JP2002368058A - 表示用基板の搬送装置 - Google Patents

表示用基板の搬送装置

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JP2002368058A
JP2002368058A JP2001168635A JP2001168635A JP2002368058A JP 2002368058 A JP2002368058 A JP 2002368058A JP 2001168635 A JP2001168635 A JP 2001168635A JP 2001168635 A JP2001168635 A JP 2001168635A JP 2002368058 A JP2002368058 A JP 2002368058A
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Yutaka Kosaka
裕 小坂
Shinji Fujiwara
慎治 藤原
Isao Ueki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示用基板が搬送途中において搬送アー
ムから滑り落ちないようにすることにある。 【解決手段】 搬送装置は、表示用基板を第1の方向に
搬送する。この搬送装置は、第1の方向と交差する第2
の方向に間隔をおいた少なくとも一対の搬送アームを含
み、それらの搬送アームは表示用基板の対向する端縁部
を共同して挟持する弾性体を備え、一対の搬送アーム
は、駆動機構により第1及び第2の方向へ同期して移動
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示パネルの
ような表示用基板を搬送する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】表示用基板を試験すなわち検査する装置
において、ロード用ステージに受けられた未検査の表示
用基板を測定ステージすなわち検査用ステージに搬送
し、検査用ステージにおいて検査された検査済みの表示
用基板をロード用ステージに戻すか又は検査用ステージ
に対しロード用ステージと反対側に配置されたアンロー
ド用ステージに移す搬送装置を用いるものがある。
【0003】この種の搬送装置として、表示用基板を搬
送アームに載せた状態で搬送するもの、表示用基板を搬
送アームに真空的に吸着した状態で搬送するもの、表示
用基板の対向する端縁を一対の搬送アームのコ字状部に
受け入れた状態で搬送するもの等が提案されている。
【0004】
【解決しようとする課題】しかし、表示用基板を搬送ア
ームに載せた状態で搬送する従来の装置では、表示用基
板が搬送途中において振動等により搬送アームから滑り
落ちることを避けることができない。
【0005】表示用基板を搬送アームに真空的に吸着し
た状態で搬送する従来の装置では、表示用基板が搬送ア
ームに真空的に吸着されているか否かを確認することが
難しく、したがって表示用基板が搬送アームに吸着され
ていないことに起因して、表示用基板が搬送途中におい
て振動等により搬送アームから滑り落ちるおそれがあ
る。
【0006】表示用基板の対向する端縁を一対の搬送ア
ームのコ字状部に受け入れた状態で搬送する従来の装置
では、コ字状部が剛性を有しており、しかも表示用基板
の対向する端縁をコ字状部に受け入れているにすぎない
から、表示用基板が搬送途中において搬送アームから滑
り落ちるおそれがある。
【0007】本発明の目的は、表示用基板が搬送途中に
おいて搬送アームから滑り落ちないようにすることにあ
る。
【0008】
【解決手段、作用、効果】本発明に係る搬送装置は、表
示用基板を第1の方向に搬送する装置に関し、前記第1
の方向と交差する第2の方向に間隔をおいた少なくとも
一対の搬送アームであってそれぞれが表示用基板の対向
する端縁部を共同して挟持する部分に弾性体を備える搬
送アームと、該搬送アームを前記第1の方向へ同期して
移動させると共に前記搬送アームを相寄り相離れる方向
へ相対的に移動させる駆動装置とを含む。
【0009】搬送アームは、相寄る方向に移動されるこ
とにより、表示用基板を両弾性体で挟み、その状態でそ
の表示用基板を第1の方向へ搬送する。搬送アームは、
また、相離れる方向へ移動されることにより、把持して
いる表示用基板を離す。
【0010】両搬送アームの弾性体は、表示用基板の搬
送時、表示用基板の対向する端縁部を共同して挟持する
ことにより弾性変形されて、表示用基板が弾性体に対し
て滑ることを防ぐ。このため、表示用基板を両搬送アー
