JP2002368468A - ヒートシンクとその製造方法およびそれを用いた冷却装置 - Google Patents

ヒートシンクとその製造方法およびそれを用いた冷却装置

Info

Publication number
JP2002368468A
JP2002368468A JP2001172301A JP2001172301A JP2002368468A JP 2002368468 A JP2002368468 A JP 2002368468A JP 2001172301 A JP2001172301 A JP 2001172301A JP 2001172301 A JP2001172301 A JP 2001172301A JP 2002368468 A JP2002368468 A JP 2002368468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
transfer plate
heat transfer
heat sink
slit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001172301A
Other languages
English (en)
Inventor
Iku Sato
郁 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001172301A priority Critical patent/JP2002368468A/ja
Priority to US09/916,303 priority patent/US6533028B2/en
Publication of JP2002368468A publication Critical patent/JP2002368468A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/34Arrangements for cooling, heating, ventilating or temperature compensation ; Temperature sensing arrangements
    • H01L23/36Selection of materials, or shaping, to facilitate cooling or heating, e.g. heatsinks
    • H01L23/367Cooling facilitated by shape of device
    • H01L23/3677Wire-like or pin-like cooling fins or heat sinks
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高発熱電子部品から発生した熱の放熱性能を
向上させるとともに、小型軽量化を実現したヒートシン
クとその製造方法およびそれを用いた冷却装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 冷却すべき発熱体3に対接される伝熱プ
レート2の上面に複数の柱状フィン1を有するヒートシ
ンクで、前記伝熱プレート2の受熱面に垂直な断面での
板厚が少なくとも一方から他方へ徐々に大きくなる形状
とすることで発熱体3からの熱拡散効果を高めた構成と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IC、CPUおよ
びMPU等と省略して表現される半導体等の発熱体や、
その他の発熱部を有する諸電子部品の冷却に用いられる
ヒートシンクとそのヒートシンクの製造方法と、そのヒ
ートシンクにファン等の冷却手段を組み合わせて発熱体
の冷却を行う冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器においては半導体等の電
子部品の高集積化、動作クロックの高周波数化等に伴う
発熱量の増大に対して、電子部品の正常動作の為に、そ
れぞれの電子部品の接点温度を動作温度範囲内に如何に
保つかが大きな問題となってきている。特に、マイクロ
プロセッシングユニット(以下、MPUと略す)の高集
積化、高周波数化はめざましく、動作の安定性、また動
作寿命の確保などの点からも放熱対策が重要な問題とな
ってきている。
【0003】一般に、電子機器からの放熱は、放熱面積
を広げ、空気等の冷媒と効率よく熱を交換させるための
ヒートシンクと、このヒートシンクに空気などの冷媒を
強制的に送り込むためのモータ付きのファンとを組み合
わせた冷却装置によりなされる。
【0004】ここで従来の例を図13、図14、図15
および図16を用いて説明する。
【0005】図13は従来のヒートシンクの構成を示す
斜視図で、図14は従来の冷却装置の構成を示す上面図
および正面図で、図15は従来の他のヒートシンクの斜
視図と冷却装置の正面図および側面図、図16は従来の
冷却装置の構成を示す正面図とその放熱特性を示したグ
ラフである。これらのヒートシンクは、図13(a)の
ように伝熱部であるベースプレート2a上に多数の薄板
よりなるプレート状フィン1aを配列したプレート型
と、図13(b)のようにベースプレート2a上に多数
の柱状フィン1を配列した柱状型、更に図15(a)の
ように伝熱プレート2の軸垂直方向に薄板よりなるプレ
ート状フィン1aを多数配列したタワー型とに分類され
る。これらのヒートシンクは、主にアルミニウムや、銅
等の高い熱伝導率を示す材料を主成分としてなり、押出
し成形(あるいは引抜き成形と呼ばれる)、冷間鍛造、
ダイキャストおよび薄板積層等の方法で製造されてい
る。このようなヒートシンクを発熱体へ取り付ける場
合、図14(a)に示すように発熱体3の上に直接ヒー
トシンクを搭載する場合と、図14(b)のように発熱
体3とヒートシンクとの間に発熱体3からの熱をヒート
シンクに伝えるとともに熱の分散と放熱体の保護を目的
とした熱拡散プレート2cを設ける場合がある。実際の
冷却装置の冷却原理は、図14(b)のように発熱体で
発生した熱が、アルミニウム等の高い伝熱性を有する伝
熱性のベースプレート2bを経て柱状フィン1へと伝わ
り、熱は柱状フィン1の表面で冷却ファン4から送られ
てくる空気へ熱伝達されることで空気中へ放散され冷却
される。
【0006】ここで冷却装置の性能を高めるには、伝熱
部全体に均一に熱が分散し、放熱用に形成されている全
てのフィンから放熱を行える状態とするのが最も望まし
い。しかし、図13の従来のプレート型や柱状型のヒー
トシンクでは発熱体からの熱は、発熱体自体が伝熱部に
比べて非常に小さく接触面積が狭いことが原因で、発熱
体直上近傍の放熱フィンには集中的に熱が伝わり易い
が、周辺部の放熱フィンには相対的に熱が伝わりにくい
という傾向があり、結果的に放熱フィン全体が有効に機
能していない場合が多い。また、放熱フィンの周りの風
量が同じならばフィン数を増やして表面積を増やせば、
放熱能力は高まるのであるが、実際は、単位面積当たり
で考えた場合、放熱フィン断面積が増加すると、空気が
流入可能な部分、例えば図14(a)の斜線で示す部分
等の空気流入面積18が減少し、流入総風量自体も減少
するため、結果的には逆に放熱能力が低下する場合もあ
る。つまり、単純に放熱フィンだけを増やしても効果が
ないことになる。
【0007】ここで最も重要な要素は、前述したように
発熱体からの熱を可能な限り広範囲の放熱フィンに効率
