222で所定時間
遅延されて加算器232に入力される。また、ビットシ
フタ211で1倍された信号S211は加算器232に
入力される。
【0040】加算器232では、1倍された5つの信号
S201,S202,S203,209,S210およ
び2倍された5つの信号S204,S205,S20
6,S207,S208を含む信号S231と信号S2
11とが加算され、信号S232としてビットシフタ2
12に入力される。
【0041】そして、ビットシフタ212では、1倍さ
れた6つの信号S201,S202,S203,20
9,S210,S211および2倍された5つの信号S
204,S205,S206,S207,S208を含
む信号S232が(1/16)倍され、信号S2として
次段の後段フィルタ部3に出力される。
【0042】図9は、このような構成を有する図8の前
段フィルタ部の周波数特性を示す図である。図9に示す
ように、図8の前段フィルタ部2Aは、通過域リップル
がないがカットオフ周波数fc付近の急峻さに欠ける周
波数特性を有している。
【0043】図10は、本実施形態に係るタップ数19
の後段フィルタ部の具体的な構成例を示す回路図であ
る。
【0044】この後段フィルタ部3Aは、図10に示す
ように、係数付与手段としてのビットシフタ301〜3
20、遅延素子321〜338、および加算手段として
の加算器339〜356を有している。また、ビットシ
フタ320により出力手段が構成されている。
【0045】この後段フィルタ部3Aにおいては、ビッ
トシフタ301,319では入力信号SINが−2倍さ
れ、ビットシフタ302,318では入力信号SINが
−1倍され、ビットシフタ303,304,316,3
17では入力信号SINが0倍され、ビットシフタ30
5〜315では入力信号SINが2倍される。また、加
算器356の出力信号が、出力手段としてのビットシフ
タ320で1/16倍される。
【0046】そして、ビットシフタ301で−2倍され
た信号301は遅延素子321で所定時間遅延されて加
算器339に入力される。また、ビットシフタ302で
−1倍された信号S302は加算器339に入力され
る。加算器339では、−2倍された信号S301と−
1倍された信号S302が加算され、信号S339とし
て遅延素子322で所定時間遅延されて加算器340に
入力される。また、ビットシフタ303で0倍された信
号S303は加算器340に入力される。
【0047】加算器340では、−2倍された信号S3
01と−1倍された信号S302を含む信号S339と
信号S303が加算され、信号S340として遅延素子
323で所定時間遅延されて加算器341に入力され
る。また、ビットシフタ304で0倍された信号S30
4は加算器341に入力される。
【0048】加算器341では、−2倍された信号S3
01、−1倍された信号S302および0倍された信号
S303を含む信号S340と信号S304が加算さ
れ、信号S341として遅延素子324で所定時間遅延
されて加算器342に入力される。また、ビットシフタ
305で2倍された信号S305は加算器342に入力
される。
【0049】加算器342では、−2倍された信号S3
01、−1倍された信号S302および0倍された信号
S303,S304を含む信号S341と信号S305
が加算され、信号S342として遅延素子325で所定
時間遅延されて加算器343に入力される。また、ビッ
トシフタ306で2倍された信号S306は加算器34
3に入力される。
【0050】加算器343では、−2倍された信号S3
01、−1倍された信号S302、0倍された信号S3
03,S304、および2倍された信号S305を含む
信号S342と信号S306が加算され、信号S343
として遅延素子326で所定時間遅延されて加算器34
4に入力される。また、ビットシフタ307で2倍され
た信号S307は加算器344に入力される。
【0051】加算器344では、−2倍された信号S3
01、−1倍された信号S302、0倍された信号S3
03,S304、および2倍された信号S305,S3
06を含む信号S343と信号S307が加算され、信
号S344として遅延素子327で所定時間遅延されて
加算器345に入力される。また、ビットシフタ308
で2倍された信号S308は加算器345に入力され
る。
【0052】加算器345では、−2倍された信号S3
01、−1倍された信号S302、0倍された信号S3
03,S304、および2倍された信号S305〜S3
07を含む信号S344と信号S308が加算され、信
号S345として遅延素子328で所定時間遅延されて
加算器346に入力される。また、ビットシフタ309
で2倍された信号S309は加算器346に入力され