ムで共同して挟持するにもかかわらず、表示用基板がそ
の搬送途中において搬送アームから滑り落ちことを防止
することができる。
【0011】前記駆動装置は、前記搬送アームを個々に
支持する一対のアームホルダと、前記搬送アームを前記
第1の方向へ同期して移動させるべく両アームホルダを
変位させる第1の駆動機構と、前記搬送アームを前記第
2の方向へ同期して移動させるべく両アームホルダを相
対的に変位させる第2の駆動機構とを含むことができ
る。そのようにすれば、両搬送アームは、アームホルダ
が第1の駆動機構により変位されることにより、第2の
方向へ移動されて表示用基板の挟持及びその解放を行
い、アームホルダが第1の駆動機構により変位されるこ
とにより第1の方向へ移動されて表示用基板を第1の方
向へ搬送する。したがって、表示用基板の挟持及び解放
並びに搬送が確実に行われる。
【0012】搬送装置は、さらに、前記搬送アームから
前記第1の方向に間隔をおいて前記アームホルダに個々
に支持された一対の第2の搬送アームであってそれぞれ
が表示用基板の対向する端縁部を共同して挟持する部分
に弾性体を備える第2の搬送アームを含むことができ
る。そのようにすれば、表示用基板は、少なくとも二対
の搬送アームにより挟持されるから、搬送アームに確実
に挟持される。
【0013】対をなす搬送アームの一方は、当該搬送ア
ームを他方の搬送アームに向けて付勢する付勢機構を介
して前記アームホルダに装着されていることができる。
そのようにすれば、弾性体の弾性変形の反力のみなら
ず、付勢機構による付勢力もが表示用基板を挟持する力
として表示用基板に作用するから、表示用基板を適正な
力で挟持することができる。
【0014】各搬送アームは前記第2の方向に間隔をお
いた複数の箇所のそれぞれに表示用基板を挟持する弾性
体を有しており、対をなす搬送アームの一方は前記第1
及び第2の方向に交差する第3の方向に伸びる軸線の周
りに角度的に回転可能に前記付勢機構に連結されてお
り、対をなす搬送アームの他方は前記第3の方向に伸び
る軸線の周りに角度的に回転可能に前記アームホルダに
連結されていることができる。そのようにすれば、第2
の方向における各搬送アームの弾性体の位置が表示用基
板の端縁部に対して不揃いであっても、いずれか一方の
弾性体が表示用基板に当接した後の搬送アームのさらな
る移動によりその搬送アームが角度的に回転されて、両
弾性体が表示用基板に確実に当接し、その結果表示用基
板はより確実に搬送アームに挟持される。
【0015】各弾性体は、表示用基板の端縁部を受け入
れる凹所を対向する端面側に有することができる。その
ようにすれば、表示用基板の端縁部を凹所に受け入れる
ことにより、表示用基板が搬送アームにより確実に挟持
されて、表示用基板がその搬送途中において搬送アーム
から滑り落ちことがより確実に防止される。
【0016】前記付勢機構は、前記アームホルダに組み
付けられた第1のベースと、該第1のベースに前記第2
の方向に移動可能に配置された第2のベースであって前
記搬送アームが組み付けられた第2のベースと、該第2
のベースを他方の搬送アームの側に付勢する第2の弾性
体とを含むことができる。
【0017】前記第1の駆動機構は、前記搬送アームに
個々に対応された複数の駆動手段を含み、各駆動手段
は、駆動源と、該駆動源により前記第2の方向へ伸びる
軸線の周りに回転されるねじ棒と、該ねじ棒に螺合され
た移動体であって前記アームホルダに組み付けられた移
動体と、該移動体の移動方向を前記第2の方向に規制す
るガイドとを含むことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1から図5を参照するに、搬送
装置10は、表示用基板12の検査装置に、ロード用ス
テージ14に受けられた未検査の表示用基板を測定ステ
ージすなわち検査用ステージ16に搬送すると同時に、
検査用ステージ16において検査された検査済みの表示
用基板をアンロード用ステージ(図示せず)に移すため
の搬送装置として用いられている。
【0019】表示用基板12は液晶を封入した長方形の
液晶表示パネルであり、搬送装置10を用いる検査装置
は点灯検査装置である。ロード用ステージ14とアンロ
ード用ステージとは、検査用ステージ16からX方向
(左右方向)に及び反対側に等距離の箇所に配置されて
いる。
【0020】ロード用ステージ14は、十字状のアーム
により形成されたワークテーブル20を、受けた基板1
2と直交するZ方向へ移動させるZ駆動機構22に組み
付けている。
【0021】ロード用ステージ14は、ワークテーブル
20を実際に受けると共にその基板12の芯出しを行う
