JP2002367871A - 半導体ウエハ、半導体ウエハの識別方法及び該方法を用いた半導体ウエハ識別装置 - Google Patents

半導体ウエハ、半導体ウエハの識別方法及び該方法を用いた半導体ウエハ識別装置

Info

Publication number
JP2002367871A
JP2002367871A JP2001169340A JP2001169340A JP2002367871A JP 2002367871 A JP2002367871 A JP 2002367871A JP 2001169340 A JP2001169340 A JP 2001169340A JP 2001169340 A JP2001169340 A JP 2001169340A JP 2002367871 A JP2002367871 A JP 2002367871A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor wafer
light
wafer
identification
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001169340A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002367871A5 (ja
Inventor
Motoji Tanaka
基司 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidek Co Ltd
Original Assignee
Nidek Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidek Co Ltd filed Critical Nidek Co Ltd
Priority to JP2001169340A priority Critical patent/JP2002367871A/ja
Publication of JP2002367871A publication Critical patent/JP2002367871A/ja
Publication of JP2002367871A5 publication Critical patent/JP2002367871A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウエハの表面処理を行ってもその識別
率を向上できる半導体ウエハ、半導体ウエハの識別方法
及び該方法を用いた半導体ウエハ識別装置を提供する。 【解決手段】 半導体ウエハ中心を中心として回転した
ときの予め定められた複数の回転角度に関係付けられて
円周に形成された識別マークを有する半導体ウエハを用
い、この半導体ウエハを回転させながらウエハの円周に
照明光を照射し、その反射光を受光してその反射光量の
増減により識別マークの有無を検知することにより半導
体ウエハの識別を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェハ識別用の識
別子を有する半導体ウエハ、該半導体ウエハの識別子を
読み取るための半導体ウエハの識別方法、及び該識別方
法を用いた半導体ウエハ識別装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、半導体ウエハには個々を識別するた
めの識別子(ID番号)がウエハ表面又は裏面に付され
ている。識別子は英数文字やバーコード等をレーザ光に
て半導体ウエハに刻印することにより付されている。こ
の識別子を識別子読取装置等にて読み取ることにより、
半導体ウエハ個々の識別が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導体
ウエハの表面又は裏面に付される識別子は、その後の半
導体ウエハへの処理工程(例えばCMP処理等)によっ
て刻印の輪郭形状が不明瞭となってしまい、画像処理に
よる読み取りでは正確な識別が困難になっている。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
半導体ウエハの表面処理を行ってもその識別率を向上で
きる半導体ウエハ、及び半導体ウエハ識別装置を提供す
ることを技術課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とす
る。
【0006】(1) 半導体ウェハ円周に形成された識
別子であって,ウエハ中心を中心として回転したときの
予め定められた複数の回転角度に関係付けられて形成さ
れた識別マークからなるウェハ識別用の識別子と、前記
識別マークの回転角度の基準とするためにウェハ円周に
形成された基準マークと、を備えることを特徴とする半
導体ウエハ。
【0007】(2) (1)の半導体ウエハにおいて、
前記識別マーク及び基準マークが形成されるウェハ円周
とは、ウエハの側面部分であることを特徴とする。
【0008】(3) (1)の基準マークは、ウエハの
位置出し基準となるオリフラ又はノッチとしたことを特