る。
【0053】加算器346では、−2倍された信号S3
01、−1倍された信号S302、0倍された信号S3
03,S304、および2倍された信号S305〜S3
08を含む信号S345と信号S309が加算され、信
号S346として遅延素子329で所定時間遅延されて
加算器347に入力される。また、ビットシフタ310
で2倍された信号S310は加算器347に入力され
る。
【0054】加算器347では、−2倍された信号S3
01、−1倍された信号S302、0倍された信号S3
03,S304、および2倍された信号S305〜S3
09を含む信号S346と信号S310が加算され、信
号S347として遅延素子330で所定時間遅延されて
加算器348に入力される。また、ビットシフタ311
で2倍された信号S311は加算器348に入力され
る。
【0055】加算器348では、−2倍された信号S3
01、−1倍された信号S302、0倍された信号S3
03,S304、および2倍された信号S305〜S3
10を含む信号S347と信号S311が加算され、信
号S348として遅延素子331で所定時間遅延されて
加算器349に入力される。また、ビットシフタ312
で2倍された信号S312は加算器349に入力され
る。
【0056】加算器349では、−2倍された信号S3
01、−1倍された信号S302、0倍された信号S3
03,S304、および2倍された信号S305〜S3
11を含む信号S348と信号S312が加算され、信
号S349として遅延素子332で所定時間遅延されて
加算器350に入力される。また、ビットシフタ313
で2倍された信号S313は加算器350に入力され
る。
【0057】加算器350では、−2倍された信号S3
01、−1倍された信号S302、0倍された信号S3
03,S304、および2倍された信号S305〜S3
12を含む信号S349と信号S313が加算され、信
号S350として遅延素子333で所定時間遅延されて
加算器351に入力される。また、ビットシフタ314
で2倍された信号S314は加算器351に入力され
る。
【0058】加算器351では、−2倍された信号S3
01、−1倍された信号S302、0倍された信号S3
03,S304、および2倍された信号S305〜S3
13を含む信号S350と信号S314が加算され、信
号S351として遅延素子334で所定時間遅延されて
加算器352に入力される。また、ビットシフタ315
で2倍された信号S315は加算器352に入力され
る。
【0059】加算器352では、−2倍された信号S3
01、−1倍された信号S302、0倍された信号S3
03,S304、および2倍された信号S305〜S3
14を含む信号S351と信号S315が加算され、信
号S352として遅延素子335で所定時間遅延されて
加算器353に入力される。また、ビットシフタ316
で0倍された信号S316は加算器353に入力され
る。
【0060】加算器353では、−2倍された信号S3
01、−1倍された信号S302、0倍された信号S3
03,S304、および2倍された信号S305〜S3
15を含む信号S352と信号S316が加算され、信
号S353として遅延素子336で所定時間遅延されて
加算器354に入力される。また、ビットシフタ317
で0倍された信号S317は加算器354に入力され
る。
【0061】加算器354では、−2倍された信号S3
01、−1倍された信号S302、0倍された信号S3
03,S304,S316、および2倍された信号S3
05〜S315を含む信号S353と信号S317が加
算され、信号S354として遅延素子337で所定時間
遅延されて加算器355に入力される。また、ビットシ
フタ318で−1倍された信号S318は加算器355
に入力される。
【0062】加算器355では、−2倍された信号S3
01、−1倍された信号S302、0倍された信号S3
03,S304,S316,S317、および2倍され
た信号S305〜S315を含む信号S354と信号S
318が加算され、信号S355として遅延素子338
で所定時間遅延されて加算器356に入力される。ま
た、ビットシフタ319で−2倍された信号S319は
加算器356に入力される。
【0063】加算器356では、−2倍された信号S3
01、−1倍された信号S302,S318、0倍され
た信号S303,S304,S316,S317、およ
び2倍された信号S305〜S315を含む信号S35
5と信号S319が加算され、信号S356としてビッ
トシフタ320に入力される。
【0064】そして、ビットシフタ320では、−2倍
された信号S301,S319、−1倍された信号S3
02,S318、0倍された信号S303,S304,