芯出し具24を各アームに配置したプリアライメントス
テージとされている。各芯出し具24は、仮想的な円の
半径方向に移動可能に配置された板状のブロックに一対
のローラをZ方向へ伸びる軸線の周りに回転可能に支持
させている。芯出し具24は、共通の又は芯出し具毎の
駆動機構(図示せず)により同期して前記半径方向へ移
動される。
【0022】検査用ステージ16は、基板12を受ける
ワークテーブル26を、その基板12と平行な面内で
X,Y,Zの3方向へ移動させる三次元駆動機構28に
組み付けている。ワークテーブル26は、図示の例で
は、上方に開放する箱の形状を有しかつバックライトユ
ニットを収容した公知のチャックトップである。
【0023】ワークテーブル26は、受けた基板12を
真空的に吸着する複数の吸着溝30を頂面に有し、1以
上の位置決めピン32を長方形の隣り合う辺のそれぞれ
に有し、受けた表示用パネル12を位置決めピン32に
向けて押すプッシャー34を長方形の隣り合う他の辺の
それぞれに有している。
【0024】位置決めピン32は、ワークテーブル26
の頂面から突出している。各プッシャー34は、ワーク
テーブル26に支持された逆転可能の回転機構により揺
動体をZ方向へ伸びる軸線の周りに角度的に回転させる
ことにより、基板12を位置決めピン32の押す公知の
機構である。
【0025】アンロード用ステージは、ロード用ステー
ジ12と同様の構造を有している。このため、アンロー
ド用ステージは、十字状のアームにより形成されたワー
クテーブルを、受けた基板と直交するZ方向へ移動させ
るZ駆動機構に組み付けている。
【0026】しかし、ロード用ステージ及びアンロード
用ステージは、いずれも、Z駆動機構の代わりに、ワー
クテーブルを受けた基板12と平行な面内でX方向及び
Y方向(前後方向)に二次元的に移動させると共にZ方
向へ移動させる三次元駆動機構を備えるタイプのステー
ジであってもよい。
【0027】搬送装置10は、ロード用ステージ14、
X方向に間隔をおいた2組(対)の搬送アーム40と、
両アーム組(アーム対)のうち一方側に位置する両搬送
アーム40毎及び他方側に位置する両搬送アーム40に
対応されて対応する両搬送アーム40を支持する一対の
アームホルダ42と、アーム組に個々に対応されて対応
するアーム組の搬送アーム40の一方を他方の搬送アー
ム40に向けて付勢する一対の付勢機構44と、両アー
ムホルダ42をX方向へ同期して移動させる第2の駆動
機構46と、アームホルダ42に個々に対応されて対応
するアームホルダ42をY方向へ移動させる一対の第1
の駆動機構48とを含む。
【0028】各搬送アーム40は、主体部50のX方向
における両端から基板12の搬送路の側に突出する2つ
の突出部52を有している。各突出部52の先端には、
対応する搬送アームと共にアーム組を形成している相手
の搬送アーム40と共同して基板12を挟持する挟持部
として作用する弾性体54が備えられている。弾性体5
4は、シリコーンゴムのようなゴムにより板の形に造ら
れており、また突出部52の先端面に接着されている。
【0029】アームホルダ42は、基板12の搬送路を
間にして平行に伸びており、また対応する第2の駆動機
構46に組み付けられている。
【0030】各付勢機構44は、アームホルダ42の端
部に組み付けられた第1のベース56と、X方向に間隔
をおいてY方向へ平行に伸びる一対にガイドレール58
と、ガイドレール58にY方向に移動可能に配置された
第2のベース60と、第2のベース60を第1のベース
56に対し基板12の搬送路の側に付勢する複数の弾性
体62とを含む。
【0031】第1及び第2のベース56及び60は、コ
字状の形状を有しており、またそれぞれコ字状の開放部
を基板12の搬送路側及びアームホルダ42側に向けて
いる。ガイドレール58は第1のベース56に備えられ
ている。弾性体62は、図示の例では第1及び第2のベ
ース50及び60にかけられ引っ張りコイルばねである
が、圧縮コイルばねのような他の弾性体であってもよ
い。
【0032】各アーム組の両搬送アーム40のうち、一
方はZ方向に伸びる組み付けピン64により対応する付
勢機構44の第2のベース60に枢軸的に結合されてお
り、他方は同種の組み付けピン64により対応するアー
ムホルダ42の端部に枢軸的に結合されている。
【0033】各第2の駆動機構48は、X方向へ移動さ
れるように第1の駆動機構46に組み付けられたベース
66と、Y方向へ伸びる軸線の周りに回転可能にベース
66に支持されたねじ棒68と、ねじ棒68を回転させ
るようにベース66に支持された駆動源70と、ねじ棒