徴とする。
【0009】(4) (1)の半導体ウエハにおいて、
前記識別子は前記基準マークに対する所定の回転角度に
おける前記識別マークの有無の組み合わせによって構成
されることを特徴とする。
【0010】(5) (1)〜(4)の何れかの半導体
ウエハが有する識別子の認識を行う半導体ウエハ識別装
置であって、前記識別マークを検出するための検出光を
投光する光源とその検出光を受光する受光素子とを持つ
第1検出ユニットと、前記基準マークを検出するための
検出光を投光する光源とその検出光を受光する受光素子
とを持つ第2検出ユニットと、ウエハ中心を中心として
ウエハ又は前記第1及び第2検出ユニットを相対的に回
転する回転手段と、該回転手段の回転情報と前記第1及
び第2検出ユニットが持つそれぞれの受光素子からの出
力信号とに基づいてウェハの識別情報を認識する認識手
段と、を備えることを特徴とする。
【0011】(6) (5)の半導体ウエハ識別装置に
おいて、前記認識手段は前記識別マークの所定の回転角
度における形成の有無の組み合わせによって半導体ウエ
ハの識別情報を認識することを特徴とする。
【0012】(7) (5)の半導体ウエハ識別装置に
おいて、前記第1検出ユニットの光源又は受光素子の少
なくとも一方を前記第2検出ユニットの光源又は受光素
子と共用したことを特徴とする。
【0013】(8) 半導体ウエハ中心を中心として回
転したときの予め定められた複数の回転角度に関係付け
られて形成された識別マークに照明光を照射し、その反
射光を受光してその反射光量の増減により識別マークの
有無を検知することにより半導体ウエハの識別を行うこ
とを特徴とする。
【0014】(9) (8)の半導体ウエハの識別方法
において、前記半導体ウエハの回転動作時に前記照明光
を照射して前記識別マークの有無を検知することを特徴
とする。
【0015】(10) (1)〜(4)の何れかの半導
体ウエハが有する識別子の認識を行う半導体ウエハ識別
ユニットであって、前記識別マークを検出するための検
出光を投光する光源とその検出光を受光する受光素子と
を持つ第1検出ユニットと、前記基準マークを検出する
ための検出光を投光する光源とその検出光を受光する受
光素子とを持つ第2検出ユニットと、半導体ウエハの回
転角度情報を取得する回転角度取得手段と、該回転角度
取得手段によって得られる回転角度情報と前記第1及び
第2検出ユニットが持つそれぞれの受光素子からの出力
信号とを外部へ出力する出力手段と、を備えることを特
徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、本発明に係る半導体ウエハ
を説明する。図1(a)は本実施の形態の半導体ウエハ
100を上方から見たときの図、図1(b)は半導体ウ
エハ100の側面を示した図である。
【0017】半導体ウエハ100には、ウエハ個々の識
別情報となる識別子を構成する識別マーク102(図1
では102a,102b,102d,102f,102
g)がその円周上の所定位置に複数個付されている。こ
の識別マーク102はレーザ光等によって半導体ウエハ
上に線状刻印されることによって形成されている。な
お、個々の識別マーク102を形成するウエハの円周
は、半導体ウエハの側面部分(表面又は裏面から延びる
傾斜部分を含む端面)の他、半導体ウエハ表面上のチッ
プ形成領域にかからない表面及び裏面の側面部分近傍を
含むものである。本実施形態の半導体ウエハ100で
は、その表面上のチップ形成領域にかからない表面部分
から側面上部に渡って個々の識別マーク102が形成さ
れている。101は半導体ウエハを搬送又は表面処理等
を行う際の位置出し基準となるノッチである。ノッチ1
01はウェハの円周上で表面から裏面に掛けて窪んだ形
状で形成されている。
【0018】また、識別マーク102は予め刻印予定箇
所103(103a〜103g)に刻印するように決め
られている。この各刻印予定箇所103は、ウェハ中心
105を回転中心として回転したときに、ノッチ101
を基準とした所定の回転角度にあたる円周部分である。
本実施の形態では、ノッチ101に対して回転角度45
°の位置に刻印予定箇所103aを設け、以降45°間
隔にて刻印予定箇103b〜103gを設けている。
【0019】この各刻印予定箇所103に識別マーク1
02を適宜形成させることにより、半導体ウエハ100
の識別子(ID番号)として構成される。更に詳しく述
べると、刻印予定箇所103a〜103gにおいて、識
別マーク102を形成する箇所と形成させない箇所とを
設け、ウェハ100の回転角度と関係付けられた各識別
マーク102の組み合わせの違いにより半導体ウエハ1
00の個々の識別情報となるようにしている。図1に示
した半導体ウエハ100においては、刻印予定箇所10
3a〜103gのうち、刻印予定箇所103c,103
eを除いた箇所に識別マーク102a,102b,10
2d,102f,102gを形成している。
【0020】次に、上記の半導体ウエハ100が有する
識別子を読み取る半導体ウエハ識別装置について説明す