S316,S317、および2倍された信号S305〜
S315を含む信号S356が(1/16)倍され、信
号SOUTとして出力される。
【0065】図11は、このような構成を有する図10
の後段フィルタ部の周波数特性を示す図である。図11
に示すように、図10の後段フィルタ部3Aは、通過域
リップルが1だけ存在し、かつカットオフ周波数fc付
近の急峻さが十分な周波数特性を有している。
【0066】そして、図12は、図8の前段フィルタ部
と図10の後段フィルタ部を縦続接続してなるFIRフ
ィルタ全体の周波数特性を示す図である。図12に示す
ように、本実施形態に係るFIRフィルタは、図8の前
段フィルタ部の周波数特性と図10の後段フィルタ部の
周波数特性を合成した周波数特性を有する。すなわち、
本実施形態に係るFIRフィルタは、2段のフィルタ部
の周波数特性を合成することにより、通過域はリップル
がなく平坦で、カットオフ周波数fc付近が急峻な特性
を有する信号SOUTを得られる。
【0067】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、タップ数が、通過域リップルが発生しない範囲で、
カットオフ周波数付近の急峻さがなだらかとなる値に設
定され、かつ、FIRフィルタ係数h(n)とその総和
が、2のべき乗の値に設定され、入力ディジタル信号S
INの周波数fpまでの低域成分を通過させ、通過域リ
ップルがなくカットオフ周波数fc近傍の急峻さがなだ
らかな信号S2を出力する前段フィルタ部2Aと、タッ
プ数が前段フィルタ部2Aからの信号S2に対して、信
号S2の通過域におけるなだらかになった部分を持ち上
げることができカットオフ周波数fc付近の特性が急峻
となるように補正することが可能な値に設定され、か
つ、FIRフィルタ係数h(n)とその総和が、2のべ
き乗の値に設定され、通過域はリップルがなく平坦で、
カットオフ周波数fc付近が急峻な特性を有する信号S
OUTを生成して出力する後段フィルタ部3Aとを縦続
接続したので、ゲート数の多い乗算器を用いる必要がな
くり、ゲート数を削減することができる。そして、ゲー
ト数削減によりレイアウト自由度が大きくなり、最大動
作周波数が大きくなり、1チップあたりの面積が減少
し、ひいては歩留まりが良くなり、理収が上がるという
利点がある。
【0068】図13は、カットオフ周波数3MHzの本
発明に係る2段構成のFIRフィルタと1段構成でタッ
プ数31の従来のFIRフィルタの周波数特性を示す図
である。図13において、破線で示す曲線が本願のFI
Rフィルタの周波数特性を示し、実線で示す曲線が従来
のFIRフィルタの周波数特性を示している。
【0069】図13に示すように、本発明に係るFIR
フィルタは、FIRフィルタは係数とその総和を2のべ
き乗に限ることによって乗算器をなくし、ゲート数を大
幅に削減しているにもかかわらず、前段および後段の2
段構成にすることにより、係数の有効桁数多くとった
(たとえば6桁)理想的なFIRフィルタよりも同程度
のタップ数でより良好な周波数特性を得ることができ
る。
【0070】換言すれば、本発明に係るFIRフィルタ
によれば、係数とその総和を2のべき乗に限ることによ
ってゲート数を削減しても、係数の選択法と段数の構成
法により、所望の特性を得ることが可能である。
【0071】また、以上の特徴を有するFIRフィルタ
は、群遅延が一定(つまり信号波形が崩れない)という
性質から、ディジタルビデオエンコーダにおいて輝度信
号Yまたは色差信号Cb,Crの帯域制限用LPFとし
て適用することが可能である。
【0072】図14は、本発明に係るFIRフィルタを
LPFとして採用したディジタルビデオエンコーダの構
成例を示すブロック図である。
【0073】本ディジタルビデオエンコーダ10は、図
14に示すように、輝度信号Y用のLPF11、色差信
号Cb用のLPF12、色差信号Cr用のLPF13、
遅延回路14、変調回路15、および合成回路16を有
している。
【0074】LPF11は、図1に示すような構成、す
なわち、タップ数が、通過域リップルが発生しない範囲
で、カットオフ周波数付近の急峻さがなだらかとなる値
に設定され、かつ、フィルタ係数h(n)とその総和
が、2のべき乗の値に設定された前段フィルタ部2A
と、タップ数が前段フィルタ部2Aからの信号S2に対
して、信号S2の通過域におけるなだらかになった部分
を持ち上げることができカットオフ周波数fc付近の特
性が急峻となるように補正することが可能な値に設定さ
れ、かつ、フィルタ係数h(n)とその総和が、2のべ
き乗の値に設定された後段フィルタ部3Aとを縦続接続
した2段構成を有し、輝度信号Yの低域成分を抽出し
て、通過域はリップルがなく平坦で、カットオフ周波数