68に螺合された移動体72とを含む。
【0034】図示の例では、ねじ棒68はリードスクリ
ューであり、駆動源70は逆転可能の電動機であり、移
動体72はリードナットを備えている。アームホルダ4
2は、その長手方向における中央において移動体72に
組み付けられている。移動体72は、ベース66に備え
られた一対のガイド74により、移動方向をY方向に規
制されている。
【0035】両第2の駆動機構48の駆動源は、同期し
て同方向へ同量回転される。ねじ棒68が駆動源70に
より正転されると、移動体72が基板12の搬送路側へ
移動され、ねじ棒68が駆動源70により逆転される
と、移動体72が基板12の搬送からから離れる側へ移
動される。これにより、アームホルダ42が相寄り相離
れる方向(Y方向)へ同期して移動され、各アーム組の
搬送アーム40が相寄り相離れる方向へ同期して移動さ
れる。
【0036】第1の駆動機構46は、図示しない駆動源
によりX方向へ同期して移動される一対の移動体すなわ
ち支持アーム76を含む。支持アーム76がX方向へ移
動されると、第2の駆動機構48、搬送アーム42、付
勢機構44等を介して搬送アーム40がX方向へ移動さ
れる。
【0037】第1の駆動機構46は、一対の支持アーム
76を用いる駆動機構の代わりに、互いに同期して同方
向へ同量伸縮される一対のシリンダ機構を備える駆動機
構のような他の適宜な駆動機構を用いてもよい。この場
合、シリンダ機構を備える駆動機構を用いる場合、アー
ムホルダ42はシリンダ機構によりX方向へ移動され
る。
【0038】次に、搬送装置10の動作を説明する。
【0039】搬送装置10による搬送に先立って、ロー
ド用ステージ14は、アーム組を形成している搬送アー
ム40が対応する第2の駆動機構48により互いに離さ
れ、しかも各芯出し具24がその板状ブロックに基板1
2を受けるように外方へ移動された状態で、基板12を
受け、次いで各芯出し具24を前記半径方向中央側に移
動させる。これにより、基板12の芯出し(プリアライ
メント)が行われる。
【0040】アンロード用ステージ上の検査済みの基板
は、カセットのような適宜な箇所に移されている。検査
用ステージ16上の基板12は、ワークテーブル26に
吸着されている。ロード用ステージ及びアンロード用ス
テージへの基板12の受け渡しは、ロボット又は人手に
より行うことができる。
【0041】ロード用ステージ14上の基板12及び検
査用ステージ16上の基板12を搬送装置10に受ける
とき、先ず、各アーム組の搬送アーム40が互いに離さ
れた状態で、一方及び他方のアーム組がそれぞれX方向
におけるロード用ステージ14及び検査用ステージ16
の位置となるように、全ての搬送アーム40が第1の駆
動機構46によりX方向へ移動される。
【0042】次いで、図3に示すように、ロード用ステ
ージ14、検査用ステージ16及びアンロード用ステー
ジの基板を受ける箇所の高さが搬送装置10による基板
搬送高さとなるようにそれぞれのステージの駆動機構に
より調整されかつ検査用ステージ16上の基板12の吸
着が解除された状態で、両アーム組の搬送アーム40が
第2の駆動機構48により相寄る方向へ移動される。
【0043】このとき、ロード用ステージの側の各搬送
アーム40はワークテーブル20の上を移動することに
より、また検査用ステージ側の各搬送アーム40の突出
部52の一部及び弾性体54はワークテーブル26に形
成された凹所78に受け入れられる。
【0044】各組の両搬送アーム40は、基板12を挟
持すべく相寄る方向へ前進されると、図4に示すように
弾性体54を基板12の対向する端縁部に当接させ、搬
送アーム40のさらなる前進により弾性変形する。これ
により、ロード用ステージ14上の未検査の基板12が
一方の組の搬送アーム40により挟持され、検査用ステ
ージ16上の検査済みの基板12が他方の組の搬送アー
ム40に挟持される。
【0045】各組の搬送アーム40は、たとえ一方の弾
性体54が基板12に先に接触するように、Y方向にお
ける各弾性体54の位置が基板12の端縁部に対して不
揃いであっても、搬送アーム40の前進にともなって組
み付けピン64の周りに角度的に回転して、両弾性体5
4が基板12に接触する。これにより、基板12は、そ
の対向する端縁部をX方向に間隔をおいた2組の弾性体
54により挟持されることと相まって、各組の両搬送ア
ーム40に確実に挟持される。
【0046】また、各組の一方の搬送アーム40は、そ
の弾性体54が基板12に接触した後、付勢機構44の
弾性体62の力に抗して変位する。これにより、弾性体