よく伝えることができるかということであり、この点を
考慮した例として、その放熱性能を向上させるために改
良が考案されており、例えば、図15に示すようなタワ
ー型ヒートシンク等は、発熱体から発生した熱は中央の
伝熱プレートにより直接ヒートシンクの上方部に伝えら
れ、さらに伝熱プレートの軸と垂直方向に形成されたプ
レート状フィンにより面状に広げられる。面状に広げら
れた薄板両面からの熱は一般に自然空冷により空気中へ
放散される構造になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導体
等の電子部品では、更なる高速化の進展等によって益々
発熱が大きくなる傾向にあり、従来の構成の冷却装置を
用いた場合では、十分な冷却等を行うことができにくく
なって来ており、特にMPUなどの高発熱電子部品で
は、その性能を十分に発揮することができなかったり、
あるいは熱暴走などを起こし、電子機器に異常が生じる
等の問題が生じている。また発熱量の増加に伴って冷却
装置そのものを相対的に大きくして冷却能力を高める方
法も考えられるが、電子機器自体の大きさから、自ずと
冷却装置の大きさや重さに制限を受けるという状況もあ
る。これに対して、一般的に図15のタワー型ヒートシ
ンクでは、図13のプレート型や柱状型のヒートシンク
と比べてはるかに発熱体からの熱を各フィンに効率的に
伝導する伝熱プレート2を有しており、構造的に熱伝導
の効率は良いのであるが、プレート状フィン1aを積み
上げた構造であるため構造上空気の淀みが生じやすく、
また空気の流れを考えると、タワー型ヒートシンクの上
部に単純に冷却ファンを搭載するのは困難であり、タワ
ー型ヒートシンクではその側面面に冷却ファンを搭載す
ることになる。しかし、このような場合でも、冷却ファ
ンが幅方向に直立した状態でヒートシンクの伝熱プレー
トの側面に張り付く構成となるため、伝熱プレートの断
面部がファンからの空気の送風の障害となり、流入空気
量が制限されるばかりではなく、フィンがプレート状フ
ィンであるがためにフィン表面の十分な表面積を確保し
難くく、全体としての放熱効率の向上はあまり期待でき
なかった。
【0009】また、図16(a)に示すようにヒートシ
ンクに冷却ファンを搭載する場合、冷却ファン上部に十
分な空間があれば問題はないが、最近の電子機器の小型
化に伴い冷却ファン上部に他の構成物が配置されること
が多く、十分なファン上部隙間dが確保できない場合が
ある。図16(b)は、このような場合の、放熱特性と
ファン上部隙間との関係を示したグラフである。同グラ
フでは、縦軸に放熱性能の比W/Wmax(以下、規格化
放熱性能)、横軸にファン上部隙間の比d/dmaxを表
している。ここで、Wは、冷却ファン上部隙間がdの時
の放熱性能であり、Wmaxは、冷却ファン上部隙間dを
0から少しずつ大きくし放熱特性が一定になる時の最大
放熱性能であり、そのときの距離がdmaxである。同グ
ラフより、冷却ファン上部隙間の減少とともに、放熱性
能も低下しているかとがわかる。
【0010】本発明は上記の課題を解決するもので、発
熱体から発生した熱の放熱性能を向上させて高性能化す
るとともに、電子機器の小型化に伴う制約による放熱性
能低下を抑制し、且つ小型軽量なヒートシンクと、その
ヒートシンクを用いて冷却性能に優れた小型の冷却装置
を提供する事を目的とする。また本発明は、高性能のヒ
ートシンクを生産性良く安価に作製するヒートシンクの
製造方法も提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のヒートシンク
は、発熱体に対接し受熱面からの熱を拡散する伝熱プレ
ート部と、伝熱プレート部の上面に受熱面に非平行に設
けられた複数の第1のスリットと、伝熱プレートの上面
に前記第1のスリットと交差するように設けられた複数
の第2のスリットにより形成された複数の柱状のフィン
を有するヒートシンクであって、前記伝熱プレート部の
受熱面に垂直な断面での板厚が少なくとも一方から他方
へ徐々に大きくなる形状を有することを特徴とする。
【0012】あるいは本発明のヒートシンクは、発熱体
に対接し受熱面からの熱を拡散する伝熱プレート部と、
前記伝熱プレート部の上面に前記受熱面に非平行に設け
られた複数の第1のスリットと、前記伝熱プレートの前
記上面に前記第1のスリットと交差するように設けられ
た複数の第2のスリットにより複数の柱状のフィンが形
成されていることを特徴としたものであっても良い。
【0013】また本発明のヒートシンクの製造方法は、
金型を用いる金属材料の押出し成形加工等により伝熱プ
レートおよび前記伝熱プレートの上面に複数のプレート
状フィンを成形して第1のスリットを設ける第1の工程
と、前記プレート状フィンの長手方向と略垂直な方向に
スリット加工を施して第2のスリットを設ける第2の工
程とから柱状のフィンを形成するヒートシンクの製造方
法を用いる。これにより高性能のヒートシンクを生産性
良く安価に作製できる製造方法となっている。
【0014】さらに本発明の冷却装置は、発熱体に対接
し受熱面からの熱を拡散する伝熱プレート部と、前記伝
熱プレート部の上面に前記受熱面に非平行に設けられた
複数のスリットにより形成された複数のフィンを有する
ヒートシンクであって、前記伝熱プレート部の受熱面に
垂直な断面での板厚が少なくとも一方から他方へ徐々に
大きくなる形状を有するヒートシンクと、前記ヒートシ
ンクに取付けられた冷却手段とを有することを特徴とす
る。ここで上記のヒートシンクの上面にあるいは側面に
ファン等の送風手段を設けることを特徴とする。
【0015】これにより本発明の冷却装置は、そのヒー
トシンクを用いて冷却性能に優れ、小型化できる冷却装
置と、そのヒートシンクを生産性良く安価に製作できる
ヒートシンクの製造方法となっている。
【0016】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、発熱体
に対接し受熱面からの熱を拡散する伝熱プレート部と、
前記伝熱プレート部の上面に複数スリットにより形成さ
れた複数の柱状のフィンを有するヒートシンクにあっ
て、前記伝熱プレート部の受熱面に垂直な断面での板厚
を少なくとも一方から他方へ徐々に大きくなる形状とす
ることで、熱拡散効果が促進され放熱に寄与する有効な
フィン数が増加し、放熱特性を高めることができる。
【0017】請求項2に記載の発明は、発熱体に対接し
受熱面からの熱を拡散する伝熱プレート部と、前記伝熱
プレート部の上面に前記受熱面に非平行に設けられた複
数の第1のスリットと、前記伝熱プレートの前記上面で
前記第1のスリットと交差するように設けられた複数の
第2のスリットにより形成された複数の柱状のフィンを
形成することで放熱に必要な十分な放熱面積を確保する
ことができる。
【0018】請求項3に記載の発明は、前記伝熱プレー
ト部の受熱面から水平方向に効率良く熱を伝える伝熱プ
レートに対し、その上面に前記受熱面に非平行に設けら
れた複数の第1のスリットと、前記伝熱プレートの上面
で前記第1のスリットと交差するように設けられた複数
の第2のスリットとにより多数の柱状のフィンが形成さ
れているヒートシンクであって、前記第1のスリットま
たは第2のスリットの少なくとも一方のスリットの前記
伝熱プレートの上面への切り込みが他方のスリットの切
り込みより深く形成されることで、溝の底部に流入する
流体に乱流を発生させることができ、放熱特性を高める
ことができる。
【0019】請求項4に記載の発明は、前記伝熱プレー