fc付近が急峻な特性を有する輝度信号Y11を遅延回
路14に出力する。
【0075】LPF12は、図1に示すような構成、す
なわち、タップ数が、通過域リップルが発生しない範囲
で、カットオフ周波数付近の急峻さがなだらかとなる値
に設定され、かつ、フィルタ係数h(n)とその総和
が、2のべき乗の値に設定された前段フィルタ部2A
と、タップ数が前段フィルタ部2Aからの信号S2に対
して、信号S2の通過域におけるなだらかになった部分
を持ち上げることができカットオフ周波数fc付近の特
性が急峻となるように補正することが可能な値に設定さ
れ、かつ、フィルタ係数h(n)とその総和が、2のべ
き乗の値に設定された後段フィルタ部3Aとを縦続接続
した2段構成を有し、色差信号Cbの低域成分を抽出し
て、通過域はリップルがなく平坦で、カットオフ周波数
fc付近が急峻な特性を有する色差信号Cb12を変調
回路15に出力する。
【0076】LPF13は、図1に示すような構成、す
なわち、タップ数が、通過域リップルが発生しない範囲
で、カットオフ周波数付近の急峻さがなだらかとなる値
に設定され、かつ、フィルタ係数h(n)とその総和
が、2のべき乗の値に設定された前段フィルタ部2A
と、タップ数が前段フィルタ部2からの信号S2に対し
て、信号S2の通過域におけるなだらかになった部分を
持ち上げることができカットオフ周波数fc付近の特性
が急峻となるように補正することが可能な値に設定さ
れ、かつ、フィルタ係数h(n)とその総和が、2のべ
き乗の値に設定された後段フィルタ部3Aとを縦続接続
した2段構成を有し、色差信号Crの低域成分を抽出し
て、通過域はリップルがなく平坦で、カットオフ周波数
fc付近が急峻な特性を有する色差信号Cr13を変調
回路15に出力する。
【0077】遅延回路14は、LPF11による輝度信
号Y11を所定時間、たとえば変調回路15の変調処理
に要する時間だけ遅延させて輝度信号Y14を出力す
る。
【0078】変調回路15は、LPF12による色差信
号Cb12とLPF13による色差信号Cr13を受け
て、所定の変調処理を行って色信号を得、この色信号C
15を出力する。
【0079】合成回路16は、遅延回路14による輝度
信号Y11と、変調回路15による色信号C15とを合
成して、コンポジットビデオ信号S16を出力する。
【0080】ここで、輝度信号Y用のLPF(FIRフ
ィルタ)を例にとり、そのタップ数およびFIRフィル
タ係数の設定例、並びに周波数特性について説明する。
【0081】図15は、輝度信号Y用のLPFのタップ
数およびFIRフィルタ係数の第1の設定例を示す図で
ある。図15では、カットオフ周波数fcが6MHzの
場合(モード0;MD0)と3MHzの場合(モード
1;MD1)の2つの設定例について示している。
【0082】図15に示すモード0の例では、前段フィ
ルタ部2Aは、タップ数が、通過域リップルが発生しな
い範囲で、カットオフ周波数付近の急峻さがなだらかと
なる値13に設定され、かつ、FIRフィルタ係数h
(n)とその総和が、2のべき乗の値(0,0,0,
1,2,4,2,4,2,1,0,0,0 ×1/1
6)に設定され、入力ディジタル信号SINの周波数f
pまでの低域成分を通過させ、信号S2として後段フィ
ルタ部3Aに出力する。
【0083】後段フィルタ部3Aは、タップ数が、通過
域リップルが発生せず、カットオフ周波数付近の急峻さ
がなだらかな周波数特性を有する前段フィルタ部2Aか
らの信号S2に対して、信号S2の通過域におけるなだ
らかになった部分を持ち上げることができ(たとえばリ
ップル数1)、カットオフ周波数fc付近の特性が急峻
となるように補正することが可能な値23に設定され、
かつ、FIRフィルタ係数h(n)とその総和が、2の
べき乗の値(0,0,0,0,0,0,0,−1,−
1,1,4,2,4,1,−1,−1,0,0,0,
0,0,0,0 ×1/8)に設定され、前段フィルタ
部2Aの出力信号S2の周波数特性を、通過域はリップ
ルがなく平坦で、カットオフ周波数fc付近が急峻な特
性を有する信号SOUTを生成して出力する。
【0084】また、図15に示すモード1の例では、前
段フィルタ部2は、タップ数が、通過域リップルが発生
しない範囲で、カットオフ周波数付近の急峻さがなだら
かとなる値13に設定され、かつ、FIRフィルタ係数
h(n)とその総和が、2のべき乗の値(0,1,1,
1,2,2,2,2,2,1,1,1,0 ×1/1
6)に設定され、入力ディジタル信号SINの周波数f
pまでの低域成分を通過させ、信号S2として後段フィ
ルタ部3Aに出力する。
【0085】後段フィルタ部3Aは、タップ数が、通過
域リップルが発生せず、カットオフ周波数付近の急峻さ