る。図2は本実施の形態で使用する半導体ウエハ識別装
置の外観を示した図である。
【0021】1は半導体ウエハ識別装置本体である。2
a、2bは多数枚の半導体ウエハ100を収納するキャ
リヤ20a、20bを載置するキャリヤ載置台である。
このキャリヤ載置台2a、2bは本体内部の図示なきロ
ーダ機構により上下動し、キャリヤ20a、20b内の
スロットに1枚ずつ収納されたウエハ100がエアピン
セット3で取り出され、または収納される。
【0022】エアピンセット3はその腕の両側に形成さ
れた略U字型の吸着部3aでウエハ100を吸着保持
し、駆動路4にしたがって図中のA方向、B方向に移動
可能である。吸着部3aには小孔が設けられており、こ
の小孔はエアピンセット3内部を通って真空チューブ、
電磁弁等を経て図示無き吸引装置につながっている。こ
の吸引装置を作動することによりウエハ100を吸着保
持する。
【0023】5はウエハ識別用ステージであり、ステー
ジ5下部に設置されるパルスモータ10(図4参照)に
より回転をするようになっている。また、パルスモータ
等からなるステージ上下動機構32(図4参照)によっ
てステージ5を上下動させることが可能である。このス
テージ5にも吸着部3aと同様の機能を持つ小孔が設け
られており、これによってウエハ100を吸着保持す
る。
【0024】6はウエハ100が持つノッチ101、及
びウエハ100上に形成された識別マーク102を検出
する検出部である。図3は検出部6の詳細を示す図であ
る。検出部6は、ノッチ101を検出するための検出光
を投光するLED7a及びその検出光を受光する受光素
子7bを備えるノッチ検出部7と、識別子102を検出
するための検出光を投光するLED8a及びその検出光
を受光する受光素子8bを備える識別マーク検出部8か
ら構成される。
【0025】LED7aはウエハ100の表面上方から
ノッチ101に向けて検出光を投光する位置に配置され
ており、受光素子7bはウエハ100の裏面下方で検出
光を受光する位置に配置されている。一方、LED8a
はウエハ100がステージ5に載置された際にその側面
を含めた円周部分に検出光が投光される位置に配置され
ている。また、受光素子8bはウエハ100の側面で反
射されるLED8aからの検出光を受光可能な位置に設
置されている。
【0026】以上のような構成の装置において、その動
作を図4の制御系ブロック構成図、図7の識別方法の手
順を示すフローチャートを使用して説明する。
【0027】制御回路30はエアピンセット移動機構3
1を駆動させて、エアピンセット3をキャリヤ20a内
の最下段(又は指定された段)のウエハ100の下に差
し込み、ウエハ100を吸着保持する。その後、エアピ
ンセット移動機構31を駆動させてウエハ100をステ
ージ5上まで搬送する。ステージ5上にウエハ100が
位置すると、制御部30はステージ上下動機構32を作
動させ、ステージ5を上昇してウエハ100を吸着して
受け取る。ウエハ100を吸着すると制御部30はパル
スモータ10を作動させステージ5を回転させる。回転
が始まるとノッチ検出部7によりノッチ101の検出が
行われる。
【0028】LED7aからの検出光により、ウエハ1
00の下方に取り付けた受光素子7bにはウエハエッジ
の影が投影される。ウエハ100の回転に従ってノッチ
101が受光素子7b上に位置すると、受光素子7bに
投影されるウエハエッジの影が変化する。制御部30は
受光素子7bからの出力信号の変化からノッチ101が
受光素子7bの位置に来たことを検出し、このときのパ
ルスモータ10の回転パルス数を回転基準としてリセッ
トする(又は、その位置情報をイニシャライズが行われ
たパルスモータ10の回転パルス数としてメモリ34に
記憶する)。
【0029】なお、受光素子7bをラインセンサとする
ことにより、そのセンサ上に映る影の変化によってステ
ージ5に置かれたウエハ100の偏心の有無を検出する
こともできる。偏心が検出された場合には、制御部30
はステージ5,エアピンセット3を駆動させることによ
り、ステージ5上のウエハ100の位置を置き換えてウ
エハ100の中心とステージ5の中心を合せ、偏心をな
くす。その後再びノッチ101の位置を検出する。
【0030】次に制御部30は、ウエハ100の識別情
報となる識別マーク102a〜102gの検出を行う。
メモリ33には予めノッチ101の位置を基準とした刻
印予定箇所103a〜103gの位置情報(ノッチ10
1から識別マーク102a〜102gまでの各回転角度
に対するパルスモータ10のパルス数)が記憶されてい
る。
【0031】制御部30は引き続きパルスモータ10を
駆動させ、ステージ5を回転させるとともに受光素子8
bにて受光する光量の変化を逐次モニタする。刻印予定
箇所103a〜103gのうち、実際に識別マーク10
2が形成されている箇所は、線状の刻印によってLED
8aからの照明光の反射角度が変化するため、図5に示
すように受光素子8bにて受光する光量に変化(増加/
減少)が生じることとなる。図5においてY軸は光量、
X軸はウエハ100上の反射光検出箇所を示している。