トの受熱面に垂直な断面での板厚が少なくとも一方から
他方へ徐々に大きくなる形状を有するヒートシンクであ
って、前記伝熱プレートの板厚が大きい方の側面と受熱
面が交差する角部近傍に切り込みを入れることで伝熱プ
レートの体積を減少させ、放熱特性をほとんど損なうこ
と無く、ヒートシンクの重量を軽量化することができ
る。
【0020】請求項5に記載の発明は、前記伝熱プレー
トと、伝熱プレートの上面に複数のプレート状フィンと
を同時に成形する第1の工程と、前記プレート状フィン
の長手方向と略垂直な方向にスリット加工を施す第2の
工程とからなるヒートシンクの製造方法であり、このよ
うに容易で且つ安価な工法で多数の柱状フィンを形成で
きるため、高性能なヒートシンクを安価に生産性良く作
製できる。
【0021】請求項6に記載の発明は、請求項6で記載
の製造方法で多数の柱状のフィンを形成したヒートシン
クの表面を酸化被膜処理を施すというヒートシンクの製
造方法であり、これにより外部環境に対する防錆効果な
どの信頼性の向上と共に熱輻射能力を高め放熱特性も向
上させることができる効果がある。
【0022】請求項7に記載の発明は、前記ヒートシン
クに冷却手段を設けた冷却装置であり、従来の自然対流
による自然空冷のヒートシンクに比べて、飛躍的に放熱
特性を高めることができる。
【0023】請求項8に記載の発明は、前記ヒートシン
クの上面または側面に送風手段を設けた冷却装置であ
り、前記ヒートシンクの上面または側面から送風手段で
強制的に空気を送ることにより、小型軽量化が図られ
た、かつ自然空冷に比べて飛躍的に放熱特性を高めるこ
とができる。
【0024】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照しながら説明する。
【0025】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1におけるヒートシンクの要部斜視図および正面図お
よび側面図で、図1(a)は本発明の実施の形態1にお
けるヒートシンクを示す要部斜視図、図1(b)は、伝
熱プレートのY軸方向から見た本発明のヒートシンクに
冷却ファンを搭載した状態での正面図、および図1
(c)は、伝熱プレート2のX軸方向から見た本発明の
ヒートシンクに冷却ファンを搭載した状態での側面図で
ある。図2(a)、(b)は、本発明の実施の形態1に
おけるヒートシンクの側面に冷却ファンを搭載した場合
の構成例である。図2(c)、(d)は、本発明の実施
の形態1におけるヒートシンク上部に冷却ファンを搭載
した場合の構成例である。図3は本発明の実施の形態1
における冷却装置の正面図と放熱特性を示したグラフ
で、本発明の実施の形態1におけるヒートシンクと吹き
込みタイプの冷却ファンを側面と上部に搭載した場合の
構成例を用いて、ヒートシンク近傍に電気機器の構成物
が存在する場合の構成物との距離と放熱特性の関係を示
したグラフである。
【0026】図1(a)〜(c)において、1は柱状フ
ィンで、この柱状フィン1は複数個が設けられている。
2は柱状フィン1を配する伝熱プレート(すなわち伝熱
部)であり、3は伝熱プレート2の下部方向(負のZ軸
方向)に取付けられた発熱体である。この場合、ヒート
シンクは柱状フィン1と伝熱プレート2とで構成されて
いる。ここで発熱体3としては、IC、LSI、MPU
等の半導体やトランジスタ等の電子部品の発熱するもの
である。
【0027】なお、以降は説明を容易にするために、図
1に示すように部分的な名称の表現の他に、前述したよ
うに伝熱プレート2の幅方向をX軸方向、伝熱プレート
2の奥行き方向をY軸方向、伝熱プレート2の高さ方向
をZ軸方向というように表現も併用する事にする。
【0028】一般に小さな発熱体に対接した放熱機器で
は、熱が受熱面から等方的材料の内部に流入すると半球
体状の温度分布を持って拡散する傾向にある、したがっ
て理想的なヒートシンク形状は、半球体状の伝熱部と伝
熱部の中心の発熱源を起点とした放射状方向に多数の放
熱フィンを形成する事が最も放熱特性が高いと考えられ
る。しかし、このような構成では、実際の形状が使えな
い形状や大きさとなったり、製造コストが極端に高いな
ど、性能以外の様々な問題が出てくる。
【0029】また、図13に示したような従来の板状伝
熱部2aを持ったプレート型や柱状フィン型のヒートシ
ンクでは、前述の通り、発熱体からの熱は、発熱体自体
が伝熱部に比べて非常に小さく接触面積が狭いことが原
因で、発熱体直上近傍の放熱フィンには集中的に熱が伝
わり易く、周辺部の放熱フィンには相対的に熱が伝わり
にくいという傾向があり、結果的に放熱フィン全体が有
効に機能していない場合が多い。この伝熱部の熱拡散効
果を高めるためにはベースプレート2bの厚さを厚くす
れば良いことは容易に推測できるが、板厚をかなり厚く
する必要がありヒートシンク重量自体がきわめて重くな
ってしまうという問題があった。
【0030】さらに図15の従来のタワー型ヒートシン
クでは、図13の例に比べれば中央の支柱によりヒート
シンク全体の熱分布は改善されるが、プレート状フィン
の積み上構造であるため自然空冷では空気の淀みが生じ
やすい構造であり、また、このタワー型のヒートシンク
に冷却ファンを搭載する場合には、ヒートシンク上部へ
の搭載は困難で、図15(b)の様にヒートシンク側面
に搭載することになるが、この構成では、発熱体から熱
の拡散に不可欠な伝熱部2のY方向断面がファンからの
送風の大きな障害となり、十分な送風量が確保できない
ことが原因で全体として十分な放熱特性が得られないな
どの問題があった。
【0031】また、ヒートシンクの側面に冷却ファンを
搭載する図15に示すような場合を除いて、冷却ファン
は、図16の様に発熱体3の対向面に当たるヒートシン
ク上部に搭載される場合が多い。しかし、最近の小型化
した電子機器内で図16(a)に示すようにヒートシン
ク上部に冷却ファンを搭載すると、冷却ファンと電子機
器内の他の構成物19との隙間dが少ない場合が多い。
冷却時この様な状態では、流入空気量が制限され、冷却
に必要な空気量が確保できなくなり、冷却ファン上部隙
間の減少とともに、放熱性能も急激に低下するという問
題がある。
【0032】したがって、これらの問題に対して本発明
のようなヒートシンクの構成をとれば、熱伝導と放熱特
性に優れ、かつ小型の電子機器でも使用可能な小型で軽
量な冷却装置を実現することができるのである。
【0033】図1に示した本実施の形態1のヒートシン
クでは、伝熱プレート2の形状は、同図(b)に示すよ
うに奥行き方向(Y軸方向)断面の両側の板厚をh1、
h2とすると、板厚が、小さいほうの板厚h2から徐々
にh1まで増加する台形の四角柱となっている。これに
より、伝熱プレート内に従来のヒートシンクの板状伝熱
部に比べれば遙かに大きな範囲での半球体状温度分布を
実現することができている。発熱体3から拡散される熱
は、その半球体状温度分布から伝熱され、放熱フィンと
して機能する柱状フィン1の範囲に広がり、同じサイズ
であれば従来のヒートシンクよりも遙かに高い放熱特性
が得られることになる。また、同図(b)、(c)のよ
うに、伝熱プレート2の片側の板厚を薄くすることで、
この部分に(板厚h2側)に容易に冷却ファンを搭載す
る事でき、図15の従来のタワー型ヒートシンクの伝熱
部のベースプレート2bの様なファンからの送風の障害
も少なくなり、十分な送風量を確保することができる。
【0034】次に、図2(a)、(b)は、図1(b)