がなだらかな周波数特性を有する前段フィルタ部2Aか
らの信号S2に対して、信号S2の通過域におけるなだ
らかになった部分を持ち上げることができ(たとえばリ
ップル数1)、カットオフ周波数fc付近の特性が急峻
となるように補正することが可能な値23に設定され、
かつ、FIRフィルタ係数h(n)とその総和が、2の
べき乗の値(0,0,−2,−1,0,0,2,2,
2,2,2,2,2,2,2,2,2,0,0,−1,
−2,0,0 ×1/16)に設定され、前段フィルタ
部2Aの出力信号S2の周波数特性を、通過域はリップ
ルがなく平坦で、カットオフ周波数fc付近が急峻な特
性を有する信号SOUTを生成して出力する。
【0086】図16および図17は、図15に示すよう
にタップ数およびFIRフィルタ係数が設定されたLP
F全体の周波数特性を示す示す図である。図16および
図17に示すように、図15に示すようにタップ数およ
びFIRフィルタ係数が設定されたLPFは、2段のフ
ィルタ部の周波数特性を合成することにより、通過域は
リップルがなく平坦で、カットオフ周波数fc付近が急
峻な特性を有する信号SOUTを得られる。
【0087】また、図18は、輝度信号Y用のLPFの
タップ数およびFIRフィルタ係数の第2の設定例を示
す図である。図18では、カットオフ周波数fcが6M
Hzの場合の設定例について示している。
【0088】図18に示す例では、前段フィルタ部2A
は、タップ数が、通過域リップルが発生しない範囲で、
ストップバンドSTBに至る特性がなだらかとなる値1
3に設定され、かつ、FIRフィルタ係数h(n)とそ
の総和が、2のべき乗の値(0,0,0,2,4,8,
4,8,4,2,0,0,0 ×1/32)に設定さ
れ、入力ディジタル信号SINの周波数fpまでの低域
成分を通過させ、信号S2として後段フィルタ部3Aに
出力する。
【0089】後段フィルタ部3Aは、タップ数が、通過
域リップルが発生せず、カットオフ周波数付近の急峻さ
ががなだらかな周波数特性を有する前段フィルタ部2A
からの信号S2に対して、信号S2の通過域におけるな
だらかになった部分を持ち上げることができ(たとえば
リップル数1)、カットオフ周波数fc付近の特性が急
峻となるように補正することが可能な値23に設定さ
れ、かつ、FIRフィルタ係数h(n)とその総和が、
2のべき乗の値(0,0,0,0,0,0,0,−1,
−1,1,4,2,4,1,−1,−1,0,0,0,
0,0,0,0×1/8)に設定され、前段フィルタ部
2Aの出力信号S2の周波数特性を上述したように、通
過域はリップルがなく平坦で、カットオフ周波数fc付
近が急峻な特性を有する信号SOUTを生成して出力す
る。
【0090】図19および図20は、図18に示すよう
にタップ数およびFIRフィルタ係数が設定されたLP
F全体の周波数特性を示す示す図である。図19および
図20に示すように、図18に示すようにタップ数およ
びFIRフィルタ係数が設定されたLPFは、2段のフ
ィルタ部の周波数特性を合成することにより、通過域は
リップルがなく平坦で、カットオフ周波数fc付近が急
峻な特性を有する信号SOUTを得られる。
【0091】なお、FIRフィルタ係数とその総和を2
のべき乗の値に限定したことにより、輝度信号Y用のカ
ットオフ周波数fcが6MHzのLPFの周波数特性を
示す図16および図19において、周波数27MHz付
近が山のように盛り上がった特性となっている。しか
し、盛り上がっているといっても、ゲインが−20dB
付近であり、また、検証用FPGA基盤で実際の画像を
確認したところ、異常は見られなかったことから、問題
ないものと判断できる。
【0092】次に、図14の動作を説明する。入力され
た輝度信号Yは、LPF11で、その低域成分を抽出さ
れ、かつ通過域はリップルがなく平坦で、カットオフ周
波数fc付近が急峻な特性を有する輝度信号Y11とし
て遅延回路14に出力される。また、入力された色差信
号Cbは、LPF12で、その低域成分を抽出され、か
つ通過域はリップルがなく平坦で、カットオフ周波数f
c付近が急峻な特性を有する色差信号Cb12として変
調回路15に出力される。同様に、入力された色差信号
Crは、LPF13で、その低域成分を抽出され、かつ
通過域はリップルがなく平坦で、カットオフ周波数fc
付近が急峻な特性を有する色差信号Cr13として変調
回路15に出力される。
【0093】遅延回路14では、LPF11による輝度
信号Y11が、たとえば変調回路15の変調処理に要す
る時間だけ遅延され輝度信号Y14として合成回路16
に出力される。変調回路15では、LPF12による色
差信号Cb12とLPF13による色差信号Cr13に
対して所定の変調処理が行われ。その結果色信号S15