【0032】制御部30はノッチ101の位置から所定
量回転したときに得られる受光素子8bからの光量の変
化情報と、メモリ33に記憶してある各刻印予定箇所1
03a〜103gの位置情報とを比較する。各刻印予定
箇所103a〜103gの位置にて光量の変化が生じて
いる場合には、ここに識別マーク102が形成されてい
るものと認識し、その情報(各刻印予定箇所103a〜
103g上に識別マークが形成されているか否かの情
報)をメモリ34に記憶する。
【0033】このように制御部30は、ウエハ100を
回転させながら受光素子8bに受光される光量の変化を
検出することによって、刻印予定箇所103a〜103
gにおける識別子102a〜102gの形成の有無を検
出し、メモリ34に順次記憶していく。刻印予定箇所1
03a〜103gにおける識別マーク102a〜102
gの検出が終了すると、制御部30は識別部35を使用
してメモリ34に記憶された識別子102a〜102g
の検出の有無情報よりその組み合わせを識別し、ウエハ
100の個々の識別情報を認識することが可能となる。
なお、ウエハ100を回転する代わりに、相対的に検出
部6をウエハ中心を中心にして回転する構成でも良い。
【0034】以上のように本実施の形態では、画像処理
によって識別子の認識を行わないため、例えば、ウェハ
表面側に形成され識別マーク102の輪郭部分がその後
の処理工程等によって不明確となっていても、光量の変
化を検出することができれば各識別マーク102の認識
を行うことが可能である。
【0035】本実施の形態では識別マーク102の回転
角度の基準マークとしてノッチ101を使用している
が、オリフラ(Orientational Flat)が形成されたウ
エハの場合には、そのオリフラを使用できる。また、こ
れらに限るものではなく、刻印予定箇所103の位置を
検出するための基準となるものであればよい。例えば識
別マーク102と異なる光量変化を生じさせるような刻
印をウエハ100の円周上に新たに形成し、これを刻印
予定箇所103の位置を認識させるための基準としても
よい。識別マーク102と異なる光量変化を生じさせる
ような刻印とは、識別子102より十分幅の広い刻印を
行い、識別マーク102とは光量変化の幅を異なるよう
にする等、が考えられる。あるいは、識別マーク102
と同じ線状の刻印であっても、例えば、識別子とするマ
ーク102が少なくともウェハの半周の範囲には形成し
ないものとしておけば、ウェハが180°回転したとき
に最初に検知されたマークを基準とすることができる。
この場合には識別マーク検出部8のみによって基準マー
クをも検出できる。
【0036】さらに、本実施の形態おいて刻印予定箇所
103はノッチ101の位置に対して45°毎に合計7
ヶ所設けているが、これに限るものではなく、扱う半導
体ウエハの数等に応じて刻印予定箇所103の数を増減
してもよい。また、刻印予定箇所103は必ずしも等間
隔にて置かれる必要はなく、ウエハ100上の基準位置
(基準マーク)から予め決定された回転角度や距離に置
かれていればよい。予め決定された回転角度や距離に置
かれる刻印予定位置103は、基準位置からのパルスモ
ータのパルス数によって検知することが可能である。
【0037】さらにまた、本実施の形態では半導体ウエ
ハの表面円周上から側面部に渡って識別マーク102を
形成するものとしているが、これにかぎるものではな
く、ウエハ100の側面部(端面)のみ、裏面側の円周
部分等、半導体ウエハにおけるのチップ形成領域の妨げ
とならない場所であればよい。
【0038】また、本実施の形態ではノッチ101の検
出に使用する検出部7と識別マーク102の検出に使用
する検出部8とを別々に設けているがこれに限るもので
はない。図6に示すように受光素子7b,8bは別々と
し、LED9をノッチ101,識別マーク102に検出
光を投光する光源として共用することもできる。この場
合には従来のノッチ検出部に受光素子8bを追加するこ
とにより低コスト、簡単な構成で本発明を適用できるこ
ととなる。また、外部からの散乱光が受光素子に入り易
い場合、LEDや受光素子の直前にスリットを設置し、
識別マーク102の検出に不必要な光束を検出しないよ
うな光学系を形成することもできる。
【0039】また、本実施の形態ではウエハ100の円
周上の所定位置に一つの刻印からなる識別マーク102
を設けているが、バーコードのように英数字を表すよう
な刻印を各刻印予定箇所に形成することもできる。例え
ば、図8に示すようにウエハ100上の刻印予定位置1
03a〜103gの各々に複数の刻印の組み合わせから
なる識別マーク102a′〜102g′を設けておけば
よい。
【0040】ここでは識別マーク102′の詳細を識別
マーク102a′の刻印形成状態を例にとって説明す
る。識別マーク102a′は複数の刻印からなってお
り、ノッチ101から所定の回転角度に形成され、識別
マークの検出基準となる基準刻印104aが初めに形成
されている。この基準刻印104aから所定間隔(パル
スモータで数パルス毎)に、刻印106aを形成するた