に示したように本発明のヒートシンクの側面に冷却ファ
ンを搭載し、ヒートシンクに対して送風の方向を変えた
場合の例である。図2(a)は、ファンを吹き込み状態
で使った場合であり、同図(b)は、ファンを吸い込み
状態で使用した場合である。同図(a)より、冷却ファ
ン1から供給された空気は、柱状フィン1の間を通って
冷却ファン1の対面側とヒートシンク上部へと抜けて行
き、このとき各フィンの表面から熱が空気へ熱伝達され
て放熱される。通常、放熱の寄与率が高いのは、放熱面
の温度が高いところであり、ヒートシンクで言えば、伝
熱プレート2と柱状フィン1が接合しているフィンの根
元近傍ということになる。したがって、高性能なヒート
シンクとは、この部分に十分な空気を導くことが不可欠
となる。これに対して、従来の単純な平板に柱状フィン
を立てたヒートシンクでは、仮にヒートシンク側面に同
様に冷却ファンを搭載したとしても、フィン間を通る空
気は、フィン間の流体抵抗によって自然とヒートシンク
の途中でフィンの上部へ逃げて行く傾向にあり、特に冷
却ファンの対面に当たるヒートシンクの側面でのフィン
の根元近傍には必ずしも十分な空気が供給されてない場
合が多い。そこで、本発明のヒートシンクでは、冷却フ
ァンが搭載されている側の伝熱プレート2の厚さが薄
く、ファンの対面側に近づくにしたがって厚さが厚くな
る構造を採用している。この構造のヒートシンクでは、
ファンから供給された空気の本流は伝熱プレート2の斜
面を駆け登るかたちとなり、柱状フィン1の根元をの隙
間を抜けて行く空気流も伝熱プレート2の上面から離れ
ることなく張り付いた状態で流れる状態となり、放熱に
寄与する空気量をより多く確保することができるため、
高い放熱特性を発揮することができるのである。言い換
えれば、この放熱には本発明によるヒートシンクの斜面
を持つという特徴的な構造の利点が生かされていること
になる。また、同図(b)は、ファンを吸い込み状態で
使用した場合の他の実施の形態である。この場合は、ヒ
ートシンク上部に遮へい板7を搭載することが必要にな
る。これによって、空気は、ヒートシンクの左側面とヒ
ートシンク左上部からの流入することになり、特にヒー
トシンク上部から流入する空気のベクトルが下向き(マ
イナスZ方向)であるため、ヒートシンクの左側面から
流入する空気と合流した場合、空気の流れを伝熱プレー
ト2の表面に押しつける効果があり、この場合も、冷却
ファンへ流入する空気の本流は、伝熱プレート2の斜面
を駆け下るかたちとなるため高い放熱特性を確保するこ
とができるのである。
【0035】次に、図2(c)、(d)は、発熱体3の
対面に当たる本発明のヒートシンクの上部に冷却ファン
を搭載し、ヒートシンクに対して送風の方向を変えた場
合の本発明の他の実施の形態である。図2(c)は、冷
却ファンをヒートシンクの上部に搭載し空気を吹き込ん
だ場合の構成であり、この場合も空気の本流は、伝熱プ
レートの斜面近傍を駆け下るかたちとなり、図2(a)
と同様の性能が期待できる。そして、図2(d)もま
た、冷却ファンをヒートシンクの上部に搭載し空気を吸
い込んだ場合の構成であり、この場合も空気の本流は、
伝熱プレートの斜面近傍を駆け上がるかたちとなり、図
2(b)と同様の性能が期待できる。だだし、この場合
には、図1(b)と同様の遮へい板7を伝熱プレートの
厚さの薄い方のヒートシンク側面に設ける必要がある。
【0036】次に、最近の電子機器の小型化に伴い冷却
ファン上部には、他の構成物が配置されることが多く、
十分なファン上部隙間dが確保できない場合があること
は、前記した通りであり、図3(a)、(b)は、発熱
体3の対面に当たる本発明のヒートシンクの側面または
上部に吹き込み型の冷却ファンを搭載し、ヒートシンク
上部方向に電子機器内の他の構成物19が存在した状態
を示した説明図である。また、同図(c)は、電子機器
内の他の構成物との距離dに対する性能の変化を規格化
して表したグラフである。このグラフでは、図16と同
様に縦軸は、放熱性能の比W/Wmax(規格化放熱性
能)、横軸はファン上部隙間の比d/dmax(規格化上
部隙間)を表している。ここで、Wは冷却ファン上部隙
間がdの時の放熱性能であり、同様にWmaxとは冷却フ
ァン上部隙間dを0から少しずつ大きくし放熱特性が一
定になる時の最大放熱性能がWmaxであり、そのときの
距離がdmaxである。また、図3(a)の構成に対応し
た記号がW1、W1max、d1、d1maxであり、図3
(b)の構成に対応した記号がW2、W2max、d2、
d2maxである。この結果より、図3(b)の様な冷却
ファンの空気の吸い込み側に電子機器の他の構成物19
がある場合は、やはり、流入空気量が制限されるため、
図16の従来のヒートシンクの場合と同様に上部隙間の
減少に伴って性能の低下しており、ファン上部の空気の
流入する隙間が制限されるため避けられない結果となっ
ていることが分かる。これに比べて図3(a)の場合
は、ヒートシンク上部に接するまで他の構成物が近づい
てもファンへの流入空気量が制限されることが少ないた
め性能の低下はわずかで、高い放熱性能を維持すること
ができる。したがって、ファン上部隙間が十分確保でき
る場合は問題ないが、前記したとおり、電子機器の小型
化に伴って冷却ファン上部の隙間が狭くなり、流入空気
量が制限されるような構成の場合には、図3(b)の様
なヒートシンクの上部に冷却ファンを搭載するよりも図
3(a)の様に冷却ファンをヒートシンクの側面に搭載
する構成を選択すべきである。
【0037】(実施の形態2)次に、図4は本発明の実
施の形態2における冷却装置の正面図で、本発明の実施
の形態2におけるヒートシンクの第1スリットの溝深さ
より第2スリットの溝深さの方が深い場合の本発明の他
の実施の形態を示したもので、図5は本発明の実施の形
態2における他の冷却装置の正面図と側面図、図6は本
発明の実施の形態2における他の冷却装置の正面図と側
面図で、ヒートシンクの第1スリットの溝深さより第2
スリットの溝深さの方がが浅い場合の例をを示したもの
である。
【0038】図4(a)、(b)では、第1スリットよ
り第2スリットの方が溝深さが深い場合のヒートシンク
の側面に冷却ファンを搭載し、それぞれ、ファンを吹き
込み型で使った場合と吸い込み型で使った場合の例であ
る。このように第2のスリット方向に深溝を形成する構
造の場合、流速方向はこの第2スリットの方向で決定さ
れ、全体風量のほとんどが第2スリットの方向に流れる
構造となる。また、この構造では、もっとも温度が高く
なると考えらられる伝熱プレート直上近傍のフィン形状
はプレート状であり、単純な柱状フィン1に比べて断面
積が広く高い熱伝導性能う有するため効果的に伝熱プレ
ート2からの熱を吸い上げることができ、その熱は、さ
らに大きな表面積を有する上部の柱状フィンに導かれ効
率的に放熱される構造を実現することができる。なお、
図4(b)の様に冷却ファンを吸い込み型で使った場合
には、図2(b)と同様に遮へい板7を用いることで図
4(a)と同等の性能を実現することができる。
【0039】さらに、図4(c)、(d)では、同じヒ
ートシンクに側面ではなく上部に冷却ファンを搭載し、
それぞれ、ファンを吹き込み型で使った場合と吸い込み
型で使った場合の例である。この場合でも図3で記した
様に冷却ファン上部近傍に電子機器の他の構成物が存在
しなければ、基本的には、図4(a)、(b)の場合と
同程度の性能が期待できる。
【0040】次に、図5、図6は、ヒートシンクの第1