54の弾性変形の反力のみならず、付勢機構44の付勢
力もが基板12を挟持する力として基板12に作用する
から、基板12は各組の両搬送アーム40により適正な
圧力で確実に挟持される。
【0047】各基板12が搬送アーム40に挟持される
と、各ステージのワークテーブルが下げられ、その状態
で一方の組の搬送アーム40に挟持された基板12が検
査用ステージの上方に位置し、他方の組の搬送アーム4
0に挟持された基板12がアンロード用ステージの上方
となるように、搬送アーム40、アームホルダ42、付
勢機構44及び第2の駆動機構48が第1の駆動機構4
6によりX方向へ移動される。
【0048】次いで、各ステージの基板を受ける箇所の
高さが搬送装置10による基板搬送高さとなるように、
各ステージのワークステージが対応する駆動機構により
上昇された後、両アーム組の搬送アーム40が第2の駆
動機構48により相離れる方向へ移動される。これによ
り、未検査の基板12が検査用ステージに受けられ、検
査済みの基板12がアンロード用ステージに受けられ
る。
【0049】次いで、検査用ステージ16上の基板12
がワークテーブル26に吸着され、検査用ステージ16
のワークテーブル26が所定の高さに調整され、その状
態で検査用ステージ16上の基板12の検査が行われ
る。
【0050】基板の検査の間、搬送アーム40を、X方
向における所定の位置に待機させていてもよいし、次の
基板の受け渡しのために上記と逆の方向へ移動させても
よい。また、検査済みの基板をアンロード用ステージか
ら除去する作業と、新たな基板をロード用ステージに配
置する作業とを基板の検査の間に行ってもよい。
【0051】基板12を挟持して搬送する間、各組の弾
性体54は、対応する基板12が搬送アーム40に対し
て滑ることを防ぐ。このため、基板12を各組の両搬送
アーム40で共同して挟持するにもかかわらず、基板1
2がその搬送途中において搬送アーム40から滑り落ち
ことを防止することができる。
【0052】搬送装置10が基板12を水平の姿勢で挟
持し搬送する場合、各アーム組の搬送アーム40は、図
6(A)に示すように、基板12を水平に挟持し、その
状態で搬送する。
【0053】しかし、搬送装置10が基板12を斜めの
姿勢で挟持し搬送する場合、各アーム組の搬送アーム4
0は、図6(B)に示すように、基板12を斜め上下に
挟持し、その状態で搬送する。また、搬送装置10が基
板12を立てた姿勢で挟持し搬送する場合、各アーム組
の搬送アーム40は、図6(C)に示すように、基板1
2を上下に挟持し、その状態で搬送する。
【0054】各弾性体54は、図6に示すように、基板
12の端縁部を受け入れる凹所80を対向する端面側に
有することが好ましい。凹所80は、図示の例では大き
な曲率半径で弾性体54の厚さ方向に伸びる弧状の断面
形状を有しているが、基板12の端縁部が当接する限
り、V字状、U字状等の他の断面形状を有していてもよ
い。
【0055】そのような凹所80を有する弾性体54を
用いれば、基板12の端縁部を凹所80に受け入れるこ
とにより、基板12が搬送アーム40に確実に挟持され
るから、基板12がその搬送途中において搬送アーム4
0から滑り落ちことがより確実に防止される。
【0056】搬送アーム40からの基板12の落下をよ
り確実に防止するためには、図7に示すように、各搬送
アーム40の各突出部52の先端に1以上の突起82を
形成してもよい。この場合、弾性体54は、凹所80を
有していてもよいし、有していなくてもよい。図7の
(A),(B)及び(C)は、それぞれ、基板12を水
平の姿勢、斜めの姿勢及び立てた姿勢で搬送する例を示
している。
【0057】本発明は、液晶を封入した液晶表示パネル
のみならず、EL表示パネル、それらの表示パネルに用
いるガラス基板等、複数の電極を有する他の表示用基板
の検査に用いる搬送装置にも適用することができる。
【0058】本発明は、上記実施例に限定されず、その
趣旨を逸脱しない限り、種々変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送装置の一実施例を示す平面図
である。
【図2】図1における2−2線に沿って得た断面図であ
る。
【図3】図1における3−3線に沿って得た断面図であ
る。
【図4】表示用基板は搬送アームにより挟持した状態を
示す、図3と同様に断面図である。
【図5】表示用基板の搬送路に対して一方側に位置する
搬送装置の各要素を拡大した平面図である。
【図6】搬送アームの弾性体の他の実施例を示す図であ
って、(A)、(B)及び(C)はそれぞれ表示用基板
を、水平の、斜めの及び立てた姿勢で挟持して搬送する