めの位置105aが8ヶ所設けられている。
【0041】識別マーク102a′では、この位置10
5aの1番目,2番目と6番目の所に刻印106aが形
成されている。このように位置105a(8ヶ所)に3
つの刻印106aを形成し、その形成位置を種々変える
ことにより、英数字を表せるようにしている。
【0042】このような識別マーク102a′〜102
g′を使用することにより、ウエハ100に形成させる
識別情報のバリエーションをさらに増やせることとな
る。
【0043】また、本実施の形態で示すように簡単な構
成で半導体ウエハの識別を行うことができるため、識別
マークを検知するための構成部分のみをユニットとして
扱い、既存の半導体ウエハ製造装置、搬送装置や検査装
置等に簡単に組み込むことが可能である。
【0044】この場合にはノッチ等を検出するための光
学系(光源及び受光素子等)と、識別マークを検出する
ための光学系(光源及び受光素子等)からなる光量検出
手段と、既存の半導体ウエハ識別装置に設けられている
ステージを回転させるための回転手段(パルスモータや
エンコーダ付きのDCモータ等)からの回転角度情報を
取得するための回転角度検知手段(例えばCPU、カウ
ンタ回路、フォトカプラー等)と、得られた情報(回転
角度や光量変化等)を半導体ウエハ識別するためのパソ
コンに送信する出力手段(例えばRS232C、LAN
等)とが設けられた識別子検出ユニットを用意すればよ
い。
【0045】このような構成を備える識別子検出ユニッ
トを前述した既存の装置に取り付けることにより、本発
明を適用することが可能となる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、半導体
ウエハの表面又は裏面に種々の処理工程が行われても識
別情報の識別率を向上できる。また、簡単な装置構成に
て半導体ウエハの識別情報を識別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態で使用する半導体ウエハの構成を
示す図である。
【図2】本実施の形態で使用する半導体ウエハ識別装置
の構成を示す図である。
【図3】半導体ウエハ識別装置における検出部の詳細を
示す図である。
【図4】制御系を示すブロック図である。
【図5】回転動作中の半導体ウエハからの反射光量の増
減を示す図である。
【図6】検出部の変容例を示す図である。
【図7】半導体ウエハの識別を行うための動作の流れを
示した図である。
【図8】半導体ウエハ上に形成される識別マークの変容
例を示す図である。
【符号の説明】
1 半導体ウエハ識別装置本体 3 エアピンセット 3a 吸着部 4 駆動路 5 ステージ 6 検出部 100 半導体ウエハ 101 ノッチ 102 識別マーク 103 刻印予定箇所

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェハ円周に形成された識別子で
    あって,ウエハ中心を中心として回転したときの予め定
    められた複数の回転角度に関係付けられて形成された識
    別マークからなるウェハ識別用の識別子と、前記識別マ
    ークの回転角度の基準とするためにウェハ円周に形成さ
    れた基準マークと、を備えることを特徴とする半導体ウ
    エハ。
  2. 【請求項2】 請求項1の半導体ウエハにおいて、前記
    識別マーク及び基準マークが形成されるウェハ円周と
    は、ウエハの側面部分であることを特徴とする半導体ウ
    エハ。
  3. 【請求項3】 請求項1の基準マークは、ウエハの位置
    出し基準となるオリフラ又はノッチとしたことを特徴と
    する半導体ウエハ。
  4. 【請求項4】 請求項1の半導体ウエハにおいて、前記
    識別子は前記基準マークに対する所定の回転角度におけ
    る前記識別マークの有無の組み合わせによって構成され
    ることを特徴とする半導体ウエハ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかの半導体ウエハが
    有する識別子の認識を行う半導体ウエハ識別装置であっ
    て、前記識別マークを検出するための検出光を投光する
    光源とその検出光を受光する受光素子とを持つ第1検出
    ユニットと、前記基準マークを検出するための検出光を
    投光する光源とその検出光を受光する受光素子とを持つ
    第2検出ユニットと、ウエハ中心を中心としてウエハ又
    は前記第1及び第2検出ユニットを相対的に回転する回
    転手段と、該回転手段の回転情報と前記第1及び第2検
    出ユニットが持つそれぞれの受光素子からの出力信号と
    に基づいてウェハの識別情報を認識する認識手段と、を
    備えることを特徴とする半導体ウエハ識別装置。
  6. 【請求項6】 請求項5の半導体ウエハ識別装置におい
    て、前記認識手段は前記識別マークの所定の回転角度に
    おける形成の有無の組み合わせによって半導体ウエハの
    識別情報を認識することを特徴とする半導体ウエハ識別