が生成されて合成回路16に出力される。そして、合成
回路16において、遅延回路14による輝度信号Y11
と、変調回路15による色信号C15とが合成されて、
コンポジットビデオ信号S16として出力される。
【0094】本ディジタルビデオエンコーダによれば輝
度信号用LPF11、色差信号Cb用LPF12、およ
び色差信号Cr用LPF13を、タップ数が、通過域リ
ップルが発生しない範囲で、カットオフ周波数付近の急
峻さがなだらかとなる値に設定され、かつ、FIRフィ
ルタ係数h(n)とその総和が、2のべき乗の値に設定
され、入力ディジタル信号SINの周波数fpまでの低
域成分を通過させ、通過域リップルがなくカットオフ周
波数fc近傍の急峻さがなだらかな信号S2を出力する
前段フィルタ部2Aと、タップ数が前段フィルタ部2か
らの信号S2に対して、信号S2の通過域におけるなだ
らかになった部分を持ち上げることができカットオフ周
波数fc付近の特性が急峻となるように補正することが
可能な値に設定され、かつ、FIRフィルタ係数h
(n)とその総和が、2のべき乗の値に設定され、通過
域はリップルがなく平坦で、カットオフ周波数fc付近
が急峻な特性を有する信号SOUTを生成して出力する
後段フィルタ部3Aとを縦続接続したので、ゲート数の
多い乗算器を用いる必要がなくなり、全体のゲート数を
削減することができる。そして、ゲート数削減によりレ
イアウト自由度が大きくなり、最大動作周波数が大きく
なり、1チップあたりの面積が減少し、ひいては歩留ま
りが良くなり、理収が上がるという利点がある。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ゲート数の削減を図れ、ひいてはレイアウト自由度を大
きくでき、最大動作周波数を大きくでき、1チップあた
りの面積を削減でき、歩留まりの向上を図れるディジタ
ルフィルタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るFIRフィルタの一実施形態を示
すブロック図である。
【図2】FIRフィルタの周波数特性および通過域リッ
プルについて説明するための図である。
【図3】本発明に係る前段フィルタ部および後段フィル
タ部のタップ数およびFIRフィルタ係数の設定例を示
す図である。
【図4】FIRフィルタのタップ数と周波数特性との関
係を示す図である。
【図5】タップ数11の場合のFIRフィルタの周波数
特性を示す図である。
【図6】タップ数17の場合のFIRフィルタの周波数
特性を示す図である。
【図7】タップ数51の場合のFIRフィルタの周波数
特性を示す図である。
【図8】本実施形態に係るタップ数11の前段フィルタ
部の具体的な構成例を示す回路図である。
【図9】図8の前段フィルタ部の周波数特性を示す図で
ある。
【図10】本実施形態に係るタップ数19の後段フィル
タ部の具体的な構成例を示す回路図である。
【図11】図10の後段フィルタ部の周波数特性を示す
図である。
【図12】図8の前段フィルタ部と図10の後段フィル
タ部を縦続接続してなるFIRフィルタ全体の周波数特
性を示す図である。
【図13】カットオフ周波数3MHzの本発明に係る2
段構成のFIRフィルタと1段構成でタップ数31の従
来のFIRフィルタの周波数特性を示す図である。
【図14】本発明に係るFIRフィルタをLPFとして
採用したディジタルビデオエンコーダの構成例を示すブ
ロック図である。
【図15】輝度信号Y用のLPFのタップ数およびFI
Rフィルタ係数の第1の設定例を示す図である。
【図16】図15に示すようにタップ数およびFIRフ
ィルタ係数が設定されたLPFの周波数特性を示す示す
図である。
【図17】図15に示すようにタップ数およびFIRフ
ィルタ係数が設定されたLPFの周波数特性を示す示す
図である。
【図18】輝度信号Y用のLPFのタップ数およびFI
Rフィルタ係数の第2の設定例を示す図である。
【図19】図18に示すようにタップ数およびFIRフ
ィルタ係数が設定されたLPFの周波数特性を示す示す
図である。
【図20】図18に示すようにタップ数およびFIRフ
ィルタ係数が設定されたLPFの周波数特性を示す示す
図である。
【図21】従来のFIRフィルタの構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1A…FIRフィルタ、2A…前段フィルタ部、201
〜212…ビットシフタ、213〜222…遅延素子、
223〜232…加算器、3A…後段フィルタ部、30
1〜320…ビットシフタ、321〜338…遅延素
子、339〜356…加算器。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インパルス応答が有限時間長で表され、