スリットの溝深さより第2スリットの溝深さの方が浅い
場合の本発明の他の実施の形態を示したものである。
【0041】図5(a)では、第1スリットより第2ス
リットの方が溝深さが浅い場合のヒートシンクの上部に
冷却ファンを搭載し、ファンを吹き込み型で使った場合
の例である。この場合の空気流の方向は、伝熱プレート
2の直上近傍では第1のスリットの深溝で形成されるプ
レート状フィンの方向(Y方向)すなわち空気流5a´
の方向となる。その上部の柱状フィン部では、空気流5
aと空気流5a´の2方向に分かれて流れる構造とな
り、特に空気流5a方向の流れは、各第1スリットの段
差部で乱流が発生し放熱特性を高める効果が期待でき
る。また、図5(b)では、第1スリットより第2スリ
ットの方が溝深さが浅い場合のヒートシンクの上部に冷
却ファンを搭載し吸い込み型で使った場合の例である。
この場合空気流の方向は、伝熱プレート2の直上近傍で
は第1のスリットの深溝で形成されるプレート状フィン
の方向(Y方向)すなわち空気流5b´の方向となり、
その上部の柱状フィン部では、空気流5bと空気流5b
´の2方向から合流して流れる構造となり、特に空気流
5b方向の流れは、図5(a)の場合と同様に各第1ス
リットの段差部で乱流が発生し放熱特性を高める効果が
ある。なお、図5(b)の様に冷却ファンを吸い込み型
で使った場合には、図4(b)と同様に遮へい板7を用
いることで図5(a)と同等の性能を実現することがで
きる。
【0042】ただし、このタイプのヒートシンクの場
合、かならずしも全ての構成で良好な性能が得られる訳
ではない。例えば、図6(a)、(b)で示すように、
図5(a)、(b)と同じ第1スリットより第2スリッ
トの方が溝深さが浅い場合のヒートシンクの側面に冷却
ファンを搭載した時、ファンを吹き込み型と吸い込み型
のどちらを使ったの場合でも、図1から図5までに紹介
した構成に比べて、十分な性能が得られない場合が多
い。なぜなら、図6(a)、(b)の様にこのタイプの
ヒートシンクの側面に冷却ファンを搭載した場合、どち
らの構成でも、吹き込み型や吸い出し型の冷却ファンに
よって発生する送風方向は、第2スリットの部分が本流
になるため、伝熱プレート2の直上近傍の第1スリット
によって形成された溝部(図6の斜線部)では、空気の
よどみが発生し、空気の排気がうまく行かないため、十
分な放熱性能が得られない構成となってしまう。したが
って、図6(a)、(b)の様な構成は、選択すべきで
はない。
【0043】(実施の形態3)次に、図7は本発明の実
施の形態3における冷却装置の正面図で、本発明の実施
の形態3におけるヒートシンクの前記伝熱プレート2の
受熱面に垂直な断面での板厚が少なくとも一方から他方
へ徐々に大きくなる形状を有するヒートシンクで、前記
伝熱プレートの板厚が大きい方の側面と受熱面が交差す
る角部近傍に切り込みを入れ、性能を確保しつつ軽量化
を図った本発明の実施の形態である。例えば、図7
(a)は、伝熱プレートの受熱面に垂直な断面での板厚
が一方から他方へ徐々に大きくなる形状を有し、且つ第
1スリットより第2スリットの方が溝深さが深いヒート
シンクを用い、図4(a)と同じ吹き込み型の冷却ファ
ンを搭載した場合を例に説明する。基本的に、図7
(a)に示す様な板厚が厚い部分の角部(以下、エッジ
部8)を有する伝熱プレート2は、高い熱拡散効果が得
られるため、より大きな放熱特性が期待できる。しか
し、この伝熱プレート2は、エッジ部8の板厚が厚くな
る分だけ重量も重くなる点が問題であり、また、このエ
ッジ部8へは、十分な熱量が伝導されるが、放熱するた
めの表面積自体は大きくないので、全体放熱性能への寄
与率も低いと言える。そこで、図7(b)の様に、この
エッジ部8近傍を所定の傾斜角で切除することで、性能
をほとんど低下させること無く、ヒートシンクを軽量化
することができる。なお、ここでの傾斜角は、簡単に表
現すれば、熱をエネルギーの流れと考えると、発熱体中
心と最も遠い放熱フィンの根元をまでを最短距離となる
直線で結び、その時の角度が上記の傾斜角となる。
【0044】また、図7(c)、(d)は、電子機器の
中で図7(b)のヒートシンクが外力を受けた時、ヒー
トシンク全体が傾き方向9へ傾くことを防止するため、
傾き防止プレート10を形成した場合の本発明の他の実
施の形態である。通常、図7(a)の様に、ヒートシン
クにエッジ部8が存在する場合は、ヒートシンクに外力
が加わり、全体が多少傾いても発熱体(MPU)の基板
11と接して大きく傾くことは少ない。しかし、図7
(b)の様にエッジ部8を軽量化のために除去した場合
ヒートシンク全体が大きく傾き、発熱体3が破損した
り、ヒートシンクが発熱対から分離して電気機器内部を
損傷する場合がある。そこで、この点を考慮した形状が
図7(c)、(d)で示す傾き防止プレート10であ
る。この傾き防止プレート10を形成する事で、図7
(b)と同様に性能を低下させること無く軽量化でき、
且つ同時にヒートシンク全体の傾斜あるいは転倒を防止
することができる構造を実現できる。
【0045】(実施の形態4)図8は本発明の実施の形
態4における冷却装置の正面図と側面図、図9は本発明
の実施の形態4における他の冷却装置の正面図と側面図
で、伝熱プレート2の受熱面に垂直な断面での板厚が一
方から他方へ徐々に大きくなる形状を有し、且つ第1ス
リットより第2スリットの方が溝深さが深いヒートシン
クにダクトを介して冷却ファンを搭載した場合の本発明
の他の実施の形態である。
【0046】図8(a)、(b)は、ヒートシンクの側
面に直管型ダクト12を介して、それぞれ吹き込み型と
吸い込み型の冷却ファンを搭載した状態を示しており、
この様な構成を採用することで、離れた位置での冷却フ
ァンを容易に利用する事ができることになる。特に、図
8(b)の様に吸い込み型の冷却ファンが電子機器の筐
体の壁面14にあり、ダクト12を介してヒートシンク
と接続した場合、ヒートシンクから放熱された熱は、電
気機器内にほとんど拡散することなく直接、外部へ排熱
される構成を容易に実現することができる。これによ
り、電子機器の安定動作を確保する上でが大きな問題と
なっている機器内の残留熱量を抑制する事が可能であ
る。
【0047】図9(a)、(b)は、図8と同様にヒー
トシンクの側面に湾曲型ダクト13を介して、それぞれ
吹き込み型と吸い込み型の冷却ファンを搭載した状態を
示しており、この様な構成を採用した場合でも、離れた
位置での冷却ファンを容易に利用する事ができることに
なる。また、図9(b)の場合も図8(b)と同様の効
果があり、電子機器内に熱を残さず、直接、外部へ排熱
できる構成を容易に実現することができるため、特に熱
の残留が問題となるような電子機器の安定動作を確保す
る上では非常に有利な構成をい実現する事が可能であ
る。
【0048】(実施の形態5)図10は本発明の実施の
形態1および2におけるヒートシンクの製造方法を示す
斜視図で、図11は本発明の実施の形態1および2のヒ
ートシンクの製造方法における押し出し加工の状態を示
す斜視図で、図12は本発明の実施の形態1および2の
ヒートシンクの斜視図および製造方法における切削加工
時のジグ固定状態を示すヒートシンクの正面図である。
【0049】図10(a)は、伝熱性素材6の初期状態
を示し、同図(b)は、切削加工、押し出しまたは引き
抜き加工により伝熱プレート2と前記伝熱プレート2の
長手方向に複数のプレート状フィン1aを同時に成形す
る第1の工程を示す。次に、同図(c)前記プレート状