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項5の半導体ウエハ識別装置におい
    て、前記第1検出ユニットの光源又は受光素子の少なく
    とも一方を前記第2検出ユニットの光源又は受光素子と
    共用したことを特徴とする半導体ウエハ識別装置。
  8. 【請求項8】 半導体ウエハ中心を中心として回転した
    ときの予め定められた複数の回転角度に関係付けられて
    形成された識別マークに照明光を照射し、その反射光を
    受光してその反射光量の増減により識別マークの有無を
    検知することにより半導体ウエハの識別を行うことを特
    徴とする半導体ウエハの識別方法。
  9. 【請求項9】 請求項8の半導体ウエハの識別方法にお
    いて、前記半導体ウエハの回転動作時に前記照明光を照
    射して前記識別マークの有無を検知することを特徴とす
    る半導体ウエハの識別方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜4の何れかの半導体ウエハ
    が有する識別子の認識を行う半導体ウエハ識別ユニット
    であって、前記識別マークを検出するための検出光を投
    光する光源とその検出光を受光する受光素子とを持つ第
    1検出ユニットと、前記基準マークを検出するための検
    出光を投光する光源とその検出光を受光する受光素子と
    を持つ第2検出ユニットと、半導体ウエハの回転角度情
    報を取得する回転角度取得手段と、該回転角度取得手段
    によって得られる回転角度情報と前記第1及び第2検出
    ユニットが持つそれぞれの受光素子からの出力信号とを
    外部へ出力する出力手段と、を備えることを特徴とする
    半導体ウエハ識別ユニット。
JP2001169340A 2001-06-05 2001-06-05 半導体ウエハ、半導体ウエハの識別方法及び該方法を用いた半導体ウエハ識別装置 Withdrawn JP2002367871A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001169340A JP2002367871A (ja) 2001-06-05 2001-06-05 半導体ウエハ、半導体ウエハの識別方法及び該方法を用いた半導体ウエハ識別装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001169340A JP2002367871A (ja) 2001-06-05 2001-06-05 半導体ウエハ、半導体ウエハの識別方法及び該方法を用いた半導体ウエハ識別装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002367871A true JP2002367871A (ja) 2002-12-20
JP2002367871A5 JP2002367871A5 (ja) 2006-04-13

Family

ID=19011429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001169340A Withdrawn JP2002367871A (ja) 2001-06-05 2001-06-05 半導体ウエハ、半導体ウエハの識別方法及び該方法を用いた半導体ウエハ識別装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002367871A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100577596B1 (ko) * 2003-04-25 2006-05-10 세이코 엡슨 가부시키가이샤 액체방울 토출 장치 및 액체방울 토출 방법
JP2006527922A (ja) * 2003-06-19 2006-12-07 ブルックス オートメーション インコーポレイテッド エッジをベースにした識別機能を有する半導体ウエハ
JP2009194323A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Fujitsu Microelectronics Ltd 半導体ウエハとその識別方法
JP2021027058A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 株式会社ディスコ 加工装置
US20210351050A1 (en) * 2020-05-05 2021-11-11 Applied Materials, Inc. Front surface and back surface orientation detection of transparent substrate

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100577596B1 (ko) * 2003-04-25 2006-05-10 세이코 엡슨 가부시키가이샤 액체방울 토출 장치 및 액체방울 토출 방법