状態を示す図である。
【図7】搬送アームの突出部の他の実施例を示す図であ
って、(A)、(B)及び(C)はそれぞれ表示用基板
を、水平の、斜めの及び立てた姿勢で挟持して搬送する
状態を示す図である。
【符号の説明】
10 搬送装置 12 表示用基板 14 ロード用ステージ 16 検査用ステージ 40 搬送アーム 42 アームホルダ 44 付勢機構 46 第1の駆動機構 48 第2の駆動機構 52 搬送アームの突出部 54 搬送アームの弾性体 56,60 付勢機構のベース 58 付勢機構のガイド 62 付勢機構の弾性体 64 組み付けピン 66 第2の駆動機構のベース 68 第2の駆動機構のねじ棒 70 第2の駆動機構の駆動源 72 第2の駆動機構の移動体 74 第2の駆動機構のガイド 76 第1の駆動機構のアーム 80 弾性体の凹所 82 突出部の突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G02F 1/13 101 G02F 1/13 101 (72)発明者 藤原 慎治 東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目6番8号 株式会社日本マイクロニクス内 (72)発明者 植木 勲 東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目6番8号 株式会社日本マイクロニクス内 Fターム(参考) 2H088 FA17 FA30 HA01 MA16 3C007 AS24 DS06 ES03 ET08 EU01 EU18 EV10 EV14 EV18 EV21 EV22 EV24 HT20 NS13 5F031 CA05 FA15 GA10 GA13 GA14 GA15 GA47 GA48 HA24 HA26 KA11 MA33 5G435 AA17 BB05 BB12 EE33 KK05 KK10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示用基板を第1の方向に搬送する装置
    であって、前記第1の方向と交差する第2の方向に間隔
    をおいた少なくとも一対の搬送アームであってそれぞれ
    が表示用基板の対向する端縁部を共同して挟持する部分
    に弾性体を備える搬送アームと、該搬送アームを前記第
    1の方向へ同期して移動させると共に前記搬送アームを
    相寄り相離れる方向へ相対的に移動させる駆動装置とを
    含む、表示用基板の搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動装置は、前記搬送アームを個々
    に支持する一対のアームホルダと、前記搬送アームを前
    記第1の方向へ同期して移動させるべく両アームホルダ
    を変位させる第1の駆動機構と、前記搬送アームを前記
    第2の方向へ同期して移動させるべく両アームホルダを
    相対的に変位させる第2の駆動機構とを含む、請求項1
    に記載の搬送装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記搬送アームから前記第1の
    方向に間隔をおいて前記アームホルダに個々に支持され
    た一対の第2の搬送アームであってそれぞれが表示用基
    板の対向する端縁部を共同して挟持する部分に弾性体を
    備える第2の搬送アームを含む、請求項2に記載の搬送
    装置。
  4. 【請求項4】 対をなす搬送アームの一方は、当該搬送
    アームを他方の搬送アームに向けて付勢する付勢機構を
    介して前記アームホルダに装着されている、請求項1,
    2又は3に記載の搬送装置。
  5. 【請求項5】 各搬送アームは前記第2の方向に間隔を
    おいた複数の箇所のそれぞれに表示用基板を挟持する弾
    性体を有しており、対をなす搬送アームの一方は前記第
    1及び第2の方向と交差する第3の方向に伸びる軸線の
    周りに角度的に回転可能に前記付勢機構に連結されてお
    り、対をなす搬送アームの他方は前記第3の方向に伸び
    る軸線の周りに角度的に回転可能に前記アームホルダに
    連結されている、請求項4に記載の搬送装置。
  6. 【請求項6】 各弾性体は、表示用基板の端縁部を受け
    入れる凹所を対向する端面側に有する、請求項1から5
    のいずれか1項に記載の搬送装置。
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