フィン1aの長手方向と垂直な方向にスリット加工を施
す第2の工程により、前記伝熱プレートの両上面に複数
の柱状フィン1を形成するヒートシンクの製造方法であ
る。
【0050】第1の工程は、切削加工、押し出しまたは
引き抜き加工により行うが、ここでは、押し出し加工を
例に説明する。図11(a)は、高温状態の伝熱性素材
6を図中の矢印の方向から押し出し加工用ダイス18に
加圧した状態である。次に同図(b)のようにダイスの
型穴と同じ形状に伝熱性素材6が塑性変形して押し出さ
れる。この時、図9(b)で示す伝熱プレート2とプレ
ート状フィン1aが同時に形成される。このプレート状
フィン1aの溝が第1スリットとなる。そして、所定の
長さに切断するこてで第1工程が終了する。
【0051】第2の工程は、図12(a)に示すような
多数の柱状フィン1を有するヒートシンク形状を切削加
工によって形成する工程である。ここでは、第2スリッ
トが第1スリットより深い場合を例に説明を行う。図1
2(b)に示すように、切削工具17で伝熱プレート2
の上面を傾斜治具15に並列に並べて、同時に複数ヒー
トシンクの第2スリットの加工を行う。この時、図12
(b)の第2スリットの加工ライン16(切削工具17
の切り込み深さ)を第1スリットの深さより深くするこ
とで第1のスリット方向に段差部ができ、この方向に流
れる流体に乱流を発生させ放熱特性を高める構造を容易
に製作することができる。また、図は省略するが逆に、
この第2スリットの加工ライン16(切削工具17の切
り込み深さ)を第1のスリット深さより浅くした場合で
は、第2のスリット方向に段差部ができ、この方向に流
れる流体に放熱特性を高める効果のある乱流を発生させ
る構造を容易に製作することができる。
【0052】これにより、小型で多数の柱状フィン1を
有する高性能なヒートシンクを低コストでかつ効率よく
製作可能な製造方法を得ることができる。
【0053】(実施の形態6)図1(b)は、本発明の
実施の形態1におけるヒートシンクの側面に冷却ファン
を搭載した状態の冷却装置である。冷却ファンの取付方
法はネジ、接着剤、クリップ、ベルト、クッリプ柱状等
を用いて取付けることができ、本発明のヒートシンクの
側面に冷却ファンを搭載した場合、ヒートシンクの上部
にほとんど空間を必要とせず、他の電子機器の構成物が
近くに存在しても高い冷却性能を実現することができ
る。また、これにより高さを低くすることが可能である
ため冷却ファンを搭載した状態でも全体の高さを抑制す
る事ができ、結果的に小型の冷却装置を実現することが
容易である。
【0054】尚、本実施の形態では冷却ファンを用いた
が、ぺルチェ素子等の熱交換素子を用いてもよく、また
ヒートパイプ等を用いてヒートシンクの熱を他の位置に
導いて冷却を行なうことも可能である。
【0055】以上のように冷却装置を構成する本発明の
ヒートシンクは、冷却すべき発熱体3に対接される伝熱
プレート部の上面に複数の柱状フィンを有するヒートシ
ンクで、前記伝熱プレート部の受熱面に垂直な断面での
板厚が一方から他方へ徐々に大きくなる形状を採用する
ことで、小型軽量できわめて高い放熱性能を有する冷却
装置を実現することが可能である。
【0056】
【発明の効果】本発明の請求項1から4に記載のヒート
シンクは、発熱体に対接する伝熱プレート部の受熱面に
垂直な断面での板厚が一方から他方へ徐々に大きくなる
形状を採用することで発熱体からの熱拡散効果を高め、
さらに前記伝熱プレートの上面に柱状フィンを配するこ
とで十分な放熱面積を確保できるため、放熱性能が高
く、しかも小型化が実現できるものとなっている。
【0057】また、本発明の請求項5および6に記載の
本発明のヒートシンクの製造方法は、高性能のヒートシ
ンクを生産性良く安価に作製できるヒートシンクの製造
方法となっている。
【0058】さらに、本発明の請求項7および8に記載
の本発明の冷却装置は、上記のヒートシンクに冷却ファ
ンを搭載することにより、高性能で小型軽量化が実現可
能な冷却装置となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるヒートシンクの
要部斜視図および正面図および側面図
【図2】本発明の実施の形態1における冷却装置の正面
【図3】本発明の実施の形態1における冷却装置の正面
図と放熱特性を示したグラフ
【図4】本発明の実施の形態2における冷却装置の正面
【図5】本発明の実施の形態2における他の冷却装置の
正面図と側面図
【図6】本発明の実施の形態2における他の冷却装置の
正面図と側面図
【図7】本発明の実施の形態3における冷却装置の正面
【図8】本発明の実施の形態4における冷却装置の正面
図と側面図
【図9】本発明の実施の形態4における他の冷却装置の
正面図と側面図
【図10】本発明の実施の形態1および2におけるヒー
トシンクの製造方法を示す斜視図
【図11】本発明の実施の形態1および2のヒートシン
クの製造方法における押し出し加工の状態を示す斜視図
【図12】本発明の実施の形態1および2のヒートシン
クの斜視図とその製造方法における切削加工の模式図
【図13】従来のヒートシンクの構成を示す斜視図
【図14】従来の冷却装置の構成を示す上面図および正
面図
【図15】従来の他のヒートシンクの斜視図と冷却装置
の正面図および側面図
【図16】従来の冷却装置の構成を示す正面図とその放
熱特性を示したグラフ
【符号の説明】
1 柱状フィン 1a プレート状フィン 1b ベース部と一体のプレート状フィン 2 伝熱プレート(伝熱部) 2a、2b ベースプレート 2c 熱拡散プレート(伝熱部) 3 発熱体 4 冷却ファン 5a、5a´、5b、5b´ 空気流 6 伝熱性素材 7 遮へい板 8 伝熱プレートのエッジ部 9 傾き方向 10 傾き防止用プレート 11 MPUの基板 12 直管型ダクト 13 湾曲型ダクト 14 電子機器の筐体壁面 15 切削加工用傾斜冶具 16 第2スリットの加工ライン 17 切削加工用工具 18 加工用ダイス 19 電子機器内の他の構成物

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発熱体に対接し受熱面からの熱を拡散する
    伝熱プレート部と、前記伝熱プレート部の上面に前記受
    熱面に非平行に設けられた複数のスリットにより形成さ
    れた複数のフィンを有するヒートシンクであって、前記
    伝熱プレート部の受熱面に垂直な断面での板厚が少なく
    とも一方から他方へ徐々に大きくなる形状を有すること
    を特徴とするヒートシンク。
  2. 【請求項2】発熱体に対接し受熱面からの熱を拡散する
    伝熱プレート部と、前記伝熱プレート部の上面に前記受
    熱面に非平行に設けられた複数の第1のスリットと、前
    記伝熱プレートの前記上面に前記第1のスリットと交差
    するように設けられた複数の第2のスリットにより複数
    の柱状のフィンが形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載のヒートシンク。
  3. 【請求項3】第1のスリットまたは第2のスリットに関
    し、少なくとも一方のスリットの前記伝熱プレートの上
    面への切り込みが他方のスリットの切り込みより深く形
    成されていることを特徴とする請求項1および請求項2
    に記載のヒートシンク。
  4. 【請求項4】伝熱プレートの受熱面に垂直な断面での板
    厚が少なくとも一方から他方へ徐々に大きくなる形状を