    当該インパルス応答がフィルタ係数となっており、入力
    信号に対して並列的に所定のフィルタ係数を付与する複
    数の係数付与手段と、フィルタ係数が与えられた複数の
    信号を加算する加算手段とを含むディジタルフィルタで
    あって、 上記フィルタ係数と当該フィルタ係数の総和が2のべき
    乗の値に設定され、 上記加算された信号をフィルタ係数の総和分の1倍して
    出力する出力手段を有するディジタルフィルタ。
  2. 【請求項2】 上記複数の係数付与手段および上記出力
    手段は、ビットシフタを含む請求項1記載のディジタル
    フィルタ。
  3. 【請求項3】 インパルス応答が有限時間長で表され、
    当該インパルス応答がフィルタ係数となっており、有限
    のタップ数で直線位相特性を持つディジタルフィルタで
    あって、 タップ数が、通過域リップルが発生しない範囲で、カッ
    トオフ周波数付近の急峻さがなだらかとなる周波数特性
    を持ちえる値に設定され、かつ、フィルタ係数とその総
    和が、2のべき乗の値に設定された少なくとも一つの第
    1のフィルタ部と、 タップ数が、上記第1のフィルタ部の周波数特性の通過
    域におけるなだらかになった部分を相殺し持ち上げるこ
    とができ、カットオフ周波数付近の特性が急峻となるよ
    うに補正することが可能な周波数特性を持ちえる値に設
    定された少なくとも一つの第2のフィルタ部と、 を有し、 上記第1のフィルタ部と第2のフィルタ部が縦続接続さ
    れているディジタルフィルタ。
  4. 【請求項4】 上記第1のフィルタ部および第2のフィ
    ルタ部の少なくとも一方は、入力信号に対して並列的に
    所定のフィルタ係数を付与する複数の係数付与手段と、 フィルタ係数が与えられた複数の信号を加算する加算手
    段と、 上記加算手段で加算された信号をフィルタ係数の総和分
    の1倍して出力する出力手段とを含む請求項3記載のデ
    ィジタルフィルタ。
  5. 【請求項5】 上記複数の係数付与手段および上記出力
    手段は、ビットシフタを含む請求項4記載のディジタル
    フィルタ。
  6. 【請求項6】 インパルス応答が有限時間長で表され、
    当該インパルス応答がフィルタ係数となっており、有限
    のタップ数で直線位相特性を持つディジタルフィルタで
    あって、 タップ数が、通過域リップルが発生しない範囲で、カッ
    トオフ周波数付近の急峻さがなだらかとなる周波数特性
    を持ちえる値に設定され、かつ、フィルタ係数とその総
    和が、2のべき乗の値に設定され、入力ディジタル信号
    の低域成分を通過させる第1のフィルタ部と、 タップ数が、上記第1のフィルタ部の出力信号の周波数
    特性における通過域におけるなだらかになった部分を相
    殺し持ち上げることができ、カットオフ周波数付近の特
    性が急峻となるように補正することが可能な周波数特性
    を持ちえる値に設定され、通過域はリップルがなく平坦
    で、カットオフ周波数付近が急峻な特性を有する信号を
    生成して出力する第2のフィルタ部とを有するディジタ
    ルフィルタ。
  7. 【請求項7】 上記第1のフィルタ部および第2のフィ
    ルタ部の少なくとも一方は、入力信号に対して並列的に
    所定のフィルタ係数を付与する複数の係数付与手段と、 フィルタ係数が与えられた複数の信号を加算する加算手
    段と、 上記加算手段で加算された信号をフィルタ係数の総和分
    の1倍して出力する出力手段とを含む請求項6記載のデ
    ィジタルフィルタ。
  8. 【請求項8】 上記複数の係数付与手段および上記出力
    手段は、ビットシフタを含む請求項7記載のディジタル
    フィルタ。
  9. 【請求項9】 輝度信号の低域成分を抽出する輝度信号
    用フィルタと、色差信号の低域成分を抽出する色差信号
    用フィルタとを含み、上記輝度信号用フィルタによる輝
    度信号と上記色差信号用フィルタによる色差信号に基づ
    いてビデオ信号を生成するディジタルビデオエンコーダ
    であって、 上記輝度信号用フィルタおよび上記色差信号用フィルタ
    の少なくとも一方は、インパルス応答が有限時間長で表
    され、当該インパルス応答がフィルタ係数となってお
    り、入力信号に対して並列的に所定のフィルタ係数を付
    与する複数の係数付与手段と、フィルタ係数が与えられ
    た複数の信号を加算する加算手段とを含み、上記フィル
    タ係数と当該フィルタ係数の総和が2のべき乗の値に設