JP2006527922A (ja) * 2003-06-19 2006-12-07 ブルックス オートメーション インコーポレイテッド エッジをベースにした識別機能を有する半導体ウエハ
JP2009194323A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Fujitsu Microelectronics Ltd 半導体ウエハとその識別方法
JP2021027058A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 株式会社ディスコ 加工装置
JP7242144B2 (ja) 2019-07-31 2023-03-20 株式会社ディスコ 加工装置
US20210351050A1 (en) * 2020-05-05 2021-11-11 Applied Materials, Inc. Front surface and back surface orientation detection of transparent substrate
WO2021226280A1 (en) * 2020-05-05 2021-11-11 Applied Materials, Inc. Front surface and back surface orientation detection of transparent substrate
US11728191B2 (en) 2020-05-05 2023-08-15 Applied Materials, Inc. Front surface and back surface orientation detection of transparent substrate

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5511934A (en) Noncentering specimen prealigner having improved specimen edge detection and tracking
JP4578173B2 (ja) 閉じたウェハカセットの内部に配置されたウェハのマッピングのための方法および装置
US4700078A (en) Method and apparatus for detecting tire information mark
US5513948A (en) Universal specimen prealigner
US11637028B2 (en) Method and apparatus for use in wafer processing
JP2007157897A (ja) 半導体ウエハの位置決定方法およびこれを用いた装置
US11295975B2 (en) Method and apparatus for substrate alignment
EP3264181B1 (en) Substrate pre-alignment method
TWI620039B (zh) 位置判斷裝置、位置判斷方法、微影設備及用於製造物件的方法
TW201611174A (zh) 晶圓之位置檢測裝置、晶圓之位置檢測方法及記憶媒體
JP2002367871A (ja) 半導体ウエハ、半導体ウエハの識別方法及び該方法を用いた半導体ウエハ識別装置
US6866200B2 (en) Semiconductor device identification apparatus
JP2873410B2 (ja) 被試料体の記号・文字識別装置
WO2015145864A1 (ja) 位置ずれ検出方法、位置ずれ検出装置、描画装置および基板検査装置
JP2005268530A (ja) 半導体ウエハのアライメント装置
CN108614392A (zh) 平版印刷装置、物品的制造方法以及测量装置
JPH08124994A (ja) ペレット分類装置
JP2002246446A (ja) ウェハアライメント装置
JP4102101B2 (ja) 撮像ユニット
JP2019174262A (ja) 貼り合せ基板の測定方法および加工方法並びにそれらに用いる装置
JP2001356006A (ja) 電子部品実装用装置における認識マークの画像認識方法
CN113809208B (zh) 激光剥离装置及激光剥离方法
JP6033965B2 (ja) ピックアップ装置
JPH0775035B2 (ja) 画像処理によるsmdの極性識別検査装置
JP2001217599A (ja) 表面実装部品装着機および表面実装部品装着機における電子部品検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060228

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091124

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20100125