    有するヒートシンクであって、前記伝熱プレートの板厚
    が大きい方の側面と受熱面が交差する角部近傍に切り込
    みを有することを特徴とする請求項1記載のヒートシン
    ク。
  5. 【請求項5】発熱体に対接し受熱面からの熱を拡散する
    伝熱プレート部と、前記伝熱プレート部の上面に前記受
    熱面に非平行に設けられた複数の第1のスリットと、前
    記伝熱プレートの前記上面に前記第1のスリットと交差
    するように設けられた複数の第2のスリットにより形成
    された複数の柱状のフィンを有し、前記第1のスリット
    または第2のスリットに関して少なくとも一方のスリッ
    トの前記伝熱プレートの上面への切り込みを深くできる
    ヒートシンクの製造方法であって、前記伝熱プレート
    と、前記伝熱プレート上面の第1のスリットとを同時に
    成形する第1の工程と、前記第1のスリットと略垂直な
    方向に第2のスリットを形成する第2の工程とから柱状
    のフィンを形成することを特徴とするヒートシンクの製
    造方法。
  6. 【請求項6】前記伝熱プレートと第1スリットを成形し
    た後に多数のスリットを切削にて柱状のフィンを形成
    し、その後にアルマイト処理を施すことを特徴とした請
    求項5記載のヒートシンクの製造方法。
  7. 【請求項7】発熱体に対接し受熱面からの熱を拡散する
    伝熱プレート部と、前記伝熱プレート部の上面に前記受
    熱面に非平行に設けられた複数のスリットにより形成さ
    れた複数のフィンを有するヒートシンクであって、前記
    伝熱プレート部の受熱面に垂直な断面での板厚が少なく
    とも一方から他方へ徐々に大きくなる形状を有するヒー
    トシンクと、前記ヒートシンクに取付けられた冷却手段
    とを有することを特徴とする冷却装置。
  8. 【請求項8】前記冷却手段は送風手段であって、前記送
    風手段を前記ヒートシンクの側面または受熱面と対向す
    るように上面に配設するか、あるいは、ダクト等の送風
    路を介して離れた位置に配置することを特徴とする請求
    項7に記載の冷却装置。
JP2001172301A 2001-06-07 2001-06-07 ヒートシンクとその製造方法およびそれを用いた冷却装置 Pending JP2002368468A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001172301A JP2002368468A (ja) 2001-06-07 2001-06-07 ヒートシンクとその製造方法およびそれを用いた冷却装置
US09/916,303 US6533028B2 (en) 2001-06-07 2001-07-30 Heat sink, method of manufacturing the same, and cooling apparatus using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001172301A JP2002368468A (ja) 2001-06-07 2001-06-07 ヒートシンクとその製造方法およびそれを用いた冷却装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002368468A true JP2002368468A (ja) 2002-12-20

Family

ID=19013942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001172301A Pending JP2002368468A (ja) 2001-06-07 2001-06-07 ヒートシンクとその製造方法およびそれを用いた冷却装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6533028B2 (ja)
JP (1) JP2002368468A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009508328A (ja) * 2005-09-09 2009-02-26 ヴィディーオー オートモーティヴ アクチエンゲゼルシャフト 電子機器ケーシングのためのヒートシンク
JP2010225621A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Sankyo Material Inc アルミ押出形材製ヒートシンクのフィン加工方法
CN109520327A (zh) * 2017-09-18 2019-03-26 美的集团股份有限公司 取暖器

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3431004B2 (ja) * 2000-01-14 2003-07-28 松下電器産業株式会社 ヒートシンクおよびそれを用いた冷却装置
US6704199B2 (en) * 2000-07-05 2004-03-09 Network Engines, Inc. Low profile equipment housing with angular fan
US6675885B2 (en) * 2001-04-12 2004-01-13 Ching-Sung Kuo Heat-dissipating device for electronic components
US6691769B2 (en) * 2001-08-07 2004-02-17 International Business Machines Corporation Heat sink for convection cooling in horizontal applications
JP2003258464A (ja) * 2002-02-27 2003-09-12 Denso Wave Inc 強制空冷用ヒートシンク
US6711016B2 (en) * 2002-05-07 2004-03-23 Asustek Computer Inc. Side exhaust heat dissipation module
TW527099U (en) * 2002-07-19 2003-04-01 Hai-Ching Lin Heat dissipation plate having gained heat dissipation efficiency
KR100505073B1 (ko) * 2002-12-31 2005-08-03 미래산업 주식회사 모듈 아이씨(ic) 테스트 핸들러용 발열보상장치
US20040241048A1 (en) 2003-05-30 2004-12-02 Applera Corporation Thermal cycling apparatus and method for providing thermal uniformity
CN2694488Y (zh) * 2004-03-18 2005-04-20 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 散热装置
US7085134B2 (en) * 2004-06-30 2006-08-01 International Business Machines Corporation Dual fan heat sink