    定され、上記加算された信号をフィルタ係数の総和分の
    1倍して出力する出力手段を有するディジタルフィルタ
    を含むディジタルビデオエンコーダ。
  10. 【請求項10】 上記複数の係数付与手段および上記出
    力手段は、ビットシフタを含む請求項9記載のディジタ
    ルビデオエンコーダ。
  11. 【請求項11】 輝度信号の低域成分を抽出する輝度信
    号用フィルタと、色差信号の低域成分を抽出する色差信
    号用フィルタとを含み、上記輝度信号用フィルタによる
    輝度信号と上記色差信号用フィルタによる色差信号に基
    づいてビデオ信号を生成するディジタルビデオエンコー
    ダであって、 上記輝度信号用フィルタおよび上記色差信号用フィルタ
    の少なくとも一方は、インパルス応答が有限時間長で表
    され、当該インパルス応答がフィルタ係数となってお
    り、有限のタップ数で直線位相特性を持つフィルタであ
    って、タップ数が、通過域リップルが発生しない範囲
    で、カットオフ周波数付近の急峻さがなだらかとなる周
    波数特性を持ちえる値に設定され、かつ、フィルタ係数
    とその総和が、2のべき乗の値に設定された少なくとも
    一つの第1のフィルタ部と、タップ数が、上記第1のフ
    ィルタ部の周波数特性の通過域におけるなだらかになっ
    た部分を相殺し持ち上げることができ、カットオフ周波
    数付近の特性が急峻となるように補正することが可能な
    周波数特性を持ちえる値に設定された少なくとも一つの
    第2のフィルタ部と、を有し、上記第1のフィルタ部と
    第2のフィルタ部が縦続接続されているディジタルフィ
    ルタを含むディジタルビデオエンコーダ。
  12. 【請求項12】 上記第1のフィルタ部および第2のフ
    ィルタ部の少なくとも一方は、入力信号に対して並列的
    に所定のフィルタ係数を付与する複数の係数付与手段
    と、 フィルタ係数が与えられた複数の信号を加算する加算手
    段と、 上記加算手段で加算された信号をフィルタ係数の総和分
    の1倍して出力する出力手段とを含む請求項11記載の
    ディジタルビデオエンコーダ。
  13. 【請求項13】 上記複数の係数付与手段および上記出
    力手段は、ビットシフタを含む請求項12記載のディジ
    タルビデオエンコーダ。
  14. 【請求項14】 輝度信号の低域成分を抽出する輝度信
    号用フィルタと、色差信号の低域成分を抽出する色差信
    号用フィルタとを含み、上記輝度信号用フィルタによる
    輝度信号と上記色差信号用フィルタによる色差信号に基
    づいてビデオ信号を生成するディジタルビデオエンコー
    ダであって、 上記輝度信号用フィルタおよび上記色差信号用フィルタ
    の少なくとも一方は、インパルス応答が有限時間長で表
    され、当該インパルス応答がフィルタ係数となってお
    り、有限のタップ数で直線位相特性を持つフィルタであ
    って、タップ数が、通過域リップルが発生しない範囲
    で、カットオフ周波数付近の急峻さがなだらかとなる周
    波数特性を持ちえる値に設定され、かつ、フィルタ係数
    とその総和が、2のべき乗の値に設定され、入力ディジ
    タル信号の低域成分を通過させる第1のフィルタ部と、
    タップ数が、上記第1のフィルタ部の出力信号の周波数
    特性における通過域におけるなだらかになった部分を相
    殺し持ち上げることができ、カットオフ周波数付近の特
    性が急峻となるように補正することが可能な周波数特性
    を持ちえる値に設定され、通過域はリップルがなく平坦
    で、カットオフ周波数付近が急峻な特性を有する信号を
    生成して出力する第2のフィルタ部とを有するディジタ
    ルフィルタを含むディジタルビデオエンコーダ。
  15. 【請求項15】 上記第1のフィルタ部および第2のフ
    ィルタ部の少なくとも一方は、入力信号に対して並列的
    に所定のフィルタ係数を付与する複数の係数付与手段
    と、 フィルタ係数が与えられた複数の信号を加算する加算手
    段と、 上記加算手段で加算された信号をフィルタ係数の総和分
    の1倍して出力する出力手段とを含む請求項14記載の
    ディジタルビデオエンコーダ。
  16. 【請求項16】 上記複数の係数付与手段および上記出
    力手段は、ビットシフタを含む請求項15記載のディジ
    タルビデオエンコーダ。
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