US7180740B2 (en) * 2004-09-30 2007-02-20 Datech Technology Co., Ltd. Method and apparatus for side-type heat dissipation
US7274571B2 (en) * 2005-03-08 2007-09-25 Intel Corporation Heatsink
US20080011453A1 (en) * 2006-07-12 2008-01-17 Robert Liang Heat-Dissipating Device For Memory And Method For Manufacturing The Same
CN102208376B (zh) 2006-11-02 2012-11-14 日本电气株式会社 半导体器件
TW200900961A (en) * 2007-06-26 2009-01-01 Inventec Corp Method for simulating thermal resistance value of thermal test die
US20100071880A1 (en) * 2008-09-22 2010-03-25 Chul-Ju Kim Evaporator for looped heat pipe system
US8453715B2 (en) * 2008-10-30 2013-06-04 General Electric Company Synthetic jet embedded heat sink
TW201124068A (en) * 2009-12-29 2011-07-01 Ying-Tong Chen Heat dissipating unit having antioxidant nano-film and its method of depositing antioxidant nano-film.
CN104471799B (zh) * 2012-06-12 2017-10-17 安费诺富加宜(亚洲)私人有限公司 连接器组件
US9312200B1 (en) * 2013-03-13 2016-04-12 Amazon Technologies, Inc. Solid structures for thermal management
KR101794007B1 (ko) * 2016-04-06 2017-11-07 (주)휴맥스 방열모듈 조립체 및 이를 갖는 셋탑박스
EP3260775B1 (en) 2016-06-23 2019-03-13 OSRAM GmbH A heat sink, corresponding lighting device and method of use
US10415895B2 (en) * 2016-11-21 2019-09-17 Abl Ip Holding Llc Heatsink

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4823869A (en) * 1986-06-19 1989-04-25 International Business Machines Corporation Heat sink
JPH05218245A (ja) 1992-02-05 1993-08-27 Nec Corp 半導体装置および半導体装置用ヒートシンク
JP2837999B2 (ja) 1992-06-27 1998-12-16 キヤノンアプテックス株式会社 シート後処理装置及びこの装置を備える画像形成装置
US5857767A (en) * 1996-09-23 1999-01-12 Relume Corporation Thermal management system for L.E.D. arrays
US6304445B1 (en) * 2000-04-27 2001-10-16 Sun Microsystems, Inc. Fan heat sink and method
US6382306B1 (en) * 2000-08-15 2002-05-07 Hul Chun Hsu Geometrical streamline flow guiding and heat-dissipating structure

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009508328A (ja) * 2005-09-09 2009-02-26 ヴィディーオー オートモーティヴ アクチエンゲゼルシャフト 電子機器ケーシングのためのヒートシンク
JP2010225621A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Sankyo Material Inc アルミ押出形材製ヒートシンクのフィン加工方法
CN109520327A (zh) * 2017-09-18 2019-03-26 美的集团股份有限公司 取暖器
CN109520327B (zh) * 2017-09-18 2024-04-09 美的集团股份有限公司 取暖器

Also Published As

Publication number Publication date
US20020185269A1 (en) 2002-12-12
US6533028B2 (en) 2003-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002368468A (ja) ヒートシンクとその製造方法およびそれを用いた冷却装置
JP3431004B2 (ja) ヒートシンクおよびそれを用いた冷却装置
JP3303870B2 (ja) ヒートシンクとその製造方法およびそれを用いた冷却装置
JP2006522463A (ja) 流体により冷却される超小型熱交換のための最適なスプレッダシステム、装置及び方法
JP4550664B2 (ja) ヒートパイプ付ヒートシンク
JPH08320194A (ja) Lsiパッケージ冷却用コルゲート型放熱フィン
JPWO2006095436A1 (ja) 吸熱部材、冷却装置及び電子機器
US20070146995A1 (en) Heat dissipation device
JP2001217366A (ja) 回路部品の冷却装置
JP4170982B2 (ja) 電子装置用冷却エレメント
JP4682858B2 (ja) 電子機器用の冷却装置
US20030168208A1 (en) Electronic component cooling apparatus
JP2001015969A (ja) 冷却装置
JP2006210611A (ja) 放熱フィンを備えたヒートシンク及びその製造方法。
JP2001319998A (ja) ヒートシンクとその製造方法およびそのヒートシンクを用いた冷却装置
JP2009239166A (ja) 薄型ヒートシンク
JPH10270616A (ja) 電子部品の放熱装置
JPH08125366A (ja) 電子部品用冷却装置
JP2003086984A (ja) 電子部品の冷却装置
JP2007042724A (ja) ヒートシンク
JP2012023146A (ja) ヒートシンク
JPH10303348A (ja) 熱伝導体及び熱エネルギー放散アセンブリ
JP3345855B2 (ja) ヒートシンク
JP2003198170A (ja) 冷却装置
CN112703830B (zh) 带风扇的散热器